JP5437556B2 - 情報処理装置およびプロセッサ機能変更方法 - Google Patents

情報処理装置およびプロセッサ機能変更方法 Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置に関する。特に、本発明は、複数のプロセッサを備える情報処理装置に関する。
メインフレームやサーバ等の情報処理装置には、複雑な処理を大量に且つ高速に行うことが要求される。そのため、その情報処理装置には機能毎に専用プロセッサが設けられ、それぞれの専用プロセッサがそれぞれの処理を行う。専用プロセッサとしては、周辺装置に対する入出力を制御する入出力プロセッサ、データの暗号化および復号化を専門に行う暗号化プロセッサ、TCP/IPプロトコルを専門に処理するTCP/IPオフロードエンジン等が挙げられる。これら専用プロセッサはLSIであり、情報処理装置に固定的に設けられている。
そのような情報処理装置には、次のような問題点がある。つまり、ある専用プロセッサにかかる負荷が大きくなり、その専用プロセッサの処理能力が不足すると、情報処理装置全体の性能が低下してしまう。また、情報処理装置に設けられた唯一の専用プロセッサが故障すると、情報処理装置の動作が停止してしまう。更に、専用プロセッサは高価なLSIであり、バグ修正や機能追加が容易ではない。従って、情報処理装置の動作中に、各プロセッサの機能を自由に切り替えることができる技術が望まれている。
特許文献1には、複数のアーキテクチャの異なるプロセッサ手段を備えるマルチプロセッサシステムが記載されている。各々のプロセッサ手段は、本来のプロセッサ機能に加えて、入出力プロセッサ機能を有している。その各プロセッサ手段は、アイドル状態において、バス支配権制御手段からの指示により入出力プロセッサ機能を果たすように構成される。
特開昭60−252977号公報
特許文献1に記載された技術によれば、本来のプロセッサ機能を有するプロセッサ手段が、アイドル状態において、入出力プロセッサ機能を果たすように切り替えられる。しかしながら、例えば、プロセッサが、プロセッサがあらかじめ有していない新たな機能(特許文献1の場合、本来のプロセッサ機能と入出力プロセッサ機能、以外の機能)を実行することができない。プロセッサの機能を、プロセッサがあらかじめ有していない機能に切り替えたい状況も考えられ、状況に応じてプロセッサの機能を自由に切り替えることができないことが考えられる。よって、例えば情報処理装置に設けられた唯一の専用プロセッサが故障し、その専用プロセッサの機能が、他のプロセッサがあらかじめ有していない機能の場合、情報処理装置全体の動作が停止してしまうことがある。
以下に、[発明を実施するための最良の形態]で使用される番号・符号を用いて、[課題を解決するためのモジュール]を説明する。これらの番号・符号は、[特許請求の範囲]の記載と[発明を実施するための最良の形態]との対応関係を明らかにするために括弧付きで付加されたものである。ただし、それらの番号・符号を、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明に係る情報処理装置(1)は、プロセッサ(10)と、記憶領域(30)と、書き換え手段(120−5)とを備える。記憶領域(30)には、プロセッサ(10)に割り当てられた機能を示す機能情報(310)とファームウェアコード(110〜150)が格納される。プロセッサ(10)は、機能情報(310)を参照し、その機能情報(310)に対応するファームウェアコードを実行する。書き換え手段(120−5)は、機能情報(310)を書き換える。
このように、書き換え可能な機能情報(310)が記憶領域(30)に設けられている。各プロセッサ(10)は、対応する機能情報(310)を参照し、その機能情報(310)で指定される機能を提供するファームウェアコード(110〜150)を実行する。従って、あるプロセッサ(10)に対応する機能情報(310)を書き換えることによって、そのプロセッサ(10)が提供する機能を自由に切り替えることが可能となる。従って、あるプロセッサ(10)の機能を、そのプロセッサ(10)があらかじめ有していない機能に切り替えることが可能となる。
本発明によれば、例えば、プロセッサの機能を、そのプロセッサがあらかじめ有していない機能に切り替えることが可能となる。
添付図面を参照して、本発明の実施の形態に係る情報処理装置を説明する。本実施の形態に係る情報処理装置は、複数のプロセッサを備えるマルチプロセッサシステムである。
1.概略構成
図1は、本発明の実施の形態に係る情報処理装置1の構成を示すブロック図である。情報処理装置1は、プロセッサ10−0〜10−n(nは自然数)、I/O(Input-Output)装置20−0〜20−m(mは自然数)、メモリ30、及びROM(Read Only Memory)40を備えている。それらプロセッサ10−0〜10−n、I/O装置20−0〜20−m、メモリ30及びROM40は、バス50を介して互いに接続されており、それらの間で相互アクセスが可能である。
各プロセッサ10は、汎用プロセッサ(general-purpose processor)である。各プロセッサ10は、内部にキャッシュメモリとローカルメモリを有していてもよい。各プロセッサ10は、メモリ30やROM40に格納されたコードを実行し、所定の処理を行う。そのコードとして、OS(Operating System)やアプリケーションソフトウェアのコードに加えて、ファームウェア(firmware)のコードが挙げられる。そのファームウェアのコードは、以下「FWコード」と参照される。また、各プロセッサ10は、他のプロセッサとの通信を行うためのプロセッサ間通信機能を有する。例えば、プロセッサ間通信は、割込とメモリ30の一部の領域を使用して行われる。プロセッサ間通信は、他の方式で実現されても構わない。
