JP5448131B2 - アクティブノイズ低減マイクロホンの配置 - Google Patents

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Description

本明細書は、アクティブノイズ低減ヘッドフォンにおけるフィードバック制御に関する。Boseの米国特許第4,494,074号「フィードバック制御(Feedback Control)」を援用する。
本発明の一態様において、アクティブノイズ低減ヘッドフォンの装置は、アクティブノイズ低減ヘッドフォンの音響ドライバーアセンブリを備える。音響ドライバーは、ダイアフラムと、加力線(force application line)に沿ってダイアフラムに機械的な力を加えるボイスコイルとを備えてもよい。アクティブノイズ低減ヘッドフォンは、ダイアフラムの意図される運動方向に平行で加力線と交差する線から2mm以内に位置決めされるマイクロホン開口部を有するマイクロホンと、音響ドライバーのコンポーネントの共振から生じる周波数応答収差(偏り)を減衰させる構造体とを備えてもよい。構造体は積層ダイアフラムを含んでもよい。
別の態様において、アクティブノイズ低減ヘッドフォンの装置は、アクティブノイズ低減ヘッドフォンの音響ドライバーを備え、音響ドライバーは、非常に(強く)ダンピング(制動)されたダイアフラムと、ダイアフラムに取り付け線に沿って取り付けられるボイスコイルとを備える。アクティブノイズ低減ヘッドフォンはまた、ダイアフラムの意図される運動方向に平行で取り付け線と交差する位置決め線に沿って位置決めされるマイクロホンを備える。
別の態様において、ノイズ低減ヘッドフォンは、ユーザの頭部に押し当てられて空洞(キャビティ)部を密閉するイヤホンを備える。イヤホンは、ダイアフラムと、加力線に沿って音響板に機械的な力を加えてダイアフラムが空洞部内に音響エネルギーを放射するようにするボイスコイルとを備える音響ドライバーを備える。イヤホンは、空洞部により密閉されて空洞部内の音響エネルギーをノイズ信号に変換するマイクロホンであって、ダイアフラムの意図される運動方向に平行で加力線と交差する線から2mm以内に位置決めされるマイクロホンと、音響ドライバーのコンポーネントの共振から生じる周波数応答収差(変状)を減衰させる構造体とをさらに備える。構造体は、音響ドライバーのボイスコイルコンポーネントのコンポーネントの共振から生じる周波数応答変状を減衰させるためのものであってもよい。構造体は、ダンピングされたダイアフラムを含んでもよい。マイクロホンの開口部は、意図される運動方向に平行な線上に位置決めされてもよい。
本発明の別の態様において、アクティブノイズ低減ヘッドフォンのフィードバック回路の位相マージンを増やす方法は、音響ドライバーを備える音響ブロックを提供することを含む。音響ドライバーは、音響エネルギーを放射するダイアフラムに取り付け線に沿って機械的に結合されるボイスコイルを備える。音響ブロックは、音響ダイアフラムの意図される振動方向に平行で取り付け線と交差する線に沿って位置決めされるマイクロホンをさらに備える。音響ブロックは或る振幅周波数応答を特徴とする。本方法は、10kHzを超える少なくとも1つのスペクトル範囲にわたって正の傾きを有する補償パターンにより振幅周波数応答を補償することを含む。
別の態様において、アクティブノイズ低減装置は音響ドライバーを備える。音響ドライバーは、ダイアフラムと、加力線に沿ってダイアフラムに機械的な力を加えるボイスコイルと、ダイアフラムの意図される運動方向に平行で加力線と交差する線から2mm以内に位置決めされるマイクロホン開口部を有するマイクロホンと、音響ドライバーのコンポーネントの共振から生じる周波数応答変状を減衰させる構造体とを備える。本装置はまた、第1の振幅周波数応答を特徴とする音響ブロックと、第2の振幅周波数応答を特徴とし、第2の振幅周波数応答を第1の振幅周波数応答と合成して合成振幅周波数応答を提供する補償器とを備える。第2の振幅周波数応答は、10kHzを超えるスペクトル部分の周波数間隔において正の傾きを有するパターンを特徴とする。
他の特徴、目的、及び利点は、以下の詳細な説明を添付図面と共に読めば明らかとなるであろう。
