JP5437477B2 - 連続走行中のガラスシートの変動を抑制するための方法及び装置 - Google Patents

連続走行中のガラスシートの変動を抑制するための方法及び装置 Download PDF

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Description

関連出願の説明
本出願は2009年4月8日に出願された米国特許第12/420220号の恩典を主張する。この特許出願の明細書の内容及び、本明細書で言及される、公開文献、特許文献及び特許明細書の開示の全体は本明細書に参照として含まれる。
本発明の分野は連続走行中のガラスシートの罫書き/分割中のシートの変動を抑制することである。
フュージョンプロセス(例えばダウンドロープロセス)は、フラットパネルディスプレイのような様々なデバイスに用いることができる高品位薄ガラスシートを形成する。フュージョンプロセスで作成されたガラスシートは、他の方法で作成されたガラスシートと比較して、平坦性及び平滑性が優れた表面を有する。フュージョンプロセスは図1(従来技術)に関して以下で説明されるが、さらに詳細な説明については、共通に譲渡された特許の、特許文献1及び2を参照されたい。特許文献1及び2はそれぞれの全体が本明細書に参照として含まれる。
図1は、ガラスシート12を作成するためにフュージョンプロセスを用いるガラス製造システム10の例の略図を示す。図示されるように、本例のガラス製造システムは、融解槽14、清澄化槽16,混合槽18,送出槽20,フュージョンドロー装置(FDM)22,及び走行アンビル装置(TAM)24を備える。一般に、コンポーネント16,18及び20は白金または白金含有金属でつくられるが、他の耐熱金属を含むこともできる。
融解槽14は、ガラスバッチ材料が矢印26で示されるように投入され、融解されて溶融ガラス28になる槽である。融解槽14は融解槽−清澄化槽連結管30で清澄化槽16に連結される。清澄化槽16は、溶融ガラス28(この時点では図示されていない)を融解槽14から受け取り、溶融ガラス28から気泡が除去される、高温処理領域を有する。清澄化槽16は清澄化槽−撹拌チャンバ連結管32で混合槽18に連結される。混合槽18は撹拌チャンバ−ボウル連結管34で送出槽20に連結される。送出槽20は下降管36を通して、インレット38,成形槽40(例えばアイソパイプ)及び引張ローラーアセンブリ42を備える、FDM22に溶融ガラス28を送り出す。
図示されるように、溶融ガラス28は下降管36から、一般にセラミックまたはガラス-セラミックの耐熱材料でつくられる成形槽40に続く、インレット38に流入する。成型槽40は、溶融ガラス28を受け取る開口44を有し、溶融ガラスはトラフ46に流入して溢流し、2つの長手方向側面(一方の側面だけが示されている)を流れ下ってからルート50として知られる場所で融合する。ルート50は2つの長手方向側面が会合する場所であり、溶融ガラス28の2つの溢流壁が再結合(例えば再融合)してガラスシート12を形成する場所であって、形成されたガラスシート12は次いで引張ローラーアセンブリ42によって下方に板引きされる。ガラスシート12は板引きされるにしたがって冷却し、ルートにおける溶融状態から粘弾性状態に遷移し、最終的に弾性状態に遷移する。引張ローラーアセンブリ42が板引きされたガラスシート12を送り出し、ガラスシート12はアイソパイプの底では実質的に平坦であるが、プロセスを経るとガラスシート12の幅及び/または長さにかけて若干の反り形状または湾曲形状が現れ得る。この反り形状はTAM24までずっとガラスシート12に残り得る。ガラスに接している引張ローラーによりガラスの第1及び第2の側辺63,64の外縁に沿って連続ビードが形成される。ガラスの高品位領域はビード間のガラスの主表面であり、低品位領域はシートの第1及び第2の側辺63,64の外縁のビードから縁端までの領域である。
