JP5446355B2 - 表示装置、画像表示制御プログラム及び画像表示方法 - Google Patents

表示装置、画像表示制御プログラム及び画像表示方法 Download PDF

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本発明は、表示装置、画像表示制御プログラム及び画像表示方法に関するものである。
従来、液晶ディスプレイにおけるカラー表示方式においては、1つの画素を3つの表示領域に分割して、それぞれの表示領域に3原色の赤(R)、緑(G)、青(B)のカラーフィルタを配置し、3つの表示領域の輝度バランスによってフルカラー表示を行う。したがって、背景が黒(BK)で白の文字(白抜きの文字)を表示する場合、図4の液晶(a)に示すように、当該文字がその一部に下方向(やや右斜め)に延びる直線Lを含んでいると(例えば、アルファベットの文字「W」)、各ドット(1)(2)(3)・・・毎に、R、G、Bを配置して均等な輝度バランスとすることにより、その一部に白い直線Lを有する文字が表示されることとなる。
しかし、このような液晶表示画像においては、図4の(a)に示すように、例えばドット(3)とドット(4)との間に、水平方向1ドット分のずれが生ずることから、これに起因して表示される文字の解像度(水平方向の解像度)が低下する。このため、液晶ディスプレイに表示される文字の水平方向における解像度を高める技術として、「クリアタイプ」と称されるRGB画素が配列されたディスプレイ用補間技術が出現するに至っている。
この「クリアタイプ」は、文字が有する前記白い直線Lを表示するに際して、図4のクリアタイプ(b)に示すように、1/3ドット単位で水平方向にずらし、ドット(1)(2)(3)・・・を「RGB」「GBR」「BRG」・・・と駆動する。これにより、液晶ディスプレイの文字表示において、見かけ上3倍の解像度を得ることができるとするものである(例えば下記特許文献1、図11参照)。
特開2007−155878号公報
ところで、プロジェクタにあってはRGB画素が配列されたディスプレイとは異なり、取り込んだ画像をフレーム単位で異なる発光色により時分割投影する装置である。例えば、当該プロジェクタがRGBとY(イエロー)、C(シアン)、M(マゼンタ)とを有するカラーホイールを用いて時分割投影により色順次表示を行う装置であるとする(図2参照)。すると、図4に示すように、クリアタイプ(b)におけるドット(1)は「RGB」であることから、従来投影(c)においてもRGBでの色順次表示によりW(ホワイト)に表示される。したがって、このドット(1)に関しては、後述する偽色の発生原因となることはない。
しかし、クリアタイプ(b)におけるドット(2)は「GBR」である。このとき、G+B=Cであるから、クリアタイプ(b)におけるドット(2)の「GB」は、従来投影(c)におけるドット(2)では「C」で投影される。また、クリアタイプ(b)におけるドット(2)の「R」は、従来投影(c)におけるドット(2)でそのまま「R」で投影される。
また、クリアタイプ(b)におけるドット(3)は「BRG」である。したがって、クリアタイプ(b)におけるドット(3)の「B」は従来投影(c)におけるドット(2)でそのまま「B」で投影される。しかし、R+G=Yであるから、クリアタイプ(b)におけるドット(3)の「RG」は従来投影(c)におけるドット(3)では「Y」で投影される。
したがって、従来投影(c)において、ドット(2)(3)等は「W」とならず、これにより投影された画像中の文字に偽色が発生するという問題が生ずる。
本発明は、かかる従来の課題に鑑みてなされたものであり、RGB画素が配列されたディスプレイ用補間技術に基づく画像であっても、偽色の発生を伴うことなく表示することのできる表示装置、画像表示制御プログラム及び画像表示方法を提供することを目的とするものである。
