JP5451232B2 - 評価方法、測定方法、プログラム、露光方法、デバイスの製造方法、測定装置、調整方法、露光装置、処理装置及び処理方法 - Google Patents

評価方法、測定方法、プログラム、露光方法、デバイスの製造方法、測定装置、調整方法、露光装置、処理装置及び処理方法 Download PDF

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Description

本発明は、評価方法、測定方法、プログラム、露光方法デバイスの製造方法、測定装置、調整方法、露光装置、処理装置及び処理方法に関する。
画像処理や信号処理では、サンプリングされたデータ(サンプリングデータ)を直交関数(直交多項式)を用いて表現する場合がある。例えば、光学の分野では、露光装置の投影光学系の波面収差を、瞳座標の直交関数としてZernike多項式を用いて表現している。
光学の分野において、Zernike多項式によるフィッティングが用いられる理由は、2つに大別される。第1の理由は、Zernike多項式が円形領域で直交しているからである。第2の理由は、Zernike多項式の各項が光学系の収差と対応しているため、収差論的な取り扱いが容易であるからである。Zernike多項式の各項(r−θ座標)は、以下のように表される。
Z1=1
Z2=rcos(θ)
Z3=rsin(θ)
Z4=2r−1
Z5=rcos(2θ)
Z6=rsin(2θ)
Z7=(3r−2r)cos(θ)
Z8=(3r−2r)sin(θ)
Z9=(6r−6r+1)
Z10=rcos(3θ)
Z11=rsin(3θ)
Z12=(4r−3r)cos(2θ)
Z13=(4r−3r)sin(2θ)
Z14=(10r−12r+3r)cos(θ)
Z15=(10r−12r+3r)sin(θ)
Z16=(20r−30r+12r−1)
Z17=rcos(4θ)
Z18=rsin(4θ)
Z19=(5r−4r)cos(3θ)
Z20=(5r−4r)sin(3θ)
Z21=(15r−20r+6r)cos(2θ)
Z22=(15r−20r+6r)sin(2θ)
Z23=(35r−60r+30r−4r)cos(θ)
Z24=(35r−60r+30r−4r)sin(θ)
Z25=(70r−140r+90r−20r+1)
Z26=rcos(5θ)
Z27=rsin(5θ)
Z28=(6r−5r)cos(4θ)
Z29=(6r−5r)sin(4θ)
Z30=(21r−30r+10r)cos(3θ)
Z31=(21r−30r+10r)sin(3θ)
Z32=(56r−105r+60r−10r)cos(2θ)
Z33=(56r−105r+60r−10r)sin(2θ)
Z34=(126r−280r+210r−60r+5r)cos(θ)
Z35=(126r−280r+210r−60r+5r)sin(θ)
Z36=(252r10−630r+560r−210r+30r−1)
投影光学系の波面収差は、一般には、干渉計を用いて測定される(特許文献1乃至3参照)。例えば、フィゾー型の干渉計を用いた場合、投影光学系を通過した被検光とフィゾー面で反射した参照光との干渉縞を、複数の画素で構成された撮像面を有する撮像素子で撮像する。そして、撮像素子で撮像した干渉縞の強度から位相計算を行い、Zernike多項式をフィッティングさせることで投影光学系の波面収差を求めている。
特開2000−277411号公報 特開2002−022608号公報 特開2008−277632号公報
従来技術においては、干渉計自体のキズ(光学系の製造誤差やステージ誤差など)や外乱による干渉縞のビジビリティの劣化などに起因して、位相計算を正しく行えない場合がある。このような場合には、位相計算が正しく行われなかった画素を無効(欠落点)とし、有効画素(即ち、位相計算が正しく行われた画素)の数に基づいて、各画素の画像データ(サンプリングデータ)の異常検知を行っている。
しかしながら、有効画素数による異常検知では、例えば、評価関数であるZernike多項式に対するサンプリングデータの信頼性(直交性)が評価できていない。具体的には、欠落点が同じ数であっても、瞳周辺の欠落点と瞳中央の欠落点ではZernike多項式への寄与率が異なるため、発生する誤差量が異なり、有効画素数による異常検知では厳密性に欠けている。また、投影光学系の波面収差に限らず、欠落を含むサンプリングデータに対して直交関数をフィッティングさせる場合、かかる直交関数に対するサンプリングデータの信頼性を評価する必要がある。
