JP5459170B2 - 測色装置、及び、測色方法 - Google Patents

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Description

本発明は、測色装置、及び、測色方法に関する。
インクジェット式の印刷装置において、測色器が設けられているものがある。このよう
な印刷装置では、特定の規格に基づいた色を測色し、この測色結果を基準としてインクジ
ェットによる印刷物の印刷結果を評価する。
特開2008−275587号公報
光学式センサー等にて印刷パターンを測色する場合には、センサーと印刷パターンとの
距離が適切でないと正確に測色することができない。よって、このような状況下において
、適切な押圧力で媒体を押圧し測色を行うことが望ましい。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、適切な押圧力で媒体を押圧し
測色を行うことを目的とする。
上記目的を達成するための主たる発明は、
印刷パターンを測色する測色装置であって、
前記媒体を押圧するための押圧部材と、
前記押圧部材が前記媒体を押圧するための動力を出力する動力源と、
前記印刷パターンを測色するための測色部と、
前記押圧部材が前記媒体を押圧した状態において前記動力源の出力を変化させて前記測
色部に前記媒体の基準色を測色させ、前記基準色の測色値が所定の範囲内の値となる出力
を特定し、該特定した出力で前記印刷パターンを測色させる制御部と、
を備える測色装置である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本実施形態に係る測色装置を備えたプリンターの斜視図である。 本実施形態の測色装置を備えたプリンター1の全体構成のブロック図である。 本実施形態のプリンター1の構成を示す縦断面図である。 本実施形態の測色装置をプリンターの排紙ユニット側から見た斜視図である。 押圧機構の概略構成を示す図である。 測色ユニットの概略構成を示す図である。 押圧力設定処理を説明するためのフローチャートである。 用紙毎の出力値の一例を説明する図である。 カラーキャリブレーション処理を説明するためのフローチャートである。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも、以下の事項が明らかとなる。
印刷パターンを測色する測色装置であって、
前記媒体を押圧するための押圧部材と、
前記押圧部材が前記媒体を押圧するための動力を出力する動力源と、
前記印刷パターンを測色するための測色部と、
前記押圧部材が前記媒体を押圧した状態において前記動力源の出力を変化させて前記測
色部に前記媒体の基準色を測色させ、前記基準色の測色値が所定の範囲内の値となる出力
を特定し、該特定した出力で前記印刷パターンを測色させる制御部と、
を備える測色装置。
このようにすることで、適切な押圧力で媒体を押圧し測色を行うことができる。
かかる測色装置であって、前記特定した出力は記憶され、前記印刷パターンの測色の際
に読み出されることが望ましい。
このようにすることで、印刷パターンを測色する都度、動力源の出力を特定する必要が
なくなる。
また、前記特定した出力は前記媒体の種類毎に記憶されることが望ましい。
このようにすることで、特性の異なる媒体毎に異なる出力を記憶することができる。
また、前記制御部は、前記出力を所定の大きさから減少させて前記測色部に前記基準色
を測色させることが望ましい。また、前記制御部は、前記出力を所定の大きさから増加さ
せて前記測色部に前記基準色を測色させることとしてもよい。
このようにすることで、適切に出力を変化させて基準色を測色させることができる。
また、前記出力の所定の大きさは前記媒体の種類毎に異なることが望ましい。
このようにすることで、変化の開始の出力値を媒体毎に異ならせることができる。
また、前記出力の特定において、前記基準色の測色値が前記基準色の理論値に最も近い
ものが選択されることが望ましい。
このようにすることで、最も適切な出力で動力源を駆動して媒体を押圧することができ
る。
動力源が出力する動力を用いて押圧部材に媒体を押圧させることと、
前記動力源の出力を変化させて前記媒体の基準色を測色させ、前記基準色の測色値が所
定の範囲内の値となるときの出力を特定することと、
前記特定した出力で印刷パターンが印刷された媒体を押圧し、該印刷パターンを測色す
ることと、
を含む測色方法。
このようにすることで、適切な押圧力で媒体を押圧し測色を行うことができる。
===測色装置を備えたプリンター1の概要===
図1は、本実施形態に係る測色装置を備えたプリンターの斜視図である。図2は、本実
施形態の測色装置を備えたプリンター1の全体構成のブロック図である。図3は、本実施
形態のプリンター1の構成を示す縦断面図である。まず、本実施形態にかかる測色装置が
備えられたプリンターの基本的な構成について簡単に説明する。尚、測色装置20は、図
3に示すように、プリンター1の搬送方向において排紙ローラーユニット11eより下流
側に配置されている。
本実施形態に係る測色装置20を備えた印刷装置の一例として、図1に示すように測色
装置20がオプションとして設けられ、インクをノズルから吐出するインクジェットプリ
ンター(以下、プリンターと呼ぶ)1を例に挙げ、図2に示すように、用紙押圧装置30
を有する測色装置20が備えられたプリンター1とコンピューター2とが接続された印刷
システムにて実施形態を説明する。
<<<プリンター1の構成について>>>
本実施形態のプリンター1は、図2に示すように、外部装置であるコンピューター2か
ら印刷データを受信し、制御部10により、各ユニット(搬送ユニット11、キャリッジ
ユニット12、ヘッドユニット13)を制御し、媒体としての用紙Sに画像を形成する。
また、プリンター1内の状況を検出器群14が監視し、その検出結果に基づいて、制御部
10は各ユニットを制御する。
制御部10は、プリンター1の制御を行うための制御ユニットである。インターフェー
ス部10aは、外部装置であるコンピューター2及び測色装置20とプリンター1との間
で信号の送受信を行うためのものである。メモリー10cは、CPU10bのプログラム
を格納する領域や作業領域等を確保するためのものである。CPU10bは、メモリー1
0cに記憶されているコンピュータプログラム(ファームウェア等)に従い、例えば、C
PU10bは、搬送ユニット11やキャリッジユニット12を制御する。
搬送ユニット11は、図3に示すように、用紙Sを印刷可能な位置に送り込んだ後、印
刷時に搬送方向に所定の搬送量で用紙Sを搬送させるためのものであり、給紙ロール11
aと、搬送モーター11bと、搬送ローラー11cと、プラテン11dと、排紙ローラー
ユニット11eとを有する。給紙ロール11aを回転させ、印刷すべき用紙Sを搬送ロー
ラー11cまで送る。紙検出センサー14aが、給紙ロール11aから送られてきた用紙
Sの先端の位置を検出すると、制御部10は搬送ローラー11cを回転させ、用紙Sを印
刷開始位置に位置決めする。用紙Sが印刷開始位置に位置決めされたとき、ヘッド12a
の少なくとも一部のノズルは、用紙Sと対向している。
キャリッジユニット12は、ヘッド12aを搬送方向と交差する交差方向(以下、移動
方向ともいう)に移動させるためのものである。本プリンター1は、移動方向における双
方向への移動時に、いずれも各ノズルからインクを吐出させることが可能である。
本実施形態のプリンター1は、コンピューター2から送信される印刷データや内蔵され
た印刷データに基づいて、各種印刷パターンを印刷することが可能である。印刷パターン
としては、例えば、プリンター1の濃度調整や印刷位置調製用の印刷パターンであり、複
数のサブパターンが、用紙Sの搬送方向と構成する方向に並べられている。
<<<測色装置20の構成について>>>
図4は、本実施形態の測色装置をプリンターの排紙ユニット側から見た斜視図である。

本実施形態の測色装置20は、プリンター1にて印刷された印刷パターンPを測色する
ために、図3、図4に示すようにプリンター1の排紙ローラーユニット11eから排出さ
れる用紙Sが、測色装置20の測色位置に搬送されるように構成されている。本実施形態
の印刷パターンPは、用紙Sの搬送方向と交差する交差方向に、色や濃度の異なる複数のサ
ブパターンPaが並べて配置されている。測色装置20は、プリンター1の排紙ローラー
ユニット11eより下流側の測色位置にて前記複数の各サブパターンPaを測色する。図
4においては、サブパターンPaの符号を一部省略している。
