JP5443091B2 - 積層体 - Google Patents

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Description

本発明は、塩素化塩化ビニル樹脂層とガラス繊維層を交互に積層一体化した積層体に関し、特に、耐衝撃性や外観が良好で、ASTM規格のE−84クラスIに適合する難燃性を備えた積層体に関する。
本出願人は、難燃性を有する塩化ビニル系樹脂成形体として、塩化ビニル系樹脂100質量部に対し、水酸化アルミニウムを1.5〜6.0質量部、塩素化ポリエチレンを2.0〜24.0質量部、水酸化アルミニウム以外の無機充填剤を0.5〜10.0質量部配合した塩化ビニル系樹脂成形体を開発し、既に提案した(特許文献1)。
この塩化ビニル系樹脂成形体は、水酸化アルミニウムを含むため優れた難燃性を発揮し、塩素化ポリエチレンを含むため耐衝撃性も良好なものである。
特開2009−84387号公報
しかしながら、半導体装置や液晶装置の製造工場などでは、ASTM規格のE−84クラスIに適合する難燃性を備えた塩化ビニル系樹脂成形体、即ち、火炎伝播指数FSIが25以下で火炎の伝播が遅く、発煙指数SDIが450以下で発煙量が少ない塩化ビニル系樹脂成形体が求められるようになったため、前記特許文献1の塩化ビニル系樹脂成形体は、もう少し発煙量を下げる必要があった。
また、前記特許文献1の塩化ビニル系樹脂成形体は、良好な耐衝撃性を有するものであるが、半導体装置や液晶装置の製造工場では、耐衝撃性に加えて大きい機械的強度や寸法安定性を必要とする場合があるので、その要求に応えることも望ましい。
本発明は上記事情の下になされたもので、その解決しようとする課題は、ASTM規格のE−84クラスIに適合する難燃性を備え、耐衝撃性、外観、強度、寸法安定性などに優れた、塩素化塩化ビニル樹脂とガラス繊維との積層体を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係る積層体は、補強剤及び錫系安定剤を少なくとも含有した塩素化塩化ビニル樹脂層と、ガラス繊維層とが交互に積層一体化された積層体であって、表裏両面の塩素化塩化ビニル樹脂層又は表面の塩素化塩化ビニル樹脂層における補強剤の含有量が、塩素化塩化ビニル樹脂100質量部に対して2.0〜14.0質量部であり、内部の塩素化塩化ビニル樹脂層における補強剤の含有量が、塩素化塩化ビニル樹脂100質量部に対して0.1〜6.0質量部であり、表裏両面の塩素化塩化ビニル樹脂層又は表面の塩素化塩化ビニル樹脂層における補強剤の含有量が、内部の塩素化塩化ビニル樹脂層における補強剤の含有量よりも多くなるように、補強剤が含有されていることを特徴とするものである。
本発明の積層体にあっては、表裏両面の塩素化塩化ビニル樹脂層又は表面の塩素化塩化ビニル樹脂層における錫系安定剤の含有量が、内部の塩素化塩化ビニル樹脂層における錫系安定剤の含有量よりも多いことが好ましい。
また、表裏両面の塩素化塩化ビニル樹脂層又は表面の塩素化塩化ビニル樹脂層には安定剤として錫系安定剤のみが含有され、内部の塩素化塩化ビニル樹脂層には安定剤として錫系安定剤の他にCa系安定剤及び/又はZn系安定剤が含有されていることも好ましい。
そして、錫系安定剤の具体的な含有量については、表裏両面の塩素化塩化ビニル樹脂層又は表面の塩素化塩化ビニル樹脂層における錫系安定剤の含有量が、塩素化塩化ビニル樹脂100質量部に対して2.0〜6.0質量部であり、内部の塩素化塩化ビニル樹脂層における錫系安定剤の含有量が、塩素化塩化ビニル樹脂100質量部に対して0.1〜2.0質量部であって、表裏両面の塩素化塩化ビニル樹脂層又は表面の塩素化塩化ビニル樹脂層における錫系安定剤の含有量が内部の塩素化塩化ビニル樹脂層における錫系安定剤の含有量よりも多くなるように、錫系安定剤が含有されていることが好ましい。
