JP5444954B2 - 表示回数測定プログラム及び表示回数測定装置 - Google Patents

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本発明は、表示回数測定プログラム及び表示回数測定装置に係り、特にWebページ上の特定部位が表示された回数を測定する表示回数測定プログラム及び表示回数測定装置に関する。
例えば広告の表示回数を測定するシステムではWebページのダウンロード回数を広告の表示回数として測定している。このようなシステムではWebページの表示回数を測定することで、Webページ上に存在する広告の効果を測定することが知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2000−267971号公報
しかし、従来のシステムでは、ブラウザがWebページを表示したとしても、実際に画面に表示される表示範囲(ウインドウサイズ)によって、Webページの情報がブラウザの表示範囲に収まりきらない(スクロールバーが表示されるような)場合もあり、Webページの全ての情報が表示されるとは限らない。
つまり、従来のシステムでは、表示しようとしているWebページ上に存在する広告がブラウザの表示範囲より大きい場合、表示しようとしている広告がブラウザの表示範囲に収まりきらず、広告の一部が閲覧者の目に触れないことがあった。
このため、Webページのダウンロード回数を広告の表示回数として測定している従来のシステムでは、Webページ上に存在する広告全体が閲覧者の目に触れたかを判断できない場合があり、Webページ上に存在する広告の効果を正確に測定できないという問題があった。
また、従来のシステムではWebページ上に存在する広告全体がスクロール等の閲覧者の操作によりブラウザの表示範囲に表示されたと判断できたとしても、閲覧者が広告を意図して見たのか、閲覧者が意図しない内に広告がブラウザの表示範囲に表示されたのかを判断できない。したがって、従来のシステムでは閲覧者が意図しない内に広告がブラウザの表示範囲に表示された場合も広告を表示したとして表示回数を計算してしまう為、閲覧者が意図的に見た広告の表示回数を正確に測定できないという問題があった。
本発明の一実施形態は、上記の点に鑑みなされたもので、Webページ上の特定部位がブラウザの表示範囲に表示された回数のうち、閲覧者が意図的に見たと推測できる広告の表示回数を正確に測定できる表示回数測定プログラム及び表示回数測定装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一実施形態は、コンピュータを、ブラウザの表示動作又は表示更新動作を検知する検知手段と、前記検知手段により表示動作又は表示更新動作が検知された場合に、ブラウザに表示されているWebページの情報と、前記ブラウザの表示領域の情報と、前記Webページ上の特定部位の表示領域の情報とから、前記ブラウザによって一部が表示されている前記特定部位の第1の表示面積を計算する表示面積計算手段と、前記特定部位の識別子,前記特定部位の第2の表示面積,前記特定部位の所定の複数箇所に設定されている表示されたことの有無を表すフラグ,前記特定部位の表示開始時間が対応付けられて記録されている第1の記録手段から前記第2の表示面積を読み出し、前記特定部位の第1の表示面積と前記特定部位の第2の表示面積とを比較する表示面積比較手段と、前記表示面積比較手段による比較の結果、前記特定部位の第1の表示面積が前記特定部位の第2の表示面積より大きければ、前記特定部位の識別子に対応付けられて前記第1の記録手段に記録されている前記特定部位の第2の表示面積,前記特定部位の所定の複数箇所に設定されている表示されたことの有無を表すフラグを更新する更新手段と、前記特定部位の識別子に対応付けられて前記第1の記録手段に記録されている前記特定部位の所定の複数箇所に設定されている表示されたことの有無を表すフラグが、所定の閾値以上の箇所を表示したことを表していれば、前記ブラウザから取得したイベント発生時間で前記特定部位の表示終了時間を更新し、前記特定部位の表示開始時間から前記特定部位の表示終了時間までの経過時間を前記特定部位の表示時間として計算する表示時間計算手段と、前記特定部位の表示時間が表示判定基準時間以上かを判定し、前記特定部位の表示時間が表示判定基準時間以上であれば、前記特定部位の表示回数を管理している表示回数管理手段に、前記所定の閾値以上の箇所を表示したことを表している前記特定部位の表示回数を加算させる加算手段と、して動作させる為の表示回数測定プログラムである。
なお、本発明の一実施形態の構成要素、表現または構成要素の任意の組合せを、方法、装置、システム、コンピュータプログラム、記録媒体、データ構造などに適用したものも本発明の態様として有効である。
上述の如く、本発明の一実施形態によれば、Webページ上の特定部位がブラウザの表示範囲に表示された回数のうち、閲覧者が意図的に見たと推測できる広告の表示回数を正確に測定できる。
Webページ上の特定部位がブラウザの表示範囲より大きい例を表した一例の説明図である。 ブラウザの表示範囲が一気に移動する例を表した説明図である。 本実施例のシステムの一実施例のシステム構成図である。 本実施例のシステムの他の実施例のシステム構成図である。 特定部位情報管理テーブルを表した説明図である。 表示回数管理テーブルを表した説明図である。 特定部位表示状態管理テーブルを表した説明図である。 システム設定値テーブルを表した説明図である。 利用者端末の一例の構成図である。 コンテンツのロード時の処理手順を表したシーケンス図である。 ブラウザのリサイズ,スクロール時の処理手順を表したシーケンス図である。 サブルーチンの処理手順を表したフローチャートである。 サブルーチンAの処理手順を表したフローチャートである。 サブルーチンBの処理手順を表したフローチャートである。 ブラウザから情報を取得する処理を表した一例のイメージ図である。 本実施例のシステムにおいてブラウザの表示範囲内に含まれている特定部位の面積を計算する処理の一例を表した説明図である。 本実施例のシステムにおいてブラウザの表示範囲内に含まれている特定部位の表示時間を計算する処理の一例を表した説明図である。 システム設定値テーブルの設定項目「減少許容値」を表した一例の説明図である。 システム設定値テーブルの設定項目「単位面積」及び「単位面積あたりの表示時間」を表した一例の説明図である。 ブラウザの表示範囲3内に含まれている特定部位2の面積を計算する処理の一例を表した説明図である。 ブラウザの表示範囲がスクロールにより移動したときのブラウザの表示範囲内にある特定部位の面積の増減を表した説明図(1/2)である。 ブラウザの表示範囲がスクロールにより移動したときのブラウザの表示範囲内にある特定部位の面積の増減を表した説明図(2/2)である。 閲覧者が特定部位を意図して見たかの判定処理の一例の説明図である。 ブラウザの表示範囲がスクロールにより移動したときのブラウザの表示範囲内にある特定部位の面積の増減と、減少許容値とを説明する為の説明図である。 閲覧者が特定部位を意図して見たかの判定処理の一例の説明図である。 閲覧者が特定部位を意図して見たかの判定処理の一例の説明図である。 全体の特定部位に含まれる文字数をカウントする処理の手順を表した一例のフローチャートである。 閲覧者が特定部位を意図して見たかの判定処理の一例の説明図である。
次に、本発明を実施するための形態を、以下の実施例に基づき図面を参照しつつ説明していく。
(本実施例の概要)
