JP5442938B2 - 超音波診断装置 - Google Patents

超音波診断装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5442938B2
JP5442938B2 JP2007112647A JP2007112647A JP5442938B2 JP 5442938 B2 JP5442938 B2 JP 5442938B2 JP 2007112647 A JP2007112647 A JP 2007112647A JP 2007112647 A JP2007112647 A JP 2007112647A JP 5442938 B2 JP5442938 B2 JP 5442938B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
waveform
unit
clock
delay
basic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007112647A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008264286A (ja
Inventor
宏明 村山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Healthcare Manufacturing Ltd
Original Assignee
Hitachi Medical Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Medical Corp filed Critical Hitachi Medical Corp
Priority to JP2007112647A priority Critical patent/JP5442938B2/ja
Publication of JP2008264286A publication Critical patent/JP2008264286A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5442938B2 publication Critical patent/JP5442938B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
  • Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
  • Transducers For Ultrasonic Waves (AREA)

Description

本発明は、超音波画像を撮像する超音波診断装置に関する。詳細には、デジタルデータを用いて超音波ビームを形成して送受波するデジタル整相方式の超音波診断装置に関する。
一般に、超音波診断装置は、被検体に超音波を送波すると共に被検体からの反射信号を受波する振動子を複数個備えた探触子と、各送波信号に対して振動子からフォーカス点までの到達時間差に相当する遅延データを付与して超音波ビームを形成する送波部と、各振動子で受波した受波信号を所定の遅延データに従って整相加算処理して超音波ビームを形成する受波部と、から構成される。
送波部は、波形データを格納するための波形メモリを有し、波形メモリから所定の遅延データに基づいて波形データを読み出し、フォーカスされた送波信号を出力する。出力された送波信号は、DAコンバータによってアナログ信号に変換されて振動子に供給される(例えば、[特許文献1][特許文献2][特許文献3]参照。)。
特開平8−628号公報 特開2001−8934号公報 特開2004−275635号公報
しかしながら、波形データの格納に関しては、サンプリング点数及び波数の増加に伴う波形データ量の増加により、これらの波形データを格納するために大容量の外部メモリが必要であるという問題点がある。
また、チャネル数の増加により、外部メモリからチャネル毎に所望の波形データを波形メモリに読み込むには膨大な転送時間を必要とするという問題点がある。
また、遅延精度の高精度化を実現するには、波形メモリ及びDAコンバータの動作クロックの周波数を非常に高くすることや、波形メモリから読み出された波形データを位相回転してクロックの1周期以内の遅延精度を確保することが考えられる。しかしながら、前者の場合、高速動作するDAコンバータが波形メモリと比較して高価であり、コストパフォーマンスの面で実現困難であるという問題点がある。また、後者の場合、波形メモリに格納される波形のサンプリングが粗いと振幅誤差が大きくなるという問題点がある。
