JP5422890B2 - 磁気カプラ - Google Patents

磁気カプラ Download PDF

Info

Publication number
JP5422890B2
JP5422890B2 JP2007340467A JP2007340467A JP5422890B2 JP 5422890 B2 JP5422890 B2 JP 5422890B2 JP 2007340467 A JP2007340467 A JP 2007340467A JP 2007340467 A JP2007340467 A JP 2007340467A JP 5422890 B2 JP5422890 B2 JP 5422890B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
thin film
intermediate layer
magnetic field
elements
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007340467A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009164259A (ja
Inventor
進 原谷
仁 山口
芳男 佐瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP2007340467A priority Critical patent/JP5422890B2/ja
Publication of JP2009164259A publication Critical patent/JP2009164259A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5422890B2 publication Critical patent/JP5422890B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Hall/Mr Elements (AREA)

Description

本発明は、薄膜コイルと磁気抵抗効果素子とを備え、互いに絶縁された複数の電気回路間の信号伝達を非接触で行う磁気カプラに関する。
従来、互いに絶縁された複数の電気回路間において一方の電気回路からの信号を非接触で他方へ伝達するデバイスとしては、フォトカプラやパルストランスなどが知られている。ところが、フォトカプラは発光ダイオード(LED)の消耗劣化や電流伝送率の低下などの経時変化が顕著であるうえ信号伝送の遅延が大きい。一方、パルストランスは、巻線コイルを使うので信号伝送の遅延は小さいものの、形状や重量が大きいうえ、動作可能な温度も低いという問題を抱えている。また、パルストランスの巻線コイルを薄膜コイルに置換したカプラも存在するが、磁界を受けるコイルの能率が悪いため、消費電力が大きい。
そこで、上記のような問題点を解決するものとして磁気カプラが開発されている(例えば特許文献1〜9参照)。この磁気カプラは、一方の電気回路系からの信号線を流れる電流の変化を磁気抵抗効果素子によって非接触で検出し、他方の電気回路系へ電気信号を伝達するものであり、簡素な構成でありながら優れた動作信頼性を有するものとして注目されている。
特表2003−526083号公報 特開2001−94174号公報 特開2001−135534号公報 特開2001−135535号公報 特開2001−135536号公報 特開2001−135537号公報 特開2001−196250号公報 特開2001−93763号公報 特開昭62−40786号公報
上記した磁気カプラは、例えば入出力間の絶縁やノイズ遮断を行う通信用信号アイソレータとして用いることができる。具体的には、例えばスイッチング電源における1次側と2次側とで、電気的に絶縁した状態で電気信号を伝達する部品として使用される。当然ながら、磁気抵抗効果素子と、信号電流の流れる電流線(例えば薄膜コイル)との間には、両者を電気的に絶縁するための中間層が存在する。
ところで最近では、磁気カプラのコンパクト化と共に省電力化や高感度化についての要求も高まってきている。そのためには、上記の中間層を薄型化し、磁気抵抗効果素子と電流線との距離をより近づけることが必要である。しかしながら、中間層にはその機能上ある程度の絶縁耐圧が要求される(特に、上記のスイッチング電源におけるアイソレータとして用いる場合には、例えば数kV程度の絶縁耐圧が要求される)ので、従来構造では中間層の薄型化にも限界がある。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、より薄型化された磁気カプラを提供することにある。
本発明の磁気カプラは、非磁性材料からなる導電膜を有する中間層を挟むように積層され、かつ、互いに電気的に絶縁されるコイルおよび磁気抵抗効果素子を備え、導電膜が、コイルおよび磁気抵抗効果素子の双方と電気的に絶縁されるようにしたものである。
本発明の磁気カプラでは、コイルと磁気抵抗効果素子とを積層方向において分離する中間層が、コイルおよび磁気抵抗効果素子を絶縁し、かつ、導電膜を有しているので、コイルと磁気抵抗効果素子との間の絶縁耐圧が向上する。よって、薄型化および高感度化に有利となる。
