JP4728565B2 - 障害復旧装置および障害復旧方法ならびにプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、WEBサービスや業務サービスといった情報通信サービスを提供する情報処理装置に関し、特に、障害状態を検知して対処コマンドを実行する耐障害機能を有する障害復旧装置に関する。
通信網を介した情報提供や商品販売といった情報通信サービスは、時間や距離の制約をあまり受けずに業務効率化やきめ細かいユーザサービスを提供できることから、急速に利用範囲が拡大している。このような利用範囲の拡大に伴い、これらのサービスを提供するコンピュータが障害に陥った場合の影響も大きくなり、その耐障害性が大きな課題となっている。
第1の従来技術として、サービスを実行する装置の状態を検出して、予め決められた状態になった場合を障害とみなして自動的に対処コマンドを実行する障害復旧装置では、特定の障害を自動的に復旧または回避することが可能である。しかし、検知状態や対処コマンドが固定されているため、実際のサービス実行環境毎の特性の違いに対応できず、連続運用に伴って装置の状態が徐々に変化してしまう場合や、他の装置との組合せにより装置の状態が変化してしまう場合には、適切な対処が行われないという問題があった。また、このような状態の変化に対応するためには、頻繁に検出状態や対処コマンドを変更する必要があり、管理コストが増大するという問題があった。
第2の従来技術として、同じ検出状態に対する対処コマンドを複数用意し、予め決められた優先度順に順次対処コマンドを試行する障害復旧装置がある(例えば特許文献1参照)。この従来の障害復旧装置では、サービス実行環境毎の特性が違う場合でも、複数の対処コマンドを順次実行することで効果のある対処を行うことができる。しかし、対処コマンドの適用順序が固定されているため、最初から個々のサービス実行環境に適した対処が行われるわけではなく、何度か対処に失敗してから正しい対処が行われることになり、対処時間が増大するとともに、間違った対処を行ってしまうことで別の障害を引き起こす可能性があるという問題があった。また、このような問題を避けるためには、別の障害を引き起こす可能性のある対処コマンドを制限したり、個々のサービス実行環境毎に適切な優先度を設定する必要があり、障害に対する対処の幅が制限され、システムが大規模/複雑化するに従って管理コストが増大するという問題があった。
第3の従来技術として、復旧処理を行うオペレータの作業を支援するために、過去の障害の状況および対処法を記載したナレッジ情報をオペレータに提示する障害復旧装置がある(例えば特許文献2参照)、この従来の障害復旧装置では、障害時に検出された障害状態と過去の障害状態との類似度に応じて提示するナレッジ情報の優先度を変化させることによって、より適切な作業支援を行うことができる。しかし、検出された状態のみで優先度を制御するため、提示されたナレッジ情報が現在の症状に類似しているかどうかは判断できても、このナレッジ情報に従って実行された対処コマンドで障害が復旧するのかどうかは判断できず、復旧効率の向上が期待できないという問題があった。また、このような実行の成否をオペレータに入力させる機能を新たに有する従来の障害復旧装置では、対処コマンドの実行がオペレータの判断によって行われるため、提示された情報通りに実行されたのかどうかが検出できず、提示したナレッジ情報に記載されている対処コマンド自体の有効性を検証できないという問題があった。
特公平7−54474号公報 特開2002ー251295号公報
これらの従来の障害復旧装置では、以下の課題がある。
第1の課題として、第1の従来技術では、連続運用に伴って装置の状態が徐々に変化してしまう場合や、他の装置との組合せにより装置の状態が変化してしまう場合には、適切な対処が行われないという問題があった。また、頻繁に検出状態や対処コマンドを変更する必要があり、管理コストが増大するという問題があった。
第2の課題として、第2の従来技術では、何度か対処に失敗してから正しい対処が行われることによって対処時間が増大するとともに、間違った対処を行ってしまうことで別の障害を引き起こす可能性があるという問題があった。また、障害に対する対処の幅が制限され、システムが大規模/複雑化するに従って管理コストが増大するという問題があった。
第3の課題として、第3の従来技術では、検出された状態のみで優先度を制御するため、復旧効率の向上が期待できないという問題があった。また、対処コマンドの実行がオペレータの判断によって行われるため、提示したナレッジ情報に記載されている対処コマンド自体の有効性を検証できないという問題があった。
本発明は、これらの従来の課題を解決する障害復旧装置を提供することを目的とする。また本発明の別の目的は、管理コストを増大させることなく、対処時間を減少させ、広い範囲の障害に対してきめ細かな障害対策が可能な障害復旧装置を提供することにある。
