JP5424142B1 - 発電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】熱源における当該発電装置側の側面の形状に関わらず、発電効率を維持することが可能となる、発電装置を提供すること。
【解決手段】発電装置1は、一対の側面を有する熱電変換素子10であって、当該一対の側面のうち、一方の側面の温度と、他方の側面の温度との温度差により発電する熱電変換素子10と、熱源Hに対して吸熱又は放熱を行う熱交換部20a、20bであって、熱交換部20aが熱電変換素子10の一方の側面に接合されると共に、熱交換部20bが熱電変換素子10の他方の側面とに接合される熱交換部20a、20bと、を備え、熱交換部20aを変形可能に形成している。
【選択図】図3

Description

本発明は、温度差を利用して発電を行う発電装置に関する。
近年、ガス焼却炉や火力プラント等から排出される熱エネルギーを利用して発電を行う発電装置が普及している。例えば、当該発電装置の一部を熱源に接触させることにより、発電を行う発電装置が開示されている。具体的には、この発電装置は、熱源から熱エネルギーを伝導する高温部材と、内部に低温媒体流路を有する低温部材と、高温部材と低温部材との間に挟持された熱電モジュールであって、熱源と低温媒体流路に供給される低温媒体との温度差により発電する熱電変換素子を備える熱電モジュールと、高温部材と低温部材との間を締結するタイロッドとを備えている。このような構成により、高温部材と熱電モジュールとの接触面、及び熱電モジュールと低温部材との接触面を均一な面圧にすることができ、発電効率を維持することができる(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−88408号公報
しかしながら、上述した従来の発電装置は、発電効率に関して改善の余地があった。例えば、高温部材は、変形不能であり、且つ平坦状な金属板にて形成されていたので、熱源における高温部材との接触面が凸凹状である場合には、熱源と高温部材との接触が不十分となる。よって、熱源における高温部材との接触面が平坦状である場合に比べて発電効率が低下するという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、熱源における当該発電装置側の側面の形状に関わらず、発電効率を維持することが可能となる、発電装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載の発電装置は、一対の側面を有する熱電変換手段であって、前記一対の側面のうち、一方の側面の温度と、他方の側面の温度との温度差により発電する熱電変換手段と、熱源に対して吸熱又は放熱を行う熱交換手段であって、前記熱電変換手段の前記一対の側面のうちの少なくとも一方の側面に接合された熱交換手段と、を備え、前記熱交換手段が前記熱源に直接接触することにより、前記熱交換手段の前記熱源との接触面が前記熱源の形状に応じて変形可能となるように、前記熱交換手段を形成し、前記熱交換手段における前記熱電変換手段側とは反対側の部分を、相互に分離された複数の線状体から形成されるブラシ状に形成し、前記複数の線状体が前記熱源に直接接触することにより、前記複数の線状体における前記接触面を前記熱源の形状に応じて変形可能とし、前記熱交換手段における前記熱電変換手段側の部分を、前記複数の線状体に共通に接続された面状体として形成した
また、請求項2に記載の発電装置は、一対の側面を有する熱電変換手段であって、前記一対の側面のうち、一方の側面の温度と、他方の側面の温度との温度差により発電する熱電変換手段と、熱源に対して吸熱又は放熱を行う熱交換手段であって、前記熱電変換手段の前記一対の側面のうちの少なくとも一方の側面に接合された熱交換手段と、を備え、前記熱交換手段が前記熱源に直接接触することにより、前記熱交換手段の前記熱源との接触面が前記熱源の形状に応じて変形可能となるように、前記熱交換手段を形成し、前記熱交換手段が前記熱源に直接接触している間、前記接触面の変形後の状態が維持されるように、前記熱交換手段を、所定の媒体が密封充填された中空体として形成し、前記中空体の側壁は、前記熱電変換手段に接触する第1接触部分と、当該第1接触部分以外の部分であって前記熱源に接触可能な第2接触部分とから構成され、前記第1接触部分の面積よりも、前記第2接触部分の面積を大きくした
また、請求項3に記載の発電装置は、請求項2に記載の発電装置において、前記中空体を1つのみ備え、前記中空体の側壁を凹凸がない平滑体として構成した。
また、請求項に記載の発電装置は、請求項1から3のいずれか一項に記載の発電装置において、前記熱交換手段を中空筒体にて形成し、前記熱電変換手段を、前記一方の側面が前記中空筒体の側面に接するように配置し、前記中空筒体の側面のうち、前記熱電変換手段と接していない側面に前記熱源を当接させている。
