JP5461651B2 - サービスサーバ装置、サービス提供方法、サービス提供プログラム - Google Patents
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Description
図8(a)は、一人用の翻訳機を例示した図である。図8(a)において、例えば、話者が「この本はいくらですか?」と日本語で翻訳機に音声で入力する。すると、翻訳機の翻訳機能により、この日本語の音声が英訳されて「How much is this book?」の合成音声が出力される。一人用の翻訳機は、和英辞書として使用したり、対面中の他者に合成音声を聴かせることによって話者が自身の意思を他者に伝えることに使用したりすることができる。このような従来の翻訳機は、例えば、非特許文献1に記載されている。
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであって、話者の通話内容に基づいて実行された翻訳の誤りの訂正に対応しやすいサービスを実現することのできる、サービスサーバ装置、サービス提供方法、サービス提供プログラムを提供することを目的とする。
また、前記タスク実行部は、前記携帯電話機の操作によって出力される信号が予め定められた信号である場合に、前記別タスクの実行を開始することが望ましい。
また、本発明によれば、タスクデータと、話者の音声とを通話相手に送信することができる。このため、タスクデータが翻訳音声を含む場合には、話者の翻訳音声をタスクの実行結果と共に通話相手に送信することができる。そして、本発明は、音声による通信に係るアプリケーションとは別のアプリケーションによってタスクを実行することから、既存の音声に係るアプリケーションとタスクを実行するアプリケーションとを使って話者の通話音声をタスクの実行結果と共に通話相手に送信することができる。このような本発明は、既存のアプリケーションを用いながら、遠隔地にありながら対面で会話しているような臨場感を持った通話サービスを提供することができる。
図1は、本実施形態の前提となるサービスの概要を説明するための図である。このサービスは、通話機能を有する通信端末装置による会話(以下、通話と記す)をサポートし、直接会って会話するようなコミュニケーションを実現するよう開発されている。本実施形態の前提となるサービスを、以下、CC(コミュニケーション・コンシェルジュ)サービスとも記す。
[サービスサーバ装置]
(i)機能
図2は、本実施形態のサービスサーバ装置の一構成例を示すブロック図である。図2のサービスサーバ装置200は、複数のイネーブラを含むイネーブラ群261と通信可能に構成されている。なお、イネーブラとは、コンピュータを動作させるためのドライバソフ
トウェアであり、個々の目的ごとに設計されたソフトウェア(アプリケーション)を指す。
このような構成により、本実施形態のサービスサーバ装置200は、既存のイネーブラを組み合わせてサービスに必要なアプリケーションを構築することができる。このため、本実施形態によれば、新たに専用のアプリケーションを開発する必要がなく、アプリケーションの開発に係る時間及びコストが発生しない。さらに、本実施形態によれば、実績がある既存のアプリケーションを使ってサービスを提供することができるため、新たなアプリケーションを開発することに比べて信頼性が高いサービスを提供することができる。
れている電話番号)が登録されている。さらに、前記したタブレットPCやフォトフレーム等の装置を電話機に対応付けるには、それらの装置の識別子を、該当する電話機の電話番号に対応付けて加入者プロファイル蓄積部221に登録すればよい。
テキスト翻訳イネーブラ204は、音声認識イネーブラ203が作成したテキストデータを、着通信端末装置241bのユーザが使用する言語に翻訳することによって、翻訳テキストデータを作成する。
本実施形態では、音声合成イネーブラ202によって作成された音声データが、通話音声と共に発通信端末装置241a、着通信端末装置241bに提供される。また、本実施形態では、音声認識イネーブラ203によって作成されたテキストデータとテキスト翻訳イネーブラ204によって生成された翻訳テキストデータも、発通信端末装置241a、着通信端末装置241bに提供される。本実施形態では、音声データと、テキストデータ及び翻訳テキストデータとを併せてタスクデータとも記すものとする。
