JP5438234B1 - 抽出物及び該抽出物を含有する製剤 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物及び当該抽出物を含有する製剤に含有されるN−アセチルノイラミン酸の量を指標とすることにより、当該抽出物及び製剤の製造ロット毎の品質をより安定的なものとして確保することができる。そのような方法で品質がより安定なものとなったワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物及び当該抽出物を含有する製剤は、その有効性及び安全性もより厳格に担保されたものとなり、非常に有用性の高いものである。
【選択図】なし
Description
・液体クロマトグラフ法によるアミノ酸の確認試験
・紫外可視吸光度測定法による紫外部吸収物質の確認試験
・呈色反応法によるリンの確認試験
・液体クロマトグラフ法による核酸塩基の確認試験
・in vitro試験法によるカリクレイン様物質産生阻害作用の確認試験
本抽出物は、ワクシニアウイルスをウサギの皮膚に接種して発痘した炎症皮膚組織を採取し、破砕して抽出溶媒を加えて処理した後、組織片を除去し除蛋白処理を行い、これを酸性条件において吸着剤に吸着させ、次いで有効成分を塩基性条件において溶出することによって得ることができる。
(A)ワクシニアウイルスを皮内接種し発痘させたウサギの皮膚組織を採取し、発痘組織を破砕し、水、フェノール水、生理食塩液又はフェノール加グリセリン水等の抽出溶媒を加えて数日間抽出処理を行った後、濾過又は遠心分離することによって組織片が除去された粗抽出液(濾液又は上清)を得る。
(B)(A)で得られた粗抽出液を酸性のpHに調整して加熱し、濾過又は遠心分離して除蛋白処理する。次いで除蛋白した溶液を塩基性のpHに調整して加熱し、更に濾過又は遠心分離して除蛋白処理された濾液又は上清を得る。
(C)(B)で得られた濾液又は上清を酸性のpHに調整して、活性炭、カオリン等の吸着剤に吸着させる。
(D)(C)で得られた吸着剤に水等の抽出溶媒を加え、塩基性のpHに調整し、吸着成分を溶出することによってワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物(本抽出物)を得る。
以上が基本的な工程であるが、これらの工程を更に詳しく述べると次のとおりである。
ウサギの皮膚にワクシニアウイルスを皮内接種して発痘させた炎症皮膚組織を採取する。採取した皮膚組織はフェノール溶液等で洗浄、消毒を行なう。この炎症皮膚組織を破砕し、その1乃至5倍量の抽出溶媒を加える。ここで、破砕とは、ミンチ機等を使用してミンチ状に細かく砕くことを意味する。また、抽出溶媒としては、蒸留水、生理食塩水、弱酸性乃至弱塩基性の緩衝液などを用いることができ、フェノール等の殺菌・防腐剤、グリセリン等の安定化剤、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化マグネシウム等の塩類などを適宜添加してもよい。この時、凍結融解、超音波、細胞膜溶解酵素又は界面活性剤等の処理により細胞組織を破壊して抽出を容易にすることもできる。得られた懸濁液を、5日乃至12日間放置する。その間、適宜攪拌しながら又は攪拌せずに、30乃至45℃に加温してもよい。得られた液を固液分離(濾過又は遠心分離等)によって組織片を除去して粗抽出液(濾液又は上清)を得る。
(A)で得られた粗抽出液について除蛋白処理を行う。除蛋白は、通常行われている公知の方法により実施でき、加熱処理、蛋白質変性剤(例えば、酸、塩基、尿素、グアニジン、アセトン等の有機溶媒など)による処理、等電点沈澱、塩析等の方法を適用することができる。次いで、不溶物を除去する通常の方法、例えば、濾紙(セルロース、ニトロセルロース等)、グラスフィルター、セライト、ザイツ濾過板等を用いた濾過、限外濾過、遠心分離などにより析出してきた不溶蛋白質を除去した濾液又は上清を得る。
(B)で得られた濾液又は上清を、酸性、好ましくはpH3.5乃至5.5に調整し、吸着剤への吸着操作を行う。使用可能な吸着剤としては、活性炭、カオリン等を挙げることができ、抽出液中に吸着剤を添加し撹拌するか、抽出液を吸着剤充填カラムに通過させて、該吸着剤に有効成分を吸着させることができる。抽出液中に吸着剤を添加した場合には、濾過や遠心分離等によって溶液を除去して、活性成分を吸着させた吸着剤を得ることができる。
(C)で得られた吸着剤から活性成分を溶出(脱離)させるには、当該吸着剤に溶出溶媒を加え、塩基性、好ましくはpH9乃至12に調整し、室温又は適宜加熱して或いは撹拌して溶出し、濾過や遠心分離等の通常の方法で吸着剤を除去する。用いられる溶出溶媒としては、塩基性の溶媒、例えば塩基性のpHに調整した水、メタノール、エタノール、イソプロパノール等又はこれらの適当な混合溶液を用いることができ、好ましくはpH9乃至12に調整した水を使用することができる。溶出溶媒の量は適宜設定することができる。このようにして得られた溶出液を、原薬として用いるために、適宜pHを中性付近に調整するなどして、最終的にワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物(本抽出物)を得ることができる。
健康な成熟家兎の皮膚にワクシニアウイルスを皮内接種し、発痘した皮膚を切り取り採取した。採取した皮膚はフェノール溶液で洗浄・消毒を行なった後、余分のフェノール溶液を除去し、破砕して、フェノール溶液を加え混合し、3〜7日間放置した後、さらに3〜4日間攪拌しながら35〜40℃に加温した。その後、固液分離して得た抽出液を塩酸でpH4.5〜5.2に調整し、90〜100℃で30分間、加熱処理した後、濾過して除蛋白した。さらに、濾液を水酸化ナトリウムでpH9.0〜9.5に調整し、90〜100℃で15分間、加熱処理した後、固液分離した。
本抽出物及び本製剤のN−アセチルノイラミン酸含有量を、以下のとおり高速液体クロマトグラフ質量分析計(LC−MS)で測定した。
実施例1に従って製造した本抽出物(1.2単位/mL)を、水で10倍希釈してLC−MSに注入した。
実施例1に従って製造された本抽出物を用いて製造された本製剤(NTP注射剤)も同様に水で10倍希釈してLC−MSに注入した。
