JP3836847B2 - 周波数解析方法および装置 - Google Patents

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Description

本発明は、非定常的な信号の時間波形の解析を可能とする周波数解析方法および装置に関する。
信号波形の解析には、フーリエ変換によって得られるパワースペクトルを用いることが一般的である。しかし、フーリエ変換は、実数周波数を用いて時系列を特徴つけようとするものであるため、時系列に周期性のあることが前提とされる。このため、過渡現象の解析や、例えばランダムに発生するパルス的な信号や、減衰・発散などを伴う信号といった非定常的な信号の解析には不適であるという問題がある。
過渡現象の解析は、ウェーブレット解析を用いることにより可能であるが、解析によって得られる情報の物理的意味が不明確であるという問題がある。また、ウェーブレット解析は計算量が多く、リアルタイム解析が困難であるという問題がある。さらには、時間分解能を高めようとすると周波数分解能が低下するといった、時間・周波数分解能の両立が困難であるという問題がある。
一方、人の音声を解析する場合には、ホルマント解析が用いられるが、ホルマント解析を基礎とする技術は、信号が区間的に定常的であることを前提としており、区間的にも定常性を持たない信号の解析には用いられていなかった。人の音声以外へのホルマント解析の適用としては、例えば特許文献1が知られているが、この文献においても信号の定常性が前提とされている。
特許第3453130号公報
このように、従来の技術では、非定常的な信号を有効に解析できないという問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、その目的とするとするところは、非定常的な時系列信号を解析し得る周波数解析方法および装置を提供することにある。
第1の本発明に係る周波数解析方法は、時系列信号を記憶した記憶手段から前記時系列信号を読み出すステップと、前記時系列信号を有限長の区間に分割するステップと、前記時系列信号を用いて各区間ごとに時系列信号をe2πiFktの項を含む式で表される波形の集合体として表したときの複素周波数Fkを算出するステップと、を有することを特徴とする。
本発明にあっては、時系列信号を有限長の区間に分割し、各区間ごとに時系列信号をe2πiFktを含む式で表される波形の集合体として特徴づける1個以上の複素周波数Fk=fk+ibkを算出することで、フーリエ変換では得ることのできない虚数部bkが得られるようにして、非定常的な信号の時間波形の解析を可能としている。
第2の本発明に係る周波数解析方法は、前記時系列信号を用いて応答関数akを算出するステップと、前記応答関数akを係数とする1-Σkk-kとこれを因数分解して得られるΠk(1-e2πiFkΔT-1)とを用いた1-Σkk-k=Πk(1-e2πiFkΔT-1)の関係を満たす複素周波数Fkを算出するステップと、を有することを特徴とする。
本発明にあっては、時系列信号Slを用いて応答関数akを算出し、1-Σkk-k=Πk(1-e2πFkΔTz-1)の関係を満たす複素周波数Fkを算出することで、時系列信号を特徴づける1個以上の複素周波数を算出するようにしている。
第3の本発明に係る周波数解析方法は、前記時系列信号をslとし、多項式y(t)=Σmm(t-tO)mを用いたときのΣl‖sl-y(t)‖が最小となるように未定係数cmを算出するステップと、この未定係数cmと演算子D=Πk(d/dt-ak)とを用いた∫t‖D・y(t)‖dtが最小となる未定係数akを算出するステップと、算出されたakを用いてak=2πiFkの関係を満たす複素周波数Fkを算出するステップと、を有することを特徴とする。
本発明にあっては、時系列信号slと多項式y(t)=Σmm(t-tO)mとを用いたΣl‖sl-y(t)‖が最小となるように未定係数cmを算出するとともに、演算子D=Πk(d/dt-ak)を用いた∫t‖D・y(t)‖dtが最小となる未定係数akを算出した後、算出された係数akを用いてak=2πiFkなる関係を満たす複素周波数Fkを算出することで、時系列信号を特徴づける1個以上の複素周波数を算出するようにしている。
