JP5461894B2 - 磁気マーカ−および磁気探査装置 - Google Patents

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Description

本発明は、対象の加工面の裏面に配置し加工位置を特定する磁気マーカ−および加工面において磁気マーカ−の位置を探査する磁気探査装置に関する。
船舶、航空機、自動車等の組立技術において、外部パネルと内部の部品の組み付けをする場合に、内部部品の穴と同芯の位置を外部パネル上で特定し、パネルに穴加工して、ボルト等で結合する必要がある。そのため、通常は結合する断面方向より穴の同芯位置を目視にて特定し加工する。
特表2000−506816号公報
しかしながら、大型、高精度の工作機械を使用するシステムにおいて、加工対象部材が大型化し、治具や作業も大規模となる。
船舶、航空機、自動車等の材料として、軽量かつ高強度のカーボンファイバーが使用されるようになり、部材の一枚板化、大型化が進んでいる。その結果、穴加工の位置の特定が困難となり、また、部材が厚く(たとえば35mm以上)なるとさらに高精度な探査が困難となる。
本発明は、このような課題に着目してなされたものであり、非磁性の加工対象に対して非侵襲で穴加工位置を高精度かつ簡易に特定することができ、さらに対象が厚い場合でも加工位置が探査可能な磁気マーカおよび磁気探査装置を提供することができる。
上記課題を解決するために、本発明の第1の側面によれば、非磁性の対象の加工において所定の基準位置を特定するための磁気マーカーであって、磁気基準軸を規定するようにそのまわりに実質的に軸対称な磁場を形成する磁場発生器を具備し、前記磁場発生器の一の磁極表面における磁束密度はその中央部よりも周縁部において大きいことを特徴とする。
本発明の第2の側面によれば、非磁性の対象の基準位置に所定の磁場を発生する磁気マーカーを固定し、前記磁気マーカーが形成する磁場を前記対象を介して探査し前記基準位置に相応する加工位置を特定するための磁気探査装置であって、前記対象表面の所定位置に配置される本体と、第1ベースと、前記第1ベースに位置固定される第1の仮想軸のまわりに第1のベアリング機構により揺動自在に支持される第2ベースと、前記第2ベースに位置固定され前記第1の仮想軸と直交する第2の仮想軸の廻りに第2のベアリング機構により揺動自在に支持される支持シャフトとを有する軸受組立体であって、前記第1ベースを介して前記本体内に固定されるものと、前記支持シャフトに固定され所定の主軸に沿って延在する磁気探査子であって、前記磁気探査子の一端に固定され、前記磁気マーカーが形成する磁場と相互作用する磁場発生器と前記磁気探査子の他端に固定される標識部とを有し、前記磁気探査子の重心が前記第1の仮想軸と第2の仮想軸の交点に一致するように位置づけられるものと、前記本体に固定され前記磁気探査子の傾動を表示する表示部であって、前記標識部の相対位置を介して前記磁気マーカーの位置を表示するものとを具備することを特徴とする。
本発明によれば、磁気マーカーは磁気基準軸を規定しその周囲に安定な磁場を形成する磁気ビームを発生するため、加工対象が厚い場合でも磁気探査することができ、なおかつ磁気基準軸から離れる方向で有意な磁場勾配成分を有するため位置決めの精度が高い。
さらに本発明によれば、磁気探査装置は磁気探査子をベアリング機構により揺動自在に支持し、軸受機構を一体に構成して本体に固定するため、揺動にともなう摩擦が低減し、ガタが発生しないため、微弱な磁場であっても安定に探査することができるため信頼性が高い。
本発明の磁気マーカーと磁気探査装置を示す斜視図。 本発明の磁気探査装置による磁気探査における表示部の上面図。 第1実施形態の磁気マーカーの縦断面図。 第1実施形態の磁場発生器の(a)磁極面の上面図と(b)縦断面図。 リング型磁石を模式的に表現した概念図。 第2実施形態の磁場探査装置の第1回動軸に沿った縦断面図。 第2実施形態の磁場探査装置の第2回動軸に沿った縦断面図。 軸受アセンブリの上面図。 標識部の上面図。 表示部の上面図。
本発明の好適な実施形態を示す図面を参照して説明する。
