JP5434330B2 - 電力受信装置、電力伝送システム、充電装置および電力伝送方法 - Google Patents

電力受信装置、電力伝送システム、充電装置および電力伝送方法 Download PDF

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Description

この発明は、電磁場の共鳴を利用して電力を無線伝送する装置および方法に関する。
電力を無線伝送する技術としては、電磁誘導を利用するものが良く知られている。この電磁誘導を利用する電力伝送は、2つのコイルを近接させて、一方のコイルに電流を流したとき、それにより発生する磁束を媒介にして、他方のコイルに起電力を発生させるようにするものである。
しかし、この電磁誘導を利用する電力伝送では、2つのコイルを近接させなければならず、送信できる距離が制約されると言う問題があった。また、電磁誘導結合の際の結合の軸がずれると伝送効率が悪化するので、結合の軸合わせが重要となっている。
これに対して、最近、電磁場の共鳴を利用して電力伝送を行う方法が提案されている。この共鳴型の無線電力伝送では、3〜4メートルというような距離でも送電可能で、しかも大電力も送れる。このため、受電側に、内蔵する2次電池(充電式バッテリー)を有しないシステムも、容易に構築することができるという利点を有する。
また、共鳴する機構がなければエネルギーが伝わらないので、他の電子機器への影響が殆どないという特徴がある。さらに、多少、結合の軸合わせが悪くても伝送効率があまり落ちないと言う利点もある。
例えば、特許文献1(米国特許出願公開2007/0222542号)には、磁界における共鳴現象を用いた電力伝送システムが開示されている。
図9に、この磁界共鳴現象を用いた電力伝送システムの構成例を示す。この図9は、電力の給電元の電力送信装置10と、電力の給電先(受電側)の電力受信装置20とが1対1の場合のシステム構成例を示すブロック図である。
電力送信装置10は、この例では、共鳴素子11と、励振素子12と、周波数信号発生部13とからなる。
共鳴素子11は、例えば空芯コイルで構成されており、ループコイルとされている。また、励振素子12は、例えば空芯コイルで構成されており、そのコイルの両端は、周波数信号発生部13の出力端の一方および他方に接続されている。そして、共鳴素子11と励振素子12とは、電磁誘導により強く結合する関係になるように構成されている。
共鳴素子11を構成する空芯コイルは、インダクタンスのみではなく、コイル内部容量(キャパシタンス)を有し、それらインダクタンスおよびキャパシタンスで定まる自己共振周波数を有している。
周波数信号発生部13は、共鳴素子11の自己共振周波数に等しい周波数の周波数信号を発生する。この周波数信号発生部13は、コルピッツ型発振回路やハートレー型発振回路などにより構成される。
図示は省略するが、電力送信装置10は、交流電源からの電源供給を受けて周波数信号発生部13から周波数信号を発生させる。
一方、電力受信装置20は、この例では、共鳴素子21と、励振素子22と、整流回路23と、負荷24とからなっている。
共鳴素子21は、共鳴素子11と同様に、例えば空芯コイルで構成されており、ループコイルとされている。また、励振素子22は、例えば空芯コイルで構成されており、そのコイルの両端は、整流回路23の入力端の一方および他方に接続されている。そして、これら共鳴素子21と励振素子22とは、電磁誘導により強く結合する関係になるように構成されている。
また、共鳴素子21を構成する空芯コイルは、共鳴素子11と同様に、インダクタンスのみではなく、コイル内部容量(キャパシタンス)を有し、それらインダクタンスおよびキャパシタンスで定まる自己共振周波数を有している。
そして、共鳴素子11と共鳴素子21との自己共振周波数は、互いに等しい周波数foとされる。
以上のようなシステム構成において、電力送信装置10においては、周波数信号発生部13から、共鳴素子11および21の自己共振周波数foに等しい周波数の周波数信号が励振素子12に供給される。
したがって、励振素子12を構成する空芯コイルには、この周波数foの交流電流が流れ、同じく空芯コイルからなる共鳴素子11に、電磁誘導により、同じ周波数foの誘導電流を誘起させる。
この図9の例では、電力受信装置20の共鳴素子21を構成する空芯コイルの自己共振周波数は、周波数foであって、電力送信装置10の共鳴素子11の自己共振周波数とは一致している。したがって、電力送信装置10の共鳴素子11と、電力受信装置20の共鳴素子21とは、磁界共鳴関係になり、当該周波数foのときに結合量が最大になり、損失が最小となる。
以上のように、この例では、電力送信装置10の共鳴素子11と、電力受信装置20の共鳴素子21とは、磁界共鳴の関係になっているので、当該共鳴周波数foにおいて、共鳴素子11から共鳴素子21へと非接触で交流電流が供給される。
電力受信装置20においては、共鳴素子21に現れた交流電流により、電磁誘導によって励振素子22に誘導電流が誘起される。そして、この励振素子22に誘起された誘導電流は整流回路23で整流されて直流電流とされ、負荷24に、その電源電流として供給される。
以上のようにして、電力送信装置10から電力受信装置20へ、磁界共鳴現象が用いられて電力が無線伝送される。
この図9の例の電力伝送システムにおける周波数信号発生部13からの周波数信号の周波数と、磁界共鳴の結合量との関係を、図10に示す。この図10から明らかなように、この例の電力伝送システムは、共鳴周波数foで最大の結合量となる周波数選択性を示すことがわかる。
