JP5425064B2 - 電気コネクタアセンブリおよびその形成方法およびその使用方法 - Google Patents

電気コネクタアセンブリおよびその形成方法およびその使用方法 Download PDF

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Description

関連出願
本願は、2007年7月16日に提出された米国仮特許出願第60/959,753号の利益を主張し、その開示を参照することによって本明細書に組み込む。
本発明の分野
本発明は電気コネクタおよびその使用方法に関し、より詳細には、環境的に保護された電気コネクタおよび環境的に保護された接続部の形成方法に関する。
本発明の背景
マルチタップまたはバスバーコネクタのようなコネクタは、電力を例えば、共通電源供給部から複数の住居建築物または商業建築物に分配するためによく用いられている。バスバーコネクタは、ポリマーカバーに収納される、銅またはアルミニウムで作られた導体部材を一般的に含む。導体部材は複数のケーブル穴を含む。カバーは複数のポートを含み、各々がそれぞれのケーブルを受容し、そのケーブルをケーブル穴のそれぞれの穴に向かわせるように構成されている。ケーブルをそれぞれの穴に取り付けるために、止めねじを各ケーブル穴と連係させ、それによって導体部材と電気的に接触させる。
2つまたはそれより多くのケーブルを電気的に接続するために、上記のようなバスバーアセンブリを用いることができる。供給ケーブルから電力を分配するために、例えば、供給ケーブルを、1つのポートを通してバスバーコネクタに取り付けてよく、また1本もしくはそれより多くの分岐またはタップ回路ケーブルを、他のポートを通してバスバーコネクタに接続してよい。この種類のバスバーコネクタは、必要に応じてケーブルを追加することも、接続部から取り外すこともできる点で非常に便利である。
上記のような電力分配接続部は、一般的に地上のキャビネットまたは地下のボックスに収納される。複数のケーブルは通常地中を通して提供され、(バスバーコネクタを含む)接続部は、キャビネットまたはボックスに取り付けられていないままであり得る(即ち、キャビネット内部で浮いている)。接続部は水分に晒され得、また水中に沈むことさえあり得る。導体部材および導体を露出させたままにする場合、水および環境汚染物質がそこで腐食を引き起こし得る。更に、導体部材をしばしばアルミニウムで作り、水が導体部材の酸化を引き起こし得る。比較的高い電圧(一般的には、120ボルト〜1000ボルト)を用いることによって、そのような酸化が著しく促進し得る。
ケーブルの導体部材および導体部分の水への露出を減らすまたは無くすために、幾つかの既知のバスバーデザインはエラストマーブーツまたはキャップを含む。これらキャップまたはブーツを適切に設置するのは困難または不便であり得、野外では特にそうであり、確実な封止を提供しない可能性がある。米国特許第6,854,996号、米国特許第7,037,128号、米国特許第7,201,596号、および米国特許第7,037,128号には、シーラントを充填した(例えばゲルを充填した)マルチタップバスバーが開示されている。
本発明の要約
本発明の態様によれば、導体と一緒に使用する電気コネクタは、ハウジング、導体部材および流動性シーラントを含む。ハウジングはポートを規定する。ポートは:入口開口部;出口開口部;および入口開口部と出口開口部との間で延在し、かつそれらと連絡している導体通路を含み、その導体通路は、そこを通って導体を受容するように構成されている。ハウジング内に導体部材を配置する。導体通路内にシーラントを配置する。シーラントが、挿入される導体の周囲で封止を提供するように、シーラントを、そこを通って導体部材に到る導体の挿入に適合させる。導体をシーラントの中に挿入する前に、シーラントを正圧に予圧する。
幾つかの態様によれば、導体通路におけるシーラントの内圧が少なくとも0.5PSIであるように、シーラントを正圧に予圧する。
幾つかの態様によれば、シーラントはゲルである。導体をゲルの中に挿入する前に、ゲルをあらかじめ弾性的に伸張させてよい。幾つかの態様では、導体をゲルの中に挿入する前に、ゲルを少なくとも5%だけあらかじめ弾性的に伸張させる。
幾つかの態様によれば、電気コネクタは、導体通路内に配置した圧縮(または圧迫)部材を含み、導体をシーラントの中に挿入する前に、正圧に予圧したシーラントが、圧縮部材に荷重をかける。圧縮部材はリング形状であってよく、かつ圧縮部材通路を規定してよく、導体が圧縮部材通路を通り延在して導体部材に係合するように、電気コネクタを構成する。幾つかの態様において、ハウジングは、圧縮部材を導体通路内に位置決めするレッジを含む。圧縮部材が、導体部材およびレッジによって協働的に導体通路内に取り付けられるように、導体部材をハウジング内に配置してよい。
幾つかの態様によれば、電気コネクタは、導体通路を横断して延在する貫通可能なクロージャー壁を含み、導体をシーラントの中に挿入する前に、正圧に予圧したシーラントが、クロージャー壁に荷重をかける。クロージャー壁は、入口開口部から出口開口部への方向に沿って内側に先細ってよい。
幾つかの態様において、電気コネクタはバスバーコネクタである。ハウジングは第2ポートを規定し、その第2ポートは:第2入口開口部;第2出口開口部;および第2入口開口部と第2出口開口部との間で延在し、かつそれらと連絡している第2導体通路を含んでおり、その導体通路は、そこを通って第2導体を受容するように構成されている。第2流動性シーラントを第2導体通路内に配置し、第2シーラントが、挿入される第2導体の周囲で封止を提供するように、第2シーラントを、そこを通って導体部材に到る第2導体の挿入に適合させる。導体を第2シーラントの中に挿入する前に、第2シーラントを正圧に予圧する。
本発明の方法に関する態様によれば、導体と一緒に使用する電気コネクタを形成する方法は、入口開口部;出口開口部;および入口開口部と出口開口部との間で延在し、かつそれらと連絡している導体通路で、そこを通って導体を受容するように構成した導体通路を含むポートを規定するハウジングを提供することを含む。その方法は:ハウジング内に導体部材を配置すること;導体通路内に流動性シーラントを配置することであって、シーラントが、挿入される導体の周囲で封止を提供するように、シーラントを、そこを通って導体部材に到る導体の挿入に適合させること;および導体をシーラントの中に挿入する前に、シーラントが正圧に予圧されるように、導体通路にてシーラントを正圧に予圧することを更に含む。
幾つかの態様によれば、導体通路にてシーラントを正圧に予圧することは:圧縮部材を導体通路の中に押し込み、シーラントを移動させること;および所定の状態に圧縮部材を保持し、シーラントへの荷重を維持することを含む。
