JP5453883B2 - 運用管理システム、プロセス解析装置、プロセス解析プログラムおよびプロセス解析方法 - Google Patents

運用管理システム、プロセス解析装置、プロセス解析プログラムおよびプロセス解析方法 Download PDF

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Description

本発明は運用管理システム、プロセス解析装置、プロセス解析プログラムおよびプロセス解析方法に関する。
従来、管理対象となる情報処理システムに対して、機器のアップデート等の運用作業を行う場合、システム管理者等の作業者は、運用作業の処理手順を所定のプロセス定義に従い実行するプロセス実行装置を用いることにより、作業負担を軽減させている。ここで、プロセス実行装置を用いて行われる運用作業の一例について図16を用いて説明する。図16は、従来における運用作業の一例を説明するための図である。
図16に示すように、プロセス実行装置700は、情報処理システムに対して、運用作業の処理手順S01〜S06が所定のプロセス定義に基づき規定されたプロセス750を実行する。例えば、プロセス実行装置700は、処理手順S01において、情報処理システムに含まれるサーバ装置900aのアップデート処理を行い、処理手順S02において、情報処理システムに含まれるサーバ装置900bのアップデート処理を行う。このように実行された処理の内容や処理結果は、実行履歴770として記録される。
また、プロセス実行装置700は、プロセスに含まれる各処理の実行に伴い、情報処理システムに関する情報を管理するデータベースの設定処理を行う。このようなデータベースは、例えば、CMDB(Configuration Management Database)800である。CMDB800は、情報処理システムに含まれるサーバ装置やアプリケーション、ネットワークといった構成要素に関する各種の詳細情報をCI(Configuration Item)として記憶する。例えば、情報処理システムに含まれるサーバ装置900aに対応するCI(svr1)には、サーバ装置900aの詳細情報として、IPアドレスや型番、ディスク容量等が含まれる。このように、プロセス実行装置700は、プロセスに含まれる処理を実行するとともに、設定処理として該処理の対象となった構成要素に対応するCIを該処理の内容に応じて変更する。
ところで、情報処理システムの運用作業においてトラブルが発生した場合、トラブル対処作業のために人手を割かねばならず、また、トラブルによる影響が大きい場合には、違約金が発生したり顧客から信頼を失ったりするおそれもある。そのため、従来より、プロセスの設計時には、トラブル発生のシミュレーションを行うなどしてトラブル発生率のより少ないプロセスを設計する工夫がなされている。
しかし、トラブル発生の可能性を事前に全て把握することは困難であり、設計時には問題が見当たらなくても実行時に何らかのトラブルが発生する場合もある。そこで、よりトラブル発生率の少ないプロセスを設計するには、過去に実行したプロセスに基づく運用作業の作業結果から問題点を抽出し、プロセスの設計に役立てることが重要となる。
ここで、設計時に把握することが困難なトラブル原因の一例として、複数のプロセス実行装置によるCMDBへの設定処理の衝突が挙げられる。例えば、図17に示すように、プロセス実行装置700aが、情報処理システム内の複数の機器に対するデータのバックアップ処理を処理手順S11〜S16に従って行うプロセス750aを実行するとする。また、プロセス実行装置700bが、情報処理システム内の複数の機器に対してパッチの適用処理を処理手順S21〜S26に従って行うプロセス750bを実行するとする。
このような場合において、プロセス実行装置700aが、処理手順S11においてCMDB800に対してCI(svr1)への設定処理を実行している最中に、プロセス実行装置700bが、処理手順S22において同一のCI(svr1)への設定処理を実行したとする。かかる場合、プロセス実行装置700aがCI(svr1)への設定処理を実行中のため、プロセス実行装置700bによるCI(svr1)への設定処理は実行できずに失敗する。このようにCMDBに対するCIの設定処理の衝突が起きた場合に、各プロセス実行装置の実行履歴から問題点を抽出して、プロセス設計に活用することにより、同様なトラブルを未然に防ぐことができる。
特開平10−333929号公報
しかしながら、従来では、複数のプロセス間でCMDBへの設定衝突が発生した場合、どの処理との間で設定衝突が発生したのかを特定することが困難であった。すなわち、各プロセス実行装置において記録される実行履歴には、自装置により実行された処理がCMDBへの設定に失敗したことしか記録されないため、他のどのプロセスに含まれるどの処理と衝突して失敗したのかまでは特定することができなかった。そのため、CMDBへの設定衝突が発生した場合であっても、該設定衝突の問題点を抽出し、トラブル発生率の少ないプロセス設計に役立てることが困難であった。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、プロセス実行装置により実行された複数のプロセス間で、管理対象に関する情報を管理するデータベースへの設定衝突が発生した場合に、どの処理との間で衝突が発生したかを特定することができる運用管理システム、プロセス解析装置、プロセス解析プログラムおよびプロセス解析方法を提供することを目的とする。
本願の開示するプロセス解析装置は、一つの態様において、管理対象に対して所定のプロセスを実行するプロセス実行装置と、前記管理対象に関する情報を管理情報として管理する情報管理装置と、プロセス解析装置とを有する運用管理システムであって、前記プロセス実行装置は、前記プロセスに含まれる処理ごとに、該処理が実行される管理対象の管理情報を該処理の内容に応じて更新すべき旨の更新要求を、該処理を識別する処理番号とともに設定情報として前記情報管理装置へ送信する設定情報送信手段と、前記プロセスに含まれる各処理の実行履歴を該処理に対応する処理番号と対応付けて実行履歴情報として記憶する実行履歴記憶手段と、を備え、前記情報管理装置は、前記プロセス実行装置から取得した設定情報に基づき、該当する管理情報を更新する管理情報更新手段と、前記管理情報更新手段による管理情報の更新処理が実行された日時である更新日時と、該更新処理の対象となった管理情報に対応する管理対象を識別する管理対象識別番号と、該更新処理が成功したか否かを表す更新結果情報とを前記設定情報に含まれる処理番号と対応付けて設定履歴情報として記憶する設定履歴記憶手段と、を備え、前記プロセス解析装置は、前記更新処理が失敗したことを表す更新結果情報と対応付けられた管理対象識別番号と同一の管理対象識別番号に対応付けられた処理番号であって、前記更新処理が失敗したことを表す更新結果情報と対応付けられた更新日時から所定期間内の更新日時に対応付けられた処理番号を前記設定履歴情報から取得する処理番号取得手段と、前記処理番号取得手段により取得した処理番号に対応する処理を、前記更新処理が失敗したことを表す更新結果情報と対応付けられた処理番号に対応する処理の失敗原因となった処理として、前記実行履歴情報から抽出する失敗原因処理推定手段とを備える。
本願の開示する運用管理システム、プロセス解析装置、プロセス解析プログラムおよびプロセス解析方法の一つの態様によれば、プロセス実行装置により実行された複数のプロセス間で、管理対象に関する情報を管理するデータベースへの設定衝突が発生した場合に、どの処理との間で衝突が発生したかを特定することができるという効果を奏する。