また、図11に、電力送信装置10の共鳴素子11と、電力受信装置20の共鳴素子21との距離Dと、磁界共鳴の結合量との関係を示す。この図11からは、距離が近くなるにしたがって結合量は大きくなるが、あまりに距離が近くなったときには、かえって結合量が下がることがわかる。そして、ある共鳴周波数において、結合量が最大になる距離があることがわかる。
さらに、図12は、共鳴周波数と最大結合量が得られる共鳴素子間距離との関係を示す図である。この図12からは、共鳴周波数が低いと共鳴素子間隔を広くし、共鳴周波数が高いと共鳴素子間隔を狭くすることによって、最大結合量が得られることがわかる。
米国特許出願公開2007/0222542号公報
上記のように、共鳴型の電力伝送方式では、電力送信装置と電力受信装置との距離が比較的離れていても、また、結合軸がずれていても、電力伝送が可能である。
そこで、図13に示すように、一つの給電元の電力送信装置10から、複数の給電先、図の例では2個の電力受信装置20A,20Bに対して電力の伝送が可能となる。なお、電力受信装置20A,20Bは、上述した電力受信装置20と全く同様の構成を備え、対応する部位には、同じ参照番号にサフィックスAまたはBを付して示している。
ここで、電力送信装置10の共鳴素子11の自己共振周波数(共鳴周波数)と、2個の電力受信装置20A,20Bの共鳴素子21A,21Bの自己共振周波数(共鳴周波数)とは一致しているものとする。
前述したように、給電元と給電先との結合量は、共鳴素子間距離が近いほど大きいので、図13の例では、電力送信装置10に対して、電力受信装置20Bの方が、電力受信装置20Aよりも結合量が大きい。
そして、給電元から給電先に送られる電力は、共鳴素子間の結合量が大きいほど大きくなるので、電力送信装置10から送電される電力は、相対的に、電力受信装置20Bへは大きくなり、電力受信装置20Aへは小さくなる。
ところで、電力受信装置20Aと電力受信装置20Bの両装置が両方とも作動させる必要があって、負荷への直流電流の供給が必要な場合はさておき、いずれかの装置は作動する必要がない状態である場合が問題である。
すなわち、上述した電力受信装置のそれぞれは、常に、無線で伝送されてくる電力を受け取る構成である。このため、給電を必要としない電力受信装置であっても、それが電力送信装置10からの電力の伝送を受けることができる位置にあると、無駄に電力が送電され、整流回路23で整流され、消費されてしまう。
そして、図13に示すように、電力送信装置10と磁界共鳴関係になる電力受信装置が複数個あると、電力送信装置10からの電力エネルギーは、それら複数個の電力受信装置に分配されて伝送される。このため、電力受信装置のそれぞれが受ける電力は、電力受信装置の数に応じて小さくなってしまい、給電を必要とする電力受信装置に十分に電力が電力送信装置から送れないという問題を生じる。
特に、図13において、電力送信装置10に近い位置の電力受信装置20Bが作動する必要がなく、電力の受電を不要とする場合においては、分配関係で、給電を必要とする電力受信装置20Aに供給される電力が小さくなってしまい、効率的でない。
この発明は、以上のような問題点を解消することができる装置および方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、この発明は、
特定の共鳴周波数を有し、非接触で他の共鳴素子と共鳴関係により結合する共鳴素子と、
前記共鳴素子で受け取ったエネルギーに応じた前記共鳴周波数の交流電流を整流する整流手段と、
前記共鳴素子からの前記交流電流の前記整流手段への供給路を遮断制御するためのスイッチ手段と、
を備え、
前記共鳴素子は、前記スイッチ手段により前記交流電流の前記整流手段への供給路を遮断したときにも、他の共鳴素子との共鳴関係により結合する状態を保持する
電力受電装置を提供する。
この発明による電力受信装置が、電力送信装置と共鳴関係により結合する位置であって、かつ、他の電力受信装置とも共鳴関係により結合する位置にある場合を考える。この場合、この発明による電力受信装置の共鳴素子は、電力送信装置が備える共鳴素子および他の電力受信装置の共鳴素子の両者と共鳴関係により結合する。
上記の構成のこの発明による電力受信装置では、給電を受ける必要がないときには、スイッチ手段により共鳴素子からの交流電流の整流手段への供給路が遮断される。
しかし、このとき、電力受信装置の共鳴素子は、他の共鳴素子と共鳴関係により結合する状態が保持されている。したがって、この発明による電力受信装置では、その共鳴素子が、電力送信装置から供給を受けた電力は、スイッチ手段により整流手段への電流の供給が遮断されているときには、共鳴関係により結合している他の電力受信装置の共鳴素子に受け渡される。
つまり、スイッチ手段により、共鳴素子からの交流電流の整流手段への供給路が遮断されたこの発明の電力受信装置の共鳴素子は、電力送信装置からの電力の、他の電力受信装置への中継手段としての役割を担う。
そして、この場合、他の電力受信装置は、電力送信装置との直接的な共鳴関係による結合による電力伝送を受けると共に、この発明による電力受信装置との共鳴関係による結合による電力伝送を受けることになり、給電量が増加することになる。
この発明によれば、電力送信装置から共鳴関係による結合によって送電される電力を、無駄に消費することなく、他の電力受信装置に、中継伝送することができる。
