JP5439949B2 - ステレオ測定システムおよび動画再生システム - Google Patents

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Description

本発明は、ステレオ測定システムおよび動画再生システムに関し、特に車載に適したステレオ測定システムおよび動画再生システムに関する。
近年、自動車業界では、安全性を高める動きが活発化しており、カメラによる画像センサやレーダ等を利用した危険回避システムの導入が進んでいる。よく知られているシステムとしては、画像センサやレーダ等を利用することで自車両周辺の距離情報を取得することで危険回避を行うシステムがある。
一方、タクシー業界では、ドライブレコーダの導入が進んでいる。ドライブレコーダは、事故が起きた前後の画像を記録する装置で、事故の原因解析に用いることができる。例えば、車同士の衝突事故時に記録された映像を見ることで、自車に責任があるのか、それとも他車に責任があるのかを、ある程度見極めることができる。
例えば、特許文献1には、画像情報を圧縮してランダムアクセス可能な記録手段に記録することで、長時間の画像を記録できるとともに、所望の画像を迅速に再生することができる方法が示されている。
さらに、特許文献2には、ドライブレコーダ等の画像を運転者等の研修に利用する運行管理装置において、事故画像等の再生時に、走行データが危険水準に達した場合、画像の再生をスロー再生に切り替えることで事故時の状況を把握しやすくする方法が示されている。
これらの画像取得において、ステレオ画像を用いて距離情報を取得することは、非常に有効である。例えば、特許文献3には、ステレオカメラで時系列的に撮像した一対の画像を用いて、監視領域内に存在する立体物を抽出し、立体物の3次元的な動きを算出して監視領域内の移動物体を検出する方法が示されている。ただし、特許文献3の目的は、自車の前方の移動物体を検出することで移動物体との衝突を回避することであり、上述したドライブレコーダのように画像を記録することには言及されていない。
一方、特許文献4には、走行中の車両の周辺を撮像する撮像装置により得られた画像を記録するようにした車両走行状態記憶装置において、画像内に設けたウインドウ領域に対象物がある場合に、ステレオ測定によりウインドウ毎の距離計算を行い、計算された距離を画像上に表示し、画像情報とともに記憶する方法が示されている。
特許第3254946号公報 特開2008−65361号公報 特開2006−134035号公報 特許第2608996号公報
しかしながら、特許文献4の方法では、記憶されるのは画像上に表示された距離と画像情報との合成画像であり、記憶された合成画像から個々の情報を分離することはできない。また、ウインドウ領域に対象物がある場合の距離と画像情報との合成画像を全て記憶すると、膨大なデータ量となり、記憶時間が制限される、あるいは、記憶装置に非常に大きな容量が要求される。かといって、単純に記憶する画像数を削減すると、情報が欠落し、事故等の万一の場合の状況把握に困難が生じる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、状況把握に必要な情報を確保しながら、保存するデータ量を削減したステレオ測定システムおよび動画再生システムを提供することを目的とする。
本発明の目的は、下記構成により達成することができる。
1.ステレオ画像の基準画像を撮像する基準カメラと、ステレオ画像の参照画像を撮像する参照カメラとの少なくとも2台のカメラを有するカメラ部と、
前記カメラ部で撮像された画像データを、保存データとして記録する記録部と、
前記カメラ部および前記記録部の動作を制御する制御部とを備え、
車両に搭載されて、前記車両の周辺のステレオ画像を取得するステレオ測定システムにおいて、
前記記録部に記録する前記保存データのフレームレートを決定するフレームレート決定部と、
前記基準画像に、前記フレームレート決定部で決定された第1フレームレートに基づいてデータ量削減処理を施して視認用画像データを生成する視認用画像データ生成部と、
前記フレームレート決定部で決定された第2フレームレートに同期したタイミングで、撮像された前記基準画像と前記参照画像との組に基づいて、測定対象の3次元状態を把握するための3次元状態把握画像データを生成する3次元状態把握画像データ生成部とを備え、
前記基準画像は、所定のフレームレートで前記基準カメラから出力され、
前記第1のフレームレートは、前記所定のフレームレートのレートより低く、
前記第2フレームレートは、
前記フレームレート決定部によって、前記カメラ部の撮像時における前記車両および前記車両の周辺の状況に依存して前記第1フレームレートのレート以下になるように動的に決定され、
前記記録部は、
前記視認用画像データ生成部で生成された前記視認用画像データと、前記3次元状態把握画像データ生成部で生成された前記3次元状態把握画像データとを、前記保存データとして記録することを特徴とするステレオ測定システム。
.前記フレームレート決定部は、以下の条件の何れか1つまたは複数の条件の組み合わせに依存して、前記第2フレームレートを動的に決定することを特徴とする前記1に記載のステレオ測定システム。
条件
1)前記車両の速度
2)前記車両のハンドルの操作状況
3)前記カメラ部の少なくとも何れか1台のカメラでのオプティカルフローの変化量
4)前記基準カメラと前記参照カメラとの視差の時間的な変化量
.前記データ量削減処理は、圧縮処理であることを特徴とする前記1または2に記載のステレオ測定システム。
.前記データ量削減処理は、画像サイズの縮小処理であることを特徴とする前記1または2に記載のステレオ測定システム。
.前記3次元状態把握画像データは、前記測定対象に対する前記基準カメラと前記参照カメラとの視差を示す視差情報を含む画像であることを特徴とする前記1からの何れか1項に記載のステレオ測定システム。
.前記3次元状態把握画像データは、前記測定対象の前記視認用画像データの上での位置を示す座標と、前記基準画像と前記参照画像とから演算された距離データとを含む距離画像であることを特徴とする前記1からの何れか1項に記載のステレオ測定システム。
.前記3次元状態把握画像データは、前記測定対象の前記視認用画像データの上での位置を示す座標と、前記基準画像と前記参照画像とから演算された3次元座標と、測定対象特定処理に基づいて前記測定対象を特定したモデル画像とを含む3次元画像であることを特徴とする前記1からの何れか1項に記載のステレオ測定システム。
.画像情報表示部と、
3次元情報表示部とを備え、
前記画像情報表示部に、前記1からの何れか1項に記載のステレオ測定システムで記録された前記視認用画像データを表示し、
前記3次元情報表示部に、前記画像情報表示部に表示された前記視認用画像データに連動して、前記1からの何れか1項に記載のステレオ測定システムで記録された前記3次元状態把握画像データに基づく3次元情報を表示することを特徴とする動画再生システム。

本発明によれば、基準カメラで撮像された基準画像に第1フレームレートに基づいてデータ量削減処理を施して視認用画像データを生成し、基準画像と参照カメラで撮像された参照画像とから第2フレームレートに基づいて3次元状態把握画像データを生成し、視認用画像データと3次元状態把握画像データとを保存データとして保存することで、状況把握に必要な情報を確保しながら、保存するデータ量を削減したステレオ測定システムを提供することができ、視認用画像データに連動して3次元状態把握画像データに基づく3次元情報を表示する動画再生システムを提供することができる。
ステレオ測定システムの第1の実施の形態の構成を示すブロック図である。 フレームレート決定部の構成を示すブロック図である。 視認用画像データ生成部の構成と動作を示す模式図である。 3次元状態把握画像データ生成部の構成を示すブロック図である。 3次元状態把握画像データの生成方法を示す模式図である。 ステレオ測定システムの第2の実施の形態における3次元状態把握画像データの生成方法を示す模式図である。 動画再生システムの実施の形態を示す模式図である。
以下、本発明を図示の実施の形態に基づいて説明するが、本発明は該実施の形態に限らない。なお、図中、同一あるいは同等の部分には同一の番号を付与し、重複する説明は省略する。
最初に、本発明におけるステレオ測定システムの第1の実施の形態の構成について、図1を用いて説明する、図1は、本発明におけるステレオ測定システムの第1の実施の形態の構成を示すブロック図である。
図1において、ステレオ測定システム1は、カメラ部11、記録部13、制御部15、センサ部17およびデータ生成部19等で構成されている。
カメラ部11は、基準カメラ111と参照カメラ112との少なくとも2台のカメラ等で構成されている。基準カメラ111と参照カメラ112とは、所定の基線長Dだけ離して配置され、ステレオ画像から距離情報が取得可能となっている。後述するカメラ制御部151からのカメラ制御信号CCSに同期して、所定のフレームレートFR0で、基準カメラ111からは基準画像Ibが出力され、参照カメラ112からは参照画像Irが出力される。
記録部13は、例えばハードディスクや半導体メモリ等で構成され、後述する記録制御部152からの記録制御信号RCSに従って、後述する視認用画像データDsと3次元状態把握画像データDdとを、保存データとして記録する。
制御部15は、カメラ制御部151、記録制御部152およびフレームレート決定部153等で構成されている。制御部13の各部は、ハードウェアで構成されてもよいし、マイクロコンピュータとソフトウエアとを用いて、その機能を実現してもよい。
カメラ制御部151は、基準カメラ111の撮像動作と参照カメラ112の撮像動作とを同期させるためのカメラ制御信号CCSを出力する。
記録制御部152は、後述するフレームレート決定部153で決定されるフレームレートに従って記録制御信号RCSを出力して、記録部13の記録動作を制御する。
フレームレート決定部153は、カメラ制御部151からのカメラ制御信号CCSに同期して、所定のフレームレートFR0で基準カメラ111で撮像された基準画像Ibから、視認用画像データDsを生成して記録するための第1フレームレートFR1を決定して、データ生成部19に出力する。
同様に、フレームレート決定部153は、カメラ制御部151からのカメラ制御信号CCSに同期して所定のフレームレートFR0で基準カメラ111で撮像された基準画像Ibと、同様にして参照カメラ112で撮像された参照画像Irとから、3次元状態把握画像データDdを生成して記録するための第2フレームレートFR2を決定して、データ生成部19に出力する。第1フレームレートFR1および第2フレームレートFR2の決定方法は、図2で詳述する。
