JP5429024B2 - 情報通信システム、ノード装置、情報通信方法及びプログラム - Google Patents

情報通信システム、ノード装置、情報通信方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、ネットワークを介して互いに通信可能な複数のノード装置を備えたピアツーピア(Peer to Peer(P2P))型の通信システムに関する。具体的には、ピアツーピア型の通信システムの運用効率を高める技術に関する。
この種のピアツーピア型の通信システムは、複数のノード装置により構成される。各種コンテンツのコンテンツデータは、複数のコンテンツデータの複製データ(以下、「レプリカ」という)として複数のノード装置に分散して保存される。コンテンツデータは、映画及び音楽などのコンテンツデータである。一般的には、各ノード装置間でレプリカを利用可能とした情報通信システムが知られている。これにより、対故障性やアクセスの分散性が高められている。このように分散保存されたレプリカの所在は、例えば特許文献1に開示されるような分散ハッシュテーブル(以下、DHT(Distributed Hash Table)という)を利用して効率良く検索可能になっている。上述のピアツーピア型の通信システムでは、ノード装置間でコンテンツデータとは異なる各種制御メッセージを転送し、送受信し合うことでピアツーピア型の通信システムとして動作可能となる。
また、特許文献1には、NAT越えを必要とする中継装置を介して、制御メッセージを転送する際に、メッセージを中継する中継ノード装置が開示されている。特許文献1に記載の中継ノード装置が、NAT越えが不可能なノード装置から制御メッセージを受信した場合、メッセージの送信元のIPアドレスを中継ノード装置に置き換える。また、中継ノード装置がNAT越え可能ノード装置からメッセージを受信して、NAT越え不可能なノード装置へ制御メッセージを転送する場合、中継ノード装置は、メッセージの送信先のIPアドレスを、中継ノード装置のIPアドレスから、NAT越え不可能なノード装置のIPアドレスに置き換える。
特開2008−294627号公報
しかしながら、特許文献1に記載のノード装置または中継ノード装置が、ある情報を転送または中継している間は、他の情報の中継を待機させるまたは破棄する場合がある。例えば、制御メッセージよりもデータサイズの大きいコンテンツデータを中継している場合、コンテンツデータの中継が完了するまで中継ノードは、制御メッセージの中継を待機させるまたは破棄することとなってしまう。これは、データサイズの大きいコンテンツを中継するために、中継ノード装置の帯域幅が占有されるためである。ピアツーピア型の通信システムでは、コンテンツデータのデータサイズの方が、制御メッセージのデータサイズより大きいことが一般的である。そのため、制御メッセージの転送または中継が遅れるまたは制御メッセージが破棄されることで、転送先以降または中継ノード装置以降に制御メッセージを転送または中継することができず、ピアツーピア型の通信システムとしての動作効率が著しく低下してしまうという問題があった。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものである。本発明の目的は、ノード装置または中継ノード装置が、制御メッセージを待機または破棄することなく、ピア
ツーピア型の通信システムの動作効率の低減を防ぐ情報通信方法を提供することである。
請求項1に記載の発明によれば、ネットワークを介して複数のノード装置が接続されることで構成されるピアツーピア型の情報通信システムであって、前記ノード装置は、前記ピアツーピア型の通信システムを制御する制御メッセージ、または、前記ピアツーピア型の通信システムで前記複数のノード装置間で送受信されるコンテンツデータを受信する受信部と、前記受信部により受信された前記制御メッセージ、または、前記コンテンツデータを、他の前記ノード装置へ中継する中継部と、前記中継部に、前記コンテンツデータよりも前記制御メッセージの中継を優先させる制御部と、を備えることを特徴とする情報通信システムである。
請求項2に記載の発明によれば、前記複数のノード装置は、情報を中継する中継機器を介して前記ネットワーク側からの通信が不可能な第1ノード装置と、前記ネットワーク側から送信された情報を前記第1ノード装置へ中継する中継ノード装置とを含み、前記中継ノード装置は、前記受信部と、前記中継部と、前記制御部と、前記第1判定部と、を備え、前記中継部は、前記受信部により受信された前記制御メッセージ、または、前記コンテンツを前記第1ノード装置へ中継することを特徴とする。
請求項に記載の発明によれば、前記中継部により中継されている前記制御メッセージ、または、前記コンテンツデータの総データサイズが所定のデータサイズより大きくなったかを判定する第1判定部を備え、前記第1判定部により前記総データサイズが所定のデータサイズより大きくなったと判定されたとき、前記制御部が、前記中継部に前記コンテンツデータよりも前記制御メッセージの中継を優先させることを特徴とする。
請求項に記載の発明によれば、前記第1判定部により、前記総データサイズが所定のデータサイズより大きくなったと判定されたとき、前記制御部は、前記中継部に前記コンテンツデータの中継を停止させることを特徴とする。
請求項に記載の発明によれば、前記第1判定部により、前記総データサイズが所定のデータサイズより大きくなったと判定されたとき、前記制御部は、前記中継部に前記コンテンツデータの中継を遅延させることを特徴とする。
請求項に記載の発明によれば、前記受信部が受信した情報のデータサイズに基づいて、受信した情報が前記制御メッセージか、前記コンテンツデータであるかを判定する第2判定部を備え、前記第2判定部により、前記コンテンツデータを受信したと判定されたとき、前記第1判定部が、前記総データサイズが所定のデータサイズより大きくなったかを判定し、前記第1判定部により、前記総データサイズが所定のデータサイズより大きくなったと判定されたとき、前記制御部は、前記中継部に前記コンテンツデータの中継を停止させることを特徴とする。
請求項に記載の発明によれば、前記コンテンツデータの最小データサイズは、前記制御メッセージのデータサイズよりも大きく、前記第2判定部は、前記受信部が受信した情報のデータサイズに基づいて、受信した情報が前記制御メッセージか、前記コンテンツデータであるかを判定することを特徴とする。
請求項に記載の発明によれば、前記コンテンツデータは、所定のデータサイズである1つ以上の分割コンテンツデータに分割され、前記分割コンテンツデータのデータサイズは、前記制御メッセージのデータサイズよりも大きく、前記第2判定部は、前記受信部が受信した情報のデータサイズに基づいて、受信した情報が前記制御メッセージか、前記コンテンツデータであるかを判定することを特徴とする。
請求項に記載の発明によれば、前記受信部は、前記コンテンツデータ、または、前記制御メッセージと、前記コンテンツデータまたは前記制御メッセージを夫々識別する識別情報とを受信し、前記受信部は、前記受信部が受信した識別情報に基づいて、受信した情報が前記制御メッセージか、前記コンテンツデータであるかを判定する第3判定部を備え、前記第3判定部により、前記コンテンツデータを受信したと判定されたとき、前記第1判定部が、前記総データサイズが所定のデータサイズより大きくなったかを判定し、前記第1判定部により、前記総データサイズが所定のデータサイズより大きくなったと判定されたとき、前記制御部は、前記中継部に前記コンテンツデータの中継を停止させることを特徴とする。
請求項に記載の発明によれば、ネットワークを介して複数のノード装置が接続されることで構成されるピアツーピア型の情報通信システムの前記ノード装置であって、前記ピアツーピア型の通信システムを制御する制御メッセージ、または、前記ピアツーピア型の通信システムで前記複数のノード装置間で送受信されるコンテンツデータを受信する受信部と、前記受信部により受信された前記制御メッセージ、または、前記コンテンツデータを、他の前記ノード装置へ中継する中継部と、前記中継部に、前記コンテンツデータよりも前記制御メッセージの中継を優先させる制御部と、を備えることを特徴とするノード装置である。請求項9に記載の発明によれば、さらに、前記中継部により中継されている前記制御メッセージ、または、前記コンテンツデータの総データサイズが所定のデータサイズより大きくなったかを判定する第1判定部を備え、前記第1判定部により前記総データサイズが所定のデータサイズより大きくなったと判定されたとき、前記制御部が、前記中継部に前記コンテンツデータよりも前記制御メッセージの中継を優先させることを特徴とする。
請求項10に記載の発明によれば、ネットワークを介して複数のノード装置が接続されることで構成されるピアツーピア型の情報通信システムの前記ノード装置のコンピュータを動作させるプログラムであって、前記ピアツーピア型の通信システムを制御する制御メッセージ、または、前記ピアツーピア型の通信システムで前記複数のノード装置間で送受信されるコンテンツデータを受信する受信ステップと、前記受信ステップにより受信された前記制御メッセージ、または、前記コンテンツデータを、他の前記ノード装置へ中継する中継ステップと、前記中継ステップにより中継されている前記制御メッセージ、または、前記コンテンツデータの総データサイズが所定のデータサイズより大きくなったかを判定する第1判定ステップと、前記第1判定部により前記総データサイズが所定のデータサイズより大きくなったと判定されたとき、前記中継ステップにおいて、前記コンテンツデータよりも前記制御メッセージの中継を優先させる制御ステップと、を前記ノード装置のコンピュータに実行させることを特徴とするプログラムである。
