JP5435779B2 - 油入電気機器 - Google Patents

油入電気機器 Download PDF

Info

Publication number
JP5435779B2
JP5435779B2 JP2009214075A JP2009214075A JP5435779B2 JP 5435779 B2 JP5435779 B2 JP 5435779B2 JP 2009214075 A JP2009214075 A JP 2009214075A JP 2009214075 A JP2009214075 A JP 2009214075A JP 5435779 B2 JP5435779 B2 JP 5435779B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
cover
filled electrical
bolts
stud
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009214075A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011066107A (ja
Inventor
紀明 白土
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihen Corp
Original Assignee
Daihen Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daihen Corp filed Critical Daihen Corp
Priority to JP2009214075A priority Critical patent/JP5435779B2/ja
Publication of JP2011066107A publication Critical patent/JP2011066107A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5435779B2 publication Critical patent/JP5435779B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Housings And Mounting Of Transformers (AREA)

Description

本発明は、内部に絶縁油が充填されたケースの側面に溶着された取付座にパッキンを介して取付けられた付属品を備えた油入電気機器に関するものである。
油入電気機器には、特許文献1、特許文献2または特許文献3に示されるように、タップ位置がケースの外から確認できるようにタップ位置覗き窓や絶縁油の温度を監視する温度計や、絶縁油の油面位置を監視する油面計等の付属品がそれぞれ装着されている。これらタップ位置覗き窓、温度計、油面計等の付属品は、ケースの側部に形成されたそれぞれの切り欠きの周縁に溶着された複数個のタップ穴を有するそれぞれの取付座にパッキンを介してボルトで締付けることにより油密に装着されている。
例えば油入電気機器である配電用自動電圧調整器は特許文献1に示されるように、タップ付変圧器と、タップ付変圧器のタップ切換を行う負荷時タップ切換器と、負荷時タップ切換器と連動してタップ位置を機械的に表示するタップ位置表示板とを備え、これらは充填された絶縁油と共に絶縁油に充填された状態でケース内に収容されており、配電用自動電圧調整器の操作時、点検時の際に、タップ位置がケース外で確認ができるようになっている。
上記配電用自動電圧調整器のタップ位置覗き窓1aは図3(A)(B)に示すように、取付座2と透明部材3と窓枠4とパッキン5a,5bとからなる。取付座2は厚みが比較的大きい金属板を円形リング状に形成し、その円形の一方の平坦面をケース6に対向させた状態でケース6の側面に形成された円形状の切り欠き6aの周縁に溶接により取り付けられており、円形の他方の平坦面には複数のタップ穴7が周方向に所定間隔で形成されている。透明部材3はアクリル板等を円形状に形成し、窓枠4は金属板等を円形リング状に形成し、パッキン5a,5bは円形状に形成しており、窓枠4には取付座2に形成されたタップ穴7に対応させてボルト貫通孔8がそれぞれ形成されている。窓枠4は、取付座2にパッキン5aと透明部材3とパッキン5bとを順次に介在させ、ボルト9を窓枠4に形成されたボルト貫通孔8に挿通させてタップ穴7に螺合させて締め付けることにより取り付けられている。