また、請求項に記載の発電装置は、請求項1からのいずれか一項に記載の発電装置において、前記熱交換手段を一対備え、前記熱電変換手段の前記一対の側面の各々に、前記熱交換手段を接合し、前記一対の熱交換手段の相互間の領域のうち、前記熱電変換手段に対応する領域以外の領域に、断熱材を設けている。
請求項1に記載の発電装置によれば、熱源に対して吸熱又は放熱を行う熱交換手段であって、熱電変換手段の一対の側面のうちの少なくとも一方の側面に接合された熱交換手段を変形可能に形成したので、熱源における熱交換手段側の側面が凸凹状であっても、熱交換手段を湾曲状等に応じた形状に変形させることができ、当該側面に対して熱交換手段を密着させることができる。そのため、熱源における熱交換手段側の側面の形状に関わらず、熱交換手段の吸熱率又は放熱率を維持することができ、発電効率も維持することができる。
また、熱交換手段における熱電変換手段側とは反対側の部分を、ブラシ状に形成したので、熱源における熱交換手段側の側面が凸凹状であっても、熱交換手段における熱電変換手段側とは反対側の部分を、当該側面の凸状の部分に対しては上方に湾曲するように変形して密着させたり、当該側面の凹状の部分に対しては当該部分に入り込むように変形して密着させることができる。また、熱交換手段における熱電変換手段側とは反対側の部分をフラットな形状にて形成した場合に比べて、熱交換手段における熱源との接触面積を増やすことができる。これらのことから、例えば、熱交換手段が変形不能であり、且つフラットな形状にて形成された場合に比べて吸熱率を高めることができる。
また、請求項に記載の発電装置によれば、熱源に対して吸熱又は放熱を行う熱交換手段であって、熱電変換手段の一対の側面のうちの少なくとも一方の側面に接合された熱交換手段を変形可能に形成したので、熱源における熱交換手段側の側面が凸凹状であっても、熱交換手段を湾曲状等に応じた形状に変形させることができ、当該側面に対して熱交換手段を密着させることができる。そのため、熱源における熱交換手段側の側面の形状に関わらず、熱交換手段の吸熱率又は放熱率を維持することができ、発電効率も維持することができる。
また、熱交換手段を変形可能な中空体として形成したので、熱源における熱交換手段側の側面が凸凹状であっても、熱交換手段における熱電変換手段側とは反対側の部分を、当該側面の凸状の部分に対しては窪むように変形して密着させたり、当該側面の凹状の部分に対しては嵌り込むように変形して密着させることができる。よって、例えば、熱交換手段における熱電変換手段側とは反対側の部分を変形不能であり、且つフラットな形状にて形成した場合に比べて、吸熱率を高めることができる。
また、請求項に記載の発電装置によれば、熱交換手段を中空筒体にて形成し、熱電変換手段を、当該熱電変換手段の一方の側面が中空筒体の側面に接するように配置し、中空筒体の側面のうち、熱電変換手段と接していない側面に熱源を当接させるので、熱源から熱交換手段の一部を介して伝えられた熱が、熱交換手段の内部の空気に伝わり、この空気に蓄熱される。これにより、熱源から熱交換手段の一部を介して伝えられた熱を長時間維持することができ、安定した発電を行うことができる。また、熱源から熱交換手段の一部を介して伝えられた熱を長時間維持することができ、安定した発電を行うことができる。また、熱交換手段の一部と熱源とが当接されなくなった場合でも、熱交換手段の一方の内部の空気に蓄熱された熱を利用して発電を行うことができる。
また、請求項に記載の発電装置によれば、一対の熱交換手段の相互間の領域のうち、熱電変換手段に対応する領域以外の領域に、断熱材を設けたので、一対の熱交換手段の相互間における熱伝導を効果的に遮断することができ、発電効率を一層維持することができる。
実施の形態1に係る発電装置の概要を示す斜視図である。 実施の形態1に係る発電装置を示す正面図である。 発電装置の設置状況を示す断面図であり、(a)は熱源の側面が平坦状である場合を示す図であり、(b)は熱源の側面が凹凸状である場合を示す図である。 実施の形態2に係る発電装置の概要を示す斜視図である。 実施の形態2に係る発電装置を示す正面図(一部破断)である。 発電装置の設置状況を示す断面図であり、(a)は熱源の側面が平坦状である場合を示す図であり、(b)は熱源の側面が凹凸状である場合を示す図である。 実施の形態3に係る発電装置の概要を示す斜視図である。 実施の形態3に係る発電装置を示す正面図である。 発電装置の設置状況を示す平面図であり、(a)は熱源の側面が平坦状である場合を示す図であり、(b)は熱源の側面が凹凸状である場合を示す図である。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る発電装置の実施の形態を詳細に説明する。ただし、これらの実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
