JP5461834B2 - 間接内部改質型固体酸化物形燃料電池の停止方法 - Google Patents
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Description
炭化水素系燃料を改質して改質ガスを製造する、改質触媒層を有する改質器と、
前記改質ガスを用いて発電を行う固体酸化物形燃料電池と、
前記固体酸化物燃料電池から排出されるアノードオフガスを燃焼させる燃焼領域と、
前記改質器、固体酸化物形燃料電池および燃焼領域を収容する筐体と、を有する間接内部改質型固体酸化物形燃料電池の停止方法であって、
前記固体酸化物燃料電池のアノード温度が酸化劣化点以上の温度にある場合においてアノードの酸化劣化を防止するために必要最小限な改質ガス流量FrMinを予め知っておき、
次の条件iからiv、
i)前記固体酸化物燃料電池のアノード温度が定常であり、
ii)前記アノード温度が酸化劣化点未満であり、
iii)改質器において、炭化水素系燃料が改質され、アノードに供給するのに適した組成の改質ガスが生成しており、
iv)前記改質ガスの生成量が、前記FrMin以上である、
が全て満たされる任意の状態において改質器に供給される炭化水素系燃料の流量をFkEとして予め定め、ただしFkEは定常値であり、
前記停止方法開始時点で改質器に供給していた炭化水素系燃料の流量をFk0と表し、
測定された改質触媒層の温度において、停止方法開始後に行う種類の改質法により改質可能な炭化水素系燃料の流量の計算値をFkCALCと表したとき、
アノード温度が酸化劣化点を下回ったら改質器への炭化水素系燃料の供給を停止して前記停止方法を終了し、
アノード温度が酸化劣化点を下回っていない間に以下の工程、
A)改質触媒層温度を測定し、この測定温度を用いてFkCALCを算出し、このFkCALCとFkEの値を比較する工程、
B)工程AにおいてFkCALC<FkEの場合に、次の工程B1〜B4を順次行なう工程、
B1)改質触媒層を昇温する工程、
B2)改質触媒層温度を測定し、この測定温度を用いてFkCALCを算出し、このFkCALCとFkEの値を比較する工程、
B3)工程B2においてFkCALC<FkEの場合に、工程B1に戻る工程、
B4)工程B2においてFkCALC≧FkEの場合に、改質器に供給する炭化水素系燃料の流量をFk0からFkEにし、工程Dに移る工程、
C)工程AにおいてFkCALC≧FkEの場合に、次の工程C1〜C3を順次行なう工程、
C1)改質触媒層温度を測定し、この測定温度を用いてFkCALCおよび流量がFrMinである改質ガスを改質器で生成可能な炭化水素系燃料の流量FkMinCALCを算出し、このFkMinCALCとFkEとの値を比較するとともにFkCALCとFkEの値を比較する工程、
C2)工程C1においてFkMinCALC<FkE<FkCALCの場合に、改質器に供給する炭化水素系燃料の流量をFkMinCALCにし、工程C1に戻る工程、
C3)工程C1において、FkCALC≦FkE、および、FkE≦FkMinCALCの少なくとも一方が成り立つ場合に、改質器に供給する炭化水素系燃料の流量をFkEにし、工程Dに移る工程、
D)改質器に供給する炭化水素系燃料の流量以外の間接内部改質型SOFCの操作条件を、それぞれ、FkEを定めた際の間接内部改質型SOFCの状態における操作条件にして、アノード温度が、酸化劣化点を下回るのを待つ工程
を有する、
間接内部改質型固体酸化物形燃料電池の停止方法
が提供される。
図1に、本発明を実施することのできる間接内部改質型SOFCの一形態を模式的に示す。
本明細書において、次の条件i〜ivの全てが満たされている状態を改質停止可能状態と呼ぶ。
i)SOFCのアノード温度が定常である。
ii)前記アノード温度が酸化劣化点未満である。
iii)改質器において、アノードに供給するのに適した組成の改質ガスが生成している。