請求項11に記載の発明によれば、ネットワークを介して複数のノード装置が接続されることで構成されるピアツーピア型の情報通信方法であって、前記ピアツーピア型の通信システムを制御する制御メッセージ、または、前記ピアツーピア型の通信システムで前記複数のノード装置間で送受信されるコンテンツデータを前記ノード装置に受信させる受信ステップと、前記受信ステップにより受信された前記制御メッセージ、または、前記コンテンツデータを、前記ノード装置が他の前記ノード装置へ中継する中継ステップと、前記中継ステップにより中継されている前記制御メッセージ、または、前記コンテンツデータの総データサイズが所定のデータサイズより大きくなったかを判定する第1判定ステップと、前記第1判定ステップにより前記総データサイズが所定のデータサイズより大きくなったと判定されたとき、前記中継ステップにおいて、前記コンテンツデータよりも前記制御メッセージの中継を優先させる制御ステップと、を含むことを特徴とする情報通信方法である。
請求項1に記載の発明によれば、中継部は、受信部により受信された制御メッセージ、または、コンテンツデータを、他のノード装置へ中継する。制御部は、中継部に、コンテンツデータよりも制御メッセージの中継を優先させる。この結果、メッセージ、または、コンテンツデータを転送するノード装置が、制御メッセージを待機、または、破棄することなく、ピアツーピア型の通信システムの動作効率の低減を防ぐことができる。
請求項2に記載の発明によれば、複数のノード装置は、情報を中継する中継機器を介してネットワーク側からの通信が不可能な第1ノード装置と、ネットワーク側から送信され
た情報を第1ノード装置へ中継する中継ノード装置とを含む。中継ノード装置の中継部は、受信部により受信された制御メッセージ、または、コンテンツを第1ノード装置へ中継する。中継ノード装置が制御メッセージを待機、または、破棄してしまうことにより、第1ノード装置へのP2Pの制御メッセージの転送が遅くなってしまう課題がある。この結果、中継装置が、制御メッセージを待機、または、破棄することなく、第1ノード装置を含めたピアツーピア型の通信システムの動作効率の低減を防ぐことができる。
請求項に記載の発明によれば、第1判定部は、中継部により中継されている制御メッセージ、または、コンテンツデータの総データサイズが所定のデータサイズより大きくなったかを判定する。第1判定部により総データサイズが所定のデータサイズより大きくなったと判定されたとき、制御部が、中継部にコンテンツデータよりも制御メッセージの中継を優先させる。この結果、ノード装置、または、中継ノード装置が、中継している情報の総データサイズが所定のデータサイズを超えると、制御部は、制御メッセージを優先し、所定のデータサイズを超えるまでは、制御メッセージとコンテンツデータとを特に優先付けすることなく送信することができる。この結果、ピアツーピア型の通信システムの動作効率の低減を防ぐとともに、コンテンツデータの配信を効率化することができる。また、中継ノード装置が中継するデータサイズを制限することで、中継ノード装置の負荷を軽減することができる。
請求項に記載の発明によれば、第1判定部により、総データサイズが所定のデータサイズより大きくなったと判定されたとき、制御部は、中継部にコンテンツデータの中継を停止させる。従って、コンテンツデータの中継を停止させることで、確実に制御メッセージを優先して送信することができる。この結果、ピアツーピア型の通信システムの動作効率の低減を確実に防ぐことができる。
請求項に記載の発明によれば、第1判定部により、総データサイズが所定のデータサイズより大きくなったと判定されたとき、制御部は、中継部に前記コンテンツデータの中継を遅延させる。従って、コンテンツデータの中継を遅延させることで、確実に制御メッセージを優先して送信することができる。この結果、ピアツーピア型の通信システムの動作効率の低減を確実に防ぐことができる。
請求項に記載の発明によれば、受信部が受信した情報のデータサイズに基づいて、受信した情報が制御メッセージか、コンテンツデータであるかを判定する第2判定部を備える。第1判定部により、総データサイズが所定のデータサイズより大きくなったと判定されたとき、制御部は、中継部に前記コンテンツデータの中継を停止させる。従って、制御メッセージか、コンテンツデータかの判別を、データサイズによって判定することができる。従って、中継する情報に識別情報を付与することなく、データサイズにより制御メッセージか、コンテンツデータかを判定することができる。この結果、識別情報を付加しデータサイズを大きくすることなく、制御メッセージとコンテンツデータとを送信することができるため、ピアツーピア型の通信システムの動作効率の低減を防ぐことができる。
請求項に記載の発明によれば、コンテンツデータの最小データサイズは、制御メッセージのデータサイズよりも大きい。第2判定部は、受信部が受信した情報のデータサイズに基づいて、受信した情報が制御メッセージか、コンテンツデータであるかを判定する。この結果、識別情報を付加してデータサイズを大きくすることがないことに加え、データサイズがコンテンツデータの最小データサイズより小さい場合、制御メッセージであることを判定することができる。
請求項に記載の発明によれば、コンテンツデータは、所定のデータサイズである1つ以上の分割コンテンツデータに分割される。分割コンテンツデータのデータサイズは、制御メッセージのデータサイズよりも大きい。第2判定部は、受信部が受信した情報のデータサイズに基づいて、受信した情報が制御メッセージか、コンテンツデータであるかを判定する。従って、制御メッセージか、コンテンツデータかの判別を、データサイズによって判定することができる。従って、中継する情報に識別情報を付与することなく、データサイズにより制御メッセージか、コンテンツデータかを判定することができる。この結果、識別情報を付加しデータサイズを大きくすることなく、制御メッセージとコンテンツデータとを送信することができるため、ピアツーピア型の通信システムの動作効率の低減を防ぐことができる。
請求項に記載の発明によれば、受信部は、コンテンツデータまたは制御メッセージと、コンテンツデータまたは前記制御メッセージを夫々識別する識別情報とを受信する。受信部は、受信部が受信した識別情報に基づいて、受信した情報が制御メッセージか、コンテンツデータであるかを判定する第3判定部を備える。この結果、制御メッセージ、または、コンテンツデータに付与された識別情報によって、受信した情報が、制御メッセージか、コンテンツデータかを判定することができる。
請求項に記載の発明によれば、中継部は、受信部により受信された制御メッセージ、または、コンテンツデータを、他のノード装置へ中継する。制御部は、中継部に、コンテンツデータよりも制御メッセージの中継を優先させる。この結果、メッセージ、または、コンテンツデータを転送するノード装置が、制御メッセージを待機、または、破棄することなく、ピアツーピア型の通信システムの動作効率の低減を防ぐことができる。
請求項10または請求項11に記載の発明によれば、中継ステップは、受信ステップにより受信された制御メッセージ、または、コンテンツデータを、他のノード装置へ中継する。制御ステップは、中継ステップに、コンテンツデータよりも制御メッセージの中継を優先させる。この結果、メッセージ、または、コンテンツデータを転送するノード装置が、制御メッセージを待機、または、破棄することなく、ピアツーピア型の通信システムの動作効率の低減を防ぐことができる。
本実施形態における情報通信システムSにおける各ノード装置Tm−nの接続態様の一例を示す図である。 中継ノードがコンテンツデータを中継する説明を示す説明図である。 本実施形態のノード装置の電気的構成を示すブロック図である。 ノード装置におけるメイン動作の処理手順を示すフローチャートである。 ノード装置におけるコンテンツデータ中継処理の処理手順を示すフローチャートである。 ノード装置におけるノード判定処理の処理手順を示すフローチャートである。
[最良の実施形態]
以下、本発明の最良の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、ピアツーピア型の情報通信システムに本発明を適用した場合の実施形態である。
[情報通信システムの概要構成]
始めに、図1を参照して、本実施形態における情報通信システムSの概要構成について説明する。図1は、本実施形態における情報通信システムSにおける各ノード装置の接続態様の一例を示す図である。
図1に示すように、情報通信システムSは、複数のノード装置Tm−n(n=1,2,3・・・の何れか)から構成されている。複数のノード装置Tm−nは、ネットワークNWを介して互いに通信可能である。このネットワークNWは、現実世界の通信ネットワークである。例えば、インターネットである。
ネットワークNWは、各拠点ネットワークNLm(m=1,2,3・・・の何れか)を相互接続するためのネットワークである。このネットワークNWは、例えば、インターネットやWAN(Wide Area Network)等である。そして、ネットワークNWは、例えば、
IX(Internet Exchange)、ISP(Internet Service Provider)、DSL(Digital Subscriber Line)回線事業者の装置、FTTH(Fiber To The Home)回線事業者の装置、及び通信回線等によって構築されている。なお、ネットワークNWは、情報通信システムS専用のネットワークであっても良い。
