JP5456137B1 - 把持工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】固定把持部と可動把持部とで形成された収納空間内に架線等の被把持対象物を導いたときに、固定把持部と可動把持部とで被把持対象物を挟持する前でも前記収納空間から被把持対象物が外れるのを防止することができる把持工具を提供する。
【解決手段】可動把持部44と可動把持部44側に延びる先端部42aを有する固定把持部42とを備え、固定把持部42と可動把持部44とで高圧架線2aの収納空間Sが形成される間接活線把持工具1において、固定把持部42は、可動把持部44側面から出没する突部5と、先端部42aの先端から出没するストッパ6と、突部5の出没をストッパ6に伝達する伝達機構7とを有し、収納空間S内に導かれた高圧架線2aが突部6を押すことで、ストッパ7が先端部42aの先端から突出して、ストッパ7の先端と可動把持部45との間隔の寸法L3を高圧架線2aの外形寸法L1よりも小さくして、被把持物2を収納空間S内に収納して保持する。
【選択図】図3

Description

この発明は、高圧架線等を対象にした間接活線作業等にて用いられる工具に関し、特に高圧架線等の被把持物を複数の把持部で把持するにあたって、被把持物が複数の把持部で形成される収納空間から不用意に外れるのを防止することができる把持工具に関する。
活線状態の高圧架線等の被把持物を電柱等の柱状立設体の柱上で把持するための工具として、例えば、特許文献1等に示される間接活線把持工具(ストレーリンクトング等とも称される。)が用いられる。
特許文献1に示される公知の間接活線把持工具を概説すると、絶縁素材から成る操作棒と、この操作棒の長手方向の一方端に取り付けられた電線把持部とを有し、電線把持部は、固定部と可動部とを備えている。固定部は、先端側に鉤爪状の鉤爪部を有する爪部と、この爪部の基端側が接続され、中央に貫通孔が形成された接続部とを備えている。接続部の貫通孔には、内周面にネジ溝を切った貫通口を有する回転体が挿通されている。一方、可動部は、回転体の貫通口の内周面のネジ溝に噛み合わさるようにネジ山を切った棒状のネジ軸体と、固定部と協働して電線を把持可能な可動体とを備えている。可動体は、固定部と対向する面に凹部を有し、固定部の鉤爪部から基端側に延びる直線部分に該凹部が嵌まり込んだ状態でネジ軸体の先端に取り付けられている。また、固定部は、電線を締め付けると容易に緩まないように保持するロック機構の一部であるつまみ部を接続部に備えている。そして、操作棒は、先端部が固定部の回転体の基端部に固定され、また、可動部のネジ軸体が固定部から離れる方向に移動したときに電線を格納可能な空間が可動部と固定部との間に形成される。
これにより、特許文献1に示される公知の間接活線把持工具では、操作棒を回転操作することで、固定部に可動部の可動体を遠近させることが可能であり、固定部と可動部の可動体とで架線等の被把持物を把持することができるようになっている。
特開2010−68582号公報
もっとも、特許文献1に示されるような間接活線把持工具の構成では、間接活線把持工具の固定部に対し可動部体を架線の直径寸法よりも大きく離した状態として、間接活線把持工具を移動して、固定部と可動部との隙間から固定部と可動部とで形成される収納空間内に架線を収納した後、可動部を操作して可動部を固定部側に近接させる作業の間、間接活線把持工具の操作棒から手を離したり、間接活線把持工具を掴んでいた絶縁ヤットコ等を外したりする場合があるが、電線把持部の可動部と固定部との隙間の寸法が架線の直径寸法よりもまだ大きいときには、作業中に間接活線把持工具の電線把持部が架線から外れるおそれがある。
そして、架線から電線把持部が外れた場合には、間接活線把持工具が落下して、下方に居た者にぶつかり、怪我を負わせる可能性が生ずる。また、落下した間接活線把持工具も、落下時の衝撃等で破損するおそれがある。
