JP5462405B1 - サンドイッチパネルの製造設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】パネル形成体2Aの製作が円滑で短時間に行われ、生産性の向上に寄与するサンドイッチパネルの製造設備1を提供する。
【解決手段】パネル形成体2Aは、押圧接着工程で、上面材9および下面材7を枠体2内の発泡性合成樹脂材Sに接着させる。パネル形成体2Aからはみ出した余分な余剰辺部を切断することで、枠体2に対する上面材9や下面材7の結合が密接で強固となり、サンドイッチパネル2B全体の剛性を強化し、かつその全体が流線形に統一されて外観の見栄えが向上する。また、枠体2、上面材9および下面材7は第1コンベア機構6および第2コンベア機構8を通過する一連の過程で、パネル形成体2Aの製作が円滑で短時間に行われて、生産性の向上に寄与する。
【選択図】図1

Description

本発明は、主には建造物の壁材などの建材として用いられるパネル材を作製するサンドイッチパネルの製造設備に関する。
発泡性樹脂材を上面材と下面材とにより挟んで作製したサンドイッチパネルは、耐熱性、難燃性、遮音性および断熱性に優れ、形状保持作用が強くかつ軽量で取り扱い易いため、建築物の建材、冷凍庫、あるいは公共施設の仕切り壁などに広く用いられている。
この種のサンドイッチパネルを製造する方法としては、例えば、特許文献1−3に開示された技術がある。
特許文献1では、分割金型を用い、キャビティ内に一対の熱可塑性樹脂製シートを設けている。一対の熱可塑性樹脂製シートの間に難燃性発泡樹脂製芯材を芯材本体として充填している。芯材本体を熱可塑性樹脂製シートに押し付けて、溶着させることにより芯材本体を保持している。分割金型を型開きすることにより、成形されたパネル材を取り出し、ピンチオフ部のバリ部分を切断してパネル単体を完成させている。
特許文献2では、スラットコンベアを用いて、ミキシングヘッドから発泡原液組成物を上面材と下面材との間に供給し、中間に発泡性樹脂芯材を挟む帯状のサンドイッチパネルを製造している。この製造過程では、サンドイッチパネルの幅方向両側部に位置する搬送面と側面部との間に不織布を介在させ、側面部からのガス抜け性を改善して発泡性合成樹脂にボイドが発生するのを抑制している。
特許文献3では、サンドイッチパネルの幅方向両側部にサイドベルトを押し付けて、サンドイッチパネルの側面部からの液漏れを塞ぐことにより、サイドからの液漏れ防止を図っている。
特開2013−104267号公報 特開2008−238551号公報 特開2005−178136号公報
特許文献1では、分割金型を用いて芯材本体を熱可塑性樹脂製シートに溶着する製法のため、型締め力、型締め時間および冷却時間をきめ細かく設定する必要がある。このため、金型成形によるサンドイッチパネル材の製造に時間がかかり、良好な生産性を阻む要因となっていた。
特許文献2、3では、サンドイッチパネルの裁断面に存する発泡性樹脂材が露出するので、裁断面を被覆材により覆って発泡性樹脂材から発塵しないようにするのが一般的である。
このため、裁断面を被覆する被覆工程が増えて生産性が低下するとともに、サンドイッチパネルの裁断に伴って発生する切断片(発泡性樹脂材などの材量)が無駄となる不都合がある。
また、発泡性合成樹脂に対する上面材や下面材の取り付けは、上面材や下面材の各外周辺縁を曲げた辺部を互いに嵌め合う構造となるのが一般的である。このため、上面材や下面材の外周辺縁が熱の通り道(ヒートブリッジ)となり、熱の流出入を許して断熱性が損なわれる虞がある。外周辺縁同士を嵌め合わせるとはいえ、重ね合わさった外周辺縁同士の間には隙間が不可避的に生じるので、隙間にパテなどの詰め部材で埋めることが行われる。
この隙間をパテなどで埋めながらも、隙間を完全に塞ぐことは難しく、熱の流出入の虞は回避できないばかりか、全体的な剛性が不十分となり、外観の見栄えも低下する不都合がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、枠体に対する上面材や下面材の結合が隙間なく密接で強固となり、全体の剛性を強化するとともに、全体が流線形となって外観の見栄えが向上し、熱の流出入を防いでパネル形成体の良好な断熱性を保持し、しかもパネル形成体に対する生産性の向上に寄与できるサンドイッチパネルの製造設備を提供することにある。
(請求項1について)
備品供給部は、上面および下面が開口する上面開口部および下面開口部を有する環状の枠体を予め収容しておくところである。
第1コンベア機構は、備品供給部に隣接するように配置され、備品供給部に近接する第1位置と備品供給部から離れた第2位置とを有する。
下面材は、第1コンベア機構の上面で、第1コンベア機構の駆動に同期して、第1位置から第2位置にわたって帯状に連続的に敷かれるように供給される。
第2コンベア機構は、第1コンベア機構の第2位置の上方に所定距離だけ離間した状態で、第2位置に上下方向に対応するように設けられている。
上面材は、第2コンベア機構の下面に沿った状態で、第2コンベア機構の駆動に同期して、下面材と上下に対向しながら連続的に延出するように供給される。
備品供給部から第1コンベア機構に載り移り、下面材に載せられて第1位置を移動しつつある枠体には、ミキシングヘッドにより上面開口部を介して発泡性合成樹脂材を所定量だけ供給して充填する。
発泡性合成樹脂材が充填された枠体を第1位置から第2位置に搬送させた時、制御部が作動し、枠体を第1コンベア機構の下面材と第2コンベア機構の上面材との間に挟む幅狭位置で所定時間だけ停止させる。
制御部により枠体を第2位置に停止させた時、負荷駆動部が作動して上面材に荷重を加え、この荷重により上面材から枠体内の発泡性合成樹脂材を押圧し、上面材および下面材を枠体の上面開口部および下面開口部に接着させる。
枠体を第2位置に停止させた後に、第1コンベア機構および第2コンベア機構を起動させて、上面材および下面材を接着させた枠体をパネル形成体として第2位置から外部に搬送するようにする。
請求項1におけるパネル形成体は、上面材および下面材を枠体内の発泡性合成樹脂材に接着させている。
この時点で、パネル形成体からはみ出した余分な余剰辺部を枠体の外周縁部に沿って切断することにより、単体のサンドイッチパネルを形成することができる。これにより、枠体に対する上面材や下面材の結合が隙間なく密接で強固となり、サンドイッチパネル全体の剛性を強化するとともに、その全体が流線形に統一されて外観の見栄えが向上する。
上面材および下面材が枠体の上面開口部および下面開口部にそれぞれぴったりと隙間なく密着することにより、熱の流出入を防いでパネル形成体の良好な断熱性を保持することができる。
枠体、上面材および下面材は第1コンベア機構および第2コンベア機構を通過する一連の過程で、パネル形成体として製作されるので、パネル形成体の製作が円滑で短時間に行われるようになり、生産性の向上に寄与できるものである。
また、第1コンベア機構および第2コンベア機構は、ダブルコンベア式(スラット型)のものに比較して、構造が単純となり、サンドイッチパネルの製造設備全体の簡素化を実現させ、併せて価格の低減化に寄与することができる。
(請求項2について)
備品供給部は、上面が開口する上面開口部を有する底付き枠体を予め収容しておくところである。
第1コンベア機構は、備品供給部に隣接するように配置され、備品供給部に近接する第1位置と備品供給部から離れた第2位置とを有する。
第2コンベア機構は、第1コンベア機構の第2位置の上方に所定距離だけ離間した状態で、第2位置に上下方向に対応するように設けられている。
上面材は、第2コンベア機構の下面側に沿った状態で、第2コンベア機構の駆動に同期して、下面材と上下に対向しながら連続的に延出するように供給される。
備品供給部から第1コンベア機構に載り移り、下面材に載せられて第1位置を移動しつつある底付き枠体には、ミキシングヘッドにより上面開口部を介して発泡性合成樹脂材を所定量だけ供給して充填する。
発泡性合成樹脂材が充填された底付き枠体を第1位置から第2位置に搬送した時、制御部が働き、底付き枠体を第1コンベア機構の下面材と第2コンベア機構との間に挟む幅狭位置で所定時間だけ停止させる。
制御部により底付き枠体を第2位置に停止させた時、負荷駆動部が作動して上面材に荷重を加え、この荷重により上面材から底付き枠体内の発泡性合成樹脂材を押圧して上面材を底付き枠体の上面開口部に接着させる。
底付き枠体を第2位置に停止させた後に、第1コンベア機構および第2コンベア機構を起動させて、上面材を接着させた底付き枠体をパネル形成体として第2位置から外部に搬送するように制御する。
請求項2におけるパネル形成体は、上面材を底付き枠体内の発泡性合成樹脂材に接着させている。
この時点で、パネル形成体からはみ出した余分な余剰辺部を底付き枠体の外周縁部に沿って切断することにより、単体のサンドイッチパネルを形成することができる。これにより、底付き枠体に対する上面材の結合が密接で強固となり、サンドイッチパネル全体の剛性を強化するとともに、その全体が流線形に統一されて外観の見栄えが向上する。
上面材が底付き枠体の上面開口部に密着することにより、熱流出入を防いでパネル形成体の良好な断熱性を保持することができる。
底付き枠体および上面材は、第1コンベア機構および第2コンベア機構を通過する一連の過程で、パネル形成体として製作されるので、パネル形成体の製作が円滑で短時間に行われるようになり、生産性の向上に寄与できるものである。
(請求項3について)
第1コンベア機構は、上下左右の四隅に水平状態に設置された第1ローラと、四隅の第1ローラに掛け渡された第1無端ベルトと、第1ローラを駆動して第1無端ベルトを移動させる第1駆動源とを有する。
第2コンベア機構は、上下左右の四隅に水平状態に設置された第2ローラと、四隅の第2ローラに掛け渡された第2無端ベルトと、第2ローラを駆動して第2無端ベルトを移動させる第2駆動源とを有している。
