JP5438155B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
特許文献1記載の技術は、複数に分割された分割表示動作の集合によってキャラクタ表示動作を構成し、複数の分割表示動作のうち表示プロセス値に対応する分割表示動作を選択して表示し、表示プロセス値が更新されることによりその新たな更新値に対応する分割表示動作を選択して順次表示するものである。
しかしながら、3Dの動画像のような処理負荷が大きい演出画像を用いる場合は、演出画像の画像データを読み込むのに時間を要する。パチンコ機では、遊技状態と同期させて演出を行う必要があるため、遊技の進行タイミングに応じて演出を開始すべき時点があり、その演出開始時までに画像データの読込を完了していなければならない。したがって、演出開始時までに読込が完了できないような大きなデータ容量の画像データを用いることができず、遊技性の向上には一定の限界があった。
そこで、本発明は、このような従来の技術の有する未解決の課題に着目してなされたものであって、遊技状態と同期しながら高品質な演出画像を表示するのに好適な遊技機を提供することを目的としている。
図柄の変動中では、まず、第1演出画像表示手段により、第1区分変動期間中に、演出画像データ記憶手段の第1演出画像データに基づいて第1演出画像が表示される。
ここで、第2区分変動期間は、第1区分変動期間に後続する期間であり、第1区分変動期間の直後またはそれ以降の期間をいう。第3区分変動期間と第2区分変動期間の関係についても同様である。
また、特賞状態とは、遊技者に対して所定の遊技価値を付与可能な有利な状態であり、例えば、大入賞口の開放動作等が含まれる。
さらに、このような構成であれば、電源断復帰手段により、復帰情報が記憶手段に記憶される。そして、電源投入時は、記憶手段の復帰情報に基づいて電源断前の状態に遊技状態が復帰する。
またこのような構成であれば、電源断復帰通知画像表示手段により、図柄変動結果の停止図柄の態様を示す画像が表示される。
本実施の形態は、本発明に係る遊技機を、図1に示すように、演出図柄表示装置104で複数の図柄を変動表示するパチンコ機に適用したものである。
まず、パチンコ機における遊技盤面102の構成を説明する。
図1において、遊技盤面102のほぼ中央部には、3つの領域にそれぞれ演出図柄を独立に変動させながら表示する演出図柄表示装置104が設けられている。演出図柄表示装置104は、例えば、液晶ディスプレイまたはCRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ等の可変表示装置、7セグメントLED、ドットマトリクス表示装置、モータの回転により可変表示するドラム等であり、複数の数字や図柄等からなる演出図柄を変動表示する。
本実施の形態では、演出図柄表示装置104は、背景等の画像および複数の図柄を動画として表示可能な可変表示装置とし、多彩な演出図柄を演出図柄表示装置104に表示可能としている。
特別図柄作動記憶表示灯116の上方には、遊技球を常時入賞可能とする天入賞口121が設けられている。
演出図柄表示装置104の下方には、遊技球を常時入賞可能とする始動入賞口111が設けられている。始動入賞口111は、遊技球が入賞すると、パチンコ機内部の始動入賞口スイッチ131(不図示)の検出信号により遊技球の入賞を検知し、演出図柄表示装置104および特別図柄表示装置106の変動表示開始の契機を与える。特別図柄および演出図柄の変動表示は、所定の変動時間経過後に停止し、抽選結果の通知や演出が行われる。
ここで、特別図柄表示装置106の停止図柄が特定の組み合わせとなって生起する遊技状態を「特賞状態」(大当たりまたは小当たり)といい、「特賞」とは、遊技状態が、遊技者へ多数の賞球を払い出す等の所定の遊技価値を付与する有利な状態に移行するポイントをいう。また、特別図柄は、演出図柄表示装置104で表示される演出図柄と対応している。
始動入賞口111の下方には、普通図柄作動記憶表示灯117が設けられている。普通図柄作動記憶表示灯117は、普通図柄の変動中に作動ゲート113、114を通過した各遊技球の情報を、主制御装置のRAM上にある各遊技球ごとの保留領域に記憶するのと連動して点灯し、連続して普通図柄の変動可能な回数を通知する。
普通図柄表示装置108の左右両側にはそれぞれ、遊技球を常時通過可能とする作動ゲート113、114が設けられている。作動ゲート113、114は、遊技球が通過すると、内部の作動ゲートスイッチの検出信号により遊技球の通過を検知し、普通図柄表示装置108の変動表示開始の契機を与える。
なお、以下、大当たりの終了後に大当たり抽選の当選確率が規定値となる遊技状態を「低確率状態」といい、大当たりの終了後に大当たり抽選の当選確率が低確率状態よりも高くなる遊技状態を「確率変動状態」という。また、特別図柄および演出図柄の変動時間が短縮する機能と、作動ゲート113、114の通過に伴って抽選される普通図柄の抽選確率を通常時の抽選確率と比較して高確率(例えば10倍)にするとともに普通電動役物112の開放時間を通常時の開放時間と比較して延長する(開放時間が長くなる)機能の2つの機能(以下、時短機能という。)が作動する遊技状態を「時短作動状態」といい、時短機能が未作動となる遊技状態を「時短未作動状態」という。