本実施形態では、ネットワークNW内に、1つ以上の各拠点ネットワークNLmが形成される。また、各拠点ネットワークNLmには、複数のノード装置Tm−n(n=1,2,3・・・の何れか)が接続されている。各拠点ネットワークNLmは、夫々拠点mの敷地内に構築されたネットワークである。拠点としては、例えば、会社、学校、病院、塾等がある。この拠点ネットワークNLmは、例えば、LAN等により構築されている。或いは、拠点ネットワークNLmは、複数のLANが相互接続して構築されたネットワークであっても良い。この場合、複数のLANは、ルータ等のネットワーク機器を介して接続される。複数のLANが相互接続されたネットワークとしては、例えば、CAN(Campus Area Network)等がある。各拠点ネットワークNLmには、ファイアウォールFW又はブ
ロードバンドルータBRが接続されている。ファイアウォールFW又はブロードバンドルータBRは、拠点内に接続されるノード装置Tm−nと、その拠点に接続されるノード装置Tm−n以外のノード装置Tm−nとを通信可能にする通信機器である。ファイアウォールFW又はブロードバンドルータBRは、公知であるので詳細な説明は省略する。ファイアウォールFW又はブロードバンドルータBRの何れが拠点に設置されるかは、拠点毎に任意に決定される。本実施形態の拠点ネットワークNLmは、例えば、LAN(Local Area Network)である。
また、ネットワークNWには、センターサーバと投入サーバとが接続されている。センターサーバと投入サーバとは特に図示していない。センターサーバは、後述するオーバーレイネットワークOLで送受信されるコンテンツデータのオリジナルを記憶する。また、センターサーバは、コンテンツカタログ情報をノード装置Tm−nに送信する。コンテンツカタログ情報の詳細については後述する。投入サーバは、後述するオーバーレイネットワークOLにコンテンツデータを投入するサーバ装置である。ここで、コンテンツデータの投入とは、コンテンツデータをノード装置Tm−nから取得可能な状態におくことをいう。なお、コンテンツデータを、「コンテンツ」という。
各ノード装置Tm−nには、固有の製造番号及びIP(Internet Protocol)アドレス
が割り当てられている。また、情報通信システムSに接続されている各ノード装置Tm−nには、所定桁数からなる固有の識別情報であるノードIDが割り当てられている。本実施形態の情報通信システムSでは、コンテンツ配信のためのオーバーレイネットワークOLが構築されている。オーバーレイネットワークOLは、ネットワークNW上に構築されたオーバーレイネットワークである。言い換えれば、オーバーレイネットワークOLは、物理的なネットワーク上に生成される論理的なネットワークである。また、オーバーレイネットワークOLは、特定のアルゴリズム、例えば、分散ハッシュテーブルを利用したアルゴリズムにより実現される。分散ハッシュテーブルを、以下、「DHT(Distributed Hash Table)」という。なお、DHTを用いたルーティングテーブルについては、特開2
006−197400号公報等で公知である。
本実施形態では、各ノード装置Tm−nがピアツーピア方式で通信を行えるよう、ブロードバンドルータBRやファイアウォールFWにおいてポートフォワーディングの設定が行われる場合がある。例えば、ブロードバンドルータBRであれば、UPnP(Universal Plug and Play)機能等を利用して自動的にポートフォワーディングの設定が行われる
ようにしておくと良い。以下ノード装置Tm−nを、単にノード装置と呼ぶ。
[オーバーレイネットワークOLへの参加方法について]
各ノード装置は、夫々、DHT(Distributed Hash Table)を用いたルーティングテーブルを保持している。このルーティングテーブルは、情報通信システムS上における各種制御メッセージの転送先を規定している。制御メッセージは、P2Pの情報通信システムの運用を制御するメッセージである。言い換えれば、制御メッセージは、P2Pの情報通信システムで、コンテンツの検索又はコンテンツの取得に用いるためのメッセージである。また、制御メッセージは、DHTのルーティングテーブルに従って送受信されるメッセージである。具体的に、このルーティングテーブルには、ID空間内で適度に離れたノード装置のノードID、IPアドレス及びポート番号を含むノード情報が複数登録されている。情報通信システムSに接続している1台のノード装置は、必要最低限のノード装置のノード情報をルーティングテーブルとして記憶している。各ノード装置間で互いに制御メッセージが転送されることで、ノード情報を記憶していないノード装置についてのノード情報が取得される。また、制御メッセージが、各ノード装置により送受信されることで、情報通信システムSは、ピアツーピア型の情報通信システムとして動作可能である。
なお情報通信システムSへの接続は、情報通信システムSへ接続していないノード装置が、接続している任意のノード装置に対して情報通信システムSへの参加要求を示す参加メッセージを送信することによって行われる。情報通信システムSへの参加とは、ノード装置が情報通信システムSに接続され、情報通信システムSからコンテンツデータを取得可能になることである。任意のノード装置は、例えば、情報通信システムSに常時接続しているコンタクトノードである。情報通信システムSへ参加するノード装置が、コンタクトノードへ参加メッセージを送信することで、ノード装置は、DHTのルーティングテーブルをコンタクトノードから取得することができる。
[コンテンツ取得動作の概要について]
情報通信システムSにおいては、内容の異なる様々なコンテンツデータが複数のノード装置に分散して保存される。各コンテンツデータには、それぞれコンテンツ名及びコンテンツデータ毎に固有の識別情報であるコンテンツIDが付与されている。各コンテンツのコンテンツ名及びコンテンツID等の属性情報は、コンテンツカタログ情報に記述されている。コンテンツカタログ情報は、センターサーバにより作成されて、全てのノード装置に配信される。また、各コンテンツは、複数のデータに分割されている。この分割されたデータを、「チャンク」という。各チャンクは、例えば、センターサーバにより、コンテンツを所定のデータサイズで分割することにより生成される。本実施形態では、チャンクの最小データサイズは、2MB(Mega Byte)である。また、チャンクの最大データサイズは、128MBである。ただし、チャンクに分割した結果、一部のチャンクが、2MBよりも小さくなってしまう場合もある。また、チャンクに分割する前のデータサイズがもともと2MBより小さい場合、2MB未満のデータサイズのチャンクとなる場合がある。本実施形態では、コンテンツデータが複数のチャンクに分割されている。本実施形態に記載のように、コンテンツデータが複数のチャンクに分割されなくても良い。分割されていないコンテンツデータが本実施形態に適用されても良い。
各チャンクは、複数のノード装置に分散されて保存される。これにより、元となるコン
テンツが複数のノード装置に分散して保存されることになる。各チャンクのオリジナルは、センターサーバに保存されている。各チャンクには、それぞれシーケンス番号及びチャンクIDが付与されている。シーケンス番号は、例えば、分割された複数のチャンクを、元となるコンテンツを構成するように並べたときの並び順に相当する。チャンクIDは、チャンク毎に固有の識別情報である。
各ノード装置は、あるコンテンツのコンテンツIDを取得すると、そのコンテンツを構成する各チャンクのチャンクIDを、そのシーケンス番号と対応付けて取得することができる。コンテンツを構成する各チャンクのチャンクIDは、例えば、コンテンツカタログ情報において、元となるコンテンツの属性情報中に、シーケンス番号と対応付けて記述されていても良い。
チャンクを保存しているノード装置を、「コンテンツ保持ノード」という。また、チャンクの所在は、インデックス情報として、チャンクの所在を管理(記憶)しているノノード装置により記憶される。以下、チャンクの所在を管理しているノード装置を、「ルートノード」という。インデックス情報は、チャンクを保存したノード装置のノード情報と、チャンクのチャンクIDと等の組を含む。このようなルートノードは、例えば、チャンクIDと最も近いノードIDを有するノードNnであるように定められる。チャンクIDと最も近いノードIDとは、例えば、IDの上位桁が最も多く一致するノードIDである。
あるノード装置のユーザが、所望のコンテンツを取得したい場合、ノード装置は、所望されたコンテンツを構成する各チャンクを保存するコンテンツ保持ノードをそれぞれ検索する。以下、ユーザによりチャンクの取得を望むノード装置を、「ユーザノード」という。具体的に、ユーザノードは、検索メッセージを送信する。この検索メッセージは、取得を望むチャンクのチャンクID及びユーザノードのノードIDを含む。この検索メッセージが、ユーザノードが記憶するDHTのルーティングテーブルに従って、他のノード装置に対して送信される。つまり、ユーザノードは、検索メッセージを、ルートノードに向けて送信する。これにより、検索メッセージは、チャンクIDをキーとするDHTルーティングによって最終的にルートノードに到着することになる。なお、DHTルーティングについては、特開2006−197400号公報等で公知であるので、詳しい説明を省略する。
検索メッセージを受信したルートノードは、これに含まれるチャンクIDに対応するインデックス情報をインデックス情報キャッシュから1または複数取得する。取得されたインデックス情報は、検索メッセージの送信元であるユーザノードに対して返信される。こうしてインデックス情報を取得したユーザノードは、インデックス情報に基づいてチャンクを取得(ダウンロード)する。具体的に、ユーザノードは、インデックス情報に含まれるコンテンツ保持ノードのIPアドレス及びポート番号等に基づいて、チャンク要求メッセージをコンテンツ保持ノードに送信する。チャンク要求メッセージには、ユーザノードのノード情報、所望するコンテンツのコンテンツID及び取得を望むチャンクのチャンクIDが含まれている。チャンク要求メッセージを受信したコンテンツ保持ノードは、チャンク要求メッセージに含まれるチャンクIDに対応するチャンクをユーザノードに送信(アップロード)する。一方、所望するチャンクを保存するコンテンツ保持ノードが存在しないとき、ユーザノードは、コンテンツ保持ノードのインデックス情報を取得することができない。この場合、ユーザノードは、センターサーバからチャンクを取得する。