本発明は、以上の問題点に鑑みてなされたものであり、外部メモリの容量を低減すると共に、超音波ビームの集束に係る遅延精度を向上させることを可能とする超音波診断装置を提供することを目的とする。
前述した目的を達成するために第1の発明は、複数の振動子が配列されて多チャネルに形成され被検体との間で超音波を送受波する探触子と、前記探触子のチャネル毎に波形データを整相して送波信号を出力する送波部と、前記探触子から出力される受波信号を受波整相する受波部と、前記受波部から出力された受波信号に基づいて超音波画像を構成する画像処理部と、前記超音波画像を表示する表示部と、を備える超音波診断装置において、前記送波部は、前記波形データを格納し基本クロックで動作する波形メモリと、前記基本クロックと比較して低速のクロックで動作するD/A変換部と、前記低速のクロックに遅延を付与する遅延補正部と、を備えて、前記波形メモリに格納された波形データから前記D/A変換部を介して前記送波信号を生成することを特徴とする超音波診断装置である。
第1の発明の超音波診断装置は、基本クロックで高速動作する波形メモリに波形データを格納し、基本クロックより低速のクロックに遅延を付与してD/A変換部に出力して、波形データから送波信号を生成する。具体的には、フォーカス制御に関する遅延データに基づいて、波形メモリから波形データを読み出すタイミングを計数する。また、超音波診断装置は、分周器によって基本クロックを分周して分周クロックを出力し、当該分周クロックに遅延を付してD/A変換部に出力する。
これにより、高速動作可能な波形メモリを用いて、D/A変換部のクロック周期よりも細かい遅延精度を実現することができ、超音波画像の画質向上を図ることができる。
また、遅延データと分周クロックの分周率との間で剰余演算を行って得られた剰余に基づいて、分周クロックの位相を補正することが望ましい。
これにより、D/A変換部に出力される補正分周クロックと同期させて波形メモリから波形データを読み出し、送波信号をD/A変換部に出力することができる。
また、送波部は、波形データを生成する波形生成部をチャネル毎に備え、各波形生成部は、波形データの基本波形を生成する基本波形生成部と、波形データの窓関数を生成する窓関数生成部と、を有する。各波形生成部は、チャネル毎に基本波形と窓関数とを独立して生成し、基本波形と窓関数とを用いて波形データを生成する。
基本波形生成部は、sin波形の1/4周期分を保持し、折り返し処理及び符号反転処理によって1周期分のsin波形を生成する。窓関数生成部は、cos2πとcos4πとcos6πとcos8πの各cos波形の1/4周期分を保持し、サンプリング点数及び波数に基づいて、1周期分及び2周期分及び3周期分及び4周期分の各cos波形を生成する。基本波形生成部及び窓関数生成部は、生成したsin波形及びcos波形に対して重み係数を乗算する。
このように、波形生成部は、基本波形テーブル及び窓関数テーブルを保持し、チャネル毎にサンプリング点数及び波数に応じて基本波形及び窓関数をそれぞれ独立して生成することにより、所望の波形データを生成する。これにより、波形データを格納する外部メモリの容量を低減すると共に、波形メモリへの波形データの転送時間を短縮することができる。予め、外部メモリに波形データを格納する必要がなく、また、外部メモリから順次、波形データを各送波部の波形メモリに転送する必要がない。
また、基本波形テーブルの読出アドレスを制御することにより位相回転を行ってもよい。
これにより、波形データ生成時に演算処理により遅延処理を行うので、動作クロックに関わらず精細な遅延精度を実現することができる。
本発明によれば、外部メモリの容量を低減すると共に、超音波ビームの集束に係る遅延精度を向上させることを可能とする超音波診断装置を提供することができる。
以下添付図面を参照しながら、本発明に係る超音波診断装置の好適な実施形態について詳細に説明する。尚、以下の説明及び添付図面において、略同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略することにする。
(1.超音波診断装置の構成)
最初に、図1を参照しながら、超音波診断装置1の構成について説明する。
図1は、超音波診断装置1の構成図である。
超音波診断装置1は、探触子2、送受分離部3、D/A変換部4及び送波整相部8を有する送波部12、A/D変換部5及び受波整相部7を有する受波部13、外部メモリ6、信号処理部9、DSC部10(DSC:digital scan converter)、表示部11から構成される。
探触子2は、被検体に接触させて被検体との間で超音波を送受波する装置である。探触子2には、複数の短冊形の超音波振動子が配列される。探触子2は、送受分離部3から供給される駆動信号に基づいて被検体に超音波を射出し、被検体内で反射された反射エコー信号を受波して送受分離部3に出力する。
送受分離部3は、超音波同期信号に基づいて受波信号と送波信号との切替を行う。
D/A変換部4は、送波整相部8から供給されるデジタル送波信号をアナログ送波信号に変換して送受分離部3に出力する。
A/D変換部5は、送受分離部3から供給されるアナログ受波信号をデジタル受波信号に変換して受波整相部7に出力する。
外部メモリ6は、遅延データ(フォーカスデータ)及びゲインデータ(口径重みデータ)を保持する。外部メモリ6は、受波整相部7及び送波整相部8に遅延データやゲインデータを適宜供給する。
受波整相部7は、外部メモリ6から供給される遅延データに基づいて、チャネル毎に異なる位相の受波信号が全て同位相になるように位相合わせを行い、全チャネルの受波信号を束ねることにより超音波ビームを形成して信号処理部9に出力する。
送波整相部8は、外部メモリ6から供給される遅延データに基づいてチャネル毎に遅延処理を行って、デジタル送波信号をD/A変換部4に出力する。また、送波整相部8は、外部メモリ6から供給されるゲインデータに基づいて送波波形のゲイン調整を行う。
信号処理部9は、受波整相部7から供給されるデジタル送波信号に対して、フィルタリングや圧縮処理や検波処理や時間可変増幅処理を行ってDSC部10に出力する。DSC部10は、信号処理部9から供給される信号に対して、座標変換処理等の画像処理を行って表示部10に出力する。表示部10は、画像処理された超音波画像を表示する表示装置である。
(2.送波部12)
次に、図2及び図3を参照しながら、本発明の実施形態に係る送波部12について説明する。
(2−1.送波部12の構成)
図2は、送波部12の構成図である。
送波部12は、送波整相部8及びD/A変換部4を備える。送波整相部8は、外部メモリアドレス生成部21、ゲイン設定部23及び遅延設定部24を有する設定部22、クロック分周器25、波形処理部27を備える。基本クロック発生器14は、システムクロックとして基本クロック61を発生する装置である。
外部メモリアドレス生成部21は、読出アドレス及び書込アドレスの生成及び制御を行う。読出アドレスは、送波モードに基づいてゲインデータ及び遅延データ63を外部メモリ6から読み出すためのアドレスである。書込アドレスは、ゲイン設定部23の内部レジスタに一時的にデータを格納するためのアドレスである。
ゲイン設定部23は、外部メモリ6から読み出されたゲインデータを一時的に格納するレジスタ群である。ゲインデータは、波形メモリ29から出力される波形データと乗算されてゲイン調整が行われる。
遅延設定部24は、外部メモリ6から読み出された遅延データ63を一時的に格納するレジスタ群である。遅延データ63は、遅延設定部24からカウンタ部30及びクロック分周器25に出力される。
クロック分周器25は、分周率65に応じて基本クロック61を分周して分周クロックを生成する。クロック分周器25は、遅延補正部26を有する。遅延補正部26は、遅延データ63と分周クロックの分周率65との剰余演算を行って剰余を算出する。遅延補正部26は、算出した剰余の分だけ分周クロックに遅延を付与して補正分周クロック67を生成する。補正分周クロック67は、D/A変換部4に出力される。
波形処理部27は、波形生成部28、波形メモリ29、カウンタ部30を有する。波形処理部27は、チャネル毎に設けられる。波形処理部27は、チャネル毎に送波モードに応じて遅延制御及びゲイン制御された送波信号69を生成し、D/A変換部4に出力する。
波形生成部28は、送波モードに応じた波形データを生成して波形メモリ29に出力する。
波形メモリ29は、基本クロック発生器14からの基本クロック61に基づいて高速動作可能なメモリである。波形メモリ29は、波形生成部28によって生成された波形データを格納する。波形メモリ29は、カウント部30から出力される波形メモリ読出アドレスに基づいて波形データを読み出して送波信号69としてD/A変換部4に出力する。
カウンタ部30は、遅延カウンタ及び読出アドレスカウンタとして動作する。カウンタ部30は、遅延設定部24から出力される遅延データ63に基づいて、遅延時間に相当するカウント数を計数し、その後、波形メモリ読出アドレスを計数する。
D/A変換部4の動作クロックとして補正分周クロック67が用いられるので、カウンタ部30は、分周クロックの分周率に応じて波形メモリ読出アドレスも同様に分周して波形メモリ29に出力する。波形メモリ読出アドレスの分周率は、分周クロックの分周率の整数倍である。カウンタ部30によって波形メモリ読出アドレスのタイミングを制御することにより、送波信号69の遅延制御が行われる。
(2−2.タイミングチャート)
図3は、動作クロック及び送波信号等に係るタイミングチャートである。