導体通路にてシーラントを正圧に予圧することは、導体通路にてシーラントを少なくとも0.5PSIの内圧まで正圧に予圧することを含んでよい。
幾つかの態様において、シーラントはゲルであり、その方法は、導体をゲルの中に挿入する前に、導体通路にてゲルをあらかじめ弾性的に伸張させることを含む。幾つかの態様によれば、その方法は、導体をゲルの中に挿入する前に、導体通路にてゲルを少なくとも5%あらかじめ弾性的に伸張させることを含む。
幾つかの態様によれば、ハウジングは、導体通路を横切り延在する貫通可能なクロージャー壁を含み、導体通路にてシーラントを正圧に予圧することは、導体をシーラントの中に挿入する前に、シーラントをクロージャー壁に押し付けることを含む。
本発明の更なる方法に関する態様によれば、導体と一緒に電気接続部を形成するための方法は、ハウジング、導体部材および流動性シーラントを含む電気コネクタを提供することを含む。ハウジングはポートを規定し、そのポートは:入口開口部;出口開口部;および入口開口部と出口開口部との間で延在し、かつそれらと連絡している導体通路を含んでおり、その導体通路は、そこを通って導体を受容するように構成されている。ハウジング内に導体部材を配置する。シーラントを導体通路内に配置し、シーラントが、挿入される導体の周囲で封止を提供するように、シーラントを、そこを通って導体部材に到る導体の挿入に適合させる。その方法は、シーラントが導体の周囲に加圧封止を提供するように、導体通路およびそこに配置したシーラントの中を通って導体を挿入することを更に含む。シーラントの中を通して導体を挿入する前に、シーラントに正圧に予圧する。
幾つかの態様によれば、導体通路およびシーラントの中を通って導体を挿入することは、導体がクロージャー壁を貫くことを含み、そのクロージャー壁は、入口開口部と出口開口部との間で導体通路を横断して延在している。
本発明の更なる特徴、利点および詳細は、以下の好ましい態様の図面および詳細な説明を読むことで、当該技術分野の当業者に理解されるはずである。そのような記載は、本発明を単に説明するにすぎない。
図1は、本発明の態様に基づくバスバーアセンブリおよびケーブルを含む、電気接続アセンブリの斜視図である。
図2は、図1のバスバーアセンブリの分解斜視図である。
図3は、図1の線3−3に沿って得られる、図1のバスバーアセンブリの断面図である。
図4は、図3の図面と同じ線に沿って得られる、図1のバスバーアセンブリの断面図である。
図5は、図1のバスバーアセンブリの圧縮部材、前方カバー部材およびシーラントの断面図であって、その圧縮部材は前方カバー部材内にまだ設置されていない断面図。
図6は、図1のバスバーアセンブリの圧縮部材、前方カバー部材およびシーラントの断面図で、その圧縮部材は前方カバー部材内に設置されている断面図。
図7は、図1のバスバーアセンブリの一部を形成している圧縮部材の後方斜視図である。
図8は、図7の圧縮部材の前方斜視図である。
図9は、図7の圧縮部材の上面図である。
図10は、図9の線10−10に沿って得られる、図7の圧縮部材の断面図である。
図11は、本発明の態様に基づく電気接続アセンブリを形成するための方法を示すフローチャートである。
本発明の実施態様の詳細な説明
本発明の実施態様を示す添付図面を参照して、本発明を以下に更に詳しく説明する。図面では、明確にするために、領域または特徴の相対的な寸法が誇張されている可能性がある。しかしながら、本発明を多くの異なる形態で具体化してもよく、本明細書で説明される態様に限定するように解釈すべきでなく;むしろ、本開示が詳細かつ完全であるように、これらの態様は提供され、当該技術分野の当業者に本発明の範囲を十分に伝えるであろう。
要素を別の要素に「結合」または「接続」させると表記する場合、それは他の要素に直接結合もしくは接続した状態であってよく、または介在する要素が存在してもよい。それに対して、要素をもう1つの要素に「直接結合」または「直接接続」させると表記する場合、介在する要素は存在しない。全体を通して、同様の数字は同様の要素を意味する。本明細書で用いる場合、「および/または(もしくは)」なる用語は、1つまたはそれより多くの関連する列挙したアイテムのいずれかおよびすべての組み合わせを含む。
更に、説明を容易にするために、「の下(under)」、「の下方(below)」、「下側(lower)」、「の上方(over)」、「上側(upper)」および同様のもののような、空間的に相対的な関係を示す用語を本明細書に用いてよく、図面に示すような、ある要素または特徴の別の要素または特徴に対する関係を説明する。空間的に相対的な関係を示す用語は、図面に描かれている方向に加え、使用時または稼働時のデバイスの異なる方向を包含するように意図されることが、理解されるだろう。例えば、他の要素または特徴「の下」または「の下方」と記載された要素は、図面のデバイスを反転させる場合、他の要素または特徴「の上方」に方向付けられるだろう。従って、例示的な用語である「の下」は、上および下双方の向きを包含することができる。デバイスを(90度回転させて、あるいは他の幾何学的配置で)別のように方向付けてもよく、それに応じて、本明細書で用いられる空間的に相対的な関係を示す記述子を解釈してよい。
本明細書で用いる専門用語は、特定の態様を説明するためだけのものであって、本発明を限定するように意図されない。本明細書で用いる場合、文脈から他に明確な指示がない限り、単数を意図する表記は、同様に複数を含むように意図される。「含んで成る(有して成る)」および/または「有している(または含んでいる)」なる用語は、本明細書で用いる場合、記載した特徴、整数、段階、操作、要素および/もしくは成分の存在を明記するが、1つもしくはそれより多くの他の特徴、整数、段階、操作、要素、成分および/もしくはそれらの群の存在または追加を排除しないことが、更に理解されるだろう。
特に規定しない限り、本明細書で用いる(技術用語および科学用語を含む)すべての用語は、本発明が属する技術分野の当業者によって通常理解されるものと同じ意味を有する。一般的に用いられている辞書に規定されている用語のような用語は、関連技術および本明細書に照らして、それらの意味と一致する意味を有するものと解釈すべきであり、本明細書であまり明確に規定していない限り、理想的または非常に正式な意味で解釈されないことが、更に理解されよう。
