JP5437131B2 - 連続式流動接触芳香族製造プラントの運転方法 - Google Patents

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本発明は、流動床反応器を用いた接触芳香族製造反応により芳香族炭化水素を製造する連続式流動接触芳香族製造プラントの運転方法に関する。
原油蒸留装置から得られる軽質ナフサ、重質ナフサ等から接触芳香族製造反応により、BTX(ベンゼン、トルエン、キシレン等)等の芳香族炭化水素を製造する方法はよく知られている。一般に、これらの製造方式としては、粒状の芳香族製造触媒を用いた固定床または移動床による方式が採用されている。
芳香族製造反応は、通常、吸熱反応であるため、その反応熱を補うための熱供給の方法およびそれに関連する温度制御の手法が課題となっている。また、原料が軽質ナフサの場合はともかく、重質ナフサ、とりわけ流動接触分解(以下、FCCと記す。)装置からの分解軽油(ライトサイクルオイル。以下、LCOと記す。)となったときは、反応操作の進行に伴うコークの発生が著しく、芳香族製造触媒の再生の頻度も著しくなる。
そのため、これらの課題に対処するために、従来の固定床や移動床による方式に代え、流動床による方式も提案されている(例えば、特許文献1等)。
流動床による方式を採用することで、反応床を完全混合に近い状態に維持することができ、反応温度を均一に保つことが容易になるとともに、原料が重質化した場合のコーク劣化した芳香族製造触媒を適宜流動床反応器から抜き出すことで、再生を円滑に行うことができる。すなわち、原料との接触によって芳香族製造触媒にコークが付着し、芳香族製造触媒が不活性化するため、流動床反応器内から抜き出された芳香族製造触媒を再生器に移送し、該再生器内にて芳香族製造触媒に付着したコークを外部から供給された空気の存在下に燃焼させて芳香族製造触媒を再生した後、再生された芳香族製造触媒を流動床反応器に移送することが行われる。
特表平3−503656号公報
しかし、流動床反応器において芳香族製造触媒に付着するコーク量が少ない場合は、再生器内にてコークを燃焼させても、流動床反応器における芳香族製造反応(吸熱反応)に必要な熱を得ることはできない。そのため、流動床反応器に供給する前の原料を、予熱器によってあらかじめ反応温度以上にまで加熱する必要がある。しかし、予熱器による原料の加熱では、流動床反応器に熱を十分に供給できない。また、芳香族製造反応が急激に進行する等によって流動床反応器内の温度が急激に低下した場合に、不足する熱を迅速に供給できない。ただし、再生器内の芳香族製造触媒に芳香族製造反応(吸熱反応)に必要な熱を与えるために、再生器にトーチオイルを注入して、空気で燃焼させ、芳香族製造触媒に熱付けする方法を採用すれば、流動床反応器における芳香族製造反応に必要な熱を十分に供給できる。
また、再生器内にて芳香族製造触媒を再生し、かつ熱付けする場合、高温の水蒸気によって芳香族製造触媒が水熱劣化することがある。ただし、従来のFCC装置等では、再生器を二段にし、再生器内の再生温度を段階的に高めることによって触媒の劣化を抑えることが行われている。また、一段目の再生器から排出される燃焼ガスの圧力エネルギーをエキスパンダ等で機械エネルギーとして回収することも行われている。しかし、FCC装置における再生器を二段とすると、二段目の再生器から排出される燃焼ガスの圧力が一段目よりも低下するため、燃焼ガスの圧力エネルギーをエキスパンダ等で機械エネルギーとして回収することは困難である。そのため、従来のFCC装置等における技術をそのまま流動床反応器を用いた芳香族製造に適用しても、二段目の再生器から排出される燃焼ガスの圧力エネルギーを有効利用できない。
本発明は、FCC装置から得られるLCO、原油蒸留装置からのナフサおよび直留軽油等を原料にして芳香族炭化水素を製造する連続式流動接触芳香族製造プラントにおいて、効率的に、安定して芳香族炭化水素を製造でき、かつ芳香族製造触媒の劣化を抑えるために熱付け槽を二段にしつつも二段目の熱付け槽から排出される燃焼ガスの圧力エネルギーも有効利用できる運転方法を提供する。
