JP5461078B2 - 擬似通話装置及び方法 - Google Patents

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Description

本発明は、擬似通話装置及び方法に関する。
擬似通話装置は、実際の通話を行うことなく擬似的に通話を装うための装置であり、例えば携帯電話機等の携帯性を有する電子機器に設けられる。携帯電話機等を用いて通話が行われている状況下においては、そのユーザは異常が生じた旨や現在の場所を相手方に即座に伝えることができるため、そのユーザに危害を加えようとする者が思い留まることによって犯罪の発生が抑制される。携帯電話機等の電子機器に擬似通話装置を設けることで、通話相手が居ない状況下においても通話を装うことができるため、防犯効果を高めることができる。
以下の特許文献1には、擬似通話装置に加えて防犯ベル機能を備えることによって更に防犯性を高めた携帯電話機が開示されている。この携帯電話機は、擬似通話に関する複数の操作部(擬似着信操作部、擬似応答操作部、及び擬似切断操作部)と防犯ベル機能に関する操作部(防犯ベル操作部)とを備えており、ユーザの操作に応じて擬似通話を行うか、又は防犯ベルを発するかが選択可能である。
特開2002−344579号公報
ところで、上述した特許文献1に開示された携帯電話機等における擬似通話は、予め用意された質問内容が音声ガイダンスとして発せられ、ユーザがこの音声ガイダンスに対して返答をすることによって実現される。このため、擬似通話は実際の通話に比べると不自然になりやすく、ユーザの演技力が低い場合には擬似通話であることが第三者に気付かれてしまう虞が考えられる。
ここで、擬似通話であることが第三者に気付かれてしまっても、知人等に電話を掛ける程の余裕がある場合には、電話を掛けることで防犯効果を維持できると考えられる。これに対し、電話を掛ける余裕がない場合には、前述した防犯ベルを発生させて相手を威嚇し、且つ周囲に居る人に異常が発生した旨を知らせる対応をするしかない。しかしながら、かかる対応を行っても、人気の無い所では防犯ベルに気付く人が居ない可能性もある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、擬似通話と他の防犯動作とを連動させることにより、防犯効果を著しく高めることができる擬似通話装置及び方法を提供することを目的とする。
本発明の擬似通話装置は、擬似通話のために用いられる音声データに応じた音声を出力する通話用のスピーカと、前記擬似通話のときに音声を入力する通話用のマイクロフォンと、前記擬似通話のときに前記マイクロフォンから入力された音声を録音する録音部と、前記擬似通話のときに前記通話用のマイクロフォンから入力された音声に基づいて前記通話用のスピーカから出力する音声を、第1の音声データから該第1の音声データと異なる第2の音声データに切り替えるとともに、前記録音部に録音を開始させる所定の防犯動作を実行させるか否かを制御する制御部と、を備えることを特徴とする。
前記通話用のマイクロフォンに入力された音声を認識する音声認識部を備えており、前記制御部は、前記音声認識部で認識された音声に特定の音声が含まれている場合に前記所定の防犯動作を実行させる制御を行うことを特徴とする。
前記録音部は、前記擬似通話時における音声を、前記音声データと対応付けて録音するものであり、前記音声データに前記録音部によって録音された前記音声を対応付けて、当該音声データと録音された音声とを順次再生する再生部を備えることを特徴とする。
本発明の擬似通話方法は、擬似通話のために用いられる第1の音声データに応じた音声を出力するステップと、前記擬似通話のときに音声の入力を受け付けるステップと、前記擬似通話のときに前記入力された音声に基づいて出力する音声を、第1の音声データから該第1の音声データと異なる第2の音声データに切り替えるとともに、前記第2の音声データに対応付けて擬似通話時における音声の録音を開始するステップと、を有することを特徴とする。
本発明によれば、擬似通話と他の防犯動作とが連動され、単に擬似通話だけを行う場合に比べて防犯効果を著しく高めることができるとう効果がある。
