JP5445152B2 - 無線通信装置、リモート局装置、基地局装置 - Google Patents

無線通信装置、リモート局装置、基地局装置 Download PDF

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Description

本発明は、基地局とリモート局が通信を行い、リモート局と端末装置が無線通信を行う無線通信装置に関する。
移動通信システムにおけるデータレートの増加に従い、無線周波数は高くなり、セルの大きさは減少する傾向がある。また、地形的な制約や建造物の制約によって、セルの大きさが制限される場合がある。
このような場合に対し、例えば、分散アンテナシステムが提案されている。分散アンテナシステムは、基地局の機能のうちアンテナを含む無線処理部をリモート局とし、複数のリモート局をそれぞれ小さいセルに配置し、複数のリモート局にカバーされる領域をまとめて一つのセルとして扱う。リモート局は端末(ユーザ端末)との無線通信を行う。分散アンテナシステムは、一つの基地局をさまざまなエリアに適用でき、ハンドオーバの回数を減らすことができる。これにより、分散アンテナシステムは、コストパフォーマンスを向上させることができる。
リンクの接続トポロジー(物理トポロジー)として、バス型、スター型、あるいは両者のハイブリッド型が用いられる。
関連する技術として、様々な接続トポロジーを適用する技術、ループ型の接続を適用する技術、基地局が複数のリモート局にそれぞれ異なる下りリンク信号を送信する技術が知られている。
特開2000−324044号公報 特開平9−51573号公報 特開2007−53768号公報
しかしながら、全てのリモート局が同じ下りリンク信号の送信を行う場合、干渉が多く発生する。一方、基地局が複数のリモート局にそれぞれ異なる下りリンク信号を送信する場合、基地局と複数のリモート局は、スター型のリンクを構成する必要がある。
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、基地局とリモート局のリンクの物理トポロジーに依存することなく、端末間の干渉を低減する技術を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明の一態様は、基地局部と、前記基地局部と通信を行うと共に複数の無線リソースを用いて複数の端末装置と無線通信を行うことができる、複数のリモート局部と、を備え、前記基地局部は、前記リモート局部の夫々による前記複数の無線リソースの夫々の信号処理を示す制御情報を決定する決定部と、前記制御情報と前記複数の端末装置への信号を含む第1下りリンク信号とを前記リモート局部へ送信する第1送信部と、前記複数の端末装置からの信号を含む第1上りリンク信号を、前記リモート局部から受信する第1受信部と、を備え、前記複数のリモート局部の夫々は、前記制御情報と前記第1下りリンク信号とを前記基地局部から受信する第2受信部と、前記無線通信を用いて、前記基地局部への信号を含む第2上りリンク信号を前記複数の端末装置から受信する第3受信部と、前記無線通信を用いて、前記基地局部からの信号を含む第2下りリンク信号を前記複数の端末装置へ送信する第2送信部と、前記第1上りリンク信号を前記基地局部へ送信する第3送信部と、前記第1下りリンク信号に第1信号処理を行うことにより前記第2下りリンク信号を生成する第1信号処理部と、前記第2上りリンク信号に第2信号処理を行うことにより前記第1上りリンク信号を生成する第2信号処理部と、を備え、前記第1信号処理と前記第2信号処理の少なくともいずれかは、前記制御情報に基づいて前記複数の無線リソースの夫々に対する信号処理を行う、無線通信装置である。
また、本発明の一態様は、複数の無線リソースを用いて複数の端末装置と無線通信を行うことができるリモート局装置であって、前記リモート局装置の夫々による前記複数の無線リソースの夫々の信号処理を示す制御情報と前記複数の端末装置への信号を含む第1下りリンク信号とを基地局装置から受信する第2受信部と、前記無線通信を用いて、前記基地局装置への信号を含む第2上りリンク信号を前記複数の端末装置から受信する第3受信部と、前記無線通信を用いて、前記基地局装置からの信号を含む第2下りリンク信号を前記複数の端末装置へ送信する第2送信部と、前記基地局装置への信号を含む第1上りリンク信号を前記基地局装置へ送信する第3送信部と、前記第1下りリンク信号に第1信号処理を行うことにより前記第2下りリンク信号を生成する第1信号処理部と、前記第2上りリンク信号に第2信号処理を行うことにより前記第1上りリンク信号を生成する第2信号処理部と、を備え、前記第1信号処理と前記第2信号処理の少なくともいずれかは、前記制御情報に基づいて前記複数の無線リソースの夫々に対する信号処理を行う、リモート局装置である。
また、本発明の一態様は、複数の無線リソースを用いて複数の端末装置との間で無線通信を行うことができる複数のリモート局装置に関し、前記複数のリモート局装置と通信を行う基地局装置であって、前記リモート局装置の夫々による前記複数の無線リソースの夫々の信号処理を示す制御情報を決定する決定部と、前記制御情報と前記複数の端末装置への信号を含む第1下りリンク信号とを前記リモート局装置へ送信する第1送信部と、前記複数の端末装置からの信号を含む第1上りリンク信号を、前記リモート局装置から受信する第1受信部と、を備え、前記複数のリモート局装置の夫々は、前記制御情報と前記第1下りリンク信号とを前記基地局装置から受信する第2受信部と、前記無線通信を用いて、前記基地局装置への信号を含む第2上りリンク信号を前記複数の端末装置から受信する第3受信部と、前記無線通信を用いて、前記基地局装置からの信号を含む第2下りリンク信号を前記複数の端末装置へ送信する第2送信部と、前記第1上りリンク信号を前記基地局装置へ送信する第3送信部と、前記第1下りリンク信号に第1信号処理を行うことにより前記第2下りリンク信号を生成する第1信号処理部と、前記第2上りリンク信号に第2信号処理を行うことにより前記第1上りリンク信号を生成する第2信号処理部と、を備え、前記第1信号処理と前記第2信号処理の少なくともいずれかは、前記制御情報に基づいて前記複数の無線リソースの夫々に対する信号処理を行う、基地局装置である。
この出願に開示された技術によれば、基地局とリモート局のリンクの物理トポロジーに依存することなく、端末間の干渉を低減することができる。
分散アンテナシステム1の構成を示すブロック図である。 基地局2aの構成を示すブロック図である。 関連テーブルを示す表である。 無線リソース割り当てテーブルを示す表である。 無線リソース送信テーブルを示す表である。 リモート局3aの構成を示すブロック図である。 リモート局3a内のDL信号処理部33の構成を示すブロック図である。 リモート局3aによる送信信号の構成を示す模式図である。 リモート局3a内のUL信号処理部38の構成を示すブロック図である。 送信アンテナ数が2である場合のプリコーディングベクタの例を示す表である。 無線リソース送信テーブルにより送信が必要と示された場合のユーザ端末プリコーディングベクタテーブルを示す表である。 ユーザ端末プリコーディングベクタテーブルを示す表である。 複数の送信ストリームを用いる場合の無線リソース割り当て方法を示すフローチャートである。 複数の送信ストリームを用いる場合の無線リソース割り当てテーブルを示す表である。 複数の送信ストリームを用いる場合のDL信号処理部33の構成を示すブロック図である。 リモート局3pの構成を示すブロック図である。 リモート局3qの構成を示すブロック図である。 ユーザ端末4uの構成を示すブロック図である。 パンクチャ・パターンを示す模式図である。 リモート局3gの構成を示すブロック図である。 基地局2gの構成を示すブロック図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。
