JP5463910B2 - テトラフルオロエチレン/ヘキサフルオロプロピレン共重合体の製造方法 - Google Patents

テトラフルオロエチレン/ヘキサフルオロプロピレン共重合体の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、テトラフルオロエチレン/ヘキサフルオロプロピレン共重合体の製造方法に関する。
テトラフルオロエチレン〔TFE〕/ヘキサフルオロプロピレン〔HFP〕共重合体〔FEP〕の製造方法において、重合開始剤としてジ(パーフルオロアシル)パーオキサイド等のフッ素系重合開始剤を用いる方法が知られている。しかしながら、フッ素系重合開始剤は、非常に高価であり、製造コストの面で問題があった。
製造コストを低減させる方法として、重合開始剤に炭化水素系パーオキサイドを用いる方法が知られているが、ポリマー収率が低く、得られるポリマーの溶融粘度が低い問題があった。この問題を解決するため、重合開始剤としてジイソプロピルパーオキシジカーボネート〔IPP〕を用いる方法が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。しかし、特許文献1では、重合圧力を0.5〜15kg/cmG(Gはゲージ圧を表す。)と制限している。
また、テトラフルオロエチレン/ヘキサフルオロプロピレン共重合体は電気絶縁体として、特に誘電損失の小さい同軸ケーブル及び他の高周波伝送媒体として使用されており、近年さらなる電気特性の改善(低誘電正接性)が求められてきている。
電気的特性を改善するための方法として、重合反応により得られたポリマーの末端にある−COOH、−COF、−CHOH等の不安定基をフッ素化して−CF等の安定基に変換する方法が提案されている(例えば、特許文献2、特許文献3、特許文献4参照。)。しかしながら、重合開始剤としてIPPを用いて重合させた共重合体をフッ素化する方法は記載されていない。
特開昭54−31492号公報 特開昭60−240713号公報 特開昭62−104822号公報 米国特許第4626587号明細書
本発明の目的は、製造コストを低減することができ、生産効率を向上させることができるテトラフルオロエチレン/ヘキサフルオロプロピレン共重合体の製造方法を提供することであり、さらに共重合体の不安定基をフッ素化することにより電気的特性に優れたテトラフルオロエチレン/ヘキサフルオロプロピレン共重合体を製造することができるテトラフルオロエチレン/ヘキサフルオロプロピレン共重合体の製造方法を提供することである。
本発明は、ジイソプロピルパーオキシジカーボネートの存在下に水性媒体中でテトラフルオロエチレンとヘキサフルオロプロピレンとを重合させる工程(1)と、上記工程(1)により製造されたテトラフルオロエチレン/ヘキサフルオロプロピレン共重合体をフッ素化する工程(2)とを含むことを特徴とするテトラフルオロエチレン/ヘキサフルオロプロピレン共重合体の製造方法である。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の製造方法は、ジイソプロピルパーオキシジカーボネート〔IPP〕の存在下に水性媒体中でテトラフルオロエチレン〔TFE〕とヘキサフルオロプロピレン〔HFP〕とを重合させる工程(1)と、得られたテトラフルオロエチレン/ヘキサフルオロプロピレン共重合体〔FEP〕をフッ素化する工程(2)とを含むものであるので、低コストであり、溶融粘度が好適な範囲にあるFEPを収率良く得ることができる。また、IPPは、ジノルマルプロピルパーオキシジカーボネート〔NPP〕等の他の炭化水素系パーオキサイドと比べて重合速度が大きく、溶融粘度の大きなポリマーを得ることが可能であるという点で有利である。
本発明の製造方法は、さらに、フッ素化する工程(2)を含むものであるので、FEPが有するIPPに由来する−OCOOC基が−CF基に変換し、熱安定性及び電気的特性に非常に優れたFEPを得ることができる。
上記フッ素化は、F、SF、IF、NF、PF、ClF、及び、ClFよりなる群から選択される少なくとも1種のフッ素系ガスと工程(1)により得られたFEPとを接触させることができる。フッ素系ガスは、生産の容易さなどの面からFが好ましい。