図1はWebページ上の特定部位がブラウザの表示範囲より大きい例を表した一例の説明図である。図1の例では、Webページ1上の特定部位2がブラウザの表示範囲3より大きく、Webページ1上の表示範囲3に特定部位2が収まりきらない。また、図1の例では、特定部位2がブラウザの表示範囲3より大きいため、どのようにブラウザの表示範囲3をずらしても、特定部位2がブラウザの表示範囲3に収まることはない。
そこで、本実施例のシステムでは特定部位2の各頂点にフラグを設定し、頂点がブラウザの表示範囲3内に入ると頂点毎にフラグを立て、すべての頂点のフラグが立ったときに特定部位2の全体がブラウザの表示範囲3に収まったと判断する。
しかし、特定部位2の各頂点にフラグを設定し、頂点がブラウザの表示範囲3内に入ると頂点毎にフラグを立て、すべての頂点のフラグが立ったときに、特定部位2の全体がブラウザの表示範囲3に収まったと判断する場合は、図2に示すような課題を有する。
図2はブラウザの表示範囲が一気に移動する例を表した説明図である。特定部位2はコンテンツ1の中程にある。マウスホイール等を使うことにより、ブラウザの表示範囲3は位置4Aから位置4Bに、一気に(1秒で)スクロールしている。図2の例では、特定部位2の各頂点が少なくとも1回、ブラウザの表示範囲3に入るため、すべての頂点のフラグが立ち、特定部位2の全体がブラウザの表示範囲3に収まったと判断する。
しかしながら、ブラウザの表示範囲3が位置4Aから位置4Bに、一気に(1秒で)スクロールしたという状況を考えると、閲覧者は特定部位2を意図して見たのでなく、たまたま特定部位2がブラウザの表示範囲3を通過したことが明白である。しかし、従来のシステムでは閲覧者が意図しない内に広告がブラウザの表示範囲に表示された場合も広告を表示したとして表示回数を計算してしまう為、閲覧者が意図的に見た広告の表示回数を正確に測定できなかった。
このように、従来のシステムは、たまたま特定部位2がブラウザの表示範囲3を通過した場合を排除できないことが問題であった。本実施例のシステムではWebページ1上の特定部位2がブラウザの表示範囲3より大きい場合、特定部位2の全ての頂点のフラグが立ったときに、後述の時間情報を用いて特定部位2が閲覧者に意図的に見られた可能性を計算することで、閲覧者が意図的に見たと推測できる広告の表示回数を今までよりも精度良く測定できる。
(システム構成)
図3は本実施例のシステムの一実施例のシステム構成図である。図3に示す本実施例のシステムは、利用者端末10,コンテンツサーバ20,特定部位情報管理サーバ30,表示回数管理サーバ40及びネットワーク50を有する。利用者端末10,コンテンツサーバ20,特定部位情報管理サーバ30及び表示回数管理サーバ40は、ネットワーク50を介してデータ通信可能に接続されている。ネットワーク50は、例えばインターネットやLANなど、データ通信可能な如何なる通信網であってもよい。
利用者端末10はブラウザ11がインストールされている。ブラウザ11はプラグイン12により拡張機能が追加されている。コンテンツサーバ20はWebページとしてコンテンツ21を格納している。特定部位情報管理サーバ30は特定部位情報管理テーブル31を有している。また、表示回数管理サーバ40は、表示回数管理テーブル41を有している。
図4は本実施例のシステムの他の実施例のシステム構成図である。図4に示す本実施例のシステムは、図3のシステムと同様に、利用者端末10,コンテンツサーバ20,特定部位情報管理サーバ30,表示回数管理サーバ40及びネットワーク50を有する。利用者端末10,コンテンツサーバ20,特定部位情報管理サーバ30及び表示回数管理サーバ40は、ネットワーク50を介してデータ通信可能に接続されている。
利用者端末10はブラウザ11がインストールされている。また、コンテンツサーバ20はWebページとしてコンテンツ21を格納している。スクリプト22はコンテンツ21の一部を構成する。特定部位情報管理サーバ30は特定部位情報管理テーブル31を有している。表示回数管理サーバ40は表示回数管理テーブル41を有している。
図3のシステムは、プラグイン12により本実施例に掛かる表示回数測定プログラムを実現している。図4のシステムは、スクリプト22により本実施例に掛かる表示回数測定プログラムを実現している。
図5は特定部位情報管理テーブルを表した説明図である。図5(A)は特定部位情報管理テーブル31の構成例である。特定部位情報管理テーブル31は、ID,URL,XPathを含む。IDは特定部位2の識別子である。URLはコンテンツ21を特定するものである。また、XPathはコンテンツ21内の特定部位2を特定するものである。
利用者は、コンテンツ21内で表示回数を測定したい特定部位2の情報を特定部位情報管理テーブル31に予め登録しておく。例えば特定部位2が広告の場合、広告主はコンテンツ21内で表示回数を測定したい広告画像の情報を特定部位情報管理テーブル31に予め登録しておく。
図5(A)に示されているXPath「/HTML/BODY/DIV/IMG」は図5(B)に示されているHTMLのツリー構造、図5(C)に示されているHTMLに対応するものである。
図6は表示回数管理テーブルを表した説明図である。図6の表示回数管理テーブル41はID及び回数を含む。IDは特定部位2の識別子である。回数はIDで識別される特定部位2の表示回数である。
図3及び図4に示すシステムでは利用者端末10のブラウザ11にコンテンツサーバ20からコンテンツ21がロードされる。ブラウザ11にコンテンツ21がロードされた時点で、拡張機能12又はスクリプト22(以下、単に拡張機能12と言う)は特定部位情報管理サーバ30へアクセスし、ロードされたコンテンツ21のURLが特定部位情報管理テーブル31に登録されているかを確認する。
ロードされたコンテンツ21のURLが特定部位情報管理テーブル31に登録されていれば、拡張機能12はロードされたコンテンツ21のURLに対応するXPathを特定部位情報管理テーブル31から取得する。拡張機能12は、取得したXPathを用いてコンテンツ21から特定部位2を選択する。
拡張機能12は選択した特定部位2がレイアウトされているコンテンツ21内での表示位置を取得すると共に、ブラウザ11の表示範囲3を取得する。拡張機能12はブラウザ11の表示範囲3に特定部位2があるかを判定する。ブラウザ11の表示範囲3に特定部位2があると判定したとき、拡張機能12は後述のように、ブラウザ11の表示範囲3内に含まれている特定部位2の面積が増加傾向、もしくは、一定の値を保持したまま、特定部位2の各頂点のフラグが立ったときに、後述の時間情報を用いて特定部位2が閲覧者に意図的に見られた可能性を計算することで、閲覧者が意図的に見たと推測できる広告の表示回数を測定できる。
特定部位2の各頂点のフラグは、拡張機能12が保持する例えば図7に示すような特定部位表示状態管理テーブルにより管理される。図7は特定部位表示状態管理テーブルを表した説明図である。図7の特定部位表示状態管理テーブルは各特定部位2の表示状態を示すデータを管理している。
図7の特定部位表示状態管理テーブルは特定部位ID,面積,角(右上、左上、右下、左下)のフラグ,イベント発生時間(開始),イベント発生時間(終了)を含む。特定部位IDは特定部位2の識別子である。面積は、前回計算したブラウザ11の表示範囲3内に含まれている特定部位2の面積である。角(右上、左上、右下、左下)のフラグは、特定部位2の各頂点に設定されたフラグであって、ブラウザ11の表示範囲3内に入ったことのない頂点のフラグが「0」、ブラウザ11の表示範囲3内に入ったことのある頂点のフラグが「1」(フラグが立った状態)となっている。