図2は、遊技制御装置200の構成を示すブロック図である。
遊技制御装置200は、図2に示すように、主に、主制御装置210(主制御部)、演出制御装置150(演出制御部)、および図柄制御装置152(演出図柄表示制御部)の3つの制御部から構成される。不正行為防止等のため、通常、各制御部は別々の基板に実装され、直接・間接的に接続されて相互にまたは一方向にデータが送信可能である。
演出制御装置150は、主制御装置210から送信される制御コマンド(第1の制御コマンド)に応じて図柄制御装置152を制御するための制御コマンド(第3の制御コマンド)を送信する。
主制御装置210は、CPU220、ROM230、RAM240、入力ポート250および出力ポート255を備える。
出力ポート255は、特別図柄表示装置106への出力を行う特別図柄表示用出力ポートと、普通図柄表示装置108への出力を行う普通図柄表示用出力ポートと、特別図柄作動記憶表示灯116への出力を行う特別図柄作動記憶表示灯用ポートと、普通図柄作動記憶表示灯117への出力を行う普通図柄作動記憶表示灯用ポートと、演出制御装置150への出力を行う演出制御装置用コマンド出力ポート(図柄指定コマンドや変動パターンコマンド等の第1の制御コマンドを送信)と、賞球払出装置に対して賞球の払出制御を行う賞球払出制御装置156への出力を行う賞球払出用コマンド出力ポートと、大入賞口115を開閉させる大入賞口ソレノイド158への出力を行う大入賞口ソレノイド出力ポートと、遊技状態表示装置109への出力を行う遊技状態表示用出力ポートと、外部のホールコンピュータへの出力を行う外部情報出力ポート256とからなる。図柄指定コマンド(第1の制御コマンド)とは、演出図柄の停止図柄の組み合わせを指定するための制御コマンドであり、変動パターンコマンド(第1の制御コマンド)とは、演出図柄表示装置104に表示されるリーチ、はずれ、特賞等の画面変動の態様および演出時間を指定するための制御コマンドである。
第1信号生成部は、大当たり情報信号等のある状態を識別できるようにその状態中は出力されている信号を生成する。また、出力時間は、その状態等によって随時可変するものである。なお、確率変動状態が生起することを報知せずに確率変動状態を生起させる大当たり(確変大当たり)が決定された場合には、第1信号生成部は、確変大当たりであることを識別可能な大当たり信号を出力しない(大当たり信号出力禁止設定)ので、確率変動状態を非報知状態とすることができる。具体的には、大当たり中であることを示す大当たり信号は出力するが、大当たり終了後に生起する確率変動中であることを示す確率変動中信号は出力しないように制御(通知禁止手段)している。
主制御装置210は、入力ポート250を介して、始動入賞口スイッチ131、大入賞口スイッチ132、その他各種入賞口スイッチ133から検出信号を入力し処理する。
ROM230には、主制御装置210で実行されるパチンコ機を制御するためのプログラムが記憶される。ROM230には、さらに、演出制御装置150を制御するための図柄指定コマンド、変動パターンコマンドを始めとするパチンコ機を制御するための各種パラメータの値が格納されている。
RAM240には、出力予定の制御コマンドを所定領域に格納し、電源断から復帰したときは、RAM240の内容を電源断前の状態に復元し、RAM240の出力予定の制御コマンドを出力することにより、電源断前の状態に遊技状態を復帰させる。
電源回路212は、主制御装置210、演出制御装置150、図柄制御装置152等に電源電圧を供給するためのものであり、電源回路212には、電源回路212を駆動させるための電源スイッチ(不図示)と、主制御装置210のRAMデータをクリア、すなわち、RAM240を初期化するためのRAMクリアスイッチ(不図示)が接続されている。また、主制御装置210、演出制御装置150、図柄制御装置152等に接続し、電源スイッチがオン操作されることにより、各装置に所定の電源電圧が供給され、RAMクリアスイッチの操作状態を示すRAMクリア信号が、電源回路212から主制御装置210に送信される。
演出制御装置150は、さらに、少なくとも2つのチャネルを有し各チャネルの合成音をスピーカ155から出力するシーケンサ160と、シーケンサ160によりスピーカ155から音声を出力する音声制御を行う音声制御部162と、ランプ153を点灯させるランプ制御を行うランプ制御部164とを備える。なお、音声制御部162およびランプ制御部164は、演出制御装置150において内部コマンドによるコマンド通信により制御されるものである。しかしながら、コマンド通信によらず直接的な制御でも実現可能である。
図柄制御装置152は、演出制御装置150から送信される液晶表示制御コマンド(第3の制御コマンド)を受信し、その液晶表示制御コマンドに従って演出図柄表示装置104の演出図柄を変動・停止させ、または演出制御装置150により選択・送信された予告指定コマンドを受信して予告表示する機能を有する。