各I/O装置20は、入出力装置であり、プロセッサ10による指示に従って、外部に接続された周辺装置とメモリ30との間のデータ転送を制御する。また、各I/O装置20は、その制御に関する報告を、指定されたプロセッサ10に行う機能を持つ。報告が行われるプロセッサ10は、例えば、I/O装置20が有する所定のレジスタに設定される。
2.メモリ構成
図2は、本実施の形態に係るメモリ30の構成の一例を概念的に示している。本実施の形態に係るメモリ30は、FWコード領域100、FWデータ領域200、プロセッサ機能情報領域300、プロセッサ間通信領域400、及びソフトウェア領域500を有している。ソフトウェア領域500には、OSおよびアプリケーションソフトウェアのコードおよびデータが格納される。
図3は、本実施の形態に係るROM40の構成の一例を概念的に示している。本実施の形態に係るROM40は、FWコード領域600及びプロセッサ機能情報領域700を有している。
2−1.FWコード領域100、600
FWコード領域100、600には、プロセッサ10に各種機能を持たせるための各種「FWコード」が格納される。ROM40のFWコード領域600に格納されたFWコードは、情報処理装置1の起動時に実行され、また、メモリ30のFWコード領域100にコピーされる。図4は、FWコード領域100、600に格納される各種FWコードの一例を示している。図4に示されるように、FWコード領域100、600の所定のアドレスには、初期化FWコード110、EPU−FWコード120、IOP−FWコード130、暗号化プロセッサ−FWコード140、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)オフロードエンジン−FWコード150などが格納される。TCP/IPオフロードエンジンは、TCP/IPプロトコルの処理をハードウェアでオフロードするための機能を提供する。
初期化FWコード110は、情報処理装置1の起動時に初期設定を行うFWコードである。初期化FWコード100は、初期化モジュール110−1を有している。初期化モジュール110−1は、後述のプロセッサ機能情報領域300に格納された機能情報を参照し、その機能情報で指定された機能を持つようにプロセッサ10−0〜10−nを初期化する。
EPU−FWコード120は、プロセッサ10を「演算プロセッサ(EPU:Execution Processing Unit)」として機能させる。EPUは、OS及びアプリケーションソフトウェアのコードを実行するプロセッサである。つまり、EPU−FWコード120を実行するプロセッサ10(EPU)は、OS及びアプリケーションソフトウェアのコードを実行し、また、情報処理装置1に対して特定の指示を行う。EPU−FWコード120は、OS及びアプリケーションソフトウェアと情報処理装置1との間のインタフェースとしての役割を果たす。
このEPU−FWコード120は、初期化モジュール120−1、指示モジュール120−2、プロセッサ機能取得モジュール120−3、通信読出モジュール120−4、機能切替モジュール120−5、及びFWコード変更モジュール120−6を有している。初期化モジュール120−1は、プロセッサ10をEPUとして初期化する。指示モジュール120−2は、OSやアプリケーションソフトウェアの命令に応答して、その命令された処理を実行するためのプロセッサ10に指示を与える。プロセッサ機能取得モジュール120−3は、後述のプロセッサ機能情報領域300を参照し、プロセッサ10に割り当てられている機能情報を読み出す。通信読出モジュール120−4は、後述のプロセッサ間通信領域400を参照し、プロセッサ間通信に関する情報を読み出す。機能切替モジュール120−5は、指定されたプロセッサ10の機能を切り替える。FWコード変更モジュール120−6は、ROM40のFWコード領域600に格納されたFWコードを変更する。
IOP−FWコード130は、プロセッサ10を「入出力プロセッサ(IOP:Input-Output Processor)」として機能させる。IOPは、EPUからの指示に応じて、周辺装置に対するデータ入出力を制御する。つまり、IOP−FWコード130を実行するプロセッサ10(IOP)は、OSやアプリケーションソフトウェアのコードは実行せず、データ入出力という専用機能だけを提供する。
このIOP−FWコード130は、初期化モジュール130−1、指示処理モジュール130−2、及び付帯情報更新モジュール130−3を有している。初期化モジュール130−1は、プロセッサ10を専用機能プロセッサ、すなわちIOPとして初期化する。指示処理モジュール130−2は、EPUから指示される処理、すなわちデータ入出力処理を行う。付帯情報更新モジュール130−3は、後述のプロセッサ機能情報領域300中の付帯情報が更新された場合に、それを読み出して自身に反映させる。
暗号化プロセッサ−FWコード140は、プロセッサ10を、データの暗号化および復号化を専門に行う暗号化プロセッサとして機能させる。TCP/IPオフロードエンジン−FWコード150は、プロセッサ10を、TCT/IPオフロードエンジンとして機能させる。TCP/IPオフロードエンジンは、TCP/IPプロトコルの処理をハードウェアでオフロードする。初期化FWコード110とEPU−FWコード120を除くFWコードは、プロセッサ10に専用機能を持たせるための「専用機能FWコード」である。専用機能FWコードを実行するプロセッサ10(専用機能プロセッサ)は、その専用機能FWコードのみを実行し、OSやアプリケーションソフトウェアのコードは実行しない。各専用機能FWコード140、150は、IOP−FWコード130と同様に、初期化モジュール、指示処理モジュール、及び付帯情報更新モジュールを有する。
