JP5443894B2 - 電子部品実装装置及びその吸着位置補正方法 - Google Patents
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Description
ここで、電子部品実装装置は、電子部品の受け取り及び搭載時のヘッドの位置精度を高めるために、ヘッドにカメラを搭載し、電子部品フィーダの部品保持テープにおける部品収納穴と基板の位置決めマークの撮像を行い、画像処理によりこれらの位置検出を行ってヘッドの位置決めに反映させる動作制御を行っている。
また、この特許文献1では、エッジデータから部品収納穴の面積に基づく重心演算により部品収納穴の中心を求める検出方法や、部品収納穴のサイズが予め既知である場合に、部品収納穴のパターンデータを登録し、パターンマッチングにより部品収納穴の中心位置を求める検出方法も提案されている。
また、特許文献2の先行技術では、部品収納穴に非対称形状の電子部品が格納されている場合には、当該部品の位置によっては撮像時の写り具合が変動を生じるため、やはり部品収納穴の位置検出を精度良く行うことができないという問題が生じていた。
請求項4記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の発明と同様の構成を備えると共に、前記部品供給部の電子部品の入っていない状態の部品収納穴の撮像画像の撮像と前記電子部品実装作業時の撮像とを、使用する光源の組み合わせ又は照射強度から定まる照射パターンについて同じ条件で照射しながら行うことを特徴とする。
前記X,Y方向のそれぞれについて前記X,Y方向のそれぞれに沿った列ごとの輝度値の合計からなる取得したプロジェクションデータに対して、予め定められた数値以上の変化を生じる二位置の組み合わせを選出し、当該二つの変化位置の距離が前記部品収納穴の幅に近似する場合に、前記X方向又はY方向の前記部品収納穴における両端位置と判定する端部位置判定手段とを備えることを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項5から7のいずれか一項に記載の発明と同様の構成を備えると共に、前記部品供給部の電子部品の入っていない状態の部品収納穴の撮像画像の撮像と前記電子部品実装作業時の撮像とを、使用する光源の組み合わせ又は照射強度から定まる照射パターンについて同じ条件で照射しながら行うことを特徴とする。
本発明の実施形態について、図1乃至図11に基づいて説明する。図1は発明の実施形態たる電子部品実装装置100の平面図、図2は制御系を示すブロック図である。
電子部品実装装置100は、基板に各種の電子部品の搭載を行うものであって、電子部品の搭載手段として、搭載される電子部品を供給する複数の電子部品フィーダ101と、電子部品フィーダ101を複数並べて保持する電子部品供給部としてのフィーダバンク102と、X軸方向に沿って基板を搬送する基板搬送手段103と、当該基板搬送手段103による基板搬送経路の途中に設けられた基板に対する電子部品搭載作業を行うための基板保持部104と、電子部品を吸着する吸着ノズル105を保持して電子部品の保持を行う部品保持手段としてのヘッド106と、ヘッド106を所定範囲内の任意の位置に駆動搬送するヘッド移動手段としてのX−Yガントリ107と、ヘッド106に搭載され、電子部品フィーダ101及び基板の撮像を行う撮像手段としてのCCDカメラ108と、ベースフレーム114に固定装備され、吸着ノズル105に吸着された電子部品を下方から撮像する固定カメラ115と、電子部品実装装置100の各構成に対して制御を行う制御装置120と、各カメラ108,115の画像処理を行う画像処理装置140(図2参照)とを備えている。
なお、以下の説明において、水平面に沿って互いに直交する一の方向をX軸方向とし、他の方向をY軸方向とし、垂直上下方向をZ軸方向と称することとする。
また、前述したように、基板搬送手段103による基板搬送経路の途中には、電子部品を基板へ搭載する基板保持部104が設けられている。基板搬送手段103は、基板保持部104まで基板を搬送すると共に停止して、図示しない保持機構により基板の保持を行う。つまり、基板は保持機構により保持された状態で安定した電子部品の搭載作業が行われる。
また、各吸着ノズル105は負圧発生源に接続され、当該吸着ノズル105の先端部において吸気吸引を行うことにより電子部品の吸着及び保持が行われる。
つまりこれらの構造により、搭載作業時には、吸着ノズル105の先端部で所定の電子部品フィーダ101から電子部品を吸着し、所定位置で基板に向かって吸着ノズル105を下降させると共に吸着ノズル105を回転させて電子部品の向きの調整を行いつつ搭載作業が行われる。