TAM24は、TAMがガラスシートと同じ速度で垂直に走行しながら、板引きされたガラスシートを罫書くために用いられ、よってガラスシートを次いで個片ガラス板56に分割することができる、レーザ−機械罫書き装置(または機械罫書き装置)52及び突当て(ノージング)装置54を備える。TAM24は、本明細書においてドロー58の底と称される領域においてシートの弾性領域に配置される。TAM24はサイクル動作を行い、サイクルはガラスが曲げられて分割されるであろう場所の上方になる場所においてガラスの第1の側辺63で始まる。ガラスとTAMが同じ速度で垂直方向に下方に進み続けながら、TAMに取り付けられた光学ヘッド/急冷ノズルアセンブリがガラスの第1の側辺63から第2の側辺64に向けて罫書き線に沿って移動する。TAMは次いで第2の側辺64においてストロークの端に達し、レーザ罫書き及び急冷プロセスがいったん完了する。罫書き線に沿ってガラス曲げ作業が実施され、罫書き線の近くであるがシートの下方進行のこの時点では罫書き線の下側に配置されたロボット装置が、連続ガラスシートを個々のガラス板に分割する。TAMは上方に移動し、ガラスの第1の側辺63におけるストロークの始点に戻る。
罫書き/分割プロセスによって生じる、突当て、押し、アイアニングは、ガラスシートに変動を生じさせ、この変動は続いてガラスシート内の応力振動の発生に寄与する。ドロー底におけるシート変動は主にシートの罫書き/分割プロセスによって駆動される。ドロー底の構成に依存して、ロボット工具もシート変動を導入することがあり得る。シート分割後のダングリングは、突当て/引込みが適切に制御されていなければ、シート変動の別のソースになり得る。他方で、固定ローラーによるシートの過剰束縛は、罫書きプロセス中のシート破壊及びシート亀裂発生をおこさせ得る。上記機構のいずれか、または他のいずれかの機構により生じたシート変動は上方に伝搬してガラスシートの粘弾性領域に入り、シートが粘弾性状態から弾性状態に遷移する領域において特に問題となる。ここで、シートの変動によって引きおこされる応力はシート内に凍結され、後に、例えばシートが分割されるか、またはさらに処理されるときに、形状変化として現れる。
米国特許第3338696号明細書 米国特許第3682609号明細書
本発明の課題は、ガラスシートの罫書き/分割プロセスにおいてシートの変動は抑制するが過剰束縛はしない、ガラスシート抑制装置を提供することである。
発明者等は、シートの第1及び第2の側縁のそれぞれに、罫書き線の上方に装着することができる一対のシート抑制ユニットを開発した。本シート抑制ユニットは、シートを抑制するがシート形状にしたがう態様で、すなわち、シート形状の変化を強いずにシートを保持するに十分なクランプ力を有する態様で、機能する。本シート抑制ユニットはシートの垂直方向走行を妨げず、シートの水平面内の運動を可能にするであろう。本シート抑制ユニットはシートとともに走行しながらシートから運動エネルギーを吸収し、分割中及び分割後のシート変動を有効に制動するであろう。本シート抑制ユニットは罫書き線上方でシートを抑制することによってオフラインマニュアル分割プロセスをシミュレートして、さらに一層対称的な曲げ分割機構を提供するにも役立つであろう。本シート抑制ユニットは、TAMサイクル全体を通してまたは罫書き及び分割のような部分プロセスの間稼働させることができ、ビードの近傍の低品位領域でシートに接触するであろう。本シート抑制ユニットは、改善された曲げ分割条件による大寸の(例えば第8世代以降の)シートの確実な分割にも役立ち得る。さらに、本シート抑制ユニットは、シート変動を弱め、縁端品質を高めるための、レーザ罫書き/曲げ分割プロセス最適化のためのツールを提供する。
シート抑制装置は、特に分割中及び分割後期間の、ドロー底シート変動低減ツールとして用いられるであろう。シート抑制装置は罫書き線の上方に装着され、TAMサイクル全体を通してまたは罫書き/分割のような部分プロセス中にシートに取り付くか、あるいは固定フレームに搭載されている場合はシートに常に取り付いていることができる。シート抑制装置はビード近傍の低品位領域においてシートに接触するであろう。シート抑制装置は、シート形状を変化させずに、シートの垂直方向の走行を可能にし、水平面内の自由なシート運動を可能にするであろう。シート抑制装置は水平面内でシートとともに走行しながらシートから運動エネルギーを吸収し、取り付いている間にシート変動を制動するように構成される。制動係数はプロセスの要求に応じて調節することができる。
第1の実施形態は連続走行中のガラスシートの変動を抑制するための、ガラスシートの両側縁にアームを備える、シート抑制装置である。(空気圧シリンダーまたは油圧シリンダーのような)駆動装置がアームに結合され、アームがガラスシートから引き戻されている引込み位置からアームがガラスシートの近くにあって相互に位置合せされている取付き位置にアームを移動させる。ローラーがアームに連結され、取付き位置においてガラスシートに接触する。装置のアームの位置合せへの言及は完璧な位置合せを意味せず、ローラーの間のガラスにクランプ力をかけるに十分にローラーがガラスの両側縁上にあることを意味する。制動装置がアームの少なくとも一方に調節可能な制動力を印加し、よって取付き位置にあるアームの制動運動がシートの変動を抑制する。