本発明の磁気カプラでは、中間層における導電膜が、コイルおよび磁気抵抗効果素子の双方と積層方向において重なる領域に位置していることが望ましい。コイルと磁気抵抗効果素子との間の絶縁耐圧が、より確実に向上するからである。また、導電膜は、1×107 S/m以下の導電率を有することが望ましい。導電膜内部での渦電流の発生が抑制され、磁気抵抗効果素子に対するコイルからの誘導磁界の付与が妨害されにくくなり、高感度化に有利となるからである。
本発明の磁気カプラによれば、コイルと磁気抵抗効果素子との間に、導電膜を含む絶縁性の中間層を配置するようにしたので、中間層が単層構造である場合と比べ、その絶縁耐圧を向上させることができる。したがって、中間層全体の厚みを減らし、磁気抵抗効果素子と薄膜コイルとの距離をより近づけることができる。その結果、全体構成のコンパクト化が実現されると共に、より微小な電流を薄膜コイルに流した場合であっても誘導磁界を正確に検出可能であることから省電力化も実現できる。
本発明の磁気カプラによれば、特に、導電膜を、コイルおよび磁気抵抗効果素子の双方と積層方向において重なる領域に配置することで、中間層の絶縁耐圧をより確実に向上させ、全体構成のさらなるコンパクト化およびさらなる省電力化を実現することができる。また、1×107 S/m以下の導電率を有する材料によって導電膜を構成するようにすれば、コイルからの誘導磁界に起因した導電膜内部での渦電流の発生を抑制し、よりいっそうの高感度化に有利となり、その結果、さらなるコンパクト化および省電力化が可能となる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
最初に、図1および図2を参照して、本発明における第1の実施の形態としての磁気カプラの構成について説明する。図1は、本実施の形態の磁気カプラの構成を表す平面図である。図2(A)は、図1に示した磁気カプラの要部を拡大した平面図であり、図2(B)は、図2(A)のIIB−IIB線に沿った矢視方向の断面図である。なお、図1に示した信号電流Im、誘導磁界Hmおよびバイアス磁界Hbのすべての矢印の方向は、磁気抵抗効果素子31〜34(後出)との相対的な方向を示している。この磁気カプラは、ある電気回路からの信号を、電気的に非接触な状態で他の電気回路へ伝達するデバイスであり、必要な信号を伝達しつつノイズを遮断するのに有効な手段である。
図1および図2に示したように、本実施の形態の磁気カプラは、基体10上の、X−Y平面に沿って広がる第1の階層L1(図2(B))において巻回する薄膜コイル20と、第1の階層L1の上層である第2の階層L2において薄膜コイル20と対応する領域に位置する第1〜第4の磁気抵抗効果(MR;Magneto-Resistive effect)素子31〜34と、厚み方向において薄膜コイル20と第1〜第4のMR素子31〜34との間に位置する中間層13とを備えている。さらに、この磁気カプラは第2の階層L2において薄膜コイル20の巻回中心側および巻回外周側に配置されたヨーク41〜44を備えている。第1の階層L1において、薄膜コイル20の巻線体(例えば後出の直線パターン21)同士の隙間は絶縁層12によって充填されており、第2の階層L2において、ヨーク41〜44および第1〜第4のMR素子31〜34は共に絶縁層14によって覆われている(図2(B))。なお、図1および図2では、第1から第4のMR素子31〜34を繋ぐ配線パターンの図示は省略している。
基体10は、磁気カプラ全体を支持する矩形状の基板であり、例えば、ガラス、硅素(Si)または酸化アルミニウム(Al)などによって構成されている。なお、基体11を覆うように、例えば酸化硅素(SiO)などの絶縁層11を設けるようにしてもよい。
薄膜コイル20は、2つの端子20S,20Eを両端に備え、巻回中心側の端子20Sから巻回外周側の端子20Eへ向かうように、第2の階層L2の側から眺めた場合に例えば反時計回りに巻回した薄膜導電層であり、例えば銅(Cu)などの高導電性材料によって構成されている。薄膜コイル20が形成された領域は、一対の直線領域R21と、それらを繋ぐ一対の曲線領域R22とに分類される。直線領域R21は、X軸方向に沿って直線状に延在すると共にY軸方向において所定の間隔で配置された複数の直線パターン21によって占められた領域である。一方の曲線領域R22は、複数の直線パターン21の一端同士を繋ぐように形成された曲線状をなす曲線パターン22によって占められた領域である。ここで、複数の直線パターン21は、各々の断面積が長手方向(X軸方向)において均一であり、かつ互いに同一であると共に、互いに等間隔で配列されていることが望ましい。
第1および第2のMR素子31,32は、積層方向において一方の直線領域R21と対応する位置に配置されており、第3および第4のMR素子33,34は、積層方向において他方の直線領域R21と対応する位置に配置されている(図1参照)。
図1および図2に示したように、第1のMR素子31は、一対の端子31S,31Eの間において互いに直列接続された複数の帯状パターン311を有している。帯状パターン311は、薄膜コイル20の径方向(Y軸方向)に延在すると共に薄膜コイル20の巻回方向(X軸方向)において互いに隣在し合うように配設されている。すなわち、第1のMR素子31は、端子31Sと端子31Eとの間で長手方向が径方向となるように互いに平行配置された複数の帯状パターン311が、接続部分312を介してつづら折り状に連なって構成されている。第2〜第4のMR素子32〜34についてもこれと同様の構成である。すなわち、第2〜第4のMR素子32〜34は、それぞれ、一対の端子32S,32E、一対の端子33S,33Eまたは一対の端子34S,34Eの間において帯状パターン321,331,341が接続部分(図示せず)を介してつづら折り状に連なるように直列接続された構成となっている。なお、図1および図2では、第1〜第4のMR素子31〜34がそれぞれ9つの帯状パターンを有する場合を示しているが、その数はそれに限定されるものではない。
第1〜第4のMR素子31〜34における帯状パターン311,321,331,341は、それぞれに一定の読出電流を流したときに、いずれも薄膜コイル20を流れる信号電流Imにより生ずる誘導磁界Hmに応じた抵抗値の変化を示す。その場合、帯状パターン311,321の抵抗値の変化と、帯状パターン331,341の抵抗値の変化とは互いに逆方向となる。すなわち、帯状パターン311,321の抵抗値が仮に増加したとすれば、帯状パターン331,341の抵抗値は減少するという関係となっている。より具体的には、信号電流Imが端子20Sから端子20Eへ向かうように薄膜コイル20を流れると、第1および第2のMR素子31,32に対しては誘導磁界Hmが+Y方向へ付与される一方、第3および第4のMR素子33,34に対しては誘導磁界Hmが−Y方向へ付与されることとなる。
次に、図3を参照して、帯状パターン311,321,331,341の構成について、より詳しく説明する。図3は、帯状パターン311,321,331,341の構成を分解して表す分解斜視図である。なお、帯状パターン311,321,331,341は全て同一の構成である。
帯状パターン311,321,331,341はスピンバルブ構造をなすものであり、図3(A)に示したように、例えば+Y方向に固着された磁化J61を有する固着層61と、特定の磁化を示さない中間層62と、誘導磁界Hmの大きさや向きに応じて磁化J63が変化する自由層63とが順に積層された構造となっている。自由層63の磁化容易軸AE63はX軸と平行である。なお、図3(A)は、誘導磁界Hmを印加しない無負荷状態(すなわち、外部磁界が零の状態)を示している。この場合には、自由層63の磁化方向J63は、自らの磁化容易軸AE63と平行をなし、かつ、固着層61の磁化J61と直交した状態となっている。
自由層63は、ニッケル鉄合金(NiFe)などの軟磁性材料により構成されている。中間層62は、銅(Cu)により構成され、上面が固着層61と接すると共に下面が自由層63と接している。中間層62は、銅のほか、金(Au)などの導電率の高い非磁性金属により構成することができる。なお、固着層61の上面(中間層62と反対側の面)および自由層63の下面(中間層62と反対側の面)は、それぞれ図示しない保護膜によって保護されている。また、固着層61と自由層63との間には磁化方向J61における交換バイアス磁界Hin(以下、単に「交換バイアス磁界Hin」と記す。)が生じており、中間層62を介して互いに作用し合っている。交換バイアス磁界Hinの強度は、固着層61と自由層63との相互間隔(すなわち中間層62の厚み)に応じて自由層63のスピン方向が回転することにより変化する。したがって、交換バイアス磁界Hinを見かけ上、零とすることもできる。また、図3(A)では、下から自由層63、中間層62、固着層61の順に積層された場合の構成例を示しているが、これに限定されず、反対の順序で構成するようにしてもよい。
図3(B)に、固着層61の詳細な構成を示す。固着層61は、例えば中間層62の側から磁化固定膜64と反強磁性膜65と保護膜66とが順に積層された構成となっている。磁化固定膜64はコバルト(Co)やコバルト鉄合金(CoFe)などの強磁性材料によって構成されており、この磁化固定膜64の示す磁化の向きが固着層61全体としての磁化J61の向きとなる。一方、反強磁性膜65は、白金マンガン合金(PtMn)やイリジウムマンガン合金(IrMn)などの反強磁性材料により構成されている。反強磁性膜65は、+X方向のスピン磁気モーメントと、それとは反対方向(−X方向)のスピン磁気モーメントとが完全に打ち消し合った状態にあり、磁化固定膜64の磁化の向き(すなわち、固着層61の磁化J61の向き)を固定するように作用している。保護膜66は、タンタル(Ta)やハフニウム(Hf)などの比較的化学的に安定な非磁性材料からなり、磁化固定膜64や反強磁性膜65などを保護するものである。
以上のような構造を有する帯状パターン311,321,331,341では、誘導磁界Hmの印加により自由層63の磁化J63が回転し、それによって磁化J63と磁化J61との相対角度が変化する。その相対角度は、誘導磁界Hmの大きさや向きによって決まるものである。すなわち、帯状パターン311,321,331,341に対し、誘導磁界Hmの、磁化J61と平行または逆平行な成分(+Y方向または−Y方向の成分)が付与されると、図3(A)に示した無負荷状態から磁化J63の向きが+Y方向または−Y方向へ傾き、帯状パターン311,321,331,341の抵抗値の増減が生じる。より具体的には、+Y方向の誘導磁界Hmが付与されると磁化J63は+Y方向に傾き、磁化J61と平行な状態に近づくので帯状パターン311,321,331,341の抵抗値は減少する。反対に、−Y方向の誘導磁界Hmが付与されると磁化J63は−Y方向に傾き、磁化J61と逆平行な状態に近づくので帯状パターン311,321,331,341の抵抗値は増大する。