あるいは、ルートノードは、インデックス情報に含まれるIPアドレス等に示されたコンテンツ保持ノードに対してコンテンツ送信要求メッセージを送信する。コンテンツ送信要求メッセージは、チャンク要求メッセージの送信元のノード情報を含む。コンテンツ送信要求を受信したコンテンツ保持ノードは、受信したメッセージが含むノード情報が示す
ユーザノードへコンテンツデータの送信(アップロード)を開始する。これにより、ユーザノードは、コンテンツ保持ノードからコンテンツデータを取得することが可能になる。
そして、ユーザノードは、コンテンツ保持ノードからチャンクを取得して保存したとき、チャンクを公開する。チャンクの公開とは、ユーザノードがコンテンツ保持ノードとしてチャンクを保存したことをルートノードへ知らせることをいう。チャンクの公開により、公開したコンテンツ保持ノードから、公開されたチャンクを他のノード装置が取得可能になる。具体的に、チャンクを保存したユーザノードは、パブリッシュメッセージを送信する。パブリッシュメッセージは、チャンクのチャンクID及びチャンクを保存したユーザノードのノード情報を含む。パブリッシュメッセージは、ルートノードに向けて送出される。これにより、パブリッシュメッセージは、検索メッセージと同じように、チャンクIDをキーとするDHTルーティングによってルートノードに到着することになる。ルートノードは、受信したパブリッシュメッセージに含まれるノード情報及びチャンクIDの組を含むインデックス情報をインデックス情報キャッシュに記憶する。こうして、上記ユーザノードは、新たに、上記チャンクを保存するコンテンツ保持ノードとなる。
[中継ノード装置の制御メッセージの中継方法について]
以下、中継ノード装置の概要について説明する。本実施形態では、ブロードバンドルータBRまたはファイアウォールFWの外側のノード装置から、ブロードバンドルータBRまたはファイアウォールFWの内側のノード装置に接続できないノード装置を接続不可能ノードと呼ぶ。また、本実施形態では、他のノード装置から接続できるノード装置を接続可能ノードと呼ぶ。本実施形態の接続不可能ノードは、本発明の第1ノード装置の一例である。
DHTのルーティングテーブルを取得したノード装置は、ルーティングテーブルに記載されたIPアドレス及びポート番号に基づいて、他のノード装置に接続する。このとき、ルーティングテーブルを取得したノード装置は、他のノード装置との間にセッションを確立する。具体的には、セッションを確立したノード装置は、セッションが確立された他のノードとの間で制御メッセージの送受信を制御する。そして、一旦、セッションが確立された場合、ノード装置は、制御メッセージの受信後又は送信後も、セッションを保持するようになっている。セッションの保持は、ノード装置の所定の記憶領域に備えられたソケットテーブルに、セッション情報が登録されることにより行われる。セッション情報は、例えば、ソケットテーブルを記憶するノード装置自身のノード情報と、接続先のノード情報と、ソケット識別子とが含まれる。なお、ここでの「ソケットテーブル」は公知のものではなく、本実施形態のために実装されたものである。ソケットテーブルは、IPアドレスとノードIDとを対応付けた情報である。
また、ソケットテーブルには、複数のセッション情報を登録することができる。これにより、複数のノード装置とのセッションを保持することができる。但し、ソケットの数には限りがある。例えば、60〜120程度である。そのため、ソケットテーブルに登録されたセッション情報の数が所定数以上になった場合、最も利用されていないセッション情報から削除される。例えば、LRU(Last Recently Used)方式により、セッション情報がソケットテーブルから削除される。このとき、接続不可能ノードとのセッション情報はできるだけ削除されずに、登録され続けても良い。この場合、接続不可能ノード以外のノード装置とのセッション情報であり、且つ、利用されてないセッション情報が優先されてソケットテーブルから削除されても良い。
なお、接続不可能ノードのノード情報に含まれるIPアドレスは、ブロードバンドルータBRまたはファイアウォールFWのネットワークNW側のIPアドレス(グローバルIPアドレス)である。また、接続不可能ノードのノード情報に含まれるポート番号は、ポ
ート番号を0(ゼロ)としている。これは、接続不可能ノードのIPアドレスは、他のノード装置により把握することはできるが、接続不可能ノードは、ポート設定によりブロードバンドルータBRまたはファイアウォールFWを越えられないためである。そのため、接続不可能ノードは、接続不可能ノード自身がブロードバンドルータBRまたはファイアウォールFWを超えるためのポート番号を知ることができない。そのため、ポート番号が0と設定される。更に、接続不可能ノードとのセッションを保持しているノード装置は、接続不可能ノードの中継ノード装置としての処理を行うようになっている。
具体的には、中継ノード装置では中継ノードテーブルが設定される。中継ノード装置は、接続不可能ノードが送信元のメッセージを受信した場合、送信元の接続不可能ノードのノードIDと、接続不可能ノードのIPアドレス及びポート番号とを対応付けて中継ノードテーブルに登録する。例えば、接続不可能ノードからのセッション開始を受け付け、セッションが確立されたとする。このとき、接続不可能ノードを送信元とする制御メッセージあって、中継ノード装置以外のノード装置宛ての制御メッセージが受信されたとする。この場合、中継ノード装置は、接続不可能ノードのノードIDと、接続不可能ノードとのIPアドレス及びポート番号とを対応付けて中継ノードテーブルに登録する。
そして、中継ノード装置は、制御メッセージに含まれる送信元である接続不可能ノードのノード情報を、中継ノード装置のノード情報に書き換える。つまり、中継ノード装置は、制御メッセージに含まれる送信元のノード情報を中継ノードのノード情報にする。但し、中継ノード装置が、ノード情報を書き換えたことを後から判別可能とするため、接続不可能ノードに割り当てられたノードIDを、書き換え後の中継ノードのノード情報に付加して制御メッセージを送信する。
また、接続可能ノードを送信元とする制御メッセージが受信されたとき、中継ノードは、受信した制御メッセージが、中継ノード装置とセッション保持状態にある接続不可能ノードに送信される制御メッセージであるか否かを判定する。まず、受信した制御メッセージの宛先を示すノードIDが、中継ノード装置のノードIDと一致するかが判定される。一致しなかった場合、受信した制御メッセージの宛先を示すノードIDが、中継ノードテーブルに登録されているか否かが判定される。中継ノードテーブルに登録されていた場合、受信したメッセージは、接続不可能ノード宛のメッセージであると判定される。そして、中継ノード装置が、中継ノードテーブルに登録されている接続不可能ノードへメッセージを中継する。一方、中継ノードテーブルに登録されていなかった場合、DHTのルーティングテーブルに基づいて、受信した制御メッセージは、他のノード装置へ転送される。
これは、接続不可能ノードを宛先として送信された制御メッセージである場合、中継ノード装置は、受信した制御メッセージを、接続不可能ノードに送信するように制御する。中継ノードテーブルに登録されている場合、受信された制御メッセージの宛先のノード情報が、受信したメッセージが含むノードIDに対応付けられて登録されている接続不可能ノードのノード情報に書き換えられて送信されることになる。
なお、このように登録された接続不可能ノードのノードIDと、IPアドレス及びポート番号とは、接続不可能ノードとのセッションが切断された場合、中継ノードテーブルから削除される。セッションが切断されたとは、中継ノード装置の記憶部からセッション情報が削除された場合である。
各ノード装置自身が、接続可能ノードであるか、接続不可能ノードであるかを判定する方法を説明する。本実施形態では、情報通信システムSに参加する際に、コンタクトノードへアクセスする。本実施形態のコンタクトノードは、情報通信システムSに参加する際にアクセスされるノード装置である。このため、コンタクトノードには、ネットワークN
Wにおいて通信可能なグローバルIPアドレスが割り当てられており、接続可能ノードであることが前提である。そのため、参加メッセージを送信するノード装置が、接続可能ノード装置であっても、接続不可能ノード装置であってもアクセスすることは可能である。一方、コンタクトノードは、接続可能ノードにはアクセスすることができるが、ブロードバンドルータBR、またはファイアウォールFW、または端末装置の通信設定により、接続不可能ノードにはアクセスできない場合がある。端末の通信設定とは、端末装置に設定されたパーソナルファイアウォール等で接続を遮断する場合である。そのため、本実施形態では、ノード装置自身が接続可能ノードであるか、または、接続不可能ノードであるかの判定が、コンタクトノードに対して依頼される。コンタクトノードによる判定結果が、所定の期間内に取得できない場合、ブロードバンドルータBRまたはファイアウォールFWまたは端末装置の通信設定により、接続不可能ノードにはアクセスできないことが考えられる。そのため、接続不可能ノードであると判定される。一方、コンタクトノードによる判定結果が所定の期間以内に受信された場合、接続可能ノードであると判定される。コンタクトノードにより接続可能ノード、または、接続不可能ノードであると判定された判定結果は、接続可能ノードまたは接続不可能ノードを示す識別情報としてノード装置の記憶装置に記憶される。本実施形態では、情報通信システムSにノード装置が参加する際、参加するノード装置は、コンタクトノードへ参加メッセージを送信する。コンタクトノード装置以外のノード装置に参加メッセージが送信されて、参加処理が実行されても良い。