図面のいくつかの図の要素はブロック図の独立の要素として図示及び説明され、「回路」と呼ばれる場合があるが、別途指示しない限り、それらの要素は、アナログ回路、デジタル回路、又はソフトウェア命令を実行する1つ又は複数のマイクロプロセッサのうちの1つ又はそれらの組み合わせとして実装してもよい。ソフトウェア命令はデジタル信号処理(DSP)命令を含んでもよい。処理操作の一部は、係数の計算及び適用に関して表現される場合がある。係数の計算及び適用と同じことを他のアナログ信号処理技法又はデジタル信号処理技法により行うことができ、これらの技法は本特許出願の範囲に含まれる。
図1Aを参照すると、アクティブノイズ低減ヘッドフォン110が示される。このヘッドフォンは、ヘッドバンドにより連結された2つのイヤホン112を備える。各イヤホン112は、カップ状のシェル114とクッション116とを備えてもよい。ヘッドバンド117は、矢印119により表されるように内側方向に力を加えるため、クッション116はユーザの頭部に押し当てられ、耳を取り囲んで(通常、耳覆い型と呼ばれる)外耳及び外耳道を含み得る空洞部を密閉するか、ユーザの耳に押し当てられて(通常、耳載せ型と呼ばれる)外耳及び外耳道を含み得る空洞部を密閉するか、外耳道に押し込まれて(通常、両耳型(interaural)と呼ばれる)外耳道を含み得る空洞部を画定する。両耳型ヘッドフォンは、イヤホンの一部を外耳道に挿入することによりヘッドバンドなしで実装してもよい。空洞部内には、図1Bの説明において後述するノイズ低減要素がある。
図1Bを参照すると、アクティブノイズ低減ヘッドフォン内のフィードバックループの論理的な配置を示すブロック図が示される。信号合成器30が入力音声信号VI用の端子24及びフィードバック前置増幅器35に一体的に結合されると共に補償器37に結合され、補償器37は電力増幅器32に結合される。電力増幅器32は、点線12により表される空洞部内の音響ドライバー17に結合される。音響ドライバー17は、空洞部12に入るノイズPIを表す端子25と同様に合成器36に結合される。合成器36の音響出力POは、出力前置増幅器35に結合されるマイクロホン11に適用され、出力前置増幅器35は信号合成器30に差分結合される。
空洞部12は、ノイズ低減ヘッドフォンのイヤホンがユーザの耳に押し込まれるか、押し当てられるか、又は被せられる時に形成される空洞部を表す。合成器36は物理的な要素ではなく、外部環境から空洞部12に入るノイズPIと、音響ドライバー17により空洞部12内に放射される音響出力との音響加算を表し、この加算により、空洞部12内に存在する音響エネルギーPOが生じる。合わせて、マイクロホン11、音響ドライバー17、及び空洞部12を含む図1Bの音響要素は、後述する「音響ブロック」100と呼ばれる場合がある。
動作時に、増幅された誤差信号VEが信号合成器30において入力音声信号VIと減算合成される。加算信号は補償器37に入力される。補償器37は、ナイキストの安定判別法に見合う位相マージン及びゲインマージンを提供する。位相マージンを増やすと、システムが安定であり続ける帯域幅を広げることができるか、或る周波数範囲にわたって適用されるフィードバックの振幅を増大してアクティブノイズ低減を高めることができるか、又はその両方の効果が得られる。補償器37の態様はより詳細に後述する。振幅が周波数と共に変化するパターンの適用を含む補償は、「等化」と呼ばれるプロセスに似ており、本明細書の目的からすると、フィードバック回路10内で適用される等化は補償に等しい。システム内には他の等化があってもよく、例えば、音響信号VIは結合器30に適用される前に等化されていてもよい。電力増幅器32は、音響ドライバー17に入力される補償された信号を増幅する。音響ドライバー17は、増幅された音響信号を音響エネルギーに変え、この音響エネルギーは、空洞部12に入ってくるノイズPIと合成されて合成音響エネルギーPOを形成する。マイクロホン11は合成音響エネルギーPOを音声信号に変換し、この音声信号は前置増幅器35により増幅され、誤差信号VEとして信号合成器30に減算入力される。