中間層13は、例えば薄膜コイル20および第1〜第4のMR素子31〜34の双方と接するように設けられ、薄膜コイル20と第1〜第4のMR素子31〜34との電気的絶縁を図る絶縁部材として機能するものである。中間層13は、例えば図4(A)に表したように、導電膜131によって隔てられた複数の絶縁膜132を含む積層構造を有している。導電膜131は非磁性導電材料によって構成されており、絶縁膜132と比べて厚みが薄いものである。導電膜131の構成材料としては、銅(Cu),金(Au),銀(Ag)およびアルミニウム(Al)等よりも導電率の低い材料(例えば1×107 S/m以下の導電率を有する材料、特にチタン(Ti)などの3×106 S/m以下の導電率を有する材料)が好ましい。薄膜コイル20からの誘導磁界Hmに起因した渦電流が導電膜131の内部を流れるのを抑制するためである。渦電流は薄膜コイル20からMR素子第1〜第4のMR素子31〜34への磁界印加を妨げる作用をもたらすことから、この渦電流自体を抑制することで結果として磁気カプラ全体としての感度が向上する。導電膜131の構成材料の具体例としては、上述のチタン(Ti)のほか,クロム(Cr),白金(Pt),タンタル(Ta),ジルコニウム(Zr)等の金属それらの合金、あるいは、LaNiO3、ITO(錫ドープ酸化インジウム)等の導電性酸化物が挙げられる。一方、絶縁膜132は、酸化アルミニウム(AlOx )や酸化ジルコニウム(ZrO2 )窒化アルミニウム(AlN),窒化珪素(SiN),酸化硅素(SiO2 ),ポリイミドなどの非磁性絶縁材料によって構成されている。ここでは酸化アルミニウムをAlOx と記載したが、耐電圧の点で化学量論組成のAl2 3 により近い組成が好ましい。なお、中間層13が複数の導電膜131を含む場合、それらの厚みは互いに異なっていてもよい。そのうえ、複数の導電膜131は、厚み方向に等間隔で積層されていてもよいし、そうでなくともよい。すなわち、複数の絶縁膜132の厚みは、互いに同一であってもよいし、それぞれ異なっていてもよい。
このような積層構造を有することにより、中間層13は、その厚みが一定である場合において絶縁材料からなる単層構造である場合よりも絶縁耐圧が向上することとなる。中間層13の態様は、2つの絶縁膜132が1つの導電膜131によって分離された3層構造に限定されるものではなく、例えば図4(B)に表したように3つの絶縁膜132を2つの導電膜131によって分離するようにした5層構造としてもよい。あるいは、さらに多くの導電膜131と絶縁膜132とが交互に積層されたものであってもよい。このように、より多数の導電膜131と絶縁膜132とが交互に積層されることで、中間層13全体としての絶縁耐圧がいっそう向上するからである。なお、図4(A),図4(B)は、図2に示した中間層13を拡大した断面の構成例をそれぞれ表すものである。
ヨーク41〜44は、パーマロイ(NiFe)などの高い透磁率を有する軟磁性材料によって構成され、薄膜コイル20を流れる信号電流Imによって生じる誘導磁界Hmを、第1〜第4のMR素子31〜34に向かうようにガイドする機能を有するものである。ヨーク41,42は、薄膜コイル20の径方向(Y軸方向)において第1および第2のMR素子31,32を挟むように対向配置されている。同様に、ヨーク43,44は、薄膜コイル20の径方向(Y軸方向)において第1および第2のMR素子31,32を挟むように対向配置されている。
ここで、ヨーク41〜44は、積層方向において直線領域R21と重複する位置に設けられていてもよいし、重複しない位置に設けられていてもよい。但し、薄膜コイル20の巻回中心側のヨーク41,43は、薄膜コイルの巻回外周側のヨーク42,44よりも直線領域R21のY軸方向の中心位置CLの近くに設けられていることが望ましい。すなわちヨーク41とヨーク42との関係についていえば、図2(B)に示したように、Y軸方向において、薄膜コイル20の最内周端縁(最内周に位置する直線パターン21における巻回中心側の側面位置)21T1と最外周端縁(最外周に位置する直線パターン21における巻回外周側の側面位置)21T2との中心位置CLが、薄膜コイル20の巻回外周側のヨーク42よりも薄膜コイル20の巻回中心側のヨーク41に近いことが望ましい。第1および第2のMR素子31,32に及ぶ誘導磁界Hmの強度分布が、Y軸方向においてより平坦化された(偏りの小さな)ものとなるからである。ヨーク43とヨーク44との関係についても同様である。上記の場合、Y軸方向において、巻回中心側のヨーク41は最内周に位置する直線パターン21の側面位置21T1よりも巻回外周側に位置するようにするとよい。すなわち図2(B)に示したように、ヨーク41における巻回中心側の側面位置41T1が最内周の直線パターン21の側面位置21T1よりも巻回外周側に位置するようにするとよい。ヨーク43についても同様である。また、図2(B)に示したように、巻回外周側のヨーク42は、その巻回中心側の端縁42T1が、最外周に位置する直線パターン21の側面位置21T2よりも巻回中心側に位置することが望ましい。ヨーク44についても同様である。
さらに、ヨーク41〜44は、各々の磁化容易軸Meが薄膜コイル20の巻回方向(ここではX軸方向)に沿った向きとなっている。これにより、磁化容易軸Meが他の向きである場合と比べ、薄膜コイル20からの誘導磁界Hmによってヨーク41〜44が磁化されやすくなり、より効率的にその誘導磁界Hmが第1〜第4のMR素子31〜34へガイドされることとなる。特に、ヨーク41〜44は、その長手方向が薄膜コイル20の巻回方向と一致するように延在しているので、形状磁気異方性により磁化容易軸Meの向きが安定している。
さらに、この磁気カプラでは、ヨーク41〜44に対し、各々の磁化容易軸Meに沿った向きのバイアス磁界を付与する一対の永久磁石層51〜54をさらに備えている。これにより、ヨーク41〜44が単磁区化する方向へ向かうことで残留磁化が低減され、ヨーク41〜44自体の磁気的な履歴(ヒステリシス)による悪影響が抑制される。一対の永久磁石層51〜54は、ヨーク41〜44と同じく第2の階層L2に位置することが望ましく、ヨーク41〜44および第1〜第4のMR素子31〜34と共に絶縁層13によって覆われている(図2(B)参照)。
この磁気カプラでは、図5に示したように、第1〜第4のMR素子31〜34がブリッジ接続されている。具体的には、第1および第3のMR素子31,33の一端同士が第1の接続点P1において接続され、第2および第4のMR素子32,34の一端同士が第2の接続点P2において接続され、第1のMR素子31の他端と第4のMR素子34の他端とが第3の接続点P3において接続され、第3のMR素子33の他端と第2のMR素子32の他端とが第4の接続点P4において接続されている。なお図5は、本実施の形態の磁気カプラにおける回路構成を表したものである。
以下、図5を参照して、信号電流Imによって形成される誘導磁界Hmを検出する方法について説明する。
図5において、まず、誘導磁界Hmが印加されていない状態を考える。ここで読出電流i0をこのブリッジ回路に流したときの第1〜第4のMR素子31〜34の各抵抗値をR1〜R4とする。電源Vccからの読出電流i0は、第2の接続点P2で読出電流i1および読出電流i2の2つに分流される。そののち、第2のMR素子32と第3のMR素子33とを通過した読出電流i1と、第4のMR素子34と第1のMR素子31とを通過した読出電流i2とが第1の接続点P1において合流する。この場合、第2の接続点P2と第1の接続点P1との間の電位差Vは、
V=i1×R2+i1×R3=i2×R4+i2×R1
=i1×(R2+R3)=i2×(R4+R1) ……(1)
と表すことができる。
また、第4の接続点P4における電位V3および第3の接続点P3における電位V4は、それぞれ、
V2=V−i1×R2
V4=V−i2×R4
と表せる。よって、第4の接続点P4と第3の接続点P3との電位差V0は、
V0=V4−V2
=(V−i2×R4)−(V−i1×R2)
=i1×R2−i2×R4 ……(2)
となる。ここで、(1)式および(2)式から、
V0=R2/(R2+R3)×V−R4/(R4+R1)×V
={R2/(R2+R3)−R4/(R4+R1)}×V ……(3)
となる。このブリッジ回路では、外部磁界である誘導磁界Hmが印加されたときに、上記の式(3)で表された第4の接続点P4と第3の接続点P3との電位差V0を測定することにより、抵抗変化量が得られる。ここで、誘導磁界Hmが印加されたときに、抵抗値R1〜R4がそれぞれ変化量ΔR1〜ΔR4だけ変化したとすると、すなわち、誘導磁界Hmを印加後の抵抗値R1〜R4が、それぞれ
R1=R1+ΔR1
R2=R2+ΔR2
R3=R3+ΔR3
R4=R4+ΔR4
であるとすると、誘導磁界Hmの印加時における電位差V0は、式(3)より、
V0={(R2+ΔR2)/(R2+ΔR2+R3+ΔR3)−(R4+ΔR4)/(R4+ΔR4+R1+ΔR1)}×V ……(4)
となる。この電流センサでは、第1および第2のMR素子31,32の抵抗値R1,R2と、第3および第4のMR素子33,34の抵抗値R3,R4とは互いに逆方向の変化を示すように構成されているので、変化量ΔR4と変化量ΔR1とが打ち消し合うと共に、変化量ΔR3と変化量ΔR2とが打ち消し合うこととなる。このため、誘導磁界Hmの印加前後を比較した場合、式(4)の各項における分母の増加はほとんど無い。一方、各項の分子については、変化量ΔR2と変化量ΔR4とが必ず反対の符号を有するので増減が現れることとなる。
仮に、第1〜第4のMR素子31〜34の全てが完全に同一の特性を有するものとした場合、すなわち、R1=R2=R3=R4=R、かつ、ΔR1=ΔR2=−ΔR3=−ΔR4=ΔRであるとした場合、式(4)は、
V0={(R+ΔR)/(2×R)−(R−ΔR)/(2×R)}×V
=(ΔR/R)×V
となる。
このように、ΔR/R等の特性値について既知である第1〜第4のMR素子31〜34を用いるようにすれば、誘導磁界Hmの大きさを検出することができ、その誘導磁界Hmを発生する信号電流Imの大きさを推定することができる。すなわち、この磁気カプラによれば、薄膜コイル20をある電気回路に接続して信号電流Imを流すと共に、第1〜第4のMR素子31〜34からなるブリッジ回路に読出電流i0を供給することで、信号電流Imの変化が読出電流i0の変化に現れることとなる。したがって、互いに絶縁された複数の電気回路間の信号伝達を非接触で行うことができる。