図1は、本実施例にかかる運用管理システムの概要を説明するための図である。 図2は、本実施例にかかるプロセス実行装置の構成を示すブロック図である。 図3は、実行履歴記憶部に記憶される実行履歴情報の一例を示す図である。 図4は、データアクセス部及び実行履歴生成部による処理を説明するための図である。 図5は、本実施例にかかるCMDB管理装置の構成を示すブロック図である。 図6は、CMDBに記憶されるCIの一例を示す図である。 図7は、設定履歴記憶部に記憶される設定履歴情報の一例を示す図である。 図8は、本実施例にかかるプロセス解析装置の構成を示すブロック図である。 図9は、アクセス関係記憶部に記憶されるアクセス関係情報の一例を示す図である。 図10−1は、プロセス実行装置1aの実行履歴に基づくアクセス関係情報の一例を示す図である。 図10−2は、プロセス実行装置1bの実行履歴に基づくアクセス関係情報の一例を示す図である。 図11は、履歴記憶部に記憶される設定履歴情報の一例を示す図である。 図12は、結果提示部により提示される結果情報の一例を示す図である。 図13は、本実施例にかかるアクセス関係情報生成処理の処理手順を示すフローチャートである。 図14は、本実施例にかかる衝突箇所推定処理の処理手順を示すフローチャートである。 図15は、プロセス解析プログラムを実行するコンピュータを示す図である。 図16は、従来における運用作業の一例を説明するための図である。 図17は、CMDBに対するCIの設定処理が複数のプロセス実行装置間で衝突する様子を説明するための図である。
以下に、本願の開示する運用管理システム、プロセス解析装置、プロセス解析プログラムおよびプロセス解析方法の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。例えば、本実施例では、情報管理装置の一例として、CMDBを管理するCMDB管理装置を用いて説明するが、情報管理装置はこれに限らず、管理対象に関する情報を管理する他の装置であれば他の装置であってもよい。
[1.運用管理システムの概要]
本実施例にかかる運用管理システムは、情報処理システムの運用管理を複数のプロセス実行装置を用いて行う場合に、各プロセス実行装置により実行されたプロセスの実行履歴情報を解析することで、CMDBへの設定衝突がどの処理間で発生したかを特定する。先ず、本実施例にかかる運用管理システムについて図面を参照して説明する。図1は、本実施例にかかる運用管理システムの概要を説明するための図である。
図1に示すように、本実施例にかかる運用管理システムSは、複数のプロセス実行装置1a〜1dと、CMDB管理装置2と、プロセス解析装置3とがLAN(Local Area Network)等のネットワーク4を介して相互に接続されている。
プロセス実行装置1a〜1dは、管理対象が含まれる情報処理システムに対して所定のプロセスを実行する。ここで、プロセスとは、情報処理システムへの運用作業の処理手順が所定のプロセス定義に基づき規定されたプログラムを示す。例えば、プロセス実行装置1aの使用者は、情報処理システムに含まれる複数の管理対象に対してパッチ適用作業を行う場合、パッチ適用作業に対応するプロセスをプロセス実行装置1aに実行させる。かかるプロセスが実行されると、プロセス実行装置1aは、プロセス定義により規定されたパッチ適用作業に必要な各処理を規定された手順に従って実行していく。
また、プロセス実行装置1a〜1dは、情報処理システムに含まれる管理対象に対して実行する処理の内容に応じて、CMDB管理装置2に対して設定処理を行う。具体的には、プロセス実行装置1a〜1dは、処理の実行に伴い、該処理の対象となる管理対象に関する情報を該処理の内容に応じて更新すべき旨の要求をCMDB管理装置2へ送信する。特に、本実施例にかかるプロセス実行装置1a〜1dは、上記要求を送信する場合、実行する処理を識別する処理番号を生成し、生成した処理番号とともに上記要求をCMDB管理装置2へ送信する。以下、かかる処理番号を「チケット情報」という。
また、プロセス実行装置1a〜1dは、プロセスごとに、実行した処理の内容や結果等の実行履歴を該処理のチケット情報と対応付けて実行履歴情報として記憶する。
CMDB管理装置2は、情報処理システムに含まれる各管理対象に関する情報を構成情報として管理する情報管理装置である。具体的には、CMDB管理装置2は、情報処理システムに含まれるサーバ装置やアプリケーション、ネットワークといった管理対象に関する情報をCI(Configuration Item)として記憶するCMDBを有する。例えば、サーバ装置に対応するCIには、該サーバ装置の詳細情報としてIPアドレスや型番、ディスク容量等が含まれる。以下、CIに含まれる詳細情報をプロパティという。
CMDB管理装置2は、プロセス実行装置1a〜1dから取得した設定情報に基づき、該当するCIのプロパティを更新する。ここで、CMDB管理装置2は、例えばプロセス実行装置1aから取得した設定情報に基づき該当するCIのプロパティを更新している最中に、プロセス実行装置1bから上記CIと同一のCIに対する設定情報を取得したとする。このように同一のCIに対する設定処理の衝突が発生した場合、CMDB管理装置2は、プロセス実行装置1bから取得した設定情報に基づく更新処理として、該CIの更新は行わず、プロセス実行装置1bに対してエラー報告を行う。
また、CMDB管理装置2は、プロセス実行装置1a〜1dからの設定情報に基づく更新処理の結果や更新を行った日時等を記憶する。具体的には、CMDB管理装置2は、CIの更新処理が実行された更新日時と、更新が成功したか否かを表す更新結果情報と、更新処理の実行対象となった管理対象を識別する構成要素識別番号とを設定情報に含まれるチケット情報と対応付けて設定履歴情報として記憶する。例えば、プロセス実行装置1bから取得した設定情報に基づく更新処理として、プロセス実行装置1bに対するエラー報告を行った場合、CMDB管理装置2は、更新日時としてプロセス実行装置1bにエラー報告を行った日時、更新処理が失敗したことを表す更新結果情報等を設定履歴情報として記憶する。
プロセス解析装置3は、CMDBに記憶されたCIへの設定衝突が発生した場合に、各プロセス実行装置1a〜1dに記憶された実行履歴情報及び設定履歴情報をチケット情報に基づき解析することで、設定衝突の原因を特定する。具体的には、プロセス解析装置3は、先ず、CMDB管理装置2に記憶された設定履歴情報から、更新処理が失敗したことを表す更新結果情報(以下、「失敗結果情報」という)と対応付けられた構成要素識別番号を特定する。
続いて、プロセス解析装置3は、特定した構成要素識別番号と同一の構成要素識別番号に対応付けられたチケット情報であって、特定した失敗結果情報と対応付けられた更新日時から所定期間内の更新日時に対応付けられたチケット情報を特定する。そして、プロセス解析装置3は、特定したチケット情報に対応する処理を、失敗結果情報と対応付けられたチケット情報に対応する処理の失敗原因となった処理として、プロセス実行装置1a〜1dに記憶された実行履歴情報から抽出する。
このように、本実施例にかかる運用管理システムSによれば、CMDBへの設定処理に失敗した処理が他のどのプロセスのどの処理と衝突を起こしたのかを推定することができる。これにより、特定した処理を含むプロセスに対して設計変更を行うなど、トラブル発生率のより少ないプロセス設計に役立てることができる。
[2.1.プロセス実行装置の構成]
続いて、本実施例にかかるプロセス実行装置1a〜1dの構成について図面を参照して具体的に説明する。図2は、本実施例にかかるプロセス実行装置の構成を示すブロック図である。なお、以下では、プロセス実行装置1a〜1dの任意の1つを表す場合には単にプロセス実行装置1と表現する。