本発明の積層体は、通常の塩化ビニル樹脂よりも難燃性の塩素化塩化ビニル樹脂層と、不燃性のガラス繊維層を交互に積層一体化しているので、難燃性に優れており、しかも、火炎によって完全燃焼する表裏両面又は表面の塩素化塩化ビニル樹脂層における補強剤の含有量を、塩素化塩化ビニル樹脂100質量部に対して2.0〜14.0質量部とし、火炎が到達しない蒸し焼き状態になる内部の塩素化塩化ビニル樹脂層における補強剤の含有量を、塩素化塩化ビニル樹脂100質量部に対して0.1〜6.0質量部として、蒸し焼き状態になる内部の塩素化塩化ビニル樹脂層の補強剤の含有量が、完全燃焼する表裏両面又は表面の塩素化塩化ビニル樹脂層の補強剤の含有量よりも少なくなるように補強剤を含有させているので、発煙量、特に蒸し焼き状態になる内部の塩素化塩化ビニル樹脂層からの発煙量が少なくなり、火炎の伝播も遅くなる。それ故、後述する実施例のデータで裏付けられるように、ASTM規格のE84の建築材料表面燃焼特性の標準試験方法で発煙指数SDIが450以下、火炎伝播指数FSIが25以下という成績が得られ、E84クラスIに適合する優れた難燃性を有する積層体となる。なお、完全燃焼する表裏両面又は表面の塩素化塩化ビニル樹脂層は、補強剤の含有量を多くしても発煙量が多くならないので問題はない。
また、本発明の積層体は、表裏両面又は表面の塩素化塩化ビニル樹脂層の補強剤の含有量を多くしてあるので、積層体の耐衝撃性が向上し、しかも、塩素化塩化ビニル樹脂層とガラス繊維層を交互に積層一体化してあるので、ガラス繊維層によって積層体の機械的強度や寸法安定性も向上する。
更に、表裏両面又は表面の塩素化塩化ビニル樹脂層の錫安定剤の含有量を多くし、内部の塩素化塩化ビニル樹脂層の錫安定剤の含有量を少なくした積層体は、表裏両面又は表面の塩素化塩化ビニル樹脂層の熱安定性が良いため、外観が良好である。そして、内部の塩素化塩化ビニル樹脂層からの発煙量も少なくなるので、錫安定剤を前記の具体的な含有量で含有させた積層体は、後述の実施例のデータで裏付けられるように、発煙指数SDIの基準をオーバーすることがない。
また、表裏両面又は表面の塩素化塩化ビニル樹脂層に安定剤として錫安定剤のみが含有され、内部の塩素化塩化ビニル樹脂層に安定剤として錫安定剤の他にCa系安定剤及び/又はZn系安定剤が含有されている積層体は、表裏両面又は表面の外観が良好であり、しかも、Ca系安定剤及び/又はZn系安定剤によって内部の塩素化塩化ビニル樹脂層からの発煙量が抑えられるため、発煙指数SDIが更に低下するようになる。
本発明の一実施形態に係る積層体の概略断面図である。 本発明の他の実施形態に係る積層体の概略断面図である。
以下、図面を参照して本発明の積層体の実施形態を説明する。
図1に示す積層体Aは、補強剤及び錫系安定剤を少なくとも含有した4層の塩素化塩化ビニル樹脂層1a,1b,1b,1aと、3層のガラス繊維層2,2,2とが交互に積層一体化された積層体であって、表裏両面の塩素化塩化ビニル樹脂層1a,1aの補強剤の含有量は、内部の塩素化塩化ビニル樹脂層1b,1bの補強剤の含有量よりも多くなっており、また、表裏両面の塩素化塩化ビニル樹脂層1a,1aの錫系安定剤の含有量も、内部の塩素化塩化ビニル樹脂層1b,1bの錫系安定剤の含有量より多くなっている。
この積層体Aは、4層の塩素化塩化ビニル樹脂層と3層のガラス繊維層を交互に積層した7層構造の積層体とされているが、塩素化塩化ビニル樹脂層とガラス繊維層との積層数は特に限定されるものではなく、熱圧着等の手段で積層一体化が可能な積層数であれば、何層であってもよい。また、塩素化塩化ビニル樹脂層1a,1bの厚さは、熱圧着の容易な厚さであれば特に制限はなく、例えば、カレンダー成形等の手段で容易に成形できる塩素化塩化ビニル樹脂シートの厚さである0.5mm程度とするのが適当である。
塩素化塩化ビニル樹脂層1a,1bの塩素化塩化ビニル樹脂は、通常の塩素化度56.8%の塩化ビニル樹脂よりも塩素化度が高いものであれば、特に塩素化度や重合度に制限を受けるものではなく、一般に入手できる塩素化度が60〜69%、重合度が500〜1000程度の全ての塩素化塩化ビニル樹脂を使用することができるが、難燃性及び外観を向上させる観点から、塩素化度が62〜65%の塩素化塩化ビニル樹脂を使用することが好ましい。また、場合によっては、高塩素化度の塩素化塩化ビニル樹脂と通常の塩化ビニル樹脂との混合樹脂を使用してもよい。
上記の塩素化塩化ビニル樹脂層1a,1bには、補強剤と錫系安定剤の他に、滑剤、加工助剤、充填剤、着色剤などが適宜含有されており、また、積層体内部の塩素化塩化ビニル樹脂層1bには、錫系安定剤と共に、好ましくはCa系安定剤及び/又はZn系安定剤(以下、Ca−Zn系安定剤と略記する)も含有されている。
上記の補強剤は、積層体Aの耐衝撃性を向上させるために塩素化塩化ビニル樹脂層1a,1bに含有させるもので、例えば、塩素化ポリエチレン、アクリル系補強剤、MBS(メタクリル酸メチル−ブタジエン−スチレン共重合体)、シリコン系補強剤などが使用される。
表裏両面の塩素化塩化ビニル樹脂層1a,1aにおける補強剤の好ましい含有量は、塩素化塩化ビニル樹脂100質量部に対して2.0〜14.0質量部であり、内部の塩素化塩化ビニル樹脂層1b,1bにおける補強剤の好ましい含有量は、塩素化塩化ビニル樹脂100質量部に対して0.1〜6.0質量部、更に好ましい含有量は1.0〜5.5質量部であって、表裏両面の塩素化塩化ビニル樹脂層1a,1aの補強剤の含有量が内部の塩素化塩化ビニル樹脂層1b,1bの補強剤の含有量よりも多くなるように含有されている。内部の塩素化塩化ビニル樹脂層1b,1bにおける補強剤の好ましい含有量と更に好ましい含有量において、MBS、アクリル系補強材以外の補強材が含まれる場合は、MBS及び/又はアクリル系補強材の含有量を0〜4.0質量部にすることが、発煙指数SDIを更に低下させる上で好まれる。
表裏両面の塩素化塩化ビニル樹脂層1a,1a及び内部の塩素化塩化ビニル樹脂層1b,1bにおける補強剤の含有量が上記のそれぞれの下限値(2.0質量部と0.1質量部)を下回る場合は、積層体Aの耐衝撃性が低下し、逆に、それぞれの上限値(14.0質量部と6.0質量部)を越える場合は、発煙量が多くなって発煙指数SDIが450を越えることがあるので、いずれの場合も好ましくない。また、表裏両面の塩素化塩化ビニル樹脂層1a,1aの補強剤の含有量よりも内部の塩素化塩化ビニル樹脂層1b,1bの補強剤の含有量が多い場合は、蒸し焼き状態になる内部の塩素化塩化ビニル樹脂層1b,1bに含有される補強剤からの発煙量が多くなり、発煙指数SDIが450を越える場合が出てくるので、本発明の目的を達成できない。
また、前記の錫系安定剤は、熱安定性を高めて外観を向上させるために塩素化塩化ビニル樹脂層1a,1bに含有させるもので、例えば、ジメチル錫メルカプト、ジブチル錫メルカプト、ジオクチル錫メルカプト、ジブチル錫マレート、ジブチル錫マレートポリマー、ジオクチル錫マレート、ジオクチル錫マレートポリマー、ジブチル錫ラウレート、ジブチル錫ラウレートポリマーなどが好ましく使用される。