前記課題を解決するため請求項1記載の発明に係る表示装置にあっては、表示する画像を取り込む取込手段と、この取込手段により取り込まれた画像中に、RGB画素が配列されたディスプレイ用補間技術に基づく画像部分が含まれているか否かを判断する判断手段と、この判断手段により、前記画像中にRGB画素が配列されたディスプレイ用補間技術に基づく画像部分が含まれていると判断された場合、前記画像部分が有する2色に基づき
に基づく画像部分が含まれていると判断された場合、前記画像部分が有する2色に基づき、当該画像部分を補正する補正手段と、この補正手段により前記画像部分が補正された画像の各画素のRGB成分を同じ位置に表示する表示手段とを備え、前記判断手段は、特定の領域において、所定割合以上である2色が存在するか否かを判断する第1の判断手段と、この第1の判断手段により、所定割合以上である2色が存在すると判断された場合に、それ以外の色が前記2色の境界部分に存在するか否かを判断する第2の判断手段とを含み、前記補正手段は、前記2色の境界部分にあるピクセルの色が当該2色の色をある比率で混ぜた色となることを第1の条件とし、明るさが前記境界部分の元の色と変わらないことを第2の条件として、この第1及び第2の条件を満たすように補正することを特徴とする。
また、請求項記載の発明に係る表示装置にあっては、前記2色は、文字色と背景色とであることを特徴とする。
また、請求項記載の発明に係る表示装置にあっては、前記補正手段は、所定の演算式を用いて前記補正を実行することを特徴とする。
また、請求項記載の発明に係る表示装置にあっては、前記表示手段は、前記補正された画像をフレーム単位で異なる色により時分割表示することで各画素のRGB成分を同じ位置に表示することを特徴とする。
また、請求項記載の発明に係る表示装置にあっては、前記表示手段は、前記補正された画像を異なる発光色により各画素のRGB成分を同じ位置に投影して表示することを特徴とする。
また、請求項記載の発明に係る表示装置にあっては、前記取込手段により取り込まれた画像を複数の領域に分割する分割手段をさらに備え、前記第1の判断手段は、前記特定の領域として、前記分割手段により分割された各領域において、所定割合以上である2色が存在するか否かを判断することを特徴とする。
また、請求項記載の発明に係る表示装置にあっては、前記所定割合は、80パーセントであることを特徴とする。
また、請求項記載の発明に係る表示装置にあっては、前記RGB画素が配列されたディスプレイ用補間技術に基づく画像部分が含まれている画像は、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイのいずれか用の画像であることを特徴とする。
また、請求項記載の発明に係る画像表示制御プログラムにあっては、画像を表示する表示装置が有するコンピュータを、前記画像を順次取り込む取込手段と、この取込手段により取り込まれた画像中にRGB画素が配列されたディスプレイ用補間技術に基づく画像部分が含まれているか否かを判断する判断手段と、この判断手段により、前記画像中にRGB画素が配列されたディスプレイ用補間技術に基づく画像部分が含まれていると判断された場合、前記画像部分が有する2色に基づき、当該画像部分を補正する補正手段と、この補正手段により前記画像部分が補正された画像の各画素のRGB成分を同じ位置に表示する表示手段として機能させ、前記判断手段は、特定の領域において、所定割合以上である2色が存在するか否かを判断する第1の判断手段と、この第1の判断手段により、所定割合以上である2色が存在すると判断された場合に、それ以外の色が前記2色の境界部分に存在するか否かを判断する第2の判断手段とを含み、前記補正手段は、前記2色の境界部分にあるピクセルの色が当該2色の色をある比率で混ぜた色となることを第1の条件とし、明るさが前記境界部分の元の色と変わらないことを第2の条件として、この第1及び第2の条件を満たすように補正することを特徴とする。