図1の回路の閉ループ伝達関数はPO/VI=EBD/(1+EBDMA)であり、ここで、E、B、D、M、及びAはそれぞれ、補償器、電力増幅器、音響ドライバー、マイクロホン、及び前置増幅器の周波数依存伝達関数を表す。分母のEBDMA項=−1である(|EBDMA|=1及び−180度の位相角に等しい)場合、回路は使用不能になる。したがって、(後述するような)位相マージンがあり、|EBDMA|≧1であるあらゆる周波数に関してEBDMAの位相角が−180度に達しないように回路を配置することが望ましい。例えば、|EBDMA|≧1であるあらゆる周波数において位相角が−135度より負にならないように回路が配置される場合、位相マージンは少なくとも180度−135度すなわち45度である。別の言い方をすれば、少なくとも45度という典型的な望ましい位相マージンを維持するためには、クロスオーバー周波数(EBDMAのゲインが1又は0dBである周波数)におけるEBDMAの位相角が−135度以下でなければならない。クロスオーバー周波数付近で伝達関数EBDMAの位相をより負にしないことによりクロスオーバー周波数を上げ、よってシステムの有効帯域幅を広げることができる。
周波数の関数としての位相角の変化は、少なくとも2つの原因、すなわち、周波数に依存し得る伝達関数E、B、D、M、及びAの振幅に関連する時間遅延及び位相シフトの結果である。時間遅延(例えば、音響ドライバー17による音響エネルギーの放射とマイクロホン11における音響エネルギーの到達との間の時間遅延を表す図1の遅延Δt)は、周波数の関数として線形である位相シフトとして働く。時間遅延の他の例は、信号処理コンポーネント、特に図1のコンポーネントのようなデジタルDSPシステムにおける遅延である。伝達関数E、B、D、M、及びAに関連する位相シフトは通常、周波数可変である。時間遅延を低減すると共に、伝達関数EBDMAに関連する位相シフトを低減又は補償し、回路の位相角が−180度に達せず、好ましくは、EBDMAの振幅がdB単位で表した場合に1又は0を超える周波数に対して−135度を超えないようにすることが望ましい。
図2A及び図2Bを参照すると、音響ドライバー17による音響エネルギーの放射とマイクロホン11’における音響エネルギーの到達との間の(図1の)時間遅延Δtを低減する配置の上面図及び図2Aの線2B−2Bに沿って切断した断面図がそれぞれ示される。音響ドライバー17’は、ダイアフラム40に線42に沿って機械的に結合されるボイスコイル43を含む。ボイスコイルは通常管状であり、取り付け線42は通常、管形状の一端に対応する円形である。ボイスコイルは磁気構造体47と共同してボイスコイルを、矢印48により示される意図される運動方向に直線移動させる。ボイスコイル43はダイアフラム40に力を加え、ダイアフラム40を矢印48により示される方向に振動させて音響エネルギーを放射する。マイクロホン11はダイアフラム40の近くに、取り付け線42と交差し、矢印48により示される意図される運動方向に平行な線49に沿って位置決めされる。実施形態によっては、マイクロホン11は、運動方向48に垂直な開口部53により方向付けされ、ダイアフラム40に対して半径方向内側に向いている。好ましくは、マイクロホン11は、開口部が線49から2mm以内にあり、線49と整列されるように配置される。矢印48により示される方向において、マイクロホン11’は、ダイアフラム40からの音響エネルギーの放射との間の時間遅延を最小化するようにダイアフラム40のできるだけ近くに位置決めされるが、ダイアフラム40の振動に干渉するか、又は圧力勾配に悪影響を及ぼすほど近くではない。
例示の目的で、マイクロホン11は薄い円筒形マイクロホンとして示される。他のタイプのマイクロホンも好適である。
図2A及び図2Bによる配置は、ボイスコイルによるダイアフラムへの線42に沿った力の付与と音響エネルギーの放射との間の時間遅延(ひいては、ボイスコイルによる力の付与とマイクロホン11’における音響エネルギーの到達との間の時間遅延)が、ボイスコイル43とダイアフラム40との間の取り付け線42と整列していない位置、例えばダイアフラムの中央の上の点52又はダイアフラムの縁の上の点50にマイクロホンを配置した場合の時間遅延よりも少ないために有利である。