図1に本実施形態にかかる磁気マーカーと磁気探査装置の斜視図を示す。加工対象5は所定の厚さhを有しカーボンファイバー等の非磁性材料から成る。加工対象5の裏面7には所定位置(以下基準位置という)8に磁気マーカーとしてのバックセンサー(以下磁気マーカーという)10が取り付けられ、その裏面7が規定する平面に垂直な仮想軸のまわりに分布する磁束を発生する。磁気マーカー10は第1実施形態で詳述するように所定の方向を向く仮想軸のまわりに安定に分布する磁束を形成することができる。
磁気マーカー10の磁場は非磁性の加工対象5を透過し表面6に配置された磁気探査装置20により探査される。磁気探査装置20は第2実施形態で詳述するが図示しない位置決めユニットにより加工対象5の表面6に対して二次元(X、Y方向)に移動することができる。磁気探査装置20は内蔵する磁気探知子40により磁気マーカー10が形成する磁場を探査し、磁気マーカーとの相対位置から裏面6の基準位置8からのずれを表示する。磁気探知子40が磁気マーカー10上に位置づけられると表示部25にその標識が表示される。
磁気マーカー10による位置検出が完了すると磁気探査装置20は位置決めユニットから取り外され、そこに図示しないドリルガイド等の治具が取り付けられて穴加工が行われる。その結果表面6からは視認できない裏面7の基準位置8の真上(主軸L上)の同芯位置に穴の芯を合わせることができる。
第1実施形態
本発明の磁気マーカーおよび磁気探査装置の好適な実施形態を以下詳細に説明する。
加工対象5の裏面7の基準位置8を特定するために、所定の磁場を発生する磁気マーカーとしての磁石を基準位置8に取り付けることによって表面6における基準位置8の対応位置を迅速かつ正確に探査することができ、なおかつ電力や動力を必要としないため信頼性が高い。
ところが、加工対象5の厚さが35mm程度より大きくなると磁石の発生する磁場が表面6側で減衰し磁気探査子による探査が困難または不安定になることが判明した。すなわち、対象表面6側における磁束密度が小さいと磁気探査子と十分な相互作用ができないため基準位置8からの変位を視認により検知できない。そこで発明者は鋭意研究の結果、後述する磁気マーカー10および磁気探査装置20により厚い加工対象においても基準位置8を正確かつ迅速に探査することができることを見いだした。
図3に示すように、本実施形態にかかる磁気マーカー10は磁場発生器15、磁場発生器15の一の磁極16を加工対象5の基準位置8に位置づけるためのガイド12、他の磁極の磁路を規定するヨーク13、および磁気マーカー本体11を有する。
磁場発生器15から離れた位置に形成された磁場から仮想軸Lの位置情報を取得するためには、磁気探査装置20の磁気探査子にトルクが作用する程度の吸引力が発生する程度に安定した磁場が形成されていなければならない。
本実施形態の磁場発生器15が発生する磁場(磁力線)は磁極16側で所定の仮想軸Lのまわりに実質的に対称に形成され、なおかつ仮想軸方向とその近傍に安定に分布する磁場が形成される。以下仮想軸Lを磁気基準軸という。
ガイド12は磁場発生器の磁場が規定する磁気基準軸Lに対して垂直な表面を規定する表面を有し、その表面には突起12aが形成される。ガイド12の突起12aが対象裏面7に配置された磁気マーカー保持プレート9の所定の部位と係合することによって磁気マーカー10が基準位置8に位置づけられる。これにより磁気基準軸Lが基準位置8を通り対象裏面7が規定する面と垂直を成す。
磁場発生器
本実施形態にかかる磁場発生器15は図4(a)(b)に示すように円筒形状をなすリングタイプのネオジ磁石である。磁場発生器15の一の磁極16は中央部17aが空洞(内径δ)であり周縁部17bに磁束が集中している。したがって、磁極面PLにおける磁束(磁力線)は磁極の中央部17aよりも周縁部17bにおいて磁束密度が大きくなるように局在している。
図4(b)は磁場発生器15の円筒の長軸に沿った断面図であるが、ネオジ磁石は円筒の長軸方向に磁化されその一端の磁極16から出た磁束が長軸方向に局在するように形成されている。
図5はリング状の磁石を長形の小磁石(磁気モーメントM)が円形状に配置されたものとして模式的に表したものである。磁気基準軸Lに対して対称の位置に所定の距離dをおいて配置された小磁石対15a,15bを考える。磁極16a,16bは同じ極性(NまたはS)を有する。すなわち、向きと大きさが同じ2つの磁気モーメント対が磁気基準軸Lに対して軸対称に配置される。この場合に磁極16a,16b同士には斥力が働く。そのため各磁極から相手側に湧き出す磁力線は相互に退けあい磁気基準軸L方向に沿って排除される結果磁気基準軸L近傍にも磁力線18が存在するものと考えられる。
磁極16の中央領域(磁気基準軸Lの周辺)では磁束は小さいが、磁極面16から上方に離れるにしたがって磁気基準軸Lの周辺における磁束が漸増し、磁極面の近傍領域から離れた高さでは磁気基準軸上およびその周辺にわたって磁束分布が安定する。これに伴い、磁極面16の周縁部から出た磁力線のうち中央よりのものは磁極面PLから所定の高さに到るまで磁気基準軸Lに漸近するように形成される。そのため磁気基準軸Lの周辺の磁力線は磁気基準軸Lの方向に沿って形成される傾向がある。
軸対称に配置された小磁石対19a,19bの集合としてのリング状磁石の場合は、磁極面PLの近傍領域から離れた高さでは磁束密度は磁気基準軸L上にピークをもった分布となり、磁気基準軸Lの周辺においても磁力線が磁気基準軸Lの方向に沿って分布し、磁気基準軸L上およびその周辺において安定した「磁束ビーム」が形成されている。特に小磁石対の離隔距離dに相当する範囲内では磁気基準軸Lの方向に沿った磁束が安定に形成されているため、所定の大きさをもつ磁気探査子がx方向に探査する中でトルクを発生させるための十分な相互作用をすることができると考えられる。
その結果、磁気モーメントの等しい円柱型磁石とリング状磁石を比較した場合には、本発明のリング状磁石を磁気マーカー10の磁場発生器として採用すると磁気探査における探査の信頼性および精度が格段に向上することが確認された。また、円柱型磁石よりも軽量な磁気マーカーを構成することができる。なお、磁気基準軸Lからの距離が磁極面16の大きさより十分遠方の領域ではリング状磁石と円柱型磁石が形成する磁場に顕著な相違はない。
磁気探査方法
磁気探査装置20による磁気探査は、揺動自在な磁気探査子40と磁気マーカー10が発生する磁場の相互作用によって磁気探査子40の一端にいわゆる吸引力が作用することにより磁気探査子40が傾動し、この傾動を表示機能で視認することにより行われる。
磁気探査装置20は磁気マーカー10が形成する磁気基準軸Lのまわりに分布する磁場を探知して磁気基準軸Lに収束する方向に移動することを繰り返し、最終的に磁気探査装置20が磁気基準軸L上に位置づけられたところで探査が完了する。磁気探査装置20は磁石を有する磁気探査子40を揺動自在に支持し、磁気探査子40の傾動を視認することで磁気マーカー10の磁場の磁気基準軸Lを探査することができる。
本実施形態では磁気探査装置20として磁気的相互作用による磁気探査子40の傾動により電力や動力を使用せずに磁気探査を行うことができるものを示したが、磁気探査装置としてホール素子等の磁気センサーを用いて磁気測定をすることにより同様の磁気探査を行うことができる。この場合においても、本実施形態の磁気マーカー10が形成する指向性の高い磁場(磁束ビーム)を探査することにより、厚い加工対象でも高精度かつ迅速に磁気基準軸Lを探査することが可能である。
以上述べたように、本発明にかかる磁気マーカー10の磁場発生器15は、軸対称(極性も含む)に所定の距離dをおいて配置された磁気モーメントペアとしての小磁石対を具備するものであって、その一の磁極16の表面PLにおいて磁束密度が中央部よりも周縁部で大きくなるように偏在している。
このような磁場発生器15によれば磁気基準軸Lを規定しその周囲に磁束が安定して分布する磁束ビームを発生することにより、磁気探査子40がこれを容易に捕捉することができる。
第2実施形態
以下に本発明の磁気マーカーおよび磁気探査装置の第2実施形態を詳細に説明する。
図6の縦断面図に示すように、本実施形態にかかる磁気探査装置20は、磁気探査装置本体22、磁気探査装置20を位置決めユニットに仮固定するためのボス21、磁気マーカー10の磁気を検知するための磁気探査子40、磁気探査子40を本体22に揺動自在に支持するための軸受アセンブリ30、磁気探査子40の姿勢を表示するための表示部25、透明または半透明材料のカバー23を有する。
磁気探査子