〔実施の形態1〕
最初に、実施の形態1について説明する。この形態は、熱交換手段の一部をブラシ状に形成した形態である。
(構成)
実施の形態1に係る発電装置の設置対象は、例えば、ガス焼却炉や火力プラントの廃熱管、あるいは、船舶や車両の動力部等が挙げられるが、以下では、発電装置を、ガス焼却炉や火力プラントの廃熱管に設置した場合を例として説明を行う。
まず、発電装置の構成について説明する。図1は、実施の形態1に係る発電装置の概要を示す斜視図である。図2は、実施の形態1に係る発電装置を示す正面図である。なお、以下の説明においては、図1のX方向を左右方向、図1のY方向を前後方向、図1のZ方向を上下方向とする。これら各図に示すように、発電装置1は、熱電変換素子10と、熱交換部20a、20bと、断熱材30とを備えている。
(構成−熱電変換素子)
熱電変換素子10は、一対の側面を有するものであって、一対の側面のうち、一方の側面の温度と、他方の側面の温度との温度差により発電する熱電変換手段である。具体的には、図1、図2に示すように、熱電変換素子10は、ペルチェ素子にて形成されており、n型熱電発電素子11と、p型熱電発電素子12とを備えている。n型熱電発電素子11、及びp型熱電発電素子12は、角板状体に形成されており、X方向に沿って並設されている。
ここで、n型熱電発電素子11及びp型熱電発電素子12の側面の一方の各々には、導体13aが設けられ、n型熱電発電素子11及びp型熱電発電素子12の側面の他方には、導体13bが両素子に跨るように設けられている。また、図示は省略するが、この熱電変換素子10は、n型熱電発電素子11側に設けられた導体13aにプラス端子と、p型熱電発電素子12側に設けられた導体13aにマイナス端子とを有し、プラス端子と結線されたプラスリード線と、マイナス端子と結線されたマイナスリード線が引き出され、これらが図示しない制御回路を介して外部機器と接続されることで、当該外部機器に対して電力が供給される。また、この熱電変換素子10においては、例えば、熱電変換素子10と負荷との相互間に公知のブリッジ回路等の各種電気素子が配置されてもよい。
(構成−熱交換部)
熱交換部20a、20bは、熱源Hに対して吸熱又は放熱を行う熱交換手段である。ここで、「熱源」とは、発電装置1に対し供与すべき熱の供給源であり、例えば、ガス焼却炉や火力プラントから放出される高温媒体(具体的には熱気や温水等)によって熱せられた廃熱管等の温熱源と、冷却装置から送り出された冷温媒体(具体的には冷気や冷水等)によって冷やされた冷却管等の冷熱源とを含む概念である。具体的には、図1、図2に示すように、熱交換部20a、20bは、平面形状を略方形状にて形成されている(あるいは、略円形状にて形成されてもよい)。また、熱交換部20aは、当該熱交換部20aの一方の側面が熱電変換素子10の一方の側面に接するように配置されていると共に、熱交換部20bは、当該熱交換部20bの一方の側面が熱電変換素子10の他方の側面に接するように配置されている。そして、これら熱交換部20a及び熱交換部20bは、熱電変換素子10に対して固定具又は接着剤等により接合されている。
(構成−断熱材)
断熱材30は、熱交換部20a、20bの相互間における熱伝導を遮断するためのものである。具体的には、図1、図2に示すように、断熱材30は、平面形状を略角環状とする板状体であり、例えば、断熱性を有する真空断熱材や発泡ゴム等にて形成されている。また、この断熱材30は、熱交換部20a、20bの相互間に配置されており、熱電変換素子10に対して固定具又は接着剤等により接合されている。ここで、断熱材30の配置については、熱交換部20a、20b同士の熱交換を防止することができるように、例えば、熱交換部20a、20bの相互間の領域のうち、熱電変換素子10に対応する領域以外の領域に、この断熱材30は配置されている。具体的には、図1、図2に示すように、当該断熱材30の内縁が熱電変換素子10におけるX方向及びY方向の外縁を覆うように配置される。
(構成−熱交換部の構成について)
熱交換部20a、20bの構成については、下記に示す工夫が施されている。以下、これら熱交換部20a、20bの構成について説明する。図3は、発電装置1の設置状況を示す断面図であり、(a)は熱源Hの側面が平坦状である場合を示す図であり、(b)は熱源Hの側面が凹凸状である場合を示す図である(具体的には、熱交換部20aは、温熱源である熱源Hに接触されており、熱交換部20bは、冷熱源である空気(図示省略)に晒されている。後述する図6、図9についても同様とする)。