図2に示すように、本実施例にかかるプロセス実行装置1は、記憶部10と制御部11とを有する。記憶部10は、制御部11による各種処理に必要なデータやプログラムを格納する。特に、記憶部10は、実行履歴記憶部101を有する。実行履歴記憶部101は、プロセス実行装置1により実行されたプロセスの実行履歴を記憶する。図3に実行履歴記憶部101に記憶される実行履歴情報の一例を示す。
図3に示すように、実行履歴記憶部101は、実行履歴情報として、実行日時と、処理idと、処理の内容と、処理結果情報と、チケット情報とを、プロセスを識別するための情報であるプロセス名と対応付けて記憶する。実行日時は、プロセスに含まれる処理が実行された日時である。処理idは、プロセス実行装置1内において各処理を識別するための識別番号である。処理結果情報は、各処理が成功したか否かを表す情報であり、処理が成功している場合は「OK」が表され、処理が失敗している場合は「NG」で表される。チケット情報は、各処理をプロセス実行装置1a〜1d間で一意に識別する情報であり、後述するデータアクセス部112により生成される。チケット情報の詳細については、後述する。
例えば、プロセス名「X1」に含まれる処理id「X1−1」の処理は、「2008年10月31日、10時00分00秒」に実行され成功した「webサーババックアップ」処理であり、チケット情報「x101」が割当てられている。このように、実行履歴記憶部101は、プロセスに含まれる各処理の実行履歴を該処理に対応する処理番号と対応付けて実行履歴情報として記憶する実行履歴記憶手段に相当する。なお、本実施例では、プロセスを識別するための情報として、プロセス名を用いるが、これに限ったものではなく、例えば、id等であってもよい。
制御部11は、プロセス実行装置1全体を制御する。特に、制御部11は、プロセス実行部111と、データアクセス部112と、実行履歴生成部113と、実行履歴送信部114とを有する。
プロセス実行部111は、情報処理システムへの運用作業の処理手順が所定のプロセス定義に基づき規定されたプロセスを実行する。データアクセス部112は、プロセスに含まれる処理の実行に伴い、後述するCMDB201への設定処理を行う。具体的には、プロセス実行装置1は、プロセスに含まれる処理の実行に伴い、該処理が実行される管理対象に対応するCIを該処理の内容に応じて更新すべき旨の更新要求をCMDB管理装置2に送信する。特に、かかる場合、プロセス実行装置1は、該処理を識別するためのチケット情報を生成し、上記更新要求およびチケット情報を設定情報としてCMDB管理装置2へ送信する。
例えば、図3に示すように、処理id「X1−1」が割当てられた処理を実行する場合、プロセス実行装置1は、該処理に対応するチケット情報「x101」を生成する。そして、プロセス実行装置1は、該処理の対象となる管理対象に対応するCIを該処理の内容に応じて更新すべき旨の更新要求をCMDB管理装置2にネットワーク4を介して送信する。
ここで、チケット情報は、該チケット情報に対応する処理を複数のプロセス実行装置間で一意に特定する情報であり、本実施例では、該処理が含まれるプロセスのプロセス名と、該プロセスにおいて該処理が実行される順番とを組合せた番号である。なお、チケット情報は、これに限らず、例えば、プロセス実行装置1ごとに割当てられた装置名や処理id、実行日時等との組合せ等であってもよい。
実行履歴生成部113は、プロセス実行部111により実行されたプロセスの実行履歴をプロセスごとに実行履歴情報として実行履歴記憶部101に記憶する。ここで、データアクセス部112による設定処理及び実行履歴生成部113による実行履歴記憶処理について図面を参照して具体的に説明する。図4は、データアクセス部112及び実行履歴生成部113による処理を説明するための図である。
例えば、図4に示すように、プロセス実行部111は、情報処理システムに対して、処理id「X1−1」で示されるwebサーババックアップ処理S51、「X1−2」で示されるAPサーババックアップ処理S52、「X1−3」で示されるDBサーババックアップ処理S53、「X1−4」で示される報告処理S54を含むプロセス「X1」を実行する。
かかる場合、データアクセス部112は、先ず、プロセス実行部111による処理id「X1−1」で示される処理S51の実行に伴い、処理S51を識別するためのチケット情報「x101」を生成する。そして、データアクセス部112は、処理S51の対象となる構成要素に対応するCI(web1)及びCI(web2)を該処理の内容に応じて更新すべき旨の要求を、生成したチケット情報「x101」とともに設定情報としてCMDB管理装置2へ送信する。
続いて、プロセス実行部111は、処理S51が終了すると、処理S52を実行する。かかる場合、データアクセス部112は、プロセス実行部111による処理S52の実行に伴い、処理S52を識別するためのチケット情報「x102」を生成する。そして、データアクセス部112は、処理S52の対象となる構成要素に対応するCI(ap1)を該処理の内容に応じて更新すべき旨の要求を、生成したチケット情報「x102」とともに設定情報としてCMDB管理装置2へ送信する。
続いて、プロセス実行部111は、処理S52が終了すると、処理S53を実行する。かかる場合、データアクセス部112は、プロセス実行部111による処理S53の実行に伴い、処理S53を識別するためのチケット情報「x103」を生成する。そして、データアクセス部112は、処理S53の対象となる構成要素に対応するCI(db1)を該処理の内容に応じて更新すべき旨の要求を、生成したチケット情報「x103」とともに設定情報としてCMDB管理装置2へ送信する。
続いて、プロセス実行部111は、処理S53が終了すると、処理S54を実行する。ここで、プロセス実行部111により実行される処理が、例えば、プロセス終了を報告する報告処理のようにCMDB管理装置2へのアクセスが不要な処理である場合、データアクセス部112は、該処理に対してチケット情報を生成しない。
このように、データアクセス部112は、プロセスに含まれる処理ごとに、該処理が実行される管理対象に対応する管理情報を該処理の内容に応じて更新すべき旨の更新要求を、該処理を識別する処理番号とともに設定情報として情報管理装置へ送信する設定情報送信手段として機能する。
また、実行履歴生成部113は、プロセスに含まれる各処理が終了するごとに、該処理の実行履歴を実行履歴記憶部101に記憶する。具体的には、実行履歴生成部113は、処理の実行日時と、該処理に割当てられた処理idと、該処理の内容と、該処理が成功したか否かを表す処理結果情報とを、該処理に基づく設定処理に伴い生成されたチケット情報と対応付けて記憶する。
例えば、実行履歴生成部113は、プロセスX1に含まれる各処理S51〜S54が終了するごとに、該処理の実行履歴を実行履歴記憶部101に記憶する。先ず、実行履歴生成部113は、処理S51が終了すると、処理S51の実行履歴を実行履歴記憶部101に記憶する。具体的には、実行履歴生成部113は、処理S51の実行日時として処理S51が完了した日時「08.10.31 10:00.00」と、処理id「X1−1」と、処理の内容「webサーババックアップ」と、実行結果情報「OK」と、チケット情報「x101」とをプロセス名「X1」と対応付けて実行履歴記憶部101に記憶する。
また、処理S52が終了すると、実行履歴生成部113は、処理S52の実行日時「08.10.31 10:00.00」と、処理id「X1−2」と、処理の内容「APサーババックアップ」と、実行結果情報「OK」と、チケット情報「x102」とをプロセス名「X1」と対応付けて記憶する。また、処理S53が終了すると、実行履歴生成部113は、処理S53の実行日時「08.10.31 10:10.00」と、処理id「X1−3」と、処理の内容「DBサーババックアップ」と、実行結果情報「NG」と、チケット情報「x103」とをプロセス名「X1」と対応付けて記憶する。また、処理S54が終了すると、実行履歴生成部113は、処理S54の実行日時「08.10.31 10:20.00」と、処理id「X1−4」と、処理の内容「報告」と、実行結果情報「OK」とをプロセス名「X1」と対応付けて記憶する。
