JP5439341B2 - 重畳緩和信号解析装置、重畳緩和信号解析方法及び重畳緩和信号解析プログラム - Google Patents

重畳緩和信号解析装置、重畳緩和信号解析方法及び重畳緩和信号解析プログラム Download PDF

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本発明は、重畳緩和信号を解析する技術に関する。
従来より、複数の緩和信号が重畳した重畳緩和信号、例えば、核磁気共鳴(NMR:Nuclear Magnetic Resonance)の信号の解析には、フーリエ変換に基づく解析手法が用いられている(特許文献1参照)。これらは、一般的に、フーリエ変換核磁気共鳴分析(FT−NMR)と称されている。
特開平6−233749号公報
しかしながら、フーリエ変換は周波数分解能が低いため、複数の緩和信号を周波数軸上で分離するには極めて強い磁場が必要であり実施上不便であった。具体的に言えば、いわゆるラーモア周波数は磁場強度に比例することから、ラーモア周波数の周波数差も磁場の強度に比例するため、強磁場を生成する大規模で高価な装置が必要であった。
本発明は、上記を鑑みてなされたものであり、重畳緩和信号を高解像度で分析することを課題とする。
請求項1に記載の重畳緩和信号解析装置は、複数の緩和信号が重畳された重畳緩和信号の時系列データS(nは時系列データのインデックス)を記憶する記憶手段と、重畳緩和信号の時系列データSの波形を線形近似する式Σm=1 n−m(Mは1以上の自然数)を用いて、前記記憶手段から読み出した重畳緩和信号の時系列データSを解析する解析手段と、抽出手段と、を有し、前記解析手段は、時間依存自己相関行列を用いてΣ n=0 N−1 (S −Σ m=1 n−m で定義される式の値が最小となる係数a を算出し、算出された係数a を用いたXに関する0=1−Σ m=1 なる式を因数分解することによって得られる、0=П m=1 (1−exp(F ΔT)X)なる式(ΔTは重畳緩和信号の時系列データS のサンプリング間隔)を満たすM個の複素特徴量F を算出し、前記抽出手段は、前記M個の複素特徴量F を用いてminΣ n=0 N−1 (S −Σ m=1 exp(nF ΔT)) が成立するM個の係数C を算出し、各係数C にそれぞれ対応する複素特徴量F を|C |の大きい順で出力することを特徴とする。
本発明によれば、線形近似式に含まれる係数aを時間依存自己相関行列を用いて計算するため、重畳緩和信号を高解像度で分析できる。
本発明によれば、線形近似式に含まれる係数aを時間依存自己相関行列を用いて計算し、複素特徴量Fの実部を緩和信号の減衰率とし、虚部を2πで除算した値を緩和信号の周波数とするため、複数の緩和信号を高解像度で分離できる。これにより、弱い磁場であっても、複数の緩和信号を周波数軸上で分離できるため、例えばNMR装置の小型化や低価格化を実現できる。
本発明によれば、算出されたM個の複素特徴量Fを用いて、minΣn=0 N−1(S−Σm=1 exp(nFΔT))が成立するM個の係数Cを選択し、各係数Cにそれぞれ対応する複素特徴量Fを|C|の大きい順で出力するため、緩和信号を主要順に出力できる。
請求項に記載の重畳緩和信号解析方法は、コンピュータにより行う重畳緩和信号解析方法において、複数の緩和信号が重畳された重畳緩和信号の時系列データS(nは時系列データのインデックス)を記憶手段に記憶する記憶ステップと、重畳緩和信号の時系列データSの波形を線形近似する式Σm=1 n−m(Mは1以上の自然数)を用いて、前記記憶手段から読み出した重畳緩和信号の時系列データSを解析する解析ステップと、抽出ステップと、を有し、前記解析ステップにおいて時間依存自己相関行列を用いてΣ n=0 N−1 (S −Σ m=1 n−m で定義される式の値が最小となる係数a を算出し、算出された係数a を用いたXに関する0=1−Σ m=1 なる式を因数分解することによって得られる、0=П m=1 (1−exp(F ΔT)X)なる式(ΔTは重畳緩和信号の時系列データS のサンプリング間隔)を満たすM個の複素特徴量F を算出し、前記抽出ステップにおいて、前記M個の複素特徴量F を用いてminΣ n=0 N−1 (S −Σ m=1 exp(nF ΔT)) が成立するM個の係数C を算出し、各係数C にそれぞれ対応する複素特徴量F を|C |の大きい順で出力することを特徴とする。