本発明の第1の障害復旧装置は、サービス実行手段の動作状態を検出する動作状態検出手段と、前記サービス実行手段で障害が発生した場合の動作状態または障害の前兆と推測される動作状態を判定するための条件式とその動作状態になった場合に障害を復旧または回避するための対処コマンドとルール間の適用順序の優先度情報とを含む複数の障害対処ルールを蓄積するルール蓄積手段と、前記ルール蓄積手段から、前記動作状態検出手段で検出された前記サービス実行手段の現在の動作状態に合致する条件式を持つルールを取り出し、その優先度情報に応じて順次試行するとともに、前記現在の動作状態に合致した条件式の否定から前記対処コマンドを実行した後に変化すると予想される動作状態の変化情報を生成して状態レジスタに出力する対処方法検索手段と、前記状態レジスタに保持された動作状態の変化情報と前記動作状態検出手段の出力である前記対処コマンド実行後の前記サービス実行手段の動作状態を比較して、対処コマンドによる復旧または回避の成否を判定し、その結果に応じて前記優先度情報を修正する効果判定手段と、を含んで構成される。
本発明の第1の障害復旧方法は、a)動作状態検出手段が、サービス実行手段の動作状態を検出するステップ、b)対処方法検索手段が、前記サービス実行手段で障害が発生した場合の動作状態または障害の前兆と推測される動作状態を判定するための条件式とその動作状態になった場合に障害を復旧または回避するための対処コマンドとルール間の適用順序の優先度情報とを含む複数の障害対処ルールを蓄積するルール蓄積手段から、前記動作状態検出手段で検出された前記サービス実行手段の現在の動作状態に合致する条件式を持つルールを取り出し、その優先度情報に応じて順次試行するとともに、前記現在の動作状態に合致した条件式の否定から前記対処コマンドを実行した後に変化すると予想される動作状態の変化情報を生成して状態レジスタに出力するステップ、c)前記動作状態検出手段が、前記対処コマンド実行後の前記サービス実行手段の動作状態を検出するステップ、d)効果判定手段が、前記状態レジスタに保持された動作状態の変化情報と前記動作状態検出手段の出力である前記対処コマンド実行後の前記サービス実行手段の動作状態を比較して、対処コマンドによる復旧または回避の成否を判定し、その結果に応じて前記優先度情報を修正するステップ、を含んで構成される。
本発明の第1の障害復旧装置および方法にあっては、対処方法検索手段によって対処方法が同じ条件式に対する複数の対処コマンドを優先度情報に応じて順次試行する。さらに、この対処コマンドを実行した後に変化すると予想される動作状態の変化情報を出力することで、効果判定手段が現在の動作状態がこの変化と合致しているか否かによって対処コマンドの成否を判定し、その成否に応じて優先度情報を修正する。これにより、個々のサービス実行環境に適した対処コマンドを探し出して実行することができるため、第1の課題を解決する。
また、成功した対処コマンドの優先度を上昇させることで、予め個々のサービス実行環境の特性に合わせた優先度を提供できない場合でも、障害への対処が継続されるに従って自動的に適切な優先度へと修正されるため、対処時間が短縮され、誤った対処によって別の障害を引き起こす確率を低下させることができる。さらに、与えられた対処コマンドに適切なものが含まれていれば、失敗によって優先度の低下した対処コマンドが実行される前に障害への対処が完了することになることから、サービス実行環境の特性によっては別の障害を引き起こす可能性の高い危険な対処コマンドを混在させた障害対処ルール群を用いた場合にも、悪影響を抑えた適切な障害対策が可能となり、第2の課題を解決する。
さらに、これらの優先度制御は、実際に実行された対処コマンドの成否を判定することによって行われるため、成功率の高い対処コマンドを優先的に実行することができる。また、自動実行によって検証されるため、オペレータの主観に依らず、ルールの有効性を統一した基準で正確に判定することが可能となり、第3の課題を解決する。
本発明の第1の障害復旧装置および方法では、対処方法検索手段によって対処方法が同じ条件式に対する複数の対処コマンドを優先度情報に応じて順次試行する。さらに、この対処コマンドを実行した後に変化すると予想される動作状態の変化情報を出力することで、効果判定手段が現在の動作状態がこの変化と合致しているか否かによって対処コマンドの成否を判定し、その成否に応じて優先度情報を修正する。これにより、個々のサービス実行環境に適した対処コマンドを探し出して実行することができる。また、成功した対処コマンドの優先度を上昇させることで、予め個々のサービス実行環境の特性に合わせた優先度を提供できない場合でも、障害への対処が継続されるに従って自動的に適切な優先度へと修正されるため、対処時間が短縮され、誤った対処によって別の障害を引き起こす確率を低下させるという効果がある。さらに、与えられた対処コマンドに適切なものが含まれていれば、失敗によって優先度の低下した対処コマンドが実行される前に障害への対処が完了することになることため、サービス実行環境の特性によっては別の障害を引き起こす可能性の高い危険な対処コマンドを混在させた障害対処ルール群を用いた場合にも、悪影響を抑えた適切な障害対策が可能となるという効果がある。
本発明の実施の形態を説明する前に、図1、図2、図3を用いて本発明の前提となる障害復旧装置について説明する。