また、前述したCCDカメラ108は、ヘッド106に搭載されており、X−Yガントリ107によりヘッド106が駆動されることで、基板の撮像位置に位置決めされるようになっている。
また、図2に示すように、ヘッド106にはCCDカメラ108による撮像時に撮像対象を照らす照明装置116が搭載されている。
なお、各モータは、ぞれぞれの回転量が制御装置120に認識され、所望の回転量となるように制御されることにより、ヘッド106を介して吸着ノズル105やCCDカメラ108の位置決めを行っている。
また、電子部品の必要上、前記したフィーダバンク102,基板保持部104とはいずれもX−Yガントリ107によるヘッド106の搬送可能領域内に配置されている。
各電子部品フィーダ101は、後端部に電子部品を収納する部品テープのリールを保持している。部品テープは、その片面に長手方向に沿って均一間隔で凹状且つ矩形の部品収納穴Bが形成されている。そして、リールから繰り出された部品テープは電子部品フィーダ101の先端部まで搬送され、当該先端部で吸着ノズル105により部品収納穴B内の電子部品が吸着されるようになっている。
ここで、前述したCCDカメラ108は、吸着ノズル105による電子部品の吸着時に、予め部品収納穴Bの撮像を行い、画像処理装置140が正確な部品収納穴Bの中心位置を求め、制御装置120が部品収納穴Bの中心に吸着ノズル105が来るようにヘッドの位置補正制御を行うようになっている。
図2は電子部品実装装置100の制御系を示すブロック図である。図2に示すように、制御装置120は、主に、X−Yガントリ107のX軸モータ109、Y軸モータ110、ヘッド106において吸着ノズル105の昇降を行うZ軸モータ111、吸着ノズル105の回転を行う回転モータ112、各電子部品フィーダの部品テープを部品収納穴Bのピッチで送るテープ送りモータ113の動作制御を行い、所定の制御プログラムに従って各種の処理及び制御を実行するCPU121と、各種の処理及び制御を実行するためのプログラムが格納されたシステムROM122と、各種のデータを格納することで各種の処理の作業領域となるRAM123と、CPU121と各種の機器との接続を図る図示しないI/F(インターフェース)と、各種の設定や操作に要するデータの入力を行うための操作パネル124と、各種の処理及び制御を実行するための設定データ、基板に搭載される各種の電子部品の部品データ等が格納されたEEPROM126と、各種設定の内容や後述する検査の結果等を表示する表示モニタ125とを有している。また、前述した各モータ109〜113は、図示しないモータドライバを介して制御装置120に接続されている。
画像処理装置140は、主として、画像処理を実行するCPU141と、撮像画像データ等の処理に必要なデータを記憶するメモリ142とから構成されている。
また、画像処理装置140は、図示しないA/D変換器を有し、CCDカメラ108及び固定カメラ115で撮像された電子部品のアナログの画像信号をデジタル信号に変換してメモリ142に格納する。
以下、制御装置120及び画像処理装置140の共同により実行される基準画像取得処理について説明する。かかる処理を実行することにより制御装置120及び画像処理装置140は「基準範囲取得手段」として機能することとなる。
電子部品の実装動作では、吸着ノズル105が電子部品を電子部品フィーダ101から吸着する直前に、ヘッド106からCCDカメラ108により部品テープの部品収納穴Bの撮像を行い、画像処理により部品収納穴Bの正確な位置を特定し、ヘッド106の位置補正が行われる。
そして、部品収納穴Bの位置を正確に求めるためには、部品収納穴Bの周囲と部品収納穴Bとを正確に識別する必要があり、そのため、非実装作業時において、上述の基準範囲取得処理を実行して、部品収納穴Bの撮像画像データにおける各画素の採り得る濃度値(輝度値)の範囲の取得を行っている。
即ち、基準範囲取得処理では、電子部品の入っていない状態の部品収納穴Bの撮像を実行し、その際の撮像画像データの撮像範囲の中から部品収納穴Bの部分のみをオペレータが視認して指定し、指定範囲内の各画素における濃度値のヒストグラムを生成する。そして、ヒストグラムの分布状態から、部品収納穴Bに固有の濃度値の範囲を特定し、当該範囲を電子部品実装動作の際の撮像画像から部品収納穴Bを抽出するための識別データとして保存する処理を実行する。
また、上記基準範囲取得処理は、電子部品フィーダ101ごと或いは部品テープの種類ごとに個別に行われる。