イベント発生時間(開始)は角のフラグのうち最初のフラグが立った時間を表す。イベント発生時間(終了)は角のフラグの全てが立った時間を表す。特定部位2の全体を閲覧者が意図的に見たとイベント発生時間(開始)及びイベント発生時間(終了)を用いて後述のように判断すると、拡張機能12は表示回数管理サーバ40に特定部位2の識別子であるIDを通知して、そのIDに対応する表示回数管理テーブル41の回数を「1」加算する。したがって、表示回数管理テーブル41は閲覧者が意図的に特定部位2を見たと判断できる回数を、IDで識別される特定部位2の表示回数として管理できる。
図8はシステム設定値テーブルを表した説明図である。図8のシステム設定値テーブルは特定部位2の表示回数を測定する為に必要な設定項目を管理している。図8のシステム設定値テーブルは設定項目及び値を含む。設定項目には、減少許容値,単位面積,単位面積あたりの表示時間,再生時間,一文字あたりの認識時間が含まれる。なお、設定項目に含まれる、減少許容値,単位面積,単位面積あたりの表示時間,再生時間,一文字あたりの認識時間の詳細は後述する。
(利用者端末10の構成)
図9は利用者端末の一例の構成図である。利用者端末10は、それぞれバスBで相互に接続された入力装置61,出力装置62,ドライブ装置63,補助記憶装置64,主記憶装置65,演算処理装置66及びインターフェース装置67を有する。
入力装置61はキーボードやマウスなどである。入力装置61は各種信号を入力するために用いられる。出力装置62はディスプレイ装置などである。出力装置62は各種ウインドウやデータ等を表示するために用いられる。インターフェース装置67はモデム,LANカードなどである。インターフェース装置67はネットワーク50に接続する為に用いられる。
本実施例に掛かる表示回数測定プログラムは利用者端末10を制御する各種プログラムの少なくとも一部である。表示回数測定プログラムは例えば記録媒体68の配布やネットワーク50からのダウンロードなどによって提供される。表示回数測定プログラムを記録した記録媒体68は、CD−ROM、フレキシブルディスク、光磁気ディスク等の様に情報を光学的,電気的或いは磁気的に記録する記録媒体、ROM、フラッシュメモリ等の様に情報を電気的に記録する半導体メモリ等、様々なタイプの記録媒体を用いることができる。
また、表示回数測定プログラムを記録した記録媒体68がドライブ装置63にセットされると、表示回数測定プログラムは記録媒体68からドライブ装置63を介して補助記憶装置64にインストールされる。ネットワーク50からダウンロードされた表示回数測定プログラムは、インターフェース装置67を介して補助記憶装置64にインストールされる。
補助記憶装置64はインストールされた表示回数測定プログラムを格納すると共に、必要なファイル,データ等を格納する。主記憶装置65は、補助記憶装置64から表示回数測定プログラムを読み出して格納する。そして、演算処理装置66は主記憶装置65に格納された表示回数測定プログラムに従って、後述するような各種処理を実現している。
(処理手順)
図10はコンテンツのロード時の処理手順を表したシーケンス図である。ステップS1に進み、利用者端末10のブラウザ11は、コンテンツサーバ20からのコンテンツ21のロードを完了する。コンテンツ21のロードが完了すると、ブラウザ11はイベント通知により拡張機能12へコンテンツ21のロード完了を通知する。
コンテンツ21のロード完了が通知されると拡張機能12はステップS2に進み、コンテンツ21のURLを取得する。ステップS3に進み、拡張機能12は特定部位情報管理サーバ30へアクセスし、ロードされたコンテンツ21のURLを送信する。
ステップS4に進み、特定部位情報管理サーバ30はブラウザ11にロードされたコンテンツ21のURLを受信する。ステップS5に進み、特定部位情報管理サーバ30は受信したコンテンツ21のURLが特定部位情報管理テーブル31に登録されているかを検索する。
コンテンツ21のURLが特定部位情報管理テーブル31に登録されていれば、特定部位情報管理サーバ30はコンテンツ21のURLに対応するID,XPathを検索結果として特定部位情報管理テーブル31から取得する。ステップS6に進み、特定部位情報管理サーバ30は検索結果を拡張機能12に送信する。
ステップS7に進み、拡張機能12は特定部位情報管理サーバ30から検索結果であるID,XPathを受信する。ステップS8に進み、拡張機能12は受信したXPathのうち未送信のXPathを1つ、ブラウザ11へ送信する。
ステップS9に進み、ブラウザ11は拡張機能12からXPathを受信する。XPathを受信するとブラウザ11はステップS10に進み、XPathが示すコンテンツ21上の位置を検索する。例えばXPathが図5(A)の上段に示した「/HTML/BODY/DIV/IMG」であり、コンテンツ21が図5(C)に示したHTMLである場合は、XPathが示すコンテンツ21上の位置として<IMG SRC“xxx.gif”/>が検索される。
ステップS11に進み、ブラウザ11はステップS10で検索したコンテンツ21上の位置を特定部位情報として拡張機能12に送信する。ステップS12に進み、拡張機能12は特定部位情報を受信する。ステップS13に進み、拡張機能12は特定部位2の表示位置を取得するため、ブラウザ11に特定部位情報を送信する。
ステップS14に進み、ブラウザ11は特定部位情報を受信する。特定部位情報を受信するとブラウザ11はステップS15に進み、特定部位情報を用いて特定部位2の表示位置を検索する。ステップS16に進み、ブラウザ11は検索した特定部位2の表示位置及び表示範囲を拡張機能12に送信する。
また、ステップS17に進み、ブラウザ11は拡張機能12からの要求に基づいてブラウザ11の表示位置を拡張機能12に送信する。ステップS18に進み、拡張機能12はブラウザ11の表示位置を受信する。ステップS19に進み、ブラウザ11は拡張機能12からの要求に基づいてブラウザ11の表示範囲を拡張機能12に送信する。ステップS20に進み、拡張機能12はブラウザ11の表示範囲を受信する。
ステップS21に進み、拡張機能12はブラウザ11から取得した特定部位2の表示位置及び表示範囲,ブラウザ11の表示位置及び表示範囲に基づき、ブラウザ11の表示範囲3に特定部位2があるかどうかを判定する。ブラウザ11の表示範囲3に特定部位2があると判定したとき、拡張機能12はステップS22に進み、後述するサブルーチンの処理を行う。
サブルーチンの処理後、拡張機能12は、ステップS7で受信したXPathに未確認のものがあれば、ステップS8に戻り処理を続ける。なお、拡張機能12はステップS7で受信したXPathが全て確認済みであれば処理を終了する。
一方、ステップS21においてブラウザ11の表示範囲3に特定部位2がないと判定したとき、拡張機能12はステップS24に進み、ステップS7で受信したXPathに未確認のものがあれば、ステップS8に戻り処理を続ける。なお、拡張機能12はステップS7で受信したXPathが全て確認済みであれば処理を終了する。
また、図11はブラウザのリサイズ,スクロール時の処理手順を表したシーケンス図である。ステップS31では、ブラウザ11においてリサイズ又はスクロールが発生したものとする。リサイズ又はスクロールが発生すると、ブラウザ11はイベント通知により拡張機能12へリサイズ又はスクロールの発生を通知する。リサイズ又はスクロールの発生が通知されると拡張機能12はステップS32に進み、図7に示した特定部位表示状態管理テーブルの有無を確認する。
特定部位表示状態管理テーブルがなければ、拡張機能12は処理を終了する。特定部位表示状態管理テーブルがあれば、拡張機能12はステップS33に進む。拡張機能12は特定部位2の表示位置を取得するため、特定部位表示状態管理テーブルを読み出し、特定部位表示状態管理テーブルに記録されていた特定部位IDをキーに、特定部位のXPathを取得する。例えば特定部位のXPathは、特定部位IDをキーに特定部位情報管理テーブル31を検索することで取得できる。
