JP5449606B1 - 光受信装置および光通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の光伝送路が存在する場合であっても、調整が容易な光受信装置を提供すること。
【解決手段】受信した光信号を電気信号に変換する変換手段(PD101)と、変換された電気信号の信号レベルを調整する調整手段(ATT105)と、複数の光伝送路を介して伝送される光信号の信号レベルをそれぞれ検出する検出手段(CPU107)と、検出された信号レベルに応じた調整手段の設定値を光伝送路毎に求出する求出手段(CPU107)と、求出された設定値と、その光伝送路を特定するための情報とを対応付けして記憶する記憶手段(メモリ109)と、新たな光伝送路の運用を開始する際に、当該光伝送路に対応する設定値を記憶手段から取得し、調整手段を設定する設定手段(CPU107)と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、光受信装置および光通信システムに関するものである。
特許文献1に記載された双方向光伝送装置では、E/O変換器に入力された電気信号が光信号に変換され、送信端から出力される。この出力信号は、1×2光スイッチを介して一方の光ファイバ線路に送出され、2×1光カプラに伝搬される。2×1光カプラは、入力した伝搬信号を他方の端子から出力し、O/E変換器の受信端に伝える。O/E変換器は、入力した光信号を電気信号に変換して出力する。何らかの原因で光ファイバ線路が断線した場合、この断線がコントロール装置で検出され、1×2光スイッチの接続状態が切り換えられる。これにより、E/O変換器の出力信号が他の光ファイバ線路に送出され、2×1光カプラを経てO/E変換器の受信端に伝搬される。
特開平09−008729号公報
ところで、特許文献1に開示された技術では、一方の光伝送路に障害が発生した場合、他の光伝送路を経て通信が継続される。しかし、光伝送路毎に伝送距離が異なったり、伝送損失が異なったりすることから、受信側で受信レベルが適正になるように調整する必要がある。このような調整は、光伝送路毎に行う必要があることから、手間がかかるという問題がある。特に、通信相手が複数存在する場合には、光伝送路の数と、通信相手の積によって得られる数に対応する回数だけ調整が必要になるため煩雑であるという問題点がある。
そこで、本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、複数の光伝送路が存在する場合であっても、調整が容易な光受信装置および光通信システムを提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明は、 光送信装置と複数の光伝送路によって接続され、これら複数の光伝送路のいずれかを介して伝送される光通信信号を受信する光受信装置において、前記受信した光通信信号を電気信号に変換する変換手段と、前記変換手段によって変換された電気信号に含まれている直流成分を抽出する直流抽出手段と、前記変換手段によって変換された電気信号に含まれている高域周波数成分である通信信号を抽出する信号抽出手段と、前記複数の光伝送路を介して伝送される光通信信号の信号レベルを前記直流抽出手段から出力される直流成分に基づいてそれぞれ検出する検出手段と、減衰手段または増幅手段を有し、前記減衰手段の減衰量または前記増幅手段の増幅量を設定値として設定し、前記設定値に応じた定常的な減衰量または増幅量にて、前記信号抽出手段から出力される前記通信信号の信号レベルを調整する調整手段と、前記検出手段によって検出された信号レベルに応じた前記調整手段の設定値を前記光伝送路毎に求出する求出手段と、前記求出手段によって求出された設定値と、その光伝送路を特定するための情報とを対応付けして記憶する記憶手段と、新たな光伝送路の運用を開始する場合には、当該光伝送路に対応する前記設定値を前記記憶手段から取得し、前記調整手段を設定する設定手段と、を有し、前記設定手段は、新たな光伝送路の運用を開始する際に動作することを特徴とする。
このような構成によれば、複数の光伝送路が存在する場合であっても調整が容易となる。
また、本発明の一側面は、前記新たな光伝送路の運用の開始は、現用系の光伝送路の異常により、予備系の光伝送路に切り換えた際における予備系の運用の開始であることを特徴とする。
このような構成によれば、現用系から予備系に切り換えた場合であっても、安定して受信動作を行うことができる。
また、本発明の一側面は、前記調整手段は、可変減衰器または電圧利得制御増幅装置によって構成されることを特徴とする。