そこで、本発明は、このような従来技術の課題に鑑みてなされ、測定またはサンプリングの信頼性の評価に有利な技術を提供することを例示的目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一側面としての評価方法は、k番目の点をx、点xの測定値をwとするn個のサンプリングデータ(x、w)に対して、n個のサンプリングデータの全てが有効である場合に直交性を有する複数の直交関数のm項の線形結合で表されるF(x)=Σa(x)をフィッティングさせる場合のサンプリングデータの信頼性を評価する評価方法であって、前記n個のサンプリングデータのうちに測定値w が有効でない点x がある場合、測定値wが有効である点xについて、g(x)g(x)の総和Err=ΣΣ∫|g(x)g(x)dk|(但し、i≠j)を算出する算出ステップと、前記算出ステップで算出した総和Errが閾値以下の場合に、前記サンプリングデータに信頼性があると評価する評価ステップと、を有することを特徴とする。
本発明の更なる目的又はその他の側面は、以下、添付図面を参照して説明される好ましい実施形態によって明らかにされるであろう。
本発明によれば、例えば、測定またはサンプリングの信頼性の評価に有利な技術を提供することができる。
サンプリングデータの一例としての投影光学系の波面収差マップを示す図である。 図1に示す波面収差マップに対してZernike多項式をフィッティングさせた結果を示す図である。 フィゾー型の干渉計の構成の一例を示す概略図である。 式2の計算結果(サンプリングデータに欠落がない場合)をマトリックスで表した図である。 式3の計算結果(サンプリングデータに欠落がある場合)をマトリックスで表した図である。 投影光学系の波面収差の測定方法を説明するためのフローチャートである。 サンプル波面に対して、第1項から第36項までを用いたZernike多項式をフィッティングさせたときの各項の係数と第1項から第169までを用いたZernike多項式をフィッティングさせたときの各項の係数との差を示す図である。 投影光学系の波面収差の測定方法を説明するためのフローチャートである。 露光装置の構成の一例を示す概略図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施の形態について説明する。なお、各図において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
以下の実施形態では、サンプリングデータ(離散サンプリング結果)を投影光学系の波面収差とし、サンプリングデータに対してフィッティングさせる直交関数をZernike多項式として説明する。投影光学系の波面収差マップの一例を図1に示す。図1において、XY平面は、投影光学系の瞳上の各点に対応する。図2は、図1に示す波面収差マップに対してZernike多項式をフィッティングさせた結果を示す図である。図2を参照するに、図1に示す波面収差(位相情報)が精度よく再現されていることがわかる。
なお、投影光学系の波面収差は、例えば、図3に示すようなフィゾー型の干渉計を用いて測定することができる。光源31から射出したレーザ光は、引き回し光学系32を介して、TSレンズ33に入射する。TSレンズ33に入射したレーザ光は、TSレンズ33のフィゾー面(参照面)で参照光(フィゾー面で反射される光)と被検光(フィゾー面を透過する光)とに分離される。フィゾー面を透過した被検光は、被検光学系としての投影光学系34を透過し、反射ミラー35で反射され、略同一光路で引き回し光学系32に戻り、撮像素子36に到達する。また、フィゾー面で反射された参照光は、略同一光路で引き回し光学系32に戻り、撮像素子36に到達する。撮像素子36では、被検光と参照光によって形成される干渉縞(干渉パターン)が検出される。制御部37では、撮像素子36で検出された干渉縞(の強度データ)に基づいて、位相計算やZernike多項式によるフィッティングを行い、投影光学系の波面収差を算出する。
<第1の実施形態>
第1の実施形態では、サンプリングデータとしての投影光学系の波面収差に対してZenike多項式をフィッティングさせる際のサンプリングデータの信頼性(直交性)の評価を重点的に説明する。
Zernike多項式は、円形領域(0≦r≦1、0≦θ≦2π)で直交するという特徴を有する。Zernike多項式において、第i項と第j項との直交関係は、以下の式1で表される。なお、ZiはZerike多項式の第i項、ZjはZernike多項式の第j項とする。
ここで、積分領域内のサンプリングデータをn個とし、k番目の点をx、点xの測定値をwとすると、式1は、以下の式2で表すことができる。
図4は、式2の計算結果をマトリックスで表した図である。図4において、横軸は式2のi、縦軸は式2のjに対応し、マトリックスの各点はZernike多項式の第i項とZenike多項式の第j項についての式2の計算結果を示している。図4は、サンプリングデータに欠落がない場合(即ち、サンプリングデータの全てが有効である場合)の計算結果である。図4を参照するに、Zernike多項式の直交性から、対角成分に主に値を有し、非対角成分はほぼ0となる。但し、図4では、表示をわかりやすくするために絶対値を用いており、スケールの最大値と計算結果の最大値とを一致させていない。
