JP2013149259A - 情報処理装置、制御方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】
利用者端末に送信される文字データを取得し、当該取得された文字データを記憶装置に登録する。そして、利用者端末から送信指示された文字データを含む送信データを取得し、当該取得された送信データに含まれる文字データと、記憶装置に登録された文字データとから、著作権侵害リスクを示すリスク値を算出し、当該リスク値に従って、当該送信データを送信するかを決定する。
【選択図】図1
Description
さらに、著作権侵害がなされたコンテンツデータから頒布者を事後に特定することしかできないため、抑止の効果しか持たないという問題もある。
利用者端末と通信可能な情報処理装置で実行されるプログラムあって、前記情報処理装置を、
<図1の説明>
図1は、本実施形態に係るシステムの構成例を示す図である。
図1に示すネットワーク上に接続される各種端末の構成は一例であり、用途や目的に応じて様々な構成例があることは言うまでもない。
104は、送信制御部102において、特定の文書を送信制御処理の対象から除外する条件を保存する除外情報保存領域である。図14は、除外情報保存領域104に記憶されたデータ構成を示す図である。
105は、組織内に取り込まれた文書の特徴を文書の属性とともに保存する特徴情報保存領域である。
106は、送信制御部102において送信を保留された電子メールを保存するメール保留領域である。
110は、利用者がWebページの閲覧や電子メールの送受信に使用する利用者端末である。
111は、一般的なWeb閲覧プログラムである。
112は、一般的な電子メール送受信プログラムである。
120は、保留メールの監査や、管理者が除外情報の編集を行う管理者用端末である。
121は、除外情報の編集を行う除外情報編集手段である。
122は、保留メールの監査を行う監査手段である。
130は、組織内外の通信を中継するプロキシサーバである。
140は、組織内外の通信を中継するメールサーバである。
150は、外部ネットワークである。
<図2の説明>
以下、図2を用いて、図1に示した情報処理装置100及び200のハードウェア構成について説明する。 図2は、図1に示した情報処理装置100及び200のハードウェア構成を示すブロック図である。
<図3の説明>
次に、図3〜図5を用いて著作権侵害防止装置の基本的な処理フローについて説明する。
図3は、本発明の実施形態における文書登録処理の基本的な処理フローを示す図である。
(文書登録処理基本フロー)
(具体例)
次に、図19を用いて、文書登録処理を具体的に説明する。
図19は登録処理の具体例を図示したものである。
(送信制御処理)
図4は、本発明の実施形態における著作物送信制御処理の基本的な処理フローを示す図である。
本実施例は電子メールに対する送信制御処理について説明するが、Webページ上へのデータ送信や印刷装置への印刷指示などに対して実施してもよい。
ステップS404において、送信制御部102は、段落単位に類似する文書を評価しながら、文書全体の著作権侵害度(著作権侵害リスクを示すリスク値)を算出する。詳細は後述する。
ステップS406において、送信制御部102は、送信しようとする電子メールをメール保留領域106に保存して処理を終了する。
ステップS407において、送信制御部102は、送信しようとする電子メールを外部ネットワーク150に送信して処理を終了する。
(具体例)
次に、図25に示す電子メールが送信される場合における、送信制御処理を具体的に説明する。
ステップS401において、送信制御部102は、図25に示す電子メールを送信に関わる情報とともに一時領域に保存する。
ステップS402において、送信制御部102は、一時領域に保存した送信データから文書テキスト2505と、属性情報2501〜2504を抽出する。
テップS403において、送信制御部102は、文書テキスト2505を図21のように段落単位に分割する。
ステップS404において、送信制御部102は、後述する著作権侵害度算出処理により著作権侵害度0.78を得る。
ステップS406において、送信制御部102は、送信しようとする電子メールをメール保留領域106に保存して処理を終了する。
(著作権侵害度算出処理)
次に著作権侵害度算出処理の詳細について説明する。
図6は、本発明の実施形態における著作権侵害度算出処理の詳細な処理フローを示す図である。
ステップS605において、送信制御部102は、ステップS604で決定した代表類似段落と代表類似段落を持つ文書の情報を一時領域に保存する。
(具体例)
ステップS601において、送信制御部102は、検査対象となっている文書から抽出された、段落単位の先頭である段落2101に対して処理を開始する。
ステップS604において、送信制御部102は、類似する段落が段落2001のみなので、段落2001を代表段落とする。
ステップS606において、送信制御部102は、未処理の段落があるので、ステップS601に処理を戻す。
ステップS601において、送信制御部102は、検査対象となっている文書の2つめの段落である段落2102に対して処理を開始する。