まず、電子部品フィーダ101の部品受け取り位置101aに部品テープの空の部品収納穴Bがセットされ、操作パネル124から基準範囲取得処理の実行が指示されると、CPU121の制御により、ヘッド106が予め登録された部品受け取り位置101aにある部品収納穴Bの中心位置Cに移動する(ステップS1)。
そして、CPU141の制御により、ヘッド106に搭載された照明装置116が点灯される(ステップS2)。照明装置116は、複数の光源を備えると共に照射強度が制御可能であり、使用する光源の組み合わせや照射強度が定められた複数の照射パターンを選択可能となっている。そして、各電子部品フィーダ101の部品テープごとに最もコントラストが強調される照射パターンが予め部品データに登録されており、電子部品フィーダ101に応じて決まった照射パターンによる照射が行われるようになっている。
これに対して、オペレータは、操作パネル124を操作して、指定領域Hの指定を行う。かかる指定領域Hの指定は、少なくとも部品収納穴B以外の領域が含まれないように視覚的に確認して行う。範囲指定の方法は、図示のように、撮像画像表示に重ねられて表示される範囲指定のカーソルを操作しても良いが、複数点の座標入力を行い、入力点に囲まれる領域を指定範囲として入力しても良い(ステップS4)。
なお、図5に示すように、部品テープによっては、部品収納穴の内底面に貫通穴hが設けられている場合があり、そのような場合には、操作パネル124の操作により指定領域H内に除外領域Dの設定入力を行い、後述するヒストグラムの生成処理の対象から除外領域Dを除くことが可能となっている。
そして、CPU141は、指定領域H(除外領域Dを除く)内の全画素の出力から濃度値ヒストグラムの生成を行う(ステップS6)。即ち、指定領域H(除外領域Dを除く)内の全画素の出力値から各出力値を採る画素数の分布データを取得する。図6はヒストグラムを線図化した説明図である。各画素は検出輝度に応じて256階調の濃度値の出力を行うことができる(濃度値0は黒色、255は白色)。
そして、分布データから、画素数がピークレベルとなる濃度値Pに対してP+α(最大値)とP−α(最小値)の濃度値の範囲を部品収納穴Bの採り得る濃度値の範囲と見なして、当該上限値と下限値とをEEPROM126に登録する(ステップS7)。なお、αの値は操作パネル124により任意に設定可能である。
また、αの値を直接設定するのではなく、P−αからP+αまでの濃度値の範囲が全体数に対して所定比率βとなるαを自動的に算出するようにしても良い。この場合、βの値を操作パネル124により任意に設定可能とする。
さらに、画素数がピークレベルとなる濃度値Pから、画素数(頻度)が任意に設定可能な数を超える濃度値P+α1からP−α2を範囲としても良い。
なお、上記ステップS1〜S7の処理は、基準範囲取得工程に相当する。
さらに、上記工程で、オペレータによる範囲指定時はライブ画像の状態で、範囲指定後、基準範囲を取得する画像を撮像しても良い。
次に、電子部品の実装作業時において、吸着ノズル105を電子部品フィーダ101の部品収納穴Bの中心に位置補正を行うためのノズル位置補正制御について、図7〜図11に基づいて説明する。図7は制御装置120のCPU121及び画像処理装置140のCPU141により実行されるノズル位置補正制御のフローチャートである。
前述したように、各電子部品フィーダ101の部品受け取り位置101aにおける部品収納穴の中心位置に吸着ノズル105が位置決めされるようにヘッド106の位置座標が登録されているが、ノズル位置補正制御は、登録位置よりもさらに正確に吸着ノズル105を中心位置に位置決めさせる場合や、テープリールの交換、吸着ミス発生時などで、吸着位置補正を行う状況が発生した場合等にCCDカメラ108の撮像画像から吸着ノズル105を正確に部品収納穴の中心に位置決め補正するために有効である。
そして、ヘッド106に搭載された照明装置116が点灯される(ステップS12)。この場合も、電子部品フィーダ101に対して予め設定された照明パターン(基準範囲取得処理と同じ照明パターン)で照射される。
そして、CPU141の制御により、部品収納穴B及びその周囲がCCDカメラ108により撮像され(ステップS13)、その撮像画像が現在の中心位置Cと共に表示装置125に表示される(ステップS14)。
なお、部品収納穴Bとみなす範囲内の濃度値を出力する画素を0とし、それ以外を255とする変換を行っても良い。
CPU141は、このステップS15の処理を行うことにより「フィルタ」として機能することとなる。
例えば、図9(A)の二値化画像からは、図11(A)に示すようなY軸方向のプロジェクションデータを得ることができ、図9(B)の二値化画像からは、図11(B)に示すようなY軸方向のプロジェクションデータを得ることができる。部品収納穴Bの中央に電子部品が位置する図9(A)の二値化画像はX軸方向における電子部品の位置の値が低くなることが分かる。かかる処理により、CPU141は、「プロジェクションデータ取得手段」として機能することとなる。
なお、X軸方向及びY軸方向の双方についてプロジェクションデータの取得が行われることによりX軸方向及びY軸方向についての部品収納穴Bの両端部の位置が求められることとなるが、それらの処理内容は、X軸方向とY軸方向とで同様なので、ステップS21までの処理の説明についてはY軸方向のプロジェクションデータについてのみを行うこととする。
そして、同様にし、逆方向(図11における左方向)に向かって順次読み込みを行い、互いに隣接する濃度の合計値が所定の閾値(例えば事前に設定された値)以上の増加を生じている箇所をX軸方向における右端部位置候補として検索する。図11(A)の場合にはR1、R2が該当する(ステップS17)。
なお、隣接する位置での増加以外にも、複数画素の間で所定の閾値以上の増加を生じている場合に端部位置候補としても良い。
また、「フィルタ」処理で、部品収納穴Bとみなす範囲内の濃度値を出力する画素を0とし、それ以外を255とする変換を行った場合には、増加ではなく減少となる。
次いで、CPU141は、部品収納穴Bの左右の端部位置候補が両方とも存在するか判定し(ステップS18)、左右の端部位置候補のいずれか一方でも見つからなかった時には、ステップS24のエラー終了に処理が進められる。
そして、これらの組み合わせの中で、左右の位置関係が適正なものが存在するか判定が行われる(ステップS19)。例えば、左端部位置候補よりも右端部位置候補の方が左側に位置するような組み合わせ(例えば、(L2,R2))しか存在しない場合には、ステップS24のエラー終了に処理が進められる。そして、処理を継続するときには前述と同様にヘッド106の位置を修正してからリトライを行う。
そして、これら左右の端部間距離が、事前に設定入力された部品収納穴BのX軸方向幅に近似する組み合わせが存在するか否かを判定し(ステップS21)、存在しない場合には、ステップS24のエラー終了に処理が進められる。そして、処理を継続するときには前述と同様にヘッド106の位置を修正してからリトライを行う。
そして、ステップS17〜S21までの処理を、X軸方向のプロジェクションデータに対しても同様に実行し、Y軸方向の前後の端部位置を求めて記録する。
なお、X軸方向あるいはY軸方向のどちらかの端部位置が取得できた場合、取得できた方向の位置を撮像位置の中心とし、さらに、取得できなかった方向も、端部候補位置が多く存在する方向にヘッド106の位置を修正してからリトライを行う。
さらに、エラー時のリトライ動作については、操作パネルからのリトライ指示入力をしないで自動的にリトライしても良い。
このように、ステップS17〜S21までの処理を実行することにより、CPU141は、端部位置判定工程を実行する「端部位置判定手段」として機能することとなる。
また、当該中心位置を制御装置120に出力し、CPU121は部品収納穴Bの中心に吸着ノズル106が位置するように、ヘッド105の位置補正を実行する。
電子部品実装装置100では、電子部品のない部品収納穴Bの実画像により検出出力(濃度値)の採りうる範囲で出力を行っている画素のエリアをフィルタ処理により二値化画像で抽出するので、コントラストが明確にならない状態でも部品収納穴Bを周囲と識別することができ、かかる画像からX、Yのそれぞれの方向について部品収納穴Bの端部位置を正確に取得することができ、部品収納穴Bの位置検出精度を向上することが可能となる。
また、プロジェクションデータにおいて、部品収納穴の端部位置に相当する二つの変化位置が見つからない場合に、ヘッド106の位置を変えて撮像のリトライを行うので、より確実に部品収納穴の位置検出を行うとが可能となる。
さらに、プロジェクションデータと、予め設定しておいた部品収納穴のサイズにより、部品収納穴の両端の位置を取得するので、部品収納穴の内部の部品有無や、部品の形状に左右されずに、矩形の部品収納穴の位置検出を良好に行うことが可能となる。
101 電子部品フィーダ(部品供給部)
102 フィーダバンク(部品供給部)
104 基板保持部
105 吸着ノズル
106 ヘッド
107 X−Yガントリ(移動機構)
108 CCDカメラ(撮像手段)
B 部品収納穴
Claims (8)
- 電子部品の実装が行われる基板を保持する基板保持部と、
実装される電子部品を供給する部品供給部と、
前記基板に搭載する電子部品を吸着する昇降可能な吸着ノズルを備えたヘッドと、
前記ヘッドに搭載され、前記部品供給部の部品収納穴の撮像を行う撮像手段と、