尚、複数種類のFWコードの代わりに、複数の処理機能を有する1つのFWコードがFWコード格納領域100、600に格納されてもよい。
2−2.FWデータ領域200
FWデータ領域200には、プロセッサ10−0〜10−nのそれぞれがFWコードを実行することにより各種機能を実現するために必要なデータ(以下、「FWデータ210」と参照される)が格納される。図5は、FWデータ領域200の一例を概念的に示している。図5に示されるように、FWデータ領域200は複数の領域に区分けされており、その複数の領域のそれぞれには、プロセッサ10−0〜10−nのそれぞれに対応するFWデータ210−0〜210−nが格納されている。例えば、FWデータ210−0は、プロセッサ10−0があるFWコードを実行しているときに必要とするデータである。各FWデータ210の内容は、対応するプロセッサ10が実行しているFWコードの種類に依存する。また、各プロセッサ10に対応するFWデータ210が格納されるアドレスは、予め定められ、固定されている。
2−3.プロセッサ機能情報領域300、700
プロセッサ機能情報領域300、700には、プロセッサ10−0〜10−nのそれぞれが提供する機能に関する情報(以下、「機能情報310」と参照される)が格納される。図6は、プロセッサ機能情報領域300,700の一例を概念的に示している。図6に示されるように、プロセッサ機能情報領域300、700は複数の領域に区分けされており、その複数の領域のそれぞれには、プロセッサ10−0〜10−nのそれぞれに対応する機能情報310−0〜310−nが格納されている。例えば、機能情報310−0は、プロセッサ10−0がFWコードを実行することによって提供する機能を示している。各プロセッサ10に対応する機能情報310が格納されるアドレスは、予め定められ、固定されている。
また、各機能情報310は、割当機能情報311と付帯情報312を含んでいる。割当機能情報311は、EPUやIOPなど、各プロセッサ10に割り当てられる機能そのものを示す。一方、付帯情報312は、その機能に付帯する構成等を示し、機能毎に固有である。例えば、割当機能情報311がIOPを指定している時、その割当機能情報311に対応する付帯情報312は、そのIOPが用いるI/O装置20を指定している。
尚、ROM40のプロセッサ機能情報領域700に格納される一群の機能情報310は、
情報処理装置1の起動時におけるプロセッサ10−0〜10−nの機能構成を示す。情報処理装置1の起動時、その一群の機能情報310は、メモリ30のプロセッサ機能情報領域300にコピーされる。各プロセッサ10−0〜10−nは、機能情報310に基づいて対応するFWコードを実行し、所定の機能を提供するようになる。
以上に説明されたROM40に格納されるFWコード及び機能情報310は、情報処理装置1の機能・構成の決定において重要な役割を果たす。そのため、ROM40は、フラッシュメモリ等の書き換え可能なメモリであることが好適である。その場合、ROM40に記録されるデータは、OS及びアプリケーションソフトウェア、または情報処理装置1に接続された保守端末により変更され得る。
2−4.プロセッサ間通信領域400
プロセッサ間通信領域400には、プロセッサ間通信において用いられる情報(以下、「通信情報」と参照される)が格納される。図7は、プロセッサ間通信領域400の一例を概念的に示している。図7に示されるように、プロセッサ間通信領域400は複数の領域に区分けされており、その複数の領域のそれぞれには、プロセッサ10−0〜10−nのそれぞれに関連する通信情報410−0〜410−nが格納されている。例えば、通信情報410−0は、プロセッサ10−0が関連するプロセッサ間通信において必要とされる情報である。各プロセッサ10に関連する通信情報410が格納されるアドレスは、予め定められ、固定されている。
図7に示されるように、各通信情報410は、指示情報411と指示付帯情報412を含んでいる。指示情報411は、プロセッサ間通信における指示を示す。一方、指示付帯情報412は、その指示に付帯する情報を示す。例えば、IOPに指定されているプロセッサ10の場合、指示付帯情報412は、そのIOPが処理すべきI/O装置20を指定する。
プロセッサ間通信において、送信先のプロセッサ10に対応した領域に通信情報410が格納され、割込処理が行われる。割込を受けた送信先のプロセッサ10は、自身に関連付けられた領域に格納された通信情報410を読み出す。これにより、送信先のプロセッサ10は、通信を受信することができる。プロセッサ間通信で用いられる割込信号は固定されており、各プロセッサ10は、プロセッサ間通信をこの割込信号に基づいて認識することができる。
尚、プロセッサ10−0〜10−nの各々には、一意の識別番号が与えられている。FWコードは、その識別番号を読み出すことによって自身を実行しているプロセッサ10を認識することができる。その結果、FWコードは、認識されたプロセッサ10に対応付けられたFWデータ領域200中のアドレスを取得し、そのアドレスに格納されたFWデータ210を使用することができる。また、FWコードは、認識されたプロセッサ10に対応付けられたプロセッサ機能情報領域300中のアドレスを取得し、そのアドレスに格納された機能情報310を使用することができる。更に、FWコードは、認識されたプロセッサ10に対応付けられたプロセッサ間通信領域400中のアドレスを取得し、そのアドレスに格納された通信情報410を使用することができる。
