JP5451245B2 - 切断ブレード - Google Patents

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本発明は、例えば水晶や石英等の硬脆材料の精密切断加工に使用される切断ブレードに関するものである。
従来、半導体製品などに用いられる水晶や石英等の硬脆材料(被切断材)に溝加工を施したり、切断することによって個片化したりする加工には、高精度が要求されており、このような溝加工や切断加工等(以下「切断加工」と省略する)には、円形薄板状の切断ブレードが使用されている。とりわけ、被切断材として、水晶等のようにチッピングの生じやすい硬脆材料を精密切断加工する場合には、被切断材に及ぼされる加工負荷の衝撃を緩和するため、弾性のある樹脂相内にダイヤモンド砥粒を分散したレジンボンド砥石からなる切断ブレードを用いて、チッピングを抑制させている。
また、近年では、半導体部品の製品歩留まりの向上を目的として、このような切断ブレードを極薄刃に形成することが要求されている。しかしながら、レジンボンド砥石からなる切断ブレードを単に極薄刃に形成した場合、その剛性を確保することが難しく、加工中に切断ブレードが折損することがある。
一方、特許文献1に記載の複合砥石においては、砥石体の長手方向に沿って無機質繊維群を配置し、ダイヤモンド砥粒を混入した合成樹脂を該無機質繊維群に含浸させて固化することで、砥石体の剛性を確保している。
特開2000−263448号公報
しかしながら、切断ブレードの剛性を確保するために、例えば、前述の特許文献1のような構成を用いた場合、下記の課題が生じる。
すなわち、特許文献1の複合砥石のように、無機質繊維群が砥石体の長手方向に沿って配置されている場合、この長手方向に沿う方向の機械的強度はある程度確保されるものの、長手方向に交差する方向の機械的強度は充分に確保できない。このように、機械的強度が向きにより安定しない構成では、切断ブレードのように、回転駆動によって被切断材に切断加工を施すものには適用できなかった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、刃の厚さを極薄に形成しても剛性を充分に確保でき、安定して被切断材を切断加工できる切断ブレードを提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提案している。
すなわち本発明は、砥粒が樹脂相に分散されてなる円形薄板状の基材と、前記基材の外周縁部に形成された切刃と、を有し、前記基材が軸周りに回転されるとともに、前記切刃で被切断材を切断加工する切断ブレードであって、前記基材の厚さ方向の中央部には、前記樹脂相以上の強度を有する網状部材を含む第1クロス層が形成され、前記基材の厚さ方向の端面には、前記樹脂相以上の硬度を有する網状部材を含む第2クロス層が、前記切刃に対応して形成され、前記第1クロス層の網状部材の目開きが、前記砥粒の平均粒径以上に設定され、前記第2クロス層の網状部材の目開きが、前記砥粒の平均粒径以上に設定されていることを特徴とする。
本発明に係る切断ブレードによれば、基材の厚さ方向の中央部に、樹脂相以上の強度の網状部材を含む第1クロス層が形成されているので、基材の剛性が充分に高められている。また、このような第1クロス層が設けられていることにより、基材の靭性が確保されている。すなわち、第1クロス層を有する基材は、その周方向、径方向及び厚さ方向に沿う機械的強度が夫々高められているとともに、加工時の衝撃等に対する破損が確実に防止されるようになっている。従って、この切断ブレードは、刃の厚さを極薄に形成しても剛性を充分に確保でき、安定して被切断材を切断加工できる。
また、基材の厚さ方向の端面に、樹脂相以上の硬度の網状部材を含む第2クロス層が、切刃に対応して形成されているので、切刃の耐摩耗性が向上する。