センサ部17は、ステレオ測定システム1を搭載した車両(以下、自車と言う)の速度を検知する車速センサ171や、自車のハンドルの操作状況を検知する操舵角センサ172等のセンサで構成されている。車速センサ171の出力である車速信号SS、および操舵角センサ172の出力である操舵角信号HSは、フレームレート決定部153に入力されて、第2フレームレートFR2の決定に反映される。操舵角センサ172の代わりに、加速度センサを用いて、自車の進行方向に垂直な方向の加速度を検出することで、自車のハンドルの操作状況を検知してもよい。
データ生成部19は、視認用画像データ生成部191および3次元状態把握画像データ生成部192等で構成される。データ生成部19の各部は、ハードウェアで構成されてもよいし、マイクロコンピュータとソフトウエアとを用いて、その機能を実現してもよい。
視認用画像データ生成部191は、基準カメラ111の基準画像Ibを第1フレームレートFR1で間引きした基準間引き画像Ib1に、圧縮処理あるいは画像サイズの縮小等のデータ量削減処理を施して、視認用画像データDsを生成し、記録部13に出力する。視認用画像データ生成部191に入力された基準画像Ibの内、第1フレームレートFR1で間引かれた画像は廃棄される。詳細は図3で後述する。
同様に、3次元状態把握画像データ生成部192は、第2フレームレートFR2に同期して撮像された基準カメラ111の基準画像Ibと参照カメラ112の参照画像Irとに3次元処理を施して、3次元状態把握画像データDdを生成し、記録部13に出力する。3次元状態把握画像データ生成部192に入力された基準画像Ibおよび参照画像Irの内、第2フレームレートFR2に同期していない画像は廃棄される。詳細は図4および図5で後述する。
次に、上述した第1の実施の形態における、フレームレート決定部153での第1フレームレートFR1および第2フレームレートFR2の決定方法について、図2を用いて説明する。図2は、フレームレート決定部153の構成を示すブロック図である。
図2において、フレームレート決定部153は、第1フレームレート決定部1531、第2フレームレート決定部1532、視差変化量演算部1533およびオプティカルフロー変化量演算部1534等で構成される。フレームレート決定部153の各部は、ハードウェアで構成されてもよいし、マイクロコンピュータとソフトウエアとを用いて、その機能を実現してもよい。
第1フレームレート決定部1531は、第1フレームレートFR1を決定する。第1フレームレートFR1は、自車および自車の周辺の状況には依存せずに所定の値に決定され、自車および自車の周辺の状況に変化が生じても変更されない。例えば、基準カメラ111が、所定のフレームレートFR0=30フレーム/秒(以下、fpsと言う)で撮像を行っているとした場合、第1フレームレートFR1がその1/2の15fpsに決定される。これによって、基準カメラ111で撮像された基準画像Ibの2フレームに1フレームが視認用画像データDsの生成に用いられ、残りの1フレームは廃棄される。
一方、第2フレームレート決定部1532は、第2フレームレートFR2を決定する。第2フレームレートFR2は、第1フレームレートFR1と同じまたは第1フレームレートFR1よりも低いレートで、自車および自車の周辺の状況に依存して決定され、自車および自車の周辺の状況に変化が生じると、動的に変更される。
なお、第2フレームレートFR2は、第1フレームレートFR1よりも高いレートであってもよいが、第1フレームレートFR1と同じまたは第1フレームレートFR1よりも低いレートとすることで、後述するように、状況把握に必要な情報を確保しながら、保存するデータ量を削減することができる。
第2フレームレート決定部1532には、自車の状況を示す、車速センサ171の出力である車速信号SS、および操舵角センサ172の出力である操舵角信号HSが入力される。
また、基準画像Ibおよび参照画像Irが視差変化量演算部1533に入力され、視差変化量演算部1533で視差の変化量が演算されて、視差変化量信号Prが第2フレームレート決定部1532に入力される。
同様に、基準画像Ibおよび参照画像Irがオプティカルフロー変化量演算部1534に入力され、オプティカルフロー変化量演算部1534でオプティカルフローの変化量が演算されて、オプティカルフロー変化量信号Ofが第2フレームレート決定部1532に入力される。視差変化量信号Prおよびオプティカルフロー変化量信号Ofは、自車の周辺の状況を示す信号である。
第2フレームレート決定部1532は、上述した車速信号SS、操舵角信号HS、視差変化量信号Prおよびオプティカルフロー変化量信号Ofの4つの信号の何れか1つまたは複数の信号の組み合わせに基づいて、第2フレームレートFR2を決定し、動的に変更する。
ここで、視差変化量信号Prおよびオプティカルフロー変化量信号Ofについて説明する。まず、視差変化量信号Prについて説明する。視差とは、三角測量の原理に基づく、同一の注目する被写体(以下、測定対象Osと言う)が存在する基準画像Ib上と参照画像Ir上との画面上の位置のズレ量のことで、視差は測定対象Osとの距離の逆数に比例し、視差が大きいほど測定対象Osとの距離が近く、視差が小さいほど遠い。
基準カメラ111と参照カメラ112との基線長D、基準カメラ111および参照カメラ112の撮像レンズの焦点距離、および視差の値から、測定対象Osまでの距離を演算することができる。
視差変化量とは上述した視差の時間的な変化量で、視差の変化が0(ゼロ)または小さい場合は、測定対象Osとの距離に変化がないか変化が小さい。視差が大きくなる方向に変化している場合は測定対象Osとの距離が近くなっており、視差が小さくなる方向に変化している場合は測定対象Osとの距離が遠くなっている。