本発明の連続式流動接触芳香族製造プラントの運転方法は、FCC装置から得られる分解軽油、該分解軽油を水素化処理したものならびに原油蒸留装置からのナフサおよび直留軽油からなる群から選ばれる1種以上の原料油を、流動床状態にある芳香族製造触媒と接触させて芳香族炭化水素を含む反応生成物を得る流動床反応器と、外部から供給された熱付け用燃料を酸素含有ガスの存在下に燃焼させることによって、前記流動床反応器内から抜き出された前記芳香族製造触媒に熱付けを行う第1の熱付け槽と、前記芳香族製造触媒に付着したコークを酸素含有ガスの存在下に燃焼させることによって、前記第1の熱付け槽にて熱付けされた前記芳香族製造触媒にさらに熱付けを行う第2の熱付け槽と、前記第1の熱付け槽および前記第2の熱付け槽に前記酸素含有ガスを供給する送風手段とを有する連続式流動接触芳香族製造プラントの運転方法であって、前記流動床反応器内の圧力を、0.3MPaG〜0.6MPaGとし、反応器との位置関係にもよるが前記第2の熱付け槽内の圧力を、0.1MPaG〜0.8MPaGとし、前記第1の熱付け槽内の圧力を、前記第2の熱付け槽内の圧力よりも高くし、前記第1の熱付け槽内の温度を、前記第2の熱付け槽内の温度よりも低くし、前記第1の熱付け槽および前記第2の熱付け槽から排出される、前記熱付け用燃料および前記コークの燃焼によって発生した燃焼ガスの圧力エネルギーを、前記送風手段の動力として利用することを特徴とする。
本発明の連続式流動接触芳香族製造プラントの運転方法においては、前記第1の熱付け槽および前記第2の熱付け槽から排出される前記燃焼ガスを第1のエキスパンダおよび第2のエキスパンダにそれぞれ通すことによって、前記燃焼ガスの圧力エネルギーを前記第1のエキスパンダおよび第2のエキスパンダによって機械エネルギーに変換し、該機械エネルギーによって、前記第1のエキスパンダおよび第2のエキスパンダに接続された前記送風手段を駆動させることが好ましい。
本発明の連続式流動接触芳香族製造プラントの運転方法によれば、FCC装置から得られるLCO、原油蒸留装置からのナフサおよび直留軽油等を原料にして芳香族炭化水素を製造する連続式流動接触芳香族製造プラントにおいて、効率的に、安定して芳香族炭化水素を製造でき、かつ芳香族製造触媒の劣化を抑えるために熱付け槽を二段にしつつも二段目の熱付け槽から排出される燃焼ガスの圧力エネルギーも有効利用できる。
連続式流動接触芳香族製造プラントの一例を示す概略構成図である。
図1は、連続式流動接触芳香族製造プラントの一例を示す概略構成図である。連続式流動接触芳香族製造プラント10は、流動床反応器12と、第1の熱付け槽14と、第2の熱付け槽15と、第1のセパレータ16と、第2のセパレータ17と、第1のエキスパンダ18と、第2のエキスパンダ19と、第1のエキスパンダ18および第2のエキスパンダ19と同軸上に配置されたエアブロア20(送風手段)と、第1のエキスパンダ18、第2のエキスパンダ19およびエアブロア20にギアボックス21を介して連結したモータ/発電機22と、廃熱ボイラ24と、CO燃焼ボイラ25と、末端が流動床反応器12に接続された触媒ライザ26と、基端が流動床反応器12に接続され、末端が第1の熱付け槽14に接続された第1の傾斜パイプ28と、芳香族製造触媒を移送可能に第1の熱付け槽14と第2の熱付け槽15とを接続する接続部29と、基端が第2の熱付け槽15に接続され、末端が触媒ライザ26の基端に接続された第2の傾斜パイプ30と、末端が触媒ライザ26の基端に接続されたフィードパイプ32と、基端が流動床反応器12に接続された排出パイプ34と、末端が第1の熱付け槽14に接続された燃料パイプ36と、基端がエアブロア20に接続され、末端が第1の熱付け槽14に接続された第1のエアパイプ38と、第1のエアパイプ38の途中から分岐し、末端が第2の熱付け槽15に接続された第2のエアパイプ39と、基端が第1の熱付け槽14に接続され、末端が第1のセパレータ16に接続された第1の排気パイプ40と、基端が第1のセパレータ16に接続され、末端が第1のエキスパンダ18に接続された第2の排気パイプ42と、基端が第1のエキスパンダ18に接続され、末端がCO燃焼ボイラ25に接続された第3の排気パイプ44と、基端が第2の熱付け槽15に接続され、末端が第2のセパレータ17に接続された第4の排気パイプ46と、基端が第2のセパレータ17に接続され、末端が第2のエキスパンダ19に接続された第5の排気パイプ48と、基端が第2のエキスパンダ19に接続され、末端が廃熱ボイラ24に接続された第6の排気パイプ50と、廃熱ボイラ24およびCO燃焼ボイラ25からのガスを装置外に排出する第7の排気パイプ52とを備える。