この発明による電力受信装置の実施形態の構成例を示す図である。 この発明による電力受信装置の実施形態を含む電力伝送システムの一例を説明するための図である。 この発明による電力受信装置の他の実施形態の構成例を示す図である。 図3の例の電力受信装置の要部の処理動作を説明するためのフローチャートを示す図である。 この発明による電力伝送システムの実施形態としての充電システムの一例を説明するための図である。 この発明による電力伝送システムの実施形態としての充電システムの他の例の構成例を示す図である。 この発明による電力伝送システムの実施形態としての充電システムにおける電力送信装置での処理動作例を説明するためのフローチャートを示す図である。 この発明による電力伝送システムの実施形態としての充電システムにおける電力受信装置での処理動作例を説明するためのフローチャートを示す図である。 磁界共鳴型の電力伝送システムの構成例の一例を説明するための図である。 磁界共鳴型の電力伝送システムの特性を説明するための図である。 磁界共鳴型の電力伝送システムの特性を説明するための図である。 磁界共鳴型の電力伝送システムの特性を説明するための図である。 従来の磁界共鳴型の電力伝送システムの問題点を説明するための図である。
以下、この発明による電力受信装置およびこの電力受信装置を含む電力伝送システムの実施形態を、図を参照しながら説明する。
[電力受信装置の第1の実施形態]
図1は、この発明による電力受信装置の第1の実施形態の構成例を示すブロック図である。この図1の実施形態において、前述した図9の例の電力伝送システムにおける電力受信装置と同一の部分には、同一参照番号を付与するものとする。
図1に示すように、この第1の実施形態の電力受信装置200は、この例では、共鳴素子21と、励振素子22と、整流回路23と、負荷24と、励振素子22と整流回路23との間の電流路に設けられる給電制御スイッチ25とからなっている。
前述もしたように、共鳴素子21は、共鳴素子11と同様に、例えば空芯コイルで構成されており、ループコイルとされている。
また、励振素子22は、例えば空芯コイルで構成されており、そのコイルの一端は、整流回路23の入力端の一方に接続されている。また、この励振コイル22を構成する空芯コイルの他端は、給電制御スイッチ25を介して整流回路23の入力端の他方に接続されている。
そして、共鳴素子21と励振素子22とは、電磁誘導により強く結合する関係になるように構成されている。
また、共鳴素子21を構成する空芯コイルは、インダクタンスのみではなく、コイル内部容量(キャパシタンス)を有し、それらインダクタンスおよびキャパシタンスで定まる自己共振周波数foを有している。そして、前述したように、この共鳴素子11の自己共振周波数foは、電力送信装置10の共鳴素子11の自己共振周波数と等しい周波数とされている。
給電制御スイッチ25は、この例では、使用者により手動操作される機械的なスイッチや、使用者による所定の操作に応じてオン・オフするリレースイッチや半導体スイッチで構成される。
この給電制御スイッチ25がオン(閉状態)とされているときには、この実施形態の電力受信装置200においては、共鳴素子21は、電力送信装置10の共鳴素子11とは、磁界共鳴関係により結合されて、上述した場合と同様の動作を行う。すなわち、共鳴素子21に現れた交流電流により電磁誘導によって励振素子22に誘導電流が誘起される。そして、この励振素子22に誘起された誘導電流は整流回路23で整流されて直流電流とされ、負荷24に、その電源電流として供給される。
一方、給電制御スイッチ25がオフ(開状態)のときには、励振素子22には、電流が流れない状態にされる。したがって、電力送信装置10の共鳴素子11と、電力受信装置200の共鳴素子21とが、磁界共鳴関係により結合して、共鳴素子21に交流電流が流れても、励振素子22には、誘導電流は流れない。
すなわち、給電制御スイッチ25がオフのときには、共鳴素子21からの交流電流の整流回路への供給が遮断されることになる。
したがって、給電制御スイッチ25がオフのときには、電力受信装置200では、負荷24に直流電流が供給されず、電力の消費はない。
しかし、このように給電制御スイッチ25がオフである電力受信装置200の共鳴素子21は、他の電力受信装置の共鳴素子と磁界共鳴関係により結合可能である。そして、そのような他の電力受信装置が存在するときには、給電制御スイッチ25がオフである電力受信装置200の共鳴素子21に伝送された交流磁界エネルギーは、当該他の電力受信装置の共鳴素子に送られる。
すなわち、給電制御スイッチ25がオフである電力受信装置200の共鳴素子21は、電力送信装置10から供給される交流磁界エネルギーを、他の電力受信装置の共鳴素子に伝送する中継器として働く。
この中継器として働く状態を、図2を参照してさらに説明する。なお、この図2は、この発明による電力伝送システムの一実施形態を示すものともなっている。
図2の例は、給電元の電力送信装置10から、ある電力受信装置200Aに給電するのであるが、電力送信装置10と磁界共鳴関係により結合できる他の電力受信装置200Bが存在している場合を示している。
この図2の例において、電力受信装置200A,200Bは、上述した実施形態の電力受信装置200と全く同様の構成を備えるもので、対応する部位には、同じ参照番号に、対応するサフィックスAまたはBを付して示している。
図2の例では、給電を受ける必要のない電力受信装置200Bの方が、給電を受けたい電力受信装置200Aよりも、給電元である電力送信装置10に近く、電力送信装置10との結合量が大である場合としている。
さらに、図2の例では、電力受信装置200Aと電力受信装置200Bとは互いに磁界共鳴関係により結合する位置関係となっている。
そして、図2の例においては、電力受信装置200Aは、給電元の電力送信装置10から給電を受けるために給電制御スイッチ25Aはオン(閉状態)とされている。一方、電力受信装置200Bは、電力送信装置10からの給電を受ける必要がないので、給電制御スイッチ25はオフ(開状態)とされている。