図1を参照すると、本発明の前提となる障害復旧装置は、サービス実行手段10に接続された動作状態検出手段1およびコマンド実行手段4と、ルール蓄積手段2と、これらに接続された対処方法検索手段3とを含んで構成される。
サービス実行手段10は、WEBサービスや業務サービスといった情報通信サービスを提供する。ルール蓄積手段2は、障害対処ルールを蓄積する。図2に障害対処ルールの例を示す。障害対処ルールは、障害が発生した場合の動作状態または障害の前兆と推測される動作状態を判定するための条件式と、その動作状態になった場合に障害を復旧または回避するための対処コマンドと、同じ条件式に対する対処コマンドの適用順序を示す優先度で構成される。図2の番号1および2のルールは、サービス実行手段10のメモリ残量の数値が20以下となった状態を障害とみなすための条件式と、その状態で実行すべき対処コマンドとしてアプリケーション(AP)再起動コマンドおよびオペレーティングシステム(OS)再起動コマンドがそれぞれ優先度80、50として定義されている。同様に、番号3〜5のルールは、APの出力が異常の場合に、AP再起動、OS再起動、ディスク切り替えがそれぞれ優先度80、40、30で定義されている。
図3は、図1の障害復旧装置における動作のフローチャートを示す。動作状態検出手段1は、サービス実行手段10の動作状態を検出する(図3のステップ101)。動作状態は、障害対処ルールの条件式に沿った形で検出される。図2の例では、メモリ残量やAP出力の正常/異常等が検出される。対処方法探索手段3は、動作状態検出手段1から現在の動作状態を受け取り、ルール蓄積手段2に蓄積されている障害対処ルールの条件式に合致するものがあるかどうかを探索する(ステップ102)。合致する条件式が無い場合は、障害が発生していないものとして、ステップ101に戻る。合致する条件があった場合は、障害発生とみなして対応する対処コマンド探索する。例えば、検出された動作状態のうち、メモリ残量が20未満であった場合は、図2の番号1および番号2の条件式に合致するため、対処コマンドとしてAP再起動とOS再起動が候補となるが、AP再起動の優先度の方が高いため、対処コマンドとしてAP再起動を選択して出力する。この対処コマンドをコマンド実行手段4が受け取り、サービス実行手段10にその実行を指示することで、サービス実行環境上のアプリケーションが再起動される(ステップ103)。この後、ステップ101に戻って動作状態検出手段1が、対処コマンド実行後の動作状態を検出する。ここで、メモリ残量が20未満のままであれば(ステップ102)、次の対処コマンドとしてOS再起動が実行される(ステップ103)。メモリ残量が20以上になっていれば、合致する条件式がなくなり、障害への対処が完了する。
このように、図1に示す障害復旧装置では、予め決められた条件で対処コマンドを自動的に実行するため、障害対処ルールに記述された障害に関してはサービス実行手段10の障害を自動的に復旧または回避することができる。この場合、優先度として予め決められた順序で対処コマンドが実行されることになり、一般的に成功する可能性の高い対処コマンドに高い優先度をつけることで、対処の効率を制御することができる。しかし、対処コマンドのうちどれが有効であるかは、サービス実行手段10のハードウェア構成や実行ソフトウェアの種類の他、提供するサービスの内容や、運用継続によって変化する内部状態にも依存するものであり、常に効率的な優先度を定義することは困難である。このため、例えば図2の例でAP再起動が常に失敗するようなサービス実行手段10では、OS再起動の実行前に常にAP再起動が失敗するのを待つ必要があり、対処にかかる時間が増大してしまう。また、AP再起動が失敗する理由によっては別の障害を引き起こす場合があり、対処自体ができなくなる可能性もある。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
先ず、図4、図5、図6、図7を用いて、本発明の第1の実施の形態について説明する。
図4は、本発明の第1の実施の形態の構成を示すブロック図である。この実施の形態の障害復旧装置では、図1の構成に加えて、対処コマンドを実行した後に変化すると予想される動作状態の変化情報を保持する状態レジスタ5と、この動作状態の変化情報と動作状態検出手段1の出力である動作状態を比較して、対処コマンドによる復旧または回避の成否を判定し、その結果に応じて優先度を修正する効果判定手段6を新たに有する。また、対処方法検索手段3は、現在の状態値に合致した対処コマンドを出力する際に、その対処コマンドを実行した後に変化すると予想される動作状態の変化情報を出力する機能を新たに有する。
動作状態検出手段1、対処方法検索手段3、コマンド実行手段4および効果判定手段6の各機能手段は、例えばコンピュータと障害復旧プログラムとで実現することができる。障害復旧プログラムは、磁気ディスク等のコンピュータ可読記録媒体に記録されて提供され、コンピュータの立ち上げ時などにコンピュータに読み取られ、コンピュータの動作を制御することにより、そのコンピュータ上に動作状態検出手段1、対処方法検索手段3、コマンド実行手段4および効果判定手段6の各機能手段を実現する。また、ルール蓄積手段2および状態レジスタ5は、コンピュータに備わる主記憶や外部記憶装置で実現可能である。