まず、熱交換部20aが熱源Hに接触されるように、発電装置1が設置される場合において、当該熱交換部20aは、熱源Hにおける当該熱交換部20a側の側面の形状に応じて変形可能に形成されている。具体的には、図3(a)、(b)に示すように、熱交換部20aは、比較的柔らかく、且つ、高い熱伝導率を有する材質である、アルミニウム(具体的にはアルミニウム線等)、あるいは銅(具体的には銅線等)にて形成されている。このような構成により、例えば、図3(b)に示すように、熱源Hにおける熱交換部20a側の側面が凸凹状であっても、熱交換部20aを湾曲状等に応じた形状に変形させることができ、当該側面に対して熱交換部20aを密着させることができる。そのため、熱源Hにおける熱交換部20a側の側面の形状に関わらず、熱交換部20aの吸熱率を維持することができる。
また、熱交換部20aの形状については、熱源Hにおける熱交換部20a側の側面に対して熱交換部20aを密着させやすい形状が好ましい。具体的には、実施の形態1では、図1〜図3(a)、(b)に示すように、熱交換部20aにおける熱電変換素子10側とは反対側の部分は、ブラシ状に形成されている。このような形状により、例えば、図3(b)に示すように、熱源Hにおける熱交換部20a側の側面が凸凹状であっても、熱交換部20aを当該側面に対して滑らせるようにして設置したり、あるいは、当該側面に対して押し付けるようにして設置することによって、熱交換部20aにおける熱電変換素子10側とは反対側の部分を、当該側面の凸状の部分に対しては上方に湾曲するように変形して密着させたり、当該側面の凹状の部分に対しては当該部分に入り込むように変形して密着させることができる(特に、凹部分が小さい場合でも、熱交換部20aを当該部分に入り込ませることができる)。また、熱交換部20aにおける熱電変換素子10側とは反対側の部分がフラットな形状にて形成された場合に比べて、熱交換部20aにおける熱源Hとの接触面積を増やすことできる。これらのことから、例えば、熱交換部20aにおける熱電変換素子10側とは反対側の部分が変形不能であり、且つフラットな形状にて形成された場合に比べて、吸熱率を高めることができる。なお、熱交換部20aの色については任意であるが、吸熱率を一層向上させるために、例えば黒色としてもよい。
また、熱交換部20bの形状については、放熱率が高い形状が好ましく、具体的には、実施の形態1では、図1〜図3(a)、(b)に示すように、熱交換部20aと同様に、熱交換部20bにおける熱電変換素子10側とは反対側の部分は、ブラシ状に形成されている。このような形状により、熱交換部20bにおける熱電変換素子10側とは反対側の部分がフラットな形状にて形成された場合に比べて、熱交換部20bにおける空気との接触面積を増やすことができ、放熱率を高めることができる。なお、熱交換部20bの色については任意であるが、例えば、熱交換部20aの色とは異なる色(例えば銀色等)としてもよい。
(発電装置の機能)
このように構成された実施の形態1に係る発電装置1の機能は以下の通りである。まず、発電装置1がガス焼却炉や火力プラントの廃熱管に設置された場合には、熱交換部20aが廃熱管から放出される熱を吸熱するので、熱電変換素子10の熱交換部20a側の側面の温度は、高温となる。一方、熱交換部20bが発電装置1周辺の空気に晒されるので、熱電変換素子10の熱交換部20b側の側面の温度は、熱電変換素子10の熱交換部20a側の側面の温度に比べて低い温度となる。これにより、熱電変換素子10の熱交換部20a側の側面の温度と、熱電変換素子10の熱交換部20b側の側面の温度とに温度差が生じるので、発電を行うことが可能になる。なお、この発電装置1によって得られた電力は任意の目的で利用(例えば、工場施設の照明や施設の案内板等の電源として利用)することが可能になる。
特に、図3(a)、(b)に示すように、発電装置1においては、熱交換部20aが変形可能に形成されており、且つ熱交換部20aにおける熱電変換素子10側とは反対側の部分が、ブラシ状に形成されているので、熱源Hにおける熱交換部20a側の側面が平坦状及び凸凹状である場合においても、熱源Hにおける熱交換部20a側の側面に対して熱交換部20aをほぼ同じ程度に密着させることができる。そのため、熱源Hにおける熱交換部20a側の側面の形状に関わらず、熱交換部20aの吸熱率を維持することができる。
(効果)
このように実施の形態1によれば、熱源Hに対して吸熱を行う熱交換部20aであって、熱電変換素子10の一方の側面に接合された熱交換部20aを変形可能に形成したので、熱源Hにおける熱交換部20a側の側面が凸凹状であっても、熱交換部20aを湾曲状等に応じた形状に変形させることができ、当該側面に対して熱交換部20aを密着させることができる。そのため、熱源Hにおける熱交換部20a側の側面の形状に関わらず、熱交換部20aの吸熱率を維持することができ、発電効率も維持することができる。