したがって、電力送信装置10と電力受信装置200Aとの間では、互いの共鳴素子11,21Aが磁界共鳴関係により結合し、給電制御スイッチ25Aがオンであることから、励振素子22Aに誘導電流が流れる。この励振素子22Aに誘起された誘導電流が整流回路23Aで整流されて、直流電流とされ、負荷24(図示は省略)に電源電流として供給される。
また、電力送信装置10と電力受信装置200Bとの間では、互いの共鳴素子11,21Bが磁界共鳴関係により結合し、電力送信装置10からの交流磁界エネルギーが、電力受信装置200Bの共鳴素子21Bに伝送される。しかし、電力受信装置200Bでは、給電制御スイッチはオフ(開状態)とされているので、励振素子22Bには誘導電流が流れず、整流回路23Bには電流は供給されず、電力消費されることはない。
ここで、電力受信装置200Aと電力受信装置200Bとは互いに磁界共鳴関係により結合する位置関係となっている。したがって、電力受信装置200Bの共鳴素子21Bに電力送信装置10から伝送された交流磁界エネルギーは、電力受信装置200Aの共鳴素子21Aに送られる。
すなわち、図2の例においては、電力送信装置10から送出された交流磁界エネルギーの一部は、電力受信装置200Bの共鳴素子21Bを中継して、電力受信装置200Aの共鳴素子21Aに送られる。
図13で説明した例においては、電力送信装置10から電力受信装置20Bに送られた交流磁界エネルギーは、電力受信装置20Bで消費されてしまうが、この図2の例においては消費されずに、電力受信装置200Bを中継して電力受信装置200Aに送られる。
以上のように、電力受信装置200Aは、電力送信装置10からは、直接的な磁界共鳴関係による結合による給電を受けると共に、電力受信装置200Bを中継した給電を受ける。したがって、この図2の例の場合には、電力受信装置200Aは、電力送信装置10から送出された交流磁界エネルギーの全部を受け取ることができ、効率的な電力給電を受けることができる。
なお、図2から判るように、電力送信装置10からの給電を受けようとする電力受信装置200Aは、給電制御スイッチ25はオン状態であるので、給電制御スイッチ25を備えない図9に示した電力受信装置20の構成であっても良い。つまり、図2を電力伝送システムとして考えた場合、電力受信装置の全てが、この発明の実施形態の電力受信装置200の構成を備えていなくても良い。
なお、上述の第1の実施形態では、給電制御スイッチ25は、機械的なスイッチやリレースイッチとしたが、この給電制御スイッチ25は半導体スイッチの構成とすることもできる。その場合には、使用者の操作入力に受ける制御部(例えばマイクロコンピュータなどからなる)を設け、その制御部が、使用者による当該電力受信装置を作動させるか否かの操作入力に応じて、給電制御スイッチ25を切り替え制御するように構成する。つまり、使用者が当該電力受信装置を作動させる指示操作入力をしたときには、制御部は、給電制御スイッチをオンに制御し、当該電力受信装置を作動させないとする指示操作入力をしたときには、制御部は、給電制御スイッチをオフに制御する。
[電力受信装置の第2の実施形態]
第1の実施形態の電力受信装置200においては、給電制御スイッチは、使用者の操作に応じてのみ切り替え制御されるものとした。これに対して、第2の実施形態は、電力受信装置の給電制御スイッチが自動的に切り替え制御される場合である。
図3に、この第2の実施形態の電力受信装置300の構成例を示すブロック図を示す。この第2の実施形態の電力受信装置300において、上述した第1の実施形態と同一部分には同一参照符号を付与して、その詳細な説明は省略する。
この第2の実施形態の電力受信装置300は、充電式のバッテリー301Bを備え、この充電式バッテリーを充電するための充電回路301と、電源スイッチ302と、制御部303と、操作部304とを備える。
そして、この第2の実施形態の電力受信装置300は、給電制御スイッチ25の代わりに、給電制御スイッチ回路250を備える。この給電制御スイッチ回路250は、例えば半導体スイッチング素子により構成される。
この第2の実施形態では、電力送信装置10からの無線電力伝送を受けて、バッテリー301Bの充電を行うと共に、負荷への電源電流の供給を行うようにする。
充電回路301は、給電制御スイッチ回路250がオンであるときに、整流回路23からの直流電流により、バッテリー301Bを充電する。この例では、充電回路301は、バッテリー301Bの充電量が満杯(満充電)になったら、それを検知して、制御部303に通知する機能を備える。
電源スイッチ302は、整流回路23の出力端と負荷24との間に設けられ、制御部303からの切り替え信号によりオン・オフされる。この電源スイッチ302も、例えば半導体スイッチング素子により構成される。
給電制御スイッチ回路250がオンで、かつ、電源スイッチ302がオンとされているときには、電力送信装置10からの無線電力伝送を受けて、充電回路301でバッテリー301Bの充電を行いながら、負荷24への電源供給も行う。
制御部303は、例えばマイクロコンピュータを備え、これには、バッテリー301Bから常時電源が供給されるように構成されている。
操作部304は、電源キーを含み、制御部303に接続されている。制御部303は、操作部304で、電源キーの操作入力情報を受け取ると、電源オン操作か、あるいは電源オフ操作かを判断し、その判断結果に応じて電源スイッチ302をオン・オフ制御する。
また、制御部303は、充電回路301から、バッテリー301Bが満充電である旨の通知を受け取ると、給電制御スイッチ回路250をオフにする。したがって、このときには、電力受信装置300は、電力送信装置10から送られてくる交流磁界エネルギーは消費せず、上述したように、共鳴素子21は、交流磁界エネルギーの中継器として働く。