一方、例えば、k番目の点xが欠落している場合、点x(の和)は、以下の式3で表されるように、式1の積分から除かれることになる。
図5は、式3の計算結果をマトリックスで表した図である。図5において、横軸は式3のi、縦軸は式3のjに対応し、マトリックスの各点はZernike多項式の第i項とZenike多項式の第j項についての式3の計算結果を示している。図5を参照するに、サンプリングデータが欠落を含む場合には、図4と比較して、非対角成分が大きくなっており、直交性が崩れていることがわかる。但し、図5では、表示をわかりやすくするために絶対値を用いており、スケールの最大値と計算結果の最大値とを一致させていない。
サンプリングデータの信頼性を評価は、波面収差の測定結果の欠落位置情報と式1とを用いて行うことができる。具体的には、まず、以下の式4に従って、n個のサンプリングデータのうち測定値wが有効である点xについて、g(x)g(x)の総和Errを算出する。
そして、総和Errが閾値Cを超えているか否かによって、サンプリングデータの信頼性を評価する。本実施形態では、総和Errと閾値Cとを比較して、総和Errが閾値Cに対して以下の式5を満たしていれば、サンプリングデータの信頼性があると評価する(即ち、サンプリングデータの信頼性を保証する)。なお、閾値Cは、シミュレーションベースでのサンプリングデータの欠落、総和Errの値、及び、フィッティング結果の誤差量に基づいて決定される。
このように、本実施形態によれば、サンプリングデータの欠落点の数ではなく、フィッティングさせる直交関数に対するサンプリングデータの直交性を評価することで、サンプリングデータの信頼性をより厳密に評価することができる。
図6を参照して、第1の実施形態におけるサンプリングデータの評価を含む投影光学系の波面収差の測定方法について説明する。本実施形態では、図3に示す干渉計を用いて、投影光学系の波面収差を測定する場合を例に説明する。なお、投影光学系の波面収差を測定する処理は、図3に示す干渉計の制御部37が干渉計の各部を統括的に制御することで実現される。
S602では、投影光学系34の測定対象の像高を通過した被検光が反射ミラー35に入射するように、反射ミラー35を保持するステージを移動する。S604では、測定対象の像高を通過した被検光とTSレンズ33のフィゾー面で反射された参照光との干渉縞を撮像素子36で検出し、干渉縞の強度データを取得する。S606では、S604で取得した干渉縞の強度データに基づいて、測定対象の像高を通過した光の位相計算を行う。S608では、第1の実施形態におけるサンプリングデータの評価に従って、S604の位相計算で算出された位相波面に対してZernike多項式をフィッティングさせる際の位相波面の信頼性を評価する。位相波面の信頼性が保証された(即ち、信頼性がある)場合には、S610において、S604の位相計算で算出された位相波面に対してZernike多項式をフィッティングさせる。一方、位相波面の信頼性が保証されない(即ち、信頼性がない)場合には、S604に戻って、再度、干渉縞の強度データを取得する。S612では、投影光学系34の測定対象の全ての像高の測定が完了したか否かを判定する。全ての像高の測定が完了していない場合には、次の像高の測定を行うために、S602に戻る。一方、全ての像高の測定が完了している場合には、投影光学系の波面収差の測定を終了する。
<第2の実施形態>
第2の実施形態では、第1の実施形態と同様に、サンプリングデータとしての投影光学系の波面収差に対してZenike多項式をフィッティングさせる際のサンプリングデータの信頼性(直交性)の評価を重点的に説明する。第2の実施形態は、フィッティングさせるZernike多項式の項数を変えたときの係数の変化からサンプリングデータの信頼性を評価するため、Zernike多項式の係数ベースでサンプリングデータの信頼性を評価できるという利点がある。
まず、k番目の点をx、点xの測定値をwとするn個のサンプリングデータ(x、w)に対して、m項の直交関数の線形結合で表されるZernike多項式をフィッティングさせる方法について説明する。i番目のサンプリングデータに対してフィッティングさせる関数を、以下の式6(式A、式B、式Cに相当)で定義する。
フィッティング残差の平方和(分散)Φは、以下の式7で表される。
フィッティング残差の平方和Φを最小化するためには、以下の式8に示すように、平方和Φの各項の係数に対する偏微分係数が0になる係数aを算出すればよい。
