JP5454463B2 - 通信装置 - Google Patents

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本明細書によって開示される技術は、通信装置に関する。
例えば、特許文献1には、インターネット電話機能と一般電話機能との両方を実行可能な端末が開示されている。端末は、ユーザによって指定される電話番号に応じて、インターネット電話機能と一般電話機能とのうちの一方の電話機能を選択し、当該一方の電話機能に従った電話通信を実行する。
特開2004−48792号公報
特許文献1の技術では、端末は、複数の通信方式(インターネット電話、一般電話)のうちのいずれかを選択して通信を実行する。ただし、特許文献1では、複数の通信方式のうちの特定の通信方式に従った通信を実行不可能な状況が発生する可能性について、何ら考慮されてない。従って、このような状況が発生しても、端末は、上記の特定の通信方式を選択し得る。この場合、上記の特定の通信方式に従った通信を実行不可能であるにもかかわらず、当該通信のための処理(例えば、通信相手のIPアドレスの取得処理、通信相手への発信処理等)が実行される。即ち、無駄な処理が実行される。
本明細書では、無駄な処理が実行されるのを抑制し得る技術を提供する。
本明細書によって開示される通信装置は、登録部と、第1の通信部と、禁止部と、第2の通信部と、を備える。登録部は、通信装置のIPアドレスの設定手法を示す手法情報をメモリに登録する。手法情報は、第1種の設定手法を示す第1種の手法情報と、第2種の設定手法を示す第2種の手法情報と、を含む複数種類の手法情報のうちのいずれかである。第1の通信部は、第1の通信方式に従った通信のための第1の通信処理を実行する。禁止部は、ユーザから、メモリに登録されている手法情報を、第1種の手法情報から第2種の手法情報に変更するための指示が与えられる特定の場合に、第1の通信処理の実行を禁止する。第2の通信部は、第1の通信処理の実行が禁止される場合に、第1の通信方式と異なる第2の通信方式に従った通信のための第2の通信処理を実行する。
通信装置のIPアドレスの設定手法が、第1種の設定手法から第2種の設定手法に変更されると、通信装置が、第1の通信方式に従った通信を実行不可能になる可能性がある。従って、上記の構成では、通信装置は、メモリに登録されている手法情報を、第1種の手法情報から第2種の手法情報に変更するための指示が与えられる特定の場合に、第1の通信処理の実行を禁止する。これにより、第1の通信方式に従った通信を実行不可能となる可能性があるにもかかわらず、当該通信のための第1の通信処理が実行されることを抑制することができる。無駄な処理が実行されるのを抑制し得る。しかも、通信装置は、第1の通信処理の実行が禁止される場合には、第2の通信方式に従った通信のための第2の通信処理を実行する。従って、通信装置は、第1の通信処理の実行が禁止されても、第2の通信方式に従った通信を実行し得る。
なお、上記の通信装置を実現するための制御方法、コンピュータプログラム、及び、当該コンピュータプログラムを格納するコンピュータ読取可能記録媒体も、新規で有用である。
通信システムの構成の一例を示す。 モードと設定との関係を示す。 メイン処理のフローチャートを示す。 起動時処理のフローチャートを示す。 手法変更後処理のフローチャートを示す。 FAX送信処理のフローチャートを示す。 通知処理のフローチャートを示す。 比較例及び実施例を説明するためのタイムチャートを示す。
(実施例)
(システムの構成)
図1に示されるように、通信システム2は、複数のFAX装置10,110を備える。
FAX装置10,110のそれぞれは、PSTN4に接続されている。従って、FAX装置10,110のそれぞれは、PSTN4を介して、相互に通信可能である。また、FAX装置10は、LAN6に接続されており、FAX装置110は、LAN9に接続されている。LAN6,9のそれぞれは、インターネット8に接続されている。従って、FAX装置10,110のそれぞれは、LAN6,9及びインターネット8を介して、相互に通信可能である。LAN6には、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバ70が接続されている。インターネット8には、SIP(Session Initiation Protocol)サーバ60が設けられている。
(FAX装置10の構成)
FAX装置10は、PSTNFAX機能、IPFAX機能、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能等の多機能を備える。PSTNFAX機能は、PSTN4で利用されるFAX番号(即ち所定の桁数(例えば10桁)の数字列)を用いて、PSTN4を介したFAX通信(即ちFAXデータの送受信)を実行するための機能である。PSTNFAX機能は、G.3の通信方式に従って実現される。また、IPFAX機能は、URI(Uniform Resource Identifier)を用いて、IP網(LAN6、インターネット8等)を介したFAX通信を実行するための機能である。IPFAX機能は、SIPの通信方式に従って実現される。ただし、IPFAX機能は、IPを前提とするプロトコルであれば、他のプロトコルに従って実現されてもよい。
FAX装置10は、表示部12と、操作部14と、スキャン実行部16と、PSTNインターフェイス18と、印刷実行部20と、ネットワークインターフェイス22と、制御部24と、を備える。上記の各部12〜24は、バス線25に接続されている。表示部12は、様々な情報を表示するためのディスプレイである。操作部14は、複数のキーによって構成される。ユーザは、操作部14を操作することによって、様々な指示をFAX装置10に入力することができる。スキャン実行部16は、CIS、CCD等のスキャン機構を備え、スキャン対象物をスキャンすることによって画像データを生成する。PSTNインターフェイス18は、PSTN4に接続されている。印刷実行部20は、インクジェットヘッド方式、レーザ方式等の印刷機構を備え、制御部24からの指示に従って印刷を行う。ネットワークインターフェイス22は、LAN6に接続されている。
制御部24は、CPU30とメモリ32とを備える。CPU30は、メモリ32に格納されているプログラム(図示省略)に従って処理を実行する。CPU30が当該プログラムに従って処理を実行することによって、各部40〜50の機能が実現される。メモリ32は、テーブル34と、アドレス帳36と、を格納する。テーブル34は、少なくとも1個の特定のプロバイダを示す少なくとも1個のenterprise-numberを含む。上記の「特定のプロバイダ」は、FAX番号を含むSIPURI(即ちFAX番号に所定のドメインを付加することによって得られるSIPURI)を用いたIPFAX機能を提供するプロバイダである。なお、enterprise-numberは、各プロバイダに特有の企業コード番号である。アドレス帳36は、ユーザによって入力される複数のFAX番号、電話番号等を含む。
なお、テーブル34は、メモリ32内に予め格納されている。例えば、テーブル34は、FAX装置10のベンダによって、メモリ32内に予め格納されてもよい。また、例えば、FAX装置10は、所定のサーバ(例えばFAX装置10のベンダが提供しているサーバ)から、テーブル34を取得して、メモリ32内に予め格納してもよい。
(SIPサーバ60の構成)
SIPサーバ60は、上記の特定のプロバイダによって提供されるサーバである。SIPサーバ60は、SIP通信を仲介するためのサーバ(「呼制御サーバ」と呼ぶこともできる)である。例えば、FAX装置10とFAX装置110との間では、SIPの通信セッションを確立するための各種コマンドが通信されるが、これらのコマンドは、SIPサーバ60を経由して送信される。
FAX装置10のユーザが上記の特定のプロバイダと契約している状況では、SIPサーバ60は、DHCPサーバ70からの登録の要求に応じて、FAX装置10のSIPURIと、FAX装置10のMACアドレス(図1では「MAC10」と表現している)と、が対応付けられた情報を、SIPサーバ60自身に登録する。同様に、FAX装置110のユーザが上記の特定のプロバイダと契約している状況では、SIPサーバ60は、FAX装置110のSIPURIと、FAX装置110のMACアドレス(図1では「MAC110」と表現している)と、が対応付けられた情報を、SIPサーバ60自身に登録する。SIPサーバ60は、FAX装置10のMACアドレスがSIPサーバ60自身に登録されている状態では、FAX装置10からの要求に応じて、SIP通信を仲介する。ただし、SIPサーバ60は、FAX装置10のMACアドレスがSIPサーバ60自身に登録されていない状態では、FAX装置10からの要求に応じて、SIP通信を仲介しない。
なお、SIPサーバ60では、FAX装置10のSIPURI及びMACアドレスが登録される場合に、有効期限が設定される。有効期限が経過する前に、DHCPサーバ70からの登録の要求を再び受けた場合には、SIPサーバ60は、当該有効期限を延長する。一方において、有効期限が経過する前に、DHCPサーバ70からの登録の要求を受けない場合には、SIPサーバ60は、SIPサーバ60自身から、FAX装置10のSIPURI及びMACアドレスを削除する(即ち登録を解除する)。
(DHCPサーバ70の構成)
DHCPサーバ70は、DHCP情報を記憶している。DHCP情報は、後で説明するoption120(SIPサーバのIPアドレス)、及び、option125(プロバイダを示すプロバイダ情報)を含む。
DHCPサーバ70は、LAN6に接続されているFAX装置10からの要求に応じて、FAX装置10にIPアドレスを割り当てる。DHCPサーバ70が割り当て可能なIPアドレスの範囲は、予め決められている。DHCPサーバ70は、FAX装置10からのIPアドレスの割り当ての要求に応じて、上記のIPアドレスの範囲内から1個のIPアドレスを選択し、そのIPアドレスをFAX装置10に割り当てる(送信する)。これにより、FAX装置10は、DHCPサーバ70からIPアドレスを取得し、そのIPアドレスを自己のIPアドレスとして設定する。通常、DHCPサーバ70によって割り当てられるIPアドレスには有効期限が決められており、FAX装置10は、自己のIPアドレスに対して決められている有効期限が経過する前に、IPアドレスの有効期限の延長をDHCPサーバ70に要求する。これにより、DHCPサーバ70は、FAX装置10に新たな有効期限を通知する(即ちIPアドレスの有効期限の延長を行なう)。
なお、FAX装置10が上記の特定のプロバイダと契約している状況では、DHCPサーバ70は、FAX装置10にIPアドレスを割り当てる際に、FAX装置10のSIPURI及びMACアドレスの登録をSIPサーバ60に要求する。さらに、このような状況では、DHCPサーバ70は、さらに、FAX装置10のIPアドレスの延長を行なう際に、FAX装置10のSIPURI及びMACアドレスの登録をSIPサーバ60に再び要求する。この再要求が実行されることにより、SIPサーバ60において、FAX装置10のSIPURI及びMACアドレスの登録が延長される。ただし、DHCPサーバ70は、FAX装置10から、IPアドレスの割り当ての要求、又は、有効期限の延長の要求を受けなければ、FAX装置10のSIPURI及びMACアドレスの登録をSIPサーバ60に再び要求しない。この場合、SIPサーバ60において、FAX装置10のSIPURI及びMACアドレスの有効期限が経過するために、これらの情報の登録が解除される。
(FAX装置110の構成)
FAX装置110は、上記のFAX装置10と同様の各機能を備える。本実施例では、FAX装置110のユーザは、上記の特定のプロバイダ(即ちFAX番号を含むSIPURIを用いたIPFAX機能を提供するプロバイダ)と契約している。従って、FAX装置110には、FAX装置110のFAX番号「xxxyyyzzzz」を含むSIPURI「xxxyyyzzzz@sip.com」(FAX装置110のFAX番号にSIPサーバ60のドメインが付加されたSIPURI)が割り当てられている。
(ユーザの事前準備;プロバイダとの契約)
FAX装置10のユーザが行うべき事前準備について説明する。ユーザは、上記の特定のプロバイダと契約する。この場合、FAX装置10には、FAX装置10のFAX番号を含むSIPURIが割り当てられる。これにより、FAX装置10は、IPFAX機能を実行することができるようになる。
(ユーザの事前準備;モードの選択)
ユーザは、操作部14を操作することによって、FAXデータを送信するためのモードを選択することができる。図2に示されるように、ユーザは、「IPFAX優先」、「IPFAX専用」、及び、「IPFAXOFF」の3つのモードの中から、1つのモードを選択することができる。「IPFAX優先」では、FAX装置10は、IPFAX機能を実行してFAXデータを送信し、当該送信が失敗した場合に、PSTNFAX機能を実行してFAXデータを送信する。「IPFAX専用」では、FAX装置10は、IPFAX機能を実行してFAXデータを送信し、当該送信が失敗しても、PSTNFAX機能を実行しない。「IPFAXOFF」では、FAX装置10は、IPFAX機能を実行せずに、PSTNFAX機能を実行する。
ユーザによって上記の3つのモードのうちの1つのモードが選択されると、登録部44(図1参照)は、ユーザによって選択されたモードに対応する情報を、メモリ32に登録する。具体的に言うと、「IPFAX優先」が選択される場合には、登録部44は、IPFAX設定として「ON」をメモリ32に登録し、リトライ設定として「ON」をメモリ32に登録する。「IPFAX専用」が選択される場合には、登録部44は、IPFAX設定として「ON」をメモリ32に登録し、リトライ設定として「OFF」をメモリ32に登録する。「IPFAXOFF」が選択される場合には、登録部44は、IPFAX設定として「OFF」をメモリ32に登録し、リトライ設定として「ON」をメモリ32に登録する。なお、本実施例では、IPFAX設定として「OFF」が登録されると共に、リトライ設定として「OFF」が登録されることはない。
(FAX装置10にIPアドレスを設定するための設定手法)
本実施例では、FAX装置10にIPアドレスを設定するための設定手法として、「STATIC」と「DHCP」と「BOOTP(Bootstrap Protocol)」と「RARP(Reverse Address Resolution Protocol)」と「AUTO」とを含む5種類の設定手法が存在する。ユーザは、FAX装置10の操作部14を操作することによって、上記の5種類の設定手法の中から1種類の設定手法を選択する。登録部44は、ユーザによって選択された設定手法を示す設定手法情報(例えば、「STATIC」が選択された場合には、「STATIC」を示す情報)を、メモリ32に登録する。
(STATIC)
ユーザは、設定手法「STATIC」を選択した場合に、FAX装置10の操作部14を操作することによって、FAX装置10に設定されるべきIPアドレスをFAX装置10に入力する。FAX装置10は、ユーザによって入力されたIPアドレスを、自己のIPアドレスとして設定する。設定手法「STATIC」では、FAX装置10のIPアドレスが変化しない(即ち静的なIPアドレスである)。
(DHCP)
設定手法「DHCP」が選択された場合には、FAX装置10は、DHCPサーバ70にIPアドレスの割り当てを要求することによって、DHCPサーバ70からIPアドレスを取得する。FAX装置10は、DHCPサーバ70から取得されるIPアドレスを、自己のIPアドレスとして設定する。上述したように、DHCPサーバ70から割り当てられるIPアドレスには、有効期限が決められている。FAX装置10は、有効期限が経過する前に、IPアドレスの有効期限の延長をDHCPサーバ70に要求する。なお、設定手法「DHCP」では、FAX装置10の電源がONされる毎に、DHCPサーバ70からFAX装置10に新たなIPアドレスが割り当てられる。従って、設定手法「DHCP」では、FAX装置10のIPアドレスが変化し得る(即ち動的なIPアドレスである)。
(BOOTP)
設定手法「BOOTP」が選択された場合には、FAX装置10は、BOOTPサーバ(図示省略)にIPアドレスの割り当てを要求することによって、BOOTPサーバからIPアドレスを取得する。設定手法「BOOTP」は、IPアドレスの割り当ての要求先がBOOTPサーバであることを除くと、設定手法「DHCP」と同様である。なお、BOOTPサーバは、DHCPサーバ70と異なり、IPアドレスをFAX装置10に割り当てる際に、FAX装置10のSIPURI及びMACアドレスをSIPサーバ60に登録しない。設定手法「BOOTP」では、FAX装置10のIPアドレスが変化し得る(即ち動的なIPアドレスである)。
(RARP)
ユーザは、設定手法「RARP」を選択した場合に、RARPサーバ(図示省略)の操作部を操作することによって、FAX装置10に設定されるべきIPアドレスと、FAX装置10のMACアドレスと、が対応付けられている情報を、RARPサーバに登録する。FAX装置10は、RARPサーバに自己のMACアドレスを含むコマンドを送信する。RARPサーバは、コマンドに含まれるMACアドレスに対応づけられているIPアドレスを、FAX装置10に送信する。これにより、FAX装置10は、RARPサーバからIPアドレスを取得する。FAX装置10は、RARPサーバから取得されるIPアドレスを、自己のIPアドレスとして設定する。設定手法「RARP」では、FAX装置10のIPアドレスが変化しない(即ち静的なIPアドレスである)。
(AUTO)
設定手法「AUTO」が選択された場合には、FAX装置10は、設定手法「DHCP」、設定手法「BOOTP」、設定手法「RARP」の順序で、IPアドレスの取得を試みる。FAX装置10は、いずれかの設定手法で取得されたIPアドレスを、自己のIPアドレスとして設定する。なお、設定手法「RARP」でIPアドレスを取得不可能である場合には、FAX装置10は、APIPA(Automatic Private IP Addressing)に従ってIPアドレスを生成して、当該IPアドレスを自己のIPアドレスとして設定する。
(メイン処理)
続いて、FAX装置10が実行する処理について説明する。図3に示されるように、FAX装置10の制御部24は、FAX装置10の電源がONされると、メイン処理を実行する。S1において、制御部24は、起動時処理(図4参照)を実行する。次いで、S2において、制御部24は、指示が入力されることを監視する。指示は、操作部14が操作されることによって入力されることもあるし、PSTN4又はLAN6を介して外部から入力されることもある。
指示が入力された場合(S2でYESの場合)には、S3において、制御部24は、当該指示がIPアドレス設定手法変更指示であるのか否かを判断する。ユーザは、操作部14を操作することによって、上記の5種類の設定手法の中から1種類の設定手法を選択する。この場合、S3でYESと判断され、S4において、制御部24は、手法変更後処理を実行する(図5参照)。
一方において、S3でNOの場合には、S5において、制御部24は、当該指示がFAX送信指示であるのか否かを判断する。ユーザは、操作部14を操作することによって、FAX送信指示を入力することができる。この場合、S5でYESと判断され、S6において、制御部24は、FAX送信処理を実行する(図6参照)。なお、FAX送信指示は、ユーザがFAXデータの送信先のFAX番号(PSTN4で利用されるFAX番号)を指定することを含む。ユーザは、アドレス帳36からFAX番号を指定してもよいし、操作部14のテンキーを操作してFAX番号を指定してもよい。
一方において、S5でNOの場合には、S7において、制御部24は、入力された指示(例えば、印刷実行指示、FAXデータの受信指示等)に応じた処理を実行する。
(起動時処理)
続いて、図3のS1で実行される起動時処理の内容を説明する。起動時処理は、FAX装置10が特定の状態であるか否かを判断するための処理である。上記の「特定の状態」は、FAX装置10が、FAXデータの送信先としてユーザによって指定されるFAX番号(PSTN4で利用されるFAX番号)を含むSIPURI(上記のFAX番号に所定のドメインが付加されることによって得られるSIPURI)を用いて、FAXデータを送信するIPFAX送信処理を実行可能な状態である。なお、上記の「特定の状態」は、例えば、ユーザが上記の特定のプロバイダと契約している状態である、と言い換えることができる。
図4に示されるように、S12において、制御部24は、LAN6に接続されているDHCPサーバ70を探索するための探索コマンドをブロードキャストする。DHCPサーバ70は、探索コマンドを受信すると、DHCPサーバ70のIPアドレスを含む応答パケットをFAX装置10に送信する。次いで、S14において、制御部24は、DHCPサーバ70が発見されたのか否かを判断する。制御部24は、探索コマンドをブロードキャストしてから所定時間内に応答パケットを受信した場合に、S14でYESと判断する。S14でYESの場合に、S16に進み、S14でNOの場合に、S28Bに進む。
S16では、制御部24は、応答パケットに含まれるDHCPサーバ70のIPアドレスを送信先として、要求コマンドを送信する。要求コマンドは、option120及びoption125を含むDHCP情報を要求するためのコマンドである。option120及びoption125については、後で述べる。DHCPサーバ70は、要求コマンドを受信すると、DHCP情報をFAX装置10に送信する。これにより、S18において、制御部24は、DHCP情報を受信する。
なお、FAX装置10のIPアドレス設定手法が「DHCP」である場合(即ちメモリ32に「DHCP」を示す設定手法情報が登録されている場合)には、制御部24は、S16で要求コマンドを送信する際に、IPアドレスの割り当ても要求する。この場合、DHCPサーバ70は、FAX装置10に割り当てられるべきIPアドレスを、FAX装置10に送信する。これにより、制御部24は、DHCPサーバ70からIPアドレスを取得することができ、当該IPアドレスをFAX装置10のIPアドレスとして設定する。
次いで、S20において、制御部24は、DHCP情報がoption120を含むのか否かを判断する。例えば、FAX装置10のユーザが上記の特定のプロバイダと契約している場合には、ユーザは、通常、上記の特定のプロバイダによって提供されるSIPサーバ60のIPアドレスをDHCPサーバ70に登録する。この場合、DHCP情報は、SIPサーバ60のIPアドレスを示すoption120を含む。この場合、S20でYESと判断され、S22に進む。一方において、例えば、ユーザが上記の特定のプロバイダと契約していない場合には、DHCP情報は、通常、option120を含まない。この場合、S20でNOと判断され、S28Bに進む。
S22では、制御部24は、DHCP情報がoption125を含むのか否かを判断する。例えば、FAX装置10のユーザが上記の特定のプロバイダと契約している場合には、ユーザは、通常、上記の特定のプロバイダのenterprise-numberをDHCPサーバ70に登録する。この場合、DHCP情報は、上記の特定のプロバイダのenterprise-numberを示すoption125を含む。この場合、S22でYESと判断され、S24に進む。一方において、例えば、ユーザが、上記の特定のプロバイダと契約しているが、上記の特定のプロバイダのenterprise-numberをDHCPサーバ70に登録していない場合には、DHCP情報が、option120を含むが、option125を含まない可能性がある。また、例えば、ユーザが、上記の特定のプロバイダと契約していないが、SIP通信を提供する他のプロバイダと契約している場合にも、DHCP情報が、option120を含むが、option125を含まない可能性がある。この場合、S22でNOと判断され、S28Bに進む。なお、上記の「他のプロバイダ」は、例えば、FAX番号に所定のドメインを付加したSIPURIを用いたIPFAX機能ではなく、FAX番号と無関係なSIPURIを用いたIPFAX機能を提供するプロバイダである。
S24では、制御部24は、option125に含まれるenterprise-numberが、テーブル34(図1参照)に含まれるいずれかのenterprise-numberに一致するのか否かを判断する。ユーザが上記の特定のプロバイダと契約している場合には、option125に含まれるenterprise-numberは、テーブル34に含まれるいずれかのenterprise-numberに一致する。この場合、S24でYESと判断され、S26に進む。一方において、例えば、ユーザが上記の他のプロバイダと契約している場合には、DHCP情報がoption125を含むが、当該option125に含まれるenterprise-numberが、テーブル34に含まれるいずれのenterprise-numberにも一致しない可能性がある。この場合、S24でNOと判断され、S28Bに進む。
S24でYESの場合は、FAX装置10が上記の特定の状態であると判断されたことを意味する。この場合、本実施例では、S18で取得されたDHCP情報に含まれるoption120が示す値は、SIPサーバ60のIPアドレスである。S26では、制御部24は、SIPサーバ60のIPアドレスをメモリ32に登録する。さらに、S28Aにおいて、登録部44は、状態フラグとして「ON」をメモリ32に登録する。即ち、FAX装置10が上記の特定の状態であることを示す情報がメモリ32に登録される。
なお、上記のS14、S20、S22、及び、S24のいずれかにおいてNOと判断される場合は、FAX装置10が上記の特定の状態でないと判断されたことを意味する。その場合、S28Bにおいて、登録部44は、状態フラグとして「OFF」をメモリ32に登録する。即ち、FAX装置10が上記の特定の状態でないことを示す情報がメモリ32に登録される。
(手法変更後処理)
続いて、図3のS4で実行される手法変更後処理の内容を説明する。図5に示されるように、S30において、制御部24は、変更前のIPアドレス設定手法が「DHCP」又は「AUTO」であるのか否かを判断する。変更前のIPアドレス設定手法が「DHCP」又は「AUTO」である場合(S30でYESの場合)には、S32に進む。一方において、変更前のIPアドレス設定手法が、「STATIC」、「BOOTP」、又は、「RARP」である場合(S30でNOの場合)には、S32以降の処理が実行されずに、手法変更後処理が終了する。
S32では、制御部24は、変更後のIPアドレス設定手法が、「STATIC」、「BOOTP」、又は、「RARP」であるのか否かを判断する。変更後のIPアドレス設定手法が「STATIC」、「BOOTP」、又は、「RARP」である場合(S32でYESの場合)には、S34に進む。一方において、変更後のIPアドレス設定手法が、「DHCP」又は「AUTO」である場合(S32でNOの場合)には、S34以降の処理が実行されずに、手法変更後処理が終了する。
S34では、制御部24は、状態フラグ(図4のS28A、S28B参照)をメモリ32から読み出して、状態フラグが「ON」であるのか否かを判断する。状態フラグが「ON」である場合(S34でYESの場合)には、S36に進む。一方において、状態フラグが「OFF」である場合(S34でNOの場合)には、S36以降の処理が実行されずに、手法変更後処理が終了する。
S36では、第1の通知部50(図1参照)は、SIPの通信方式に従ったIPFAX送信を実行不可能になることを示すメッセージを、表示部12に表示させる。これにより、ユーザは、SIPの通信方式に従ったIPFAX送信を実行不可能になることを知ることができる。
次いで、S38では、禁止部46(図1参照)は、メモリ32内の状態フラグを「ON」から「OFF」に変更する。これにより、後述するように、図6のS46〜S62の処理(即ちSIPの通信方式に従ったIPFAX送信のための処理)の実行が禁止される。禁止部46は、メモリ32内の状態フラグを「ON」から「OFF」に変更することによって、IPFAX送信のための処理の実行を禁止する。S38を終えると、手法変更後処理が終了する。
(FAX送信処理)
続いて、図3のS6で実行されるFAX送信処理の内容を説明する。なお、以下では、FAX装置10のユーザが、FAXデータの送信先として、FAX装置110のFAX番号「xxxyyyzzzz」を指定した場合を例として、処理の内容を説明する。
図6に示されるように、S40において、制御部24は、原稿のスキャンをスキャン実行部16に実行させることによって、FAXデータを生成する。次いで、S42において、制御部24は、IPFAX設定(図2参照)をメモリ32から読み出して、IPFAX設定が「ON」であるのか否かを判断する。IPFAX設定が「ON」である場合(S42でYESの場合)に、S44に進み、IPFAX設定が「OFF」である場合(S42でNOの場合)に、S44〜S62を実行せずに、S72に進む。
S44では、制御部24は、状態フラグ(図4のS28A,S28B参照)をメモリ32から読み出して、状態フラグ「ON」であるのか否かを判断する。状態フラグが「ON」である場合(S44でYESの場合)に、S46に進み、状態フラグが「OFF」である場合(S44でNOの場合)に、S46〜S62を実行せずに、S72に進む。
S46では、第1の通信部40(図1参照)は、SIPサーバ60のIPアドレス及びSIPドメインを、メモリ32から読み出す。上述したように、FAX装置10が上記の特定の状態である場合(状態フラグが「ON」である場合)には、図4のS26でSIPサーバ60のIPアドレスがメモリ32に記憶される。従って、S46では、第1の通信部40は、図4のS26で予め記憶されたIPアドレスを、メモリ32から読み出すことができる。
ただし、図4の起動時処理が実行されても、SIPサーバ60のSIPドメイン「sip.com」は、メモリ32に記憶されない。一般的には、上記の特定のプロバイダは、ユーザと契約を結ぶ際(又は契約を結んだ後)に、SIPサーバ60のSIPドメインをユーザに提供する。例えば、上記の特定のプロバイダは、SIPサーバ60のSIPドメインが記載された媒体(例えば紙)をユーザに渡すことによって、SIPサーバ60のSIPドメインをユーザに提供することができる。また、上記の特定のプロバイダは、ウェブサイト等においてSIPサーバ60のSIPドメインを公開することによって、SIPサーバ60のSIPドメインをユーザに提供することができる。従って、例えば、ユーザは、操作部14に所定の記憶操作を加えることによって、SIPサーバ60のSIPドメインを、メモリ32に記憶させることができる。S46では、第1の通信部40は、ユーザによって記憶されたSIPサーバ60のSIPドメインを、メモリ32から読み出すことができる。なお、変形例では、SIPサーバ60のSIPドメインがDHCPサーバ70に予め記憶されている場合には、FAX装置10は、DHCPサーバ70からSIPサーバ60のSIPドメインを取得してもよい。
次いで、S48において、第1の通信部40は、FAXデータの送信先としてユーザによって指定されたFAX番号「xxxyyyzzzz」に、S46で読み出されたSIPドメイン「sip.com」を付加することによって、FAX装置110のSIPURI「xxxyyyzzzz@sip.com」(図1参照)を生成する。
次いで、S52において、第1の通信部40は、S46で読み出されたSIPサーバ60のIPアドレスがSIPサーバアドレスとして指定されたINVITEコマンドを送信する。なお、INVITEコマンドでは、さらに、S48で生成されたFAX装置110のSIPURIが送信先アドレスとして指定されている。INVITEコマンドは、さらに、FAX装置10のMACアドレス「MAC10」を含む。S52を終えると、S56に進む。
上述したように、INVITEコマンドでは、SIPサーバ60のIPアドレスがSIPサーバアドレスとして指定されている。従って、INVITEコマンドは、まず、SIPサーバ60に到達する。SIPサーバ60は、INVITEコマンドに含まれるFAX装置10のMACアドレス「MAC10」が、SIPサーバ60自身に登録されているのか否かを判断する。
SIPサーバ60は、「MAC10」がSIPサーバ60自身に登録されている場合には、FAX装置10からのINVITEコマンドに応じて、SIPの通信方式に従った通信を仲介する。即ち、SIPサーバ60は、まず、INVITEコマンド内で送信先アドレスとして指定されているFAX装置110のSIPURIに基づいて、FAX装置110のIPアドレスを取得する。例えば、SIPサーバ60には、FAX装置110のIPアドレスが登録されていてもよい。この場合、SIPサーバ60は、SIPサーバ60自身からFAX装置110のIPアドレスを取得する。また、例えば、SIPサーバ60は、FAX装置110のノード名、MACアドレス等を用いた公知の名前解決を実行して、FAX装置110のIPアドレスを取得してもよい。SIPサーバ60は、FAX装置110のIPアドレスを送信先として、INVITEコマンドを送信する(即ちINVITEコマンドをFAX装置110に転送する)。
FAX装置110は、INVITEコマンドを受信すると、通常、200OKコマンドをSIPサーバ60に送信する。この場合、SIPサーバ60は、200OKコマンドをFAX装置10に転送する。従って、FAX装置10は、SIPサーバ60から200OKコマンドを受信し得る。
一方において、SIPサーバ60は、「MAC10」がSIPサーバ60自身に登録されていない場合には、FAX装置10からのINVITEコマンドに応じて、SIPの通信方式に従った通信を仲介しない。即ち、SIPサーバ60は、INVITEコマンドをFAX装置110に転送せずに、他のコマンドをFAX装置10に送信する。従って、FAX装置10は、SIPサーバ60から上記の他のコマンドも受信し得る。
S56では、第1の通信部40は、SIPサーバ60から200OKコマンドを受信したのか否かを判断する。SIPサーバ60から200OKコマンドを受信した場合には、S58に進み、SIPサーバ60から上記の他のコマンドを受信した場合には、S58〜S62を実行せずに、S72に進む。
S58では、第1の通信部40は、ACKコマンドをSIPサーバ60に送信する。ACKコマンドは、SIPサーバ60を介して、FAX装置110に送信される。これにより、S60において、FAX装置10とFAX装置110との間で通信セッションが確立される。次いで、S62において、第1の通信部40は、S60で確立された通信セッションを用いて、S40で生成されたFAXデータをFAX装置110に送信する。なお、S62では、FAXデータは、SIPサーバ60を中継することなく、FAX装置10からFAX装置110に送信される(即ちピアツーピアの通信が実行される)。S62でFAXデータの送信が完了すると、S80に進む。
S72では、制御部24は、リトライ設定(図2参照)をメモリ32から読み出して、リトライ設定が「ON」であるのか否かを判断する。リトライ設定が「ON」である場合(S72でYESの場合)には、S74に進み、リトライ設定が「OFF」である場合(S72でNOの場合)には、S74〜S80を実行せずに、FAX送信処理が終了する。
S74では、第2の通信部42(図1参照)は、FAXデータの送信先としてユーザによって指定されたFAX番号「xxxyyyzzzz」を用いて、G.3の通信方式に従った発呼処理を実行する。これにより、FAX装置10とFAX装置110との間にPSTN4を介した通信路が確立される。次いで、S76において、第2の通信部42は、S74で確立された通信路を用いて、S40で生成されたFAXデータをFAX装置110に送信する。S76でFAXデータの送信が完了すると、S80に進む。
(通知処理)
S80では、第2の通知部52(図1参照)は、通知処理を実行する。図7に示されるように、S90において、第2の通知部52は、IPFAX設定(図2参照)をメモリ32から読み出して、IPFAX設定が「ON」であるのか否かを判断する。IPFAX設定が「ON」である場合(S90でYESの場合)には、S92に進み、IPFAX設定が「OFF」である場合(S92でNOの場合)には、S92〜S96を実行せずに、通知処理が終了する。
S92では、第2の通知部52は、IPFAX送信を実行したのか否かを判断する。第2の通知部52は、図6のS62でIPFAX送信が実行された場合には、S92でYESと判断してS94に進み、図6のS76でPSTNFAX送信が実行された場合には、S92でNOと判断してS96に進む。
S94では、第2の通知部52は、SIPの通信方式に従ったIPFAX送信を実行したことを示すメッセージ(例えば「IPFAX送信完了」という文字列)を、表示部12に表示させる。また、S96では、第2の通知部52は、G.3の通信方式に従ったPSTNFAX送信を実行したことを示すメッセージ(例えば「PSTNFAX送信完了」という文字列)を、表示部12に表示させる。この構成によると、ユーザは、SIPの通信方式に従ったIPFAX送信及びG.3の通信方式に従ったPSTNFAX送信のどちらが実行されたのかを知ることができる。
特に、IPFAX設定が「OFF」である場合(即ちユーザがIPFAX送信の実行を望まない場合)には、図6のS42でNOと判断されるために、IPFAX送信(S62)が実行されず、PSTNFAX送信(S76)が実行される。PSTNFAX送信しか実行されないために、ユーザに通知する必要がない。このために、第2の通知部52は、ユーザに通知しない(S94又はS96を実行しない)。このような通知を実行しないことにより、FAX装置10の処理負荷、電力負荷等を低減し得る。
S94又はS96を終えると、通知処理が終了する。図6に示されるように、S80の通知処理が終了すると、FAX送信処理が終了する。
(本実施例の効果)
従来から知られているFAX装置では、ユーザは、PSTN4を介してFAXデータを送信するために、FAXデータの送信先としてFAX番号(即ち数字列)を指定する。これと同様の操作をユーザが実行すれば、本実施例のFAX装置10は、PSTN4を介してFAXデータを送信するのではなく、IPFAX機能に従ってFAXデータを送信することができる。即ち、FAXデータを送信するためのモードとして、「IPFAX優先」又は「IPFAX専用」(図2参照)が選択された場合には、ユーザが、FAXデータの送信先としてFAX番号を指定すれば、FAX装置10は、IPFAX機能に従ってFAXデータを送信することができる(図6のS40〜S62参照)。従って、ユーザは、FAXデータの送信先としてSIPURIを指定しなくても、FAX番号を指定すれば、IPFAX機能をFAX装置10に実行させることができる。SIPURIは、通常、FAX番号よりも複雑な文字列である。本実施例によると、ユーザが単純な数字列であるFAX番号を指定すれば、FAX装置10は、IPFAX機能に従ってFAXデータを送信する。従って、ユーザは、IPFAX機能をFAX装置10に容易に実行させることができる。
特に、本実施例では、FAX装置10のIPアドレス設定手法が、例えば、「DHCP」から「STATIC」に変更される場合に、FAX装置10は、図5のS38で状態フラグを「ON」から「OFF」に変更する。これにより、IPFAX送信のための処理(図6のS46〜S62)の実行が禁止される。
図8に示されるように、FAX装置10が起動された際に、FAX装置10のIPアドレス設定手法が「DHCP」である状況を想定する。この場合、FAX装置10は、IPアドレスの割り当てをDHCPサーバ70に要求して、DHCPサーバ70からIPアドレスを取得する(図4のS18参照)。DHCPサーバ70は、FAX装置10にIPアドレスを割り当てる際に、FAX装置10のSIPURI及びMACアドレス「MAC10」をSIPサーバ60に登録する。上述したように、SIPサーバ60は、FAX装置10のSIPURI及びMACアドレス「MAC10」の有効期限を管理する。なお、以下では、図4の起動時処理において、状態フラグとして「ON」が登録される場合(図4のS28A参照)を例として、説明を続ける。
(比較例の構成)
比較例の構成では、FAX装置10のIPアドレス設定手法が、「DHCP」から「STATIC」に変更されても、状態フラグとして「ON」が維持される。例えば、FAX装置10のIPアドレス設定手法が変更された直後に、FAX送信指示がユーザによって入力されると、図6のS44でYESと判断され、IPFAX送信のための処理(図6のS46〜S62)が実行される。FAX装置10のIPアドレス設定手法が変更された直後であれば、FAX装置10のSIPURI及びMACアドレス「MAC10」がSIPサーバ60に登録されている。従って、IPFAX送信が成功する。
ただし、FAX装置10のIPアドレス設定手法が、「DHCP」から「STATIC」に変更された後には、FAX装置10は、IPアドレスの登録の延長をDHCPサーバ70に要求しない。従って、DHCPサーバ70は、FAX装置10のSIPURI及びMACアドレス「MAC10」の登録を、SIPサーバ60に要求しない。この結果、FAX装置10のSIPURI及びMACアドレス「MAC10」の有効期限が経過し、SIPサーバ60からこれらの情報の登録が解除される(削除される)。その後に、FAX送信指示がユーザによって入力されると、図6のS44でYESと判断され、IPFAX送信のための処理(図6のS46〜S56)が実行される。FAX装置10のSIPURI及びMACアドレス「MAC10」がSIPサーバ60に登録されていないために、IPFAX送信が失敗する(図6のS56でNOと判断される)。即ち、比較例の構成では、IPFAX送信を実行不可能であるにもかかわらず、IPFAX送信のための処理(図6のS46〜S56)が実行される。無駄な処理が実行されると言える。
また、比較例の構成では、FAX装置10のIPアドレス設定手法が変更された直後であれば、FAX装置10は、IPFAX送信を実行可能である。しかしながら、ある程度の時間が経過すると、SIPサーバ60からFAX装置10のSIPURI及びMACアドレス「MAC10」の登録が解除されるために、FAX装置10は、IPFAX送信を実行不可能になってしまう。IPアドレス設定手法を変更した直後には、IPFAX送信を実行可能であったために、ユーザは、通常、IPアドレス設定手法の変更が原因で、IPFAX送信を実行不可能になったとは考えない。即ち、比較例の構成では、ユーザは、IPFAX送信を実行不可能になった原因を特定するのが困難であり、この結果、IPFAX送信を実行可能な状態に戻すための対策を講じるのも困難である。
(本実施例の構成)
本実施例の構成では、FAX装置10のIPアドレス設定手法が、「DHCP」から「STATIC」に変更される場合に、状態フラグが「ON」から「OFF」に変更されるために(図5のS38参照)、IPFAX送信のための処理の実行が禁止される。従って、FAX送信指示がユーザによって入力されても、図6のS44でNOと判断され、IPFAX送信のための処理が実行されない。IPFAX送信を実行不可能であるにもかかわらず、IPFAX送信のための処理(図6のS46〜S56)が実行されるという事象が発生しない。本実施例によると、無駄な処理が実行されないために、FAX装置10の処理負荷が低減する。
しかも、FAX装置10は、IPFAX送信のための処理の実行が禁止される場合には、G.3の通信方式に従ったPSTNFAX送信のための処理(図6のS74及びS76)を実行する。従って、FAX装置10は、IPFAX送信のための処理の実行が禁止されても、PSTNFAX送信を実行することができる。FAXデータを送信できなくなるという事象が発生するのを抑制することができる。
さらに、FAX装置10は、IPアドレス設定手法が変更された直後に、FAX送信指示が入力されても、IPFAX送信のための処理を実行しない。このために、比較例の構成と比べると、ユーザは、IPアドレス設定手法の変更が原因で、IPFAX送信を実行不可能になったことを容易に知ることができる。しかも、図5のS36でメッセージが表示されるために、ユーザは、原因をより容易に知ることができる。この結果、ユーザは、IPFAX送信の実行を望むのであれば、FAX装置10がIPFAX送信を実行可能な状態に戻すための対策(例えばIPアドレス設定手法を「DHCP」に戻す)を講じることができる。
なお、上述したように、BOOTPサーバ又はRARPサーバは、FAX装置10のSIPURI及びMACアドレス「MAC10」の登録を、SIPサーバ60に要求しない。従って、本実施例では、IPアドレス設定手法が「DHCP」から「STATIC」に変更される場合と同様に、IPアドレス設定手法が「DHCP」から「BOOTP」又は「RARP」に変更される場合にも、FAX装置10は、図5のS38で状態フラグを「ON」から「OFF」に変更する。IPアドレス設定手法が「DHCP」から「BOOTP」又は「RARP」に変更される場合にも、図8と同様の効果を得ることができる。
なお、上述したように、IPアドレス設定手法が「AUTO」である場合には、「DHCP」が優先的に実行される。従って、本実施例では、図5の手法変更後処理において、「AUTO」を「DHCP」と同等に扱っている。ただし、変形例では、図5のS30において、制御部24は、変更前のIPアドレス設定手法が「AUTO」である場合に、NOと判断してもよい。また、図5のS32において、制御部24は、変更後のIPアドレス設定手法が「AUTO」である場合に、YESと判断してもよい。
(対応関係)
FAX装置10、SIPサーバ60が、それぞれ、「通信装置」、「仲介サーバ」の一例である。DHCPサーバ70、図示省略のBOOTPサーバ、図示省略のRARPサーバが、それぞれ、「第1種のIPアドレス割当サーバ」、「第2種のIPアドレス割当サーバ」、「特定のサーバ」の一例である。SIPの通信方式、G.3の通信方式が、それぞれ、「第1の通信方式」、「第2の通信方式」の一例である。また、図6のS46〜S62の処理、図6のS74及びS76の処理が、それぞれ、「第1の通信処理」、「第2の通信処理」の一例である。「DHCP」が、「第1種の設定手法」の一例であり、「BOOTP」、「STATIC」、又は、「RARP」が「第2種の設定手法」の一例である。
また、図5のS36で表示される情報、図7のS94又はS96で表示される情報が、それぞれ、「第1の通知情報」、「第2の通知情報」の一例である。IPFAX設定のON及びOFFが「選択結果情報」の一例であり、状態フラグのOFFが「所定の情報」の一例である。また、FAX装置10のMACアドレス「MAC10」が「デバイス識別情報」の一例である。さらに、FAX装置110のFAX番号「xxxyyyzzzz」、FAX装置110のSIPURI「xxxyyyzzzz@sip.com」が、それぞれ、「送信先識別情報」、「IP識別情報」の一例である。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。上記の実施例の変形例を以下に列挙する。
(1)上記の実施例では、FAX装置10のIPアドレス設定手法は、5種類の設定手法のいずれかである。それに代えて、IPアドレス設定手法は、上記の5種類よりも少ない数の設定手法のいずれかであってもよいし、上記の5種類よりも多い数の設定手法のいずれかであってもよい。例えば、IPアドレス設定手法は、「DHCP」及び「STATIC」の2種類のいずれかであってもよい。
(2)DHCPサーバ70は、SIPサーバを兼用していてもよい。即ち、LAN6の外部のSIPサーバ60のみならず、LAN6の内部のSIPサーバが設けられてもよい。この場合、INVITEコマンドは、LAN6の内部のSIPサーバを経由して、LAN6の外部のSIPサーバ60に送信されてもよい。特に、本変形例の場合、DHCPサーバ70は、FAX装置10にIPアドレスを割り当てる際に、FAX装置10のSIPURI及びMACアドレス「MAC10」を、LAN6内のSIPサーバに登録してもよい。本変形例では、LAN6内のSIPサーバが「仲介サーバ」の一例である。
(3)上記の実施例では、FAX装置10が「通信装置」の一例であるが、「通信装置」は、例えば、電話装置であってもよい。この場合、音声データが「対象データ」の一例である。なお、テキストデータ等の他の種類のデータを「対象データ」として採用してもよい。例えば、「通信装置」は、PC、サーバ、スキャナ等であってもよい。
(4)なお、FAXデータの送信のためのモードとして「IPFAX専用」が選択されている状態、即ち、IPFAX設定=ON、かつ、リトライ設定=OFFである場合には、第2の通知部52は、図7の通知処理(即ちS94の通知)を実行しなくてもよい。このような状態では、PSTNFAX送信が実行されず、IPFAX送信しか実行されないからである。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2:通信システム、4:PSTN、6,9:LAN、8:インターネット、10,110:FAX装置、60:SIPサーバ、70:DHCPサーバ

Claims (10)

  1. 通信装置であって、
    前記通信装置のIPアドレスの設定手法を示す手法情報をメモリに登録する登録部であって、前記手法情報は、第1種の設定手法を示す第1種の手法情報と、第2種の設定手法を示す第2種の手法情報と、を含む複数種類の手法情報のうちのいずれかである、前記登録部と、
    第1の通信方式に従った通信のための第1の通信処理を実行する第1の通信部と、
    ユーザから、前記メモリに登録されている前記手法情報を、前記第1種の手法情報から前記第2種の手法情報に変更するための指示が与えられる特定の場合に、前記第1の通信処理の実行を禁止する禁止部と、
    前記第1の通信処理の実行が禁止される場合に、前記第1の通信方式と異なる第2の通信方式に従った通信のための第2の通信処理を実行する第2の通信部と、
    を備える通信装置。
  2. 前記第1種の設定手法は、第1種のIPアドレス割当サーバから割り当てられる動的なIPアドレスを、前記通信装置の前記IPアドレスとして設定するための手法であり、
    前記第2種の設定手法は、前記ユーザによって手動で指定される静的なIPアドレスを、前記通信装置の前記IPアドレスとして設定するための手法である、請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記第2種の設定手法は、
    前記ユーザがIPアドレスを前記通信装置に入力することによって、当該IPアドレスが前記通信装置に設定される手法と、
    特定のサーバが前記ユーザによって入力されたIPアドレスを前記通信装置に送信することによって、当該IPアドレスが前記通信装置に設定される手法と、
    のうちのいずれかである、請求項2に記載の通信装置。
  4. 前記第1種の設定手法は、第1種のIPアドレス割当サーバから割り当てられる動的なIPアドレスを、前記通信装置の前記IPアドレスとして設定するための手法であり、
    前記第2種の設定手法は、前記第1種のIPアドレス割当サーバと異なる第2種のIPアドレス割当サーバから割り当てられる動的なIPアドレスを、前記通信装置の前記IPアドレスとして設定するための手法である、請求項1に記載の通信装置。
  5. 前記第1種のIPアドレス割当サーバは、前記動的なIPアドレスを前記通信装置に割り当てる際に、前記第1の通信方式に従った通信を仲介する仲介サーバに、前記通信装置のデバイス識別情報を登録し、
    前記仲介サーバは、
    前記通信装置の前記デバイス識別情報が前記仲介サーバ自身に登録されている状態では、前記通信装置からの要求に応じて、前記第1の通信方式に従った通信を仲介し、
    前記通信装置の前記デバイス識別情報が前記仲介サーバ自身に登録されていない状態では、前記通信装置からの要求に応じて、前記第1の通信方式に従った通信を仲介しない、請求項1から4のいずれか一項に記載の通信装置。
  6. 前記特定の場合に、前記第1の通信方式に従った通信を実行不可能になることを示す第1の通知情報を、前記ユーザに通知する第1の通知部をさらに備える、請求項1から5のいずれか一項に記載の通信装置。
  7. 前記第1の通信方式に従った通信又は前記第2の通信方式に従った通信が実行された際に、前記第1の通信方式に従った通信及び前記第2の通信方式に従った通信のどちらが実行されたのかを示す第2の通知情報を、前記ユーザに通知する第2の通知部をさらに備える、請求項1から6のいずれか一項に記載の通信装置。
  8. 前記登録部は、さらに、前記第1の通信方式に従った通信の実行を望むのか否かについての前記ユーザの選択結果を示す選択結果情報を、前記メモリに登録し、
    前記禁止部は、前記特定の場合に、所定の情報を前記メモリに登録することによって、前記第1の通信処理の実行を禁止し、
    前記選択結果情報が、前記ユーザが前記第1の通信方式に従った通信の実行を望むことを示す第1の場合において、
    前記所定の情報が前記メモリに登録されていない場合に、前記第1の通信部は、前記第1の通信処理を実行し、
    前記所定の情報が前記メモリに登録されている場合に、前記第1の通信部は、前記第1の通信処理を実行せず、前記第2の通信部は、前記第2の通信処理を実行し、
    前記選択結果情報が、前記ユーザが前記第1の通信方式に従った通信の実行を望まないことを示す第2の場合に、前記第1の通信部は、前記第1の通信処理を実行せず、前記第2の通信部は、前記第2の通信処理を実行し、
    前記第2の通知部は、
    前記第1の場合に、前記第2の通知情報を前記ユーザに通知し、
    前記第2の場合に、前記第2の通知情報を前記ユーザに通知しない、請求項7に記載の通信装置。
  9. 前記第1の通信方式は、送信対象の対象データの送信先としてユーザによって指定される送信先識別情報に所定のドメインを付加することによって得られるIP識別情報を用いて、IP通信を実行するための通信方式であり、
    前記第2の通信方式は、前記対象データの送信先として前記ユーザによって指定される前記送信先識別情報を用いて、一般公衆回線網を介した通信を実行するための通信方式である、請求項1から8のいずれか一項に記載の通信装置。
  10. 通信装置に搭載されるコンピュータに、以下の各処理、即ち、
    前記通信装置のIPアドレスの設定手法を示す手法情報をメモリに登録する登録処理であって、前記手法情報は、第1種の設定手法を示す第1種の手法情報と、第2種の設定手法を示す第2種の手法情報と、を含む複数種類の手法情報のうちのいずれかである、前記登録処理と、
    第1の通信方式に従った通信のための第1の通信処理と、
    ユーザから、前記メモリに登録されている前記手法情報を、前記第1種の手法情報から前記第2種の手法情報に変更するための指示が与えられる特定の場合に、前記第1の通信処理の実行を禁止する禁止処理と、
    前記第1の通信処理の実行が禁止される場合に、前記第1の通信方式と異なる第2の通信方式に従った通信のための第2の通信処理と、
    を実行させるコンピュータプログラム。
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