JP5448467B2 - 制御棒 - Google Patents

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Description

本発明は、制御棒に係り、特に、沸騰水型原子炉に適用するのに好適な制御棒に関する。
沸騰水型原子炉は、複数の燃料集合体が装荷された炉心を原子炉圧力容器内に有している。これらの燃料集合体内に存在する核燃料物質に含まれたウラン235が、中性子を吸収して核分裂を起こし、熱を発生する。炉心に供給された炉水(冷却水)は、その熱によって加熱されて沸騰し、一部が蒸気になる。炉心内では、上記の核分裂によって新たに発生する中性子が他のウラン235を分裂させる連鎖反応が起きている。
核分裂の連鎖反応量を制御するため、中性子吸収材を内部に収納する制御棒が用いられている。このうち、沸騰水型原子炉で通常使用される制御棒は、横断面が十字形をしており、4体の燃料集合体のチャンネルボックスの相互間に形成される間隙(飽和水領域)内に挿入される。4体の燃料集合体にて構成される1つのセル当たり1体の制御棒が設けられる。制御棒は、下端部が制御棒駆動機構に連結され、制御棒駆動機構の駆動によって炉心に挿入され、または炉心から引抜かれる。制御棒は、反応度制御及び出力分布の調整に用いられる重要機器である。
沸騰水型原子炉に用いられる従来の制御棒の構造を簡単に説明する。この制御棒は、ハンドルがタイロッドの上端部に、落下速度リミッタがタイロッドの下端部にそれぞれ接合され、タイロッドの中心軸に位置するタイロッドから四方に伸びる4枚のブレードを有している。各ブレードは、タイロッドに取り付けられたU字状のステンレス鋼製のシースを有し、このシース内に、中性子吸収材を収納した複数の中性子吸収棒を配置している(特開2002−257968号公報参照)。特開2002−257968号公報は、さらに、シースの軸方向においてシースの端面に複数の突出部を形成し、これらの突出部をタイロッドにレーザ溶接によって接合することを記載している。また、中性子吸収棒の替りに、タイロッドに接合されるU字状のシース内にハフニウム板を配置した制御棒も知られている(特開平2−10299号公報、特開平8−105989号公報及び特開平9−61576号公報参照)。
制御棒に含まれるハフニウム部材は、中性子を吸収するため表面温度が高くなる。ハフニウム部材を冷却するために、シースの内面とハフニウム部材との間に隙間部が形成され、この隙間部に冷却水が導入される。この隙間部内では、冷却水に含まれる酸素が消費される。隙間部内に存在して溶存酸素量が少ない冷却水と、隙間部の外部に存在して溶存酸素量が多い冷却水との間に、酸素濃淡電池が形成される。このため、隙間部内では腐食反応が継続しやすい環境が形成される。
また、原子炉で用いられるステンレス鋼部材が面する隙間部は、放射線照射、溶接残留応力、隙間構造の3つの要因が重畳するため、更に反応が進みやすい環境になる。
例えば、制御棒は原子炉の炉心に配置されるので、ステンレス鋼製のシースに対しては、核燃料の核分裂反応により発生する中性子及びγ線の照射による材料劣化及び酸化環境,製造過程でのシースとタイロッド、及びシースとハンドルとの溶接により発生する引張残留応力、及びシースとハフニウム部材との間の隙間腐食環境の3つの要因が重なっている。このため、シースは、隙間腐食が発生しやすい環境にさらされていることが懸念される。