また、請求項10記載の発明に係る及び画像表示方法にあっては、表示する画像を取り込む取込ステップと、この取込ステップにより取り込まれた画像中にRGB画素が配列されたディスプレイ用補間技術に基づく画像部分が含まれているか否かを判断する判断ステップと、この判断ステップにより、前記画像中にRGB画素が配列されたディスプレイ用補間技術に基づく画像部分が含まれていると判断された場合、前記画像部分が有する2色に基づき、当該画像部分を補正する補正ステップと、この補正ステップにより前記画像部分が補正された画像の各画素のRGB成分を同じ位置に表示する表示ステップとを含み、前記判断ステップは、特定の領域において、所定割合以上である2色が存在するか否かを判断する第1の判断ステップと、この第1の判断ステップにより、所定割合以上である2色が存在すると判断された場合に、それ以外の色が前記2色の境界部分に存在するか否かを判断する第2の判断ステップとを含み、前記補正ステップは、前記2色の境界部分にあるピクセルの色が当該2色の色をある比率で混ぜた色となることを第1の条件とし、明るさが前記境界部分の元の色と変わらないことを第2の条件として、この第1及び第2の条件を満たすように補正することを特徴とする。
本発明によれば、RGB画素が配列されたディスプレイ用補間技術に基づく画像であっても、色の発生を伴うことなく表示することができる。
本発明の一実施の形態に係るプロジェクタのブロック構成図である。 カラーホイールの構成を示す正面図である。 本実施の形態における処理手順を示すフローチャートである。 (a)は液晶表示画像の表示詳細を示す図、(b)はクリアタイプの表示詳細を示す図、(c)は従来の投影装置における表示詳細を示す図、(c)は本発の一実施の形態における表示詳細を示す図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。図1に示すように、本実施の形態に係るプロジェクタ10は、PC等外部機器が入出力コネクタ部11を介して接続されており、入出力コネクタ部11から入力された各種規格の画像信号は、入出力インタフェース(I/F)12、システムバス13を介してフレームバッファ14にフレーム単位で格納される。
フレームバッファ14にフレーム単位で格納された画像信号は、制御部27により後述するフローチャートに示すように必要に応じて補正されて、画像変換部15で所定のフォーマットの画像信号に統一された後に、投影画像処理部16に送られるようになっている。投影画像処理部16では、送られてきた画像信号からビデオ信号を生成し、適宜のフレームレート例えば60[フレーム/秒]と色成分の分割数、及び表示階調数を乗算した、より高速な時分割駆動で空間的光変調素子(SOM)である例えばマイクロミラー素子17を表示駆動するようになっている。
システムバス13には、投影光処理部18を介して光源ランプ19としてLEDが接続されている。光源ランプ19は、後面側がリフレクタ20により覆われている。光源ランプ19と前述のマイクロミラー素子17との間には、カラーホイール21、インテグレータ22、ミラー23が配設されており、光源ランプ19から出射される光を、カラーホイール21を介して適宜原色に着色し、インテグレータ22、ミラー23を介してマイクロミラー素子17に照射されることで、その反射光で光像が形成され、投影レンズ24を介して図示しないスクリーンに投影表示される。
光源ランプ19の点灯駆動と、カラーホイール21を回転駆動するモータ25はいずれも投影光処理部18からの供給電圧値に基づいて動作される。また、前記カラーホイール21は、その周端面に近接配置したマーカセンサ26により所定の回転位置が検出されるものであり、その検出信号は投影画像処理部16に入力される。
カラーホイール21は、図2に示すように、円盤状のものであり、6つのフィルタ21R,21Y,21G,21C,21B,21Mが周方向に配置されている。フィルタ21R,21G,21Bは、それぞれ、投光された光を、R、G、Bの3原色に分解する原色(成分)フィルタである。フィルタ21R,21G,21Bは、いずれもカラーホイール21の中心に対し、60°の角度を有し、均等に配置されている。
フィルタ21Yは、フィルタ21G,21Rとの間に配置され、両フィルタが分解するG色とR色との補色Y(イエロー)を中間色とする中間色(補色)フィルタである。フィルタ21Cは、フィルタ21G,21Bの間に配置され、両フィルタが分解するB色とG色との補色C(シアン)を中間色とする中間色フィルタである。フィルタ21Mは、フィルタ21B,21Rの間に配置され、両フィルタが分解するB色とR色との補色(マゼンタ)を中間色とする中間色フィルタである。