また、上述のFWコード領域100、FWデータ領域200、プロセッサ機能情報領域300、及びプロセッサ間通信領域400は、必ずしもメモリ30上に設けられていなくてもよい。それら領域100〜400は、プロセッサ10−0〜10−nがアクセスできるように設けられていればよい。更に、上述のFWコードや機能情報310は、必ずしもROM40に格納されていなくてもよい。それらFWコードや機能情報310は、情報処理装置1の起動時にプロセッサ10−0〜10−nがアクセスできる領域に格納されていればよい。
3.動作
次に、既出の図面及び図8を参照して、本実施の形態に係る情報処理装置1の動作を詳細に説明する。以下の説明において、上述のFWコード領域100、FWデータ領域200、プロセッサ機能情報領域300、及びプロセッサ間通信領域400は、メモリ30上に設けられるとする。それら領域100〜400は、メモリ30上の固定アドレスに配置されており、FWコードはそのアドレスを認識することができる。また、起動時に用いられるFWコードや機能情報310は、ROM40に格納されているとする。
3−1.起動時の動作
図9は、情報処理装置1の起動時の動作を示すフローチャートである。情報処理装置1の起動時の動作は、次の通りである。
ステップS11:
まず、全プロセッサ10−0〜10−nは、ROM40のFWコード領域600にアクセスし、初期化FWコード110の初期化モジュール110−1を実行する。これにより、全プロセッサ10−0〜10−n間で調停が行われ、情報処理装置1の初期化を行うプロセッサ10が一台決定される。その初期化を行うプロセッサは、以下「初期化プロセッサ10−a」と参照される。初期化プロセッサ10−a以外のプロセッサ10は、初期化モジュール110−1の実行中にアイドル状態(IDLE)となり、初期化プロセッサ10−aからの指示を待ち合わせる。
ステップS12:
次に、初期化プロセッサ10−aは、メモリ30の内容をクリアする。続いて、初期化プロセッサ10−aは、ROM40のFWコード領域600及びプロセッサ機能情報領域700のそれぞれからFWコード110〜150及び機能情報310−0〜310−nを読み出し、読み出された情報をそれぞれメモリ30のFWコード領域100及びプロセッサ機能情報領域300に格納する。つまり、ROM40の内容がメモリ30にコピーされる。
ステップS13:
次に、初期化プロセッサ10−aは、全てのプロセッサ10−0〜10−nのそれぞれに対応した機能情報310−0〜310−nを、メモリ30のプロセッサ機能情報領域300から順番に読み出す。読み出された機能情報310−0〜310−nには、割当機能情報311−0〜311−nが含まれている。
ステップS14:
初期化プロセッサ10−aは、その割当機能情報311−0〜311−nに基づいて、プロセッサ10−0〜10−nのそれぞれに対して初期化を指示する。具体的には、初期化プロセッサ10−aは、割り当てられる機能に応じたFWコードの初期化モジュールの実行を指示する。対象となるプロセッサ10−i(i:0〜n)への指示は、プロセッサ間通信領域400を利用することにより行われる。初期化プロセッサ10−aは、プロセッサ間通信領域400中の対象プロセッサ10−iに関連付けられた領域に、通信情報410−i(指示情報411−i,指示付帯情報412−i)を格納する。ここで、その指示情報411−iは、割り当てられた機能に対応するFWコードの初期化モジュールの実行を指示している。続いて、初期化プロセッサ10−aは、対象プロセッサ10−iに「割込」を報告する。
アイドル状態となっていた対象プロセッサ10−iは、割込を受け取る。その割込に応答して、対象プロセッサ10−iは、プロセッサ間通信領域400中の自身に関連付けられた領域にアクセスし、格納された通信情報410−iを読み出す。そして、対象プロセッサ10−iは、指示情報411−i及び指示付帯情報412−iに従った処理を行う。具体的には、対象プロセッサ10−iは、指示された機能に対応するFWコードの初期化モジュールを実行する。
例えば、プロセッサ10−bにIOPが割り当てられる場合、そのプロセッサ10−bはメモリ30のFWコード領域100にアクセスし、IOP−FWコード130の初期化モジュール130−1を実行する。これにより、そのプロセッサ10−bは、IOPとして初期化される。更に、プロセッサ10−bは、自身が扱うI/O装置20−bの“初期設定”も行う。そのI/O装置20−bは、通信情報410−b中の指示付帯情報412−bにより指定されている。よって、プロセッサ10−bは、指示付帯情報412−bを読み出し、指定されたI/O装置20−bの初期設定を行う。具体的には、プロセッサ10−bは、I/O装置20−bからの割込を処理できるように初期設定を行う。初期化モジュール130−1の実行を終了したプロセッサ10−bは、IOP−FWコード130中で再度アイドル状態となり、次の指示を待ち合わせる。
また、プロセッサ10−cにEPUが割り当てられる場合、そのプロセッサ10−cはメモリ30のFWコード領域100にアクセスし、EPU−FWコード120の初期化モジュール120−1を実行する。これにより、そのプロセッサ10−cは、EPUとして初期化される。初期化モジュール120−1の実行を終了したプロセッサ10−cは、EPU−FWコード120中で再度アイドル状態となり、次の指示を待ち合わせる。
ステップS15:
次に、初期化プロセッサ10−aは、起動パスとなるI/O装置20−aからOSの起動プログラムを読み出し、その起動プログラムをメモリ30に展開する。その起動パスは、一般的にROM40に格納されている。続いて、初期化プロセッサ10−aは、その起動プログラムのコードを実行する。起動したOSは、まずEPU−FWコード120を実行中のプロセッサ10に指示を出す。その指示に応答して、EPU−FWコード120を実行中のプロセッサ10は、プロセッサ機能取得モジュール120−3を実行する。プロセッサ機能取得モジュール120−3は、メモリ30のプロセッサ機能情報領域300を参照し、プロセッサ10−0〜10−nのそれぞれに割り当てられている機能情報310−0〜310−nを取得する。EPU−FWコード120は、機能情報310−0〜310−nをOSに返す。