拡張機能12は取得したXPathのうち、未送信のXPathを1つ、ブラウザ11へ送信する。なお、ステップS34〜S49の処理は、図10のステップS9〜S24の処理と同様であるため、説明を省略する。
また、図12はサブルーチンの処理手順を表したフローチャートである。ステップS51に進み、拡張機能12は、後述のサブルーチンAに表したイベント発生時間更新処理を行い、特定部位表示状態管理テーブルのイベント発生時間(開始)を更新する。ステップS52に進み、拡張機能12はブラウザ11の表示範囲3内にある特定部位2の面積を計算する。
ステップS53に進み、拡張機能12はステップS52で計算した特定部位2の面積と特定部位表示状態管理テーブルが管理する前回計算したブラウザ11の表示範囲3内にある特定部位2の面積とを比較する。
ステップS52で計算した特定部位2の面積の方が大きい、言い換えればブラウザ11の表示範囲3内にある特定部位2の面積が増加しているとき、又は、ステップS52で計算した特定部位2の面積と同じ、言い換えればブラウザ11の表示範囲3内にある特定部位2の面積が変化していないとき、拡張機能12はステップS54に進む。
ステップS54に進み、拡張機能12は、ステップS52において計算した特定部位2の面積で特定部位表示状態管理テーブルの面積を更新する。ステップS55に進み、拡張機能12はブラウザ11の表示範囲3内にある特定部位2に、角が含まれているか否かを判定する。
角が含まれていると判定すれば、拡張機能12はステップS55からステップS56に進み、含まれている角に対応する特定部位表示状態管理テーブルの角のフラグを「1」に更新したあと、ステップS57に進む。角が含まれていないと判定すれば、拡張機能12はステップS55からステップS57に進む。
ステップS57に進み、拡張機能12は特定部位表示状態管理テーブルの角のフラグを参照し、すべての角(右上、左上、右下、左下)のフラグが「1」になっているか否かで4つ角を表示したかを判定する。特定部位2の4つ角を表示したと判定すると、拡張機能12はステップS58に進み、後述のサブルーチンBに表した表示判定処理を行う。
特定部位2の4つ角を、まだ表示していないと判定すると、拡張機能12は図12の処理を終了する。
また、ステップS53において、ステップS52で計算した特定部位2の面積の方が小さい、言い換えればブラウザ11の表示範囲3内にある特定部位2の面積が減少しているとき、拡張機能12はステップS60に進む。
ステップS60に進み、拡張機能12はブラウザ11の表示範囲3内にある特定部位2の面積の減少が、あらかじめ図8のシステム設定値テーブルに設定してある減少許容値の範囲内であるか否かを判定する。予め設定してある減少許容値の範囲内であれば、拡張機能12はステップS55に進む。予め設定してある減少許容値の範囲内でなければ、拡張機能12はステップS61に進み、特定部位表示状態管理テーブルの面積を「0」、角のフラグを「0」に更新する。
ステップS62に進み、拡張機能12は特定部位表示状態管理テーブルのイベント発生時間(開始)を「0」に戻したあと、図12の処理を終了する。次に、ステップS51のサブルーチンAの処理手順を説明する。
図13はサブルーチンAの処理手順を表したフローチャートである。ステップS71に進み、拡張機能12はブラウザ11からイベント発生時間の取得を行う。ステップS72に進み、拡張機能12は特定部位表示状態管理テーブルのイベント発生時間(開始)を参照し、イベント発生時間(開始)が「0」であるか否かを判定する。
イベント発生時間(開始)が「0」であれば、ステップS73に進み、拡張機能12は特定部位表示状態管理テーブルのイベント発生時間(開始)をステップS71で取得したイベント発生時間に更新した後、図13の処理を終了する。拡張機能12はステップS72においてイベント発生時間(開始)が「0」でなければ、図13の処理を終了する。
次に、ステップS58のサブルーチンBの処理手順を説明する。図14はサブルーチンBの処理手順を表したフローチャートである。ステップS81に進み、拡張機能12はブラウザ11からイベント発生時間の取得を行う。ステップS82に進み、拡張機能12は特定部位表示状態管理テーブルのイベント発生時間(終了)をステップS81で取得したイベント発生時間に更新する。
ステップS83に進み、拡張機能12は特定部位表示状態管理テーブルのイベント発生時間(開始)からイベント発生時間(終了)までの間に経過した経過時間を表示時間として計算する。
ステップS84に進み、拡張機能12は、図7に示した特定部位表示状態管理テーブルの面積と、あらかじめ図8のシステム設定値テーブルに設定してある単位面積、単位面積あたりの表示時間とを参照する。そして、拡張機能12は以下の式(1)の関係を満たすか否かを判定する。
面積÷単位面積×単位面積あたりの表示時間≦表示時間・・・(1)
式(1)の関係を満たすと判定すると、拡張機能12はステップS85に進み、特定部位2の識別子であるID(特定部位ID)を表示回数管理サーバ40に送信する。表示回数管理サーバ40はステップS86に進み、拡張機能12から特定部位2の識別子であるIDを取得する。ステップS87に進み、表示回数管理サーバ40は取得したIDが表示回数管理テーブル41に登録されているかを検索する。
もし、IDが表示回数管理テーブル41に登録されていれば、表示回数管理サーバ40はステップS88に進み、IDに対応する回数に「1」を加算する。なお、拡張機能12はステップS85に続いてステップS89に進み、ステップS57で4つ角を表示したと判定した特定部位2のレコードを特定部位表示状態管理テーブルから削除して、図14の処理を終了する。
上記した式(1)の関係を満たさないと判定すると、拡張機能12はステップS90に進み、ステップS57で4つ角を表示したと判定した特定部位2の特定部位表示状態管理テーブルのレコードの面積を「0」、角のフラグを「0」に更新する。また、ステップS91に進み、拡張機能12は特定部位表示状態管理テーブルのイベント発生時間(開始)及びイベント発生時間(終了)を「0」に戻したあと、図14の処理を終了する。
図10〜図14に示す処理では、ブラウザ11の表示範囲3がスクロールにより移動するとき、ブラウザ11の表示範囲3内にある特定部位2の面積が減少許容値を超えて減少することなく、ブラウザ11の表示範囲3内にある特定部位2の面積が増加傾向、もしくは、一定の値を保持したまま、特定部位2の4つ角が表示され、且つ、上記式(1)の関係を満たすことにより、閲覧者が特定部位2を意図して見たと判断している。
ここでは、図10〜図14に示した処理のイメージについて、具体的に説明する。図15はブラウザから情報を取得する処理を表した一例のイメージ図である。
図15に示すように、拡張機能12はW3Cで規定されているDocument Object Model(DOM)の定義に従い、必要な情報をブラウザ11から取得することができる。図15のfunction101はXPathで指示されるノード(特定部位2)の特定部位情報を取得するためのものである。図15のfunction102は特定部位情報で指示される表示位置及び表示範囲を取得するためのものである。
図15に示すfunction101,102を利用することで、拡張機能12は図15の情報103(特定部位2の高さ,特定部位2の幅,Webページ1上の特定部位2の表示位置(X座標,Y座標),ブラウザ11の表示範囲(幅,高さ),Webページ1上のブラウザ11の表示位置(X座標,Y座標)をブラウザ11から取得できる。