カラーホイール21のフィルタ21R,21Mの間には、マーカ211が設けられている。このマーカ211は、貫通孔からなり各フィルタ21R,21Y,21G,21C,21B,21Mの位置検出に用いられる。
前記マーカセンサ26は、例えば反射型のフォト・インタラプタで構成されており、このカラーホイール21のリム部に対向するように近接配置されている。前記マーカセンサ26は、マーカ211部分でのみ、フォト・インタラプタを構成するLEDで出射した光がリム部で反射されず、同受光素子の出力信号のレベルが低下することから、マーカ211の位置を検出することができる。
前記制御部27は、各回路の全ての動作制御を中央処理部であり、CPUとその周辺回路等で構成されている。記憶部28は、制御部27が後述するフローチャートに示す処理を実行するためのプログラム等を記憶している。
この制御部27には、システムバス13を介して画像記録部29が接続されている。前記画像変換部15は、輝度及び色差信号をADCT、ハフマン符号化等の処理によりデータ圧縮し、得られた画像データを、このプロジェクタ10の記録媒体として装着される画像記録部29に書き込むようになっている。画像記録部29は、例えばフラッシュメモリ等から構成され、撮影により得たデータが記憶される。
音声処理部30は、PCM音源等の音源回路を備えており、投影動作時に与えられる音声データをアナログ化し、前記スピーカ31を駆動して拡声放音し、あるいは必要によりビープ音を発生させる。
キースイッチ部32は、装置の電源のオン/オフ、投影開始スイッチ、モード切替スイッチ等の各種スイッチ等を備え各キー操作信号を制御部27に出力する。また、リモコン信号受信部33は、リモコン信号を受信し、この受信したリモコン信号をコード信号化して制御部27に送出する。
なお、無線制御部34は、所定周波数の無線信号を送受信し、受信信号をシステムバス13を介して制御部27に供給し、また、制御部27が生成した送信信号を外部に送信する機能を有する。
次に、本実施の形態に係るプロジェクタ10の動作について、図3に示すフローチャートに従って説明する。電源がオンの状態で投影開始スイッチが操作されると、制御部27は、記憶部28に記憶されているプログラムに従って処理を実行する。すなわち、入出力コネクタ部11に接続されたPC等外部機器から、入出力インタフェース12を画像の取り込みを開始する(ステップS1)。そして、この取り込んだ画像を1フレームずつフレームバッファ14に格納する(ステップS2)。
次に、このフレームバッファ14に格納された画像をフレーム内においてN個の矩形エリアに分割する(ステップS3)。これにより、フレームバッファ14に格納された画像は、1番目からN番目までのN個の矩形エリアに分割されることとなる。引き続き、カウンタAに初期値「1」をセットする(ステップS4)。そして、カウンタAの値で示されるA番目の矩形エリアの中で、ある2色の割合が80パーセント以上であるか否かを判断する(ステップS5)。
すなわち、このステップS5及びこれに続くステップS6は、当該矩形エリアの中にクリアタイプが存在するか否かを判断するためのステップである。クリアタイプは通常、背景色に対してある文字を一色で描画した際に、文字色と背景色である2色の境界部分に対して行われる。したがって、通常の文字と背景とからなる画像の場合は、文字と背景とで構成されるが、クリアタイプの場合は、文字と背景のみならず、これら文字と背景との境界部分に、当該文字の色と背景の色とは異なる色の部分が存在することとなる。
そこで、本実施の形態においては、ある2色の割合が8割以上であれば、その2色のうち、一方は文字色で他方は背景色であると判定し、文字と背景とが存在することを確認する。そして、これにより文字の存在を確認することができたならば、それ以外の色が文字色と背景色との境界部分に存在するか否かを判断して、それ以外の色がその境界部分に存在する場合にはクリアタイプであると判定する。