上記フッ素化は、工程(1)により得られた含フッ素ポリマーをパウダー状、フレーク状、ペレット状にした後、上記フッ素系ガスと接触させることにより行うことができる。取扱い易さの点では、パウダー状よりもフレーク状、更には、ペレット状の方が好ましい。一方、上記フッ素化は、不安定末端の安定化の効率が向上するという点で、懸濁重合により得られた含フッ素ポリマーをパウダー状のまま、あるいは、フレーク状でフッ素化することが好ましいが、その一方で、フッ素化されたパウダーもしくはフレークを溶融押出しによりペレット化すると、その過程で主鎖の断裂により不安定末端が発生してしまい、ペレット化後の物性や色調が若干劣化するため好ましくない。そのため、ペレット化する前にパウダー状又はフレーク状の含フッ素ポリマーをフッ素化しておき、フッ素化後の含フッ素ポリマーをペレット化した後、再度フッ素化することが好ましい。ただし、性能と生産効率及びコストとのバランスの点から、重合により得られたパウダー状、あるいは、フレーク状の含フッ素ポリマーを溶融押出しによりペレット化した後、フッ素化する事が実用的で好ましい。なお、含フッ素ポリマーは、フッ素化前に充分に乾燥しておくことが好ましい。
上記フッ素ガスは、Fと不活性ガスとの混合ガスであってもよい。この場合、フッ素は全体の1〜50容積%であることが好ましく、取扱いの際の安全性と反応性のバランスから、10〜25容積%がより好ましい。上記不活性ガスとしては特に限定されず、例えば、窒素、アルゴン、ヘリウム等が挙げられる。
上記フッ素化は、連続式、バッチ式の何れの操作も可能である。上記フッ素化は、含フッ素ポリマーの融点未満の温度で実施することが好ましく、通常、100〜250℃で行い、熱効率や設備の耐熱性の点から、130〜200℃の範囲で行う事がより好ましい。上記フッ素化は、通常、10〜24時間行えばよく、フッ素化時の圧力は、設備の耐食性なども考慮し、通常、大気圧程度であるが、圧力を上げることで、反応時間を短縮する事が可能となる。
フッ素系ガスの供給量は、フッ素化の温度、フッ素ガスとの接触時間、懸濁安定剤、付着防止剤の種類と量等によって異なるが、除去すべき懸濁安定剤、付着防止剤等と少なくとも等モル量であることが好ましく、拡散ロスや反応に寄与せず排気される量を考えると過剰量であることがより好ましく、例えば5倍モル量以上であっても良い。
上記IPPは、TFE及びHFPの合計質量に対し、0.005〜5質量%の濃度で存在させることが好ましい。0.005質量%未満である場合、ポリマー収率が低いことがあり、5質量%を超えると、得られるFEPの溶融粘度が低くなりすぎることがある。上記IPP濃度は、TFE及びHFPの合計質量に対し、より好ましい下限が0.05質量%であり、より好ましい上限が1質量%である。
工程(1)は、TFEとHFPとを重合させてFEPを得るものであるが、TFE及びHFP以外の含フッ素モノマー、例えば、パーフルオロ(アルキルビニルエーテル)を重合させてFEPを得るものであってもよい。
上記工程(1)は、テトラフルオロエチレンとヘキサフルオロプロピレンの他に、テトラフルオロエチレン及びヘキサフルオロプロピレンと共重合可能な含フッ素モノマーを重合させるものであることが好ましい。
上記工程(1)は、上記テトラフルオロエチレン及びヘキサフルオロプロピレンと共重合可能な含フッ素モノマーを1種のみ共重合させるものであってもよいし、2種以上共重合させるものであってもよい。
上記テトラフルオロエチレン及びヘキサフルオロプロピレンと共重合可能な含フッ素モノマーは、耐熱性、耐薬品性、耐候性、電気絶縁性、非粘着性に特に優れている点でパーフルオロ(アルキルビニルエーテル)であることが好ましい。
上記パーフルオロ(アルキルビニルエーテル)としては、パーフルオロ(メチルビニルエーテル)、パーフルオロ(エチルビニルエーテル)、パーフルオロ(プロピルビニルエーテル)、パーフルオロ(ブチルビニルエーテル)が挙げられ、特に共重合体の優れた性能を維持したうえで、共重合性を損なわないという点でパーフルオロ(プロピルビニルエーテル)が好ましい。
上記重合は、乳化重合、懸濁重合等のいずれの重合様式であってもよいが、懸濁重合であることが好ましい。
上記水性媒体は、水を含むものであれば特に限定されず、水と、例えば、アルコール、エーテル、ケトン等のフッ素非含有有機溶媒、及び/又は、沸点が40℃以下であるフッ素含有有機溶媒とを含むものであってもよい。例えば、懸濁重合を行うとき、パーフルオロシクロブタン(C318)等のフッ素含有有機溶媒を用いることができる。
上記工程(1)における重合は、重合反応器に、上述の水性媒体、反応モノマー及び必要に応じて他の添加剤を仕込み、反応器の内容物を撹拌し、そして反応器を所定の重合温度に保持し、次にIPPを加え、重合反応を開始することにより行うことができる。重合反応開始後に、反応モノマーを追加してもよい。
上記重合における添加剤としては、例えば、懸濁安定剤が挙げられる。上記懸濁安定剤としては、従来公知のものであれば特に限定されず、メチルセルロース、ポリビニルアルコール等を使用することができる。懸濁安定剤を用いると、重合反応により生成するFEP粒子が水性媒体に安定に分散するので、グラスライニング等の付着防止処理を施していないSUS製の反応槽を使用しても反応槽に付着しにくい。従って、高圧に耐える反応槽を使用することができるので、高圧下での重合が可能となり、生産効率を向上させることができる。これに対し、懸濁安定剤を用いずに重合を行った場合、付着防止処理を施していないSUS製の反応槽を使用すると、懸濁粒子が付着して生産効率が低下するおそれがある。
上記懸濁安定剤としてメチルセルロース又はポリビニルアルコールを用いる場合、
水性媒体に対する濃度は、条件によって適宜調節することができる。
上記重合において、重合温度、重合圧力等の重合条件は、目的とするFEPの分子量、反応スケール等に応じて適宜調節することができる。上記重合温度は、10〜100℃であることが好ましい。
上記重合圧力は、0.1MPaG以上、5MPaG以下、好ましくは0.5MPaG以上、2MPaG以下、より好ましい下限値は1.5MPaGである。上記重合圧力が1.5MPaG以上であると、生産効率を向上させることができる。
本発明の製造方法は、得られるFEPのメルトフローレート〔MFR〕を0.1〜100g/10min、融点を220〜300℃とすることができるので、成形材料として好適に使用可能なFEPを製造できる。上記MFRは、ASTM−D−1238又はJIS−K−7210に準じた測定により得られる値である。上記融点は、セイコー型DSC装置を用い、10℃/分の速度で昇温したときの融解ピークを記録した場合の、極大値に対応する温度である。
本発明の製造方法は、得られるFEPの誘電正接を4×10−4程度とすることができるので、電線被覆材料等に好適なFEPを製造することができる。上記誘電正接は、ペレットより溶融成形した直径2mmの円柱を、関東電子応用開発社製6GHz用空洞共振器にセットし、アジレントテクノロジー社製ネットワークアナライザで測定し、得られた測定結果を、ネットワークアナライザに接続されたPC上の関東電子応用開発社製解析ソフト「CPMA」で解析し、6GHzでの値を誘電正接(tanδ)とするものである。
本発明の製造方法は、製造コストを低減することができるのと同時に、生産効率を向上させることができ、熱安定性及び電気的特性に優れたテトラフルオロエチレン/ヘキサフルオロプロピレン共重合体を得ることができる。
以下に実施例を挙げて本発明を更に詳しく説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるものではない。
実施例及び比較例で用いた評価方法、評価基準は以下の通りである。
(MFR)
ASTM−D−1238又はJIS−K−7210に準じて、KAYNESSメルトインデクサー(形式4002)を用い、7gの樹脂を372±0.5℃に保たれた0.376インチ(内径)シリンダーに投入し、5分間放置して温度が平衡状態に達した後、5000gのピストン荷重のもとで直径0.0825インチ、長さ0.315インチのオリフィスを通して押出して単位時間(通常10〜60秒)に採取される樹脂の質量(g)を測定し、10分間当たりの押出量に換算してMFR(単位:g/10分)とした。
(融点)
セイコー型DSC装置を用い、10℃/分の速度で昇温したときの融解ピークを記録し、極大値に対応する温度を融点とした。
(誘電正接)
FEPの場合、用途に対応した重要な要求特性の一つが誘電正接の値に代表される電気特性である。この誘電正接の値を以下の方法によって測定した。