上述した中継ノード装置の制御メッセージの中継方法は、特開2008−294627号公報等で公知である。そのため、詳細な説明は省略する。
[コンテンツデータの中継方法について]
次に、図2を参照して、接続不可能ノードへのコンテンツデータ中継方法を説明する。コンテンツデータの中継は、ユーザノードとコンテンツ保持ノードとの両方が接続不可能ノードである場合に行われる。ユーザノードが接続可能ノードであり、且つ、コンテンツ保持ノードとも接続可能ノードの場合、通常のコンテンツの取得動作が行われる。また、ユーザノードが接続可能ノードであり、コンテンツ保持ノードが接続不可能ノードの場合、接続不可能ノードであるコンテンツ保持ノードから、ユーザノードへセッションが開始される。接続不可能ノードが、接続可能ノードであるユーザノードのノード情報としてIPアドレス及びポート番号を取得可能である。そのため、接続不可能ノードであるコンテンツ保持ノードから、接続可能ノードであるユーザノードへセッションを開始することができる。また、ユーザノードが接続不可能ノードであり、コンテンツ保持ノードが接続可能ノードの場合、接続不可能ノードであるユーザノードから、コンテンツ保持ノードへセッションが開始される。接続不可能ノードが、接続可能ノードであるコンテンツ保持ノードのノード情報としてIPアドレス及びポート番号を取得可能である。そのため、接続不可能ノードであるユーザノードから、接続可能ノードであるコンテンツ保持ノードへセッションを開始することができる。
ユーザノードが接続不可能ノードであり、コンテンツ保持ノードが接続不可能ノードの場合、接続不可能ノード間では、セッションを開始することができない。この場合に、中継ノードによるコンテンツデータの中継が行われる。
図2は、本実施形態におけるコンテンツデータの中継方法を説明する説明図である。まず、図2に示すユーザノードが、チャンクの検索メッセージを送信する(図2:(1))。このとき、検索メッセージには、検索対象のチャンクのチャンクIDと、ユーザノードのノード情報とが含まれる。メッセージに含まれたチャンクIDと、DHTのルーティングテーブルに基づいて、検索メッセージの送信先が決定される。図2に示すユーザノードは、接続不可能ノードである。このため、この検索メッセージには、検索メッセージの送信元が接続不可能ノードであることを示す識別情報も含まれる。
検索メッセージを受信したノード装置が接続可能ノードの場合、検索メッセージを受信したノード装置は中継ノード装置として機能する。具体的には、受信した検索メッセージに含まれる識別情報が接続不可能ノードを示し、且つ、メッセージを受信したノード装置が接続可能ノードである場合、メッセージを受信したノード装置が中継ノード装置として機能する。図2に示す例では、検索メッセージを受信した中継ノード装置Aが、検索メッセージが含むノード情報を、中継ノード装置Aのノード情報に書き換えてルートノードへ向けて送信する(図2:(2))。そして、中継ノード装置Aの中継ノードテーブルに、受信した接続不可能ノードのノードIDと、接続不可能ノードのノード情報とを対応付けて登録する。検索メッセージを受信したルートノードは、ルートノードに記憶されるインデックス情報に基づいて、検索を要求されたチャンクのコンテンツ保持ノードへチャンク要求メッセージを送信する(図2:(3))。送信されるチャンク要求メッセージの送信元として、受信した検索メッセージの送信元である中継ノード装置Aのノード情報が設定される。
ルートノードにより送信されたチャンク要求メッセージは、コンテンツ保持ノードの中継ノード装置Bへ転送される。図2に示す例では、コンテンツ保持ノードは、接続不可能ノードである。このため、コンテンツ保持ノードのパブリッシュメッセージは、中継ノード装置Bへ送信されることになる。そして、パブリッシュメッセージを受信した中継ノード装置Bは、パブリッシュメッセージが含むノード情報を、中継ノード装置Bのノード情報に書き換える。書き換えられたパブリッシュメッセージが、中継ノード装置Bによりルートノードへ向けて送信される。このため、実際にチャンクを記憶しているのは、接続不可能ノードであるコンテンツ保持ノードであるが、コンテンツ保持ノードの中継ノード装置Bのノード情報がルートノードに登録されることになる。このような理由のため、チャンク要求メッセージは、ルートノードから中継ノード装置Bへ転送される。そして、チャンク要求メッセージを受信した中継ノード装置Bは、中継ノード装置Bが記憶する中継ノードテーブルに基づいて、中継ノード装置Bとのセッションが保持されているコンテンツ保持ノードへチャンク要求メッセージを転送する(図2:(4))。
コンテンツ保持ノードは、チャンク要求メッセージを受信すると、チャンク要求メッセージの送信先へ検索応答メッセージを送信する。検索応答メッセージは、コンテンツ保持ノードのノード情報を含むメッセージである。この場合、チャンク要求メッセージの送信元は、中継ノード装置Aが設定されている。このため、検索応答メッセージは、中継ノード装置Aへ送信されることになる(図2:(5))。検索応答メッセージが送信されるとき、コンテンツ保持ノードと中継ノード装置Aとの間のセッションが確立される。セッションが確立された後に、検索応答メッセージが中継ノード装置Aへ送信される。
検索応答メッセージを受信した中継ノード装置Aは、中継ノード装置Aが記憶する中継ノードテーブルに基づいて、検索応答メッセージを転送する(図2:(6))。具体的には、中継ノード装置Aは、上述した判定方法により、受信した検索応答メッセージが中継ノード装置A自身宛か、接続不可能ノード宛であるかを判定する。図2の例では、受信した検索応答メッセージが、接触不可能ノード宛であるため、中継ノード装置Aが記憶する中継ノードテーブルが参照される。参照された結果、検索応答メッセージが、接続不可能ノードであるユーザノードへ転送される。
検索応答メッセージを受信したユーザノードは、検索応答メッセージが含むノード情報に基づいて、チャンク送信要求メッセージを送信する。チャンク送信要求メッセージは、コンテンツ保持ノードにチャンクの送信を要求するメッセージである。 このとき、チャンク送信要求メッセージは、中継ノード装置Aに送信される(図2:(7))。チャンク送信要求メッセージを受信した中継ノード装置Aは、検索応答メッセージを受信したとき
に確立されたセッションにより、チャンク送信要求メッセージをコンテンツ保持ノードへ転送する(図2:(8))。そして、チャンク送信要求メッセージを受信したコンテンツ保持ノードは、要求されたチャンクを中継ノード装置Aへ送信する(図2:(9))。送信されたチャンクを受信した中継ノード装置Aは、受信したチャンクをユーザノードへ転送する(図2:(10))。このように、中継ノード装置がコンテンツデータまたはチャンクを中継することで、ノード装置間でセッションの確立が困難な場合であっても、コンテンツデータまたはチャンクを送受信することができる。このときに、中継ノード装置が、コンテンツデータまたはチャンクと、制御メッセージとの両方を中継することになると、中継ノード装置の通信負荷が増大し、制御メッセージの送受信が遅延する場合がある。この問題を解消するために、本実施形態では、コンテンツデータよりも制御メッセージの中継を優先して行う。以下、本実施形態における優先方法の詳細について説明する。本実施形態の参加メッセージと、検索メッセージと、チャンク要求メッセージと、パブリッシュメッセージと、検索応答メッセージと、コンテンツ送信要求メッセージと、チャンク送信要求メッセージとは、本発明の制御メッセージの一例である。本実施形態の制御メッセージは、大きくても数KB(Kilo Byte)以下である。制御メッセージは、小さくて50KBであり、大きくて500KB程度となる。制御メッセージ自体のサイズによっては、50KBを下回ることもある。そのため、中継する情報のデータサイズが、500KB以下の場合、制御メッセージであると判定している。一方、500KB以上のデータサイズの場合、コンテンツデータであると判定している。また、本実施形態に記載のコンテンツカタログ情報が、複数のノード装置に分散して保存される場合がある。この場合、コンテンツカタログ情報を検索するメッセージも、本発明の制御メッセージに含まれる。本実施形態では、制御メッセージの最小データサイズは、50KBである。また、制御メッセージの最大データサイズは、500KBである。ただし、制御メッセージのデータサイズが、50KBよりも小さくなってしまう場合もある。コンテンツデータの送受信以外のメッセージが、制御メッセージである。
[コンテンツデータの中継の優勢方法について]
本実施形態では、中継ノード装置は、定期的に中継ノード装置自身が中継している情報の総データサイズを決定する。具体的には、中継ノード装置は、情報を中継するたびに、中継している情報のデータサイズを総データサイズとして加算していく。そして、定期的に総データサイズの値をリセットして、ゼロにする。その後、再度、中継ノード装置が中継する情報のデータサイズの加算を開始する。このとき、総データサイズの大きさが所定値以上になったとき、新規のコンテンツデータの中継が停止される。つまり、新規に中継されるコンテンツデータを破棄することになる。また、総データサイズの大きさが所定以上になったときであっても、制御メッセージの中継は継続され、破棄されない。これは、コンテンツデータのデータサイズに比べ、制御メッセージのデータサイズが小さいためである。制御メッセージの中継を停止、または、破棄してしまうことは、情報通信システムSの動作効率を低下することにつながる。この理由のため、総データサイズが所定以上になった場合であっても、データサイズが小さい制御メッセージの中継が継続されることで、情報通信システムSの動作効率を低下させずに、情報通信システムSを稼動することができる。
[ノード装置の電気的構成]
次に、図3を参照して、ノード装置の電気的構成ついて説明する。図3は、本実施形態のノード装置の電気的構成を示すブロック図である。図3に示すように、本実施形態のノード装置には、ノード装置を制御するCPU1が備えられている。CPU1には、HDD2とRAM3とデコーダ部4と通信部9とがそれぞれ電気的に接続されている。HDD2、RAM3、などの記憶手段とCPU1とは、ノード装置のコンピュータを構成している。CPU1、HDD2、RAM3、デコーダ部4、及び通信部9はバスを介して相互に接続されている。なお、ノード装置としては、パーソナルコンピュータ、又はSTB(Set
Top Box)等を適用可能である。
HDD2は、プログラム記憶領域21を含む。プログラム記憶領域21は、メイン動作プログラム記憶領域22と中継処理プログラム記憶領域23とノード判定処理プログラム24とを含む。メイン動作プログラム記憶領域22は、メイン動作プログラムを記憶する。メイン動作プログラムは、ノード装置にメイン動作を実行させる。中継処理プログラム記憶領域23は、中継処理プログラムを記憶する。中継処理プログラムは、ノード装置に中継処理動作を実行させるプログラムである。ノード判定処理プログラム記憶領域24は、ノード判定処理プログラムを記憶する。ノード判定処理プログラムは、ノード装置に接続可能ノードであるか、接続不可能ノードであるかを判定させる。なお、上記メイン動作プログラムと中継処理プログラムとノード判定処理プログラムとは、例えば、ネットワークNW上の所定のサーバからダウンロードされるようにしてもよいし、例えば、CD−ROM等の記録媒体に記録されて当該記録媒体のドライブを介して読み込まれるようにしても良い。
RAM3は、中継メッセージ一時記憶領域31と中継ノードテーブル一時記憶領域32と判定情報一時記憶領域33と総データサイズ一時記憶領域34と第1時間情報一時記憶領域35と第2時間情報一時記憶領域36とを含む。
中継メッセージ一時記憶領域31は、ノード装置が受信した中継メッセージを一時記憶する。本実施形態の中継メッセージは、中継ノード装置により中継される制御メッセージと、中継されるコンテンツデータの両方とを含む。本実施形態では、中継ノード装置により中継される情報を中継メッセージと呼ぶ。そのため、中継メッセージは、中継ノード装置により中継される制御メッセージと、中継されるコンテンツデータとの両方を含む。中継ノードテーブル一時記憶領域32は、本実施形態の中継ノードテーブルを一時記憶する。判定情報一時記憶領域33は、接続可能ノードを示す識別情報、または、判定不可能ノードを示す識別情報を一時記憶する。総データサイズ一時記憶領域34は、上述した総データサイズを一時記憶する。第1時間情報一時記憶領域35は、第1時間情報を一時記憶される。第1時間情報は、総データサイズの加算が開始された時刻を示す情報である。第2時間情報一時記憶領域36は、第2時間情報を一時記憶する。第2時間情報は、ノード装置自身が接続可能ノードか、接続不可能ノードであるかを、コンタクトノードに判定を依頼した時刻を示す情報である。
通信部9は、ネットワークNWを通じてノード装置または外部装置と情報の通信制御を行う。本実施形態の通信部は、本発明の受信部の一例である。
ノード装置は、通信部9を介して要求に応じて送信されてきたコンテンツデータを受信する受信処理を行う。本実施形態のコンテンツデータはパケット化されて送信されるようになっている。各パケットは、通信部9を通じて受信され、RAM3に一時記憶される。このように一時記憶されたコンテンツデータは、RAM3から読み出されてデコーダ部4と、映像処理部5と、音声処理部7と、ディスプレイ6と、スピーカ8とを通じて再生出力される。或いは、RAM3に記憶されたコンテンツデータは、RAM3から読み出されてHDD2に記憶されても良い。または、コンテンツデータがRAM3を介さず、直接HDD2に記憶されても良い。その後、ユーザからの操作指示にしたがって、HDD2からコンテンツデータが読み出される。読み出されたコンテンツデータは、デコーダ部4と、映像処理部5と、音声処理部7と、ディスプレイ6と、スピーカ8とを通じて再生出力される。これにより、ユーザはコンテンツの視聴を行うことができる。
[本実施形態のノード装置の動作の説明]
以上説明した構成からなる本実施形態のノード装置の動作及び作用について、添付図面
を参照して説明する。まず、ノード装置の動作及び作用について、添付図面を参照して説明する。図4は、ノード装置におけるメイン動作の処理手順を示すフローチャートである。メイン動作は、電源またはコンセントを介して商用電源などの外部電源とノード装置とが接続され、インストールされたP2PソフトウェアプログラムがCPU1により実行されたことにより、遂行される。以下に示す処理は、CPU1により処理される。
ステップS101では、参加処理が実行される。参加処理では、情報通信システムSのコンタクトノードへ参加メッセージが送信される。コンタクトノードへ参加メッセージが送信されることで、DHTのルーティングテーブルが受信される。受信されたDHTのルーティングテーブルは、HDD2の所定の記憶領域に記憶される。また、参加処理とともに、CPU1に備えられたタイマーによる計時動作が開始される。なお、タイマーは図示していない。計時動作が開始された時刻が、第1時間情報一時記憶領域35に一時記憶される。なお、現在の時刻を示す情報は、通信部8を介してネットワークNWから取得されても良い。取得された時刻に基づいて、CPU1が計時動作を行う。
ステップS102では、ノード判定処理が実行される。ステップS102のノード判定処理では、メイン動作を実行するノード装置自身が、接続可能ノードであるか、接続不可能ノードであるかが判定される。
ステップS103では、中継メッセージを受信したか否かが判定される。受信したメッセージに接続不可能ノード情報を示す識別情報が含まれ、且つ、メッセージを受信したノード装置が接続可能ノード装置であった場合に、中継メッセージが受信されたと判定される。具体的には、判定情報一時記憶領域33に一時記憶された判定情報が参照されることで、メッセージを受信したノード装置が、接続可能ノードであるか、接続不可能ノードであるかが決定される。中継メッセージが受信されたと判定されたとき(ステップS103:YES)、ステップS104が実行される。中継メッセージが受信されたと判定されなかったとき(ステップS103:NO)、ステップS105が実行される。中継メッセージが受信されたと判定されたとき、受信した中継メッセージが、中継メッセージ一時記憶領域31に一時記憶される。本実施形態のコンピュータとステップS103とは、本発明の受信部の一例である。また、本実施形態のステップS103は、本発明の受信ステップの一例である。
ステップS104では、中継処理が実行される。ステップS104では、ステップS103で受信した中継メッセージが、接続不可能ノードへ転送される。本実施形態のコンピュータとステップS104とは、本発明の中継部の一例である。また、本実施形態のステップS104は、本発明の中継ステップの一例である。
ステップS105では、制御メッセージが受信されたか否かが判定される。本実施形態における制御メッセージが受信されたと判定されたとき(ステップS105:YES)、ステップS106が実行される。本実施形態における制御メッセージが受信されたと判定されなかったとき(ステップS105:NO)、ステップS109が実行される。
ステップS106では、ステップS105で受信したと判定された制御メッセージが、メッセージを受信したノード装置宛のメッセージであるか否かが判定される。メッセージを受信したノード装置宛のメッセージであるかは、受信したメッセージの宛先に基づいて判定される。受信したメッセージの宛先のIPアドレスが、メッセージを受信したノード装置のIPアドレスと一致した場合、制御メッセージの宛先がノード装置自身であると判定される。制御メッセージの宛先がノード装置自身であると判定されたとき(ステップS106:YES)、ステップS108が実行される。制御メッセージの宛先がノード装置自身であると判定されなかったとき(ステップS106:NO)、ステップS107が実
行される。
ステップS107では、ステップS105で受信された制御メッセージが、他のノード装置へ転送される。具体的には、ステップS105で受信された制御メッセージが含むノード情報と、ノード装置が記憶するDHTのルーティングテーブルに基づいて、制御メッセージの転送先のノード装置が決定される。決定された転送先のノード装置へ制御メッセージが転送される。
ステップS108では、ステップS105で受信された制御メッセージに対応する処理が実行される。上述した本実施形態の各制御メッセージに対応する処理が実行される。
ステップS109では、ユーザにより電源スイッチがOFFにされたかが判定される。電源スイッチがOFFにされなかった場合は、再度ステップS102が再度実行される。電源スイッチがOFFにされた場合は、メイン動作処理が終了される。
(中継処理)