このため、先ずステップS5で、前述のようにある2色の割合が80パーセント以上であるか否かを判断する。この判断がYESであって、文字と背景であることが判明したならば、さらに、この文字と背景との境界部分に当該文字色と当該背景色との2色以外の色が存在するか否かを判断する(ステップS6)。
したがって、ステップS5及びステップS6での判断により、確実に画像中におけるクリアタイプを検出することができる。
そして、ステップS5及びステップS6の判断が共にYESであるならば、クリアタイプである断定して、ステップS7の処理を行う。このステップS7においては、クリアタイプであると判断した矩形エリアの位置情報、例えば矩形エリアの左上座標と右下座標を制御部27内の記憶領域に記憶するとともに、前記文字色と背景色の2色を色情報として記憶する(ステップS7)。しかる後に、ステップS8に進む。
しかし、ステップS5及びステップS6の判断のいずれか1つでもNOであれば、クリアタイプではないと断定し、ステップS7の処理を行うことなくステップS8に進む。このステップS8においては、カウンタAの値が分割数Nに達したか否か、つまり分割した矩形エリア全てについて、クリアタイプであるか否かの判定を終了したか否か判断する。
A≠Nであって、クリアタイプであるか否かの判定を行っていない矩形エリアが残っているならば、カウンタAの値をインクリメントして(ステップS9)、ステップS5から処理を繰り返す。そして、分割した矩形エリアの全てについて、クリアタイプであるか否かの判定を終了すると、カウンタAの値が分割数Nに達して(A=N)、ステップS8の判断がYESとなる。
したがって、ステップS8からステップS10に進み、フレームバッファ14に記憶されている画像にクリアタイプ部分があったか否かを判断する。つまり、ステップS7の処理が実行されて、クリアタイプと判定された矩形エリアの左上座標と右下座標、文字色と背景色の2色からなる色情報が記憶されているか否かを判断する。
このステップS10の判断がYESであって、クリアタイプ部分があるならば、前述のように文字色と背景色である2色の境界部分に、当該2色とは異なる色が存在することから、当該境界部分にあるピクセルの色を補正する(ステップS11)。
ここで、クリアタイプでない通常の画像において、境界部分を補間した場合、2色の境界部分のピクセルの色は、当該2色の色をある比率で混ぜた色となる。したがって、このステップS11の処理に際しても、2色の境界部分にあるピクセルの色が当該2色の色をある比率で混ぜた色となることを第1の条件として、補正する。また、明るさが元の色(クリアタイプにおける境界部分の色)と変わらないことを第2の条件として、補正する。
これら第1及び第2の条件を満たす補正を行うに際しては、下記の変換式を用いることができる。
Y=C1+[{Y(X)-Y(C1)}/{Y(C2)-Y(C1)}]×(C1-C2)
ただし、
C1:文字色、背景色のうちの一方(赤成分、緑成分、青成分からなるベクトル)
Y:変換先の色(赤成分、緑成分、青成分からなるベクトル)
X:変換元の色(赤成分、緑成分、青成分からなるベクトル)
C2:字色、背景色のうちの他方(赤成分、緑成分、青成分からなるベクトル)
Y(C):色から明るさへの変換(ベクトルからスカラーへの変換)
Y(C):=0.299×[Cの赤成分]+0.587×[Cの緑成分]+0.114×[Cの青成分]
そして、この補正を行ったならば投影処理を実行する(ステップS12)。これにより、「クリアタイプ」と称されるRGB画素が配列されたディスプレイ用補間技術に基づく画像であっても、偽色の発生を伴うことなく投影表示することができる。