図3のタイミングチャートは、基本クロック61、送波開始信号62、遅延データ63、遅延カウント値64、分周率65、分周クロック66、補正分周クロック67、波形メモリ読出アドレス68、送波信号69の一態様を示す。
時点71は、送波開始の時点を示す。時点71は、送波開始信号62によって決定される、時点72は、時点71から所定の遅延時間が経過した時点を示す。時点72は、遅延データ63が示す遅延カウント値64の計数が終了した時点である。
時点71では、遅延データ63が「10」であり、分周率65が「3」である。カウンタ部30は、遅延データ63「10」が示す遅延カウント値64「1」〜「10」の計数を行って時点72を決定する。分周器25は、分周率65「3」に基づいて、基本クロック61を分周して分周クロック66を生成する。分周クロック66の1周期は、基本クロック61の3周期分に相当する。
分周器25の遅延補正部26は、分周クロック66に対して、遅延データ63「10」と分周クロック66の分周率65「3」との剰余演算を行って剰余「1」(10=3×3+「1」)を算出する。分周器25の遅延補正部26は、算出した剰余「1」の分だけ分周クロック66に遅延73を付与して補正分周クロック67を生成する。
カウンタ部30は、補正分周クロック67に同期して、波形メモリ読出アドレス68「A1」「A2」…を波形メモリ29に出力する。波形メモリ29は、カウンタ部30から出力される波形メモリ読出アドレス68に基づいて、送波信号69「H1」「H2」…をD/A変換部4に出力する。
時点72では、補正分周クロック67と波形メモリ読出アドレス68及び送波信号69のタイミングが一致する。D/A変換部4には、動作クロックとして補正分周クロック67が入力され、当該補正分周クロック67のタイミングと同期して、波形メモリ29から送波信号69が入力される。
尚、波形メモリ29及び遅延カウンタ部30は、基本クロック61を動作クロックとして、遅延データ63が示す遅延カウント値64を計数したり、波形メモリ読出アドレス68及び送波信号69を出力する。従って、送波開始の時点71から遅延した時点72を基本クロック61を単位として精細に制御することができる。
(2−3.送波部12における効果)
このように、超音波診断装置1は、高速の基本クロック61によって波形メモリ29を動作させ、基本クロック61を分周して遅延補正した補正分周クロック67によってD/A変換部4を動作させる。
これにより、基本クロックと比較して低速のクロックによってD/A変換部を動作させる場合であっても、波形メモリにおける波形データの読出開始時点の設定を精細に設定できるので、超音波ビームの集束に係る遅延精度を向上させることができる。D/A変換部のクロック周期よりも精細な遅延精度を実現することができ、超音波画像の画質を向上させることができる。
また、D/A変換部は、波形メモリと比較して高速動作を要求されないので、費用的負担を軽減することができる。また、基本クロックを分周及び補正した補正分周クロックを用いるので、多相クロック構成とする必要がなく回路構成や回路規模を簡素化させることができる。
(3.波形生成部28)
次に、図4を参照しながら、波形生成部28について説明する。
図4は、波形生成部28の詳細図である。
波形生成部28は、基本波形生成部41及び窓関数生成部44を備える。
基本波形生成部41は、基本波形テーブル42及び基本波形アドレス生成部43を有する。基本波形生成部41は、サンプリング点数及び波数に基づいて基本波形を生成する。
基本波形テーブル42は、sin波形の1/4周期分を保持する。基本波形生成部41は、基本波形テーブル42のアドレスの折り返し制御や符号反転制御により、sin波形の1周期分の基本波形を生成する。
基本波形アドレス生成部43は、位相回転量に応じた初期アドレスオフセットとサンプリング点数に応じたアドレスのステップ幅をテーブルとして保持する。基本波形アドレス生成部43は、初期アドレスオフセットにステップ幅をサンプリング点数の分だけ累加算して波数分繰り返し処理を行い、基本波形テーブル42の読出アドレスを生成する。
尚、ステップ幅と初期アドレスオフセットは、整数部と小数部とからなる固定小数点とし、アドレス演算は、累加算処理による誤差の影響を受けないように固定小数点演算とすることが望ましい。
窓関数生成部44は、窓関数テーブル46、窓関数アドレス生成部47、重み係数レジスタ55、乗算器52及び加算器53を有する。窓関数生成部44は、基本波形に対するエンベロープ波形を生成する。
窓関数テーブル46は、cos2πテーブル46−1、cos4πテーブル46−2、cos6πテーブル46−3、cos8πテーブル46−4の4種類のcosテーブルを有する。窓関数生成部44は、サンプリング点数及び波数に基づいて窓関数テーブル46が保持する4種類のcosテーブルに対するアドレッシングを制御することにより、1周期分及び2周期分及び3周期分及び4周期分の各cos波形を生成する。
