JP2012178119A - 通信システム、情報処理装置、管理方法及びプログラム - Google Patents

通信システム、情報処理装置、管理方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 公開期限の延長の手間を低減し、自動で公開期限の延長が設定可能な情報通信システム、情報通信方法、ノード装置及びプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
センターサーバSVにより、センターサーバSVが記憶するコンテンツの公開終了日時と、現在日時情報との差が所定の範囲内であるコンテンツが存在すると判定された場合、判定されたコンテンツのルートノードに、センターサーバSVから延長判定処理の要求が送信される。 ルートノードは、公開終了日時を延長すると判定した場合、センターサーバSVへ延長依頼を送信する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ネットワークに接続された複数のノード装置によりコンテンツを分散保存する技術に関する。
近年、複数のノード装置でコンテンツを分散保存する通信システムが開発されている。ノード装置間でコンテンツデータを送受信し合うことで、コンテンツの送受信が可能となる。一般的に、複数のノード装置間でコンテンツ配信を行う場合、コンテンツの公開期限が設定される。コンテンツの公開期限は、ネットワークを介してコンテンツの取得または視聴可能な期限を示す。具体的には、コンテンツの公開期限は、コンテンツの公開開始日時と、公開終了日時とを含む。これにより、不用に長期の間、コンテンツがノード装置間で取得または視聴されることを制限することができる。特許文献1には、分散保存されたコンテンツの公開期限を管理する技術が開示されている。
特開2010−267028号公報
特許文献1に記載のようなシステムでは、一般的に、ネットワークにコンテンツが投入される際に公開期限が手動で設定される。投入されるコンテンツによっては、ユーザにより人気が出るコンテンツが存在する。人気があるコンテンツは、公開終了日時を延長させて欲しいというユーザの要望がある。コンテンツの公開終了日時を延長するためには、従来技術では、延長の要求がある各コンテンツを手動で延長する必要があり、延長設定を行うことが手間となっていた。また、投入されるコンテンツの数が多くなるに従って、公開終了日時の延長の手間は増大する。
本発明は、以上のことを鑑みてなされたものである。本発明の目的は、公開終了日時の延長の手間を低減し、自動で公開終了日時の延長が設定可能な通信システム、情報処理装置、管理方法及びプログラムを提供することである。
請求項1に記載の発明によれば、ネットワークに接続される複数のノード装置により、複数のコンテンツが分散保存される通信システムにおいて、前記通信システムへ投入されるコンテンツを管理する第1情報処理装置を含む通信システムであって、前記複数のコンテンツの公開終了日時を示す第1日時情報を記憶する第1記憶手段と、現在の日時を示す第2日時情報を取得する取得手段と、前記第1日時情報が示す公開終了日時と、前記第2日時情報が示す日時との差が所定の範囲内であるコンテンツがあるか否かを判定する第1判定手段と、前記第1判定手段により所定の範囲内であると判定されたコンテンツの前記公開終了日時を延長させるかの判定を、ネットワークに接続された所定の第2情報処理装置に要求する要求手段と、前記要求手段により判定を要求した結果、前記第2情報処理装置により延長が必要と判定された場合、延長が必要と判定されたコンテンツの公開終了日時を、所定期間延長させる制御手段と、を備える前記第1情報処理装置と、前記複数のコンテンツについての人気度合いを示す人気情報を記憶する第2記憶手段と、前記第2取得手段により取得された前記人気情報に基づいて、前記第1判定手段により判定されたコンテンツの人気度合いが所定以上であるかを、前記要求手段の要求に従って判定する第2判定手段と、前記第2判定手段により人気度合いが所定以上であると判定された場合、前記要求手段により要求されたコンテンツの前記公開終了日時の延長する旨を、前記第1情報処理装置へ送信する送信手段と、を備える第2情報処理装置と、を備えることを特徴とする通信システムである。
請求項2に記載の発明によれば、前記第2情報処理装置は、前記第2判定手段によりコンテンツの人気度合いが所定以上であると判定されたコンテンツの人気度合いが高いほど、公開終了日時を延長させる延長期間を長く決定する決定手段を備え、前記送信手段は、前記決定手段により決定された前記延長期間を、前記第1情報処理装置へ送信することを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、前記通信システムは、前記第1日時情報を含むコンテンツの属性情報を、前記複数のノード装置に分散保存させ、前記制御手段は、コンテンツの公開終了日時を所定期間延長させる指示を、前記複数のノード装置の中で、少なくともいずれか1つのノード装置に送信することを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、前記第2記憶手段は、前記複数のコンテンツがアクセスされた最終日時を示す第3日時情報と、前記第3日時情報に対応するコンテンツの前記人気情報とを対応付けて記憶し、前記情報処理装置は、前記第2日時情報が示す日時と、前記第3日時情報が示す日時との差が所定期間以上であるかを判定する第3判定手段を備え、前記第3判定手段により、前記第2日時情報が示す日時と、前記第3日時情報が示す日時との差が所定期間以上であると判定された場合、前記制御手段はコンテンツの公開終了日時を延長しないことを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、前記第2記憶手段は、前記人気情報として、前記複数のノード装置により前記複数のコンテンツが保存される数を示す保存数情報を記憶し、前記第2判定手段は、前記第2記憶手段により記憶された前記保存数情報に基づいて、前記第1判定手段により判定されたコンテンツの保存数が所定以上であるかを判定し、前記制御手段は、前記第2判定手段によりコンテンツの保存数が所定以上であると判定された場合、前記決定されたコンテンツの公開終了日時を、所定期間延長させることを特徴とする。
請求項6に記載の発明によれば、ネットワークに接続される複数のノード装置により、複数のコンテンツが分散保存される通信システムにおいて、前記通信システムは、前記複数のコンテンツの公開終了日時を示す第1日時情報を取得する第1記憶手段を備える第1情報処理装置と、前記複数のコンテンツについての人気度合いを示す人気情報を記憶する第2記憶手段を備える第2情報処理装置とを備え、前記通信システムへ投入されるコンテンツを管理する管理方法であって、現在の日時を示す第2日時情報を、前記第1情報処理装置が取得する取得ステップと、前記第1記憶手段に記憶された前記第1日時情報が示す公開終了日時と、前記第2日時情報が示す日時との差が所定の範囲内であるコンテンツがあるか否かを、前記第1情報処理装置が判定する第1判定ステップと、前記第1判定ステップにより所定の範囲内であると判定されたコンテンツの前記公開終了日時を延長させるか否かの判定を、ネットワークに接続された所定の第2情報処理装置に、前記第1情報処理装置が要求する要求ステップと、前記第2記憶手段に記憶された前記人気情報に基づいて、前記第1判定ステップにより判定されたコンテンツの人気度合いが所定以上であるかを、前記要求ステップの要求に従って前記第2情報処理装置が判定する第2判定ステップと、前記第2判定ステップにより人気度合いが所定以上であると判定された場合、前記要求ステップにより要求されたコンテンツの前記公開終了日時の延長する旨を、前記第1情報処理装置へ、前記第2情報処理装置が送信する送信ステップと、前記送信ステップにより送信された前記公開終了日時の延長する旨を、第1情報処理装置が受信する受信ステップと、前記受信ステップにより、前記第1情報処理装置が、前記公開終了日時の延長する旨を受信した場合、延長が必要と判定されたコンテンツの公開終了日時を、前記第1情報処理装置が所定期間延長させる制御ステップと、
を含む管理方法である。
請求項7に記載の発明によれば、ネットワークに接続される複数のノード装置により、複数のコンテンツが分散保存される通信システムにおいて、前記通信システムへ投入されるコンテンツを管理し、前記複数のコンテンツの公開終了日時を示す第1日時情報を記憶する第1記憶手段と、前記複数のコンテンツについての人気度合いを示す人気情報を記憶する第2記憶手段と、を備える第1情報処理装置のコンピュータに、現在の日時を示す第2日時情報を取得する取得ステップと、前記第1記憶手段に記憶された前記第1日時情報が示す公開終了日時と、前記第2日時情報が示す日時との差が所定の範囲内であるコンテンツがあるか否かを判定する第1判定ステップと、前記第2記憶手段に記憶された前記人気情報に基づいて、前記第1判定ステップにより判定されたコンテンツの人気度合いが所定以上であるかを判定する第2判定ステップと、前記第2判定ステップによりコンテンツの人気度合いが所定以上であると判定された場合、人気度合いが所定以上であると判定されたコンテンツの公開終了日時を、所定期間延長させる制御ステップと、を実行させることを特徴とするプログラムである。
請求項8に記載の発明によれば、 ネットワークに接続される複数のノード装置により、複数のコンテンツが分散保存される通信システムにおいて、前記通信システムへ投入されるコンテンツを管理し、前記複数のコンテンツの公開終了日時を示す第1日時情報を記憶する第1記憶手段と、前記複数のコンテンツについての人気度合いを示す人気情報を記憶する第2記憶手段と、を備える情報処理装置であって、現在の日時を示す第2日時情報を取得する取得手段と、前記第1記憶手段に記憶された前記第1日時情報が示す公開終了日時と、前記第2日時情報が示す日時との差が所定の範囲内であるコンテンツがあるか否かを判定する第1判定手段と、前記第2記憶手段により記憶された前記人気情報に基づいて、前記第1判定手段によりされたコンテンツの人気度合いが所定以上であるかを判定する第2判定手段と、前記第2判定手段によりコンテンツの人気度合いが所定以上であると判定された場合、人気度合いが所定以上であると判定されたコンテンツの公開終了日時を、所定期間延長させる制御手段と、を備えることを特徴とする情報処理装置である。
請求項1に記載の発明によれば、送信手段は、第2判定手段により人気度合いが所定以上であると判定された場合、要求手段により要求されたコンテンツの公開終了日時の延長する旨を、第1情報処理装置へ送信する。この結果、コンテンツに人気が出た場合、自動でコンテンツの公開期限を延長できるため、公開期限の延長の手間が低減され、公開期限の延長を自動で設定することができる。
請求項2に記載の発明によれば、第2情報処理装置は、第2判定手段によりコンテンツの人気度合いが所定以上であると判定されたコンテンツの人気度合いが高いほど、公開終了日時を延長させる延長期間を長く決定する決定手段を備える。送信手段は、決定手段により決定された延長期間を、第1情報処理装置へ送信する。従って、コンテンツに人気が出た場合、コンテンツの人気度合いに応じて、公開期限を長く延長することができる。この結果、コンテンツの人気度合いに応じて、自動でコンテンツの公開期限を延長できるため、公開期限の延長の手間が低減され、公開期限の延長を自動で設定することができる。
請求項3に記載の発明によれば、通信システムは、第1日時情報を含むコンテンツの属性情報を、複数のノード装置に分散保存させる。制御手段は、コンテンツの公開終了日時を所定期間延長させる指示を、複数のノード装置の中で、少なくともいずれか1つのノード装置に送信する。この結果、コンテンツの公開終了日時示す情報を含む属性情報が、複数のノード装置に分散保存された場合であっても、自動でコンテンツの公開期限を延長できるため、公開期限の延長の手間が低減され、公開期限の延長を自動で設定することができる。
請求項4に記載の発明によれば、第2記憶手段は、複数のコンテンツがアクセスされた最終日時を示す第3日時情報と、第3日時情報に対応するコンテンツの人気情報とを対応付けて記憶する。第3判定手段により、第2日時情報が示す日時と、第3日時情報が示す日時との差が所定期間以上であると判定された場合、制御手段はコンテンツの公開終了日時を延長しない。コンテンツに人気がでた場合であっても、最終アクセス日時が、現在の日時より所定期間以上も以前の場合、現在では人気がないコンテンツであると考えられる。この結果、コンテンツに人気が出た場合であっても、現在日時でのコンテンツの人気度合いを想定して、自動でコンテンツの公開期限を延長できるため、公開期限の延長の手間が低減され、公開期限の延長を自動で設定することができる。
請求項5に記載の発明によれば、第2記憶手段は、人気情報として、複数のノード装置により複数のコンテンツが保存される数を示す保存数情報を記憶する。制御手段は、第2判定手段によりコンテンツの保存数が所定以上であると判定された場合、決定されたコンテンツの公開終了日時を、所定期間延長させる。この結果、人気度合いとして、オーバーレイネットワークにおけるコンテンツの保存数を人気度合いとして、自動でコンテンツの公開期限を延長できるため、公開期限の延長の手間が低減され、公開期限の延長を自動で設定することができる。
請求項6に記載の発明によれば、送信ステップは、第2判定ステップにより人気度合いが所定以上であると判定された場合、要求ステップにより要求されたコンテンツの公開終了日時の延長する旨を、第1情報処理装置へ、第2情報処理装置が送信する。この結果、コンテンツに人気が出た場合、自動でコンテンツの公開期限を延長できるため、公開期限の延長の手間が低減され、公開期限の延長を自動で設定することができる。
請求項7に記載の発明によれば、制御ステップは、第2判定ステップによりコンテンツの人気度合いが所定以上であると判定された場合、人気度合いが所定以上であると判定されたコンテンツの公開終了日時を、所定期間延長させる。この結果、コンテンツに人気が出た場合、自動でコンテンツの公開期限を延長できるため、公開期限の延長の手間が低減され、公開期限の延長を自動で設定することができる。
請求項8に記載の発明によれば、制御手段は、第2判定手段によりコンテンツの人気度合いが所定以上であると判定された場合、人気度合いが所定以上であると判定されたコンテンツの公開終了日時を、所定期間延長させる。この結果、コンテンツに人気が出た場合、自動でコンテンツの公開期限を延長できるため、公開期限の延長の手間が低減され、公開期限の延長を自動で設定することができる。
本実施形態の情報通信システムSにおける各ノード装置Tm−nの接続態様の一例を示す図である。 本実施形態の公開終了日時延長処理の一例を示す概念図である。 本実施形態の公開終了日時短縮処理の一例を示す概念図である。 本実施形態のノード装置電気的構成の概念図である。 本実施形態のセンターサーバSVの電気的構成の概念図である。 本実施形態のノード装置のメイン動作処理を示すフローチャートである。 本実施形態のセンターサーバSVのメイン動作処理を示すフローチャートである。 本実施形態の公開期限情報記憶領域の記憶状態を示す概念図である。 本実施形態の視聴情報記憶領域に記憶される視聴情報の記憶状態を示す概念図である。
[最良の実施形態]
以下、本発明の最良の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、ピアツーピア型の情報通信システムに本発明を適用した場合の実施形態である。
[情報通信システムの概要構成]
始めに、図1を参照して、本実施形態における情報通信システムSの概要構成について説明する。図1は、本実施形態における情報通信システムSにおける各ノード装置の接続態様の一例を示す図である。図1に示すように、情報通信システムSは、複数のノード装置Tm−n(m=1,2,3・・・の何れか、n=1,2,3・・・の何れか)から構成されている。複数のノード装置Tm−nは、ネットワークNWを介して互いに通信可能である。このネットワークNWは、現実世界の通信ネットワークである。例えば、インターネットである。
ネットワークNWは、各拠点ネットワークNLmを相互接続するためのネットワークである。このネットワークNWは、例えば、インターネットやWAN(Wide Area Network)等である。そして、ネットワークNWは、例えば、IX(Internet Exchange)、ISP(Internet Service Provider)、DSL(Digital Subscriber Line)回線事業者の装置、FTTH(Fiber To The Home)回線事業者の装置、及び通信回線等によって構築されている。なお、ネットワークNWは、情報通信システムS専用のネットワークであっても良い。
本実施形態では、ネットワークNW内に、1つ以上の各拠点ネットワークNLmが形成される。また、各拠点ネットワークNLmには、複数のノード装置Tm−n(n=1,2,3・・・の何れか)が接続されている。各拠点ネットワークNLmは、夫々拠点mの敷地内に構築されたネットワークである。拠点としては、例えば、会社、学校、病院、塾等がある。この拠点ネットワークNLmは、例えば、LAN等により構築されている。或いは、拠点ネットワークNLmは、複数のLANが相互接続して構築されたネットワークであっても良い。この場合、複数のLANは、ルータ等のネットワーク機器を介して接続される。複数のLANが相互接続されたネットワークとしては、例えば、CAN(Campus Area Network)等がある。各拠点ネットワークNLmには、ファイアウォールFW又はブロードバンドルータBRが接続されている。ファイアウォールFW又はブロードバンドルータBRは、拠点内に接続されるノード装置Tm−nと、その拠点に接続されるノード装置Tm−n以外のノード装置Tm−nと、を通信可能にする通信機器である。ファイアウォールFW又はブロードバンドルータBRは、公知であるので詳細な説明は省略する。ファイアウォールFW又はブロードバンドルータBRの何れが拠点に設置されるかは、拠点毎に任意に決定される。本実施形態の拠点ネットワークNLmは、例えば、LAN(Local Area Network)である。
また、ネットワークNWには、センターサーバSVが接続されている。センターサーバSVは、後述するオーバーレイネットワークOLで送受信されるコンテンツデータのオリジナルを記憶する。また、センターサーバSVは、コンテンツカタログ情報をノード装置Tm−nに送信する。コンテンツカタログ情報の詳細については後述する。センターサーバSVは、後述するオーバーレイネットワークOLにコンテンツデータを投入する際に使用される認証情報及びコンテンツIDを管理する。ここで、コンテンツデータの投入とは、コンテンツデータをノード装置Tm−nから取得可能な状態におくことをいう。なお、コンテンツデータを、「コンテンツ」という。センターサーバSVの詳細な説明は、後述する。
各ノード装置Tm−nには、固有の製造番号及びIP(Internet Protocol)アドレスが割り当てられている。また、情報通信システムSに接続されている各ノード装置Tm−nには、所定桁数からなる固有の識別情報であるノードIDが割り当てられている。本実施形態の情報通信システムSでは、コンテンツ配信のためのオーバーレイネットワークOLが構築されている。オーバーレイネットワークOLは、ネットワークNW上に構築されたオーバーレイネットワークである。言い換えれば、オーバーレイネットワークOLは、物理的なネットワーク上に生成される論理的なネットワークである。また、オーバーレイネットワークOLは、特定のアルゴリズム、例えば、分散ハッシュテーブルを利用したアルゴリズムにより実現される。分散ハッシュテーブルを、以下、「DHT(Distributed Hash Table)」という。なお、DHTを用いたルーティングテーブルについては、特開2006−197400号公報等で公知である。
本実施形態では、各ノード装置Tm−nがピアツーピア方式で通信を行えるよう、ブロードバンドルータBRやファイアウォールFWにおいてポートフォワーディングの設定が行われる場合がある。例えば、ブロードバンドルータBRであれば、UPnP(Universal Plug and Play)機能等を利用して自動的にポートフォワーディングの設定が行われるようにしておくと良い。以下ノード装置Tm−nを、単にノード装置と呼ぶ。
[オーバーレイネットワークOLへの参加方法について]
各ノード装置は、夫々、DHT(Distributed Hash Table)を用いたルーティングテーブルを保持している。このルーティングテーブルは、情報通信システムS上における各種制御メッセージの転送先を規定している。制御メッセージは、ピアツーピア型の情報通信システムの運用を制御するメッセージである。言い換えれば、制御メッセージは、ピアツーピア型の情報通信システムで、コンテンツの検索又はコンテンツの取得に用いるためのメッセージである。また、制御メッセージは、DHTのルーティングテーブルに従って送受信されるメッセージである。具体的に、このルーティングテーブルには、ID空間内で適度に離れたノード装置のノードID、IPアドレス及びポート番号を含むノード情報が複数登録されている。情報通信システムSに接続している1台のノード装置は、必要最低限のノード装置のノード情報をルーティングテーブルとして記憶している。各ノード装置間で互いに制御メッセージが転送されることで、ノード情報を記憶していないノード装置についてのノード情報が取得される。また、制御メッセージが、各ノード装置により送受信されることで、情報通信システムSは、ピアツーピア型の情報通信システムとして動作可能である。
なお情報通信システムSへの接続は、情報通信システムSへ接続していないノード装置が、接続している任意のノード装置に対して参加メッセージを送信することによって行われる。参加メッセージは、情報通信システムSへの参加要求を示すメッセージである。情報通信システムSへの参加とは、ノード装置が情報通信システムSに接続され、情報通信システムSからコンテンツを取得可能になることである。つまり、オーバーレイネットワークOLに参加するとは、DHTを用いたルーティングテーブルに基づいてオーバーレイネットワークOLを介して他のノードとの間で各種メッセージを送受信できる状態に稼動することをいう。任意のノード装置は、例えば、情報通信システムSに常時接続しているコンタクトノードである。情報通信システムSへ参加するノード装置が、コンタクトノードへ参加メッセージを送信することで、ノード装置は、DHTのルーティングテーブルをコンタクトノードから取得することができる。
[コンテンツ取得動作の概要について]
情報通信システムSにおいては、内容の異なる様々なコンテンツが複数のノード装置に分散して保存される。各コンテンツには、センターサーバSVにより、それぞれコンテンツ名及びコンテンツデータ毎に固有の識別情報であるコンテンツIDが付与されている。各コンテンツのコンテンツ名及びコンテンツID等の属性情報は、コンテンツカタログ情報に記述されている。コンテンツカタログ情報は、センターサーバにより作成されて、全てのノード装置に配信される。また、各コンテンツは、複数のデータに分割されている。この分割されたデータを、「チャンク」という。本実施形態では、属性情報として、公開開始日時と、公開終了日時とが、コンテンツカタログ情報に記述される。センターサーバSVは、所定のタイミングで、センターサーバSVが記憶する公開開始日時が来たか否かを判定する。具体的には、現在の日時を示す情報と、公開開始日時とが一致するコンテンツが決定される。決定されたコンテンツのカタログ情報が、ノード装置に送信される。また、決定されたコンテンツのカタログ情報が、ノード装置から参照可能に設定される。さらに、センターサーバSVは、所定のタイミングで、センターサーバSVが記憶する公開終了日時が来たか否かを判定する。具体的には、現在の日時を示す現在日時情報と、公開終了日時とが一致するコンテンツが決定される。ノード装置が記憶するカタログ情報の中から、決定されたコンテンツを消す指令が、センターサーバSVからノード装置に送信される。また、決定されたコンテンツのカタログ情報が、ノード装置から参照不可能に設定される。本実施形態の公開開始日時は、日付と時刻との両方が含まれているが、これに限定されるものではない。例えば、公開開始日時として、日付だけが用いられても良い。また、公開開始日時として、時刻だけが用いられても良い。また、本実施形態の期間は、所定の第1日時から第2日時までの期間を示す。本実施形態の期間として、所定の第1日付から第2日付までが用いられても良い。また、本実施形態の期間として、所定の第1時刻から第2時刻までが用いられても良い。
本実施形態では、各チャンクは、例えば、ノード装置より、コンテンツを所定のデータサイズで分割することにより生成される。本実施形態では、チャンクの最小データサイズは、2MB(Mega Byte)である。また、チャンクの最大データサイズは、128MBである。ただし、チャンクに分割した結果、一部のチャンクが、2MBよりも小さくなってしまう場合もある。また、チャンクに分割する前のデータサイズがもともと2MBより小さい場合、2MB未満のデータサイズのチャンクとなる場合がある。本実施形態では、コンテンツデータが複数のチャンクに分割されている。本実施形態に記載のように、コンテンツデータが複数のチャンクに分割されなくても良い。分割されていないコンテンツデータが本実施形態に適用されても良い。各チャンクは、複数のノード装置に分散されて保存される。これにより、元となるコンテンツが複数のノード装置に分散して保存されることになる。各チャンクのオリジナルは、センターサーバSVに保存されている。
各チャンクには、それぞれシーケンス番号及びチャンクIDが、ノード装置により付与される。シーケンス番号は、例えば、分割された複数のチャンクを、元となるコンテンツを構成するように並べたときの並び順に相当する。チャンクIDは、チャンク毎に固有の識別情報である。
チャンクIDと、チャンクのハッシュ値とが生成されると、メタ情報ファイルが生成される。メタ情報ファイルは、分割されたチャンクから構成されるコンテンツを検索するための情報である。メタ情報ファイルは、付与されたチャンクIDと、シーケンス番号と、チャンクのハッシュ値とを含む。また、メタ情報ファイルには、分割されたチャンクから構成されるコンテンツのコンテンツIDが付与される。各ノード装置は、あるコンテンツのコンテンツIDを取得すると、メタ情報ファイルを取得する。具体的には、メタ情報ファイルに付与されたコンテンツIDに基づいて、ノード装置はメタ情報ファイルを取得する。ノード装置は、メタ情報ファイルを取得すると、メタ情報ファイルに含まれるチャンクIDを取得する。取得したチャンクIDに基づいて、コンテンツのチャンクが取得される。これにより、コンテンツを構成する各チャンクのチャンクIDを、そのシーケンス番号と対応付けて取得することができる。
なお、本実施形態のチャンクまたはメタ情報ファイルを保存しているノード装置を、「コンテンツ保持ノード」という。また、チャンクまたはメタ情報ファイルの所在は、インデックス情報として、チャンクまたはメタ情報ファイルの所在を管理または記憶しているノード装置により記憶される。以下、チャンクまたはメタ情報ファイルの所在を管理しているノード装置を、「ルートノード」という。インデックス情報は、チャンクまたはメタ情報ファイルを保存したノード装置のノード情報と、チャンクのチャンクIDと等の組を含む。このようなルートノードは、例えば、チャンクIDと最も近いノードIDを有するノードであるように定められる。チャンクIDと最も近いノードIDとは、例えば、IDの上位桁が最も多く一致するノードIDである。
あるノード装置のユーザが、所望のコンテンツを取得したい場合、ノード装置は、所望されたコンテンツを構成する各チャンクを保存するコンテンツ保持ノードをそれぞれ検索する。以下、ユーザによりチャンクの取得を望むノード装置を、「ユーザノード」という。具体的に、ユーザノードは、検索メッセージを送信する。この検索メッセージは、取得を望むコンテンツのコンテンツID及びユーザノードのノード情報を含む。この検索メッセージが、ユーザノードが記憶するDHTのルーティングテーブルに従って、他のノード装置に対して送信される。つまり、ユーザノードは、検索メッセージを、ルートノードに向けて送信する。これにより、検索メッセージは、コンテンツIDをキーとするDHTルーティングによって最終的にルートノードに到着することになる。なお、DHTルーティングについては、特開2006−197400号公報等で公知であるので、詳しい説明を省略する。
検索メッセージを受信したルートノードは、検索メッセージに含まれるコンテンツIDに対応するインデックス情報をインデックス情報キャッシュから1または複数取得する。取得されたインデックス情報は、ユーザノードのノード情報に基づいて、検索メッセージの送信元であるユーザノードに対して返信される。こうしてインデックス情報を取得したユーザノードは、インデックス情報に基づいてコンテンツIDに対応するメタ情報ファイルを取得またはダウンロードする。具体的に、ユーザノードは、インデックス情報に含まれるコンテンツ保持ノードのIPアドレス及びポート番号等に基づいて、コンテンツ要求メッセージをコンテンツ保持ノードに送信する。コンテンツ要求メッセージには、ユーザノードのノード情報、所望するコンテンツのコンテンツIDが含まれている。コンテンツ保持ノードは、コンテンツ要求メッセージを受信すると、コンテンツ要求メッセージに含まれるコンテンツIDに対応するメタ情報ファイルをユーザノードに送信またはアップロードする。一方、所望するメタ情報ファイルを保存するコンテンツ保持ノードが存在しないとき、ユーザノードは、コンテンツ保持ノードのインデックス情報を取得することができない。この場合、ユーザノードは、センターサーバSVからメタ情報ファイルを取得しても良い。
あるいは、ルートノードは、インデックス情報に含まれるIPアドレス等に示されたコンテンツ保持ノードに対してコンテンツ送信要求メッセージを送信する。コンテンツ送信要求メッセージは、コンテンツ要求メッセージの送信元のノード情報を含む。コンテンツ送信要求を受信したコンテンツ保持ノードは、受信したメッセージが含むノード情報が示すユーザノードへ、メタ情報ファイルの送信またはアップロードを開始する。これにより、ユーザノードは、コンテンツ保持ノードからメタ情報ファイルを取得することが可能になる。
そして、ユーザノードは、コンテンツ保持ノードからメタ情報ファイルを取得して保存したとき、メタ情報ファイルを公開する。メタ情報ファイルの公開とは、ユーザノードがコンテンツ保持ノードとしてメタ情報ファイルを保存したことをルートノードへ知らせることをいう。メタ情報ファイルの公開により、公開したコンテンツ保持ノードから、公開されたメタ情報ファイルを他のノード装置が取得可能になる。具体的に、メタ情報ファイルを保存したユーザノードは、パブリッシュメッセージを送信する。パブリッシュメッセージは、メタ情報ファイルのコンテンツID及びメタ情報ファイルを保存したユーザノードのノード情報を含む。パブリッシュメッセージは、ルートノードに向けて送出される。これにより、パブリッシュメッセージは、検索メッセージと同じように、コンテンツIDをキーとするDHTルーティングによってルートノードに到着することになる。ルートノードは、受信したパブリッシュメッセージに含まれるノード情報及びコンテンツIDの組を含むインデックス情報をインデックス情報キャッシュに記憶する。こうして、上記ユーザノードは、新たに、上記メタ情報ファイルを保存するコンテンツ保持ノードとなる。
ユーザノードはメタ情報ファイルを取得すると、取得したメタ情報ファイルが含むチャンクIDに基づいて、チャンク検索メッセージを送信する。チャンク検索メッセージは、チャンクIDユーザノードのノード情報を含む。チャンク検索メッセージは、ユーザノードが記憶するDHTのルーティングテーブルに従って、他のノード装置に対して送信される。つまり、ユーザノードは、チャンク検索メッセージを、チャンクのルートノードに向けて送信する。これにより、チャンク検索メッセージは、チャンクIDをキーとするDHTルーティングによって最終的にチャンクのルートノードに到着することになる。なお、DHTルーティングについては、特開2006−197400号公報等で公知であるので、詳しい説明を省略する。
チャンク検索メッセージを受信したルートノードは、これに含まれるチャンクIDに対応するインデックス情報をインデックス情報キャッシュから1または複数取得する。取得されたインデックス情報は、ユーザノードのノード情報に基づいて、チャンク検索メッセージの送信元であるユーザノードに対して返信される。こうしてインデックス情報を取得したユーザノードは、インデックス情報に基づいてチャンクを取得またはダウンロードする。具体的に、ユーザノードは、インデックス情報に含まれるコンテンツ保持ノードのIPアドレス及びポート番号等に基づいて、チャンク要求メッセージをコンテンツ保持ノードに送信する。チャンク要求メッセージには、ユーザノードのノード情報及び取得を望むチャンクのチャンクIDが含まれている。チャンク要求メッセージを受信したコンテンツ保持ノードは、チャンク要求メッセージに含まれるチャンクIDに対応するチャンクをユーザノードに送信またはアップロードする。一方、所望するチャンクを保存するコンテンツ保持ノードが存在しないとき、ユーザノードは、コンテンツ保持ノードのインデックス情報を取得することができない。この場合、ユーザノードは、センターサーバSVからチャンクを取得しても良い。
あるいは、ルートノードは、インデックス情報に含まれるIPアドレス等に示されたコンテンツ保持ノードに対してチャンク送信要求メッセージを送信する。チャンク送信要求メッセージは、チャンク要求メッセージの送信元のノード情報を含む。チャンク送信要求を受信したコンテンツ保持ノードは、受信したメッセージが含むノード情報が示すユーザノードへチャンクの送信またはアップロードを開始する。これにより、ユーザノードは、コンテンツ保持ノードからチャンクを取得することが可能になる。
そして、ユーザノードは、コンテンツ保持ノードからチャンクを取得して保存したとき、チャンクを公開する。チャンクの公開とは、ユーザノードがコンテンツ保持ノードとしてチャンクを保存したことをルートノードへ知らせることをいう。チャンクの公開により、公開したコンテンツ保持ノードから、公開されたチャンクを他のノード装置が取得可能になる。具体的に、チャンクを保存したユーザノードは、パブリッシュメッセージを送信する。パブリッシュメッセージは、チャンクのチャンクID及びチャンクを保存したユーザノードのノード情報を含む。パブリッシュメッセージは、チャンクのルートノードに向けて送出される。これにより、パブリッシュメッセージは、検索メッセージと同じように、チャンクIDをキーとするDHTルーティングによってルートノードに到着することになる。ルートノードは、受信したパブリッシュメッセージに含まれるノード情報及びチャンクIDの組を含むインデックス情報をインデックス情報キャッシュに記憶する。こうして、上記ユーザノードは、新たに、上記チャンクを保存するコンテンツ保持ノードとなる。
[公開終了期限の延長処理について]
次に図2を用いて、本実施形態の公開終了日時延長処理について説明する。図2は、本実施形態の公開終了日時の延長処理の一例を示す概念図である。まず、センターサーバSVが、センターサーバSVが記憶するコンテンツの公開終了日時になったか否かを判定する(図2(1))。具体的には、センターサーバSVが記憶するコンテンツの公開終了日時と、現在日時情報との差が所定の範囲内であるコンテンツが存在するか否かが判定される。なお、現在日時情報は、現在の日時を示す情報である。現在日時情報は、ネットワークを介して他の装置から取得されても良い。また、センターサーバSVのCPUが備えるタイマーにより、計時動作が実行されることで、現在日時情報が決定されても良い。図8は本実施形態の公開期限情報記憶領域の記憶状態を示す概念図である。公開期限情報記憶領域の詳細については、後述する。図8に示すように、各コンテンツIDと対応付けられて、公開開始日時と、公開終了日時とが、公開期限情報記憶領域に記憶される。図8に示す公開終了日時が、図2(1)の判定処理に用いられる。
センターサーバSVにより、センターサーバSVが記憶するコンテンツの公開終了日時と、現在日時情報との差が所定の範囲内であるコンテンツが存在すると判定された場合、判定されたコンテンツのルートノードに、センターサーバSVから延長判定処理の要求が送信される(図2(2))。図2の例では、ノード装置T3−1が、延長判定処理の要求を受信したルートノードであある。
ルートノードは延長判定処理の要求を受信すると、延長判定処理を実行する(図2(3))。具体的には、まず、本実施形態では、各コンテンツのルートノードが、視聴情報を記憶する。視聴情報は、ルートノードが所在を記憶するコンテンツの人気を決定するために使用される。例えば、視聴情報を多く受信すればするほど、人気が有るコンテンツであると決定される。ルートノードは、受信した視聴情報の数をカウントする。具体的には、まず、ユーザノードはコンテンツを取得すると、ルートノードに向けてパブリッシュメッセージを送信する。そして、ユーザノードは、取得したコンテンツを視聴する。コンテンツが視聴されると、ユーザノードは、視聴情報をルートノードに向けて送信する。ルートノードは視聴情報を受信すると、受信した視聴情報の数をカウントする。これにより、ルートノードは、コンテンツの人気を決定するための視聴情報を取得することができる。なお、コンテンツの人気を決定するための情報は、視聴情報に限定されるものではない。例えば、コンテンツのキャッシュ数によりコンテンツの人気が決定されても良い。コンテンツのキャッシュ数は、オーバーレイネットワークOLにより保存されるコンテンツの数を示す。本実施形態では、コンテンツを記憶したノード装置は、パブリッシュメッセージをルートノードに向けて送信する。これにより、ルートノードは、オーバーレイネットワークOLに保存されるコンテンツのキャッシュ数を把握することができる。コンテンツのキャッシュ数が多いほど、人気が有るコンテンツであると決定される。上記処理により決定された視聴情報の数、または、キャッシュ数が所定の数より多いか否かが判定される。所定の数より多いと判定された場合、所定の数より多いと判定されたコンテンツの公開終了日時が延長される。図9は、本実施形態の視聴情報記憶領域に記憶される視聴情報の記憶状態を示す概念図である。視聴情報記憶領域の詳細については、後述する。図9に示すように、各コンテンツIDと対応付けられて、キャッシュ数と、視聴情報の数としての視聴数と、公開開始日時と、公開終了日時と、最終アクセス日時とが視聴情報記憶領域に記憶される。図9に示す視聴数またはキャッシュ数が、図2(3)の判定処理に用いられる。
そして、ルートノードであるノード装置T3−1は、公開終了日時を延長すると判定した場合、センターサーバSVへ延長依頼を送信する(図2(4))。この場合、ルートノードは、延長を依頼するコンテンツIDと、延長する期間とを含む延長依頼をセンターサーバSVへ送信する。そして、センターサーバSVは延長依頼を受信すると、受信した延長期間分だけコンテンツの公開終了日時を延長する。これにより、人気があるコンテンツは、自動でコンテンツの公開終了期限を延長できるため、公開終了日時の延長の手間が低減され、延長を自動で設定することができる。
[公開終了日時の短縮処理について]
次に図3を用いて、本実施形態の公開終了日時の短縮処理について説明する。図3は、本実施形態の公開終了日時の短縮処理の一例を示す概念図である。まず、ルートノードは、定期的に公開終了日時の短縮を依頼すべきコンテンツがあるか否かを確認する。図3では、ルートノードがノード装置T3−1の例を用いて説明する。ルートノードは、ルートノードが所在を記憶するコンテンツの中で、最終アクセス日時と、現在の日時との差が所定以上のコンテンツがあるか否かを判定する。この場合、図9に示す視聴情報記憶領域に記憶された最終アクセス日時が用いられる。最終アクセス日時と、現在の日時との差が所定以上のコンテンツがあると判定された場合、判定されたコンテンツの公開終了日時の短縮が、センターサーバSVに要求される(図3(5))。この要求には、公開終了日時を短縮するコンテンツのコンテンツIDが含まれる。これは、所定の期間アクセスがなかったコンテンツは、人気が無いコンテンツと推定されるためである。このとき、最終アクセス時刻と、現在の時刻との差が大きいコンテンツほど、公開終了日時が短縮される時間が大きくなっても良い。この場合、ルートノードからセンターサーバSVに送信される要求には、コンテンツIDと、公開終了日時が短縮される期間とが含まれても良い。
センターサーバSVは公開終了日時の短縮を依頼されると、公開終了日時の短縮処理を実行する(図3(6))。センターサーバSVは、短縮が依頼されたコンテンツIDに対応するコンテンツを決定する。そして、センターサーバSVは、決定したコンテンツの公開終了日時を所定の期間分だけ短縮する。
本実施形態では、コンテンツの人気に応じて、コンテンツの公開終了日時を延長していたが、これに限定されるものではない。例えば、コンテンツの公開終了日時の延長可否を、ユーザに問い合わせても良い。この場合、最初に、公開終了日時と現在日時との差が所定差以内であるとコンテンツが判定される。そして、所定差以内であると判定されたコンテンツについて、ユーザに、公開終了日時の延長可否について問い合わせる。具体的には、センターサーバSVから、オーバーレイネットワークOLに参加するノード装置へ、延長可否の判定が依頼される。そして、ノード装置は延長可否の判定の依頼を受信すると、延長を希望する、または、延長を希望しない、のいずれかの要求を、センターサーバSVへ送信する。センターサーバSVは,延長を希望する要求を所定数以上受信した場合、コンテンツの公開終了日時を延長する。このとき、延長を希望するユーザの数が多いほど、延長させる期限が長くなるように決定されても良い。
[ノード装置の電気的構成]
次に、図4を参照して、ノード装置の電気的構成ついて説明する。図4は、本実施形態のノード装置の電気的構成を示すブロック図である。図4に示すように、本実施形態のノード装置には、ノード装置を制御するCPU1が備えられている。CPU1には、HDD2とRAM3とデコーダ部4と通信部9とがそれぞれ電気的に接続されている。HDD2、RAM3、などの記憶手段とCPU1とは、ノード装置のコンピュータを構成している。CPU1、HDD2、RAM3、デコーダ部4、及び通信部9はバスを介して相互に接続されている。なお、ノード装置としては、パーソナルコンピュータ、又はSTB(Set Top Box)等を適用可能である。
HDD2は、プログラム記憶領域21と、ルーティングテーブル記憶領域23と、視聴情報記憶領域24と、インデックス情報記憶領域25とを含む。プログラム記憶領域21は、メイン動作処理プログラム記憶領域22を含む。メイン動作処理プログラム記憶領域22は、メイン動作処理プログラムを記憶する。メイン動作処理プログラムは、ノード装置にメイン動作処理を実行させるプログラムである。
ルーティングテーブル記憶領域23は、本実施形態のDHTのルーティングテーブルを記憶する。視聴情報記憶領域24は、本実施形態の視聴情報を記憶する。ノード装置が他のノードから視聴情報を受信した場合、受信した視聴情報が視聴情報記憶領域24に記憶される。視聴情報記憶領域24に記憶された視聴情報に基づいて、視聴情報の数がカウントされる。インデックス情報記憶領域25は、インデックス情報が記憶される。本実施形態では、インデックス情報記憶領域25は、インデックス情報と、インデックス情報が使用された最終アクセス日時とを対応付けて記憶する。なお、本実施形態の視聴情報記憶領域24は、本発明の第2記憶手段の一例である。
なお、ノード装置のメイン動作処理プログラムは、例えば、ネットワークNW上の所定のサーバからダウンロードされるようにしてもよいし、例えば、CD−ROM等の記録媒体に記録されて記録媒体のドライブを介して読み込まれるようにしても良い。
RAM3は、コンテンツデータ一時記憶領域31を含む。コンテンツデータ一時記憶領域31は、オーバーレイネットワークOLで送受信されるコンテンツデータを一時記憶する。通信部9は、ネットワークNWを通じてノード装置または外部装置と情報の通信制御を行う。
ノード装置は、通信部9を介して要求に応じて送信されてきたコンテンツまたはチャンクまたはメタ情報ファイルを受信する受信処理を行う。本実施形態のコンテンツまたはチャンクまたはメタ情報ファイルはパケット化されて送信されるようになっている。各パケットは、通信部9を通じて受信され、RAM3に一時記憶される。このように一時記憶されたコンテンツは、RAM3から読み出されてデコーダ部4と、映像処理部5と、音声処理部7と、ディスプレイ6と、スピーカ8とを通じて再生出力される。或いは、RAM3に記憶されたコンテンツは、RAM3から読み出されてHDD2に記憶されても良い。または、コンテンツデータがRAM3を介さず、直接HDD2に記憶されても良い。その後、ユーザからの操作指示にしたがって、HDD2からコンテンツが読み出される。読み出されたコンテンツは、デコーダ部4と、映像処理部5と、音声処理部7と、ディスプレイ6と、スピーカ8とを通じて再生出力される。これにより、ユーザはコンテンツの視聴を行うことができる。
[センターサーバSVの電気的構成]
次に、図5を参照して、センターサーバSVの電気的構成ついて説明する。図5は、本実施形態のセンターサーバSVの電気的構成を示すブロック図である。図5に示すように、本実施形態のセンターサーバSVには、センターサーバSVを制御するCPU11が備えられている。CPU11には、HDD12とRAM13と通信部19とがそれぞれ電気的に接続されている。HDD12、RAM13、などの記憶手段とCPU11とは、センターサーバSVのコンピュータを構成している。CPU11、HDD12、RAM13及び通信部9はバスを介して相互に接続されている。
HDD12は、プログラム記憶領域121と、公開期限情報記憶領域123と、コンテンツデータ記憶領域124とを含む。プログラム記憶領域121は、メイン動作処理プログラム記憶領域122を含む。メイン動作処理プログラム記憶領域122は、センターサーバSVのメイン動作処理プログラムを記憶する。センターサーバSVのメイン動作処理プログラムは、センターサーバSVにメイン動作処理を実行させるプログラムである。
公開期限情報記憶領域123は、公開期限情報を記憶する。本実施形態では、公開期限情報は、公開開始日時と、公開終了日時とを含む。公開期限情報が含む公開終了日時に基づいて、公開終了時期の延長処理または短縮処理が実行される。コンテンツデータ記憶領域124は、オーバーレイネットワークOLに公開されるコンテンツのオリジナルを記憶する。本実施形態の公開期限情報記憶領域123は、本発明の第1記憶手段の一例である。なお、公開期限情報は、ネットワークに接続される別の装置から取得されても良い。
なお、センターサーバSVのメイン動作処理プログラムは、例えば、ネットワークNW上の所定のサーバからダウンロードされるようにしてもよいし、例えば、CD−ROM等の記録媒体に記録されて記録媒体のドライブを介して読み込まれるようにしても良い。
通信部19は、ネットワークNWを通じてノード装置または外部装置と情報の通信制御を行う。
[ノード装置のメイン動作]
以上説明した構成からなる本実施形態のノード装置の動作及び作用について、添付図面を参照して説明する。まず、ノード装置の動作及び作用について、添付図面を参照して説明する。図6は、ノード装置におけるメイン動作の処理手順を示すフローチャートである。ノード装置のメイン動作は、電源またはコンセントを介して商用電源などの外部電源とノード装置とが接続されたことにより、遂行される。以下に示す処理は、CPU1により処理される。なお、本実施形態のノード装置は、本発明の第2情報処理装置の一例である。なお、本発明の第2情報処理装置として、オーバーレイネットワークに参加するノード装置以外の装置が用いられても良い。この場合、ネットワークに接続されているノード装置であれば、本発明の第2情報処理装置として用いられれば良い。
ステップS101では、検索メッセージが受信されたか否かが判定される。検索メッセージが受信されたと判定された場合(ステップS101:YES)、ステップS102が実行される。検索メッセージが受信されたと判定されなかった場合(ステップS101:NO)、ステップS103が実行される。
ステップS102では、検索メッセージの送信元のノード装置へ、インデックス情報記憶領域25に記憶されたインデックス情報が送信される。
ステップS103では、視聴情報が受信されたか否かが判定される。視聴情報を受信したと判定された場合(ステップS103:YES)、ステップS104が実行される。視聴情報を受信したと判定されなかった場合(ステップS103:NO)、ステップS105が実行される。
ステップS104では、ステップS103で受信した視聴情報が、視聴情報記憶領域24に記憶される。そして、視聴情報記憶領域24に記憶された視聴情報に基づいて、各コンテンツの視聴数情報がカウントされる。
ステップS105では、延長要求が受信されたか否かが判定される。延長要求が受信されたと判定された場合(ステップS105:YES)、ステップS106が実行される。延長要求が受信されたと判定されなかった場合(ステップS105:NO)、ステップS109が実行される。
ステップS106では、ステップS105で受信されたコンテンツIDに対応するコンテンツの人気が所定以上であるか否かがされる。そして、決定されたコンテンツの視聴情報の数が、所定数以上であるか否かが判定される。具体的には、具体的には、ステップS105で受信されたカウントされた視聴情報の数が所定数以上であるか否かが判定される。また、コンテンツのキャッシュ数が所定数以上であるか否かが判定される。コンテンツの人気が所定以上であると判定された場合(ステップS106:YES)、ステップS107が実行される。コンテンツの人気が所定以上であると判定されなかった場合(ステップS106:NO)、ステップS122が実行される。本実施形態のコンピュータとステップS106とは、本発明の第2判定手段の一例である。また、本実施形態のステップS106は、本発明の第2判定ステップの一例である。
ステップS107では、延長期間決定処理が実行される。具体的には、ステップS105で受信した延長要求が含むコンテンツIDの延長期間が決定される。本実施形態では、コンテンツの視聴情報の数が多いほど、延長期間が長く決定される。また、コンテンツのキャッシュの数が多いほど、延長期間が長く決定される。本実施形態のコンピュータとステップS107とは、本発明の決定手段の一例である。
ステップS108では、ステップS107で決定された延長期間が、センターサーバSVに送信される。本実施形態のコンピュータとステップS108とは、本発明の送信手段の一例である。また、本実施形態のステップS108は、本発明の送信ステップの一例である。
ステップS109では、コンテンツの視聴が要求されたか否かが判定される。具体的には、ノード装置の図示しない入力部等により、ユーザからコンテンツの視聴が要求される。コンテンツの視聴とは、例えば、ユーザが所望のコンテンツIDを決定することである。コンテンツの視聴が要求されたと判定された場合(ステップS109:YES)、ステップS110が実行される。コンテンツの視聴が要求されたと判定されなかった場合(ステップS109:NO)、ステップS118が実行される。
ステップS110では、ルートノードへ向けて検索メッセージが送信される。ステップS109で視聴が要求されたコンテンツIDに基づいて、検索メッセージがルートノードへ向けて送信される。
ステップS111では、インデックス情報が受信されたか否かが判定される。ステップS111では、ステップS110で送信した検索メッセージに含まれるコンテンツIDのインデックス情報が受信されたか否かが判定される。インデックス情報が受信されたと判定された場合(ステップS111:YES)、ステップS112が実行される。インデックス情報が受信されたと判定されなかった場合(ステップS111:NO)、再度ステップS111が実行される。
ステップS112では、ステップS111で受信したインデックス情報に基づいて、コンテンツ要求メッセージが送信される。具体的には、ステップS112では、メタ情報ファイルに対するコンテンツ要求メッセージが送信される。
ステップS113では、コンテンツが受信されたか否かが判定される。本実施形態では、特に、コンテンツとしてメタ情報ファイルが受信された否かが判定される。コンテンツが受信されたと判定された場合(ステップS113:YES)、ステップS114が実行される。コンテンツが受信されたと判定されなかった場合(ステップS113:NO)、ステップS113が繰り返し実行される。
ステップS114では、チャンク取得処理が実行される。ステップS113で受信されたメタ情報ファイルに基づいて、チャンク取得処理が実行される。メタ情報ファイルが含むチャンクIDに従って、チャンク要求メッセージが送信され、チャンクが取得される。
ステップS115では、ステップS113受信したメタ情報ファイルと、ステップS114で取得したチャンクが、公開される。ステップS113受信したメタ情報ファイルと、ステップS114で取得したチャンクとのパブリッシュメッセージが、夫々のルートノードに向けて送信される。
ステップS116では、ステップS114で取得されたチャンクに基づいて、コンテンツが、ノード装置のユーザにより視聴される。
ステップS117では、ステップS116でコンテンツが視聴されたことに基づいて、視聴情報が視聴されたコンテンツのルートノードへ向けて送信される。具体的には、視聴されたコンテンツのコンテンツIDを含む視聴情報が、ルートノードへ向けて送信される。
ステップS118では、所定の確認タイミングであるか否かが判定される。例えば、前回ステップS118で確認タイミングが実行されてから、所定の期間経過したか否かが判定される。この場合、前回確認タイミングが訪れたときの日時を示す情報がRAM3の所定の記憶領域に一時記憶される。RAM3に記憶された日時を示す情報と、現在の日時との差が所定以上であるか否かが判定されることで、所定の確認タイミングであるか否かが判定される。所定の確認タイミングであると判定された場合(ステップS118:YES)、ステップS119が実行される。所定の確認タイミングであると判定されなかった場合(ステップS118:NO)、ステップS122が実行される。
ステップS119では、現在の日時と最終アクセス日時との差が所定以上のコンテンツがあるか否かが判定される。具体的には、インデックス情報記憶領域25に記憶された最終アクセス日時と、現在の日時とに基づいて、現在の日時と最終アクセス日時との差が所定以上のコンテンツがあるか否かが判定される。現在の日時と最終アクセス日時との差が所定以上のコンテンツがあると判定された場合(ステップS119:YES)、ステップS120が実行される。現在の日時と最終アクセス日時との差が所定以上のコンテンツがあると判定されなかった場合(ステップS119:NO)、ステップS122が実行される。
ステップS120では、ステップS119で判定されたコンテンツが、公開終了日時を短縮するコンテンツであると決定される。
ステップS121では、ステップS120で決定されたコンテンツの公開終了日時の短縮がセンターサーバSVに要求される。具体的には、ステップS120で決定されたコンテンツのコンテンツIDがセンターサーバSVに送信される。さらに、ステップS121では、公開終了日時の短縮期間もセンターサーバSVに送信されても良い。
ステップS122では、電源がオフされたか否かが判定される。電源がオフされたと判定された場合(ステップS122:YES)、ノード装置におけるメイン動作は終了される。電源がオフされたと判定されなかった場合(ステップS122:NO)、ステップS101が再度実行される。
[センターサーバSVのメイン動作]
以下、図7を参照して本実施形態のセンターサーバSVの動作及び作用について説明する。図7は、センターサーバSVにおけるメイン動作の処理手順を示すフローチャートである。センターサーバSVのメイン動作は、電源またはコンセントを介して商用電源などの外部電源とノード装置とが接続されたことにより、遂行される。以下に示す処理は、CPU11により処理される。なお、本実施形態のセンターサーバSVは、本発明の第1情報処理装置の一例である。なお、本発明の第1情報処理装置として、センターサーバSV以外の装置が用いられても良い。この場合、オーバーレイネットワークに接続されているノード装置が、本発明の第1情報処理装置として用いられても良い。
ステップS201では、コンテンツが投入されたか否かが判定される。コンテンツが投入されたと判定された場合(ステップS201:YES)、ステップS202が実行される。コンテンツが投入されたと判定されなかった場合(ステップS201:NO)、ステップS203が実行される。
ステップS202では、投入処理が実行される。まず、投入されたコンテンツが、コンテンツデータ記憶領域124に記憶される。次に本実施形態では、投入処理として、コンテンツIDの付与、メタ情報ファイルの生成、チャンクへの分割、チャンクIDの付与等が実行される。
ステップS203では、現在の日時が取得される。CPU11に備えられた図示しないタイマーにより計時動作が行われても良い。また、ネットワークを介して、他の装置から現在の日時が取得されても良い。本実施形態のコンピュータと、ステップS203とは、本発明の取得手段の一例である。また、本実施形態のステップS203は、本発明の取得ステップの一例である。
ステップS204では、所定の確認タイミングであるか否かが判定される。例えば、前回確認タイミングが実行されてから、所定の期間経過したか否かが判定される。この場合、前回確認タイミングが訪れたときの日時を示す情報がRAM3の所定の記憶領域に一時記憶される。RAM3に記憶された日時を示す情報と、ステップS203で取得された現在の日時との差が所定以上であるか否かが判定されることで、所定の確認タイミングであるか否かが判定される。所定の確認タイミングであると判定された場合(ステップS204:YES)、ステップS205が実行される。所定の確認タイミングであると判定されなかった場合(ステップS204:NO)、ステップS210が実行される。
ステップS205では、現在の日時と公開終了日時との差が所定の範囲以内であるコンテンツがあるか否かが判定される。具体的には、公開期限情報記憶領域123に記憶された公開終了日時と、現在の日時とに基づいて、現在の日時と公開終了日時との差が所定の範囲以内であるコンテンツがあるか否かが判定される。現在の日時と公開終了日時との差が所定の範囲以内であるコンテンツがあると判定された場合(ステップS205:YES)、ステップS206が実行される。現在の日時と公開終了日時との差が所定の範囲以内であるコンテンツがあると判定されなかった場合(ステップS205:NO)、ステップS210が実行される。本実施形態のコンピュータとステップS205とは、本発明の第1判定手段の一例である。また、本実施形態のステップS205は、本発明の第1判定ステップの一例である。
ステップS206では、ステップS205で所定の範囲以内であると判定されたコンテンツの延長判定が、ルートノードへ要求される。具体的には、ステップS205で所定の範囲以内であると判定されたコンテンツのコンテンツIDが、ルートノードに向けて送信される。なお、ステップS206で延長判定がルートノードへ要求された時刻が、RAM13に一時記憶される。本実施形態のコンピュータとステップS206とは、本発明の要求手段の一例である。また、本実施形態のステップS206は、本発明の要求ステップの一例である。
ステップS207では、延長判定の結果が受信されたか否かが判定される。ステップS207では、図6のステップS108で送信された延長期間が、延長判定の結果として受信される。延長判定の結果が受信されたと判定された場合(ステップS207:YES)、ステップS208が実行される。延長判定の結果が受信されたと判定されなかった場合(ステップS207:NO)、ステップS209が実行される。
ステップS208では、ステップS207で受信した延長期間に基づいて、公開終了日時が延長される。延長された公開終了日時は、再度、公開期限情報記憶領域123に記憶される。そして、公開終了日時が延長されたことを示す情報が、オーバーレイネットワークOLに参加するノード装置へ向けて送信される。本実施形態のコンピュータとステップS208とは、本発明の制御手段の一例である。また、本実施形態のステップS208は、本発明の制御ステップの一例である。
ステップS209では、ステップS206で延長判定を要求してから所定の期間が経過したか否かが判定される。ステップS206でRAM13に一時記憶した日時と、現在の日時との差が所定以上になったか否かが判定されることにより、所定の期間が経過したか否かが判定される。ステップS206で延長判定を要求してから所定の期間が経過したと判定された場合(ステップS209:YES)、ステップS210が実行される。ステップS206で延長判定を要求してから所定の期間が経過したと判定されなかった場合(ステップS209:NO)、ステップS207が実行される。
ステップS210では、公開終了日時短縮の要求が受信されたか否かが判定される。ステップS210で判定される公開終了日時短縮の要求は、ステップS121で送信された要求である。公開終了日時短縮の要求が受信されたと判定された場合(ステップS210:YES)、ステップS211が実行される。公開終了日時短縮の要求が受信されたと判定されなかった場合(ステップS210:NO)、ステップS213が実行される。
ステップS211では、センターサーバSVのHDD12に、所定以上の空き容量があるか否かが判定される。所定以上の空き容量があると判定された場合(ステップS211:YES)、ステップS213が実行される。所定以上の空き容量があると判定されなかった場合(ステップS211:NO)、ステップS212が実行される。
ステップS212では、公開終了日時の短縮処理が実行される。ステップS211で受信された要求が含むコンテンツIDに対応するコンテンツが、公開期限情報記憶領域123の中から決定される。そして、決定されたコンテンツの公開終了日時が、所定の期間分だけ短縮される。なお、最終アクセス日時と、現在の日時との差が大きいコンテンツほど、公開終了日時が短縮される時間が大きくなっても良い。この場合、ステップS121で送信された要求には、短縮期間が含まれている。そして、ステップS210で受信した要求に含む短縮期間分だけ、公開終了日時が短縮される。
ステップS213では、電源がオフされたか否かが判定される。電源がオフされたと判定された場合(ステップS213:YES)、センターサーバSVにおけるメイン動作は終了される。電源がオフされたと判定されなかった場合(ステップS213:NO)、ステップS201が再度実行される。
本実施形態においては、オーバーレイネットワークOLに、DHTのルーティングテーブルを利用したピアツーピアの通信システムが適用されていたが、これに限られるものではない。他のピアツーピアの通信システム、または、オーバーレイネットワークを用いたシステムに、本発明が適用されても良い。例えば、DHT以外のルーティングテーブルが用いられる通信システムまたはピアツーピアの通信システムに本発明が適用されても良い。DHTを利用しないピアツーピアの通信システムとしては、例えば、ハイブリッド型のピアツーピアの通信システムがある。ハイブリッド型のピアツーピアの通信システム、または、ピュア型のピアツーピアの通信システムに本発明が適用されても良い。また、オーバーレイネットワークを用いていない情報通信システムに本発明が適用されても良い。例えば、複数のサーバ装置によりコンテンツが分散保存されるシステムに本発明が適用されても良い。
また、本実施形態のステップS106で、人気が所定以上であるか判定された後に、ステップS119と同様の処理が実行されても良い。この場合、人気が所定以上のコンテンツであって、且つ、現在の日時と最終アクセス日時との差が所定以上のコンテンツであると判定された場合、そのコンテンツについては、コンテンツの公開終了日時を延長しないと決定しても良い。
また、本実施形態では、公開終了日時を延長させるための処理が、センターサーバSVと、ノード装置との両方により実行されていたが、これに限定されるものではない。センターサーバSVが、ノード装置の視聴情報記憶領域24を備えても良い。この場合、センターサーバSV1台により、公開終了日時を延長させるための処理が実行されることになる。そして、ノード装置のステップS105からステップS108までの処理が、センターサーバSVにより実行されることになる。
1 CPU
2 HDD
3 RAM
4 デコーダ部
5 映像処理部
6 ディスプレイ
7 音声処理部
8 スピーカ
9 通信部
11 CPU
12 HDD
13 RAM
19 通信部
21 プログラム記憶領域
22 メイン動作処理プログラム記憶領域
23 ルーティングテーブル記憶領域
24 視聴情報記憶領域
25 インデックス情報記憶領域
31 コンテンツ一時記憶領域
121 プログラム記憶領域
122 メイン動作処理プログラム記憶領域
123 公開期限情報記憶領域
124 コンテンツデータ記憶領域
Tm−n ノード装置
NLm 拠点
NW ネットワーク
FW ファイアウォール
BR ブロードバンドルータ
S 情報通信システム
OL オーバーレイネットワーク
SV センターサーバ

Claims (8)

  1. ネットワークに接続される複数のノード装置により、複数のコンテンツが分散保存される通信システムにおいて、前記通信システムへ投入されるコンテンツを管理する第1情報処理装置を含む通信システムであって、
    前記複数のコンテンツの公開終了日時を示す第1日時情報を記憶する第1記憶手段と、
    現在の日時を示す第2日時情報を取得する取得手段と、
    前記第1日時情報が示す公開終了日時と、前記第2日時情報が示す日時との差が所定の範囲内であるコンテンツがあるか否かを判定する第1判定手段と、
    前記第1判定手段により所定の範囲内であると判定されたコンテンツの前記公開終了日時を延長させるかの判定を、ネットワークに接続された所定の第2情報処理装置に要求する要求手段と、
    前記要求手段により判定を要求した結果、前記第2情報処理装置により延長が必要と判定された場合、延長が必要と判定されたコンテンツの公開終了日時を、所定期間延長させる制御手段と、
    を備える前記第1情報処理装置と、
    前記複数のコンテンツについての人気度合いを示す人気情報を記憶する第2記憶手段と、
    前記第2取得手段により取得された前記人気情報に基づいて、前記第1判定手段により判定されたコンテンツの人気度合いが所定以上であるかを、前記要求手段の要求に従って判定する第2判定手段と、
    前記第2判定手段により人気度合いが所定以上であると判定された場合、前記要求手段により要求されたコンテンツの前記公開終了日時の延長する旨を、前記第1情報処理装置へ送信する送信手段と、
    を備える第2情報処理装置と、
    を備えることを特徴とする通信システム。
  2. 前記第2情報処理装置は、
    前記第2判定手段によりコンテンツの人気度合いが所定以上であると判定されたコンテンツの人気度合いが高いほど、公開終了日時を延長させる延長期間を長く決定する決定手段を備え、
    前記送信手段は、前記決定手段により決定された前記延長期間を、前記第1情報処理装置へ送信することを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記通信システムは、前記第1日時情報を含むコンテンツの属性情報を、前記複数のノード装置に分散保存させ、
    前記制御手段は、コンテンツの公開終了日時を所定期間延長させる指示を、前記複数のノード装置の中で、少なくともいずれか1つのノード装置に送信することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の通信システム。
  4. 前記第2記憶手段は、前記複数のコンテンツがアクセスされた最終日時を示す第3日時情報と、前記第3日時情報に対応するコンテンツの前記人気情報とを対応付けて記憶し、
    前記情報処理装置は、
    前記第2日時情報が示す日時と、前記第3日時情報が示す日時との差が所定期間以上であるかを判定する第3判定手段を備え、
    前記第3判定手段により、前記第2日時情報が示す日時と、前記第3日時情報が示す日時との差が所定期間以上であると判定された場合、前記制御手段はコンテンツの公開終了日時を延長しないことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  5. 前記第2記憶手段は、前記人気情報として、前記複数のノード装置により前記複数のコンテンツが保存される数を示す保存数情報を記憶し、
    前記第2判定手段は、前記第2記憶手段により記憶された前記保存数情報に基づいて、前記第1判定手段により判定されたコンテンツの保存数が所定以上であるかを判定し、
    前記制御手段は、前記第2判定手段によりコンテンツの保存数が所定以上であると判定された場合、前記決定されたコンテンツの公開終了日時を、所定期間延長させることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  6. ネットワークに接続される複数のノード装置により、複数のコンテンツが分散保存される通信システムにおいて、前記通信システムは、前記複数のコンテンツの公開終了日時を示す第1日時情報を取得する第1記憶手段を備える第1情報処理装置と、前記複数のコンテンツについての人気度合いを示す人気情報を記憶する第2記憶手段を備える第2情報処理装置とを備え、
    前記通信システムへ投入されるコンテンツを管理する管理方法であって、
    現在の日時を示す第2日時情報を、前記第1情報処理装置が取得する取得ステップと、
    前記第1記憶手段に記憶された前記第1日時情報が示す公開終了日時と、前記第2日時情報が示す日時との差が所定の範囲内であるコンテンツがあるか否かを、前記第1情報処理装置が判定する第1判定ステップと、
    前記第1判定ステップにより所定の範囲内であると判定されたコンテンツの前記公開終了日時を延長させるか否かの判定を、ネットワークに接続された所定の第2情報処理装置に、前記第1情報処理装置が要求する要求ステップと、
    前記第2記憶手段に記憶された前記人気情報に基づいて、前記第1判定ステップにより判定されたコンテンツの人気度合いが所定以上であるかを、前記要求ステップの要求に従って前記第2情報処理装置が判定する第2判定ステップと、
    前記第2判定ステップにより人気度合いが所定以上であると判定された場合、前記要求ステップにより要求されたコンテンツの前記公開終了日時の延長する旨を、前記第1情報処理装置へ、前記第2情報処理装置が送信する送信ステップと、
    前記送信ステップにより送信された前記公開終了日時の延長する旨を、第1情報処理装置が受信する受信ステップと、
    前記受信ステップにより、前記第1情報処理装置が、前記公開終了日時の延長する旨を受信した場合、延長が必要と判定されたコンテンツの公開終了日時を、前記第1情報処理装置が所定期間延長させる制御ステップと、
    を含む管理方法。
  7. ネットワークに接続される複数のノード装置により、複数のコンテンツが分散保存される通信システムにおいて、前記通信システムへ投入されるコンテンツを管理し、
    前記複数のコンテンツの公開終了日時を示す第1日時情報を記憶する第1記憶手段と、前記複数のコンテンツについての人気度合いを示す人気情報を記憶する第2記憶手段と、を備える第1情報処理装置のコンピュータに、
    現在の日時を示す第2日時情報を取得する取得ステップと、
    前記第1記憶手段に記憶された前記第1日時情報が示す公開終了日時と、前記第2日時情報が示す日時との差が所定の範囲内であるコンテンツがあるか否かを判定する第1判定ステップと、
    前記第2記憶手段に記憶された前記人気情報に基づいて、前記第1判定ステップにより判定されたコンテンツの人気度合いが所定以上であるかを判定する第2判定ステップと、
    前記第2判定ステップによりコンテンツの人気度合いが所定以上であると判定された場合、人気度合いが所定以上であると判定されたコンテンツの公開終了日時を、所定期間延長させる制御ステップと、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
  8. ネットワークに接続される複数のノード装置により、複数のコンテンツが分散保存される通信システムにおいて、前記通信システムへ投入されるコンテンツを管理し、
    前記複数のコンテンツの公開終了日時を示す第1日時情報を記憶する第1記憶手段と、前記複数のコンテンツについての人気度合いを示す人気情報を記憶する第2記憶手段と、を備える情報処理装置であって、
    現在の日時を示す第2日時情報を取得する取得手段と、
    前記第1記憶手段に記憶された前記第1日時情報が示す公開終了日時と、前記第2日時情報が示す日時との差が所定の範囲内であるコンテンツがあるか否かを判定する第1判定手段と、
    前記第2記憶手段により記憶された前記人気情報に基づいて、前記第1判定手段によりされたコンテンツの人気度合いが所定以上であるかを判定する第2判定手段と、
    前記第2判定手段によりコンテンツの人気度合いが所定以上であると判定された場合、人気度合いが所定以上であると判定されたコンテンツの公開終了日時を、所定期間延長させる制御手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
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JP2014203142A (ja) * 2013-04-02 2014-10-27 株式会社アイティーフィット 情報利用システム

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