このようにして、OSは、プロセッサ10−0〜10−nのそれぞれに割り当てられた機能情報310−0〜310−nを取得する。続いて、OSは、EPUが割り当てられた全てのプロセッサ10に対して、EPUとして動作できるように指示を行う。例えば、OSは、EPUが割り当てられたプロセッサ10−cに、特定の割込処理を行う。OSは、割込を行う前に割込処理を予めメモリ30に展開しておき、その後、プロセッサ10−cに対して割込を行う。これにより、OSは、そのプロセッサ10−cを割込処理に移行させ、OSの処理に移行させることができる。
以上の起動処理により、プロセッサ10−0〜10−nは、プロセッサ機能情報領域300に格納された機能情報310−0〜310−nに応じた機能を提供するようになる。
3−2.起動後の動作
図10は、情報処理装置1の起動後の動作を示すフローチャートである。情報処理装置1の起動後の動作は、次の通りである。
ステップS21:
OSあるいはアプリケーションソフトウェアが、図8で示された情報処理装置1に依存した特定の処理を行う場合を考える。例えば、OSあるいはアプリケーションソフトウェア(AP)が、I/O装置20−bに対して入出力処理を行う場合を考える。この場合、OSあるいはアプリケーションソフトウェアは、I/O装置20−bを指定して、EPUであるプロセッサ10(例えば10−c)に入出力処理を指示する。尚、OSからの指示は、一般的にプロセッサ10の特定のレジスタに指示コードとパラメータを格納することによって行われる。
ステップS22:
プロセッサ10−cは、OSから指示を受け取ると、EPU−FWコード120の指示モジュール120−2を実行する。指示モジュール120−2は、メモリ30のプロセッサ機能情報領域300にアクセスし、OSからの指示に適合するプロセッサ10を検索する。例えば、指示モジュール120−2は、機能情報310−b(割当機能情報311−b=IOP,付帯情報312−b=I/O装置20−b)を参照し、I/O装置20−bを扱うプロセッサ10−bを見つけ出す。
ステップS23:
指示モジュール120−2は、プロセッサ間通信により、プロセッサ10−bに対して入出力処理を指示する。その後、制御はEPU−FWコード120からOSに戻り、OSは指示に対する待ち合わせ処理を行い、後続の処理を行う。
ステップS24:
指示を受けたプロセッサ10−bは、IOP−FWコード130の指示処理モジュール130−2を実行する。その指示処理モジュール130−2が、指示モジュール120−2によって指示された入出力処理を実行する。ここで、入出力処理に記憶領域が必要な場合、指示処理モジュール130−2は、FWデータ領域200中のプロセッサ10−bに対応付けられた領域を使用し、その領域にFWデータ210−bが格納される。入出力処理が完了すると、指示処理モジュール130−2は、メモリ30のプロセッサ機能情報領域300にアクセスし、EPUが割り当てられた任意のプロセッサ10(例えば10−c)を見つける。そして、指示処理モジュール130−2は、プロセッサ間通信により、プロセッサ10−cに対して入出力処理の終了を報告する。
ステップS25:
EPUが割り当てられたプロセッサ10−cが入出力処理の終了の報告を受けとると、OSの割込処理が始まる。割込処理において、OSは、プロセッサ10−cに、EPU−FWコード120の通信読出モジュール120−4を実行させる。通信読出モジュール120−4は、プロセッサ間通信領域400中の通信情報410−cを参照し、プロセッサ間通信に関する情報を読み出す。これにより、OSは、入出力処理の終了を認識し、対応する処理を再開する。尚、プロセッサ間通信における情報はそのままではなく、通信読出モジュール120−4にて編集され、OSに対して統一されてもよい。
3−3.切り替え動作
あるプロセッサ10にかかる負荷が大きくなり、そのプロセッサ10の処理能力が不足すると、情報処理装置1全体の性能が低下してしまう。そのような場合、他のプロセッサ10の機能を負荷が大きいプロセッサ10の機能に切り替え、負荷を分散させることが望まれる。図11は、情報処理装置1におけるプロセッサ10の機能の切り替え動作を示すフローチャートである。プロセッサ10の機能の切り替え動作は、次の通りである。
ステップS31:
例えば、IOPであるプロセッサ10−bをEPUに切り替える場合を考える。この場合、OSは、EPUであるプロセッサ10(例えば10−c)に、対象であるプロセッサ10−b及びそのプロセッサ10−bが制御していたI/O装置20−bを制御させる。OSからの指示により、プロセッサ10−cは、“プロセッサ10−bのEPUへの切り替え”を知る。すると、プロセッサ10−cは、EPU−FWコード120の機能切替モジュール120−5を実行する。
ステップS32:
機能切替モジュール120−5は、メモリ30のプロセッサ機能情報領域300にアクセスし、プロセッサ10−bに対応する領域に格納された機能情報310−bを書き換える。具体的には、機能切替モジュール120−5は、機能情報310−bの割当機能情報311−bを「IOP」から「EPU」に変更し、また、付帯情報312−bを消去する。
ステップS33:
また、機能切替モジュール120−5は、プロセッサ間通信により、EPU−FWコード120の初期化モジュール120−1の実行を、プロセッサ10−bに指示する。その指示に応答して、プロセッサ10−bは、EPU−FWコード120の初期化モジュール120−1を実行する。これにより、プロセッサ10−bは、EPUとして初期化され、EPUとして動作できるようになる。
ステップS34:
また、プロセッサ10−bが制御していたI/O装置20−bは、IOPが割り当てられている他のプロセッサ10−dが引き続き制御するとする。そのプロセッサ10−dは、既にI/O装置20−dの制御を行っているとする。OSからプロセッサ10−cへの指示には、I/O装置20−bの引き受け先であるプロセッサ10−dも指定されている。
その指示に応答して、機能切替モジュール120−5は、メモリ30のプロセッサ機能情報領域300にアクセスし、プロセッサ10−dに対応する領域に格納された機能情報310−dを変更する。具体的には、機能切替モジュール120−5は、機能情報310−dの付帯情報312−dに、I/O装置20−bを新たに追加する。また、機能切替モジュール120−5は、プロセッサ間通信により、付帯情報312−dの更新をプロセッサ10−dに伝える。その報告に応答して、プロセッサ10−dは、IOP−FWコード130の付帯情報更新モジュール130−3を実行する。付帯情報更新モジュール130−3は、メモリ30のプロセッサ機能情報領域300にアクセスし、自身に対応する付帯情報312−d(I/O装置20−b、20−d)を読み出す。そして、付帯情報更新モジュール130は、プロセッサ10−dがI/O装置20−dに加えてI/O装置20−bも制御できるように設定を行う。
このようにして、プロセッサ10−bの機能が、IOPからEPUに切り替えられる。また、I/O装置20−bの制御が、プロセッサ10−dに移行される。
他の機能への切替も、同様に実行することができる。例えば、プロセッサ10−bを、IOPから暗号化プロセッサへ切り替えることも可能である。この場合、OSからの指示により、プロセッサ10−cは、“プロセッサ10−bの暗号化プロセッサへの切り替え”を知り、機能切替モジュール120−5を実行する(ステップS31)。機能切替モジュール120−5は、メモリ30のプロセッサ機能情報領域300にアクセスし、プロセッサ10−bに対応する領域に格納された機能情報310−bを変更する(ステップS32)。具体的には、機能切替モジュール120−5は、機能情報310−bの割当機能情報311−bを「IOP」から「暗号化プロセッサ」に変更し、付帯情報312−bを消去する。
また、機能切替モジュール120−5は、プロセッサ間通信により、暗号化プロセッサ−FWコード140の初期化モジュールの実行を、プロセッサ10−bに指示する。その指示に応答して、プロセッサ10−bは、暗号化プロセッサ−FWコード140の初期化モジュールを実行する(ステップS33)。これにより、プロセッサ10−bは、暗号化プロセッサとして初期化され、暗号化プロセッサとして動作できるようになる。I/O装置20−bの制御の移行に関しては、同様である(ステップS34)。このようにして、プロセッサ10−bの機能が、IOPから暗号化プロセッサに切り替えられる。
OSやアプリケーションソフトウェアは、EPUおよびIOPの稼働率を常に監視し、負荷状況に応じてプロセッサ10の機能を自由に切り替えることができる。EPUとIOPの稼働率に差が生じ、情報処理装置1全体の能力が低下すると判断した場合、OSやアプリケーションソフトウェアは、本実施の形態に係る機能切替手段を行使し、処理能力の低下を防止する。例えば、全EPUの稼働率が100%であり、全IOPの稼働率が50%以下である場合、IOPをEPUに切り替えることによって情報処理装置1全体の能力は向上する。つまり、プロセッサ10の負荷を分散させることによって、情報処理装置1全体の性能低下を防止することができる。
更に、あるプロセッサ10が障害により動作不能になった場合、そのプロセッサ10の機能を他のプロセッサ10にスイッチすることによって、情報処理装置1の能力を維持することができる。特に、ある専用機能を提供する唯一の専用プロセッサ10が故障した場合においても、情報処理装置1全体の動作停止を防ぐことが可能となる。前節3−1(起動時の動作)において説明された通り、OSはプロセッサ機能情報領域300に格納された機能情報310−0〜310−nを取得しており、どのプロセッサ10が何の機能を有しているか認識している。従って、あるプロセッサ10が故障した場合においても、上述の処理と同様に機能切替を実行することが可能である。
3−4.追加・変更処理
プロセッサ10−0〜10−nの機能を追加・変更することも可能である。機能の追加・変更は、ROM40のFWコード領域600に格納されたFWコードを変更することによって容易に行われ得る。ROM40は、フラッシュメモリ等の書き換え可能なROMであることが望ましい。図12は、情報処理装置1におけるプロセッサの機能の追加・変更を示すフローチャートである。
ROM40のFWコードを変更する場合、例えば、情報処理装置1の動作中に、OS中の「ROM FWコード変更プログラム」が動作する。この時、OSは、置き換えられるFWコードを指定し、EPUであるプロセッサ10(例えば10−c)に、FWコード変更モジュール120−6の実行を指示する(ステップS41)。その指示に応答して、プロセッサ10−cは、EPU−FWコード120のFWコード変更モジュール120−6を実行する。FWコード置き換えモジュール120−6は、指定されたFWコードをROM40のFWコード領域600に格納する(ステップS42)。その後、情報処理装置1が再起動すれば、各プロセッサ10は、変更されたFWコードの機能を提供することが可能となる(ステップS43)。このように、情報処理装置1の機能の追加・修正を容易に行うことが可能となる。
4.まとめ
