JP5439985B2 - 制御装置と画像形成装置 - Google Patents

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Description

この発明は、マイクロコンピュータによって実現される制御装置とその制御装置を備えたファクシミリ装置,プリンタ,複写機,複合機を含む画像形成装置に関する。
図6は、従来の画像形成装置におけるセンサとセンサの検出結果に基づく制御を行う主制御部の機能構成を示すブロック図である。
この画像形成装置の制御装置である主制御部(ベースコントロールユニット、Base Control Unit:BCU)20は、第1CPU21と第2CPU22の2つの制御用のCPUと中継コネクタ23を有する。上記第1CPU21と第2CPU22は、それぞれ画像形成装置を制御する制御プログラムを実行する制御用のCPUであり、第1CPU21はCPUバス24によって中継コネクタ23と接続し、第2CPU22はCPUバス25によって中継コネクタ23と接続している。
第1入出力制御部(インプット・アウトプット制御部、Input−Output Board)30は、センサケーブル41を介して第1センサ40を、センサケーブル43を介して第2センサ42をそれぞれ接続し、中継コネクタ31を有して、その中継コネクタ31と中継ケーブル34を介して主制御部20の中継コネクタ23と接続している。
また、第2入出力制御部(インプット・アウトプット制御部、Input−Output Board)32は、センサケーブル45を介して第3センサ44を、センサケーブル47を介して第4センサ46をそれぞれ接続し、中継コネクタ33を有して、その中継コネクタ33と中継ケーブル35を介して主制御部20の中継コネクタ23と接続している。
第1センサ40,第2センサ42,第3センサ44,第4センサ46は、それぞれ画像形成装置における各部の状態を検知する為のセンサであり、その検知結果の信号をそれぞれ第1入出力制御部30と第2入出力制御部32へ出力する。
第1CPU21は、CPUバス24,中継コネクタ23,中継ケーブル34,中継コネクタ31を介して第1入出力制御部30にアクセスし、第1センサ40と第2センサ42のそれぞれの検知結果の信号を取得する。
また、第2CPU22は、CPUバス25,中継コネクタ23,中継ケーブル35,中継コネクタ33を介して第2入出力制御部32にアクセスし、第3センサ44と第4センサ46のそれぞれの検知結果の信号を取得する。
このように、CPUを複数設ければ、各CPUの処理負荷が分散するので、個々のCPUの制御プログラム実行速度が高速化することができ、その結果、画像形成装置の目標とする性能,パフォーマンス等を実現することができる。
このような制御装置で入出力の高速アクセス化を図ろうとすると、制御装置のデータバス線を増加しなければならない。しかし、データバス線の増加は制御装置の小型化、低コスト化を阻害するから、高速アクセス化と小型化と低コスト化とを両立できないという問題があった。
そこで従来、特許文献1に記載の技術のように、CPUがアクセスする入力データ、又は出力データへのバスを分割できるハード構成とし、入力データ用のバス幅と出力データ用のバス幅をそれぞれ削減し、CPUが各入力データ、又は出力データへアクセスする回数を削減することによってCPUのパフォーマンス向上を図る画像形成装置があった。
ところで、上述のような構成の画像形成装置において、第1CPU21が第1センサ40の入力信号を取得する場合、第1センサ40と第1入出力制御部30を接続するセンサケーブル41に混入するノイズによる入力データ(入力信号)のチャタリング(誤検知)を排除する為、入力信号を複数回読み込み、第1センサ40からの入力データの状態を確定させる必要がある。
次に、上記第1CPU21におけるチャタリング除去について説明する。
図7は、図6に示す第1CPU21におけるチャタリング除去に係る回路構成を示す回路図である。
この回路は、第1センサ40の検知結果の入力データをセンサケーブル41,第1入出力制御部30,中継コネクタ31,中継ケーブル34,中継コネクタ23,CPUバス24を介して読み込み、新たに入力された入力データ(入力信号)として新入力データ格納部50に格納する。また、前入力データ格納部51には、上記新たに入力された入力データの1つ前に入力された入力データを格納している。
そして、EXORゲート52により、新入力データ格納部50に格納された入力データと、前入力データ格納部51に格納された1つ前の入力データとを比較し、両入力データが同じ信号状態であれば、入力データを連続して読み込んだ結果、同じ信号状態で入力された継続回数を示すカウント値として、カウント部53のカウント値に1インクリメントする。