本発明によれば、線形近似式に含まれる係数aを時間依存自己相関行列を用いて計算するため、重畳緩和信号を高解像度で分析できる。
本発明によれば、線形近似式に含まれる係数aを時間依存自己相関行列を用いて計算し、複素特徴量Fの実部を緩和信号の減衰率とし、虚部を2πで除算した値を緩和信号の周波数とするため、複数の緩和信号を高解像度で分離できる。これにより、弱い磁場であっても、複数の緩和信号を周波数軸上で分離できるため、例えばNMR装置の小型化や低価格化を実現できる。
本発明によれば、算出されたM個の複素特徴量Fを用いて、minΣn=0 N−1(S−Σm=1 exp(nFΔT))が成立するM個の係数Cを選択し、各係数Cにそれぞれ対応する複素特徴量Fを|C|の大きい順で出力するため、緩和信号を主要順に出力できる。
請求項に記載の重畳緩和信号解析プログラムは、請求項に記載の重畳緩和信号解析方法における各ステップをコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明によれば、重畳緩和信号を高解像度で分析できる。
第1の実施の形態に係る重畳緩和信号解析装置の機能ブロック構成を示す図である。 第2の実施の形態に係る重畳緩和信号解析装置の機能ブロック構成を示す図である。 各実施の形態の効果を説明する図である。 各実施の形態の効果を説明する図である。
以下、本発明を実施する一実施の形態について図面を用いて説明する。但し、本発明は多くの異なる様態で実施することが可能であり、本実施の形態の記載内容に限定して解釈すべきではない。
〔第1の実施の形態〕
図1は、第1の実施の形態に係る重畳緩和信号解析装置の機能ブロック構成を示す図である。この重畳緩和信号解析装置100は、複数の緩和信号が重畳した重畳緩和信号を入力する信号入力部11と、入力された重畳緩和信号を記憶する信号記憶部12と、その重畳緩和信号を解析する信号解析部13と、その解析結果を出力する解析結果出力部14とで構成されている。以下、それら各部の機能について詳述する。
信号入力部11は、解析対象であるアナログの重畳緩和信号(アナログ電気信号)を入力し、サンプリングしてデジタル信号形式に変換して、重畳緩和信号の時系列データS(nは時系列データのインデックス)として信号解析部13に出力又は信号記憶部12に記憶する機能を有している。
信号解析部13は、信号入力部11から出力され又は信号記憶部12から読み出した時系列データSを後述するアルゴリズムにしたがって解析し、M個の複素特徴量Fを算出する機能を有している。
解析結果出力部14は、信号解析部13から出力された出力結果を他に出力する機能を有している。ここで言う他とは、重畳緩和信号解析装置100の外部でもよいし、当該装置内の他の機能部(不図示)でもよい。
次に、信号解析部13での解析に用いられるアルゴリズムについて以下詳述する。
まず、時系列データSの解析にあたり、重畳緩和信号の波形を線形近似するために係数aを用い、その係数aなるパラメタの数をM個とし、そのm番目のパラメタをaと表記するものとする。なお、Mは1以上の自然数であり、必要に応じて、分離抽出しようとする波形成分数の3倍を目安に選ぶことが好ましい。
その上で、重畳緩和信号の波形を線形近似するため、以下の式(1)に示す線形近似式を考える。
Figure 0005439341
次に、この式(1)に含まれる係数aの値を、以下の式(2)で与えられる近似残差が最小になるという条件で求める。
Figure 0005439341
1回の解析に用いる時系列データSのデータ数はM+Nとなる。Nの値は、1以上の自然数であり、分離抽出しようとする波形成分の減衰率の逆数に対応する時間の1〜3倍程度に対応する値とすることが望ましい。Nが大きいほど原理的には解析の安定性は高くなるが、その一方で、波形成分が時間と共に減衰することから、背景ノイズの影響を受けやすくなるというデメリットがあるためである。
ここで、上記係数aの値を、以下の式(3)で定義する時間依存自己相関係数を用いた式(4)の時間依存自己相関行列を対角化することによって計算する。
Figure 0005439341
Figure 0005439341
次に、上記式(1)〜式(4)を用いて計算された係数aを係数に用いたXに関する以下の式(5)を、
Figure 0005439341
DKA法等の公知の因数分解手法を用いた数値計算によって数値的に得られるM個の根を用いて因数分解する。これにより、式(5)は式(6)の形に変形することができ、この式(6)中のM個の複素特徴量Fが算出される。
Figure 0005439341
なお、ΔTは時系列データSのサンプリング間隔である。
最後に、M個の複素特徴量Fの実部を緩和信号の減衰率とし、虚部を2πで割った値を当該緩和信号の周波数として、解析結果出力部14に出力する。
次に、重畳緩和信号解析装置の動作について説明する。
最初に、信号入力部11により、アナログの重畳緩和信号が外部から入力されデジタル信号形式に変換された後に、時系列データSとして信号解析部13に出力される(S1)。
次に、信号解析部13により、信号入力部11から出力された重畳緩和信号の時系列データSを線形近似する上記式(1)を定義する。この式(1)を用いることにより、近似残差の最小値を求める上記式(2)が導出され、これを解くことにより、係数aの値が算出される(S2)。但し、係数aは、上記式(3)を係数に用いた上記式(4)の時間依存自己相関行列を対角化することにより算出される。
次に、信号解析部13により、算出された係数aを用いたXに関する上記式(5)が定義され、定義された式(5)が因数分解されることにより得られた式(6)を満たすM個の複素特徴量Fが算出される(S3)。
次に、信号解析部13により、算出された複素特徴量Fの実部が緩和信号の減衰率とされ、虚部を2πで割った値が当該緩和信号の周波数とされた解析結果が、解析結果出力部14に出力される(S4)。
最後に、解析結果出力部14により、M個の緩和信号の各減衰率及び各周波数が外部に出力される(S5)。
以上より、本実施の形態によれば、時間依存自己相関行列を用いるため、複数の緩和信号が重畳した重畳緩和信号から、その信号波を構成している各緩和信号波形成分の周波数と減衰率とを分離抽出できる。
〔第2の実施の形態〕
図2は、第2の実施の形態に係る重畳緩和信号解析装置の機能ブロック構成を示す図である。この重畳緩和信号解析装置100は、第1の実施の形態に係る重畳緩和信号解析装置100を構成している信号解析部13と解析結果出力部14との間に主要波抽出部15を更に備えている。なお、信号入力部11と、信号記憶部12と、信号解析部13は、第1の実施の形態で説明した機能と同じ機能を有している。
主要波抽出部15は、信号解析部13で算出されたM個の複素特徴量Fから主要な緩和信号(主要な緩和信号の波)を抽出する機能を有している。
すなわち、主要波抽出部15は、信号解析部13によって算出されたM個の複素特徴量Fを用いて、以下の式(7)が成立するM個の係数Cを選ぶ。なお、この係数Cの算出には、最小自乗法等の公知の方法を用いて計算可能である。
Figure 0005439341
こうして得られたM個の係数CをCの絶対値(|C|)の大きい方から順に並べ、並べられた各係数Cに対応する複素特徴量Fと合わせて、Cの絶対値の大きい順に解析結果出力部14に順次出力する。
の絶対値の大きい順が主要な波の順となり、Cの絶対値が最大の係数Cに対応する複素特徴量Fが、M個の緩和信号のうち最も主要な緩和信号である。 その後、解析結果出力部14は、複素特徴量Fの入力順に、複素特徴量Fの実部を緩和信号の減衰率とし、虚部を2πで割った値を当該緩和信号の周波数として、外部に順次出力する。
以上より、本実施の形態によれば、算出されたM個の複素特徴量Fを用いて、式(7)が成立するM個の係数Cを選び、各係数Cにそれぞれ対応する複素特徴量FをCの絶対値の大きい順で出力するため、緩和信号を主要順に出力できる。
以下、各実施の形態より得られる効果について、実験結果を踏まえて以下説明する。
図3(a)は、解析対象である重畳緩和信号の波形である。ここでは、20kHzでサンプリングしている。
図3(b)は、図3(a)の波形を構成する3つの緩和信号の波形成分である。ここでは、周波数が1.2kHzで減衰率が−0.30/ms、周波数が1.1kHzで減衰率が−0.20/ms、周波数が1.0kHzで減衰率が−0.25/ms、という3つの緩和信号を採用している。
本発明の目的は、これまで説明したように、図3(a)で示された重畳緩和信号波形から、図3(b)で示された各緩和信号波形成分の周波数と減衰率とを分離抽出することにある。
図3(c)と図3(d)とは、第1の実施の形態に基づいて図3(a)に示した重畳緩和信号波形を解析した結果であり、それぞれ、周波数成分と減衰率成分とをプロットしたものである。ここで、信号解析で使用したMとNとを、それぞれ10と40とに設定している。図3(a)のサンプリングが20kHzであることから、1回の解析に用いられる時間幅は(M+N)/20kHz、すなわち、2.5msとなる。この理由により、図3(c)と図3(d)とは、2.5msの位置からプロットされている。
図3(c)によれば、1.0kHz、1.1kHz、1.2kHzの位置に3本の線がプロットされている。また、図3(d)によれば、−0.30/ms、−0.25/ms、−0.20/msの位置に3本の線がプロットされている。これら解析結果より、図3(a)に示した重畳緩和信号波形から、図3(b)に示す3つの波形成分の周波数と減衰率とが得られていることが把握できる。
図3(c)及び図3(d)は、図3(a)及び図3(b)との比較を容易にするために横軸を時間軸にしているが、図3(b)に示された3つの波形成分に関する情報を得るのには不向きである。そこで、図3(b)に示された3つの波形成分に関する情報を見易くするために、横軸を周波数軸、縦軸を減衰率軸にしたものを図4(a)に示す。
図4(a)によれば、図3(b)に示された3つの波形成分の周波数と減衰率とが3つの点としてプロットされており、図3(a)に示された重畳緩和信号波形から、図3(b)で示された各波形成分の周波数と減衰率とが正確に分離抽出されていることが把握できる。
参考までに、本発明の効果を明らかにするため、離散フーリエ変換を用いた従来手法による解析結果を図4(b)に示す。この解析に用いるサンプル数は、図4(a)で示したものと同じ50サンプル(=M+N)であり、これは2.5ms幅のサンプルに相当する。図4(b)に示す従来の解析結果によれば、1kHz周辺に何かしらの信号の存在が予測できるが、これが3つの緩和波形の重ね合わせであることまでは読み取りできない。
以上より、本発明によれば、線形近似式に含まれる係数aを時間依存自己相関行列を用いて計算するので、重畳緩和信号を高解像度で分析できる。
また、本発明によれば、線形近似式に含まれる係数aを時間依存自己相関行列を用いて計算し、複素特徴量Fの実部を緩和信号の減衰率とし、虚部を2πで除算した値を緩和信号の周波数とするので、複数の緩和信号を高解像度で分離できる。これにより、弱い磁場であっても、複数の緩和信号を周波数軸上で分離できるので、例えばNMR装置の小型化や低価格化を実現できる。
最後に、本実施の形態で説明した重畳緩和信号解析装置100は、コンピュータで構成される。すなわち、信号記憶部12は、メモリやハードディスク等の記憶手段で実現される。また、信号入力部11と、信号解析部13と、解析結果出力部14と、主要波抽出部15とは、CPU等の演算手段で実現され、プログラムで実行される。
また、本実施の形態で説明した重畳緩和信号解析装置100をプログラムとして光記憶装置や磁気記憶装置等の記録媒体に読出可能に記録し、この記録媒体をコンピュータに組み込んだり、若しくは記録媒体に記録されたプログラムを、任意の通信回線を介してコンピュータにダウンロードしたり、又は記録媒体からインストールし、該プログラムでコンピュータを動作させることにより、上述した各処理動作を重畳緩和信号解析装置100として機能させることができるのは勿論である。
100…重畳緩和信号解析装置
11…信号入力部
12…信号記憶部
13…信号解析部
14…解析結果出力部
15…主要波抽出部
S1〜S5…ステップ

Claims (3)

  1. 複数の緩和信号が重畳された重畳緩和信号の時系列データS(nは時系列データのインデックス)を記憶する記憶手段と、
    重畳緩和信号の時系列データSの波形を線形近似する式Σm=1 n−m(Mは1以上の自然数)を用いて、前記記憶手段から読み出した重畳緩和信号の時系列データSを解析する解析手段と、
    抽出手段と、を有し、
    前記解析手段は、
    時間依存自己相関行列を用いてΣ n=0 N−1 (S −Σ m=1 n−m で定義される式の値が最小となる係数a を算出し、算出された係数a を用いたXに関する0=1−Σ m=1 なる式を因数分解することによって得られる、0=П m=1 (1−exp(F ΔT)X)なる式(ΔTは重畳緩和信号の時系列データS のサンプリング間隔)を満たすM個の複素特徴量F を算出し、
    前記抽出手段は、
    前記M個の複素特徴量F を用いてminΣ n=0 N−1 (S −Σ m=1 exp(nF ΔT)) が成立するM個の係数C を算出し、各係数C にそれぞれ対応する複素特徴量F を|C |の大きい順で出力することを特徴とする重畳緩和信号解析装置。
  2. コンピュータにより行う重畳緩和信号解析方法において、
    複数の緩和信号が重畳された重畳緩和信号の時系列データS (nは時系列データのインデックス)を記憶手段に記憶する記憶ステップと、
    重畳緩和信号の時系列データS の波形を線形近似する式Σ m=1 n−m (Mは1以上の自然数)を用いて、前記記憶手段から読み出した重畳緩和信号の時系列データS を解析する解析ステップと、
    抽出ステップと、を有し、
    前記解析ステップにおいて、
    時間依存自己相関行列を用いてΣ n=0 N−1 (S −Σ m=1 n−m で定義される式の値が最小となる係数a を算出し、算出された係数a を用いたXに関する0=1−Σ m=1 なる式を因数分解することによって得られる、0=П m=1 (1−exp(F ΔT)X)なる式(ΔTは重畳緩和信号の時系列データS のサンプリング間隔)を満たすM個の複素特徴量F を算出し、
    前記抽出ステップにおいて、
    前記M個の複素特徴量F を用いてminΣ n=0 N−1 (S −Σ m=1 exp(nF ΔT)) が成立するM個の係数C を算出し、各係数C にそれぞれ対応する複素特徴量F を|C |の大きい順で出力することを特徴とする重畳緩和信号解析方法。
  3. 請求項2に記載の重畳緩和信号解析方法における各ステップをコンピュータに実行させることを特徴とする重畳緩和信号解析プログラム。
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