従って、視差の変化が0(ゼロ)または小さい、あるいは視差が小さくなる方向に変化している場合は、測定対象Os、即ち前方の車両や人、障害物等までの距離が変わらない、あるいは遠ざかっている、つまり測定対象Osへの衝突の可能性は低いということになる。逆に、視差が大きくなる方向に変化している場合は、測定対象Osまでの距離が近づいている、つまり測定対象Osへの衝突の危険が迫っているということになる。このように、視差変化量信号Prを用いることで、自車と測定対象Osとの距離の変化を知ることができる。
次に、オプティカルフロー変化量信号Ofについて説明する。オプティカルフローとは、撮像された画像の中で測定対象Osの位置が時間的にどう変化したかを示すベクトルのことを言う。ステレオ画像を用いて前方の車両等の測定対象Osのオプティカルフローを演算することで、3次元オプティカルフローを得ることができ、3次元オプティカルフローの延長線と自車の進行方向とが交差する場合には、衝突の危険性があると判断できる。
従って、3次元オプティカルフローを用いることで、上述した視差変化量が示す測定対象Osとの距離のような自車の進行方向の変化だけでなく、例えば横の車線からの割り込みのような自車の進行方向に垂直な方向の変化を含む自車の周辺の状況の変化についても検出が可能となり、自車の周辺の状況の変化をより反映することができる。
第2フレームレート決定部1532に戻って、第2フレームレート決定部1532は、上述した車速信号SS、操舵角信号HS、視差変化量信号Prおよびオプティカルフロー変化量信号Ofの4つの信号の何れか1つまたは複数の信号の組み合わせに基づいて、第2フレームレートFR2を決定し、動的に変更する。
ここでは、自車および自車の周辺の状況を、通常状態CS1と要記録状態CS2との2つの状態に分類し、それぞれの状態で第2フレームレートFR2を決定する。
(通常状態CS1)
車速信号SS:定速走行あるいは所定範囲内の加減速
操舵角信号HS:直進あるいは所定範囲内の操舵角
視差変化量信号Pr:0(ゼロ)または小さい、あるいは視差が小さくなる方向に変化
オプティカルフロー変化量信号Of:衝突の危険性なし
以上の4条件を全て満足している場合には、衝突の危険性は低いと判断し、第2フレームレートFR2を低レートに設定する。例えば、基準カメラ111および参照カメラ112がFR0=30fpsで撮像を行っており、第1フレームレートFR1=15fpsの場合、第2フレームレートFR2をその1/2の7.5fpsに設定する。これによって、基準画像Ibおよび参照画像Irの4フレームに1フレームが3次元状態把握画像データDdの生成に用いられ、残りの3フレームは廃棄される。
(要記録状態CS2)
車速信号SS:所定範囲を越える加減速
操舵角信号HS:所定範囲を越える操舵角
視差変化量信号Pr:視差が大きくなる方向に変化
オプティカルフロー変化量信号Of:衝突の危険性あり
以上の4条件の内の1つでも当てはまる場合には、衝突の危険性があると判断し、第2フレームレートFR2を高レートに設定する。例えば、基準カメラ111および参照カメラ112がFR0=30fpsで撮像を行っており、第1フレームレートFR1=15fpsの場合、第2フレームレートFR2を第1フレームレートFR1と同じ15fpsに設定する。これによって、視認用画像データDsと同様に、基準画像Ibおよび参照画像Irの2フレームに1フレームが3次元状態把握画像データDdの生成に用いられ、残りの1フレームは廃棄される。
なお、上述した自車および自車の周辺の状況の判定には、車速信号SS、操舵角信号HS、視差変化量信号Prおよびオプティカルフロー変化量信号Ofの4つの信号全てを用いることが望ましいが、4つの信号の何れか1つまたは複数の組み合わせを用いることも可能である。例えば車速信号SSのみを用いて、車速信号SSが定速走行あるいは所定範囲内の加減速を示している場合は通常状態CS1と判定し、所定範囲を越える加減速を示している場合は要記録状態CS2と判定することもできる。
次に、データ生成部19の視認用画像データ生成部191での視認用画像データDsの生成方法について、図3を用いて説明する。図3は、視認用画像データ生成部191の構成と動作を示す模式図で、図3(a)は視認用画像データ生成部191の構成を示すブロック図、図3(b)は視認用画像データDsの生成過程を示す模式図である。
図3(a)において、視認用画像データ生成部191は、間引き部1911およびデータ量削減処理部1912等で構成される。視認用画像データ生成部191の各部は、ハードウェアで構成されてもよいし、マイクロコンピュータとソフトウエアとを用いて、その機能を実現してもよい。
基準カメラ111で所定のフレームレートFR0(例えば30fps)で撮像された基準画像Ibが、間引き部1911に入力される。間引き部1911は、フレームレート決定部153で決定された第1フレームレートFR1(例えば15fps)に従って基準画像Ibを間引きして基準間引き画像Ib1を生成し、出力する。基準間引き画像Ib1の生成に用いられなかったフレームの画像は廃棄される。
基準間引き画像Ib1は、データ量削減処理部1912でデータ量削減処理が施されて、視認用画像データ生成部191から視認用画像データDsとして出力される。データ量削減処理としては、例えば画像の圧縮処理や、画像サイズの縮小処理、あるいは画像の圧縮処理と画像サイズの縮小処理との両方等が考えられる。
視認用画像データDsは、撮像時の自車の周辺状況の把握に必要最低限の情報が得られればよいので、圧縮率あるいは縮小率を高くして、視認用画像データDsのデータ量の削減率を高くすることができる。