本発明によれば、例えば、プロセッサの機能をそのプロセッサがあらかじめ有していない機能に切り替えることが可能となる。その理由は、本発明では、プロセッサ(例、汎用プロセッサ10)が記憶領域(例、メモリ30)に格納されるFWコードを実行するためである。また、プロセッサは、そのプロセッサに割り当てられた機能を示す機能情報を参照し、その機能情報に対応するファームウェアコードを実行する。その機能情報を書き換える書き換え手段が設けられているためでもある。
例えば、複数の汎用プロセッサ10のそれぞれが提供する機能を示す複数の機能情報310−0〜310−nがメモリ30に格納される。各汎用プロセッサ10は、対応する機能情報310を参照して、その機能情報310が指定する機能を提供するFWコードを実行する。汎用プロセッサ10の各々において、機能に応じたFWコードが実行される。これにより、ある汎用プロセッサ10が専用プロセッサの機能をあらかじめ有していない場合でも、その汎用プロセッサを専用プロセッサと同じように、専用機能を持ったプロセッサとして動作させることが可能になる。
また例えば、本発明において、EPU−FWコード120は、ある機能情報310の内容を書き換えるための機能切替モジュール120−5を有する。これにより、その機能情報310の内容をある機能から他の機能に変更することが可能となる。すなわち、情報処理装置1の動作中に、プロセッサ10が実行するFWコードを変更し、そのプロセッサ10の機能を自由に切り替えることが可能となる。負荷状況に応じてプロセッサにかかる負荷を分散させることができるため、情報処理装置1全体の性能低下を防止することが可能となる。言い換えれば、各プロセッサ10の負荷を均一化し、情報処理装置1の能力を最適化することが可能となる。
また例えば、あるプロセッサ10が障害により動作不能になった場合、そのプロセッサ10の機能を他のプロセッサ10にスイッチすることによって、情報処理装置1の能力を維持することができる。特に、ある専用機能を提供する唯一の専用プロセッサ10が故障した場合においても、情報処理装置1全体の動作停止を防ぐことが可能となる。
また例えば、EPU−FWコード120のFWコード変更モジュール120−6によって、ROM40のFWコード領域600に格納されたFWコードを変更することも可能である。つまり、情報処理装置1の機能の追加・変更を、容易に行うことが可能となる。
尚、本発明が適用される情報処理装置1としては、一般的なコンピュータ、サーバ、磁気ディスク装置、通信処理装置などが例示される。
図1は、本発明の実施の形態に係る情報処理装置の構成を示すブロック図である。 図2は、本実施の形態に係るメモリの構成を示す概念図である。 図3は、本実施の形態に係るROMの構成を示す概念図である。 図4は、本実施の形態に係るFWコード領域の内容を示す概念図である。 図5は、本実施の形態に係るFWデータ領域の内容を示す概念図である。 図6は、本実施の形態に係るプロセッサ機能情報領域の内容を示す概念図である。 図7は、本実施の形態に係るプロセッサ間通信領域の内容を示す概念図である。 図8は、本実施の形態に係る情報処理装置の動作を説明するための図である。 図9は、本実施の形態に係る情報処理装置の起動時の動作を示すフローチャートである。 図10は、本実施の形態に係る情報処理装置の起動後の動作を示すフローチャートである。 図11は、本実施の形態に係る情報処理装置におけるプロセッサの機能の切り替え動作を示すフローチャートである。 図12は、本実施の形態に係る情報処理装置におけるプロセッサの機能の追加・変更を示すフローチャートである。
符号の説明
1 情報処理装置
10 プロセッサ(汎用プロセッサ)
20 I/O装置
30 メモリ
40 ROM
50 バス
100 FWコード領域
110 初期化FWコード
110−1 初期化モジュール
120 EPU−FWコード
120−1 初期化モジュール
120−2 指示モジュール
120−3 プロセッサ機能取得モジュール
120−4 通信読出モジュール
120−5 機能切替モジュール
120−6 FWコード変更モジュール
130 IOP−FWコード
130−1 初期化モジュール
130−2 指示処理モジュール
130−3 付帯情報更新モジュール
140 暗号化プロセッサ−FWコード
150 TCP/IPオフロードエンジン−FWコード
200 FWデータ領域
210 FWデータ
300 プロセッサ機能情報領域
310 機能情報
311 割当機能情報
312 付帯情報
400 プロセッサ間通信領域
410 通信情報
411 指示情報
412 指示付帯情報
500 ソフトウェア領域
600 FWコード領域
700 プロセッサ機能情報領域

Claims (7)

  1. 複数のプロセッサと、
    記憶領域と、
    書き換え手段と
    を備え、
    前記記憶領域は、
    演算プロセッサ機能を提供するEPUファームウェアコードと、データ入出力機能を提供するIOPファームウェアコードと、を含む複数のファームウェアコードが格納されるコード領域と、
    前記EPUファームウェアコードを実行する演算プロセッサと、前記IOPファームウェアコードを実行する第1プロセッサと、を含む前記複数のプロセッサのそれぞれに関連付けられた複数の機能情報が格納されるプロセッサ機能情報領域と
    を含み、
    前記複数の機能情報の各々は、割り当てられた機能に付帯する情報を示す付帯情報及び前記第1プロセッサが制御する入出力装置を示すデータ入出力機能情報を含み
    前記EPUファームウェアコードは、前記データ入出力機能情報の内容を変更するための前記書き換え手段としての機能切替モジュールを含み、