図2A及び図2Bによる配置は、ボイスコイル43の共振による山又は谷等の周波数応答収差(変状)を受ける可能性がある。この変状は、いくつかの方法により低減することができる。一方法は、強くダンピング(制動)されたダイアフラム、例えば、積層58及び60を有するダイアフラムを提供することである。実装によっては、上層58は平均厚55ミクロン(μm)のポリウレタンであり、下層60は平均厚20μmのポリエーテルイミドである。別の方法は、ボイスコイル43により剛性の材料を用いるか、又はボイスコイル43に補剛構造体51を設けて、共振周波数を音響ドライバーの動作範囲外にシフトすることである。
図3は、ダイアフラムの中央の上の(図2Aの)点52に配置されるマイクロホンの周波数の関数としての(時間遅延から生じる)非最小位相遅延のプロット(曲線62)と、図2Aのマイクロホン11’に従って配置されるマイクロホンのプロット(曲線63)とを示す。図3のプロットにおいて、位相遅延は正の角度として表される。図3の正の角度は、本明細書の他の部分における負の角度に等しい。例えば、図3における+40度は図1の説明における−40度に等しい。
図4は、図1の音響ドライバー17、マイクロホン11、及び空洞部12を含む典型的な音響ブロックの周波数の関数としての振幅応答68を示す。10kHz〜20kHzの間にほぼ2次のロールオフがあり、20kHzを超えると非常に大きい5次以上のロールオフがある。また、別の方法で特徴付けすれば、この曲線は、10kHz〜100kHzの間でローパスの緩い勾配の応答形状を有する。従来、10kHz〜100kHzの間の周波数範囲は、大部分が可聴周波数範囲よりも高く、アクティブノイズ低減ヘッドフォンのフィードバックループの通常の高クロスオーバー周波数よりも1ディケード(decade)以上高かいため、あまり重要でないと考えられてきた。しかし、10kHzを超えた急なロールオフに関連する位相の変化は、可聴周波数範囲内の周波数においてフィードバックループの位相角に影響する可能性がある。
図5は、補償器37により適用され得る周波数の関数としての振幅補償パターンを示す。曲線70は、10kHz〜100kHzの間の周波数範囲においてわずかなロールオフの補償が適用される従来の補償パターンを表す。曲線72は、10kHz〜50kHzの間から100kHzまでの周波数範囲の少なくとも一部において急激に増加する補償量が適用される補償パターンを表す。20kHz〜50kHzの間から100kHzまでの範囲において、曲線は、曲線68がロールオフするのと同程度の高い正の傾きを有する(3次以上、例えば5次)。傾きは、少なくとも1オクターブにわたって正であり続け、例えば、20kHz〜50kHzは1オクターブより高く、20kHz〜100kHzは2オクターブより高い。そのようなアクティブノイズ低減装置の設計の一例が、Roman Sapiejewskiによる、本願と同一日に出願された同時係属中の特許出願「高周波補償(High Frequency Compensating)」(参照により本明細書中に援用される)に記載されている。
図6は、図5の曲線70等の従来の補償パターンを用いるアクティブノイズ低減ヘッドフォン(曲線76)に対する、図5の曲線72の補償パターンを使用するアクティブノイズ低減ヘッドフォンの開ループゲインの向上(曲線78)を示す。図5の曲線72の補償パターンを使用するヘッドフォンは、2オクターブ以上高い開ループゲインの帯域幅を提供する。
図5の補償パターンは、アナログ回路又はデジタル回路により実装してもよいが、十分なゲイン帯域幅積を有する1つ又は複数の演算増幅器と、適切に配置された抵抗器及びコンデンサと、電源とを含むアナログフィルタとして実装されることが最も好都合である。
他の実装も特許請求の範囲内に含まれる。
ノイズ低減ヘッドフォンの図である。 図1Aのヘッドフォンにおいて使用されるフィードバックループの論理的な配置のブロック図である。 ノイズ低減ヘッドフォンに関連する、音響ドライバーによる音響エネルギーの放射とマイクロホンにおける音響エネルギーの到達との間の時間遅延を低減する配置の概略上面図である。 図2Aの配置の概略断面図である。 非最小位相遅延のプロットである。 周波数の関数としての振幅応答のプロットである。 周波数の関数としての振幅補償パターンのプロットである。 図5の補償パターンを使用するアクティブノイズ低減ヘッドフォンの開ループゲインの向上のプロットである。

