JP5443329B2 - 間隔管の保持治具 - Google Patents

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Description

本発明は、間隔管(スペーサ)の保持治具に係り、詳しくは複数枚のプリント基板を一定の間隔を空けて上下に連結する際に使用する間隔管の保持治具に関する。
近年の通信装置には、超大容量化、超長距離化への要求が高く、その実現に向け、電子回路ユニットの実装密度が上がり、従来のプリント基板の一枚構造から複数枚のプリント基板を一定の間隔を空けて上下に連結するスタック構造に移行している。
フォトニックネットワークに使用される光回路構成のユニットは、高速電気信号がプリント基板内の配線に伝送される。このため、高密度実装でスタック構造を採用する場合、高速信号伝送に対応したコネクタによりプリント基板間を接続する。このコネクタは、勘合時に高い寸法精度を必要とするため、従来、上下に連結するプリント基板間の固定にネジ締結の間隔管が多用されている。
特許文献1、2または図34(a)、(b)に示すように一般的な間隔管1は、両側にめねじ3が螺刻された六角支柱形状(正六角支柱形状)に形成されて、プリント基板をネジ締結する構造となっている。
スタック構造の組立手順は、先ず、図35に示すように片手H1にボックスレンチ5、もう片方の手H2にドライバー7を持って、メインのプリント基板9を支えつつ、必要本数の間隔管1をネジ11で締結し、次いで、図36に示すようにプリント基板9を反転させて、サブのプリント基板13を間隔管1の上にネジ締結している。
しかし、このネジ締結作業は、2本の手H1、H2で5個の部材(間隔管1、ボックスレンチ5、ドライバー7、プリント基板9、ネジ11)を扱いながら行うため、作業性が悪かった。
そこで、作業性を向上するため、図37及び図38に示すように、プリント基板9の間隔管レイアウトに合わせてボックスレンチ型凹部15が上面17に加工された受け治具19が提案されている。
図37(a)、(b)に示すように受け治具19は、プリント基板9の外形形状に沿った段部21が側部内周に形成され、図38に示すように段部21にプリント基板9を配置すると、ボックスレンチ型凹部15内に収容した間隔管1の上端がプリント基板9の裏面に当接するようになっている。そして、図38の如くドライバー7で必要本数の間隔管1をネジ締結した後、図36に示すようにプリント基板9を反転させて、サブのプリント基板11を間隔管1の上にネジ締結する。
実公平6−44131号公報 実開平6−62596号公報
しかし、前記受け治具19で複数の間隔管1をプリント基板9にネジ締結すると、締結後、図39に示すように夫々の間隔管1相互の応力で、ボックスレンチ型凹部15に間隔管1が噛んでしまい、プリント基板9が抜けなくなる虞がある。
また、製品の種類により間隔管1の高さや位置が異なるため、受け治具19が製品毎に必要となって多大なコストがかかってしまう不具合もあった。
本発明は斯かる実情に鑑み案出されたもので、間隔管のネジ締結作業の工数削減による作業性の向上、また、間隔管の高さや位置の異なる複数図番に対し、一つの種類で対応可能な間隔管の保持治具を提供することを目的とする。
斯かる目的を達成するため、本発明に係る間隔管の保持治具は、六角支柱形状の間隔管が上下方向に収容可能な複数の収容穴が上面にマトリクス状に形成された略直方体形状の治具本体と、前記治具本体の上部にスライド可能に装着され、前記収容穴に対応して複数の挿入穴がマトリクス状に形成された上側プレートとからなり、前記収容穴と挿入穴は、上側プレートのスライド操作で、当該挿入穴を挿通して収容穴に収容された間隔管の平行面を挟持して、間隔管を固定することを特徴とする。
本発明によれば、上側プレートのスライド操作によって間隔管を保持することができ、プリント基板の上方からのみの作業で間隔管のネジ締結ができる。
従って、従来に比し、間隔管のネジ締結作業性が著しく向上し、また、配置の異なる複数図番に対し、一種類の保持治具で対応できる利点を有する。
而も、間隔管が挿入穴や収容穴に噛んでしまう虞もなく、また、仮に噛んでしまっても、上側プレートのスライド操作で容易に不具合を解消することができる。