また、少なくとも熱交換部20aにおける熱電変換素子10側とは反対側の部分を、ブラシ状に形成したので、熱源Hにおける熱交換部20a側の側面が凸凹状であっても、熱交換部20aにおける熱電変換素子10側とは反対側の部分を、当該側面の凸状の部分に対しては上方に湾曲するように変形して密着させたり、当該側面の凹状の部分に対しては当該部分に入り込むように変形して密着させることができる。また、熱交換部20aにおける熱電変換素子10側とは反対側の部分をフラットな形状にて形成した場合に比べて、熱交換部20aにおける熱源Hとの接触面積を増やすことできる。これらのことから、例えば、熱交換部20aが変形不能であり、且つフラットな形状にて形成された場合に比べて吸熱率を高めることができる。
また、熱交換部20a、20bの相互間の領域のうち、熱電変換素子10に対応する領域以外の領域に、断熱材30を設けたので、熱交換部20a、20bの相互間における熱伝導を効果的に遮断することができ、発電効率を一層維持することができる。
〔実施の形態2〕
次に、実施の形態2について説明する。この形態は、熱交換手段を中空体として形成した形態である。なお、実施の形態1と略同様の構成要素については、必要に応じて、実施の形態1で用いたのと同一の符号又は名称を付してその説明を省略する。
(構成)
まず、実施の形態2に係る発電装置の構成について説明する。図4は、実施の形態2に係る発電装置の概要を示す斜視図である。図5は、実施の形態2に係る発電装置を示す正面図(一部破断)である。実施の形態2に係る発電装置101は、実施の形態1の発電装置1の構成要素と同一の構成要素にて構成されている。ただし、熱交換部20a、20bの構成については、下記に示す工夫が施されている。
(構成−熱交換部の構成について)
図6は、発電装置101の設置状況を示す断面図であり、(a)は熱源Hの側面が平坦状である場合を示す図であり、(b)は熱源Hの側面が凹凸状である場合を示す図である。熱交換部20aの構成については、熱交換部20aが熱源Hに接触されるように、発電装置101が設置される場合において、例えば、熱源Hにおける熱交換部20a側の側面に対して熱交換部20aが密着しやすいように、熱交換部20aは形成されている。具体的には、実施の形態2では、図4〜図6(a)、(b)に示すように、熱交換部20aは、変形可能な中空体として形成されている。より具体的には、熱交換部20aは、略半球状の中空体であり、比較的柔らかく、且つ、高い熱伝導率を有するアルミニウム板や銅板等にて形成されている。また、この熱交換部20aの内部においては、熱交換部20aが変形した後の状態を維持することができるように、所定の媒体(例えば、空気、ヘリュウムガス、水、スポンジ、又はこれらを組み合わせたもの等)が充填されている。このような構成により、例えば、図6(b)に示すように、熱源Hにおける熱交換部20a側の側面が凸凹状であっても、熱交換部20aを当該側面に対して滑らせるようにして設置したり、あるいは、当該側面に対して押し付けるようにして設置することによって、熱交換部20aにおける熱電変換素子10側とは反対側の部分を、当該側面の凸状の部分に対しては窪むように変形して密着させたり、当該側面の凹状の部分に対しては嵌り込むように変形して密着させることができる。よって、例えば、熱交換部20aにおける熱電変換素子10側とは反対側の部分が変形不能であり、且つフラットな形状にて形成された場合に比べて、吸熱率を高めることができる(なお、熱交換部20bについても同様に構成する)。
(発電装置の機能)
このように構成された実施の形態2に係る発電装置101の機能は以下の通りである。図6(a)、(b)に示すように、発電装置101においては、熱交換部20aが、変形可能な中空体として形成されているので、熱源Hにおける熱交換部20a側の側面が平坦状及び凸凹状である場合においても、熱源Hにおける熱交換部20a側の側面に対して熱交換部20aをほぼ同じ程度に密着させることができる。そのため、熱源Hにおける熱交換部20a側の側面の形状に関わらず、熱交換部20aの吸熱率を維持することができる。
(効果)
このように実施の形態2によれば、少なくとも熱交換部20aを変形可能な中空体として形成したので、熱源Hにおける熱交換部20a側の側面が凸凹状であっても、熱交換部20aにおける熱電変換素子10側とは反対側の部分を、当該側面の凸状の部分に対しては窪むように変形して密着させたり、当該側面の凹状の部分に対しては嵌り込むように変形して密着させることができる。よって、例えば、熱交換部20aにおける熱電変換素子10側とは反対側の部分を変形不能であり、且つフラットな形状にて形成した場合に比べて、吸熱率を高めることができる。
〔実施の形態3〕
次に、実施の形態3について説明する。この形態は、一対の熱交換手段の一方を中空筒体にて形成した形態である。なお、実施の形態1と略同様の構成要素については、必要に応じて、実施の形態1で用いたのと同一の符号又は名称を付してその説明を省略する。