バッテリー301Bが満充電でないときには、制御部303は、給電制御スイッチ回路250をオンとし、電力受信装置300は、電力送信装置10から送られてくる交流磁界エネルギーを整流回路により直流電流に変換して、自分自身で消費する。
図4は、制御部303での給電制御スイッチ回路250のオン・オフ制御のための処理動作を説明するためのフローチャートである。
制御部303は、充電回路301からの満充電であるか否かの通知をチェックする(ステップS101)。そして、制御部303は、バッテリー301Bが満充電の状態になっているか否か判別し(ステップS102)、満充電の状態になっていなければ、給電制御スイッチ回路250はオンのままとする(ステップS103)。そして、ステップS101に戻る。
また、ステップS102で、バッテリー301Bが満充電の状態になっていると判別したときには、制御部303は、給電制御スイッチ回路250をオフに切り替える(ステップS104)。そして、ステップS101に戻る。
この第2の実施形態の電力受信装置300によれば、バッテリー301Bが満充電の状態になっているときには、電力送信装置10からの給電を受ける必要がないので、給電制御スイッチ回路250が自動的にオフにされる。
したがって、この第2の実施形態の電力受信装置300によれば、使用者は、第1の実施形態のように、給電制御スイッチを手動で切り替え操作しなくても、不要な交流磁界エネルギー消費を回避して、効率の良い無線電力伝送が可能となる。
また、電力送信装置10からの交流磁界エネルギーを受ける複数の電力受信装置が、全て、この第3の実施形態の電力受信装置300の構成を備える場合、複数の電力受信装置の全てが満充電の状態になるまでの時間を短縮化することができる。
すなわち、最初は、複数の電力受信装置300の全てのバッテリーが満充電の状態でない場合には、電力送信装置10からの交流磁界エネルギーは、複数の電力受信装置300に分配されて充電がなされる。しかし、バッテリーが満充電の状態になった電力受信装置では、給電制御スイッチ回路250がオフにされて、前記交流磁界エネルギーの中継器となるので、未だ満充電になっていないバッテリーを持つ電力受信装置に伝送される交流磁界エネルギーが増加する。
これにより、電力送信装置10からの交流磁界エネルギーを、効率よく、複数の電力受信装置の全てが満充電の状態になるまで伝送することができるので、複数の電力受信装置の全てを満充電にするまでの時間を短縮化することができる。
[第3の実施形態;電力伝送システムの実施形態(充電システムの実施形態)]
この第3の実施形態は、第2の実施形態の電力受信装置300を充電する充電システム(充電装置)の実施形態である。図5は、この第3の実施形態の電力伝送システムとしての充電システムの外観を説明するための図である。
この実施形態の充電システムは、箱型の充電台の内部に電力送信装置10が設けられ、充電台の上に複数個の電力受信装置300が載置される構造とされている。
図5(A)は、この実施形態の充電システムを構成する充電台400の平面図であり、図5(B)は、図5(A)のX−X断面図を示すものである。
充電台400は、非磁性体からなる扁平の箱型形状とされている。この充電台400の内部には、当該充電台400の中心位置に給電元としての電力送信装置10が配置されている。図5(A)に示す点線は、電力送信装置10の共鳴素子11を構成する空芯コイルを表している。
そして、この充電台400における、複数の電力受信装置300の載置面400Aには、電力受信装置300が置かれるべき位置を示す複数個のマークMK、図5の例では、円形マークが、例えば印刷などにより設けられている。
図5に示すように、マークMKは、電力送信装置10が配置されている充電台400の中心位置から等距離の円周上に、その中心が位置するように設けられている。これは、充電台に載置される複数個の電力受信装置300と、電力送信装置10との間の磁界共鳴関係による結合量が、全て同じになるようにするためである。
つまり、この例では、複数のマークMKのひとつの上に電力受信装置300を載置すれば、どのマークMKであっても、その電力受信装置300は、電力送信装置10から同等の大きさの交流磁界エネルギーを受けることができる。
そして、この充電台400の上に複数台の電力受信装置300が載置されると、最初は、電力送信装置10からは、全ての電力受信装置300に均等に交流磁界エネルギーが分配供給される。
そして、いずれかの電力受信装置300のバッテリー301Bが満充電になると、その電力受信装置300の共鳴素子は、前述したように交流磁界エネルギーの中継器になる。したがって、バッテリー301Bが満充電でない他の電力受信装置300に対しては、電力送信装置10からの交流磁界エネルギーに加えて、中継器を経由した交流磁界エネルギーが加算伝送される。
つまり、バッテリー301Bが満充電となった電力受信装置300では、受けていた交流磁界エネルギーを、自身で消費することなく、バッテリー301Bが満充電でない他の電力受信装置300に中継するようにする。したがって、バッテリー301Bが満充電でない他の電力受信装置300に与えられる交流磁界エネルギーは、それまでよりも大きくなる。
よって、この実施形態の充電システムによれば、複数個の電力受信装置に対して効率良く、充電が行われる。
[第4の実施形態;電力伝送システムの実施形態(充電システムの実施形態)]
この第4の実施形態も、第3の実施形態と同様に、電力伝送システムの一例としての充電システムの実施形態である。
この第4の実施形態における充電システムにおいては、充電台を備える基本的な構成は、第3の実施形態と同様であるが、充電電力の給電元の電力送信装置と、充電電力を受電する電力受信装置とは、それぞれ通信手段を備える構成が第3の実施形態と異なる。