本発明の第一実施形態に係る保持治具の平面図と、保持治具のC−C線端面図である。 挿入穴が形成された上側プレートの平面図と側面図である。 収容穴が形成された治具本体の平面図と側面図である。 挿入穴と収容穴の平面図と側面図である。 ボックスレンチ穴を形成した挿入穴と収容穴の平面図と側面図である。 プリント基板を位置決めした保持治具の平面図である。 大きさの異なる他のプリント基板を位置決めした保持治具の平面図である。 間隔管をネジ締結したプリント基板と治具本体の平面図である。 図8のF−F線端面図である。 図8のG−G線端面図である。 挿入穴と収容穴の平面図である。 上側プレートを一方向にバネ付勢する構造を説明する保持治具の平面図である。 本発明の第二実施形態の挿入穴が形成された上側プレートの平面図である。 収容穴が形成された治具本体の平面図である。 挿入穴と収容穴の平面図と側面図である。 間隔管を挟持した挿入穴と収容穴の平面図と側面図である。 本発明の第三実施形態の挿入穴が形成された上側プレートの平面図である。 収容穴が形成された治具本体の平面図である。 挿入穴と収容穴の平面図と側面図である。 間隔管を挟持した挿入穴と収容穴の平面図と側面図である。 本発明の第四実施形態の挿入穴、係止穴、解除ボタン挿通穴が形成された上側プレートの平面図と側面図である。 収容穴と解除ボタン収容穴が形成された治具本体と解除ボタンの平面図と側面図である。 ロック機構の機能説明図である。 ロック機構の機能説明図である。 本発明の第五実施形態の挿入穴が形成された上側プレートの平面図と側面図である。 収容穴が形成された治具本体の平面図と側面図である。 保持穴が形成されたゴム製のプレート部材の平面図と側面図である。 プレート部材の機能説明図である。 本発明の第六実施形態の収容穴に圧縮コイルスプリングが収容された治具本体の側面図である。 長さの異なる間隔管が収容穴内に収容された治具本体の側面図である。 プリント基板に押圧される間隔管の説明図である。 本発明の第七実施形態に係る治具本体の平面図である。 図32のH−H線端面図である。 間隔管の平面図と側面図である。 間隔管を用いた従来のプリント基板のスタック構造の組立手順の説明図である。 従来のプリント基板のスタック構造の組立手順の説明図である。 受け治具の平面図と側面図である。 受け治具を用いた従来のスタック構造の組立手順の説明図である。 ボックスレンチ穴に間隔管が噛んだ状態を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1乃至図12は本発明に係る間隔管の保持治具の第一実施形態を示し、図1に於て、31は、図3及び図4の如く上面33に六角支柱形状の間隔管1が上下方向に収容可能な複数の収容穴35がマトリクス状に形成された略直方体形状の治具本体、37は治具本体31の上面33にスライド可能に装着された上側プレートで、図1(b)に示すように治具本体31の上面33は凹状に形成されて収容穴35が設けられている。そして、各収容穴35に対応して上側プレート37に、複数の挿入穴39がマトリクス状に形成されている。尚、治具本体31と上側プレート37は、軽量なアルミニウム合金で形成されている。
図1及び図2に示すように治具本体31の側部41、43、45、47の内周に段部49が設けられている。そして、図6に示すようにプリント基板51を段部49上に配置しながら、プリント基板51の3面を側部41、43、47の内周に突き当てることで、プリント基板51が治具本体31に外形位置決めでき、この場合、プリント基板51の長さは自由に設定できる。一方、図7に示すようにプリント基板51よりサイズの小さなプリント基板51-1を段部49上に配置しながら、プリント基板51-1の2面を側部41、43の内周に突き当てることで、プリント基板51-1が治具本体31に外形位置決めでき、この場合、プリント基板のサイズは自由に設定できる。
このように治具本体31は、サイズの異なるプリント基板に対し一つの種類で対応可能である。
また、斯様にプリント基板51が段部49に支持されると、図9及び図10に示すようにプリント基板51と上側プレート37との間に、プリント基板51に搭載した電子部品53の端子55と上側プレート37との干渉を防ぐスペース57が形成されるようになっている。尚、プリント基板51-1を段部49に支持した場合も、同様にプリント基板51-1と上側プレート37との間にスペース57が形成されるが、以下、プリント基板51に限定して本実施形態を説明する。
そして、図10に示すように治具本体31の長尺な対向する側部43、47の内周に、前記段部49を形成する突片59と上面33との間に、治具本体31の長手方向(図1中、矢印A、B方向)へ上側プレート37をガイドするガイド溝61が設けられている。
図3に示すように収容穴35は、間隔管1の三面の外形形状に沿って形成された3辺35a、35b、35cと、コ字状に配置された3辺35d、35e、35fとからなる六角形状で、治具本体31の長手方向に沿って左右対称に形成され、3辺35a、35b、35cは治具本体31の側部45側に配置されている。