次に図5を用いて、本実施形態の中継処理動作の処理手順について説明する。図5は、本実施形態の中継処理動作を示すフローチャートである。ステップS201では、受信した中継メッセージが、制御メッセージであるか否かが判定される。具体的には、受信した中継メッセージのデータサイズに基づいて、中継メッセージが制御メッセージであるか否かが判定される。中継メッセージのデータサイズが、制御メッセージのデータサイズに該当するとき(ステップS201:YES)、ステップS204が実行される。中継メッセージのデータサイズが、制御メッセージのデータサイズに該当しないとき、つまり、コンテンツデータが中継されるとき(ステップS201:NO)、ステップS202が実行される。本実施形態のコンピュータとステップS201とは、本発明の第2判定部の一例である。
ステップS202では、ノード装置が中継しているメッセージの総データサイズが、所定値以上であるか否かが判定される。具体的には、総データサイズ一時記憶領域34に記憶された総データサイズが参照される。参照された総データサイズに基づいて、中継しているメッセージの総データサイズが所定値以上であるか否かが判定される。総データサイズが所定値以上であると判定されたとき(ステップS202:YES)、ステップS203が実行される。総データサイズが所定値以上であると判定されなかったとき(ステップS202:NO)、ステップS204が実行される。本実施形態のコンピュータとステップS202とは、本発明の第1判定部の一例である。
ステップS203では、ステップS103で受信された中継メッセージが破棄される。具体的には、ステップS203で破棄されるのは、中継ノード装置により中継されるコンテンツデータである。ステップS203では、総データサイズが所定値以上になったことにより、現在中継しているデータサイズ以上の中継が困難であると判定される。そのため、ステップS103で新たに中継メッセージとして受信されたコンテンツデータが破棄される。
ステップS204では、ステップS103で受信された中継メッセージのデータサイズが、総データサイズに加算される。具体的には、総データサイズ一時記憶領域34に記憶された総データサイズに、ステップS103で受信された中継メッセージのデータサイズが加算される。加算された総データサイズが、再度、総データサイズ一時記憶領域34に一時記憶される。
ステップS205では、ステップS103で受信された中継メッセージが、接続不可能
ノードへ中継される。具体的には、中継メッセージとして、制御メッセージまたはコンテンツデータが接続不可能ノードへ中継される。本実施形態のコンピュータと、ステップS201、ステップS202、ステップS203及びステップS205は、本発明の制御部の一例である。また、本実施形態のステップS205は、本発明の制御ステップの一例である。
ステップS206では、第1時間情報一時記憶領域35に一時記憶された時刻から、所定時間経過したか否かが判定される。所定時間とは、例えば、10秒である。第1時間情報一時記憶領域35に一時記憶された時刻から所定時間が経過したと判定されたとき(ステップS206:YES)、ステップS207が実行される。第1時間情報一時記憶領域35に一時記憶された時刻から所定時間が経過したと判定されなかったとき(ステップS206:NO)、中継処理は終了される。
ステップS207では、総データサイズ一時記憶領域34に記憶された総データサイズの値がリセットされる。リセットされるとは、総データサイズ一時記憶領域34が初期化され、ゼロが一時記憶されることである。また、第1時間情報一時記憶領域35に、ステップS207が実行された時刻が一時記憶される。
(ノード判定処理)
次に図6を用いて、本実施形態のノード判定処理動作の処理手順について説明する。図6は、本実施形態のノード判定処理動作を示すフローチャートである。ステップS301では、前回のノード判定処理から一定時間経過したか否かが判定される。具体的には、第2時間情報一時記憶領域36に一時記憶された第2時間情報に基づいて判定される。タイマーにより計時される現在の時刻と、第2時間情報一時記憶領域36に一時記憶された第2時間情報が示す時刻との差が、所定時間以上であるか否かが判定される。第2時間情報一時記憶領域36に第2時間情報が記憶されていない場合、所定時間以上経過したと判定される。前回のノード判定処理から一定時間経過したと判定されたとき(ステップS301:YES)、ステップS302が実行される。前回のノード判定処理から一定時間経過したと判定されなかったとき(ステップS301:NO)、ノード判定処理は終了される。
ステップS302では、コンタクトノードに、接続可能ノードであるか、または接続不可能ノードであるかの判定が依頼される。具体的には、ノード装置からコンタクトノードに向けて、判定依頼メッセージが送信される。また、判定を依頼した時刻が、第2時間情報として第2時間情報一時記憶領域32に一時記憶される。
ステップS303では、コンタクトノードから送信された判定結果が受信されたか否かが判定される。具体的には、コンタクトノードから、判定結果を示すメッセージが受信されたか否かが判定される。コンタクトノードから判定結果が受信されたと判定されとき(ステップS303:YES)、ステップS304が実行される。コンタクトノードから判定結果が受信されたと判定されなかったとき(ステップS303:NO)、ステップS305が実行される。
ステップS304では、判定情報一時記憶領域33に、接続可能ノード情報であることを示す識別情報が一時記憶される。
ステップS305では、ステップS302で判定が依頼されてから所定の時間が経過したか否かが判定される。具体的には、第2時間情報一時記憶領域36に一時記憶された時刻から所定の時刻が経過したか否かが判定される。所定の時間が経過したと判定されたとき(ステップS305:YES)、ステップS306が実行される。所定の時間が経過し
たと判定されなかったとき(ステップS305:NO)、ステップS303が再度実行される。
ステップS306では、判定情報一時記憶領域33に、接続不可能ノード情報であることを示す識別情報が一時記憶される。これは、コンタクトノードからノード装置にアクセスすることができなかったため、ノード装置が接続不可能ノードであると判定される。
本実施形態の中継ノード装置によれば、中継ノード装置が中継するデータサイズが、所定値以上になったとき、コンテンツデータの中継を破棄する。また、中継ノード装置が中継するデータサイズが、所定値以上になったときであっても、制御メッセージの中継は継続される。この結果、中継ノード装置が、制御メッセージを待機、または、破棄することなく、ピアツーピア型の通信システムの動作効率の低減を防ぐことができる。
本実施形態では、中継ノード装置が中継するデータサイズが、所定値以上になったとき、コンテンツデータの中継が破棄されている。コンテンツデータの中継を破棄する代わりに、コンテンツデータが中継ノード装置のHDD2またはRAM3に一時的に記憶されても良い。この場合、総データサイズが所定値以下になったときに、一時的に記憶されたコンテンツデータの中継が再開される。
また、中継ノード装置が中継するデータサイズが、所定値以上になったとき、コンテンツデータよりも制御メッセージが優先されて中継されても良い。以下、制御メッセージの優先方法の一例について説明する。中継ノード装置の記憶装置として、HDD2またはRAM3にキューが生成される。中継する必要があるコンテンツデータが、中継ノード装置が受信した順番にキューに挿入される。そして、キューに挿入された順番に、コンテンツデータが中継されることになる。一方、中継する必要がある制御メッセージは、キューの先頭に挿入されることになる。この結果、制御メッセージがコンテンツデータよりも優先されて中継されることになる。言い換えれば、コンテンツデータの中継が遅延されることになる。
本実施形態では、中継ノード装置に本発明が適用された例である。一般的なノード装置に適用されても良い。具体的には、ノード装置がコンテンツデータを、他のノード装置に転送する場合、ノード装置が転送する総データサイズが決定される。決定された総データサイズが所定値以上の場合、コンテンツデータが破棄、またはコンテンツデータの転送が一時的に停止され、制御メッセージが優先されて他のノード装置に転送されることになる。また、ノード装置がコンテンツデータをダウンロードまたはアップロードする場合、ノード装置がダウンロードまたはアップロードする総データサイズが決定される。決定された総データサイズが所定値以上の場合、コンテンツデータのダウンロードまたはアップロードが破棄、または一時的に停止され、制御メッセージが優先されて他のノード装置に転送されることになる。
本実施形態では、中継される制御メッセージを優先する方法として、中継するコンテンデータを破棄する方法が用いられた。変形例として、制御メッセージは通常通りに中継され、コンテンツデータは、単位時間当たりに送信されるコンテンツデータのデータサイズを制限されても良い。言い換えれば、コンテンツデータの中継が遅延されても良い。例えば、中継ノード装置の単位時間あたりに中継可能なデータサイズが1秒間当たりに5MB(Mega Byete)の場合、0.1秒ごとに0.5MBまでコンテンツデータを送信可能としても良い。このようにすることで、残りの中継可能なデータサイズを、制御メッセージの中継に割り当てられることができる。このようにコンテンツデータの中継可能量を制限することで、制御メッセージを優先的に中継できるとともに、コンテンツデータの中継が局所的に増大することなく、平準的にコンテンツデータを中継することができる