iv)この改質ガスの生成量が、SOFCのアノード温度が酸化劣化点以上の温度にある場合においてアノードの酸化劣化を防止するために必要最小限な流量FrMin以上である。
アノード温度は、アノード電極の温度を意味するが、アノード電極の温度を物理的に直接測定することが困難な場合には、アノード近傍のセパレータなどのスタック構成部材の温度とすることができる。アノード温度の測定位置は、安全制御の観点から相対的に温度が高くなる箇所、より好ましくは最も温度が高くなる箇所を採用することが好ましい。温度が高くなる位置は、予備実験やシミュレーションにより知ることができる。
条件iiiは、改質器において炭化水素系燃料が改質されており、アノードに供給するのに適した組成の改質ガスが得られている状態であることを意味している。例えば、炭化水素系燃料が炭素数2以上の炭化水素系燃料を含む場合、改質ガスが還元性であるとともに、改質ガス中のC2+成分(炭素数2以上の化合物)が炭素析出による流路閉塞やアノード劣化に対して問題にならない濃度以下である状態であることを意味している。このときのC2+成分の濃度は、改質ガス中の質量分率として50ppb以下が好ましい。
アノードの酸化劣化を防止するために必要最小限の改質ガス流量FrMinは、カソードオフガスのアノード出口からアノード内部への拡散によりアノード電極が酸化劣化しない流量のうち最も小さい流量である。この改質ガス流量は、アノード温度を酸化劣化点以上に保持した状態で、改質ガス流量を変えて実験やシミュレーションを行い、予め知っておくことができる。
本発明に係る停止方法において、まず改質触媒層温度Tを測定する。そして、この温度Tに基づいて改質可能流量FkCALCを算出する。さらに、前述の改質停止可能状態における炭化水素系燃料の改質器への供給流量FkEと、このFkCALCとの大小関係を調べる。
工程Aにおいて、FkCALC<FkEの場合、次の工程B1〜B4を順次行なう。なお、「FkCALC<FkE」は、流量がFkEである炭化水素系燃料を、改質器において(改質タイプを変更する場合は変更後の改質タイプによって)改質できないことを意味している。
まず工程B1を行なう。すなわち、改質触媒層を昇温する工程を行なう。
そして、工程B2を行なう。すなわち、改質触媒層温度Tを測定し、このTを用いてFkCALCを算出し、このFkCALCとFkEの値を比較する工程を行なう。
工程B2においてFkCALC<FkEの場合には、工程B1に戻る工程を行なう。つまり、FkCALC<FkEとなる間は、工程B1〜B3を繰り返して行なう。この間に改質触媒層の温度は上昇してゆく。
工程B2においてFkCALC≧FkEの場合には、改質器に供給する炭化水素系燃料の流量(Fkと表す)をFk0からFkEにし、工程Dに移る工程を行なう。「FkCALC≧FkE」は、流量がFkEである炭化水素系燃料を改質触媒層において(改質タイプを変更する場合は変更後の改質タイプによって)改質可能であることを意味する。
工程Aにおいて、FkCALC≧FkEの場合、次の工程C1〜C3を順次行なう。なお、「FkCALC≧FkE」は、流量がFkEである炭化水素系燃料を、改質器において(停止方法開始前後で改質タイプを変更する場合は変更後の改質タイプによって)改質できることを意味している。
まず、改質触媒層温度Tを測定し、このTに基づいてFkMinCALCおよびFkCALCを算出し、このFkMinCALCとFkEの値を比較し、また、FkCALCとFkEの値を比較する。
工程C1においてFkMinCALC<FkE<FkCALCの場合には、改質器に供給する炭化水素系燃料の流量をFkMinCALCにし、工程C1に戻る工程を行なう。つまり、FkMinCALC<FkE<FkCALCとなる間は、工程C1〜C2を繰り返して行なう。停止方法開始前後で改質タイプを変更する場合は、最初に行う工程C2で、燃料流量をFk0からFkMinCALCにするとともに改質タイプを変更する。
