JP5458378B2 - 配管溶接用の接続冶具 - Google Patents

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Description

本発明は、建物に設けられる竪配管の溶接を精度よく行える配管溶接用の接続冶具に関する。
従来、高層建物において竪配管を施工するには、複数の竪配管を並列配置させた竪管ユニットを下層階に備えておき、その竪管ユニットを吊上げ手段により吊上げ、さらにその吊上げた竪管ユニットの下端に他の竪管ユニットを接続する作業を繰り返すことで、作業の効率化を図り、所定の階高の建物内に竪配管を配置する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1は、管材の間隔を維持するための間隔維持部材を有し、この間隔維持部材と複数の管材とが固定手段によって固定された水平状態の竪管ユニットを車両によって施工現場に搬入し、その竪管ユニットを揚重機の吊上げ部材によって縦方向の姿勢で吊上げる方法について開示したものである。
特許第3363042号公報
しかしながら、従来の竪配管の施工にあっては、以下のような問題があった。
すなわち、竪配管どうしを直列に接続する方法としては溶接によるものが一般的であるが、その場合、互いの竪配管どうしの芯を正確に合わせる必要があるうえ、その接続部のルート間隔を厳密に保持するための管理が必要となっていた。つまり、高い位置決め精度が要求されるため、位置決め作業に手間がかかり、その点で改良の余地があった。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、芯出し作業やルート間隔の保持作業を容易に行うことができる、施工効率の向上が図れる配管溶接用の接続冶具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る配管溶接用の接続冶具では、建物内に配設される竪配管の長手方向を上下方向に向けた状態で接続部を溶接する際に、上下の竪配管の接続端どうしを位置決めするための配管溶接用の接続冶具であって、一方の第1竪配管の第1端部に着脱可能な第1保持体と、他方の第2竪配管の第1竪配管側の第2端部に着脱可能な第2保持体と、第1保持体に設けられるとともに、第2竪配管を第1竪配管に対して同軸上に案内する案内部と、第1保持体および第2保持体を連結するねじ軸とを備え、ねじ軸は、ねじ軸方向の一端が第1保持体に第1竪配管の軸線方向に直交する方向を中心にして回転可能に設けられ、他端がねじ軸方向と第2竪配管の軸線方向とが一致するようにして第2保持体に支持され、且つ第2保持体をねじ軸方向に沿って移動させる構成とされていることを特徴としている。
本発明では、例えば第1竪配管の下に直列に第2竪配管を溶接により接続する際において、上方の第1竪配管の下端側周縁部に第1保持体を取り付けるとともに、第2竪配管の上端側周縁部に第2保持体を取り付け、さらに第1保持体に設けられるねじ軸の下端(他端)を第2保持体に支持させた後、第2保持体をねじ軸方向に沿って上昇移動させることで、第1竪配管の下端に第2竪配管の上端が近接することになる。つまり、ねじ軸に沿って第2保持体を移動させることで簡単に第1竪配管に対する第2竪配管の間隔(溶接時のルート間隔)を正確に合わせることができる。さらに、第2竪配管の上昇移動する第2竪配管を第1保持部に設けた案内部に案内させるだけで、第1竪配管と第2竪配管とを精度よく同軸に位置決めすることができる。このように第1竪配管と第2竪配管とが位置決めされた後、接続部を溶接することで確実な溶接が可能となる。
また、本発明に係る配管溶接用の接続冶具では、第2保持体には、ねじ軸を厚さ方向に挿通する挿通孔が設けられており、挿通孔は、第2竪配管に保持された第2保持体をその竪配管の中心軸線を中心とした回転方向に移動可能な長穴状をなしていることが好ましい。
これにより、上述した手順により第1竪配管と第2竪配管とを位置決めした後であっても、第1竪配管に対して第2保持体で挟持した第2竪配管をその中心軸線を中心とした回転方向に移動させる位置調整を行うことができる。
また、本発明に係る配管溶接用の接続冶具では、第1保持体および第2保持体は、それぞれ竪配管を外周側から挟持するように分割された構造をなしていてもよい。
本発明では、竪配管の周面に分割されたそれぞれの保持体を配置させ、例えばボルト等で両者を連結することで容易に取り付けることができる。
本発明の配管溶接用の接続冶具によれば、簡単な構造により第1竪配管と第2竪配管とを所定の間隔をもって直列に精度よく位置決めすることができるとともに、双方の竪配管どうしの間のルート間隔を適宜な寸法に設定することも容易となることから、溶接作業の効率化を図ることができる。
本発明の実施の形態による配管溶接用の接続冶具を用いて竪配管を設置する状態を示す側面図である。 図1に示す接続冶具の側面図である。 図2に示す接続冶具を紙面に向かって直交する方向から見た側面図である。 図2に示すA−A線矢視図である。 図2に示すB−B線矢視図である。 位置調整機構の断面図であって、(a)は位置調整前の状態を示す図、(b)は位置調整後の状態を示す図である。 (a)〜(c)は、竪配管の施工手順を示す図である。 (a)、(b)は、位置決めの作業手順を示す図である。 (a)〜(c)は、図8(b)に続く位置決めの作業手順を示す図である。
以下、本発明の実施の形態による配管溶接用の接続冶具について、図1乃至図8に基づいて説明する。
図1に示すように、本実施の形態による配管溶接用の接続冶具1は、例えば建物2に配管される竪配管3を上下方向に直列に且つ同軸に溶接する作業時において、双方の竪配管3の接続端どうしを位置決めするとともに、仮溶接作業が完了するまでの間、一次的に連結させた状態を保持させておくものである。ここで、接続冶具1を適用する竪配管3は、建物2の所定の長さ寸法、外径寸法をなす鋼管等が採用されている。
なお、本実施の形態において、所定位置に配設されたときの竪配管3の軸線方向は鉛直方向であり、このときの軸線方向を符号Oとして以下説明する。
横方向に配列される竪配管3、3、…は、例えば建物2内の竪配管3、3、…の配置空間Rの上方に設けられた吊上げ装置4によって同時に吊り上げられ、所定の溶接作業フロア2Cにて接続冶具1により位置決めされ、その接続部Pが仮溶接されるようになっている。なお、図1は、吊上げ装置4を用いて複数の竪配管3、3、…を吊り上げている状態を示している。
図1に示す吊上げ装置4は、建物2の屋上階2Aの開口部に設けられた基台41と、基台41の一端41aに固定された巻上機42と、巻上機42のワイヤー43を巻き回すとともに基台41上に竪配管3の配列方向に沿って所定のピッチで固定された複数の固定滑車44、44、…と、これら固定滑車44に対して適宜な位置でワイヤー43を巻き掛ける動滑車(図示省略)に取り付けられたフック45とを備えて概略構成されている。
次に、竪配管3、3どうしを上下方向に直列に繋ぐための接続冶具1の構成について図2〜図5などを用いて説明する。
接続冶具1は、上述したように、一方(上側)の第1竪配管3A(3)の下端側周縁部3a(図8参照)と他方(下側)の第2竪配管3B(3)の上端側周縁部3bとを、仮溶接作業が完了するまで一時的に連結するためのものである。
接続冶具1は、一方(上側)の第1竪配管3Aの下端側周縁部3a(第1端部)に着脱可能な上側保持体11(第1保持体)と、他方(下側)の第2竪配管3Bの上端側周縁部3b(第2端部)に着脱可能な下側保持体12(第2保持体)と、上側保持体11に設けられるとともに、第2竪配管3Bを第1竪配管3Aに対して同軸上に案内する案内板13(案内部)と、上側保持体11および下側保持体12を連結するねじ軸14とを備えている。
上側保持体11および下側保持体12は、それぞれ竪配管3を外周側から挟持するように分割された構造をなしている。すなわち、図2、図4、および図5に示すように、上側保持体11は、竪配管3の外周方向に沿う形状をなす一対の分割上側保持体11A、11Bからなり、竪配管3を挟持するようにして配置させた状態で、連結ボルト15、15によって連結することで竪配管3に保持される構成となっている。
また、上側保持体11には、厚さ方向に貫通する支持ボルト17の下端に、軸線方向を竪配管3の径方向に向けて固定されたピン部材18が設けられている。支持ボルト17は、分割上側保持体11Aの周方向略中間位置に設けられている。そして、ピン部材18には、ねじ軸14の一端14aがピン中心軸を中心にして回転可能な状態で設けられている。
下側保持体12もまた、上述した上側保持体11と同様に、竪配管3の外周方向に沿う形状をなす一対の部材12A、12Bからなり、竪配管3を挟持するようにして配置させた状態で、連結ボルト16、16によって連結することで竪配管3に保持される構成となっている。
図2および図3に示す案内板13は、上側保持体11の下面より下方に突出し、その形状は竪配管3の外周面に沿った湾曲板状体となっている。この案内板13は、上側保持体11が第1竪配管3Aの下端側周縁部3a(図8参照)に取り付けられた状態で、その下端側周縁部3aから下方に突出して設けられている。
ねじ軸14は、分割上側保持体11A、11Bのそれぞれに設けられており、各分割上側保持体11A、11Bが、竪配管3を挟持した状態で互いに竪配管3の中心軸線を挟んで対向する位置に配置されている。そして、ねじ軸14は、ねじ軸方向の一端14aが上側保持体11に第1竪配管3Aの軸線方向Oに直交する方向を中心にして回転可能に設けられ、他端14bがねじ軸方向と第2竪配管3Bの軸線方向とが一致するようにして下側保持体12に支持され、且つ下側保持体12をねじ軸方向に沿って移動させるように構成されている。つまり、ねじ軸14の一端14aには、上述した上側保持体11のピン部材18を挿通する支持孔14cが形成され、その支持孔14cにピン部材18が挿通した状態で、そのピン部材18を中心にして回転可能となっている。
図6(a)に示すように、下側保持体12には、ねじ軸14を厚さ方向に挿通する挿通孔12aが設けられている。この挿通孔12aは、第2竪配管3Bに保持された下側保持体12をその竪配管3の中心軸線を中心とした回転方向(図5および図6(b)に示す矢印F方向)に移動可能とする長穴状をなしている。そして、ねじ軸14の他端14bは、挿通孔12aに挿通され、下側保持体12の下面側でねじボルト19によって螺合されている。なお、図6(a)、(b)では、下側保持体12の上板12bのみが示されている。
ここで、図5および図6(a)に示す符号20は、下側保持体12の上面にボルト24によって固定される調整プレート21を備えた位置調整機構を示している。この位置調整機構20は、第1竪配管3Aに対する第2竪配管3Bの周方向のずれを修正する場合に適用されるものであり、図6(a)に示すように中立な位置から下側保持体12の挿通孔12aおよびボルト穴12cの長穴方向の範囲でねじ軸14に対して移動調整できる構成となっている。
調整プレート21は、前記ボルト24用のボルト穴22、22と、ねじ軸14を挿通するねじ穴23とを備えている。各ボルト穴22は、竪配管3の中心軸線を中心とした回転方向に移動可能とする長穴状をなしている。また、ねじ穴23は、ねじ軸14とほぼ同径をなしている。そして、下側保持体12の上板12bには、上述した位置調整プレート21のボルト穴22、22に対応する長穴状のボルト穴12c、12cが設けられている。
そして、図6(b)に示すように、調整プレート21と上板12bとを固定するボルト24を緩めることで、下側保持体12を第2竪配管3B(図5参照)とともに矢印F方向に移動させることが可能となっている。なお、本位置調整機構20においては、ボルト24を締め付けた場合には、調整プレート21と上板12bとが固定される構成となっている。
次に、竪配管3を吊上げて建物2に設置する施工方法について、図面に基づいて説明する。
ここでは、図1に示す吊上げ装置4を用いて、複数の竪配管3、3、…を吊り上げつつ、上下方向に溶接により接続する一例について示す。すなわち、最上段に位置する竪配管3の上端にフック45を係止し、巻上機42でワイヤー43を巻き上げて、複数の竪配管3、3、…を同時に吊り上げる。
具体的には、図7(a)に示すように、吊り上げた1段目の竪配管3(符号3Aとする)を長さ方向が鉛直方向となる高さで停止させ、2段目の竪配管3(符号3Bとする)を接続冶具1によって連結する。ここで、竪配管3を搬入して次の段の竪配管3を接続冶具1で連結する作業は作業フロア2Bで行われ、次工程においても継続してこの作業フロア2Bにて行われる。
次に、図7(b)、(c)に示すように、図1に示す吊上げ装置1の巻上機42でワイヤー43を巻き上げ、2段目の竪配管3Bを吊り上げる。このとき、図8および図9に示すように、接続冶具1を用いて、上下の竪配管3A、3Bどうしの間のルート間隔(溶接に必要な間隔)を規定の数値(例えば、2mm)となるように締め付け、その接続部Pに点付仮溶接を行った後、接続冶具1を取り外す(詳しくは後述する)。
次いで、接続部Pの本溶接を行い、ワイヤー43を緩めて竪配管3を降下させ、2段目の竪配管3Bの下端が作業フロア2Bの直上となるように位置させる。なお、接続部Pの溶接作業(仮溶接、本溶接)は、作業フロア2Bの1つ上のフロア(溶接作業フロア2C)で行われ、その後も溶接作業は継続してこの溶接作業フロア2Cで行われる(図1参照)。
そして、上述した図7(a)〜(c)の作業を繰り返しながら、3段目、4段目、…の竪配管3を順次継ぎ足してゆき、全段の竪配管3の施工が完了となる。
次に、接続冶具1を用いて竪配管3A、3Bを位置決めする方法について、図8、図9などを用いてさらに具体的に説明する。
図8(a)に示すように、第1竪配管3Aの下端側周縁部3aに分割上側保持体11A、11Bを挟持し、双方を一対のボルト15、15により締め付けて固定する(図4参照)。同じく第2竪配管3Bの上端側周縁部3bに分割下側保持体12A、12Bを挟持し、双方を一対のボルト16、16により締め付けて固定する。このときの第2竪配管3Bに対する下側保持体12の取り付け位置は、上端側周縁部3bから所定寸法だけ下げた位置とされる。そして、上側保持体11に設けられているねじ軸14の他端14bを下側保持体12の挿通孔12a(図6参照)に挿通させ、ねじボルト14bを螺合させる。
続いて、図8(b)および図9(a)に示すように、図1に示す吊上げ装置4によって第1竪配管3Aを吊り上げると、ねじ軸14がピン部材18で回動し、そのまま第2竪配管3Bの長手方向が鉛直方向に向いて吊り上げられることになる。そして、第1竪配管3Aと第2竪配管3Bとの接続部P(図9(b))の位置が上述した溶接作業フロア2C(図1参照)の所定の高さになったところで、図9(b)に示すようにねじボルト19をさらに締め込むことで、下側保持体12がねじ軸14に沿って上側保持体11側(矢印E方向)に向けて移動し、接続端3c、3dどうしが当接する。
このとき、下側竪配管3Bの上端側周縁部3bが案内板13に案内されて嵌合した状態、すなわち案内板13の内周面に第2竪配管3Bの上端側周縁部3bが密接した状態となり、第1竪配管3Aと第2竪配管3Bとが同軸に位置決めされる。
そして、この状態で接続部Pの露出している箇所を仮溶接する。さらに、図9(c)に示すように、仮溶接が完了したら、ねじボルト19を緩めつつ下側保持体12をねじ軸14から外れるまで下方に下ろし、ねじ軸14が外れた段階で連結ボルト16、16を緩めて分割下側保持体12A、12Bを第2竪配管3Bから取り外す(図5参照)。そして、図4に示す上側保持体11もまたねじ軸14が下側保持体12から外れた段階で、連結ボルト15、15を緩めて分割上側保持体11A、11Bを第1竪配管3Aから取り外す。
このように、本接続冶具1では、第1竪配管3Aの下に直列に第2竪配管3Bを溶接により接続する際において、上方の第1竪配管3Aの下端側周縁部3aに上側保持体11を取り付けるとともに、第2竪配管3Bの上端側周縁部3bに下側保持体12を取り付け、さらに上側保持体11に設けられるねじ軸14の下端(他端14b)を下側保持体12に支持させた後、下側保持体12をねじ軸方向に沿って上昇移動させることで、第1竪配管3Aの接続端3cに第2竪配管3Bの接続端3dが近接することになる。
つまり、ねじ軸14に沿って下側保持体12を移動させることで簡単に第1竪配管3Aに対する第2竪配管3Bの間隔(溶接時のルート間隔)を正確に合わせることができる。さらに、第2竪配管3Bの上昇移動する第2竪配管3Bを上側保持部11に設けた案内板13に案内させるだけで、第1竪配管3Aと第2竪配管3Bとを精度よく同軸に位置決めすることができる。このように第1竪配管3Aと第2竪配管3Bとが位置決めされた後、接続部Pを溶接することで確実な溶接が可能となる。