次に、視認用画像データDsの生成過程について、図3(b)を用いて説明する。なお、図3(b)では、図の左から右に示した時間軸tに従って、時系列的に撮像が進行しているものとする。また、第1フレームレートFR1は所定のフレームレートFR0の1/2に設定されるものとする。さらに、破線で示した画像は、間引き部1911での間引きの結果、廃棄された画像を示している。
図3(b)において、基準カメラ111からは、所定のフレームレートFR0で基準画像Ibが出力されている。基準画像Ibは、間引き部1911で第1フレームレートFR1で間引きされて、基準間引き画像Ib1が生成され、データ量削減処理部1912で圧縮処理や画像サイズの縮小処理等のデータ量削減処理が施されて、視認用画像データDsとして記録部13に記録される。
次に、データ生成部19の3次元状態把握画像データ生成部192での3次元状態把握画像データDdの生成方法について、図4および図5を用いて説明する。図4は、3次元状態把握画像データ生成部192の構成を示すブロック図であり、図5は、3次元状態把握画像データDdの生成方法を示す模式図である。
図4において、3次元状態把握画像データ生成部192は、画像選択部1921、視差計算部1922、3次元座標計算部1923および測定対象特定処理部1924等で構成される。3次元状態把握画像データ生成部192の各部は、ハードウェアで構成されてもよいし、マイクロコンピュータとソフトウエアとを用いて、その機能を実現してもよい。
基準カメラ111で所定のフレームレートFR0(例えば30fps)で撮像された基準画像Ibと、参照カメラ112で所定のフレームレートFR0で撮像された参照画像Irとが、画像選択部1921に入力される。
画像選択部1921は、入力された基準画像Ibおよび参照画像Irの内で、フレームレート決定部153で決定された第2フレームレートFR2(例えば7.5fpsあるいは15fps)に同期して撮像された基準画像Ibと参照画像Irとの組を、選択基準画像Ib2と選択参照画像Ir1との組として、視差計算部1922に向けて出力する。画像選択部1921に入力された基準画像Ibおよび参照画像Irの内、第2フレームレートFR2に同期していない画像は廃棄される。
視差計算部1922は、入力された選択基準画像Ib2と選択参照画像Ir1との組から、上述したフレームレート決定部153の視差変化量演算部1533と同様にして、前方の車両や障害物、人等の測定対象Osまでの距離を示す視差信号Psを計算し、3次元座標計算部1923に向けて出力する。視差計算部1922と視差変化量演算部1533とを兼用あるいは部分的に兼用してもよい。
3次元座標計算部1923は、入力された視差信号Psと、選択基準画像Ib2と選択参照画像Ir1との組とから、測定対象Osの存在する位置を示す視認用画像データDs上の位置座標と、測定対象Osまでの距離とを示す3次元座標信号Csを計算し、測定対象特定処理部1924に向けて出力する。視認用画像データDsは、基準画像Ibに間引き処理とデータ量削減処理を施した画像データであるから、視認用画像データDs上の測定対象Osの位置座標は、選択基準画像Ib2上の測定対象Osの位置座標から簡単に求めることができる。
測定対象特定処理部1924は、3次元座標計算部1923で計算された測定対象Osの視認用画像データDs上の位置座標と距離とを示す3次元座標信号Csに基づいて、測定対象Osを特定し、特定した測定対象Osをモデル化して表現した測定対象特定画像Iosを生成し、選択基準画像Ib2と選択参照画像Ir1との組とともに、3次元状態把握画像データDdとして出力する。モデル化の具体例は図7で詳述する。
なお、図4の例では、3次元状態把握画像データDdとして、測定対象特定画像Iosと選択基準画像Ib2と選択参照画像Ir1との組とを出力する例を示したが、3次元状態把握画像データ生成部192の処理能力の制約等から、測定対象特定画像Iosの生成までの処理を行えない場合等には、可能な範囲で上述した3次元状態把握画像データ生成部192の各部の処理を行い、その出力を3次元状態把握画像データDdとして出力してもよい。
例えば、画像選択部1921の出力である選択基準画像Ib2と選択参照画像Ir1との組を3次元状態把握画像データDdとして出力してもよいし、視差計算部1922の出力である視差信号Psと、選択基準画像Ib2と選択参照画像Ir1との組とを3次元状態把握画像データDdとして出力してもよい。また、3次元座標計算部1923の出力である測定対象Osの視認用画像データDs上の位置座標と距離とを示す3次元座標信号Csと、選択基準画像Ib2と選択参照画像Ir1との組とを3次元状態把握画像データDdとして出力してもよい。
次に、3次元状態把握画像データDdの生成方法について、図5を用いて説明する。図5は、上述した通常状態CS1から要記録状態CS2を経て再度通常状態CS1に戻る場合の3次元状態把握画像データDdとの形成過程を示す。
なお、図5および後述する図6では、図の左から右に示した時間軸tに従って、時系列的に撮像が進行しているものとする。また、第1フレームレートFR1は所定のフレームレートFR0の1/2に、第2フレームレートFR2は、通常状態CS1では第1フレームレートFR1の1/2に、要記録状態CS2では第1フレームレートFR1に等しく設定されるものとする。さらに、破線で示した画像は、画像選択部1921で廃棄された画像を示している。