シート抑制装置の詳細を参照すれば、制動装置は、制動力を与える空気圧シリンダーまたは油圧シリンダー内で移動できるピストンを備える。あるいは、制動装置は制動力として渦電流を与える磁石を備えることができる。
シート抑制装置の軸旋回型別形はフレームを備える。アームは軸旋回可能な態様でフレームに取り付けられる。駆動装置は、一方のアームに連結された油圧シリンダーまたは空気圧シリンダー及び、他方のアームに連結された、シリンダー内の可動ピストンから延びるピストンロッドを備える。ピストン及びピストンロッドの延出し及び引込みが、引込み位置と取付き位置の間でアームを軸旋回させる。アームはそれぞれ、軸旋回可能な態様でフレームに取り付けられる第1のアーム部分及び第1のアーム部分に軸旋回可能な態様で取り付けられる第2のアーム部分を有する。ローラーが第2のアーム部分上に保持される。制動装置は、シートの横方向変動によるアームの運動を制動する、フレーム及び一方のアームに連結された第1のダッシュポット並びに、シートの角度変動による第2のアーム部分の第1のアーム部分に対する軸旋回運動を制動する、一方のアームの第1及び第2の部分に連結されたダッシュポットを備える。
シート抑制装置の直線運動型別形はフレームを備える。それぞれのアームが直線方向に滑動できるフレームにキャリッジが取り付けられる。駆動装置は、フレームに取り付けられ、それぞれのアームに連結された、アームをキャリッジ内の引込み位置と取付き位置の間で直線移動させる、空気圧シリンダーまたは油圧シリンダーを備える。シリンダーは制動装置としても機能し、シートの横方向変動によるアームの直線運動を制動する。
軸旋回型及び直線運動型のシート抑制装置において、フレームは、ガラスシートの速度で進む走行アンビル装置の一部とすることができ、あるいはガラスシートの走行に対して固定することができる。
本発明の第2の実施形態は連続走行しているガラスシートの変動を抑制する方法を提供する。垂直方向に連続走行しているガラスシートが提供される。シートは粘弾性領域及び弾性領域を有する。シート抑制装置も提供される。本方法はシーク段階において、ローラーが取付き位置でシートに接触し、アームが相互に位置合せされるまで、アームを移動させる工程を含む。ガラスは、この時点で、シートの両側縁及びシートの両末端においてローラーによりクランプすることができる。次に、シート抑制段階において、シートの変動に応答してアームに調節可能な制動力が印加され、シート変動が抑制される。
本方法の詳細を参照すれば、軸旋回型シート抑制装置の場合、制動力を印加する工程はフレームと一方のアームの、フレームに軸旋回可能な態様で連結された、第1のアーム部分に連結された第1のダッシュポットを提供する工程及び第1のアーム部分と一方のアームの、第1のアーム部分に軸旋回可能な態様で連結された、第2のアーム部分に連結された第2のダッシュポットを提供する工程を含む。第1のアーム部分の軸旋回運動は、シートの横方向変動が第1のダッシュポットの力に抗する運動をアームの少なくとも一方におこさせるときに、制動される。第2のアーム部分の軸旋回運動は、シートの角度変動が第2のダッシュポットの力に抗する運動を第2のアーム部分におこさせるときに、制動される。直線運動型シート抑制装置の場合、アームを移動させる工程は油圧シリンダーまたは空気圧シリンダーを駆動してアームをキャリッジ内の引込み位置と取付き位置の間で直線移動させる工程を含む。制動力を印加する工程は、シートの横方向変動がシリンダーの力に抗する運動をアームにおこさせるときに、アームの運動を制動する工程を含む。
本方法のさらなる詳細に関しては、シート抑制装置がシーク段階において、及びシート抑制段階を通して、シートの形状を変化させずにシートをクランプする。シート抑制段階は少なくともシートの罫書き/分割段階中に行われる。シート抑制装置は、理想的には、レーザ罫書きを用いるプロセスに、このプロセスでは分割中のシート変動が低減されるから、適する。シートは、シートのレーザ罫書きがシートの一層対称的な曲げを生じさせるように行われる場所の近くでクランプされる。そのようなシートのクランプの結果、シート抑制装置の上方のフュージョンドロー装置においてシートに伝達されるシート変動が弱められ、シート内の応力が低減される。シートのクランプはシートの破壊またはシートの亀裂発生をおこさせない力でなされる。
本発明のシート抑制装置により以下の利点が提供される。シートを抑制するがシート形状にしたがい、これはドロー底における既存の縁端ガイド/ローラーとの主要な違いであり、プロセス安定性の確立に有利にはたらく。シートともに走行しながらシートから運動エネルギーを吸収することによってシート変動を制動する。(第8世代以上の)大寸シート及びレーザ罫書きプロセスのいずれに対してもさらに良好な曲げ分割機構を確立する。過剰な応力(曲げ)を導入せずにまたはシート形状を変化させずに、シートを制御または抑制する汎用ツールを提供する。機械的罫書き中のクラック発生の回避に役立つ。分割中及び分割後のドロー底シート変動を最小化するための低コスト手法を提供する。
本発明の多くのさらなる特徴、利点及びさらに十分な理解は、添付図面及び以下の詳細な説明から得られるであろう。上記の技術的要約が広い範囲の説明を提供し、以下の詳細な説明が狭い範囲の説明を提供し、添付される特許請求の範囲に定められる広汎な発明の必要な限定として解されるべきではない実施形態を提示することは当然である。
図1(従来技術)はフュージョンドロー装置を備える従来技術の装置の略図である。 図2は、TAMに取り付けられた、ガラスシート上の所定の位置にある軸旋回型シート抑制装置の第1の実施形態を示す側面図である。 図3は図2の破線で囲まれた部分の斜視図である。 図4は図3の装置の底面図である。 図5は、装置の横方向制御ダッシュポット及び角度制御ダッシュポットによって抑制されているガラスシートの横方向変動及び傾斜変動を示す、デバイスの底面図である。 図6は磁気制動装置を用いる第1の実施形態のデバイスの底面図である。 図7は、固定フレームに取り付けられた、ガラスシート上の所定の位置にある直線運動型シート抑制装置の第2の実施形態を示す斜視図である。 図8は図7の破線で囲まれた部分の斜視図である。 図9はガラスシートから離れた引込み位置にある直線運動型シート抑制装置を示す上面図である。 図10はガラスシート上の取付き位置にある直線運動型シート抑制装置を示す上面図である。 図11は、ガラスが装置に直交する方向にある、直線運動型シート抑制装置を示す上面図である。 図12は、ガラスが装置に角度変動を与えている、直線運動型シート抑制装置を示す上面図である。
図2〜5の実施形態に示されるシート抑制装置は、罫書き線62の上方に配置されるTAMキャリッジ24に取り付けられる。シート抑制装置は、一方がガラスシートの第1の側縁にあり、他方がシートの第2の側縁64にある、独立ユニットである。シートを両側縁A,B(ビード領域67)から抑えるには2基のシート抑制器ユニット65,66が必要であり、シートはそれぞれのユニットでクランプされる。それぞれのユニットは、TAMに取り付けられたフレーム72に連結された、ピボット70を中心にして可動な2本のスイングアーム68を有する。それぞれのスイングアーム68は主アームまたは第1のアーム部分74及び角度制御アームまたは第2のアーム部分76を有する。主アーム74はピボット70を中心にして軸旋回し、シートに対して近位の末端78及びシートに対して遠位の末端80を有する。傾斜制御アーム76は、それぞれの主アーム74の近端78に、ピボット77で軸旋回可能な態様で取り付けられる。それぞれのユニット(例えば図3におけるユニット65)は、ガラスシート12のそれぞれの側縁(A,B)でシートに接触する4個一組のローラー(一対のローラー82及び一対のローラー84)を有し、ローラーはガラスシート21を束縛せずにシートの抑制器に対する垂直方向の走行を可能にする。4個のローラーが示されるが、異なる数の、例えばそれぞれの側でそれぞれのユニットに2個の、ローラーを用いることができる。本開示の全てのローラーは、耐熱性のゴムまたは他の高分子材のようなしなやかな表面を有することができる。ローラーは、ローラーがシート表面と調和できるように、角度制御アーム76に連結されたH形フレーム90のベアリング88内で回転する車軸86に取り付けられる。角度制御アームは矢印92(図4)で示されるガラスシートの角度変動を、角度制御アームの角運動を制御及び制動する、角度制御ダッシュポットユニット94に伝達する。