実施例1に従って製造された本抽出物を用いて製造された本製剤(NTP錠剤)は、3錠をメタノール/クロロホルム(1:1)3mLで3回洗浄してフィルムコート層を除去して乾燥後、水12mLを加えて懸濁し(1単位/mL)、遠心後に上清を水で10倍希釈してLC−MSに注入した。
N−アセチルノイラミン酸は水溶液の標準溶液を調製して検量線を作成した。
カラム:Inertsil ODS-3(φ2.1×150 mm)
カラム温度:25℃、流速:200μL/分
移動相:メタノール/0.05%ギ酸
メタノール%/分:0/0-0/1-44/8-100/8.1-100/11
注入量:5μL、試料庫設定温度:4℃
検出:正イオン検出MRM
表1にLC−MSの測定条件を示す。表1中の各パラメータの意味は以下のとおりである。
・DP:オリフィスプレートにかかる電圧
・FP:フォーカスリングにかかる電圧
・CE:コリージョンエネルギー
・CXP:Q2の出口にかかる電圧
・NEB:ネブライザーガスの圧
・CUR:カーテンガスの圧
・IS:イオンスプレーの電圧
・CAD:コリージョンガスの圧
・TEM:ターボガス温度
本抽出物におけるN−アセチルノイラミン酸の含有量を上記実施例2に記載した方法で測定した結果を表2に示す。本抽出物における有効成分含有量は1.2単位/mLである。本抽出物におけるN−アセチルノイラミン酸の含有量を、本抽出物の1単位当たり(「/単位」)と本抽出物の1mL当たり(「/mL」)の両方で表示した。なお、ロット番号におけるA〜Cの記号は出願人における製造場所(施設)の違いを表す。なお、測定値は有効数字3桁でそろえた(以下、すべての測定値において同じ)。
本製剤のうち、NTP注射剤(1mL当たり1.2単位を含有)におけるN−アセチルノイラミン酸含有量を上記実施例2に記載した方法で測定した結果を表3に示す。結果は、本製剤の有効成分の1単位当たり(「/単位」)、本製剤の1mL当たり(「/mL」)、並びに3mL入りアンプル1管当たり(「/管」)の各含有量で示した。
本製剤のうち、NTP錠剤(1錠当たり4単位を含有)におけるN−アセチルノイラミン酸含有量を上記実施例2に記載した方法で測定した結果を表4に示す。結果は、有効成分の1単位当たり(「/単位」)並びに1錠当たり(「/錠」)の各含有量で示した。
次に、他社注射剤におけるN−アセチルノイラミン酸含有量を、NTP注射剤と同様に測定した結果を表5に示す。なお、「ローズモルゲン注」は、本願の出願時点において販売が終了されており、市場には存在しないものであるが、下記測定結果は、出願人が過去に市場で入手し測定した結果である。
(1) ワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物であって、該抽出物に含有されるN−アセチルノイラミン酸の量を測定し、その含有量が、該抽出物1単位当たり4000ng以上であることを確認することにより適切に製造されたものとされたワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物。
(2) ワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物であって、該抽出物に含有されるN−アセチルノイラミン酸の量を測定し、その含有量が、該抽出物1単位当たり4000〜22500ngであることを確認することにより適切に製造されたものとされたワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物。
(3) 液体であるワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物であって、該抽出物に含有されるN−アセチルノイラミン酸の量を測定し、その含有量が、該抽出物1mL当たり4800ng以上であることを確認することにより適切に製造されたものとされた液体であるワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物。
(4) 液体であるワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物であって、該抽出物に含有されるN−アセチルノイラミン酸の量を測定し、その含有量が、該抽出物1mL当たり4800〜27000ngであることを確認することにより適切に製造されたものとされた液体であるワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物。
(5) ワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する製剤であって、該製剤に含有されるN−アセチルノイラミン酸の量を測定し、その含有量が、該製剤中のワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物1単位当たり、4000ng以上であることを確認することにより適切に製造されたものとされたワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する製剤。
(6) ワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する製剤であって、該製剤に含有されるN−アセチルノイラミン酸の量を測定し、その含有量が、該製剤中のワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物1単位当たり、4000〜22500ngであることを確認することにより適切に製造されたものとされたワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する製剤。
(7) ワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する製剤であって、該製剤に含有されるN−アセチルノイラミン酸の量を測定し、その含有量が、該製剤中のワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物1単位当たり、4000ng以上であることを確認することにより適切に製造されたものとして出荷されたワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する製剤。
(8) ワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する製剤であって、該製剤に含有されるN−アセチルノイラミン酸の量を測定し、その含有量が、該製剤中のワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物1単位当たり、4000〜22500ngであることを確認することにより適切に製造されたものとして出荷されたワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する製剤。
(9) ワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する製剤であって、該製剤に含有されるN−アセチルノイラミン酸の量を測定し、その含有量が、該製剤中のワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物1単位当たり、4000ng以上であるという基準を満たして出荷されたワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する製剤。
(10) ワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する製剤であって、該製剤に含有されるN−アセチルノイラミン酸の量を測定し、その含有量が、該製剤中のワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物1単位当たり、4000〜22500ngであるという基準を満たして出荷されたワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する製剤。
(11) ワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する注射剤であって、該注射剤に含有されるN−アセチルノイラミン酸の量を測定し、その含有量が、該注射剤1mL当たり4800ng以上であることを確認することにより適切に製造されたものとされたワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する注射剤。
(12) ワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する注射剤であって、該注射剤に含有されるN−アセチルノイラミン酸の量を測定し、その含有量が、該注射剤1mL当たり4800〜27000ngであることを確認することにより適切に製造されたものとされたワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する注射剤。
(13) ワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する注射剤であって、該注射剤に含有されるN−アセチルノイラミン酸の量を測定し、その含有量が、該注射剤1mL当たり4800ng以上であることを確認することにより適切に製造されたものとして出荷されたワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する注射剤。
(14) ワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する注射剤であって、該注射剤に含有されるN−アセチルノイラミン酸の量を測定し、その含有量が、該注射剤1mL当たり4800〜27000ngであることを確認することにより適切に製造されたものとして出荷されたワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する注射剤。
(15) ワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する注射剤であって、該注射剤に含有されるN−アセチルノイラミン酸の量を測定し、その含有量が、該注射剤1mL当たり4800ng以上であるという基準を満たして出荷されたワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する注射剤。
(16) ワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する注射剤であって、該注射剤に含有されるN−アセチルノイラミン酸の量を測定し、その含有量が、該注射剤1mL当たり4800〜27000ngであるという基準を満たして出荷されたワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する注射剤。
(17) ワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する3mL入りの注射剤であって、該注射剤に含有されるN−アセチルノイラミン酸の量を測定し、その含有量が、該注射剤1管当たり14400ng以上であることを確認することにより適切に製造されたものとされたワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する3mL入りの注射剤。
(18) ワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する3mL入りの注射剤であって、該注射剤に含有されるN−アセチルノイラミン酸の量を測定し、その含有量が、該注射剤1管当たり14400〜81000ng であることを確認することにより適切に製造されたものとされたワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する3mL入りの注射剤。
(19) ワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する3mL入りの注射剤であって、該注射剤に含有されるN−アセチルノイラミン酸の量を測定し、その含有量が、該注射剤1管当たり14400ng以上であることを確認することにより適切に製造されたものとして出荷されたワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する3mL入りの注射剤。
(20) ワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する3mL入りの注射剤であって、該注射剤に含有されるN−アセチルノイラミン酸の量を測定し、その含有量が、該注射剤1管当たり14400〜81000ng であることを確認することにより適切に製造されたものとして出荷されたワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する3mL入りの注射剤。
(21) ワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する3mL入りの注射剤であって、該注射剤に含有されるN−アセチルノイラミン酸の量を測定し、その含有量が、該注射剤1管当たり14400ng以上であるという基準を満たして出荷されたワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する3mL入りの注射剤。
(22) ワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する3mL入りの注射剤であって、該注射剤に含有されるN−アセチルノイラミン酸の量を測定し、その含有量が、該注射剤1管当たり14400〜81000ngであるという基準を満たして出荷されたワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する3mL入りの注射剤。
(23) ワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する錠剤であって、該錠剤に含有されるN−アセチルノイラミン酸の量を測定し、その含有量が、該錠剤1錠当たり16000ng以上であることを確認することにより適切に製造されたものとされたワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する錠剤。
(24) ワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する錠剤であって、該錠剤に含有されるN−アセチルノイラミン酸の量を測定し、その含有量が、該錠剤1錠当たり16000〜90000ngであることを確認することにより適切に製造されたものとされたワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する錠剤。
(25) ワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する錠剤であって、該錠剤に含有されるN−アセチルノイラミン酸の量を測定し、その含有量が、該錠剤1錠当たり16000ng以上であることを確認することにより適切に製造されたものとして出荷されたワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する錠剤。
(26) ワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する錠剤であって、該錠剤に含有されるN−アセチルノイラミン酸の量を測定し、その含有量が、該錠剤1錠当たり16000〜90000ngであることを確認することにより適切に製造されたものとして出荷されたワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する錠剤。
(27) ワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する錠剤であって、該錠剤に含有されるN−アセチルノイラミン酸の量を測定し、その含有量が、該錠剤1錠当たり16000ng以上であるという基準を満たして出荷されたワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する錠剤。
(28) ワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する錠剤であって、該錠剤に含有されるN−アセチルノイラミン酸の量を測定し、その含有量が、該錠剤1錠当たり16000〜90000ngであるという基準を満たして出荷されたワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する錠剤。
(29) 鎮痛剤である(5)〜(10) のいずれかに記載の製剤。
(30) 鎮痛剤である(11)〜(22)のいずれかに記載の注射剤。
(31) 鎮痛剤である(23)〜(28) のいずれかに記載の錠剤。
(33) ワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物であって、該抽出物に含有されるN−アセチルノイラミン酸の量を測定し、その含有量が、該抽出物1単位当たり4000〜22500ngであることが確認されたことを特徴とするワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物。
(34) 液体であるワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物であって、該抽出物に含有されるN−アセチルノイラミン酸の量を測定し、その含有量が、該抽出物1mL当たり4800ng以上であることが確認されたことを特徴とする液体であるワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物。
(35) 液体であるワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物であって、該抽出物に含有されるN−アセチルノイラミン酸の量を測定し、その含有量が、該抽出物1mL当たり4800〜27000ngであることが確認されたことを特徴とする液体であるワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物。
(36) ワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する製剤であって、該製剤に含有されるN−アセチルノイラミン酸の量を測定し、その含有量が、該製剤中のワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物1単位当たり、4000ng以上であることが確認されたことを特徴とするワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する製剤。
(37) ワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する製剤であって、該製剤に含有されるN−アセチルノイラミン酸の量を測定し、その含有量が、該製剤中のワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物1単位当たり、4000〜22500ngであることが確認されたことを特徴とするワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する製剤。
(38) ワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する注射剤であって、該注射剤に含有されるN−アセチルノイラミン酸の量を測定し、その含有量が、該注射剤1mL当たり4800ng以上であることが確認されたことを特徴とするワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する注射剤。
(39) ワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する注射剤であって、該注射剤に含有されるN−アセチルノイラミン酸の量を測定し、その含有量が、該注射剤1mL当たり4800〜27000ngであることが確認されたことを特徴とするワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する注射剤。
(40) ワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する3mL入りの注射剤であって、該注射剤に含有されるN−アセチルノイラミン酸の量を測定し、その含有量が、該注射剤1管当たり14400ng以上であることが確認されたことを特徴とするワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する3mL入りの注射剤。
(41) ワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する3mL入りの注射剤であって、該注射剤に含有されるN−アセチルノイラミン酸の量を測定し、その含有量が、該注射剤1管当たり14400〜81000ngであることが確認されたことを特徴とするワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する3mL入りの注射剤。
(42) ワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する錠剤であって、該錠剤に含有されるN−アセチルノイラミン酸の量を測定し、その含有量が、該錠剤1錠当たり16000ng以上であることが確認されたことを特徴とするワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する錠剤。
(43) ワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する錠剤であって、該錠剤に含有されるN−アセチルノイラミン酸の量を測定し、その含有量が、該錠剤1錠当たり16000〜90000ngであることが確認されたことを特徴とするワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する錠剤。
(44) 鎮痛剤である(36)〜(37) のいずれかに記載の製剤。
(45) 鎮痛剤である(38)〜(41)のいずれかに記載の注射剤。
(46) 鎮痛剤である(42)〜(43) のいずれかに記載の錠剤。
(48) ワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する製剤であって、出荷前に該製剤に含有されるN−アセチルノイラミン酸の量を測定し、その含有量が、該製剤中のワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物1単位当たり、4000〜22500ngであることが確認されたことを特徴とするワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を有効成分として含有する製剤。
(49) ワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する注射剤であって、出荷前に該注射剤に含有されるN−アセチルノイラミン酸の量を測定し、その含有量が、該注射剤1mL当たり4800ng以上であることが確認されたことを特徴とするワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を有効成分として含有する注射剤。
(50) ワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する注射剤であって、出荷前に該注射剤に含有されるN−アセチルノイラミン酸の量を測定し、その含有量が、該注射剤1mL当たり4800〜27000ngであることが確認されたことを特徴とするワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する注射剤。
(51) ワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する3mL入りの注射剤であって、出荷前に該注射剤に含有されるN−アセチルノイラミン酸の量を測定し、その含有量が、該注射剤1管当たり14400ng以上であることが確認されたことを特徴とするワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する3mL入りの注射剤。
(52) ワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する3mL入りの注射剤であって、出荷前に該注射剤に含有されるN−アセチルノイラミン酸の量を測定し、その含有量が、該注射剤1管当たり14400〜81000ngであることが確認されたことを特徴とするワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する3mL入りの注射剤。
(53) ワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する錠剤であって、出荷前に該錠剤に含有されるN−アセチルノイラミン酸の量を測定し、その含有量が、該錠剤1錠当たり16000ng以上であることが確認されたことを特徴とするワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を有効成分として含有する錠剤。
(54) ワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する錠剤であって、出荷前に該錠剤に含有されるN−アセチルノイラミン酸の量を測定し、その含有量が、該錠剤1錠当たり16000〜90000ngであることが確認されたことを特徴とするワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する錠剤。
(55) 鎮痛剤である(47)〜(48) のいずれかに記載の製剤。
(56) 鎮痛剤である(49)〜(52)のいずれかに記載の注射剤。
(57) 鎮痛剤である(53)〜(54) のいずれかに記載の錠剤。
(59) ワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物に含有されるN−アセチルノイラミン酸の量を測定し、その含有量が、該抽出物1単位当たり4000〜22500ngである場合に該抽出物の製造が適切になされたものとする、該抽出物の検査方法。
(60) ワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する製剤に含有されるN−アセチルノイラミン酸の量を測定し、その含有量が、該製剤中のワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物1単位当たり、4000ng以上である場合に該製剤の製造が適切になされたものとする、該製剤の検査方法。
(61) ワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する製剤に含有されるN−アセチルノイラミン酸の量を測定し、その含有量が、該製剤中のワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物1単位当たり、4000〜22500ngである場合に該製剤の製造が適切になされたものとする、該製剤の検査方法。
(62) ワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する注射剤において、該注射剤に含有されるN−アセチルノイラミン酸の量を測定し、その含有量が、該注射剤1mL当たり4800ng以上である場合に該注射剤の製造が適切になされたものとする、該注射剤の検査方法。
(63) ワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する注射剤において、該注射剤に含有されるN−アセチルノイラミン酸の量を測定し、その含有量が、該注射剤1mL当たり4800〜27000ngである場合に該注射剤の製造が適切になされたものとする、該注射剤の検査方法。
(64) ワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する3mL入りの注射剤において、該注射剤に含有されるN−アセチルノイラミン酸の量を測定し、その含有量が、該注射剤1管当たり14400ng以上である場合に該3mL入りの注射剤の製造が適切になされたものとする、該注射剤の検査方法。
(65) ワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する3mL入りの注射剤において、該注射剤に含有されるN−アセチルノイラミン酸の量を測定し、その含有量が、該注射剤1管当たり14400〜81000ngである場合に該3mL入りの注射剤の製造が適切になされたものとする、該注射剤の検査方法。
(66) ワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する錠剤において、該錠剤に含有されるN−アセチルノイラミン酸の量を測定し、その含有量が、該錠剤1錠当たり16000ng以上である場合に該錠剤の製造が適切になされたものとする、該錠剤の検査方法。
(67) ワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する錠剤において、該錠剤に含有されるN−アセチルノイラミン酸の量を測定し、その含有量が、該錠剤1錠当たり16000〜90000ngである場合に該錠剤の製造が適切になされたものとする、該錠剤の検査方法。
(69) ワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する製剤の製造における、N−アセチルノイラミン酸の含有量が該抽出物1単位当たり4000〜22500ngである該抽出物の使用。
(70) ワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する製剤の製造における、N−アセチルノイラミン酸の含有量が該抽出物1mL当たり4800ng以上である該抽出物の使用。
(71) ワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する製剤の製造における、N−アセチルノイラミン酸の含有量が該抽出物1mL当たり4800〜27000ngである該抽出物の使用。
(73) ワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する製剤を、該製剤に含有されるN−アセチルノイラミン酸の量を測定し、その含有量が、該製剤中のワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物1単位当たり、4000〜22500ngであることが確認された場合に、該製剤が適切に製造されたものとして出荷可能と判定する、該製剤の出荷方法。
(74) ワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する注射剤を、該注射剤に含有されるN−アセチルノイラミン酸の量を測定し、その含有量が、該注射剤1mL当たり4800ng以上であることが確認された場合に、該注射剤が適切に製造されたものとして出荷可能と判定する、該注射剤の出荷方法。
(75) ワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する注射剤を、該注射剤に含有されるN−アセチルノイラミン酸の量を測定し、その含有量が、該注射剤1mL当たり4800〜27000ngであることが確認された場合に、該注射剤が適切に製造されたものとして出荷可能と判定する、該注射剤の出荷方法。
(76) ワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する3mL入りの注射剤を、該注射剤に含有されるN−アセチルノイラミン酸の量を測定し、その含有量が、該注射剤1管当たり14400ng以上であることが確認された場合に、該3mL入りの注射剤が適切に製造されたものとして出荷可能と判定する、該3mL入りの注射剤の出荷方法。
(77) ワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する3mL入りの注射剤を、該注射剤に含有されるN−アセチルノイラミン酸の量を測定し、その含有量が、該注射剤1管当たり14400〜81000ngであることが確認された場合に、該3mL入りの注射剤が適切に製造されたものとして出荷可能と判定する、該3mL入りの注射剤の出荷方法。
(78) ワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する錠剤を、該錠剤に含有されるN−アセチルノイラミン酸の量を測定し、その含有量が、該錠剤1錠当たり16000ng以上であることが確認された場合に、該錠剤が適切に製造されたものとして出荷可能と判定する、該錠剤の出荷方法。
(79) ワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する錠剤を、該錠剤に含有されるN−アセチルノイラミン酸の量を測定し、その含有量が、該錠剤1錠当たり16000〜90000ngであることが確認された場合に、該錠剤が適切に製造されたものとして出荷可能と判定する、該錠剤の出荷方法。
(80) (72)〜(73)のいずれかの出荷方法により出荷されたワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する製剤。
(81) (74)〜(77) のいずれかの出荷方法により出荷されたワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する注射剤。
(82) (78)〜(79) のいずれかの出荷方法により出荷されたワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する錠剤。
Claims (6)
- ワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する注射剤において、該注射剤に含有されるN−アセチルノイラミン酸の量を製造ロット毎に測定し、その含有量が、該注射剤1mL当たり4800ng以上である場合に該注射剤の製造が適切になされたものとする、非炎症性疼痛疾患に対する効果の製造ロット毎のばらつきを低減させた該注射剤の検査方法。
- ワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する注射剤において、該注射剤に含有されるN−アセチルノイラミン酸の量を製造ロット毎に測定し、その含有量が、該注射剤1mL当たり4800〜27000ngである場合に該注射剤の製造が適切になされたものとする、非炎症性疼痛疾患に対する効果の製造ロット毎のばらつきを低減させた該注射剤の検査方法。
- ワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する3mL入りの注射剤において、該注射剤に含有されるN−アセチルノイラミン酸の量を製造ロット毎に測定し、その含有量が、該注射剤1管当たり14400ng以上である場合に該3mL入りの注射剤の製造が適切になされたものとする、非炎症性疼痛疾患に対する効果の製造ロット毎のばらつきを低減させた該注射剤の検査方法。
- ワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する3mL入りの注射剤において、該注射剤に含有されるN−アセチルノイラミン酸の量を製造ロット毎に測定し、その含有量が、該注射剤1管当たり14400〜81000ngである場合に該3mL入りの注射剤の製造が適切になされたものとする、非炎症性疼痛疾患に対する効果の製造ロット毎のばらつきを低減させた該注射剤の検査方法。
- ワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する錠剤において、該錠剤に含有されるN−アセチルノイラミン酸の量を製造ロット毎に測定し、その含有量が、該錠剤1錠当たり16000ng以上である場合に該錠剤の製造が適切になされたものとする、非炎症性疼痛疾患に対する効果の製造ロット毎のばらつきを低減させた該錠剤の検査方法。
- ワクシニアウイルス接種ウサギ炎症皮膚抽出物を含有する錠剤において、該錠剤に含有されるN−アセチルノイラミン酸の量を製造ロット毎に測定し、その含有量が、該錠剤1錠当たり16000〜90000ngである場合に該錠剤の製造が適切になされたものとする、非炎症性疼痛疾患に対する効果の製造ロット毎のばらつきを低減させた該錠剤の検査方法。
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