(構成)
まず、実施の形態3に係る発電装置の構成について説明する。図7は、実施の形態3に係る発電装置の概要を示す斜視図である。図8は、実施の形態3に係る発電装置を示す正面図である。図9は、発電装置の設置状況を示す平面図であり、(a)は熱源Hの側面が平坦状である場合を示す図であり、(b)は熱源Hの側面が凹凸状である場合を示す図である。実施の形態3に係る発電装置201は、実施の形態1の発電装置の構成要素に対して、断熱材30が省略されており、1枚の熱電変換素子10に代えて3枚の熱電変換素子10a、10b、10cとして構成され、さらに、熱交換部20a、20bの構成内容が異なっている。
(構成−熱交換部の構成について)
熱交換部20aの構成については、具体的には、図7、図8に示すように、熱交換部20aは、中空筒体にて形成されている。より具体的には、熱交換部20aは、略正方形状の縦断面を有する中空角筒体であり、比較的柔らかく、且つ、高い熱伝導率を有するアルミニウム管、銅管、カーボン管等にて形成されている。また、熱交換部20aと熱電変換素子10a、10b、10cとの配置関係については、図7、図8に示すように、熱電変換素子10aは、当該熱電変換素子10aの一方の側面が熱交換部20aの前面に接するように配置されている。また、熱電変換素子10bは、当該熱電変換素子10bの一方の側面が熱交換部20aの左面に接するように配置されている。また、熱電変換素子10cは、当該熱電変換素子10cの一方の側面が熱交換部20aの後面に接するように配置されている。そして、これら熱電変換素子10a、10b、10cの各々は、熱交換部20aに対して固定具又は接着剤等により接合されている。また、熱交換部20aと熱源Hとの配置関係については、図9(a)、(b)に示すように、熱交換部20aの右面は、熱源Hと当接される。このような構成により、熱源Hから熱交換部20aの右面を介して伝えられた熱が、熱交換部20aの内部の空気に伝えられて、この空気に蓄熱される。これにより、熱源Hから熱交換部20aの右面を介して伝えられた熱を長時間維持することができ、安定した発電を行うことができる。また、熱交換部20aの右面と熱源Hとが当接されなくなった場合でも、熱交換部20aの内部の空気に蓄熱された熱を利用して発電を行うことができる。
また、熱交換部20aの右面については、熱源Hにおける熱交換部20a側の側面に対して熱交換部20aが密着しやすいように、例えば、熱交換部20aの右面における熱源H側の部分は、変形可能に形成され、且つブラシ状に形成されている。このような構成により、図9(b)に示すように、熱源Hにおける熱交換部20a側の側面が凸凹状であっても、熱交換部20aを当該側面に対して滑らせるようにして設置したり、あるいは、当該側面に対して押し付けるようにして設置することによって、熱交換部20aの右面における熱源H側の部分を、当該側面の凸状の部分に対しては上方に湾曲するように変形して密着させることができると共に、当該側面の凹状の部分に対しては当該部分に入り込むように変形して密着させることができる。
また、熱交換部20bの構成については、具体的には、図7、図8に示すように、熱交換部20bは、各熱電変換素子10a、10b、10cに設けられている。また、各熱交換部20bにおける熱電変換素子10a、10b、10c側とは反対側の部分は、変形可能に形成され、且つブラシ状に形成されている(なお、実施の形態3では、このブラシ部分の長さは、熱交換部20aのブラシ部分の長さよりも短くしているが、これに限られず、同じ長さにしてもよく、あるいは長くしてもよい)。また、各熱交換部20bと熱電変換素子10a、10b、10cとの配置関係については、図7に示すように、熱電変換素子10a、10b、10cの各々は、当該熱電変換素子の熱交換部20a側と反対側の側面が対応する熱交換部20bの一方の側面に接するように配置されており、当該対応する熱交換部20bに対して固定具又は接着剤等により接合されている。このような構成により、例えば、各熱交換部20bにおける熱電変換素子10a、10b、10c側とは反対側の部分がフラットな形状にて形成された場合に比べて、各熱交換部20bにおける空気との接触面積を増やすことができ、放熱率を高めることができる。また、各熱交換部20bにおける熱電変換素子10a、10b、10c側とは反対側の部分において、各ブラシ間の間隔を広げるように、当該部分を変形させることにより、放熱率を一層向上させることができる。
(発電装置の機能)