なお、本実施形態では、サービス起動部250が、発通信端末装置241a、着通信端末装置241bがサービスの提供を指示して直ちに各イネーブラを起動するものではなく、加入者プロファイル蓄積部221から予め登録されている加入者情報を取得するようにしてもよい。そして、加入者情報に発通信端末装置241a、着通信端末装置241bの少なくともいずれかを特定する情報が含まれている場合に発通信端末装置241a、着通信端末装置241bの指示を受付けるようにしてもよい。
図3は、図2に示したサービスサーバ装置によって行われる処理の手順を説明するための図である。
図2に示したサービスアプリ部225では、図2に示した電話/呼制御イネーブラ201によって通話音声の録音が実行される(ステップS311)。通話音声の録音は、音声が録音されない状態(以下、無音録音状態とも記す)から次の無音録音状態までの間に発せられた通話音声を1単位として行われる。次に、音声認識イネーブラ203によって音声は形態素解析され、解析される。解析は、1単位として録音された通話音声ごとに行われる。そして、解析結果にしたがって通話音声はテキストデータに変換される(ステップS312)。
本実施形態では、前記したように、無音録音状態から次の無音録音状態までの間に発話された通信音声を1単位として録音、認識、翻訳してタスクデータを作成し、その都度、発通信端末装置241a、着通信端末装置241bに送信することにより、通話音声とタスクデータとの同期をとって発通信端末装置241a、着通信端末装置241bに送信することができる。
また、図1に示したサービスサーバ装置200は、発通信端末装置241aの電話回線と、着通信端末装置241bの電話回線とを、周知の方法によって識別することができる。このため、発通信端末装置241aの上り回線u1、下り回線d1、着通信端末装置241bの上り回線u2、下り回線d2を区別することができ、ユーザの発話を適切に翻訳して通話相手に送信することができる。
図4は、図2、図3に示したサービスサーバ装置200と発通信端末装置241a、着通信端末装置241bとを接続するCS網404、PS網405を具体的に説明するための図である。
発通信端末装置241aは、MPN(メディア・プロセッシング・ノード)408に向けて発呼する。この発呼信号は、CS網404、既存の電話系装置401に到達する。既存の電話系装置401とは、例えば、CSN(認証装置、ハンドオーバーを実現するためのホームエージェント、DHCPサーバ等)、ASN(無線基地局等)を指す。既存の電話系装置401では、発呼に対して非課金処理や特番ルーチングの処理が実行される。なお、非課金処理とは、一般的な通話にかかる課金処理を行わないようにする処理である。また、特番ルーチングとは、予め定められた電話番号(特番)に発呼された場合に、通信経路を、本来の処理とは異なる処理が行われる通信経路に変更することをいう。
音声データとテキストデータ及び翻訳テキストデータとの連携は、次のようにして実現できる。
また、実施形態1では、図2に示した加入者プロファイル蓄積部221において、前記したように、通話機能だけを有する電話機と、テキスト等を送信できる通信端末装置とを対応付けて登録している。このような場合、通信制御部224が、電話機の電話番号で発呼がされると、登録されている通信端末装置のアドレスにタスクデータを取得できるURLを送信するようにしてもよい。
サービスサーバ装置200では、アプリ部225が録音された通話音声に基づいて音声データとテキストデータ及び翻訳テキストデータとを作成する。音声データは、CS網を経由して着通信端末装置241bに送信される。なお、音声データの送信には、PS網を利用することもできる。また、テキストデータ及び翻訳テキストデータは、既存のWeb系装置402(ゲートウェイ等)やxGSN(x−GPRS Support Node)/EPC(Evolved Packet Core)よりPS網405を介して着通信端末装置241bに送信される。
図6は、本実施形態のサービスサーバ装置200によって実現されるサービス提供方法を説明するための図である。図6では、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)を使ったデータ通信を破線で示し、電話機による通話を実線で示している。
発通信端末装置241aにおいて、ユーザが例えば本実施形態のサービス提供方法を実現するためのアプリケーションを起動するとともに、相手の電話番号が入力される(ステップS501)。このような処理により、発通信端末装置241aから発通信端末装置241aのアドレスがサービスサーバ装置に送信される。そして、サービスサーバ装置200では、他の必要な要件が満たされたことを条件に、タスクを通信(通話)の間に実行する指示が受付けられて翻訳サービスが開始される(ステップS502)。