工程C1において、FkCALC≦FkE、および、FkE≦FkMinCALCの少なくとも一方が成り立つ場合には、改質器に供給する炭化水素系燃料の流量(Fkと表す)をFkEにし、工程Dに移る工程を行なう。
工程Dでは、アノード温度が、酸化劣化点を下回るのを待つ。この間、炭化水素系燃料の流量はFkEに維持し、改質器に供給する水蒸気改質もしくは自己熱改質用の水(スチームを含む)流量、自己熱改質または部分酸化改質用の空気流量、カソード空気流量、バーナーに供給する燃料および空気流量、熱交換器に供給する水や空気などの流体の流量などの、間接内部改質型SOFCに供給する流体の流量、改質器および水や液体燃料の蒸発器、セルスタック、流体の供給配管などを加熱するための電気ヒータ出力、熱電変換モジュールなどから取り出される電気入力などの、間接内部改質型SOFCへの電気の入出力を、予め定めた改質停止可能状態における操作条件に維持する。すなわち、予め定めた改質停止可能状態における間接内部改質型SOFCの操作条件に維持する。アノード温度は時間とともに低下していくので、いずれアノード温度が酸化劣化点を下回る。熱電対等の温度センサーを用いて、アノード温度を適宜監視する(継続して測定する)ことができる。
図2を用いて、本発明の停止方法の一例を説明する。図2(a)〜(c)において、横軸は本発明の停止方法を開始した時点からの経過時間である。同図(a)において縦軸は改質器から得られる改質ガスの流量であり、(b)において縦軸は温度であり、(c)において縦軸は、炭化水素燃料の流量(改質器に供給する炭化水素系燃料の流量Fk、計算されたFkCALCおよびFkMinCALC)である(以降の図においても同様である)。
上記ケースでは、FkMinCALCがFkE以上となるより早く、FkCALCがFkE以下となるため、工程C3においてFkCALCがFkE以下となった時点でFkをFkEにする。本ケースでは、FkCALCがFkE以下となるより早く、FkMinCALCがFkE以上となるため、工程C3においてFkMinCALCがFkE以上となった時点でFkをFkEにする。図3を用いて、このケースについて説明する。
ケース1では、工程C3においてFkCALCがFkE以下となった時点でFkを直ちにFkEにする。本ケースでは、FkCALCがFkE以下となった時点でFkがFkEより小さい場合に、FkからFkEへの流量増加を徐々に、特には段階的に、行なう。図4を用いて、このケースについて説明する。図7には、Fkを徐々にFkEにする手順をフローチャートの形で示す。
図5を用いて、工程Aで算出したFkCALCが、改質停止可能状態において改質器に供給される炭化水素系燃料の流量FkEより小さい場合、すなわちFkCALC<FkEの場合について説明する。つまり、工程Bを行なう場合について説明する。
以下、測定された改質触媒層の温度に基づいて、改質触媒層において改質可能な炭化水素系燃料の流量を算出する方法に関して説明する。
・温度測定個所
改質触媒層の温度測定点が一点である場合、改質可能流量の算出に用いる温度の測定個所としては、安全側制御の観点から、好ましくは改質触媒層の中で相対的に温度が低くなる箇所、より好ましくは改質触媒層の中で最も温度が低くなる個所を採用することが好ましい。改質触媒層における反応熱が吸熱である場合、温度測定個所として、触媒層中心付近を選ぶことができる。改質触媒層における反応熱が発熱であり、放熱によって中心部より端部の方が低温になる場合、温度測定個所として、触媒層端部を選ぶことができる。温度が低くなる位置は、予備実験やシミュレーションにより知ることができる。
改質可能流量FkCALCの算出に用いる温度の測定点は一点である必要はない。より正確に改質触媒層における改質可能流量を算出するためには、温度測定点が2点以上であることが好ましい。例えば、改質触媒層の入口温度と出口温度を測定し、これらを平均した温度を前述の改質触媒層温度Tとすることができる。