前記基板保持部と前記部品供給部との間の前記ヘッドの移動を行う移動機構とを備える電子部品実装装置の吸着位置補正方法において、
前記部品供給部の電子部品の入っていない状態の部品収納穴の撮像画像から、前記部品収納穴であることを示す輝度値の範囲を取得する基準範囲取得工程と、
電子部品実装作業時に撮像を行い、当該撮像画像中から前記基準範囲取得工程で取得された輝度の範囲となる画素のエリアをフィルタにより抽出する抽出工程と、
前記フィルタをかけた撮像画像データに対して、互いに直交するX,Y方向のそれぞれについて前記X,Y方向のそれぞれに沿った列ごとの輝度値の合計からなるプロジェクションデータを取得するプロジェクションデータ取得工程と、
前記X,Y方向のそれぞれについて取得したプロジェクションデータに対して、予め定められた数値以上の変化を生じる二位置の組み合わせを選出し、当該二つの変化位置の距離が前記部品収納穴の幅に近似する場合に、前記X方向又はY方向の前記部品収納穴における両端位置と判定する端部位置判定工程とを備え、
前記フィルタは、前記基準範囲取得手段により取得された輝度の範囲となる画素のエリアとそれ以外のエリアとで二値化を行うことを特徴とする電子部品実装装置の吸着位置補正方法。 - 前記基準範囲取得工程では、異なる材質からなる部品供給部の個々の撮像画像により、個別に前記部品収納穴であることを示す輝度の範囲を取得し、
前記抽出工程では、前記異なる材質からなる部品供給部ごとに個別に対応するフィルタを使用することを特徴とする請求項1記載の電子部品実装装置の吸着位置補正方法。 - 前記端部位置判定工程により前記部品収納穴の幅に近似する二つの変化位置が見つからない場合に、前記ヘッドの位置を変えて前記部品収納穴の撮像のリトライを行うリトライ工程を備えることを特徴とする請求項1又は2記載の電子部品実装装置の吸着位置補正方法。
- 前記部品供給部の電子部品の入っていない状態の部品収納穴の撮像画像の撮像と前記電子部品実装作業時の撮像とを、使用する光源の組み合わせ又は照射強度から定まる照射パターンについて同じ条件で照射しながら行うことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の電子部品実装装置の吸着位置補正方法。
- 電子部品の実装が行われる基板を保持する基板保持部と、
実装される電子部品を供給する部品供給部と、
前記基板に搭載する電子部品を吸着する昇降可能な吸着ノズルを備えたヘッドと、
前記ヘッドに搭載され、前記部品供給部の部品収納穴の撮像を行う撮像手段と、
前記基板保持部と前記部品供給部との間の前記ヘッドの移動を行う移動機構とを備える電子部品実装装置において、
前記部品供給部の電子部品の入っていない状態の部品収納穴の撮像画像から、前記部品収納穴であることを示す輝度値の範囲を取得する基準範囲取得手段と、
電子部品実装作業時に撮像を行い、当該撮像画像中から前記基準範囲取得手段により取得された輝度の範囲となる画素のエリアを抽出するフィルタと、
前記フィルタをかけた撮像画像データに対して、互いに直交するX,Y方向のそれぞれについて前記X,Y方向のそれぞれに沿った列ごとの輝度値の合計からなるプロジェクションデータを取得するプロジェクションデータ取得手段と、
前記X,Y方向のそれぞれについて取得したプロジェクションデータに対して、予め定められた数値以上の変化を生じる二位置の組み合わせを選出し、当該二つの変化位置の距離が前記部品収納穴の幅に近似する場合に、前記X方向又はY方向の前記部品収納穴における両端位置と判定する端部位置判定手段とを備え、
前記フィルタは、前記基準範囲取得手段により取得された輝度の範囲となる画素のエリアとそれ以外のエリアとで二値化を行うことを特徴とする電子部品実装装置。 - 前記基準範囲取得手段は、異なる材質からなる部品供給部の個々の撮像画像により、個別に前記部品収納穴であることを示す輝度の範囲を取得し、
前記異なる材質からなる部品供給部ごとに個別に対応するフィルタを使用することを特徴とする請求項5記載の電子部品実装装置。 - 前記端部位置判定手段により前記部品収納穴の幅に近似する二つの変化位置が見つからない場合に、前記ヘッドの位置を変えて前記部品収納穴の撮像のリトライを行う撮像制御部を備えることを特徴とする請求項5又は6記載の電子部品実装装置。
- 前記部品供給部の電子部品の入っていない状態の部品収納穴の撮像画像の撮像と前記電子部品実装作業時の撮像とを、使用する光源の組み合わせ又は照射強度から定まる照射パターンについて同じ条件で照射しながら行うことを特徴とする請求項5から7のいずれか一項に記載の電子部品実装装置。
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