第4の本発明に係る周波数解析方法は、前記時系列信号をslとし、これを近似する時系列信号s'lをs'l=Σkkl-kとしたときのΣl‖sl-s'l‖が最小となる予測係数akを算出するステップと、前記予測係数akを係数とする1-Σkk-kとこれを因数分解して得られるΠk(1-e2πiFkΔT-1)とを用いた1-Σkk-k=Πk(1-e2πiFkΔT-1)の関係を満たす複素周波数Fkを算出するステップと、を有することを特徴とする。
本発明にあっては、時系列信号Slを用いて予測係数akを算出し、1-Σkk-k=Πk(1-e2πFkΔT-1)の関係を満たす複素周波数Fkを算出することで、時系列信号を特徴づける1個以上の複素周波数を算出するようにしている。
第5の本発明に係る周波数解析方法は、前記時系列信号をslとしたときのZ変換Σkk-kを算出するステップと、Σkk-kを規格化したckを係数とする1+Σkk-kを用いてak及びdkを係数とするΣkk/(1-ak-1)を算出し、Σkk/(1-ak-1)=Πk(1-e2πiF"kΔT-1)/Πk(1-e2πiF'kΔT-1)の関係を満たすK'個の複素周波数F'k=f'k+ib'kおよびK"個の複素周波数F"k=f"k+ib"kを算出するステップと、を有することを特徴とする。
本発明にあっては、時系列信号slをZ変換してΣkk-kを算出し、このΣkk-kを規格化したckを係数とする1+Σkk-kを用いてak及びdkを係数とするΣkk/(1-ak-1)を算出し、Σkk/(1-ak-1)=Πk(1-e2πiF"kΔT-1)/Πk(1-e2πiF'kΔT-1)の関係を満たすK'個の複素周波数F'k=f'k+ib'kおよびK"個の複素周波数F"k=f"k+ib"kを算出することで、時系列信号を特徴づける1個以上の複素周波数を算出するようにしている。
第6の本発明に係る周波数解析方法は、前記複素周波数を用いてスペクトル包絡線を算出するステップを有することを特徴とする。
本発明にあっては、複素周波数を用いてスペクトル包絡線を算出することで、特徴的な周波数をスペクトル包絡線のピークに位置する周波数として見出すことができる。
第7の本発明に係る周波数解析装置は、時系列信号を記憶する記憶手段と、前記記憶手段から時系列信号を読み出して有限長の区間に分割する分割手段と、前記時系列信号を用いて各区間ごとに時系列信号をe2πiFktを含む式で表される波形の集合体として表したときの複素周波数Fkを算出する複素周波数算出手段と、を有することを特徴とする。
第8の本発明に係る周波数解析装置は、前記時系列信号を用いて応答関数akを算出する応答関数算出手段を有し、前記複素周波数算出手段は、前記応答関数akを係数とする1-Σkk-kとこれを因数分解して得られるΠk(1-e2πiFkΔT-1)とを用いた1-Σkk-k=Πk(1-e2πiFkΔT-1)の関係を満たす複素周波数Fkを算出することを特徴とする。
第9の本発明に係る周波数解析装置は、前記時系列信号をslとし、多項式y(t)=Σmm(t-tO)mを用いたときのΣl‖sl-y(t)‖が最小となるように未定係数cmを算出し、この未定係数cmと演算子D=Πk(d/dt-ak)とを用いた∫t‖D・y(t)‖dtが最小となる未定係数akを算出する微分係数算出手段を備え、前記複素周波数算出手段は、算出されたakを用いてak=2πiFkの関係を満たす複素周波数Fkを算出することを特徴とする。
第10の本発明に係る周波数解析装置は、前記時系列信号をslとし、これを近似する時系列信号s'lをs'l=Σkkl-kとしたときのΣl‖sl−s'l‖が最小となる予測係数akを算出する予測係数算出手段を備え、前記複素周波数算出手段は、前記予測係数akを係数とする1-Σkk-kとこれを因数分解して得られるΠk(1-e2πiFkΔT-1)とを用いた1-Σkk-k=Πk(1-e2πiFkΔT-1)の関係を満たす複素周波数Fkを算出することを特徴とする。
