JP5459422B2 - 情報処理装置、制御方法及びプログラム - Google Patents
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Description
さらに、著作権侵害がなされたコンテンツデータから頒布者を事後に特定することしかできないため、抑止の効果しか持たないという問題もある。
<図1の説明>
図1は、本実施形態に係るシステムの構成例を示す図である。
図1に示すネットワーク上に接続される各種端末の構成は一例であり、用途や目的に応じて様々な構成例があることは言うまでもない。
104は、送信制御部102において、特定の文書を送信制御処理の対象から除外する条件を保存する除外情報保存領域である。図14は、除外情報保存領域104に記憶されたデータ構成を示す図である。
105は、組織内に取り込まれた文書の特徴を文書の属性とともに保存する特徴情報保存領域である。
106は、送信制御部102において送信を保留された電子メールを保存するメール保留領域である。
110は、利用者がWebページの閲覧や電子メールの送受信に使用する利用者端末である。
111は、一般的なWeb閲覧プログラムである。
112は、一般的な電子メール送受信プログラムである。
120は、保留メールの監査や、管理者が除外情報の編集を行う管理者用端末である。
121は、除外情報の編集を行う除外情報編集手段である。
122は、保留メールの監査を行う監査手段である。
130は、組織内外の通信を中継するプロキシサーバである。
140は、組織内外の通信を中継するメールサーバである。
150は、外部ネットワークである。
<図2の説明>
以下、図2を用いて、図1に示した情報処理装置100及び200のハードウェア構成について説明する。 図2は、図1に示した情報処理装置100及び200のハードウェア構成を示すブロック図である。
<図3の説明>
次に、図3〜図5を用いて著作権侵害防止装置の基本的な処理フローについて説明する。
図3は、本発明の実施形態における文書登録処理の基本的な処理フローを示す図である。
(文書登録処理基本フロー)
(具体例)
次に、図19を用いて、文書登録処理を具体的に説明する。
図19は登録処理の具体例を図示したものである。
(送信制御処理)
図4は、本発明の実施形態における著作物送信制御処理の基本的な処理フローを示す図である。
本実施例は電子メールに対する送信制御処理について説明するが、Webページ上へのデータ送信や印刷装置への印刷指示などに対して実施してもよい。
ステップS404において、送信制御部102は、段落単位に類似する文書を評価しながら、文書全体の著作権侵害度(著作権侵害リスクを示すリスク値)を算出する。詳細は後述する。
ステップS406において、送信制御部102は、送信しようとする電子メールをメール保留領域106に保存して処理を終了する。
ステップS407において、送信制御部102は、送信しようとする電子メールを外部ネットワーク150に送信して処理を終了する。
(具体例)
次に、図25に示す電子メールが送信される場合における、送信制御処理を具体的に説明する。
ステップS401において、送信制御部102は、図25に示す電子メールを送信に関わる情報とともに一時領域に保存する。
ステップS402において、送信制御部102は、一時領域に保存した送信データから文書テキスト2505と、属性情報2501〜2504を抽出する。
テップS403において、送信制御部102は、文書テキスト2505を図21のように段落単位に分割する。
ステップS404において、送信制御部102は、後述する著作権侵害度算出処理により著作権侵害度0.78を得る。
ステップS406において、送信制御部102は、送信しようとする電子メールをメール保留領域106に保存して処理を終了する。
(著作権侵害度算出処理)
次に著作権侵害度算出処理の詳細について説明する。
図6は、本発明の実施形態における著作権侵害度算出処理の詳細な処理フローを示す図である。
ステップS605において、送信制御部102は、ステップS604で決定した代表類似段落と代表類似段落を持つ文書の情報を一時領域に保存する。
(具体例)
ステップS601において、送信制御部102は、検査対象となっている文書から抽出された、段落単位の先頭である段落2101に対して処理を開始する。
ステップS604において、送信制御部102は、類似する段落が段落2001のみなので、段落2001を代表段落とする。
ステップS606において、送信制御部102は、未処理の段落があるので、ステップS601に処理を戻す。