更にまた、取り付け中又は取り外し中の電線が間接活線把持工具の固定部と可動部との隙間から外れてしまうことも考えられ、この場合には、電線が腕金等に接触して地絡や短絡を招き、この地絡、短絡が原因となって停電を発生させ、作業現場の近隣の利用者に迷惑を及ぼすおそれもある。
そこで、本発明は、固定把持部と可動把持部とで形成された収納空間内に架線等の被把持対象物を収納したときに、可動把持部を可動して固定把持部と可動把持部とで被把持対象物を挟持する前でも、固定把持部と可動把持部とで形成された収納空間から被把持対象物が外れるのを防止することができる把持工具を提供することを目的とする。
この発明に係る把持工具は、第1の把持部と第2の把持部とで被把持物を把持する把持工具であって、前記第1の把持部は前記第2の把持部側に延びる先端部を有し、前記第2の把持部は前記第1の把持部に対して遠近する方向に変位することができ、前記第1の把持部の前記第2の把持部側面と前記第2の把持部の前記第1の把持部側面とで前記被把持物が導かれる収納空間が形成され、前記被把持物が前記第1の把持部の先端部と前記第2の把持部との間から前記収納空間内に収納されると共に、前記第1の把持部は、前記第2の把持部側面から前記収納空間に収納される被把持物に当接可能に出没する突部と、前記先端部の先端から出没するストッパと、前記突部が前記第1の把持部内に没入したときに前記第1の把持部の先端部から突出し、前記突部が前記第1の把持部から突出したときに前記第1の把持部の先端部内に収納されるように、前記突部の出没を前記ストッパに伝達する伝達機構とを有し、前記突部は、前記被把持物からの押圧により前記第1の把持部内に没入し、前記被把持物からの押圧の解除により前記第1の把持部から突出するように前記第1の把持部に装着され、前記伝達機構は、前記突部が前記第1の把持部内に没入した際に、前記突部に押されて前記ストッパ側に移動し、前記ストッパを前記第1の把持部の先端部から突出する方向に押圧し、前記突部が前記第1の把持部から突出した際に、前記突部側に移動し、前記ストッパに対する前記第1の把持部の先端部から突出する方向への押圧を解除する移動体を有し、前記ストッパは、前記移動体による押圧がない場合には前記第1の把持部内に収納されるように前記第1の把持部に装着されていることを特徴としている。把持工具は、例えば間接活線作業用の間接活線把持工具として用いられる。被把持物は、間接活線把持工具として用いられる場合には、例えば高圧架線、その他の活線状態の電線等が該当する。また、第1の把持部は固定把持部とも称され、第2の把持部は可動把持部とも称される。
これにより、第1の把持部の第2の把持部側面と第2の把持部の第1の把持部側面とで形成される収納空間内に被把持物が収納されて、この被把持物が第1の把持部の突部を押圧して突部が第1の把持部内に没入したときに、第1の把持部の先端部の先端からストッパが突出して、第1の把持部の先端部と第2の把持部との間の被把持物が収納空間に出入りするための隙間がなくなり或いは被把持物の最大外形寸法よりも小さくなる。
従って、第1の把持部の先端部と第2の把持部との間に被把持物の最大外形寸法よりも大きな隙間があっても第1の把持部の先端部からストッパが突出するので、被把持物が収納空間内に収納されながら第1の把持部と第2の把持部とで把持されていなくても、被把持物が収納空間から不用意に外れることがなくなる。
以上のように、本発明によれば、第1の把持部の第2の把持部側面と第2の把持部の第1の把持部側面とで形成される収納空間内に被把持物が収納されて、この被把持物が第1の把持部の突部を押圧して突部が第1の把持部内に没入したときに、第1の把持部の先端部の先端からストッパが突出するので、被把持物が収納空間内に収納された状態で、第1の把持部の先端部と第2の把持部との間に被把持物の最大外形寸法よりも大きな隙間があっても、第1の把持部の先端部からストッパが突出して、第1の把持部の先端部と第2の把持部との間の隙間をなくし或いは被把持物の最大外形寸法よりも小さくすることができるので、被把持物が収納空間から不用意に外れるのを防止することが可能である。