すなわち、従来では、基材の厚さ方向の端面において切刃に対応する位置には、樹脂相が露出していたので、切断ブレードの切刃の耐摩耗性が充分とは言えず、切断加工を進めるうちに、切刃の厚さが該切断ブレードの径方向内側から外側に向かうに連れて漸次薄くなるように摩耗する現象、所謂「刃痩せ」が生じて、加工精度が確保できなかった。一方、本発明では、前記端面に第2クロス層が設けられていることで、このような切刃の刃痩せが抑制されることから、長期に亘り安定して精度の高い切断加工が行える。
また、第2クロス層の網状部材の目開きが、砥粒の平均粒径以上に設定されているので、砥粒が、該網状部材の網目内に配置されやすくなるとともに、第2クロス層の外面に露出される。このように、基材の第2クロス層の外面に砥粒が露出することにより、該第2クロス層の偏摩耗が防止される。詳しくは、第2クロス層の外面における刃痩せ等が防止される。従って、この切断ブレードで切断加工された製品の精度が充分に確保されるとともに、製品歩留まりが向上する。
また、本発明に係る切断ブレードにおいて、前記第1、第2クロス層が、ガラスクロスからなることとしてもよい。
また、本発明に係る切断ブレードにおいて、前記第1クロス層の厚さ寸法T1の、前記基材の厚さ寸法Tに対する比(T1/T)が、1/10〜1/3.3の範囲内に設定されていることとしてもよい。
また、本発明に係る切断ブレードにおいて、前記第1クロス層の硬度が、前記樹脂相の硬度以上とされ、前記第1クロス層の硬度の、前記樹脂相の硬度に対する比(第1クロス層の硬度/樹脂相の硬度)が、1.014〜1.4の範囲内に設定されていることとしてもよい。
本発明に係る切断ブレードによれば、刃の厚さを極薄に形成しても剛性を充分に確保でき、安定して被切断材を切断加工できる。
本発明の一実施形態に係る切断ブレードを示す平面図である。 図1のA−A断面を示す側断面図である。 図2のB部を拡大して示す部分側断面図である。 本発明の一実施形態に係る切断ブレードの製造手順を説明する図である。 切断ブレードで溝入れ加工を施したカーボン素材において、溝の断面形状を拡大して説明する断面図である。
本実施形態の切断ブレード10は、例えば、水晶や石英等の硬脆材料からなる被切断材の精密切断加工に用いられる。図1〜図3に示すように、切断ブレード10は、円形薄板状の基材1からなり、この基材1の中央には円形状の取付孔2が形成されている。切断ブレード10は、この取付孔2を用いて不図示の切断加工装置の主軸に装着されるようになっている。そして、切断ブレード10は、その中心軸(以下「軸」)O周りに回転されつつ軸Oに垂直な方向に送り出されることにより、基材1の外周縁部の切刃1Aを被切断材に切り込んで、切断加工する。
詳しくは、この切断ブレード10は、例えば、外径が58mm程度、取付孔2の内径が40mm程度とされ、軸O方向に沿う厚さ寸法Tが50〜1000μmの範囲内に設定されている。
基材1は、フェノール樹脂やエポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂(樹脂材料)が固化し形成された樹脂相からなり、この樹脂相には、ダイヤモンド砥粒(砥粒)3が分散されている。ダイヤモンド砥粒3は、例えば、その平均粒径が37μm〜513μm(粒度#400〜#30)の範囲内に設定されている。
また、基材1の樹脂相は、例えば、そのヤング率(縦弾性係数)が2000〜6000MPaの範囲内に設定されている。
また、基材1の樹脂相のロックウェル硬さは、50〜70HRCの範囲内に設定されている。
また、基材1の厚さ方向の中央部には、前述した樹脂相以上の強度を有する網状部材を含む第1クロス層4が形成されている。第1クロス層4は、その平面視の外形が、基材1の平面視における外形と同一に設定されている。詳しくは、基材1の径方向に沿う取付孔2から切刃1Aまでの距離(径方向に沿う幅寸法)Wと、第1クロス層4の径方向の内方を向く端面から径方向の外方を向く端面までの距離W1は、同一に設定されている。
また、第1クロス層4の前記網状部材は、SiOのガラスクロス4Aからなり、このガラスクロス4Aは、例えば複数のガラス素線を平網状に編むように形成されている。ガラスクロス4Aは、その網目が矩形状又は正方形状に夫々形成されていて、前記ガラス素線のうち同一方向に延びるようにして隣り合うガラス素線同士の内寸、すなわち所謂「目開き」は、例えば、40μm〜550μmの範囲内に設定されている。
詳しくは、第1クロス層4のガラスクロス4Aの目開きは、ダイヤモンド砥粒3の平均粒径以上に設定されている。このような目開きの設定により、第1クロス層4のガラスクロス4Aの網目内には、樹脂相が充填されているとともにダイヤモンド砥粒3が配置されている。
また、第1クロス層4の厚さ寸法T1は、ダイヤモンド砥粒3の平均粒径以下に設定されている。詳しくは、第1クロス層4の厚さ寸法T1は、例えば、10〜330μmの範囲内に設定されており、前記厚さ寸法T1と基材1の厚さ寸法Tとの比が、T1/T=1/10〜1/3.3の範囲内に設定されている。
また、第1クロス層4は、例えば、そのヤング率が4000〜10000MPaの範囲内に設定されている。詳しくは、第1クロス層4におけるヤング率及び剛性率は、基材1の樹脂相におけるヤング率及び剛性率以上に夫々設定されていて、第1クロス層4の機械的強度は、前記樹脂相の機械的強度以上とされている。
また、第1クロス層4は、例えば、そのロックウェル硬さが、71〜95HRCの範囲内に設定されている。詳しくは、第1クロス層4の硬度は、基材1の樹脂相の硬度以上とされており、第1クロス層4の硬度/基材1の樹脂相の硬度=1.014〜1.4の範囲内に設定されている。
また、基材1の厚さ方向の両端面には、前述した樹脂相以上の硬度を有する網状部材を含む第2クロス層5が、前記切刃1Aに対応して夫々形成されている。これらの第2クロス層5は、その平面視の外形が、基材1の外周縁部に対応する円環形状とされている。また、第2クロス層5の径方向の内方には、基材1の樹脂相が配置されている。第2クロス層5の厚さ方向の外方を向く面(以下「外面」とする)は、該第2クロス層5の径方向内方に配置された樹脂相の外面に面一とされている。
また、第2クロス層5の径方向の内方を向く端面から径方向の外方を向く端面までの距離(径方向に沿う幅寸法)W2は、基材1の径方向に沿う幅寸法Wに対して、W2/W=1/6〜6/5の範囲内に設定されている。
また、第2クロス層5の前記網状部材は、SiOのガラスクロス5Aからなり、このガラスクロス5Aは、例えば複数のガラス素線を平網状に編むようにして形成されている。本実施形態では、第2クロス層5に用いられるガラスクロス5Aと、第1クロス層4に用いられるガラスクロス4Aとが、同一部材からなる。
第2クロス層5のガラスクロス5Aの目開きは、例えば、40μm〜550μmの範囲内に設定されている。詳しくは、第2クロス層5のガラスクロス5Aの目開きは、ダイヤモンド砥粒3の平均粒径以上に設定されている。このような目開きの設定により、第2クロス層5のガラスクロス5Aの網目内には、樹脂相が充填されているとともにダイヤモンド砥粒3が配置されている。
また、第2クロス層5の厚さ寸法T2は、例えば、10〜330μmの範囲内に設定されている。詳しくは、厚さ寸法T2は、ダイヤモンド砥粒3の平均粒径の1/2以下に設定されている。
また、第2クロス層5は、例えば、そのロックウェル硬さが、71〜95HRCの範囲内に設定されている。詳しくは、第2クロス層5の硬度は、基材1の樹脂相の硬度以上とされており、第2クロス層5の硬度/基材1の樹脂相の硬度=1.014〜1.4の範囲内に設定されている。
次に、切断ブレード10を製造する手順について説明する。
まず、図4(a)に示すように、第1クロス層4となるガラスクロス4Aと、第2クロス層5となるガラスクロス5Aと、樹脂相となるシート部材11と、を用意する。尚、ガラスクロス5A及びシート部材11は、夫々一対ずつ用意する。
ガラスクロス4A及びガラスクロス5Aとしては、公知のガラスクロス(JIS R 3414)等を用いることができる。ガラスクロス4Aは、平面視で円形状に形成されている。また、ガラスクロス5Aは、平面視で円環形状に形成されている。
また、シート部材11は樹脂材料からなり、予め次のように形成されている。
すなわち、まず、シート部材11の原料となる粉状又は粒状の熱硬化性樹脂(樹脂材料)に、前述の平均粒径に設定されたダイヤモンド砥粒3からなるダイヤモンド粉末、及び、有機溶剤を混ぜて泥漿(スラリー)を作り、このスラリー内にダイヤモンド砥粒3が均一に分散されるように混合する。
次いで、このスラリーを、ドクターブレード法を用いて厚さ調整し、フィルム状に成形する。
次に、フィルム状とされたスラリー内の有機溶剤を熱風等により気化させ、乾燥させた後、平面視で円形状になるように成形する。このようにして、ダイヤモンド砥粒3を分散した樹脂材料からなるシート部材11が形成される。尚、この状態において、シート部材11は固化してはいない。
次いで、前述のように用意したガラスクロス4A、5A、及び、シート部材11を、ホットプレス装置(不図示)の金型内に配置する。詳しくは、この金型内に、図4(a)に示すように、下から上へ向けてガラスクロス5A、シート部材11、ガラスクロス4A、シート部材11、ガラスクロス5Aの順となるように、ガラスクロス4A、5A及びシート部材11を積層させて配置する。すなわち、厚さ方向の最も外側に一対のガラスクロス5Aが夫々配置され、これらのガラスクロス5Aの厚さ方向の内側に隣接してシート部材11が夫々配置され、これらのシート部材11の間にガラスクロス4Aが配置されるように積層する。
この状態で、ホットプレスによる熱間成型を行う。詳しくは、ガラスクロス4A、5A及びシート部材11を厚さ方向に圧縮するとともに、シート部材11のダイヤモンド砥粒3及び前記樹脂材料をガラスクロス4A、5Aの網目内に充填させ、加熱により前記樹脂材料を固化して樹脂相を形成する。このように樹脂材料が焼き固められることで、樹脂相にダイヤモンド砥粒3及びガラスクロス4A、5Aが一体化されてなる基材1が作製される。
次いで、図4(b)に示すように、基材1の外周縁部に研削・研磨加工を施して該基材1の外形を形成するとともに、切刃1Aを形成する。また、基材1の平面視中央部に、取付孔2を形成する。
このようにして、切断ブレード10が製造される。
尚、切断ブレード10の製造方法は、前述したものに限定されない。すなわち、前述の製造手順においては、予めドクターブレード法を用いて成形したシート部材11と、ガラスクロス4A、5Aとを別々に用意して、これらを積層させた状態で厚さ方向に圧縮することで、ガラスクロス4A、5Aの網目内に樹脂材料及びダイヤモンド砥粒3を充填させることとしたが、これに限定されるものではない。詳しくは、例えば、ガラスクロス4A、5A上に予め前記スラリーを載せた後、ドクターブレード法を用いてこれらをフィルム状に成形することで、ガラスクロス4A、5Aの網目内に樹脂材料及びダイヤモンド砥粒3を押し込んで充填させて、前述した熱間成型を行うこととしてもよい。
以上説明したように、本実施形態に係る切断ブレード10によれば、基材1の厚さ方向の中央部に、樹脂相以上の強度のガラスクロス4Aを含む第1クロス層4が形成されているので、基材1の剛性が充分に高められている。また、このような第1クロス層4が設けられていることにより、基材1の靭性が確保されている。
すなわち、第1クロス層4を有する基材1は、その周方向、径方向及び厚さ方向に沿う機械的強度が夫々高められているとともに、加工時の衝撃等に対する破損が確実に防止されるようになっている。従って、この切断ブレード10は、刃の厚さを極薄に形成しても剛性を充分に確保でき、安定して被切断材を切断加工できる。
また、第1クロス層4の厚さ寸法T1と基材1の厚さ寸法Tとの比が、T1/T=1/10〜1/3.3の範囲内に設定されているので、前述の機械的強度が充分に確保されつつも自生発刃の作用が活発となり、安定した切断加工が行える。すなわち、前記T1/Tが、1/10よりも小さく設定された場合には、基材1の機械的強度が充分に確保できないことがある。また、前記T1/Tが、1/3.3を超えて設定された場合には、切刃1Aに露出する樹脂相の部分が少なくなり、自生発刃の作用が活発に行われないことがある。この場合、摩耗したダイヤモンド砥粒3が刃先に保持されたままの状態で切断加工が行われることになり、安定した加工を行うことが難しくなる。
また、第1クロス層4の硬度が、基材1の樹脂相の硬度以上に設定され、第1クロス層4の硬度と基材1の樹脂相の硬度との比が、第1クロス層4の硬度/基材1の樹脂相の硬度=1.014〜1.4の範囲内に設定されているので、切刃1Aの前記厚さ方向に沿う偏摩耗が防止される。
すなわち、前記第1クロス層4の硬度/基材1の樹脂相の硬度の値が、1.014よりも小さく設定された場合には、基材1の剛性が充分に確保できないことがある。また、前記第1クロス層4の硬度/基材1の樹脂相の硬度の値が、1.4を超えて設定された場合には、前記樹脂相に比べて第1クロス層4が摩耗しづらくなり、切刃1Aの前記厚さ方向に沿う中央部が他の部分よりも径方向外方へ向けて突出することになる。このように、切刃1Aに凹凸差(偏摩耗)が生じて、切断加工が安定しなくなる。
また、この切断ブレード10は、基材1の厚さ方向の両端面に、樹脂相以上の硬度のガラスクロス5Aを含む第2クロス層5が、切刃1Aに対応して夫々形成されているので、切刃1Aの耐摩耗性が向上する。
すなわち、従来では、基材の厚さ方向の両端面において切刃に対応する位置には、樹脂相が夫々露出していたので、切断ブレードの切刃の耐摩耗性が充分とは言えず、切断加工を進めるうちに、切刃の厚さが該切断ブレードの径方向内側から外側に向かうに連れて漸次薄くなるように摩耗する現象、所謂「刃痩せ」が生じて、加工精度が確保できなかった。一方、本実施形態の切断ブレード10によれば、基材1の前記両端面に第2クロス層5が夫々設けられていることで、このような切刃1Aの刃痩せが抑制されることから、長期に亘り安定して精度の高い切断加工が行える。
また、第2クロス層5のガラスクロス5Aの目開きが、ダイヤモンド砥粒3の平均粒径以上に設定されているので、ダイヤモンド砥粒3が、該ガラスクロス5Aの網目内に配置されやすくなるとともに、第2クロス層5の外面に露出される。このように、基材1の第2クロス層5の外面にダイヤモンド砥粒3が露出することにより、該第2クロス層5の偏摩耗が防止される。詳しくは、第2クロス層5の外面における刃痩せ等が防止される。従って、この切断ブレード10で切断加工されたチップ等の製品の精度が確保されるとともに、製品歩留まりが向上する。
また、第2クロス層5の硬度と基材1の樹脂相の硬度との比が、第2クロス層5の硬度/基材1の樹脂相の硬度=1.014〜1.4の範囲内に設定されているので、切刃1Aの前記厚さ方向に沿う偏摩耗が防止される。
すなわち、前記第2クロス層5の硬度/基材1の樹脂相の硬度の値が、1.014よりも小さく設定された場合には、第2クロス層5の耐摩耗性が充分に確保できず、刃痩せが生じることがある。また、前記第2クロス層5の硬度/基材1の樹脂相の硬度の値が、1.4を超えて設定された場合には、前記樹脂相に比べて第2クロス層5が摩耗しづらくなり、切刃1Aの前記厚さ方向に沿う両端部が他の部分よりも径方向外方へ向けて突出することになる。このように、切刃1Aに凹凸差(偏摩耗)が生じて、切断加工が安定しなくなる。
また、前述した切断ブレード10の製造方法を用いることにより、このような作用効果を奏する切断ブレード10を比較的簡便に製造することができる。
尚、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、本実施形態では、砥粒としてダイヤモンド砥粒3を用いたが、これに限定されるものではなく、例えば、ダイヤモンド砥粒3以外のcBN砥粒等を用いても構わない。
また、第1、第2クロス層4、5の各網状部材が、夫々ガラスクロス4A、5Aからなることとしたが、これに限定されるものではない。すなわち、第1、第2クロス層4、5の各網状部材として、例えば、ガラスクロス4A、5A以外のセラミックスクロス4A、5A等を用いても構わない。
また、ガラスクロス4A、5Aが同一部材からなることとして説明したが、ガラスクロス4A、5Aは、互いに材質、目開き等が異なる別部材同士であってもよい。
また、ガラスクロス4A、5Aは、複数のガラス素線を平網状に編むように(すなわち平織網状に)夫々形成されていることとしたが、これに限定されるものではなく、例えば、ガラスクロス4A、5Aが、複数のガラス素線を平織網状以外の綾織網状や平畳織網状等に編むように夫々形成されていてもよい。