図11を参照して、本発明の態様に基づく方法をそこで図式的に説明する。導体を有して使用する電気コネクタを形成するための方法を提供する。ポートを規定しているハウジングを提供する(ブロック50)。ポートは、入口開口部、出口開口部、および入口開口部と出口開口部との間で延在し、かつそれらと連絡している導体通路を含む。そこを通って導体を受容するように、導体通路は構成されている。ハウジング内に導体部材を配置する(ブロック52)。導体通路内に流動性シーラントを配置する(ブロック54)。シーラントが、挿入される導体の周囲で封止を提供するように、シーラントを、そこを通って導体部材に到る導体の挿入に適合させる。導体をシーラントの中に挿入する前に、シーラントが正圧に予圧されているように、導体通路にてシーラントを正圧に予圧する(ブロック56)。
幾つかの態様では、圧縮部材を導体通路の中に押し込むことによってシーラントを正圧に予圧して、シーラントを移動させ、また圧縮部材を所定の状態に保持して、シーラントに対する荷重を維持する。幾つかの態様では、シーラントはゲルであり、導体をゲルの中に挿入する前に、導体通路にてゲルをあらかじめ弾性的に伸張させる。ハウジングは、導体通路を横断し延在する貫通可能なクロージャー壁を更に含み、その方法は、導体をシーラントの中に挿入する前に、シーラントがクロージャー壁に荷重することを含んでよい。
図1〜図10に関して、本発明の態様に基づく電気コネクタまたはバスバーアセンブリ100をそこに示す。図1および図4に示すように、(電気絶縁シースまたはカバー5Bを更に含む)典型的なケーブル5の導体5Aのような、複数の電気導体を電気的に接続するために、バスバーアセンブリ100を用いることができる。バスバーアセンブリ100は、環境的に保護され、かつ幾つかの態様によれば水密性のコネクタおよび接続部を提供できる。例えば、ケーブルおよびバスバーアセンブリ100の導電性部分が、周囲の水分または同様のものに晒されることを防ぎながら、給電ケーブルおよび1つもしくはそれより多くの分岐またはタップケーブルの導体を電気的に接続するために、バスバーアセンブリ100を用いることができる。
図2を参照し、更に詳細にバスバーアセンブリ100の方を見てみると、バスバーアセンブリ100は、バスバー導体部材110、カバーアセンブリ120、複数の止めねじ102、ポートキャップ104(図1)、およびシーラント160を含む。カバーアセンブリ120は、後方カバー部材130および前方カバー部材140を含む。カバーアセンブリ120は、内側に導体部材110を配置する内部空洞122を規定する。内部空洞122は環境的に保護される。
図示した導体部材110は、3つのケーブル穴または導体穴112を含み、それぞれが前方開口部144を有している。しかしながら、穴112はより多くても、あるいはより少なくてもよい。導体穴112は、導体5Aのような導体を受容する寸法および形状である。3つのねじ穴116は、導体穴112のそれぞれの穴に対して直角に延在し、それらと交差する。導体部材110をいずれの適当な導電性材料で作ってもよい。幾つかの態様では、導体部材110を銅またはアルミニウムで作る。ある態様では、導体部材110をアルミニウムで作る。導体部材110をモールディング、スタンピング、押出加工および/もしくは機械加工によって、またはいずれかの他の適当な方法によって形成してよい。
後方カバー部材130は、本体部分132を含む。横方向に延在しているリブ133(図3)は、本体部分132から内部空洞122に突出する。3つのアクセスポート134が本体部分132に設けられている。しかしながら、アクセスポート134はより多くても、あるいはより少なくてもよい。各アクセスポート134は、内部空洞122と連絡している。周囲フランジ136は本体部分132の周囲に延在している。複数のラッチスロット138がフランジ136内に形成されている。
前方カバー部材140は、本体部分142を含む。3つの導体ポートまたはケーブルポート144が本体部分142に設けられている。図3に示すように、各ポート144は、ケーブル路144Bを規定するケーブルチューブ144Aを含む。ケーブル路144Bは、入口開口部144Cおよび出口開口部144Dと連絡する。ポート144は、より多くても、あるいはより少なくてもよい。
貫通可能なクロージャー壁151は、開口部144Cと144Dとの間で、通路144Bを横切って延在する。クロージャー壁151をチューブ144Aと一体化的に成形してよい。クロージャー壁151は、隙間によって離れていてよい、複数の別個のフィンガー部またはフラップ152を含んでよい。フラップ152は可撓性を有してよい。幾つかの態様によれば、フラップ152は弾性を有してもよい。
幾つかの態様によれば、フラップ152は中心に集まるように配置され、かつ入口開口部144Cから外側開口部144Dへの内向き方向で、内側に向かって先細り、一般的に円錐形状または切頭円錐形状を成す。幾つかの態様によれば、テーパ角は約10度〜60度である。クロージャー壁151は、中心に位置してよいホール152Bを規定する。幾つかの態様によれば、(フラップ152が弛緩状態のとき)ホール152Bの内径D2は、バスバーアセンブリ100を一緒に用いることを意図する1つまたはそれより多くのケーブル(例えばケーブル5)の外径よりも小さい。しかしながら、幾つかの態様によれば、直径D2は、バスバーアセンブリ110を一緒に用いることを意図するケーブルの外径より大きくてもよい。フラップ152の厚さは、半径の内側方向に減少してよい。幾つかの態様によれば、フラップ152の厚さは、半径の内側方向に、約ゼロ〜50パーセント/インチの割合で減少する。
周囲フランジ146は、本体部分142を取り囲み、本体部分142から後方に向かって突出する。複数の返しラッチ突出部148は、フランジ146から後方に向かって延在する。
幾つかの態様によれば、前方カバー部材140を一体的に形成し、かつ後方カバー部材130を一体的に形成する。カバー部材130、140をいずれの適当な電気絶縁材料で作ってもよい。幾つかの態様によれば、カバー部材130、140を、ポリプロピレン、ポリエチレンおよび/または熱可塑性エラストマーのような成形ポリマー材料で作る。幾つかの態様によれば、カバー部材130、140の一方または双方を、ポリカーボネート、透明なポリプロピレン、および/またはメチルペンテンのような半透明物質で作る。カバー部材130、140を難燃性材料で作ってよく、かつそれらは、カバー部材130、140を難燃性にさせる適当な添加剤を含んでよい。
バスバーアセンブリ100は、3つの圧縮部材190を更に含み、各圧縮部材は、ポート144のそれぞれのポートの通路144B内に配置される。図3を参照すると、各圧縮部材190は、通路144B内の出口開口部144Dと隣り合って配置される。圧縮部材190をチューブ144Aの凹所144Eに配置して、レッジ144Fと導体部材110の前方面との間で確実に捕える。追加でまたは代わりに、圧縮部材190を別の方法で通路144B内部に取り付けてよく、例えば、溶接、接着剤、摩擦嵌め、1つもしくは複数の機械式ラッチ、1つもしくはそれより多くの留め具(またはファスナー)または同様のものによる。
