JP5442247B2 - プレキャスト梁の製造方法及びプレキャスト梁の製造用治具 - Google Patents
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Description
前記型枠のうちのコンクリートを打設する部分からネジ節鉄筋の両端の長さ方向の外部へ延設された鉄筋止め枠と、ネジ節鉄筋の一端部に外嵌螺合可能な筒状ナット部とこの筒状ナット部の一端部を塞ぐ端壁とこの端壁から筒状ナット部と反対側へ突出する係合部とを夫々備えた複数のカプラーと、筒状ナット部のネジ山の一端の軸芯回りの位置を揃えた状態にして複数のカプラーの複数の係合部を回転不能に夫々係合可能なカプラー保持部材と、カプラー保持部材に対してカプラーの軸芯を調芯した状態にして複数の係合部を締結可能な複数の調芯締結機構とを予め準備しておき、
前記複数のネジ節鉄筋を型枠に対してセットする際に、各ネジ節鉄筋の一端部にカプラーの筒状ナット部を外嵌螺合させる準備工程と、
各ネジ節鉄筋の一端をカプラーの端壁に当接させてカプラーの軸心に対してネジ節鉄筋の一端部の軸心を調芯し且つ複数のカプラーの複数の係合部をカプラー保持部材に係合させた状態で複数の調芯締結機構により締結すると共に複数のネジ節鉄筋を夫々の両端部の所定長さ部分が型枠外へ突出する状態にして型枠にセットしてから、カプラー保持部材を鉄筋止め枠の所定位置に固定することにより、複数のネジ節鉄筋の一端部を型枠に対して同位置となるように位置決め保持すると共に複数のネジ節鉄筋のネジ山の一端の軸心回りの位置を同位置に設定する位置決め工程とを備えたことを特徴としている。
前記位置決め工程において、カプラーとカプラー保持部材との間にシムを介装して、ネジ節鉄筋のネジ山の一端の軸心方向の位置を調節する(請求項2)。前記位置決め工程において、前記調芯締結機構のテーパナット部材とボルト部材により、カプラー保持部材に対してカプラーの軸心を調芯する(請求項3)。
複数のネジ節鉄筋を型枠に対してセットする際に、各ネジ節鉄筋の一端部にカプラーの筒状ナット部を外嵌螺合させ、このカプラーの端壁にネジ節鉄筋の一端を当接させて前記カプラーの軸心に対してネジ節鉄筋の一端部の軸心を調芯した状態にカプラーを装着した状態で、前記複数のカプラーの複数の係合部をカプラー保持部材に係合させた状態で複数の調芯締結機構により締結すると共に複数のネジ節鉄筋を夫々の両端部の所定長さ部分が型枠外へ突出する状態にして型枠にセットしてから、カプラー保持部材を鉄筋止め枠の所定位置に固定することにより、複数のネジ節鉄筋の一端部を型枠に対して同位置となるように位置決め保持すると共に複数のネジ節鉄筋のネジ山の一端の軸心回りの位置を同位置に設定するように構成したことを特徴としている。
前記ネジ節鉄筋の他端部に互いに締結可能に外嵌螺合される円筒外周面を有するダブルナットと、前記鉄筋止め枠に固定されてダブルナットを載置するアングル部材と、ダブルナットをアングル部材に押えるバー部材とを備える(請求項6)。
従って、1対のプレキャスト梁が建設現場で隣接状に設置された場合、対となる2本のネジ節鉄筋の軸心を一致させることができ、そのプレキャスト梁の設置位置に応じて、前記設定により、対となる2本のネジ節鉄筋のネジ位相を合わせることができる。その結果、対となる2本のネジ節鉄筋の対向端部同士を外嵌ナット部材を有する機械式継手を介して円滑に確実に接続できる。
このPC梁40の製造用治具50は、隣接状に設置される1対のPC梁40(第1,第2PC梁1,2)の同軸状の対となる2本のネジ節鉄筋41(10,20)の対向端部同士を外嵌ナット部材30(機械式継手30)を介して接続可能なプレキャスト梁40を、複数のネジ節鉄筋41を型枠45に対して所定位置にセットした後に型枠45内にコンクリート42を打設して製造する際に用いるものである。