無線通信システムの全体構成を示すブロック図である。 携帯電話機の外観斜視図である。 携帯電話機10の第一筐体11と第二筐体12とを相互に重ね合わせた状態を示す外観斜視図である。 携帯電話機10の要部構成を示すブロック図である。 メモリ24に記憶される防犯関連情報の一例を示す図である。 携帯電話機10の第1動作例を示すフローチャートである。 携帯電話機10の第2動作例を示すフローチャートである。 通話データの再生時の動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態による擬似通話装置及び方法について詳細に説明する。尚、本実施形態では、擬似通話装置が携帯電話機に設けられた態様について説明する。図1は、無線通信システムの全体構成を示すブロック図である。図1に示す通り、無線通信システム1は、基地局2a,2b、防犯センター3、無線通信ネットワークN、及び携帯電話機10a,10bを備えており、携帯電話機10aと携帯電話機10bとの間の通話又は通信、或いは携帯電話機10a,10bと防犯センター3との間の通信又は通信が可能である。尚、図1においては、図示を簡略化するために、基地局及び携帯電話機を2つずつのみ図示している。
基地局2a,2bは、通信エリア内に位置する携帯電話機(図1に示す例では携帯電話機10a,10b)との間で無線通信を行う。また、基地局2a,2bは、それぞれ無線通信ネットワークNに接続されており、無線通信ネットワークNを介して他の基地局、防犯センター3、或いは不図示のサーバ装置(例えば、メールサーバ装置等)との間で通信を行う。
防犯センター3は、携帯電話機10a,10bのユーザの防犯を目的として設けられた施設である。この防犯センター3には少なくとも1人の職員が常駐しており、携帯電話機10a,10bから着信があった場合に職員による対応(通話)が可能である。尚、携帯電話機10a,10bから着信があった場合には、着信時刻や職員との間の通話内容が自動的に記録される。ネットワークNは、基地局2a,2bや防犯センター3を相互に接続するためのネットワークであり、インターネット等の広域ネットワークにも接続されている。
図2は、携帯電話機の外観斜視図である。尚、以下では、携帯電話機10a,10bを区別する必要がない場合には「携帯電話機10」と総称する。図2に示す通り、携帯電話機10は、第一筐体11、第一筐体11の厚さ方向に重ね合わせ可能な第二筐体12、及び第一筐体11と第二筐体12とを相互に折り畳み自在に連結するヒンジ部13を備えている。ヒンジ部13は、第一筐体11の基端部11aと第二筐体12の基端部12aとを連結するように配されている。
第二筐体12の内部には、各種情報を表示する表示領域14aを有するLCD(Liquid Crystal Display:液晶表示装置)又はEL(Electro Luminescence:有機EL)ディスプレイ等からなる表示部14及び通話用のスピーカ15が設けられている。表示部14の表示領域14aは、第一筐体11と第二筐体12とを相互に重ね合わせた状態において第一筐体11に対向する第二筐体12の表面12c側に露出している。スピーカ15は、基端部12aとは反対側に位置する第二筐体12の先端部12bに配されており、第二筐体12の表面12cから第二筐体12の内部空間に貫通する開口部12dを介して外方に露出している。
第一筐体11の内部には、テンキー16a、通話キー16b、終話キー16c、及び多方向キー16d等の各種の押下操作可能な複数の操作キーを備えるキー操作部16及び通話用のマイクロフォン17が設けられている。尚、上記の通話キー16bは擬似通話機能を動作させるキーとしても用いられ、上記の終話キー16cは携帯電話機10の電源をオン(投入)又はオフ(切断)するための電源キーとしても用いられる。キー操作部16は、第一筐体11と第二筐体12とを相互に重ね合わせた状態において第二筐体12に対向する第一筐体11の表面11cから外方に露出している。
マイクロフォン17は、基端部11aとは反対側に位置する第一筐体11の先端部11bに配されており、第一筐体11の表面11cから第一筐体11の内部空間に貫通する開口部11dを介して外方に露出している。尚、第一筐体11の内部には、キースイッチ、シールドケース、回路基板、及びバッテリー(何れも不図示)等が重ねて配されている。また、第一筐体11内部の先端部11b側には、無線通信用のアンテナ21(図4参照)が収容されている。
図3は、携帯電話機10の第一筐体11と第二筐体12とを相互に重ね合わせた状態を示す外観斜視図である。図3に示す通り、第二筐体12における背面12eの先端部12b側には投光窓18が設けられており、同背面12eの中央部には上記の投光窓18とは異なる投光窓19が設けられている。これら投光窓18,19は、何れも光を拡散して全体を略均一の照度にする拡散部材からなり、第二筐体12の内部に設けられた不図示の発光部26(図4参照)から投光される光を外部に導光するものである。