表裏両面の塩素化塩化ビニル樹脂層1a,1aにおける錫系安定剤の好ましい含有量は、塩素化塩化ビニル樹脂100質量部に対して2.0〜6.0質量部、更に好ましい含有量は2.5〜5.0質量部であり、内部の塩素化塩化ビニル樹脂層1b,1bにおける錫系安定剤の好ましい含有量は、塩素化塩化ビニル樹脂100質量部に対して0.1〜2.0質量部、更に好ましい含有量は0.5〜1.5質量部であって、表裏両面の塩素化塩化ビニル樹脂層1a,1aの錫系安定剤の含有量が内部の塩素化塩化ビニル樹脂層1b,1bの錫系安定剤の含有量よりも多くなるように含有されている。
表裏両面の塩素化塩化ビニル樹脂層1a,1a及び内部の塩素化塩化ビニル樹脂層1b,1bにおける錫系安定剤の含有量が上記のそれぞれの下限値(2.0質量部と0.1質量部)を下回る場合は、熱安定性が低下して積層体Aの外観が悪くなり、逆に、それぞれの上限値(6.0質量部と2.0質量部)を越える場合は、発煙量が多くなって発煙指数SDIが450を越えることがあるので、いずれの場合も好ましくない。また、表裏両面の塩素化塩化ビニル樹脂層1a,1aの錫系安定剤の含有量よりも内部の塩素化塩化ビニル樹脂層1b,1bの錫系安定剤の含有量が多い場合も、蒸し焼き状態になる内部の塩素化塩化ビニル樹脂層1b,1bに含有される錫系安定剤からの発煙量が多くなり、発煙指数SDIが450を越える場合が出てくるので好ましくない。
内部の塩素化塩化ビニル樹脂層1b,1bには、安定剤として上記の錫系安定剤と共にCa−Zn系安定剤を併用して含有させることが好ましく、表裏両面の塩素化塩化ビニル樹脂層1a,1aには、安定剤として前記のように錫系安定剤のみを含有させることが好ましい。このようにすると、錫系安定剤のみを含んだ表裏両面の塩素化塩化ビニル樹脂層1a,1aの外観が良好で、しかも、Ca−Zn系安定剤によって内部の塩素化塩化ビニル樹脂層1b,1bからの発煙量が減少し、発煙指数SDIが低下した積層体Aを得ることができる。
Ca−Zn系安定剤としては、ステアリン酸カルシウム及び/又はステアリン酸亜鉛等の金属石鹸が使用され、これらのCa−Zn系安定剤は、内部の塩素化塩化ビニル樹脂層1b,1bの塩素塩素化塩化ビニル樹脂100質量部に対して好ましくは0.01〜6.0質量部、更に好ましくは0.5〜3.0重量部の割合で含有される。Ca−Zn系安定剤の含有量が0.01質量部を下回る場合は、発煙量の抑制効果が殆ど見られず、また、6.0質量部を越える場合は、カレンダー成形時の段階でCa−Zn系安定剤によりシートが黄色に着色し、外観が悪くなるので、いずれの場合も好ましくない。
また、塩素化塩化ビニル樹脂層1a,1bに含有させる滑剤としては、内部滑剤や外部滑剤がいずれも使用される。内部滑剤は、成形時の溶融樹脂の流動粘度を下げ、摩擦発熱を防止する目的で添加されるものであって、例えば、フタル酸エステル、ブチルステアレート、ラウリルアルコール、ステアリルアルコール、エポキシ大豆油、グリセリンモノステアレート、ステアリン酸、ビスアマイドなどが単独で、又は、2種以上混合して使用される。また、外部滑剤は、成形時の溶融樹脂と金属面との滑り効果を上げる目的で添加されるものであって、例えば、アクリル高分子系外部滑剤、パラフィンワックス、ポリオレフィンワックス、エステルワックス、モンタン酸ワックスなどが単独で、又は、2種以上混合して使用される。これらの滑剤の中では、アクリル高分子系外部滑剤が発煙量を抑制する上で最適である。これらの滑剤は発煙する物質であるので、できるだけ含有量を少なくする必要があり、例えば、塩素化塩化ビニル樹脂100質量部に対して1〜2質量部程度の含有量とすることが好ましい。