シースとハフニウム部材の間に形成される隙間部の幅を所定幅に保持する技術も提案されている。例えば、シースの応力腐食割れ(SCC)を防ぐために、ハフニウムを含む希釈合金板内に複数の中性子吸収棒を挿入して構成された中性子吸収部材とシースの間に形成される間隙を所定幅に保持した制御棒が、特開平1−284796号公報に記載されている。その間隙の保持は、シースに形成された複数の窪み部の内面を中性子吸収部材の表面に接触させることによって行われる。ハフニウム板で構成された中性子吸収部材とシースの間の間隙を所定幅に保持する技術は、特開昭60−60585号公報及び特開平4−289490号公報にも記載されている。
特開2002−257968号公報 特開平2−10299号公報 特開平8−105989号公報 特開平9−61576号公報 特開平1−284796号公報 特開昭60−60585号公報 特開平4−289490号公報
従来、隙間部を回避する構造の採用、及び隙間部の幅の拡大により対策することが一般的に行われている。
しかしながら、制御棒においては、ハフニウム部材の冷却のために、シースの内面とハフニウム部材の間に形成される隙間部を無くすことはできない。また、この隙間部の幅を大きくすると、向かい合っているシースの内面相互間の間隔が大きくなり、ブレードの厚みが増すことになる。制御棒は炉心に装荷された燃料集合体の相互間に形成された間隙に挿入されるので、ブレードの厚みを厚くすることはできない。
特開平1−284796号公報に記載されているようにシースの一部を窪ませて、または隙間保持部材を別に用いてシースの内面とハフニウム部材の間に形成される隙間部を所定幅に保持する場合でもシースに隙間腐食が生じる可能性がある。シースの一部とハフニウム部材の接触部付近、または隙間保持部材とシースの接触部付近に、シース内面とハフニウム部材の間に形成される隙間部の幅よりも狭い隙間が新たに形成される。この新たに形成された隙間に面する、シースの内面付近に、隙間腐食が生じる可能性がある。
このため、ブレードの厚みを厚くしないで、制御棒に形成される隙間部に向かい合っているステンレス鋼部材の腐食の可能性を低減することが望まれる。
本発明の目的は、ステンレス鋼部材の隙間腐食を抑制することができる制御棒を提供することにある。
上記した目的を達成する本発明の特徴は、ハフニウム部材及びステンレス鋼部材を有し、このステンレス鋼部材が、制御棒に含まれる他の部材との間に形成される幅が1mm未満の隙間部に面しており、クロムの酸化還元電位以下の酸化還元電位を有するクロムの皮膜が、ステンレス鋼部材のその隙間部に面する表面に形成されていることにある。
原子炉の運転中、制御棒において、隙間部に面する、ステンレス鋼部材の表面に形成されたクロムの皮膜に含まれるクロムその隙間部内を流れる冷却水中に溶出するので、制御棒のステンレス鋼部材の隙間腐食を抑制することができる。
好ましくは、上記の他の部材が、ハフニウム部材であることが望ましい。
クロムの酸化還元電位以下の酸化還元電位を有するクロムの皮膜が表面に形成された隙間保持部材を、ハフニウム部材とシースの間に形成された幅が1mm未満の隙間部内に配置することによっても、上記した目的を達成することができる。
本発明によれば、制御棒に含まれるステンレス鋼部材の隙間腐食を抑制することができる。
本発明の好適な一実施例である実施例1の、沸騰水型原子炉に適用される制御棒の側面図である。 図1のII−II断面図である。 図2のIII部の拡大図である。 制御棒に照射される中性子照射量の制御棒軸方向における分布を示す説明図である。 隙間部内の腐食電位の測定結果の一例を示す説明図である。 鉄、ニッケル及びクロムのpH−電位図である。 皮膜を形成する物質の反応及び酸化還元電位を示す説明図である。 本発明の他の実施例である実施例2の、沸騰水型原子炉に適用される制御棒の側面図である。 図8のIX−IX断面図である。 本発明の他の実施例である実施例3の、沸騰水型原子炉に適用される制御棒の横断面図である。 本発明の他の実施例である実施例4の、沸騰水型原子炉に適用される制御棒の横断面図である。 本発明の他の実施例である実施例5の、沸騰水型原子炉に適用される制御棒の横断面図である。
