JP5458378B2 - 配管溶接用の接続冶具 - Google Patents
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Description
すなわち、竪配管どうしを直列に接続する方法としては溶接によるものが一般的であるが、その場合、互いの竪配管どうしの芯を正確に合わせる必要があるうえ、その接続部のルート間隔を厳密に保持するための管理が必要となっていた。つまり、高い位置決め精度が要求されるため、位置決め作業に手間がかかり、その点で改良の余地があった。
なお、本実施の形態において、所定位置に配設されたときの竪配管3の軸線方向は鉛直方向であり、このときの軸線方向を符号Oとして以下説明する。
接続冶具1は、上述したように、一方(上側)の第1竪配管3A(3)の下端側周縁部3a(図8参照)と他方(下側)の第2竪配管3B(3)の上端側周縁部3bとを、仮溶接作業が完了するまで一時的に連結するためのものである。
また、上側保持体11には、厚さ方向に貫通する支持ボルト17の下端に、軸線方向を竪配管3の径方向に向けて固定されたピン部材18が設けられている。支持ボルト17は、分割上側保持体11Aの周方向略中間位置に設けられている。そして、ピン部材18には、ねじ軸14の一端14aがピン中心軸を中心にして回転可能な状態で設けられている。
そして、図6(b)に示すように、調整プレート21と上板12bとを固定するボルト24を緩めることで、下側保持体12を第2竪配管3B(図5参照)とともに矢印F方向に移動させることが可能となっている。なお、本位置調整機構20においては、ボルト24を締め付けた場合には、調整プレート21と上板12bとが固定される構成となっている。
ここでは、図1に示す吊上げ装置4を用いて、複数の竪配管3、3、…を吊り上げつつ、上下方向に溶接により接続する一例について示す。すなわち、最上段に位置する竪配管3の上端にフック45を係止し、巻上機42でワイヤー43を巻き上げて、複数の竪配管3、3、…を同時に吊り上げる。
そして、上述した図7(a)〜(c)の作業を繰り返しながら、3段目、4段目、…の竪配管3を順次継ぎ足してゆき、全段の竪配管3の施工が完了となる。
図8(a)に示すように、第1竪配管3Aの下端側周縁部3aに分割上側保持体11A、11Bを挟持し、双方を一対のボルト15、15により締め付けて固定する(図4参照)。同じく第2竪配管3Bの上端側周縁部3bに分割下側保持体12A、12Bを挟持し、双方を一対のボルト16、16により締め付けて固定する。このときの第2竪配管3Bに対する下側保持体12の取り付け位置は、上端側周縁部3bから所定寸法だけ下げた位置とされる。そして、上側保持体11に設けられているねじ軸14の他端14bを下側保持体12の挿通孔12a(図6参照)に挿通させ、ねじボルト14bを螺合させる。
このとき、下側竪配管3Bの上端側周縁部3bが案内板13に案内されて嵌合した状態、すなわち案内板13の内周面に第2竪配管3Bの上端側周縁部3bが密接した状態となり、第1竪配管3Aと第2竪配管3Bとが同軸に位置決めされる。
つまり、ねじ軸14に沿って下側保持体12を移動させることで簡単に第1竪配管3Aに対する第2竪配管3Bの間隔(溶接時のルート間隔)を正確に合わせることができる。さらに、第2竪配管3Bの上昇移動する第2竪配管3Bを上側保持部11に設けた案内板13に案内させるだけで、第1竪配管3Aと第2竪配管3Bとを精度よく同軸に位置決めすることができる。このように第1竪配管3Aと第2竪配管3Bとが位置決めされた後、接続部Pを溶接することで確実な溶接が可能となる。
例えば、上側保持体11、下側保持体12、案内板13、ねじ軸14などの形状、長さ寸法などの構成は、任意に設定することができる。
そして、上側保持体11および下側保持体12はそれぞれ分割構造となっているが、分割であることに限定されることはない。また、分割数についても本実施の形態では2分割としているが、例えば3分割であってもよい。そして、それら分割した保持体どうしの連結も本実施の形態のように連結ボルト15、16であることに制限されることはない。
2 建物
2C 溶接作業フロア
3、3A、3B 竪配管
3a 竪配管3Aの下端側周縁部(第1端部)
3b 竪配管3Bの上端側周縁部(第2端部)
4 吊上げ装置
11 上側保持体(第1保持体)
11A、11B 分割上側保持体
12 下側保持体(第2保持体)
12A、12B 分割下側保持体
13 案内板(案内部)
14 ねじ軸
14a ねじ軸の一端
14b ねじ軸の他端
15、16 ボルト
P 接続部
Claims (3)
- 建物内に配設される竪配管の長手方向を上下方向に向けた状態で接続部を溶接する際に、上下の前記竪配管の接続端どうしを位置決めするための配管溶接用の接続冶具であって、
一方の第1竪配管の第1端部に着脱可能な第1保持体と、
他方の第2竪配管の前記第1竪配管側の第2端部に着脱可能な第2保持体と、
前記第1保持体に設けられるとともに、前記第2竪配管を前記第1竪配管に対して同軸上に案内する案内部と、
前記第1保持体および前記第2保持体を連結するねじ軸と、
を備え、
前記ねじ軸は、ねじ軸方向の一端が前記第1保持体に前記第1竪配管の軸線方向に直交する方向を中心にして回転可能に設けられ、他端が前記ねじ軸方向と前記第2竪配管の軸線方向とが一致するようにして前記第2保持体に支持され、且つ前記第2保持体を前記ねじ軸方向に沿って移動させる構成とされていることを特徴とする配管溶接用の接続冶具。 - 前記第2保持体には、前記ねじ軸を厚さ方向に挿通する挿通孔が設けられており、
該挿通孔は、前記第2竪配管に保持された前記第2保持体をその竪配管の中心軸線を中心とした回転方向に移動可能な長穴状をなしていることを特徴とする請求項1に記載の配管溶接用の接続冶具。 - 前記第1保持体および前記第2保持体は、それぞれ前記竪配管を外周側から挟持するように分割された構造をなしていることを特徴とする請求項1又は2に記載の配管溶接用の接続冶具。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009225961A JP5458378B2 (ja) | 2009-09-30 | 2009-09-30 | 配管溶接用の接続冶具 |
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JP2009225961A JP5458378B2 (ja) | 2009-09-30 | 2009-09-30 | 配管溶接用の接続冶具 |
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JP2011073029A JP2011073029A (ja) | 2011-04-14 |
JP5458378B2 true JP5458378B2 (ja) | 2014-04-02 |
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JP (1) | JP5458378B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN106346189A (zh) * | 2016-09-28 | 2017-01-25 | 山西四建集团有限公司 | 承载式全方位立管调节调节器 |
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- 2009-09-30 JP JP2009225961A patent/JP5458378B2/ja active Active
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