図5は、図4に示した障害復旧装置の動作のフローチャートを示す。図6、図7は、本実施の形態における障害対処ルールの優先度の変化例を示した図である。まず、初期状態として図2のような優先度である場合を例に本実施の形態の動作を説明する。
動作状態検出手段1は、サービス実行手段10の動作状態を検出する(図5のステップ201)。次に、効果判定手段6が状態レジスタ5を参照し、既に実行された対処コマンドがあるかどうかを判定する(ステップ202)。実行された対処コマンドが無い場合には効果判定手段6は何もしない。対処方法探索手段3は、動作状態検出手段1から現在の動作状態を受け取り、ルール蓄積手段2に蓄積されている障害対処ルールの条件式に合致するものがあるかどうかを探索する(ステップ205)。例えば、メモリ残量が20未満であった場合、図2の番号1および番号2の条件式に合致し、優先度の高いAP再起動が選択される。この時、対処方法探索手段3は対処コマンドの出力と同時に、この対処コマンドを実行した後に変化すると予想される動作状態の変化情報を状態レジスタにセットする。この場合、対処コマンドの実行によってルール内の条件式で示される障害状態が回避されること、つまり、動作状態の1つであるメモリ残量が条件式に示される閾値である20を超えることが予想されることから、実行する対処コマンドと対処が成功した場合の条件として「メモリ残量が20以上」という条件を状態レジスタ5にセットする(ステップ206)。対処コマンドは、コマンド実行手段4を介してサービス実行手段10上で実行される(ステップ207)。
この後、ステップ201に戻って動作状態検出手段1が、対処コマンド実行後のサービス実行手段10の動作状態を検出する。効果判定手段6は、対処コマンドが実行されていることを検知して(ステップ202)、現在の動作状態と状態レジスタ5の「メモリ残量が20以上」という条件を比較して効果を判定し(ステップ203)、対応する番号1のルールの優先度を修正する(ステップ204)。図6のルール群301は、AP再起動による復旧に失敗し、OS再起動による復旧に成功した場合の変化を示す。図6では、優先度の修正方法の一例として、成功した場合に優先度を10増やし、失敗した場合に10減らす例を示す。この場合、AP再起動後のステップ203で条件が満たされない(メモリ残量が閾値である20未満であり障害状態が継続している)ことを判定して、番号1の優先度を80から10減らした70とする。続いて、ステップ205からステップ207を経てOS再起動を実行し、その後のステップ203で条件が満たされた(メモリ残量が閾値である20を超え障害状態が回避された)ことを判定して、番号2の優先度を50から10増やした60とする。
同様に、図6のルール群302では、同じメモリ残量の障害が発生し、AP再起動、OS再起動共に復旧に失敗した場合の優先度の変化を示す。番号1のルールの優先度は、さらに10減った60になり、番号2の優先度は、10減った50に戻っている。この時点では、まだ番号1のルールの方が優先度が高いため、新たな障害が発生した場合は、AP再起動が先に実行されることになる。次に、再度同じ障害が発生し、AP再起動による復旧が失敗、OS再起動による復旧が成功した場合を図6のルール群303に示す。この場合、番号1のルールはさらに10減った50になり、番号2のルールは10増えて60となる。ここで、2回成功した番号2のルールの優先度は、3回とも失敗した番号1よりも高くなり、次回同じ障害が発生した場合は、OS再起動が先に実行されることになる。
図7は、同様にしてAP出力異常の障害が発生した場合の優先度の変化を示す。ルール群304は、図6のルール群303の状態で、AP出力が異常であることを検出し、番号3、4、5のルールが順に実行された例を示す。この場合、番号3、4の対処コマンドであるAP再起動、OS再起動は共に復旧に失敗したため、優先度が10づつ減っており、番号5のディスク切り替えによる復旧に成功したため、優先度が10増えている。この時点で、番号4と番号5の優先度は逆転しており、次に、同じAP出力異常が発生した場合、まず番号3のルールが適用されAP再起動が行われるが、AP再起動による復旧に失敗した場合は、ディスク切り替えが実行される。ディスク切り替えによる復旧に成功した場合には、ここで対処が完了するため、番号4のOS再起動が実行されることはない。このようにして、番号3の優先度が10減り、番号5の優先度が10増えると、図7のルール305のようになる。次に同じ障害で、またディスク切り替えによる復旧に成功する場合を考えると、やはり、AP再起動が試されて、次にディスク切り替えによる復旧が成功する。その後は、ルール群306に示すように、ディスク切り替えの優先度が最も高くなるため、同じ障害に対してはディスク切り替えが最初に実行されることになり、これが成功した場合には、他の対処コマンドが実行されることはなくなるため、不要な処理によって別の障害が引き起こされることを防止できる。