発通信端末装置241aの回線から通話音声が送信されてこない無音録音状態になると、サービスサーバ装置200は発通信端末装置241aの回線から送信されてくる通話音声の録音をいったん終了する(ステップS506)。そして、録音された通話音声について、図2、図3に示した音声認識イネーブラ203、テキスト翻訳イネーブラ204、音声合成イネーブラ202によって、テキスト化、翻訳、合成音声の合成が行われ(ステップS507)、音声データとテキストデータ及び翻訳テキストデータとを作成する。
さらに、本発明は、本実施形態の翻訳に係るアプリケーションに適用される構成に限定されるものではない。図7は、本発明のサービスサーバ装置、サービス制御方法、サービス制御プログラムは、ユーザのスケジュールを調整するアプリケーションに適用する例を説明した図である。
このような構成によれば、発通信端末装置641a、着通信端末装置641bのユーザに対し、スケジュールを簡易かつ間違いなく調整でき、しかも直接対面してスケジュール調整するのと同様の臨場感があるコミュニケーションを提供することができる。
以上説明したサービスサーバ装置においては、音声によって通信可能な音声通信端末装置間の通信中に、音声による通信とは別のタスクによるサービスを提供するためのサービス提供プログラムが実行される。このサービス提供プログラムは、コンピュータに、別タスクを音声通信の間に実行する指示を受付ける指示受付機能と、複数の上記音声通信端末装置間の音声通信中に、話者の音声を録音する録音機能と、上記指示受付機能によって上記指示が受付けられた場合、上記録音機能によって録音された音声に基づいて該タスクを実行するタスク実行機能と、上記タスク実行機能においてタスクが実行されたことによって得られるテキストまたは音声を含むタスクデータを作成するタスクデータ作成機能と、音声通信を行っている音声通信端末装置、または、音声通信端末装置に対応付けられ、かつテキストによる通信が可能なテキスト通信端末装置に、タスクデータを提供する機能と、を実現させるプログラムである。
201 呼制御イネーブラ
202 音声合成イネーブラ
203 音声認識イネーブラ
204 テキスト翻訳イネーブラ
205、206、261 イネーブラ群
208 デバイス管理制御イネーブラ
209 プレゼンスイネーブラ
210 電話帳イネーブラ
211 SNSイネーブラ
212 メッセージングイネーブラ
213 コミュニティ管理イネーブラ
214 情報管理イネーブラ
215 編集イネーブラ
216 フォント変換イネーブラ
217 画像・映像認識イネーブラ
218 セッション連携イネーブラ
219 ポイント管理イネーブラ
221 加入者プロファイル蓄積部
222 認証許可部
223 課金処理部
224 通信制御部
225、226、227 サービスアプリ部
230 ネットワーク網
241a、641a 発通信端末装置
241b、641b 着通信端末装置
Claims (5)
- 音声によって互いに音声通信する複数の携帯電話機と接続され、該携帯電話機間で行われる音声通信に係るアプリケーションによって実行されるタスクとは別のアプリケーションによって実行される作業である別タスクによるサービスを提供するサービスサーバ装置であって、
前記携帯電話機を特定する情報と該携帯電話機を使用するユーザに関する情報とを少なくとも含む加入者情報が登録される加入者情報蓄積部と、
複数の前記携帯電話機の1つである発信側端末が、予め定められた情報が付加された複数の前記携帯電話機の少なくとも1つである着信側端末の電話番号を使って発呼した場合に、前記加入者情報蓄積部から登録されている加入者情報を取得し、取得した該加入者情報に前記発信側端末及び前記着信側端末の少なくともいずれかを特定する情報が含まれている場合には、前記音声通信の間に前記別タスクの実行を行うアプリケーションを起動する指示受付部と、
複数の前記携帯電話機間の音声通信中の、話者の音声を録音する録音部と、
前記指示受付部によって前記別タスクの実行を行うアプリケーションが起動された場合、前記録音部によって録音された音声に基づいて、前記話者の携帯電話機と音声通信する他の携帯電話機の前記加入者情報に含まれる前記ユーザに関する情報を反映させて前記別タスクを実行するタスク実行部と、
前記タスク実行部によって前記別タスクが実行されたことによって得られるテキストデータと、前記タスク実行部によって前記別タスクが実行されたことによって得られる音声データと、を含むタスクデータを作成するタスクデータ作成部と、