本実施の形態の磁気カプラでは、薄膜コイル20と第1〜第4のMR素子31〜34との間に、導電膜131によって分離された複数の絶縁膜132を含む中間層13を配置するようにしたので、中間層13が単層構造である場合と比べ、その絶縁耐圧を向上させることができる。したがって、中間層13全体の厚みを減らし、第1〜第4のMR素子31〜34と薄膜コイル20との距離をより近づけたとしても従来と同等以上の絶縁耐圧を確保することも可能である。その結果、全体構成のコンパクト化が実現されると共に、より微小な信号電流Imを薄膜コイル20に流した場合であっても誘導磁界Hmを正確に検出可能であることから駆動時の消費電力低減も実現できる。
また、本実施の形態の磁気カプラでは、第1〜第4のMR素子31〜34を面内方向において挟むように、軟磁性材料からなるヨーク41〜44を薄膜コイル20の巻回中心側および巻回外周側の双方に配置したので、薄膜コイル20から発生する誘導磁界Hmの強度低下を抑制し、その誘導磁界Hmを第1〜第4のMR素子31〜34に対して効率的に及ぼすことができる。よって、より微小な信号電流Imであっても誘導磁界Hmを正確に検出することができる。したがって、駆動時において従来よりも省電力化を図ることができる。特に、ヨーク41〜44を、第1〜第4のMR素子31〜34と同じく第2の階層L2に配置するようにしたので、第2の階層L2以外にある場合と比べ、誘導磁界Hmが、より効率的に第1〜第4のMR素子31〜34に及ぶようになる。なお、特許文献1には、コイルと電流センサとの両方の近傍に配置されて磁場コンセントレータとして機能する磁性材料層に関する記載があるが、その磁性材料層の具体的な配置位置が示されていないため、十分な効果が得られるかどうか不明である。
また、本実施の形態の磁気カプラでは、薄膜コイル20が複数の直線パターン21を含み、それらが占める直線領域R21と積層方向において対応する位置に第1〜第4のMR素子31〜34を設けるようにしたので、曲線パターン22が占める曲線領域R22に対応した位置に設けた場合と比べ、安定した検出動作が発揮される。
また、本実施の形態の磁気カプラでは、薄膜コイル20の径方向における薄膜コイル20の最内周端縁と最外周端縁との中心位置CLが、薄膜コイル20の巻回外周側のヨーク42,44よりも薄膜コイル20の巻回中心側のヨーク41,43に近いので、第1〜第4のMR素子31〜34に対し、径方向において強度分布の偏りの小さい誘導磁界Hmが及ぶようになる。したがって、薄膜コイル20の径方向に延びる帯状パターン311,321,331,341において、径方向の全ての部分に亘って自由層63の磁化J63が誘導磁界Hmに応じてほぼ一定の向きとなり、より正確な信号伝達を行うことができる。
また、本実施の形態の磁気カプラでは、第1から第4のMR素子31〜34を用いてそれらをブリッジ接続するようにしたので、薄膜コイル20を流れる信号電流Imの変化をより高精度に検出することができる。
[第2の実施の形態]
次に、図6および図7を参照して、本発明における第2の実施の形態としての磁気カプラについて説明する。図6(A)は、本実施の形態の磁気カプラの要部(第1のMR素子31の周辺)の平面構成を表しており、上記第1の実施の形態の図2(A)に対応するものである。また、図6(B)は、図6(A)のVIB−VIB線に沿った矢視方向の断面図であり、上記第1の実施の形態の図2(B)に対応するものである。
この磁気カプラでは、上記第1の実施の形態の磁気カプラと異なり、第1〜第4のMR素子31〜34に含まれる帯状パターン311,321,331,341がY軸方向ではなくX軸方向に延在している。帯状パターン311,321,331,341では、図7に示したように、それぞれ、固着層61の磁化J61が+Y方向を向き、無負荷状態での自由層63の磁化J63は−X方向に向いている。なお、図7は、本実施の形態の帯状パターン311,321,331,341の構成を表す分解斜視図である。
本実施の形態の磁気カプラにおいても、上記第1の実施の形態と同様の効果(薄型化、省電力化などの効果)が得られる。特に、ヨーク41〜44の存在により、複数の帯状パターン311,321,331,341の各々に及ぶ誘導磁界Hmの強度が高まるだけでなく偏りも小さくなるので、隣り合う帯状パターン311,321,331,341同士の抵抗値のばらつきが低減される。よって、より正確な信号伝達を行うことができる。
本発明の具体的な実施例について説明する。
(実施例1−1)
ここでは、図4(A)に示した3層構造の中間層13を、アルティック(AlTiC)基板上に形成してなる試験片を作製(n=5)し、絶縁破壊電圧を測定した。アルティック基板の寸法は、20mm角で厚さ2mmとした。中間層13については、導電膜131を0.1μm厚のチタンによって構成し、それを挟む2つの絶縁膜132を各々2.5μm厚のAlOxによって構成した。導電膜131および絶縁膜132については、スパッタリングにより成膜した。絶縁破壊電圧の測定は、JIS C 2110(固体電気絶縁材料の絶縁耐力の試験方法8−2「段階破壊試験方法」)に基づいて実施した。具体的には、上記の試験片を厚み方向に一対の真鍮製の電極に挟み、それを電気絶縁性の媒質(住友スリーエム社製のフロリナートFC−40)に浸漬した状態で段階電圧印加法により行った。測定周波数は50Hzとした。その結果を、後述する実施例1−2,2−1,2−2および比較例1,2の結果と共に表1に示す。
