JP5432203B2 - 資源配付システム - Google Patents

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Description

本発明は、サーバ装置からクライアント装置に対してプログラムやファイル等の資源を配付する資源配付システムに関する。
資源配付システムでは、修正プログラムや定義ファイル等の資源を保持するサーバ装置が、ネットワークを介して接続されている複数のクライアント装置に対して、配付対象となるファイルの配付を行う。クライアント装置(以下、配付先機器とする)は、サーバ装置(以下、配付サーバとする)から配付されたファイルを適用することで、メンテナンス等を行う。
従来は、配付サーバが固定されており、また、システム内の配付先機器の台数が多く且つ配付を行う時間が限られている場合には、図17に示す構成で資源の配付を行ってきた。図17に示す構成の資源配付システムでは、中継サーバを介して資源の配付を行うことにより、サーバ装置(配付サーバ)の処理を分散する。なお、図17の中継サーバは、自装置配下の配付先機器を予め定義しておく必要があり、ある中継サーバの配付先機器はシステム内で固定されている。
図17に示す構成の資源配付システムでは、資源を配下の全ての配付先機器に配付するために、配付サーバ及び中継サーバは、全て常に電源が投入されていることが前提となる。
サーバ装置からクライアント装置に対して資源を配付する技術として、例えば、上記のような、ホストサーバが、中継サーバを介して表示端末にコンテンツを配信する技術が知られている(例えば、特許文献1)。
ネットワーク上の他の通信装置にサービスを提供する通信装置の省電力化を実現するための技術として、例えば、ネットワーク処理ユニットにおいて応答を送信できないパケットを受信した場合にのみ、他の通信装置に提供するメインサービスを処理するメイン処理ユニットを起動する技術が知られている(例えば、特許文献2)。
また、ホストコンピュータから複数の端末に配信を行う処理において、電気代を節約するための技術として、必要な時間だけ端末の電源を上げておき、配信が終了すると、ホストコンピュータから端末へ電源断電文を送信する技術が知られている(例えば、特許文献3)。
特開2001−273435号公報 国際公開第2006/043436号 特開平10−39959号公報
図17に示す従来の資源配付システムでは、資源配付側のサーバ(配付サーバや中継サーバ)については全てを常に電源投入しておく必要があり、電力が無駄に消費されていた。また、配付サーバや中継サーバが故障した場合には、故障サーバ配下の配付先機器に対して資源の配付ができなくなる、という問題もある。
本発明は、システム内で消費される電力を軽減させつつ、サーバ装置の中の一部に故障が発生した場合等であっても、遅滞なく資源の配付が可能な資源配付システムを提供することを目的とする。
本発明の一形態によれば、資源を配付する複数のサーバ装置と、資源の配付先である複数のクライアント装置とが互いにネットワークを介して接続される資源配付システムであって、前記サーバ装置は、前記複数のサーバ装置間で共通する第1のアドレス情報を有し、前記クライアント装置からの前記サーバ装置への接続を求める接続要求電文を受け付けるとともに、該接続要求電文を送信したクライアント装置に対して通知電文を送出する第1のインタフェース部と、前記第1のインタフェース部において前記接続要求電文を受け付けると、資源をダウンロード中のクライアント装置数が所定の閾値を超えることとなるか否かを判定する判定部と、前記クライアント装置数が前記所定の閾値を超えることとなる場合にはその旨の通知電文を生成する生成部と、前記クライアント装置数が前記所定の閾値を超えることとなる場合には、前記第1のインタフェース部を非活性化させる制御部と、前記クライアント装置数が前記所定の閾値を超えることとなる場合には、他のサーバ装置のうち、所定のサーバ装置の電源を投入するよう求める電源投入要求を送信する電源投入要求送信部と、を備え、前記複数のサーバ装置は、前記電源投入要求を受信すると電源供給を開始する電源制御装置とそれぞれ接続されており、前記クライアント装置は、保持する前記第1のアドレス情報を用いて、前記接続要求電文を前記サーバ装置に向けて送信する第1の送信部と、前記通知電文を受信する第1の受信部と、を備え、前記第1の受信部において前記クライアント装置数が前記所定の閾値を超えることとなる旨の通知を受信したときは、前記第1の送信部は、所定の期間の経過後に前記接続要求を再送する構成とする。
本発明によれば、システム内で消費される電力を軽減させつつ、サーバ装置の中の一部に故障が発生した場合等であっても、遅滞なく資源の配付が可能となる。
実施形態に係る資源配付システムの構成図である。 実施形態に係る配付サーバの構成図である。 実施形態に係る配付先機器の構成図である。 実施形態に係る資源配付システムによる通常動作時の資源の配付方法について説明する図である。 実施形態に係る資源配付システムによる、接続する配付先機器数が最大接続多重度を超えることとなる場合の資源の配付方法について説明する図である。 実施形態に係る資源配付システムにおける、電源投入要求を送信した後の処理を説明する図である。 配付サーバにおいて定義される設定ファイルの例を示す図である。 配付先機器において定義される設定ファイルの例を示す図である。 実施形態に係る資源配付システムにおいて使用する電文のフォーマット例を示す図である。 電源投入先リストテーブルの構造例を示す図である。 配付サーバの起動順を模式的に示す図である。 配付サーバによる受信プロセス処理を示したフローチャート(その1)である。 配付サーバによる受信プロセス処理を示したフローチャート(その2)である。 配付サーバによるダウンロード用プロセス処理を示したフローチャートである。 配付先機器の配付先機器アプリケーションによる処理を示したフローチャートである。 実施形態に係る資源配付システムによる効果を説明する図である。 実施形態に係る資源配付システムによる効果を説明する他の図である。 従来における資源配付システムを説明する図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る資源配付システムの構成図である。図1に示す資源配付システム1は、複数の配付サーバ2及び複数の配付先機器3を有し、配付サーバ2及び配付先機器3は、ネットワークを介して互いに接続されている。実施例では、配付サーバ2及び配付先機器3は、LAN(Local Area Network)を介して互いに接続されている。