また、塩素化塩化ビニル樹脂層1a,1bに含有させる加工助剤としては、メタクリル酸メチル−アクリル酸アルキル共重合体、メタクリル酸メチル−アクリル酸エステル共重合体、メタクリル酸アルキル共重合体などが使用される。加工助剤の含有量も少量でよく、例えば、塩素化塩化ビニル樹脂100質量部に対して1〜2質量部程度の含有量とするのが適当である。
また、塩素化塩化ビニル樹脂層1a,1bに含有させる充填剤としては、タルク、炭酸カルシウム、酸化チタン、水酸化アルミニウムなどが使用される。炭酸カルシウムは、重質炭酸カルシウム、軽質炭酸カルシウムを問わず使用でき、単独で使用してもよいし、混合して使用してもよい。これらの炭酸カルシウムは、凝集を防止し、塩素化塩化ビニル樹脂への分散性を良くする観点から、表面処理剤で表面処理されているものを用いることが好ましい。表面処理剤は特に限定されるものではなく、例えば、脂肪酸、脂肪酸のアルカリ金属塩、脂肪酸アルキルエステル、ワックスなどがいずれも使用可能である。炭酸カルシウムの平均粒径は0.1〜5.0μmであることが好ましく、特に、0.1〜1.0μmの平均粒径を有する炭酸カルシウムは極めて好ましく使用される。また、酸化チタンとしては、平均粒径が0.1〜5.0μm、好ましくは0.1〜0.5μmのルチル型やアナターゼ型のものが単独で又は混合して使用され、表面をシリカやアルミナで被覆したものも好ましく使用される。また、水酸化アルミニウムとしては、平均粒径が0.5〜50μm、好ましくは0.5〜20μmのものが使用される。
充填剤の含有量は特に限定されるものではなく、例えば、塩素化塩化ビニル樹脂100質量部に対して3〜10質量部程度含有させればよいが、場合によっては、70質量部程度まで多量に含有させることも可能である。
一方、前記のガラス繊維層2は、積層体Aの機械的強度、耐衝撃性、寸法安定性などを向上させるために、塩素化塩化ビニル樹脂層1a,1bと交互に積層されるものであって、ガラス不織布などが使用される。好ましいガラス不織布としては、ガラス繊維を塩素化塩化ビニル樹脂と相溶性のあるバインダー樹脂で固着したガラス不織布(例えば、ガラス繊維の太さが10μm程度、長さが13mm程度、バインダー樹脂がポリビニルアルコール樹脂、アクリル樹脂、又は、酢酸ビニル樹脂、バインダー付量が10〜30%程度、秤量が20〜50g/m程度のガラス不織布)等が挙げられる。このようなガラス不織布は、塩素化塩化ビニル樹脂層1a,1bと密着して剥離不能に積層一体化されるので、上記のように機械的強度、耐衝撃性、寸法安定性に優れた積層体Aを得ることができる。
このような積層体Aは、例えば、次の方法で製造することができる。
先ず、補強剤や錫系安定剤を多く含有した塩素化塩化ビニル樹脂組成物を調製し、カレンダー成形などの手段で表裏両面用の塩素化塩化ビニル樹脂シートを作製すると共に、補強材や錫系安定剤の含有量が少ない塩素化塩化ビニル樹脂組成物を調製して、カレンダー成形などの手段で内部用の塩素化塩化ビニル樹脂シートを作製する。次いで、これらの表裏両面用及び内部用の塩素化塩化ビニル樹脂シートと、前記のガラス不織布とを交互に積層し、熱圧着一体化することによって、積層体Aを製造する。熱圧着の条件は特に限定されないが、例えば、表裏両面用及び内部用の塩素化塩化ビニル樹脂シートの厚さが0.5mm、その積層枚数が4枚、ガラス不織布の積層枚数が3枚の場合は、最高温度190℃、圧着時間10分の条件下で熱圧着することが好ましい。
以上のような構成の積層体Aは、通常の塩化ビニル樹脂よりも難燃性の塩素化塩化ビニル樹脂層1a,1bと、不燃性のガラス繊維層2を交互に積層一体化しているので、難燃性に優れており、しかも、火炎によって完全燃焼する表裏両面の塩素化塩化ビニル樹脂層1a,1aにおける補強剤及び錫系安定剤の含有量を多くし、火炎が到達しない蒸し焼き状態になる内部の塩素化塩化ビニル樹脂層1b,1bにおける補強剤及び錫系安定剤の含有量を少なくして、補強剤及び錫系安定剤のそれぞれの含有量を前述した特定範囲の含有量としているため、発煙量、特に蒸し焼き状態になる内部の塩素化塩化ビニル樹脂層1b,1bからの発煙量が減少すると共に、火炎の伝播が遅くなり、後述する実施例1〜7のデータで裏付けられるように、ASTM規格のE84の建築材料表面燃焼特性の標準試験方法で発煙指数SDIが450以下、火炎伝播指数FSIが25以下というクラスIに適合する優れた難燃性を発揮するようになる。しかも、錫系安定剤が表裏両面の塩素化塩化ビニル樹脂層1a,1aに多く含有されているので外観が良く、また、表裏両面の塩素化塩化ビニル樹脂層1a,1aに補強剤が多く含有されていること、ガラス繊維層が交互に積層されていることから、耐衝撃性、機械的強度、寸法安定性なども極めて良好である。
前記の積層体Aは、表裏両面の層が補強剤と錫系安定剤の含有量が多い塩素化塩化ビニル樹脂層1a,1aで構成されているが、用途によっては、図2に示す積層体Bのように、表面の層のみを補強剤と錫系安定剤の含有量が多い塩素化塩化ビニル樹脂層1aで構成し、内部と裏面の層は補強剤と錫系安定剤の含有量が少ない塩素化塩化ビニル樹脂層1bで構成してもよい。
上記のようにすると、積層体Bの裏面の外観や耐衝撃性は多少低下するが、例えば、壁材などの用途に用いる場合には何ら支障がなく、むしろ、裏面の塩素化塩化ビニル樹脂層1bの補強剤や錫系安定剤の含有量が少ない分だけ、発煙量が減少して発煙指数SDIが低下する利点がある。
なお、積層体Bの表面の塩素化塩化ビニル樹脂層1aや、内部及び裏面の塩素化塩化ビニル樹脂層1bは、前述した積層体Aのそれらと同じものであるから、説明を省略することにする。
次に、本発明の更に具体的な実施例と比較例について説明する。
[実施例1〜7]
下記の表1、表2に示す組成の表裏両面用及び内部用の塩素化塩化ビニル樹脂組成物を調製し、カレンダー成形により、ロール温度180℃、4分の条件下に厚さ0.5mmの表裏両面用の塩素化塩化ビニル樹脂シートと内部用の塩素化塩化ビニル樹脂シートを作製した。
この表裏両面用の塩素化塩化ビニル樹脂シート2枚と、内部用の塩素化塩化ビニル樹脂シート2枚と、前記のガラス不織布(ガラス繊維の太さ10μm、長さ13mm、ポリビニルアルコール樹脂とアクリル樹脂との混合樹脂バインダー使用、バインダー付量18%、秤量40g/m)3枚を交互に積層して、最高温度190℃で10分間プレス(熱圧着)することにより、図1の積層体Aと同じ積層構造を有する実施例1〜3及び実施例5〜7の積層体を作製した。
但し、実施例4だけは、表面の層のみを表裏両面用の塩素化塩化ビニル樹脂シートで構成し、内部と裏面の層を内部用の塩素化塩化ビニル樹脂シートで構成することによって、図2に示す積層体Bと同じ積層構造を有する積層体を作製した。
実施例1〜7の積層体について、外観(熱安定性)、耐衝撃性、火炎伝播指数FSI、発煙指数SDIを、以下の方法で測定し、その結果を下記の表1に示した。
[外観(熱安定性)の測定]
JIS Z8729の測定方法によって測定したL*、a*、b*のうち、焼け色の黄色味の数値としてb*を採用し、0未満は◎(良好)、0以上、1.0未満は〇(可)、1.0以上、2.0未満は△(熱成形による黄味着色あり)、2.0以上は×(不可)と判定した。
[火炎伝播指数FSIと発煙指数SDIの測定]
ASTM E−84に準拠して加熱、燃焼させたときのFSI(火炎伝播指数)とSDI(発煙指数)測定した。
[耐衝撃性の測定(シャルピー試験)]