さらに、比較器54において、カウント部53のカウント値と入力データが何回同じ信号状態であれば信号状態確定とするかを予め定義した状態変化確定閾値とを比較し、その比較結果、カウント値の回数が状態変化確定閾値を上回った場合に、前入力データ格納部51に格納された入力データを、信号状態が確定した入力データとして確定データ格納部55に格納する。
このように、第1CPU21の上述した回路では、上述のような処理を実行することによって、信号状態が確定した入力データを確定データ格納部55に保持するので、第1CPU21が第1センサ40の入力データを使用するときは、確定データ格納部55に保持している入力データを使用することにより、第1センサ40の入力データのノイズ等による誤検知を防止している。
上述の処理例では、第1CPU21が第1センサ40の入力データを読み込む場合の処理を説明したが、第2センサ42の入力データに関しても上述と同様の処理を実行する必要があり、また、第2CPU22が第3センサ44及び第4センサ46の各入力データを読み込む場合にも上述と同様の処理を実行する必要がある。
従って、画像形成装置の構成が大規模になり、画像形成装置を構成する各部の状態を検知するためのセンサ数が増加すると、上述のチャタリング除去処理を実行する対象である入力データ数も増加し、チャタリング除去処理の実行による第1CPU21及び第2CPU22への負荷も増大し、第1CPU21及び第2CPU22のパフォーマンスを低下させてしまうという問題があった。
そこで従来、特許文献2に記載の技術のように、CPUが読み込む入力データのチャタリングの影響を防止するものとして、画像形成装置を構成するユニット毎にCPUを搭載した制御基板を設け、各ユニット毎のCPUによってチャタリング除去を行い、汎用電線によって画像形成装置本体の制御基板と接続する画像形成装置があった。
しかしながら、上述した特許文献1に記載の技術では、入力データを読み込む際には、ノイズ等による入力データ誤検知を防止する為のチャタリング除去機能は必要となる為、そのチャタリング除去機能の実行によるCPUのパフォーマンス低下を回避することはできないという問題があった。
また、上述した特許文献2に記載の技術では、画像形成装置を構成する各ユニット毎にCPU、制御基板を搭載することになる為、画像形成装置のコスト増大につながるという問題があった。
さらに、複数の制御用のCPUを用いて画像形成装置を制御する場合には、画像形成装置を構成するセンサからの入力データは、ハード構成によりアクセスできるCPUが固定されてしまう為、画像形成装置のハード構成が変更されて、入力データ、又は出力データにアクセス可能なCPUが変更になると、それに伴って各CPUが実行する制御プログラムにも変更が生じ、開発工数の増大につながるという問題も発生する。
この発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、入力データの監視処理によって制御部全体のパフォーマンスが低下するという問題を安価に回避できるようにすることを目的とする。
この発明は上記の目的を達成するため、制御装置であって、複数の制御手段と、その各制御手段がそれぞれアクセス可能な複数の記憶手段と、その制御装置に入力する複数の入力データに対してチャタリング除去を行うチャタリング除去手段と、上記チャタリング除去手段によってチャタリング除去がされた各入力データについて、入力データと出力先の記憶手段とを対応させたデータを記憶したテーブルに基づいて、各入力データのそれぞれの出力先を上記各記憶手段の中から選択して出力する出力先選択手段を有し、上記各制御手段は、それぞれアクセス可能な記憶手段にアクセスして上記チャタリングが除去された入力データを取得する制御装置を提供する。
また、上記テーブルは、上記各入力データをそれぞれ入力する複数のポートと、その各ポートに入力データが入力されたときにその入力データの出力先への出力を有効にする情報とを対応付けて記憶しているようにするとよい。
さらに、上記入力データ又は上記入力データを取得する上記制御手段が変更された場合、上記テーブルの入力データと出力先の記憶手段との対応関係を書き換えるようにするとよい。
さらにまた、上述のような制御装置を備えた画像形成装置も提供する。
この発明による制御装置と画像形成装置は、入力データの監視処理によって制御部全体のパフォーマンスが低下するという問題を安価に回避することができる。
この発明の制御装置の一実施例の構成を示す機能ブロック図である。 図1に示す出力先CPU選択処理部の内部構成を示す機能ブロック図である。 図2に示す出力先データテーブルの内部構成を示す機能ブロック図である。 図1に示す制御装置の一部のセンサの接続先を変えた場合の構成を示すブロック図である。
図2に示す出力先データテーブルの内部構成の他の例を示す機能ブロック図である。 従来の画像形成装置におけるセンサとセンサの検出結果に基づく制御を行う制御装置の機能構成を示すブロック図である。 図6に示す第1CPUにおけるチャタリング除去に係る回路構成を示す回路図である。
以下、この発明を実施するための形態を図面に基づいて具体的に説明する。
〔実施例〕
図1は、この発明の制御装置の一実施例の構成を示す機能ブロック図である。
この制御装置は、ファクシミリ装置,プリンタ,複写機,複合機を含む画像形成装置に搭載されており、主制御部(ベースコントロールユニット、Base Control Unit:BCU)20は、第1CPU21と第2CPU22の2つの制御用のCPUと、内部の論理をユーザ(LSIの利用者、すなわち回路設計者)がプログラミングすることができるLSIのプログラマブル・ロジック・デバイス(Programmable Logic Device:PLD、「プログラマブルデバイス」ともいう)であるフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA、以下「FPGA」と略称する)1と、中継コネクタ23を有する。
主制御部20の中継コネクタ23には、中継ケーブル34を介して第1入出力制御部(インプット・アウトプット制御部、Input−Output Board)30の中継コネクタ31が、中継ケーブル35を介して第2入出力制御部(インプット・アウトプット制御部、Input−Output Board)32の中継コネクタ33がそれぞれ接続されている。
第1入出力制御部30は、センサケーブル41を介して第1センサ40を、センサケーブル43を介して第2センサ42をそれぞれ接続している。
また、第2入出力制御部32は、センサケーブル45を介して第3センサ44を、センサケーブル47を介して第4センサ46をそれぞれ接続している。
第1センサ40,第2センサ42,第3センサ44,第4センサ46は、それぞれ画像形成装置における各部の状態を検知する為のセンサであり、その検知結果の信号(データ)を第1入出力制御部30あるいは第2入出力制御部32へそれぞれ出力する。
そして、主制御部20のFPGA1が、中継コネクタ23,中継ケーブル34,中継コネクタ31を介して第1入出力制御部30に、中継コネクタ23,中継ケーブル35,中継コネクタ33を介して第2入出力制御部32にそれぞれアクセス可能な構成となっており、第1センサ40〜第4センサ46の各データを、中継コネクタ23,制御バス26,27を介して入力エリア部2に入力データとして入力する。
FPGA1は、入力エリア部2に入力された各入力データにチャタリング除去処理を施すチャタリング除去処理部(「チャタリング除去手段」に相当する)3と、チャタリング除去処理後の各入力データを制御バス7を介して第1出力エリア部5又は制御バス8を介して第2出力エリア部6へそれぞれ出力する出力先CPU選択処理部(「出力先選択手段」に相当する)4と、第1CPU21がアクセス可能な第1出力エリア部(「記憶手段」に相当する)5と、第2CPU22がアクセス可能な第2出力エリア部(「記憶手段」に相当する)6とを備えている。
第1CPU21と第2CPU22は、それぞれ画像形成装置を制御する制御プログラムを実行する制御用のCPU(「制御手段」に相当する)であり、第1センサ40,第2センサ42,第3センサ44,第4センサ46の各入力データに基づいて画像形成装置を制御する(例えば、用紙切れを検知して用紙セットのアタートを出力したりする)。
このような構成の制御装置において、第1CPU21が第1入出力制御部30に接続されている第1センサ40の入力データを使用する場合、FPGA1を介してデータを取得することになる。
FPGA1には、中継コネクタ23,制御バス26,27を経由して第1センサ40〜第4センサ46の各入力データが入力エリア部2に入力される。
入力エリア部2に入力された第1センサ40〜第4センサ46の各入力データは、FPGA1が備えるチャタリング除去処理部3によって、それぞれノイズ等の影響によるチャタリングが除去される。
チャタリング除去処理部3では、上述の図7に示した回路によるチャタリング除去処理でも良いし、他の公知の技術の装置による除去処理でも良い。
第1センサ40〜第4センサ46の入力データは、それぞれチャタリングが除去されて信号状態が確定すると、チャタリング除去処理部3から第1センサ40〜第4センサ46の入力データとして第1CPU21及び第2CPU22がアクセス可能なFPGA1内の第1出力エリア部5又は第2出力エリア部6に格納されることになるが、この実施例の制御装置には、第1CPU21及び第2CPU22の複数のCPUが存在し、第1CPU21と第2CPU22からアクセス可能な出力エリアはそれぞれのCPUと排他的な関係になっている。
その為、FPGA1の出力先CPU選択処理部4が、第1センサ40〜第4センサ46の入力データを第1CPU21と第2CPU22のどのCPUがアクセス可能な出力エリアに出力するかを選択し、第1CPU21がアクセス可能な第1出力エリア部5と第2CPU22がアクセス可能な第2出力エリア部6へそれぞれ振り分けて出力する。
次に、図2に基づいて、出力先CPU選択処理部4が実行する出力先CPU選択処理について説明する。
第1センサ40〜第4センサ46の入力データは、チャタリング除去処理部3を経由して出力先CPU選択処理部4への入力データInとして入力される。
出力先データテーブル10は、第1センサ40〜第4センサ46の各入力データとそれらの入力データの出力先である第1出力エリア部5あるいは第2出力エリア部6を対応付けたデータテーブル(「テーブル」に相当する)である。
この出力先CPU選択処理部4では、入力データInと出力先データテーブル10から、対応して定義されている出力先の第1出力エリア部5あるいは第2出力エリア部6を選択し、入力データについて出力先データテーブル10は第1アンド(AND)ゲート11あるいは第2アンド(AND)ゲート12を開き(オープンし)、出力先CPU選択処理部4からの出力データとして、図1に示した第1出力エリア部5あるいは第2出力エリア部6に出力して格納する。
次に、図3に基づいて、出力先データテーブル10による入力データの出力先の選択処理について説明する。
出力先データテーブル10は、複数の入力ポート13とそれらに対応する各出力ポート14とからなる。すなわち、第1入力ポート13a〜第4入力ポート13dと、第1出力ポート14a〜第4出力ポート14dとからなり、第1入力ポート(第1入力P)13aには第1出力ポート(第1出力P)14aを、第2入力ポート(第2入力P)13bには第2出力ポート(第2出力P)14cを、第3入力ポート(第3入力P)13cには第3出力ポート(第3出力P)14cを、第4入力ポート(第4入力P)13dには第4出力ポート(第4出力P)14dをそれぞれ対応させている。
そして、第1センサ40からの入力データが第1入力ポート13aに入力された場合、第1出力ポート14aからの信号によって第1アンドゲート11をオープンすることにより、第1アンドゲート11に直接入力された第1センサ40からの入力データは、第1アンドゲート11の出力先である第1出力エリア部5へ出力される。
また、第2センサ42からの入力データが第2入力ポート13bに入力された場合、第2出力ポート14bからの信号によって第1アンドゲート11をオープンすることにより、第1アンドゲート11に直接入力された第2センサ42からの入力データは、第1アンドゲート11の出力先である第1出力エリア部5へ出力される。
一方、第3センサ44からの入力データが第3入力ポート13cに入力された場合、第3出力ポート14cからの信号によって第2アンドゲート12をオープンすることにより、第2アンドゲート12に直接入力された第3センサ44からの入力データは、第2アンドゲート12の出力先である第2出力エリア部6へ出力される。
また、第4センサ46からの入力データが第4入力ポート13dに入力された場合、第4出力ポート14dからの信号によって第2アンドゲート12をオープンすることにより、第2アンドゲート12に直接入力された第4センサ46からの入力データは、第2アンドゲート12の出力先である第2出力エリア部6へ出力される。
したがって、例えば、第1センサ40からの入力データが出力先CPU選択処理部4に入力されると、その入力データは第1出力エリア部5へ格納するべく出力され、第3センサ44からの入力データが出力先CPU選択処理部4に入力されると、その入力データは第2出力エリア部6へ格納するべく出力される。
ここで、第1出力エリア部5はCPUバス24によって第1CPU21のみアクセス可能なエリアであり、また、第2出力エリア部6はCPUバス25によって第2CPU22のみがアクセス可能なエリアであるから、第1センサ40〜第4センサ46からの各入力データへの第1CPU21,第2CPU22からのアクセスは競合することなく排他的な関係を維持することが可能となる。
次に、上述の画像形成装置のハード構成が変更となり、制御装置の第1センサ40と第4センサ46の接続が入れ替わった場合の動作について、図4を用いて説明する。
この制御装置では、第1センサ40のセンサケーブル41を介した接続先が第2入出力制御部32に、第4センサ46のセンサケーブル47を介した接続先が第1入出力制御部30にそれぞれ入れ替わっており、第1センサ40からの入力データは、第2入出力制御部32の中継コネクタ33,中継ケーブル35,中継コネクタ23を介して制御バス27から入力エリア部2に入力され、第4センサ46からの入力データは、第1入出力制御部30の中継コネクタ31,中継ケーブル34,中継コネクタ23を介して制御バス26から入力エリア部2に入力される。
その後、第1センサ40と第4センサ46の各入力データはそれぞれが入れ替わった状態でFPGA1のチャタリング除去処理部3でチャタリング除去を施され、出力先CPU選択処理部4に到達する。
ここで、上述の図3に示した出力先データテーブル10の構成では、第4センサ46からの入力データが第1ポート13aに入力され、その第1ポート13aに対応する第1アンドゲート11を有効にするデータ14aを出力するので、第4センサ46からの入力データの出力先は第1CPU21がアクセス可能な第1出力エリア部5になり、取得可能なCPUが変わってしまう。
そこで、FPGA1の出力先CPU選択処理部4では、データテーブルの入力データのポートと出力先の記憶手段との対応関係を書き換えることにより、出力先データテーブル10の内容をセンサ接続先変更に合わせて変更する。
図5は、変更後の出力先データテーブルの構成を示しており、第1入力ポート13aには第4センサ46の入力データが入力され、それに合わせて第1入力ポート13aには第2アンドゲート12をオープンする第4出力ポート14dが対応するように変更されており、さらに、第4入力ポート13dには第1センサ40の入力データが入力され、それに合わせて第4入力ポート13dには第1アンドゲート11をオープンする第1出力ポート14aが対応するように変更されている。
したがって、この出力先データテーブルでは、第4センサ46からの入力データが第1入力ポート13aに入力されると、第4出力ポート14dからの信号によって第2アンドゲート12をオープンすることにより、第2アンドゲート12に直接入力された第4センサ46からの入力データは、第2アンドゲート12の出力先である第2出力エリア部6へ出力される。
また、第1センサ40からの入力データが第4入力ポート13dに入力されると、第1出力ポート14aからの信号によって第1アンドゲート11をオープンすることにより、第1アンドゲート11に直接入力された第1センサ40からの入力データは、第1アンドゲート11の出力先である第1出力エリア部5へ出力される。
このようにして、画像形成装置の構成に変更があり、第1センサ40〜第4センサ46の各センサの接続先が変更になっても、出力先データテーブル10の入力ポートと出力ポートとの対応関係を変更するのみで、第1CPU21と第2CPU22はそれぞれ常に同じセンサからのデータに基づく処理を実施することができ、画像形成装置の構成の変更に伴って、大幅な構成の変更や第1CPU21と第2CPU22の制御プログラムの変更を必要とせず、図5の出力データテーブルの場合は、第1CPU21は第1センサ40の入力データを、第2CPU22は第4センサ46の入力データをそれぞれ取得することが可能になる。
また、第1CPU21が取得する第1センサ40の入力データは、上述の通りFPGA1のチャタリング除去処理部3によってチャタリングが除去されて入力状態が確定している入力データである為、第1CPU21が改めて第1センサ40の入力データに対してチャタリング除去処理を実行する必要はない。
同様に、第2CPU22が取得する第4センサ46の入力データは、上述の通りFPGA1のチャタリング除去処理部3によってチャタリングが除去されて入力状態が確定している入力データである為、第2CPU22でも改めて第4センサ46の入力データに対してチャタリング除去処理を実行する必要はない。
このようにして、第1CPU21と第2CPU22は、画像形成装置の各部の状態を検知する第1センサ40〜第4センサ46からの各入力データに対してチャタリング除去処理を実行することなく、第1センサ40〜第4センサ46からの各入力データを取得することが可能となる為、第1CPU21と第2CPU22ではチャタリング除去処理の負荷が無くなり、従って、第1CPU21と第2CPU22の各CPUのパフォーマンスを向上させることが可能となる。
なお、上述の実施例は、画像形成装置の複数の制御CPUからアクセス可能なプログラマブルデバイスが画像形成装置に設けたセンサの入力データに対してチャタリング除去処理を実行することにより、各制御CPUのパフォーマンス向上を図る手段の一例であり、プログラマブルデバイスとプログラマブルデバイスが実行するチャタリング除去処理を特に限定するものではない。
また、上述した実施例では、出力先データテーブルをFPGA内に予め定義したデータの場合を説明したが、例えば、第1CPU21と第2CPU22のいずれかの制御CPUから各入力データの出力エリアを任意に指定可能にするようにしても上述と同様の効果が得られる。
この実施例の制御装置によれば、画像形成装置を制御する複数の制御CPUがアクセス可能なプログラマブルデバイスが、画像形成装置に設けたセンサの入力データに対するチャタリング除去処理を行うことによって、画像形成装置を制御する各制御CPUにおいてはプログラマブルデバイスによってチャタリングが除去された後の入力信号状態を取得することが可能となり、各制御CPUにおけるチャタリング除去処理が不要となる為、制御用の各CPUのパフォーマンス向上が可能となる。
その際、プログラマブルデバイスを追加することのみで実現可能であるため、制御装置及び画像形成装置のコスト増加を最小限に抑えることが可能である。
すなわち、入力データの監視処理によって制御用のCPU全体のパフォーマンスが低下するという問題を安価に回避することができる。
また、画像形成装置のハード構成変更に伴うセンサからの入力データの接続先が変更になった場合でも、プログラマブルデバイスが有する画像形成装置を制御する複数個の制御CPUのうちどの制御CPUに対して各入力データを出力するか選択できる出力先CPU選択処理によって各センサの入力データの出力先のCPUを変更することにより、各制御CPUの制御プログラムを変更することなく各制御CPUは必要なセンサの入力データを取得することが可能となり、開発工数を低減することが可能となる。
したがって、画像形成装置のセンサの入力データのハード的な接続構成に変更が生じても、制御プログラムを変更することなく、入力データにアクセス可能とすることができ、開発工数を増大させずに済む。
なお、上述の実施例では、入力データはセンサから入力されたデータの場合を説明したが、その他のデータについても同様に実施することができる。
この発明による制御装置と画像形成装置は、ファクシミリ装置,プリンタ,複写機,複合機等の画像処理装置においても適用することができる。
1:FPGA 2:入力エリア部 3:チャタリング除去処理部 4:出力先CPU選択処理部 5:第1出力エリア部 6:第2出力エリア部 7,8:制御バス 10:出力先データテーブル 11:第1アンドゲート 12:第2アンドゲート 13a〜13d:第1〜第4入力ポート 14a〜14d:第1〜第4出力ポート 20:主制御部 21:第1CPU 22:第2CPU 23,31,33:中継コネクタ 24,25:CPUバス 30:第1入出力制御部 32:第2入出力制御部 34,35:中継ケーブル 40:第1センサ 41,43,45,47:センサケーブル 42:第2センサ 44:第3センサ 46:第4センサ 50:新入力データ格納部 51:前入力データ格納部 52:EXORゲート 53:カウント部 54:比較器 55:確定データ格納部
特開平09−230973号公報 特開2005−043604号公報

Claims (4)

  1. 制御装置であって、
    複数の制御手段と、該各制御手段がそれぞれアクセス可能な複数の記憶手段と、
    当該制御装置に入力する複数の入力データに対してチャタリング除去を行うチャタリング除去手段と、
    前記チャタリング除去手段によってチャタリング除去がされた各入力データについて、入力データと出力先の記憶手段とを対応させたデータを記憶したテーブルに基づいて、各入力データのそれぞれの出力先を前記各記憶手段の中から選択して出力する出力先選択手段とを有し、
    前記各制御手段は、それぞれアクセス可能な記憶手段にアクセスして前記チャタリングが除去された入力データを取得することを特徴とする制御装置。
  2. 前記テーブルは、前記各入力データをそれぞれ入力する複数のポートと、該各ポートに入力データが入力されたときにその入力データの出力先への出力を有効にする情報とを対応付けて記憶していることを特徴とする請求項1記載の制御装置。
  3. 前記入力データ又は前記入力データを取得する前記制御手段が変更された場合、前記テーブルの入力データと出力先の記憶手段との対応関係を書き換えることを特徴とする請求項1又は2記載の制御装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の制御装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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