図1に示す複数の配付サーバ2や複数の配付先機器3等を互いに区別するために、符号A、B、C等を用いることとする。例えば配付サーバ2の1号機については、2号機や3号機と区別するときは、「配付サーバ2A」とし、区別する必要がない場合は、単に「配付サーバ2」と表記することとする。以下の説明及び他の図面についても同様である。また、複数の配付サーバ2の中の1台であることを表すために、符号xを用いて「配付サーバ2x」等のように表記することもある。
配付サーバ2は、資源を保持し、それぞれが第1のネットワークインタフェース部5及び第2のネットワークインタフェース部6を有し、電源制御装置4と接続されている。配付先機器3は、ネットワークを介して配付サーバ2から資源をダウンロードする。
配付サーバ2の第1及び第2のネットワークインタフェース部5、6は、例えばNIC(Network Interface Card)である。このうち、第1のネットワークインタフェース部5は、配付先機器3からの接続の要求を受け付け、資源配付システム1内の全ての配付サーバ2で共通するIP(Internet Protocol)アドレスを有する。以下の説明及び図面においては、第1のネットワークインタフェース部5のIPアドレスを「IP−A」とする。第2のネットワークインタフェース部6は、配付先機器3に対して資源の配付を行い、資源配付システム1内の配付サーバ2ごとに固有のIPアドレスを有する。以下の説明及び図面においては、第2のネットワークインタフェース部6のIPアドレスを「IP−Bx」とする。
電源制御装置4は、接続されている配付サーバ2とは異なる他の配付サーバ2からの要求にしたがって、接続されている配付サーバ2への電源供給を開始する。
本実施形態に係る資源配付システム1は、複数の配付サーバ2のうち、1台のみを起動しておき、他の配付サーバ2については電源を遮断しておく。起動中の配付サーバ2が、配付先機器3からの要求に応じて資源の配付を行う。起動中の配付サーバ2から資源をダウンロード中の配付先機器3の台数が所定の閾値を超えることとなる場合は、負荷を分散させるため、それ以上の要求の受け付けは行わず、他の配付サーバ2を起動させる。以降は、起動した他の配付サーバ2が配付先機器3からの要求を受け付け、先に起動していた配付サーバ2は、配付先機器3への資源の配付が完了すると、電源を遮断する。
なお、図1においては、本実施形態に係わる資源の配付方法に関する構成のみを記載し、他の構成については記載を省略している。以下に説明する他の図面についても同様とする。
図2は、本実施形態に係る配付サーバ2の構成図である。図2に示す配付サーバ2は、上記の第1及び第2のネットワークインタフェース部5、6に加えて、サーバアプリケーション70及び電源ユニット80を有する。
サーバアプリケーション70は、配付サーバ2における資源の配付に関する各種のプロセスからなり、受信プロセス71、ダウンロード用親プロセス72及びダウンロード用子プロセス73を含む。
受信プロセス71は、第1のネットワークインタフェース部5を介して配付先機器3から接続の要求を受信し、資源をダウンロード中の配付先機器3の台数の監視や、資源の配付を行う配付サーバを自装置から他に切り替えるため、他の配付サーバ2に対して電源を投入するよう要求するコマンドを、LANネットワークを経由して電源制御装置4に送信する等のプロセスからなる。
ダウンロード用親プロセス(以下、親プロセスと略記)72及びダウンロード用子プロセス(以下、子プロセスと略記)73は、接続の要求を受け付けた配付先機器3に対して資源を送信するプロセスである。
電源ユニット80は、電源制御装置4から供給される電源を、配付サーバ2を構成する各部に供給する。
電源制御装置4は、ネットワークインタフェース部41を有し、ネットワークインタフェース部41を介してLANネットワークに接続する。以下の説明及び図面においては、電源制御装置4のネットワークインタフェース部41のIPアドレスを「IP−Cx」とする。また、電源制御装置4は、ACケーブル等を介して分電盤から電源供給を受けるとともに、同様にACケーブル等で接続される配付サーバ2に対して電源供給する。
図3は、本実施形態に係る配付先機器3の構成図である。図3に示す配付先機器3は、ネットワークインタフェース部31及び配付先機器アプリケーション32を有する。
ネットワークインタフェース部31は、例えばNICからなり、配付先機器3は、インタフェース部31を介してLANネットワークに接続する。
配付先機器アプリケーション32は、資源を配付サーバ2からダウンロードするためのアプリケーションである。
図4は、本実施形態に係る資源配付システム1による通常動作時の資源の配付方法について説明する図である。図4を参照して、通常動作時、すなわち、配付サーバ2から資源をダウンロード中の配付先機器3の台数が所定の閾値以下である場合における資源の配付方法について説明する。
なお、以下の手順の前提として、資源配付システム1内の全ての配付サーバ2のそれぞれが、配付資源を保持しているものとし、初期状態においては、複数の配付サーバ2のうち、1台の配付サーバ2Aのみが起動しているものとする。
(1)まず、配付先機器3Aが、配付サーバ2Aに対して資源ダウンロードのための接続を求めて問い合わせを行う。問い合わせは、IPアドレス・IP−Aを指定して、第1のネットワークインタフェース部5Aに対して行う。