また、式8は、以下の式9の行列式で表される。
ここで、式10に示すように、G、A、Wを定義すると、式9は、以下の式11(式Dに相当)で表される。
最小自乗解は、式9又は式11を、例えば、Gauss消去法やLU分解で解くことで得られる。
次に、サンプリングデータの信頼性の評価に関して説明する。サンプリングデータに欠落がない(即ち、サンプリングデータに信頼性がある)場合には、フィッティングさせる直交関数の項数にかかわらず同じフィッティング結果が得られるはずである。但し、サンプリングデータに欠落がある(即ち、サンプリングデータに信頼性がない)場合には、フィッティングさせる直交関数の項数を変えると、フィッティング結果が変化してしまう。従って、投影光学系の波面収差に対してフィッティングさせるZernike多項式の項数を変えたときの各項の係数の変化から、サンプリングデータの信頼性を評価することができる。
例えば、n個のサンプリングデータ(x、w)に対して、第1項から第r項までの第1所定項を用いたZerike多項式をフィッティングさせたときの各項の係数をaとする。また、n個のサンプリングデータ(x、w)に対して、第1項から第s項までの第2所定項を用いたZerike多項式をフィッティングさせたときの各項の係数をaとする。なお、第2所定項は、第1所定項を含み、且つ、第1所定項の数より多い(即ち、r<s)ものとする。このとき、Zernike多項式の第i項について、フィッティングに用いるZernike多項式の項数を変えたときの変化Errは、以下の式12で表される。
そして、変化Err(1<i<r)のうち最大の変化をErrmaxとし、変化Errmaxが閾値Cを超えているか否かによって、サンプリングデータの信頼性を評価する。本実施形態では、変化Errmaxと閾値Cとを比較して、変化Errmaxが閾値Cに対して以下の式13を満たしていれば、サンプリングデータの信頼性があると評価する(即ち、サンプリングデータの信頼性を保証する)。なお、閾値Cは、シミュレーションベースでのサンプリングデータの欠落と変化Errmaxとの比較に基づいて決定される。
図7は、サンプル波面に対して、第1項から第36項までを用いたZernike多項式をフィッティングさせたときの各項の係数と第1項から第169までを用いたZernike多項式をフィッティングさせたときの各項の係数との差を示す図である。なお、サンプル波面は、Zernike多項式の第1項から第169項が全て1の形状としている。図7では、横軸にZernike多項式の第1項C1乃至第36項C36を採用し、縦軸に各項の係数の差を採用している。図7を参照するに、サンプリング波面に欠落がない場合、フィッティングさせるZernike多項式の項数を変えても各項の係数の差は小さい。一方、サンプリング波面に欠損がある場合には、フィッティングさせるZernike多項式の項数を変えることで、各項の係数の差が10%程度生じている。
このように、本実施形態によれば、サンプリングデータの欠落点の数ではなく、フィッティングさせる直交関数の項数を変えたときの各係数の変化を評価することで、サンプリングデータの信頼性をより厳密に評価することができる。
図8を参照して、第2の実施形態におけるサンプリングデータの評価を含む投影光学系の波面収差の測定方法について説明する。本実施形態では、図3に示す干渉計を用いて、投影光学系の波面収差を測定する場合を例に説明する。なお、投影光学系の波面収差を測定する処理は、図3に示す干渉計の制御部37が干渉計の各部を統括的に制御することで実現される。
S802では、投影光学系34の測定対象の像高を通過した被検光が反射ミラー35に入射するように、反射ミラー35を保持するステージを移動する。S804では、測定対象の像高を通過した被検光とTSレンズ33のフィゾー面で反射された参照光との干渉縞を撮像素子36で検出し、干渉縞の強度データを取得する。S806では、S804で取得した干渉縞の強度データに基づいて、測定対象の像高を通過した光の位相計算を行う。S808では、S804の位相計算で算出された位相波面に対してZernike多項式をフィッティングさせる。この際、第1項から第r項までの第1所定項を用いたZernike多項式をフィッティングさせる第1のフィッティングと、第1項から第s項までの第2所定項を用いたZerike多項式をフィッティングさせる第2のフィッティングとを行う。S808では、第2の実施形態におけるサンプリンデータの評価に従って、S804の位相波面に対してZernike多項式をフィッティングさせる際の位相波面の信頼性を評価する。位相波面の信頼性が保証された(即ち、信頼性がある)場合には、S812に進む。一方、位相波面の信頼性が保証されない(即ち、信頼性がない)場合には、S804に戻って、再度、干渉縞の強度データを取得する。S812では、投影光学系34の測定対象の全ての像高の測定が完了したか否かを判定する。全ての像高の測定が完了していない場合には、次の像高の測定を行うために、S802に戻る。一方、全ての像高の測定が完了している場合には、投影光学系の波面収差の測定を終了する。