音声通信を行っている前記話者の前記携帯電話機に、前記タスクデータを提供し、前記話者の前記携帯電話機と音声通信する前記携帯電話機に、前記話者の音声とともに前記タスクデータを提供するタスクデータ提供部と、
を含むことを特徴とするサービスサーバ装置。 - 前記タスク実行部は、
前記録音部に録音される音声が予め定められた意味を示す音声である場合に、前記別タスクの実行を開始することを特徴とする請求項1に記載のサービスサーバ装置。 - 前記タスク実行部は、
前記携帯電話機の操作によって出力される信号が予め定められた信号である場合に、前記別タスクの実行を開始することを特徴とする請求項1に記載のサービスサーバ装置。 - 音声によって互いに音声通信する複数の携帯電話機と接続され、該携帯電話機間で行われる音声通信に係るアプリケーションによって実行されるタスクとは別のアプリケーションによって実行される作業である別タスクによるサービスを提供するサービスサーバ装置において、サービスを提供するサービス提供方法であって、
前記携帯電話機を特定する情報と該携帯電話機を使用するユーザに関する情報とを少なくとも含む加入者情報を登録する加入者情報蓄積ステップと、
複数の前記携帯電話機の1つである発信側端末が、予め定められた情報が付加された複数の前記携帯電話機の少なくとも1つである着信側端末の電話番号を使って発呼した場合に、前記加入者情報登録ステップにおいて登録された加入者情報を取得し、取得した該加入者情報に前記発信側端末及び前記着信側端末の少なくともいずれかを特定する情報が含まれている場合には、前記音声通信の間に前記別タスクの実行を行うアプリケーションを起動する指示受付ステップと、
複数の前記携帯電話機間の音声通信中の、話者の音声を録音する録音ステップと、
前記指示受付ステップにおいて前記別タスクの実行を行うアプリケーションが起動された場合、前記録音ステップにおいて録音された音声に基づいて、前記話者の携帯電話機と音声通信する他の携帯電話機の前記加入者情報に含まれる前記ユーザに関する情報を反映させて前記別タスクを実行するタスク実行ステップと、
前記タスク実行ステップによって前記別タスクが実行されたことによって得られるテキストデータと、前記タスク実行ステップによって前記別タスクが実行されたことによって得られる音声データと、を含むタスクデータを作成するタスクデータ作成ステップと、
音声通信を行っている前記話者の前記携帯電話機に、前記タスクデータを提供し、前記話者の前記携帯電話機と音声通信する前記携帯電話機に、前記話者の音声とともに前記タスクデータを提供する提供ステップと、
を含むことを特徴とするサービス提供方法。 - 音声によって互いに音声通信する複数の携帯電話機と接続され、該携帯電話機間で行われる音声通信に係るアプリケーションによって実行されるタスクとは別のアプリケーションによって実行される作業である別タスクによるサービスを提供するサービスサーバ装置において実行されるサービス提供プログラムであって、
コンピュータに、
前記携帯電話機を特定する情報と該携帯電話機を使用するユーザに関する情報とを少なくとも含む加入者情報を登録する加入者情報蓄積機能と、
複数の前記携帯電話機の1つである発信側端末が、予め定められた情報が付加された複数の前記携帯電話機の少なくとも1つである着信側端末の電話番号を使って発呼した場合に、前記加入者情報登録ステップにおいて登録された加入者情報を取得し、取得した該加入者情報に前記発信側端末及び前記着信側端末の少なくともいずれかを特定する情報が含まれている場合には、前記音声通信の間に前記別タスクの実行を行うアプリケーションを起動する指示受付機能と、
複数の前記携帯電話機間の音声通信中の、話者の音声を録音する録音機能と、
前記指示受付機能によって前記別タスクの実行を行うアプリケーションが起動された場合、前記録音機能によって録音された音声に基づいて、前記話者の携帯電話機と音声通信する他の携帯電話機の前記加入者情報に含まれる前記ユーザに関する情報を反映させて前記別タスクを実行するタスク実行機能と、
前記タスク実行機能によって前記別タスクが実行されたことによって得られるテキストデータと、前記タスク実行機能によって前記別タスクが実行されたことによって得られる音声データと、を含むタスクデータを作成するタスクデータ作成機能と、
音声通信を行っている前記話者の前記携帯電話機に、前記タスクデータを提供し、前記話者の前記携帯電話機と音声通信する前記携帯電話機に、前記話者の音声とともに前記タスクデータを提供する提供機能と、
を実現させることを特徴とするサービス提供プログラム。
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