<実施形態1>
以下、本発明の無線通信装置の適用例である、分散アンテナシステム1について説明する。
図1は、分散アンテナシステム1の構成を示すブロック図である。分散アンテナシステム1は、基地局(base station:BS)2a、リモート局(remote access unit:RAU)3a,3b,3c,3d,3e,3f、ユーザ端末(user equipment:UE)4u,4vを有する。分散アンテナシステム1はビル5内に設けられる。ビル5は、地上6階、地下1階のフロアを有する。基地局2aは、地下1階に設けられる。リモート局3a,3b,3c,3d,3e,3fはそれぞれ、1階、2階、3階、4階、5階、6階に設けられる。ユーザ端末4u,4vはそれぞれ、ユーザと共に移動可能である。この例において、ユーザ端末4u,4vはそれぞれ、6階と3階に位置する。
この例において、基地局2aとリモート局3a,3b,3c,3d,3e,3fとは、基地局リモート局間IF(interface)を介した通信を行う。基地局リモート局間IFは、例えば、メタルケーブル、光ファイバケーブル、無線などである。基地局2aとリモート局3a,3b,3c,3d,3e,3fとのリンクの接続トポロジー(物理トポロジー)は、例えば、バス型、スター型、両者のハイブリッド型である。
リモート局3a,3b,3c,3d,3e,3fとユーザ端末4u,4vとは、無線通信を行う。
以下、基地局2aの構成について説明する。
図2は、基地局2aの構成を示すブロック図である。基地局2aは、UE管理部21、DL(down link)スケジューラ22、DL信号処理部23、リモート局制御情報生成部24、IF(interface)部25、UL(up link)信号処理部26を有する。
以下、基地局2aによる下りリンクの処理である基地局下りリンク処理について説明する。
UE管理部21は、ユーザ端末4u,4vとリモート局3a,3b,3c,3d,3e,3fとを関連付ける関連付け処理を行い、その関連付け処理の結果である関連テーブルを基地局2a内のメモリへ保存する。図3は関連テーブルを示す表である。関連付けテーブルは、ユーザ端末毎に、ユーザ端末(UE)番号、そのユーザ端末に関連付けられたリモート局を示す関連リモート局番号を示す。この例において、関連リモート局番号には当該ユーザ端末との通信の適性についての優先順位が付けられ、当該ユーザ端末との通信に1番目に適するリモート局のリモート局(RAU)番号、…、当該ユーザ端末との通信にK番目に適するリモート局のリモート局番号を示す。この例において、リモート局数Kは6である。
ここで、関連付け処理は、ユーザ端末4u,4vのそれぞれからの信号が、リモート局3a,3b,3c,3d,3e,3fのそれぞれにより受信された場合の、誤り率や受信電力等の通信品質を取得することにより、関連リモート局番号を決定する。関連リモート局番号は、通信品質により優先順位を付けられたリモート局のリモート局番号であっても良いし、所定の通信品質条件を満たすリモート局のリモート局番号だけであっても良い。
DLスケジューラ22は、所定の無線リソース割り当て方法を用いて、ユーザ端末4u,4vのそれぞれに無線リソースを割り当て、その割り当ての結果である無線リソース割り当てテーブルを基地局2a内のメモリへ保存する。
例えば、分散アンテナシステム1がOFDMA(orthogonal frequency division multiple access)を用いる場合、無線リソースは、複数のサブキャリアのグループである周波数ブロックである。その他、分散アンテナシステム1がCDMA(code division multiple access)を用いる場合、無線リソースは、拡散コードである。分散アンテナシステム1がFDMA(frequency division multiple access)を用いる場合、無線リソースは周波数帯である。分散アンテナシステム1がTDMA(time division multiple access)を用いる場合、無線リソースは時間スロットである。以下の例において、分散アンテナシステム1はOFDMAを用いる。
無線リソース割り当て方法は、RR(Round Robin)、PF(Proportional Fairness)など、様々なアルゴリズムを用いることができる。DLスケジューラ22は、例えば、ある無線リソースを用いた場合の瞬間見込みスループットを予測し、瞬間見込みスループット対平均スループットの比が最も大きくなるユーザ端末を、その無線リソースへ割り当てる。
図4は無線リソース割り当てテーブルを示す表である。無線リソース割り当てテーブルは、無線リソース毎に、無線リソース番号、その無線リソースに割り当てられたユーザ端末のユーザ端末番号を示す。
無線リソース割り当てテーブルは、基地局2a内のメモリ内に予め設定されても良い。
更に、DLスケジューラ22は、関連テーブルと無線リソース割り当てテーブルから無線リソース送信テーブルを作成する。図5は無線リソース送信テーブルを示す表である。無線リソース送信テーブルは、リモート局毎に、リモート局番号、そのリモート局が送信に用いる無線リソースである送信無線リソースを示す。送信無線リソースは、無線リソース番号毎に、「Yes」か「No」で表される。この「Yes」は、そのリモート局による送信が必要であること(送信必要)を示す。この「No」は、そのリモート局による送信が不要であること(送信不要)を示す。
なお、「Yes」は、そのリモート局による受信が必要、またはそのリモート局による送信および受信が必要であることを示しても良い。同様に、「No」は、そのリモート局による受信が不要、またはそのリモート局による送信および受信が不要、であることを示しても良い。
DL信号処理部23は、無線リソース割り当てテーブルに基づいて、無線リソース番号順に、その無線リソースに割り当てられたユーザ端末への送信データを選択することにより、基地局からリモート局への下りリンクの情報を含む基地局下りリンク信号を生成する。
リモート局制御情報生成部24は、関連テーブル、無線リソース割り当てテーブル、無線リソース送信テーブルを含む、リモート局制御情報を生成する。
IF部25は、基地局リモート局間IFを介して、基地局下りリンク信号とリモート局制御情報をリモート局3a,3b,3c,3d,3e,3fへ送信する。
以下、リモート局3a,3b,3c,3d,3e,3fの構成について説明する。
図6は、リモート局3aの構成を示すブロック図である。リモート局3aは、自局宛制御情報取得部32、DL信号処理部33、無線送信部34、無線受信部35、IF部36,37、UL信号処理部38、アンテナ40a,40b,40c,40dを有する。リモート局3b,3c,3d,3e,3fの構成は、リモート局3aの構成と同様である。この実施形態におけるリモート局3a,3b,3c,3d,3e,3fは、互いに有線でカスケード接続されることができる。
リモート局3a,3b,3c,3d,3e,3fのそれぞれは、予め自局の番号であるリモート局番号を割り当てられ、そのリモート局番号を内部のメモリに保存する。
カスケード接続の最も上位のリモート局のIF部36は、基地局2aに有線で接続される。
以下、リモート局3a,3b,3c,3d,3e,3fによる下りリンクの処理である、リモート局下りリンク処理について説明する。
IF部36は、基地局下りリンク信号とリモート局制御情報を、上位に接続されている局(基地局または他のリモート局である上位局)から受信する。
IF部37は、基地局下りリンク信号を、下位に接続されている局(他のリモート局である下位局)へ送信する。