各圧縮部材190は、図示するような環状形状またはリング形状であってよい。図7〜図10を参照すると、圧縮部材190は前方端部190A、後方端部190B、内側面192および外側面194を有する。内側面192は通路196を規定する。内側面192は、前方端部190Aから内側に向かって先細り、かつ通路196の切頭円錐形入口部分を規定する、入口部分192Aを有する。内側面192は、シリンダー形主要部分192B、および部分192Aと部分192Bとの間に丸い遷移部分192Cも有する。幾つかの態様によれば、図示するように、内側面192は実質的に平滑である。幾つかの態様によれば、内側面192は、通路194の中央長手軸A−A(図10)に対して約10度〜約60度の角度で先細る。圧縮部材190の外側面194は実質的にシリンダー形状である。凹所197を後方端部190Bと隣り合う圧縮部材内に規定する。凹所197は、部品組立の間、向きを正すための視覚的な手がかりとして、および/または組立装置用の重要な特徴(キー(key)として作用する特徴)として機能してよい。
幾つかの態様によれば、圧縮部材190は実質的に剛体である。幾つかの態様によれば、圧縮部材190は、少なくとも約10,000PSIの曲げ弾性率を有し、また幾つかの態様によれば、少なくとも約100,000PSIの曲げ弾性率を有する。圧縮部材190をいずれかの適当な材料で作ってよい。幾つかの態様によれば、圧縮部材をポリマー材料で作る。幾つかの態様によれば、圧縮部材190をポリプロピレン、ナイロン、および/または他のエンジニアリングプラスチックで作る。
幾つかの態様によれば、図示するように、圧縮部材190は、通路196を横切って延在するいずれのクロージャー壁またはクロージャー膜も有さない。幾つかの態様によれば、通路196の公称直径または最小径D1(図9)は、ポート144に受容されることが意図される最大所定ケーブルの外径より大きい。幾つかの態様によれば、直径D1は、ポート144に受容されることが意図される最大ケーブルの外径より少なくとも2%大きい。幾つかの態様によれば、直径D1は、約1.1インチ〜約0.9インチの範囲である。
シーラント160をカバーアセンブリ120内に配置する。シーラント160の本体シーラント部分164を内部空洞122の前方部分に配置する。シーラント部分164は、カバー部材130とカバー部材140との間で包囲封止を形成するためにフランジ136内に配置される、周囲部分166を含む。幾つかの態様によれば、シーラント160はゲルである。
複数のポートシーラント部分162は、ポート144のそれぞれのポート内に配置されている。幾つかの態様では、図示するように、各ポートシーラント部分162は、クロージャー壁151の内側から圧縮部材190を通って連続的に延在し、シーラント162の部分162Aが、圧縮部材190の出口端部または後方端部190Bを越えて延在する。各ポート144のクロージャー壁151およびケーブルチューブ144Aは、それらの間の封止チャンバーまたは封止領域199を規定する(図3)。シーラント160の対応部分162は、封止領域199内に配置されている。幾つかの態様によれば、シーラント162は封止領域199を実質的に充填する。幾つかの態様によれば、ポートキャップ104は、図6に示すようにクロージャー壁151に実質的に合致する。幾つかの態様によれば、シーラント160はクロージャー壁151のそばを通って出口開口部144Dに向かって延在し、この場合、ポートキャップ104はクロージャー壁151に合致しなくてよい。
3つの止めねじ102の各々を、ねじ穴116のそれぞれの穴にねじで設置する。ねじ102の各々が、例えばドライバーを受容するように構成してよいソケットを含む。アクセスポート134を選択的に覆うために、プラグまたはキャップを設けてもよい。
バスバーアセンブリ100を以下の方法で形成または組み立てることができる。硬化性ゲルのようにシーラント160を硬化させる必要がある場合、シーラントをその場所で硬化させてよい。前方カバー部材140を垂直に向け、本体部分142をポート144の上方にし、これをクロージャー壁151の下方でポートキャップ104によって塞ぐ。液状の硬化していないシーラントを前方カバー部材140の中に供給し、これが、クロージャー壁151の上方でケーブル路144Bを充填し、本体部材142の一部も充填するようにする。次に、シーラント160をその場所で硬化させて、図5に示すような形状を得てよい。
次に、各圧縮部材190を、出口開口部144Dを通ってそのそれぞれの通路144Bの中に押し込む。幾つかの態様によれば、図6に示すように、圧縮部材190がレッジ144Fにもたれて位置するまで、圧縮部材190をその通路144Bの中に押し込む。圧縮部材190の設置は、通路196内を通って部分162Aを押し出させて、シーラント部分162またはその一部を移動させる圧縮荷重を、シーラント部分162にかける。
幾つかの態様によれば、圧縮部材190を完全に取り付けた場合、シーラント部分162の初期体積の少なくとも約5%を移動させ、幾つかの態様によれば、約7%〜15%を移動させる。
幾つかの態様によれば、ケーブルまたは同様のものを挿入する前に、シーラント部分162が、シーラント部分162と圧縮部材190との間の接触面に少なくとも5%、幾つかの態様によれば約7%〜15%の伸張部を有するように、バスバーアセンブリ100を構成する。
圧縮部材190によるシーラント部分162の移動は、シーラント部分162を弾性的に伸張または変形させ、シーラント部分162にて復元力を生じさせる。復元力は、シーラント部分162にて増加した正の内圧を生み、シーラントをカバー部材140および圧縮部材190との接触面を荷重しまたは押し付けさせる。端部キャップ104ならびに/またはクロージャー壁151の構造および形状が、クロージャー壁151の撓みあるいはクロージャー壁151を通り抜けるシーラント部分162の押出を妨げても、制限してもよい。
カバー部材130、カバー部材140を、ラッチスロット138およびラッチ突出部148によって、導体部材110の周囲に接合および連結させる。止めねじ102を、アクセスポート134を通ってねじ穴116に設置する。止めねじ102を、コネクタ部材110内にあらかじめ設置しておいてもよい。幾つかの態様によれば、圧縮部材190を部分的に通路144B内の所定の状態へ押圧し、次に、その圧縮部材190の上に導体部材110を置き、次に、カバー部材130、カバー部材140を係合させる時、そのコネクタ部材110によって、圧縮部材190はそれらの最終的な位置に強制的に押し込まれる。
前記の方法で、圧縮をあらかじめ付与することによって、シーラント部分162を正圧力に予圧する。より詳細には、シーラント部分162を弾性的にあらかじめ伸張させる。封止接続を行なうために、ケーブル5をシーラントに通して挿入するまでおよび挿入後、シーラント部分162の圧縮荷重および弾性伸張を少なくとも部分的に維持する。
コネクタ部材110およびカバー部材130を設置する前に、シーラント(例えばゲル)の粘着性によって、圧縮部材190をシーラント160と接する所定の場所に保持してよい。幾つかの態様によれば、例えば溶接、接着剤、摩擦嵌め、1つもしくは複数の機械式ラッチ、1つもしくは複数の留め具、保持治具および/または同様のもののような、いずれかの適当な方法によって、圧縮部材190を一時的にまたは永久に凹所144Eに取り付けてよい。
幾つかの態様によれば、シーラント部分162の内圧が少なくとも0.5PSI、幾つかの態様によれば、少なくとも1.0PSI、また幾つかの態様によれば、少なくとも5.0PSIであるように、シーラント部分162をあらかじめ伸張させる。
図3および図4に関して、バスバーアセンブリシステム10を以下の方法で用いてよい。図4に示す電気接続アセンブリ101を作るために、バスバーアセンブリ100を用いてよい。接続アセンブリ101は、バスバーアセンブリ100およびケーブル5を含み、すぐ以下に説明する方法で、バスバーアセンブリ100に取り付けられる追加のケーブルを含んでもよい。
止めねじ102を持ち上げた状態にして、(導体5Aの露出部分を有する)ケーブル5の端子端部が入口開口部144C、通路144Aおよび出口開口部144Dを通って導体穴112に挿入されるように、ケーブル5を選択したポート144に挿入する。図4に示すように、ケーブル5は、クロージャー壁151および(シーラント部分162を含む)シーラント160を貫きおよび/または移動させ、圧縮部材通路196を通り抜ける。ケーブル5はクロージャー壁151のフラップを弾性的に撓ませてよい。図示するように、内部空洞122が圧縮性ガス(例えば空気)を含むように、バスバーアセンブリ100を構成してよく、シーラント160が内部空洞122から外側へ相応の移動をすることなくケーブル5を挿入させることを可能にする。
幾つかの態様によれば、ケーブル5が圧縮部材190のいずれの部分も変形させないように、圧縮部材190を十分に硬い材料で構成および形成する。上記のように、通路196の公称直径が、いずれの所望のまたは選択したケーブル5の最大直径も上回るように、圧縮部材190を構成してよい。従って、圧縮部材190は、圧縮部材190とケーブル5との間の干渉を防ぎ得るまたは最小限に抑え得る。
次に、止めねじ102を(例えばドライバーを用いて)回転させてねじ穴116に入れ、導体5Aの露出部分を穴112の対向壁に押し当てる。このようにして、ケーブル5を機械的にバスバーアセンブリ100に取り付けて、あるいはバスバーアセンブリ100内部に捕えさせて、導体部材110に電気的に接続する。1つまたはそれより多くの追加のケーブルを他のポート144を通して挿入し、他の止めねじ102を用いて取り付けてよい。このようにして、そのような他のケーブルをそれによってケーブル5に、かつ導体部材110を介して互いに電気的に接続する。
幾つかの態様によれば、2つまたはそれより多くのケーブルを、ただ1つのポート144内に設置してよい。
バスバーアセンブリ100は、バスバーアセンブリ100およびケーブル5、ならびにポート144内に取り付けたいずれかの追加のケーブルとの間に、確実な(かつ、少なくとも幾つかの態様では水密性の)封止を提供し得る。シーラント160、特にゲルシーラントは、所定の範囲内の種々の寸法のケーブルを収容し得る。設置されるケーブルを有さないポート144をシーラント160によって同様に封止する。
先に説明したように、幾つかの態様によれば、シーラント160はゲルである。本明細書で用いる場合、「ゲル」は、流体エキステンダーによって希釈される固体である物質の種類を意味する。ゲルは、定常状態の流動性を示さない、実質的に希釈したシステムであってよい。Ferryの「ポリマーの粘弾性特性」、第3版、529ページ(J.Wiley&Sons、ニューヨーク1980年)にて議論されているように、ポリマーゲルは、化学結合または晶子または幾つかの他の種類の接合によって連結するかに関わらず、架橋した溶液であってよい。定常状態での流動性の欠如は、固体と同様の特性を意味すると考えてよく、しかし一方で、十分な希釈には、比較的小さい構成要素のゲルを提供することを必要とし得る。一般的に、幾つかの種類の接合によるポリマー鎖の架橋またはポリマーの種々の分枝鎖の連結している置換基の領域の生成によって、物質中に形成された連続的なネットワーク構造によって、固体の特質を達成してよい。架橋箇所がゲルの使用条件で維持され得る限り、架橋は物理的架橋も、化学的架橋もあり得る。
本発明で用いるゲルは、シリコーン(有機ポリシロキサン)ゲルであってよく、例えば、Debbautによる米国特許第4,634,207号(以下で「Debbaut‘207」と記す);Caminらによる米国特許第4,680,233号;Dubrowらによる米国特許第4,777,063号;およびDubrowらによる米国特許第5,079,300号(以下で「Dubrow‘300」と記す)にて教示されている流動性拡張システムのようなもので、その各開示を参照することによって本明細書に組み込む。これら流動性拡張シリコーンゲルを、先に列挙した特許における非反応性の流体エキステンダーまたは過剰の反応性液体、例えば、ビニル−リッチシリコーン流体によって調製してよく、その反応性液体はエキステンダーのように作用し、ミシガン州の、ミッドランドのDow−Corningから購入可能な製品であるSylgard(登録商標)527に例示されるようなもの、あるいはNelsonによる米国特許第3,020,260号に開示されるようなものである。一般的に、これらのゲルの調製には硬化が含まれるため、それらは時々熱硬化性ゲルと呼ばれる。ゲルは、ペンシルバニア州、ブリストルのUnited Chemical Technologies,Inc.から購入可能なジビニル終端ポリジメチルシロキサン、テトラキス(ジメチルシロキシ)シラン、プラチナジビニルテトラメチルジシロキサン化合物、ポリジメチルシロキサンおよび1,3,5,7−テトラビニルテトラ−メチルシクロテトラシロキサン(適切な可使時間を提供するための反応抑制剤)の混合物から調製したシリコーンゲルであってよい。
他の種類のゲルを用いてもよく、例えば、前記のDebbaut‘261およびDebbautによる米国特許第5,140,476号(以下に「Debbaut‘476」と記す)にて教示されているようなポリウレタンゲル、ならびにChenによる米国特許第4,369,284号;Gamarraらによる米国特許第4,716,183号;およびGamarraによる米国特許第4,942,270号にて記載されている、ナフテン系エキステンダー油または非芳香族もしくは低芳香族含有炭化水素油によって拡張させたスチレン−エチレンブチレンスチレン(SEBS)またはスチレン−エチレンプロピレン−スチレン(SEPSS)に基づくゲルである。SEBSおよびSEPSゲルは、流動性拡張エラストマー相によって相互接続しているガラス質のスチレンミクロ相を含んで成る。ミクロ相分離したスチレン領域は、システムにて接合地点として機能する。SEBSおよびSEPSゲルは、熱可塑性システムの例である。
使用してよい別の種類のゲルは、Changらによる米国特許第5,177,143号に記載されているようなEPDMゴム系ゲルである。
使用してよい更なる別の種類のゲルは、国際公開第96/23007号に開示されている無水物ポリマーに基づく。これらのゲルは、良好な耐熱性を有することが報告されている。
ゲルは種々の添加物を含有してよく、それらには、安定剤および酸化防止剤で例えば、ヒンダードフェノール(例えばIrganox(登録商標)1076で、ニューヨーク州、タリタウンのCiba−Geigy Corp.から購入可能)、亜リン酸塩(例えばIrgafos(登録商標)168で、ニューヨーク州、タリタウンのCiba−Geigy Corp.から購入可能)、金属不活性化剤(例えばIrganox(登録商標)D1024で、ニューヨーク州、タリタウンのCiba−Geigy Corp.より)、および硫化物(例えばCyanox LTDPで、ニュージャージー州、ウェーンのAmerican Cyanamid Co.から購入可能)、光安定化剤(例えばCyasorb UV−531で、ニュージャージー州、ウェーンのAmerican Cyanamid Co.から購入可能)のようなもの、ならびに難燃剤で例えばハロゲン化パラフィン(例えばBromoklor 50で、インディアナ州、ハモンドのFerro Corp.から購入可能)および/またはリン含有有機化合物(例えばFyrol PCFおよびPhosflex 390で、双方ともニューヨーク州、ドブズフェリーのAkzo Nobel Chemicals Inc.から購入可能)および酸捕捉剤(例えばDHT−4Aで、オハイオ州、クリーブランドのMitsui&Co.を介し、Kyowa Chemical Industry Co. Ltdから購入可能、およびハイドロタルサイト)のようなものが含まれる。他の適当な添加物には、カリフォルニア州、サンディエゴのD.A.T.A.,Inc.およびThe International Plastics Selector,Inc.によって出版された「プラスチック用添加物 第1版」に記載されている着色剤、殺生物剤、粘着付与剤および同様のものが含まれる。
硬さ、応力緩和および粘着力を、Dubrow‘300に記載されているような、力を測定するための5キログラムのロードセル、5グラムのトリガー、および1/4インチ(6.35mm)のステンレススチールボールプローブを有する、ニューヨーク州、スカーズデールのTexture Technologies Corp.から購入可能なTexture Technologies Texture Analyzer TA−XT2または同様の機械を用いて測定してよく、その開示の全体を参照することによって、その開示を本明細書に組み込む。例えば、ゲルの硬さを測定するために、約20グラムのゲルが入った60mLのガラスバイアル、またはその代わりに9枚の2インチ×2インチ×1/8” 厚さのゲルのスラブの交互積層物をTexture Technologies Texture Analyzerに置き、プローブを0.2mm/秒の速度で、4.0mmの侵入距離までゲルの中に押し込む。ゲルの硬さは、コンピュータによって記録されるような、4.0mmと指定したゲルの表面を侵入または変形させるために、その速度でプローブを押し込むのに必要なグラムで表される力である。数字が大きいほど、より硬いゲルを意味する。Texture Analyzer TA−XT2からのデータを、Microsystems LtdのXT.RA Dimension Version 2.3 ソフトウェアで動くIBM PCまたは同様のコンピュータで解析してよい。
侵入速度が2.0mm/秒で、プローブを約4.0mmの侵入距離ゲルに押し込む場合、XT.RA Dimension Version 2.3 ソフトウェアが、ロードセルによって測定された力対時間曲線を自動的に描く時、得られた応力曲線から粘着力および応力緩和を読む。プローブを1分間4.0mmの侵入で保持し、2.00mm/秒の速度で引き抜く。応力緩和は、百分率で表される、あらかじめ決めておいた侵入深さにおけるプローブに抵抗する初期力(F)マイナス1分後のプローブに抵抗する力(F)を初期力Fで割った割合である。これは、パーセント応力緩和は、
Figure 0005425064
に等しく、この中でFおよびFはグラムで表される。言い換えると、応力緩和は、初期力に対する初期力マイナス1分後の力の割合である。それを、ゲル上に存在するいずれかの誘発させた圧縮を緩和するゲルの能力の測定であると見なしてもよい。粘着力は、プローブを現在の侵入深さから2.0mm/秒の速度で引き抜く場合、プローブをゲルから引き出す時にプローブにかかる抵抗のグラムで表される力の量であると見なしてよい。
ゲルを特徴付ける別の方法は、それは、Debbaut‘261;Debbaut‘207;Debbaut‘746;およびDebbautらによる米国特許第5,357,057にて提案されているような、ASTM D−217に基づくコーン貫入パラメータによるもので、その全体を参照することによって、そのそれぞれを本明細書に組み込む。コーン貫入(「CP」)値は、約70(10ー1mm)〜約400(10ー1mm)に及んでよい。より硬いゲルは、一般的に約70(10ー1mm)〜約120(10ー1mm)のCP値を有してよい。より柔らかいゲルは、一般的に約200(10ー1mm)〜約400(10ー1mm)のCP値を有してよく、約250(10ー1mm)〜約375(10ー1mm)の範囲が特に好ましい。特定の材料システムに対して、Dittmerらによる米国特許第4,852.646号にて提案されているように、CPとVolandグラム硬さとの関係を見出すことができる。