<第3の実施形態>
第3の実施形態では、第1及び第2の実施形態と同様に、サンプリングデータとしての投影光学系の波面収差に対してZenike多項式をフィッティングさせる際のサンプリングデータの信頼性(直交性)の評価を重点的に説明する。第3の実施形態は、第2の実施形態と同様に、フィッティングさせるZernike多項式の項数を変えたときの係数の変化からサンプリングデータの信頼性を評価する。従って、Zernike多項式の係数ベースでサンプリングデータの信頼性を評価できるという利点がある。
n個のサンプリングデータ(x、w)に対して、第1項から第r項までの第1所定項を用いたZerike多項式をフィッティングさせたときの各項の係数をaとする。また、n個のサンプリングデータ(x、w)に対して、第i項のみの第2所定項を用いたZerike多項式をフィッティングさせたときの第i項の係数をaとする。ここで、第2所定項は、第1所定項に含まれる1つの項である(即ち、i≦r)ものとする。このとき、Zernike多項式の第i項について、フィッティングに用いるZernike多項式の項数を変えたときの変化Errは、以下の式14で表される。
そして、変化Err(1<i≦r)のうち最大の変化をErrmaxとし、変化Errmaxが閾値Cを超えているか否かによって、サンプリングデータの信頼性を評価する。本実施形態では、変化Errmaxと閾値Cとを比較して、変化Errmaxが閾値Cに対して以下の式15を満たしていれば、サンプリングデータの信頼性があると評価する(即ち、サンプリングデータの信頼性を保証する)。なお、閾値Cは、シミュレーションベースでのサンプリングデータの欠落と変化Errmaxとの比較に基づいて決定される。
このように、本実施形態によれば、サンプリングデータの欠落点の数ではなく、フィッティングさせる直交関数の項数を変えたときの係数の変化を評価することで、サンプリングデータの信頼性をより厳密に評価することができる。
なお、第3の実施形態におけるサンプリングデータの評価を含む投影光学系の波面収差の測定方法は、第2の実施形態で説明した測定方法(図8)と同様であるため、ここでの詳細な説明は省略する。
<第4の実施形態>
第4の実施形態では、第1乃至第3の実施形態と同様に、サンプリングデータとしての投影光学系の波面収差に対してZenike多項式をフィッティングさせる際のサンプリングデータの信頼性(直交性)の評価を重点的に説明する。第4の実施形態は、フィッティングの途中の行列を操作して、かかる行列の非対角成分の影響度をZenike多項式の各項の係数ベースで比較する。
式10の左辺第1行列は、式1の直交関係を表している。従って、サンプリングデータに欠落がない場合、式10の左辺第1行列の非対角成分はほぼ0になる。一方、サンプリングデータに欠落がある場合には、欠落に起因する直交性の崩れによって、式10の左辺第1行列の非対角成分が値を有することになる。
そこで、式9の左辺第1行列の非対角成分を0に置き換えることで直交性の崩れに起因する誤差を定量化することができる。本実施形態では、式11を、GGの非対角成分を0とした対角行列diag(GG)を用いて、以下の式16(式Eに相当)で表す。なお、A’は、以下の式17で定義される。
式11から求まるZenike多項式の各項の係数をaとし、式16から求めるZenike多項式の各項の係数をa’とする。Zernike多項式の第i項について、係数aと係数a’との変化Errは、以下の式18で表される。
そして、変化Err(1<i<r)のうち最大の変化をErrmaxとし、変化Errmaxが閾値Cを超えているか否かによって、サンプリングデータの信頼性を評価する。本実施形態では、変化Errmaxと閾値Cとを比較して、変化Errmaxが閾値Cに対して以下の式19を満たしていれば、サンプリングデータの信頼性があると評価する(即ち、サンプリングデータの信頼性を保証する)。なお、閾値Cは、シミュレーションベースでのサンプリングデータの欠落と変化Errmaxとの比較に基づいて決定される。
このように、本実施形態によれば、サンプリングデータの欠落点の数ではなく、フィッティング途中の行列を操作することで、サンプリングデータの信頼性をより厳密に評価することができる。
<第5の実施形態>