自局宛制御情報取得部32は、リモート局制御情報から自局のリモート局番号に該当する部分である自局宛制御情報を抽出する。
図7は、リモート局3a内のDL信号処理部33の構成を示すブロック図である。DL信号処理部33は、無線リソース信号処理部41、信号変換部42を有する。無線リソース信号処理部41は、自局宛制御情報に基づいて、受信された基地局下りリンク信号のうち、自局が送信すべき無線リソースの部分を抽出する、即ち、自局の送信が不要と示された無線リソースの部分を取り除く。リモート局3aがMIMO(multiple input multiple output)送信を行う場合、無線リソース信号処理部41は更に、抽出された無線リソースの部分に対して、無線リソース毎のプリコーディングベクタを用いてプリコーディングを行う。
信号変換部42は、抽出された部分のIFFT(inverse fast fourier transform)を行うことにより、リモート局からユーザ端末への下りリンクの情報を含むリモート局下りリンク信号を生成する。
リモート局下りリンク信号は、関連テーブル、無線リソース割り当てテーブル、無線リソース送信テーブルを含む。
無線送信部34は、DL信号処理部33の出力のアップコンバート等の変調処理を行い、得られた信号を、アンテナ40a,40bを介してユーザ端末4u,4vへ無線送信する。
図8は、リモート局3aによる送信信号の構成を示す模式図である。この図において、横軸は時間を示し、縦軸は周波数を示す。自局制御信号に必要と示された無線リソースだけに信号が送信される。
このリモート局下りリンク処理によれば、あるリモート局は、関連付けテーブルによりそのリモート局に関連付けられていないユーザ端末への信号を送信しない。
ユーザ端末4u,4vは、無線リソース割り当てテーブルに基づいて、端末からリモート局への上りリンクの情報を含む端末上りリンク信号を生成し、リモート局3a,3b,3c,3d,3e,3fへ送信する。
なお、無線リソース送信テーブルは、無線リソース毎の係数を表しても良い。この場合、無線リソース信号処理部41は、自局宛制御情報に基づいて、受信された基地局下りリンク信号に対し、無線リソースの部分毎に係数を乗ずる。
以下、リモート局3a,3b,3c,3d,3e,3fによる上りリンクの処理である、リモート局上りリンク処理について説明する。
IF部37は、リモート局から基地局への上りリンクの情報を含むリモート局上りリンク信号を、下位に接続されている局から受信する。
無線受信部35は、ユーザ端末4u,4vからの無線信号をアンテナ40c,40dを介して受信し、ダウンコンバート等の復調処理を行い、得られた信号をUL信号処理部38へ出力する。
図9は、リモート局3a内のUL信号処理部38の構成を示すブロック図である。UL信号処理部38は、信号変換部43、無線リソース信号処理部44を有する。信号変換部43は、アンテナ40c,40dにより端末上りリンク信号を受信し、受信された端末上りリンク信号のFFT(fast fourier transform)を行う。無線リソース信号処理部44は、自局宛制御情報に基づいて、FFT結果のうち自局が受信すべき無線リソースの部分を抽出する、即ち、自局の受信が不要と示された無線リソースの部分を取り除く。次に、無線リソース信号処理部43は、抽出された部分とIF部37により受信された他局のリモート局上りリンク信号とを合成する。これにより、無線リソース信号処理部43は、自局のリモート局上りリンク信号を生成する。
IF部36は、自局のリモート局上りリンク信号を、上位に接続されている局へ送信する。
なお、この実施形態のように、DL信号処理部33とUL信号処理部38の両方が、自局宛制御情報に基づいて必要な部分を抽出する等の、無線リソース毎の信号処理を行っても良いし、DL信号処理部33とUL信号処理部38のいずれか一方が、自局宛制御情報に基づいて必要な部分を抽出する等の、無線リソース毎の信号処理を行っても良い。
以下、基地局2aによる上りリンクの処理である、基地局上りリンク処理について説明する。
IF部25は、基地局リモート局間IFを介して、リモート局上りリンク信号をリモート局3a,3b,3c,3d,3e,3fから受信する。
UL信号処理部26は、受信されたリモート局上りリンク信号から、各リモート局からの情報を復調する。
UE管理部21は、各リモート局からの情報に基づいて、前述の関連付け処理を行う。
以下、リモート局下りリンク処理におけるプリコーディングの詳細について説明する。
下りリンクにおいてプリコーディングが行われることにより、スループットを向上させることができる。ユーザ端末毎、無線リソース毎のプリコーディングベクタは、ユーザ端末からのフィードバックまたは端末上りリンク信号から計算される。
図10は、送信アンテナ数が2である場合のプリコーディングベクタの例を示す表である。UE管理部21は、ユーザ端末毎の無線リソース番号とプリコーディングベクタ番号を示すユーザ端末プリコーディングベクタテーブルを、基地局2a内のメモリへ保存する。
DLスケジューラ22は、無線リソース割り当てテーブルとユーザ端末プリコーディングベクタテーブルとを作成する。無線リソース送信テーブルと無線リソース送信テーブルにより送信有りと示された場合のプリコーディングベクタテーブルとが別に作成されても良い。図11は、無線リソース送信テーブルにより送信必要と示された場合のユーザ端末プリコーディングベクタテーブルを示す表である。この場合のユーザ端末プリコーディングベクタテーブルは、一つのリモート局における無線リソース番号毎のプリコーディングベクタ番号を示す。
無線リソース送信テーブルにより「送信無し」と示された場合のプリコーディングベクタを図11の番号7として、0ベクタを追加することにより、ユーザ端末プリコーディングベクタテーブルに無線リソース送信テーブルの情報を含めることも可能である。
図12は、ユーザ端末プリコーディングベクタテーブルを示す表である。この場合のユーザ端末プリコーディングベクタテーブルは、リモート局番号毎、無線リソース番号毎の、プリコーディングベクタ番号を示す。基地局2aからリモート局3a,3b,3c,3d,3e,3fへ送信されるリモート局制御情報は、無線リソース送信テーブルの代わりにユーザ端末プリコーディングベクタテーブルを含む。
なお、リモート局3a,3b,3c,3d,3e,3fのそれぞれは、リモート局下りリンク処理において、MIMOの代わりに送信アンテナダイバーシティを用いても良い。同様に、リモート局3a,3b,3c,3d,3e,3fのそれぞれは、リモート局上りリンク処理において、MIMOあるいは受信アンテナダイバーシティを用いても良い。
以下、この実施形態による効果について説明する。
基地局が複数のリモート局のそれぞれへ、個別の下りリンク信号をそれぞれ異なるリンクを介して送信し、リモート局が基地局へユーザ端末から受信した上りリンク信号をそれぞれ異なるリンクを介して送信する場合、上りリンクも下りリンクもスター型にリンクを張る必要があり、コストが増大してしまう。
一方、この実施形態によれば、基地局2aが、同じセルに属する全てのリモート局3a,3b,3c,3d,3e,3fへ同じ下りリンク信号を転送することにより、基地局2aとリモート局3a,3b,3c,3d,3e,3fのトポロジーに依存することなく、効率的に基地局2aとリモート局3a,3b,3c,3d,3e,3fの間のリンクを構築できる。
基地局2aがリモート局3a,3b,3c,3d,3e,3fとユーザ端末4u,4vとを関連付けし、リモート局3a,3b,3c,3d,3e,3fのそれぞれが関連づけられたユーザ端末4u,4vへの信号のみを送信することにより、不要な干渉を減らし、システム容量を増大させることができる。