また、ガラスクロス4A、5Aの網目が、矩形状又は正方形状に夫々形成されていることとしたが、それ以外の多角形状や円形状等に夫々形成されていても構わない。
以下、本発明を実施例により具体的に説明する。ただし本発明はこの実施例に限定されるものではない。
[実施例1]
実施例1として、基材1の直径(外径)は58mm、取付孔2の内径は40mm、基材1の厚さ寸法Tが300μmに設定された切断ブレード10を用意した。
尚、この切断ブレード10の製造は、下記のようにして行った。
原料には、基材1の樹脂相となる樹脂材料として、フェノール樹脂(昭和高分子株式会社製:BRP5417)を用い、ダイヤモンド砥粒3として、平均粒径62μm(粒度#230)に設定されたダイヤモンド粉末を用いた。そして、フェノール樹脂とダイヤモンド粉末とが、体積比でフェノール樹脂:ダイヤモンド粉末=3:1となるように秤量し、これらに有機溶剤としてIPA(イソプロパノール)溶媒7mlを加え前記フェノール樹脂を溶解させた。このようにして、樹脂材料、ダイヤモンド砥粒3及び有機溶剤からなるスラリーを作製し、該スラリー内においてダイヤモンド砥粒3が均一に分散するように混合した。
次いで、ドクターブレード法を用いて、このスラリーを狙い厚さ0.3mmのフィルム状に形成し熱風を当て乾燥した後、φ70mmの円板状にくり抜いて、シート部材11を形成した。尚、乾燥後のシート部材11の厚さ寸法は180μmであった。
一方、ガラスクロス4A、5Aとしては、ガラス素線径φ35μm、目開き100μm、厚さ寸法70μmに設定されたガラスクロス素材を用いた。そして、このガラスクロス素材を、平面視で円形状に形成してガラスクロス4Aとした。また、ガラスクロス素材を、平面視で円環形状に形成してガラスクロス5Aとした。尚、ガラスクロス4A、5Aの外径はともにφ70mmとした。
次いで、ガラスクロス4A、5A、及び、シート部材11を、ホットプレス装置の金型内に図4(a)に示すように配置した。詳しくは、厚さ方向(図4における上下方向)の最も外側に一対のガラスクロス5Aを夫々配置し、これらのガラスクロス5Aの厚さ方向の内側に隣接してシート部材11を夫々配置し、これらのシート部材11の間にガラスクロス4Aを配置して積層した。
この状態で、ホットプレスによる熱間成型を行った。詳しくは、圧力(荷重):9.8Mpa、加熱温度:180℃(熱板温度:200℃)、加熱時間:30分の条件で熱間成型を行い、ガラスクロス4A、5A、及び、シート部材11を厚さ方向に圧縮して一体化させるとともに焼き固めた。尚、ガラスクロス4A、5A、及び、シート部材11をこのように熱間成型して得られた円板体の厚さ寸法が、基材1の厚さ寸法T:300μmとされる。
最後に、この円板体の内外周に研削・研磨加工を施して、基材1の形状を得た。
次いで、この切断ブレード10を切断加工装置に装着し、被切断材として、銅配線及び樹脂を配設したガラスエポキシ樹脂基板を用い、該ガラスエポキシ樹脂基板を連続して切断加工して、チップを作製した。尚、この切断加工は、フランジ:φ52mm、主軸回転数:20000min−1、送り速度:50mm/secの条件下で行った。
そして、切断加工の切断長が、100m、500m、1000mに達した時点において、切断後のチップにおける上下差(刃痩せ)を夫々測定した。結果を、表1として示す。また、前記切断長が、100m、500m、1000mに達した夫々の時点において、図5に示すように、この切断ブレード10を用いカーボン素材Cに溝入れ加工を行って、形成された溝Sの断面形状を観察し、該溝Sの底面における凹凸差L(切刃1Aの偏摩耗量)を確認した。結果を表2として示す。
また、これらの結果に対する評価を、ダイヤモンド砥粒3の平均粒径、ガラスクロス4A、5Aの目開きの設定とともに、表3として示す。
[実施例2]
また、実施例2として、ガラスクロス4Aに目開き100μmのガラスクロス素材を用い、ガラスクロス5Aに目開き80μmのガラスクロス素材を用いて切断ブレード10を製造した。それ以外は実施例1と同様の条件として、前述の各試験を行った。
