JP5433838B2 - 遊技機の弾球槌の製造方法および弾球槌 - Google Patents

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本発明は、遊技球を発射するための遊技機の弾球槌の製造方法および弾球槌に関するものである。
遊技機であるパチンコ機には、遊技領域内に球を発射する弾球発射装置が装備され、弾球発射装置は、ロータリソレノイドに駆動される弾球槌を備えている。弾球槌の先端には、弾球時の衝撃を緩衝するために、特許文献1に開示されているような、樹脂製の槌先部が装着される。槌先部を樹脂で成形した場合には、成形上の「ヒケ」と「変形」が付きものであり、この「ヒケ」と「変形」が弾球面に生じると槌先部の軸線上に仮想される遊技球の弾球面と一致せず、玉飛びの方向にばらつきを生じ、玉飛び方向の安定性に欠ける弾球槌となってしまう。
成形上の「ヒケ」を防止するには、樹脂成形肉厚を極力薄くすればよいが、このようにすると弾球面積が小さく且つ容積の小さい槌先部となるために、弾球時に生じる樹脂内部の応力が過大となって耐久性が劣るとともに、緩衝能力が低く騒音の大きい弾球槌となってしまうという問題がある。
特開2006−204699号公報
本発明は、上記した従来の問題点に鑑み、球飛び方向、飛距離の安定性と、耐久性、緩衝性に優れた遊技機の弾球槌の製造方法および弾球槌を提供することを課題とする。
上記の課題を解決するためになされた本発明に係る遊技機の弾球槌の製造方法は、弾球槌本体に設けた合成樹脂製の槌先部素材の先端面を平坦面に端面加工して、所定の位置に一定方向の弾球面を有する槌先部を形成することを特徴とするものである。
上記した発明において、弾球槌本体を工作機械の回転軸に保持させて、この回転軸を回転させて工具により槌先部素材の先端面を平坦面に端面加工することができる。また、槌先部素材を、弾球槌本体の槌先ピンに装着された合成樹脂製の槌先部素材とすることができるし、槌先部素材を、弾球槌本体と一体成形により形成された合成樹脂製の槌先部素材とすることができる。さらに、工作機械の回転軸に弾球槌本体を保持させて、旋削加工により弾球槌本体に槌先ピンを形成した後に、この槌先ピンに槌先部素材を装着することにより、槌先部素材が槌先ピンに装着された弾球槌本体を工作機械の回転軸に保持させることができる。
また、本発明の弾球槌は、請求項1〜5の何れかに記載の方法で製造されたことを特徴とするものである。なお、本明細書において、「槌先部素材」とは端面加工前のものをいい、「槌先部」とは槌先部素材が端面加工されたものをいう。
上記した発明において、槌先部素材が槌先ピンに装着された弾球槌本体を工作機械の回転軸に保持させて、この回転軸を回転させて工具により槌先部素材の先端面を平坦面に端面加工することができる。また、工作機械の回転軸に弾球槌本体を保持させて、旋削加工により弾球槌本体に槌先ピンを形成した後に、この槌先ピンに槌先部素材を装着することにより、槌先部素材が槌先ピンに装着された弾球槌本体を工作機械の回転軸に保持させることができる。
本発明の弾球槌の製造方法は、弾球槌本体の槌先ピンに合成樹脂製の槌先部素材を装着したうえで、槌先部素材の先端面を平坦面に端面加工するので、球槌に設けた弾球面が、弾球槌先端に仮想される遊技球の弾球面の向きおよび弾球位置と一致させることができて、球飛びの方向安定性、飛距離の安定性に優れる。また、槌先部の弾球面積と総体積を増加させることができるので、耐久性が良好で緩衝能力に優れ低騒音の弾球槌を提供できるという効果を奏することができる。
本発明の弾球槌の正面図である。 槌先部素材の正面図、平面図、左右の側面図である。 図2のB−B線断面図である。 弾球槌の槌先ピンの詳細を示す正面図と側面図である。 槌先ピンへの槌先部素材の取付状態を示す説明図である。 槌先ピンへの槌先部素材の取付状態を説明する分解斜視図である。 槌先ピンへの槌先部素材の取付状態を説明する斜視図である。 槌先ピンへの槌先部素材の取付状態を説明する斜視図である。 弾球槌本体セット用の治具の斜視図である。 治具上に弾球槌本体をセットした状態を示す正面図である。 工具により槌先部素材の端面を加工開始する状態を示す正面図である。 工具により槌先部素材の端面を加工終了した状態を示す正面図である。 工作機械への槌先部本体の取り付け状態を示す斜視図である。 弾球槌の槌先部を拡大して示す平面図と正面断面図である。
以下に、本発明の実施形態に付いて説明する。
図1〜4は、本発明方法により製造された弾球槌を示す図であって、1は薄鋼板などの金属板を打ち抜き加工した弾球槌本体、2は弾球槌をロータリソレノイドの回転軸に回転しないように取り付けるための角形穴、5は合成樹脂製の槌先部である。弾球槌本体1は、全体が湾曲しており、その先端には旋盤等の工作機械を用いて略円柱形状に加工した槌先ピン3が一体に形成されている(図4)。この槌先ピン3に弾球用の槌先部5が装着されている(図1)。槌先部5の基端は方形に形成され、さらに槌先ピン3を挿入し固定するための凹溝52を配設した装着用穴55が形成されている。また、弾球面51は他方の基端より先細りの小径に形成されている。槌先ピン3は先端が小径に形成された円錐台状のテーパ部31と、これに接続する太径部32を有する。太径部32の外径は、槌先部5の穴径よりやや大径に形成されている。槌先ピン3の基部、すなわち太径部32と弾球槌本体側面10との間には、環状突起33設けられている。
図5〜8に、端面加工前の槌先部素材6を槌先ピン3に装着する状態を示す。
槌先部素材6を槌先ピン3に装着するには、例えば治具7に設けた止まり角穴71に、槌先部素材6を挿入して、図5〜8に示すように、槌先ピン3に槌先部素材6の穴を差し込む。止まり角穴71の底部には平面72を設けてあるので、この平面72に槌先部素材6の先端面61を当てて差し込む。
槌先部素材6の方形端面56が弾球槌本体1の側面10に当接されるまで差し込むと、装着用穴55に配設された凹溝52が環状突起33に嵌め込まれ固定されるとともに、一対の突起54が弾球槌本体1の先端側面を挟み込むので、弾球により槌先部5全体が回転するのを防止することができる。
以上のようにして図8に示すように槌先部素材6を弾球槌本体1に装着することができる。
以下に、本発明の弾球槌の製造方法を実施するための治具について説明する。
図9は、弾球槌本体1を旋盤、研削盤などの工作機械に正しくセットするための保持具11の例を示す図である。12は固定部材であって、この固定部材12は、弾球槌本体1の角形穴2に挿入するための突起15を有し、保持具11に回転可能に取り付けられている。13は、保持具11上でスライドして位置調整可能な枕部である。また、保持具11には、この保持具11を研削盤、旋盤などの工作機械の主軸上に固定するための取付穴14が設けられている。
枕部13は長穴16を有し、この長穴16に挿通されたボルト17により保持具11上をスライドして位置調整できるように取り付けられている。また、枕部13は長穴16に対して傾斜する側面18を有し、この側面18で図10に示すように弾球槌本体1の背面を支持する。このため、枕部13を保持具11に対してスライドさせることにより、図10に示すように保持具11に対する弾球槌本体1の取り付け角度を調整することができる。
槌先部素材6を研削するための砥石8は、図10に示すようにカップ型をしたものであって、槌先ピン3への槌先部素材6の装着時には退避されている。槌先部素材6を装着した後は、矢印A方向に砥石8が前進し、図11に示す前進端で停止して、次に矢印B方向に移動しながら槌先部素材6の「ヒケ」や「変形」が生じた先端面61を研削する。そして、図12に示す位置で停止後矢印C方向に移動し、他の加工の邪魔にならない位置まで砥石8は退避する。なお、砥石8は、この退避場所でダイヤモンドドレッサー等により研削面81がリフレッシュされる。
保持具11は、図13に示すように、旋盤、研削盤などの工作機械の主軸(回転軸)上に取り付けられており、保持具11上に弾球槌本体1をセットしたうえ、上下のチャック19で挟み付けて確実に固定する。このとき、槌先ピン3の軸線Pが研削砥石8の研削面81に対して直交するように、枕部13をスライドさせて位置調整する(図10)。そして、槌先ピン3に合成樹脂製の槌先部素材6を装着する。
次いで、工作機械の回転軸を回転させて工具により槌先部素材6の先端面61を平坦面に研削する。研削砥石81の軸線P方向の移動距離は常に一定として研削すれば、角形穴2に対して所定の位置に弾球面を形成することができる。すなわち、図14に示すように研削後の槌先部5の長さL(弾球面51と側面10との間の距離)を常に一定に維持することができるので、球発射時の弾球槌が一定の回動角度で球を発射することができて、発射速度がばらつくことがない。また、槌先部5の平坦面の向きQも常に軸線Pに対して直行する一定方向に維持することができるので、球の発射方向がばらつくことはない。
なお、弾球槌本体1への槌先部素材6の装着および端面加工は、工作機械により弾球槌本体1に槌先ピン3を形成した後に、その工作機械に取り付けたまま行うこともできる。詳しくは、槌先ピン3形成前の弾球槌本体1を、槌先ピン3となる部分の軸線が旋盤の回転中心線上に位置するように固定し、旋削工具(図示していない)によって槌先ピン3を形成する旋削加工を行う。しかる後に、この旋盤に固定したままで槌先ピン3に樹脂成形された槌先部素材6を嵌め込み(図13)、旋盤を回転させつつ槌先ピン3の軸線と直交する方向に研削砥石8を移動させて、槌先部素材6の先端を平坦面に端面加工する。これによって、弾球槌本体1を一端旋盤に保持させれば、弾球槌本体1に槌先ピン3を形成する旋削加工、槌先部素材6の装着、槌先部素材6の端面加工までを一貫して行うことができるので、生産効率が高くなるという利点を得ることができる。
また、槌先部素材が、弾球槌本体と一体成形により形成されたものであっても、この槌先部素材の先端面を平坦面に端面加工して、所定の位置に一定方向の弾球面を有する槌先部を形成することができる。
1 弾球槌本体、3 槌先ピン、5 槌先部、6 槌先部素材、61 先端面、8 研削砥石、51 弾球面、P 回転軸、

Claims (6)

  1. 弾球槌本体に設けた合成樹脂製の槌先部素材の先端面を平坦面に端面加工して、所定の位置に一定方向の弾球面を有する槌先部を形成することを特徴とする遊技機の弾球槌の製造方法。
  2. 弾球槌本体を工作機械の回転軸に保持させて、この回転軸を回転させて工具により槌先部素材の先端面を平坦面に端面加工することを特徴とする請求項1に記載の遊技機の弾球槌の製造方法。
  3. 槌先部素材が、弾球槌本体の槌先ピンに装着された合成樹脂製の槌先部素材であることを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機の弾球槌の製造方法。
  4. 槌先部素材が、弾球槌本体と一体成形により形成された合成樹脂製の槌先部素材であることを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機の弾球槌の製造方法。
  5. 工作機械の回転軸に弾球槌本体を保持させて、旋削加工により弾球槌本体に槌先ピンを形成した後に、この槌先ピンに槌先部素材を装着することにより、槌先部素材が槌先ピンに装着された弾球槌本体を工作機械の回転軸に保持させたことを特徴とする請求項3に記載の遊技機の弾球槌の製造方法。
  6. 請求項1〜5の何れかに記載の方法で製造されたことを特徴とする遊技機の弾球槌。
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