図3は、特別図柄の停止図柄の態様を示す図である。
パチンコ機においては、図3に示すように、大当たりまたは小当たりの種別として、「時短大当たり」、「確変1大当たり(第1の確率変動状態)」、「確変2大当たり(第2の確率変動状態)」、「確変3大当たり(第3の確率変動状態)」および「小当たり」の5つが規定されている。各種別は、当たり種別番号「0」〜「4」により識別される。
図4は、制御コマンドのデータ構造を示す図である。
制御コマンドは、図4に示すように、制御コマンドの分類を識別するための識別子で1バイト長のディジタルデータであるモード(MODE)と、実行される制御コマンドの内容(機能)を示す1バイト長のディジタルデータであるイベント(EVENT)とからなる。
主制御装置210では、図5に示すように、コマンド変化時に自身が生成するストローブ信号(DUSTB)の1つ目の立ち上がりを契機として、モード(MODE)データが出力され、次いでストローブ信号(DUSTB)の2つ目の立ち上がりを契機として、イベント(EVENT)データが出力される。これに対応して、演出制御装置150では、CPUにより、ストローブ信号(DUSTB)の入力に応じて割込を発生させ、割込処理によって制御コマンドが演出制御装置150のRAMに格納される。
制御コマンドには、図6に示すように、はずれ演出図柄、時短図柄、確変1図柄、確変2図柄、確変3図柄および小当たり図柄のいずれかを指定するための図柄指定コマンドがある。図柄指定コマンドは、特別図柄の変動開始時に出力される。そして、大当たりを生起させるか否かの大当たり抽選に用いる乱数(以下、当たり決定乱数という。)に基づく判定の結果、はずれの場合には、はずれ演出図柄指定が決定され、大当たりの場合には、時短図柄指定、確変1図柄指定、確変2図柄指定および確変3図柄指定のなかからいずれかが決定され、小当たりの場合には、小当たり図柄指定が決定される。
制御コマンドには、さらに、電源断復帰を指定するための電源断復帰指定コマンドと、機種判別コードを指定するための機種指定コマンドと、電源断時の遊技状態を指定するための遊技状態指定コマンドと、保留メモリ数を指定するための特別図柄作動記憶指定コマンドとがある。なお、機種判別コードは、同じ演出を行うパチンコ機において、遊技仕様(大当たり確率、賞球数等)のみが異なるパチンコ機を複数備えている場合に必要とされ、遊技仕様が1つの種類しかない場合は、機種判別コードを削除することもできる。
なお、図6の制御コマンドは、演出制御装置150を介して図柄制御装置152にも送信される。
図7は、変動パターン決定テーブル440のデータ構造を示す図である。
ROM230には、図7に示すように、変動パターンを決定するのに用いる変動パターン決定テーブル440が格納されている。
CPU220は、マイクロプロセッシングユニット等からなり、所定の動作クロック(例えば、4[ms])で1サイクルを実行可能な遊技制御プログラムに基づいて動作し、ROM230の所定領域に格納されている遊技制御プログラムを起動させ、図8のフローチャートに示す遊技制御処理を実行する。
図8は、遊技制御処理を示すフローチャートである。
遊技制御処理は、CPU220において実行されると、図8に示すように、まず、ステップS100に移行する。
ステップS100では、CPU220の初期化処理を実行し、ステップS102に移行して、図9の割込処理を実行すべき割込許可命令をCPU220に対して出力する。これにより、図9の割込処理は、所定の周期(例えば、2[ms])で遊技制御処理と並列に実行される。
ステップS106では、遊技制御処理が実行されてから図9の割込処理が所定回数(例えば、2回)実行されたか否かを判定し、割込処理が所定回数実行されたと判定したとき(Yes)は、ステップS108に移行して、大当たりの判定を行うとともに図柄の変動パターンを決定する大当たり判定処理を実行し、ステップS110に移行する。
ステップS114では、外部情報出力ポート256を介して、遊技制御に関する外部情報信号をホールコンピュータに出力する外部情報出力処理を実行し、ステップS116に移行する。
これは、検査機関での検査時に必要とされる信号であるためである。場合によっては、ステップS116の処理は省略することもできる。
ステップS122では、RAM240の内容を復元するために必要な復帰情報を生成し、生成した復帰情報をRAM240に格納し、CPU220を省電力モードに切り換えるバックアップ処理を実行する。バックアップ処理には、バックアップフラグを設定する処理およびチェックサムを行う処理が含まれる。
一方、ステップS120で、電源断検出信号を入力しないと判定したとき(No)、およびステップS106で、遊技制御処理が実行されてから割込処理が所定回数実行されていないと判定したとき(No)はいずれも、ステップS104に移行する。
図9は、割込処理を示すフローチャートである。
割込処理は、CPU220において実行されると、図9に示すように、まず、ステップS150に移行する。
ステップS150では、出玉の決定等に直接関わる出玉制御用乱数(例えば、当たり決定乱数、大当たり種別決定乱数、停止図柄決定乱数)を更新する乱数更新処理を実行する。また、ステップS104で更新される演出制御用乱数も併せて更新する。