ダッシュポットユニット94は、例えば空気圧ダッシュポットまたは油圧ダッシュポットとすることができる。角度制御ダッシュポットユニットのシリンダー96は主アーム74に固定され、ダッシュポットのピストンロッド98の自由端は角度制御アーム上のピボット点100に取り付けられる。ピボット点100のような、ピボット点には、例えば、ボルト、コッターピン、ピストンピンまたは、ピボット点を中心とするピストンロッド98の旋回を可能にする、その他いずれかの適する締結具を含めることができる。角度制御ダッシュポット94の制動係数を制御するためにデジタル圧力調整器102が用いられる。明解さのため、シリンダー及び2つのダッシュポットを制御する1つの圧力調整器しか示されていないが、複数の圧力調整器を用いることができるであろう。例えば、(例えば3つの)シリンダーのそれぞれに1つの圧力調整器を専用に備えることができるであろう。
スイングアーム68はシーク段階においてガラスに接触してガラスをクランプするために用いられる。シートへの取付き(クランプ掛け)及びシートからの取外し(クランプ外し)のためにスイングアーム68を開閉するために、油圧または空気圧のクランピングエアシリンダーユニット104が用いられる。シリンダー106が一方のスイングアームの遠端80に締結され、シリンダーのピストンから延びるピストンロッドの自由端が他方のスイングアームの遠端に締結具110を用いて軸旋回可能な態様で締結される。締結具110はピストンロッド108に対するピボット点を提供する。シリンダーにおけるピストン及びピストンロッドの延出し及び引込みによりスイングアームが鋏のように機能することが可能になり、それぞれのスイングアーム68は、矢印112で示されるように、ピボット点70を中心にして軸旋回して、ローラー82,84にガラスシートを交互にクランプさせ、解放させる。エアシリンダー104はガラスにかかるローラーの圧力(ガラスシートがどれだけきつくクランプされるか)も制御する。デジタル圧力調整器102は、圧力調整器102からの圧力を調整し、よってシリンダー103によって印加される力を調節することにより、ガラスにかかるローラーのクランプ力を制御するために用いられる。
ガラスシートがクランプされると、スイングアーム68はシートの(矢印116で示される水平面内の)横方向変動を受けて、ガラスシートの横方向変動をフレーム72に取り付けられた横方向制御ダッシュポットユニット118に伝達する。横方向制御ダッシュポットユニット118の油圧シリンダーまたは空気圧シリンダーはフレームに取り付けられ、横方向制御ダッシュポットユニットのピストンから延びるピストンロッド122の自由端は、一方のスイングアームの主アーム74の遠端80に取り付けられた締結具124に軸旋回可能な態様で連結される。締結具124はピストンロッド122に対するピボット点を提供する。横方向制御ダッシュポットユニット118は、ガラスシートの横方向変動116から生じるスイングアーム68の運動を制御及び制動する。クランプ位置にある間、スイングアームの軸旋回運動112はピストンロッド122をシリンダー120の中に向けて、またシリンダー120から外に向けて、動かす。クランプされたシートの横方向変動が制動されるように横方向制御ダッシュポットの制動係数を制御するため、デジタル圧力調整器102が用いられる。
スイングアームのための空気圧シリンダーまたは油圧シリンダー、横方向制御ダッシュポット及び角度制御ダッシュポットは、それぞれのピボット点に対して一定のあらかじめ定められた圧力を印加するために機能し、それぞれのクランプ圧力または制動係数はデジタル圧力調整器102によって調節される。デジタル圧力調整器102は、例えば、SMC社(SMC Corp.)のシリーズITVデジタル圧力調整器とすることができる。適するタイプのダッシュポットの例はエアポット社(Airpot Corp.)製品番号2KS160P2.0NYである。シーク圧力とクランプ力の印加タイミング、スイングアームシリンダーによって印加されるシーク圧力とクランプ力の大きさ並びに角度制御ダッシュポットユニット及び横方向制御ダッシュポットユニットの制動係数は、プログラマブルロジックコントローラ(PLC)125によって制御される。
シート抑制ユニット65,66の動作のためのプロセスシーケンスは以下の通りである(図3及び4を参照されたい)。プロセスシーケンスはユニット65だけに関して説明されるが、シート抑制ユニット66が同じ態様で動作することは了解されるであろう。ローラーのガラスシートへの取付きに先立ち、PLCは圧力調整器102を介してクランプエアシリンダー104に、スイングアーム68を引き込んで開き、よってスイングアーム68をガラスシートから離すように、指令する。この段階において、PLCはダッシュポットユニットを制御している圧力調整器を、ダッシュポットが自由に動く(制動が最小である)ように、設定する。シート抑制装置ユニットのローラーをガラスに取り付かせるために、PLCはクランプエアシリンダー104のピストン及びピストンロッド108を延び出させてスイングアーム68をそれぞれのピボット点70を中心にして軸旋回させ、この軸旋回により、スイングアームが末端78で閉じ、ローラー82,84が(取付き位置(図3)において)ガラスシートに接触する。圧力調整器102はガラスシートにかかるローラーの圧力を制御するためにPLC125によって調節される。エアシリンダーに取り付けられた流量制御調整器が、アームが閉じる速度を制御するための一設定にPLCによって制御されるまたは手動設定される。
スイングアーム68及びローラー82,84がガラスシートにかけて閉じるにつれて、スイングアーム68及びローラー82,84はシートの位置に向けて動き、次いで、弱い駆動力(低圧力)及び低い取付き速度のために停止する。アームがローラーを介してガラスに接触したときに信号をPLCに送るために位置センサ(図示せず)を用いることもでき、この信号はクランプシリンダーに指令しているPLCにクランプシリンダーピストンロッドの延出しを停止させるための情報を提供することができる。ローラーがガラスシートに対する最終取付き位置に到達すると、ガラスシートの横方向変動及び傾斜変動をダッシュポットが有効に制動するように、PLCはダッシュポットユニットを制御している圧力調整器102をさらに高い圧力にリセットする。したがって、シート抑制器ユニットは、罫書き線の下側のガラスシートの分割から生じるシートの変動を抑制するためのフレキシブル保持装置として、及びシート変動からエネルギーを吸収することによって分割後の高周波数シート変動を制動するための制動装置としてとして、はたらく。
シート抑制装置ユニットはTAM24に取り付けてTAMの上方に戻るストローク中であってもシートに常時取り付いているようにすることができ、あるいはシート抑制装置ユニットは上方へのストローク中は引き込まれ、次いで、次の下方へのストロークの開始時に再びガラスに取り付くことができる。シート抑制装置ユニットは、少なくとも罫書き/分割プロセス中は、ガラスシートに接触しているであろう。シート抑制装置ユニットは、固定フレームに取り付けられる一方で、ガラスに常時取り付くように動作させることができる。
図6を参照すれば、別の実施形態では空気圧または油圧のダッシュポットユニット94または118の代わりに磁気制動「ダッシュポットユニット」126が用いられる。それぞれのダッシュポットは可動金属アーム128の近くに支持された磁石127を有する。磁石はアーム128に渦電流を発生させ、渦電流は電場130を発生させる。この電場が、アーム上に双頭矢印で示されるいずれの方向でもアーム128の運動を制動する。
図7〜12の実施形態を参照すれば、直線運動型シート抑制装置が示される。直線運動型シート抑制ユニットは、ガラスの第1の側縁63にある第1のユニット132またはデバイス対及びガラスの第2の遠端64にある第2のユニット134またはデバイス対の、独立ユニットである。明解さのため、第1の直線運動型シート抑制ユニット132の動作だけが論じられるが、第2のユニット134が同じ態様で動作することは了解されるであろう。固定フレーム136が罫書き線の上方のあらかじめ定められた距離に配置される。アーム138がそれぞれ、フレームに取り付けられたキャリッジ140において直線運動するように適合される。空気圧または油圧のシリンダーユニット142がフレームに取り付けられ、クランプ機能及び制動機能のいずれも実施する。シリンダー143内のピストンから延びるピストンロッド144がその自由端においてアーム138に連結される。シリンダー143から外への、またはシリンダーの中への、ピストンロッド144の運動が、キャリッジ140の内部のアーム138を交互に、シリンダーから離れる方向、またはシリンダーに向かう方向に、動かす。適する低摩擦制動エアシリンダーユニットの例は、エアポット社のAIRPEL(商標)タイプシリンダー,製品番号E16D20Uである。シリンダーユニット142は、PLC148から電気信号を受け取る、圧力調整器146により制御される。
アーム138の末端に、H型フレーム154上に保持される4個一組のローラー(一対のローラー150及び別の一対のローラー152)が取り付けられる。これらの直線運動型シート抑制ユニットは異なる数のローラーを有することができ、例えばそれぞれのユニットがシートのそれぞれの側に2個のローラーを有することができる。ローラーは、H形フレームで保持されるベアリング(図示せず)内で回転する車軸156に取り付けられる。H形フレームは、ピボット点を形成するための締結具158を用いてレール138に旋回可能な態様で取り付けられる。
シート抑制装置ユニット132は、クランプ中に互いに位置が合うようにシートに向かって移動する、ガラスシートの両側縁上でフレームに取り付けられた2基のサブユニット157,159を有する。いずれのサブユニットのシリンダーからもピストンロッド144が延び出されると、それぞれのサブユニットのローラー対150,152が引込み位置(図9)から、ガラスの両側縁でガラスシートと接触する、取付き位置(図10)まで移動し、シートの第1の側縁63及び第2の側縁64においてローラーの間にシートをクランプする。ローラーはガラスの低品位領域160に接触する。ローラーがガラスシートに接触したときを決定するために位置センサ(図示せず)を用いることができる。
直線運動型シート抑制装置132はガラスシートの横方向変動162(図11)を、そのような変動はピストンにガラスの両側縁におけるシリンダーの中への、またはシリンダーから外への、運動をおこさせるから、制動する。その上にローラーが取り付けられたH形フレームがガラスの角度変動を受け入れるために点158において方向164(図12)に軸旋回運動させられるが、この角度変動は制動されない。したがって、ガラスシートが、例えば図8の左下側に向けて、変動すれば、ピストンロッド144が図の下側のサブユニット157のピストンを押し込み、上側のサブユニット159のピストンロッドは延び出されて、そのシリンダーのピストンが引き出される。いずれのシリンダーもPLC148及び圧力調整器146によって定圧に維持されているから、空気圧シリンダーまたは油圧シリンダーは自動的にガラスの変動を調節する。シリンダー内のピストンの移動範囲は、一般には合わせて少なくとも20mm程度またはガラスの一方の側縁においてそれぞれのデバイスに対して少なくとも10mm程度の、ガラスシートの変動範囲に合うようにあらかじめ設定される。空気圧または油圧のシリンダーユニットは、ローラーにガラスをクランプさせるだけでなく、レールがキャリッジ内を前後に移動しながら直線運動制動を与えるためにも機能する、低摩擦シリンダーである。本実施形態の直線運動型シート抑制装置ユニットは固定フレームに搭載されている場合、ガラスシートに常時取り付いている。しかし、直線運動型シート抑制装置ユニットはTAM24に取り付けることもでき、この場合、直線運動型シート抑制装置ユニットは、TAMが上方への戻りストローク中であってもシートに常時取り付いているか、あるいは上方へのストローク中は引き込まれ、次いで、次の下方ストロークの開始時にガラスに再び取り付くことができる。
動作において、シーク段階では、PLC148が圧力調整器146に低圧出力に設定されるように指令する。この設定がシリンダーを制御してピストンロッドを延び出させ、したがってアーム138を延び出させる。この低圧における延出しは、あらかじめ定められた時間にわたり、あるいはローラーがガラスの両側縁に接触するまで、継続する。低圧においてローラーがガラスに接触するとアーム138は停止する。ローラーがガラスに接触したときを決定し、PLCに電気信号を送るために位置センサを用いることもでき、PLCは続いてシリンダーに延出しの停止を指令する。ローラーがクランプ位置でガラスの両側縁に取り付いてしまうと、PLCが圧力調整器にクランプ圧力を高めるように指令する。シート抑制段階中、シリンダーは、ガラスにかかるクランプ圧力を維持しながらガラスの横方向運変動を抑制する、制動デバイスとしてはたらく。
当業者には上述の開示に照らして多くの改変及び変形が明らかであろう。したがって、添付される特許請求の範囲内において、本発明は、特に示され、説明された実施形態とは別の形態で、実施され得る。
12 ガラスシート
65 シート抑制器ユニット
68 スイングアーム
70,77 ピボット
72 フレーム
74 主アーム(第1のアーム部分)