図1は、この発明に係る把持工具の一例の全体構成を示す説明図である。 図2は、上記把持工具の固定把持部の内部構造を説明するための拡大断面図であり、図2(a)は、突部が固定把持部の弧状部分の内周面から突出し、ストッパが先端部に収納されている状態を示し、図2(b)は、突部が固定把持部の弧状部分に没入し、ストッパが先端部から突出した状態を示している。 図3は、上記把持工具の収納空間で架線を保持する工程を説明したものであり、図3(a)は、把持工具の収納空間内に架線を導く工程を示し、図3(b)は、把持工具を下方に移動させて固定把持部の弧状部分の内周面側にある突部に架線を接する工程を示し、図3(c)は、把持工具を図3(b)の状態から更に下方に移動させて突部を固定把持部に没入させ、固定把持部の先端部からストッパを突出させる工程を示している。
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1において、この発明に係る把持工具の一例として、間接活線把持工具1の全体構成が示されている。この間接活線把持工具1は、間接活線作業で用いるのに好適なもので、円柱状の線状体たる被把持物2(図3では後述するように高圧架線2aが示されている。)を把持することが可能となっている。
間接活線把持工具1の構成について図1を用いて説明すると、相対的に長尺の絶縁操作棒3と、この絶縁操作棒3の長手方向の一方端側(先端側)に設けられた把持機構4とで基本的に構成されている。
絶縁操作棒3は、絶縁素材から成り、軸方向に延びる内部空間を有する筒状体で、間接活線作業を行う作業者の感電防止を図るために、その長手方向の略中間部位において、傘状の安全限界つば31が設けられている。この安全限界つば31は、作業員が手で把持して良い部分とそれ以外の部分との境界を明確にするためのものである。また、絶縁操作棒3は、降雨時に絶縁操作棒を伝わってくる雨水対策として把持機構4に対し安全限界つば31よりも離れた位置(絶縁操作棒3の基端側)に傘状の水切りつば32が設けられている。そして、絶縁操作棒3の水切りつば32よりも基端側の部位は、作業者が手で握ることができるグリップ部33となっている。更に、絶縁操作棒3の基端には、他の間接活線工具と連結するための連結部34が設けられている。更にまた、絶縁操作棒3の先端部分は、把持機構4のヘッド部41内の絶縁操作棒3側にあるリング(図示せず。)と繋がっており、絶縁操作棒3が回転するとリングも同期して回転するようになっている。
把持機構4は、略C字形状を成すと共にその先端側部分が固定把持部42を構成しているヘッド部41と、ヘッド部41のうちの固定把持部42を有する側と対峙する基端側部位43に、ネジ軸棒44を介して取り付けられ、ネジ軸棒44の軸方向に沿って移動可能な可動把持部(ジョーとも称する。以下同じ。)45とを備えている。そして、図1及び図3に示されるように、固定把持部42に可動把持部45がある程度近接することにより、固定把持部42の可動把持部45側の円弧状の面と可動把持部45の固定把持部42側の面とで被把持物2が収納される収納空間Sが形成されるようになっている。
固定把持部42は、ヘッド部41の一部を成すもので、可動把持部45側に延びる先端部42aを有する略逆U字形状を成しており、後述するように、収納空間Sで被把持物2が外れないように保持するための保持機構を有している。
可動把持部45は、図3に示されるように、ヘッド部41のうちの固定把持部42と基端側部位43とを結ぶ直線状部位46と係合可能な溝部45aがネジ軸棒44の軸方向に沿って形成されており、可動把持部45は、ネジ軸棒44とは螺合せず挿通されているのみで、ヘッド部41の直線状部位46と溝部45aを介して係合することで、ネジ軸棒44が回転してもネジ軸棒44を回転中心として回転しないようになっている。
ネジ軸棒44の可動把持部45とは反対側部位は、ヘッド部41の基端側部位43が有する貫通孔43aを挿通した後、絶縁操作棒3の長手方向の先端から当該絶縁操作棒3の内部空間内に所要範囲において挿入されている。そして、ネジ軸棒44は、ヘッド部41の基端側部位43に形成された貫通孔43a内に収められた前述のリングと螺合されており、ヘッド部41には絶縁操作棒3の回転が伝達されないが、ネジ軸棒44には絶縁操作棒3の回転がリングを介して伝達されるようになっている。これにより、絶縁操作棒3を所定の方向(例えば右回りの方向)に回転すると、ネジ軸棒44は固定把持部42側に変位(前進)して、可動把持部45を固定把持部42側に押していき、絶縁操作棒3を前記所定の方向とは逆方向(例えば左回りの方向)に回転させると、ネジ軸棒44は固定把持部42とは反対側に変位(後退)して、可動把持部45を固定把持部42から離れる方向に引き戻すことができるようになっている。
これにより、絶縁操作棒3を所定の方向に回転させることで、ネジ軸棒44が固定把持部42側に変位(前進)して、可動把持部45を当該可動把持部45が非回転の状態で固定把持部42側に押してゆくため、可動把持部45と固定把持部42と間に収納空間Sを形成し、更にこの収納空間S内に導かれた被把持物2を可動把持部45と固定把持部42とで挟むので、把持機構4により被把持物2を把持することができる。そして、絶縁操作棒3を所定の方向とは反対方向に回転させることで、ネジ軸棒44が固定把持部42とは反対側に変位(後退)して、可動把持部45を当該可動把持部45が非回転の状態で固定把持部42から離れる方向に引き戻してゆくため、可動把持部45と固定把持部42とによる被把持物2の挟持が解除されて、可動把持部45と固定把持部42と間の収納空間Sも解消されるので、被把持物2から間接活線把持工具1の把持機構4を外すことができる。
更に、この実施形態では、可動把持部45のロック機構として、絶縁操作棒3の先端部に複数の歯を有する環状ギア部35が形成されていると共に、ヘッド部41の基端側部位43につまみ部47とこのつまみ部47に連動する爪48とが形成されている。そして、フック等を有する図示しない間接活線工具(例えば、バインド打ち器)のフック等をつまみ部47に引き掛けて、爪48が絶縁操作棒3の軸方向に沿って変位(上下動)するようにつまみ部47を動かすことによって、ヘッド部41の爪48と絶縁操作棒3の環状ギア部35とが係合したり、この係合が解除したりする。これにより、ヘッド部41の爪48と絶縁操作棒3の環状ギア部35とが係合した場合には、可動把持部45を固定把持部42から離す方向の回転がネジ軸棒44に伝達されなくなるため、絶縁操作棒3が不用意に回転しても可動把持部45が固定把持部42から離れることがなくなるので、作業中等に可動把持部45が固定把持部42から離れて、被把持物2に対する固定把持部42と可動把持部45とによる挟持が外れてしまうことが防止される。
ところで、被把持物2を収納空間S内に導くためには、図3(a)に示されるように、ヘッド部41の固定把持部42の先端部42aと可動把持部45との間隔の寸法L2を被把持物2の外径寸法L1よりも大きくする必要がある。このため、被把持物2を収納空間S内に収納した後も、ヘッド部41の固定把持部42の先端部42aと可動把持部45との間隔の寸法がL2のままだと、被把持物2がヘッド部41の固定把持部42の先端部42aと可動把持部45との間から外れるおそれがある。
このため、可動把持部45が固定把持部42側に被把持物2を挟持できる位置まで変位してなくても、可動把持部45から先端部42a側に向けての寸法が被把持物2の外径寸法L1よりも小さくすることで、被把持物2が収納空間Sから外れるのを防止するための保持機構の一例として、固定把持部42は、図1から図3(特に図2)に示されるように、固定把持部42の可動把持部45側の面から出没する突部5と、固定把持部42の先端部42aの先端から出没するストッパ6、突部5の出没をストッパ6に伝達する伝達機構7と、これらの突部5、ストッパ6及び伝達機構7を収納することが可能な内部空間8とを備えたものとなっている。