次に、ステップS150の乱数更新処理を説明する。
図10は、乱数更新処理を示すフローチャートである。
乱数更新処理は、CPU220において実行されると、図10に示すように、まず、ステップS172に移行する。
ステップS172では、当たり決定乱数を更新し、ステップS174に移行して、当たり決定乱数が所定の上限値(例えば、398)に達したか否かを判定し、所定の上限値に達したと判定したとき(Yes)は、ステップS176に移行して、当たり決定乱数の初期値を更新するための当たり決定乱数用初期値更新乱数を当たり決定乱数に設定し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
これにより、当たり決定乱数が一巡するたびに初期値が変化するため、当たり決定乱数値を容易に予測することができない。
なお、図示は省略したが、大当たり種別決定乱数、停止図柄決定乱数その他の出玉制御用乱数を更新する処理もこれと同様にこの乱数更新処理にて行われる。
図11は、CPU初期化処理を示すフローチャートである。
CPU初期化処理は、ステップS100において実行されると、図11に示すように、まず、ステップS200に移行する。
ステップS200では、CPU220を初期化し、ステップS202に移行して、RAMクリアスイッチがオンであるか否かを判定し、RAMクリアスイッチがオンでないと判定したとき(No)は、ステップS204に移行する。
チェックサムの判定は、電源断を検出したときにCPU220により設定されるチェックサムを判定し、整合がとれていれば正常と判定する。
ステップS208では、復帰情報に基づいてRAM240の内容を電源断前の状態に復帰させる。復帰処理には、電源断時の遊技状態と電源断復帰時の遊技状態とで不整合な状態が発生したときにその不整合を解消する処理が含まれる。例えば、電源断時に玉詰まりエラーを検出したが、復帰時に解消している場合に、復帰情報をもとにすると、エラーを検出したままになる不整合が発生してしまうので、その状態を解消する処理である。
一方、ステップS206で、復帰情報のチェックサムが正常でないと判定したとき(No)は、ステップS212に移行して、RAM240の内容を初期化し、ステップS214に移行して、電源投入時に送信される初期制御コマンド(以下、電源投入時の初期制御コマンドという。)を演出制御装置150に出力し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
一方、ステップS204で、復帰情報が有効でないと判定したとき(No)、およびステップS202で、RAMクリアスイッチがオンであると判定したとき(Yes)はいずれも、ステップS212に移行する。
図12は、入賞スイッチ入力処理を示すフローチャートである。
入賞スイッチ入力処理は、ステップS152において実行されると、図12に示すように、まず、ステップS300に移行する。
ステップS300では、始動入賞口スイッチ131からの検出信号を、始動入賞口スイッチ131に対応する入力ポート250の所定のポートから読み込む入力ポート読込処理を実行し、ステップS302に移行して、ステップS300の処理結果に基づいて、始動入賞口スイッチ131から検出信号を入力したか否かを判定し、検出信号を入力したと判定したとき(Yes)は、ステップS304に移行する。
ステップS308では、当たり決定乱数、大当たり種別決定乱数および停止図柄決定乱数を対応の乱数カウンタから取得し、ステップS310に移行して、取得した各乱数値を、入賞遊技球数に対応したRAM240の所定領域にそれぞれ格納し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。ステップS310では、例えば、入賞遊技球数が「1」である場合は、取得した各乱数値を、RAM240の所定領域であって乱数値を格納するための領域の1番目にそれぞれ格納する。同様に、入賞遊技球数が「2」である場合は、取得した各乱数値を、乱数値を格納するための領域の2番目にそれぞれ格納する。
次に、ステップS108の大当たり判定処理を説明する。なお、普通図柄表示装置108の判定処理については説明を省略する。
大当たり判定処理は、所定確率(例えば、1/399)で特賞状態を生起させるために、所定の数値範囲(例えば、「0」〜「398」)に1個の大当たり値を設定し、始動入賞口111に遊技球が入賞した入賞タイミングで乱数カウンタから当たり決定乱数を取得し、取得した乱数値と大当たり値とが一致しているときに特賞状態を生起させる処理であって、ステップS108において実行されると、図13に示すように、まず、ステップS400に移行する。
ステップS406では、入賞遊技球数に対応したRAM240の所定領域から当たり決定乱数を読み出し、ステップS408に移行して、読み出した乱数値が大当たり値と一致しているか否かを判定し、それらが一致していると判定したとき(Yes)は、ステップS410に移行する。