以下、同様の処理を繰り返すと、一時領域に図21に示すように段落2101および2103〜2107に対して代表段落の情報が得られる。
ステップS607において、送信制御部102は、一時領域に保持した情報から、文書全体の著作権侵害度を図10および図11に示す式により算出する。
(一致度)=(10×1.00+67×1.00+82×0.92+95×0.94+64×0.90+77×0.88)/468≒0.78
したがって、(一致度)=(著作権侵害度)≒0.78となる。
(監査処理)
図5は、本発明の実施形態における監査処理の基本的な処理フローを示す図である。
監査処理部103は、管理者が確定ボタン1504を押下することで、それぞれの保留メールに対する制御指示が確定し、ステップS503に処理を移す。
キャンセルボタン1505を押下すると監査処理を中止することができる。中止時の処理については説明を省略する。
ステップS504において、監査処理部103は、保留メールに対する繰り返し処理を開始する。
ステップS507において、監査処理部103は、処理中の保留メールをメール保存領域106から削除する。
(第2の実施形態)
(著作権侵害度算出処理2)
次に、請求項2の著作権侵害防止装置における著作権侵害度算出処理の詳細について説明する。
図7は、本発明の第2の実施形態における著作権侵害度算出処理の詳細な処理フローを示す図である。
ステップS601〜ステップS607の処理については、第1の実施例と同じである。
以降の処理は、第1の実施例と同じである。
(具体例)
次に、取得した図23に示す段落に対して、図7に示す著作権侵害度算出処理が実行される。
ステップS601において、送信制御部102は、先頭の段落2301に対して処理を開始する。
ステップS603において、送信制御部102は、類似する段落がないので、ステップS606に処理を移す。
ステップS606において、送信制御部102は、未処理の段落があるので、ステップS601に処理を戻す。
ステップS601において、送信制御部102は、次の段落2302に対して処理を開始する。
ステップS604において、送信制御部102は、段落2302に類似する段落が段落2003のみなので、段落2003を段落2302の代表段落とする。
その結果、図26に示す電子メールは著作権侵害がないと判断され、メールサーバ140を経由して、外部ネットワーク150に送信される。
(著作権侵害度算出処理3)
次に請求項3の著作権侵害防止装置における著作権侵害度算出処理の詳細について説明する。
図8は、本発明の第3の実施形態における著作権侵害度算出処理の詳細な処理フローを示す図である。
ステップS601〜ステップS607の処理については、第1の実施例と同じである。
ステップS804において、送信制御部102は、一時領域に保存する代表類似段落の情報に引用フラグを付加する。このようにして、送信データに含まれる文字データの中から、引用されている文字データを特定する。
引用度、一致度および著作権侵害度は他の手法を用いて算出してもよい。
(具体例)
ステップS804において、送信制御部102は、一時領域に保存する代表類似段落の情報に引用フラグを付加する。
ステップS606において、送信制御部102は、未処理の段落があるので、ステップS601に処理を戻す。
ステップS805において、送信制御部102は、一時領域に保持した情報から、文書全体の引用度を図12に示す式により算出する。
(引用度)=(10×1.00+67×1.00+95×0.94+64×0.90+77×0.88)/468≒0.68
(著作権侵害度)= 0.78 − 0.62=0.16
(監査結果のフィードバック/詳細表示)
次に請求項4の著作権侵害防止装置における除外処理について説明する。
本発明の第4の実施形態における除外情報テーブル1402の例を図27に示す。
次に、請求項4の著作権侵害防止装置における著作権侵害度算出処理の詳細について説明する。
図29は、本発明の第4の実施形態における著作権侵害度算出処理の詳細な処理フローを示す図である。
ステップS601〜ステップS607の処理については、第1の実施例と同じである。
以降の処理は、第1の実施例と同じである。
(送信者による絞込み)
次に、請求項5の著作権侵害防止装置における著作権侵害度算出処理の詳細について説明する。
図30は、本発明の第5の実施形態における著作権侵害度算出処理の詳細な処理フローを示す図である。
ステップS601〜ステップS607の処理については、第1の実施例と同じである。
以上説明したように、本実施の形態によれば、テキストデータの送信によって引き起こされる、システムの利用者による著作権侵害を防止することができる。
101 文書登録処理部
102 送信制御部
103 監査処理部
104 除外情報保存領域
105 特徴情報保存領域
106 メール保留領域
110 利用者端末
111 WEB閲覧プログラム
112 電子メール送受信プログラム
120 管理者用端末
121 除外情報編集手段
122 監査手段
130 プロキシサーバ
140 メールサーバ
150 外部ネットワーク
Claims (8)
- 利用者端末と通信可能な情報処理装置であって、