内部空間8は、固定把持部42の中央部位から先端部42a側に向けて絶縁操作棒3の径方向に沿って延びる内室81と、この内室81の固定把持部42の中央部位側端において、可動把持部45側に延びて、その延出方向端が固定把持部42の可動把持部45側面に開口した通孔部82と、内室81の先端部42a側において、可動把持部45側に延びて、その延出方向端が先端部42aの先端に開口した通孔部82とで形成されている。
突部5は、例えば円柱状の柱状部51と、例えば半球状又は弾丸の頭部状等の曲面を有する当接部52とから成るもので、内部空間8の通孔部82から内室81にわたって収納されている。そして、突部5の柱状部51の側面の対称となる位置にガイド511、511が形成されている。各ガイド511は、この実施例では、柱状部51の径方向に延びる細い棒状部511aと、この棒状部511aの先端に設けられ、棒状部511aよりも横幅及び縦幅が大きなスライダ部511bとで構成されている。そして、通孔部82の側面には、ガイド511の棒状部511aの外径寸法よりも若干大きな装着孔821が絶縁操作棒3の軸方向(通孔部82の長手方向)に沿って所要範囲において延びていると共に、この装着孔821よりも奥側にはスライダ部511bの横幅よりも若干大きなスライダ孔822が絶縁操作棒3の軸方向(通孔部82の長手方向)に沿って所要範囲において延びている。
これにより、ガイド511のスライダ部511bをスライダ孔822に差し込むことで、ガイド511ひいては突部5は、絶縁操作棒3の軸方向(通孔部82の長手方向)に沿って移動することが可能となっており、突部5の移動範囲は、図2に示されるように、柱状部51の端が固定把持部42の可動把持部45側面から突出した状態から、柱状部51が固定把持部42内に完全に没入する状態までとなっている。なお、突部5は、可動把持部45側に移動しても、ガイド511のスライダ部511bが通孔部82に形成されたスライダ孔822の端面に当接するので、突部5が固定把持部42から外れてしまう不具合は防止されている。
ストッパ6は、例えば円柱状の柱状部61と、例えば半球又は弾丸の頭部状等の曲面を有する当接部62とから成るもので、内部空間8の通孔部83から内室81にわたって収納されている。そして、ストッパ6の柱状部61の側面には、柱状部61の径方向に延びる突出部611が形成されている。この突出部611は、一端が内室81の通孔部83と対峙する内面に取り付けられた引っ張りバネ9の他端が取り付けられている。
これにより、ストッパ6は、図2(a)に示されるように、通常時には、引っ張りバネ9の引張力により内部空間8の通孔部83及び内室81内に収納されて、柱状部61の先端は先端部42aの先端から突出しない(没入した)状態となっており、当接部62が先端部42a側に押されたときに、図2(b)に示されるように、引っ張りバネ9の引張力に抗して先端部42a側に移動して柱状部61の先端は先端部42aの先端から突出した状態となる。
伝達機構7は、内部空間8の内室81に収納された移動体71と、この移動体71に対し先端部42aとは反対側に引っ張る引っ張りバネ10とを有して構成されている。移動体71は、突部5の当接部52が当接する傾斜面711と、ストッパ6の当接部62が当接する傾斜面712とが形成されている。なお、被把持物2が突部5を押圧する状態が解除されても、ストッパ6がすぐに先端部42a内に没入せず、ある程度時間差が生ずるように、引っ張りバネ10が初期状態に復元するにあたってゆっくりと復元するか、突部5の固定把持部42からの突出がゆっくりと行われることが好ましい。
これにより、移動体71は、通常時では図2(a)に示されるように、引っ張りバネ10の引張力により内室81の先端部42aとは反対側にあるため、移動体71は傾斜面711にて突部5の当接部52を可動把持部45側に押圧するので、突部5の柱状部51の先端部分が固定把持部42の可動把持部45側面から突出した状態となると共に、移動体71の傾斜面712はストッパ6の当接部62を押圧しないので、ストッパ6の柱状部61の先端部分は、通孔部83内に没入した状態となる。そして、突部5に対して、図2(a)の白抜き矢印の方向に力が加わった場合には、突部5の当接部52で移動体71の傾斜面711が押されるので、移動体71は、図2(b)に示されるように、内室81を先端部42a側に移動して、移動体71の傾斜面712がストッパ6の当接部62を押圧するので、ストッパ6の柱状部61の先端部分は、固定把持部42の先端部42aから突出した状態となる。