磁気探査子40は、図6、図7に示すようにメインシャフト41に対して一端側にヨーク44および磁場発生器45が、他端側にカウンタウェイト42および指標部47が取り付けられている。磁気探査子40はその重心において軸受アセンブリ30によって揺動自在に支持されるため、カウンタウェイト42によってメインシャフト41の所定位置に重心が位置づけられるように調整される。
その結果磁気探査装置20が傾斜していても磁気探査子40の重量バランスが保たれているため、磁気探査子40による磁気マーカー10の磁気探査が可能となる。
磁場発生器45は磁気マーカー10が形成する磁場と相互作用して吸引力により磁気探査子30に重心のまわりのトルクを発生させる。本実施形態の磁場発生器45は第1実施形態の磁場発生器15と同様に軸対称に配置された磁気モーメント対の集合、すなわち円筒形状のネオジ磁石が好ましい。このような磁場発生器45は磁場発生器15と同様に所定の磁気基準軸を規定しその周辺に安定な磁束を形成することができるため、第1実施形態の磁気マーカー10とともに用いるとそれぞれの磁気基準軸を相互に探査することによって磁気探査の精度、安定度が向上する。
なお、本実施形態では磁場発生器45は円筒状のネオジ磁石が好ましいが通常の長形の磁石でもよい。また、磁気マーカー10は第1実施形態の磁場発生器15を用いることが好ましいが既知の磁石でもよい。
傾動視認機構
標識部47と表示部25は磁気探査子40の傾動を視認するための機構を構成する。標識部47は図6および図9に示すように、磁気探査子40の重心を中心とする球面の一部をなし、その中心がメインシャフト41に取り付けられる。また、標識部47の外方面にはメインシャフト41の主軸上にある中心に円形の模様を施した標識47aと周縁部に所定の直径を有するリング状の模様を施した標識47bが形成される。
磁気探査装置本体22の上部に取り付けられる表示部25は、磁気探査子40の標識部47が揺動自在となるように内側が球面をなし、中心部に標識47aを表示する窓25aが、その周囲には標識部の標識47bを表示する同心円状の窓25bが形成される。また表示部25には方位の基準を示す方位線26が表示される。窓25bは標識47bのリングの外径よりもやや大きい直径をもつ円上に配置される。表示部25は窓25a,25bが視認可能な透明または半透明材料のカバー23で覆われて保護されている。
磁気探査子40が磁気マーカー10が規定する磁気基準軸上にある場合には、表示部25の窓25aと標識部47の中心部の標識47aの位置が重なる。このとき窓25bと標識47bは同心で半径が異なるリング形状であるため、図2の状態S2に示すように標識47aのみが視認できる。また磁気探査子40が磁気基準軸Lからはずれている場合には、磁気探査子40が傾動するため窓25aと標識47aの位置はずれ、窓25bと標識47bの一部が偏芯して重なるため、図2の状態S1またはS3に示すように偏芯の方向が容易に視認できる。
軸受アセンブリ
本実施形態の図6、7に示すように、軸受アセンブリ30は磁気探査子40をその重心において本体22に対して揺動自在に保持するものである。
本発明の磁気探査装置20は電力や動力を使用せず、磁気マーカー10が発生する磁場と磁気探査子40の相互作用による微弱な吸引力のみにより磁気探査を行うため、軸受機構での摩擦、ガタによる軸ズレは致命的となる。
したがってたとえば外部から圧力、衝撃、振動を受けやすい本体に軸受機構を構成すると上記外力により軸ズレ等が生じて高感度の磁気探査が困難となる。このような課題に鑑みて、本発明の軸受機構は軸受アセンブリとして独立一体に構成される。
軸受アセンブリ30は磁気探査装置本体22にセットスクリュー37で固定される第1ベース31と、第1ベースに固定された第1回動軸(仮想軸)Raの廻りに第1軸受部39aを介して回動可能に支持される第2ベース32と、第2ベースに固定された第2回動軸(仮想軸)Rbの廻りに磁気探査子40を回動可能に支持するための第2軸受部39bを有する。
第1回動軸Raと第2回動軸Rbは直交し、磁気探査子40の重心はこの直交点cに位置づけられる。したがって、第1ベース31が本体22に固定されると磁気探査子4の重心は本体22に対して位置固定される。