流動床反応器12は、原料油を流動床状態にある芳香族製造触媒と接触させてBTXを多く含む生成油を得るためのものであり、触媒ライザ26を通って移送された原料油の蒸気および芳香族製造触媒を内部に導入する供給口と、芳香族製造触媒を第1の傾斜パイプ28へ抜き出す抜出口と、生成油の蒸気と芳香族製造触媒とを分離するサイクロン(図示略)と、サイクロンで分離された生成油の蒸気を排出パイプ34へ排出する排出口とを備える。
第1の熱付け槽14は、外部から供給されたエネルギーによって芳香族製造触媒に積極的に熱付けするためのもの、すなわちこれ自体が大きな加熱装置そのものであり、第1の傾斜パイプ28を通って移送されてきた芳香族製造触媒を内部に導入する供給口と、芳香族製造触媒を接続部29へ抜き出す抜出口と、燃料パイプ36を通って外部から供給された熱付け用燃料を内部に導入する供給口と、第1のエアパイプ38を通って供給された空気(酸素含有ガス)を内部に導入する供給口と、燃焼によって発生した燃焼ガスを第1の排気パイプ40へ排気する排気口とを備える。
第2の熱付け槽15は、芳香族製造触媒に付着したコークの燃焼によって芳香族製造触媒に熱付けするためのものであり、接続部29を通って移送されてきた芳香族製造触媒を内部に導入する供給口と、芳香族製造触媒を第2の傾斜パイプ30へ抜き出す抜出口と、第2のエアパイプ39を通って供給された空気(酸素含有ガス)を内部に導入する供給口と、燃焼によって発生した燃焼ガスを第4の排気パイプ46へ排気する排気口とを備える。
第1のセパレータ16および第2のセパレータ17は、燃焼ガスに含まれる芳香族製造触媒の粉末を燃焼ガスから分離するためのものであり、第1のエキスパンダ18および第2のエキスパンダ19へ送られる燃焼ガス中に芳香族製造触媒の粉末が同伴し、芳香族製造触媒によって第1のエキスパンダ18および第2のエキスパンダ19のタービンが摩耗することを抑える。
第1のエキスパンダ18および第2のエキスパンダ19は、吸入側の燃焼ガスの圧力と排出側の圧力(大気圧)との差圧を利用するものであり、内部を通過する燃焼ガスでタービンを回転させることによって、燃焼ガスの圧力エネルギーを回転力エネルギー(機械エネルギー)に変換、回収するものである。
エアブロア20は、第1のエキスパンダ18、第2のエキスパンダ19およびまたはモータ/発電機22からの回転力エネルギーを動力としてロータを回転させ、空気を送り出すものである。エアブロア20としては、遠心式、軸流式等が挙げられる。
廃熱ボイラ24は、第2の熱付け槽15から排出され、第2のエキスパンダ19を通過してきた、主としてCOを含む高温の燃焼ガスによって水を加熱し、水蒸気を発生させることによって、燃焼ガスの熱エネルギーを回収するものである。
CO燃焼ボイラ25は、第1の熱付け槽14から排出され、第1のエキスパンダ18を通過してきた、主としてCOおよびCOを含む燃焼ガスを補助燃料とともに燃焼させることによって、燃焼ガスに含まれるCOを低減させるものである。
触媒ライザ26は、垂直方向に延びるパイプ状のものであり、第2の傾斜パイプ30を通って移送された芳香族製造触媒を内部に導入する供給口と、フィードパイプ32を通って供給された原料油を内部に導入する供給口とを備える。
図1の連続式流動接触芳香族製造プラント10の運転は、例えば、以下のように行われる。
フィードパイプ32の途中に設けられた予熱器(図示略)によってあらかじめ加熱された原料油を、フィードパイプ32から触媒ライザ26に連続的に導入する。これと同時に、第1の熱付け槽14および第2の熱付け槽15にて熱付けされた芳香族製造触媒を、第2の傾斜パイプ30から触媒ライザ26に連続的に導入し、触媒ライザ26を上昇する原料油の蒸気を移送媒体として、流動床反応器12へ移送する。
触媒ライザ26から流動床反応器12に原料油の蒸気とともに連続的に導入された芳香族製造触媒は、原料油の蒸気によって流動床状態となる。流動床状態にて原料油の蒸気と芳香族製造触媒とが接触し、BTXを多く含む生成油の蒸気が得られる。生成油の蒸気と芳香族製造触媒とを、サイクロンによって分離し、生成油の蒸気を排出パイプ34へ連続的に排出し、排出パイプ34を通って後段の蒸留塔(図示略)等へ移送する。原料油の蒸気との接触によってコークが付着し、部分的に不活性化した芳香族製造触媒の一部を、流動床反応器12から第1の傾斜パイプ28へ連続的に抜き出す。
燃料パイプ36を通って外部から供給された熱付け用燃料を、第1のエアパイプ38を通ってエアブロア20から供給された空気(酸素含有ガス)の存在下に燃焼させることによって、第1の傾斜パイプ28から第1の熱付け槽14に連続的に導入された芳香族製造触媒に連続的に熱付けする。この際、後述するように第1の熱付け槽14内の温度は、第2の熱付け槽15内の温度よりも低くされているため、芳香族製造触媒に付着したコークは燃焼しにくく、コークよりも熱付け用燃料が優先的に燃焼する。燃焼によって発生した燃焼ガスを、第1の排気パイプ40へ連続的に排気する。熱付けされた芳香族製造触媒を、第1の熱付け槽14から接続部29へ連続的に抜き出し、第1の熱付け槽14内の圧力よりも内部の圧力が低くされた第2の熱付け槽15に移送する。
第2のエアパイプ39を通ってエアブロア20から供給された空気(酸素含有ガス)の存在下に、芳香族製造触媒に付着したコークを燃焼させることによって、第1の熱付け槽14から第2の熱付け槽15に連続的に導入された芳香族製造触媒にさらに熱付けする。また、熱付け時には、芳香族製造触媒に付着したコークも燃焼するため、芳香族製造触媒の再生も行われる。燃焼によって発生した燃焼ガスを、第4の排気パイプ46へ連続的に排気する。熱付けされた芳香族製造触媒を、第2の熱付け槽15から第2の傾斜パイプ30へ連続的に抜き出し、第2の傾斜パイプ30から触媒ライザ26に再び導入する。このように、芳香族製造触媒は、流動床反応器12と、第1の熱付け槽14および第2の熱付け槽15との間を絶えず循環している。
第1の熱付け槽14から第1の排気パイプ40へ排気された燃焼ガスを第1のセパレータ16に導入し、第1のセパレータ16にて燃焼ガスから芳香族製造触媒の粉末を分離する。第1のセパレータ16を通過し、第2の排気パイプ42を経て第1のエキスパンダ18に連続的に導入された燃焼ガスによって、第1のエキスパンダ18のタービンを回転させ、燃焼ガスの圧力エネルギーを回転力エネルギー(機械エネルギー)に変換、回収する。第1のエキスパンダ18を通過し、第3の排気パイプ44を経てCO燃焼ボイラ25に連続的に導入された、主としてCOおよびCOを含む燃焼ガスを補助燃料とともに燃焼させることによって、燃焼ガスに含まれるCOを低減させた後、CO燃焼ボイラ25からのガスを第7の排気パイプ52を経て装置外に排出する。
第2の熱付け槽15から第4の排気パイプ46へ排気された燃焼ガスを第2のセパレータ17に導入し、第2のセパレータ17にて燃焼ガスから芳香族製造触媒の粉末を分離する。第2のセパレータ17を通過し、第5の排気パイプ48を経て第2のエキスパンダ19に連続的に導入された燃焼ガスによって、第2のエキスパンダ19のタービンを回転させ、燃焼ガスの圧力エネルギーを回転力エネルギー(機械エネルギー)に変換、回収する。第2のエキスパンダ19を通過し、第6の排気パイプ50を経て廃熱ボイラ24に導入された燃焼ガスから熱エネルギーを回収した後、ガスを第7の排気パイプ52を経て装置外に排出する。
第1の熱付け槽14および第2の熱付け槽15への空気の供給は、以下のように行う。
連続式流動接触芳香族製造プラント10の運転開始時には、モータ/発電機22のモータを駆動させ、モータの回転力エネルギーによってモータ/発電機22にギアボックス21を介して連結したエアブロア20を駆動させ、空気を、第1のエアパイプ38および第2のエアパイプ39に送り出し、第1のエアパイプ38から第1の熱付け槽14へ供給し、第2のエアパイプ39から第2の熱付け槽15へ供給する。
連続式流動接触芳香族製造プラント10の通常運転時には、第1のエキスパンダ18および第2のエキスパンダ19にて燃焼ガスの圧力エネルギーから変換、回収された回転力エネルギーによって、第1のエキスパンダ18および第2のエキスパンダ19と同軸上に配置されたエアブロア20を駆動させ、空気を、第1のエアパイプ38および第2のエアパイプ39に送り出し、第1のエアパイプ38から第1の熱付け槽14へ供給し、第2のエアパイプ39から第2の熱付け槽15へ供給する。第1のエキスパンダ18および第2のエキスパンダ19からの回転力エネルギーだけではエアブロア20の動力が不足する場合は、モータ/発電機22のモータを駆動させ、モータの回転力エネルギーによって動力を補う。第1のエキスパンダ18および第2のエキスパンダ19から余剰の回転力エネルギーが発生する場合は、モータ/発電機22の発電機を駆動させ、余剰の回転力エネルギーを電力エネルギーとして回収する。
原料油としては、FCC装置から得られるLCO、該LCOを水素化処理したものならびに原油蒸留装置からのナフサおよび直留軽油等からなる群から選ばれる1種以上を用いる。これら原料油を用いた場合、該原料油と芳香族製造触媒とが接触した際に芳香族製造触媒に付着するコーク量は流動床反応器に必要な熱量を当該コーク燃焼によって供給する量としては必ずしも十分ではない。また、これら原料油の芳香族製造反応を行う際の反応系の圧力はFCC装置に比べて高くなる。よって、これら原料油から芳香族炭化水素を含む生成油を効率的に、かつ安定して製造するためには、本発明の運転方法が有効となる。
芳香族製造触媒は、結晶性アルミノシリケートを含むものである。
芳香族製造触媒における結晶性アルミノシリケートの含有量は、特に限定されないが、芳香族製造触媒全体を100質量%とした場合、10〜95質量%が好ましく、20〜80質量%がより好ましく、25〜70質量%がさらに好ましい。結晶性アルミノシリケートの含有量が10質量%以上かつ95質量%以下であれば、充分に高い触媒活性が得られる。
結晶性アルミノシリケートとしては、特に限定されないが、例えば、中孔径ゼオライトであるMFI、MEL、TON、MTT、MRE、FER、AEL、EUOタイプのゼオライトが好ましく、単環芳香族の収率がより高くなることから、ペンタジル型ゼオライトがより好ましく、MFIタイプおよび/またはMELタイプの結晶構造体が特に好ましい。MFIタイプ、MELタイプ等の結晶性アルミノシリケートは、The Structure Commission of the International Zeolite Associationにより公表された種類の公知ゼオライト構造型に属する(Atlas of Zeolite Structure Types,W.M.Meiyer and D.H.Olson (1978).Distributed by Polycrystal Book Service,Pittsburgh,PA,USA)。
結晶性アルミノシリケートとしては、ガリウムおよび/または亜鉛とリンを含むものが好ましい。ガリウムおよび/または亜鉛を含むことにより、より効率的にBTXを製造できると同時に、炭素数3〜6の非芳香族炭化水素の副生を大幅に抑制できる。また、リンを坦持することにより触媒の水熱劣化を抑制することが可能となる。
ガリウムおよび/または亜鉛を含む結晶性アルミノシリケートとしては、結晶性アルミノシリケートの格子骨格内にガリウムおよび/または亜鉛が組み込まれたもの(結晶性アルミノガロシリケートおよび/または結晶性アルミノジンコシリケート)、結晶性アルミノシリケートにガリウムおよび/または亜鉛を担持したもの(ガリウム坦持結晶性アルミノシリケートおよび/または亜鉛坦持結晶性アルミノシリケート)、その両方を含んだものが挙げられる。