このように構成された実施の形態3に係る発電装置の機能は以下の通りである。図9(a)、(b)に示すように、発電装置においては、熱交換部20aが中空筒体にて形成されており、熱交換部20aの右面に熱源Hを当接させたので、熱源Hから熱交換部20aの右面を介して伝えられた熱を、熱交換部20aの内部の空気に蓄熱することができ、この蓄熱された熱を利用して発電を行うことができる。また、熱交換部20aの右面における熱源H側の部分は、変形可能に形成されると共に、ブラシ状に形成されているので、熱源Hにおける熱交換部20a側の側面が平坦状及び凸凹状である場合においても、熱源Hにおける熱交換部20a側の側面に対して熱交換部20aをほぼ同じ程度に密着させることができる。そのため、熱源Hにおける熱交換部20a側の側面の形状に関わらず、熱交換部20aの吸熱率を維持することができる。
(効果)
このように実施の形態3によれば、熱交換部20aを中空筒体にて形成し、熱電変換素子10aを、当該熱電変換素子10aの一方の側面が熱交換部20aの前面に接するように配置し、熱電変換素子10bを、当該熱電変換素子10bの一方の側面が熱交換部20aの左面に接するように配置し、熱電変換素子10cを、当該熱電変換素子10cの一方の側面が熱交換部20aの後面に接するように配置し、熱交換部20aの右面に熱源Hを当接させるので、熱源Hから熱交換部20aの右面を介して伝えられた熱が、熱交換部20aの内部の空気に伝わり、この空気に蓄熱される。これにより、熱源Hから熱交換部20aの右面を介して伝えられた熱を長時間維持することができ、安定した発電を行うことができる。また、熱交換部20aの右面と熱源Hとが当接されなくなった場合でも、熱交換部20aの内部の空気に蓄熱された熱を利用して発電を行うことができる。
〔実施の形態に対する変形例〕
以上、本発明に係る各実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
(解決しようとする課題や発明の効果について)
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、前記した内容に限定されるものではなく、本発明によって、前記に記載されていない課題を解決したり、前記に記載されていない効果を奏することもでき、また、記載されている課題の一部のみを解決したり、記載されている効果の一部のみを奏することがある。例えば、熱交換部20aが変形しにくい場合であっても、この熱交換部20aの変形を、従来とは異なる技術により従来と同様に達成できている場合には、本願発明の課題が解決されている。
(各実施の形態の組み合わせ)
上記実施の形態1〜3に示した構成は、相互に組み合わせることができる。例えば、実施の形態1に係る発電装置1において、熱交換部20aに代えて、実施の形態2に係る発電装置の熱交換部20aを組み合わせてもよく、あるいは、熱交換部20bに代えて、実施の形態2に係る発電装置の熱交換部20bを組み合わせてもよい。また、実施の形態2に係る発電装置101において、熱交換部20aと、実施の形態1に係る発電装置の熱交換部20aとを組み合わせてもよい(具体的には、熱交換部20aの下端部に、実施の形態1に係る発電装置の熱交換部20aを取り付ける)。また、実施の形態3に係る発電装置201において、複数の熱交換部20bのうち、少なくとも一つ以上の熱交換部20bに代えて、実施の形態2に係る発電装置の熱交換部20bを組み合わせてもよい。
(熱電変換手段の種類について)
上記実施の形態1〜3では、熱電発電素子は、ペルチェ素子にて形成されていると説明したが、例えば、ゼーベック素子やスターリングエンジン等、温度差により発電を行うことが可能な任意の原理による熱電変換手段を採用することができる。
(n型熱電発電素子及びp型熱電発電素子について)
上記実施の形態1〜3では、n型熱電発電素子11及びp型熱電発電素子12は、角板状体にて形成されていると説明したが、これに限られず、例えば方形状(例えば三角形、五角形等)、扇状、円形状等にて形成されてもよい。
また、上記実施の形態1〜3では、n型熱電発電素子11及びp型熱電発電素子12は、1つの熱電発電素子に対して一つずつ備えていると説明したが、これに限られず、1つの熱電発電素子に対して複数ずつ備えてもよい。
(熱交換部の構成について)
上記実施の形態1〜3では、熱電変換素子の一方の側面に熱交換部20aが取り付けられ、熱電変換素子の他方の側面に熱交換部20bが取り付けられていると説明したが、例えば、熱電変換素子の一方の側面のみに、熱交換部20aが取り付けられてもよい。
また、上記実施の形態1では、熱交換部20aにおける熱電変換素子10側とは反対側の部分は、ブラシ状に形成されていると説明したが、例えば、ひだ状に形成されてもよい(上記実施の形態3の熱交換部20aの右面における熱源H側の部分についても同様とする)。
また、上記実施の形態1、2では、熱交換部20aは、変形可能に形成されていると説明したが、例えば、熱交換部20bも変形可能に形成されてよい。また、上記実施の形態3では、熱交換部20a、20bは、変形可能に形成されていると説明したが、例えば、熱交換部20a、20bのいずれか一方のみが変形可能に形成されてよい。
また、上記実施の形態3では、熱交換部20aの右面における熱源H側の部分は、変形可能に形成され、且つブラシ状に形成されていると説明したが、例えば、当該部分の下方側の部分のみが、熱源Hに対して密着して当接するように、変形可能に形成され、且つブラシ状に形成されてもよい。このような構成により、熱交換部20aの右面における熱源H側の部分において、熱源Hとの接触面積が小さい場合であっても、煙突効果によって、熱交換部20aの内部の空気全体に熱を伝えることができる。
(熱源について)
上記実施の形態1〜3では、熱交換部20aのみを熱源Hに接触させると説明したが、これに限られない。例えば、温度の異なる2つの熱源Hがある場合には、熱交換部20aを一方の熱源Hに接触させ、熱交換部20bを他方の熱源Hに接触させてもよく、この場合には、一方の熱源Hを高温熱源にすると共に、他方の熱源Hを低温熱源(例えば、低温の湧水や地下水等を含む)にすればよい。ただし、熱交換部20a、20bの間で温度差が生じればよいので、熱源Hの具体的な温度は問わない。
(断熱材について)
上記実施の形態3では、発電装置201は、断熱材30を備えていないと説明したが、例えば、熱交換部20bにおける熱電変換素子側とは反対側の部分のブラシ部分が比較的長い場合に、発電装置201は、断熱材30を備えてもよい。この場合において、熱交換部20aと各熱交換部20bとの相互間の領域のうち、熱電変換素子10a、10b、10cに対応する領域以外の領域に、断熱材30が複数配置される。
1、101、201 発電装置
10、10a、10b、10c 熱電変換素子
11 n型熱電発電素子
12 p型熱電発電素子
13a、13b 導体
20a、20b 熱交換部
30 断熱材
H 熱源

Claims (5)

  1. 一対の側面を有する熱電変換手段であって、前記一対の側面のうち、一方の側面の温度と、他方の側面の温度との温度差により発電する熱電変換手段と、
    熱源に対して吸熱又は放熱を行う熱交換手段であって、前記熱電変換手段の前記一対の側面のうちの少なくとも一方の側面に接合された熱交換手段と、を備え、
    前記熱交換手段が前記熱源に直接接触することにより、前記熱交換手段の前記熱源との接触面が前記熱源の形状に応じて変形可能となるように、前記熱交換手段を形成し、
    前記熱交換手段における前記熱電変換手段側とは反対側の部分を、相互に分離された複数の線状体から形成されるブラシ状に形成し、
    前記複数の線状体が前記熱源に直接接触することにより、前記複数の線状体における前記接触面を前記熱源の形状に応じて変形可能とし、
    前記熱交換手段における前記熱電変換手段側の部分を、前記複数の線状体に共通に接続された面状体として形成した、
    発電装置。
  2. 一対の側面を有する熱電変換手段であって、前記一対の側面のうち、一方の側面の温度と、他方の側面の温度との温度差により発電する熱電変換手段と、
    熱源に対して吸熱又は放熱を行う熱交換手段であって、前記熱電変換手段の前記一対の側面のうちの少なくとも一方の側面に接合された熱交換手段と、を備え、
    前記熱交換手段が前記熱源に直接接触することにより、前記熱交換手段の前記熱源との接触面が前記熱源の形状に応じて変形可能となるように、前記熱交換手段を形成し、
    前記熱交換手段が前記熱源に直接接触している間、前記接触面の変形後の状態が維持されるように、前記熱交換手段を、所定の媒体が密封充填された中空体として形成し、
    前記中空体の側壁は、前記熱電変換手段に接触する第1接触部分と、当該第1接触部分以外の部分であって前記熱源に接触可能な第2接触部分とから構成され、
    前記第1接触部分の面積よりも、前記第2接触部分の面積を大きくした、
    発電装置。
  3. 前記中空体を1つのみ備え、
    前記中空体の側壁を凹凸がない平滑体として構成した、
    請求項2に記載の発電装置。
  4. 前記熱交換手段を中空筒体にて形成し、
    前記熱電変換手段を、前記一方の側面が前記中空筒体の側面に接するように配置し、
    前記中空筒体の側面のうち、前記熱電変換手段と接していない側面に前記熱源を当接させた、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の発電装置。
  5. 前記熱交換手段を一対備え、
    前記熱電変換手段の前記一対の側面の各々に、前記熱交換手段を接合し、
    前記一対の熱交換手段の相互間の領域のうち、前記熱電変換手段に対応する領域以外の領域に、断熱材を設けた、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の発電装置。
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