(2)配付サーバ2Aは、配付先機器3Aにダウンロードを許可しても配付サーバ2Aから資源をダウンロード中の配付先機器3の台数が所定の閾値を超えないとして、第2のネットワークインタフェース部6Aから配付先機器3Aに対し、資源ダウンロード用のIPアドレス・IP−B1を通知する。
(3)配付先機器3Aは、通知されたIPアドレス・IP−B1を宛先として、配付サーバ2Aに接続し直す。そして、配付先機器3Aは、第2のネットワークインタフェース部6Aを介して資源のダウンロードを開始する。
配付サーバ2に接続して資源のダウンロードを行っている配付先機器3の数が所定の閾値以下である場合には、資源配付システム1は、図4の通常動作を実行する。同時に配付サーバ2に接続して資源のダウンロードを行っている配付先機器3の数が所定の閾値を超えることとなる場合は、配付サーバ2は、他の配付サーバ2に以降の資源配付処理を実行させる。起動中のある配付サーバ2に接続して並列的に資源のダウンロードを実行中の配付先機器3の数を、以下においては、「接続多重度」とし、1台の配付サーバ2に接続可能な最大の配付先機器3の数を「最大接続多重度」とする。
図5は、本実施形態に係る資源配付システム1による、接続する配付先機器3の数(接続多重度)が最大接続多重度を超えることとなる場合の資源の配付方法について説明する図である。図5を参照して、配付サーバ2から資源をダウンロード中の配付先機器3の台数が最大接続多重度を超えることとなる場合における資源の配付方法について説明する。
なお、図5においては、接続多重度は「3」であり、複数の配付先機器3のうち、3台の配付先機器3A〜3Cが、3台の配付先機器3A〜3Cは、図4の手順(1)〜手順(3)により、配付サーバ2Aからの資源のダウンロードを実行中であるものとする。
(1)まず、配付先機器3Dが、配付サーバ2Aに対して資源ダウンロードのための接続を求めて問い合わせを行う。問い合わせは、図4の手順(1)と同様に、第1のネットワークインタフェース部5Aに対して行う。
配付サーバ2Aは、配付先機器3Dに対して資源の配付を行うとすると、配付サーバ2Aから資源をダウンロード中の配付先機器3の台数が最大接続多重度「3」を超えることとなるため、配付先機器3Dに対しては、その旨通知する。また、第1のネットワークインタフェース部5を非活性化する。すでに資源のダウンロードの処理を開始している配付先機器3A〜3Cに対しては、処理を継続する。
(2)配付サーバ2Aは、第1のネットワークインタフェース部5Aを非活性化すると、電源遮断中の自装置以外の配付サーバ2Bの電源を起動するよう、電源投入の要求を送信する。電源投入の要求は、配付サーバ2Bの電源制御装置4Bに対して送信する。
(3)配付サーバ2Aは、配付サーバ2Bに対してポーリングを行うことで、配付サーバ2Bが正常に起動していることを確認する。配付サーバ2Bが正常に起動していることの確認がとれなかった場合の処理については、後述する。
(4)配付サーバ2Aから接続多重度が最大接続多重度を超えることとなる旨の通知を受けた配付先機器3Dは、配付サーバ2Bに対して接続要求を送信する。以降は、配付サーバ2Bの接続多重度が最大接続多重度を超えることとならない限り、配付サーバ2Bが、図4に示す手順で資源配付を行う。
図6は、本実施形態に係る資源配付システム1における、電源投入要求を送信した後の処理を説明する図である。図6を参照して、図5の手順(2)において、配付サーバ2Aが配付サーバ2Bの電源制御装置4Bに電源投入の要求を送信した後の動作について説明する。
ここでは、配付サーバ2Aについては、図5の手順(3)において、配付サーバ2Bが正常に起動していることの確認がとれた状態であることを前提としている。
(1)配付サーバ2Aは、配付先機器3A〜3Cからのダウンロードが全て完了し、第1のネットワークインタフェース部5Aが非活性状態であることを確認すると、自装置の電源を停止させる。図6には、電源遮断状態である配付サーバ2Aを示す。
(2)資源配付システム1において、第1のネットワークインタフェース部5が活性状態にある配付サーバは、配付サーバ2Bである。そこで、配付サーバ2Bの第1のネットワークインタフェース部5Bが、配付先機器3Dが送信する接続要求を受け付け、以降の資源配付処理を継続する。第1のネットワークインタフェース部5には、資源配付システム1内で共通のIPアドレス「IP−A」が割り当てられているため、配付先機器3Dは、送信先を意識することなく接続要求を送信する。配付サーバ2Bは、接続多重度が最大接続多重度を超えることとなると判定した場合には、図5において説明した手順で、配付サーバ2Cへの切り替えを行う。
なお、上記においては、説明の都合上、配付サーバ2A及び配付サーバ2Bの処理動作をそれぞれ手順(1)及び手順(2)として記載しているが、これらの処理動作は各配付サーバ2で独立して実行されるものであり、処理の先後はこれに限定されるものではない。
このように、本実施形態に係る資源配付システム1によれば、複数の配付サーバ2の中の1台が起動状態にあり、配付先機器3からの接続の要求を受け付ける。配付先機器3に対して資源のダウンロードさせることが可能と判断すると、配付サーバ2が保持しているダウンロード用のIPアドレスを通知し、ダウンロードを行わせる。配付先機器3の接続数が増えて最大接続多重度を超えることとなると判定すると、2台目の配付サーバ2を起動して以降の配付先機器3からの新たな接続要求に対する処理を継続させる。配付サーバ2の第1のネットワークインタフェース部5には、複数の配付サーバ2間で共通するIPアドレス・IP−Aが割り当てられている。配付先機器3では、IPアドレス・IP−Aを保持しておけば、送信先を意識することなく、配付サーバ2側に接続の要求を送信することができる。以下においては、第1のネットワークインタフェース部5の共通するIPアドレス・IP−Aを、「代表接続IPアドレス」と表現することもある。