Claims (7)

  1. アクティブノイズ低減ヘッドフォン用の装置であって、
    ダイアフラム、及び該ダイアフラムの取り付け面に対して垂直方向に前記ダイアフラムに機械的な力を加えるボイスコイルを備える音響ドライバーと、
    マイクロホン開口部が、前記ダイアフラムの運動方向に対し垂直かつ前記ダイアフラムの半径方向内側に向くように配置され、前記ダイアフラムの上部において、前記マイクロホン開口部が、前記ボイスコイルの外径と内径の和の半分の位置から半径方向2mm以内に位置決めされるマイクロホンと、
    前記音響ドライバーのコンポーネントの共振から生じる周波数応答変状の山および谷を低減させる構造体と、
    を備えた装置。
  2. 前記構造体は積層ダイアフラムを含む、請求項1に記載の装置。
  3. アクティブノイズ低減ヘッドフォン用の装置であって、
    強くダンピングされたダイアフラムと、該ダイアフラムの取り付け面に対して垂直方向に前記ダイアフラムに機械的な力を加えるように取り付けられるボイスコイルとを備えるアクティブノイズ低減ヘッドフォンの音響ドライバーと、
    前記ダイアフラムの運動方向に対し垂直かつ前記ダイアフラムの半径方向内側に向くように配置されるマイクロホン開口部が、前記ダイアフラムの上部において、前記ダイアフラムの運動方向に平行で、前記ボイスコイルの中心軸から前記ボイスコイルの外径と内径の和の半分の位置の位置決め線に沿って位置決めされるマイクロホンと、
    を備えた装置。
  4. ノイズ低減ヘッドフォンであって、
    ユーザの頭部に押し当てられて空洞部を密閉するイヤホンを含み、該イヤホンは、ダイアフラム、及び該ダイアフラムの取り付け面に対して垂直方向に前記ダイアフラムに機械的な力を加えるボイスコイルを備える音響ドライバーであって、前記ダイアフラムが空洞部内に音響エネルギーを放射するようにする音響ドライバー含み、更に、
    前記空洞部により密閉されて該空洞部内の音響エネルギーをノイズ信号に変換するマイクロホンであって、該マイクロホンの開口部が、前記ダイアフラムの運動方向に対し垂直かつ前記ダイアフラムの半径方向内側に向くように配置され、前記ダイアフラムの上部において、前記マイクロホン開口部が、前記ボイスコイルの外径と内径の和の半分の位置から半径方向2mm以内に位置決めされるマイクロホンと、
    前記音響ドライバーのコンポーネントの共振から生じる周波数応答変状の山および谷を減衰させる構造体と、
    を備えたノイズ低減ヘッドフォン。
  5. 前記構造体は、前記音響ドライバーのボイスコイルコンポーネントのコンポーネント共振から生じる周波数応答変状の山および谷を減衰させるためのものである、請求項に記載のノイズ低減ヘッドフォン。
  6. 前記構造体はダンピングされたダイアフラムを含む、請求項4に記載のノイズ低減ヘッドフォン。
  7. アクティブノイズ低減装置であって、
    ダイアフラムと該ダイアフラムの取り付け面に対して垂直方向に前記ダイアフラムに機械的な力を加えるボイスコイルとを備える音響ドライバーと、
    マイクロホン開口部が、前記ダイアフラムの運動方向に対し垂直かつ前記ダイアフラムの半径方向内側に向くように配置され、前記ダイアフラムの上部において、前記マイクロホン開口部が、前記ボイスコイルの外径と内径の和の半分の位置から半径方向2mm以内に位置決めされるマイクロホン開口部を有するマイクロホンと、
    前記音響ドライバーのコンポーネント共振から生じる周波数応答変状の山および谷を減衰させる構造体と、
    第1の振幅周波数応答を特徴とする音響ブロックと、
    第2の振幅周波数応答を特徴とし、該第2の振幅周波数応答を前記第1の振幅周波数応答と合成して合成振幅周波数応答を提供する補償器と、
    を備え、前記第2の振幅周波数応答は、10kHzから、100kHzまでの周波数範囲の少なくとも一部のスペクトル部分で3次以上の正の傾きを有するパターンを特徴とする、アクティブノイズ低減装置。
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