JIS K7111−1に準拠して、分類JIS K7111−1/1eAで23℃、24時間、状態調整を行った後、シャルピー衝撃値を測定した。
[比較例1〜8]
比較のために、下記の表3、表4に示す組成の表裏両面用及び内部用の塩素化塩化ビニル樹脂組成物を調製し、実施例1〜7と同様にして厚さ0.5mmの表裏両面用の塩素化塩化ビニル樹脂シートと内部用の塩素化塩化ビニル樹脂シートを作製した。
この表裏両面用の塩素化塩化ビニル樹脂シート2枚と、内部用の塩素化塩化ビニル樹脂シート2枚と、前記のガラス不織布(同上)3枚を交互に積層して実施例1〜7と同じ条件下にプレス(熱圧着)することにより、図1の積層体Aと同じ積層構造を有する比較例1〜3及び比較例5〜8の積層体を作製した。但し、比較例4の積層体だけは、ガラス不織布を省略して作製した。
これらの積層体について、実施例1〜7と同様に、外観(熱安定性)、耐衝撃性、火炎伝播指数FSI、発煙指数SDIを測定し、その結果を下記の表3、表4に示した。
Figure 0005443091
Figure 0005443091
Figure 0005443091
Figure 0005443091
表1、表2を見ると、実施例1〜7の積層体はいずれも、表裏両面又は表面の塩素化塩化ビニル樹脂層の補強剤と錫系安定剤の含有量が塩素化塩化ビニル樹脂100質量部に対してそれぞれ2.0〜14.0質量部と2.0〜6.0質量部の範囲内にあり、内部の塩素化塩化ビニル樹脂層の補強剤と錫系安定剤の含有量がそれぞれ0.1〜6.0質量部と0.1〜2.0質量部の範囲内にあって、表裏両面又は表面の塩素化塩化ビニル樹脂層の補強剤と錫系安定剤の含有量の方が内部の塩素化塩化ビニル樹脂層の補強剤と錫系安定剤の含有量よりも多くなるように含有されているため、外観は実施例4を除いて、表面も裏面も◎(良好)であり、耐衝撃性は全て6kJ/m以上であり、FSI(火炎伝播指数)は全て25以下であり、SDI(発煙指数)は全て450以下であって、ASTM E−84のクラスIに適合する難燃性を備えていることが判る。但し、実施例4の積層体は、裏面の層が補強剤と錫系安定剤の含有量が少ない内部の塩素化塩化ビニル樹脂層で構成されているため、裏面の外観は△(熱成形による黄味着色あり)となっている。
一方、表3、表4を見ると、比較例1のように、表裏両面の塩素化塩化ビニル樹脂層の補強剤及び錫系安定剤の含有量と、内部の塩素化塩化ビニル樹脂層の補強剤及び錫系安定剤の含有量とが等しい積層体や、比較例2,3,6のように、表裏両面の塩素化塩化ビニル樹脂層の補強剤の含有量よりも、内部の塩素化塩化ビニル樹脂層の補強剤の含有量の方が多い積層体は、外観や耐衝撃性が良好で、FSI(火炎伝播指数)も基準をクリアするが、SDI(発煙指数)が450を越えており、ASTM E−84のクラスIに適合する難燃性を備えていない。このことから、目的とする難燃性を得るためには、表裏両面の塩素化塩化ビニル樹脂層の補強剤及び錫系安定剤の含有量を、内部の塩素化塩化ビニル樹脂層の補強剤及び錫系安定剤の含有量よりも多くすることが必須であることが判る。
また、比較例5のように、補強剤を表裏両面の塩素化塩化ビニル樹脂層に含まない積層体は、耐衝撃性が4kJ/mと悪く、このことから、表裏両面の塩素化塩化ビニル樹脂層に含有される補強剤は、耐衝撃性を向上させるために極めて有効であることが判る。また、比較例4のように、ガラス不織布を省略した積層体であっても、SDI(発煙指数)は450を越えており、このことから、ガラス不織布は発煙量の増減に無関係であることが判る。