全ての分割領域の温度を知るために、次のような個所の温度を計測することができる。
・各分割領域の入口および出口。
・各分割領域内部(入口および出口より内側)(1点もしくは複数点)。
・各分割領域の入口、出口および内部(一つの分割領域について1点もしくは複数点)。
・一部の分割領域の入口および出口。
・一部の分割領域内部(入口および出口より内側)(1点もしくは複数点)。
・一部の分割領域の入口、出口および内部(一つの分割領域について1点もしくは複数点)。
以下、測定された改質触媒層の温度に基づいて、改質触媒層において流量がFrMinである改質ガスを改質器で生成可能な炭化水素系燃料の流量FkMinCALCを算出する方法に関して説明する。
停止方法開始前後で同じタイプの改質を行ってもよいが、異なるタイプの改質を行ってもよい。例えば、停止方法開始前に水蒸気改質を行い、停止方法を開始してからはオートサーマルリフォーミングを行うことができる。また、停止方法開始前に水蒸気改質を行い、停止方法を開始してからは部分酸化改質を行うことができる。
炭化水素系燃料としては、改質ガスの原料としてSOFCの分野で公知の、分子中に炭素と水素を含む(酸素など他の元素を含んでもよい)化合物もしくはその混合物から適宜選んで用いることができ、炭化水素類、アルコール類など分子中に炭素と水素を有する化合物を用いることができる。例えばメタン、エタン、プロパン、ブタン、天然ガス、LPG(液化石油ガス)、都市ガス、ガソリン、ナフサ、灯油、軽油等の炭化水素燃料、また、メタノール、エタノール等のアルコール、ジメチルエーテル等のエーテル等である。
改質器は、炭化水素系燃料から水素を含む改質ガスを製造する。
改質器から得られる改質ガスが、SOFCのアノードに供給される。一方、SOFCのカソードには空気などの酸素含有ガスが供給される。発電時には、発電に伴いSOFCが発熱し、その熱がSOFCから改質器へと、輻射伝熱などにより伝わる。こうしてSOFC排熱が改質器を加熱するために利用される。ガスの取り合い等は適宜配管等を用いて行う。
筐体(モジュール容器)としては、SOFC、改質器および燃焼領域を収容可能な適宜の容器を用いることができる。その材料としては、例えばステンレス鋼など、使用する環境に耐性を有する適宜の材料を用いることができる。容器には、ガスの取り合い等のために、適宜接続口が設けられる。
燃焼領域は、SOFCのアノードから排出されるアノードオフガスを燃焼可能な領域である。例えば、アノード出口を筐体内に開放し、アノード出口近傍の空間を燃焼領域とすることができる。酸素含有ガスとして例えばカソードオフガスを用いてこの燃焼を行なうことができる。このために、カソード出口を筐体内に開放することができる。
改質器で用いる水蒸気改質触媒、部分酸化改質触媒、自己熱改質触媒のいずれも、それぞれ公知の触媒を用いることができる。水蒸気改質触媒の例としてはルテニウム系およびニッケル系触媒、部分酸化改質触媒の例としては白金系触媒、自己熱改質触媒の例としてはロジウム系触媒を挙げることができる。水蒸気改質を行う場合には、水蒸気改質機能を持つ自己熱改質触媒を用いることもできる。
以下、水蒸気改質、自己熱改質、部分酸化改質のそれぞれにつき、改質器における停止運転時の条件について説明する。
間接内部改質型SOFCの公知の構成要素は、必要に応じて適宜設けることができる。具体例を挙げれば、液体を気化させる気化器、各種流体を加圧するためのポンプ、圧縮機、ブロワなどの昇圧手段、流体の流量を調節するため、あるいは流体の流れを遮断/切り替えるためのバルブ等の流量調節手段や流路遮断/切り替え手段、熱交換・熱回収を行うための熱交換器、気体を凝縮する凝縮器、スチームなどで各種機器を外熱する加熱/保温手段、炭化水素系燃料(改質原料)や燃焼用燃料の貯蔵手段、計装用の空気や電気系統、制御用の信号系統、制御装置、出力用や動力用の電気系統、燃料中の硫黄分濃度を低減する脱硫器などである。