例えば、前述のビル5の例において、6階に位置するユーザ端末4vは、同一セル内のリモート局3fに関連付けられ、3階に位置するユーザ端末4uは、同一セル内のリモート局3cに関連付けられることにより、リモート局3fは、ユーザ端末4vだけへの下りリンク信号を送信し、リモート局3cは、ユーザ端末4uだけへの下りリンク信号を送信することができる。これにより、不要な送信を抑えることが可能であり、他セルへの干渉の低減が可能となる。
以下、マルチユーザMIMOにおける効果について説明する。
ここで、同時送信ユーザ数は2、リモート局3a,3b,3c,3d,3e,3fのそれぞれが有するアンテナ数は2である。無線送信部34は、ユーザ端末4u,4vのそれぞれに宛てたリモート局下りリンク信号du,dvに対し、それぞれプリコーディングベクタ(a1 a2)t,(a1 a2)tを用いるプリコーディングを行う。このとき、無線送信部34のアンテナ40a,40bのそれぞれからの送信信号x1,x2は、次式により表される。
Figure 0005445152
リモート局3a,3b,3c,3d,3e,3fのそれぞれにおいて、アンテナ40aが送信信号x1を送信し、アンテナ40bが送信信号x2を送信する。これにより、ユーザ端末4u宛ての無線信号とユーザ端末4v宛ての無線信号は互いに干渉する。異なるユーザ端末宛てのプリコーディングベクタは、相互干渉をできるだけ小さくするために、互いに直交するベクタの候補の中から選ばれ、互いに異なるベクタである。このようなベクタの候補は、例えば次の3つのベクタである。
Figure 0005445152
もし、下りリンクにおいて、全てのリモート局が同じ下りリンク信号の送信を行う場合、リモート局の送信信号において、複数のユーザ端末宛の信号が直交していても、異なる伝搬路により、複数のユーザ端末宛の信号の相互干渉は発生する。この場合、ユーザ端末において遠いリモート局からの受信信号は、希望する受信電力の増大には寄与しない。
もし、上りリンクにおいて、全てのリモート局により受信された上りリンク信号が合成され、基地局により受信される場合、同様の問題が発生する。各リモート局において受信された信号には雑音が加わる。所望のユーザ端末から遠いリモート局で受信された信号は、所望のユーザ端末からの受信信号の電力を増加させることなく、雑音電力を増加させる。
一方、前述のリモート局下りリンク処理によれば、リモート局3aは、基地局下りリンク信号のうち、リモート局3aによる送信が不要であると基地局2aにより判定された部分を除外して送信することにより、ユーザ端末4u,4vのそれぞれが受信すべき下りリンク信号の干渉を低減することができる。
リモート局上りリンク処理によれば、リモート局3aは、端末上りリンク信号のうち、リモート局3aによる受信が不要であると基地局2aにより判定された部分を除外して受信することにより、基地局2aの受信信号における信号電力対雑音電力比を向上させることができる。
基地局2a、リモート局3a,3b,3c,3d,3e,3fの各部は、回路により実現されても良いし、コンピュータやDSP(digital signal processor)等により実現されても良い。
<実施形態2>
以下、前述のリモート局下りリンク処理において、送信ストリーム数が複数である場合について説明する。
基地局2aにおいて、DLスケジューラ22は、送信ストリーム毎に、関連テーブル、無線リソース割り当てテーブル、無線リソース送信テーブル、を作成する。このような複数の送信ストリームを用いる場合も、前述の無線リソース割り当て方法に示されたアルゴリズムを用いることができる。
図13は、複数の送信ストリームを用いる場合の無線リソース割り当て方法を示すフローチャートである。まず、DLスケジューラ22は、無線リソース割り当てテーブル及び割り当て禁止ユーザ端末テーブルを初期化する(S11)。次に、DLスケジューラ22は、割り当て禁止ユーザ端末テーブルに登録されたユーザ端末以外のユーザ端末を一つ選択し、選択されたユーザ端末を新規の一つのストリームに割り当て、割り当てられたストリーム番号とユーザ端末番号を無線リソース割り当てテーブルへ登録する(S12)。次に、DLスケジューラ22は、割り当て済みストリーム数が送信ストリーム数と等しいか否かの判定を行う(S13)。割り当て済みストリーム数が送信ストリーム数と等しい場合(S13,Yes)、このフローは終了する。割り当て済みストリーム数が送信ストリーム数と異なる場合(S13,No)、DLスケジューラ22は、ストリームに割り当てたユーザ端末を割り当て禁止ユーザ端末テーブルに登録し(S14)、S12へ移行する。DLスケジューラ22は、この無線リソース割り当て方法を、無線リソース毎に行う。この場合、同じリモート局から複数のストリームを送信するケースも発生するが、割り当て済みのストリームを送信するリモート局に関連付けられている全UEを割り当て禁止ユーザ端末テーブルに登録するようにすることで、ストリーム間の干渉抑制を実現することができる。
図14は、複数の送信ストリームを用いる場合の無線リソース割り当てテーブルを示す表である。この無線リソース割り当てテーブルは、複数の無線リソース番号のそれぞれと複数のストリーム番号のそれぞれとに割り当てられたユーザ端末番号を示す。
この無線リソース割り当て方法によれば、異なる2つのユーザ端末のそれぞれが異なる2つのリモート局のそれぞれに関連付けられた場合、2つのユーザ端末への信号のそれぞれは、同じ無線リソースの異なるストリームのそれぞれに割り当てられる。
リモート局3a,3b,3c,3d,3e,3fは、前述のリモート局下りリンク処理を、送信ストリーム毎に行う。
送信ストリーム数が複数の場合、DLスケジューラ22は、前述の複数の送信ストリームを用いる場合の無線リソース割り当て方法と同様の方法で、ユーザ端末プリコーディングベクタテーブルを作成する。この場合のユーザ端末プリコーディングベクタテーブルは、リモート局番号毎、ストリーム番号毎、無線リソース番号毎のプリコーディングベクタ番号を示す。
図15は、複数の送信ストリームを用いる場合のDL信号処理部33の構成を示すブロック図である。これは、送信ストリーム数がN、送信アンテナ数がMの場合のDL信号処理部33を示す。この場合のDL信号処理部33は、無線リソース信号処理部41、信号変換部42を有する。無線リソース信号処理部41は、プリコーディングベクタ乗算部71と加算部72を有する。
ここで、n番目の送信ストリームがS_nと定義される(nは0〜N−1の整数)。まず、プリコーディングベクタ乗算部71は、nのそれぞれについて、基地局下りリンク信号の送信ストリームS_nを複製する。これにより、プリコーディングベクタ乗算部71は、送信ストリームS_nのそれぞれに対し、M個の複製信号S_n_mを生成する(mは0〜M−1の整数)。次に、プリコーディングベクタ乗算部71は、複製信号S_n_mの中の複数の無線リソースのそれぞれに対し、自局宛制御情報に示されたストリーム番号と無線リソース番号に対応するプリコーディングベクタを乗算する。これにより、プリコーディングベクタ乗算部71は、送信ストリームS_nのそれぞれに対し、M個の乗算結果R_n_mを生成する。次に、加算部72は、mのそれぞれについて、nを0からN−1まで変えてR_n_mを加算することにより、加算結果A_mを生成する。これにより、加算部72は、M個の加算結果A_mを生成する。
次に、信号変換部42は、加算結果A_mのそれぞれのIFFTを行うことにより、M個のアンテナのそれぞれから送信されるリモート局下りリンク信号を生成する。
なお、実施形態1と同様、リモート局は、基地局下りリンク信号から、自局宛制御情報により自局が送信必要と示されたストリームの部分と無線リソースの部分を抽出しても良い。同様に、リモート局は、端末下りリンク信号から、自局宛制御情報により自局が受信必要と示されたストリームの部分と無線リソースの部分を抽出しても良い。