一方、図2に示すように上側プレート37側の挿入穴39は、前記収容穴35と向きを反対にした平面視同一形状に形成され、間隔管1の三面の外形形状に沿って形成された3辺39a、39b、39cは、治具本体31の側部41側に配置されている。
また、図12に示すように治具本体31の側部41中央に設けた凹部63内に、その底部と上側プレート37との間に張架された引っ張りコイルスプリング65が収容されており、上側プレート37は引っ張りコイルスプリング65によって常時矢印A方向に付勢されている。そして、斯様に上側プレート37が引っ張りコイルスプリング65によって矢印A方向に付勢されると、図1、図2、図4、図11及び図12に示すように、各収容穴35と各挿入穴39が治具本体31の長手方向に大きく開いて、挿入穴39から収容穴35内に間隔管1を挿入、収容し易くなっている。尚、前記引っ張りコイルスプリング65に代え、図12に示すように治具本体31の側部45と上側プレート37との間に圧縮コイルスプリング67を張架して、上側プレート37を矢印A方向に付勢させてもよい。
更に、図1及び図2に示すように、上側プレート37の端部側(治具本体31の側部45側)に操作ピン69が突設されている。そして、上側プレート37はプリント基板51よりも長尺に形成されて、図6の如くプリント基板51を治具本体31上に位置決めしても、操作ピン69がプリント基板51で隠れることがないように設定されている。
そして、操作ピン69に指を引っ掛けて、引っ張りコイルスプリング65のバネ力に抗して上側プレート37を矢印B方向にスライドさせると、治具本体31の総ての収容穴35の3辺35d、35e、35fと、上側プレート37の総ての挿入穴39の3辺39a、39b、39cが、夫々、図5の如く間隔管1の平行面を挟持する正六角形状のボックスレンチ穴71を形成して、間隔管1の平行面を挟持するようになっている。
本実施形態に係る保持治具73はこのように構成されており、次に、治具本体31を用いた間隔管1のネジ締結、プリント基板51のスタック構造の組立手順について説明する。
先ず、図12の如く上側プレート37が引っ張りコイルスプリング65で矢印A方向へ付勢されて、収容穴35と挿入穴39が大きく開いている状態で、製品に対応した間隔管レイアウトの位置の収容穴35と挿入穴39に間隔管1を挿入、収容する。
次に、図8に示すように電子部品53を実装したプリント基板51を治具本体31の段部49上に配置しながら、プリント基板51の3辺を側部41、43、47の内周に突き当ててプリント基板51を保持治具73(治具本体31)に位置決めする。斯様にプリント基板51が段部49に支持されると、図9に示すようにプリント基板51と上側プレート37との間に、電子部品53の端子55と上側プレート37との干渉を防ぐスペース57が形成される。そして、操作ピン69に指を引っ掛けて、図8及び図9に示すように引っ張りコイルスプリング65のバネ力に抗して上側プレート37を矢印B方向へスライドさせれば、治具本体31の総ての収容穴35の3辺35d、35e、35fと、上側プレート37の総ての挿入穴39の3辺39a、39b、39cが、夫々、図5の如く正六角形状のボックスレンチ穴71を形成して間隔管1の平行面を挟持する。
この後、片手で操作ピン69を保持しながら、図8乃至図10の如くもう片方の手で、プリント基板51の上方から、保持治具73で保持されている間隔管1をネジ11で締結していけばよい。そして、総ての間隔管1のネジ締結後、図36の従来例と同様、プリント基板51を反転させてサブのプリント基板を間隔管1の上にネジ締結すればよい。
このように本実施形態によれば、上側プレート37のスライド操作によって間隔管1を保持することができ、プリント基板51の上方からのみの作業で間隔管1のネジ締結ができる。
従って、従来に比し、間隔管1のネジ締結作業性が著しく向上し、また、配置の異なる複数図番に対し、更には図7の如く前記プリント基板51とサイズの異なるプリント基板51-1を用いた製品に対しても、一種類の保持治具73で対応できる利点を有する。
而も、間隔管1が挿入穴39や収容穴35に噛んでしまう虞もなく、また、仮に噛んでしまっても、上側プレート37のスライド操作で容易に不具合を解消することができる。
尚、前記実施形態では、引っ張りコイルスプリング65によって上側プレート37を矢印A方向に付勢させたが、引っ張りコイルスプリング65と圧縮コイルスプリング67を交換して、上側プレート37を引っ張りコイルスプリング65または圧縮コイルスプリング67によって矢印B方向に付勢させてもよい。
而して、この実施形態によれば、間隔管1のネジ締結の際に、片手で操作ピン69を保持する必要がなくなる利点を有する。
図13乃至図16は本発明の第二実施形態を示し、図13は前記挿入穴39に代えて上側プレート37に形成した平面視正方形状の挿入穴75の平面図、図14は前記収容穴35に代えて治具本体31の上面33に形成した平面視正方形状の収容穴で、前記実施形態と同様、収容穴77は治具本体31の上面33に間隔管1が収容可能にマトリクス状に複数形成され、各収容穴77に対応して上側プレート37に挿入穴75がマトリクス状に複数形成されている。尚、挿入穴75と収容穴77は総て、後述する平行平面部75a、77aが上側プレート37のスライド方向と直交するように配置されている。
そして、図15及び図16に示すように本実施形態は、上側プレート37の矢印B方向へのスライド操作で、収容穴77と挿入穴75の平行平面部77a、75aが間隔管1の平行面を挟持して間隔管1を保持、固定するようにしたことを特徴とする。尚、その他の構成は図1の実施形態と同様であるので、同一のものには同一符号を付してそれらの説明は省略する。
本実施形態はこのように構成されているから、図15の如く収容穴77と挿入穴75が大きく開いている状態で、製品に対応した間隔管レイアウト位置の収容穴77と挿入穴75に間隔管1を挿入、収容する。
そして、プリント基板51を治具本体31に位置決めして、図16に示すように引っ張りコイルスプリング65のバネ力に抗して上側プレート37を矢印B方向にスライドさせれば、治具本体31の総ての収容穴77の平行平面部77aと、上側プレート37の総ての挿入穴75の平行平面部75aが、間隔管1の平行面を挟持して間隔管1を保持、固定することとなる。
従って、本実施形態によっても、前記実施形態と同様、所期の目的を達成することが可能で、間隔管1のネジ締結作業性が著しく向上すると共に、間隔管1の配置の異なる複数図番に対し、また、サイズの異なるプリント基板を用いた製品に対しても一種類の保持治具で対応できる利点を有する。
加えて、本実施形態によれば、前記実施形態に比し、収容穴77や挿入穴75の加工が容易である利点を有する。
図17乃至図20は本発明の第三実施形態を示し、図17に示すように本実施形態は、前記挿入穴39に代えて上側プレート37に平面視レーシングトラック形状の挿入穴79を形成すると共に、図18の如く前記収容穴35に代えて治具本体31の上面33に平面視レーシングトラック形状の収容穴81を形成したもので、図1の実施形態と同様、収容穴81は、治具本体31の上面33に間隔管1が収容可能にマトリクス状に形成され、各収容穴81に対応して上側プレート37に挿入穴79がマトリクス状に形成されている。
また、挿入穴79と収容穴81は総て、後述する平行平面部79a、81aが上側プレート37のスライド方向と直交するように配置されている。
そして、図19及び図20に示すように本実施形態は、上側プレート37の矢印B方向へのスライド操作で、収容穴81と挿入穴79の平行平面部81a、79aが間隔管1の平行面を挟持して間隔管1を保持、固定するようにしたことを特徴とする。尚、その他の構成は図1の実施形態と同様であるので、同一のものには同一符号を付してそれらの説明は省略する。
本実施形態はこのように構成されているから、図19の如く収容穴81と挿入穴79が大きく開いている状態で、製品に対応した位置の収容穴81と挿入穴79に間隔管1を挿入、収容する。
そして、プリント基板51を治具本体31に位置決めして、図20に示すように引っ張りコイルスプリング65のバネ力に抗して上側プレート37を矢印B方向にスライドさせれば、治具本体31の総ての収容穴81の平行平面部81aと、上側プレート37の総ての挿入穴79の平行平面部79aが、夫々、間隔管1の平行面を挟持して間隔管1を保持、固定することとなる。
従って、本実施形態によっても、図1の実施形態と同様、所期の目的を達成することが可能で、間隔管1のネジ締結作業性が著しく向上すると共に、間隔管1の配置の異なる複数図番に対し、また、サイズの異なるプリント基板を用いた製品に対しても一種類の保持治具で対応できる利点を有する。
加えて、図1の実施形態に比し、収容穴81や挿入穴79の加工が容易である利点を有する。
図21乃至図24は本発明の第四実施形態を示し、本実施形態は、図1の実施形態の構成に加え、治具本体31と上側プレート37との間に、スライド操作後の上側プレート37をロックする1個のロック機構を備えたものである。