実行履歴送信部114は、実行履歴生成部113により生成された実行履歴情報を所定のタイミングでプロセス解析装置3へネットワーク4を介して送信する。
[2.2.CMDB管理装置の構成]
続いて、本実施例にかかるCMDB管理装置2の構成について図面を参照して具体的に説明する。図5は、本実施例にかかるCMDB管理装置2の構成を示すブロック図である。
図5に示すように、本実施例にかかるCMDB管理装置2は、記憶部20と、制御部21とを有する。記憶部20は、制御部21による各種処理に必要なデータやプログラムを格納する。特に、記憶部20は、CMDB201と、設定履歴記憶部202とを有する。
CMDB201は、情報処理システムに含まれる管理対象に関する情報としてCIを記憶する。図6にCMDB201に記憶されるCIの一例を示す。図6に示すように、CMDB201は、管理対象のCIとして、該CIの種別を表すCIタイプと、該管理対象の詳細情報であるプロパティの項目と、該プロパティの値とをローカルIDと対応付けて記憶する。ローカルIDは、CMDB管理装置2においてCIに対応する管理対象を一意に識別する管理対象識別番号である。
例えば、ローカルID「CI_a」が割当てられたCIは、「Webサーバ3」という名前のサーバ装置に関する詳細情報を表す。例えば、該CIには、Webサーバ3のIPアドレス「192.168.0.4」やディスク容量「150GB」、型番「XYZ」、ステータス「ノーマル」などが含まれる。なお、図6に示したCIは、一例であり、CMDB201には図6に示した情報以外の情報も記憶されていてよい。
設定履歴記憶部202は、プロセス実行装置1から取得した設定情報に基づき実行したCIの更新処理の履歴情報を記憶する。図7に設定履歴記憶部202に記憶される設定履歴情報の一例を示す。図7に示すように、設定履歴記憶部202は、設定履歴情報として、ローカルIDと、更新結果情報と、チケット情報とを、更新日時と対応付けて記憶する。
ローカルIDは、プロセス実行装置1のプロセス実行部111により処理が実行された構成要素に対応するCIのローカルIDである。更新日時は、プロセス実行装置1から送信された設定情報に基づき、処理が実行される管理対象に対応するCIの更新処理が後述する要求処理部211により実行された日時である。なお、他の処理との設定衝突等により要求処理部211による更新処理が失敗した場合には、設定情報を送信したプロセス実行装置1に更新処理が失敗した旨を報告した日時を実行日時とする。更新結果情報は、該当する処理が成功したか否かを表す情報である。チケット情報は、プロセス実行装置1から送信された設定情報に含まれるチケット情報である。
例えば、図7に示すように、ローカルID「CI_a」に対して「2008年10月31日10時00分00秒」に実行されたCIの更新処理は、チケット情報「x101」と対応付けられており、該更新処理が成功したことが示されている。このように、設定履歴記憶部202は、管理情報の更新処理が実行された日時である更新日時と、該更新処理の対象となった管理情報に対応する管理対象を識別する管理対象識別番号と、該更新処理が成功したか否かを表す更新結果情報とを設定情報に含まれる処理番号と対応付けて設定履歴情報として記憶する設定履歴記憶手段に相当する。
制御部21は、CMDB管理装置2全体を制御する。特に、制御部21は、要求処理部211と、設定履歴生成部212と、設定履歴送信部213とを有する。要求処理部211は、プロセス実行装置1のデータアクセス部112により送信された設定情報をネットワーク4を介して取得する。また、要求処理部211は、取得した設定情報に基づき、CMDB201に記憶された該当するCIのプロパティを更新する。例えば、プロセス実行装置1から、処理S51の内容に応じてCI(web1)のプロパティを更新するべき旨の要求を含んだ設定情報を取得した場合、要求処理部211は、かかる設定情報に基づき、CI(web1)のプロパティを処理S51の内容に応じて更新する。
なお、上述したように、同一のCIに対する設定処理の衝突が発生した場合、要求処理部211は、後から送信された設定情報に対する更新処理として、該設定情報を送信したプロセス実行装置1に対してエラー報告のみを行う。このように要求処理部211は、プロセス実行装置1から取得した設定情報に基づき、該当する管理情報を更新する管理情報更新手段として機能する。
設定履歴生成部212は、要求処理部211により行われたCMDB201の更新処理に基づく設定履歴情報を設定履歴記憶部202に記憶する。具体的には、設定履歴生成部212は、要求処理部211によるCMDB201の更新処理が終了すると、該更新処理の対象となったCIのローカルIDと、該更新処理が成功したか否かを表す更新結果情報と、設定情報に含まれるチケット情報とを該更新処理の更新日時と対応付けて記憶する。例えば、ローカルID「CI_d」が割当てられたCIに対して「08.10.31 10:15.00」に実行された処理が、他のプロセスに含まれる処理との設定衝突により失敗した場合、設定履歴生成部212は、該失敗した処理に対応する更新結果情報として「error」を記憶する。
設定履歴送信部213は、設定履歴生成部212により生成された設定履歴情報を所定のタイミングでネットワーク4を介してプロセス解析装置3へ送信する。
[2.3.プロセス解析装置の構成]
続いて、本実施例にかかるプロセス解析装置3の構成について図面を参照して具体的に説明する。図8は、本実施例にかかるプロセス解析装置3の構成を示すブロック図である。図8に示すように、本実施例にかかるプロセス解析装置3は、記憶部30と、制御部31とを有する。
記憶部30は、制御部31による各種処理に必要なデータやプログラムを格納する。特に、記憶部30は、履歴記憶部301と、アクセス関係記憶部302と、結果記憶部303とを有する。履歴記憶部301は、後述する履歴収集部311により各プロセス実行装置1a〜1dから収集された実行履歴情報およびCMDB管理装置2から収集された設定履歴情報を記憶する。
アクセス関係記憶部302は、履歴記憶部301に記憶された実行履歴情報および設定履歴情報に基づき、後述するアクセス関係情報生成部312により生成されたアクセス関係情報を記憶する。図9に、アクセス関係記憶部302に記憶されるアクセス関係情報の一例を示す。
図9に示すように、アクセス関係記憶部302には、プロセス名と、該プロセス名に対応するプロセスに含まれる処理に対応する処理idおよびチケット情報と、該処理の対象となった管理対象のローカルIDとを、該処理に応じて実行されたCIの更新処理の更新結果情報と対応付けて記憶する。
例えば、図9に示すアクセス関係情報には、プロセスX1に含まれる処理id「X1−2」の処理が、「CI_c」で識別されるCIに対応する管理対象への処理であり、チケット情報「x102」に対応し、該処理に応じて実行されたCIの更新処理が成功したことが示されている。なお、アクセス関係情報は、各プロセス実行装置1a〜1dから取得した実行履歴情報ごと、すなわち、各プロセス実行装置1a〜1dにより実行されたプロセスごとにアクセス関係情報生成部312により生成され、アクセス関係記憶部302に記憶される。
結果記憶部303は、後述する衝突箇所推定部313による処理結果を記憶する。具体的には、結果記憶部303は、CIの更新処理に失敗した処理の処理id及びプロセス名と、後述する衝突箇所推定部313により該更新処理の失敗原因として抽出された処理の処理id及びプロセス名と、該更新処理の対象となったCIのローカルIDとを対応付けて結果情報として記憶する。かかる結果情報は、後述する衝突箇所推定部313により結果記憶部303に記憶される。
制御部31は、プロセス解析装置3全体を制御する。制御部31は、履歴収集部311と、アクセス関係情報生成部312と、衝突箇所推定部313と、結果提示部314とを有する。
履歴収集部311は、各プロセス実行装置1a〜1dから実行履歴情報をネットワーク4を介して取得する。また、履歴収集部311は、CMDB管理装置2から設定履歴情報をネットワーク4を介して取得する。なお、履歴収集部311が実行履歴情報や設定履歴情報を取得するタイミングは、任意である。例えば、各プロセス実行装置1a〜1dおよびCMDB管理装置2から一定時間ごとに実行履歴情報および設定履歴情報を収集してもよい。また、各プロセス実行装置1a〜1dが、プロセスを終了するごとに、終了したプロセスに関する実効履歴情報を履歴収集部311に送信するようにしてもよい。また、プロセス解析装置3の使用者からの指示に基づき実行してもよい。
このように、履歴収集部311は、プロセス実行装置1から実行履歴情報を取得する実行履歴取得手段および情報管理装置から設定履歴情報を取得する設定履歴取得手段に相当する。
アクセス関係情報生成部312は、履歴収集部311により収集した実行履歴情報および設定履歴情報に基づき、アクセス関係情報を生成する。以下に、図3,図7及び図9を参照して、アクセス関係情報生成部312によるアクセス関係情報生成処理について説明する。
先ず、アクセス関係情報生成部312は、履歴記憶部301に記憶された実行履歴情報の中から、図3に示す実行履歴情報を取出す。続いて、アクセス関係情報生成部312は、取出した実行履歴情報の中から、1つのカラムを選択し、選択したカラムに記憶されている処理id及びチケット情報を取出す。例えば、アクセス関係情報生成部312は、図3に示す実行履歴の中から、「webサーババックアック」に関する処理のカラムを選択肢、選択したカラムに記憶されている処理id「X1−1」及びチケット情報「x101」を取出す。
続いて、アクセス関係情報生成部312は、取出したチケット情報に基づき履歴記憶部301に記憶されている設定履歴情報を検索し、取出したチケット情報と同一のチケット情報が記憶されているカラムを特定する。そして、アクセス関係情報生成部312は、特定したカラムに記憶されたCIのローカルID及び更新結果情報を取出す。例えば、取出したチケット情報が「x101」である場合、アクセス関係情報生成部312は、履歴記憶部301に記憶されている設定履歴情報からチケット情報「x101」と対応付けられたローカルID「CI_a」及び更新結果情報「OK」の組とローカルID「CI_b」及び更新結果情報「OK」の組とを取出す。
続いて、アクセス関係情報生成部312は、取出した処理idとチケット情報とローカルIDとを更新結果情報と対応付けて記憶する。例えば、アクセス関係情報生成部312は、処理id「X1−1」とチケット情報「x101」とローカルID「CI_a」とを更新結果情報「OK」と対応付けて記憶する。同様に、アクセス関係情報生成部312は、処理id「X1−1」とチケット情報「x101」とローカルID「CI_b」とを更新結果情報「OK」と対応付けて記憶する。そして、アクセス関係情報生成部312は、上記各処理を、取出した実行履歴情報に含まれる全てのカラムに対して実行することにより、取出した実行履歴情報に対応するアクセス関係情報が生成される。また、アクセス関係情報生成部312は、履歴記憶部301に記憶された全ての実行履歴情報に対して同様の処理を行う。
なお、アクセス関係情報生成部312がアクセス関係情報生成処理を実行するタイミングは、任意である。例えば、アクセス関係情報生成部312は、アクセス関係情報生成処理を一定時間ごとに実行してもよい。また、アクセス関係情報生成部312は、プロセス実行装置1から実行履歴情報を取得するごとにアクセス関係情報生成処理を実行してもよい。また、アクセス関係情報生成部312は、プロセス解析装置3の使用者からの指示に基づきアクセス関係情報生成処理を実行してもよい。
このように、アクセス関係情報生成部312は、実行履歴取得手段により取得した実行履歴情報に含まれる処理番号ごとに、該処理番号と同一の処理番号に対応付けられた管理対象識別番号および更新結果情報を設定履歴取得手段により取得した設定履歴情報から抽出し、抽出した管理対象識別番号および更新結果情報を該処理番号と対応付けたアクセス関係情報を生成するアクセス関係情報生成手段として機能する。
衝突箇所推定部313は、アクセス関係情報生成部312により生成したアクセス関係情報や履歴記憶部301に記憶した実行履歴情報及び設定履歴情報に基づき、CMDB201への設定処理に失敗した処理が、他のどのプロセスのどの処理との間で衝突を起こしたのかを推定する。以下に、衝突箇所推定部313による衝突箇所推定処理について図面を参照して具体的に説明する。図10−1はプロセス実行装置1aの実行履歴に基づくアクセス関係情報の一例を示す図、図10−2はプロセス実行装置1bの実行履歴に基づくアクセス関係情報の一例を示す図、図11は履歴記憶部301に記憶される設定履歴情報の一例を示す図である。
例えば、アクセス関係記憶部302には、図10−1に示すように、プロセス実行装置1aにより実行されたプロセスA1に関する実行履歴情報に基づき生成されたアクセス関係情報400aが記憶されている。具体的には、アクセス関係情報400aには、処理id「A1−1」及びチケット情報「a101」と、ローカルID「CI(web1)」とが更新結果情報「OK」と対応付けて記憶されている。同様に、アクセス関係情報400aには、処理id「A1−2」及びチケット情報「a102」と、ローカルID「CI(web2)」とが更新結果情報「OK」と対応付けて記憶されている。同様に、アクセス関係情報400aには、処理id「A1−3」及びチケット情報「a103」と、ローカルID「CI(ap1)」とが更新結果情報「OK」と対応付けて記憶されている。同様に、アクセス関係情報400aには、処理id「A1−4」及びチケット情報「a104」と、ローカルID「CI(db1)」とが更新結果情報「OK」と対応付けて記憶されている。
また、アクセス関係記憶部302には、図10−2に示すように、プロセス実行装置1bにより実行されたプロセスB1に関する実行履歴情報に基づき生成されたアクセス関係情報400bが記憶されている。具体的には、アクセス関係情報400bには、処理id「B1−1」及びチケット情報「b101」と、ローカルID「CI(db1)」とが更新結果情報「OK」と対応付けて記憶されている。同様に、アクセス関係情報400bには、処理id「B1−2」及びチケット情報「b102」と、ローカルID「CI(ap1)」とが更新結果情報「error」と対応付けて記憶されている。同様に、アクセス関係情報400bには、処理id「B1−3」及びチケット情報「b103」と、ローカルID「CI(web1)」とが更新結果情報「OK」と対応付けて記憶されている。同様に、アクセス関係情報400bには、処理id「B1−3」及びチケット情報「b103」と、ローカルID「CI(web2)」とが更新結果情報「OK」と対応付けて記憶されている。
また、図11に示すように、履歴記憶部301には、各プロセス実行装置1a〜1dから取得した設定情報に基づき実行したCIの更新処理に関する設定履歴情報500が記憶されている。具体的には、設定履歴情報500には、更新日時「08.10.31 00:00.00」と、ローカルID「CI(web1)」と、更新結果情報「OK」とがチケット情報「a101」と対応付けて記憶されている。また、設定履歴情報500には、更新日時「08.10.31 00:20.00」と、ローカルID「CI(web2)」と、更新結果情報「OK」とがチケット情報「a102」と対応付けて記憶されている。また、設定履歴情報500には、更新日時「08.10.31 00:30.00」と、ローカルID「CI(db1)」と、更新結果情報「OK」とがチケット情報「b101」と対応付けて記憶されている。
また、設定履歴情報500には、更新日時「08.10.31 00:36.00」と、ローカルID「CI(ap1)」と、更新結果情報「error」とがチケット情報「b102」と対応付けて記憶されている。また、設定履歴情報500には、更新日時「08.10.31 00:40.00」と、ローカルID「CI(ap1)」と、更新結果情報「OK」とがチケット情報「a103」と対応付けて記憶されている。また、設定履歴情報500には、更新日時「08.10.31 00:42.00」と、ローカルID「CI(web1)」及び「CI(web2)と、更新結果情報「OK」とがチケット情報「b103」と対応付けて記憶されている。また、設定履歴情報500には、更新日時「08.10.31 00:45.00」と、ローカルID「CI(db1)」と、更新結果情報「OK」とがチケット情報「a104」と対応付けて記憶されている。
このような場合、衝突箇所推定部313は、先ず、アクセス関係記憶部302に記憶されたアクセス関係情報400a,400bの中から、CIの更新処理に失敗している処理を特定する。具体的には、衝突箇所推定部313は、アクセス関係情報400bの中から、更新結果情報「error」と対応付けられた処理id「B1−2」、プロセス名「B1」及びチケット情報「b102」を抽出する。このように、衝突箇所推定部313は、更新処理が失敗したことを表す更新結果情報と対応付けられた処理番号をアクセス関係情報生成手段により生成されたアクセス関係情報から抽出する失敗処理抽出手段として機能する。
続いて、衝突箇所推定部313は、設定履歴情報の中から、特定したチケット情報が記憶されたカラムを特定する。続いて、衝突箇所推定部313は、特定したカラムに記憶されている実行日時から所定期間内の実行日時が記憶されたカラムの中から、特定したカラムに記憶されているローカルIDと同一のローカルIDが記憶されているカラムを特定する。そして、衝突箇所推定部313は、特定したカラムに記憶されているチケット情報を取出す。
具体的には、衝突箇所推定部313は、設定履歴情報500の中から、特定したチケット情報「b102」と対応付けられた実行日時「08.10.31 00:36.00」及びローカルID「CI(ap1)」を特定する。続いて、衝突箇所推定部313は、特定した実行日時「08.10.31 00:36.00」から前後10分以内の実行日時が記憶されたカラムの中から、ローカルID「CI(ap1)」が記憶されているカラムを特定し、特定したカラムに記憶されているチケット情報「a103」を抽出する。
このように、衝突箇所推定部313は、失敗結果情報と対応付けられた管理対象識別番号と同一の管理対象識別番号に対応付けられた処理番号であって、失敗結果情報と対応付けられた更新日時から所定期間内の更新日時に対応付けられた処理番号を前記設定履歴情報から取得する処理番号取得手段として機能する。なお、上記例では、所定期間を、更新処理が失敗したことを表す新結果情報と対応付けられた更新日時から前後10分以内としたが、所定期間はこれに限ったものではない。
そして、衝突箇所推定部313は、取出したチケット情報に対応する処理を、失敗結果情報と対応付けられたチケット情報に対応する処理の失敗原因となった処理として、アクセス関係情報から抽出する。例えば、衝突箇所推定部313は、アクセス関係情報400a,400bを検索し、取出したチケット情報「a103」に対応する処理の処理id「A1−3」、プロセス名「A1」及びローカルID「CI(ap1)」をアクセス関係情報400aから抽出する。なお、衝突箇所推定部313は、かかる情報をアクセス関係情報400aからではなく、履歴記憶部301に記憶した実行履歴情報から取得してもよい。
そして、衝突箇所推定部313は、CIの更新処理に失敗した処理の処理id及びプロセス名と、該更新処理の失敗原因として抽出された処理の処理id及びプロセス名と、該更新処理の対象となったCIのローカルIDとを対応付けて結果情報として結果記憶部303に記憶する。具体的には、衝突箇所推定部313は、処理id「B1−2」およびプロセス名「B1」と、処理id「A1−3」およびプロセス名「A1」とをローカルID「CI(ap1)」と対応付けて結果記憶部303に記憶する。
このように、衝突箇所推定部313は、処理番号取得手段により取得した処理番号に対応する処理を、更新処理が失敗したことを表す更新結果情報と対応付けられた処理番号に対応する処理の失敗原因となった処理として、実行履歴情報から抽出する失敗原因処理推定手段として機能する。なお、衝突箇所推定部313による処理が実行されるタイミングは、任意である。例えば、衝突箇所推定部313は、一定時間ごとに処理を実行してもよい。また、衝突箇所推定部313は、アクセス関係情報生成部312によりアクセス関係情報が生成されるごとに処理を実行してもよい。また、プロセス解析装置3の使用者からの指示に基づき処理を実行してもよい。
結果提示部314は、衝突箇所推定部313により結果記憶部303に記憶された結果情報を提示する。具体的には、結果提示部314は、結果記憶部303に記憶された結果情報を、プロセス解析装置3の有する図示しないディスプレイに表示する。図12に結果提示部314により提示される結果情報の一例を示す。図12に示すように、結果提示部314は、衝突箇所推定部313により抽出された2つの処理の間で衝突の可能性がある旨を表示する。例えば、結果記憶部303に、処理id「B1−2」およびプロセス名「B1」と、処理id「A1−3」およびプロセス名「A1」とをローカルID「CI(ap1)」と対応付けた結果情報が記憶されているとする。かかる場合、結果提示部314は、衝突の可能性がある処理として、「プロセスA1:処理A1−3」と「プロセスB1:処理B1−2」とをディスプレイに表示する。また、上記処理が衝突する可能性のあるデータとして、「CI(ap1)」をディスプレイに表示する。なお、ディスプレイは、プロセス解析装置3ではなく、他の装置の有するディスプレイであってもよい。かかる場合、結果提示部314は、体の装置へ結果情報をネットワークを介して送信する。
[3.プロセス解析装置の具体的動作]
次に、本実施例にかかるプロセス解析装置3の具体的動作について図面を参照して説明する。先ず、アクセス関係情報生成部312によるアクセス関係情報生成処理について説明する。図13は、本実施例にかかるアクセス関係生成処理の処理手順を示すフローチャートである。なお、以下において、履歴記憶部301には、履歴収集部311により各プロセス実行装置1a〜1dから収集された実行履歴情報およびCMDB管理装置2から収集された設定履歴情報が記憶されている状態とする。
例えば、プロセス解析装置3の使用者からの指示に基づきアクセス関係生成処理を開始すると、アクセス関係情報生成部312は、図13に示すように、履歴記憶部301に記憶された実行履歴情報の中から実行履歴情報を1つ取出す(ステップS101)。続いて、アクセス関係情報生成部312は、取出した実行履歴情報の中から、カラムを1つ選択する(ステップS102)。
続いて、アクセス関係情報生成部312は、選択したカラムに記憶された処理id及びチケット値を取出す(ステップS103)。続いて、アクセス関係情報生成部312は、取出したチケット情報に基づき履歴記憶部301に記憶されている設定履歴情報を検索し、取出したチケット情報と同一のチケット情報が記憶されているカラムを特定する(ステップS104)。
続いて、アクセス関係情報生成部312は、ステップS104において特定したカラムに記憶されたCIのローカルID及び更新結果情報を取出す(ステップS105)。続いて、アクセス関係情報生成部312は、ステップS103において取出した処理id及びチケット情報と、ステップS105において取出したローカルIDと更新結果情報とを対応付けて履歴記憶部301に記憶する(ステップS106)。
続いて、アクセス関係情報生成部312は、ステップS101において取出した実行履歴情報に含まれる全てのカラムについてステップS102〜S106の処理を実行したか否かを判定する(ステップS107)。この処理において、未処理のカラムが存在する場合(ステップS107否定)、アクセス関係情報生成部312は、処理をステップS102へ移行する。一方、全てのカラムに関して処理済であると判定した場合(ステップS107肯定)、アクセス関係情報生成部312は、処理をステップS108へ移行する。
ステップS108において、アクセス関係情報生成部312は、履歴記憶部301に記憶されている全ての実行履歴情報に関してステップS101〜S107の処理を実行したか否かを判定する。この処理において、未処理の実行履歴情報が存在する場合、アクセス関係情報生成部312は、処理をステップS101へ移行する。一方、全ての実行履歴情報に関して処理済であると判定すると(ステップS108肯定)、アクセス関係情報生成部312は、アクセス関係情報生成処理を終了する。
続いて、衝突箇所推定部313による衝突箇所推定処理の処理手順について具体的に説明する。図14は、本実施例にかかる衝突箇所推定処理の処理手順を示すフローチャートである。
図14に示すように、衝突箇所推定処理を開始すると、衝突箇所推定部313は、アクセス関係記憶部302に記憶されているアクセス関係情報を1つ取出す(ステップS201)。続いて、衝突箇所推定部313は、取出したアクセス関係情報の中にCIの更新処理に失敗した処理が含まれているか否かを判定する(ステップS202)。具体的には、衝突箇所推定部313は、取出したアクセス関係情報の中に、更新処理が失敗したことを表す更新結果情報が記憶されているか否かを判定する。この処理において、CIの更新処理に失敗した処理が含まれていると判定した場合(ステップS202肯定)、衝突箇所推定部313は、処理をステップS203へ移行する。
ステップS203において、衝突箇所推定部313は、ステップS201において取出したアクセス関係情報から、更新処理に失敗したことを表す更新結果情報と対応付けられた処理id、プロセス名及びチケット情報を抽出する。続いて、アクセス関係情報生成部312は、設定履歴情報の中から、抽出したチケット情報が記憶されたカラムを特定し(ステップS204)、特定したカラムに記憶されているローカルIDを特定する(ステップS205)。
続いて、衝突箇所推定部313は、ステップS204において特定したカラムに記憶されている実行日時から所定期間内の実行日時が記憶されたカラムの中で、ステップS205において特定したローカルIDと同一のローカルIDが記憶されているカラムを特定する(ステップS206)。そして、衝突箇所推定部313は、ステップS206において特定したカラムに記憶されているチケット情報を取出す(ステップS207)。
続いて、衝突箇所推定部313は、取出したチケット情報が記憶されたカラムを、アクセス関係記憶部302に記憶された全てのアクセス関係情報の中から、更新処理の失敗原因となった処理に対応するカラムとして特定する(ステップS208)。続いて、衝突箇所推定部313は、特定したカラムに記憶されている処理id、プロセス名及びローカルIDを抽出する(ステップS209)。そして、衝突箇所推定部313は、ステップS203において抽出したCIの更新処理に失敗した処理の処理id及びプロセス名と、ステップS209において抽出した処理id、プロセス名及びローカルIDとを対応付けて結果情報として結果記憶部303に記憶する(ステップS210)。
続いて、衝突箇所推定部313は、ステップS201において取出したアクセス関係情報の中に、他に更新処理に失敗した処理が含まれているか否かを判定する(ステップS211)。この処理において、他に更新処理に失敗した処理が含まれていると判定した場合(ステップS211肯定)、衝突箇所推定部313は、処理をステップS203へ移行する。一方、他に更新処理に失敗した処理が含まれていないとき(ステップS211否定)、あるいは、ステップS202において更新処理に失敗した処理がアクセス関係情報に含まれないと判定した場合(ステップS202否定)、衝突箇所推定部313は、処理をステップS212へ移行する。
ステップS212において、衝突箇所推定部313は、アクセス関係記憶部302に記憶された全てのアクセス関係情報に関してステップS202〜S211の処理を実行したか否かを判定する。この処理において、未処理のアクセス関係情報が存在する場合(ステップS212否定)、衝突箇所推定部313は、処理をステップS201へ移行する。一方、全てのアクセス関係情報に関して処理済みであると判定した場合(ステップS212肯定)、衝突箇所推定部313は、処理をステップS213へ移行する。
ステップS213において、結果提示部314は、ステップS210において結果記憶部303に記憶された結果情報をディスプレイに表示する。具体的には、結果提示部314は、ステップS203において抽出された処理とステップS209において抽出された処理の間で衝突の可能性がある旨をディスプレイに表示する。ステップS213の処理を終えると、衝突箇所推定部313は、衝突箇所推定処理を終了する。
上述してきたように、本実施例では、チケット情報により関連付けられた実行履歴情報及び設定履歴情報を解析することにより、CMDB201への設定処理に失敗した処理が、どのプロセスのどの処理と衝突したのかを推定する。これにより、プロセス設計時には把握することが困難な設定処理の衝突を推測することがで、推測した処理に対して対策を加えることで以降の同様な衝突を防ぐことができるため、トラブル発生率を低下させることができる。
また、本実施例では、プロセス実行装置1から取得した実行履歴情報とCMDB管理装置2から取得した設定履歴情報とに基づき、アクセス関係情報を生成し、生成したアクセス関係情報を用いて設定処理の失敗の原因となった処理の推定を行うため、衝突箇所推定処理の処理手順を簡略化でき、プロセス解析装置3の使用者に結果情報をより迅速に提供することができる。
ところで、上記の実施例で説明した各種の処理は、予め用意されたプログラムをコンピュータで実行することによって実現することができる。そこで、以下では、図15を用いて、上記実施例に示したプロセス解析装置3と同様の機能を有するプロセス解析プログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。図15は、プロセス解析プログラムを実行するコンピュータを示す図である。
図15に示すように、コンピュータ600は、CPU620、HDD630及びRAM640をバス650で接続して構成される。
HDD630には、上記の実施例と同様の機能を発揮するプロセス解析プログラム、つまり、処理番号取得プログラム631、失敗原因処理推定プログラム632が予め記憶されている。
そして、CPU620が、これらのプログラム631,632をHDD630から読み出して実行することにより、各プログラム631,632は、それぞれ処理番号取得プロセス621、失敗原因処理推定プロセス622として機能する。