負荷駆動部による荷重は、第2無端ベルトの下側内部に設置され、移動時の第2無端ベルトに対して摺動可能となるように設置された錘体である。第2位置では、負荷駆動部の作動により、錘体が第2無端ベルトの下側内部から上面材を介して発泡性合成樹脂材を押圧する。
請求項3では、第1コンベア機構および第2コンベア機構は、ベルト式コンベアを構成するため、入手し易い既存の機構となってコスト的にも安価である。
また、負荷駆動部により、錘体による荷重が上面材を介して枠体あるいは底付き枠体内の発泡性合成樹脂材を押圧する。このため、上面材を枠体あるいは底付き枠体の上面開口部に容易かつ迅速に接着させることが可能となり生産性の向上に資する。
(請求項4について)
パネル形成体における上面材および下面材の枠体からはみ出た余分な余剰辺部を切除して単体のサンドイッチパネルを構成するための切断部を備える。
請求項5では、切断部を設けたため、パネル形成体に連続して、単体のサンドイッチパネルを作製する一貫生産体制が確立可能となる。
(請求項5について)
パネル形成体における上面材の底付き枠体からはみ出た余分な部分をそれぞれ切除して単体のパネルを構成するための切断部を備える。
請求項5では、請求項4と同様に、切断部を設けたため、パネル形成体に連続して、単体のサンドイッチパネルを作製する一貫生産体制が確立可能となる。
(a)はサンドイッチパネルの製造設備の概略的斜視図、(b)は(a)のE−E線に沿う横断面図である(実施例1)。 切断部の概略的斜視図である(実施例1)。 (a)はサンドイッチパネルの斜視図、(b)はサンドイッチパネルの縦断面図である(変形例)。 (a)はサンドイッチパネルの製造設備の概略的斜視図、(b)は(a)のL−L線に沿う横断面図である(実施例3)。 切断部の概略的斜視図である(実施例3)。 (a)−(f)は枠体の実施態様を示す平面図である。
本発明に係るサンドイッチパネルの製造設備では、枠体に対する上面材や下面材の結合が密接で強固となり、全体の剛性を強化するとともに外観の見栄えが向上し、熱の流出入を防いでパネル形成体の良好な断熱性を保持し、しかもパネル形成体に対する生産性の向上に寄与させている。
〔実施例1の構成〕
本発明の実施例1を図1ないし図2に基づいて説明する。
図1(a)はサンドイッチパネルの製造設備1の概略図であり、図示左方には、偏平な枠体2を環状の被加工品として収容した備品供給部3が設置されている。枠体2は、例えば矩形の金属材料(ステンレス鋼材や軟鋼)や合成樹脂板材から面開口部2aおよび下面開口部2bを有するように形成されている(図1(b)も参照)。枠体2は偏平なため、縦幅寸法Mおよび横幅寸法Nに比較して高さ寸法Hが小さく設定されている。
備品供給部3は、スロープ板4およびスロープ板4の左右両側部に立設したガイド板4a、4bを有している。備品供給部3のスロープ板4上には、枠体2を一列に滑り移動可能に載せている。スロープ板4は、断面楕円状の滑動ローラ5と枢支棒5aとにより、下方揺動位置と上方揺動位置との間で揺動可能に保持されている(図1(a)の双頭の矢印D参照)。
滑動ローラ5が電動機(図示せず)により駆動される時、滑動ローラ5が中心軸5bの周りで、スロープ板4に摺接したまま回転するため、スロープ板4が枢支棒5aを中心にして揺動変位する。
スロープ板4が下方揺動位置から上方揺動位置に揺動変位する毎に、枠体2がスロープ板4に沿って一つずつ滑り落ち、後述する第1コンベア機構6に送られるように設定されている。
第1コンベア機構6は、備品供給部3の図示右側に隣接するように配置され、備品供給部3に近接する第1位置6Aと備品供給部から離れた第2位置6Bとを有する。
第1コンベア機構6はベルト式コンベアであり、上下左右の四隅に水平状態に設置された第1ローラ6aと、四隅の第1ローラ6aに掛け渡された第1無端ベルト6bとを有している。第1駆動源6cは電動機として設けられ、第1駆動源6cへの通電により、第1ローラ6aを駆動して第1無端ベルト6bを移動させて枠体2を矢印Fで示すように図示右側に搬送する。第1駆動源6cは、後述する第2駆動源8cと同様に、設置面の設けられた支持ブラケットなどにより固定状態に配置されている。
第1無端ベルト6bおよび後述する第2無端ベルト8bは、双方とも可撓性の合成ゴムなどの弾性部材により形成されており、所定の範囲内で移動方向(長手方向)に沿って伸縮自在となっている。
下面材7は、ステンレス鋼材、軟鋼あるいは合成樹脂材から薄肉の金属製帯板として形成されており、図示しない第1収容部から第1コンベア機構6に延出されている。下面材7は、第1コンベア機構6の上面で、第1コンベア機構6の駆動に同期して、第1位置6Aから第2位置6Bにわたって帯状に連続的に敷かれるように供給される。
第2コンベア機構8は、第1コンベア機構6の第2位置6Bの上方に所定距離Wだけ離間した状態で、第2位置6Bに上下方向に対応するように固定状態に設けられている。例えば、第2コンベア機構8には、図示しない静止部材としての支持部材が取り付けられており、第1コンベア機構6の上方に第1コンベア機構6と並列状態で対向する位置に固定されている。