大当たり種別決定処理では、複数の当たり種別番号を登録した大当たり種別決定テーブルを設定しておき、入賞遊技球数に対応したRAM240の所定領域から大当たり種別決定乱数を読み出し、読み出した乱数値の順位の当たり種別番号を当たり種別決定テーブルから読み出すことにより大当たりの種別を決定する。これにより、時短大当たり、確変1大当たり、確変2大当たりおよび確変3大当たりの別が決定される。
一方、ステップS408で、読み出した乱数値が大当たり値と一致しないと判定したとき(No)は、ステップS422に移行して、ステップS406で読み出した乱数値があらかじめ設定した小当たり値と一致しているか否かを判定し、それらが一致しないと判定したとき(No)は、ステップS424に移行する。ステップS408、S422では、一つの乱数で大当たりの判定および小当たりの判定を行う。例えば、当たり決定乱数の値が「7」の場合は大当たり、「11」の場合は小当たりと判定する。これにより、それぞれ別個の乱数を設ける場合に比して、データ容量が少なくて済み、乱数更新処理も簡素となる。
ステップS426の処理が終了すると、ステップS416に移行する。
ステップS430では、演出図柄の変動を開始してから所定時間が経過したか否かを判定し、所定時間が経過したと判定したとき(Yes)は、ステップS432に移行して、図柄停止コマンドをRAM240の所定領域に格納する図柄停止処理を実行し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
一方、ステップS430で、演出図柄の変動を開始してから所定時間が経過しないと判定したとき(No)は、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
図14は、図柄制御装置152の構成を示すブロック図である。
図柄制御装置152は、図14に示すように、CPU300、CGROM302、RAM304、VDP(Video Display Processor)306、VRAM308およびI/F310、312を有して構成されている。CPU300、CGROM302、RAM304、VDP306およびI/F310は、バス314で相互にかつデータ授受可能に接続され、I/F310には、演出制御装置150が接続されている。また、VDP306は、I/F312を介して演出図柄表示装置104に接続されている。
1つの変動パターンにおける演出図柄の変動表示を行う期間(変動時間)は、基本変動期間、リーチ変動期間、発展演出期間およびスーパーリーチ変動期間の4つに区分される。基本変動期間は、始動入賞口111への入賞に伴って開始され、演出図柄の初期の変動表示を行う期間であり、基本的にすべての変動パターンに設定されているものである。リーチ変動期間は、選択された変動パターンがリーチ演出を伴うものである場合に、基本変動期間に続けて、リーチ演出とともに演出図柄の変動表示を行う期間である。発展演出期間は、変動パターンがスーパーリーチ演出を伴うものである場合に、リーチ変動期間に続けて、スーパーリーチに発展させる発展演出を行う期間であり、一定の時間(例えば、5[s])に設定されている。なお、発展演出期間における具体的な演出内容としては、例えば、画面全体が一度黒くなって切り替わることを報知するブラックアウト演出や、逆に画面全体が一度白くなって切り替わることを報知するホワイトアウト演出といった画面の切換として利用されるものである。スーパーリーチ変動期間は、選択された変動パターンがスーパーリーチ演出を伴うものである場合に、発展演出期間に続けて、スーパーリーチ演出とともに演出図柄の変動表示を行う期間である。なお、スーパーリーチとは、通常のリーチに比して大当たりになる確率が高く設定されているリーチであり、また、通常のリーチよりも変動時間を長く設定し複雑な演出を行う変動パターンである。
VDP306は、VRAM308に格納された画像データに基づいて演出図柄表示装置104に画像信号を出力することにより演出図柄表示装置104に画像を表示する。
CPU300は、図15ないし図17のフローチャートに示す図柄制御装置電源断復帰処理、変動関連データ読込処理および図柄変動表示処理を並列(マルチタスク)に実行する。すなわち、図柄制御装置152にオペレーションシステム(以下、OSという。)を搭載し、そのOSがCPU300の実行権限をすべて管理して処理の切換を行うプリエンプティマルチタスク方式を採用している。OSは、ハードウェアタイマを参照し、実行待ち命令のあるプログラム(ここでは、動画像制御用プログラム、動画像構成用データ読込処理および演出画像表示処理)に短時間ずつCPU300の実行権限を与えているものである。
図15は、図柄制御装置電源断復帰処理を示すフローチャートである。
図柄制御装置電源断復帰処理は、CPU300において実行されると、図15に示すように、まず、ステップS500に移行する。
ステップS500では、電源断復帰時の初期制御コマンドを受信したか否かを判定し、電源断復帰時の初期制御コマンドを受信したと判定したとき(Yes)は、ステップS502に移行して、受信した初期制御コマンドに基づいて電源断復帰処理を実行し、ステップS504に移行する。