発明者らは、制御棒において、隙間部に向かい合っているステンレス鋼部材の隙間腐食を抑制する対策について種々の検討を行った。この検討結果を以下に説明する。
隙間腐食は、隙間部内で酸化反応が発生し隙間部外で還元反応が発生することによって進行する。隙間腐食の駆動力は隙間部内に存在する水に含まれた溶存酸素などの酸化剤である。隙間部外に比べ隙間部内には酸化剤が供給されにくくなるため、隙間部内に存在する酸化剤の含有量が少ない水と隙間部外に存在する酸化剤の含有量が多い水との間で形成される、酸化剤の濃淡電池が、ステンレス鋼部材の腐食反応を継続する。放射線照射は隙間部外の酸化剤濃度を増加させ、引張残留応力の増加は腐食反応を活性化するので、前述した3つの要因の全てが重畳したとき、ステンレス鋼部材の腐食発生時期及び腐食進行速度を加速する可能性がある。特に、図4に示すように、制御棒のシースの上端(ハンドル付近に位置する)の位置と、この上端から下方に向かった、シースの軸方向の全長L0の1/10の位置との間で、シースに対する中性子の照射量が多くなっている。このため、中性子の照射量が増加するその範囲内でのステンレス鋼部材(例えば、シース)の腐食の可能性が高まることが懸念される。
ハフニウム部材を用いた制御棒は、シースとハンドルの溶接、及びシースとタイロッドの溶接に伴い、シース表面に引張残留応力が発生する。引張残留応力を低減させるために、溶接した部材を熱処理することが知られている。しかしながら、制御棒にその熱処理を適用することは、構造及び寸法精度の制約上、困難である。
制御棒内における隙間腐食環境は、ステンレス鋼部材であるシースとハフニウム部材の間に形成された隙間部に、炉心に供給される冷却水に含まれる不純物及び腐食生成物などが堆積することによって、もたらされると、発明者らは考えている。すなわち、制御棒内における隙間腐食環境は、隙間部への上記した不純物及び腐食生成物などの堆積によって、隙間部内を流れる冷却水の流れが澱んで生じると思われる。この制御棒内における隙間腐食環境の発生が、制御棒において、ステンレス鋼部材における腐食の発生に寄与するのである。シースとハフニウム部材の間に形成される隙間部の幅は、設計値に基づいて設定される。しかしながら、原子炉の運転中に制御棒が炉心に挿入されているとき、シース内でハフニウム部材の位置が変化し、ハフニウム部材の一つの側面が面する隙間部の幅が狭くなり、他方の側面が面する隙間部の幅が広くなる可能性がある。隙間部の幅が狭くなると、腐食生成物等が堆積しやすくなる。
発明者らは、以上に述べた検討結果を踏まえ、制御棒に用いられるステンレス鋼部材の腐食を抑制する対策案を考えた。この結果、発明者らは、隙間部の内部とその外部に形成される酸化剤濃淡電池によって進行する腐食による溶解成分を見出し、予め、その溶解成分の代替物質の皮膜をステンレス鋼部材の隙間部に面する表面に形成すれば良いとの結論に達した。さらに、代替案として、その代替物質の皮膜を表面に形成した隙間保持部材を、ハフニウム部材とステンレス鋼部材の間に形成される隙間部内に配置し、この隙間部の幅を所定幅に保持する対策案を、発明者らが新たに考え出した。
これらの対策案を考え出した経緯を、さらに詳細に説明する。
発明者らは、原子炉内の環境を模擬して、隙間部に面するステンレス鋼部材の腐食実験を行った。圧力が8MPa及び温度が280℃で原子炉内よりも高濃度条件とした溶存酸素濃度が8ppmの水中に、隙間部を形成したステンレス鋼部材の試験片を浸漬させて実験を行った。ステンレス鋼部材間の隙間部の幅が0.2mm、その隙間部の幅が1mm及びその隙間部の幅が0mm(隙間無し)である3種類の試験片を用意し、それぞれの試験片における隙間部内の腐食電位を測定した。この実験結果を、図5に示す。幅が0.2mmの隙間部内の腐食電位は、隙間部の外におけるそれよりも低い電位で、−0.5V程度である。幅が1mmの隙間部内の腐食電位は、隙間無しのそれと同程度の電位である。腐食電位の測定結果から、隙間無しのケースと腐食電位の差が小さい1mm以上の幅を有する隙間部に面しているステンレス鋼部材は、隙間腐食が起きにくいと予想される。このため、発明者らは、幅が1mm未満の隙間部に面するステンレス鋼部材に対して、隙間腐食を抑制する対策を施せばよいと考えた。
さらに、発明者らは、図5に示す隙間部内の腐食電位の測定結果に基づいて、腐食により隙間部内の水中に溶解している物質を見出した。すなわち、発明者らは、腐食電位の測定結果及び図6に示すpH−電位図に基づいて、ステンレス鋼部材における溶解反応がステンレス鋼部材に含まれているCrの溶解反応であると考えた。隙間部外に比べ、隙間部内は腐食電位が低く、その電位が隙間部に面するステンレス鋼部材に含まれるクロムの溶解電位である。
そこで、発明者らは、隙間部に面する、ステンレス鋼部材の表面に、クロムの酸化還元電位以下の酸化還元電位を有する物質の皮膜を形成すれば良いとの結論に達した。その物質の皮膜を、隙間部に面するステンレス鋼部材の表面に形成することによって、その皮膜を形成する物質が犠牲溶解し、ステンレス鋼部材の溶解、すなわち、その腐食を防止することができる。
クロムの酸化還元電位以下の酸化還元電位を有する物質として、反応式及び酸化還元電位を考慮すれば、図7に示すCr,Zn,Zr,Ti及びHfのいずれか1つ、またはCr,Zn,Zr,Ti及びHfのうち二種類以上を含む金属化合物を用いることができる。図7は、室温での上記した各物質の酸化還元電位、及び制御棒が使用される原子炉内の、定格出力運転時の温度である280℃での上記した各物質の酸化還元電位を示している。ここで、標準電極電位は各物質が金属からイオンとして溶解する反応を考慮して選定した。上記した皮膜を形成する物質として上記した各物質のうちどの物質を用いるかは、対象とする隙間部の環境に応じ、反応式及び温度を考慮して選定することが望ましい。
隙間部内で不純物及び腐食生成物などの堆積によって隙間部内における冷却水の流れが澱んでいる状態で、皮膜を形成する物質が隙間部内のその澱んでいる水に溶解した場合には、澱んだ水中において、皮膜から溶解した物質の濃度が次第に高くなる。このため、皮膜を形成する物質の溶解反応が平衡状態になる。隙間部の特徴として、隙間部の外部から隙間部の内部への酸化剤の供給が無くなると共に、逆に、隙間部の内部から隙間部の外部への溶解物質の移動も制限される。この結果、隙間部に面するステンレス鋼部材の表面に形成された皮膜の溶解反応が飽和するため、ステンレス鋼部材の腐食を抑制することができる。なお、隙間部内に不純物及び腐食生成物などが堆積しなくて冷却水が澱みを生じないで流れている場合には、皮膜から溶解した物質も冷却水の流れと共に隙間部外に流出する。この場合には、隙間部内で冷却水の澱みが生じなく、隙間部内に隙間腐食環境が形成されないので、ステンレス鋼部材の腐食が発生しない。
クロムの酸化還元電位以下の酸化還元電位を有する物質の皮膜の、ステンレス鋼部材表面への形成は、その物質を化学的あるいは電気的にメッキする、熱溶解したその物質の酸化物を吹き付ける、またはその物質を蒸着することによって行うことができる。
前述したように、制御棒においては、シースの上端(ハンドル付近に位置する)の位置と、この上端から、下方に向かった、シースの軸方向の全長1/10の位置との間で、中性子の照射量が多くなる。このため、シースの内面全体ではなく、シースの上端の位置と、この上端から、下方に向かった、シースの軸方向の全長1/10の位置との間で、シースの内面に、クロムの酸化還元電位以下の酸化還元電位を有する物質の皮膜を形成することも可能である。
シースの内面に、クロムの酸化還元電位以下の酸化還元電位を有する物質の皮膜を形成する替りに、表面にクロムの酸化還元電位以下の酸化還元電位を有する物質の皮膜を形成した隙間保持部材を、シースの内面とハフニウム部材の間に形成される隙間部内に配置し、隙間保持部材に形成された皮膜をシースの内面及びハフニウム部材の表面に接触させても良い。
以上に述べた検討結果を考慮して得られた、本発明の実施例を以下に説明する。
本発明の好適な一実施例である実施例1の、沸騰水型原子炉に用いられる制御棒を、図1、図2及び図3を用いて説明する。本実施例の制御棒1は、沸騰水型原子炉(BWR)で用いられる制御棒である。
この制御棒1は、横断面が十字形をしていて軸心にタイロッド3が配置され、このタイロッド3から四方に伸びる4枚のブレード2を有する。ハンドル4がタイロッド3の上端部に取り付けられ、下部支持部材5がタイロッド3の下端部に取り付けられる。下部支持部材5は、下部支持板または落下速度リミッタである。ローラ11が回転可能に下部支持部材5に取り付けられる。このローラ11は、炉心に装荷されている燃料集合体(図示せず)のチャンネルボックスの外面と接触し、制御棒1を燃料集合体間で円滑に移動させる機能を有する。
各ブレード2は、横断面がU字状をしているシース9、扁平な筒、例えば楕円形状の筒であるハフニウム部材6U,6Lを有する(図1及び図2参照)。シース9はステンレス鋼(SUS304及びSUS316L等)によって構成される。シース(ステンレス鋼部材)9の上端はハンドル4に溶接され、シース9の下端は下部支持部材5に溶接されている。シース9のU字の両端部には、複数のタブ(突出部)12が軸方向において所定の間隔を置いて形成されている。タブ12は、シース9の一部であるが、タイロッド3側に向かって突出している部分である。これらのタブ12は溶接にてタイロッド3に接合されている。上記したシース9とタイロッド3の接合は、例えば、レーザ溶接によって行われる。シース9とハンドル4及び下部支持板5との接合は、例えば、TIG溶接によって行われる。
U字状に折り曲げられた各シース9内に形成される空間内に、2つのハフニウム部材6U及び2つのハフニウム部材6Lが配置されている。ハフニウム部材6Uはハフニウム部材6Lの上方に位置しており、これらの軸方向の長さは同じである。ハフニウム部材6Uは、ハンドル4の下端部に形成された舌状部7Aにピン8Aで取り付けられている。ハフニウム部材6Lは、下部支持部材5の上端部に形成された舌状部7Bにピン8Bで取り付けられている。ハフニウム部材6Uは上端部がハンドル4に取り付けられ、ハフニウム部材6Lが下部支持部材5に取り付けられている。これらのハフニウム部材は中性子吸収部材である。BWRの運転中においてハフニウム部材6U,6Lが熱膨張してもそれらのハフニウム部材が互いに接触しないように、ハフニウム部材6Uの下端とハフニウム部材6Lの上端との間のギャップ(図示せず)が形成されている。図1において、L0はシース9の軸方向における全長を示している。