Figure 0005422890
(実施例1−2)
ここでは、導電膜131を0.1μm厚の酸化インジウムスズ(ITO;Indium Tin Oxide)によって構成したことを除き、他は実施例1−1と同様にして試験片を作製し、絶縁破壊電圧を測定した。
(比較例1−1)
実施例1−1,1−2に対する比較例として、5.1μm厚の中間層をAlOxによって構成したことを除き、他は実施例1―1と同様にして試験片を作製し、絶縁破壊電圧を測定した。
(比較例1−2)
実施例1−1,1−2に対する比較例として、導電膜131を0.1μm厚の窒化珪素(SiN)によって構成したことを除き、他は実施例1−1と同様にして試験片を作製し、絶縁破壊電圧を測定した。
(実施例2−1)
ここでは、図4(B)に示した5層構造の中間層13をアルティック(AlTiC)基板上に形成したことを除き、他は実施例1−1と同様にして試験片を作製し、絶縁破壊電圧を測定した。具体的には、2つの導電膜131を各々0.1μm厚のチタンによって構成し、3つの絶縁膜132を各々2.5μm厚のAlOxによって構成した。
(実施例2−2)
ここでは、2つの導電膜131を0.1μm厚のITOによって構成したことを除き、他は実施例2−1と同様にして試験片を作製し、絶縁破壊電圧を測定した。
(比較例2−1)
実施例2−1,2−2に対する比較例として、7.7μm厚の中間層をAlOxによって構成したことを除き、他は実施例2―1と同様にして試験片を作製し、絶縁破壊電圧を測定した。
(比較例2−2)
実施例2−1,2−2に対する比較例として、2つの導電膜131を0.1μm厚の窒化珪素(SiN)によって構成したことを除き、他は実施例2−1と同様にして試験片を作製し、絶縁破壊電圧を測定した。
表1に示したように、中間層が3層構造の場合、実施例1−1,1−2においては、いずれも比較例1−1,1−2の約1.6倍の絶縁破壊電圧が得られた。一方、中間層が5層構造の場合、実施例2−1,2−2においては、いずれも比較例2−1,2−2の約2倍の絶縁破壊電圧が得られた。
以上の結果から、本実施例のように、中間層を、導電膜によって分離された複数の絶縁膜を含む積層構造とすることで、中間層が絶縁材料のみからなる場合と比べて中間層全体としての絶縁破壊電圧が向上することが確認された。よって、このような中間層は、コンパクトな全体構成を有すると共に駆動時の消費電力が低減された磁気カプラの実現に好適であることがわかった。
以上、いくつかの実施の形態および実施例を挙げて本発明を説明したが、本発明は上記の実施の形態等に限定されず、種々の変形が可能である。例えば上記実施の形態等では、第1〜第4の磁気抵抗効果素子として巨大磁気抵抗効果素子(GMR素子)を用いる場合について説明したが、これに限定されず、例えばトンネル磁気抵抗効果素子(TMR素子)を用いるようにしてもよい。また、上記実施の形態等では4つの磁気抵抗効果素子を備える例を挙げたが、その数は特に限定されるものではない。
また、上記実施の形態等では、薄膜コイルが存在する第1の階層と、MR素子が位置する第2の階層とを全面的に分離するように中間層を配設したが、これに限定されるものではない。すなわち、中間層は、厚み方向における薄膜コイルとMR素子との重複領域を少なくとも占めるように、第1および第2の階層に沿って延在していればよいのであって、面内方向において複数の領域に分割して配置されていてもよい。
また、上記実施の形態等では、例えば図2(B)に示したように、基体の側から第1の階層と、中間層と、第2の階層とを順に積層するようにしたが、その積層順序はこれに限定されるものではない。すなわち、基体10の側から第2の階層と、中間層と、第1の階層L1とを順に積層するようにしてもよい。
本発明の磁気カプラは、入出力間の電気的絶縁やノイズ遮断を行いつつ信号伝達を可能とするものであり、例えば通信用信号アイソレータとして用いることができる。具体的には、例えばスイッチング電源における1次側と2次側との間で、電気的に絶縁した状態で電気信号を伝達する部品としての使用が考えられる。この通信用信号アイソレータとしては、従来フォトカプラやパルストランスが用いられているが、本発明の磁気カプラは応答性に優れる(信号伝送の遅延が少ない)、使用可能温度範囲が広い、経年変化が小さいなどの利点を有することから、それらの代替品としての利用が期待できる。
本発明における第1の実施の形態としての磁気カプラの構成を表す平面図である。 図1に示した磁気カプラの要部を拡大した平面図および断面図である。 図1に示した磁気カプラにおける帯状パターンの詳細な構成を表す分解斜視図である。 図1に示した磁気カプラにおける中間層の詳細な構成を表す断面図である。 図1に示した磁気カプラにおける回路図である。 本発明における第2の実施の形態としての磁気カプラの要部構成を表す平面図および断面図である。 図6に示した磁気カプラにおける帯状パターンの構成を表す分解斜視図である。
符号の説明
10…基体、11,12,14…絶縁層、13…中間層、20…薄膜コイル、20S,20E…端子、R21…直線領域、21…直線パターン、R22…曲線領域、22…曲線パターン、31〜34…第1〜第4の磁気抵抗効果素子、311,321,331,341…帯状パターン、41〜44…ヨーク、51〜54…永久磁石層、61…固着層、62…中間層、63…自由層、