<実施形態3>
以下、リモート局3aの変形例である、カスケード接続されないリモート局3pについて説明する。
実施形態1の分散アンテナシステムと比較すると、この実施形態の分散アンテナシステムは、リモート局3a,3b,3c,3d,3e,3fの代わりに、複数のリモート局3pを有する。
図16は、リモート局3pの構成を示すブロック図である。リモート局3pは、IF部31、自局宛制御情報取得部32、DL信号処理部33、無線送信部34、無線受信部35、アンテナ40a,40b,40c,40dを有する。リモート局3p内の要素のうちリモート局3a内の要素と同一符号は、リモート局3a内の要素と同一又は相当物を示す。全てのリモート局3pは、基地局2aに接続される。
IF部31は、基地局リモート局間IFを介して基地局2aと通信を行う。IF部31は、基地局下りリンク信号とリモート局制御情報を基地局2aから受信し、DL信号処理部33へ出力する。更に、IF部31は、無線受信部35により受信された端末上りリンク信号をリモート局上りリンク信号として、基地局2aへ送信する。
<実施形態4>
以下、リモート局が自局を示す識別信号をユーザ端末へ送信し、ユーザ端末が通信品質の良いリモート局を識別することにより関連付け処理を行う場合について説明する。
実施形態1の分散アンテナシステムと比較すると、この実施形態の分散アンテナシステムは、リモート局3a,3b,3c,3d,3e,3fの代わりに複数のリモート局3qを有する。
図17は、リモート局3qの構成を示すブロック図である。リモート局3qは、リモート局3pと同様、カスケード接続されないリモート局である。リモート局3q内の要素のうちリモート局3p内の要素と同一符号は、リモート局3p内の要素と同一又は相当物を示す。リモート局3pと比較すると、リモート局3qは新たに識別信号挿入部39を有する。全てのリモート局3qは基地局2aに接続される。
図18は、ユーザ端末4uの構成を示すブロック図である。ユーザ端末4uは、無線受信部51、DL信号処理部52、識別信号検出部53、UL信号処理部54、無線送信部55、アンテナ40e,40f,40g,40hを有する。ユーザ端末4vの構成は、ユーザ端末4uの構成と同様である。
リモート局3qにおいて、識別信号挿入部39は、リモート局下りリンク信号に識別信号を埋め込み、無線送信部34へ出力する。識別信号は、例えば、次に示すパンクチャ・パターン(Puncture Pattern)を用いる。図19は、パンクチャ・パターンを示す模式図である。この図は2つのパンクチャ・パターンP1,P2を示す。パンクチャ・パターンP1,P2のそれぞれは、周波数−時間の平面上で表され、各位置に於ける送信電力を0または1により示す行列として定義される。この平面内の点により定義される特定位置は、リモート局下りリンク信号において送信電力が0となる位置を示す。リモート局のそれぞれを示すリモート局番号に対応して、異なるパンクチャ・パターンが定義される。リモート局3qは、自局に対応するパンクチャ・パターンを送信する。
リモート局3qによりパンクチャ・パターンの一つが送信され、ユーザ端末4uにより受信される場合、特定位置の受信電力が0となる。基地局2a、リモート局3n、ユーザ端末4u等の全ての局は、リモート局のそれぞれに対応するパンクチャ・パターンを予め記憶する。
ユーザ端末4uにおいて、無線受信部51はリモート局3qから送信された無線信号を受信し、ベースバンド信号に変換する。DL信号処理部52は、受信されたベースバンド信号からデータを復調する。更に、DL信号処理部52は、サブキャリア毎の受信電力や、全てのサブキャリアの受信電力の平均値等を検出する。
識別信号検出部53は、サブキャリアの受信電力のそれぞれが所定の受信電力条件を満たすか否かを判定する。受信電力条件は、受信電力が受信電力しきい値を下回ることである。受信電力しきい値は、例えば、(全てのサブキャリアの受信電力の平均値)−(所定値)である。次に、識別信号検出部53は、周波数−時間の平面上で受信電力条件を満たすサブキャリアの配置であるパンクチャ・パターンを識別し、識別されたパンクチャ・パターンに対応するリモート局番号である受信リモート局番号を、UL信号処理部54へ出力する。
UL信号処理部54は、自局のユーザ端末番号、受信リモート局番号、を含む端末上りリンク信号を生成する。
無線送信部55は、端末上りリンク信号の変調処理を行うことにより、端末上りリンク信号をアンテナ40e,40fから無線送信する。
リモート局3aは、端末上りリンク信号を受信し、その端末上りリンク信号に基づいてリモート局上りリンク信号を生成し、そのリモート局上りリンク信号を基地局2aへ送信する。そのリモート局上りリンク信号は、抽出された端末上りリンク信号と、その抽出された端末上りリンク信号を送信したユーザ端末のユーザ端末番号である受信ユーザ端末番号と、そのユーザ端末により識別された受信リモート局番号とを含む。
基地局2aにおいて、UL信号処理部26は、受信されたリモート局上りリンク信号から、受信ユーザ端末番号と受信リモート局番号の組等を取得する。UE管理部21は、取得された受信ユーザ端末番号と受信リモート局番号の組に基づいて、関連テーブルを作成する。例えば、関連リモート局番号は、所定の通信品質条件を満たすリモート局のリモート局番号と定義され、通信品質条件は、パンクチャ・パターンが識別されたことと定義される。この場合、UE管理部21は、取得された受信ユーザ端末番号と受信リモート局番号の組に基づいて、関連テーブル内のその受信ユーザ端末番号に対する関連リモート局番号を、その受信リモート局番号に設定する。
この関連付け処理は所定周期で行われる。これにより、関連テーブルは更新される。
<実施形態5>
以下、端末上りリンク信号の遅延プロファイルを用いる関連付け処理を行う場合、について説明する。
実施形態1の分散アンテナシステムと比較すると、この実施形態の分散アンテナシステムは、基地局2aの代わりに基地局2gを有し、リモート局3a,3b,3c,3d,3e,3fの代わりに複数のリモート局3gを有する。
以下、リモート局3gについて説明する。
図20は、リモート局3gの構成を示すブロック図である。リモート局3gは、リモート局3aと同様、カスケード接続されることができるリモート局である。リモート局3g内の要素のうち、リモート局3a内の要素と同一符号は、リモート局3a内の要素と同一又は相当物を示す。リモート局3aと比較すると、リモート局3gは、新たに遅延付加部61を有する。
複数のリモート局3gの遅延付加部61には、それぞれ異なる遅延時間であるリモート局遅延時間が設定される。遅延付加部61は、自局のリモート局遅延時間の遅延を、無線受信部35により受信された端末上りリンク信号に与え、UL信号処理部38へ出力する。
UL信号処理部38は、遅延付加部61の出力と、他局のリモート局上りリンク信号とを合成する。
以下、基地局2gについて説明する。
図21は、基地局2gの構成を示すブロック図である。基地局2g内の要素のうち、基地局2a内の要素と同一符号は、基地局2a内の要素と同一又は相当物を示す。基地局2aと比較すると、基地局2gは、新たに遅延検出部62を有する。
遅延検出部62は、受信されたリモート局上りリンク信号の遅延プロファイルを算出する。前述のように、受信されたリモート局上りリンク信号は、複数のリモート局のそれぞれにより受信された信号がそれぞれ異なる遅延を与えられ、合成された信号である。従って、遅延プロファイルは、複数のリモート局遅延時間のそれぞれにおいて、対応するリモート局の受信電力を示す。次に、遅延検出部62は、その遅延プロファイル内の、各リモート局のリモート局遅延時間に対応する受信電力を比較し、各リモート局の受信電力の順位を決定する。