即ち、図21(a)、(b)に於て、83は操作ピン69近傍の上側プレート37に設けた平面視円形状の小径な係止穴、85は上側プレート37のスライド方向に沿って係止穴83と同軸上に設けた平面視長穴形状の解除ボタン挿通穴である。
一方、図22(a)、(b)に於て、87は前記係止穴83と解除ボタン挿通穴85に対応して治具本体31の上面に設けた平面視長穴形状の解除ボタン収容穴で、図示するように解除ボタン収容穴87内に2つの圧縮コイルスプリング89が前後に収容されている。更に、図22に示すように解除ボタン収容穴89内に、側面視L字状の解除ボタン91が2つの圧縮コイルスプリング89上に配置されており、解除ボタン91は前記解除ボタン挿通穴85を挿通して上方に突出している。
また、図22に示すように解除ボタン91の他端側には、ラチェット状のストッパ93が上方に突設されており、図23(a)、(b)の如く上側プレート37が引っ張りコイルスプリング65によって矢印A方向に付勢されているとき、ストッパ93は前記ロック穴83とロック操作穴85間の上側プレート37の裏面側に圧接している。そして、図24(a)、(b)に示すように上側プレート37を矢印B方向にスライドさせて挿入穴39と収容穴35がボックスレンチ穴71を形成して間隔管1の平行面を挟持すると、ストッパ93が圧縮コイルスプリング89のバネ力で係止穴83に係止するようになっている。
そして、斯かる状態で、図24(b)に示すように解除ボタン91を矢印方向に操作すると、ストッパ93と係止穴83との係止状態が解除されて、上側プレート37が引っ張りコイルスプリング65のバネ力で矢印A方向に自動的にスライドするようになっている。
このように本実施形態のロック機構95は、上側プレート37を矢印B方向にスライドさせて挿入穴39と収容穴35が間隔管1を挟持、固定すると、ストッパ93が係止穴83に係止して上側プレート37を固定するため、図1の実施形態の如く上側プレート37を矢印B方向にスライドさせた後、片手で操作ピン69を保持しておく必要がなくなり、間隔管1のネジ締結の作業性が更に向上する利点を有する。
図25乃至図28は本発明の第五実施形態を示し、本実施形態は、図1の実施形態の構成に加え、図27(a)乃至図28(b)に示すように治具本体31の上面33上に、総ての収容穴35に対応して当該各収容穴37よりも小さな平面視矩形状の保持穴97をマトリクス状に設けた薄肉なゴム製のプレート部材99を敷設したものである。尚、その他の構成は図1の実施形態と同様であるので、同一のものには同一符号を付してそれらの説明は省略する。
本実施形態はこのように構成されており、図28(a)、(b)に示すように前記間隔管1に比し短答な間隔管1-1を用いた場合、プレート部材99の保持穴97が収容穴35内に収容された間隔管1-1を仮保持する。
そして、この状態でプリント基板51が治具本体31に位置決めされれば、保持穴97に仮保持された間隔管1-1はプリント基板51の裏面側に圧接しながら下方へ移動し、この後、ネジ締結されることとなる。
従って、本実施形態によっても、図1の保持治具73と同様、所期の目的を達成することができることは勿論、間隔管の高さの異なる複数図番に対し、一つの種類で対応できる利点を有する。
図29乃至図31は発明の第六実施形態を示し、本実施形態は、図1の実施形態の構成に加え、治具本体31に設けた総ての収容穴35内に、各収容穴35内に収容された間隔管1、1-1を上側プレート37の上方へ付勢する圧縮コイルスプリング101を装着したことを特徴とする。尚、その他の構成は図1の実施形態と同様であるので、同一のものには同一符号を付してそれらの説明は省略する。
本実施形態はこのように構成されているから、例えば図30に示すように長さの異なる2種類の間隔管1、1-1を同時に使用する場合、圧縮コイルスプリング101が間隔管1、1-1を上側プレート37の上方へ付勢する。そして、この状態で図31の如くプリント基板51が保持治具に位置決めされれば、間隔管1、1-1は圧縮コイルスプリング101のバネ力に抗してプリント基板51の裏面側に圧接しながら下方へ移動し、この後、ネジ締結されることとなる。
従って、本実施形態によっても、図27の実施形態と同様、間隔管の高さの異なる複数図番に対し、一つの種類で対応できる利点を有する。
図32及び図33は本発明の第七実施形態を示し、本実施形態は、プリント基板51-2の一側縁部側の前後に2つの位置決め穴103を形成すると共に、これらに対応して治具本体31の一側縁部側の前記突片59の上部に2本の位置決めピン105を突設して、使用できるプリント基板のサイズの自由化を図ったものである。尚、その他の構成は図1の実施形態と同様であるので、同一のものには同一符号を付してそれらの説明は省略する。