第5の実施形態では、投影光学系の波面収差を測定するフィゾー型の干渉計を備えた露光装置について説明する。なお、露光装置の光源がエキシマレーザーである場合、可干渉距離は数十mm程度であるが、測定対象の投影光学系の全長は約1000mmであるため、一般には、フィゾー型の干渉計を構成することができない。そこで、本実施形態の露光装置は、投影光学系の波面収差の測定に用いる干渉計の光源として、露光光源とは別の測定光源を備えている。
図9を参照するに、波長約193nmのArFエキシマレーザーなどの露光光源902から射出した光は、ビーム整形光学系904によって、光軸に対して対称なビーム形状に整形され、インコヒーレントユニット906に入射する。インコヒーレントユニット906において可干渉性距離が低下された光は、照明光学系908を介して、パターンが形成されたレチクル910を照明する。レチクル910のパターンは、投影光学系912を介して、ウエハ914に結像する。
一方、露光装置に構成された干渉計において、測定光源922から射出した光は、集光系924及びピンホール926を介して、平行ビームを形成するコリメータレンズ928に入射する。ピンホール926の径は、コリメータレンズ928の開口数によって決定されるエアリーディスクと同程度に設定されているため、ピンホール926を通過した光は、ほぼ理想的な球面波となる。コリメータレンズ928は、実質的に、無収差の光学系であるため、コリメータレンズ928から射出する光は、理想的な平面波となる。コリメータレンズ928から射出した光は、ハーフミラー930及びミラー932を介して、対物レンズ934に入射する。ミラー932及び対物レンズ934は、例えば、レチクル910を保持するXYZステージ(不図示)に保持されている。
一般的に、露光装置には、レチクル910とウエハ914とのアライメントを行うために、レチクル910を介してウエハ914の位置を検出するTTRアライメントスコープが備えられている。なお、TTRアライメントスコープは、TTRアライメントスコープをレチクル910上の任意の位置に駆動する駆動機構に保持されている。本実施形態では、TTRアライメントスコープを対物レンズ934として兼用する。これにより、露光時には、投影光学系912の光路上から対物レンズ934を退避させ、投影光学系912の波面収差の測定時には、投影光学系912の光路上に対物レンズ934を配置することができる。また、TTRアライメントスコープの駆動機構を用いることで、露光領域の画面内の複数の点を測定することが可能となる。
対物レンズ934の投影光学系912側の最終面(参照面)の曲率半径は、レチクル910のパターン面までの距離と同一に設定されている。対物レンズ934の最終面で反射した光は、ミラー932、ハーフミラー930及び集光系936を介して、参照光として撮像素子938に入射する。
一方、対物レンズ934を透過した光は、投影光学系912を通過して、ウエハ914を保持するウエハステージに配置された球面ミラー940に入射する。球面ミラー940の曲率半径は、投影光学系912の結像位置までの距離と同一に設定されている。球面ミラー940で反射した光は、投影光学系912、対物レンズ934、ミラー932、ハーフミラー930及び集光系936を介して、被検光として撮像素子938に入射する。
撮像素子938では、被検光と参照光によって形成される干渉縞(干渉パターン)が検出され、かかる干渉縞(の強度データ)に基づいて、位相計算やZernike多項式によるフィッティングを行い、投影光学系の波面収差を算出する。
露光において、露光光源902から発せられた光は、ビーム整形光学系904、インコヒーレントユニット906及び照明光学系908を介して、レチクル910を照明する。レチクル910のパターンを反映する光は、投影光学系912を介して、ウエハ914上に結像する。ここで、投影光学系912は、露光装置に構成されたフィゾー型の干渉計によって、波面収差が測定され、かかる波面収差に基づいて、調整されている。なお、かかる干渉計は、上述した第1の実施形態乃至第4の実施形態のサンプリングデータの信頼性を評価方法によって、信頼性が保証されたサンプリングデータから投影光学系の波面収差を求めている。従って、露光装置においては、投影光学系の波面収差が高精度に測定され、かかる波面収差に基づいて、投影光学系が高精度に調整されている。その結果、露光装置は、高いスループットで経済性よく高品位なデバイス(半導体集積回路素子、液晶表示素子等)を提供することができる。なお、デバイスは、露光装置を用いてフォトレジスト(感光剤)が塗布された基板(ウエハ、ガラスプレート等)を露光する工程と、露光された基板を現像する工程と、その他の周知の工程と、を経ることにより製造される。