図16は本実施例のシステムにおいてブラウザの表示範囲内に含まれている特定部位の面積を計算する処理の一例を表した説明図である。拡張機能12は受信したXPathを入力としてDOMの仕様に従い特定部位2の高さ「600(px)」,特定部位2の幅「50(px)」,Webページ1上の特定部位2の表示位置(X座標:150(px)),Webページ1上の特定部位2の表示位置(Y座標:420(px))を抽出する。拡張機能12はDOMの仕様に従いブラウザ11の表示範囲(高さ:400(px)),ブラウザ11の表示範囲(幅:600(px)),Webページ1上のブラウザ11の表示位置(X座標:0(px)),Webページ1上のブラウザ11の表示位置(Y座標:40(px))を抽出する。
拡張機能12はブラウザ11の表示範囲3内にある特定部位2の面積を以下のように計算する。表示されている特定部位の高さ201は、ブラウザ11の表示範囲(高さ:400(px))+Webページ1上のブラウザ11の表示位置(Y座標:40(px))−Webページ1上の特定部位2の表示位置(Y座標:420(px))となる。
表示されている特定部位の幅202は、Webページ1上の特定部位2の表示位置(X座標)+特定部位2の幅≦Webページ1上のブラウザ11の表示位置(X座標)+ブラウザ11の表示範囲(幅)であるならば、特定部位2の幅となる。
表示されている特定部位の幅202は、Webページ1上の特定部位2の表示位置(X座標)+特定部位2の幅≦Webページ1上のブラウザ11の表示位置(X座標)+ブラウザ11の表示範囲(幅)でないならば、Webページ1上のブラウザ11の表示位置(X座標)+ブラウザ11の表示範囲(幅)−Webページ1上の特定部位2の表示位置(X座標)となる。ブラウザ11の表示範囲3内にある特定部位2の面積は、表示されている特定部位の高さ201×表示されている特定部位の幅202となる。
図17は本実施例のシステムにおいてブラウザの表示範囲内に含まれている特定部位の表示時間を計算する処理の一例を表した説明図である。拡張機能12は、ブラウザ11の表示範囲3内にある特定部位2の面積が0より大きくなった時点でのイベント発生時間をイベント発生時間(開始)として取得し、特定部位表示状態管理テーブルのイベント発生時間(開始)とする。また、拡張機能12はブラウザ11の表示範囲3内にある特定部位2の表示が完了した時点、言い換えれば特定部位表示状態管理テーブルの角のフラグの全てが立った時点でのイベント発生時間をイベント発生時間(終了)として取得し、特定部位表示状態管理テーブルのイベント発生時間(終了)とする。拡張機能12は特定部位表示状態管理テーブルのイベント発生時間(開始)からイベント発生時間(終了)を減算することで、特定部位2の表示時間を計算する。
図18は、システム設定値テーブルの設定項目「減少許容値」を表した一例の説明図である。設定項目「減少許容値」は、イベント発生時間(開始)を取得したあとの処理中に面積の減少を許す値を、特定部位2の面積に対するパーセンテージで予め指定しておくものである。設定項目「減少許容値」は、ブラウザ11の表示範囲3内にある特定部位2の位置とスクロール量の設定とにより、ブラウザ11の表示範囲3内にある特定部位2の面積が減少してしまう可能性があるために、ブラウザ11の表示範囲3内にある特定部位2の面積のある程度の面積の減少を許容する為のものである。
図19は、システム設定値テーブルの設定項目「単位面積」及び「単位面積あたりの表示時間」を表した一例の説明図である。設定項目「単位面積」及び「単位面積あたりの表示時間」は、特定部位2の表示時間が妥当であることを判定する為に、単位面積と、単位面積あたりの表示時間の最低値とを、予め指定しておくものである。
なお、特定部位2の表示時間が妥当であることを判定する為の表示判定基準(表示判定基準時間)は、例えば以下のように決定する。表示回数を管理したい特定部位2は、内容に関わらず閲覧者の目に付けば良い部位、見るのに必要な時間が明確な部位、上記以外の部位の3種類に分類される。
内容に関わらず閲覧者の目に付けば良い部位は表示判定基準に単位面積あたりの表示時間を用い、単位面積を増減させることで調整を行う。例えば閲覧者の目に付けば良い部位は表示判定基準を短めに設定する。つまり、内容に関わらず閲覧者の目に付けば良い部位の場合は単位面積を大きめにとり、単位面積あたりの表示時間を短めにとる。
また、見るのに必要な時間が明確な部位は、表示判定基準にシステム設定値テーブルの設定項目「再生時間」を用いる。さらに、上記以外の部位は、部位の内容の複雑さ、情報量により表示判定基準を設定する。
つまり、上記以外の部位は全体の面積から考え、細かな絵である場合に単位面積を小さくし、単位面積あたりの表示時間を長めにとる。また、フォントサイズが小さいために部位の面積が小さくなっている場合はシステム設定値テーブルの設定項目「一文字あたりの認識時間」を長めに設定する。さらに、文章量が少なくても、非常に難解な文章である場合も同様に、システム設定値テーブルの設定項目「一文字あたりの認識時間」を長めに設定する。情報量についても同様に考え、表示されている面積に対して情報量が多い場合には表示判定基準が長めになるように設定を変更する。
図20はブラウザの表示範囲3内に含まれている特定部位2の面積を計算する処理の一例を表した説明図である。
表示されている高さ201は、ブラウザ11の表示範囲(高さ:400(px))+Webページ1上のブラウザ11の表示位置(Y座標:40(px))−Webページ1上の特定部位2の表示位置(Y座標:420(px))から20(px)となる。
表示されている幅202は、Webページ1上の特定部位2の表示位置(X座標:150(px))+特定部位2の幅「10(px)」≦Webページ1上のブラウザ11の表示位置(X座標:0(px))+ブラウザ11の表示範囲(幅:400(px))であるので特定部位2の幅「10(px)」となる。
したがって、ブラウザ11の表示範囲3内にある特定部位2の面積は、「表示されている高さ201である10(px)」×「表示されている幅202である10(px)」から「200(px)」となる。なお、ブラウザ11の表示範囲3内にない特定部位2の面積も含めた全体の特定部位2の面積は、「特定部位の高さ70(px)」×「特定部位の幅10(px)」から「700(px)」となる。
図21及び図22はブラウザの表示範囲がスクロールにより移動したときのブラウザの表示範囲内にある特定部位の面積の増減を表した説明図である。図21及び図22では減少許容値として特定部位表示状態管理テーブルの面積から20%減少させた面積を設定したものとする。
なお、本実施例のシステムでは、イベントドリブンで面積を計算するため、スクロールバーを動かした場合やブラウザ11のサイズを変更した場合に面積が再計算される。ブラウザ11の表示範囲3内にある特定部位2の面積が増加している場合、もしくは、一定の値を保持している場合には、特定部位表示状態管理テーブルの面積の更新を行う。ブラウザ11の表示範囲3内にある特定部位2の面積が減少している場合には、特定部位表示状態管理テーブルの面積の更新を行わない。
例えば初期状態401では、ブラウザ11の表示範囲3内にある特定部位2の面積が600(px)である。計算した特定部位2の面積である600(px)は特定部位表示状態管理テーブルの面積に登録される。また、初期状態401では、特定部位表示状態管理テーブルのイベント発生時間(開始)にイベント発生時間が設定される。
初期状態401からブラウザ11の表示範囲3を上にスクロールさせた状態402ではブラウザ11の表示範囲3内にある特定部位2の面積が500(px)である。計算した特定部位2の面積である500(px)と、特定部位表示状態管理テーブルに登録されている面積600(px)とを比較し、拡張機能12は初期状態401から約16%減少したと判断する。減少許容値が20%であるため、拡張機能12は、特定部位表示状態管理テーブルに登録されている面積600(px)を更新せず、角のフラグを「1100」に更新して処理を継続する。