従って、本実施形態に係る保持治具107によっても、図1の保持治具73と同様、所期の目的を達成することができると共に、前記位置決めピン105に対応してプリント基板に位置決め穴を設けることで、サイズの異なる多くのプリント基板を用いた製品に対応できる利点を有する。
1、1-1 間隔管
31 治具本体
33 上面
35、77、81 収容穴
37 上側プレート
39、75、79 挿入穴
41、43、45、47 側部
49 段部
51、51-1、51-2 プリント基板
53 部品
55 端子
57 スペース
61 ガイド溝
63 凹部
65 引っ張りコイルスプリング
67、89、101 圧縮コイルスプリング
69 操作ピン
71 ボックスレンチ穴
73、107 保持治具
75a、77a、79a、81a 平行平面部
83 係止穴
85 解除ボタン挿通穴
87 解除ボタン収容穴
91 解除ボタン
93 ストッパ
95 ロック機構
97 保持穴
99 ゴム製のプレート部材
103 位置決め穴
105 位置決めピン

Claims (11)

  1. 六角支柱形状の間隔管が上下方向に収容可能な複数の収容穴が上面にマトリクス状に形成された略直方体形状の治具本体と、
    前記治具本体の上部にスライド可能に装着され、前記収容穴に対応して複数の挿入穴がマトリクス状に形成された上側プレートとからなり、
    前記収容穴と挿入穴は、上側プレートのスライド操作で、当該挿入穴を挿通して収容穴に収容された間隔管の平行面を挟持して、間隔管を固定することを特徴とする間隔管の保持治具。
  2. 前記治具本体と上側プレートとの間に、スライド操作後の当該上側プレートをロックするロック機構が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の間隔管の保持治具。
  3. スライド操作可能な前記上側プレートは、バネ部材によって一方向に付勢されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の間隔管の保持治具。
  4. 前記治具本体の上部に、前記収容穴に対応して当該収容穴よりも小さな保持穴がマトリクス状に形成されたゴム製のプレート部材が配設されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の間隔管の保持治具。
  5. 前記収容穴の底部に、当該収容穴内に収容された間隔管を上方へ付勢するバネ部材が装着されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の間隔管の保持治具。
  6. 前記収容穴と挿入穴は、前記上側プレートのスライド操作で、前記間隔管の平行面を挟持する正六角形状のボックスレンチ穴を形成することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の間隔管の保持治具。
  7. 前記収容穴と挿入穴は平面視正方形状に形成され、前記上側プレートのスライド操作で、収容穴と挿入穴の平行平面部が間隔管の平行面を挟持することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の間隔管の保持治具。
  8. 前記収容穴と挿入穴は平面視レーシングトラック形状に形成され、前記上側プレートのスライド操作で、収容穴と挿入穴の平行平面部が間隔管の平行面を挟持することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の間隔管の保持治具。
  9. 前記治具本体の側部内周に、プリント基板を支持する段部が形成され、当該段部に支持されたプリント基板と前記上側プレートとの間に、プリント基板搭載部品との干渉を防ぐスペースが設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載の間隔管の保持治具。
  10. 前記段部に支持されたプリント基板は、治具本体の複数の側部内周に突き当たって位置決めされることを特徴とする請求項9に記載の間隔管の保持治具。
  11. 前記治具本体に、プリント基板の一側縁部側に形成した複数の位置決め穴に対応して複数の位置決めピンが突設されていることを特徴とする請求項9に記載の間隔管の保持治具。
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