また、実施例6のように、表裏両面の塩素化塩化ビニル樹脂層の補強剤の含有量が上限の14.0質量部である積層体は、SDI(発煙指数)が450で、目的とする難燃性が得られるのに対し、比較例7のように、表裏両面の塩素化塩化ビニル樹脂層の補強剤の含有量が上限の14.0質量部を越えて15.0質量部である積層体は、SDI(発煙指数)が450を越えて600であり、このことから、目的とする難燃性を得るためには、表裏両面の塩素化塩化ビニル樹脂層の補強剤の含有量を14.0質量部以下にすることが必須であることが判る。
更に、実施例7のように、表裏両面の塩素化塩化ビニル樹脂層の錫系安定剤の含有量が上限の6.0質量部である積層体は、SDI(発煙指数)が450で、目的とする難燃性が得られるのに対し、比較例8のように、表裏両面の塩素化塩化ビニル樹脂層の錫系安定剤の含有量が10.0質量部である積層体は、SDI(発煙指数)が450を越えており、上限の6.0質量部を越えると、目的とする難燃性を得られないことが判る。
また、実施例3のように、内部の塩素化塩化ビニル樹脂層の補強剤の含有量が上限の6.0質量部に近い5.5質量部である積層体は、SDI(発煙指数)が450で、目的とする難燃性が得られるのに対し、比較例1,2,3のように、内部の塩素化塩化ビニル樹脂層の補強剤の含有量が上限の6.0質量部を越えて10.0〜10.1質量部である積層体は、SDI(発煙指数)が450を遥かに越えており、補強剤の含有量が上限の6.0質量部を越えると、目的とする難燃性を得られないことが判る。
1a 表裏両面の塩素化塩化ビニル樹脂層
1b 内部用の塩素化塩化ビニル樹脂層
2 ガラス繊維層
A,B 積層体

Claims (4)

  1. 補強剤及び錫系安定剤を少なくとも含有した塩素化塩化ビニル樹脂層と、ガラス繊維層とが交互に積層一体化された積層体であって、表裏両面の塩素化塩化ビニル樹脂層又は表面の塩素化塩化ビニル樹脂層における補強剤の含有量が、塩素化塩化ビニル樹脂100質量部に対して2.0〜14.0質量部であり、内部の塩素化塩化ビニル樹脂層における補強剤の含有量が、塩素化塩化ビニル樹脂100質量部に対して0.1〜6.0質量部であり、表裏両面の塩素化塩化ビニル樹脂層又は表面の塩素化塩化ビニル樹脂層における補強剤の含有量が、内部の塩素化塩化ビニル樹脂層における補強剤の含有量よりも多くなるように、補強剤が含有されていることを特徴とする積層体。
  2. 表裏両面の塩素化塩化ビニル樹脂層又は表面の塩素化塩化ビニル樹脂層における錫系安定剤の含有量が、内部の塩素化塩化ビニル樹脂層における錫系安定剤の含有量よりも多いことを特徴とする請求項1に記載の積層体。
  3. 表裏両面の塩素化塩化ビニル樹脂層又は表面の塩素化塩化ビニル樹脂層には安定剤として錫系安定剤のみが含有されており、内部の塩素化塩化ビニル樹脂層には安定剤として錫系安定剤の他にCa系安定剤及び/又はZn系安定剤が含有されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の積層体。
  4. 表裏両面の塩素化塩化ビニル樹脂層又は表面の塩素化塩化ビニル樹脂層における錫系安定剤の含有量が、塩素化塩化ビニル樹脂100質量部に対して2.0〜6.0質量部であり、内部の塩素化塩化ビニル樹脂層における錫系安定剤の含有量が、塩素化塩化ビニル樹脂100質量部に対して0.1〜2.0質量部であって、表裏両面の塩素化塩化ビニル樹脂層又は表面の塩素化塩化ビニル樹脂層における錫系安定剤の含有量が内部の塩素化塩化ビニル樹脂層における錫系安定剤の含有量よりも多くなるように、錫系安定剤が含有されていることを特徴とする請求項2に記載の積層体。
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