ペレットより溶融成形した直径2mmの円柱を、関東電子応用開発社製6GHz用空洞共振器にセットし、アジレントテクノロジー社製ネットワークアナライザで測定した。測定結果は、ネットワークアナライザに接続されたPC上の関東電子応用開発社製解析ソフト「CPMA」で解析し、6GHzでの誘電正接(tanδ)を求めた。
従来の重合方法により通常生産されているFEPの誘電正接の値は、フッ素化前で8〜10×10−4程度、完全フッ素化(全ての不安定末端をフッ素化によって安定化)後で4×10−4程度となる。これらの値と比較して、以下の段階に従って評価した。
A:通常生産品の完全フッ素化品並み
B:通常生産品の未フッ素化品並み
C:通常生産品の未フッ素化品よりはるかに悪い
実施例1
内容量1336リットルのジャケット付き撹拌式ガラスライニング製オートクレーブに、脱ミネラル、脱酸素した後、純水360リットルを仕込んだ。攪拌を開始し、内部空間を純窒素で充分置換した後、槽内を真空にし、ヘキサフルオロプロピレン(以下HFP)360kgを仕込んだ。引き続き、パーフルオロ(プロピルビニルエーテル)(以下PPVE)3.5kgを圧入し、槽内温度を反応温度の40℃にし、テトラフルオロエチレン(以下TFE)を1.27MPaGまで圧入した。ここに、開始剤としてジイソプロピルパーオキシジカーボネート(以下IPP)380gと分子量調節剤としてメタノール900gを圧入し、重合を開始した。反応中、系内の圧力を一定に保持するようTFEとHFPの混合モノマー(混合比率 TFE:HFP=86:14モル)を逐次追加し、また同時に、混合モノマーの追加量に応じてPPVEを360gづつ10回に分けて追加圧入した。さらに、IPPの半減期が経過する毎に初期仕込量の半分の量を追加していった。21時間後、TFE、HFP、PPVEを計390kg仕込んだところで反応を終了し、モノマーをパージした。得られたポリマーを分離、洗浄、乾燥することにより白色粉末360kgを得た。
実施例2
実施例1の反応温度を60℃に、TFEの仕込圧力を1.94MPaGに変え、IPPの初期仕込量を50gとした他は実施例1と同様に重合を行い、反応時間3時間で360kgの白色粉末を得た。
比較例1
実施例1のIPPをジ(ω−ハイドロドデカフルオロヘプタノイル)パーオキサイド(以下DHP)に変え、初期仕込量を400gとし、槽内温度を30℃、槽内圧力を0.95MPaGとした他は実施例1と同様に重合反応を行い、反応時間21時間で360kgの白色粉末を得た。
比較例2
実施例1のIPPをジノルマルプロピルパーオキシジカーボネート(以下NPP)に変え、初期仕込量を190gとした他は実施例1と同様に重合反応を行い、反応時間30時間で360kgの白色粉末を得た。
比較例3
比較例2のNPP初期仕込量を380gとした他は比較例2と同様に重合反応を行い、反応時間24時間で360kgの白色粉末を得た。
各実施例、比較例で得られたFEPパウダーを、軸径30mm、全長1630mmの真空ベントを有する二軸スクリュー型押出機にて、ペレット化した。得られたペレットを170℃、5時間乾燥後、200℃で、窒素にて25%に希釈されたフッ素ガスに20時間曝すことによりフッ素化した。
各実施例、比較例の結果を表1に示す。
Figure 0005463910
本発明の製造方法は、FEPの製造に好適に利用可能である。

Claims (3)

  1. ジイソプロピルパーオキシジカーボネートの存在下に水性媒体中でテトラフルオロエチレンとヘキサフルオロプロピレンとを重合させる工程(1)と、
    前記工程(1)により製造されたテトラフルオロエチレン/ヘキサフルオロプロピレン共重合体をフッ素化する工程(2)とを含み、
    前記工程(1)において、重合圧力は、1.5MPaG以上である
    ことを特徴とするテトラフルオロエチレン/ヘキサフルオロプロピレン共重合体の製造方法。
  2. 工程(1)は、更に、テトラフルオロエチレン及びヘキサフルオロプロピレンと共重合可能な含フッ素モノマーを重合させる
    請求項1記載のテトラフルオロエチレン/ヘキサフルオロプロピレン共重合体の製造方法。
  3. 工程(1)は、更に、パーフルオロ(アルキルビニルエーテル)を重合させる
    請求項1記載のテトラフルオロエチレン/ヘキサフルオロプロピレン共重合体の製造方法。
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