第11の本発明に係る周波数解析装置は、前記時系列信号をslとしたときのZ変換Σkk-kを算出するZ変換算出手段を備え、前記複素周波数算出手段は、Σkk-kを規格化したckを係数とする1+Σkk-kを用いてak及びdkを係数とするΣkk/(1-ak-1)を算出し、Σkk/(1-ak-1)=Πk(1-e2πiF"kΔT-1)/Πk(1-e2πiF'kΔT-1)の関係を満たすK'個の複素周波数F'k=f'k+ib'kおよびK"個の複素周波数F"k=f"k+ib"kを算出することを特徴とする。
第12の本発明に係る周波数解析装置は、前記複素周波数を用いてスペクトル包絡線を算出するスペクトル包絡算出手段を備えることを特徴とする。
本発明に係る周波数解析方法および装置によれば、非定常的な時系列信号を解析することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本実施の形態における周波数解析装置の構成を示す機能ブロック図である。同図の周波数解析装置は、測定部1と、アナログ/デジタル(A/D)変換部2と、応答関数算出部3と、応答関数最適化部4と、複素周波数算出部5と、表示部6と、記憶部11とを有する構成である。
本周波数解析装置は、専用のハードウェアによって構成するものとしてもよいし、コンピュータにより構成し、各部における処理を、コンピュータにインストールされたプログラムによって実行するようにしてもよい。記憶部11は、磁気記憶装置、光ディスク装置、メモリ、といったデータを記憶可能な装置により構成される。
測定部1は、非定常的なアナログ信号s(t)を測定してA/D変換部2へ出力する。A/D変換部2では、例えば20kHzまでの周波数解析に対してはサンプリング周波数を40kHz以上とし、500MHzまでの周波数解析に対してはサンプリング周波数を1GHz以上に設定するなど、解析を行う周波数の上限値の2倍以上の周波数に設定し、アナログ信号s(t)をデジタル化して時系列信号slを得て、この時系列信号slを記憶部11に一時的に記憶させる。ここでは、サンプリング周波数から定まるサンプリング間隔をΔTとする。A/D変換部2は、記憶部11から時系列信号slを読み出し、応答関数算出部3へ出力する。
応答関数算出部3は、時系列信号slをL(Lは正の整数)個ごとの区間に分割し、各区間ごとに、連続する時系列信号slを用いて次の連立方程式をakについて解くことにより応答関数akをK(Kは正の整数)次まで算出し、メモリに格納する。
l=Σkkl-k
l-1=Σkkl-1-k

l-K=Σkkl-K-k …(1)
ここで、kの範囲は1〜Kである。Kは、算出しようとする複素周波数の個数であり、2以上の値とする。Lは、必要に応じてKの2倍以上の値とする。Lの値をKよりも大きくとる場合には、応答関数最適化部4により最小自乗法などを用いて最適な応答関数aを算出する。
次に、応答関数akを係数とする次式について考える。
1-Σ-k …(2)
ここで、kの範囲は1〜Kである。式(2)を因数分解して1次の因数の積で表すことを考えると、方程式の根をe 2πiFkΔT -1 とするとき、式(2)は次のように書き換えることができる
1-Σ-k
=Π(1-e2πiFkΔT-1) …(3)
複素周波数算出部5は、予め求めておいた応答関数aをメモリから読み出し、この応答関数aを用いて、式(3)を満たすK個の複素周波数F=f+ibを算出し、表示部6へ出力する。ここで、f は周波数項、b は減衰項である。
表示部6は、図2に示すように、横軸を時間、縦軸を大きさとするグラフを示す画面上で、fkとbkを表示する。
時系列信号slの波形は、ΣkΣt'kct'kh(t-t'k)e2πiFk(t-t'k)という形で表すことができる。ここで、t'kは各波形の発生時刻であり、Fkごとに複数回あってもよい。ct'kは、各波形の大きさ、h(t)はt<0の範囲で0、t≧0の範囲で1をとる関数である。これは、以降の実施の形態においても同様である。
したがって、本実施の形態によれば、時系列信号slを有限長の区間に分割し、各区間ごとに時系列信号をe2πiFktを含む式で表される波形の集合体として特徴づける1個以上の複素周波数Fk=fk+ibkを算出することで、フーリエ変換では得ることのできない虚数部bkが得られ、非定常的な信号の時間波形を解析することができる。
本実施の形態によれば、応答関数算出部3により時系列信号slを用いて応答関数akを算出し、複素周波数算出部5により1-Σkk-k=Πk(1-e2πiFkΔT-1)の関係を満たす複素周波数Fkを算出することで、時系列信号を特徴づける1個以上の複素周波数が算出され、非定常的な信号の時間波形を解析することができる。
[第2の実施の形態]
図3は、本実施の形態における周波数解析装置の構成を示す機能ブロック図である。同図の周波数解析装置は、図1の応答関数算出部3と応答関数最適化部4に代えて、微分係数算出部7を備えた構成である。その他、図1と同一物あるいは近似物については同一の符号を付すものとし、ここでは重複した説明は省略する。
時系列信号slを、cmを未定係数とする次式の多項式でモデル化することを考える。
y(t)=Σmm(t-tO)m …(4)
ここで、mの範囲は0〜M(Mは正の整数)である。微分係数算出部7は、記憶部11から読み出された時系列信号slを用いて、例えば最小自乗法により次式が最小となる未定係数cmを算出し、メモリに格納する。
Σ‖s-y(t)‖ …(5)
ここで、lの範囲は0〜L(Lは正の整数)である。次に、未定係数 を根とする線形微分方程式で表される次式の微分演算子Dを考える。
D=Π(d/dt-a) …(6)
微分係数算出部7では、この微分演算子Dに含まれる未定係数aについて、メモリから読み出した未定係数cを用いて、例えば最小自乗法により次式が最小となる未定係数aを算出し、メモリに格納する。
‖D・y(t)‖dt …(7)
ここで、tの範囲はt〜tである。tは時系列信号sのl番目の値を与える時刻であり、tとtは、係数aを算出するのに用いられる時系列信号sの先頭値を与える時刻tと最終値を与える時刻tとを用いて、不等式t≦t≦t≦tを満たす範囲で与えられる。
式(7)を最小にする未定係数a の算出は、∫ ‖D・y(t)‖dtをa について偏微分したときの∂/∂a ‖D・y(t)‖dt=0を満たすa を求めるようにする。
複素周波数算出部5では、メモリから係数akを読み出し、この係数akを用いて次の関係式を満たす複素周波数Fk=fk+ibkを算出する。
k=2πiFk …(8)
表示部6は、このようにして各区間ごとに得られたK個の複素周波数Fk=fk+ibkを表示する。ここでは、図4に示すように、複素周波数の実部を横軸、虚部を縦軸とするグラフを示す画面上で複素周波数Fkを表示する。もちろん、図2に示したように、時間軸を横軸、大きさを縦軸にして表示するようにしてもよい。
したがって、本実施の形態によれば、微分係数算出部7により、時系列信号slと多項式y(t)=Σmm(t-tO)mとを用いたΣl‖sl-y(t)‖が最小となるように未定係数cmを算出するとともに、演算子D=Πk(d/dt-ak)を用いた∫t‖D・y(t)‖dtが最小となる未定係数akを算出した後、複素周波数算出部5により、係数akを用いてak=2πiFkなる関係を満たす複素周波数Fkを算出することで、時系列信号を特徴づける1個以上の複素周波数が算出され、非定常的な信号の時間波形を解析することができる。
[第3の実施の形態]
図5は、本実施の形態における周波数解析装置の構成を示す機能ブロック図である。同図の周波数解析装置は、図1の応答関数算出部3と応答関数最適化部4に代えて、予測係数算出部8を備えるとともに、複素周波数算出部5の出力段にスペクトル包絡算出部9を備えた構成である。その他、図1と同一物あるいは近似物については同一の符号を付すものとし、ここでは重複した説明は省略する。
予測係数算出部8では、線形予測法(Linear Predictive Coding, LPC)による予測係数akを算出する。具体的には、次の処理を行う。
まず、A/D変換部2により記憶部11から読み出された時系列信号slを近似する次の時系列信号s'lを考える。
s'l=Σkkl-k …(9)
ここで、kの範囲は1〜Kである。予測係数算出部8では、この時系列信号s'lを用いて、次式が最小となる予測係数akを算出し、メモリに格納する。
Σl‖sl-s'l‖ …(10)
ここで、lの範囲はlO−L+1〜lOである。次に、予測係数akを用いた次式を考える。
1-Σkk-k …(11)
ここで、kの範囲は1〜Kである。式(11)を因数分解することを考えると次式が成立する。
1-Σkk-k
=Πk(1-e2πiFkΔT-1) …(12)
複素周波数算出部5は、メモリから予測係数akを読み出し、この予測係数akを用いて式(12)を満たすK個の複素周波数Fk=fk+ibkを算出し、スペクトル包絡算出部9へ出力する。
スペクトル包絡算出部9は、次式によってスペクトル包絡線G(f)を算出する。
G(f)=1/|1-e2πi(Fk-f)ΔT2 …(13)
表示部6は、図6に示すように、横軸を周波数fとするグラフを示す画面上で、スペクトル包絡線G(f)を表示する。
したがって、本実施の形態によれば、予測係数算出部8により時系列信号slを用いて予測係数akを算出し、複素周波数算出部5により1-Σkk-k=Πk(1-e2πiFkΔT-1)の関係を満たす複素周波数Fkを算出することで、時系列信号を特徴づける1個以上の複素周波数が算出され、非定常的な信号の時間波形を解析することができる。
本実施の形態によれば、スペクトル包絡算出部9により、K個の複素周波数Fk=fk+ibkを用いてスペクトル包絡線G(f)を算出するようにしたことで、特徴的な周波数fをスペクトル包絡線のピークに位置する周波数として見出すことができる。
なお、表示部6では、上記各実施の形態で説明したような表示を行ってもよい。また、上記各実施の形態において、表示部6で、スペクトル包絡線を表示するようにしてもよい。
[第4の実施の形態]
図7は、本実施の形態における周波数解析装置の構成を示す機能ブロック図である。同図の周波数解析装置は、図1の応答関数算出部3と応答関数最適化部4に代えて、Z変換算出部10を備えた構成である。その他、図1と同一物あるいは近似物については同一の符号を付すものとし、ここでは重複した説明は省略する。
Z変換算出部10では、A/D変換部2により記憶部11から読み出された連続するK+1個の時系列信号slを次式によりZ変換する。
Σkk-k …(14)
ここで、kの範囲は0〜Kである。Z変換算出部10は、これを規格化してckを係数とする次式を与える。
1+Σkk-k …(15)
ここで、kの範囲は1〜Kである。Kは、求めようとする複素周波数の個数であり、2以上の値とする。
複素周波数算出部5では、式(15)を用いてak及びdkを係数とする次式を算出する。
Σkk/(1-ak-1) …(16)
ここで、kの範囲は1〜K'(K'は正の整数)である。式(16)の算出は、次式の対応関係に従って行う。
Σkk/(1-ak-1)
=Σkk(1+Σmk m-m) …(17)
=Σkkmkkk m)z-m …(18)
=1+Σkk-k+O(z-K-1) …(19)
ここで、式(17),式(18)におけるkの範囲は1〜K'であり、mの範囲は1〜∞である。式(19)におけるkの範囲は1〜Kである。また、O(z-K-1)は、複素周波数の算出にあたっての残差項である。
複素周波数算出部5では、式(16)を変形して次式を得る。
Σkk/(1-ak-1)
=ΣkkΠk'≠k(1-ak'-1)/Πk(1-ak-1) …(20)
=Πk(1-a'k-1)/Πk(1-ak-1) …(21)
=Πk(1-e2πiF"kΔT-1)/Πk(1-e2πiF'kΔT-1) …(22)
ここで、式(20)におけるk,k'の範囲は、1〜Kである。式(21),(22)の分子におけるkの範囲は1〜K"、分母におけるkの範囲は1〜K'である。
続いて、複素周波数算出部5は、式(22)の関係を満たすK'個の複素周波数F'k=f'k+ib'kおよびK"個の複素周波数F"k=f"k+ib"kを算出する。
表示部6では、横軸を実部、縦軸を虚部とするグラフ、および横軸を時間、縦軸を虚部とするグラフを示す画面上でK'個の複素周波数F'kと、K"個の複素周波数F"kを表示する。
したがって、本実施の形態によれば、Z変換算出部10により時系列信号slをZ変換してΣkk-kを算出し、複素周波数算出部5により、Σkk-kを規格化したckを係数とする1+Σkk-kを用いてak及びdkを係数とするΣkk/(1-ak-1)を算出し、Σkk/(1-ak-1)=Πk(1-e2πiF"kΔT-1)/Πk(1-e2πiF'kΔT-1)の関係を満たすK'個の複素周波数F'k=f'k+ib'kおよびK"個の複素周波数F"k=f"k+ib"kを算出することで、時系列信号を特徴づける1個以上の複素周波数が算出され、非定常的な信号の時間波形を解析することができる。
[実施例]
以下、実際の時系列信号を用いて複素周波数を算出したときの結果について説明する。
図9は、y(t)=e‐λtsin2πωtで表される波形をランダムに発生させた時系列信号の波形を示す図である。ここでは、周波数ωをゆっくり上下させている。また、波形の減衰速度λは定数で与えている。
図10は、図9の時系列信号をフーリエ変換した波形を示す図である。図10に示すように、フーリエ解析では、非定常的な信号に含まれる特徴的な周波数ωを見出すことができない。
図11は、図9の時系列信号に対して、第3の実施の形態で説明したように、予測係数を用いて複素周波数を算出し、その複素周波数を用いて算出したスペクトル包絡線を示す図である。図11に示すように、本実施例では、非定常的な信号に含まれる特徴的な周波数ωを、スペクトル包絡線のピークpに位置する周波数として見出すことができる。
図12は、図11におけるピークpの時間変化をプロットしたグラフである。図11に周波数軸と示すラインは、図11における周波数軸に対応するものである。このように、本実施例では、非定常的な信号に含まれる特徴的な周波数ωの時間変化も見出すことができる。
ホルマント解析は、区間ごとに定常的な可聴周波数帯域の音声信号の解析に用いるものと認識されているが、第3の実施の形態および本実施例によれば、定常性を持たないGHz帯の電波や電気信号などの解析に適用できることが明らかとなった。また、それらの単発のパルス信号に対しても適用することができる。
なお、上記各実施の形態における技術は、時間軸上の時系列信号の解析だけではなく、模様やパターンを示す空間的な時系列信号の解析にも適用することができる。
第1の実施の形態における周波数解析装置の構成を示す機能ブロック図である。 第1の実施の形態で算出した複素周波数を表示した様子を示す図である。 第2の実施の形態における周波数解析装置の構成を示す機能ブロック図である。 第2の実施の形態で算出した複素周波数を表示した様子を示す図である。 第3の実施の形態における周波数解析装置の構成を示す機能ブロック図である。 第3の実施の形態で算出した複素周波数を表示した様子を示す図である。 第4の実施の形態における周波数解析装置の構成を示す機能ブロック図である。 第4の実施の形態で算出した複素周波数を表示した様子を示す図である。 y(t)=e‐λtsin2πωtという形式の波形をランダムに発生させた時系列信号を示す波形を示す図である。 図9の時系列信号をフーリエ変換した波形を示す図である。 図9の時系列信号に対して、予測係数を用いて複素周波数を算出し、この複素周波数を用いて算出したスペクトル包絡線を示す図である。 図11におけるピークpの時間変化をプロットしたグラフを示す図である。
符号の説明
1…測定部
2…変換部
3…応答関数算出部
4…応答関数最適化部
5…複素周波数算出部
6…表示部
7…微分係数算出部
8…予測係数算出部
9…スペクトル包絡算出部
10…Z変換算出部
11…記憶部

Claims (11)

  1. 分割手段が、各波形の発生時刻をt' 、各波形の大きさをc t'k とし、t<0の範囲で0をとりt≧0の範囲で1をとる関数h(t)、複素周波数F を用いてΣ Σ t'k c t'k h(t-t' )e 2πiFk(t-t'k) という形で表すことができる非定常的な時系列信号s を記憶した記憶手段から前記時系列信号を読み出して有限長の区間に分割するステップと、
    応答関数算出手段が、各区間ごとに前記時系列信号を用いて次の連立方程式
    =Σ l-k
    l-1 =Σ l-1-k

    l-K =Σ l-K-k
    をa について解くことにより応答関数aを算出して記憶手段に記憶させるステップと、
    複素周波数算出手段が、前記算出された応答関数aを係数とする次式1-Σ-k を、e 2πiFkΔT -1 を根としたときの1次の因数の積に因数分解して得られる1-Σ-k=Π(1-e2πiFkΔT-1)の関係を満たす複素周波数Fを算出して記憶手段に記憶させるステップと、
    を有することを特徴とす周波数解析方法。
  2. 分割手段が、各波形の発生時刻をt' 、各波形の大きさをc t'k とし、t<0の範囲で0をとりt≧0の範囲で1をとる関数h(t)、複素周波数F を用いてΣ Σ t'k c t'k h(t-t' )e 2πiFk(t-t'k) という形で表すことができる非定常的な時系列信号s を記憶した記憶手段から前記時系列信号を読み出して有限長の区間に分割するステップと、
    微分係数算出手段が、各区間ごとに多項式y(t)=Σ(t-t)を用いたときのΣ‖s-y(t)‖が最小となるように未定係数cを算出し、この未定係数c を根とする微分演算子D=Π(d/dt-a)とを用いた∫‖D・y(t)‖dtについて、a で偏微分したときの∂/∂a ‖D・y(t)‖dt=0を満たす未定係数aを算出して記憶手段に記憶させるステップと、
    複素周波数算出手段が、算出されたaを用いてa=2πiFの関係を満たす複素周波数Fを算出して記憶手段に記憶させるステップと、
    を有することを特徴とす周波数解析方法。
  3. 分割手段が、各波形の発生時刻をt' 、各波形の大きさをc t'k とし、t<0の範囲で0をとりt≧0の範囲で1をとる関数h(t)、複素周波数F を用いてΣ Σ t'k c t'k h(t-t' )e 2πiFk(t-t'k) という形で表すことができる非定常的な時系列信号s を記憶した記憶手段から前記時系列信号を読み出して有限長の区間に分割するステップと、
    予測係数算出手段が、各区間ごとに前記時系列信号 近似する時系列信号s'をs'=Σl-kとしたときのΣ‖s-s'‖が最小となる予測係数aを算出して記憶手段に記憶させるステップと、
    複素周波数算出手段が、前記算出された予測係数aを係数とする1-Σ-k を、e 2πiFkΔT -1 を根としたときの1次の因数の積に因数分解して得られる1-Σ-k=Π(1-e2πFkΔT-1)の関係を満たす複素周波数Fを算出して記憶手段に記憶させるステップと、
    を有することを特徴とす周波数解析方法。
  4. 分割手段が、各波形の発生時刻をt' 、各波形の大きさをc t'k とし、t<0の範囲で0をとりt≧0の範囲で1をとる関数h(t)、複素周波数F を用いてΣ Σ t'k c t'k h(t-t' )e 2πiFk(t-t'k) という形で表すことができる非定常的な時系列信号s を記憶した記憶手段から前記時系列信号を読み出して有限長の区間に分割するステップと、
    Z変換算出手段が、各区間ごとに前記時系列信号 についてのZ変換Σ-kを算出して記憶手段に記憶させるステップと、
    複素周波数算出手段が、前記算出されたZ変換Σ-kを規格化したcを係数とする1+Σ-kを用いてa及びdを係数とするΣ/(1-a-1)を算出し、Σ/(1-a-1)=Π(1-e2πiF"kΔT-1)/Π(1-e2πiF'kΔT-1)の関係を満たすK'個の複素周波数F'=f'+ib'およびK"個の複素周波数F"=f"+ib"を算出して記憶手段に記憶させるステップと、
    を有することを特徴とす周波数解析方法。
  5. スペクトル包絡算出手段が、前記算出された複素周波数 、次式G(f)=1/|1-e 2πi(Fk-f)ΔT に適用することによりスペクトル包絡線G(f)を算出して記憶手段に記憶させるステップを有することを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の周波数解析方法。
  6. 各波形の発生時刻をt' 、各波形の大きさをc t'k とし、t<0の範囲で0をとりt≧0の範囲で1をとる関数h(t)、複素周波数F を用いてΣ Σ t'k c t'k h(t-t' )e 2πiFk(t-t'k) という形で表すことができる非定常的な時系列信号s を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段から前記時系列信号を読み出して有限長の区間に分割する分割手段と、
    各区間ごとに前記時系列信号を用いて次の連立方程式
    =Σ l-k
    l-1 =Σ l-1-k

    l-K =Σ l-K-k
    をa について解くことにより応答関数aを算出して記憶手段に記憶させる応答関数算出手段と、