2 水気化器に付設された電気ヒータ
3 改質器
4 改質触媒層
5 燃焼領域
6 SOFC
7 イグナイター
8 筐体(モジュール容器)
9 改質器に付設された電気ヒータ
Claims (3)
- 炭化水素系燃料を改質して改質ガスを製造する、改質触媒層を有する改質器と、
前記改質ガスを用いて発電を行う固体酸化物形燃料電池と、
前記固体酸化物燃料電池から排出されるアノードオフガスを燃焼させる燃焼領域と、
前記改質器、固体酸化物形燃料電池および燃焼領域を収容する筐体と、を有する間接内部改質型固体酸化物形燃料電池の停止方法であって、
前記固体酸化物燃料電池のアノード温度が酸化劣化点以上の温度にある場合においてアノードの酸化劣化を防止するために必要最小限な改質ガス流量FrMinを予め知っておき、
次の条件iからiv、
i)前記固体酸化物燃料電池のアノード温度が定常であり、
ii)前記アノード温度が酸化劣化点未満であり、
iii)改質器において、炭化水素系燃料が改質され、アノードに供給するのに適した組成の改質ガスが生成しており、
iv)前記改質ガスの生成量が、前記FrMin以上である、
が全て満たされる任意の状態において改質器に供給される炭化水素系燃料の流量をFkEとして予め定め、ただしFkEは定常値であり、
前記停止方法開始時点で改質器に供給していた炭化水素系燃料の流量をFk0と表し、
測定された改質触媒層の温度において、停止方法開始後に行う種類の改質法により改質可能な炭化水素系燃料の流量の計算値をFkCALCと表したとき、
アノード温度が酸化劣化点を下回ったら改質器への炭化水素系燃料の供給を停止して前記停止方法を終了し、
アノード温度が酸化劣化点を下回っていない間に以下の工程、
A)改質触媒層温度を測定し、この測定温度を用いてFkCALCを算出し、このFkCALCとFkEの値を比較する工程、
B)工程AにおいてFkCALC<FkEの場合に、次の工程B1〜B4を順次行なう工程、
B1)改質触媒層を昇温する工程、
B2)改質触媒層温度を測定し、この測定温度を用いてFkCALCを算出し、このFkCALCとFkEの値を比較する工程、
B3)工程B2においてFkCALC<FkEの場合に、工程B1に戻る工程、
B4)工程B2においてFkCALC≧FkEの場合に、改質器に供給する炭化水素系燃料の流量をFk0からFkEにし、工程Dに移る工程、
C)工程AにおいてFkCALC≧FkEの場合に、次の工程C1〜C3を順次行なう工程、
C1)改質触媒層温度を測定し、この測定温度を用いてFkCALCおよび流量がFrMinである改質ガスを改質器で生成可能な炭化水素系燃料の流量FkMinCALCを算出し、このFkMinCALCとFkEとの値を比較するとともにFkCALCとFkEの値を比較する工程、
C2)工程C1においてFkMinCALC<FkE<FkCALCの場合に、改質器に供給する炭化水素系燃料の流量をFkMinCALCにし、工程C1に戻る工程、
C3)工程C1において、FkCALC≦FkE、および、FkE≦FkMinCALCの少なくとも一方が成り立つ場合に、改質器に供給する炭化水素系燃料の流量をFkEにし、工程Dに移る工程、
D)改質器に供給する炭化水素系燃料の流量以外の間接内部改質型SOFCの操作条件を、それぞれ、FkEを定めた際の間接内部改質型SOFCの状態における操作条件にして、アノード温度が、酸化劣化点を下回るのを待つ工程
を有する、
間接内部改質型固体酸化物形燃料電池の停止方法。 - 前記炭化水素系燃料が、炭素数が2以上の炭化水素系燃料を含む請求項1記載の方法。
- 前記改質ガス中の、炭素数2以上の化合物の濃度が、質量基準で50ppb以下である請求項2記載の方法。
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