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)をネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムコードを読み出して実行する処理である。この場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されないことはいうまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、本実施形態では、サンプリングデータを投影光学系の波面収差とし、サンプリングデータに対してフィッティングさせる直交関数をZernike多項式とした。但し、本発明は、サンプリングデータに対して直交関数をフィッティングさせる全ての場合に適用することができる。

Claims (21)

  1. k番目の点をx、点xの測定値をwとするn個のサンプリングデータ(x、w)に対して、n個のサンプリングデータの全てが有効である場合に直交性を有する複数の直交関数のm項の線形結合で表される
    をフィッティングさせる場合のサンプリングデータの信頼性を評価する評価方法であって、
    前記n個のサンプリングデータのうちに測定値w が有効でない点x がある場合、測定値wが有効である点xについて、g(x)g(x)の総和
    を算出する算出ステップと、
    前記算出ステップで算出した総和Errが閾値以下の場合に、前記サンプリングデータに信頼性があると評価する評価ステップと、
    を有することを特徴とする評価方法。
  2. k番目の点をx、点xの測定値をwとするn個のサンプリングデータ(x、w)に対して、m項の直交関数の線形結合で表される
    をフィッティングさせる場合のサンプリングデータの信頼性を評価する評価方法であって、
    前記n個のサンプリングデータに対して、前記m項のうち第1所定項を用いた式をフィッティングさせるために前記第1所定項の各係数aを算出する第1のフィッティングステップと、
    前記n個のサンプリングデータに対して、前記m項のうち第2所定項を用いた式をフィッティングさせるために前記第2所定項の各係数a’を算出する第2のフィッティングステップと、
    前記第1のフィッティングステップで得られた前記第1所定項の各係数aと前記第2のフィッティングステップで得られた前記第2所定項の各係数a’とを比較して、前記サンプリングデータの信頼性を評価する評価ステップと、
    を有することを特徴とする評価方法。
  3. 前記第2所定項は、前記第1所定項を含み、且つ、前記第2所定項の項数は、前記第1所定項の項数よりも多いことを特徴とする請求項2に記載の評価方法。
  4. 前記第2所定項は、前記第1所定項に含まれる1つの項であることを特徴とする請求項2に記載の評価方法。
  5. k番目の点をx、点xの測定値をwとするn個のサンプリングデータ(x、w)に対して、m項の直交関数の線形結合で表される
    をフィッティングさせる場合のサンプリングデータの信頼性を評価する評価方法であって、
    を定義して、前記n個のサンプリングデータに対して式Cをフィッティングさせた場合のフィッティング残差の平方和Φの各係数に対する偏微分を0とした式を表す行列式を
    とし、GGの非対角成分を0とした対角行列を
    とした場合において、
    式Dから各項の係数aを求める第1のステップと、
    式Eから各項の係数a’を求める第2のステップと、
    前記第1のステップで求めた各項の係数aと第2のステップで求めた各項の係数a’とを比較して、前記サンプリングデータの信頼性を評価する評価ステップと、
    を有することを特徴とする評価方法。
  6. 光学系の波面収差を測定する測定方法であって、
    前記光学系を通過した被検光と参照面からの参照光との干渉縞を検出する検出ステップと、
    前記検出ステップで検出した干渉縞に基づいて、前記光学系を通過した光の波面収差を算出する算出ステップと、
    請求項1乃至5のうちいずれか1項に記載の評価方法に従って、前記算出ステップで算出した波面収差に対してZernike多項式をフィッティングさせる場合の該波面収差の信頼性を評価する評価ステップと、
    前記評価ステップで信頼性が保証された場合に、前記算出ステップで算出した波面収差に対してZernike多項式をフィッティングさせるフィッティングステップと、
    を有することを特徴とする測定方法。
  7. コンピュータに請求項1乃至5のうちいずれか1項に記載の評価方法の各ステップを実行させるためのプログラム。
  8. レチクルのパターンを基板に投影する投影光学系を備えた露光装置を用いて、前記基板を露光する露光方法であって、
    請求項6に記載の測定方法に従って、前記投影光学系の波面収差を測定する測定ステップと、
    前記測定ステップで測定された波面収差に基づいて、前記投影光学系を調整する調整ステップと、