一方、ステップS500で、電源断復帰時の初期制御コマンドを受信しないと判定したとき(No)は、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
図16は、変動関連データ読込処理を示すフローチャートである。
変動関連データ読込処理は、図17の画像制御処理と並行し、変動パターンデータ、動画像構成用データおよび動画像制御用プログラムを読み込む処理であって、CPU300において実行されると、図16に示すように、まず、ステップS600に移行する。
ステップS602では、変動パターンデータ、動画像構成用データおよび動画像制御用プログラムを読み込む第1データ読込処理を実行する。第1データ読込処理では、基本変動期間およびリーチ変動期間の変動パターンデータ、リーチ演出動画像の動画像構成用データおよび動画像制御用プログラムをCGROM302からRAM304に読み込んで展開する。この読込が完了した時点でリーチ変動期間が終了していないときは、さらに、スーパーリーチ変動期間の変動パターンデータの一部、およびスーパーリーチ演出動画像の動画像構成用データの一部をCGROM302からRAM304に読み込んで展開する。
一方、ステップS600で、変動パターンコマンドを受信しないと判定したとき(No)は、ステップS604に移行して、発展演出の開始タイミングであるか否かを判定し、発展演出の開始タイミングであると判定したとき(Yes)は、ステップS606に移行する。開始タイミングは、主制御装置210から送信される変動パターンコマンドにより指示される変動時間情報に基づいて、その変動時間の経過を管理することにより判定するものである。すなわち、基本変動、リーチ演出、発展演出、スーパーリーチ演出の開始契機は、各変動パターンによって異なるものであり、主制御装置210が指定した変動パターンが図柄制御装置152で特定されると、図柄制御装置152では、変動時間全体の時間が特定されるとともに各演出(基本変動、リーチ演出、発展演出、スーパーリーチ演出)がその変動時間のなかでどのタイミングで開始されるかが判別可能となり、対象の演出開始時点に達したときに各演出を開始するものである。なお、動画像を表示させる演出の場合には、他の処理と並行して動画像制御用プログラムが開始されるため、その動画像制御用プログラムの終了のタイミングを判別することにより、その演出の終了が判定でき、次の演出開始タイミングであることを判定することも可能である。以下、ステップS708、S714、S718において同じである。
ステップS606の処理が完了すると、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
一方、ステップS604で、発展演出の開始タイミングでないと判定したとき(No)は、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
図17は、図柄変動表示処理を示すフローチャートである。
図柄変動表示処理は、図16の変動関連データ読込処理と並行し、演出図柄の変動パターンを表示する処理であって、CPU300において実行されると、図17に示すように、まず、ステップS700に移行する。
ステップS700では、変動パターンコマンドを受信したか否かを判定し、変動パターンコマンドを受信したと判定したとき(Yes)は、ステップS702に移行する。
次いで、ステップS704に移行して、演出図柄表示装置104において演出図柄が変動中であるか否かを判定し、演出図柄が変動中であると判定したとき(Yes)は、ステップS706に移行する。
次いで、ステップS712に移行して、受信した変動パターンコマンドに基づいて変動パターンがスーパーリーチ演出を伴うものであるか否かを判定し、変動パターンがスーパーリーチ演出を伴うものであると判定したとき(Yes)は、ステップS714に移行して、発展演出の開始タイミングであるか否かを判定し、発展演出の開始タイミングであると判定したとき(Yes)は、ステップS716に移行する。
次いで、ステップS718に移行して、スーパーリーチ演出の開始タイミングであるか否かを判定し、スーパーリーチ演出の開始タイミングであると判定したとき(Yes)は、ステップS720に移行する。
次いで、ステップS722に移行して、図柄停止コマンドを受信したか否かを判定し、図柄停止コマンドを受信したと判定したとき(Yes)は、ステップS724に移行する。
一方、ステップS722で、図柄停止コマンドを受信しないと判定したとき(No)、およびステップS704で、演出図柄が変動中でないと判定したとき(No)はいずれも、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
一方、ステップS714で、発展演出の開始タイミングでないと判定したとき(No)は、ステップS718に移行する。
一方、ステップS700で、変動パターンコマンドを受信しないと判定したとき(No)は、ステップS704に移行する。
まず、パチンコ機に電源が投入されると、主制御装置210により、遊技制御処理が実行され、遊技可能な状態となる。遊技者は、貸し出しを受けた遊技球をパチンコ機に装填し、発射ハンドルを操作して遊技球を遊技盤面102に発射することにより遊技を行うことができる。