以上述べたように、第1の実施の形態にかかる障害復旧装置では、対処コマンドによる復旧または回避の成否を判定し、その結果に応じて優先度を修正する効果判定手段6を有することにより、特性の異なるサービス実行手段10に同じルール群を適用した場合にも効率的な運用が可能になるという効果を得ることができる。
例えば図6は、継続運用でメモリ残量が減るような障害にAPプログラムのバグによるメモリリークが原因であるものが多いため、AP再起動の優先度を高くしておくといった運用効率化の例である。しかし、サービス実行手段10の特性によっては、通常は問題とならないOSのバグが何らかの状態で発現している場合もあり、このような状況では、AP再起動の優先度が高いことが運用効率の低下を招く可能性もある。本実施の形態では、前述した通り、実際のサービス実行手段10の特性に応じて優先度が自動的に最適化されることから、同じルール群を適用していても個々のサービス実行手段10に適した障害対策を実現することができる。図7は、AP出力の異常がディスクにより引き起こされるような例である。AP出力の異常がAP再起動で復旧できていたサービス実行手段10であっても、例えばディスク交換等の修理を行った後に特性が変わってしまうといったように、新たなルールを適用しなければ効率的な運用が出来ない場合がある。従来の障害復旧装置では、このような状況をオペレータが把握し、その都度ルールを修正する必要があったが、本実施の形態では、このような場合でも適切な優先度に修正されるため、管理コストを増大させることなく、対処時間を減少させ、広い範囲の障害に対して決め細かな障害対策を行うことができる。
尚、本実施の形態で例に挙げた動作状態や対処コマンドについては、この例に限定されるものではなく、本発明の構成に従ってサービス実行手段10で検出できる動作状態や実行可能な対処コマンドであれば同様の効果が得られるものである。また、優先度の数値や計算方法についても、対処コマンドの実行結果に従った修正を行うものであれば、対処コマンドを効率的に実行することができる。
(第2の実施の形態)
本実施の形態では、第1の実施の形態で説明した構成および動作に加えて、図8を用いて複数の障害が同時に発生した場合の動作の例を示す。対処方法検索手段3は、第1の実施の形態の機能に加えて、同じ条件式を有するルール群から優先度に応じて対処コマンドを1つづつ選択して対処コマンド群を生成した後、その対処コマンド群に含まれる対処コマンドを優先度の高い順に試行する機能を有する。
図8のルール群307は、図7のルール群306の状態からAP出力異常が発生して番号5のルールによる復旧が成功し優先度が70となった例を示す。この状態で、メモリ残量不足とAP出力異常が同時に発生した場合、番号1ないし5の条件式がすべて有効となり、対処コマンドとして最大の優先度を持つ番号5のルールが適用され、対処コマンドとしてディスク切り替えが実行される。ルール群308は、ディスク切り替えによる復旧が失敗した場合の例を示し、番号5の優先度が10減っている。この場合、障害は継続しているため、次の対処コマンドを探索することになり、候補として優先度が60である番号2と番号5のルールが挙げられる。ここで、番号順に対処コマンドを実行するとすると、番号2のルールが適用され、OS再起動が実行される。ルール群309は、OS再起動による復旧が成功した場合の例を示し、番号2の優先度が10増加している。
一般に、複数の障害が発生している場合、ある障害が派生して別の障害が併発した後に状態が検出されることが多い。このような状態から復旧するためには、それらの障害の根本原因となる障害に対処することが必要となる。図8のルール群307において、ディスク切り替えはAP出力異常特有の対処コマンドであり、複合障害の場合にこのような対処コマンドを選択することは最適とは言えず、このような対処コマンドを実行している間にさらに状態を悪化させることもあり得る。本実施の形態では、このような対処コマンドを実行して失敗した場合、ルール群308、ルール群309に示すように、失敗したルールの優先度が低下し、結果的に条件式の異なるOS再起動が実行されることになる。この結果、同時発生する障害に対応する条件式を持つ複数のルールの間で、同時発生時に優先すべきルールの優先度が相対的に増加し、次回以降同じ障害が発生した場合に効果の高いルールが先に選択されることになる。
さらに、対処方法検索手段3は、異なる条件式に共通する対処コマンドが存在する場合には、共通する対処コマンドを優先的に試行する機能を有することができる。図9、図10を用いてこの例の障害復旧装置の動作を説明する。
図10のルール群320は、図8のルール群307に相当する状態を示す。この時、動作状態検出手段1がサービス実行手段10の動作状態からメモリ残量不足とAP出力異常の両方が発生していることを検出する(ステップ211)。対処方法検索手段3は、ルール群320に示す番号1ないし5のルールの条件式に合致していることを知り(ステップ215)、異なる条件式を持つルールのうち共通する対処コマンドを有するルールを探索する(ステップ216)。ルール群320では、番号1と2のルールは同じ条件式を持ち、対処コマンドはAP再起動とOS再起動となる。同様に、番号3ないし5のルールの対処コマンドはAP再起動、OS再起動、ディスク切り替えとなる。番号1と2のルール群、番号3ないし5のルール群に共通する対処コマンドはOS再起動であり、対処方法検索手段3は、「メモリ残量が20以上」と「AP出力が正常」という状態を予測して状態レジスタをセットし(ステップ217)、OS再起動を実行する(ステップ218)。
この後、ステップ211の状態検出を経て対処コマンドの終了を検出すると(ステップ212)、効果が判定され(ステップ213)、ルールの優先度が修正される(ステップ214)。ルール群321は、メモリ残量とAP出力の両方が改善された場合の例を示し、対処コマンドがOS再起動である番号2と4のルールの優先度が上昇する。ルール群322は、メモリ残量のみが改善された場合の例を示し、番号2のルールの優先度は上昇するが、番号4のルールの優先度は低下する。この場合、AP出力異常は継続しているため、さらに次の対処コマンドとして番号3ないし5のルールから優先度の高い番号5のルールが選択され、ディスク切り替えが行われることになる。このように、対処方法検索手段3が同時に状態を改善できる対処コマンドを優先的に実行することにより、複数の障害が同時に発生した場合でも短時間で復旧できる確率が増加し、さらに、継続して次の対処を行うことで着実に状態を改善することができる。
以上述べたように、本実施の形態の障害復旧装置では、複数の障害が同時に発生した場合にも、対処コマンドの成否に応じて、関連するルールの優先度が適切に修正されるという効果を得ることができる。また、共通する対処コマンドが存在する場合には、共通する対処コマンドを優先的に試行することで、復旧時間を短縮しつつ着実に障害復旧できる。
(第3の実施の形態)
本実施の形態では、第1の実施の形態で説明した優先度に変えて、過去の対処コマンド実行の結果として得られた状態変数の変化量を表す実績値を用いてルールの探索を行う例を示す。図11のルール群400は、本発明の前提例における図2のルール群300において優先度が実績値に、番号3、4、5の条件式が変数とその閾値で構成される「CPU使用率が50より大きい」に置き換わったものを示す。つまり、本実施の形態においては、ルール蓄積手段2に蓄積されている障害対処ルールの条件式は、1または複数の状態変数とその閾値を規定する条件式となっている。以下、対処実行前後の状態変数の値の変化を実績値とした場合を例に、図12、図13、図14を用いて本実施の形態の動作を説明する。
図13は、図11のルール群400の状態において、メモリ残量不足が発生した場合の実績値の変化を示す。動作状態検出手段1がサービス実行手段10の動作状態からメモリ残量不足を検出すると(ステップ501)、対処方法検索手段3が番号1と2のルールが条件に合致することを知り(ステップ504)、現在のメモリ残量に各々のルールの実績値を加えて条件式を満たさなくなるルールを探索する(ステップ505)。図11のルール群400は、対処コマンドを実行した実績がない状態であり、実績値は不明であるため番号の小さいルールとして番号1を選択する。さらに、現在のメモリ量が18であった場合、「現在のメモリ残量が18」および対処が成功した場合の条件として「メモリ残量が20以上」という条件をルール番号1と共に状態レジスタ5にセットし(ステップ506)、AP再起動を実行する(ステップ507)。その後、ステップ501を経て、効果判定手段6が対処コマンドの終了を検知し(ステップ502)、現在状態から実績値が算出される(ステップ503)。図13のルール群401では、メモリ残量が18から25に増えた例であり、番号1のルールの実績値として7が設定される。この場合、メモリ残量が25であれば条件式を満たさなくなるため(ステップ504)、障害復旧が成功したものとして次の障害状態検出に戻る(ステップ501)。
同様に、ルール群402は、新たにメモリ残量が15となった場合を示す。ステップ505において、番号1のルールの実績値6と現在のメモリ量15を加えると条件式を満たさなくなることを知り、番号1のルールが実行される。この後、メモリ残量が21になったことを検知すると(ステップ501)、対処コマンド実行前後の差分から実績値が6に変更される。ルール群403は、さらにメモリ残量が12となった場合を示す。この場合、ステップ505において番号1のルールの実績値である6では障害を回避できないことを判断し、実績値が不明な番号2のルールが選択され、OS再起動が実行される。この後、メモリ残量が50になった場合、番号2のルールの実績値として38が設定される。
同様に、図14は、メモリ残量不足が何度か発生した例を示す。ルール群404は、メモリ残量が18となった場合であり、番号1のルールの実績値である7で障害復旧できることから番号1のルールが実行され、実績値が修正される。さらに、ルール群405では、メモリ残量が8となった場合を示し、番号1と番号2のルールの実績値から、障害を回避できるルールとして番号2のルールが選択される。ルール群406では、メモリ残量が15であり、番号1のルールが選択される。このように、対処コマンドを実行した結果によって変化するメモリの増加量を実績値として保持することにより、障害時に条件式の閾値からどれだけ離れているかに応じて適用するルールを変化させることができる。
尚、本実施の形態では、適用したルールの実績値のみを修正する例で説明したが、これに限定されるものではなく、同じ対処コマンドを持つルールの実績値を同時に修正することもできる。例えば、図13では、番号1のルールを選択してAP再起動を実行する場合に、コマンド実行前後のCPU使用量を検出することで、同じ対処コマンドを持つ番号3のルールの実績値を算出することができる。この場合、同じ対処コマンドを持つルールを探索する処理は増加するが、効率的な実績値の算出が可能となる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、実際のサービス運用の結果に応じて対処方法検索手段が各々の対処コマンドの実績値を算出することにより、同じ条件式に合致するルールであっても効果のあるルールを優先的に選択することができ、復旧時間が短縮し確実性が向上する。
以上、単一の障害が発生した場合の動作を説明したが、複数の障害が同時に発生した場合には、対処方法検索手段3は、同じ条件式を有するルール群から実績値に応じて対処コマンドを1つづつ選択して対処コマンド群を生成した後、その対処コマンド群に含まれる対処コマンドを、例えば実績値の高い順に試行する。また、対処方法検索手段3は、異なる条件式に共通する対処コマンドが存在する場合には、共通する対処コマンドを優先的に試行する。
(第4の実施の形態)
本実施の形態は、第1の実施の形態で説明した優先度と第3の実施の形態で説明した実績値とを用いてルールの探索を行う例を示す。図15のルール群600は、第3の実施の形態における図14のルール群406に優先度を追加したものを示す。図16は本実施の形態の動作のフローチャートを示す。
第1の実施の形態と同様に、動作状態検出手段1はサービス実行手段10の動作状態を検出し(ステップ701)、効果判定手段6は状態レジスタ5を参照し、既に実行された対処コマンドがあるかどうかを判定する(ステップ702)。実行された対処コマンドが無い場合には効果判定手段6は何もしない。対処方法探索手段3は、動作状態検出手段1から現在の動作状態を受け取り、ルール蓄積手段2に蓄積されている障害対処ルールの条件式に合致するものがあるかどうかを探索する(ステップ705)。
例えば、メモリ残量が10であった場合、図15の番号1および番号2の条件式に合致する。第1の実施の形態では、優先度の高い番号1のルールのAP再起動を選択し、第3の実施の形態では、現在のメモリ残量10に各々のルールの実績値を加えると条件式を満たさなくなるルールを選択した。これに対し本実施の形態では、優先度および実績値の双方を考慮し、より優先度が高く且つ条件式を満たさなくなる実績値を持つルールを選択する(ステップ706)。図15の場合、番号1のルールは、その優先度は80で、番号2のルールの優先度50より高いが、実績値が8であるため、現在のメモリ残量10に8を足してもメモリ残量20未満の条件が依然として成立するため、第1候補から除外され、メモリ残量20未満という条件を満たさなくなる実績値40を持つ番号2のルールが選択される。他方、現在のメモリ残量が15であった場合、番号1のルールが、より優先度が高く且つ条件式を満たさなくなる実績値を持つルールとして選択される。各ルールの優先度の修正は第1の実施の形態と同様に効果判定手段6で行われ、各ルールの実績値の算出は第3の実施の形態と同様に効果判定手段6で行われる(ステップ703、704)。
以上述べたように、第4の実施の形態にかかる障害復旧装置では、対処コマンドによる復旧または回避の成否を判定し、その結果に応じて優先度を修正することにより、特性の異なるサービス実行手段10に同じルール群を適用した場合にも効率的な運用が可能となるという効果と、実際のサービス運用の結果に応じて対処方法検索手段3が各々の対処コマンドの実績値を算出することにより、同じ条件式に合致するルールであっても効果のあるルールを優先的に選択することができ、復旧時間が短縮し確実性が向上するという効果とを得ることができる。
以上、単一の障害が発生した場合の動作を説明したが、複数の障害が同時に発生した場合には、対処方法検索手段3は、同じ条件式を有するルール群から優先度および実績値に応じて対処コマンドを1つづつ選択して対処コマンド群を生成した後、その対処コマンド群に含まれる対処コマンドを、例えば優先度の高い順に試行する。また、対処方法検索手段3は、異なる条件式に共通する対処コマンドが存在する場合には、共通する対処コマンドを優先的に試行する。
本発明の前提となる障害復旧装置の構成例を示すブロック図である。 ルール蓄積手段に蓄積される障害対処ルールの一例を示す図である。 本発明の前提となる障害復旧装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態の構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態の動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態における障害対処ルールにおける優先度の変化の一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における障害対処ルールにおける優先度の変化の別の例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における障害対処ルールにおける優先度の変化の別の例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態における障害対処ルールにおける優先度の変化の別の例を示す図である。 本発明の第3の実施の形態におけるルール蓄積手段に蓄積される障害対処ルールの例を示す図である。 本発明の第3の実施の形態の動作の例を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態の障害対処ルールにおける実績値の変化例を示す図である。 本発明の第3の実施の形態の障害対処ルールにおける実績値の別の変化例を示す図である。 本発明の第4の実施の形態におけるルール蓄積手段に蓄積される障害対処ルールの例を示す図である。 本発明の第4の実施の形態の動作の例を示すフローチャートである。
符号の説明
1 動作状態検出手段
2 ルール蓄積手段
3 対処方法検索手段
4 コマンド実行手段
5 状態レジスタ
6 効果判定手段
10 サービス実行手段

Claims (3)

  1. サービス実行手段の動作状態を検出する動作状態検出手段と、
    前記サービス実行手段で障害が発生した場合の動作状態または障害の前兆と推測される動作状態を判定するための条件式とその動作状態になった場合に障害を復旧または回避するための対処コマンドとルール間の適用順序の優先度情報とを含む複数の障害対処ルールを蓄積するルール蓄積手段と、
    前記ルール蓄積手段から、前記動作状態検出手段で検出された前記サービス実行手段の現在の動作状態に合致する条件式を持つルールを取り出し、その優先度情報に応じて順次試行するとともに、前記現在の動作状態に合致した条件式の否定から前記対処コマンドを実行した後に変化すると予想される動作状態の変化情報を生成して状態レジスタに出力する対処方法検索手段と、
    前記状態レジスタに保持された動作状態の変化情報と前記動作状態検出手段の出力である前記対処コマンド実行後の前記サービス実行手段の動作状態を比較して、対処コマンドによる復旧または回避の成否を判定し、その結果に応じて前記優先度情報を修正する効果判定手段と、
    を含むことを特徴とする障害復旧装置。
  2. a)動作状態検出手段が、サービス実行手段の動作状態を検出するステップ
    b)対処方法検索手段が、前記サービス実行手段で障害が発生した場合の動作状態または障害の前兆と推測される動作状態を判定するための条件式とその動作状態になった場合に障害を復旧または回避するための対処コマンドとルール間の適用順序の優先度情報とを含む複数の障害対処ルールを蓄積するルール蓄積手段から、前記動作状態検出手段で検出された前記サービス実行手段の現在の動作状態に合致する条件式を持つルールを取り出し、その優先度情報に応じて順次試行するとともに、前記現在の動作状態に合致した条件式の否定から前記対処コマンドを実行した後に変化すると予想される動作状態の変化情報を生成して状態レジスタに出力するステップ
    c)前記動作状態検出手段が、前記対処コマンド実行後の前記サービス実行手段の動作状態を検出するステップ
    d)効果判定手段が、前記状態レジスタに保持された動作状態の変化情報と前記動作状態検出手段の出力である前記対処コマンド実行後の前記サービス実行手段の動作状態を比較して、対処コマンドによる復旧または回避の成否を判定し、その結果に応じて前記優先度情報を修正するステップ
    を含むことを特徴とする障害復旧方法。
  3. コンピュータを、サービス実行手段の動作状態を検出する動作状態検出手段、前記サービス実行手段で障害が発生した場合の動作状態または障害の前兆と推測される動作状態を判定するための条件式とその動作状態になった場合に障害を復旧または回避するための対処コマンドとルール間の適用順序の優先度情報とを含む複数の障害対処ルールを蓄積するルール蓄積手段から、前記動作状態検出手段で検出された前記サービス実行手段の現在の動作状態に合致する条件式を持つルールを取り出し、その優先度情報に応じて順次試行するとともに、前記現在の動作状態に合致した条件式の否定から前記対処コマンドを実行した後に変化すると予想される動作状態の変化情報を生成して状態レジスタに出力する対処方法検索手段、前記状態レジスタに保持された動作状態の変化情報と前記動作状態検出手段の出力である前記対処コマンド実行後の前記サービス実行手段の動作状態を比較して、対処コマンドによる復旧または回避の成否を判定し、その結果に応じて前記優先度情報を修正する効果判定手段、として機能させるプログラム。
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