第1軸受部39aおよび第2軸受部39bはいずれもベアリング機構を有する。したがって軸両端部と軸受部が点接触する機構に比べて重心位置の位置ズレが生じ難くメンテナンスも不要であるため、磁気探査子40の重心を安定して保持することができる。また、このような保持機構を軸受アセンブリとして磁気探査子40とともに一体に構成し、第1ベース31を磁気探査装置本体22にセットスクリュー37およびキャップネジ38にて位置固定するため、本体22に振動やストレスが付与されても保持機構等が一体構造を有するため安定した磁気探査を行うことができる。
本実施形態によれば、磁気マーカー10により形成した磁場の磁気基準軸Lを磁気探査装置20により探査することにより、非磁性の加工対象5が厚い場合であっても高感度かつ安定して磁気探査することができ、同芯位置を迅速に特定することができる。
10 磁気マーカー
12 磁気マーカーガイド
15 磁場発生器
16,16a,16b 磁極
20 磁場探査装置
21 ボス
40 磁気探査子
41 メインシャフト
45 磁場発生器
c 重心位置
47 指標部
25 表示部
30 軸受アセンブリ
31 第1ベース
32 第2ベース
39a,39b 軸受部(ベアリング機構)
5 加工対象
8 基準位置
9 磁気マーカー保持プレート

Claims (6)

  1. 非磁性の対象の基準位置(8)に所定の磁場を発生する磁気マーカー(10)を固定し、前記磁気マーカーが形成する磁場を前記対象を介して探査し前記基準位置に相応する加工位置を特定するための磁気探査装置であって、
    前記対象表面の所定位置に配置される本体(22)と、
    第1ベース(31)と、前記第1ベースに位置固定される第1の仮想軸(Ra)のまわりに第1のベアリング機構(39a)により揺動自在に支持される第2ベース(32)と、前記第2ベースに位置固定され前記第1の仮想軸と直交する第2の仮想軸(Rb)の廻りに第2のベアリング機構(39b)により揺動自在に支持される支持シャフト(41)とを有する軸受組立体(30)であって、前記第1ベースがセットスクリュー(37)により前記本体内に固定されるものと、
    前記支持シャフトに固定され所定の主軸に沿って延在する磁気探査子(40)であって、
    前記磁気探査子の一端に固定され、前記磁気マーカーが形成する磁場と相互作用する磁場発生器(45)と
    前記磁気探査子の他端に固定される標識部(47)と
    を有し、前記磁気探査子の重心が前記第1の仮想軸と第2の仮想軸の交点に一致するように位置づけられるものと、
    前記本体に固定され前記磁気探査子の傾動を表示する表示部(25)であって、前記標識部の相対位置を介して前記磁気マーカーの位置を表示するものと
    を具備することを特徴とする磁気探査装置。
  2. 前記磁場発生器は筒状の磁石であってその長手方向に磁化しかつその長手方向が前記磁気探査子の主軸に平行であることを特徴とする請求項1記載の磁気探査装置。
  3. 前記磁場発生器は所定の仮想軸に対して相互に軸対称に離れるように配置された磁気モーメントペアであることを特徴とする請求項2記載の磁気探査装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項記載の磁気探査装置により前記基準位置(8)を磁気探査するために前記基準位置を特定する磁気マーカー(10)であって、
    磁気基準軸(L)を規定するようにそのまわりに実質的に軸対称な磁場を形成する基準磁場発生器(15)を具備し、
    前記基準磁場発生器(15)の一の磁極表面(PL)における磁束密度はその中央部(17a)よりも周縁部(17b)において大きいことを特徴とする磁気マーカー。
  5. 前記磁気マーカーを前記基準位置に対して位置づけるガイド部(12)を具備し、前記ガイド部は前記磁極に取り付けられ前記磁気基準軸が前記基準位置を通るように位置固定されることを特徴とする請求項4記載の磁気マーカー。
  6. 前記基準磁場発生器は前記磁気基準軸に対して相互に軸対称に離隔して配置された磁気モーメントペアであることを特徴とする請求項4又は5記載の磁気マーカー。
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