前記利用者端末に送信される文字データを取得する文字データ取得手段と、
前記文字データ取得手段で取得された文字データを記憶装置に登録する登録手段と、
前記利用者端末から送信指示された文字データを含む送信データを取得する送信データ取得手段と、
前記送信データ取得手段で取得された送信データに含まれる文字データと、前記登録手段で記憶装置に登録された文字データとを比較することにより、著作権侵害リスクを示すリスク値を算出する算出手段と、
前記算出手段で算出されたリスク値に従って、前記送信データ取得手段で取得した送信データを送信するかを決定する決定手段と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。 - 管理者が用いる管理者端末と通信可能な情報処理装置であって、
前記決定手段で送信データを送信しないと決定された場合、当該送信データを、送信を保留する送信データとして前記記憶装置に記憶する記憶手段と、
前記管理者端末から、管理者による監査結果を受信する受信手段と、
前記受信手段で受信した監査結果に従って、前記記憶手段で記憶された送信データを送信するかを決定する送信制御手段と、
を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記記憶装置は、更に、著作権の侵害とならない条件を示す非著作権侵害条件を記憶しており、
前記送信データ取得手段で取得した送信データに含まれる文字データが前記非著作権侵害条件を満たすかを判定する判定手段と、
を更に備え、
前記算出手段は、前記判定手段で前記非著作権侵害条件を満たさないと判定された文字データと、前記登録手段で記憶装置に登録された文字データとを比較することにより、前記リスク値を算出することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。 - 前記送信データ取得手段で取得した送信データに含まれる文字データの中から、引用されている文字データを特定する特定手段と、
前記送信データ取得手段で取得した送信データに含まれる文字データのうち、前記特定手段で特定された引用されている文字データの割合を示す引用度を算出する引用度算出手段と、
を更に備え、
前記決定手段での決定に用いるリスク値は、前記算出手段で算出されるリスク値から、前記引用度算出手段で算出された引用度を引くことにより得られる値とすることを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。 - 前記記憶装置は、更に、前記リスク値の算出に使用しない文字データを示す除外情報を記憶し、
前記算出手段は、前記送信データ取得手段で取得された送信データに含まれる文字データの中から、前記記憶装置に記憶されている除外情報を除いた文字データと、前記登録手段で記憶装置に登録された文字データとを比較することにより、著作権侵害リスクを示すリスク値を算出することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。 - 前記送信データ取得手段で取得された送信データに含まれる文字データと類似する前記登録手段で記憶装置に登録された文字データを特定する類似文字特定手段と、
前記類似文字特定手段で特定された文字データを前記管理者端末に送信する送信手段と、
を備えることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の情報処理装置。 - 利用者端末と通信可能な情報処理装置の制御方法であって、
文字データ取得手段が、前記利用者端末に送信される文字データを取得する文字データ取得工程と、
登録手段が、前記文字データ取得工程で取得された文字データを記憶装置に登録する登録工程と、
送信データ取得手段が、前記利用者端末から送信指示された文字データを含む送信データを取得する送信データ取得工程と、
算出手段が、前記送信データ取得工程で取得された送信データに含まれる文字データと、前記登録工程で記憶装置に登録された文字データとを比較することにより、著作権侵害リスクを示すリスク値を算出する算出工程と、
決定手段が、前記算出工程で算出されたリスク値に従って、前記送信データ取得工程で取得した送信データを送信するかを決定する決定工程と、
を備えることを特徴とする情報処理装置の制御方法。 - 利用者端末と通信可能な情報処理装置で実行されるプログラムあって、
前記情報処理装置を、
前記利用者端末に送信される文字データを取得する文字データ取得手段と、
前記文字データ取得手段で取得された文字データを記憶装置に登録する登録手段と、
前記利用者端末から送信指示された文字データを含む送信データを取得する送信データ取得手段と、
前記送信データ取得手段で取得された送信データに含まれる文字データと、前記登録手段で記憶装置に登録された文字データとを比較することにより、著作権侵害リスクを示すリスク値を算出する算出手段と、
前記算出手段で算出されたリスク値に従って、前記送信データ取得手段で取得した送信データを送信するかを決定する決定手段として機能させることを特徴とするプログラム。
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