窓関数アドレス生成部47は、送波波形全体のサンプリング点数に応じたアドレスのステップ幅をテーブルとして保持する。窓関数アドレス生成部47は、送波波形全体のサンプリング点数の分だけ累加算し、窓関数テーブル46が保持する4種類のcosテーブルの読出アドレスを生成する。
尚、ステップ幅は、整数部と小数部とからなる固定小数点とし、アドレス演算は、累加算処理による誤差の影響を受けないように固定小数点演算とすることが望ましい。
窓関数生成部44は、乗算器52及び加算器53によって、窓関数テーブル46が保持する4種類のcosテーブルからの出力と重み係数レジスタ82が保持する窓関数重み係数82−1〜窓関数重み係数82−4との積和を算出し、さらに、窓関数重み係数82−0を加算して総和をエンベロープ波形83として出力する。
具体的には、エンベロープ波形83(W(k))は、窓関数重み係数82−0(a0)、窓関数重み係数82−1(a1)、窓関数重み係数82−2(a2)、窓関数重み係数82−3(a3)、窓関数重み係数82−4(a4)を用いて、次式で表される。
[式]W(k)=a0−a1×cos(2πk/N)+a2×cos(4πk/N)−a3×cos(6πk/N)+a4×cos(8πk/N)、(0≦k<N)。
波形生成部28は、乗算器51によって、基本波形生成部41から出力される基本波形に対して、波形重み係数を乗算した後、乗算器54によってエンベロープ波形83と乗算し、所望の波形データを生成する。波形生成部28は、生成した波形データを波形メモリ29に出力する。尚、波形生成部28は、基本波形のみ、または、エンベロープ波形のみを波形データとして出力することもできる。
このように、波形生成部28は、基本波形テーブル及び窓関数テーブルを保持し、チャネル毎にサンプリング点数及び波数に応じて基本波形及び窓関数をそれぞれ独立して生成することにより、所望の波形データを生成する。
これにより、波形データを格納する外部メモリの容量を低減すると共に、波形メモリへの波形データの転送時間を短縮することができる。また、基本波形テーブル及び窓関数テーブルの読出アドレスを制御することにより容易に位相回転を行うことができる。すなわち、波形データ生成時に演算処理により遅延処理を行うので、動作クロックに関わらず精細な遅延精度を実現することができる。
(4.効果等)
以上詳細に説明したように、本発明の実施形態によれば、高速動作可能な波形メモリを用いて、D/A変換部のクロック周期よりも細かい遅延精度を実現することができ、超音波画像の画質向上を図ることができる。また、波形データを格納する外部メモリの容量を低減すると共に、波形メモリへの波形データの転送時間を短縮し、診断効率を向上させることができる。また、基本クロックを変更したり異なる波形データを読み出すことに代えて、分周クロックの分周率あるいはサンプリング点数を変更することにより、送波信号の周波数を変更することができる。
以上、添付図面を参照しながら、本発明に係る超音波診断装置の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
超音波診断装置1の構成図 送波部12の構成図 動作クロック及び送波信号等に係るタイミングチャート 波形生成部28の詳細図
符号の説明
1………超音波診断装置
2………探触子
3………送受分離部
4………D/A変換部
5………A/D変換部
6………外部メモリ
7………受波整相部
8………送波整相部
9………信号処理部
10………DSC部
11………表示部
12………送波部
13………受波部
14………基本クロック発生器
21………外部メモリアドレス生成部
22………設定部
23………ゲイン設定部
24………遅延設定部
25………クロック分周器
26………遅延補正部
27………波形処理部
28………波形生成部
29………波形メモリ
30………カウンタ部
41………基本波形生成部
42………基本波形テーブル
43………基本波形アドレス生成部
44………窓関数生成部
46………窓関数テーブル
47………窓関数アドレス生成部
51、52、54………乗算器
53………加算器
55………重み係数レジスタ
61………基本クロック
62………送波開始信号
63………遅延データ
64………遅延カウント値
65………分周率
66………分周クロック
67………補正分周クロック
68………波形メモリ読出アドレス
69………送波信号
71………送波開始時点
72………遅延時点
73………遅延
82−0〜82−4………窓関数重み係数
83………エンベロープ波形

Claims (8)

  1. 複数の振動子が配列されて多チャネルに形成されて被検体との間で超音波を送受波する探触子と、前記探触子のチャネル毎に波形データを整相して送波信号を出力する送波部と、前記探触子から出力される受波信号を受波整相する受波部と、前記受波部から出力された受波信号に基づいて超音波画像を構成する画像処理部と、前記超音波画像を表示する表示部と、を備える超音波診断装置において、
    前記送波部は、
    前記波形データを格納し基本クロックで動作する波形メモリと、
    前記基本クロックと比較して低速のクロックで動作するD/A変換部と、
    前記低速のクロックに遅延を付与する遅延補正部と、
    を備えて、前記波形メモリに格納された波形データから前記D/A変換部を介して前記送波信号を生成することを特徴とする超音波診断装置。
  2. フォーカス制御に関する遅延データに基づいて、前記波形メモリから前記波形データを読み出すタイミングを計数するカウンタ部と、
    前記基本クロックを分周して分周クロックを出力する分周器と、を具備し、
    前記遅延補正部は、前記分周器が出力する分周クロックに遅延を付して前記D/A変換部に出力することを特徴とする請求項1に記載の超音波診断装置。
  3. 前記遅延補正部は、前記遅延データと前記分周クロックの分周率との間で剰余演算を行って得られた剰余に基づいて、前記分周クロックの位相を補正することを特徴とする請求項2に記載の超音波診断装置。
  4. 前記送波部は、さらに、前記波形データを生成する波形生成部を前記チャネル毎に具備し、
    前記波形生成部は、前記波形データの基本波形を生成する基本波形生成部と、前記波形データの窓関数を生成する窓関数生成部と、を有し、前記基本波形生成部によって生成された基本波形と前記窓関数生成部によって生成された窓関数とを用いて前記波形データを生成することを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかに記載の超音波診断装置。
  5. 前記波形生成部は、前記波形データの生成時に前記遅延データに基づいて位相回転を行うことを特徴とする請求項4に記載の超音波診断装置。
  6. 前記基本波形生成部及び前記窓関数生成部は、重み係数を乗算する乗算器を有することを特徴とする請求項4または請求項5に記載の超音波診断装置。
  7. 前記基本波形生成部は、sin波形の1/4周期分を保持し、折り返し処理及び符号反転処理によって1周期分のsin波形を生成することを特徴とする請求項4から請求項6までのいずれかに記載の超音波診断装置。
  8. 前記窓関数生成部は、cos2πとcos4πとcos6πとcos8πの各cos波形の1/4周期分を保持し、サンプリング点数及び波数に基づいて、1周期分及び2周期分及び3周期分及び4周期分の前記各cos波形を生成することを特徴とする請求項から請求項までのいずれかに記載の超音波診断装置。
JP2007112647A 2007-04-23 2007-04-23 超音波診断装置 Expired - Fee Related JP5442938B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007112647A JP5442938B2 (ja) 2007-04-23 2007-04-23 超音波診断装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007112647A JP5442938B2 (ja) 2007-04-23 2007-04-23 超音波診断装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008264286A JP2008264286A (ja) 2008-11-06
JP5442938B2 true JP5442938B2 (ja) 2014-03-19

Family

ID=40044627

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007112647A Expired - Fee Related JP5442938B2 (ja) 2007-04-23 2007-04-23 超音波診断装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5442938B2 (ja)

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01160217A (ja) * 1987-12-17 1989-06-23 Nec Corp A/dコンバータ測定装置
JPH01250227A (ja) * 1988-03-31 1989-10-05 Yokogawa Medical Syst Ltd フェーズドアレイソナー
JP3929508B2 (ja) * 1994-04-21 2007-06-13 株式会社日立メディコ 超音波断層装置
JPH10507936A (ja) * 1994-08-05 1998-08-04 アキュソン コーポレイション 送信ビーム生成器システムのための方法及び装置
JP4377480B2 (ja) * 1999-07-01 2009-12-02 株式会社東芝 超音波診断装置の送信回路及び送信制御方法
JP2002243840A (ja) * 2001-02-15 2002-08-28 Fujitsu Ltd 超音波送受信装置およびそれを用いた物体検出装置
JP4044467B2 (ja) * 2003-03-19 2008-02-06 アロカ株式会社 超音波診断装置
JP2004313467A (ja) * 2003-04-16 2004-11-11 Aloka Co Ltd 超音波診断装置及び送信信号生成方法
JP2006149503A (ja) * 2004-11-26 2006-06-15 Toshiba Corp 超音波診断装置および超音波送信波形の制御方法
JP2006314436A (ja) * 2005-05-11 2006-11-24 Shimadzu Corp 超音波診断装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008264286A (ja) 2008-11-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3759769B2 (ja) 超音波ビームフォーマ
CN108614271B (zh) 一种带反馈校正的多通道超声波任意波形信号发生器
JP2009112813A (ja) 受信ビームフォーマ
JPH1057374A (ja) 超音波診断装置
JP5552062B2 (ja) 超音波診断装置
JP5442938B2 (ja) 超音波診断装置
US5217017A (en) Ultrasonic receiving apparatus
JP2901535B2 (ja) 超音波診断装置
JP4752443B2 (ja) 超音波診断装置
US5891041A (en) Ultrasonic imaging system adapted for use with ultrasonic probes having different center frequencies
JP3697328B2 (ja) 超音波診断装置
KR20080092866A (ko) 초음파 영상 시스템 및 스캔라인 데이터 형성 방법
JP4044467B2 (ja) 超音波診断装置
US11086002B1 (en) Ultrasound sub-array receiver beamformer
JP2722910B2 (ja) 超音波診断装置
JP4377480B2 (ja) 超音波診断装置の送信回路及び送信制御方法
JP3660849B2 (ja) 超音波診断装置
JP4980688B2 (ja) 超音波診断装置
JP4395558B2 (ja) 超音波診断装置
JP2737703B2 (ja) 超音波受信装置
JP7155856B2 (ja) 超音波診断装置の受信ビームフォーマ、及び超音波診断装置の受信処理プログラム
JP2004216047A (ja) 超音波診断装置
JP2006149503A (ja) 超音波診断装置および超音波送信波形の制御方法
JP2005168903A (ja) 超音波診断装置
JPH11216138A (ja) 超音波診断装置のビームフォーマ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100402

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120330

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120522

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120720

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130402

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130521

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131203

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131219

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5442938

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees