JP5425328B1 - 表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】透過型の表示を行う際の表示性能を保ちつつ、反射型の表示も行えるようにする。
【解決手段】表示部10は、光源からの光を透過させる表示体を有する透過表示セル111r,111g,111bと、外光を反射する反射板と表示体とを有する反射表示セル121r,121g,121bとが、透過表示セルに対して反射表示セルの方が少ない割合で配置されてなる。第1の駆動回路は、透過表示セルを駆動する。第2の駆動回路は、反射表示セルを駆動する。
【選択図】図1

Description

本発明は、表示装置に関し、特に、光源からの光を利用した透過表示と、外光の反射光を利用した反射表示の両方を行う技術に関する。
従来、表示装置として、画面背面に配置されたバックライトからの光を透過又は遮断して表示を行う透過型表示装置や、外光を光源としてその反射光を利用して表示を行う反射型表示装置が知られている。透過型表示装置は、彩度が高く、暗い環境下でも画面が見易いという特徴があり、反射型表示装置は、消費電力が少なく、屋外のような明るい環境下でも画面が見易いという特徴がある。
また、透過型表示装置と反射型表示装置の両方の特徴を併せ持つ表示装置として、半透過型表示装置が知られている。半透過型表示装置は、外光のある場所では外光を反射して表示する一方で、暗い場所ではバックライトを用いて表示を行う。例えば特許文献1には、透過型の表示を行う透過表示領域と反射型の表示を行う反射表示領域とが1つの画素内に設けられた半透過型表示装置が記載されている。
特開2009−93115号公報
ところが、1つの画素もしくはセル内に透過表示領域と反射表示領域とを設けることで、透過型と反射型のいずれか一方の表示方式で表示を行う際に使用される画素のサイズが、従来の1/2となってしまう。つまり、表示される画像の画質が落ちてしまう。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、透過型の表示を行う際の表示性能を保ちつつ、反射型の表示も行えるようにすることを目的とする。
本発明の表示装置は、表示部と、第1の駆動回路と、第2の駆動回路とを備える構成とし、各部の構成及び機能を次のようにする。表示部は、光源からの光を透過させる表示体を有する透過表示セルと、外光を反射する反射板と表示体とを有する反射表示セルの表示パネル上の表示面積の割合が、透過表示セルに対して反射表示セルの方が少ない割合となるように、透過表示セルと反射表示セルとが配置されてなる。第1の駆動回路は、第1の駆動周期で透過表示セルを駆動する。第2の駆動回路は、第1の駆動周期よりも遅い第2の駆動周期で反射表示セルを駆動する。また、第1の駆動回路と第2の駆動回路は第2の駆動回路が駆動されていない期間に駆動され、第1の駆動回路には高解像度な第1の映像信号が入力され、第2の駆動回路には、第1の駆動回路に入力される映像信号の解像度よりも低い解像度を有する、第1の映像信号とは異なる第2の映像信号が入力される。さらに、第2の駆動回路は、第1の駆動回路が駆動されていない期間中連続的に反射表示セルを駆動して、第2の映像信号よりなる画像を、当該反射表示セルに表示させる。
本発明の表示装置によれば、透過表示を行う透過部と反射表示を行う反射部とが、セルの単位で設けられる。これにより、透過型と反射型のいずれか一方の表示方式で表示を行う際に使用される画素のサイズが落ちることがなくなる。
本発明によれば、透過型の表示を行う際の表示性能を保ちつつ、反射型の表示も行えるようになる。
本発明の一実施形態例による表示装置の概略構成例を示す図である。 本発明の一実施形態例による表示装置の内部構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施形態例による透過型液晶部の構成例を示す回路図である。 本発明の一実施形態例による反射型液晶部の構成例を示す回路図である。 本発明の一実施形態例による表示パネルの構成例を示す断面図である。 本発明の一実施形態例による表示パネルの製造方法を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態例による表示パネルの1層目と2層目の形成例を示す断面図であり、図7Aは1層目の形成例を示し、図7Bと図7Cは2層目の形成例を示す。 本発明の一実施形態例による表示パネルの3層目4層目の形成例を示す断面図であり、図8Dは3層目の形成例を示し、図8Eと図8Fは4層目の形成例を示す。 本発明の一実施形態例による表示パネルの5層目の形成例を示す断面図である。 本発明の一実施形態例による表示パネルの6層目と7層目の形成例を示す断面図であり、図10Iと図10Jは6層目の形成例を示し、図10Kは7層目の形成例を示す。
本発明の実施形態例に係る表示装置について、図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態における表示装置100の概略構成を示す説明図である。図1の左側には、表示装置100の外観図を示している。表示装置100は、アクティブマトリクス方式で駆動される液晶ディスプレイとして構成され、表示部としての表示パネル10を有する。表示パネル10は、不図示のバックライトを光源として用いて表示を行う透過型液晶部11と、外光の反射光を利用して表示を行う反射型液晶部12とで構成される。
図1の右側には、表示パネル10のうちの3×3画素分の領域の拡大図を示している。図1の右側に示すように、拡大して示した領域の2/3の領域には透過型液晶部11が配置され、残りの1/3の領域には反射型液晶部12が配置されている。
拡大表示された透過型液晶部11内には、透過型の表示を行う透過表示画素P1が6つ配置されている。各透過表示画素P1は、R(赤)のサブピクセルSP1r,G(緑)のサブピクセルSP1g,B(青)のサブピクセルSP1bの、3つのサブピクセルSPよりなる。RのサブピクセルSP1rは、RのカラーフィルタFrが貼り付けられた透過表示セル111rで構成され、GのサブピクセルSP1gは、GのカラーフィルタFgが貼り付けられた透過表示セル111gで構成される。BのサブピクセルSP1bは、BのカラーフィルタFbが貼り付けられた透過表示セル111bで構成される。
反射型液晶部12には、反射型の表示を行う反射表示画素P2が1つ配置されている。反射表示画素P2も、3つのサブピクセルSP2r,SP2g,SP2bよりなる。RのサブピクセルSP2rは、RのカラーフィルタFrが貼り付けられた透過表示セル121rで構成され、GのサブピクセルSP2gは、GのカラーフィルタFgが貼り付けられた透過表示セル121gで構成される。BのサブピクセルSP2bは、BのカラーフィルタFbが貼り付けられた透過表示セル121bで構成される。反射表示画素P2においては、1つのサブピクセルSP2(反射表示セル121)の大きさを、透過型液晶部11のサブピクセルSP1(透過表示セル111)3つ分の大きさとしている。
すなわち、透過表示画素P1が6個に対して、反射表示画素P2が1個の割合で配置されている。この比率は、拡大表示された領域以外の領域においても同様であるものとする。
本実施形態例による表示装置100では、動画像や画像を表示する通常の使用形態においては、不図示のバックライトが点灯され、透過表示画素P1によるバックライトの透過光を用いた表示が行われる。表示装置100の電源がオフされた時など、バックライトの非点灯時には、反射表示画素P2によって、外光の反射光を利用した表示が行われる。図1の左側の画面上に示した幾何学模様は、透過表示画素P1が6個に対して1個設けられた反射表示画素P2によって、外光の反射光を利用して表示されているものである。
このような画像を、バックライトの非点灯時に表示パネル10上に表示させることで、表示装置100の電源がオフにされたときに、画面全面が黒となる状態を回避できる。電源オフ時に表示パネル10の画面全面が黒くなると、ユーザは、部屋の中に大きな黒い壁が出現したような違和感や、圧迫感を感じてしまう。近年では、表示装置100の表示パネル10の大型化が進んでおり、50インチや60インチ等の大きな画面を有する表示装置100が、室内に配置される機会も増えてきている。そして、画面が大きくなるほど、全面黒の画面がユーザに与える圧迫感も大きくなるものと考えられる。
全面が黒色の画面の代わりに、図1の左側に示したような幾何学模様のような画像が画面に表示されることになれば、画面が部屋全体のインテリアに調和するようになる。つまり、表示装置100の画面がインテリアの一部としても機能する。本実施形態例では、このような、外光の反射光を利用して表示する画像(以下、「反射表示画像」と称する)を、所定の時間間隔で切り替えて表示する。
反射表示画像の解像度を、例えば標準解像度であるVGA(640×480画素)とした場合には、その解像度分だけ反射表示画素P2を配置すればよいことになる。表示パネル10の解像度が例えば210万画素である場合には、反射表示画素P2を、画面全体に対して約16%程度、すなわち35万画素程度配置すればよい。画素の配置比率に換算すると、透明表示画素P1が6個に対して、反射表示画素P2が1個の割合となる。
反射表示画像をどのような解像度で表示するかは、例えば表示パネル10の大きさと、最適視聴距離に基づいて決定することができる。最適視聴距離とは、表示画面を視聴する場合に最適とされる視聴距離のことであり、目安として、表示パネル10の画面の高さの約3倍の距離が推奨されている。表示パネル10の大きさが例えば60インチである場合には、最適視聴距離は2〜3mとなる。60インチの表示画面を2〜3m離れた位置から視聴する視聴形態においては、VGA程度の解像度があれば、反射表示画像の画質も所定のレベルを維持できるものと考えられる。
ただし、反射表示画素P2は外光の反射光を光源として利用して表示を行うものであり、反射表示画素P2によって表示される反射表示画像は、照度の低い少ない低輝度領域内で表現される。このような低輝度領域においては、視聴する対象物の明るさの変化がある程度大きくないと、人間は対象物の明るさの変化を知覚することができないことが知られている。この原理は、「ウェーバー・フェヒナーの法則」という経験的法則によって導き出されたものである。「ウェーバー・フェヒナーの法則」とは、人間が知覚する明るさの強度は、刺激として人間の目に届く光の照度の対数に比例するという法則である。
例えば、100cd/mの輝度領域では10cd/mの輝度変化を認識できるのに対して、10cd/mの輝度領域では、輝度変化が3cd/m程度ないと人間はその変化を認識することができない。したがって、低輝度領域を使用して表示を行う反射型液晶部12では、輝度変化が大きい画像を表示する必要がある。そして、輝度変化が大きい画像を表示するためには、反射表示画素P2で表現できる輝度の上限を上げる必要がある。このため、本実施形態例では、外光の反射量の増大を目的として、反射表示画素P2を、透過表示画素P1の3つ分の大きさで構成している。
なお、透過表示画素P1と反射表示画素P2の配置比率や、反射表示画素P2のサイズは、反射表示させる画像の解像度として設定された値の大きさや、反射表示させる画像の図柄や色合い、表示パネル10の解像度等に応じて、任意の比率を設定することが可能である。
このように構成した表示パネル10においては、反射表示画像の表示切り替えを行う間隔としては、1分に1回程度が最適であると考えられる。10秒に1回程度まで切り替え速度を速くすることも可能であるが、その分、表示パネル10の消費電力も増大する。
反射表示画像は、模様がある程度粗く、かつ色度の高い色で表現されたものであることが好ましい。例えば、「デジタル掛け軸」の呼称で表現されるコンテンツを適用することができる。
次に、図2を参照して、表示装置100の内部構成について説明する。図2に示す表示装置100は、表示パネル10を備える。表示パネル10は、前述したように、透過型液晶部11と反射型液晶部12(いずれも図1参照)よりなり、透過型液晶部11の駆動回路(第1の駆動回路)として、透過型液晶信号出力回路21dと、透過型液晶走査回路21sとが設けられている。反射型液晶部12の駆動回路(第2の駆動回路)としては、反射型液晶信号出力回路22dと、反射型液晶走査回路22sとが設けられている。
透過型液晶走査回路21sは、表示パネル10内の各透過表示画素P1(図1参照)に接続される不図示のゲートラインを駆動する。透過型液晶信号出力回路21dには、高解像度映像信号入力部30hから出力された、例えばFull−HD(1920×1080画素)等の高解像度の映像信号が入力される。
反射型液晶走査回路22sは、表示パネル10内の各反射表示画素P2(図1参照)に接続される不図示のゲートラインを駆動する。反射型液晶信号出力回路22dには、標準解像度映像信号入力部30nから出力された、例えばVGA等の標準解像度の映像信号が入力される。
動画像や静止画像を表示する通常の使用形態においては、透過型液晶走査回路21sと透過型液晶信号出力回路21dのみが駆動されることにより、透過型液晶部11内の透過表示画素P1による、バックライトの光を利用した表示が行われる。表示待機時等、バックライトの非点灯時には、反射型液晶走査回路22sと反射型液晶信号出力回路22dのみが駆動されることにより、反射型液晶部12内の反射表示画素P2による、外光の反射光を利用した表示が行われる。
図3は、透過型液晶部11の回路構成を示す図である。図3においては、説明を簡単にするため、サブピクセルSPの1つのみを取り出して表記している。透過型液晶部11内の透過表示画素P1は、画素電極1tと、TFT(Thin Film Transistor)2とを含む。画素電極1tは透明電極として構成され、積層される不図示の液晶層内の液晶分子を駆動する。
画素電極1t内には、絶縁膜3を介してコンデンサ4が設けられている。各TFT2のソース電極はソース線Lsに接続され、ゲート電極はゲート線Lgに接続されている。また、各TFT2のドレイン電極は、各画素電極1t及びコンデンサ4に接続されている。各ソース線Lsは、透過型液晶信号出力回路21dの入力端に接続され、この透過型液晶信号出力回路21dから映像信号が電圧として印加される。各ゲート線Lgは透過型液晶走査回路21sの入力端に接続され、この透過型液晶走査回路21sから走査信号が順次供給される。
透過型液晶信号出力回路21dから各画素電極1tに印加された電圧は、コンデンサ4によって保持され、コンデンサ4の充放電は、スイッチングデバイスとしてのTFT2によってスイッチング制御される。
図4は、反射型液晶部12の回路構成を示す図である。図4において、図3と対応する箇所には同一の符号を付してあり、重複する説明は省略する。図4に示す反射型液晶部12の回路構成において、図3に示した透過型液晶部11の回路構成と異なる点は、反射画素P2の画素電極1rの大きさである。本実施の形態例では、反射表示画素P2の画素電極1rを、透過表示画素P1の3つ分の領域をカバーする大きさとしている。
図5は、表示パネル10の断面構成を示した断面図である。図5の上方が画面の前面側であり、下方が背面側である。図5に示す断面図のx方向は、図1の右側に示した拡大領域のx方向と対応しており、y方向は、拡大領域のz方向に対応する。透過型液晶部11と反射型液晶部12とで、バックライト110と偏光板130と偏光板170と導光板180とは共通のものを使用しているが、その他の構成はそれぞれ別なものを各々独立して使用している。
透過型液晶部11は、バックライト110と、導光板121と、偏光板130と、透過型液晶用透明電極141と、透過型液晶層151と、透過型液晶用透明電極161と、偏光板170と、導光板180とが8層積層されている。1層目のバックライト110は光源と拡散板等よりなり、光を出射する。2層目の導光板121は、透明プラスチック板等よりなり、バックライトからの光を上段の透過型液晶層151に導く。3層目の偏光板130は、導光板121によって導かれたバックライト110の光の中から、垂直方向の成分のみを有する直線偏光を通過させる。
4層目の透過型液晶用透明電極141は、透明導電膜上に、図3に示した画素電極1tとTFT2、ソース線Ls、ゲート線Lgが形成されてなる。5層目の透過型液晶層151は、不図示の2枚のガラス基板の間に、表示体としての液晶が封止されてなる。透過型液晶層151内の液晶分子は、透過型液晶用透明電極141より電圧が印加されることによりその配列方向が変わる。液晶分子の配列方向が変わることで、液晶による光の透過率が変化する。6層目の透過型液晶用透明電極161は、対向電極として構成される。
7層目の偏光板170は、入射される光のうち、バックライト110の照射光のみを通過させる。バックライト110の照射光は、透過型液晶層151を通過することで偏光方向が90度回転されるため、偏光板170は、その偏光方向が90度回転された光のみを通過させる。8層目の導光板180は、偏光板170を通過した光を、画面の前面の方向に導いて外部に出力する。
このように構成した透過型液晶部11が、透過型液晶信号出力回路21d及び透過型液晶走査回路21s(図2,3参照)によって駆動されることにより、透過型液晶層151を通過するバックライト110の光によって、画像が表示される。
反射型液晶部12は、バックライト110と、全反射板122と、偏光板130と、反射型液晶用透明電極142と、反射型液晶層152と、反射型液晶用透明電極162と、偏光板170と、導光板180とが8層積層されている。偏光板130と、偏光板170と、導光板180とは、透過型液晶部11と共通に使用するものであるため、説明は省略する。
全反射板122は、画面の前面側から入射した光を全反射する反射板である。反射型液晶層152は、透過型液晶層151と同一の構成とされる。反射型液晶用透明電極162も、透過型液晶用透明電極161と同様の構成とされるが、前述したように、1画素のサイズが、透過型液晶部11における1画素の3倍の大きさである点のみが異なる。
このように構成した反射型液晶部12が、反射型液晶信号出力回路22d及び反射型液晶走査回路22sによって駆動されることにより、反射型液晶層152を通過する外光の反射光によって、画像が表示される。
続いて、図6〜図10Kを参照して、表示装置100の表示パネル10の製造方法について説明する。図6は、表示パネル10の製造工程を示すフローチャートである。図7A〜図10Kは、図6に示した各製造工程における表示パネル10の構成を示す断面図である。
図6に示す製造工程では、まず、図7Aに示すようにバックライト110を配置する(ステップS1)。そして、図7Bに示すように、透過型液晶部11が形成される領域をマスクして、反射型液晶部12の形成領域に、蒸着によって全反射板122を生成する(ステップS2)。
続いて、図7Cに示すように、全反射板122の形成領域をマスクして、全反射板122の形成領域以外の領域に導光板121を貼り付ける(ステップS3)。そして、図8Dに示すように、導光板121と全反射板122とが形成された領域の全面に、偏光板130を貼り付ける(ステップS4)。次に、図8Eに示すように、透過型液晶部11の領域をマスクした上で、反射型液晶部12の領域に、反射型液晶用透明電極142をパターン形成する(ステップS5)。その後は、図8Fに示すように、反射型液晶用透明電極142の形成領域をマスクして、透過型液晶用透明電極141をパターン形成する(ステップS6)。
次に、図9Gに示すように、透過型液晶用透明電極141の形成領域をマスクして、反射型液晶層152を生成し(ステップS7)、続いて、図9Hに示すように、反射型液晶層152の形成領域をマスクして透過型液晶層151を生成する(ステップS8)。
次に、図10Iに示すように、透過型液晶層151の形成領域をマスクして反射型液晶用透明電極162をパターン形成し(ステップS9)、続いて、図10Jに示すように、反射型液晶用透明電極162の形成領域をマスクして、透過型液晶用透明電極161をパターン形成する(ステップS10)。
次に、図10Kに示すように透過型液晶用透明電極161と反射型液晶用透明電極162が形成された領域の全面に偏光板170を貼り付け(ステップS11)、偏光板170の上に導光板180を貼り付ける(ステップS12)。導光板180が取り付けられた表示パネル10の完成形は、図5に示した通りとなる。
なお、図6に示したフローチャートでは、反射型液晶部12、透過型液晶部11の順に各部材を形成した例を挙げたが、逆の順番で行ってもよい。また、図6に示したフローチャートでは、バックライト110を最初に配置したが、バックライト110を最後に取り付けるようにしてもよい。
上述した本実施形態例によれば、表示装置100のバックライト110の非点灯時に、反射表示画素P2によって反射表示画像が表示される。これにより、表示パネル10の画面が全面黒になってしまうことによる圧迫感をなくすことができる。また、反射表示画像として、洗練された画像や好みの画像を表示パネル10に表示することができるため、表示装置100を、インテリアを向上させるツールの1つとして使用することもできるようになる。
また、上述した実施形態例によれば、透過表示画素Pの個数として、全画面の約85%強程度の個数が確保されるため、通常の視聴形態で表示パネル10に表示される画像の画質も殆ど劣化することがない。
また、上述した実施形態例によれば、反射表示画像の表示中はバックライト110を点灯する必要がないため、消費される電力は各駆動回路の駆動電力のみとなる。これにより、計算上では消費電力を1/10以下に低減できる。
また、上述した実施形態例によれば、表示パネル10全体に占める透過表示画素P1の割合も、反射表示画素P2が設けられた分だけ少なくなる。透過表示画素P1の物理的な個数が減ることで、表示パネル10内に設けられたコンデンサ4の全容量も低減する。これにより、透過表示画素P1による表示を行っている際の液晶駆動用の電力が減るため、結果的に消費電力も低減される。
また、本実施形態例による反射表示画素P2の反射型液晶層152を、例えば酸化物半導体のIGZOを用いて構成すれば、反射表示画素P2による表示を行っている際の消費電力を、完全にゼロにすることができる。
また、本実施形態例によれば、透過型液晶部11を構成する各部材と、反射型液晶部12を構成する各部材を、それぞれ別の工程で生成することが可能となる。そして、それらを組み立てることで、表示装置100を容易に構成できる。例えば、従来の半透過型の表示パネルでは、透過表示を行う透過部と反射表示を行う反射部を1つの画素内に設けられているため、製造工程が複雑となる。また、本実施形態例の反射型液晶用透明電極(画素電極)は、透過型に比べて1つの画素サイズが大きいため、真空蒸着でなくエッチングで形成することも可能となる。本実施形態例によれば、単純な工程かつ低コストで、反射表示画像の表示も行える透過型の表示装置100が提供される。
また、従来の半透過型の表示パネルは、1つの画素内に透過部と反射部とが両方設けられるため、反射電極を形成可能な領域の面積も非常に狭くなる。これにより、台形の形状で形成される反射電極の台形の、下辺に対する上辺の割合が、非常に少なくなる。このため、台形の斜辺の長さも長くなり、その部分で乱反射が起きやすくなる。このような乱反射は画質低下の原因となるが、本実施形態例によれば、反射型液晶用透明電極142は1画素の領域に形成されるため、台形の斜辺の長さも短くなる。したがって、表示パネル10に表示される画像の画質も劣化することがない。
なお、上述した実施形態例では、図5に示したように、透過型液晶用透明電極141と反射型液晶用透明電極142とを、同一の層(第4層)に形成した例を挙げたが、これに限定されるものではない。透過表示画素P1のみが配置された透過型液晶用透明電極141と、反射表示画素P2のみが配置された反射型液晶用透明電極142とを形成し、これらを積層してもよい。透過型液晶用透明電極161と反射型液晶用透明電極162についても同様である。このように製造することで、製造工程をより簡略化することができる。
また、上述した実施形態例では、反射型液晶部12に全反射板122を設けた例を挙げたが、これに限定されるものではない。全反射板122の代わりに、半透過反射板(膜)を設けてもよい。
また、上述した実施形態例では、反射型液晶部12にもバックライト110を設ける例を挙げたが、反射型液晶部12にはバックライト110を設けないようにしてもよい。
また、上述した実施形態例では、反射型液晶部12で反射表示画像を表示する際にはバックライト110を点灯させない例を挙げたが、反射表示画像の表示を行う際にもバックライト110を点灯させてもよい。
また、上述した実施形態例では、液晶の駆動方式としてアクティブマトリクス形式を用いた例を挙げたが、これに限定されるものではない。パッシブマトリクス方式等の他の駆動方式に適用してもよい。
また、上述した実施形態例では、画素を制御するスイッチングデバイスとして、TFT2を用いた例を挙げたが、これに限定されるものではなく、メタルインシュレータメタル(MIM)等の他の素子を用いてもよい。
また、上述した実施形態例では、透過表示画素P1と反射表示画素P2とを液晶で構成した例を挙げたが、これに限定されるものではない。例えば、透過表示画素P1を有機EL(Electro Luminescence)で構成してもよい。また、入射した光を遮断可能な分子の配列を実現可能な素子であれば、反射表示画素P2の表示体として、液晶以外の素子を用いてもよい。
1r,1t…画素電極、2…TFT、3…絶縁膜、4…コンデンサ、10…表示パネル、11…透過型液晶部、12…反射型液晶部、21d…透過型液晶信号出力回路、21s…透過型液晶走査回路、22d…反射型液晶信号出力回路、22s…反射型液晶走査回路、30h…高解像度映像信号入力部、30n…標準解像度映像信号入力部、100…表示装置、110…バックライト、111,111b,111g,111r…透過表示セル、121…導光板、121b,121g,121r…反射表示セル、122…全反射板、130…偏光板、141…透過型液晶用透明電極、142…反射型液晶用透明電極、151…透過型液晶層、152…反射型液晶層、160…偏光板、161…透過型液晶用透明電極、162…反射型液晶用透明電極、170…偏光板、180…導光板

Claims (5)

  1. 光源からの光を透過させる表示体を有する透過表示セルと、外光を反射する反射板と前記表示体とを有する反射表示セルの表示パネル上の表示面積の割合が、前記透過表示セルに対して前記反射表示セルの方が少ない割合となるように、前記透過表示セルと前記反射表示セルとが配置されてなる表示部と、
    前記透過表示セルを第1の駆動周期で駆動する第1の駆動回路と、
    前記反射表示セルを、前記第1の駆動周期よりも遅い第2の駆動周期で駆動する第2の駆動回路とを備え、
    前記第1の駆動回路は前記第2の駆動回路が駆動されていない期間に駆動され、
    前記第1の駆動回路には、高解像度な第1の映像信号が入力され、前記第2の駆動回路には、前記第1の駆動回路に入力される映像信号の解像度よりも低い解像度を有する、前記第1の映像信号とは異なる第2の映像信号が入力され、
    前記第2の駆動回路は、前記第1の駆動回路が駆動されていない期間中連続的に前記反射表示セルを駆動して、前記第2の映像信号よりなる画像を、当該反射表示セルに表示させる
    表示装置。
  2. 前記光源としてのバックライトをさらに備え、
    前記第1の駆動回路は、前記バックライトの点灯時に駆動され、前記第2の駆動回路は、前記バックライトの非点灯時に駆動される
    請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記反射表示セルの大きさは、前記透過表示セルの複数個分の大きさとされる
    請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記反射表示セルが有する反射板は、全反射板である
    請求項3に記載の表示装置。
  5. 前記第2の駆動回路は、前記第の映像信号を前記反射表示セルに静止画像として表示させ、前記反射表示セルに表示させる静止画像を、所定の時間間隔で切り替える
    請求項4に記載の表示装置。
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