基地局2gのUE管理部21は、UL信号処理部26の復調結果から、受信されたリモート局上りリンク信号に含まれる端末上りリンク信号を送信したユーザ端末を取得して送信ユーザ端末とする。次に、UE管理部21は、遅延検出部62により決定されたリモート局毎の受信電力の順位を、送信ユーザ端末に対する関連リモート局番号の優先順位として関連テーブルへ登録する。
この関連付け処理は所定周期で行われる。これにより、関連テーブルは更新される。
前述の各実施形態によれば、基地局が複数のリモート局の全てに対し同じ下り信号を送信することができると共に、基地局と複数のリモート局の接続に全てのトポロジーを適用することができる。更に、基地局がリモート局を選択する必要がなく、ベースバンド信号処理が簡単である。
無線通信装置は、例えば、基地局2a,2gのいずれかとリモート局3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3p,3qのいずれかとを含む。
基地局装置及び基地局部は、例えば、基地局2a,2gを含む。
リモート局装置及びリモート局部は、例えば、リモート局3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3p,3qを含む。
端末装置は、例えば、ユーザ端末4u,4vを含む。
決定部は、例えば、UE管理部21、DLスケジューラ22、リモート局制御情報生成部24を含む。
第1受信部は、例えば、UL信号処理部26、IF部25を含む。
第1送信部は、例えば、DL信号処理部23、IF部25を含む。
第2受信部は、例えば、IF部36,31、自局宛制御情報取得部32を含む。
第2送信部は、例えば、IF部36を含む。
第3受信部は、例えば、無線受信部35、IF部37を含む。
第3送信部は、例えば、無線送信部34を含む。
第4受信部は、例えば、IF部37を含む。
第4送信部は、例えば、IF部37を含む。
第1信号処理部は、例えば、DL信号処理部33を含む。
第2信号処理部は、例えば、UL信号処理部38を含む。
第1関連情報は、例えば、関連テーブルを含む。
第2関連情報、第3関連情報は、例えば、無線リソース割り当てテーブルを含む。
第1下りリンク信号は、例えば、基地局下りリンク信号を含む。
第2下りリンク信号は、例えば、リモート局下りリンク信号を含む。
第1上りリンク信号は、例えば、リモート局上りリンク信号を含む。
第2上りリンク信号は、例えば、端末上りリンク信号を含む。
データパターンは、例えば、パンクチャ・パターンを含む。
以上の全ての実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
基地局部と、前記基地局部と通信を行うと共に複数の無線リソースを用いて複数の端末装置と無線通信を行うことができる、複数のリモート局部と、
を備え、
前記基地局部は、前記リモート局部の夫々による前記複数の無線リソースの夫々の信号処理を示す制御情報を決定する決定部と、前記制御情報と前記複数の端末装置への信号を含む第1下りリンク信号とを前記リモート局部へ送信する第1送信部と、前記複数の端末装置からの信号を含む第1上りリンク信号を、前記リモート局部から受信する第1受信部と、を備え、
前記複数のリモート局部の夫々は、前記制御情報と前記第1下りリンク信号とを前記基地局部から受信する第2受信部と、前記無線通信を用いて、前記基地局部への信号を含む第2上りリンク信号を前記複数の端末装置から受信する第3受信部と、前記無線通信を用いて、前記基地局部からの信号を含む第2下りリンク信号を前記複数の端末装置へ送信する第2送信部と、前記第1上りリンク信号を前記基地局部へ送信する第3送信部と、前記第1下りリンク信号に第1信号処理を行うことにより前記第2下りリンク信号を生成する第1信号処理部と、前記第2上りリンク信号に第2信号処理を行うことにより前記第1上りリンク信号を生成する第2信号処理部と、を備え、
前記第1信号処理と前記第2信号処理の少なくともいずれかは、前記制御情報に基づいて前記複数の無線リソースの夫々に対する信号処理を行う、
無線通信装置。
(付記2)
前記制御情報は、前記リモート局部の夫々に対し、前記複数の無線リソースの夫々が必要か不要かを示し、
前記第1信号処理部は、前記第1下りリンク信号のうち、前記制御情報により自局に必要と示された無線リソースを前記第2下りリンク信号に含め、前記第1下りリンク信号のうち、前記制御情報により自局に不要と示された無線リソースを前記第2下りリンク信号に含めない、
付記1に記載の無線通信装置。
(付記3)
前記制御情報は、前記リモート局部の夫々に対し、前記複数の無線リソースの夫々が必要か不要かを示し、
前記第2信号処理部は、前記第2上りリンク信号のうち、前記制御情報により自局に必要と示された無線リソースを前記第1上りリンク信号に含め、前記第2上りリンク信号のうち、前記制御情報により自局に不要と示された無線リソースを前記第1下りリンク信号に含めない、
付記1に記載の無線通信装置。
(付記4)
前記決定部は、前記複数の端末装置の夫々と前記複数の端末装置の夫々への前記第2下りリンク信号の送信元であるリモート局部との関連を示す第1関連情報を記憶し、前記複数の無線リソースの夫々と前記複数の無線リソースの夫々を用いる送信先である端末装置との関連を示す第2関連情報を記憶し、前記第1関連情報と前記第2関連情報に基づいて、前記リモート局部の夫々に前記複数の無線リソースの夫々が必要か不要かを決定することにより、前記制御情報を決定する、
付記2に記載の無線通信装置。
(付記5)
前記複数のリモート局部の一つである第1リモート局部と、前記第1関連情報により前記第1リモート局部に関連付けられた第1端末装置と、前記第2関連情報により前記第1端末装置に関連付けられた第1無線リソースと、前記第1関連情報により前記第1リモート局部に関連付けられていない第2端末装置と、前記第2関連情報により前記第2端末装置に関連付けられた第2無線リソースとに関し、前記決定部は、前記第1リモート局部にとって前記第1無線リソースが必要であり前記第2無線リソースが不要であることを示す前記制御情報を決定する、
付記4に記載の無線通信装置。
(付記6)
前記決定部は、前記複数のリモート局部で前記複数の端末装置のいずれかから受信した信号電力を、前記第1上りリンク信号より抽出または識別することによって、前記第1関連情報を決定する、
付記4に記載の無線通信装置。
(付記7)
前記第1信号処理部は、前記複数の無線リソースの夫々に対して、MIMO送信のためのプリコーディングを行う、
付記1に記載の無線通信装置。
(付記8)
前記制御信号は、前記リモート局部の夫々に対して、複数のストリームの夫々と前記複数の無線リソースの夫々とに対する前記第1信号処理とを示し、
前記1信号処理部は、前記制御信号に基づいて、前記第1下りリンク信号内の前記複数のストリームの夫々と前記複数の無線リソースの夫々とに対する前記第1信号処理を行うことにより、前記第2下りリンク信号を生成する、
付記1に記載の無線通信装置。
(付記9)
前記決定部は、前記複数の端末装置の夫々と前記複数の端末装置の夫々への前記第2下りリンク信号の送信元であるリモート局部との関連を示す第1関連情報を記憶し、前記複数の無線リソースの夫々と前記複数のストリームの夫々と前記複数のストリームの夫々及び前記複数の無線リソースの夫々を用いる送信先である端末装置との関連を示す第3関連情報を記憶し、前記第1関連情報と前記第3関連情報に基づいて、前記リモート局部の夫々に前記複数の無線リソースの夫々が必要か不要かを決定することにより、前記制御情報を決定し、