[参考例3]
また、参考例3として、ガラスクロス4Aに目開き100μmのガラスクロス素材を用い、ガラスクロス5Aに目開き60μmのガラスクロス素材を用いて切断ブレード10を製造した。それ以外は実施例1と同様の条件として、前述の各試験を行った。
[参考例4]
また、参考例4として、ガラスクロス4Aに目開き100μmのガラスクロス素材を用い、ガラスクロス5Aに目開き40μmのガラスクロス素材を用いて切断ブレード10を製造した。それ以外は実施例1と同様の条件として、前述の各試験を行った。
[実施例5]
また、実施例5として、ガラスクロス4Aに目開き80μmのガラスクロス素材を用い、ガラスクロス5Aに目開き100μmのガラスクロス素材を用いて切断ブレード10を製造した。それ以外は実施例1と同様の条件として、前述の各試験を行った。
[実施例6]
また、実施例6として、ガラスクロス4Aに目開き80μmのガラスクロス素材を用い、ガラスクロス5Aに目開き80μmのガラスクロス素材を用いて切断ブレード10を製造した。それ以外は実施例1と同様の条件として、前述の各試験を行った。
[参考例7]
また、参考例7として、ガラスクロス4Aに目開き80μmのガラスクロス素材を用い、ガラスクロス5Aに目開き60μmのガラスクロス素材を用いて切断ブレード10を製造した。それ以外は実施例1と同様の条件として、前述の各試験を行った。
[参考例8]
また、参考例8として、ガラスクロス4Aに目開き80μmのガラスクロス素材を用い、ガラスクロス5Aに目開き40μmのガラスクロス素材を用いて切断ブレード10を製造した。それ以外は実施例1と同様の条件として、前述の各試験を行った。
[参考例9]
また、参考例9として、ガラスクロス4Aに目開き60μmのガラスクロス素材を用い、ガラスクロス5Aに目開き100μmのガラスクロス素材を用いて切断ブレード10を製造した。それ以外は実施例1と同様の条件として、前述の各試験を行った。
[参考例10]
また、参考例10として、ガラスクロス4Aに目開き60μmのガラスクロス素材を用い、ガラスクロス5Aに目開き80μmのガラスクロス素材を用いて切断ブレード10を製造した。それ以外は実施例1と同様の条件として、前述の各試験を行った。
[参考例11]
また、参考例11として、ガラスクロス4Aに目開き60μmのガラスクロス素材を用い、ガラスクロス5Aに目開き60μmのガラスクロス素材を用いて切断ブレード10を製造した。それ以外は実施例1と同様の条件として、前述の各試験を行った。
[参考例12]
また、参考例12として、ガラスクロス4Aに目開き60μmのガラスクロス素材を用い、ガラスクロス5Aに目開き40μmのガラスクロス素材を用いて切断ブレード10を製造した。それ以外は実施例1と同様の条件として、前述の各試験を行った。
[参考例13]
また、参考例13として、ガラスクロス4Aに目開き40μmのガラスクロス素材を用い、ガラスクロス5Aに目開き100μmのガラスクロス素材を用いて切断ブレード10を製造した。それ以外は実施例1と同様の条件として、前述の各試験を行った。
[参考例14]
また、参考例14として、ガラスクロス4Aに目開き40μmのガラスクロス素材を用い、ガラスクロス5Aに目開き80μmのガラスクロス素材を用いて切断ブレード10を製造した。それ以外は実施例1と同様の条件として、前述の各試験を行った。
[参考例15]
また、参考例15として、ガラスクロス4Aに目開き40μmのガラスクロス素材を用い、ガラスクロス5Aに目開き60μmのガラスクロス素材を用いて切断ブレード10を製造した。それ以外は実施例1と同様の条件として、前述の各試験を行った。
[参考例16]
また、参考例16として、ガラスクロス4Aに目開き40μmのガラスクロス素材を用い、ガラスクロス5Aに目開き40μmのガラスクロス素材を用いて切断ブレード10を製造した。それ以外は実施例1と同様の条件として、前述の各試験を行った。
[比較例1]