特開2006−179680号公報(図14) 特開平9−46828号公報(図1) 特開昭52−151977号公報(第1図)
しかしながら、油入電気機器においては、30年以上使用されることが多々あり、経年とともにタップ位置覗き窓、温度計、油面計に介在されているパッキンが劣化して油密性が低下し、延いては油漏れ(油漏れは油の滲み出し程度)が起こるというトラブルが発生している。
そのため、漏油対策としては10年〜15年でのパッキンの定期取替が推奨されているが、パッキンの取替は、ケース内の絶縁油の油面がタップ位置覗き窓、温度計、油面計等の付属品に介在されているパッキンよりも下方になるまで抜く作業や、タップ位置覗き窓、温度計、油面計等の付属品を取外す作業が必要であり、停電作業となる。また、柱上に設置されている油入電気機器については、停電作業のみならず、降柱作業も必要となり、多くの手間やコストが掛かるという問題があった。
本発明の目的は、停電作業や抜油作業やパッキンの取替作業を行なうことなく、ケースに取付けられている付属品から漏れだした絶縁油がケース外へ漏出するのを防ぐことができるようにした油入電気機器を提供することにある。
第1の発明は、内部に絶縁油が充填されたケースと、このケースの側部に形成された切り欠きの周縁に溶着された複数個のタップ穴を有する取付座にパッキンを介してボルトで締め付け固定されているタップ位置覗き窓や温度計あるいは油面計等の付属品を備えた油入電気機器を対象とし、前記取付座の複数のタップ穴のうち、前記ボルトが取り付けられていない、少なくとも2つ以上に、スタッドボルトが取り付けられ、該スタッドボルトに対応させてスタッドボルト挿通孔が形成された漏油防止カバーを前記スタッドボルトに挿通させ、前記漏油防止カバーから突出しているスタッドボルトに締付ナットを螺合させて締付けることにより、前記付属品を覆うように、前記漏油防止カバーを装着するようにしたものである。
第2の発明は、前記漏油防止カバーに切り欠き部を形成し、該切り欠き部を塞ぐようにアクリル板等の透明部材を取付け固定するようにしたものである。
第3の発明は、前記漏油防止カバーをアクリル板等の透明部材で成形するようにしたものである。
第4の発明は、前記漏油防止カバーから突出している前記スタッドボルトにコイルばねと押え板とを遊嵌させ、前記スタッドボルトに締付ナットをそれぞれ螺合させて締付けることにより前記コイルばねをケース側へ押圧するようにしたものである。
以上のように、第1の発明によれば、機器に取付けられている付属品から油漏れが発生することが懸念される既設の現地製品である油入電気機器に対し、スタッドボルトとナットとにより付属品に漏油防止カバーを容易に取付けることができて絶縁油のケース外への漏出を防止することができるため、停電作業や抜油作業やパッキンの取替作業が不要となるとともに、降柱作業も不要となり、手間やコストを大幅に低減させることができる。
第2の発明によれば、第1の発明の効果に加えて、漏油防止カバーを取外すことなく、タップ位置、絶縁油の温度または絶縁油の油面位置を漏油防止カバーの外から確認することができる。
第3の発明によれば、第1の発明および第2の発明の効果に加えて、漏油防止カバーの先端面に切り欠き部を形成したり、アクリル板等の透明部材で切り欠き部を塞いだりする作業が不要となり、漏油防止カバーの成形を容易に行なうことができ、コストの低減を図ることができる。
第4の発明によれば、第1の発明および第2の発明および第3の発明の効果に加えて、スタッドボルトに遊嵌させたコイルばねにより、漏油防止カバーのフランジ部がケースへ押圧されるため、ケースとフランジ部の間に介在されているパッキンの弾性力が低下しても常時フランジ部に面圧を長期間に亘って与えることができ、漏油防止カバーの耐漏油寿命の延伸化を図ることができる。
(A)は本発明に係わる油入電気機器の好ましい実施形態の一例を示した要部を示す正面図、(B)は(A)のA−A線断面矢視図である。 (A)は本発明に係わる油入電気機器の他の実施形態の要部を示す正面図、(B)は(A)のA−A線断面矢視図である。 (A)は従来のタップ位置覗き窓を有する油入電気機器の要部を示す正面図、(B)は(A)のA−A線断面矢視図である。