状態402からブラウザ11の表示範囲3を上にスクロールさせた状態403ではブラウザ11の表示範囲3内にある特定部位2の面積が400(px)である。計算した特定部位2の面積である400(px)と、特定部位表示状態管理テーブルに登録されている面積600(px)とを比較し、拡張機能12は初期状態401から約33%減少したと判断する。減少許容値が33%であるため、拡張機能12は特定部位表示状態管理テーブルの該当するレコードをクリアする。ここで、レコードのクリアとは、該当するレコードを面積0(px)、角のフラグを「0000」に更新することをいう。また、拡張機能は特定部位表示状態管理テーブルのイベント発生時間(開始)を「0」に戻す。
状態403からブラウザ11の表示範囲3を下にスクロールさせた状態404ではブラウザ11の表示範囲3内にある特定部位2の面積が450(px)である。特定部位表示状態管理テーブルに登録されている面積が0(px)であるため、拡張機能12は状態403からブラウザ11の表示範囲3内にある特定部位2の面積が増加したと判断する。
ブラウザ11の表示範囲3内にある特定部位2の面積が増加したため、拡張機能12は特定部位表示状態管理テーブルの該当するレコードの面積に450(px)を登録し、角のフラグを「1100」に更新して処理を継続する。また、状態404では特定部位表示状態管理テーブルのイベント発生時間(開始)にイベント発生時間が設定される。
状態404からブラウザ11の表示範囲3を下にスクロールさせた状態405ではブラウザ11の表示範囲3内にある特定部位2の面積が600(px)である。特定部位表示状態管理テーブルに登録されている面積が450(px)であるため、拡張機能12は状態403からブラウザ11の表示範囲3内にある特定部位2の面積が増加したと判断して特定部位表示状態管理テーブルの該当するレコードの面積に600(px)を登録して処理を継続する。
また、状態405では特定部位表示状態管理テーブルの角のフラグが全て「1」であるため、特定部位2の4つ角が全て表示されたと判定し、ステップS58の表示判定処理が実行される。ステップS58の表示判定処理では、特定部位表示状態管理テーブルのイベント発生時間(終了)にイベント発生時間が設定される。また、ステップS58の表示判定処理では、閲覧者が特定部位2を意図して見たかを図23に示すように判定する。
図23は、閲覧者が特定部位を意図して見たかの判定処理の一例の説明図である。ブラウザ11の表示範囲3内にない特定部位2の面積も含めた全体の特定部位2の面積は700(px)である。また、拡張機能12は特定部位表示状態管理テーブルのイベント発生時間(開始)である「1239242539」からイベント発生時間(終了)である「1239242529」までの間に経過した経過時間である「10s」を表示時間として計算する。
拡張機能12は、システム設定値テーブルに設定してある単位面積「100px」、単位面積あたりの表示時間「1s」を参照し、ブラウザ11の表示範囲3内にない特定部位2の面積も含めた全体の特定部位2の面積「700px」÷単位面積「100px」×単位面積あたりの表示時間「1s」から表示に必要な時間(閲覧者が特定部位2を意図して見たと判断する最短時間)「7s」を算出する。
表示時間「10s」>表示に必要な時間「7s」の関係を満たす、言い換えれば上記の式(1)を満たすと、拡張機能12は特定部位2が表示されたと判定する。つまり、拡張機能12は特定部位2の4つ角が全て表示されたとしても、「表示時間」が「表示に必要な時間」より長くなければ、特定部位2が表示されたと判定しない。
図24はブラウザの表示範囲がスクロールにより移動したときのブラウザの表示範囲内にある特定部位の面積の増減と、減少許容値とを説明する為の説明図である。グラフ線301はブラウザ11の表示範囲3内にある特定部位2の面積の増減を表す。
ブラウザ11の表示範囲3内にある特定部位2の面積は最大許容減少値302を超えて最大値303まで増加する(初期状態401)。その後、ブラウザ11の表示範囲3内にある特定部位2の面積は減少している(状態402)。このとき、拡張機能12は減少値が最大許容減少値302の範囲内であると判定し、図12のステップS55に進み、処理を続ける。
その後、ブラウザ11の表示範囲3内にある特定部位2の面積は最大許容減少値302以下まで減少している(状態403)。このとき、拡張機能12は減少値が最大許容減少値の範囲内でないと判定し、図12のステップS61に進み、処理を行う。
再び、ブラウザ11の表示範囲3内にある特定部位2の面積は最大許容減少値302を超えて増加する(状態404)。その後、ブラウザ11の表示範囲3内にある特定部位2の面積は最大値303まで増加している(状態405)。
図24では、スクロールの量がブラウザ11の設定により異なることにより、ブラウザ11の表示範囲3が特定部位2の端に来た場合に、一旦、ブラウザ11の表示範囲3内にある特定部位2の面積が減少する可能性を考慮し、ある程度の減少を許す為の最大許容減少値302を設定している。
図25は、閲覧者が特定部位を意図して見たかの判定処理の一例の説明図である。特定部位2が動画など、全ての内容を見るのに必要な時間が明確な場合には、システム設定値テーブルに設定してある単位面積、単位面積あたりの表示時間でなく、再生時間を判定に用いる。
拡張機能12は特定部位表示状態管理テーブルのイベント発生時間(開始)の「1239242539」からイベント発生時間(終了)の「1239242529」までの間に経過した経過時間である「10s」を表示時間として計算する。拡張機能12は、システム設定値テーブルに設定してある再生時間「15s」を再生に必要な時間(閲覧者が特定部位2を意図して見たと判断する最短時間)「15s」とする。
表示時間「10s」>再生に必要な時間「15s」の関係を満たさない、言い換えれば上記の式(1)を満たさないため、拡張機能12は特定部位2が表示されていないと判定する。拡張機能12は特定部位2の4つ角が全て表示されたとしても「表示時間」が「再生に必要な時間」より長くなければ、特定部位2が表示されたと判定しない。
図26は閲覧者が特定部位を意図して見たかの判定処理の一例の説明図である。特定部位2のフォントサイズが小さく設定されていた場合には、システム設定値テーブルに設定してある単位面積、単位面積あたりの表示時間でなく、一文字あたりの認識時間を判定に用いる。
拡張機能12は特定部位表示状態管理テーブルのイベント発生時間(開始)の「1239242539」からイベント発生時間(終了)の「1239242529」までの間に経過した経過時間である「10s」を表示時間として計算する。また、拡張機能12はブラウザ11の表示範囲3内にない特定部位2の面積も含めた全体の特定部位2に含まれる文字数を図27に示すように「30文字」とカウントする。拡張機能12はシステム設定テーブルに設定してある一文字あたりの認識時間「0.3s」を参照し、全体の特定部位2に含まれる文字数「30文字」×一文字あたりの認識時間「0.3s」から最小表示時間(閲覧者が特定部位2を意図して見たと判断する最短時間)「9秒」を算出する。
表示時間「10s」>最小表示時間「9s」の関係を満たす、言い換えれば式(1)を満たすと、拡張機能12は特定部位2が表示されたと判定する。つまり、拡張機能12は特定部位2の4つ角が全て表示されたとしても、「表示時間」が「最小表示時間」より長くなければ、特定部位2が表示されたと判定しない。
図27は全体の特定部位に含まれる文字数をカウントする処理の手順を表した一例のフローチャートである。ステップS101に進み、拡張機能12は深さ優先探索でコンテンツ21の木構造のノードを順に辿り、特定部位2が含むテキストを抽出する。ステップS102に進み、拡張機能12はステップS101で抽出したテキストの文字数をカウントすることで、全体の特定部位2に含まれる文字数をカウントできる。