Claims (3)

  1. 非磁性材料からなる導電膜を有する中間層を挟むように積層され、かつ、互いに電気的に絶縁されるコイルおよび磁気抵抗効果素子を備え、
    前記導電膜は、前記コイルおよび磁気抵抗効果素子の双方と電気的に絶縁されている
    ことを特徴とする磁気カプラ。
  2. 前記導電膜は、前記コイルおよび磁気抵抗効果素子の双方と積層方向において重なる領
    域に位置する
    ことを特徴とする請求項1に記載の磁気カプラ。
  3. 前記導電膜は、1×107 S/m以下の導電率を有する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の磁気カプラ。
JP2007340467A 2007-12-28 2007-12-28 磁気カプラ Active JP5422890B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007340467A JP5422890B2 (ja) 2007-12-28 2007-12-28 磁気カプラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007340467A JP5422890B2 (ja) 2007-12-28 2007-12-28 磁気カプラ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009164259A JP2009164259A (ja) 2009-07-23
JP5422890B2 true JP5422890B2 (ja) 2014-02-19

Family

ID=40966556

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007340467A Active JP5422890B2 (ja) 2007-12-28 2007-12-28 磁気カプラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5422890B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001135534A (ja) * 1999-11-05 2001-05-18 Honda Motor Co Ltd 電気信号伝達装置
JP2001135535A (ja) * 1999-11-05 2001-05-18 Honda Motor Co Ltd 電気信号伝達装置
WO2006098372A1 (ja) * 2005-03-17 2006-09-21 Omron Corporation 高周波インターフェース素子

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009164259A (ja) 2009-07-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4458149B2 (ja) 磁気カプラ
JP4131869B2 (ja) 電流センサ
JP4105145B2 (ja) 電流センサ
JP4105147B2 (ja) 電流センサ
JP6406245B2 (ja) 磁気センサ
WO2009084433A1 (ja) 磁気センサ及び磁気センサモジュール
JP4245007B2 (ja) 磁気センサ
JP5440837B2 (ja) 信号伝達装置
JP5487402B2 (ja) 磁気平衡式電流センサ
WO2013129276A1 (ja) 磁気センサ素子
JP2017072375A (ja) 磁気センサ
US9146260B2 (en) Magnetic balance type current sensor
WO2019064994A1 (ja) 交換結合膜ならびにこれを用いた磁気抵抗効果素子および磁気検出装置
US8395383B2 (en) Current sensor including magnetic detecting element
JP6099588B2 (ja) 磁気結合型アイソレータ
JP5509531B2 (ja) 磁気カプラ
JP5422890B2 (ja) 磁気カプラ
JP4404069B2 (ja) 磁気センサ
US8270127B2 (en) Magnetic coupling-type isolator
JP4245006B2 (ja) 磁気センサ
WO2019065690A1 (ja) 交換結合膜ならびにこれを用いた磁気抵抗効果素子および磁気検出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100906

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130402

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130520

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131029

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131111

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5422890

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150