投光窓18は通常時における携帯電話機10の状態を示す光を外部に導光するために設けられており、投光窓19は携帯電話機10のユーザに異常が生じた旨を示す光を外部に導光するために設けられている。通常時における光とは、例えば通信が行われている最中に一定の時間間隔で点滅する光、或いは着信があった旨をユーザに知らせるために一定の時間間隔で点滅する光である。また、携帯電話機10のユーザに異常が生じた旨を示す光とは、例えば予め設定された特殊な態様で色調、輝度、及び発光時間の少なくとも1つが変化する光(イルミネーション光)である。
かかるイルミネーション光を発するのは、携帯電話機10のユーザに異常が生じた旨を周囲に知らせるためである。尚、イルミネーション光の色調、輝度、及び発光時間の少なくとも1つが変化する態様は、極力周囲の人間の注意を引く態様であるのが望ましい。この態様の一例として、短時間で激しく点滅しながら色調が急激に変化する態様が挙げられる。尚、イルミネーション光の変化の態様は、以上の例示した態様に限られる訳ではなく、任意の態様を採用することができる。
図4は、携帯電話機10の要部構成を示すブロック図である。図4に示す通り、携帯電話機10は、図1を用いて説明したスピーカ15(出力部)、マイクロフォン17、キー操作部16、及び表示部14に加えて、アンテナ21、無線通信部22(通信部)、タイマ部23、メモリ24(記憶部)、外部スピーカ25、発光部26、及び制御部27を備えており、無線通信ネットワーク(図示省略)を介した通話及び通信のみならず、通話を行うことなく擬似的に通話を装う擬似通話が可能である。
無線通信部22は、アンテナ21を介して図1に示す無線通信システムの一部をなす基地局2a,2bとの間で無線信号の送受信を行うことで、その無線通信システムをなす他の携帯電話機のユーザとの間の通話や図1に示す防犯センター3との間の通話を実現するものである。尚、この無線通信部22は、他のユーザや防犯センター3との間の通話のみならず、電子メールの送受信やホームページの閲覧等も実現可能である。
タイマ部23は時刻を計時するものであり、現在時刻を示す情報を制御部27に出力する。また、タイマ部23は、制御部27によって指示された時間を指示されたタイミングで計時し、計時を終了した場合にはその旨を示す信号を制御部27に出力する。メモリ24は、文字、記号、画像等の各種情報、及び携帯電話機10の各種機能を実現するプログラムを記憶するものであり、例えば不揮発性の半導体メモリによって実現される。
また、メモリ24は、以上の各種情報及びプログラム以外に、防犯に関連する防犯関連情報も記憶する。図5は、メモリ24に記憶される防犯関連情報の一例を示す図である。図5に示す通り、防犯関連情報は、複数のフィールドF1〜F5からなるレコード形式で記憶される。各レコードR1〜Rnは、一意に定まるデータ番号が格納されるフィールドF1、擬似通話のために用いられる音声データが格納されるフィールドF2、擬似通話時における通話の録音を開始させるか否かを示すフラグ情報(防犯情報)が格納されるフィールドF3、防犯動作を実行させるためのキーワード(特定語句)が格納されるフィールドF4、及び擬似通話時に録音された通話データが格納されるフィールドF5からなる。かかるレコード形式で記憶されることにより、各レコードのフィールドF1〜F5に格納された情報は互いに対応づけて記憶されることになる。
ここで、上記の防犯動作とは、(1)予め設定された特殊な態様で色調、輝度、及び発光時間の少なくとも1つが変化するイルミネーション光を発光させて周囲に異常を知らせる第1防犯動作、(2)擬似通話の内容を、通常の擬似通話とは異なる緊急の擬似通話に切り替える第2防犯動作、及び(3)防犯センターに接続する第3防犯動作である。尚、図5に示すレコードR1〜Rnのうち、レコードR1〜Rmは通常の擬似通話時に用いられ、レコードRm+1〜Rnは緊急の擬似通話時に用いられる。緊急の擬似通話時に用いられるレコードRm+1〜RnのフィールドF2には、怪しい人物の外見、現在位置、車のナンバー等の情報をユーザに質問する内容の音声データ(緊急音声データ)が格納される。