一方、比較例1として、ガラスクロス4A、5Aを用いずに切断ブレードを製造した。すなわち、基材の樹脂相にダイヤモンド砥粒3を分散させた公知のレジンボンド砥石からなる切断ブレードを用意した。それ以外は実施例1と同様の条件として、前述の各試験を行った。
[比較例2]
また、比較例2として、ガラスクロス4A、5Aを用いる代わりに、前記特許文献1(特開2000−263448号公報)に記載された無機質繊維(グラスファイバー)を基材の樹脂相内に分散させた切断ブレードを用意した。すなわち、基材のグラスファイバーが、所定の方向を向くように樹脂相内に並列に配置されたものを用いた。それ以外は実施例1と同様の条件として、前述の各試験を行った。
Figure 0005451245
Figure 0005451245
Figure 0005451245
表1及び表3に示すように、実施例1、2、5、6及び参考例3、4、7〜16では、切断長:1000mの時点における刃痩せが30μm以下に抑制されて、切断後のチップの品質が確保されることがわかった。特に、ガラスクロス5Aの目開きがダイヤモンド砥粒3の平均粒径よりも大きく設定された実施例1、2、5、6、及び参考例9、10、13、14については、切断長:1000mの時点における刃痩せが16μm以下に抑えられて、切断加工の精度が大幅に向上することがわかった。また、ガラスクロス5Aの目開きがダイヤモンド砥粒3の平均粒径に略等しい設定とされた参考例3、7、11、15についても、切断長:1000mの時点における刃痩せが25μm以下に抑えられて、切断加工の精度が充分に確保された。
一方、比較例1、2では、切断長:1000mの時点における刃痩せが30μmを超えて、切断後のチップの品質が確保できなかった。
また、表2及び表3に示すように、実施例1、2、5、6及び参考例3、4、7〜12では、切断長:1000mの時点における切刃1Aの偏摩耗量が4μm以下に抑制されて、溝Sの底面の加工精度も充分に確保されることがわかった。
一方、参考例13〜16及び比較例1、2では、切断長:1000mの時点における前記偏摩耗量が4μmを超えることがわかった。
1 基材
1A 切刃
3 ダイヤモンド砥粒(砥粒)
4 第1クロス層
4A ガラスクロス(網状部材)
5 第2クロス層
5A ガラスクロス(網状部材)
10 切断ブレード
O 中心軸(軸)
T 基材の厚さ寸法
T1 第1クロス層の厚さ寸法

Claims (4)

  1. 砥粒が樹脂相に分散されてなる円形薄板状の基材と、前記基材の外周縁部に形成された切刃と、を有し、
    前記基材が軸周りに回転されるとともに、前記切刃で被切断材を切断加工する切断ブレードであって、
    前記基材の厚さ方向の中央部には、前記樹脂相以上の強度を有する網状部材を含む第1クロス層が形成され
    前記基材の厚さ方向の端面には、前記樹脂相以上の硬度を有する網状部材を含む第2クロス層が、前記切刃に対応して形成され、
    前記第1クロス層の網状部材の目開きが、前記砥粒の平均粒径以上に設定され、
    前記第2クロス層の網状部材の目開きが、前記砥粒の平均粒径以上に設定されていることを特徴とする切断ブレード。
  2. 請求項に記載の切断ブレードであって、
    前記第1、第2クロス層が、ガラスクロスからなることを特徴とする切断ブレード。
  3. 請求項1又は2に記載の切断ブレードであって、
    前記第1クロス層の厚さ寸法T1の、前記基材の厚さ寸法Tに対する比(T1/T)が、1/10〜1/3.3の範囲内に設定されていることを特徴とする切断ブレード。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の切断ブレードであって、
    前記第1クロス層の硬度が、前記樹脂相の硬度以上とされ、
    前記第1クロス層の硬度の、前記樹脂相の硬度に対する比(第1クロス層の硬度/樹脂相の硬度)が、1.014〜1.4の範囲内に設定されていることを特徴とする切断ブレード。
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