このPC梁40の製造方法は、隣接状に設置される1対のPC梁40(第1,第2PC梁1,2)の同軸状の対となる2本のネジ節鉄筋41(10,20)の対向端部同士を外嵌ナット部材30(機械式継手30)を介して接続可能なプレキャスト梁40を、8本のネジ節鉄筋41を型枠45に対して所定位置にセットした後に型枠45内にコンクリート42を打設して製造するものであり、ここで、前記製造用治具50が用いられる。
準備工程において、複数のネジ節鉄筋41を型枠45に対してセットする際、先ず、各ネジ節鉄筋41の一端部にカプラー51を外嵌螺合させ、このカプラー51の端壁61にネジ節鉄筋41の一端が当接して押圧可能にカプラー51を装着し、位置決め工程において、カプラー51の軸心C1に対してネジ節鉄筋41の一端部の軸心C2を調芯した状態で、カプラー51とカプラー保持部材52を介してネジ節鉄筋41の一端部を鉄筋止め枠45aを介して型枠45に対して位置決め保持するとともにネジ節鉄筋41のネジ山41aの一端の軸心回りの位置を設定する。
10,20,41 ネジ節鉄筋
11,21,42 コンクリート
30 外嵌ナット部材(機械式継手)
45 型枠
45a,45b 鉄筋止め枠
50,50A,50B 製造用治具
51,51A カプラー
52 カプラー保持部材
53 調芯締結機構
54 ダブルナット
54a 円筒外周面
55 アングル部材
56 バー部材
60,77 筒状ナット部
61,78 端壁
65 テーパナット部材
66 ボルト部材
80 軸心方向位置調節機構
81 シム
Claims (6)
- 隣接状に設置される1対のプレキャスト梁の同軸状の2本のネジ節鉄筋の対向端部同士を外嵌ナット部材を有する機械式継手を介して接続可能なプレキャスト梁を、複数のネジ節鉄筋を型枠に対して所定位置にセットした後に型枠内にコンクリートを打設して製造するプレキャスト梁の製造方法において、
前記型枠のうちのコンクリートを打設する部分からネジ節鉄筋の両端の長さ方向の外部へ延設された鉄筋止め枠と、ネジ節鉄筋の一端部に外嵌螺合可能な筒状ナット部とこの筒状ナット部の一端部を塞ぐ端壁とこの端壁から筒状ナット部と反対側へ突出する係合部とを夫々備えた複数のカプラーと、筒状ナット部のネジ山の一端の軸芯回りの位置を揃えた状態にして複数のカプラーの複数の係合部を回転不能に夫々係合可能なカプラー保持部材と、カプラー保持部材に対してカプラーの軸芯を調芯した状態にして複数の係合部を締結可能な複数の調芯締結機構とを予め準備しておき、
前記複数のネジ節鉄筋を型枠に対してセットする際に、各ネジ節鉄筋の一端部にカプラーの筒状ナット部を外嵌螺合させる準備工程と、
各ネジ節鉄筋の一端をカプラーの端壁に当接させてカプラーの軸心に対してネジ節鉄筋の一端部の軸心を調芯し且つ複数のカプラーの複数の係合部をカプラー保持部材に係合させた状態で複数の調芯締結機構により締結すると共に複数のネジ節鉄筋を夫々の両端部の所定長さ部分が型枠外へ突出する状態にして型枠にセットしてから、カプラー保持部材を鉄筋止め枠の所定位置に固定することにより、複数のネジ節鉄筋の一端部を型枠に対して同位置となるように位置決め保持すると共に複数のネジ節鉄筋のネジ山の一端の軸心回りの位置を同位置に設定する位置決め工程と、
を備えたことを特徴とするプレキャスト梁の製造方法。 - 前記位置決め工程において、カプラーとカプラー保持部材との間にシムを介装して、ネジ節鉄筋のネジ山の一端の軸心方向の位置を調節することを特徴とする請求項1に記載のプレキャスト梁の製造方法。
- 前記位置決め工程において、前記調芯締結機構のテーパナット部材とボルト部材により、カプラー保持部材に対してカプラーの軸心を調芯することを特徴とする請求項1に記載のプレキャスト梁の製造方法。
- 前記準備工程において、各ネジ節鉄筋の他端部に円筒外周面を有するダブルナットを互いに締結可能に外嵌螺合させて装着し、
前記位置決め工程において、複数のネジ節鉄筋の他端部に装着された複数のダブルナットを、前記鉄筋止め枠に固定されたアングル部材に載置し、この複数のダブルナットをバー部材でアングル部材に押えることを特徴とする請求項1に記載のプレキャスト梁の製造方法。 - 隣接状に設置される1対のプレキャスト梁の同軸状の2本のネジ節鉄筋の対向端部同士を外嵌ナット部材を有する機械式継手を介して接続可能なプレキャスト梁を、複数のネジ節鉄筋を型枠に対して所定位置にセットした後に型枠内にコンクリートを打設して製造する際に用いるプレキャスト梁の製造用治具において、
前記型枠のうちのコンクリートを打設する部分からネジ節鉄筋の両端の長さ方向の外部へ延設された鉄筋止め枠と、
前記ネジ節鉄筋の一端部に外嵌螺合される筒状ナット部と筒状ナット部の一端を塞ぐように設けられてネジ節鉄筋の一端部が当接して押圧可能な端壁とこの端壁から筒状ナット部と反対側へ突出する係合部とを夫々有する複数のカプラーと、
前記カプラーの筒状ナット部のネジ山の一端の軸芯回りの位置を揃えた状態にして複数のカプラーの複数の係合部を回転不能に係合可能で且つ前記鉄筋止め枠に固定されるカプラー保持部材と、
前記カプラー保持部材に対してカプラーの軸心を調芯した状態で複数の前記係合部をカプラー保持部材に締結する複数の調芯締結機構とを備え、
複数のネジ節鉄筋を型枠に対してセットする際に、各ネジ節鉄筋の一端部にカプラーの筒状ナット部を外嵌螺合させ、このカプラーの端壁にネジ節鉄筋の一端を当接させて前記カプラーの軸心に対してネジ節鉄筋の一端部の軸心を調芯した状態にカプラーを装着した状態で、前記複数のカプラーの複数の係合部をカプラー保持部材に係合させた状態で複数の調芯締結機構により締結すると共に複数のネジ節鉄筋を夫々の両端部の所定長さ部分が型枠外へ突出する状態にして型枠にセットしてから、カプラー保持部材を鉄筋止め枠の所定位置に固定することにより、複数のネジ節鉄筋の一端部を型枠に対して同位置となるように位置決め保持すると共に複数のネジ節鉄筋のネジ山の一端の軸心回りの位置を同位置に設定するように構成したことを特徴とするプレキャスト梁の製造用治具。 - 前記ネジ節鉄筋の他端部に互いに締結可能に外嵌螺合される円筒外周面を有するダブルナットと、前記鉄筋止め枠に固定されてダブルナットを載置するアングル部材と、ダブルナットをアングル部材に押えるバー部材とを備えたことを特徴とする請求項5に記載のプレキャスト梁の製造用治具。
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JP2008322109A JP5442247B2 (ja) | 2008-12-18 | 2008-12-18 | プレキャスト梁の製造方法及びプレキャスト梁の製造用治具 |
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JP2008322109A JP5442247B2 (ja) | 2008-12-18 | 2008-12-18 | プレキャスト梁の製造方法及びプレキャスト梁の製造用治具 |
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JP2010143047A JP2010143047A (ja) | 2010-07-01 |
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