以下図面を参照して本発明の好ましい実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1(A)、(B)は本発明の第1の実施形態の要部の構成を配電用自動電圧調整器を用いて示したものである。図1に示すタップ位置覗き窓1aの基本構成は図3に示すタップ位置覗き窓1aと同様の構成であり、取付座22と透明部材23と窓枠24とパッキン25a,25bとからなる。取付座22はケース6の側面に形成された切り欠き6aの周円に溶接により取り付けられており、複数のタップ穴27が形成されている。窓枠24には取付座22に形成されたタップ穴27に対応させてボルト貫通孔28がそれぞれ形成されている。窓枠24はボルト29をボルト貫通孔28に挿通させてタップ穴27に螺合させて締付けることにより取付けられている。
タップ位置覗き窓1aの外方には、このタップ位置覗き窓1aを覆うように漏油防止カバー30が配置され、スタッドボルト31a,31b,31cと、このスタッドボルト31a,31b,31cに螺合された締付ナット32a,32b,32cとにより固定されている。スタッドボルト31a,31b,31cは、漏油防止カバー30の高さ寸法よりも長寸に設定されている。漏油防止カバー30の先端面には、スタッドボルト31a,31b,31cに対応させてスタッドボルト挿通孔33が形成されており、下端部にはパッキン34を介在するためのフランジ部35が形成されている。
(第2の実施形態)
図2は本発明の第2の実施形態で用いる漏油防止カバー30の要部の構成を示したものである。本実施形態では、漏油防止カバー30の先端面に切り欠き部30aを形成し、該切り欠き部30aにフランジ部37を形成している。そして切り欠き部30aを塞ぐようにアクリル板等の透明部材38がフランジ部37に載置され、接着剤により取付け固定されている。その他の構成は図1に示した実施形態と同様である。
上記のようにアクリル板等の透明部材38を取付け固定する場合、接着する接着剤としては、水密性および気密性の観点からシーラントのようなシリコン系の樹脂を用いるのが好ましい。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態においては、図1に示された漏油防止カバー30が、アクリル板等の透明部材により成形されている。その他の構成は図1に示した実施形態と同様である。
(第4の実施形態)
本発明の第4の実施形態においては、図1および図2に示されたように、漏油防止カバー30の先端面から突出しているスタッドボルト31a,31b,31cにコイルばね39と押え板40a,40b,40cとを遊嵌させ、スタッドボルト31a,31b,31cに螺合された締付ナット32a,32b,32cを締付けることによりコイルばね39をケース側へ押圧するようにしたものである。その他の構成は、図1および図2に示した実施形態と同様である。
既設および新規の油入電気機器に対し、付属品1に漏油防止カバー30を取付ける手順としては、先ず、付属品1を締付けている複数のボルト29のうち、任意の複数(図示の例では3つ)のボルト29を取外し、このボルト29を取外した後の複数のタップ穴27にスタッドボルト31a,31b,31cの一方を螺合させた後、固定ナット41を締付けてスタッドボルト31a、31b、31cを取付ける。次に、スタッドボルト31a,31b,31cに対応させてスタッドボルト挿通孔33が形成された漏油防止カバー30を、スタッドボルト31a,31b,31cに挿通させる。次いで、漏油防止カバー30の先端面から突出しているスタッドボルト31a,31b,31cにコイルばね39と押え板40a,40b,40cとを遊嵌させ、スタッドボルト31a,31b,31cの他方に締付ナット32a,32b,32cをそれぞれ螺合させて締付けることにより、油漏れが懸念されるそれぞれの付属品1を覆うように取付けられる。
1 付属品
1a タップ位置覗き窓
6 ケース
6a 切り欠き
22 取付座
23 透明部材
24 窓枠
25a,25b パッキン
27 タップ穴
28 ボルト貫通孔
29 ボルト
30 漏油防止カバー
30a 切り欠き部
31a,31b,31c スタッドボルト
32a,32b,32c 締付ナット
33 スタッドボルト挿通孔
34 パッキン
35 フランジ部
37 フランジ部
38 透明部材
39 コイルばね
40a,40b,40c 押え板
41 固定ナット