図5において、時間t1のタイミングまでは、上述した通常状態CS1である。この状態では、所定のフレームレートFR0(例えば30fps)で撮像された基準カメラ111の基準画像Ibと参照カメラ112の参照画像Irとの組の内で、通常状態CS1での低レートの第2フレームレートFR2(例えば7.5fps)に同期して撮像された画像の組が選択基準画像Ib2と選択参照画像Ir1との組として選択される。
選択された選択基準画像Ib2と選択参照画像Ir1との組に、上述した視差計算部1922、3次元座標計算部1923および測定対象特定処理部1924の各部での処理が施され、3次元状態把握画像データDdが出力されて、通常状態CS1での低レートの第2フレームレートFR2で記録される。
時間t1のタイミングで、上述した車速信号SS、操舵角信号HS、視差変化量信号Prおよびオプティカルフロー変化量信号Ofの4つの信号の何れか1つが要記録状態CS2の判定条件に当てはまったために、自車および自車の周辺の状況を示す状態が、通常状態CS1から要記録状態CS2に切り替えられる。
この状態では、所定のフレームレートFR0(例えば30fps)で撮像された基準カメラ111の基準画像Ibと参照カメラ112の参照画像Irとの組の内で、要記録状態CS2での高レートの第2フレームレートFR2(例えば15fps)に同期して撮像された画像の組が選択基準画像Ib2と選択参照画像Ir1との組として選択される。
選択された選択基準画像Ib2と選択参照画像Ir1との組に、上述した視差計算部1922、3次元座標計算部1923および測定対象特定処理部1924の各部での処理が施され、3次元状態把握画像データDdが出力されて、要記録状態CS2での高レートの第2フレームレートFR2で記録される。
この状態は時間t2まで継続され、その間は3次元状態把握画像データDdが高レートの第2フレームレートFR2で記録され続ける。従って、もし追突事故等が発生した場合、第1フレームレートFR1で記録された視認用画像データDsと、要記録状態CS2での高レートの第2フレームレートFR2(ここでは第1フレームレートFR1に等しい)で記録された3次元状態把握画像データDdとに基づいて、より精度の高い事故原因の解析等を行うことができる。
時間t2のタイミングで、上述した4つの信号が全て通常状態CS1の条件に戻ったために、要記録状態CS2の状態から、再度通常状態CS1の状態に戻り、通常状態CS1での低レートの第2フレームレートFR2で3次元状態把握画像データDdの記録が行われる。
なお、上述した通常状態CS1から要記録状態CS2を経て再度通常状態CS1に戻る全ての状態において、図3(b)に示したように、基準画像Ibから生成された視認用画像データDsの記録部13への記録も行われている。
上述したように、第1の実施の形態によれば、自車および自車の周辺の状況を示す、車速信号SS、操舵角信号HS、視差変化量信号Prおよびオプティカルフロー変化量信号Ofの4つの信号に基づいて、3次元状態把握画像データDdを記録する第2フレームレートFR2を動的に決定して、衝突の危険がある場合等に3次元状態把握画像データDdを高フレームレートで生成して記録することで、より精度の高い事故原因の解析等に繋げることができるとともに、それ以外の場合には、3次元状態把握画像データDdを低フレームレートで生成して記録することにより、記録時間の延長が図れ、ハードディスクや半導体メモリ等の記録媒体の小容量化が図れ、装置の小型化、低コスト化が図れる。
次に、ステレオ測定システムの第2の実施の形態について、図6を用いて説明する。第2の実施の形態では、第1の実施の形態とは異なり、自車および自車の周辺の状況が通常状態CS1にある場合には3次元状態把握画像データDdの生成および記録を行わず、要記録状態CS2の場合のみ、3次元状態把握画像データDdの生成と記録部13への記録とを行う。
この時の3次元状態把握画像データDdの形成過程を、図6に示す。図6は、第2の実施の形態における3次元状態把握画像データDdの生成方法を示す模式図で、図5と同様の、通常状態CS1から要記録状態CS2を経て再度通常状態CS1に戻る場合の3次元状態把握画像データDdの形成過程を示す。
図6において、時間t1のタイミングまでは、上述した通常状態CS1であり、基準カメラ111は所定のフレームレートFR0で基準画像Ibの撮像を行い、参照カメラ112も所定のフレームレートFR0で参照画像Irの撮像を行っているが、3次元状態把握画像データDdの生成と記録は行っていない。
時間t1のタイミングで、上述した車速信号SS、操舵角信号HS、視差変化量信号Prおよびオプティカルフロー変化量信号Ofの4つの信号の何れか1つが要記録状態CS2の判定条件に当てはまったために、上述した通常状態CS1の状態から要記録状態CS2の状態に切り替えられる。
この状態では、所定のフレームレートFR0(例えば30fps)で撮像された基準カメラ111の基準画像Ibと参照カメラ112の参照画像Irとの組の内で、要記録状態CS2での高レートの第2フレームレートFR2(例えば15fps)に同期して撮像された画像の組が選択基準画像Ib2と選択参照画像Ir1との組として選択される。
選択された選択基準画像Ib2と選択参照画像Ir1との組に、上述した視差計算部1922、3次元座標計算部1923および測定対象特定処理部1924の各部での処理が施され、3次元状態把握画像データDdが出力されて、要記録状態CS2での高レートの第2フレームレートFR2で記録される。
この状態は時間t2まで継続され、その間は3次元状態把握画像データDdが高レートの第2フレームレートFR2で記録され続ける。従って、もし追突事故等が発生した場合、第1フレームレートFR1で記録された視認用画像データDsと、要記録状態CS2での高レートの第2フレームレートFR2(ここでは第1フレームレートFR1に等しい)で記録された3次元状態把握画像データDdとに基づいて、より精度の高い事故原因の解析等を行うことができる。
時間t2のタイミングで、上述した4つの信号が全て通常状態CS1の条件に戻ったために、要記録状態CS2の状態から、再度通常状態CS1の状態に戻り、基準カメラ111も参照カメラ112も、撮像は行うが3次元状態把握画像データDdの生成および記録は行わない状態となる。
なお、上述した通常状態CS1から要記録状態CS2を経て再度通常状態CS1に戻る全ての状態において、図3(b)に示したように、基準画像Ibから生成された視認用画像データDsの記録部13への記録も行われている。
上述したように、第2の実施の形態によれば、自車および自車の周辺の状況を示す、車速信号、操舵角信号、視差変化量信号およびオプティカルフロー変化量信号の4つの信号に基づいて、3次元状態把握画像データを記録する第2フレームレートを動的に決定して、衝突の危険がある場合等のみに3次元状態把握画像データを高フレームレートで生成し記録することで、より精度の高い事故原因の解析等に繋げることができるとともに、危険のない場合には3次元状態把握画像データの生成および記録を行わないことで、記録時間の延長が図れ、ハードディスクや半導体メモリ等の記録媒体の小容量化が図れ、装置の小型化、低コスト化が図れる。
次に、本発明における動画再生システムについて、図7を用いて説明する。図7は、本発明における動画再生システム2を示す模式図で、図7(a)は第1の表示例を、図7(b)は第2の表示例を示す。
図7(a)および(b)において、動画再生システム2は、画像情報表示部21、3次元情報表示部23および再生制御部25等で構成される。
画像情報表示部21は、再生制御部25に連動して、ステレオ測定システム1の記録部13に記録された視認用画像データDsを再生表示する。
3次元情報表示部23は、画像情報表示部21に表示された視認用画像データDsに連動して、ステレオ測定システム1の記録部13に記録された3次元状態把握画像データDdに基づく3次元情報を再生表示する。
再生制御部25は、再生釦251およびスライダ253等で構成されている。再生釦251が押されることで、図3(b)の時間軸tに従って、視認用画像データDsが順次画像情報表示部21に再生表示される。またスライダ253を図の左右にスライドさせることで、時間軸tの任意の時間の視認用画像データDsを、画像情報表示部21に再生表示することもできる。
図7(a)の第1の表示例では、測定対象Osに関する3次元情報の内、画像情報表示部21に再生表示されている視認用画像データDsの撮像タイミングから所定フレーム数前までのフレームにある3次元状態把握画像データDdに基づく3次元情報のみが、3次元情報表示部23に表示される。撮像タイミングから所定フレーム数前までのフレームに、3次元状態把握画像データDdに基づく3次元情報が存在しない場合は、3次元情報表示部23には何も表示しない。
図7(b)の第2の表示例では、3次元状態把握画像データDdに基づく測定対象Osに関する3次元情報の全てが3次元情報表示部23に表示される。そして、画像情報表示部21に再生表示されている視認用画像データDsの撮像タイミングから所定フレーム数前までのフレームにある3次元状態把握画像データDdに基づく3次元情報が、測定対象Osをモデル化して表現した測定対象特定画像Ios(ここでは、破線で表示された直方体)を用いて強調表示される。撮像タイミングから所定フレーム数前までのフレームに、3次元状態把握画像データDdに基づく3次元情報が存在しない場合は、上述した測定対象特定画像Iosによる強調表示は行わない。
上述したように、本発明における動画再生システムによれば、画像情報表示部に再生表示された視認用画像データに連動して、3次元情報表示部に3次元状態把握画像データに基づく3次元情報を再生表示することで、データ量を削減した保存データを用いても、状況把握に必要な情報が確保され、衝突等の場合に、より精度の高い事故原因の解析等に繋げることができる動画再生システムを提供することができる。
以上に述べたように、本発明によれば、基準カメラで撮像された基準画像に第1フレームレートに基づいてデータ量削減処理を施して視認用画像データを生成し、基準画像と参照カメラで撮像された参照画像とから第2フレームレートに基づいて3次元状態把握画像データを生成し、視認用画像データと3次元状態把握画像データとを保存データとして保存することで、状況把握に必要な情報を確保しながら、保存するデータ量を削減したステレオ測定システムを提供することができ、視認用画像データに連動して3次元状態把握画像データに基づく3次元情報を表示する動画再生システムを提供することができる。
なお、本発明に係るステレオ測定システムおよび動画再生システムを構成する各構成の細部構成および細部動作に関しては、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
1 ステレオ測定システム
11 カメラ部
111 基準カメラ
112 参照カメラ
13 記録部
15 制御部
151 カメラ制御部
152 記録制御部
153 フレームレート決定部
1531 第1フレームレート決定部
1532 第2フレームレート決定部
1533 視差変化量演算部
1534 オプティカルフロー変化量演算部
17 センサ部
171 車速センサ
172 操舵角センサ
19 データ生成部
191 視認用画像データ生成部
1911 間引き部
1912 データ量削減処理部
192 3次元状態把握画像データ生成部
1921 画像選択部
1922 視差計算部
1923 3次元座標計算部
1924 測定対象特定処理部
2 動画再生システム
21 画像情報表示部
23 3次元情報表示部
25 再生制御部
251 再生釦
253 スライダ
CCS カメラ制御信号
Cs 3次元座標信号
CS1 通常状態
CS2 要記録状態
D 基線長
Dd 3次元状態把握画像データ
Ds 視認用画像データ
FR0 所定のフレームレート
FR1 第1フレームレート
FR2 第2フレームレート
HS 操舵角信号
Ib 基準画像
Ib1 基準間引き画像
Ib2 選択基準画像
Ios 測定対象特定画像
Ir 参照画像
Ir1 選択参照画像
Of オプティカルフロー変化量信号
Os 測定対象
Pr 視差変化量信号
Ps 視差信号
SS 車速信号

Claims (8)

  1. ステレオ画像の基準画像を撮像する基準カメラと、ステレオ画像の参照画像を撮像する参照カメラとの少なくとも2台のカメラを有するカメラ部と、
    前記カメラ部で撮像された画像データを、保存データとして記録する記録部と、
    前記カメラ部および前記記録部の動作を制御する制御部とを備え、
    車両に搭載されて、前記車両の周辺のステレオ画像を取得するステレオ測定システムにおいて、
    前記記録部に記録する前記保存データのフレームレートを決定するフレームレート決定部と、
    前記基準画像に、前記フレームレート決定部で決定された第1フレームレートに基づいてデータ量削減処理を施して視認用画像データを生成する視認用画像データ生成部と、
    前記フレームレート決定部で決定された第2フレームレートに同期したタイミングで、撮像された前記基準画像と前記参照画像との組に基づいて、測定対象の3次元状態を把握するための3次元状態把握画像データを生成する3次元状態把握画像データ生成部とを備え、
    前記基準画像は、所定のフレームレートで前記基準カメラから出力され、
    前記第1のフレームレートは、前記所定のフレームレートのレートより低く、
    前記第2フレームレートは、
    前記フレームレート決定部によって、前記カメラ部の撮像時における前記車両および前記車両の周辺の状況に依存して前記第1フレームレートのレート以下になるように動的に決定され、
    前記記録部は、
    前記視認用画像データ生成部で生成された前記視認用画像データと、前記3次元状態把握画像データ生成部で生成された前記3次元状態把握画像データとを、前記保存データとして記録することを特徴とするステレオ測定システム。
  2. 前記フレームレート決定部は、以下の条件の何れか1つまたは複数の条件の組み合わせに依存して、前記第2フレームレートを動的に決定することを特徴とする請求項1に記載のステレオ測定システム。
    条件
    1)前記車両の速度
    2)前記車両のハンドルの操作状況
    3)前記カメラ部の少なくとも何れか1台のカメラでのオプティカルフローの変化量
    4)前記基準カメラと前記参照カメラとの視差の時間的な変化量
  3. 前記データ量削減処理は、圧縮処理であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のステレオ測定システム。
  4. 前記データ量削減処理は、画像サイズの縮小処理であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のステレオ測定システム。
  5. 前記3次元状態把握画像データは、前記測定対象に対する前記基準カメラと前記参照カメラとの視差を示す視差情報を含む画像であることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載のステレオ測定システム。
  6. 前記3次元状態把握画像データは、前記測定対象の前記視認用画像データの上での位置を示す座標と、前記基準画像と前記参照画像とから演算された距離データとを含む距離画像であることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載のステレオ測定システム。
  7. 前記3次元状態把握画像データは、前記測定対象の前記視認用画像データの上での位置を示す座標と、前記基準画像と前記参照画像とから演算された3次元座標と、測定対象特定処理に基づいて前記測定対象を特定したモデル画像とを含む3次元画像であることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載のステレオ測定システム。
  8. 画像情報表示部と、
    3次元情報表示部とを備え、
    前記画像情報表示部に、請求項1から7の何れか1項に記載のステレオ測定システムで記録された前記視認用画像データを表示し、
    前記3次元情報表示部に、前記画像情報表示部に表示された前記視認用画像データに連動して、請求項1から7の何れか1項に記載のステレオ測定システムで記録された前記3次元状態把握画像データに基づく3次元情報を表示することを特徴とする動画再生システム。
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