幾つかの態様によれば、texture analyzerによって測定する場合、ゲルは、約5グラム〜100グラムの力のVoland硬さを有する。ASTM D−638によって測定する場合、ゲルは、少なくとも55%の伸びを有してよい。幾つかの態様によれば、伸びは少なくとも100%である。ゲルは、80%未満の応力緩和を有してよい。ゲルは、約1グラムより大きな粘着力を有してよい。適当なゲル物質には、RAYCHEMブランドで、ノースカロライナ州、Fuquay−VarinaのTyco Electronics Energy Divisionからの製品で入手可能なシーラントゲルであるPOWERGELが含まれる。
シーラント160がゲルである場合、ケーブル5をバスバーアセンブリ100に挿入すると、ケーブル5およびチューブ144Aはシーラント160に圧縮力をかける。それによって、ゲルは伸張して、一般的に変形し、実質的にケーブル5の外側表面およびチューブ144Aの内側表面に適合する。ゲルのいくらかのせん断が同様に起こってよい。伸張したゲルは、導体穴112の中におよびそこを通って延在してよい。更に、伸張したゲルは、導体部材110を超えて、リブ133によって作られた拡張チャンバー135(図3)の中に延在してもよい。ゲルの弾性記憶に由来するゲルの復元力は、チューブ144Aとケーブル5との間で外向きの力を発するバネとしてゲルを機能させる。
シーラント部分162の予圧荷重は、バスバーアセンブリ100が、比較的小さな直径のケーブルを含むより広い範囲のケーブル寸法を、有効に封止させることを可能にしてよい。特に、シーラント部分162をあらかじめ弾性的に伸張させるので、たとえケーブルがシーラント部分162の移動を相対的にほとんど生じさせず、従って、シーラント部分162の追加の弾性伸張をほとんど生じさせない場合であっても、シーラント部分162はケーブルおよびチューブ144Aに荷重を十分にかける。
上記のようにゲルの種々の特性は、ゲルシーラント160がチューブ144Aとケーブル5との間に確実な長期にわたる気密封止を維持することを保証し得る。伸張し弾性的に変形したゲルの弾性記憶およびそのゲルにて保持される復元力は、一般的にゲルをケーブル5の接触表面およびチューブ144Aの内側表面に押し付ける。また、ゲルの粘着力は、ゲルとこれらの表面との間に接着性を提供し得る。ゲルは、たとえ冷たい状態で適用されたとしても、一般的にケーブル5およびバスバーアセンブリ100の周囲に流れることができ、それらの不規則な形状に適応する。
シーラント160は、自己回復ゲルまたは自己融合ゲルであることが好ましい。ケーブル5をコネクタ100に挿入することによってゲルがせん断される場合、この特徴は、ケーブル5とチューブ144Aとの間の上記の圧縮力と組み合わせて、シーラント160を連続的な物体に再形成させ得る。ケーブル5をゲルから引き抜く場合にも、ゲルは再形成し得る。
特に本明細書で説明するようなゲルを形成する場合、接続部101を浸水させるまたは極端な温度および温度変化に暴露する場合であっても、シーラント160は、ケーブル5および導体部材110のために確実な耐水性を提供し得る。カバー部材130、カバー部材140を、摩擦力によって穴があくことに耐える、耐摩耗性材料から作ることが好ましい。
幾つかの態様によれば、♯14 AWGという最小直径を有するケーブル用の、ANSI C199.1−2002に準拠する環境封止を提供するように、バスバーアセンブリ100を構成する。
幾つかの態様によれば、350 MCM AWGという最大直径を有するケーブル用の、ANSI C199.1−2002に準拠する環境封止を提供するように、バスバーアセンブリ100を構成する。
本明細書では環状圧縮部材190を示し説明しているが、本発明の態様に基づいて、いずれかの適当な圧縮挿入物またはデバイスを用いてよい。幾つかの態様によれば、シーラントを硬化させた後だがシーラントが機能する前に、シーラントを予圧する(即ち、あらかじめ荷重をかける、または弾性的にあらかじめ伸張させる)いずれかのデバイスまたは機構を用いることができる。幾つかの態様によれば、シーラントを所定の体積を規定するハウジング内に収容させ、シーラントに加え、貫通可能な壁を通ってケーブルを挿入する。
幾つかの態様によれば、シーラント160は先に記載したようなゲルであるが、他の種類の弾性的に伸張可能なシーラントを用いてもよい。例えば、シーラント160は、シリコーングリースまたは炭化水素グリースであってよい。
貫通可能かつ移動可能であるように、クロージャー壁151を別のように構成してもよい。例えば、クロージャー壁151を全体的にもしくは部分的にもろいように、あらかじめ形成したホールがないように、および/またはテーパ部を有するもしくは有さないように構成してよい。更なる別の態様として、クロージャー壁を、あらかじめ形成されたホールを有する、弾性、伸縮性部材またはパネルとして構成してよく、クロージャー壁を、破断せずに貫通するケーブルを収容するために、ホールの周囲で伸縮するように構成する。そのような場合、ホールの直径は、所望のケーブルの外径よりも小さいことが好ましい。
アクセスポート134も、いずれかの適当な方法で環境的に封止されてよい。幾つかの態様によれば、ポート134および/またはポート134を覆っているキャップを、シーラント充填して(例えば、本明細書で説明するようなゲルで充填して)、封止を提供してよい。
3つのケーブルポートおよび導体穴ならびに3つのアクセスポート、ねじ穴および止めねじをバスバーアセンブリ100内に示しているが、本発明に基づくバスバーアセンブリは、より多くのもしくはより少ないケーブルポートおよび/またはアクセスポートならびにより多くのもしくはより少ないケーブルの接続を可能にするために必要な、対応または関連する要素を含んでもよい。
本明細書では本発明をバスバーアセンブリに関して説明してきたが、本明細書で議論する種々の特徴および発明を他の種類のコネクタに提供してもよい。
本発明に基づくコネクタを種々の範囲の電圧に適合させてよい。先に記載したような要旨を採用している本発明のマルチタップコネクタを、120ボルト〜1000ボルトの範囲の電圧を有効に処理するように構成してよいことが、特に意図される。
前述のことは、本発明を説明するためのものであり、それに限定するように解釈されるべきでない。本発明の幾つかの例示的な態様を説明してきたが、当該技術分野の当業者は、本発明の新規な教示および利点から大きく逸脱することなく、例示的な実施態様において多くの変更が可能であることを容易に理解することができよう。従って、全てのそのような変更は、本発明の範囲に含まれるように意図される。従って、前述のことは、本発明を説明するためのものであり、開示した特定の実施態様に限定されるように解釈すべきでなく、また、開示した実施態様ならびに他の態様に対する変更が本発明の範囲に含まれるように意図されることが理解されるだろう。

Claims (17)

  1. 導体と一緒に使用する電気コネクタであって、
    a)ポートを規定するハウジングであって、そのポートが:
    入口開口部;
    出口開口部;および
    入口開口部と出口開口部との間で延在し、かつそれらと連絡している導体通路であって、そこを通って導体を受容するように構成した導体通路;
    を含む、ハウジング;
    b)ハウジング内に配置した導体部材;ならびに
    c)導体通路内に配置した流動性シーラントであって、挿入される導体の周囲で封止を提供するように、そこを通り導体部材に到る導体の挿入に適合させたシーラント;
    を有して成り、
    d)導体をシーラントの中に挿入する前に、シーラントが正圧に予圧されており、
    該シーラントはゲルであり、導体をゲルの中に挿入する前に、ゲルはあらかじめ弾性的に伸張させられている、電気コネクタ。
  2. 導体通路におけるシーラントの内圧が少なくとも0.5PSIであるように、シーラントは正圧に予圧されている、請求項1に記載の電気コネクタ。
  3. 導体をゲルの中に挿入する前に、ゲルは少なくとも5%あらかじめ弾性的に伸張させられている、請求項1又は2に記載の電気コネクタ。
  4. 導体通路内に配置された圧縮部材を含んでいる電気コネクタであって、導体をシーラントの中に挿入する前に、正圧に予圧されているシーラントが圧縮部材に荷重をかける、請求項1〜3のいずれか一項に記載の電気コネクタ。
  5. 圧縮部材は、リング形状で圧縮部材通路を規定しており、かつ電気コネクタは、導体が圧縮部材通路を通って延在して導体部材に係合するように構成されている、請求項4に記載の電気コネクタ。
  6. ハウジングは、導体通路内に圧縮部材を位置決めするレッジを含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載の電気コネクタ。
  7. 導体部材は、圧縮部材を、導体部材およびレッジによって協働的に導体通路内に取り付けるように、ハウジング内に配置されている、請求項1〜6のいずれか一項に記載の電気コネクタ。
  8. 導体通路を横断して延在する貫通可能なクロージャー壁を含んでいる電気コネクタであって、導体をシーラントの中に挿入する前に、正圧に予圧したシーラントがそのクロージャー壁に荷重をかける、請求項1〜7のいずれか一項に記載の電気コネクタ。
  9. クロージャー壁は、入口開口部から出口開口部の方向に沿って内側に先細る、請求項8に記載の電気コネクタ。
  10. 電気コネクタはバスバーコネクタであり;
    ハウジングは第2ポートを規定し、その第2ポートは:
    第2入口開口部;
    第2出口開口部;および
    第2入口開口部と第2出口開口部との間で延在し、かつそれらと連絡している第2導体通路で、そこを通って第2導体を受容するように構成した第2導体通路;
    を含んでおり;
    第2流動性シーラントが第2導体通路内に配置されており、第2シーラントは、挿入される第2導体の周囲で封止を提供するように、第2シーラントを通り導体部材に到る第2導体の挿入に適合させられており;
    第2シーラントは、導体を第2シーラントの中に挿入する前に、正圧に予圧されている、請求項1〜9のいずれか一項に記載の電気コネクタ。
  11. 導体と一緒に使用する電気コネクタを形成する方法であって:
    入口開口部;
    出口開口部;および
    入口開口部と出口開口部との間で延在し、かつそれらと連絡している導体通路で、そこを通って導体を受容するように構成した導体通路;
    を含むポートを規定するハウジングを提供すること;
    ハウジング内に導体部材を配置すること;
    導体通路内に流動性シーラントを配置することであって、シーラントが挿入される導体の周囲で封止を提供するように、シーラントを通り導体部材に到る導体の挿入に適合させること;ならびに
    導体をシーラントの中に挿入する前に、シーラントが正圧に予圧されるように、導体通路にてシーラントを正圧に予圧すること
    を含んで成り、
    該シーラントはゲルであり、導体をゲルの中に挿入する前に、導体通路にてゲルをあらかじめ弾性的に伸張させることを含む、方法
  12. 導体通路にてシーラントを正圧に予圧することは:
    圧縮部材を導体通路の中に押し込み、シーラントを移動させること;および
    シーラントへの荷重を維持する所定の状態に圧縮部材を保持すること
    を含む、請求項11に記載の方法。
  13. 導体通路にてシーラントを正圧に予圧することは、シーラントを、導体通路にて少なくとも0.5PSIの内圧まで正圧に予圧することを含む、請求項11又は12に記載の方法。
  14. 導体をゲルの中に挿入する前に、導体通路にてゲルを少なくとも5%あらかじめ弾性的に伸張させることを含む、請求項11〜13のいずれか一項に記載の方法。
  15. ハウジングは、導体通路を横断して延在する貫通可能なクロージャー壁を含み、かつ導体通路にてシーラントを正圧に予圧することは、導体をシーラントの中に挿入する前に、シーラントをクロージャー壁に押し付けることを含む、請求項11〜14のいずれか一項に記載の方法。
  16. 導体と一緒に電気接続部を形成する方法であって:
    入口開口部;
    出口開口部;および
    入口開口部と出口開口部との間で延在し、かつそれらと連絡している導体通路で、そこを通って導体を受容するように構成した導体通路;
    を含むポートを規定するハウジング;
    ハウジング内に配置した導体部材;ならびに
    導体通路内に配置した流動性シーラントで、シーラントが、挿入される導体の周囲で封止を提供するように、そこを通り導体部材に到る導体の挿入に適合させたシーラント;
    を含む電気コネクタを提供すること:
    シーラントが導体の周囲で加圧封止を提供するように、導体を導体通路およびそこに配置されているシーラントを通って挿入すること;を含んで成り、
    導体をシーラントに通して挿入する前に、シーラントは正圧に予圧されており、
    該シーラントはゲルであり、導体をゲルの中に挿入する前に、導体通路にてゲルをあらかじめ弾性的に伸張させることを含む方法
  17. 導体を導体通路およびシーラントに通して挿入することは、導体がクロージャー壁を貫くことを含み、クロージャー壁は、入口開口部と出口開口部との間で導体通路を横断して延在している、請求項16に記載の方法。
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