制御棒1は、BWRの原子炉圧力容器内に配置され、原子炉出力を制御するために、複数の燃料集合体が装荷された炉心内に制御棒駆動機構(図示せず)によって出し入れされる。制御棒1は、下部支持部材5の下端部に設けられたコネクタ13によって原子炉圧力容器の底部に設けられた制御棒駆動装置に連結される。制御棒駆動装置は、制御棒1の炉心内への挿入操作、及び制御棒1の炉心からの引き抜き操作を行う。原子炉圧力容器内を流れる冷却水(冷却材)は、シース9に形成された一部の開口14及びシース9の最下端部に形成された複数の開口15Lからシース9内に流入し、シース9の内面とハフニウム部材6U及び6Lの表面の間に形成される隙間部18(図3参照)を通って上昇する。この冷却水は、ハフニウム部材6U,6Lを冷却して他の開口14(特に上端部に位置する開口14)及びシース9の最上端部に形成された複数の開口15Uからシース9の外に流出する。シース9内に流入した冷却水は、ハフニウム部材6Uに設けられた小径の開口17を通ってハフニウム部材6U内に流入し、また、ハフニウム部材6Lに形成された小径の開口16を通ってハフニウム部材6L内に流入する。このように、冷却水がハフニウム部材6U,6L内に流入することによって、これらのハフニウム部材の冷却効果が増大される。隙間部18の幅は、0.2mmである。
本実施例の制御棒1は、図2に示すように、シース9の内面全体に、クロムの酸化還元電位以下の酸化還元電位を有する物質、すなわち、Crの皮膜10を形成している。この皮膜10は、シース9の内面とハフニウム部材6U及び6Lの各側面との間に形成される隙間部18に面している。制御棒1が沸騰水型原子炉の原子炉圧力容器内の炉心に配置され、沸騰水型原子炉の運転が行われているとき、皮膜10は、隙間部18内を流れる高温の冷却水に接触している。皮膜10を形成しているCrが少しずつその冷却水中に溶解する。このため、シース9に含まれるCrの冷却水への溶出、すなわち、シース9の腐食が抑制される。
本実施例によれば、制御棒1内でシース9とハフニウム部材6U及び6Lとの間に形成される隙間部18に面するシース9の内面にCrの皮膜10を形成しているので、ステンレス鋼部材であるシース9の腐食を防止することができる。
皮膜10は、シース9の内面全体ではなく、シース9の内面のうち、ハフニウム部材6U及び6Lの各側面と対向する部分のみに形成しても良い。また、皮膜10を、Crではなく、Zn,Zr,Ti及びHfのいずれか1つ、またはCr,Zn,Zr,Ti及びHfのうちの2つ以上を含む金属化合物を用いて形成しても良い。
本発明の他の実施例である実施例2の、沸騰水型原子炉に用いられる制御棒を、図8及び図9を用いて説明する。本実施例の制御棒1Aも、沸騰水型原子炉(BWR)で用いられる制御棒である。制御棒1Aは、制御棒1においてシース9の内面に形成された皮膜10の軸方向の長さを制限した構成を有する。制御棒1Aの他の構成は制御棒1と同じである。
シース9の軸方向の全長をL0とする。前述したように、シース9は、シース9の上端と、この上端から、下方に向かって、長さL1(=L0/10)だけ離れた位置との間で、内面にCrの皮膜10を形成している。
本実施例は、実施例1で生じる効果を得ることができる。本実施例は、皮膜10を形成する範囲が少ないので、コストを低減することができる。
皮膜10を、Crではなく、Zn,Zr,Ti及びHfのいずれか1つ、またはCr,Zn,Zr,Ti及びHfのうちの2つ以上を含む金属化合物を用いて形成しても良い。
本発明の他の実施例である実施例3の、沸騰水型原子炉に用いられる制御棒を、図10を用いて説明する。本実施例の制御棒1Bも、沸騰水型原子炉(BWR)で用いられる制御棒である。制御棒1Bは、制御棒1においてシース9の内面に皮膜10を形成する替りに、表面にCrの皮膜を形成した隙間保持部材20を用いている。制御棒1Bの他の構成は制御棒1と同じである。隙間保持部材20の表面に形成する皮膜を、Crではなく、Zn,Zr,Ti及びHfのいずれか1つ、またはCr,Zn,Zr,Ti及びHfのうちの2つ以上を含む金属化合物を用いて形成しても良い。