なお、HDD630には、プロセス621,622によって利用される各種データが格納されている。CPU620は、HDD630に格納された各種データを読み出し、RAM640に格納し、プロセス621,622が、RAM640に格納された各種データを利用して、衝突箇所推定処理などの各種処理を実行する。
なお、上記のプロセス解析プログラムは、必ずしもHDD630に格納されている必要はなく、CD−ROM等の記憶媒体に記憶されたこのプログラムを、コンピュータ600が読み出して実行するようにしてもよい。また、公衆回線、インターネット、LAN、WAN等を介してコンピュータ600に接続される他のコンピュータ又はサーバ等にこのプログラムを記憶させておき、コンピュータ600がこれらからプログラムを読み出して実行するようにしてもよい。
S 運用管理システム
1a〜1d プロセス実行装置
2 CMDB管理装置
3 プロセス解析装置
4 ネットワーク
10,20,30 記憶部
11,21,31 制御部
101 実行履歴記憶部
111 プロセス実行部
112 データアクセス部
113 実行履歴生成部
114 実行履歴送信部
201 CMDB
202 設定履歴記憶部
211 要求処理部
212 設定履歴生成部
213 設定履歴送信部
301 履歴記憶部
302 アクセス関係記憶部
303 結果記憶部
311 履歴収集部
312 アクセス関係情報生成部
313 衝突箇所推定部
314 結果提示部

Claims (5)

  1. 管理対象に対して所定のプロセスを実行するプロセス実行装置と、前記管理対象に関する情報を管理情報として管理する情報管理装置と、プロセス解析装置とを有する運用管理システムであって、
    前記プロセス実行装置は、
    前記プロセスに含まれる処理ごとに、該処理が実行される管理対象の管理情報を該処理の内容に応じて更新すべき旨の更新要求を、該処理を識別する処理番号とともに設定情報として前記情報管理装置へ送信する設定情報送信手段と、
    前記プロセスに含まれる各処理の実行履歴を該処理に対応する処理番号と対応付けて実行履歴情報として記憶する実行履歴記憶手段と、を備え、
    前記情報管理装置は、
    前記プロセス実行装置から取得した設定情報に基づき、該当する管理情報を更新する管理情報更新手段と、
    前記管理情報更新手段による管理情報の更新処理が実行された日時である更新日時と、該更新処理の対象となった管理情報に対応する管理対象を識別する管理対象識別番号と、該更新処理が成功したか否かを表す更新結果情報とを前記設定情報に含まれる処理番号と対応付けて設定履歴情報として記憶する設定履歴記憶手段と、を備え、
    前記プロセス解析装置は、
    前記更新処理が失敗したことを表す更新結果情報と対応付けられた管理対象識別番号と同一の管理対象識別番号に対応付けられた処理番号であって、前記更新処理が失敗したことを表す更新結果情報と対応付けられた更新日時から所定期間内の更新日時に対応付けられた処理番号を前記設定履歴情報から取得する処理番号取得手段と、
    前記処理番号取得手段により取得した処理番号に対応する処理を、前記更新処理が失敗したことを表す更新結果情報と対応付けられた処理番号に対応する処理の失敗原因となった処理として、前記実行履歴情報から抽出する失敗原因処理推定手段と
    を備えたことを特徴とする運用管理システム。
  2. 管理対象に対して所定のプロセスを実行するプロセス実行装置による前記プロセスの実行履歴を解析するプロセス解析装置であって、
    前記プロセスに含まれる処理が実行される管理対象の管理情報を該処理の内容に応じて更新する更新処理が実行された日時である更新日時と該更新処理が成功したか否かを表す更新結果情報と前記管理対象を識別する管理対象識別番号とを前記処理を識別する処理番号と対応付けた設定履歴情報の中から、前記更新処理が失敗したことを表す更新結果情報と対応付けられた管理対象識別番号と同一の管理対象識別番号に対応付けられた処理番号であって、前記更新処理が失敗したことを表す更新結果情報と対応付けられた更新日時から所定期間内の更新日時に対応付けられた処理番号を取得する処理番号取得手段と、
    前記プロセスに含まれる各処理の実行履歴を該処理に対応する処理番号と対応付けた実行履歴情報から、前記処理番号取得手段により取得した処理番号と対応付けられた処理を、前記更新処理が失敗したことを表す更新結果情報と対応付けられた処理番号により識別される処理の失敗原因となった処理として抽出する失敗原因処理推定手段と
    を備えたことを特徴とするプロセス解析装置。
  3. 前記実行履歴情報に含まれる処理番号ごとに、該処理番号と同一の処理番号に対応付けられた管理対象識別番号および更新結果情報を前記設定履歴情報から抽出し、抽出した管理対象識別番号および更新結果情報を該処理番号と対応付けたアクセス関係情報を生成するアクセス関係情報生成手段と、
    前記更新処理が失敗したことを表す更新結果情報と対応付けられた処理番号を前記アクセス関係情報生成手段により生成されたアクセス関係情報から抽出する失敗処理抽出手段と
    をさらに備えたことを特徴とする請求項2に記載のプロセス解析装置。
  4. 管理対象に対して所定のプロセスを実行するプロセス実行装置による前記プロセスの実行履歴を解析するプロセス解析プログラムであって、
    前記プロセスに含まれる処理が実行される管理対象の管理情報を該処理の内容に応じて更新する更新処理が実行された日時である更新日時と該更新処理が成功したか否かを表す更新結果情報と前記管理対象を識別する管理対象識別番号とを前記処理を識別する処理番号と対応付けた設定履歴情報の中から、前記更新処理が失敗したことを表す更新結果情報と対応付けられた管理対象識別番号と同一の管理対象識別番号に対応付けられた処理番号であって、前記更新処理が失敗したことを表す更新結果情報と対応付けられた更新日時から所定期間内の更新日時に対応付けられた処理番号を取得する処理番号取得手順と、
    前記プロセスに含まれる各処理の実行履歴を該処理に対応する処理番号と対応付けた実行履歴情報から、前記処理番号取得手順により取得した処理番号と対応付けられた処理を、前記更新処理が失敗したことを表す更新結果情報と対応付けられた処理番号により識別される処理の失敗原因となった処理として抽出する失敗原因処理推定手順と
    をコンピュータに実行させることを特徴とするプロセス解析プログラム。
  5. 管理対象に対して所定のプロセスを実行するプロセス実行装置による前記プロセスの実行履歴を解析するプロセス解析方法であって、
    前記プロセスに含まれる処理が実行される管理対象の管理情報を該処理の内容に応じて更新する更新処理が実行された日時である更新日時と該更新処理が成功したか否かを表す更新結果情報と前記管理対象を識別する管理対象識別番号とを前記処理を識別する処理番号と対応付けた設定履歴情報の中から、前記更新処理が失敗したことを表す更新結果情報と対応付けられた管理対象識別番号と同一の管理対象識別番号に対応付けられた処理番号であって、前記更新処理が失敗したことを表す更新結果情報と対応付けられた更新日時から所定期間内の更新日時に対応付けられた処理番号を取得する処理番号取得ステップと、
    前記プロセスに含まれる各処理の実行履歴を該処理に対応する処理番号と対応付けた実行履歴情報から、前記処理番号取得ステップにより取得した処理番号と対応付けられた処理を、前記更新処理が失敗したことを表す更新結果情報と対応付けられた処理番号により識別される処理の失敗原因となった処理として抽出する失敗原因処理推定ステップと
    を含んだことを特徴とするプロセス解析方法。
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