76 角度制御アーム(第2のアーム部分)
78 主アーム近端
80 主アーム遠端
82,84 ローラー
86 車軸
88 ベアリング
90 H形フレーム
104 クランピングエアシリンダーユニット

Claims (10)

  1. 連続走行中のガラスシートの運動を抑制するためのシート抑制装置において、
    前記ガラスシートの両側縁にかかるアーム、
    前記アームが前記ガラスシートから引き戻される引込み位置から前記アームが前記ガラスの近くにあって相互に位置合せされている取付き位置に前記アームを移動させる、前記アームに結合された駆動装置、
    前記取付き位置において前記ガラスシートに接触する、前記アームに連結されたローラー、及び
    前記取付き位置において前記アームの少なくとも一方に調節可能な制動力を印加して前記アームの変動を制動し、よって前記シートの変動を抑制する制動装置、
    を備えることを特徴とするシート抑制装置。
  2. 前記制動装置が、空気圧シリンダーまたは油圧シリンダー内で可動であるピストンを有することを特徴とする請求項1に記載のシート抑制装置。
  3. 前記制動装置が、前記制動力として渦電流を提供する磁石を有することを特徴とする請求項1または2に記載のシート抑制装置。
  4. フレームをさらに備え、前記アームが前記フレームに軸旋回可能な態様で取り付けられ、前記駆動装置が、一方の前記アームに連結された油圧シリンダーまたは空気圧シリンダー、及び他方の前記アームに連結された、前記シリンダー内で可動であるピストンから延びるピストンロッドを有し、前記ピストンロッドの延出しまたは引込みが前記引込み位置と先記取付き位置の間で前記アームを軸旋回運動させることを特徴とする請求項1に記載のシート抑制装置。
  5. 前記アームのそれぞれが、前記フレームに軸旋回可能な態様で取り付けられた第1のアーム部分及び前記第1のアーム部分に軸旋回可能な態様で取り付けられた第2のアーム部分を有し、前記ローラーが前記第2のアーム部分上に保持されていることを特徴とする請求項に記載のシート抑制装置。
  6. 前記制動装置が、前記フレーム及び前記アームの内の1つの第1のアーム部分に連結された、前記シートの横方向変動による前記アームの変動を制動する、第1のダッシュポット、並びに前記第1のアーム部分及び前記アームの内の1つの前記第2のアーム部分に連結された、前記シートの角度変動による前記第1のアーム部分に対する前記第2のアーム部分の軸旋回変動を制動する、第2のダッシュポットを有することを特徴とする請求項に記載のシート抑制装置。
  7. 連続走行中のガラスシートの変動を抑制する方法において、
    垂直方向に連続走行している、粘弾性領域及び弾性領域を有するガラスシートを提供する工程、
    前記弾性領域において前記ガラスシートの両側縁上にアームを提供する工程であって、前記アームは、前記アームが前記ガラスシートから引き戻される引込み位置から、前記アームに連結されたローラーが前記ガラスシートに接触し、前記アームが位置合せされる取付き位置に、前記アームを移動させる駆動装置に結合されている工程、
    及び
    シーク段階において、前記ローラーが前記取付き位置において前記シートに接触し、前記アームが互いに位置合せされるまで、前記アームを移動させる工程、
    を含み、
    シート抑制段階において、前記シートの変動に応答して、前記変動を抑制する調節可能な制動力が前記アームに印加される、
    ことを特徴とする方法。
  8. 制動力を印加する前記工程が、油圧シリンダーまたは空気圧シリンダー内でピストンを動かす工程を含むことを特徴とする請求項7に記載の方法。
  9. 制動力を印加する前記工程が、前記シートの変動に応答して前記アーム上に抵抗性渦電流を誘起する工程を含むことを特徴とする請求項7に記載の方法。
  10. 前記アームを移動させる前記工程が、一方の前記アームに連結された油圧シリンダーまたは空気圧シリンダー及び、他方の前記アームに連結された、前記シリンダー内で可動であるピストンから延びるピストンロッドにより前記アームを軸旋回させる工程を含み、前記シリンダー内で前記ピストンロッドを動かして前記引込み位置と前記取付き位置の間で前記アームを軸旋回させる工程を含むことを特徴とする請求項7に記載の方法。
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