図5は、押圧機構の概略構成を示す図である。図6は、測色ユニットの概略構成を示す
図である。
測色装置20は、図5、図6に示すように、搬送ガイド21と、用紙押圧部材22と、
押圧機構23と、測色ユニット24と、コントローラー25(図2参照)と、排紙ユニッ
ト26とを備えている。搬送ガイド21は、プリンター1から排出される用紙Sをガイド
する部材である。用紙押圧部材22は、搬送ガイド21の用紙Sを搬送ガイド21側に押
圧する押圧部材として機能する部材である。押圧機構23は、用紙押圧部材22を押圧位
置(用紙押圧部材22が用紙Sを押圧する位置)と退避位置(用紙押圧部材22が退避し
た位置)とに移動させる機構である。測色ユニット24は、用紙Sに印刷された印刷パタ
ーンPを測色する。コントローラー25は、測色装置20の押圧機構23及び測色ユニッ
ト24を制御する。排紙ユニット26は、測色した用紙Sを排出する。
搬送ガイド21は、プリンター1の排紙ローラーユニット11eより搬送方向において
下流側に設けられた板状の部材である。搬送ガイド21は、排紙ローラーユニット11e
から用紙Sが排出される位置より僅かに低い位置に設けられている。搬送ガイド21は、
用紙Sの交差方向の幅より十分に広く形成されており、用紙Sが搬送され、また、測色さ
れる位置は平坦に形成されている。
用紙押圧部材22は、外形が長方形状をなす板状の部材であり、長手方向が交差方向に
沿うように配置される。用紙押圧部材22には、交差方向に沿って開口22h(図4参照
)が形成されている。用紙押圧部材22の交差方向の幅は、搬送される用紙Sの幅より広
く形成されている。開口22hは、用紙Sの交差方向の幅より僅かに狭く形成されている
。このため、搬送ガイド21上に搬送された用紙Sを用紙押圧部材22にて押圧した際に
は、用紙Sにおいて印刷パターンPが印刷された部位が開口22hから露出する。
押圧機構23は、回動シャフト22aと、DCモーター22bと、ギア列22cとを有
している。回動シャフト22aは、用紙押圧部材22の搬送方向における上流側の縁部に
、長手方向が交差方向に沿うように設けられている。回動シャフト22aは、長手方向を
軸として回動自在に設けられている。回動シャフト22aには用紙押圧部材22が取り付
けられており、回動シャフト22aが回動すると、用紙押圧部材22が回動シャフト22
aを軸にして回動する。DCモーター22bは、コントローラー25に制御されて回動シ
ャフト22aを回動させるための動力源である。ギア列22cは、DCモーター22bの
動力を回動シャフト22aに伝達するためのギア列である。ギア列22cは、回動シャフ
ト22aの一方の端部に設けられた第1ギア22dと、モーター軸22eに設けられた第
2ギア22fと、を有している。モーター軸22eは、DCモーター22bの出力部に相
当する。第1ギア22dと第2ギア22fとは約1/40の減速比に設定されている。ギ
ア列22cは、DCモーター22bの動力を減速させて用紙押圧部材22に伝達する伝達
部に相当する。言い換えると、ギア列22cは、DCモーター22bのモーター軸22e
の変位を減少させて用紙押圧部材22を変位させるとともに、用紙押圧部材22の変位を
増大させてモーター軸22eを変位させる伝達部に相当する。また、モーター軸22eの
回転変位を検出するための検出部であるエンコーダー22gが設けられている。
そして、用紙押圧部材22が退避位置にあるときにDCモーター22bに所定方向の電
流が供給されると、回動シャフト22aを中心として用紙押圧部材22が搬送ガイド21
の上面と対面するように移動し、用紙押圧部材22の下面と搬送ガイド21の上面とが対
向する。用紙押圧部材22と搬送ガイド21とが対向した後、さらにDCモーター22b
に所定方向の電流を供給し続けると、用紙押圧部材22が搬送ガイド21を押圧する押圧
力(トルク)が発生する。また、DCモーター22bに所定方向と反対方向の電流が供給
されると、回動シャフト22aを中心として用紙押圧部材22が搬送ガイド21の上面か
ら離れる方向に移動する。
測色ユニット24は、コントローラー25と繋がった光センサーでなる測色部24aと
、測色部24aを交差方向に移動させるための測色部移動機構24bと、を有している。
測色部24aは、例えば、発光部と受光部とを有し、発光部から発せられた光の印刷パタ
ーンPによる反射光を受光部にて受光した受光量に基づいて測色する。
測色部移動機構24bは、測色部24aを交差方向に移動させるための測色部移動モー
ター(不図示)が測色部24aに固定されたベルト(不図示)に伝達され、交差方向に案
内されるガイドシャフト24cに沿って双方向に移動可能に設けられている。また、測色
部24aは、測色部移動モーター(不図示)としてパルスモーターを用いるか、又は、エ
ンコーダー等を利用して位置制御されている。このため、コントローラーは、測色部24
aの移動量に基づいて、測色中のサブパターンPaを特定できる。
測色部24aの下端には、移動ローラー24dが設けられている。移動ローラー24d
は、測色部24aが移動する際に用紙押圧部材22上を転がり接触し、用紙押圧部材22
に案内されながら用紙押圧部材22上を移動する。測色部24aは、用紙Sを押圧する用
紙押圧部材22上を走行して移動するときに、用紙押圧部材22の開口22hから露出し
ている印刷パターンPを測色する。用紙押圧部材22が押圧を解除するときには(用紙押
圧部材22が退避位置に移動するときには)、測色部24aは、用紙押圧部材22の上方
から外の領域に退避する。このため、ガイドシャフト24cは、測色部24aが用紙押圧
部材22上から退避できるように、用紙押圧部材22の交差方向の幅より延出している。
つまり、測色部24aは、測色しているときに配置される用紙押圧部材22上の領域と、
測色していないとき配置される、交差方向において用紙押圧部材22の外側の領域とを移
動可能である。
コントローラー25による各処理については後述する。
排紙ユニット26は、測色位置より下流側に設けられた上下一対のローラー26a、2
6bであり、下側のローラー26bがコントローラー25に制御されて用紙Sが搬送され
る。
<<<押圧力設定処理>>>
図7は、押圧力設定処理を説明するためのフローチャートである。
まず、カラーパッチを測色位置まで搬送して設置する(S102)。ここで使用される
カラーパッチは、基準色となるものとして予め用意されたものであり、白色は黒色を含む
ものとすることができる。また、カラーパッチは、用紙Sなどの媒体に印刷されたものと
して提供されてもよく、さらに、媒体の種類毎に提供されてもよい。また、ここでは、カ
ラーパッチを搬送して測色位置に設置することとしたが、測色位置に手動にて設置するこ
ととしてもよい。
次に、用紙押圧部材22を押圧位置にまで移動させる(S104)。そして、DCモー
ター22bの出力(電力)を変化させながら、複数の測色値を取得する。DCモーター2
2bの出力は、所定の上限値から減少させることとしてもよいし、所定の下限値から増加
させることとしてもよい。このようにすることで、複数のモーターの出力に対するカラー
パッチの測色値を得ることができる。
次に、DCモーター22bの出力について、測色値がカラーパッチの測色の理論値に最
も近いときのものを選択して記憶する(S108)。理論値に近いか否かは、L
色空間における距離が近いか否かに基づいて判断することができる。このようにして、
複数の測色値から最も理論値に近いときのDCモーター22bの出力値を得ることができ
る。
尚、上述の説明では、DCモーター22bの出力を変更しながら測色値を複数取得し、
その後、最も適したモーター出力を選択することとしたが、出力を徐々に増加させつつ(
又は徐々に減少させつつ)測色し、その都度測色値と理論値とを比較することとすること
もできる。このとき、測色値が理論値を中心とした所定の範囲内のものとなったときにお
ける出力値を記憶することとする。ただし、出力を徐々に増加させつつ理論値に近い測色
値を探索するようにした場合、測色値が理論値を中心とした所定の範囲内に入らない場合
も生ずることを考慮して、後述するように出力の最大値FMAXを予め決めておくことが
望ましいことになる。
図8は、用紙毎の出力値の一例を説明する図である。図には、複数の用紙の種類と、出
力の最大値FMAX、出力の下限開始値FL、出力の上限開始値FH、及び、理論値の所
定範囲内に入ったときの出力値Fbestが示されている。尚、ここに示されている出力
値は、DCモーター22bへの電力値であり、基準化された値として示されている。
出力の上限開始値FHは、DCモーター22bの出力を所定の上限値から減少させると