    前記複数のプロセッサの各々は、前記プロセッサ機能情報領域に格納されている前記関連付けられた機能情報を参照し、前記コード領域に格納されている前記複数のファームウェアコードのうち前記割り当てられた機能に応じたものを実行し、
    前記書き換え手段は、前記複数のプロセッサのうち指定されたプロセッサに関連付けられた機能情報を書き換えることによって、前記複数のファームウェアコードを書き換えること無く、前記指定されたプロセッサの機能を切り替え、
    前記第1プロセッサの機能の切り替え処理において、
    前記演算プロセッサは、OSの指示に従って前記機能切替モジュールを実行し、
    前記機能切替モジュールは、前記データ入出力機能情報の内容を前記データ入出力機能から演算プロセッサ機能に変更し、
    前記第1プロセッサは、前記変更された前記データ入出力機能情報を参照し、前記IOPファームウェアコードに代わって前記EPUファームウェアコードを実行する
    情報処理装置。
  2. 複数のプロセッサと、
    記憶領域と、
    書き換え手段と
    を備え、
    前記記憶領域は、
    演算プロセッサ機能を提供するEPUファームウェアコードと、データ入出力機能を提供するIOPファームウェアコードと、を含む複数のファームウェアコードが格納されるコード領域と、
    前記EPUファームウェアコードを実行する演算プロセッサと、前記IOPファームウェアコードを実行する第1プロセッサと、を含む前記複数のプロセッサのそれぞれに関連付けられた複数の機能情報が格納されるプロセッサ機能情報領域と
    を含み、
    前記複数の機能情報の各々は、割り当てられた機能に付帯する情報を示す付帯情報及び前記第1プロセッサが制御する入出力装置を示すデータ入出力機能情報を含み、
    前記EPUファームウェアコードは、前記データ入出力機能情報の内容を変更するための前記書き換え手段としての機能切替モジュールを含み、
    前記複数のプロセッサの各々は、前記プロセッサ機能情報領域に格納されている前記関連付けられた機能情報を参照し、前記コード領域に格納されている前記複数のファームウェアコードのうち前記割り当てられた機能に応じたものを実行し、
    前記書き換え手段は、前記複数のプロセッサのうち指定されたプロセッサに関連付けられた機能情報を書き換えることによって、前記複数のファームウェアコードを書き換えること無く、前記指定されたプロセッサの機能を切り替え、
    前記第1プロセッサの機能の切り替え処理において、
    前記演算プロセッサは、OSの指示に従って前記機能切替モジュールを実行し、
    前記機能切替モジュールは、前記データ入出力機能情報の内容を前記データ入出力機能から前記OSのコードを実行しない専用機能に変更し、
    前記複数のファームウェアコードは、前記専用機能を提供する専用機能ファームウェアコードを更に含み、
    前記第1プロセッサは、前記変更された前記データ入出力機能情報を参照し、前記IOPファームウェアコードに代わって前記専用機能ファームウェアコードを実行する
    情報処理装置。
  3. 請求項1又は2に記載の情報処理装置であって、
    前記複数のプロセッサは、更に、前記IOPファームウェアコードを実行する第2プロセッサを含み、
    前記複数の機能情報は、更に、前記第2プロセッサに対応する第2機能情報を含み、
    前記切り替え処理において、前記機能切替モジュールは、前記データ入出力機能情報中の前記付帯情報を消去し、前記第2機能情報中の前記付帯情報に前記入出力装置を追加する
    情報処理装置。
  4. 請求項に記載の情報処理装置であって、
    前記IOPファームウェアコードは、付帯情報更新モジュールを有し、
    前記切り替え処理において、
    前記機能切替モジュールは、前記第2機能情報中の前記付帯情報の更新を、前記第2プロセッサに報告し、
    前記第2プロセッサは、前記報告に応答して前記付帯情報更新モジュールを実行し、
    前記付帯情報更新モジュールは、前記第2機能情報中の前記付帯情報を参照し、前記第2プロセッサが前記入出力装置を制御できるように設定を行う
    情報処理装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の情報処理装置であって、
    前記EPUファームウェアコードは、更に、プロセッサ機能取得モジュールを有し、
    前記演算プロセッサは、OSの指示に従って前記プロセッサ機能取得モジュールを実行し、
    前記プロセッサ機能取得モジュールは、前記記憶領域から前記複数の機能情報を読み出し、前記読み出された複数の機能情報を前記OSに返す
    情報処理装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載の情報処理装置であって、
    更に、前記複数のファームウェアコード及び前記複数の機能情報が記録されたROMを備え、
    起動処理において、
    前記ROMに記録された前記複数のファームウェアコード及び前記複数の機能情報は、前記記憶領域にコピーされる
    情報処理装置。
  7. 請求項に記載の情報処理装置であって、
    前記ROMは書き換え可能であり、
    前記EPUファームウェアコードは、更に、コード変更モジュールを有し、
    前記演算プロセッサは、OSの指示に従って前記コード変更モジュールを実行し、
    前記コード変更モジュールは、前記OSからの指示に従って、前記ROMに記録される前記複数のファームウェアコードの変更あるいは追加を行う
    情報処理装置。
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