このような構成の保持機構が固定把持部42に設けられた把持機構4を備えた間接活線把持工具1を、被把持物2たる高圧架線2aに用いる工程について、図3を用いて説明する。
まず、図3(a)に示されるように、絶縁操作棒3を回転させて可動把持部45を固定把持部42から離れる方向に変位させて、可動把持部45と固定把持部42の先端部42aとの間隔寸法L2を高圧架線2aの外径寸法よりも大きくした後、間接活線把持工具1を図3(a)の白抜き矢印の方向(横方向)に移動させて、高圧架線2aを可動把持部45と固定把持部42の先端部42aとの間から収納空間S内に導き、図3(b)に示されるように、高圧架線2aが収納空間S内に収納された状態とする。
そして、間接活線把持工具1を図3(b)の白抜き矢印の方向(下方向)に移動させる。これにより、高圧架線2aは固定把持部42から突出した状態の突部5を図3(b)の矢印方向に押圧して、突部5を固定把持部42内に没入させていく。
これにより、図3(c)に示されるように、固定把持部42の先端部42aの先端からストッパ6が可動把持部45側に向けて突出するので、先端部42aの先端と可動把持部45との間隔寸法L3は、高圧架線2aの外径寸法よりも小さくなる。
以上により、高圧架線2aが突部5を押圧した状態から先端部42aと可動把持部45との間に向けて移動してしまっても、ストッパ6はすぐには固定把持部42内に没入しないので、間接活線把持工具1の把持機構4が高圧架線2aから外れて間接活線把持工具1が落下したりすることが抑止される。
1 間接活線把持工具
2 被把持物
2a 高圧架線
3 絶縁操作棒
4 把持機構
42 固定把持部
42a 先端部
44 ネジ軸棒
45 可動把持部
5 突部
6 ストッパ
7 伝達機構
71 移動体
8 内部空間
9 バネ
10 バネ
S 収納空間

Claims (1)

  1. 第1の把持部と第2の把持部とで被把持物を把持する把持工具であって、
    前記第1の把持部は前記第2の把持部側に延びる先端部を有し、前記第2の把持部は前記第1の把持部に対して遠近する方向に変位することができ、
    前記第1の把持部の前記第2の把持部側面と前記第2の把持部の前記第1の把持部側面とで前記被把持物が導かれる収納空間が形成され、前記被把持物が前記第1の把持部の先端部と前記第2の把持部との間から前記収納空間内に収納されると共に、
    前記第1の把持部は、
    前記第2の把持部側面から前記収納空間に収納される被把持物に当接可能に出没する突部と、
    前記先端部の先端から出没するストッパと、
    前記突部が前記第1の把持部内に没入したときに前記第1の把持部の先端部から突出し、前記突部が前記第1の把持部から突出したときに前記第1の把持部の先端部内に収納されるように、前記突部の出没を前記ストッパに伝達する伝達機構と
    を有し、
    前記突部は、前記被把持物からの押圧により前記第1の把持部内に没入し、前記被把持物からの押圧の解除により前記第1の把持部から突出するように前記第1の把持部に装着され、
    前記伝達機構は、前記突部が前記第1の把持部内に没入した際に、前記突部に押されて前記ストッパ側に移動し、前記ストッパを前記第1の把持部の先端部から突出する方向に押圧し、前記突部が前記第1の把持部から突出した際に、前記突部側に移動し、前記ストッパに対する前記第1の把持部の先端部から突出する方向への押圧を解除する移動体を有し、
    前記ストッパは、前記移動体による押圧がない場合には前記第1の把持部内に収納されるように前記第1の把持部に装着されていることを特徴とする把持工具。
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