本実施形態のステップS201では、中継する中継メッセージのデータサイズに基づいて、中継されるメッセージが制御メッセージであるか、コンテンツデータでるかが判定された。ステップS201の変形例として、中継メッセージに、制御メッセージまたはコンテンツデータを識別する識別情報が付加されても良い。この識別情報が付加された中継メッセージが、ノード装置間で送受信されることで、各ノード装置は、中継メッセージが、制御メッセージであるか、コンテンツデータであるかを判別することができる。本実施形態のコンピュータと、変形例のステップS201とは、本発明の第3判定部の一例である。
本実施形態では、ステップS202で、総データサイズが所定値以上であるか否かが判定されている。この所定値は、ノード装置の上り帯域または下り帯域よりも小さい値が設定される。この所定値として、ノード装置の上り帯域または下り帯域の数パーセントの帯域幅が設定されても良い。
また、上記実施形態においては、オーバーレイネットワークに、DHTを利用したピアツーピアネットワークが適用されていたが、これに限られるものではない。例えば、他のピアツーピアシステム、または、オーバーレイネットワークを用いたシステムが適用されても良い。DHTを利用しないピアツーピアシステムとしては、例えば、ハイブリッド型のピアツーピアシステムがある。
1 CPU
2 HDD
3 RAM
4 デコーダ部
5 映像処理部
6 ディスプレイ
7 音声処理部
8 スピーカ
9 通信部
Tm−n ノード装置
NW ネットワーク
FW ファイアウォール
BR ブロードバンドルータ
S 情報通信システム
OL オーバーレイネットワーク
NLm 拠点ネットワーク
21 プログラム記憶領域
22 メイン動作プログラム記憶領域22
23 中継処理プログラム記憶領域
24 ノード判定処理プログラム記憶領域
31 中継メッセージ一時記憶領域
32 中継テーブル一時記憶領域
33 判定情報一時記憶領域
34 総データサイズ一時記憶領域
35 第1時間情報一時記憶領域
36 第2時間情報一時記憶領域

Claims (11)

  1. ネットワークを介して複数のノード装置が接続されることで構成されるピアツーピア型の情報通信システムであって、
    前記ノード装置は、
    前記ピアツーピア型の通信システムを制御する制御メッセージ、または、前記ピアツーピア型の通信システムで前記複数のノード装置間で送受信されるコンテンツデータを受信する受信部と、
    前記受信部により受信された前記制御メッセージ、または、前記コンテンツデータを、他の前記ノード装置へ中継する中継部と、
    前記中継部に、前記コンテンツデータよりも前記制御メッセージの中継を優先させる制御部と、
    前記中継部により中継されている前記制御メッセージ、または、前記コンテンツデータの総データサイズが所定のデータサイズより大きくなったかを判定する第1判定部と、を備え、
    前記第1判定部により前記総データサイズが所定のデータサイズより大きくなったと判定されたとき、前記制御部が、前記中継部に前記コンテンツデータよりも前記制御メッセージの中継を優先させることを特徴とする情報通信システム。
  2. 前記複数のノード装置は、情報を中継する中継機器を介して前記ネットワーク側からの通信が不可能な第1ノード装置と、前記ネットワーク側から送信された情報を前記第1ノード装置へ中継する中継ノード装置とを含み、
    前記中継ノード装置は、
    前記受信部と、
    前記中継部と、
    前記制御部と、
    前記第1判定部と、
    を備え、
    前記中継部は、前記受信部により受信された前記制御メッセージ、または、前記コンテンツデータを前記第1ノード装置へ中継することを特徴とする請求項1に記載の情報通信システム。
  3. 前記第1判定部により、前記総データサイズが所定のデータサイズより大きくなったと判定されたとき、前記制御部は、前記中継部に前記コンテンツデータの中継を停止させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の情報通信システム。
  4. 前記第1判定部により、前記総データサイズが所定のデータサイズより大きくなったと判定されたとき、前記制御部は、前記中継部に前記コンテンツデータの中継を遅延させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の情報通信システム。
  5. 前記受信部が受信した情報のデータサイズに基づいて、受信した情報が前記制御メッセージか、前記コンテンツデータであるかを判定する第2判定部を備え、
    前記第2判定部により、前記コンテンツデータを受信したと判定されたとき、前記第1判定部が、前記総データサイズが所定のデータサイズより大きくなったかを判定し、
    前記第1判定部により、前記総データサイズが所定のデータサイズより大きくなったと判定されたとき、前記制御部は、前記中継部に前記コンテンツデータの中継を停止させることを特徴とする請求項から請求項の何れか一項に記載の情報通信システム。
  6. 前記コンテンツデータの最小データサイズは、前記制御メッセージのデータサイズよりも大きく、
    前記第2判定部は、前記受信部が受信した情報のデータサイズに基づいて、受信した情報が前記制御メッセージか、前記コンテンツデータであるかを判定することを特徴とする請求項に記載の情報通信システム。
  7. 前記コンテンツデータは、所定のデータサイズである1つ以上の分割コンテンツデータに分割され、
    前記分割コンテンツデータのデータサイズは、前記制御メッセージのデータサイズよりも大きく、
    前記第2判定部は、前記受信部が受信した情報のデータサイズに基づいて、受信した情報が前記制御メッセージか、前記コンテンツデータであるかを判定することを特徴とする請求項に記載の情報通信システム。
  8. 前記受信部は、前記コンテンツデータまたは前記制御メッセージと、前記コンテンツデータまたは前記制御メッセージを夫々識別する識別情報とを受信し、
    前記受信部は、前記受信部が受信した識別情報に基づいて、受信した情報が前記制御メッセージか、前記コンテンツデータであるかを判定する第3判定部を備え、
    前記第3判定部により、前記コンテンツデータを受信したと判定されたとき、前記第1判定部が、前記総データサイズが所定のデータサイズより大きくなったかを判定し、
    前記第1判定部により、前記総データサイズが所定のデータサイズより大きくなったと判定されたとき、前記制御部は、前記中継部に前記コンテンツデータの中継を停止させることを特徴とする請求項から請求項の何れか一項に記載の情報通信システム。
  9. ネットワークを介して複数のノード装置が接続されることで構成されるピアツーピア型の情報通信システムの前記ノード装置であって、
    前記ピアツーピア型の通信システムを制御する制御メッセージ、または、前記ピアツーピア型の通信システムで前記複数のノード装置間で送受信されるコンテンツを受信する受信部と、
    前記受信部により受信された前記制御メッセージ、または、前記コンテンツデータを、他の前記ノード装置へ中継する中継部と、
    前記中継部に、前記コンテンツデータよりも前記制御メッセージの中継を優先させる制御部と、
    前記中継部により中継されている前記制御メッセージ、または、前記コンテンツデータの総データサイズが所定のデータサイズより大きくなったかを判定する第1判定部と、を備え、
    前記第1判定部により前記総データサイズが所定のデータサイズより大きくなったと判定されたとき、前記制御部が、前記中継部に前記コンテンツデータよりも前記制御メッセージの中継を優先させることを特徴とするノード装置。
  10. ネットワークを介して複数のノード装置が接続されることで構成されるピアツーピア型の情報通信システムの前記ノード装置のコンピュータを動作させるプログラムであって、
    前記ピアツーピア型の通信システムを制御する制御メッセージ、または、前記ピアツーピア型の通信システムで前記複数のノード装置間で送受信されるコンテンツデータを受信する受信ステップと、
    前記受信ステップにより受信された前記制御メッセージ、または、前記コンテンツデータを、他の前記ノード装置へ中継する中継ステップと、
    前記中継ステップにより中継されている前記制御メッセージ、または、前記コンテンツデータの総データサイズが所定のデータサイズより大きくなったかを判定する第1判定ステップと、
    前記第1判定部により前記総データサイズが所定のデータサイズより大きくなったと判定されたとき、前記中継ステップにおいて、前記コンテンツデータよりも前記制御メッセージの中継を優先させる制御ステップと、
    を前記ノード装置のコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  11. ネットワークを介して複数のノード装置が接続されることで構成されるピアツーピア型の情報通信方法であって、
    前記ピアツーピア型の通信システムを制御する制御メッセージ、または、前記ピアツーピア型の通信システムで前記複数のノード装置間で送受信されるコンテンツデータを前記ノード装置に受信させる受信ステップと、
    前記受信ステップにより受信された前記制御メッセージ、または、前記コンテンツデータを、前記ノード装置が他の前記ノード装置へ中継する中継ステップと、
    前記中継ステップにより中継されている前記制御メッセージ、または、前記コンテンツデータの総データサイズが所定のデータサイズより大きくなったかを判定する第1判定ステップと、
    前記第1判定ステップにより前記総データサイズが所定のデータサイズより大きくなったと判定されたとき、前記中継ステップにおいて、前記コンテンツデータよりも前記制御メッセージの中継を優先させる制御ステップと、を含むことを特徴とする情報通信方法。
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