第2コンベア機構8もベルト式コンベアであり、上下左右の四隅に水平状態に設置された第2ローラ8aと、四隅の第2ローラ8aに掛け渡された第2無端ベルト8bとを有している。第2駆動源8cは電動機として設けられ、第2駆動源8cへの通電により、第2ローラ8aを駆動して第2無端ベルト8bを移動させて枠体2を矢印G(矢印Fと同一方向)で示すように図示右側に案内する。
上面材9は下面材7と同一または異種の材料により形成され、図示しない第2収容部から第2コンベア機構8に延出されている。上面材9は、第2コンベア機構8の下面に沿った状態で、第2コンベア機構8の駆動に同期して、下面材7と上下に対向しながら連続的に延出するように供給される。
上面材9および下面材7については、予め上面材9は、枠体2の上面開口部2aの縦幅寸法Nに等しく設定され、下面材7は枠体2の下面開口部2bの縦幅寸法Nに等しく設定されている。
第2コンベア機構8の図示背後には、負荷駆動部10が設けられている。この負荷駆動部10は、後述するように、上面材9を第2位置6Bに対して接離するように上下方向に微小距離P(例えば、2.0mm−3.0mm)だけ往復移動させる。
負荷駆動部10は、左右側縁部に歯部11aを形成した移動板11と歯部11aに噛合するピニオン12aを有する制御電動機12を備えている。
制御電動機12は図示左右の静止部材(図示せず)に固定されており、移動板11は、第2コンベア機構8の図示背後に縦型に配置されている。移動板11の左右側端部11f、11gを断面コ字状の案内柱部11Aに上下摺動可能に挿入している。
負荷駆動部10を起動して制御電動機12を正方向に通電し、その通電を止めてから所定時間後に逆方向に通電する。
これにより、制御電動機12が正方向に回転した後に停止し、所定の時間経過後に逆方向に回転する。これに伴い、ピニオン12aが歯部11aに噛み合いながら回転し、移動板11を所定の時間間隔で微小距離Pだけ上下方向に往復移動させる。すなわち、制御電動機12の間欠的な正逆通電に伴い、移動板11は、実線で示す上方位置6Yと二点鎖線で示す押圧位置6Cとの間で微小距離Pだけ往復移動する。
負荷発動部13は、第4近接センサとして負荷駆動部10に組み込まれており、上面材9が第2位置6Bに対して下方の近接方向に微小距離Pだけ移動した時、上面材9に対して所定重量の荷重14を発動させるように設定されている。
荷重14として横長立方体状の錘体15が設けられており、第2無端ベルト8bの下側内部に設置され、移動時の第2無端ベルト8bに対して摺動して滑るように設定されている。なお、錘体15は、荷重付加定盤として定型金属、砂袋や岩石などの鉱物から構成してもよい。
錘体15は腕部としての連結部材11bを介して移動板11に連結されている。移動板11の上下移動に連動して、第2無端ベルト8aを介して上面材9を枠体2の上面開口部2aに対して微小距離Pだけ上下移動するように設定されている。
錘体15の下方には、錘体15に上下方向に対応するように、平坦な載置台板15aが静止部材として設置面などに固定状態に設けられている。載置台板15aは、第1無端ベルト6bの上側内部の直下に接触状態で位置し、移動時の第1無端ベルト6bの上側内部を摺動可能に滑らせるように配されている。
なお、錘体15は、第2無端ベルト8bから上方に僅かに離間して非摺動状態であり、載置台板15aは、第1無端ベルト6bの上側内部から下方に僅かに離間して非接触状態であってもよい。
上記構成において、備品供給部3の稼働時には、図1に示すように、スロープ板4が下方揺動位置から上方揺動位置に揺動変位するため、枠体2がスロープ板4に沿って滑り落ちる。備品供給部3の稼働に伴い、第1駆動源6cおよび第1駆動源8cへの通電により、第1コンベア機構6および第2コンベア機構8が作動している。スロープ板4に沿って滑り落ちた枠体2は、第1駆動源6cへの通電により、第1無端ベルト6bが移動する第1コンベア機構6に乗り移り、第1位置6Aに存する下面材7に載せられる。
第1位置6Aを移動しつつある枠体2を第1近接センサー17が検出し、充填工程でミキシングヘッド18が作動する。このため、発泡原液組成物Rを上面開口部2aから枠体2に吐出し、発泡性合成樹脂材S(例えば、ポリウレタンフォーム)として枠体2に所定量だけ注入供給して充填する。充填時間をリングカウンター(図示せず)の計時動作により終了して、発泡性合成樹脂材の枠体2に対する充填を終える。
第1コンベア機構6および第2コンベア機構8は継続して作動していることから、発泡性合成樹脂材Sを充填した枠体2を第1位置6Aから第2位置6Bに搬送させる。枠体2は、発泡性合成樹脂材Sの発泡が完了するまでの時間(ライズタイム)内に第1位置6Aから第2位置6Bに搬送する必要がある。
この後、制御部を構成する第2近接センサー20により、第2位置6Bに存する枠体2を検出し、第1駆動源6cおよび第2駆動源8cに対する通電を一時的に止める。これにより、第1コンベア機構6と第2コンベア機構8との間で、枠体2を下面材7と上面材9とで挟む幅狭位置Tで、搬送を所定時間だけ停止させる。
制御部により枠体2を第2位置6Bに停止させた時、第3近接センサー21としての押圧起動部が作動する。これにより、負荷駆動部10を起動して制御電動機12を正方向に通電し、この通電を止めて所定時間の経過後に逆方向に通電する。制御電動機12に対する正方向の通電時、歯部11aに噛合するピニオン12aが正方向に回転するため、移動板11が上方位置6Yから下方の押圧位置6Cに移動する。
移動板11の下方移動が、連結部材11bを介して錘体15に伝わるため、錘体15が第2位置6Bに対して近接方向に微小距離Pだけ移動して幅狭位置Tに至る。
この移動板11の押圧位置6Cへの移動を第4近接センサ21Aが検出し、制御電動機12に対する正方向の通電を所定時間だけ止め、負荷駆動部10による負荷発動部13の発動として、錘体15の下方移動が第2無端ベルト8bの下側内部に荷重15となって加わる。
すなわち、錘体15が第2無端ベルト8bの撓み変位(伸張変位)を僅かに伴わせながら上面材9を押圧する。その押圧力が上面材9を介して枠体2内の発泡性合成樹脂材Sに伝わって発泡性合成樹脂材Sを成熟養生させる。
この押圧過程で、上面材9および下面材7が発泡性合成樹脂材Sにより枠体2の上面開口部2aおよび下面開口部2bにそれぞれ接着される。
この状態では、下面材7と上面材9との間で、枠体2を錘体15と載置台板15aとの間に挟む押圧力が働く。押圧力を所定時間だけ持続させた後、制御電動機12が逆方向に通電され、ピニオン12aが逆回転するため、移動板11が押圧位置6Cから元の上方位置6Yに復帰移動する。
この復帰移動の過程で、錘体15が微小距離Pだけ上昇するため、第2無端ベルト8bの下側内部が錘体15の押圧作用から自由になり、第2無端ベルト8bが撓みを回復しながら上面材9を枠体2から元のように離間させる。
なお、充填工程で、ミキシングヘッド18により発泡原液組成物Rを枠体2に注入した時、枠体2は第1位置6Aを移動しつつあるため、発泡原液組成物Rは図示左方に均されて枠体2内に隙間なく充填されるものである。
また、押圧過程では、錘体15が第2無端ベルト8bの下側内部を撓ませるとしたが、第2無端ベルト8bには本来的に僅かな弛みが生じているので、弛みが下側内部に集まって第2無端ベルト8bが撓むとも考えられる。
枠体2を第2位置6Bに停止させた後に、負荷駆動部10の作動により、第1コンベア機構6および第2コンベア機構8を通電して起動する。これにより、上面材9および下面材7を接着させた枠体2をパネル形成体2Aとして第2位置6Bから図2に示す外部の切断工程に搬送するように制御する。
切断工程では、図2(a)に示す切断部30が設置され、一対の横型ロータリーカッター25、26が図示前後方向に移動可能に構成されている。
横型ロータリーカッター25、26は、駆動軸26Aに沿って枠体2の縦幅に相当する間隔で図示前後に並列されている。
横型ロータリーカッター25、26を回転駆動して図示前後に往復移動させる(図2(a)の矢印U参照)。これにより、枠体2の外周縁部(稜部)から左右にはみ出る下面材7および上面材9の余分な余剰辺部を枠体2の外周縁部(稜部)に沿って切除する。
この際、図2(b)に示すように、下面材7からは、下面開口部2bと同一寸法の下面板7Aが形成され、上面材9からは、上面開口部2aと同一寸法の上面板9Aが形成される。
下面板7Aは、枠体2の下面開口部2bにぴったり係着して気密に閉塞し、上面板9Aは、枠体2の上面開口部2aにぴったり係着して気密に閉塞して、単体のサンドイッチパネル2Bを構成する。
なお、切断工程では、実施例1の変形例として図3(a)に示すように、下面材7は、その外周端部に折曲辺7Bを残すように切断してもよい。折曲辺7Bは、枠体2からその高さ寸法Hに見合った長さだけ縦横にはみ出る延出領域に相当する。この場合、下面材7の切断後、折曲辺7Bを枠体2の稜部に沿って上方に90度だけ折り曲げて枠体2の側面部に補強辺として重なるように密着させる。
枠体2には、発泡性合成樹脂材Sの充填に先立って、図3(b)に示すように、網材などの編組体、繊維材(グラスクロス、グラスマット、グラスウール、カーボンファイバー)あるいは木舞(木摺)などを補強材29として個別にあるいは適宜に組み合わせて敷設しておいてもよい。
〔実施例1の効果〕
実施例1におけるパネル形成体2Aは、上面材9および下面材7を枠体2内の発泡性合成樹脂材Sに接着させている。
この時点で、切断部30を用いて、パネル形成体2Aからはみ出した余分な余剰辺部を枠体2の外周縁部に沿って切断する。これにより、枠体2に対する上面材9や下面材7の結合が隙間なく密接で強固となり、サンドイッチパネル2B全体の剛性を強化するとともに、その全体が流線形に統一されて外観の見栄えが向上する。
上面材7および下面材9が枠体2の上面開口部2aおよび下面開口部2bにそれぞれぴったりと隙間なく密着することにより、熱の流出入を防いでパネル形成体2Aの良好な断熱性を保持することができる。
枠体2、上面材9および下面材7は、第1コンベア機構6および第2コンベア機構8を通過する一連の過程で、パネル形成体2Aとして製作されるので、パネル形成体2Aの製作が円滑で短時間に行われて生産性の向上に寄与する。
第1コンベア機構6および第2コンベア機構8は、それぞれベルト式コンベアを構成するため、入手し易い既存の機構となってコスト的にも有利である。
負荷発動部13が発動して荷重14を錘体15として上面材6に加えるので、上面材9を介して枠体2内の発泡性合成樹脂材Sを押圧することができる。このため、上面材9および下面材7を枠体2の上面開口部2aおよび下面開口部2bにそれぞれ容易かつ迅速に接着させることが可能となり生産性の向上に資する。
また、第1コンベア機構6および第2コンベア機構8は、ダブルコンベア式のものに比較して、構造が単純となり、サンドイッチパネルの製造設備1全体の簡素化を実現させ、併せて価格の低減化に寄与することができる。
上面材9および下面材7をそれぞれ薄肉の金属板あるいは合成樹脂板から形成しているので、上面材9および下面材7が耐候性に優れ、建物の壁材などの建材として適する。
パネル形成体2Aからサンドイッチパネル2Bに整えて構成するための切断部30を用いたので、パネル形成体2Aに連続して、単体のサンドイッチパネル2Bを作製する一貫生産体制が確立可能となる。
ダブルコンベア式(スラット型)のものとは異なり、第1コンベア機構6および第2コンベア機構8は枠体2の長さを限度とする長さ寸法でよく、構造が簡素な簡易なシステムとなり安価である。
第2コンベア機構8は第1コンベア機構6に対して接離方向に移動可能としているが、移動坂11を設置する簡易な構造でよく、省スペース化が図られるとともに、コスト的にも有利である。
第1コンベア機構6および第2コンベア機構8は、上面材9および下面材7とともに枠体2を挿入搬送できるだけの簡易な構造でよく、コストの節減に寄与する。
押圧接着工程では、第1コンベア機構6および第2コンベア機構8の作動を止めて枠体2を第2位置6Bに停止させている。このため、枠体2の停止時間内で、カッターを用いて下面材7および上面材9の余剰辺部を枠体2の外周縁部に沿って切除することができる。この場合には、切断部30を有する切断工程を省くことができる。
枠体2をサンドイッチパネルの構成要素としているので、サイドシールチェーンが不要になり、高さ寸法(厚み寸法)の異なる枠体に対しては、第1コンベア機構6に対する第2コンベア機構8の離間距離を調節して、幅狭位置Tを変更することにより適切に対応することができる。
発泡性合成樹脂材Sの発泡が完了するまでの時間(ライズタイム)内に第1位置6Aから第2位置6Bに搬送する必要がある。この条件のもとで、第1コンベア機構6および第2コンベア機構8を断続作動させるものにおいて、ミキシングヘッド18による発泡原液組成物Rの注入速度を大きくして、注入完了時間を短くすることにより、第1コンベア機構6および第2コンベア機構8が単純な構成でよくなり両コンベア機構7、8を簡素化することができる。
〔実施例2の構成〕
図4および図5は本発明の実施例2を示す。実施例2が実施例1と異なるところは、枠体2の代わって、底付き枠体34を適用したことである。
底付き枠体34は有底枠体または下面閉塞枠体とも称し、下面開口部を気密に閉塞した底部34cを一体に形成している(図4(b)参照)。このため、サンドイッチパネルの製造設備1には、上面材9および下面材7のうち下面材7を省略して上面材9だけ存置している(図4(a)参照)。
このため、底付き枠体34が第2位置6Bにおける幅狭位置T1で、所定時間だけ停止する押圧接着工程では、錘体15により上面材9が底付き枠体34内の発泡性合成樹脂材Sを押圧する。これにより、上面材9が底付き枠体34の上面開口部34aに強固に接着したパネル形成体34Aを形成する。この場合、下面材7は設けないので、幅狭位置T1は、第2位置6Bにおける上面材9と第1無端ベルト6bの上側外部との間に存す空間領域となる。
上面材9を接着させた底付き枠体34は、実施例1と同様に、パネル形成体34Aとして第2コンベア機構8の第2位置6Bから外部の切断工程に搬送される。
切断工程において、上面材9の余剰辺部を除去するにあたっては、切断部30の横型ロータリーカッター25、26を回転駆動して図示前後に往復移動させる(図5の矢印U1参照)。これにより、底付き枠体34の外周縁部から左右にはみ出る上面材9の余分な余剰辺部を底付き枠体34の外周縁部(稜部)に沿って切除する。
この際、上面材9からは、上面開口部34aと同一寸法の上面板34Bが形成される。上面板34Bは、底付き枠体34の上面開口部34aにぴったり係着し、上面開口部34aを気密に閉塞して単体のサンドイッチパネル34Cを構成する。
〔実施例3の効果〕
実施例3におけるパネル形成体34Aは、上面材9を底付き枠体34内の発泡性合成樹脂材Sに押圧接着させている。
この時点で、切断部30を用いて、パネル形成体34Aからはみ出した余分な余剰辺部を底付き枠体34の外周縁部に沿って切断する。これにより、底付き枠体34に対する上面材9の結合が密接で強固となり、サンドイッチパネル34C全体の剛性を強化するとともに、その全体が流線形に統一されて外観の見栄えが向上する。
上面材9が底付き枠体34の上面開口部34aに密着することにより、熱流出入を防いでパネル形成体の良好な断熱性を保持することができる。
底付き枠体34および上面材9は、第1コンベア機構6および第2コンベア機構8を通過する一連の過程で、パネル形成体34Aとして製作されるので、パネル形成体34Aの製作が円滑で短時間に行われるようになり、生産性の向上に寄与できるものである。
〔枠体の実施態様〕
図6は枠体2の実施態様を列挙する。枠体2は矩形に限らず、図6(a)−図6(f)に示すように、枠体2における形態のバリエーションとして三角形、五角形、六角形、菱形、星型、あるいは砂時計型でもよい。図6に示す枠体2のバリエーションの類型では、上面開口部2aおよび下面開口部2bを有する枠体2に適用したが、実施例2で説明した有底枠体としての底付き枠体34に適用してもよい。
(変形例)
(a)枠体2や底付き枠体34内に注入する発泡性合成樹脂材Sとしては、ポリウレタンフォームに限らず、ポリスチレンフォームなど各種の発泡性プラスチック材料を使用してもよい。押圧工程では、連結部材11bおよび移動板11に代わって、錘体15にジャッキを取り付けて、上面材9を微小距離Pだけ往復移動させてもよい。
また、上記実施例1、2では、移動板11および錘体15により第2無端ベルト8bを介して上面材9を微小距離Pだけ上下移動させたが、同様な距離Pだけ上面材9を直接上下移動させる構成としてもよい。
(b)第1コンベア機構6を第1ローラ6aおよび第1無端ベルト6bから構成したが、第1ローラ6aに代わって、駆動源に連結された第1エンドプーリおよび第1ヘッドプーリ(ともに図示せず)を設けてもよい。第2コンベア機構8についても、第1コンベア機構6と同様に、第2ローラ8aに代わって、駆動源に連結された第2エンドプーリおよび第2ヘッドプーリ(ともに図示せず)を設けてもよい。また、第1ローラ6aおよび第2ローラ8aの設置数は、第1無端ベルト6bおよび第2無端ベルト8bに要する引張力などにより適宜増やしてもよい。
(c)単体のサンドイッチパネル2B、34Cの使用対象として建物の建材に適用したが、机の天板、ドアパネル、配管・配線埋め込み式の壁パネル、あるいは船舶の壁材や舷雌型に張り付けて船舶の胴体や竜骨として作製してもよい。
(d)上面材7および下面材9の金属材料としては、ステンレス鋼および軟鋼は勿論、銅、アルミニウム、鉄、錫、亜鉛あるいはニッケル合金などを適用することができる。
上面材7および下面材9の合成樹脂材料としては、下記の樹脂材料を適用することができる。
すなわち、ポリプロピレン、ポリアセタール、ポリアミド(PA)、ポリカーボネート(PC)、ポリフェニレンエーテル(PPE)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレン(PE)あるいはシンジオタクチックポリスチレン(SPS)などのプラスチック材料である。
(e)図1および図4では、第4近接サンサ21Aが案内支柱11Aに遮られた状態で描かれているが、便宜上の観点からであり、第4近接サンサ21Aによる上方位置6Yおよび押圧位置6Cは検出可能に設けられている。
本発明のサンドイッチパネルの製造設備では、枠体に対する上面材や下面材の結合が密接で強固となり、全体の剛性を強化するとともに外観の見栄えが向上し、熱の流出入を防いでパネル形成体の良好な断熱性を保持し、しかもパネル形成体に対する生産性の向上に寄与できる。このため、サンドイッチパネルの合理的な製造設備に着目して需要が増大し、関連部品などの流通を介して機械業界への適用が可能となる。
1 サンドイッチパネルの製造設備
2 枠体
2A、34A パネル形成体
2B、34C サンドイッチパネル
2a、34a 上面開口部
2b 下面開口部
6 第1コンベア機構
6a 第1ローラ
6b 第1無端ベルト
6c 第1駆動源
6A 第1位置
6B 第2位置
6C 押圧位置
6Y 上方位置
7 下面材
7A 下面板
8 第2コンベア機構
8a 第2ローラ
8b 第2無端ベルト
8c 第2駆動源
9 上面材
9A 上面板
10 負荷駆動部
13 負荷発動部(第4近接センサ)
14 荷重
15 錘体
18 ミキシングヘッド
21 第1近接センサ(押圧起動部)
30 切断部
34 底付き枠体
R 発泡源液組成物
S 発泡合成樹脂材
T 幅狭位置
P 微小距離
H 枠体の高さ寸法
M 枠体の縦寸法
N 枠体の横寸法

Claims (5)

  1. 上面および下面が開口する上面開口部および下面開口部を有する環状の枠体を予め収容しておく備品供給部と、
    前記備品供給部に隣接するように配置され、前記備品供給部に近接する第1位置と前記備品供給部から離れた第2位置とを有する第1コンベア機構と、
    前記第1コンベア機構の上面で、前記第1コンベア機構の駆動に同期して、前記第1位置から前記第2位置にわたって帯状に連続的に敷かれるように供給される下面材と、
    前記第1コンベア機構の前記第2位置の上方に所定距離だけ離間した状態で、前記第2位置に上下方向に対応するように設けられた第2コンベア機構と、
    前記第2コンベア機構の下面に沿った状態で、前記第2コンベア機構の駆動に同期して、前記下面材と上下に対向しながら連続的に延出するように供給される上面材と、
    前記備品供給部から前記第1コンベア機構に載り移り、前記下面材に載せられて前記第1位置を移動しつつある前記枠体に、発泡性合成樹脂材を所定量だけ供給して充填するミキシングヘッドと、
    前記発泡性合成樹脂材が充填された前記枠体を前記第1位置から前記第2位置に搬送させた時、前記枠体を前記第1コンベア機構の前記下面材と前記第2コンベア機構の前記上面材との間に挟む幅狭位置で所定時間だけ停止させる制御部と、
    前記制御部により前記枠体を前記第2位置に停止させた時、前記上面材に荷重を加え、前記荷重により前記上面材から前記枠体内の前記発泡性合成樹脂材を押圧し、前記上面材および前記下面材をそれぞれ前記枠体の前記上面開口部および下面開口部に接着させる負荷駆動部とを備え、
    前記枠体を前記第2位置に停止させた後に、前記第1コンベア機構および前記第2コンベア機構を起動して、前記上面材および前記下面材を接着させた前記枠体をパネル形成体として前記第2位置から外部に搬送するようにしたことを特徴とするサンドイッチパネルの製造設備。
  2. 上面が開口する上面開口部を有する底付き枠体を予め収容しておく備品供給部と、
    前記備品供給部に隣接するように配置され、前記備品供給部に近接する第1位置と前記備品供給部から離れた第2位置とを有する第1コンベア機構と、
    前記第1コンベア機構の前記第2位置の上方に所定距離だけ離間した状態で、前記第2位置に上下方向に対応するように設けられた第2コンベア機構と、
    前記第2コンベア機構の下面側に沿った状態で、前記第2コンベア機構の駆動に同期して、前記下面材と上下に対向しながら連続的に延出するように供給される上面材と、
    前記備品供給部から前記第1コンベア機構に載り移り、前記第1位置を移動しつつある前記底付き枠体に、発泡性合成樹脂材を所定量だけ供給して充填するミキシングヘッドと、
    前記発泡性合成樹脂材が充填された前記底付き枠体が前記第2位置に搬送された時、前記底付き枠体を前記第1コンベア機構の前記下面材と前記第2コンベア機構との間に挟む幅狭位置で所定時間だけ停止させる制御部と、
    前記制御部により前記底付き枠体を前記第2位置に停止させた時、前記上面材に荷重を加え、前記荷重により前記上面材から前記底付き枠体内の前記発泡性合成樹脂材を押圧し、前記上面材を前記底付き枠体の前記上面開口部に接着させる負荷駆動部とを備え、
    前記底付き枠体を前記第2位置に停止させた後に、前記第1コンベア機構および前記第2コンベア機構を起動させて、前記上面材を接着させた前記底付き枠体をパネル形成体として前記第2位置から外部に搬送するようにしたことを特徴とするサンドイッチパネルの製造設備。
  3. 前記第1コンベア機構は、上下左右の四隅に水平状態に設置された第1ローラと、前記四隅の第1ローラに掛け渡された第1無端ベルトと、前記第1ローラを駆動して前記第1無端ベルトを移動させる第1駆動源とを有し、前記第2コンベア機構は、上下左右の四隅に水平状態に設置された第2ローラと、前記四隅の第2ローラに掛け渡された第2無端ベルトと、前記第2ローラを駆動して前記第2無端ベルトを移動させる第2駆動源とを有し、
    前記負荷駆動部による前記荷重は、前記第2無端ベルトの下側内部に設置され、移動時の前記第2無端ベルトに対して摺動可能となるように設置された錘体であり、前記第2位置での前記負荷駆動部の作動により、前記錘体が前記第2無端ベルトの前記下側内部から前記上面材を介して前記発泡性合成樹脂材を押圧することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のサンドイッチパネルの製造設備。
  4. 前記パネル形成体における前記上面材および前記下面材の前記枠体からはみ出た余分な部分を切除して単体のサンドイッチパネルを構成するための切断部を備えることを特徴とする請求項1に記載のサンドイッチパネルの製造設備。
  5. 前記パネル形成体における前記上面材の前記底付き枠体からはみ出た余分な部分をそれぞれ切除して単体のサンドイッチパネルを構成するための切断部を備えることを特徴とする請求項2に記載のサンドイッチパネルの製造設備。
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