ステップS601において、送信制御部102は、検査対象となっている文書の2つめの段落である段落2102に対して処理を開始する。
以下、同様の処理を繰り返すと、一時領域に図21に示すように段落2101および2103〜2107に対して代表段落の情報が得られる。
ステップS607において、送信制御部102は、一時領域に保持した情報から、文書全体の著作権侵害度を図10および図11に示す式により算出する。
(一致度)=(10×1.00+67×1.00+82×0.92+95×0.94+64×0.90+77×0.88)/468≒0.78
したがって、(一致度)=(著作権侵害度)≒0.78となる。
(監査処理)
図5は、本発明の実施形態における監査処理の基本的な処理フローを示す図である。
監査処理部103は、管理者が確定ボタン1504を押下することで、それぞれの保留メールに対する制御指示が確定し、ステップS503に処理を移す。
キャンセルボタン1505を押下すると監査処理を中止することができる。中止時の処理については説明を省略する。
ステップS504において、監査処理部103は、保留メールに対する繰り返し処理を開始する。
ステップS507において、監査処理部103は、処理中の保留メールをメール保存領域106から削除する。
(第2の実施形態)
(著作権侵害度算出処理2)
次に、請求項2の著作権侵害防止装置における著作権侵害度算出処理の詳細について説明する。
図7は、本発明の第2の実施形態における著作権侵害度算出処理の詳細な処理フローを示す図である。
ステップS601〜ステップS607の処理については、第1の実施例と同じである。
以降の処理は、第1の実施例と同じである。
(具体例)
次に、取得した図23に示す段落に対して、図7に示す著作権侵害度算出処理が実行される。
ステップS601において、送信制御部102は、先頭の段落2301に対して処理を開始する。
ステップS603において、送信制御部102は、類似する段落がないので、ステップS606に処理を移す。
ステップS606において、送信制御部102は、未処理の段落があるので、ステップS601に処理を戻す。
ステップS601において、送信制御部102は、次の段落2302に対して処理を開始する。
ステップS604において、送信制御部102は、段落2302に類似する段落が段落2003のみなので、段落2003を段落2302の代表段落とする。
その結果、図26に示す電子メールは著作権侵害がないと判断され、メールサーバ140を経由して、外部ネットワーク150に送信される。
(著作権侵害度算出処理3)
次に請求項3の著作権侵害防止装置における著作権侵害度算出処理の詳細について説明する。
図8は、本発明の第3の実施形態における著作権侵害度算出処理の詳細な処理フローを示す図である。
ステップS601〜ステップS607の処理については、第1の実施例と同じである。
ステップS804において、送信制御部102は、一時領域に保存する代表類似段落の情報に引用フラグを付加する。このようにして、送信データに含まれる文字データの中から、引用されている文字データを特定する。
引用度、一致度および著作権侵害度は他の手法を用いて算出してもよい。
(具体例)
ステップS804において、送信制御部102は、一時領域に保存する代表類似段落の情報に引用フラグを付加する。
ステップS606において、送信制御部102は、未処理の段落があるので、ステップS601に処理を戻す。
ステップS805において、送信制御部102は、一時領域に保持した情報から、文書全体の引用度を図12に示す式により算出する。
(引用度)=(10×1.00+67×1.00+95×0.94+64×0.90+77×0.88)/468≒0.68
(著作権侵害度)= 0.78 − 0.62=0.16
(監査結果のフィードバック/詳細表示)
次に請求項4の著作権侵害防止装置における除外処理について説明する。
本発明の第4の実施形態における除外情報テーブル1402の例を図27に示す。
次に、請求項4の著作権侵害防止装置における著作権侵害度算出処理の詳細について説明する。
図29は、本発明の第4の実施形態における著作権侵害度算出処理の詳細な処理フローを示す図である。
ステップS601〜ステップS607の処理については、第1の実施例と同じである。
以降の処理は、第1の実施例と同じである。
(送信者による絞込み)
次に、請求項5の著作権侵害防止装置における著作権侵害度算出処理の詳細について説明する。
図30は、本発明の第5の実施形態における著作権侵害度算出処理の詳細な処理フローを示す図である。
ステップS601〜ステップS607の処理については、第1の実施例と同じである。
以上説明したように、本実施の形態によれば、テキストデータの送信によって引き起こされる、システムの利用者による著作権侵害を防止することができる。
101 文書登録処理部
102 送信制御部
103 監査処理部
104 除外情報保存領域
105 特徴情報保存領域
106 メール保留領域
110 利用者端末
111 WEB閲覧プログラム
112 電子メール送受信プログラム
120 管理者用端末
121 除外情報編集手段
122 監査手段
130 プロキシサーバ
140 メールサーバ
150 外部ネットワーク
Claims (7)
- 管理者端末と通信可能であり、利用者端末と外部の装置との間で通信されるデータを中継する情報処理装置であって、
利用者端末によるデータの取得要求に応じて外部の装置から送信されたデータを取得する第1の取得手段と、
前記第1の取得手段により取得されたデータと、当該データの送信先を示す送信先情報と関連付けて記憶装置に記憶する第1の記憶手段と、
前記第1の取得手段により取得されたデータを当該データの送信先に送信する第1の送信手段と、
利用者端末により送信されたデータを取得する第2の取得手段と、
前記第2の取得手段により取得されたデータを記憶装置に記憶する第2の記憶手段と、
前記第2の取得手段により取得されたデータを当該データの送信先に送信する第2の送信手段と、
前記第2の記憶手段で記憶されたデータと、当該データの送信元と一致する前記送信先情報に関連付けられて第1の記憶手段で記憶されたデータとの一致度を算出する算出手段と、
前記第2の記憶手段で記憶されたデータを、前記算出手段により算出される一致度に基づき監査対象と判定するための所定値を含む条件を記憶する条件記憶手段と、
前記算出手段により算出された一致度が、前記条件記憶手段に記憶された条件を満たすかを判定する判定手段と、
前記判定手段により、前記算出手段により算出された一致度が、前記条件記憶手段に記憶された条件を満たすと判定された場合、前記第2の送信手段による当該データの送信を保留する保留手段と、
前記保留手段により送信が保留されたデータと、前記算出手段により算出された一致度とを含む監査画面を前記管理者端末に表示するべく出力する出力手段と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。 - 前記第1の記憶手段は、前記第1の取得手段により取得されたデータの送信元を示す送信元情報を前記記憶装置に更に記憶し、
前記出力手段は、前記保留手段により送信が保留されたデータと、前記算出手段により算出された一致度とに加え、前記算出手段により当該一致度を算出した算出処理の対象として用いられた前記第1の取得手段により取得されたデータの送信元を示す送信元情報を更に含む監査画面を前記管理者端末に表示するべく出力することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記第1の記憶手段は、前記第1の取得手段により取得されたデータの送信元を示す送信元情報を、当該データと関連付けて前記記憶装置に記憶し、
前記第2の取得手段で取得されたデータの送信先と、前記第1の記憶手段により前記記憶装置に記憶された送信元情報とが一致するかを判定する一致判定手段を更に備え、
前記算出手段は、前記一致判定手段により、前記第2の取得手段で取得されたデータの送信先と前記第1の記憶手段により前記記憶装置に記憶された送信元情報とが一致すると判定された、当該送信元情報と関連付けられて前記記憶装置に記憶されたデータは、前記第2の取得手段で取得されたデータとの一致度の算出に用いずに、前記一致判定手段により、前記第2の取得手段で取得されたデータの送信先と前記第1の記憶手段により前記記憶装置に記憶された送信元情報とが一致しないと判定された、当該送信元情報と関連付けられて前記記憶装置に記憶されたデータと、前記第2の取得手段で取得されたデータとの一致度を算出することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。 - 前記第1の記憶手段は、前記第1の取得手段により取得されたデータの送信元を示す送信元情報を、当該データの送信先を示す送信先情報と関連付けて前記記憶装置に記憶し、
前記第2の取得手段で取得されたデータに、当該データの送信元と一致する前記送信先情報に関連付けられて前記第1の記憶手段により前記記憶装置に記憶されている送信元情報が含まれているかを判定するデータ判定手段と、
前記データ判定手段により、前記第1の記憶手段により前記記憶装置に記憶されている送信元情報が含まれていると判定された、前記第2の取得手段で取得されたデータと、当該データの送信元と一致する前記送信先情報と当該送信元情報とに関連付けられて前記第1の記憶手段により前記記憶装置に登録されているデータとの一致度を、引用度として算出する引用度算出手段と、
を更に備え、
前記出力手段は、前記引用度算出手段により算出された引用度を更に含む監査画面を前記管理者端末に表示するべく出力することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の情報処理装置。 - 前記管理者端末から、管理者による監査結果を受信する受信手段と、
前記受信手段により受信した監査結果に従って、前記保留手段により送信が保留されたデータを送信するかを決定する送信制御手段と、
を更に備えることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の情報処理装置。 - 管理者端末と通信可能であり、利用者端末と外部の装置との間で通信されるデータを中継し、前記利用者端末により送信されたデータを、当該データと、前記外部の装置から送信されたデータとの一致度に基づき監査対象と判定するための所定値を含む条件を記憶する条件記憶手段を備える情報処理装置の制御方法であって、
第1の取得手段が、利用者端末によるデータの取得要求に応じて外部の装置から送信されたデータを取得する第1の取得工程と、
第1の記憶手段が、前記第1の取得工程により取得されたデータと、当該データの送信先を示す送信先情報と関連付けて記憶装置に記憶する第1の記憶工程と、
第1の送信手段が、前記第1の取得工程により取得されたデータを当該データの送信先に送信する第1の送信工程と、
第2の取得手段が、利用者端末により送信されたデータを取得する第2の取得工程と、
第2の記憶手段が、前記第2の取得工程により取得されたデータを記憶装置に記憶する第2の記憶工程と、
第2の送信手段が、前記第2の取得工程により取得されたデータを当該データの送信先に送信する第2の送信工程と、
算出手段が、前記第2の記憶工程で記憶されたデータと、当該データの送信元と一致する前記送信先情報に関連付けられて第1の記憶手段で記憶されたデータとの一致度を算出する算出工程と、
判定手段が、前記算出工程により算出された一致度が、前記条件記憶手段に記憶された条件を満たすかを判定する判定工程と、
保留手段が、前記判定工程により、前記算出工程により算出された一致度が、前記条件記憶手段に記憶された条件を満たすと判定された場合、前記第2の送信工程による当該データの送信を保留する保留工程と、
前記保留工程により送信が保留されたデータと、前記算出工程により算出された一致度とを含む監査画面を前記管理者端末に表示するべく出力する出力工程と、
を備えることを特徴とする情報処理装置の制御方法。 - 管理者端末と通信可能であり、利用者端末と外部の装置との間で通信されるデータを中継し、前記利用者端末により送信されたデータを、当該データと、前記外部の装置から送信されたデータとの一致度に基づき監査対象と判定するための所定値を含む条件を記憶する条件記憶手段を備える情報処理装置で読み取り実行可能なプログラムであって、
前記情報処理装置を、
利用者端末によるデータの取得要求に応じて外部の装置から送信されたデータを取得する第1の取得手段と、
前記第1の取得手段により取得されたデータと、当該データの送信先を示す送信先情報と関連付けて記憶装置に記憶する第1の記憶手段と、
前記第1の取得手段により取得されたデータを当該データの送信先に送信する第1の送信手段と、
前記利用者端末により送信されたデータを取得する第2の取得手段と、
前記第2の取得手段により取得されたデータを記憶装置に記憶する第2の記憶手段と、
前記第2の取得手段により取得されたデータを当該データの送信先に送信する第2の送信手段と、
前記第2の記憶手段で記憶されたデータと、当該データの送信元と一致する前記送信先情報に関連付けられて第1の記憶手段で記憶されたデータとの一致度を算出する算出手段と、
前記算出手段により算出された一致度が、前記条件記憶手段に記憶された条件を満たすかを判定する判定手段と、
前記判定手段により、前記算出手段により算出された一致度が、前記条件記憶手段に記憶された条件を満たすと判定された場合、前記第2の送信手段による当該データの送信を保留する保留手段と、
前記保留手段により送信が保留されたデータと、前記算出手段により算出された一致度とを含む監査画面を前記管理者端末に表示するべく出力する出力手段として機能させることを特徴とするプログラム。
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