前記複数のリモート局部の一つである第3リモート局部と、前記複数のリモート局部の別の一つである第4リモート局部と、前記第1関連情報により前記第3リモート局部に関連付けられた第3端末装置と、前記第1関連情報により前記第4リモート局部に関連付けられた第4端末装置とに関し、前記複数の無線リソースの一つである第3無線リソースは、前記第3関連情報により、前記複数のストリームの一つである第1ストリームと前記複数のストリームの別の一つである第2ストリームとに関連付けられ、前記第1ストリームは前記第3端末装置に関連付けられ、前記第2ストリームは前記第4端末装置に関連付けられ、
前記決定部は、前記第3端末装置への信号を前記第1下りリンク信号の前記第1ストリームに含め、前記第4端末装置への信号を前記第1下りリンク信号の前記第2ストリームに含める、
付記8に記載の無線通信装置。
(付記10)
前記複数のリモート局部の夫々に関連付けられた、互いに異なる複数のデータパターンの夫々は、前記複数のリモート局部と前記複数の端末装置とに予め記憶され、
前記第1信号処理部は、前記複数のデータパターンのうち自局に関連付けられた特定データパターンに基づいて前記第1下りリンク信号を変換することにより、前記第2下りリンク信号を生成し、
前記複数の端末装置の夫々は、前記第2下りリンク信号を受信し、前記受信された第2下りリンク信号に基づいて前記特定データパターンを認識し、前記認識されたデータパターンに基づいて前記特定データパターンを送信したリモート局部を認識し、前記特定データパターンを送信したリモート局部を示す情報を前記第2上りリンク信号に含め、
前記決定部は、前記第1上りリンク信号から、前記特定データパターンを送信したリモート局部と前記特定データパターンを受信した端末装置とを認識し、前記認識された端末装置と前記認識されたリモート局部とを関連付けるように前記第1関連情報を決定する、
付記4に記載の無線通信装置。
(付記11)
前記リモート局部は、更に、
前記第1下りリンク信号を、前記複数のリモート局部のうち自局以外のリモート局部へ送信する第4送信部と、
前記複数のリモート局部のうち自局以外のリモート局部により送信された第1上りリンク信号である他局上りリンク信号を受信する第4受信部と、
を備え、
前記第2信号処理部は、前記第2上りリンク信号に対し第2信号処理を行うことにより自局上りリンク信号を生成し、前記他局上りリンク信号と前記自局上りリンク信号を合成することにより前記第1上りリンク信号を生成する、
付記4に記載の無線通信装置。
(付記12)
前記複数のリモート局部の夫々に関連付けられた、互いに異なる複数の遅延時間の夫々は、前記複数のリモート局部と前記基地局部とに予め記憶され、
前記第2信号処理部は、前記第2上りリンク信号に前記遅延時間の遅延を与えることにより前記自局上りリンク信号を生成し、
前記決定部は、前記第1上りリンク信号に含まれる前記第2上りリンク信号の送信元である端末装置を認識し、前記第1上りリンク信号の遅延時間を検出し、前記検出された遅延時間の遅延を与えたリモート局部を認識し、前記認識された端末装置と前記認識されたリモート局部を関連付けるように前記第1関連情報を決定する、
付記11に記載の無線通信装置。
(付記13)
複数の無線リソースを用いて複数の端末装置と無線通信を行うことができるリモート局装置であって、
前記リモート局装置の夫々による前記複数の無線リソースの夫々の信号処理を示す制御情報と前記複数の端末装置への信号を含む第1下りリンク信号とを基地局装置から受信する第2受信部と、
前記無線通信を用いて、前記基地局装置への信号を含む第2上りリンク信号を前記複数の端末装置から受信する第3受信部と、
前記無線通信を用いて、前記基地局装置からの信号を含む第2下りリンク信号を前記複数の端末装置へ送信する第2送信部と、
前記基地局装置への信号を含む第1上りリンク信号を前記基地局装置へ送信する第3送信部と、
前記第1下りリンク信号に第1信号処理を行うことにより前記第2下りリンク信号を生成する第1信号処理部と、
前記第2上りリンク信号に第2信号処理を行うことにより前記第1上りリンク信号を生成する第2信号処理部と、
を備え、
前記第1信号処理と前記第2信号処理の少なくともいずれかは、前記制御情報に基づいて前記複数の無線リソースの夫々に対する信号処理を行う、
リモート局装置。
(付記14)
複数の無線リソースを用いて複数の端末装置との間で無線通信を行うことができる複数のリモート局装置に関し、前記複数のリモート局装置と通信を行う基地局装置であって、
前記リモート局装置の夫々による前記複数の無線リソースの夫々の信号処理を示す制御情報を決定する決定部と、
前記制御情報と前記複数の端末装置への信号を含む第1下りリンク信号とを前記リモート局装置へ送信する第1送信部と、
前記複数の端末装置からの信号を含む第1上りリンク信号を、前記リモート局装置から受信する第1受信部と、
を備え、
前記複数のリモート局装置の夫々は、前記制御情報と前記第1下りリンク信号とを前記基地局装置から受信する第2受信部と、前記無線通信を用いて、前記基地局装置への信号を含む第2上りリンク信号を前記複数の端末装置から受信する第3受信部と、前記無線通信を用いて、前記基地局装置からの信号を含む第2下りリンク信号を前記複数の端末装置へ送信する第2送信部と、前記第1上りリンク信号を前記基地局装置へ送信する第3送信部と、前記第1下りリンク信号に第1信号処理を行うことにより前記第2下りリンク信号を生成する第1信号処理部と、前記第2上りリンク信号に第2信号処理を行うことにより前記第1上りリンク信号を生成する第2信号処理部と、を備え、
前記第1信号処理と前記第2信号処理の少なくともいずれかは、前記制御情報に基づいて前記複数の無線リソースの夫々に対する信号処理を行う、
基地局装置。
1 分散アンテナシステム
2a,2g 基地局
3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3p,3q リモート局
4u,4v ユーザ端末
21 UE管理部
22 DLスケジューラ
23 DL信号処理部
24 リモート局制御情報生成部
25,36,37 IF部
26 UL信号処理部
32 自局宛制御情報取得部
33 DL信号処理部
34 無線送信部
35 無線受信部
38 UL信号処理部
40a,40b,40c,40d,40e,40f,40g,40h アンテナ
41 無線リソース信号処理部
42 信号変換部
43 信号変換部
44 無線リソース信号処理部
51 無線受信部
52 DL信号処理部
53 識別信号検出部
54 UL信号処理部
55 無線送信部
71 プリコーディングベクタ乗算部
72 加算部

Claims (8)

  1. 基地局部と、前記基地局部と通信を行うと共に複数の無線リソースを用いて複数の端末装置と無線通信を行うことができる、複数のリモート局部と、を備え、
    前記基地局部は、前記リモート局部の夫々による前記複数の無線リソースの夫々の信号処理を示す制御情報を決定する決定部と、前記制御情報と前記複数の端末装置への信号を含む第1下りリンク信号とを前記リモート局部へ送信する第1送信部と、前記複数の端末装置からの信号を含む第1上りリンク信号を、前記リモート局部から受信する第1受信部と、を備え、
    前記複数のリモート局部の夫々は、前記制御情報と前記第1下りリンク信号とを前記基地局部から受信する第2受信部と、前記無線通信を用いて、前記基地局部への信号を含む第2上りリンク信号を前記複数の端末装置から受信する第3受信部と、前記無線通信を用いて、前記基地局部からの信号を含む第2下りリンク信号を前記複数の端末装置へ送信する第2送信部と、前記第1上りリンク信号を前記基地局部へ送信する第3送信部と、前記第1下りリンク信号に第1信号処理を行うことにより前記第2下りリンク信号を生成する第1信号処理部と、前記第2上りリンク信号に第2信号処理を行うことにより前記第1上りリンク信号を生成する第2信号処理部と、を備え、