図7は、配付サーバ2において定義される設定ファイルの例を示す図である。図7に示すとおり、配付サーバ2は、最大接続多重度、サーバ起動確認リトライ回数、サーバ起動確認リトライ間隔、ダウンロード用IP及び代表接続IP_NICを図2においては不図示の記憶手段に保持している。
最大接続多重度は、上記のとおり、配付サーバ2に接続して資源をダウンロードが可能な配付先機器3の最大値である。
サーバ起動確認リトライ回数は、電源制御装置4を介して他の配付サーバ2を起動させるときに、他の配付サーバ2が正常に起動したか否かの確認処理のリトライ回数である。サーバ起動確認リトライ間隔は、他の配付サーバ2が正常に起動したか否かの確認処理のリトライ間隔である。サーバ起動確認リトライ回数等の詳細については、図12A及び図12Bのフローチャートを参照して説明する。
ダウンロード用IPは、第2のネットワークインタフェース部6のIPアドレス「IP−Bx」であり、第1のネットワークインタフェース部5に接続要求を送信した配付先機器3に対して通知する。
代表接続IP_NICは、代表接続IPアドレス「IP−A」を有する第1のネットワークインタフェース部5のNIC名であり、第1のネットワークインタフェース部5を非活性化させるために使用する。代表接続IP_NICをどのように使用するかについては、図12A及び図12Bのフローチャートを参照して説明する。
図8は、配付先機器3において定義される設定ファイルの例を示す図である。図8に示すとおり、配付先機器3は、代表接続IP、配付先機器IP及び待ち合わせ時間を図3においては不図示の記憶手段に保持している。
代表接続IPは、配付先機器3が送信する接続要求の送信先のIPアドレスであり、上記のとおり、配付サーバ2の第1のネットワークインタフェース部5のIPアドレス「IP−A」である。
配付先機器IPは、配付先機器3が配付サーバ2との通信において使用するIPアドレスである。
待ち合わせ時間は、配付サーバ2に対して接続要求を送信後、接続要求送信をリトライするまでの待ち合わせ時間である。待ち合わせ時間の詳細については、図14のフローチャートを参照して説明する。
配付サーバ2及び配付先機器3は、それぞれ図7及び図8に例示する設定ファイルに定義されている情報を参照して、それぞれ資源の配付及び資源のダウンロードの処理を実行する。
図9は、本実施形態に係る資源配付システム1において使用する電文のフォーマット例を示す図である。図9を参照して、配付サーバ2及び配付先機器3が資源の配付・資源のダウンロードの処理を実行するときに、互いに送受する電文のフォーマットについて説明する。
(a)は、配付サーバ2が、配付先機器3に対して資源のダウンロード用のIPアドレスを通知するRMIP(Remote Maintenance IP)電文のフォーマット例である。電文の種類「RMIP」を表す所定の固定値の後に、ダウンロード用のIPアドレスである、第2のネットワークインタフェース部6のIPアドレスが設定される。ダウンロード用IPアドレスは、図7の設定ファイルに格納されている。
(b)は、配付サーバ2が、配付先機器3に対して接続多重度を超えることとなる旨を通知するCNOV(Connection Over)電文のフォーマット例である。電文の種類「CNOV」を表す所定の固定値が設定される。
(c)は、配付先機器3が、配付サーバ2に対して接続を要求するRQST(Request)電文のフォーマット例である。電文の種類「RQST」を表す所定の固定値の後には、電文の送信元である配付先機器3のIPアドレスが設定される。
(d)は、配付先機器3が、配付サーバ2に対して、資源のダウンロードを要求するDWLD(Download)電文のフォーマット例である。電文の種類「DWLD」を表す所定の固定値の後には、電文の送信元である配付先機器3のIPアドレスが設定される。
本実施形態においては、動作中の配付サーバ2において接続多重度が所定の閾値を超えることとなると判定した場合に、資源配付システム1内の複数の配付サーバ2のうち、いずれの配付サーバ2に切り替えるかを示す情報予め保持しておき、これにしたがってその配付サーバ2の電源制御装置4に電源投入の要求を送信する。
図10は、電源投入先リストテーブルの構造例を示す図である。図10に示す電源投入先リストテーブル50は、優先順位、対象ホスト及び投入先IPアドレスを有する。このうち、対象ホストとは、切り替え先の配付サーバ2であり、自装置以外の配付サーバ2が設定される。投入先IPアドレスとは、切り替え先の配付サーバ2と接続されている電源制御装置4のIPアドレスである。優先順位は、電源投入の要求を送信する順序を表し、値が小さいほど優先的に電源投入すべき配付サーバであることを表す。
例えば配付サーバ2Aは、図2においては不図示の記憶手段に図10に示す電源投入先リストテーブル50Aを保持している。電源投入先リストテーブル50Aによれば、優先順位「1」の配付サーバ2として「配付サーバ2B」を設定しており、配付サーバ2Bの電源制御装置4BのIPアドレスは、「IP−C2」である。優先順位「2」の配付サーバ2として「配付サーバ2C」を設定しており、配付サーバ2Cの電源制御装置4CのIPアドレスは、「IP−C3」である。
配付サーバ2B及び2Cがそれぞれ自装置の記憶手段に保持する電源投入先リストテーブル50B、50Cについても、配付サーバ2Aのテーブル50Aと同様に、優先順位、対象ホスト及び投入先IPアドレスが設定されている。図10に示す電源投入先リストテーブル50によれば、電源投入先リストテーブル50には、配付サーバ2ごとにそれぞれ異なる定義がなされている。資源配付システム1内には3台の配付サーバ2A〜2Cを配置する構成であるとすると、配付サーバ2A〜2Cの起動順は、図11のようになる。
図11は、配付サーバ2の起動順を模式的に示す図である。上記の3台の配付サーバ2を備える構成を例に説明する。
配付サーバ2Aは、自装置から他の配付サーバ2へと切り替えを行うときに、図10の電源投入先リストテーブル50を参照して、優先順位1の配付サーバ2Bにまず電源投入の要求を送信する。同様に、配付サーバ2Bは、まず配付サーバ2Cに、配付サーバ2Cは、まず配付サーバ2Aに電源投入の要求を送信する。このように、資源の配付を行うサーバ装置、すなわち起動状態にある配付サーバ2を所定の装置に限定せず、順に起動していく構成とする。これにより、複数の配付サーバ2の中でいずれかに障害が発生して起動できなくなっていることがあっても、これを検出し易くなる。
なお、実施例では、図10の電源投入先リストテーブル50に設定されている全ての配付サーバ2の起動に失敗した場合は、再度優先順位にしたがって、優先順位の高い配付サーバ2から起動を試みていく構成とする。
以下に、フローチャートを参照して、本実施形態に係る資源の配付を行う具体的な方法について説明する。
図12A及び図12Bは、配付サーバ2による受信プロセス処理を示したフローチャートである。配付サーバ2の受信プロセス71は、電源制御装置4から電源供給を受けて配付サーバが起動し、第1のネットワークインタフェース部5が活性化状態になると、図12A及び図12Bに示す一連の処理を開始する。
まず、ステップS1で、受信プロセス71が、図9(c)のRQST電文の受信を待ち受ける。第1のネットワークインタフェース部5を介してRQST電文を受信すると、ステップS1からステップS2に進み、受信プロセス71は、ダウンロード用子プロセスの起動数、すなわち配付サーバ2から資源をダウンロード中の配付先機器3の数(接続多重度)をチェックする。ダウンロード用子プロセス数は、プロセス数を監視する公知のコマンド等により取得する。
ステップS3で、受信プロセス71は、ダウンロード用子プロセス数が最大接続多重度以上であるか否かを判定する。ダウンロード用子プロセス数が最大接続多重度未満である場合には、ステップS4に進み、RQST電文に含まれる配付先機器3のIPアドレスを宛先とするRMIP電文を生成し、送信する。図9(a)の説明で述べたとおり、RMIP電文には、図7の設定ファイルに設定されているダウンロード用IPが含まれている。配付サーバ2xのダウンロード用IPは、第2のネットワークインタフェース部6xのアドレス「IP−Bx」である。RMIP電文の送信が完了すると、ステップS1に戻る。
なお、ステップS3の判定において最大接続多重度と比較するダウンロード用子プロセス数とは、配付サーバ2に対してDWLD電文を送信して資源のダウンロードを実行中の配付先機器3の台数がこれに相当する。このため、図12AのステップS3の式により、ステップS1で配付サーバ2への接続を要求してきた配付先機器3に接続を許可した場合には(ダウンロード用子プロセス数が1加算された場合には)最大接続多重度を超えることとなると判定している。
ステップS3の判定において、ダウンロード用子プロセス数が最大接続多重度以上である場合には、ステップS5に進み、受信プロセス71は、配付先機器3に対して図9(b)のCNOV電文を生成して送信する。
そして、ステップS6で、受信プロセス71は、図7の設定ファイルから代表接続IP_NICを読み出して、代表接続IP_NICが示す第1のネットワークインタフェース部5を非活性化させる。ステップS6の非活性化の処理は、受信プロセス71が第1のネットワークインタフェース部5に対してNICを非活性化するためのコマンドを送信する等の公知の技術を用いている。
ステップS7で、受信プロセス71は、他の配付サーバ2をカウントするためのnを初期化して1を設定し、ステップS8で、図10の電源投入先リストテーブル50より、優先順位nの投入先IPアドレスを取得する。
ステップS9で、受信プロセス71は、電源投入先リストテーブル50から優先順位nに対応する投入先IPアドレスを取得できたか否かを判定する。電源投入先リストテーブル50に優先順位nの投入先IPアドレスが格納されている場合は、ステップS10に進む。
ステップS10で、受信プロセス71は、ステップS8において取得した投入先IPアドレス・IP−Cxを有する電源制御装置4xに対して電源投入を要求する所定のコマンド等を送信し、ステップS11で、受信プロセス71は、配付サーバ2xの起動確認を行う。具体的には、代表接続IPアドレスに対し、Pingによるポーリング確認を行う。
そして、ステップS12で、受信プロセス71は、図7の設定ファイルに設定されているサーバ起動確認リトライ間隔だけ待ち合わせをした後にステップS11に戻り再度配付サーバ2xの起動確認を行う。配付サーバ2xの起動確認をサーバ起動確認リトライ回数分実行すると、ステップS13に進む。
ステップS13で、受信プロセス71は、ステップS11〜ステップS12の起動確認結果を参照し、優先順位nの配付サーバ2xが正常に起動したか否かを判定する。ポーリングの結果、リトライオーバーと判定した場合には、ステップS14で、優先順位nに1を加算して、ステップS8に戻る。優先順位nの投入先IPアドレスが電源投入先リストテーブル50に設定されていない場合は、投入先IPアドレスの取得失敗と判断し、ステップS9からステップS7に戻る。そして、再度優先順位1から順に上記と同様の処理を実行する。ステップS13の判定において、ポーリングの結果、配付サーバ2xが正常に起動していると判定した場合には、ステップS15に進む。
ステップS15で、受信プロセス71は、ダウンロード用子プロセス数をチェックする。ダウンロード用子プロセス数は、ステップS2と同様の方法により取得する。そして、ステップS16で、受信プロセス71は、ダウンロード用子プロセス数がゼロであるか否かを判定する。ダウンロード用子プロセス数がゼロでない場合には、未だ配付サーバ2の第2のネットワークインタフェース部6を介して資源のダウンロードを実行中の配付先機器3が存在するとして、ステップS15に戻る。ダウンロード用子プロセス数がゼロになると、ステップS17に進む。ステップS17で、受信プロセス71は、自装置をシャットダウンするコマンド等により、配付サーバ2をシャットダウンし、処理を終了する。
図13は、配付サーバ2によるダウンロード用プロセス処理を示したフローチャートである。配付サーバ2のダウンロード用親プロセス72は、電源制御装置4から電源供給を受けて配付サーバ2が起動し、第2のネットワークインタフェース部6が活性化状態になると、図13(a)に示す処理を開始する。
まず、ステップS21で、ダウンロード用親プロセス72が、図9(d)のDWLD電文の受信を待ち受ける。第2のネットワークインタフェース部6を介してDWLD電文を受信すると、ステップS22に進む。
ステップS22で、ダウンロード用親プロセス72は、ステップS21において受信したDWLD電文に含まれる配付先機器3のIPアドレスに対して、第2のネットワークインタフェース部6のIPアドレス・IP−Bxを通知する。これとともに、ダウンロード用子プロセス73処理を起動し、ステップS21に戻り、他の配付先機器3からのDWLD電文の受信の待ち受けを行う。
ダウンロード用子プロセス73は、図13(a)のステップS22において起動されると、図13(b)に示す処理を開始する。
まず、ステップS31で、ダウンロード用子プロセス73が、ステップS22においてDWLD電文から取り出した配付先機器3のIPアドレスに対して、資源の配付を行う。資源配付処理が完了すると、処理を終了する。
図14は、配付先機器3の配付先機器アプリケーション32による処理を示したフローチャートである。配付先機器アプリケーション32は、資源のダウンロードを実行する所定のタイミングで、図14に示す一連の処理を開始する。
まず、ステップS41で、配付先機器アプリケーション32は、図8の設定ファイルに設定されている代表接続IPが表すIPアドレス・IP−Aを用いて、配付サーバ2に接続を依頼する図9(c)のRQST電文を送信する。ステップS42で、配付先機器アプリケーション32は、電文の受信を待ち受け、待ち受けの結果に応じてステップS44、ステップS46またはステップS43に進む。
ステップS42の待ち受けの結果、応答がなかった場合は、配付先機器アプリケーション32は、図8の設定ファイルに設定されている待ち合わせ時間分の待ち合わせを行い、ステップS41に戻る。先にステップS41でRQST電文を送信したときには、配付サーバ2の切り替えが未完了であったために応答がなかった場合等であっても、ステップS43において待ち合わせ時間が経過するまでに配付サーバ2の切り替えが完了している可能性がある。
ステップS42の待ち受けの結果、図9(b)のCNOV電文を受信した場合は、ステップS46に進む。ステップS46で、配付先機器アプリケーション32は、図8の設定ファイルに設定されている待ち合わせ時間分の待ち合わせを行い、ステップS41に戻る。待ち合わせ時間が経過するまでに、図12AのステップS6以降の処理により配付サーバ2が切り替えられており、配付先機器アプリケーション32がステップS41に戻ってRQST電文を再送すると、切り替え後の配付サーバ2がRQST電文を受信することとなる。
なお、ステップS43及びステップS46においてはいずれも図8の設定ファイルに設定されている待ち合わせ時間を利用して待ち合わせ処理を行っているが、ステップS43とステップS46とでそれぞれ異なる時間を設定する構成としてもよい。
ステップS42の待ち受けの結果、図9(a)のRMIP電文を受信した場合は、ステップS44に進む。ステップS44で、配付先機器アプリケーション32は、RMIP電文に含まれるダウンロード用IPアドレスを用いて、図9(d)の資源のダウンロードを要求するDWLD電文を送信する。上記のとおり、ダウンロード用IPアドレスは、RQST電文を受け付けた配付先サーバ2の第2のネットワークインタフェース部6のIPアドレスIP−Bxからなる。
ステップS45で、配付先機器アプリケーション32は、配付サーバ2から配付される資源を受信すると、処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態に係る資源配付システム1によれば、複数の配付サーバ2のうち、1台が電源投入状態にあり、他の配付サーバ2は電源遮断状態にある。電源投入状態にある配付サーバ2は、複数の配付サーバ2間で共通するIPアドレス・IP−Aを有する第1のネットワークインタフェース部5を介して、配付先機器3からの接続の要求を受け付ける。接続の要求を受け付けると、配付サーバ2は、配付サーバ2から資源をダウンロード中の配付先機器3の台数をチェックする。そして、接続の要求を送信してきた配付先機器3に接続を許可したとしても、配付サーバ2に接続する配付先機器3の台数が所定の閾値(最大接続多重度)を超えることがないか否かを判定する。
閾値を超えることがないと判定した場合は、接続要求を送信した配付先機器3に対して、資源ダウンロード用のIPアドレス・IP−Bxを通知する。資源ダウンロード用のIPアドレス・IP−Bxは、配付サーバ2ごとに固有の値が割り当てられている。配付先機器3は、通知されたIPアドレス・IP−Bxを用いて、配付サーバ2に接続する。配付サーバ2は、IPアドレス・IP−Bxを有する第2のネットワークインタフェース部6を介して、配付先機器3に資源を配付する。
一方、接続の要求を送信してきた配付先機器3に接続を許可した場合には、所定の閾値を超えることとなると判定した場合は、配付先機器3にその旨を通知するとともに、第1のネットワークインタフェース部5を非活性化させる。第1のネットワークインタフェース部5を非活性化した時点において、資源のダウンロードを実行中の配付先機器3があったとしても、ダウンロードは第2のネットワークインタフェース部6を介して行われているため、これに影響することはない。そして、電源投入先リストテーブル50を参照して、他の配付サーバ2の電源制御装置4に対して電源投入要求を送信し、他の配付サーバ2を起動させる。配付サーバ2から最大接続多重度を超えることとなる旨の通知を受けた配付先機器3は、所定の期間の経過後、接続の要求を再送する。他の配付サーバ2が起動していれば、第1のネットワークインタフェース部5のIPアドレスは複数の配付サーバ2間で共通するため、新たに起動した他の配付サーバ2において、接続の要求を受付、以降の処理を継続することができる。
また、他の配付サーバ2を起動させた配付サーバ2は、自装置から資源のダウンロードを行っていた配付先機器3が存在しなくなると、自装置をシャットダウンさせる。資源配付処理に支障をきたすことなく、配付サーバ2の切り替えを行うことができる。
図15は、本実施形態に係る資源配付システム1による効果を説明する図である。図15(a)に示すとおり、従来においては、システム内の全ての配付先機器に資源を配付するためには、全ての配付サーバ及び中継サーバを起動させておく必要があった。これに対し、図15(b)に示すように、本実施形態に係る資源配付システム1によれば、複数の配付サーバ2のうち、1台のみが起動されており、配付先機器3に資源をダウンロードさせる。他の配付サーバ2については電源を遮断させておくことで、資源配付システム1の全体で消費する電力が軽減される。
図16は、本実施形態に係る資源配付システム1による効果を説明する他の図である。図16(a)に示すように、従来においては、システム構成が固定されているために、サーバ装置に故障が発生したような場合には、そのサーバ装置が復旧するまで、配下の配付先機器へは資源を配付することができなかった。これに対し、図16(b)に示すように、本実施形態に係る資源配付システム1によれば、配付サーバ2と配付先機器3との関係が固定されていない。このため、複数の配付サーバ2の中の一部に故障が発生した場合であっても、他の正常に稼動可能な配付サーバ2に切り替えがなされ、遅滞なく資源の配付を行うことが可能となる。
なお、本発明は、上述の実施の形態に例示した構成に限らず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
1 資源配付システム
2 配付サーバ
3 配付先機器
4 電源制御装置
5 第1のネットワークインタフェース部
6 第2のネットワークインタフェース部
31 ネットワークインタフェース部
32 配付先機器アプリケーション
41 ネットワークインタフェース部
50 電源投入先リストテーブル
70 サーバアプリケーション
71 受信プロセス
72 ダウンロード用親プロセス
73 ダウンロード用子プロセス
80 電源ユニット

Claims (10)

  1. 資源を配付する複数のサーバ装置と、資源の配付先である複数のクライアント装置とが互いにネットワークを介して接続される資源配付システムであって、
    前記サーバ装置は、
    前記複数のサーバ装置間で共通する第1のアドレス情報を有し、前記クライアント装置からの前記サーバ装置への接続を求める接続要求電文を受け付けるとともに、該接続要求電文を送信したクライアント装置に対して通知電文を送出する第1のインタフェース部と、
    前記第1のインタフェース部において前記接続要求電文を受け付けると、資源をダウンロード中のクライアント装置数が所定の閾値を超えることとなるか否かを判定する判定部と、
    前記クライアント装置数が前記所定の閾値を超えることとなる場合にはその旨の通知電文を生成する生成部と、
    前記クライアント装置数が前記所定の閾値を超えることとなる場合には、前記第1のインタフェース部を非活性化させる制御部と、
    前記クライアント装置数が前記所定の閾値を超えることとなる場合には、他のサーバ装置のうち、所定のサーバ装置の電源を投入するよう求める電源投入要求を送信する電源投入要求送信部と、
    を備え、
    前記複数のサーバ装置は、前記電源投入要求を受信すると電源供給を開始する電源制御装置とそれぞれ接続されており、
    前記クライアント装置は、
    保持する前記第1のアドレス情報を用いて、前記接続要求電文を前記サーバ装置に向けて送信する第1の送信部と、
    前記通知電文を受信する第1の受信部と、
    を備え、
    前記第1の受信部において前記クライアント装置数が前記所定の閾値を超えることとなる旨の通知を受信したときは、前記第1の送信部は、所定の期間の経過後に前記接続要求を再送する
    ことを特徴とする資源配付システム。
  2. 前記サーバ装置は、
    前記複数のサーバ装置ごとに異なる第2のアドレス情報を有し、前記クライアント装置からの前記サーバ装置が保持する資源のダウンロードを求めるダウンロード要求電文を受け付けるとともに、該クライアント装置に配付する資源を送出する第2のインタフェース部と、
    を更に備え、
    前記生成部は、前記クライアント装置数が前記所定の閾値以下である場合には前記第2のアドレス情報を含む通知電文を生成し、
    前記クライアント装置は、
    前記通知電文が前記第2のアドレス情報を含むときは、該通知電文から取り出した第2のアドレス情報を用いて、前記ダウンロード要求電文を前記サーバ装置に向けて送信する第2の送信部と、
    前記配付される資源を受信する第2の受信部と
    を更に備える
    ことを特徴とする請求項1記載の資源配付システム。
  3. 初期状態においては、前記複数のサーバ装置の中で1台のサーバ装置のみが起動している
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の資源配付システム。
  4. 前記第1のインタフェース部を非活性化させたサーバ装置は、
    前記接続されたクライアント装置数がゼロになると、自装置をシャットダウンさせる電源遮断部と
    を更に備えることを特徴とする請求項3記載の資源配付システム。
  5. 前記電源投入要求送信部は、記憶部に記憶されている、前記他のサーバ装置の中で前記電源投入要求を優先的に送信する順序を表す優先順位情報を参照して、該電源投入要求の送信先を決定する
    ことを特徴とする請求項3記載の資源配付システム。
  6. 前記優先順位情報は、前記複数のサーバ装置が順次起動されるように設定される
    ことを特徴とする請求項5記載の資源配付システム。
  7. 資源を配付する複数のサーバ装置と、資源の配付先である複数のクライアント装置とが互いにネットワークを介して接続される資源配付システムにおけるサーバ装置であって、
    前記複数のサーバ装置間で共通する第1のアドレス情報を有し、前記クライアント装置からの前記サーバ装置への接続を求める接続要求電文を受け付けるとともに、該接続要求電文を送信したクライアント装置に対して通知電文を送出する第1のインタフェース部と、
    前記第1のインタフェース部において前記接続要求電文を受け付けると、資源をダウンロード中のクライアント装置数が所定の閾値を超えることとなるか否かを判定する判定部と、
    前記クライアント装置数が前記所定の閾値を超えることとなる場合にはその旨の通知電文を生成する生成部と、
    前記クライアント装置数が前記所定の閾値を超えることとなる場合には、前記第1のインタフェース部を非活性化させる制御部と、
    前記クライアント装置数が前記所定の閾値を超えることとなる場合には、他のサーバ装置のうち、所定のサーバ装置の電源を投入するよう求める電源投入要求を送信する電源投入要求送信部と、
    を備え、
    前記複数のサーバ装置は、前記電源投入要求を受信すると電源供給を開始する電源制御装置とそれぞれ接続されている
    ことを特徴とするサーバ装置。
  8. 資源を配付する複数のサーバ装置と、資源の配付先である複数のクライアント装置とが互いにネットワークを介して接続される資源配付システムにおけるクライアント装置であって、
    保持する前記複数のサーバ装置間で共通する第1のアドレス情報を用いて、前記サーバ装置への接続を求める接続要求電文を該サーバ装置に向けて送信する第1の送信部と、
    前記接続通知電文に対する通知電文を受信する第1の受信部と、
    前記通知電文が前記複数のサーバ装置ごとに異なる第2のアドレス情報を含むときは、該通知電文から取り出した第2のアドレス情報を用いて、前記サーバ装置が保持する資源のダウンロードを求めるダウンロード要求電文を前記サーバ装置に向けて送信する第2の送信部と、
    前配付される資源を受信する第2の受信部と
    を備え、
    前記第1の受信部において前記クライアント装置数が前記所定の閾値を超えることとなる旨の通知を受信したときは、前記第1の送信部は、所定の期間の経過後に前記接続要求を再送する
    ことを特徴とするクライアント装置。
  9. コンピュータを、資源を配付する複数のサーバ装置と、資源の配付先である複数のクライアント装置とが互いにネットワークを介して接続される資源配付システムとして動作させるための資源配付プログラムであって、
    前記サーバ装置は、前記複数のサーバ装置間で共通する第1のアドレス情報を有する第1のインタフェース部において、前記クライアント装置からの前記サーバ装置への接続を求める接続要求電文を受け付け、
    前記サーバ装置は、資源をダウンロード中のクライアント装置数が所定の閾値を超えることとなるか否かを判定し、
    前記サーバ装置は、前記クライアント装置数が前記所定の閾値を超えることとなる場合にはその旨の通知電文を生成し、
    前記サーバ装置は、前記接続要求電文を送信したクライアント装置に対して前記第1のインタフェース部を介して通知電文を送出し、
    前記サーバ装置は、前記クライアント装置数が前記所定の閾値を超えることとなる場合には、前記第1のインタフェース部を非活性化させ、
    前記サーバ装置は、前記クライアント装置数が前記所定の閾値を超えることとなる場合には、他のサーバ装置のうち、所定のサーバ装置の電源を投入するよう求める電源投入要求を送信し、
    前記クライアント装置は、前記クライアント装置数が前記所定の閾値を超えることとなる旨の通知を受信したときは、所定の期間の経過後に前記接続要求を再送する
    処理をコンピュータに実行させ、
    前記複数のサーバ装置は、前記電源投入要求を受信すると電源供給を開始する電源制御装置とそれぞれ接続されている
    ことを特徴とする資源配付プログラム。
  10. 資源を配付する複数のサーバ装置と、資源の配付先である複数のクライアント装置とが互いにネットワークを介して接続される資源配付システムにおける資源配付方法であって、
    前記サーバ装置は、前記複数のサーバ装置間で共通する第1のアドレス情報を有する第1のインタフェース部において、前記クライアント装置からの前記サーバ装置への接続を求める接続要求電文を受け付け、
    前記サーバ装置は、資源をダウンロード中のクライアント装置数が所定の閾値を超えることとなるか否かを判定し、
    前記サーバ装置は、前記クライアント装置数が前記所定の閾値を超えることとなる場合にはその旨の通知電文を生成し、
    前記サーバ装置は、前記接続要求電文を送信したクライアント装置に対して前記第1のインタフェース部を介して通知電文を送出し、
    前記サーバ装置は、前記クライアント装置数が前記所定の閾値を超えることとなる場合には、前記第1のインタフェース部を非活性化させ、
    前記サーバ装置は、前記クライアント装置数が前記所定の閾値を超えることとなる場合には、他のサーバ装置のうち、所定のサーバ装置の電源を投入するよう求める電源投入要求を送信し、
    前記クライアント装置は、前記クライアント装置数が前記所定の閾値を超えることとなる旨の通知を受信したときは、所定の期間の経過後に前記接続要求を再送する
    処理を含み、
    前記複数のサーバ装置は、前記電源投入要求を受信すると電源供給を開始する電源制御装置とそれぞれ接続されている
    ことを特徴とする資源配付方法。
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