そして、所定の変動パターンで演出図柄が変動表示され、所定の変動時間経過後に、決定された組み合わせで停止する。演出図柄の停止後は、時短大当たり、確変1大当たり、確変2大当たりおよび確変3大当たりのいずれかが生起する。
小当たりとなると、ステップS428、S412、S414を経て、特別図柄および演出図柄の停止図柄の組み合わせ、並びに小当たり時の変動パターンが決定される。そして、所定の変動パターンで演出図柄が変動表示され、所定の変動時間経過後に、決定された組み合わせで停止する。演出図柄の停止後は、小当たりが生起する。
大当たりまたは小当たり中は、大入賞口115が所定の開閉パターンで開放制御され、大入賞口115に遊技球が入賞すると、1個当たりの入賞につき所定数の賞球が払い出される。
図18は、変動パターンがスーパーリーチ演出を伴うものである場合の変動動作を示すフローチャートである。
主制御装置210では、始動入賞口111に遊技球が入賞すると、ステップS414またはステップS426を経て、変動パターンコマンドが送信される。変動パターンコマンドは、演出制御装置150を介して図柄制御装置152に送信される。
主制御装置210では、演出図柄の変動を開始してから所定時間が経過すると、ステップS432を経て、図柄停止コマンドが送信される。図柄停止コマンドは、演出制御装置150を介して図柄制御装置152に送信される。
なお、変動パターンがスーパリーチ演出は伴わないがリーチ演出を伴うものである場合は、上記同様に基本変動およびリーチ演出が行われる。また、変動パターンがリーチ演出を伴わない単なるはずれを報知する変動パターンである場合は、上記同様に基本変動が行われる。
従来の遊技機では、図19に示すように、変動パターンがスーパーリーチ演出を伴うものである場合は、基本変動、リーチ演出、発展演出およびスーパーリーチ演出に関する表示処理と並行し、基本変動、リーチ演出、発展演出およびスーパーリーチ演出に関するデータ読込処理を行っていた。これは、表面的な処理を行いつつ、バックグランドでの処理となるため、処理負荷が大きくなればなるほど表示部分に影響がでる。
演出図柄の変動中の電源断から復帰したときは、ステップS208、S210を経て、RAM240の復帰情報に基づいてRAM240の内容が電源断前の状態に復帰し、電源断復帰時の初期制御コマンドが送信される。
図柄制御装置152では、初期制御コマンドを受信すると、ステップS502、S504を経て、受信した初期制御コマンドに基づいて電源断復帰処理が実行され、電源断時に変動中の演出図柄について停止図柄の組み合わせを示す静止画像である電源断復帰通知画像が表示される。その後の動作については、図18と同様である。
さらに、本実施の形態では、図柄制御装置152は、基本変動期間およびリーチ変動期間中に、スーパーリーチ演出動画像の動画像構成用データの一部を読み込み、発展演出期間中に、スーパーリーチ演出動画像の動画像構成用データの残部を読み込む。
これにより、非電源断時では、処理負荷が大きいスーパーリーチ演出動画像が表示される一方、電源断復帰時には、電源断前の変動期間にかかわらず、スーパーリーチ演出動画像よりも処理負荷が小さい電源断復帰通知画像が表示されるため、高品質な演出画像を表示することができるとともに、電源断から速やかに復帰することができる。また、演出図柄の変動中に電源断が発生してもその変動結果である停止図柄の態様が表示されるので、電源断復帰時に電源断前の変動結果を直ちに把握でき、遊技の復帰を円滑に行うことができる。
なお、上記実施の形態においては、リーチ演出動画像およびスーパーリーチ演出動画像を、3Dのポリゴン画像を演算によりリアルタイムに構成して動作させる動画像として表示するように構成したが、これに限らず、複数の静止画像を連続再生するムービ形式の動画像、その他の形式の動画像として表示するように構成することもできる。
また、上記実施の形態においては、ステップS602、S606において、リーチ変動期間およびスーパーリーチ変動期間の変動パターンデータ、並びにリーチ演出動画像およびスーパーリーチ演出動画像の動画像構成用データを読み込むように構成したが、変動パターンコマンドに基づいて変動パターンがリーチ演出を伴うものでないと判定したとき、すなわち単なるはずれ変動パターンであるときは、リーチ変動期間およびスーパーリーチ変動期間の変動パターンデータ、並びにリーチ演出動画像およびスーパーリーチ演出動画像の動画像構成用データを読み込まないように、第1の読込停止処理を実行するように構成することもできる。さらに、変動パターンコマンドに基づいて変動パターンがスーパーリーチ演出を伴うものでないと判定したとき、すなわち通常のリーチ演出のみを伴う変動パターンであるときは、スーパーリーチ変動期間の変動パターンデータおよびスーパーリーチ演出動画像の動画像構成用データを読み込まないように、第2の読込停止処理を実行するように構成することもできる。
また、上記実施の形態においては、演出制御装置150および図柄制御装置152を別々の基板に実装したが、これに限らず、演出制御装置150および図柄制御装置152を一体に構成し、同一の基板に実装することもできる。