    前記第1信号処理と前記第2信号処理の少なくともいずれかは、前記制御情報に基づいて前記複数の無線リソースの夫々に対する信号処理を行
    前記制御情報は、前記リモート局部の夫々に対し、前記複数の無線リソースの夫々が必要か不要かを示し、
    前記第1信号処理部は、前記第1下りリンク信号のうち、前記制御情報により自局に必要と示された無線リソースを前記第2下りリンク信号に含め、前記第1下りリンク信号のうち、前記制御情報により自局に不要と示された無線リソースを前記第2下りリンク信号に含めず、
    前記決定部は、前記複数の端末装置の夫々と前記複数の端末装置の夫々への前記第2下りリンク信号の送信元であるリモート局部との関連を示す第1関連情報を記憶し、前記複数の無線リソースの夫々と前記複数の無線リソースの夫々を用いる送信先である端末装置との関連を示す第2関連情報を記憶し、前記第1関連情報と前記第2関連情報に基づいて、前記リモート局部の夫々に前記複数の無線リソースの夫々が必要か不要かを決定することにより、前記制御情報を決定する、
    無線通信装置。
  2. 記第2信号処理部は、前記第2上りリンク信号のうち、前記制御情報により自局に必要と示された無線リソースを前記第1上りリンク信号に含め、前記第2上りリンク信号のうち、前記制御情報により自局に不要と示された無線リソースを前記第1下りリンク信号に含めない、
    請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記複数のリモート局部の一つである第1リモート局部と、前記第1関連情報により前記第1リモート局部に関連付けられた第1端末装置と、前記第2関連情報により前記第1端末装置に関連付けられた第1無線リソースと、前記第1関連情報により前記第1リモート局部に関連付けられていない第2端末装置と、前記第2関連情報により前記第2端末装置に関連付けられた第2無線リソースとに関し、前記決定部は、前記第1リモート局部にとって前記第1無線リソースが必要であり前記第2無線リソースが不要であることを示す前記制御情報を決定する、
    請求項に記載の無線通信装置。
  4. 前記決定部は、前記複数のリモート局部で前記複数の端末装置のいずれかから受信した信号電力を、前記第1上りリンク信号より抽出または識別することによって、前記第1関連情報を決定する、
    請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の無線通信装置。
  5. 前記第1信号処理部は、前記複数の無線リソースの夫々に対して、MIMO送信のためのプリコーディングを行う、
    請求項1乃至請求項のいずれかに記載の無線通信装置。
  6. 前記制御情報は、前記リモート局部の夫々に対して、複数のストリームの夫々と前記複数の無線リソースの夫々とに対する前記第1信号処理とを示し、
    前記1信号処理部は、前記制御信号に基づいて、前記第1下りリンク信号内の前記複数のストリームの夫々と前記複数の無線リソースの夫々とに対する前記第1信号処理を行うことにより、前記第2下りリンク信号を生成する、
    請求項1乃至請求項のいずれかに記載の無線通信装置。
  7. 複数の無線リソースを用いて複数の端末装置と無線通信を行うことができるリモート局装置であって、
    前記リモート局装置の夫々による前記複数の無線リソースの夫々の信号処理を示す制御情報と前記複数の端末装置への信号を含む第1下りリンク信号とを基地局装置から受信する第2受信部と、
    前記無線通信を用いて、前記基地局装置への信号を含む第2上りリンク信号を前記複数の端末装置から受信する第3受信部と、
    前記無線通信を用いて、前記基地局装置からの信号を含む第2下りリンク信号を前記複数の端末装置へ送信する第2送信部と、
    前記基地局装置への信号を含む第1上りリンク信号を前記基地局装置へ送信する第3送信部と、
    前記第1下りリンク信号に第1信号処理を行うことにより前記第2下りリンク信号を生成する第1信号処理部と、
    前記第2上りリンク信号に第2信号処理を行うことにより前記第1上りリンク信号を生成する第2信号処理部と、
    を備え、
    前記第1信号処理と前記第2信号処理の少なくともいずれかは、前記制御情報に基づいて前記複数の無線リソースの夫々に対する信号処理を行
    前記制御情報は、前記リモート局装置の夫々に対し、前記複数の無線リソースの夫々が必要か不要かを示し、
    前記第1信号処理部は、前記第1下りリンク信号のうち、前記制御情報により自局に必要と示された無線リソースを前記第2下りリンク信号に含め、前記第1下りリンク信号のうち、前記制御情報により自局に不要と示された無線リソースを前記第2下りリンク信号に含めず、
    前記制御情報は、前記基地局装置によって、前記複数の端末装置の夫々と前記複数の端末装置の夫々への前記第2下りリンク信号の送信元であるリモート局装置との関連を示す第1関連情報と、前記複数の無線リソースの夫々と前記複数の無線リソースの夫々を用いる送信先である端末装置との関連を示す第2関連情報とに基づいて、前記リモート局装置の夫々に前記複数の無線リソースの夫々が必要か不要かが決定されることにより決定される、
    リモート局装置。
  8. 複数の無線リソースを用いて複数の端末装置との間で無線通信を行うことができる複数のリモート局装置に関し、前記複数のリモート局装置と通信を行う基地局装置であって、
    前記リモート局装置の夫々による前記複数の無線リソースの夫々の信号処理を示す制御情報を決定する決定部と、
    前記制御情報と前記複数の端末装置への信号を含む第1下りリンク信号とを前記リモート局装置へ送信する第1送信部と、
    前記複数の端末装置からの信号を含む第1上りリンク信号を、前記リモート局装置から受信する第1受信部と、
    を備え、
    前記複数のリモート局装置の夫々は、前記制御情報と前記第1下りリンク信号とを前記基地局装置から受信する第2受信部と、前記無線通信を用いて、前記基地局装置への信号を含む第2上りリンク信号を前記複数の端末装置から受信する第3受信部と、前記無線通信を用いて、前記基地局装置からの信号を含む第2下りリンク信号を前記複数の端末装置へ送信する第2送信部と、前記第1上りリンク信号を前記基地局装置へ送信する第3送信部と、前記第1下りリンク信号に第1信号処理を行うことにより前記第2下りリンク信号を生成する第1信号処理部と、前記第2上りリンク信号に第2信号処理を行うことにより前記第1上りリンク信号を生成する第2信号処理部と、を備え、
    前記第1信号処理と前記第2信号処理の少なくともいずれかは、前記制御情報に基づいて前記複数の無線リソースの夫々に対する信号処理を行
    前記制御情報は、前記リモート局部の夫々に対し、前記複数の無線リソースの夫々が必要か不要かを示し、
    前記第1信号処理部は、前記第1下りリンク信号のうち、前記制御情報により自局に必要と示された無線リソースを前記第2下りリンク信号に含め、前記第1下りリンク信号のうち、前記制御情報により自局に不要と示された無線リソースを前記第2下りリンク信号に含めず、
    前記決定部は、前記複数の端末装置の夫々と前記複数の端末装置の夫々への前記第2下りリンク信号の送信元であるリモート局部との関連を示す第1関連情報を記憶し、前記複数の無線リソースの夫々と前記複数の無線リソースの夫々を用いる送信先である端末装置との関連を示す第2関連情報を記憶し、前記第1関連情報と前記第2関連情報に基づいて、前記リモート局部の夫々に前記複数の無線リソースの夫々が必要か不要かを決定することにより、前記制御情報を決定する、
    基地局装置。
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