すなわち、例えば図4に示したように背景が黒(BK)で白の文字(白抜きの文字)を投影する場合、クリアタイプ(b)におけるドット(2)は「GBR」である。したがって、「クリアタイプ」の文字をそのまま投影すると、前述のように、G+B=Cであるから、クリアタイプ(b)におけるドット(2)の「GB」は、従来投影(c)におけるドット(2)では「C」で投影され、クリアタイプ(b)におけるドット(2)の「R」は、従来投影(c)におけるドット(2)でそのまま「R」で投影される。また、クリアタイプ(b)におけるドット(3)は「BRG」である。したがって、クリアタイプ(b)におけるドット(3)の「B」は従来投影(c)におけるドット(2)でそのまま「B」で投影され、R+G=Yであるから、クリアタイプ(b)におけるドット(3)の「RG」は従来投影(c)におけるドット(3)では「Y」で投影される。これより、投影された画像中の文字に偽色が発生することとなる。
しかし、前記補正を行って投影処理を実行すると、図4の本案投影(d)に示すように、ドット(2)は「明るいグレー」と「暗いグレー」とで投影され、ドット(3)は「暗いグレー」と「明るいグレー」とで投影される。つまり、前述のように、2色の境界部分にあるピクセルの色が当該2色の色をある比率で混ぜた色となることを第1の条件とし、明るさが元の色(クリアタイプにおける境界部分の色)と変わらないことを第2の条件として、この第1及び第2の条件を満たすように補正して投影すると、RGB系は暗いグレーに変換されて投影され、Bが最も暗いグレーに変換されて投影され、YMC系は明るいグレーに変換されて投影される。
したがって、「クリアタイプ」と称されるRGB画素が配列されたディスプレイ用補間技術に基づく画像であっても、偽色の発生を伴うことなく文字を投影することができ、しかも投影文字の明るさも十分に確保することができる。
また、補正は前述のように演算式を用いて行うことができることから、補正処理が複雑化することもない。
そして、ステップS12に続くステップS13においては、投影の終了指示が検出されたか否かを判断し、終了指示が検出されるまでステップS2からの処理を繰り返す。終了指示が検出されたならば、ステップS13からエンドに進みこのフローに従った処理を終了する。
なお、本実施の形態においては、カラーホイールを用いて色順次表示を行うプロジェクタに本発明を適用するようにしたが、カラーホイールを用いることなく発色光の異なるLED等の光源を時分割点灯させて色順次表示を行うプロジェクタにも本発明を適用することができる。また、本実施の形態においては、RGB画素が配列されたディスプレイ用補間技術に基づく画像部分が含まれている画像として、液晶ディスプレイ用補間技術の例を示したが、RGB画素が配列された有機ELディスプレイ等、他のディスプレイ用補間技術であっても良い。
10 プロジェクタ
11 入出力コネクタ部
12 入出力インタフェース
14 フレームバッファ
15 画像変換部
16 投影画像処理部
17 マイクロミラー素子
18 投影光処理部
19 光源ランプ
21 カラーホイール
22 インテグレータ
23 ミラー
27 制御部

Claims (10)

  1. 表示する画像を取り込む取込手段と、
    この取込手段により取り込まれた画像中に、RGB画素が配列されたディスプレイ用補間技術に基づく画像部分が含まれているか否かを判断する判断手段と、
    この判断手段により、前記画像中にRGB画素が配列されたディスプレイ用補間技術に基づく画像部分が含まれていると判断された場合、前記画像部分が有する2色に基づき、当該画像部分を補正する補正手段と、
    この補正手段により前記画像部分が補正された画像の各画素のRGB成分を同じ位置に表示する表示手段と
    を備え、
    前記判断手段は、
    特定の領域において、所定割合以上である2色が存在するか否かを判断する第1の判断手段と、
    この第1の判断手段により、所定割合以上である2色が存在すると判断された場合に、それ以外の色が前記2色の境界部分に存在するか否かを判断する第2の判断手段と
    を含み、
    前記補正手段は、前記2色の境界部分にあるピクセルの色が当該2色の色をある比率で混ぜた色となることを第1の条件とし、明るさが前記境界部分の元の色と変わらないことを第2の条件として、この第1及び第2の条件を満たすように補正する
    ことを特徴とする請求項1記載の表示装置。
  2. 前記2色は、文字色と背景色とであることを特徴とする請求項1記載の表示装置。