きにおける開始の電力値である。また、出力の下限開始値FLは、DCモーター22bの
出力を所定の下限値から増加させるときにおける開始の電力値である。出力の最大値FM
AXは、DCモーター22bに供給されることが許される最大の電力値である。よって、
理論値に近い測色値が得られなかった場合であっても、この最大の電力値にまで到達した
場合には、押圧力設定処理は途中で中断されることになる。
このように、出力を所定の上限開始値FHから減少、又は、所定の下限開始値FLから
増加させつつ測色を行って、その測色値が理論値の所定範囲内に入ったときの出力値Fb
estを得ることによっても、適切な押圧力を提供する出力値を特定することができる。
<<<カラーキャリブレーション処理について>>>
図9は、カラーキャリブレーション処理を説明するためのフローチャートである。ここ
では、用紙押圧部材22等の動作をより詳細に述べるとともに、カラーキャリブレーショ
ン処理の手順について説明する。
まず、プリンター1は、印刷パターンPの印刷を実行する(パターン印刷処理、S20
2)。印刷パターンPの印刷は、プリンター1による周知の印刷技術により実施可能なの
で、ここでは印刷パターンPの印刷については説明を省略する。なお、プリンター1は、
印刷パターンPとして、複数のサブパターンPaが交差方向に並んでいる印刷パターンP
を用紙Sに印刷する。
次に、プリンター1は、用紙Sの印刷パターンPが測色位置に到達するまで用紙Sを搬
送し、搬送ガイド21に用紙Sを支持させる(S204)。このとき、用紙押圧部材22
は、図5に示すように退避位置にある。印刷パターンPが測色装置20の測色位置に到達
したところで、プリンター1は、用紙Sの搬送を停止する。搬送された用紙Sは、図5に
示すように、搬送ガイド21から浮き上がっている場合もある。このような状態で測色ユ
ニット24が印刷パターンPを測色すると、測色部24aと印刷パターンPとの距離が不
安定になり、正確な測色ができないおそれがある。
そこで、次に、測色装置20は、用紙押圧部材22を押圧位置まで移動させ、用紙Sが
搬送ガイド21から浮き上がることを抑制する(S206)。このとき、測色装置20の
コントローラー25は、DCモーター22bを駆動して、退避位置にある用紙押圧部材2
2を押圧位置(図6参照)まで移動させる。DCモーター22bの動力はギア列22cを
介して回動シャフト22aに伝達され、回動シャフト22aを中心として用紙押圧部材2
2が搬送ガイド21の上面と対面するように移動し、用紙押圧部材22の下面と搬送ガイ
ド21の上面とが対向する。用紙押圧部材22の下面と搬送ガイドの上面との間に用紙S
が挟まれることによって、仮に用紙Sがカールしていても、用紙押圧部材22の開口22
hから露出する印刷パターンPは平面に矯正される。なお、コントローラー25は、エン
コーダー22gの検出結果に基づいて、用紙押圧部材22が押圧位置まで移動したことを
検出する。
次に、前述の処理において記憶した最も理論値に近いときの出力値にてDCモーター2
2bを駆動し、用紙押圧部材22によって用紙Sを押圧させる(S208)。また、この
とき、モーター出力FbestにてDCモーター22bを駆動することとしてもよい。こ
れにより、測色に適した押圧力によって用紙Sが押圧されることになる。
ところで、用紙押圧部材22が押圧位置に移動した後、仮にコントローラー25がDC
モーター22bを停止させてしまうと、用紙Sが用紙押圧部材22を押し上げて、用紙S
が搬送ガイド21から再び浮き上がるおそれがある。このため、コントローラー25は、
用紙押圧部材22が押圧位置に移動した後も、DCモーター22bに所定の電流を供給し
続けて、用紙押圧部材22に用紙Sを押圧させるための動力をDCモーター22bから出
力させ続ける。これにより、用紙Sが搬送ガイド21から浮き上がることを防止している
次に、コントローラー25は、測色部24aを移動させる(S210)。移動開始時の
測色部24aは、用紙押圧部材22の外側の領域に配置されている。但し、測色部24a
が移動し続けると(S212でNO→S210)、測色部24aは用紙押圧部材22の上
に到達する。コントローラー25は、測色部24aが用紙押圧部材22の上に位置すると
判断したら(S212でYES)、測色処理を行う。
次に、コントローラー25は、用紙押圧部材22に用紙Sを押圧させながら、測色処理