Claims (4)

  1. 内部に絶縁油が充填されたケースと、このケースの側部に形成された切り欠きの周縁に溶着された複数個のタップ穴を有する取付座にパッキンを介してボルトで締め付け固定されているタップ位置覗き窓や温度計あるいは油面計等の付属品を備えた油入電気機器において、
    前記取付座の複数のタップ穴のうち、前記ボルトが取り付けられていない、少なくとも2つ以上に、スタッドボルトが取り付けられ、該スタッドボルトに対応させてスタッドボルト挿通孔が形成された漏油防止カバーを前記スタッドボルトに挿通させ、前記漏油防止カバーから突出しているスタッドボルトにナットを螺合させて締付けることにより、前記付属品を覆うように、前記漏油防止カバーがパッキンを介して装着されていること
    を特徴とする油入電気機器。
  2. 前記漏油防止カバーには切り欠き部が形成され、該切り欠き部を塞ぐようにアクリル板等の透明部材が取付けられていること
    を特徴とする請求項1に記載の油入電気機器。
  3. 前記漏油防止カバーはアクリル板等の透明部材で成形されている請求項1に記載の油入電気機器。
  4. 前記漏油防止カバーから突出している前記スタッドボルトにコイルばねと押え板とを遊嵌させ、前記スタッドボルトにナットを螺合させて締付けることにより前記コイルばねがケース側へ押圧されていること
    を特徴とする請求項1,2または3に記載の油入電気機器。
JP2009214075A 2009-09-16 2009-09-16 油入電気機器 Expired - Fee Related JP5435779B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009214075A JP5435779B2 (ja) 2009-09-16 2009-09-16 油入電気機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009214075A JP5435779B2 (ja) 2009-09-16 2009-09-16 油入電気機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011066107A JP2011066107A (ja) 2011-03-31
JP5435779B2 true JP5435779B2 (ja) 2014-03-05

Family

ID=43952080

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009214075A Expired - Fee Related JP5435779B2 (ja) 2009-09-16 2009-09-16 油入電気機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5435779B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016134513A (ja) * 2015-01-20 2016-07-25 株式会社ダイヘン 配電用自動電圧調整器
JP2016149482A (ja) * 2015-02-13 2016-08-18 株式会社ダイヘン 油入電気機器

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4732404Y1 (ja) * 1968-09-28 1972-09-29
JPS49115628U (ja) * 1973-01-31 1974-10-03
JPS5869985U (ja) * 1981-05-30 1983-05-12 株式会社伸和技研 電気機材収納ボツクス
JPS60181011U (ja) * 1984-05-11 1985-12-02 三菱電機株式会社 油入機器
JPS63262811A (ja) * 1987-04-21 1988-10-31 Toshiba Corp 電器の密封装置
JPH0220308U (ja) * 1988-07-22 1990-02-09
JP2685618B2 (ja) * 1990-02-28 1997-12-03 株式会社日立製作所 油入静止機器
JP2008021758A (ja) * 2006-07-12 2008-01-31 Chugoku Electric Power Co Inc:The ブッシングカバー

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011066107A (ja) 2011-03-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5435779B2 (ja) 油入電気機器
JP2007107657A (ja) 弁装置
JP2008275059A (ja) ケーブル類保護案内装置
US20070248435A1 (en) Screw-Rotation Prevention Device and Railcar Auxiliary Power Supply Apparatus for Using the Device
JP2009092662A (ja) ジェットポンプ感知ラインのtボルトクランプアセンブリ
EP3507511B1 (en) Protection system for a threaded fastener a method for installation, inspection and maintenance of such protection system
KR20130016144A (ko) 고순도 가스배관의 피팅 고정부재
EA021243B1 (ru) Способ упругой установки устройств обнаружения на трубопроводах и подходящее для этого устройство
JP4571696B2 (ja) フランジ構造及び管継手
JP5296471B2 (ja) 配電用自動電圧調整器
EP2192664B1 (en) Genset enclosure wiring conduit
JP6628629B2 (ja) 配線ラック支持部材
KR20170044315A (ko) 누유방지장치
JP5336136B2 (ja) 配電用自動電圧調整器
CN108347853B (zh) Din导轨与模块底座的固定结构和组装方法
CN208519387U (zh) 一种耐高压四氟补偿器
KR100940883B1 (ko) 선박용 방진 온도계 및 그 제조방법
JP2009241021A (ja) エアフィルタ取付構造
CN214793566U (zh) 一种压力传感器用安装底座
JP5733079B2 (ja) グロメット組立部品
JP6890908B1 (ja) 漏油阻止キット及び漏油阻止方法
KR100578575B1 (ko) 클램프의 체결 토크 범위 표시장치
JP2012082871A (ja) 締結部材
JP6805545B2 (ja) 計器箱補修具
JP2023170123A (ja) 計装機器取付装置および計装機器取付方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120831

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130711

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131009

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131031

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131209

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131209

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees