JP5426895B2 - 車両用ラジエータユニット - Google Patents

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Description

本発明は、冷却ファンに設けられている送風羽根を可動自在とし、冷却ファンの動作に連動して開閉動作させるようにした車両用ラジエータユニットに関する。
周知のように、エンジン温度をほぼ一定に保持する冷却水が循環する冷却系は、冷却水主通路と、この冷却水主通路をバイパスする冷却水副通路とを有している。冷却水主通路には、エンジン前部に配設されているラジエータが連通されており、冷却水主通路を循環する冷却水はラジエータを流通する際に、このラジエータを通過する外気にて冷却される。又、エンジンが冷えた状態では、冷却水主通路を遮断し、殆どの冷却水を冷却水副通路を経て循環させることでエンジンの過冷を防止している。
しかし、走行時は走行風がラジエータを経てエンジンルーム内に流入するため、この走行風によってエンジンが必要以上に冷却されてしまう。そのため、例えば特許文献1(特開平7−11954号公報)には、ラジエータの後方にアクチュエータを介して電気的に動作するシャッタ機構を配設し、冷却水温が設定温度よりも低い場合は、このシャッタ機構を閉動作させて、ラジエータを通過する走行風を停止させると共に、この走行風のエンジン側への流れを阻止する技術が開示されている。
しかし、上述した文献に開示されている技術では、冷却水温をパラメータとしてシャッタ機構を動作させる構造であるため、シャッタ機構を機械的に動作させるリンク機構が必要で、しかもシャッタ機構を動作させる専用のアクチュエータ、及びこのアクチュエータに電力を供給するための電気配線も必要となる。そのため、構造が複雑化し、部品点数の増加により車両コストが高くなるばかりでなく、重量増となってしまう問題がある。
更に、このシャッタ機構を配設するためには、ラジエータと冷却ファンとの間に専用のスペースを確保する必要があるため、相対的にラジエータを車体前部へ移動させなければならず、既存の車両に対しては簡単に取付けることが困難で、汎用性に欠けるという問題もある。
本発明は、上記事情に鑑み、簡単な構造で、製品コストが安く、しかも既存の車両にも簡単に取付けることができて汎用性に優れた車両用ラジエータユニットを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明は、エンジンルーム内の前部に配設されたラジエータと、該ラジエータを通過する外気の流量を制御する冷却ファンとを有し、該冷却ファンに設けられている回転軸の外周に、複数枚の送風羽根が周回状に配設されている車両ラジエータユニットにおいて、前記回転軸に挿通されるハブと外周に形成された外枠とを有して前記ハブと前記外枠との間で前記各送風羽根を前記回転軸の法線方向の軸線を中心に回動自在に支持するサポートフレームと、前記ハブに固設され、前記ハブと前記各送風羽根の内周との一方に形成された溝部に該ハブと該各送風羽根の内周との他方に突設され支持軸を装着した状態で前記溝部を閉塞すると共に、前記サポートフレームに形成されたストッパに前記各送風羽根を押圧させる板状の押えばねとを備え、前記各送風羽根は前記冷却ファンが停止時は前記押えばねに押圧されて閉状態にあり、該冷却ファンの回転により発生する揚力で開状態となることを特徴とする。
本発明によれば、冷却ファンに設けられている送風羽根を可動自在とし、冷却ファンが停止しているときは閉状態を維持するようにし、冷却ファンが回転したときは、この回転により発生する揚力によって開状態となるようにしたので、送風羽根を積極的に開閉動作させる機構が不要となり、簡単な構造で、安い製品コストでの製造が可能となる。又、送風羽根自体を動作させる構造であるため、既存の車両にも送風羽根等を交換するだけで簡単に取付けることができて、高い汎用性を得ることができる。
車両の前部を示す概略断面側面図 ラジエータユニットの断面側面図 ラジエータユニットの分解斜視図 冷却ファンの送風羽根を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は底面図 冷却ファンの要部拡大側面図 冷却ファンの要部斜視図 サポートフレームに送風羽根を1枚配設した状態の図5のVII−VII断面図 図7の要部拡大図 図8のIX矢視図 図8のX-X断面図 (a)はラジエータと冷却ファンの概略平面図、(b)は送風羽根にかかる風圧を示す特性図
以下、図面に基づいて本発明の一実施形態を説明する。図1の符号1は車両のエンジンルームであり、このエンジンルーム1内の前部にフロントグリル2が設けられている。又、このフロントグリル2の上部に、エンジンルーム1の上部を開閉するフロントフード3の先端部が臨まされ、下部にフロントバンパ5が配設されている。
更に、フロントグリル2の後方に、ラジエータユニット6のラジエータパネル7が配設されている。このラジエータパネル7は略矩形枠状に形成されており、上下方向に対設した状態で車幅方向へ延在するアッパフレーム7aとロアフレーム7b、及びこのアッパフレーム7aとロアフレーム7bとの両端部を連結する左右一対のサイドフレーム7cを有している。
尚、図示しないが両サイドフレーム7c間のアッパフレーム7aとロアフレーム7bとがセンタフレームで連結されている。更に、このラジエータパネル7のアッパフレーム7aとロアフレーム7bとの両端が車体フレーム(図示せず)に連結されている。又、フロントグリル2とフロントバンパ5も車体フレームに固設されている。
このラジエータパネル7の後方にラジエータ8が対設されており、このラジエータ8の底面が、ラジエータパネル7のロアフレーム7bから延出されているロアブラケット8aに固定され、上面がアッパフレーム7aにアッパブラケット8bを介して固定されている。このラジエータ8は、ラジエータ8の後方に配設されているエンジン(図示せず)を冷却する冷却水が循環する冷却水通路に設けられており、この冷却水がラジエータ8を通過する際に、エンジンから受熱した熱が放熱されて冷却される。
又、このラジエータ8の後部にシュラウド10の開口端が取付けられている。このシュラウド10はラジエータ8の後方に排風通路を形成するものであり、2つの風洞部10a,10bが横並びに所定間隔を開けて形成されている。この風洞部10a,10bの中央にモータ固定部10cが、各風洞部10a,10bの内周から中心方向に向かって延出する支持フレーム10dを介して固設されている。
この各風洞部10a,10bに、冷却ファン11が各々収容されている。この各冷却ファン11は同じ構造であるため、以下においては、1つの冷却ファンのみの構成について説明する。
図3に示すように、冷却ファン11は、ファンモータ12とサポートフレーム13と送風羽根14と押えばねとしての押え板ばね15とナット16とを有している。ファンモータ12は風洞部10a,10bの中央に配設されているモータ固定部10cに固定され、このファンモータ12から突出されている回転軸12aに、サポートフレーム13に設けられているハブ13aの中心に形成された回転軸孔13bが挿通されている。尚、回転軸12aの先端には、ねじが螺設されている。
このサポートフレーム13は、樹脂等を材料とする一体成形品であり、外周にリング状の外枠13cが形成され、この外枠13cとハブ13aとが、ハブ13aから外周方向へ放射状で且つ等間隔に延出された複数(本実施形態では5本)の支持フレーム13dを介して連結されている。又、図2に示すように、この外枠13cの外周と風洞部10a,10bの内周との間には所定の隙間が確保されて、サポートフレーム13の回転が許容されている。
又、このサポートフレーム13のハブ13aと外枠13cとの間に、複数枚(本実施形態では5枚)の送風羽根14が等間隔に周回状に配設されている。各送風羽根14は同一の扇形状を有しており、この各送風羽根14を風洞部10a,10bの内周に等間隔に配設した場合、この送風羽根14にて風洞部10a,10bが閉塞される。尚、本実施形態による冷却ファン11は、図3に矢印で示すように、正面視で時計回り方向に回転するように設定されており、以下においては、回転方向の端部を先端、反回転方向の端部を後端と称する。
図3に示すように、各送風羽根14の内周と外周に円筒状の支持軸14a,14bが突設されている。又、この送風羽根14の先端側に前方へ屈曲された屈曲部14cが形成されている。支持軸14a,14bは、ハブ13aの法線方向の軸線上の同一位置に配置しており、図4(b)に示すように、この両支持軸14a,14bを垂立状態に配設した場合、この支持軸14a,14bは、先端側から全体の幅のおおよそ2/3の位置に設けられている。又、同図(a),(b)に示すように、支持軸14a,14bを境に先端側と後端側との前後方向に段差tが形成されている。この段差tは、送風羽根14の板厚と等しく、従って、先端側の背面と後端側の前面とは同一面となる。
又、ハブ13aと外枠13cとには、この各支持軸14a,14bが係入されて回動自在に支持する溝部13eと孔部13fとが形成されている。図5に示すように、この孔部13fに各送風羽根14の外周に突設されている支持軸14bを装着し、溝部13eに対し、内周に突設されている支持軸14aを装着すると、この送風羽根14は、両支持軸14a,14bを中心に前後方向へ可動自在となる。この溝部13eはハブ13aの前面に開口されており、図9に示すように、その奥行き(図9の上下方向)は支持軸14aの径とほぼ同じに設定されている。従って、支持軸14aを溝部13eに取付けると、その側面がハブ13aの前面とほぼ同じ位置となる。
又、ハブ13aの前面に押え板ばね15が取付けられる。図2、図8に示すように、押え板ばね15は比較的薄い板厚を有した円板状に形成されており、中心にファンモータ12の回転軸12aに装着される止め孔部15aが形成されている。この押え板ばね15の外径がハブ13aの外径と同じか、やや小さく形成されており、その外周に、送風羽根14の配設枚数(本実施形態では5枚)と同じ数だけの押え片15bが等間隔に形成されている。更に、ハブ13aの前面に取付けられた押え板ばね15の止め孔部15aから突出されている回転軸12aにナット16が螺入され、このナット16と回転軸12aの基部との間にハブ13aと押え板ばね15が挟持される。尚、図8に示すように、押え板ばね15は、その押え片15bがサポートフレーム13の支持フレーム13dに対向された状態で固設されている。
次に、このような構成による本実施形態の作用について説明する。ラジエータユニット6は、外部で一体的に組み立てられた後、ラジエータパネル7に取付けられる。従って、先ず、ラジエータユニット6の組み立て手順に付いて説明する。
ラジエータユニット6を組み立てるに際しては、ファンモータ12を、図示しない組み立てテーブルに載置し、回転軸12aを上方へ垂立させる(丁度、図4に示すファンモータ12を時計回り方向へ90°回転させた状態)。次いで、この回転軸12aに、サポートフレーム13のハブ13aの中心に穿設されている回転軸孔13bを挿通する。
その後、このサポートフレーム13に多数枚(本実施形態では5枚)の送風羽根14を取付ける。この各送風羽根14は、ハブ13aと外枠13cとの間に周回状に配設するもので、この各送風羽根14の外周に突設されている支持軸14aを、外枠13cに穿設されている孔部13fに挿通し、内周に突設されている支持軸14bをハブ13aの外周に形成されている溝部13eに装着する。その際、送風羽根14は、図6に示すように、回転方向に屈曲部14cが配設されるようにすると共に、送風羽根14の後端を、隣接する送風羽根14の屈曲部14cの背面に重畳させる。図4(a),(b)に示すように、この送風羽根14の先端側と後端側とには、この送風羽根14の板厚に相当する段差tが形成されているため、各送風羽根14はほぼ平坦な状態で周回状に配設される。
次いで、このハブ13aの回転軸孔13bから突出されている回転軸12aに、押え板ばね15の中心に穿設されている止め孔部15aを挿通し、更に、この止め孔部15aから突出されている回転軸12aの先端に螺設されているねじにナット16を螺入しておく。
そして、回転軸12aの先端にナット16が螺入されている状態で、押え板ばね15を回転させて、押え片15bを、サポートフレーム13の支持フレーム13dに対向させる(図8参照)。次いで、ナット16を本締めして、ハブ13aと押え板ばね15とを固定する。
すると、図6、図11(a)に示すように、押え板ばね15の押え片15bにて、送風羽根14の背面が支持フレーム13dに軽く押し当てられる。図7に示すように、この支持フレーム13dは支持軸14bに対して回転方向(図の時計回り方向)に配設されており、この支持フレーム13dによって先端側の後方への回転は規制される。従って、この支持フレーム13dは、各送風羽根14の閉状態を保持するストッパとしての機能を有している。又、溝部13eの奥行きが、支持軸14aの軸径とほぼ同じに形成されているため、支持軸14aは回動が許容された状態で抜け止めされる。
そして、このようにして組み立てられた冷却ファン11のファンモータ12を、シュラウド10のモータ固定部10cに固定する(図5参照)。すると、サポートフレーム13が、シュラウド10に形成されている風洞部10a,10bに収容される(図2参照)。次いで、このシュラウド10をラジエータ8(図3参照)の背面に取付けてラジエータユニット6を完成させる。
すると、図2に示すように、ラジエータ8の背面がシュラウド10に囲まれ、このラジエータ8の背面に、ラジエータ8を通過する外気が各風洞部10a,10b側へ導かれる風洞路が形成される。そして、図1に示すように、所定に組み立てられたラジエータユニット6を、エンジンルーム1の前部に配設されているラジエータパネル7に対し、ロアフレーム7bとアッパフレーム7aを介して固定し、冷却水ホース等を所定に接続して、冷却系の組立を完了する。
次に、送風羽根14の動作について説明する。暖機運転等、ファンモータ12が回転しておらず、しかも車両が停車している場合、フロントグリル2からラジエータ8を経てシュラウド10側に外気が流れ込まないため、各送風羽根14は、押え板ばね15の外周に突設されている押え片15bとサポートフレーム13に形成されている支持フレーム13dとの間に挟持されている。そのため、シュラウド10の風洞部10a,10bは各送風羽根14にて閉状態が維持される。
一方、長時間のアイドル運転等、停車中のエンジンの冷却水温が高くなり易い状態において、冷却水温が高くなると、ファンモータ12がONし、サポートフレーム13が正面視において時計回りに回転し、同時に、このサポートフレーム13に支持されている各送風羽根14が回転する。すると、送風羽根14の先端側の屈曲部14cの背面と、その背面に臨まされている他方の送風羽根14の後端との間に外気が入り込み、この外気流により送風羽根14の先端側に揚力が発生する。その結果、この送風羽根14は、支持軸14a,1bを中心として屈曲部14c側が前方へ傾斜し、後端側が後方へ傾斜して送風ファンとして機能する。尚、この送風羽根14の前後方向への回動角は、先端に作用する揚力と、この送風羽根14を閉塞方向へ押圧する押え片15bが形成されている押え板ばね15からの付勢力及び送風羽根14が受ける走行風圧とのバランスで決定される。
その結果、各送風羽根14が回転方向に対して斜めに開口し(図11(a)の一点鎖線で示す状態)、フロントグリル2側から外気を吸い込む。すると、冷却ファン11によって吸い込まれる外気は、フロントグリル2を通り、ラジエータ8を通過し、その際、ラジエータ8から放熱される冷却水の熱を吸熱し、昇温した外気を送風羽根14を経て後方へ排出する。
このように、各送風羽根14はファンモータ12の動作に連動して開閉されるため、この送風羽根14を積極的に開閉させる機構が不要となり、構造の簡素化を実現することができる。又、冷却水温が所定に温度まで低下して、ファンモータ12がOFFすると、送風羽根14は、押え片15bを突設する押え板ばね15からの付勢力により初期位置に戻され、風洞部10a、10bを閉塞する。
一方、走行時において、冷却水温が設定温度以上となり、ファンモータ12がONすると、上述と同様、各送風羽根14が押え片15bからの付勢力に抗して、図11(a)に一点鎖線で示すように傾斜し、走行風が吸引される。その結果、ラジエータ8を流通する走行風(外気)の流量が増加し、ラジエータ8内を流通する冷却水が効率よく冷却される。
又、寒冷地走行等において、外気温が低く、冷却水温が設定温度に達しない場合、ファンモータ12はOFF状態にある。その際、送風羽根14にはラジエータ8を通過して暖められ空気が吹き付けられているため、この送風羽根14の支持軸14a,14b等の可動部が凍結し難く、極寒状態であってもファンモータ12が回転した場合には、スムーズに開動作させることが出来る。
更に、この各送風羽根14は、前面に吹き付けられている走行風によって、支持軸14b(14a)を中心として先端側には、図11(a)の反時計回り方向へ回転させようとする風圧がかり、一方、後端側には、同図(a)の時計周り方向へ回転させようとする風圧がかかる。しかし、本実施形態による支持軸14a,14bは先端側から、全体の幅のおおよそ3/2の位置にあるため、図11(b)に示すように、先端側にかかるモーメントが後端側にかかるモーメントよりも大きく、従って、走行風を受けた送風羽根14は、風洞部10a,10bを確実に遮蔽することが出来る。
その結果、冷却水水温が低く、ファンモータ12がOFFの状態では、ラジエータ8後方のシュラウド10によって形成される風洞路が閉鎖されるため、ラジエータ8を通過する走行風(外気)量が制限され、冷却水の過冷を有効に防止するばかりでなく、エンジン側へ流れる外気の流量も制限されるため、エンジンの過冷も防止される。
このように、本実施形態によれば、冷却ファン11の動作にて風洞部10a,10bに配設されている各送風羽根14を開閉させるようにしたので、この各送風羽根14を積極的に駆動させるためのアクチュエータやリンク機構、及び制御装置が不要で、構造の簡素化され、製品コストの低減を実現することが出来る。又、送風羽根14自体を動作させるようにしたので、ラジエータ後方にシャッタ機構を特別に設ける必要がなく、従って、シャッタ機構専用のスペースを確保する必要もなく、既存の冷却系に対しても、従来のシュラウドや冷却ファンに代えて、本実施形態のシュラウド10や冷却ファン11を適用することができ、高い汎用性を得ることができる。
更に、組み立てに際しては、電気的な配線やリンク機構の組立てが不要となるため、組立て工数の削減を実現することができる。
尚、本発明は、上述した実施形態に限るものではなく、例えばサポートフレーム13に周回状に配設する送風羽根14の枚数は、4枚未満であっても、6枚以上であっても良い。又、例えばラジエータの前方に空気調和装置のコンデンサが配設されており、コンデンサとラジエータとの間に冷却ファンが介装されているものでは、この冷却ファンに代えて、本実施形態の冷却ファン11を適用することが出来る。更に、冷却ファン11はラジエータの前方に配設されていても良い。又、冷却ファン11はエンジン駆動式であっても良く、この場合、冷却ファン11のON/OFFは電議クラッチにて制御する。
更に、支持軸14aはハブ13aの外周に突設されていても良く、この場合、溝部13eを送風羽根14の内周側に形成する。同様に、支持軸14bは外枠13cの内周に突設されていても良く、この場合、孔部13fを送風羽根14の外周側に形成する。
1…エンジンルーム、
6…ラジエータユニット、
7…ラジエータパネル、
8…ラジエータ、
10…シュラウド、
10a,10b…風洞部、
10c…モータ固定部、
10d,13d…支持フレーム、
11…冷却ファン、
12…ファンモータ、
12a…回転軸、
13…サポートフレーム、
13a…ハブ、
13c…外枠、
13e…溝部、
13f…孔部、
14…送風羽根、
14a,14b…支持軸、
15…押え板ばね、
15b…押え片
t…段差
特開平7−11354号公報

Claims (4)

  1. エンジンルーム内の前部に配設されたラジエータと、該ラジエータを通過する外気の流量を制御する冷却ファンとを有し、該冷却ファンに設けられている回転軸の外周に、複数枚の送風羽根が周回状に配設されている車両ラジエータユニットにおいて、
    前記回転軸に挿通されるハブと外周に形成された外枠とを有して前記ハブと前記外枠との間で前記各送風羽根を前記回転軸の法線方向の軸線を中心に回動自在に支持するサポートフレームと、
    前記ハブに固設され、前記ハブと前記各送風羽根の内周との一方に形成された溝部に該ハブと該各送風羽根の内周との他方に突設され支持軸を装着した状態で前記溝部を閉塞すると共に、前記サポートフレームに形成されたストッパに前記各送風羽根を押圧させる板状の押えばねとを備え、
    前記各送風羽根は前記冷却ファンが停止時は前記押えばねに押圧されて閉状態にあり、該冷却ファンの回転により発生する揚力で開状態となる
    ことを特徴とする車両用ラジエータユニット。
  2. 前記外枠と前記各送風羽根の外周との一方に孔部が形成され、他方に該孔部に支持される支持軸が突設されている
    ことを特徴とする請求項1記載の車両用ラジエータユニット。
  3. 前記冷却ファンが前記ラジエータの後方に配設されている
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の車両用ラジエータユニット。
  4. 前記冷却ファンが前記ラジエータの前方に配設されている
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の車両用ラジエータユニット。
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