また、接続冶具1では、下側保持体12には、ねじ軸14を厚さ方向に挿通する挿通孔が設けられており、挿通孔は、第2竪配管3Bに保持された下側保持体12をその竪配管3の中心軸線を中心とした回転方向に移動可能な長穴状をなしているので、上述した手順により第1竪配管3Aと第2竪配管3Bとを位置決めした後であっても、第1竪配管3Aに対して下側保持体12で挟持した第2竪配管3Bをその中心軸線を中心とした回転方向に移動させる位置調整を行うことができる。
また、本接続冶具1では、上側保持体11および下側保持体12は、それぞれ竪配管3を外周側から挟持する分割構造をなしていていることから、竪配管3の周面に分割されたそれぞれの保持体11、12を配置させ、連結ボルト15、16で両者を連結することで容易に取り付けることができる。
上述のように本実施の形態による配管溶接用の接続冶具では、簡単な構造により第1竪配管3Aと第2竪配管3Bとを所定の間隔をもって直列に精度よく位置決めすることができるとともに、双方の竪配管3A、3Bどうしの間のルート間隔を適宜な寸法に設定することも容易となることから、溶接作業の効率化を図ることができる。
以上、本発明による配管溶接用の接続冶具の実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上側保持体11、下側保持体12、案内板13、ねじ軸14などの形状、長さ寸法などの構成は、任意に設定することができる。
そして、上側保持体11および下側保持体12はそれぞれ分割構造となっているが、分割であることに限定されることはない。また、分割数についても本実施の形態では2分割としているが、例えば3分割であってもよい。そして、それら分割した保持体どうしの連結も本実施の形態のように連結ボルト15、16であることに制限されることはない。
また、本実施の形態では上方に位置する第1竪配管3Aにねじ軸14が回転可能に支持された上側保持体11(第1保持体)を取り付け、その下の第2竪配管3Bに下側保持体12(第2保持体)を取り付けているが、このような形態に制限されることはなく、第1保持体と第2保持体を反対に取り付けるようにすることも可能である。つまり、下の第2竪配管3Bにねじ軸が回転可能に支持された第1保持体を取り付け、上の第1竪配管3Aに第2保持体を取り付けるようにしてもよい。
1 接続冶具
2 建物
2C 溶接作業フロア
3、3A、3B 竪配管
3a 竪配管3Aの下端側周縁部(第1端部)
3b 竪配管3Bの上端側周縁部(第2端部)
4 吊上げ装置
11 上側保持体(第1保持体)
11A、11B 分割上側保持体
12 下側保持体(第2保持体)
12A、12B 分割下側保持体
13 案内板(案内部)
14 ねじ軸
14a ねじ軸の一端
14b ねじ軸の他端
15、16 ボルト
P 接続部

Claims (3)

  1. 建物内に配設される竪配管の長手方向を上下方向に向けた状態で接続部を溶接する際に、上下の前記竪配管の接続端どうしを位置決めするための配管溶接用の接続冶具であって、
    一方の第1竪配管の第1端部に着脱可能な第1保持体と、
    他方の第2竪配管の前記第1竪配管側の第2端部に着脱可能な第2保持体と、
    前記第1保持体に設けられるとともに、前記第2竪配管を前記第1竪配管に対して同軸上に案内する案内部と、
    前記第1保持体および前記第2保持体を連結するねじ軸と、
    を備え、
    前記ねじ軸は、ねじ軸方向の一端が前記第1保持体に前記第1竪配管の軸線方向に直交する方向を中心にして回転可能に設けられ、他端が前記ねじ軸方向と前記第2竪配管の軸線方向とが一致するようにして前記第2保持体に支持され、且つ前記第2保持体を前記ねじ軸方向に沿って移動させる構成とされていることを特徴とする配管溶接用の接続冶具。
  2. 前記第2保持体には、前記ねじ軸を厚さ方向に挿通する挿通孔が設けられており、
    該挿通孔は、前記第2竪配管に保持された前記第2保持体をその竪配管の中心軸線を中心とした回転方向に移動可能な長穴状をなしていることを特徴とする請求項1に記載の配管溶接用の接続冶具。
  3. 前記第1保持体および前記第2保持体は、それぞれ前記竪配管を外周側から挟持するように分割された構造をなしていることを特徴とする請求項1又は2に記載の配管溶接用の接続冶具。
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