    前記算出された応答関数aを係数とする次式1-Σ-k を、e 2πiFkΔT -1 を根としたときの1次の因数の積に因数分解して得られる1-Σ-k=Π(1-e2πiFkΔT-1)の関係を満たす複素周波数Fを算出して記憶手段に記憶させる複素周波数算出手段と、
    を有することを特徴とす周波数解析装置。
  7. 各波形の発生時刻をt' 、各波形の大きさをc t'k とし、t<0の範囲で0をとりt≧0の範囲で1をとる関数h(t)、複素周波数F を用いてΣ Σ t'k c t'k h(t-t' )e 2πiFk(t-t'k) という形で表すことができる非定常的な時系列信号s を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段から時系列信号を読み出して有限長の区間に分割する分割手段と、
    各区間ごとに多項式y(t)=Σ(t-t)を用いたときのΣ‖s-y(t)‖が最小となるように未定係数cを算出し、この未定係数c を根とする微分演算子D=Π(d/dt-a)とを用いた∫‖D・y(t)‖dtについて、a で偏微分したときの∂/∂a ‖D・y(t)‖dt=0を満たす未定係数aを算出して記憶手段に記憶させる微分係数算出手段と、
    算出されたaを用いてa=2πiFの関係を満たす複素周波数Fを算出して記憶手段に記憶させる複素周波数算出手段と、
    を有することを特徴とす周波数解析装置。
  8. 各波形の発生時刻をt' 、各波形の大きさをc t'k とし、t<0の範囲で0をとりt≧0の範囲で1をとる関数h(t)、複素周波数F を用いてΣ Σ t'k c t'k h(t-t' )e 2πiFk(t-t'k) という形で表すことができる非定常的な時系列信号s を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段から時系列信号を読み出して有限長の区間に分割する分割手段と、
    各区間ごとに前記時系列信号 を近似する時系列信号s'をs'=Σl−kとしたときのΣ‖s−s'‖が最小となる予測係数aを算出して記憶手段に記憶させる予測係数算出手段と、
    前記算出された予測係数aを係数とする1-Σ-k を、e 2πiFkΔT -1 を根としたときの1次の因数の積に因数分解して得られる1-Σ-k=Π(1-e2πiFkΔT-1)の関係を満たす複素周波数Fを算出して記憶手段に記憶させる複素周波数算出手段と、
    を有することを特徴とす周波数解析装置。
  9. 各波形の発生時刻をt' 、各波形の大きさをc t'k とし、t<0の範囲で0をとりt≧0の範囲で1をとる関数h(t)、複素周波数F を用いてΣ Σ t'k c t'k h(t-t' )e 2πiFk(t-t'k) という形で表すことができる非定常的な時系列信号s を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段から時系列信号を読み出して有限長の区間に分割する分割手段と、
    各区間ごとに前記時系列信号 についてのZ変換Σ-kを算出して記憶手段に記憶させるZ変換算出手段と、
    前記算出されたZ変換Σ-kを規格化したcを係数とする1+Σ-kを用いてa及びdを係数とするΣ/(1-a-1)を算出し、Σ/(1-a-1)=Π(1-e2πiF"kΔT-1)/Π(1-e2πiF'kΔT-1)の関係を満たすK'個の複素周波数F'=f'+ib'およびK"個の複素周波数F"=f"+ib"を算出して記憶手段に記憶させる複素周波数算出手段と、
    を有することを特徴とす周波数解析装置。
  10. 前記算出された複素周波数 、次式G(f)=1/|1-e 2πi(Fk-f)ΔT に適用することによりスペクトル包絡線G(f)を算出して記憶手段に記憶させるスペクトル包絡算出手段を備えることを特徴とする請求項乃至のいずれかに記載の周波数解析装置。
  11. 請求項6乃至10のいずれかに記載の周波数解析装置における各手段をコンピュータに機能させるためのコンピュータプログラム。
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