  3. 前記補正手段は、所定の演算式を用いて前記補正を実行することを特徴とする請求項1又は2記載の表示装置。
  4. 前記表示手段は、前記補正された画像をフレーム単位で異なる色により時分割表示することで各画素のRGB成分を同じ位置に表示することを特徴とする請求項1からのいずれか記載の表示装置。
  5. 前記表示手段は、前記補正された画像を異なる発光色により各画素のRGB成分を同じ位置に投影して表示することを特徴とする請求項1からのいずれか記載の表示装置。
  6. 前記取込手段により取り込まれた画像を複数の領域に分割する分割手段
    をさらに備え、
    前記第1の判断手段は、前記特定の領域として、前記分割手段により分割された各領域において、所定割合以上である2色が存在するか否かを判断することを特徴とする請求項1からのいずれか記載の表示装置。
  7. 前記所定割合は、80パーセントであることを特徴とする請求項1からのいずれか記載の表示装置。
  8. 前記RGB画素が配列されたディスプレイ用補間技術に基づく画像部分が含まれている画像は、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイのいずれか用の画像であることを特徴とする請求項1からのいずれか記載の表示装置。
  9. 画像を表示する表示装置が有するコンピュータを、
    前記画像を取り込む取込手段と、
    この取込手段により取り込まれた画像中にRGB画素が配列されたディスプレイ用補間技術に基づく画像部分が含まれているか否かを判断する判断手段と、
    この判断手段により、前記画像中にRGB画素が配列されたディスプレイ用補間技術に基づく画像部分が含まれていると判断された場合、前記画像部分が有する2色に基づき、当該画像部分を補正する補正手段と、
    この補正手段により前記画像部分が補正された画像の各画素のRGB成分を同じ位置に表示する表示手段として機能させ、
    前記判断手段は、
    特定の領域において、所定割合以上である2色が存在するか否かを判断する第1の判断手段と、
    この第1の判断手段により、所定割合以上である2色が存在すると判断された場合に、それ以外の色が前記2色の境界部分に存在するか否かを判断する第2の判断手段と
    を含み、
    前記補正手段は、前記2色の境界部分にあるピクセルの色が当該2色の色をある比率で混ぜた色となることを第1の条件とし、明るさが前記境界部分の元の色と変わらないことを第2の条件として、この第1及び第2の条件を満たすように補正する
    ことを特徴とする画像表示制御プログラム。
  10. 表示する画像を取り込む取込ステップと、
    この取込ステップにより取り込まれた画像中にRGB画素が配列されたディスプレイ用補間技術に基づく画像部分が含まれているか否かを判断する判断ステップと、
    この判断ステップにより、前記画像中にRGB画素が配列されたディスプレイ用補間技術に基づく画像部分が含まれていると判断された場合、前記画像部分が有する2色に基づき、当該画像部分を補正する補正ステップと、
    この補正ステップにより前記画像部分が補正された画像の各画素のRGB成分を同じ位置に表示する表示ステップと
    を含み、
    前記判断ステップは、
    特定の領域において、所定割合以上である2色が存在するか否かを判断する第1の判断ステップと、
    この第1の判断ステップにより、所定割合以上である2色が存在すると判断された場合に、それ以外の色が前記2色の境界部分に存在するか否かを判断する第2の判断ステップと
    を含み、
    前記補正ステップは、前記2色の境界部分にあるピクセルの色が当該2色の色をある比率で混ぜた色となることを第1の条件とし、明るさが前記境界部分の元の色と変わらないことを第2の条件として、この第1及び第2の条件を満たすように補正する
    ことを特徴とする画像表示方法。
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