を実行する(S214)。このとき、コントローラー25は、用紙押圧部材22に移動ロ
ーラー24dを案内させながら、用紙押圧部材22の上で測色部24aを移動させる。そ
して、コントローラー25は、用紙押圧部材22の開口22hから露出する印刷パターン
Pを測色部24aに測色させる。なお、用紙押圧部材22が用紙Sを押圧しつつ、移動ロ
ーラー24dが用紙押圧部材22の上を転がりながら測色部24aが移動しているため、
測色部24aと印刷パターンPとの距離が一定に保たれる。このため、正確な測色が可能
となる。
測色処理の終了後、コントローラー25は、測色完了処理を実行する(S216)。具
体的には、コントローラー25は、測色部24aを用紙押圧部材22の外側の領域まで移
動させ、用紙押圧部材を退避位置まで移動させ、その後、用紙Sを排紙させる。
最後に、プリンター1の制御部10は、測色処理(S214)で取得した測色結果に基
づいて、カラーキャリブレーション用の補正値を算出し、メモリー10cに記憶する(S
218)。補正値算出処理は周知のカラーキャリブレーション技術により実施可能なので
、ここでは説明を省略する。
このようにすることによって、適切な押圧力で用紙Sを押圧し、測色を行うことができ
る。特に、上述の手法により、押圧力を計測するためのセンサーを別途設けることなく、
適切な押圧力で用紙Sを押圧することができるという利点を有する。
1プリンター、2 コンピューター、10 制御部、10a インターフェース部、
10b CPU、10c メモリー、11 搬送ユニット、11a 給紙ロール、
11b 搬送モーター、11c 搬送ローラー、11d プラテン、
11e 排紙ローラーユニット、12 キャリッジユニット、12a ヘッド、
13 ヘッドユニット、14 検出器群、14a 紙検知センサー、20 測色装置、
21 搬送ガイド、22 用紙押圧部材、22a 回動シャフト、
22b DCモーター、22c ギア列、22d 第1ギア、22e モーター軸、
22f 第2ギア、22g エンコーダー、23 押圧機構、24 測色ユニット、
24a 測色部、24b 測色部移動機構、24c ガイドシャフト、
24d 移動ローラー、25 コントローラー、26 排紙ローラーユニット、
30 用紙押圧装置、
P 印刷パターン、Pa サブパターン、S 用紙

Claims (8)

  1. 印刷パターンを測色する測色装置であって、
    前記媒体を押圧するための押圧部材と、
    前記押圧部材が前記媒体を押圧するための動力を出力する動力源と、
    前記印刷パターンを測色するための測色部と、
    前記押圧部材が前記媒体を押圧した状態において前記動力源の出力を変化させて前記測
    色部に前記媒体の基準色を測色させ、前記基準色の測色値が所定の範囲内の値となる出力
    を特定し、該特定した出力で前記印刷パターンを測色させる制御部と、
    を備える測色装置。
  2. 前記特定した出力は記憶され、前記印刷パターンの測色の際に読み出される、請求項1
    に記載の測色装置。
  3. 前記特定した出力は前記媒体の種類毎に記憶される、請求項2に記載の測色装置。
  4. 前記制御部は、前記出力を所定の大きさから減少させて前記測色部に前記基準色を測色
    させる、請求項1〜3のいずれかに記載の測色装置。
  5. 前記制御部は、前記出力を所定の大きさから増加させて前記測色部に前記基準色を測色
    させる、請求項1〜3のいずれかに記載の測色装置。
  6. 前記出力の所定の大きさは前記媒体の種類毎に異なる、請求項4又は5に記載の測色装
    置。
  7. 前記出力の特定において、前記基準色の測色値が前記基準色の理論値に最も近いものが
    選択される、請求項1〜6のいずれかに記載の測色装置。
  8. 動力源が出力する動力を用いて押圧部材に媒体を押圧させることと、
    前記動力源の出力を変化させて前記媒体の基準色を測色させ、前記基準色の測色値が所
    定の範囲内の値となるときの出力を特定することと、
    前記特定した出力で印刷パターンが印刷された媒体を押圧し、該印刷パターンを測色す
    ることと、
    を含む測色方法。
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