106 特別図柄表示装置
108 普通図柄表示装置
109 遊技状態表示装置
112 普通電動役物
113、114 作動ゲート
111 始動入賞口
115 大入賞口
131 始動入賞口スイッチ
150 演出制御装置
152 図柄制御装置
153 ランプ
155 スピーカ
200 遊技制御装置
210 主制御装置
212 電源回路
220、300 CPU
230 ROM
240、304 RAM
250 入力ポート
255 出力ポート
302 CGROM
306 VDP
308 VRAM
440 変動パターン決定テーブル
Claims (1)
- 始動入賞口への入賞を契機として特賞状態を生起させるか否かの抽選を行う抽選手段と、図柄表示手段としての演出図柄表示装置で演出図柄の図柄変動を表示する図柄変動手段とを備え、前記抽選手段で前記特賞状態を生起させると判定したときは、所定の態様で前記演出図柄を停止させた後に前記特賞状態を生起させる遊技機であって、
第1演出画像を構成するための第1演出画像データ、第2演出画像を構成するための第2演出画像データ、および前記第2演出画像よりも処理負荷が小さい低負荷演出画像を構成するための低負荷演出画像データを記憶する演出画像データ記憶手段と、
前記図柄変動を行う期間を複数に区分した各区分変動期間のうち第1区分変動期間中に、前記演出画像データ記憶手段の第1演出画像データに基づいて前記第1演出画像を前記図柄表示手段としての演出図柄表示装置に表示する第1演出画像表示手段と、
前記各区分変動期間のうち前記第1区分変動期間に後続する期間である第2区分変動期間中に、前記演出画像データ記憶手段の低負荷演出画像データに基づいて前記低負荷演出画像を前記図柄表示手段としての演出図柄表示装置に表示する低負荷演出画像表示手段と、
前記第2区分変動期間中に、前記演出画像データ記憶手段から前記第2演出画像データを読み込む第2演出画像データ読込手段と、
前記各区分変動期間のうち前記第1区分変動期間に後続する期間である第3区分変動期間中に、前記第2演出画像データ読込手段で読み込んだ第2演出画像データに基づいて前記第2演出画像を前記図柄表示手段としての演出図柄表示装置に表示する第2演出画像表示手段と、
遊技状態を制御する主制御部と、
前記主制御部から送信される制御コマンドに応じて遊技機が備える演出図柄表示装置に表示させる演出図柄の変動表示を制御する図柄制御部と、
前記図柄の変動パターンを指定するための変動パターンコマンドを含む制御コマンドを前記図柄制御部に送信する制御コマンド送信手段と、
当該遊技機を駆動するための電源からの電力供給の有無によらずデータを記憶可能な記憶手段と、
遊技状態の復帰に必要な復帰情報を前記記憶手段に記憶し、電源投入時には、前記記憶手段の復帰情報に基づいて電源断前の状態に遊技状態を復帰させる電源断復帰手段と、
電源投入時に、前記記憶手段の復帰情報に基づいて電源断前の状態が前記図柄変動中であると判定したときは、電源断前の前記区分変動期間にかかわらず、前記第2演出画像よりも処理負荷が小さい電源断復帰通知画像を前記図柄表示手段に表示する電源断復帰通知画像表示手段と、を備え、
前記主制御部は、前記抽選手段と、前記制御コマンド送信手段と、前記記憶手段と、前記電源断復帰手段とを備えると共に、前記主制御部に接続され前記演出図柄と対応する特別図柄を変動表示する特別図柄表示装置に対して、当該主制御部が有する特別図柄表示用出力ポートを介して直接に前記特別図柄の変動処理を制御し、
前記図柄制御部は、前記図柄変動手段と、前記演出画像データ記憶手段と、前記第1演出画像表示手段と、前記低負荷演出画像表示手段と、前記第2演出画像データ読込手段と、前記第2演出画像表示手段と、前記制御コマンドを受信する制御コマンド受信手段と、電源断復帰通知画像表示手段とを備えると共に、前記演出図柄表示装置に対し前記特別図柄の停止態様に対応するように前記演出図柄の停止表示を制御し、前記第3区分変動期間における変動パターンが前記第2演出画像による演出を伴う場合に前記第2区分変動期間を設定し、前記第3区分変動期間における変動パターンが前記第2演出画像による演出を伴わない場合には前記第2区分変動期間を設定せず、
前記第1演出画像表示手段は、前記制御コマンド受信手段で前記制御コマンドを受信したタイミングで動作を開始し、
前記第2演出画像データは、前記第3区分変動期間の変動パターンデータ及び前記第3区分変動期間に演出する動画像データを有し、
前記第2演出画像データ読込手段は、前記制御コマンド送信手段が送信する変動パターンコマンドに基づき、変動パターンが前記第2演出画像による演出を伴わないと判定すると、前記第3区分変動期間の変動パターンデータ及び前記第3区分変動期間に演出する動画像データを読み込まず、該変動パターンが前記第2演出画像による演出を伴うと判定すると、前記第2区分変動期間中に前記第3区分変動期間の変動パターンデータ及び前記第3区分変動期間に演出する動画像データの全部を読み込むことを特徴とする遊技機。
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