そして、この4の実施形態においては、各電力受信装置は、通信手段を通じて、バッテリーの充電残量を、電力送信装置に送る。
電力送信装置は、受信した複数の電力受信装置のそれぞれの充電残量に応じて、充電スケジュールプランを作成し、当該充電スケジュールプランに応じて、複数個の電力受信装置のそれぞれに対して、給電制御スイッチ回路のオン・オフの制御指示を送る。
電力受信装置は、電力送信装置からの制御指示に応じて、自機の給電制御スイッチ回路のオン・オフを実行する。
これにより、この第4の実施形態の充電システムにおいては、複数個の電力受信装置を、適切な充電時間で迅速に充電することができる。
図6に、この第4の実施形態の充電システムを構成する電力送信装置100と、電力受信装置500の構成例のブロック図を示す。この図6のブロック図において、前述の実施形態と同一部分には、同一参照符号を付してある。
電力送信装置100は、共鳴素子11と、励振素子12と、周波数信号発生部13とに加えて、制御部111と、通信部112とを有する。
制御部111は、例えばマイクロコンピュータを備えて構成され、電力受信装置500から通信部112を通じて受信した情報を解析したり、送信情報を生成して、通信部112を通じて、電力受信装置500に送信するようにする。
通信部112は、例えばBluetoothやZigBeeなどで構成される。
また、第2の実施形態の電力受信装置300と同様に、給電制御スイッチ回路250と、充電式バッテリー301Bを充電する充電回路301と、電源スイッチ302と、制御部303と、操作部304を備えると共に、通信部501を備える。
充電回路301は、第2の実施形態とは若干異なり、制御部303に対して、バッテリー301Bの充電残量(電池残量)を通知すると共に、満充電を通知する。
制御部303は、この第4の実施形態では、充電回路301から受け取ったバッテリー301Bの充電残量(電池残量)を、自電力受信装置500の識別情報とともに、通信部501を通じて電力送信装置100に送信する。
この第4の実施形態では、操作部304を通じて、緊急に充電が必要か、ゆっくり充電でも良いか、などの付加情報を入力することができるように構成されている。
制御部303は、充電残量の通知の際には、この付加情報を併せて電力送信装置100に送信するようにする。
また、制御部303は、充電回路301からバッテリー301Bが満充電になったことの通知を受け取ったときには、給電制御スイッチ回路250をオフにすると共に、当該バッテリー301Bが満充電になったことの通知を、自電力受信装置500の識別情報とともに、通信部501を通じて電力送信装置100に送信する。
電力送信装置100の制御部111は、電力受信装置500からの充電残量の通知や、満充電の通知を受け取ると、充電スケジュールプランを作成あるいは修正する。そして、制御部111は、当該充電スケジュールプランに応じて、複数個の電力受信装置のそれぞれに対する給電制御スイッチ回路のオン・オフの制御指示を生成して、通信部112を通じて送信する。
[電力送信装置100の制御部111の処理動作]
図7は、電力送信装置100の制御部111が実行する処理動作を説明するためのフローチャートである。
この図7の処理動作は、複数個の給電先としての電力受信装置500が充電台に載置された後、充電システムの電源がオンとされ、電力送信装置100に対して、電源供給がなされた場合を想定したものである。
制御部111は、通信部112で、給電先である複数個の電力受信装置500から充電残量およびその付加情報を受信する(ステップS111)。
次に、制御部111は、受信した充電残量および付加情報から、複数個の電力受信装置500に対する充電スケジュールプランを作成する(ステップS112)。
すなわち、制御部111は、受信した情報から各電力受信装置の識別情報を認識し、それぞれの充電残量および充電の緊急性などをチェックする。そして、受信した情報に基づいて、最適な充電スケジュールプランを作成し、その充電スケジュールプランに従って、各電力受信装置について、いずれの給電制御スイッチ回路250をオンにするか、あるいはオフにするかを決定する。
次に、制御部111は、決定したそれぞれの電力受信装置500の給電制御スイッチ回路250のオン・オフ制御情報を、それぞれの電力受信装置500に対して、その識別情報と対応させて通信部112を通じて送信する(ステップS113)。
次に、制御部111は、いずれかの電力受信装置500から満充電情報を受信を監視し(ステップS114)、満充電情報を受信したと判別したときには、全ての電力受信装置500が満充電となったか否か判別する(ステップS115)。
ステップS115で、全ての電力受信装置500が満充電となってはいないと判別したときには、制御部111は、充電が完了していない複数個の電力受信装置500について、充電スケジュールプランを修正する必要があるか否か判別する(ステップS116)。すなわち、例えば、バッテリーが満充電ではないが、給電制御スイッチ回路250がオフなっているものをオンに変更する必要がある場合があるので、その変更の必要性などを判断する。
ステップS116で、充電スケジュールプランの修正が必要ないと判別したときには、制御部111は、ステップS114に戻る。
ステップS116で、充電スケジュールプランを修正する必要があると判別したときには、制御部111は、満充電になった機器以外の電力受信装置についての充電スケジュールプランを再作成する。そして、その再作成した充電スケジュールプランに従って、満充電になった機器以外の各電力受信装置500の給電制御スイッチ回路250のオン・オフ制御指示を生成し、各電力受信装置500に送信する(ステップS117)。そして、ステップS114に戻り、このステップS114以降を繰り返す。
ステップS115で、全ての電力受信装置500が満充電となったと判別したときには、制御部111は、電力送信装置100の主電源を切り、この処理ルーチンを終了する。
[電力受信装置500の制御部303の処理動作]
図8は、電力受信装置500の制御部303が実行する処理動作を説明するためのフローチャートである。
制御部303は、給電元の電力送信装置100に対して、自機の識別情報(ID)と、充電残量と、付加情報とを、通信部501を通じて送信する(ステップS201)。
次に、制御部303は、通信部501を通じて電力送信装置100からの給電制御スイッチ回路250についてのオンまたはオフ指示を受信したか否か判別する(ステップS202)。
ステップS202で、給電制御スイッチ回路250についてのオンまたはオフ指示を受信してはいないと判別したときには、制御部303は、このステップS202を繰り返す。
また、ステップS202で、給電制御スイッチ回路250についてのオンまたはオフ指示を受信したと判別したときには、制御部303は、給電制御スイッチ回路250を受信した指示通りにオンまたはオフに制御する(ステップS203)。
次に、制御部303は、給電制御スイッチ回路250はオフとなっているか否か判別し(ステップS204)、オフとなっていると判別したときには、ステップS202に戻り、このステップS202以降の処理を繰り返す。
ステップS204で、給電制御スイッチ回路250はオフとなってはいないと判別したときには、制御部303は、バッテリー301Bが満充電になったか否か判別する(ステップS205)。
ステップS205で、バッテリー301Bが満充電になってはいないと判別したときには、制御部303はステップS202に戻り、このステップS202以降の処理を繰り返す。
ステップS205で、バッテリー301Bが満充電になったと判別したときには、制御部303は、給電元の電力送信装置100に通信部501を通じて、満充電情報を、自機IDと共に送信する(ステップS206)。
また、制御部303は、給電制御スイッチ回路250をオフに切り替え(ステップS207)、この処理ルーチンを終了する。
[他の実施形態および変形例]
なお、以上の例の説明では、電力送信装置10からの交流磁界エネルギーを、給電制御スイッチがオフ状態である電力受信装置200が他の電力受信装置に中継する場合のみを説明した。しかしながら、給電制御スイッチがオフ状態である電力受信装置200が複数個存在する状況では、中継器として働く他の電力受信装置からの交流磁界エネルギーを、さらに他の電力受信装置に伝送するようにする場面も生じるものである。
また、上述の第4の実施形態の電力伝送システムは、充電システムの場合であるが、これに限られるものではない。例えば、複数個の電力受信装置のそれぞれは、充電式のバッテリーを備えるものではないが、自機が作動する必要があるか否かを電力送信装置に通知する機能を備える。一方、電力送信装置は、その通知に基づいて、電力受信装置の給電制御スイッチ回路をオン・オフ制御する指示を送るようにする機能を備える。
このような電力伝送システムによれば、電力送信装置は、電力受信装置からの自機が作動する必要があるか否かの情報を監視して、給電制御スイッチ回路をオン・オフ制御する指示を送ることで、常に、給電の必要な電力受信装置にのみ、適切に給電ができる。
また、上述の実施形態では、共鳴素子21と整流回路23との間には、励振素子22を設けて、インピーダンス変換を行って、効率の良い交流電力伝送を行うようにしたが、励振素子は省略しても良い。
すなわち、その場合には、共鳴素子21の両端を、整流回路23の入力端の一方および他方に接続するようにするのであるが、この発明においては、給電制御スイッチを、共鳴素子21の両端の一方と、整流回路23の入力端の一方との間に設ける。
そして、この場合の給電制御スイッチは、電力受信装置で電力送信装置からの電力の供給を受けるときには、共鳴素子21からの交流電流を整流回路23へ供給する状態に切り替える。また、給電制御スイッチは、共鳴素子21からの交流電流の整流回路23への供給を遮断するときには、共鳴素子21の一方の端部と整流回路23の入力端の一方との接続を切断すると共に、共鳴素子21の両端を接続してループコイルを形成するように切り替える。これにより、共鳴素子21は、他の共鳴素子との磁界共鳴結合が可能の状態となる。
なお、以上の実施形態は、共鳴素子同士の共鳴関係が磁界共鳴の場合について説明したが、電界共鳴の場合にも、この発明は適用可能であることは言うまでもない。
10,100…電力送信装置、20,200,400,500…電力受信装置、11,21…共鳴素子、12,22…励振素子、13…周波数信号発生部、23…整流回路、25…給電制御スイッチ、250…給電制御スイッチ回路、301…充電回路、303…制御部、112,501…通信部

Claims (8)

  1. 特定の共鳴周波数を有し、非接触で他の共鳴素子と共鳴関係により結合する共鳴素子と、
    前記共鳴素子で受け取ったエネルギーに応じた前記共鳴周波数の交流電流を整流する整流と、
    無線通信部と
    前記共鳴素子からの前記交流電流の前記整流への供給路を遮断制御するためのスイッチ部と
    具備し、
    前記共鳴素子は、前記スイッチにより前記交流電流の前記整流への供給路を遮断したときにも、他の共鳴素子との共鳴関係により結合する状態を保持し、前記無線通信部で受信した指示情報に基づいて前記スイッチ部を切り替え制御する
    電力受信装置。
  2. 記共鳴素子は、ループ上の電流路を保持することにより、前記他の共鳴素子との共鳴関係により結合する状態を保持する
    請求項1記載の電力受信装置。
  3. 記共鳴素子に対して電磁誘導によって結合する励振素子を具備し、
    前記共鳴素子と前記励振素子との電磁誘導結合によって前記励振素子に流れる誘導電流が前記整流に供給されて整流されると共に、前記スイッチは、前記励振素子からの前記誘導電流の前記整流への供給路を遮断制御する位置に設けられる
    請求項1記載の電力受信装置。
  4. 電力送信装置と、複数個の電力受信装置とからなる電力伝送システムであって、
    前記電力送信装置は、
    特定の共鳴周波数を有し、非接触で他の共鳴素子と共鳴関係により結合する第1の共鳴素子と、
    前記共鳴周波数の交流電流を前記第1の共鳴素子に供給する周波数信号発生と、
    具備し、
    前記複数個の電力受信装置のそれぞれは、
    前記共鳴周波数を有し、非接触で他の共鳴素子と共鳴関係により結合する第2の共鳴素子と、
    前記第2の共鳴素子で受け取ったエネルギーに応じた前記共鳴周波数の交流電流を整流する整流と、
    具備すると共に、
    前記複数個の電力受信装置の少なくとも一つは、
    無線通信部と前記第2の共鳴素子からの前記交流電流の前記整流への供給を遮断制御するためのスイッチ部とをさらに備えると共に、前記第2の共鳴素子は、前記スイッチにより前記交流電流の前記整流への供給路を遮断したときにも、他の共鳴素子との共鳴関係により結合する状態を保持し、前記無線通信部で受信した指示情報に基づいて前記スイッチ部を切り替え制御するようにし、
    前記スイッチが前記供給路を遮断する状態に制御されている前記電力受信装置の前記第2の共鳴素子は、前記電力送信装置の前記第1の共鳴素子、または、他の前記電力受信装置の第2の共鳴素子と、共鳴関係により結合すると共に、さらに他の前記電力受信装置の前記第2の共鳴素子と共鳴関係により結合して、前記電力送信装置からの電力の送信の中継を行う
    電力伝送システム。
  5. 記複数個の電力受信装置のそれぞれは、
    前記第2の共鳴素子に対して電磁誘導によって結合する励振素子を備え、
    前記第2の共鳴素子と前記励振素子との電磁誘導結合によって前記励振素子に流れる誘導電流が前記整流に供給されて整流されると共に、前記スイッチは、前記励振素子からの前記誘導電流の前記整流への供給を遮断制御する位置に設けられる
    請求項4記載の電力伝送システム。
  6. 特定の共鳴周波数を有し、非接触で他の共鳴素子と共鳴関係により結合する第1の共鳴素子と、
    前記第1の共鳴素子で受け取ったエネルギーに応じた前記共鳴周波数の交流電流を整流する整流と、
    前記第1の共鳴素子からの前記交流電流の前記整流への供給を遮断制御するためのスイッチと、
    充電式のバッテリーと、
    前記整流で整流されて得られる直流電流により前記バッテリーを充電する充電回路と、
    具備し、前記第1の共鳴素子は、前記スイッチにより前記交流電流の前記整流への供給路を遮断したときにも、他の共鳴素子との共鳴関係により結合する状態を保持する電力受信装置の前記バッテリーを充電する充電装置であって、
    特定の共鳴周波数を有し、非接触で他の共鳴素子と共鳴関係により結合する第2の共鳴素子と、
    前記共鳴周波数の交流電流を前記第2の共鳴素子に供給する周波数信号発生と、
    複数個の前記電力受信装置が載置可能とされ、載置された前記複数個の電力受信装置のそれぞれの前記第1の共鳴素子と、前記第2の共鳴素子とが、共鳴関係により結合するようにされた載置台と、
    電力受信装置と無線通信する無線通信部と
    具備し、
    前記無線通信部により前記電力受信装置から受信した情報に基づいて、前記電力受信装置の前記スイッチ部を切り替え制御する情報を生成し、前記無線通信部を通じて前記電力受信装置に供給して、前記スイッチ部を切り替え制御する
    充電装置。
  7. 記載置台には、前記電力受信装置の推奨載置位置を示す表示がなされている
    請求項6記載の充電装置。
  8. 特定の共鳴周波数を有し、非接触で他の共鳴素子と共鳴関係により結合する第1の共鳴素子と、
    前記共鳴周波数の交流電流を前記第1の共鳴素子に供給する周波数信号発生と、
    を備える電力送信装置と、
    前記共鳴周波数を有し、非接触で他の共鳴素子と共鳴関係により結合する第2の共鳴素子と、
    前記第2の共鳴素子で受け取ったエネルギーに応じた前記共鳴周波数の交流電流を整流する整流と、
    具備する電力受信装置の複数個とからなる電力伝送システムであって、
    前記複数個の電力受信装置のうちの少なくとも1個は、
    無線通信部と前記第2の共鳴素子からの前記交流電流の前記整流への供給を遮断制御するためのスイッチ部とを備え、前記第2の共鳴素子は、前記スイッチにより前記交流電流の前記整流への供給路を遮断したときにも、他の共鳴素子との共鳴関係により結合する状態を保持し、前記無線通信部で受信した指示情報に基づいて前記スイッチ部を切り替え制御する
    電力伝送システムにおける電力伝送方法であって、
    前記スイッチを、前記供給路を遮断する状態に制御して、当該スイッチにより前記供給が遮断された状態にされた前記電力受信装置の前記第2の共鳴素子を、前記電力送信装置の前記第1の共鳴素子、または、他の前記電力受信装置の第2の共鳴素子と共鳴関係により結合させると共に、さらに他の前記電力受信装置の前記第2の共鳴素子と共鳴関係により結合させて、前記電力送信装置からの電力の送信の中継を行う
    電力伝送方法。
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