外部スピーカ25は、例えば第一筐体11に内蔵されており、各種の音声を外部に発するために用いられる。発光部26は、例えば赤色光、緑色光、及び青色光を発光する発光ダイオードを備えており、前述した投光窓18を介して外部に導光される光(通常時における携帯電話機10の状態を示す光)を発光するとともに、前述した投光窓19を介して外部に導光される光(予め設定された特殊な態様で色調、輝度、及び発光時間の少なくとも1つが変化する光(イルミネーション光))を発光する。
制御部27は、図4に示す各ブロックを制御することにより、携帯電話機10の動作を統括的に制御する。例えば、携帯電話機10のユーザによるキー操作部16の操作に応じて、無線通信部22を制御することによって通話又は通信を実現する。また、制御部27は、擬似通話部27a(出力部)、録音部27b、音声認識部27c、及び再生部27dを備えており、擬似通話、擬似通話時の録音、及び防犯動作の実行、録音した音声の再生等を制御する。
擬似通話部27aは、携帯電話機10のユーザがキー操作部16に設けられた通話キー16bを操作して擬似通話機能を動作させる指示を行った場合に、メモリ24に記憶された音声データ(図5中のレコードR1〜RmのフィールドF2に格納された音声データ)を順に読み出してスピーカ15に出力することにより擬似通話を実現する。また、擬似通話部27aは、制御部27の制御によって、前述した第2防犯動作が実行される場合には、擬似通話を行うために、図5中のレコードRm+1〜RnのフィールドF2に格納された緊急音声データを順に読み出してスピーカ15に出力する。
録音部27bは、制御部27の制御の下で、マイクロフォン17から入力される音声(携帯電話機1のユーザの音声)を録音する。尚、制御部27は、メモリ24から読み出した音声データ又は緊急音声データに対応付けられているフラグ情報が「1」である場合に、録音部27bに録音を開始させる制御を行う。録音部27bで録音された音声は、図5に示すフィールドF5に通話データとして格納される。
音声認識部27cは、録音部27bで録音された音声データを認識する。尚、詳細は後述するが、音声認識部27cによって認識された音声に、図5に示すフィールドF4に格納されたキーワードが含まれている場合に、制御部27の制御の下で前述した防犯動作が実行される。再生部27dは、制御部27の制御の下で、メモリ24に対応づけて記憶されている音声データ又は緊急音声データと音声データとを対にして順次再生する。ここで、音声データ又は緊急音声データと通話データとを対にして再生するのは、擬似通話時においてユーザに対して発せられた質問内容と、その質問に対するユーザの回答内容とを対応付けて順に再生するためである。
次に、上記構成における携帯電話機10の動作について説明する。図6は、携帯電話機10の第1動作例を示すフローチャートである。図6に示す処理は、携帯電話機10のユーザが携帯電話機10のキー操作部16に設けられた通話キー16bを操作して擬似通話機能を動作させる指示を行った場合に開始される。図6に示す処理が開始されると、まず制御部27の制御の下で、擬似通話を開始させるための擬似通話開始処理が擬似通話部27aで行われる(ステップS11)。具体的には、メモリ24に記憶されている音声データのうちから読み出しを開始する音声データを特定する処理が行われる。ここでは、読み出すべき音声データとして、図5中のレコードR1のフィールドF2に格納された音声データが特定されたとする。
擬似通話開始処理が終了すると、質問出力処理が行われる(ステップS12:出力ステップ)。具体的には、ステップS11で特定されたレコードR1のフィールドF2に格納されている音声データが擬似通話部27aによって読み出され、読み出された音声データがアナログ信号に変換されてスピーカ15に出力される処理が行われる。これにより、例えば「周囲に怪しい人は居ませんか?」という問い合わせがユーザに対して行われる。また、かかる処理と並行して、レコードR1のフィールドF3に格納されているフラグ情報及びフィールドF4に格納されているキーワードが制御部27に読み出される。尚、ここで読み出されたキーワードは「はい」であるとする。
次に、制御部27は、レコードR1のフィールドF3から読み出したフラグ情報が「1」であるか否か(フラグ設定があるか否か)を判断する(ステップS13)。フラグ情報が「1」である場合にはステップS13の判断結果は「YES」となり、制御部27は録音部27bに対してユーザの音声を録音させる処理を開始させる(ステップS14)。録音部27bによって録音された音声は、メモリ24に出力されてレコードR1のフィールドF5に通話データとして順次格納される。また、録音部27bで録音された音声は音声認識部27cに出力されて音声認識処理が行われる(ステップS15)。
次に、制御部27は、音声認識部27cで認識された音声に、先に読み出したキーワード「はい」が含まれているか否かを判断する(ステップS16:制御ステップ)。キーワード「はい」が含まれると判断した場合(判断結果が「YES」の場合)には、制御部27は予めユーザによって設定された防犯動作を実行させる(ステップS17:制御ステップ)。具体的に、実行させるべき防犯動作として前述した第1防犯動作が設定されている場合には、制御部27は発光部26を制御して、予め設定された特殊な態様で色調、輝度、及び発光時間の少なくとも1つが変化するイルミネーション光を発光させる。かかる防犯動作が実行されると、携帯電話機1から発せられるイルミネーション光によって、携帯電話機1の周囲に居る人に異常が生じた旨を知らせることができる。
これに対し、実行させるべき防犯動作として前述した第2防犯動作が設定されている場合には、制御部27は擬似通話部27aを制御して、擬似通話の内容を緊急の擬似通話に切り替えさせる。具体的には、図5に示すレコードRm+1のフィールドF2格納された緊急音声データを読み出させてスピーカ15に出力させる。これにより、例えば怪しい人物の外見、現在位置、或いは車のナンバー等の情報の問い合わせがユーザに対して行われるとともに、その問い合わせに対するユーザの回答が録音部27bによって録音され、その内容が通話データとしてレコードRm+1のフィールドF5格納される。
また、実行させるべき防犯動作として前述した第3防犯動作が設定されている場合には、制御部27は無線通信部22を制御して防犯センター3に対する発呼処理を行う。かかる発呼処理によって行われた発呼に対して防犯センター3に常駐する職員が応答すると、携帯電話機1のユーザと防犯センター3に常駐する職員との間での通話が可能となり、携帯電話機1のユーザが現在の状況をその職員に対して知らせることが可能になる。
以上の防犯動作が終了すると、制御部27は録音部27bを制御して録音を停止させる(ステップS18)。一方、ステップS16において、音声認識部27cで認識された音声にキーワード「はい」が含まれていないと判断した場合(ステップS16判断結果が「NO」の場合)には、以上説明した防犯動作が実行されることなく、制御部27の制御によって録音部27bによる録音が停止される(ステップS18)。
録音が停止されると、制御部27は、携帯電話機1のユーザによって擬似通話を終了すべき旨の操作がなされたか否かを判断する(ステップS19)。尚、フラグ情報が「0」であって、前述したステップS13の判断結果が「NO」である場合には、ステップS14〜S18の処理が実行されることなくステップS19の判断が行われる。ステップS19の判断結果が「NO」である場合には、制御部27は擬似通話部27aを制御して次の音声データ(レコードR2のフィールドF2に格納された音声データ)を読み出させ、携帯電話機1のユーザに対して次の問い合わせを行わせる(ステップS12)。
そして、制御部27は、読み出された音声データに対応するフラグ情報(レコードR2のフィールドF3に格納されたフラグ情報)が「1」である場合には録音部27bを制御してユーザの音声を録音させ(ステップS13,S14)、音声認識処理部27cで認識された音声に所定のキーワード(レコードR2のフィールドF4に格納されたフラグ情報)が含まれている場合には、所定の防犯動作を実行させる(ステップS16,S17)。尚、ここで録音されたユーザの音声は、レコードR2のフィールドF5に通話データとして格納される。これに対し、ステップS19の判断結果が「YES」である場合には、制御部27は擬似通話部27aを制御して、擬似通話を終了させるための擬似通話終了処理を行わせる(ステップS20)。擬似通話部27aにおける擬似通話終了処理が終了すると、図6に示す一連の処理は終了する。
図7は、携帯電話機10の第2動作例を示すフローチャートである。以上説明した第1動作例は、質問出力処理を行う度に録音の開始・終了を行うものであった。これに対し、本動作例は擬似通話が行われている間は録音を継続するものである。尚、図7においては、図6に示した処理と同様の処理が行われるステップには同一の符号を付しており、それらのステップについては詳細な説明を省略して簡単に説明することとする。
図7に示す処理は、図6に示す処理と同様に、携帯電話機10のユーザが携帯電話機10のキー操作部16に設けられた通話キー16bを操作して擬似通話機能を動作させる指示を行った場合に開始される。図7に示す処理が開始されると、まず制御部27の制御の下で、擬似通話を開始させるための擬似通話開始処理が擬似通話部27aで行われ(ステップS11)、次いで録音部27bにおける録音が開始される(ステップS14)。
次に、メモリ24から音声データが読み出されて質問出力処理が行われる(ステップS12)。これにより、例えば「周囲に怪しい人は居ませんか?」という問い合わせがユーザに対して行われる。この問い合わせに対してユーザが返答すると、その音声が録音部27bによって録音されてメモリ24に出力されて順次記憶される。また、録音部27bで録音された音声は音声認識部27cに出力されて音声認識処理が行われる(ステップS15)。
次に、制御部27は、音声認識部27cで認識された音声に、予め設定されたキーワード(例えば、「はい」)が含まれているか否かを判断する(ステップS16)。キーワード「はい」が含まれると判断した場合(判断結果が「YES」の場合)には、制御部27は予めユーザによって設定された防犯動作を実行させる(ステップS17)。以上の防犯動作が終了すると、制御部27は、携帯電話機1のユーザによって擬似通話を終了すべき旨の操作がなされたか否かを判断する(ステップS19)。尚、ステップS16の判断結果が「NO」である場合には、以上説明した防犯動作が実行されることなく、携帯電話機1のユーザによって擬似通話を終了すべき旨の操作がなされたか否かが判断される。
ステップS19の判断結果が「NO」である場合には、制御部27は擬似通話部27aを制御して次の音声データを読み出させ、携帯電話機1のユーザに対して次の問い合わせを行わせる(ステップS12)。これに対し、ステップS19の判断結果が「YES」である場合には、制御部27は録音部27bを制御して録音を停止させ(ステップS18)、擬似通話部27aを制御して擬似通話を終了させるための擬似通話終了処理を行わせる(ステップS20)。以上の処理が終了すると、図7に示す一連の処理は終了する。
次に、上述した第1,第2動作例によって録音された通話データを再生する場合の動作について説明する。図8は、通話データの再生時の動作を示すフローチャートである。図8に示す処理は、携帯電話機10のユーザがキー操作部16を操作して、録音された通話データを再生すべき旨を示す指示を行った場合に開始される。
図8に示す処理が開始されると、まず制御部27によって再生部27dが制御され、メモリ24に記憶された通話データが読み出される(ステップS31)。具体的には、図5に示すレコードR1のフィールドF5に格納された通話データが読み出される。次に、ステップS31で読み出した通話データに対応するデータ番号が再生部27dによって読み出される(ステップS32)。具体的には、図5に示すレコードR1のフィールドF1に格納されたデータ番号「1」が読み出される。
次いで、ステップS32で読み出したデータ番号に対応する音声データが再生部27dによって読み出される(ステップS33)。具体的には、図5に示すレコードR1のフィールドF2に格納された音声データが読み出される。以上の処理によって、擬似通話時にユーザに対して発せられた質問内容(音声データ)と、その質問に対するユーザの回答内容(通話データ)とが用意されたことになる。
すると、再生部27dは、まず読み出した音声データをアナログ信号に変換してスピーカ15又は外部スピーカ15に出力し(ステップS34)、その直後に読み出した通話データをアナログ信号に変換してスピーカ15又は外部スピーカ15に出力する(ステップS35)。かかる処理によって、ユーザに対して発せられた質問内容と、その質問に対するユーザの回答内容とが順に再生されることになる。
以上の処理が終了すると、携帯電話機1のユーザによって再生を終了すべき旨の操作がなされたか否かが判断される(ステップS36)。この判断結果が「NO」である場合には、次に再生すべき通話データが行われる(ステップS37)。具体的には、図5に示すレコードR2のフィールドF5に格納された通話データが読み出される。そして、通話データに対応するデータ番号の読み出し(ステップS32)、及びデータ番号に対応する音声データの読み出しが行われ(ステップS33)、音声データと通話データとが順に再生される(ステップS34,S35)。これに対し、携帯電話機1のユーザによって再生を終了すべき旨の操作がなされた場合には、ステップS36の判断結果が「YES」になり、図8に示す一連の処理が終了する(ステップS36)。
以上説明した通り、本実施形態の擬似通話装置及び方法によれば、メモリ24に記憶された音声データに応じた擬似通話のための音声を出力したときに、その音声データに対応するフラグ情報に基づいてユーザの音声の録音を開始させるか否かを制御するとともに、録音された音声データに基づいて所定の防犯動作を実行するか否かを制御している。これにより、擬似通話と他の防犯動作とが連動され、単に擬似通話だけを行う場合に比べて防犯効果を著しく高めることができる。また、本実施形態では、録音された通話データを再生する際に、ユーザに発せられた質問内容に続いて通話データが再生されるため、ユーザにより行われた擬似通話の内容を容易に把握することが可能である。
以上、本発明の一実施形態による擬似通話装置及び方法について説明したが、本発明は上記実施形態に制限されず、本発明の範囲内で自由に変更が可能である。例えば、前述した第1動作例は質問出力処理を行う度に録音の開始・終了を行い、第2動作例は擬似通話の開始から終了まで録音を行うものであった。しかしながら、擬似通話の開始から録音を準備状態にしておき、音声認識部27cで認識された音声に特定のキーワード(例えば、「助けて」,「誰か」)が含まれている場合にのみ実際の録音を行うようにしても良い。
また、上述した実施形態では、データ番号、音声データ、フラグ情報、キーワード、及び通話データがレコード形式で記憶される例を挙げて説明した。しかしながら、これらが互いに対応付けられるのであれば、任意の記録形式を採用することができる。更に、上記実施形態では、予めユーザによって設定された防犯動作が行われる例について説明したが、音声認識部27cで認識された音声に含まれるキーワードの種類に応じて実行される防犯動作が自動的に変わるようにしても良い。
更に、上記実施形態では、ユーザの音声が録音されている最中に防犯動作が行われる例について説明したが、本発明における防犯動作は必ずしも録音を前提とするものではない。従って、録音が行われていない状態で、擬似通話のための音声を出力しつつ第3防犯動作(防犯センター3への接続)を行うといったことも可能である。これは、第1防犯動作や第2防犯動作を行う場合も同様である。また、本発明で用いられる防犯情報は、前述したフラグ情報に限られる訳ではなく、防犯動作を実行させるか否かを制御するための任意の情報を用いることができる。
3 防犯センター
15 スピーカ
22 無線通信部
24 メモリ
26 発光部
27 制御部
27a 擬似通話部
27b 録音部
27c 音声認識部
27d 再生部
N 無線通信ネットワーク

Claims (4)

  1. 擬似通話のために用いられる音声データに応じた音声を出力する通話用のスピーカと、
    前記擬似通話のときに音声を入力する通話用のマイクロフォンと、
    前記擬似通話のときに前記マイクロフォンから入力された音声を録音する録音部と、
    前記擬似通話のときに前記通話用のマイクロフォンから入力された音声に基づいて前記通話用のスピーカから出力する音声を、第1の音声データから該第1の音声データと異なる第2の音声データに切り替えるとともに、前記録音部に録音を開始させる所定の防犯動作を実行させるか否かを制御する制御部と、
    を備えることを特徴とする擬似通話装置。
  2. 前記通話用のマイクロフォンに入力された音声を認識する音声認識部を備えており、
    前記制御部は、前記音声認識部で認識された音声に特定の音声が含まれている場合に前記所定の防犯動作を実行させる制御を行う
    ことを特徴とする請求項記載の擬似通話装置。
  3. 前記録音部は、前記擬似通話時における音声を、前記音声データと対応付けて録音するものであり、
    前記音声データに前記録音部によって録音された前記音声を対応付けて、当該音声データと録音された音声とを順次再生する再生部を備えることを特徴とする請求項1又は2記載の擬似通話装置。
  4. 擬似通話のために用いられる第1の音声データに応じた音声を出力するステップと、
    前記擬似通話のときに音声の入力を受け付けるステップと、
    前記擬似通話のときに前記入力された音声に基づいて出力する音声を、第1の音声データから該第1の音声データと異なる第2の音声データに切り替えるとともに、前記第2の音声データに対応付けて擬似通話時における音声の録音を開始するステップと、
    を有することを特徴とする擬似通話方法。
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