    前記調整ステップで調整された投影光学系を介して、前記レチクルのパターンを前記基板に投影する投影ステップと、
    を有することを特徴とする露光方法。
  9. 請求項8に記載の露光方法を用いて基板を露光する工程と、
    前記工程で露光された前記基板を現像する工程と、
    を有することを特徴とするデバイスの製造方法。
  10. 対象領域内の複数の測定点に関して光学系の波面収差の測定を実行し、且つ、前記複数の測定点のうちに欠落がない場合に直交性を有する直交関数の線形結合で前記波面収差を表す測定装置であって、
    前記波面収差の情報を含む干渉パターンを検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出された干渉パターンに基づいて前記波面収差を求める処理手段と、を有し、
    前記処理手段は、前記検出手段により検出された干渉パターンにおける複数の測定点に欠落がある場合、該欠落による直交関数系の直交性の崩れの度合いを求め、該度合いに基づいて前記測定の信頼性を評価する、ことを特徴とする測定装置。
  11. 前記処理手段は、前記度合いとして、前記直交関数系における直交関数の値を前記欠落に係る測定点においてゼロとして得られた直交関数系の直交性の度合いを求める、ことを特徴とする請求項10に記載の測定装置。
  12. 前記処理手段は、前記度合いとして、前記波面収差を表す前記直交関数系における直交関数の数を変化させた場合における同一の直交関数に対する係数の変化の度合いを求める、ことを特徴とする請求項10に記載の測定装置。
  13. 前記処理手段は、前記度合いとして、前記直交関数系における直交関数の値を前記欠落に係る測定点においてゼロとして得られた直交関数系について、その直交性を改善した場合における同一の直交関数に対する係数の変化の度合いを求める、ことを特徴とする請求項10に記載の測定装置。
  14. 前記処理手段は、前記信頼性が許容範囲内である場合、前記線形結合を求める、ことを特徴とする請求項10乃至13のうちいずれか1項に記載の測定装置。
  15. 前記処理手段は、前記信頼性が許容範囲外である場合、前記干渉パターンを前記検出手段に再度検出させる、ことを特徴とする請求項10乃至14のうちいずれか1項に記載の測定装置。
  16. 光学系を調整する調整方法であって、
    請求項10乃至15のうちいずれか1項に記載の測定装置を用いて前記光学系の波面収差を測定する工程と、
    前記工程で測定された前記波面収差に基づいて前記光学系を調整する工程と、を含むことを特徴とする調整方法。
  17. 基板を露光する露光装置であって、
    前記基板に光を投影する投影光学系と、
    前記投影光学系の波面収差を測定する請求項10乃至15のうちいずれか1項に記載の測定装置と、を有し、
    前記測定装置により測定された前記波面収差に基づいて前記投影光学系を調整する、ことを特徴とする露光装置。
  18. 請求項17に記載の露光装置を用いて基板を露光する工程と、
    前記工程で露光された前記基板を現像する工程と、
    を有することを特徴とするデバイスの製造方法。
  19. 対象領域内の複数のサンプリング点に関してデータのサンプリングを実行する手段と、
    前記サンプリングにより得られたデータを前記複数のサンプリング点のうちに欠落がない場合に直交性を有する直交関数の線形結合で表す処理手段と、を有し、
    前記処理手段は、前記複数のサンプリング点のうちに欠落る場合、該欠落による前記直交関数系の直交性の崩れの度合いを求め、該度合いに基づいて前記サンプリングの信頼性を評価する、ことを特徴とする処理装置。
  20. 対象領域内の複数の測定点に関して光学系の波面収差の情報を含む干渉パターンを検出して該波面収差の測定を実行し、且つ、前記複数の測定点のうちに欠落がない場合に直交性を有する直交関数の線形結合で前記波面収差を表す測定方法であって、
    前記干渉パターンにおける前記複数の測定点に欠落がある場合、該欠落による前記直交関数系の直交性の崩れの度合いを求め、該度合いに基づいて前記測定の信頼性を評価する、ことを特徴とする測定方法。
  21. 対象領域内の複数のサンプリング点に関してデータのサンプリングを実行し、該サンプリングにより得られたデータを前記複数のサンプリング点のうちに欠落がない場合に直交性を有する直交関数の線形結合で表す処理方法であって、
    前記複数のサンプリング点のうちに欠落る場合、該欠落による前記直交関数系の直交性の崩れの度合いを求め、該度合いに基づいて前記サンプリングの信頼性を評価する、ことを特徴とする処理方法。
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