ガリウム担持結晶性アルミノシリケートはおよび/または亜鉛坦持結晶性アルミノシリケートは、結晶性アルミノシリケートにガリウムおよび/または亜鉛をイオン交換法、含浸法等の公知の方法によって担持したものである。この際に用いるガリウム源および/または亜鉛源としては、特に限定されないが、硝酸ガリウム、塩化ガリウム等のガリウム塩、酸化ガリウム、硝酸亜鉛、塩化亜鉛等の亜鉛塩、酸化亜鉛等が挙げられる。
結晶性アルミノガロシリケートおよび/または結晶性アルミノジンコシリケートは、SiO、AlOおよびGaO/ZnO構造が骨格中において四面体配位をとる構造のものである。結晶性アルミノガロシリケートおよび/または結晶性アルミノジンコシリケートは、水熱合成によるゲル結晶化、結晶性アルミノシリケートの格子骨格中にガリウムおよび/または亜鉛を挿入する方法、または結晶性ガロシリケートおよび/または結晶性ジンコシリケートの格子骨格中にアルミニウムを挿入する方法で得ることができる。
熱付け用燃料としては、芳香族製造触媒に付着したコーク以外の燃料であって、外部から供給された燃料(いわゆるトーチオイル)、例えば、連続式流動接触芳香族製造プラント10で得られた生成油の蒸留塔底油等が挙げられ、特に芳香族製造触媒の水蒸気による劣化の問題を回避するという点から、水素原子に対する炭素原子の比率(C/H)が比較的大きい蒸留塔底油が好ましい。
酸素含有ガスとしては、空気、純酸素等が挙げられ、経済的な観点から、空気が好ましい。
予熱器(図示略)による原料油の加熱温度は、流動床反応器12内での芳香族製造反応に必要な熱は熱付けされた芳香族製造触媒によって供給される点から、流動床反応器12内の反応温度未満であればよく、150〜350℃が好ましい。
流動床反応器12内の圧力は、0.3MPaG〜0.6MPaGであり、0.3MPaG〜0.5MPaGが好ましく、0.3MPaG〜0.4MPaGがより好ましい。流動床反応器12内の圧力が0.3MPaG以上であれば、BTXを効率的に製造できる。ただし、流動床反応器12内の圧力が0.6MPaGを超えると、第1の熱付け槽14および第2の熱付け槽15からの燃焼ガスの圧力も高くなりすぎるため、燃焼ガスの高い圧力に耐え得るように第1のエキスパンダ18および第2のエキスパンダ19の設計を見直す必要があり、その結果、第1のエキスパンダ18および第2のエキスパンダ19が特殊なものとなってプラントのコスト増につながる。また、流動床反応器12内の圧力が0.6MPaGを超えると、BTXの収率も低下する。
流動床反応器12内の反応温度は、350〜700℃が好ましく、520〜600℃がより好ましい。反応温度が350℃以上であれば、芳香族製造触媒の活性が十分となる。反応温度が700℃以下であれば、過度の分解反応が抑制される。
流動床反応器12内における原料油と芳香族製造触媒との接触時間は、下限としては5秒が好ましく、10秒がより好ましく、15秒がさらに好ましい。一方上限としては300秒が好ましく、150秒がより好ましく、100秒がさらに好ましい。接触時間が5秒以上であれば、芳香族製造反応が十分に進行する。接触時間が300秒以下であれば、分解によって副生する軽質ガスの量を抑制できる。
流動床反応器12内から抜き出される芳香族製造触媒の量(循環量)は、流動床反応器12に供給される原料油1トンあたり5〜30トンが好ましく、これは全体の熱バランスとも関連し決められるものである。
第1の熱付け槽14内の圧力は、第1の熱付け槽14が第2の熱付け槽15より低い位置に置かれる場合、熱付けされた芳香族製造触媒を第2の熱付け槽15へ移送する点から、第2の熱付け槽15内の圧力よりも高くする。第1の熱付け槽14内の圧力は、第2の熱付け槽15の圧力より0.10MPa程度高いことが好ましく、0.2MPa〜0.9MPa高いことがより好ましい。
第1の熱付け槽14内の圧力は、エアブロア20からの空気の量や排気パイプの途中に設けられた調整弁によって調整される。
第1の熱付け槽14内の温度は、流動床反応器12内での芳香族製造反応に必要な熱は熱付けされた芳香族製造触媒によって供給される点から、流動床反応器12内の反応温度以上が好ましい。また、第1の熱付け槽14内の温度は、熱付け用燃料の燃焼によって発生する高温の水蒸気による芳香族製造触媒の水熱劣化を抑える点から、第2の熱付け槽15内の温度よりも低くする。具体的には、650℃以下が好ましく、630℃以下がより好ましい。
第1の熱付け槽14への熱付け用燃料(蒸留塔底油の場合)の供給量は、流動床反応器12に供給される原料油1トンあたり0.005〜0.08トンが好ましく、これはコーク生成量と全体の熱バランスから決まる。
第2の熱付け槽15内の圧力は、0.1MPaG〜0.8MPaGであり、0.2MPaG〜0.7MPaGが好ましく、0.3MPaG〜0.6MPaGがより好ましい。第2の熱付け槽15内の圧力が0.1MPaG以上であれば、第2のエキスパンダ19にて燃焼ガスの圧力エネルギーを回転力エネルギー(機械エネルギー)として効率よく回収できる。ただし、第2の熱付け槽15内の圧力が0.8MPaGを超えると、経済的な面で好ましくない。
第2の熱付け槽15内の温度は、流動床反応器12内での芳香族製造反応に必要な熱は熱付けされた芳香族製造触媒によって供給される点から、流動床反応器12内の反応温度以上が好ましく、500〜800℃が好ましく、600〜700℃がより好ましい。
以上説明した本発明の連続式流動接触芳香族製造プラントの運転方法にあっては、流動床反応器内から抜き出された芳香族製造触媒を、外部から供給された熱付け用燃料を酸素含有ガスの存在下に燃焼させることによって、熱付け槽にて熱付けしているため、芳香族製造触媒に付着したコークの燃焼による熱だけではなく、外部から供給された熱付け用燃料によって積極的に熱付けされた芳香族製造触媒によって効率よく、かつ安定的に流動床反応器内での芳香族製造反応(吸熱反応)に必要な熱を十分に補うことができる。そのため、芳香族製造触媒と接触した際に芳香族製造触媒に付着するコーク量が必ずしも十分ではない原料油(LCO等)を原料に用いているにもかかわらず、効率的に、かつ安定してBTXを製造できる。
また、以上説明した本発明の連続式流動接触芳香族製造プラントの運転方法にあっては、熱付け槽を二段にし、熱付け槽内の熱付け温度を段階的に高めているため、芳香族製造触媒の劣化(活性低下)を抑えることができ、芳香族製造触媒の熱付け(および再生)を安定的に行うことができる。
また、連続式流動接触芳香族製造プラントにおける芳香族製造反応は、FCC装置(0.15MPaG〜0.2MPaG)に比較して高い圧力(0.3MPaG〜0.6MPaG)で行われるため、第2の熱付け槽から排出される燃焼ガスの圧力も十分に高くなる。そのため、第2の熱付け槽から排出される燃焼ガスの圧力エネルギーもエキスパンダ等で機械エネルギーとして回収できる。ちなみに、FCC装置における再生器を二段としても、二段目の再生器から排出される燃焼ガスの圧力は0.1MPaG〜0.15MPaGの低圧であるため、燃焼ガスの圧力エネルギーをエキスパンダ等で機械エネルギーとして回収することは困難である。
また、以上説明した本発明の連続式流動接触芳香族製造プラントの運転方法にあっては、第1の熱付け槽および第2の熱付け槽から排出される、熱付け用燃料やコークの燃焼によって発生した燃焼ガスの圧力エネルギーを、送風手段の動力として利用しているため、送風手段の動力が不足することがなく、多量の空気を安定して第1の熱付け槽および第2の熱付け槽に供給できる。そのため、第1の熱付け槽および第2の熱付け槽にて再生された芳香族製造触媒を流動床反応器に安定して移送でき、効率的に、かつ安定してBTXを製造できる。特に、連続式流動接触芳香族製造プラントにおける芳香族製造反応は、FCC(0.15MPaG〜0.2MPaG)に比較して高い圧力(0.3MPaG〜0.6MPaG)で行われるため、第1の熱付け槽および第2の熱付け槽から排出される燃焼ガスの圧力エネルギーも十分に高くなり、この高い圧力エネルギーを回収することによって、反応系を高圧下にする(第1の熱付け槽および第2の熱付け槽に空気をより多量に供給する)ことに伴う動力増大を十分に低減できる。
以下、実施例を示す。
〔実施例1〕
図1に示す構成の連続式流動接触芳香族製造プラント10を用い、下記の運転条件にてBTXの製造を行い、このデータをもとにBTXの製造量等を計算で求めた。
(運転条件)
予熱器(図示略)による原料油の加熱温度:200℃、
触媒ライザ26への原料油(蒸気)の供給量:1トン/hr、
流動床反応器12内の圧力:0.3MPaG、
流動床反応器12内の反応温度:560℃、
流動床反応器12内における原料油と芳香族製造触媒と接触時間:18秒、
第1の熱付け槽14内の圧力:0.35MPaG、
第1の熱付け槽14内の温度:650℃、
第1の熱付け槽14への熱付け用燃料の供給量:0.016トン/原料油1トン、
第1の熱付け槽14への空気の供給量:0.41トン/原料油1トン、
第2の熱付け槽15内の圧力:0.25MPaG、
第2の熱付け槽15内の温度:680℃、
第2の熱付け槽15への空気の供給量:0.17トン/原料油1トン、
芳香族製造触媒の循環量:17.3トン/原料油1トン、
なお、原料油としては、LCOを用いた。
熱付け用燃料(トーチオイル)としては、生成油の蒸留塔底油を用いた。
芳香族製造触媒としては、格子骨格内にガリウムが組み込まれたMFIタイプのゼオライト(粒子寸法:約0.3μm)を含む芳香族製造触媒を用いた。
運転中、第1の熱付け槽14および第2の熱付け槽15で熱付けされた芳香族製造触媒によって効率よく熱を流動床反応器12に供給でき、流動床反応器12内の温度が大きく変動することはなく、安定して生成油を得ることができた。生成油に含まれるBTXの量は、35質量%であった。
また、連続式流動接触芳香族製造プラント10の通常運転時には、第1のエキスパンダ18および第2のエキスパンダ19にて燃焼ガスの圧力エネルギーから変換、回収された回転力エネルギーのみでエアブロア20を駆動させることができ、かつ十分な量の空気を効率よく、安定して第1の熱付け槽14および第2の熱付け槽15に供給できた。
本発明は、FCC装置から得られるLCOおよび原油蒸留装置からのナフサ等を原料にした芳香族炭化水素の製造に有用である。
10 連続式流動接触芳香族製造プラント
12 流動床反応器
14 第1の熱付け槽
15 第2の熱付け槽
18 第1のエキスパンダ
19 第2のエキスパンダ
20 エアブロア(送風手段)

Claims (2)

  1. 流動接触分解装置から得られる分解軽油、該分解軽油を水素化処理したものならびに原油蒸留装置からのナフサおよび直留軽油からなる群から選ばれる1種以上の原料油を、流動床状態にある芳香族製造触媒と接触させて芳香族炭化水素を含む反応生成物を得る流動床反応器と、
    外部から供給された熱付け用燃料を酸素含有ガスの存在下に燃焼させることによって、前記流動床反応器内から抜き出された前記芳香族製造触媒に熱付けを行う第1の熱付け槽と、
    前記芳香族製造触媒に付着したコークを酸素含有ガスの存在下に燃焼させることによって、前記第1の熱付け槽にて熱付けされた前記芳香族製造触媒にさらに熱付けを行う第2の熱付け槽と、
    前記第1の熱付け槽および前記第2の熱付け槽に前記酸素含有ガスを供給する送風手段とを有する連続式流動接触芳香族製造プラントの運転方法であって、
    前記流動床反応器内の圧力を、0.3MPaG〜0.6MPaGとし、
    前記第2の熱付け槽内の圧力を、0.1MPaG〜0.8MPaGとし、
    前記第1の熱付け槽内の圧力を、前記第2の熱付け槽内の圧力よりも高くし、
    前記第1の熱付け槽内の温度を、前記第2の熱付け槽内の温度よりも低くし、
    前記第1の熱付け槽および前記第2の熱付け槽から排出される、前記熱付け用燃料および前記コークの燃焼によって発生した燃焼ガスの圧力エネルギーを、前記送風手段の動力として利用することを特徴とする連続式流動接触芳香族製造プラントの運転方法。
  2. 前記第1の熱付け槽および前記第2の熱付け槽から排出される前記燃焼ガスを第1のエキスパンダおよび第2のエキスパンダにそれぞれ通すことによって、前記燃焼ガスの圧力エネルギーを前記第1のエキスパンダおよび第2のエキスパンダによって機械エネルギーに変換し、
    該機械エネルギーによって、前記第1のエキスパンダおよび第2のエキスパンダに接続された前記送風手段を駆動させる、請求項1に記載の連続式流動接触芳香族製造プラントの運転方法。
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