また、本発明は、光送信装置と光受信装置とが複数の光伝送路を介して接続され、これら複数の光伝送路のいずれかを介して光通信信号を伝送する光通信システムにおいて、前記光受信装置は、前記受信した光通信信号を電気信号に変換する変換手段と、前記変換手段によって変換された電気信号に含まれている直流成分を抽出する直流抽出手段と、前記変換手段によって変換された電気信号に含まれている高域周波数成分である通信信号を抽出する信号抽出手段と、前記複数の光伝送路を介して伝送される光通信信号の信号レベルを前記直流抽出手段から出力される直流成分に基づいてそれぞれ検出する検出手段と、減衰手段または増幅手段を有し、前記減衰手段の減衰量または前記増幅手段の増幅量を設定値として設定し、前記設定値に応じた定常的な減衰量または増幅量にて、前記信号抽出手段から出力される前記通信信号の信号レベルを調整する調整手段と、前記検出手段によって検出された信号レベルに応じた前記調整手段の設定値を前記光伝送路毎に求出する求出手段と、前記求出手段によって求出された設定値と、その光伝送路を特定するための情報とを対応付けして記憶する記憶手段と、新たな光伝送路の運用を開始する場合には、当該光伝送路に対応する前記設定値を前記記憶手段から取得し、前記調整手段を設定する設定手段と、を有し、前記設定手段は、新たな光伝送路の運用を開始する際に動作することを特徴とする光通信システム。
このような構成によれば、複数の光伝送路が存在する場合であっても調整が容易となる。
また、本発明の一側面は、光送信装置と光受信装置とが複数の光伝送路を介して接続される光通信システムにおいて、前記光受信装置は、前記受信した光通信信号を電気信号に変換する変換手段と、前記変換手段によって変換された電気信号の信号レベルを調整する調整手段と、前記複数の光伝送路を介して伝送される光通信信号の信号レベルを検出する検出手段と、前記検出手段によって検出された信号レベルに応じた前記調整手段の設定値を前記光伝送路毎に求出する求出手段と、前記求出手段によって求出された設定値と、その光伝送路を特定するための情報とを対応付けして記憶する記憶手段と、新たな光伝送路の運用を開始する際に、当該光伝送路に対応する前記設定値を前記記憶手段から取得し、前記調整手段を設定する設定手段と、を有し、前記送信装置と前記受信装置は第1および第2光伝送路によって接続されるとともに、前記第1および第2光伝送路のルート合流点を有し、前記ルート合流点は、前記第1および第2光伝送路の一方を伝送する下り光の一部を他方の上り方向に伝送するバイパス手段を有し、前記送信装置は、前記受信装置に対し、前記第1および第2光伝送路の双方を介して上り光を送信する上り光送信手段と、前記受信装置から、前記第1および第2光伝送路のいずれかを介して送信された下り光を受信する下り光受信手段と、を有し、前記受信装置は、前記第1および第2光伝送路のいずれか一方を選択する選択手段と、を有することを特徴とする
このような構成によれば、コストの増大を招来することなく、光ファイバの異常を確実に検出することが可能となる。
本発明によれば、複数の光伝送路が存在する場合であっても、調整が容易な光受信装置および光通信システムを提供することが可能になる。
本発明の第1実施形態に係る光通信システムの構成例を示す図である。 図1に示す光通信装置の構成例を示す図である。 図2に示す第1実施形態の動作の一例を説明するためのフローチャートである。 図2に示す第1実施形態の動作の一例を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る光通信システムの構成例を示す図である。 図5に示すルート光SWの詳細な構成例を説明するための図である。 図5に示す第2実施形態の動作を説明するための図である。
次に、本発明の実施形態について説明する。
(A)本発明の第1実施形態の構成の説明
図1は、本発明の第1実施形態に係る光通信システムの構成例を示す図である。この図に示すように、光通信システムは、光通信装置1、光通信装置2、および、光伝送路3を有している。
ここで、光通信装置1は、例えば、センター装置であり、上位の装置から供給されるRF(Radio Frequency)信号を光信号に変換し、光伝送路3を構成するAルートおよびBルートのうち現用系のルートを経由して光通信装置2に送信する。光通信装置2は、例えば、ノード装置であり、光通信装置1から光伝送路3を経由して伝送される下り光を受信し、RF信号に変換して下位の装置に供給する。また、光通信装置2は、例えば、下位の装置からの情報や、光通信装置2の状況を示す情報を光信号に変換し、光伝送路3を構成するAルートおよびBルートのうち現用系のルートを介して光通信装置1に送信する。なお、図1に示す例では、光通信装置2を1つだけ有する構成を示しているが、例えば、光通信装置2が複数存在する構成であってもよい。
図2は、図1に示す光通信装置1の詳細な構成例を説明する図である。図2に示すように、光通信装置1は、光受信部100、WDM(Wavelength Division Multiplexing)フィルタ110、光送信部111、冗長制御部112、および、ルート光SW(Switch)114を有している。
ここで、WDMフィルタ110は、光送信部111から出力される下り光と、光受信部100に入力される上り光とを多重化する。光送信部111は、図示しない上位の装置から供給されるRF信号を光信号に変換し、WDMフィルタ110に出力する。
光受信部100は、PD(Photo Diode)101、HPF(High Pass Filter)102、LPF(Low Pass Filter)103、増幅部104、ATT(Attenuator)105、増幅部106、CPU(Central Processing Unit)107、メモリSW(Switch)108、および、メモリ109を有している。
ここで、PD101は、WDMフィルタ110から出力される上り光を電気信号に変換し、HPF102とLPF103に供給する。HPF102は、PD101から供給される電気信号に含まれているRF信号成分を抽出して増幅部104に供給する。LPF103は、PD101から供給される電気信号に含まれている直流成分を抽出し、CPU107に供給する。増幅部104は、HPF102から出力されるRF信号を増幅してATT105に出力する。ATT105は、増幅部104から供給されるRF信号をCPU107によって設定された減衰量で減衰して出力する。増幅部106は、ATT105から出力されるRF信号を所定のゲインで増幅して出力する。CPU107は、メモリ109に格納されているプログラムに基づいて各部の制御を行う。
メモリSW108は、例えば、管理者によって操作され、操作内容に応じた情報をCPU107に通知する。メモリ109は、例えば、RAM(Random Access Memory)およびROM(Read Only Memory)等の半導体記憶装置によって構成され、CPU107が実行するプログラムおよびデータを格納する。
冗長制御部112は、A,Bルートの切り換え処理を実行する。ルート光SW14は、例えば、光クロススイッチ等によって構成され、AルートおよびBルートのいずれか一方とWDMフィルタ110とを接続する。
(B)本発明の第1実施形態の動作の説明
つぎに、本発明の第1実施形態の動作について説明する。以下では、光通信装置2が初めて接続された場合の動作について説明し、その後、ルート(光伝送路)に異常が発生した場合の動作について説明する。
まず、光通信装置2がシステムに初めて接続された場合の動作について説明する。光通信装置2がシステムに接続され、例えば、検査対象としてAルートが選択された場合、光通信装置2から送信された上り光は、Aルートを伝送され、ルート光SW14に入力される。検査対象としてAルートが選択されている場合、ルート光SW14はAルートを選択しているので、Aルートから入力された上り光は、ルート光SW14からWDMフィルタ110を介してPD101に入力される。PD101は、WDMフィルタ110から入力された上り光を対応する電気信号に変換し、HPF102と、LPF103に供給する。HPF102は、PD101から出力される電気信号からRF信号に対応する高い周波数成分を抽出し、増幅部104に供給する。LPF103は、PD101から出力される電気信号から低域成分を抽出し、CPU107に供給する。CPU107は、LPF103から供給された直流成分を入力し、対応するデジタル信号に変換する。
ここで、光伝送路の距離はルートによって異なる場合があり、また、ルートごとに減衰量が異なる場合がある。このため、PD101から出力される電気信号は、上り光が経由した伝送路に応じて信号レベルが異なる場合がある。後段の回路が安定して動作するためには、増幅部106から出力されるRF信号の信号レベルが経路によらず一定であることが望ましい。そこで、CPU107は、光伝送路の距離や減衰量にかかわらず増幅部106から出力される電気信号の信号レベルが一定になるように制御を行う。
より詳細には、LPF103から出力される低域成分は、上り光の光強度に対応しているので、LPF103の出力信号の大小によって、Aルートを経由して入力された上り光の強度を知ることができる。そこで、LPF103から出力される信号の値が小さい場合には、上り光の光レベルが小さいことを示しているので、その場合にはATT105の減衰量を小さくする、また、LPF103から出力される信号の値が大きい場合には、上り光の光レベルが大きいことを示しているので、その場合にはATT105の減衰量を大きくする。これにより、ATT105から出力されるRF信号の信号レベルが最適な値になる。メモリ109は、LPF103から出力される信号の値と、その値に対してRF信号を最適にするためのATT105の設定値とが対応付けされたテーブルを格納している。CPU107は、LPF103から出力される信号レベルに対応するATT105の減衰量をメモリ109から取得し、ATT105を設定する。以上のようにして取得されたATT105の設定値は、光伝送経路を特定する情報とともにメモリ109に格納される。例えば、光伝送路を特定するための情報としての「A」と、ATT105の設定値である「−5dB」とがメモリ109に格納される。
一方の光伝送路(いまの例ではAルート)の測定が終了すると、CPU107は、ルート光SW14を制御してAルートからBルートへ切り換える。なお、自動で切り換えるのではなく、手動で切り換えたり、あるいは、メモリSW108が操作された場合に切り換えたりするようにしてもよい。
そして、ルート光SW14の切り換えが終了すると、前述の場合と同様にLPF103からの出力を参照して、ATT105の設定値をメモリ109から取得し、光伝送路を特定するための情報とともにメモリ109に格納される。例えば、光伝送路を特定するための情報としての「B」と、ATT105の設定値である「−2dB」とがメモリ109に格納される。そして、運用を開始する場合には、現用系のATT105の設定値をメモリ109から取得して、ATT105に設定するとともに、ルート光SW14を現用系である、例えば、Aルート側に切り換える。これにより、HPF102から出力されたRF信号はATT105で適切な信号レベルとなるように調整された後、増幅部106で増幅されて出力されるので、後段の回路が安定して動作することができる。
つぎに、経路の切り換えを行う場合の動作について説明する。例えば、現用系がAルートである場合において、Aルートに異常が発生した場合(例えば、断線が生じた場合)には、冗長制御部112は、異常の発生を検出し、ルートの切り換え動作を実行する。例えば、冗長制御部112は、CPU107に対して、ATT105を適切に設定するように要求する。まず、CPU107は、切り換え後の経路を特定するための情報を冗長制御部112から取得する。いまの例では、切り換え後の経路としてBルートを特定するための情報(例えば、「B」)が取得される。CPU107は、切り換え後のルートを特定するための情報を取得すると、その情報に対応するATT105の設定値をメモリ109から取得する。例えば、いまの例では、Bルートに対応する前述した「−2dB」が取得される。CPU107は、このようにして取得したATT105の設定値を、ATT105に設定する。そしてルート光SW14を制御して、AルートからBルートへ切り換える。
以上の動作により、光伝送路を切り換えた場合であっても、メモリ109に格納されている情報に基づいて、ATT105が最適に設定されるので、増幅部106からは切り換え前と、略同じレベルの信号が出力される。これにより、光伝送路を切り換えた場合であっても、後段の回路を安定して動作させることができる。
つぎに、図3および図4を参照して、図2に示す実施形態において実行される処理の一例について説明する。図3は光通信装置2が新たに接続された場合に実行される処理の一例を説明するためのフローチャートである。このフローチャートの処理が開始されると、以下のステップが実行される。
ステップS11では、冗長制御部112は、ルート光SW14を制御してAルートを選択させる。この結果、AルートとWDMフィルタ110とが接続された状態になる。
ステップS12では、光受信部100は、上り光を受信する。より詳細には、PD101は、WDMフィルタ110から出力される上り光を入力し対応する電気信号に変換して出力する。
ステップS13では、CPU107は、上り光の光強度を示す直流成分をLPF103の出力から取得する。
ステップS14では、CPU107は、ステップS13で取得した直流成分に対応する最適なATT105の設定値を求出する。例えば、CPU107は、直流成分に対応する設定値をメモリ109に予め格納されているテーブルから取得する。なお、テーブルから求めるのではなく、計算式から求めるようにしてもよい。
ステップS15では、ステップ14で求めた最適なATT105の値を、経路を特定するための情報とともにメモリ109に格納する。例えば、経路を特定するための情報「A」と、ステップS14で求出したATT105の設定値である「−5dB」とが、関連付けされて、メモリ109に格納される。
ステップS16では、冗長制御部112は、ルート光SW14を制御してBルートを選択させる。この結果、BルートとWDMフィルタ110とが接続された状態になる。
ステップS17では、光受信部100は、上り光を受信する。より詳細には、PD101は、WDMフィルタ110から出力される上り光を入力し対応する電気信号に変換して出力する。
ステップS18では、CPU107は、上り光の光強度を示す直流成分をLPF103の出力から取得する。
ステップS19では、CPU107は、ステップS13で取得した直流成分に対応する最適なATT105の設定値を求出する。例えば、CPU107は、直流成分に対応する設定値をメモリ109に予め格納されているテーブルから取得する。なお、テーブルから求めるのではなく、計算式から求めるようにしてもよい。
ステップS20では、ステップ19で求めた最適なATT105の値を、経路を特定するための情報とともにメモリ109に格納する。例えば、経路を特定するための情報「B」と、ステップS19で求出したATT105の設定値である「−2dB」とが、関連付けされて、メモリ109に格納される。
以上の処理により、各光伝送路の上り光の光強度が検出され、検出された光強度に対応するATT105の設定値が求められ、光伝送路を特定するための情報とともに関連付けされてメモリ109に格納することができる。
次に、図5を参照してルートを切り換える際に実行される処理について説明する。図4に示すフローチャートが開始されると、以下のステップが実行される。
ステップS31では、CPU107は、ルートの切り換えがなされたか否かを判定し、ルートの切り換えがなされたと判定した場合(ステップS31:Yes)には、ステップS32に進み、それ以外の場合(ステップS31:No)には処理を終了する。
ステップS32では、CPU107は、切り換え後のルートを特定する。例えば、現用系がAルートであり、予備系であるBルートに切り換える場合には、例えば、「B」が特定される。
ステップS33では、CPU107は、特定したルートに対応するATT105の設定値を読み出す。例えば、Bルートに切り換える場合には、ルートを特定するための情報として「B」と対応付けされているATT105の設定値(例えば、−2dB)をメモリ109から取得する。
ステップS34では、CPU107は、ステップS33で取得したATT105の設定値を、ATT105に設定する。例えば、Bルートの設定値として−2dBが取得された場合には、この−2dBがATT105に設定される。
ステップS35では、冗長制御部112は、ルート光SW14を制御して、ルートの切り換えを実行する。いまの例では、AルートからBルートへの切り換えが実行される。なお、冗長制御部112が自動的にルートを切り換えるのではなく、手動で切り換えるようにしてもよい。
以上の処理によれば、ルートの切り換えがなされた場合には、メモリ109に格納されているルート毎のATT105の最適な設定値が読み出され、ATT105に設定される。このため、光伝送路が切り換えられた場合であっても、ATT105には最適な値が設定されるので、後段の回路を安定に動作することが可能になる。
(C)本発明の第2実施形態の構成の説明
つぎに、本発明の第2実施形態について説明する。図5は本発明の第2実施形態の構成例を説明するための図である。この図5に示すように本発明の光通信システムは、センター装置10、アクセス系30、クロージャ50、および、ノード装置70を有している。ここで、センター装置10は、光送信部(TX)111、光受信部(RX)100、WDMフィルタ13、ルート光SW14、および、冗長制御部112を有している。光送信部111は、下りRF信号を光信号に変換して出力する。光受信部100は、図2と同様の構成とされており、WDMフィルタ13から出力される光信号を電気信号に変換して上りRF信号として出力する。WDMフィルタ13は、下り光信号と上り光信号を多重してルート光SW14に供給する。ルート光SW14は、冗長制御部112の制御に応じてAルートまたはBルートを選択し、WDMフィルタ13に接続する。冗長制御部112は、ルート光SW14によって検出された上り光および下り光ならびに光受信部100の受信状態に応じてルート光SW14を切り換える。
アクセス系30は、Aルートを構成する光ファイバ31と、Bルートを構成する光ファイバ32を有している。クロージャ50は、回線バイパス部51を有している。この回線バイパス部51は、一方のルートの下り信号の一部をバイパスして上り信号として他方のルートに供給する。例えば、Aルートの下り信号の一部をバイパスして、上り信号としてBルートに供給する。
ノード装置70は、二分岐部71、WDMフィルタ72、光受信部73、光送信部74、増幅部75,76、DF(Duplex Filter)77、および、入出力端子78を有している。
二分岐部71は、下り光を合波してWDMフィルタ72に出力し、WDMフィルタ72の出力を分波して回線バイパス部51に供給する。WDMフィルタ72は、下り光と上り光を多重化して二分岐部71に供給する。光受信部73は、WDMフィルタ72から出力される光信号を電気信号に変換して増幅部75に供給する。増幅部75は、光受信部73から供給される電気信号を増幅してDF77に供給する。DF77は、増幅部75から供給された信号を入出力端子78に導くとともに、入出力端子78から入力された信号を分離して増幅部76に導く。入出力端子78からは下りRF信号が出力されるとともに、上りRF信号が入力される。増幅部76は、DF77から出力される上りRF信号を増幅して光送信部74に供給する。
図6は、図5に示すルート光SW14の詳細な構成例を示す図である。この図6に示すように、ルート光SW14は、光クロススイッチ141、WDMフィルタ142、下り光検出部143、上り光検出部144、および、CPU145を有している。
光クロススイッチ141は、CPU145によって制御され、図中実線で示す接続または破線で示す接続のいずれかを選択する。WDMフィルタ142は、光クロススイッチ141から出力される下り光と上り光を分離し、下り光検出部143および上り光検出部144にそれぞれ供給する。下り光検出部143はWDMフィルタ142から供給される下り光を検出してCPU145に出力する。上り光検出部144はWDMフィルタ142から供給される上り光を検出してCPU145に出力する。CPU145は、下り光検出部143および上り光検出部144の出力に基づいて光クロススイッチ141の接続状態を制御する。
(D)本発明の第2実施形態の動作の説明
次に、本発明の第2実施形態の動作について説明する。なお、以下では下り信号と上り信号に分けて説明する。まず、下り信号について説明する。
図示しないヘッドエンド装置からの下りRF信号は、光送信部111で光信号に変換され、下り光信号となる。下り光信号はWDMフィルタ13で上り光信号と多重され、ルート光SW14に入力される。ルート光SW14は、冗長制御部112の制御に応じてAルートまたはBルートを選択する。例えば、ルート光SW14がAルートを選択している場合、下り光信号は、Aルートの光ファイバ31に出力される。光ファイバ31に出力された下り光信号は、クロージャ50に入力される。クロージャ50の回線バイパス部51は、光ファイバ31から供給される光信号の大半を二分岐部71に出力する一方で、光ファイバ31を伝送する下り光の一部をバイパスして、Bルートの光ファイバ32に上り光として出力する。
Bルートの光ファイバ32に出力された下り光(戻り光)は、ルート光SW14に供給される。ルート光SW14に供給された下り光は、光クロススイッチ141を介してWDMフィルタ142に供給される。WDMフィルタ142は、光クロススイッチ141から供給される下り光と上り光を分離し、下り光は、下り光検出部143に供給する。下り光検出部143は、WDMフィルタ142から供給される下り光の強度を検出し、CPU145に検出結果を通知する。
一方、光ファイバ31を介して回線バイパス部51に供給された下り光の大半は二分岐部71に供給される。二分岐部71は、AルートとBルートの下り光を合波してWDMフィルタ72に出力する。なお、いまの例では、下り光はAルートのみ伝送されているので、Aルートのみの下り光がWDMフィルタ72に供給される。
二分岐部71から出力される下り光は、WDMフィルタ72によって分離され、光受信部73に入力され、そこで電気信号に変換されて増幅部75に供給される。増幅部75は、光受信部73から出力される電気信号を増幅してDF77に供給する。DF77は、増幅部75から出力される電気信号を下りRF信号として入出力端子78から出力する。
つぎに、上り信号について説明する。入出力端子78に入力された上りRF信号は、DF77で分離され、増幅部76に供給される。増幅部76はDF77から供給される上りRF信号を増幅して出力する。光送信部74は、増幅部76から供給される電気信号を光信号に変換してWDMフィルタ72に供給する。WDMフィルタ72は、光送信部74から出力される上り光を二分岐部71に供給する。二分岐部71は、WDMフィルタ72から供給される上り光を二分波してクロージャ50に供給する。クロージャ50に供給された上り光はAルートとBルートを介してルート光SW14に供給される。
図6において、光クロススイッチ141が実線で示す接続状態である場合、ルート光SW14に供給された上り光のうち端子T2に入力された上り光は、光クロススイッチ141を介して端子T1から出力される。端子T1から出力された上り光は、WDMフィルタ13を介して光受信部100に入力される。冗長制御部112は、光受信部100の受信状態を監視しており、この受信状態と、下り光および上り光の状態とに応じてAルートおよびBルートの状態を判定する。
図6において、光クロススイッチ141が実線で示す接続状態である場合、ルート光SW14に供給された上り光のうち端子T3に入力された上り光は、WDMフィルタ142に供給される。WDMフィルタ142に供給された上り光は、上り光検出部144に供給される。上り光検出部144は上り光の状態を検出し、CPU145に検出結果を通知する。
図7は、ルートの状態と光検出結果の関係を示す図である。図7(A)は、Aルート運用時におけるルートの状態と光検出結果の関係を示す図である。A,Bルートの双方が正常である場合には下り光検出部143および下り光検出部144の検出結果は正常(〇)であり、また、光受信部100の受信状態も正常(〇)である。なお、光受信部100の受信状態は、例えば、LPF103からの出力が所定の閾値以上であるか否かによって判定することができる。
Aルートが断線した場合(または、異常が発生した場合)、下り光はクロージャ52まで届かないので、下り光検出部143の検出結果は異常(×)となる。また、Bルートが正常である場合には上り光は上り光検出部144によって検出されるので、上り光検出部144の検出結果は正常(〇)となる。また、Aルートが断線した場合には上り光は光受信部100まで届かないので、光受信部100の検出結果は異常(×)となる。
Bルートが断線している場合にはクロージャ50によってバイパスされた下り光は下り光検出部143まで到達しないので、下り光検出部143の検出結果は異常(×)となる。また、Bルートが断線すると、上り光は上り光検出部144に到達しないので、上り光検出部144の検出結果は異常(×)となる。また、Aルートが正常である場合には、上り信号は光受信部100まで到達するので光受信部100の検出結果は正常(〇)となる。
A,Bルートの双方が断線している場合には、いずれの信号も届かなくなるため、下り光検出部143、上り光検出部144、および、光受信部100の検出結果は全て異常(×)となる。
図7(B)は、Bルート運用時におけるルートの状態と光検出結果の関係を示す図である。Bルート運用時は光クロススイッチ141が破線で示す接続状態になる。その結果、A,Bルートの双方が正常である場合には下り光検出部143および下り光検出部144の検出結果は正常(〇)であり、また、光受信部100の受信状態も正常(〇)である。
Aルートが断線した場合、下り光はクロージャ50までしか届かないので、下り光検出部143の検出結果は異常(×)となる。また、Aルートが断線した場合には上り光は上り光検出部144に到達しないので、上り光検出部144の検出結果は、異常(×)となる。また、Aルートが断線した場合には上り光はBルートを介して光受信部100まで届くので、光受信部100の検出結果は正常(〇)となる。
Bルートが断線している場合には下り光はクロージャ50まで届かないので、下り光検出部143の検出結果は異常(×)となる。また、Bルートが断線しても、上り光はAルートを介して光検出部144に到達するので、上り光検出部144の検出結果は正常(〇)となる。また、Bルートが異常である場合には、上り信号は光受信部100まで到達しないので光受信部100の検出結果は異常(×)となる。
A,Bルートの双方が断線している場合には、いずれの信号も届かなくなるため、下り光検出部143、上り光検出部144、および、光受信部100の検出結果は全て異常(×)となる。
以上から、光クロススイッチ141の状態と、下り光検出部143、上り光検出部144、および、光受信部100の受信状態によって、ルートの異常の有無を知ることができる。なお、異常が検出された場合には、CPU145は光クロススイッチ141を制御し、接続を切り換えることで、センター装置10とノード装置70との通信を継続して行うことができる。
なお、以上では、下り光検出部143、上り光検出部144、および、光受信部100の検出結果に基づいて判定するようにしたが、下り光検出部143によって下り光が検出できない場合には、AルートとBルートのいずれか一方が異常である(例えば、断線している)と判定することができる。より詳細には、組み合わせとしては、(〇,×)、(×,〇)、(×,×)のいずれかである。なお、(,)はカンマの前がAルートの状態を示し、後がBルートの状態を示す。この状態において、上り光検出部144によって上り光が検出された場合には、予備系は正常であると判定できるので、現用系がAルートである場合には(×,〇)であることが分かる。一方、上り光検出部144によって上り光が検出されない場合には(〇,×)、(×,×)のいずれかである。その場合には、光受信部100が上り信号を受信しているか否かにより、受信している場合には(〇,×)であると判定し、受信していない場合には(×,×)と判定することができる。
以上は、図5および図6に示す第2実施形態の光伝送路の異常を検出するための動作であるが、光受信部100は、前述した第1実施形態と同様の動作を実施することにより、2つの光伝送路の減衰量に応じてATT105の設定値を求め、これをメモリ109に記憶する。そして、光伝送路の切り換えが行われる場合には、切り換え後の光伝送路に対応する設定値をメモリ109から取得し、ATT105に設定する。これにより、光伝送路の減衰量に応じてATT105を最適に設定することができるため、光伝送路の切り換えの前後において、上りRF信号の信号レベルを最適に保つことができる。その結果、後段の回路の動作を安定にすることができる。
(E)変形実施形態の説明
以上の実施形態は一例であって、本発明が上述したような場合のみに限定されるものでないことはいうまでもない。例えば、以上の各実施形態では、増幅部104から出力される電気信号の信号レベルを調整する手段としては、ATT105を用いるようにしたが、これ以外にも、例えば、PIN(P-intrinsic-N)ダイオードによるアッテネータを用いたり、電圧利得制御増幅器(VGA:Voltage Controlled Amplifier)を用いたりしてもよい。
また、以上の各実施形態では、ATT105の設定値(減衰量)をメモリ109に記憶するようにしたが、例えば、LPF103から出力される電気信号の信号レベルのみを記憶しておき、この信号レベルからATT105の設定値を算出するようにしてもよい。また、信号レベルや設定値を記憶するのではなく、所定の基準値を記憶しておき、この基準値との対応関係(例えば、偏差)を伝送路毎に記憶するようにしてもよい。
また、以上の各実施形態では、電気信号のレベルからATT105の設定値を求める方法としては、メモリ109にテーブルを準備し、このテーブルに基づいて設定値を求めるようにしたが、例えば、計算式に基づいて求めるようにしてもよい。あるいは、ATT105の後段のいずれかの部分の電気信号のレベルを検出し、検出された電気信号のレベルが所定のレベルになるようにATT105を調整し、そのときの値をメモリ109に記憶するようにしてもよい。
また、以上の各実施形態では、新たな光伝送路の運用を開始する例として、現用系から予備系に切り換える場合を例に挙げて説明したが、例えば、現用系の運用を開始する場合に本発明を適用することも可能である。
また、以上の各実施形態では、図1に示すように、通信相手となる光通信装置が1台の場合を例に挙げて説明したが、通信相手となる光通信装置が複数台の場合にも発明を適用することが可能である。なお、通信相手となる光通信装置が複数台の場合であっても、光伝送路における減衰は略同様であるので、1台の光通信装置について前述した設定を行えば、その設定を用いて他の光通信装置とも良好な通信を行うことができる。
また、以上の各実施形態では、図1に示すように光通信装置2から光通信装置1へは、1種類の波長の光信号を用いて通信を行うようにしたが、2種類以上の波長の光信号を用いて通信を行うことも可能である。このように複数の波長の光信号を用いる場合であっても、光伝送路における波長による減衰量の差は小さいことから、1種類の波長について前述したような設定を行えば、他の種類の波長については設定を行う必要は無い。
1,2 光通信装置
3 アクセス系
13 WDMフィルタ
14 ルート光SW
30 アクセス系
31 Aルート
32 Bルート
50 クロージャ(ルート合流点)
51 回線バイパス部(バイパス手段)
70 ノード装置
71 二分岐部
72 WDMフィルタ
73 光受信部(下り光受信手段)
74 光送信部(上り光送信手段)
75,76 増幅部
77 DF
78 入出力端子
100 光受信部
101 PD(変換手段)
102 HPF
103 LPF(検出手段)
104,106 増幅部
105 ATT(調整手段)
107 CPU(検出手段、求出手段、設定手段)
108 メモリSW
109 メモリ(記憶手段)
110 WDMフィルタ
111 光送信部
112 冗長制御部
114 ルート光SW
141 光クロススイッチ(選択手段)
143 下り光検出部(判定手段)
144 上り光検出部(判定手段)
145 CPU(判定手段、制御手段)

Claims (5)

  1. 光送信装置と複数の光伝送路によって接続され、これら複数の光伝送路のいずれかを介して伝送される光通信信号を受信する光受信装置において、
    前記受信した光通信信号を電気信号に変換する変換手段と、
    前記変換手段によって変換された電気信号に含まれている直流成分を抽出する直流抽出手段と、
    前記変換手段によって変換された電気信号に含まれている高域周波数成分である通信信号を抽出する信号抽出手段と、
    前記複数の光伝送路を介して伝送される光通信信号の信号レベルを前記直流抽出手段から出力される直流成分に基づいてそれぞれ検出する検出手段と、
    減衰手段または増幅手段を有し、前記減衰手段の減衰量または前記増幅手段の増幅量が設定値として設定され、前記設定値に応じた定常的な減衰量または増幅量にて、前記信号抽出手段から出力される前記通信信号の信号レベルを調整する調整手段と、
    前記検出手段によって検出された信号レベルに応じた前記調整手段の設定値を前記光伝送路毎に求出する求出手段と、
    前記求出手段によって求出された設定値と、その光伝送路を特定するための情報とを対応付けして記憶する記憶手段と、
    新たな光伝送路の運用を開始する場合には、当該光伝送路に対応する前記設定値を前記記憶手段から取得し、前記調整手段を設定する設定手段と、を有し、
    前記設定手段は、新たな光伝送路の運用を開始する際に動作することを特徴とする光受信装置。
  2. 前記新たな光伝送路の運用の開始は、現用系の光伝送路の異常により、予備系の光伝送路に切り換えた際における予備系の運用の開始であることを特徴とする請求項1に記載の光受信装置。
  3. 前記調整手段は、可変減衰器または電圧利得制御増幅器によって構成されることを特徴とする請求項1または2に記載の光受信装置。
  4. 光送信装置と光受信装置とが複数の光伝送路を介して接続され、これら複数の光伝送路のいずれかを介して光通信信号を伝送する光通信システムにおいて、
    前記光受信装置は、
    前記受信した光通信信号を電気信号に変換する変換手段と、
    前記変換手段によって変換された電気信号に含まれている直流成分を抽出する直流抽出手段と、
    前記変換手段によって変換された電気信号に含まれている高域周波数成分である通信信号を抽出する信号抽出手段と、
    前記複数の光伝送路を介して伝送される光通信信号の信号レベルを前記直流抽出手段から出力される直流成分に基づいてそれぞれ検出する検出手段と、
    減衰手段または増幅手段を有し、前記減衰手段の減衰量または前記増幅手段の増幅量が設定値として設定され、前記設定値に応じた定常的な減衰量または増幅量にて、前記信号抽出手段から出力される前記通信信号の信号レベルを調整する調整手段と、
    前記検出手段によって検出された信号レベルに応じた前記調整手段の設定値を前記光伝送路毎に求出する求出手段と、
    前記求出手段によって求出された設定値と、その光伝送路を特定するための情報とを対応付けして記憶する記憶手段と、
    新たな光伝送路の運用を開始する場合には、当該光伝送路に対応する前記設定値を前記記憶手段から取得し、前記調整手段を設定する設定手段と、を有し、
    前記設定手段は、新たな光伝送路の運用を開始する際に動作することを特徴とする光通信システム。
  5. 光送信装置と光受信装置とが複数の光伝送路を介して接続される光通信システムにおいて、
    前記光受信装置は、
    前記受信した光通信信号を電気信号に変換する変換手段と、
    前記変換手段によって変換された電気信号の信号レベルを調整する調整手段と、
    前記複数の光伝送路を介して伝送される光通信信号の信号レベルを検出する検出手段と、
    前記検出手段によって検出された信号レベルに応じた前記調整手段の設定値を前記光伝送路毎に求出する求出手段と、
    前記求出手段によって求出された設定値と、その光伝送路を特定するための情報とを対応付けして記憶する記憶手段と、
    新たな光伝送路の運用を開始する際に、当該光伝送路に対応する前記設定値を前記記憶手段から取得し、前記調整手段を設定する設定手段と、を有し、
    前記送信装置と前記受信装置は第1および第2光伝送路によって接続されるとともに、前記第1および第2光伝送路のルート合流点を有し、
    前記ルート合流点は、前記第1および第2光伝送路の一方を伝送する下り光の一部を他方の上り方向に伝送するバイパス手段を有し、
    前記送信装置は、
    前記受信装置に対し、前記第1および第2光伝送路の双方を介して上り光を送信する上り光送信手段と、
    前記受信装置から、前記第1および第2光伝送路のいずれかを介して送信された下り光を受信する下り光受信手段と、を有し、
    前記受信装置は、
    前記第1および第2光伝送路のいずれか一方を選択する選択手段と、
    を有することを特徴とする光通信システム。
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