図28は閲覧者が特定部位を意図して見たかの判定処理の一例の説明図である。特定部位2内に複数のパーツが含まれていた場合には上記の例を組み合わせて判定を行う。図28の例では特定部位2に動画パーツ及び文字パーツが含まれているため、動画パーツの表示判定及び文字パーツの表示判定をそれぞれ行い、表示時間を取得する。図28の例では表示時間「10s」、動画表示時間「9s」、文字表示時間「5s」を取得している。
ブラウザ11の表示範囲3内にない特定部位2の面積も含めた全体の特定部位2の面積は700(px)である。拡張機能12は、全体の特定部位2の面積「700px」÷単位面積「100px」×単位面積あたりの表示時間「1s」から表示に必要な時間(閲覧者が特定部位2を意図して見たと判断する最短時間)「7s」を算出する。
また、拡張機能12は全体の特定部位2に含まれる文字数「30文字」を図28のようにカウントする。拡張機能12は、全体の特定部位2に含まれる文字数「30文字」×一文字あたりの認識時間「0.1s」から最小表示時間(閲覧者が特定部位2を意図して見たと判断する最短時間)「3秒」を算出する。
表示時間「10s」>表示に必要な時間「7s」と、動画表示時間「9s」>再生に必要な時間「8s」と、文字表示時間「5s」>最小表示時間「3s」との関係を全て満たすので、拡張機能12は特定部位2が表示されたと判定する。つまり、拡張機能12は特定部位2の4つ角が全て表示されたとしても、「表示時間」が「表示に必要な時間」より長く、「動画表示時間」が「再生に必要な時間」より長く、「文字表示時間」が「最小表示時間」より長くなければ、特定部位2が表示されたと判定しない。
(効果)
例えば特定部位2が広告の場合は、そのコンテンツ21内に広告を表示することによる費用対効果を正しく把握できるようになる。また、特定部位2が広告の場合は、コンテンツ21上での表示位置による効果の違いについても正しく把握できるようになる。特定部位2が広告以外(例えばブログや利用許諾など)の場合は、著者が見て欲しい(読んで欲しい)コンテンツ21が読まれたかを測定することが可能となり、著者の意図が正しく利用者に伝わっているかを判断できるようになる。
以上により、本実施例の表示回数測定プログラムによれば、コンテンツ21上の特定部位2がブラウザ11の表示範囲3に表示され、閲覧者が意図的に見たと推定できる回数を正確に測定でき、コンテンツ21の改修や閲覧者の行動パターンを著者に伝達することができるので、コンテンツ21の品質向上や効果的な広告表示を実現できる。
本発明は、以下に記載する付記のような構成が考えられる。
(付記1)
コンピュータを、
ブラウザの表示動作又は表示更新動作を検知する検知手段と、
前記検知手段により表示動作又は表示更新動作が検知された場合に、ブラウザに表示されているWebページの情報と、前記ブラウザの表示領域の情報と、前記Webページ上の特定部位の表示領域の情報とから、前記ブラウザによって少なくとも一部が表示されている前記特定部位の第1の表示面積を計算する表示面積計算手段と、
前記特定部位の識別子,前記特定部位の第2の表示面積,前記特定部位の所定の複数箇所に設定されている表示されたことの有無を表すフラグ,前記特定部位の表示開始時間が対応付けられて記録されている第1の記録手段から前記第2の表示面積を読み出し、前記特定部位の第1の表示面積と前記特定部位の第2の表示面積とを比較する表示面積比較手段と、
前記表示面積比較手段による比較の結果、前記特定部位の第1の表示面積が前記特定部位の第2の表示面積より大きければ、前記特定部位の識別子に対応付けられて前記第1の記録手段に記録されている前記特定部位の第2の表示面積,前記特定部位の所定の複数箇所に設定されている表示されたことの有無を表すフラグを更新する更新手段と、
前記特定部位の識別子に対応付けられて前記第1の記録手段に記録されている前記特定部位の所定の複数箇所に設定されている表示されたことの有無を表すフラグが、所定の閾値以上の箇所を表示したことを表していれば、前記ブラウザから取得したイベント発生時間で前記特定部位の表示終了時間を更新し、前記特定部位の表示開始時間から前記特定部位の表示終了時間までの経過時間を前記特定部位の表示時間として計算する表示時間計算手段と、
前記特定部位の表示時間が表示判定基準時間以上かを判定し、前記特定部位の表示時間が表示判定基準時間以上であれば、前記特定部位の表示回数を管理している表示回数管理手段に、前記所定の閾値以上の箇所を表示したことを表している前記特定部位の表示回数を加算させる加算手段と、
して動作させる為の表示回数測定プログラム。
(付記2)
前記コンピュータを更に、
前記表示面積比較手段による比較の結果、前記特定部位の第1の表示面積が前記特定部位の第2の表示面積より小さいとき、減少値が減少許容値の範囲内であるかを判定し、減少値が減少許容値の範囲を超えていれば、前記特定部位の識別子に対応付けられて前記第1の記録手段に記録されている前記特定部位の第2の表示面積,前記特定部位の所定の複数箇所に設定されている表示されたことの有無を表すフラグ,前記特定部位の表示開始時間を初期化する初期化手段と
として動作させる為の付記1記載の表示回数測定プログラム。
(付記3)
前記初期化手段は、前記特定部位の表示時間が表示判定基準以上でなければ、前記特定部位の識別子に対応付けられて前記第1の記録手段に記録されている前記特定部位の第2の表示面積,前記特定部位の所定の複数箇所に設定されている表示されたことの有無を表すフラグ,前記特定部位の表示開始時間,前記特定部位の表示終了時間を初期化する付記1記載の表示回数測定プログラム。
(付記4)
前記コンピュータを更に、
単位面積と、単位面積あたりの表示時間とが対応付けられて記録されている第2の記録手段から前記単位面積と、単位面積あたりの表示時間とを読み出し、
(表示判定基準時間)=(全体の前記特定部位の面積)÷(前記単位面積)×(単位面積あたりの表示時間)
という上記式を利用して前記表示判定基準時間を算出する表示判定基準時間算出手段
として動作させる為の付記1記載の表示回数測定プログラム。
(付記5)
前記コンピュータを更に、
再生時間が記録されている第2の記録手段から前記再生時間を読み出し、前記再生時間を前記表示判定基準時間とする表示判定基準時間算出手段
として動作させる為の付記1記載の表示回数測定プログラム。
(付記6)
前記コンピュータを更に、
一文字あたりの認識時間が記録されている第2の記録手段から前記一文字あたりの認識時間を読み出し、
(表示判定基準時間)=(全体の前記特定部位に含まれる文字数)÷(前記一文字あたりの認識時間)
という上記式を利用して前記表示判定基準時間を算出する表示判定基準時間算出手段
として動作させる為の付記1記載の表示回数測定プログラム。
(付記7)
ブラウザの表示動作又は表示更新動作を検知する検知手段と、
前記検知手段により表示動作又は表示更新動作が検知された場合に、ブラウザに表示されているWebページの情報と、前記ブラウザの表示領域の情報と、前記Webページ上の特定部位の表示領域の情報とから、前記ブラウザによって少なくとも一部が表示されている前記特定部位の第1の表示面積を計算する表示面積計算手段と、
前記特定部位の識別子,前記特定部位の第2の表示面積,前記特定部位の所定の複数箇所に設定されている表示されたことの有無を表すフラグ,前記特定部位の表示開始時間が対応付けられて記録されている第1の記録手段から前記第2の表示面積を読み出し、前記特定部位の第1の表示面積と前記特定部位の第2の表示面積とを比較する表示面積比較手段と、
前記表示面積比較手段による比較の結果、前記特定部位の第1の表示面積が前記特定部位の第2の表示面積より大きければ、前記特定部位の識別子に対応付けられて前記第1の記録手段に記録されている前記特定部位の第2の表示面積,前記特定部位の所定の複数箇所に設定されている表示されたことの有無を表すフラグを更新する更新手段と、
前記特定部位の識別子に対応付けられて前記第1の記録手段に記録されている前記特定部位の所定の複数箇所に設定されている表示されたことの有無を表すフラグが、所定の閾値以上の箇所を表示したことを表していれば、前記ブラウザから取得したイベント発生時間で前記特定部位の表示終了時間を更新し、前記特定部位の表示開始時間から前記特定部位の表示終了時間までの経過時間を前記特定部位の表示時間として計算する表示時間計算手段と、
前記特定部位の表示時間が表示判定基準時間以上かを判定し、前記特定部位の表示時間が表示判定基準時間以上であれば、前記特定部位の表示回数を管理している表示回数管理手段に、前記所定の閾値以上の箇所を表示したことを表している前記特定部位の表示回数を加算させる加算手段と、
を有する表示回数測定装置。
本発明は、具体的に開示された実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。なお、特定部位2の監視の方法は特定部位2の形状が三角形や円のようなケースも考えられるため、四つ角に限らず、上端と下端、左端と右端というような監視も考えられる。
そこで、本実施例では説明の便宜上、一番複雑と思われる特定部位2の四つ角を監視するケースを説明した。
1 Webページ
2 特定部位
3 ブラウザの表示範囲
4A,4B 位置
10 利用者端末
11 ブラウザ
12 拡張機能
20 コンテンツサーバ
21 コンテンツ
22 スクリプト
30 特定部位情報管理サーバ
31 特定部位情報管理テーブル
40 表示回数管理サーバ
41 表示回数管理テーブル
50 ネットワーク
61 入力装置
62 出力装置
63 ドライブ装置
64 補助記憶装置
65 主記憶装置
66 演算処理装置
67 インターフェース装置
68 記録媒体
201 表示されている高さ
202 表示されている幅
301 グラフ線
302 最大許容減少値
303 最大値
401 初期状態
402〜405 状態
B バス

Claims (5)

  1. コンピュータを、
    ブラウザの表示動作又は表示更新動作を検知する検知手段と、
    前記検知手段により表示動作又は表示更新動作が検知された場合に、ブラウザに表示されているWebページの情報と、前記ブラウザの表示領域の情報と、前記Webページ上の特定部位の表示領域の情報とから、前記ブラウザによって一部が表示されている前記特定部位の第1の表示面積を計算する表示面積計算手段と、
    前記特定部位の識別子,前記特定部位の第2の表示面積,前記特定部位の所定の複数箇所に設定されている表示されたことの有無を表すフラグ,前記特定部位の表示開始時間が対応付けられて記録されている第1の記録手段から前記第2の表示面積を読み出し、前記特定部位の第1の表示面積と前記特定部位の第2の表示面積とを比較する表示面積比較手段と、
    前記表示面積比較手段による比較の結果、前記特定部位の第1の表示面積が前記特定部位の第2の表示面積より大きければ、前記特定部位の識別子に対応付けられて前記第1の記録手段に記録されている前記特定部位の第2の表示面積,前記特定部位の所定の複数箇所に設定されている表示されたことの有無を表すフラグを更新する更新手段と、
    前記特定部位の識別子に対応付けられて前記第1の記録手段に記録されている前記特定部位の所定の複数箇所に設定されている表示されたことの有無を表すフラグが、所定の閾値以上の箇所を表示したことを表していれば、前記ブラウザから取得したイベント発生時間で前記特定部位の表示終了時間を更新し、前記特定部位の表示開始時間から前記特定部位の表示終了時間までの経過時間を前記特定部位の表示時間として計算する表示時間計算手段と、
    前記特定部位の表示時間が表示判定基準時間以上かを判定し、前記特定部位の表示時間が表示判定基準時間以上であれば、前記特定部位の表示回数を管理している表示回数管理手段に、前記所定の閾値以上の箇所を表示したことを表している前記特定部位の表示回数を加算させる加算手段と、
    して動作させる為の表示回数測定プログラム。
  2. 前記コンピュータを更に、
    単位面積と、単位面積あたりの表示時間とが対応付けられて記録されている第2の記録手段から前記単位面積と、単位面積あたりの表示時間とを読み出し、
    (表示判定基準時間)=(全体の前記特定部位の面積)÷(前記単位面積)×(単位面積あたりの表示時間)
    という上記式を利用して前記表示判定基準時間を算出する表示判定基準時間算出手段
    として動作させる為の請求項1記載の表示回数測定プログラム。
  3. 前記コンピュータを更に、
    再生時間が記録されている第2の記録手段から前記再生時間を読み出し、前記再生時間を前記表示判定基準時間とする表示判定基準時間算出手段
    として動作させる為の請求項1記載の表示回数測定プログラム。
  4. 前記コンピュータを更に、
    一文字あたりの認識時間が記録されている第2の記録手段から前記一文字あたりの認識時間を読み出し、
    (表示判定基準時間)=(全体の前記特定部位に含まれる文字数)×(前記一文字あたりの認識時間)
    という上記式を利用して前記表示判定基準時間を算出する表示判定基準時間算出手段
    として動作させる為の請求項1記載の表示回数測定プログラム。
  5. ブラウザの表示動作又は表示更新動作を検知する検知手段と、
    前記検知手段により表示動作又は表示更新動作が検知された場合に、ブラウザに表示されているWebページの情報と、前記ブラウザの表示領域の情報と、前記Webページ上の特定部位の表示領域の情報とから、前記ブラウザによって一部が表示されている前記特定部位の第1の表示面積を計算する表示面積計算手段と、
    前記特定部位の識別子,前記特定部位の第2の表示面積,前記特定部位の所定の複数箇所に設定されている表示されたことの有無を表すフラグ,前記特定部位の表示開始時間が対応付けられて記録されている第1の記録手段から前記第2の表示面積を読み出し、前記特定部位の第1の表示面積と前記特定部位の第2の表示面積とを比較する表示面積比較手段と、
    前記表示面積比較手段による比較の結果、前記特定部位の第1の表示面積が前記特定部位の第2の表示面積より大きければ、前記特定部位の識別子に対応付けられて前記第1の記録手段に記録されている前記特定部位の第2の表示面積,前記特定部位の所定の複数箇所に設定されている表示されたことの有無を表すフラグを更新する更新手段と、
    前記特定部位の識別子に対応付けられて前記第1の記録手段に記録されている前記特定部位の所定の複数箇所に設定されている表示されたことの有無を表すフラグが、所定の閾値以上の箇所を表示したことを表していれば、前記ブラウザから取得したイベント発生時間で前記特定部位の表示終了時間を更新し、前記特定部位の表示開始時間から前記特定部位の表示終了時間までの経過時間を前記特定部位の表示時間として計算する表示時間計算手段と、
    前記特定部位の表示時間が表示判定基準時間以上かを判定し、前記特定部位の表示時間が表示判定基準時間以上であれば、前記特定部位の表示回数を管理している表示回数管理手段に、前記所定の閾値以上の箇所を表示したことを表している前記特定部位の表示回数を加算させる加算手段と、
    を有する表示回数測定装置。
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