この隙間保持部材20は、ハフニウム部材6Uの両側面と、それぞれの側面に対向しているシース9の内面との間にそれぞれ配置されている。隙間保持部材20の横断面の形状は円形をしている。隙間保持部材20は、ハフニウム部材6Uの側面及びシース9の内面にそれぞれ接触している。隙間保持部材20によって、ハフニウム部材6Uとシース9の内面の間に形成される隙間部18の幅が、所定の幅に保持される。図示されていないが、隙間保持部材20は、ハフニウム部材6Lの両側面と、それぞれの側面に対向しているシース9の内面との間にそれぞれ配置されている。
本実施例は、隙間保持部材20によって隙間部18の幅の減少変動を抑制できるので、隙間部18内で腐食生成物等が堆積することを防止できる。このため、隙間部18が隙間腐食環境になることを防止でき、シース9の腐食を防止することができる。隙間保持部材20の皮膜に含まれているCrが、隙間部18内の、不純物及び腐食生成物などの堆積によって流れが澱んでいる冷却水中に溶出するので、シース9に含まれるCrの溶出が抑制される。隙間保持部材20の皮膜に含まれるCrの溶出によって、シース9の内面の、隙間保持部材20と接触する部分での腐食を、抑制することができる。
隙間保持部材20の横断面の形状は、楕円または矩形であってもよい。長さL1(=L0/10)の隙間保持部材20を、シース9の上端と、この上端から、下方に向かって、この上端から、下方に向かって、長さL1だけ離れた位置との間に配置してもよい。
本発明の他の実施例である実施例4の、沸騰水型原子炉に用いられる制御棒を、図11を用いて説明する。本実施例の制御棒1Cも、沸騰水型原子炉(BWR)で用いられる制御棒である。制御棒1Cは、制御棒1においてハフニウム部材6U,6Lを複数のハフニウム棒6Aに替えた構成を有する。ハフニウム棒6Aはハフニウム部材の一種である。制御棒1Cの他の構成は制御棒1と同じである。シース9の内面に形成されたCrの皮膜10を、Crではなく、Zn,Zr,Ti及びHfのいずれか1つ、またはCr,Zn,Zr,Ti及びHfのうちの2つ以上を含む金属化合物を用いて形成しても良い。
本実施例は、実施例1で生じる効果を得ることができる。
本発明の他の実施例である実施例5の、沸騰水型原子炉に用いられる制御棒を、図12を用いて説明する。本実施例の制御棒1Dも、沸騰水型原子炉(BWR)で用いられる制御棒である。制御棒1Dは、制御棒1においてシース9の内面に形成した皮膜10の替りに、シース9の内面のうちタイロッド3に面する部分にCrの皮膜21を形成した構成を有する。制御棒1Dの他の構成は制御棒1と同じである。
シース9の一部である複数のタブ12が、実施例1で述べたように、タイロッド3に溶接されている。これらのタブ12とタイロッド3の間に隙間部が形成される。この隙間部に面するシース9の内面、すなわち、タブ12の内面に、皮膜21が形成されている。また、この隙間部に面するタイロッド3の表面に皮膜21を形成してもよい。
本実施例は、皮膜21の形成によって、シース9のタブ12での腐食を防止することができる。
タブ12の内面に形成されたCrの皮膜21を、Crではなく、ZZn,Zr,Ti及びHfのいずれか1つ、またはCr,Zn,Zr,Ti及びHfのうちの2つ以上を含む金属化合物を用いて形成しても良い。本実施例において、実施例1または実施例2のように、隙間部18に面するシース9の内面に、皮膜10を形成してもよい。
シース9の上端がハンドル4に溶接されるが、シース9とハンドル4の間にも隙間部が形成される。このため、この隙間部に面するシース9の内面、もしくはハンドル4表面にCr等の皮膜を形成してもよい。
本発明は、沸騰水型原子炉に用いられる制御棒に適用可能である。
1,1A,1B,1C,1D…制御棒、2…ブレード、3…タイロッド、4…ハンドル、5…下部支持部材、6A…ハフニウム棒、6U,6L…ハフニウム部材、9…シース、10,21…皮膜、12…タブ、18…隙間部、20…隙間保持部材。

Claims (7)

  1. ハフニウム部材及びステンレス鋼部材を有し、このステンレス鋼部材が、制御棒に含まれる他の部材との間に形成される幅が1mm未満の隙間部に面しており、クロムの酸化還元電位以下の酸化還元電位を有するクロムの皮膜が、前記ステンレス鋼部材の前記隙間部に面する表面に形成されていることを特徴とする制御棒。
  2. タイロッドと、前記タイロッドの上端部に取り付けられたハンドル部材と、前記タイロッドの下端部に取り付けられた下部支持部材と、上端部が前記ハンドル部材に取り付けられ、下端部が前記下部支持部材に取り付けられ、さらに、前記タイロッドに取り付けられ、かつ横断面がU字状をしていて前記タイロッドから四方に伸びる、4つの前記ステンレス鋼部材であるシースとを備え、
    前記ハフニウム部材が前記シース内に配置され、
    前記皮膜が、前記ハフニウム部材と前記シースの間に形成された前記隙間部に面する前記シースの内面に形成されている請求項1に記載の制御棒。
  3. 前記皮膜が、前記シースの上端と、前記上端から、下方に向かって、前記シースの全長の1/10離れた位置との間に形成されている請求項2に記載の制御棒。
  4. タイロッドと、前記タイロッドの上端部に取り付けられたハンドル部材と、前記タイロッドの下端部に取り付けられた下部支持部材と、上端部が前記ハンドル部材に取り付けられ、下端部が前記下部支持部材に取り付けられ、さらに、前記タイロッドに取り付けられ、かつ横断面がU字状をしていて前記タイロッドから四方に伸びる、4つの前記ステンレス鋼部材であるシースとを備え、
    前記ハフニウム部材が前記シース内に配置され、
    前記皮膜が、前記シースの前記タイロッドと対向する部分に形成されている請求項1に記載の制御棒。
  5. タイロッドと、前記タイロッドの上端部に取り付けられたハンドル部材と、前記タイロッドの下端部に取り付けられた下部支持部材と、上端部が前記ハンドル部材に取り付けられ、下端部が前記下部支持部材に取り付けられ、さらに、前記タイロッドに取り付けられ、かつ横断面がU字状をしていて前記タイロッドから四方に伸びる、4つの前記ステンレス鋼部材であるシースとを備え、
    前記ハフニウム部材が前記シース内に配置され、
    前記皮膜が、前記シースの前記ハンドル部材と対向する部分に形成されている請求項1に記載の制御棒。
  6. 前記皮膜が、前記ハフニウム部材と前記シースの間に形成された前記隙間部に面する前記シースの内面にも形成されている請求項4または5に記載の制御棒。
  7. タイロッドと、前記タイロッドの上端部に取り付けられたハンドル部材と、前記タイロッドの下端部に取り付けられた下部支持部材と、上端部が前記ハンドル部材に取り付けられ、下端部が前記下部支持部材に取り付けられ、さらに、前記タイロッドに取り付けられ、かつ横断面がU字状をしていて前記タイロッドから四方に伸びる、4つのステンレス鋼部材であるシースと、前記シース内に配置されたハフニウム部材とを備え、
    クロムの酸化還元電位以下の酸化還元電位を有するクロムの皮膜が表面に形成された隙間保持部材を、前記ハフニウム部材と前記シースの間に形成された幅が1mm未満の隙間部内に配置することを特徴とする制御棒。
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