JP5422321B2 - 遊技機 - Google Patents

遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP5422321B2
JP5422321B2 JP2009219659A JP2009219659A JP5422321B2 JP 5422321 B2 JP5422321 B2 JP 5422321B2 JP 2009219659 A JP2009219659 A JP 2009219659A JP 2009219659 A JP2009219659 A JP 2009219659A JP 5422321 B2 JP5422321 B2 JP 5422321B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
command
read
pointer
control unit
effect
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009219659A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011067286A (ja
Inventor
貴博 上田
貴司 柴垣
英史 大森
務 冨士代
健太 古賀
辰則 春好
Original Assignee
株式会社オリンピア
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社オリンピア filed Critical 株式会社オリンピア
Priority to JP2009219659A priority Critical patent/JP5422321B2/ja
Publication of JP2011067286A publication Critical patent/JP2011067286A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5422321B2 publication Critical patent/JP5422321B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)
  • Display Devices Of Pinball Game Machines (AREA)

Description

本発明は、パチンコ機やスロットマシンなどの遊技機に関し、特に、複数の演出デバイスを用いて演出を行う際に、演出デバイスごとの演出の開始までの時間の違いを吸収して、各演出デバイス間で演出の同期をとることのできる遊技機に関するものである。
遊技機設置営業店などにおいて設置されている弾球遊技機(いわゆるパチンコ機)は、遊技球(遊技媒体とも呼ぶ)を用いて遊技を行うものである。借り受けた遊技球を弾球遊技機の遊技盤に設けられている盤面へ打ち出し、当該遊技球が予め定められた入賞口に入るごとに所定数の遊技球を払出すようになっている。払い出される遊技球は賞球と呼ばれる。
弾球遊技機には、前面に設けられた遊技盤の遊技領域の中央やや上側に設けられ、演出用表示ランプや液晶表示装置(LCD)などの可変表示部をひとつ又は複数有する可変表示装置(センター役物)が設けられている。当該可変表示装置の演出用表示ランプやLCDは、遊技機内部の制御装置により制御される。可変表示装置のLCDは、大当り状態に係わる特定図柄(「777」など)を変動表示すると共に背景画像や各種のキャラクタなどをアニメーション的に表示する。所定条件の成立として、スタートチャッカー(始動入賞装置)を遊技球が通過したことが検出されると、表示される図柄が所定時間だけ変動し、遊技球のスタートチャッカー(始動入賞装置)の通過時点において抽選された抽選用乱数値により決定される停止図柄をLCDに表示して停止するようになっている。LCDの変動停止後の図柄が「777」などの当り図柄のとき、「大当り」と称する特別遊技が開始され、アタッカーの開閉板が予め定めた回数だけ開放されるようになっている。
遊技者の興味を引き付ける役割を担うデバイスとして、上記の液晶表示装置や演出用表示ランプ(電飾)や、音響発生装置(サウンド装置)、可動役物の駆動装置などさまざまな演出デバイスが遊技機には設けられている。
遊技機は、内部抽選処理を含む遊技に係る制御を実行する制御部(メイン基板)と、前記制御部で生成した情報に基づき演出処理を実行する副制御部(サブ基板)とを備える。制御部から副制御部へ向かって一方方向にコマンドが送られ、副制御部は受信したコマンドに基づき演出処理を実行していた。
演出を行うための各デバイスは、その演出内容に特化したICが採用されているケースが多い。それらICの特性が様々であるため、コマンドを受けてからそのデバイスにおいて演出を開始するまでの時間は、デバイス毎に異なっている。例えば、サウンドを生成するICにおいて、指定された音響を発生するためにはデータ処理が必要であり、その処理には一定の時間を要する。コマンド受信から実際に演出を開始するまでに要する時間は、液晶表示装置を制御するIC(VDP:Video Display Processor)におけるその時間よりもかなり短い。画像のデータ量はサウンドのデータ量に比べて膨大であり、演出用画像を生成するためにVDPにおいてかなりの処理時間を要する。このようにデバイスごとに演出を開始するまでの時間にばらつきがあるため、演出が可能になったデバイスから順に演出を行うようにすると、例えば、音響が先に始まりその後に画像が表示されるなど、画像と音響の同期がとれず意図した演出を行うことができなくなるとともに、演出全体としての統一感が薄れてしまう。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、演出用の各デバイスにおいて、コマンドを受けてから演出開始までの時間差に応じて遅延処理を行うことにより、複数の演出デバイスによる演出の開始を一致させることのできる遊技機を提供することを目的とする。
この発明は、表示装置や音響装置などを含む複数の演出デバイスと、前記複数の演出デバイスをそれぞれ制御する複数の演出デバイス制御部と、内部抽選処理を含む遊技に係る制御及び演出に係る制御を実行するとともに前記複数の演出デバイスを制御するための演出コマンドを生成する制御部と、前記制御部から受けた前記演出コマンドに基づき演出に係る処理を実行する副制御部と、を備える遊技機において、
前記複数の演出デバイスにそれぞれ対応して設けられ、前記複数の演出デバイス制御部を制御するためのコマンドをそれぞれ格納する複数のバッファと、
前記制御部で生成した前記演出コマンドに基づき前記複数の演出デバイスごとに前記コマンドを生成して前記複数のバッファにそれぞれ書き込むコマンド生成書込部と、
前記複数のバッファそれぞれに格納された前記コマンドを読み出して前記複数の演出デバイス制御部へそれぞれ送る複数のコマンド読出部と、を備え、
前記コマンド生成書込部及び前記複数のコマンド読出部は、予め定められた周期を単位として前記複数のバッファに前記コマンドを書き込むとともにその読み出しを行い、
前記複数のコマンド読出部は、それぞれ、前記周期を単位として遅延時間を設定し、
前記コマンド生成書込部による前記コマンドの書き込みから前記遅延時間が経過したかどうか判断し、
前記遅延時間が経過していないときはその経過を待ち、
前記遅延時間が経過したときは前記複数のバッファから前記コマンド生成書込部により書き込まれた前記コマンドをそれぞれ読み出し、
読み出された前記コマンドを前記複数の演出デバイス制御部へそれぞれ送り、予め定められた演出を実行させ、
前記遅延時間は、前記複数の演出デバイス制御部のうちで前記コマンドの受信から演出の開始までの準備処理に最も時間を要する最遅の演出デバイス制御部を基準として、他の演出デバイス制御部による演出の開始が、前記最遅の演出デバイス制御部の演出の開始に一致するように定められているものである。
前記複数のバッファは、それぞれ、一次元のメモリであって、その最後と最初がつながった環状のメモリとして扱われるリングバッファを含み、
前記コマンド生成書込部は、前記リングバッファの書き込み用のポインタであるライトポインタを含み、
前記複数のコマンド読出部は、それぞれ、読み出し用のポインタであるリードポインタと、前記ライトポインタの内容を受けるとともに予め定められたタイミングで前記内容を前記リードポインタへ送る遅延要素と、前記リングバッファの前回読み出した位置を示す前回読出位置ポインタとを含み、
前記遅延要素は、前記遅延時間に対応するタイミングで前記内容を前記リードポインタへ送るものであり、
前記コマンド生成書込部は、前記ライトポインタを進め、前記ライトポインタに従って前記複数のバッファの少なくともひとつに前記コマンドを書き込み、
前記複数のコマンド読出部は、前記予め定められた周期に従って、前記遅延要素の内容を前記リードポインタに移すとともに、前記ライトポインタの内容を前記遅延要素に移す第1ポインタ内容転送処理と、
前記リードポインタと前回読出位置ポインタを比較する比較処理と、
両者が不一致のとき、前記リードポインタに従って前記リングバッファから前記コマンドを読み出す読出処理と、
前記リードポインタの内容を前回読出位置ポインタへ移す第2ポインタ内容転送処理と、を実行し、
前記比較処理の結果で両者が一致しているとき、前記第1ポインタ内容転送処理と前記比較処理を繰り返す、ようにしてもよい。
前記複数のバッファは、それぞれ、一次元のメモリであって、その最後と最初がつながった環状のメモリとして扱われるリングバッファを含み、
前記コマンド生成書込部は、前記リングバッファの書き込み用のポインタであるライトポインタを含み、
前記複数のコマンド読出部は、それぞれ、読み出し用のポインタであるリードポインタを含み、
前記コマンド生成書込部は、前記ライトポインタを進め、前記ライトポインタに従って前記複数のバッファの少なくともひとつに前記コマンドを書き込むとともに、書き込んだ前記コマンドに対応する遅延量を書き込み、
前記遅延量は、前記遅延時間に対応するものであり、
前記複数のコマンド読出部は、前記予め定められた周期に応じて前記遅延量を減少させ、前記遅延量が予め定められた値になったとき、前記リードポインタを前記遅延量が予め定められた値になった前記リングバッファの位置へ移し、
前記リードポインタに従って前記コマンドを前記リングバッファから読み出す、ようにしてもよい。
前記コマンド生成書込部は、前記遅延量がゼロのとき、書き込んだ前記コマンドの位置に前記リードポインタを移動させ、前記複数のコマンド読出部に前記コマンドを前記リングバッファから直ちに読み出させるようにしてもよい。
前記複数の演出デバイス制御部それぞれの前記準備処理に要する時間とそれぞれの前記遅延時間との和が前記最遅の演出デバイス制御部の前記準備処理に要する時間と同じである。
本発明によれば、複数の演出デバイスに対応して設けられた複数のバッファにコマンドそれぞれ書き込み、前記複数のバッファからコマンドを読み出す際に、演出用の各デバイスにおいて、コマンドを受けてから演出開始までの時間差に応じて遅延処理を行うことにより、複数の演出デバイスによる演出を同期させることができるようになった。
遊技機の表面構造を示す斜視図である。 遊技機の裏面構造を示す斜視図である。 遊技者から見た盤面の様子を示す図(正面図)である。 発明の実施の形態に係る遊技機の機能ブロック図である。 VDP(ビデオディスプレイプロセッサ)の機能ブロック図である。 VDPにおける描画データ保存、描画実行及び表示の各処理の説明図(タイミングチャート)である。 発明の実施の形態に係るコマンド書き込み及び読み出し処理装置のブロック図である。 発明の実施の形態に係るコマンド書き込みフローチャートである。 発明の実施の形態に係るコマンド読み出しフローチャートである。 図10(a)は、発明の実施の形態に係る演出デバイスの演出の開始を一致させた例、図10(a)は、従来の一致させていない例(比較例)を示す。 発明の実施の形態に係るコマンドの書き込みと読み出しのタイミングチャートである(自動遅延型)。 発明の実施の形態に係るコマンドの書き込みと読み出しのタイミングチャートである(指定遅延型)。 発明の実施の形態に係るリングバッファのポインタの構成の説明図である。 発明の実施の形態に係るリングバッファのポインタの構成の説明図である(遅延なし)。 発明の実施の形態に係るリングバッファへのコマンド書き込みフローチャートである(自動遅延型)。 発明の実施の形態に係るリングバッファからのコマンド読み出しフローチャートである(自動遅延型)。 発明の実施の形態に係るリングバッファの動作説明図である(自動遅延型)。 発明の実施の形態に係るリングバッファへのコマンド書き込みフローチャートである(指定遅延型)。 発明の実施の形態に係るリングバッファからのコマンド読み出しフローチャートである(指定遅延型)。 発明の実施の形態に係るリングバッファの動作説明図である(指定遅延型)。 発明の実施の形態に係るリングバッファの他の動作説明図である(指定遅延型)。
弾球遊技機の構造概略について図1及び図2を参照して説明を加える。
まず、図1を参照して本発明の実施の形態に係る遊技機の外部的構造につき説明する。
外枠50は、遊技機設置営業店に設けられた設置場所(島設備など)へと固定させるための縦長方形状からなる木製の枠部材である。
本体部材51は、外枠50の内部に備えられ、ヒンジ部51aを介して外枠に回動自在に装着された縦長方形状の遊技機基軸体となる部材である。この本体部材51は、枠状に形成されその内側に空間部を有している。
開口枠扉52は、遊技機の前面側となる前記本体部材51の前面に、ロック機能付きで且つ開閉自在となるように装着され、枠状に構成されることでその内側を開口部とした扉部材である。
なお、開口枠扉52の開口部にガラス製又は樹脂製からなる透明板部材が設けられ、開口部近傍に電飾52a、スピーカ52b、などが取り付けられている。
後述する遊技盤(図1では示していない)は、本体部材51の空間部に臨むように、本体部材51に所定の固定部材を用いて着脱自在に装着されている。遊技盤の本体部材51への装着後は、その遊技領域を前記開口部より観察することができる。
球受皿付き扉53は、遊技機前面において本体部材51の下部に、ロック機能付きで且つ開閉自在となるように装着され、遊技球を貯留する球受皿を少なくとも備えた扉部材である。なお、本実施形態における球受皿付き扉には、以下の部材が取り付けられている。
(1)複数の遊技球が貯留可能で且つ発射駆動装置48へと遊技球を案内させる通路が設けられた球受皿。
(2)該貯留され発射駆動装置48へと案内された遊技球を前記遊技盤10の盤面11に設けられた遊技領域へと打出す操作を行う回動式操作ハンドル48b。
(3)ブリペイドカード読込み処理関係及び借り受ける遊技球の貸出し処理関係の指示をするボタンを備えた球貸し関係の操作部。
(4)球受皿に貯留させた遊技球を遊技球収集容器(俗称、ドル箱)へと排出解除するための球受皿用の貯留球排出操作ボタン。
次に、図2を参照して本発明の実施の形態に係る遊技機の内部的構成を説明する。
40は、前述したように、本体部材51若しくは遊技盤11又はこれらに備え付けられる支持部材などを介して設けられ、電気的な遊技制御の処理を行い主要な処理情報を生成する制御部である。
40bは、前記本体部材51若しくは遊技盤11又はこれらに備え付けられる支持部材などを介して設けられ、前記制御部40にて生成した処理情報を得ることにより所定の出力態様処理をさせる制御を行う副制御部である。
42は、賞球の払い出し制御を行う払出制御部である。
43は、遊技球を払い出す遊技球払出装置である。
44は、図示しないランプや電飾52aを制御する電飾制御部である。
46は、スピーカ52bを制御駆動して音響を発生させる音響制御部である。
49は発射駆動装置48を制御する制御装置であって、回動式操作ハンドル48bを介して遊技球を盤面に設けられた遊技領域へと打出し制御を行うための発射制御装置である。
図3は遊技機の遊技盤の正面図である。
図3において、11は遊技盤10の盤面である。盤面11は、誘導レール12と、誘導レール12で区画された略円形の遊技領域を落下した遊技球を外部へ導く排出口(アウト口)13と、遊技領域を移動する遊技球の方向を変化せしめる釘14や風車14aなどの障害物を複数個備える矩形の盤面である。
前述した盤面11の遊技領域は、誘導レール12(遊技球を滑走させる滑走部と遊技球を規制する規制部を含む)により略円形状となるように区画形成され、打出された遊技球の移動範囲を規制する領域である。前記滑走部に規制部が続くように設けられている。前記滑走部は全体として螺旋をなして盤面11に配設されている。
前記排出口(アウト口)13は、遊技領域に投入された遊技球が集束する位置に設けられた回収開口部である。
障害物14としての遊技釘は、遊技球と接触させることにより移動方向を不規則にし、又は移動方向を規制するために、盤面11の適宜な位置に打込まれる複数の棒状部材である。
30aは、遊技領域の中央やや上側に設けられ、演出用表示ランプや液晶表示装置LCDなどの可変表示部をひとつ又は複数有する可変表示装置(センター役物)である。
30bは、スルーチャッカー(入賞チャッカー)である。
30cは、普通入賞口を有する普通入賞装置である。
30dは、始動入賞口を有するスタートチャッカー(始動入賞装置)である。
30eは、大入賞口を有するアタッカーである。
以下の説明で、30b乃至30dをまとめて入賞口30などと記すことがある。
なお、図示されていないが、上記30b、30c、30dの内部には球通過検出器20b、20c、20dが設けられている(同図の括弧内の符号はそのことを意味する)。
スタートチャッカー30dの始動入賞装置は特定入賞装置と、アタッカー30eの大入賞装置は特別入賞装置とも呼ばれる。
スタートチャッカー(始動入賞装置)30dは、入賞口の開口範囲の拡縮を行わせる可動片をその両側に備え、遊技球を入賞させることにより可変表示を行わせると共に賞球を遊技者に獲得させる入賞装置である。
アタッカー(大入賞装置)30eは、入賞口を露出させる開口状態と入賞口を閉鎖する閉口状態となる可動扉が駆動制御されるものであり、遊技球を入賞させることにより他の入賞装置と比較してより多くの賞球を獲得させる入賞装置である。
図4は本発明の実施の形態に係る遊技機の機能ブロック図である。
40は、電気的な遊技制御の処理を行い主要な処理情報を生成する制御部(「メイン基板」とも呼ばれる)である。制御部40は遊技領域を移動(流下)して入賞口30b〜30dを通過した遊技球をそれぞれ検出する球通過検出器20b〜20dの信号を入力とし、入賞口30b〜30dの遊技球通過に応じた抽選・判定を行う入賞判定部40aを含む。
41は可変表示装置(センター役物)30aの演出用表示ランプを点灯させる表示制御部である。表示制御部41は、入賞判定部40aにおける所定条件の成立(例えば、予め定められた通過口ヘの遊技球の通過)に基づく電子的な当否抽選の結果に応じて、識別点灯情報(可変表示装置(センター役物)30aの演出用表示ランプに点灯表示される)を可変表示させた後に停止表示を行う表示制御装置である。
なお、制御部40に設けられた入賞判定部40aにおける所定条件の成立(例えば、始動入賞装置30dヘの遊技球の入賞等)に基づく電子的な当否抽選の結果に応じて、液晶表示装置LCDにその識別表示情報が可変表示される(抽選結果に応じてその演出内容が変わる)。これは、制御部40から抽選結果(あるいはこれに対応する演出コマンド)を副制御部40bへ送り、当該抽選結果を受けた副制御部40bが当該抽選結果に対応する画像を生成し、これを液晶表示装置LCDで表示することで実行される。可変表示装置(センター役物)30aのLCDは、大当り状態に係わる特定図柄を変動表示すると共に背景画像や各種のキャラクタなどをアニメーション的に表示する装置である。スタートチャッカー(始動入賞装置)30dを遊技球が通過したことが検出されると、表示される図柄が所定時間だけ変動し、遊技球のスタートチャッカー(始動入賞装置)30dの通過時点において抽選された抽選用乱数値により決定される停止図柄をLCDに表示して停止するようになっている。
アタッカー30eは、前方に開放可能な開閉板を備える。LCDの変動停止後の図柄が「777」などの当り図柄のとき、「大当り」と称する特別遊技が開始され、アタッカー30eの開閉板が予め定めた回数だけ開放されるようになっている。アタッカー30eの開閉板が開放された後、所定時間が経過し、又は所定数の遊技球が入賞すると開閉板が閉じる。
42は、入賞判定部40aの信号を受けて入賞口30b〜30dの遊技球通過に応じた及び/又はこれによる抽選・判定の結果に応じた遊技球払出装置43を制御する払出制御部である。
43は、遊技利益として入賞口30b〜30dの遊技球通過に応じた及び/又はこれによる抽選・判定の結果に応じた所定数の遊技球を払出す駆動源を備えた遊技球払出装置である。
遊技球が遊技領域に設けられた入賞装置30b〜30dには、それぞれ内部に球通過検出器(例えばスイッチ)20b〜20dが設けられ、遊技球の通過を検出できるようになっている。いずれかの入賞装置30b〜30dの位置を通過すると、これを球通過検出器20b〜20dが検出し、これを受けて入賞判定部40aが所定の抽選・判定処理を行う。例えば、球通過検出器20bがスルーチャッカー(入賞チャッカー)30bを通過した遊技球を検知したとき、所定の抽選を行い、当選したときはスタートチャッカー(始動入賞装置)30dを所定時間開放する。すなわち、スタートチャッカー(始動入賞装置)30dの左右両側に互いに対向して設けられた一対の可動片を、それぞれ外側へ開放させる。併せて当選の旨を可変表示装置(センター役物)30aに表示する。そして、遊技球がスタートチャッカー(始動入賞装置)30dを通過したことを検知したとき、所定の抽選を行い、当選したときはアタッカー30eの大入賞装置を開放する。
40bは、制御部40にて生成した処理情報を得ることにより、光の点滅・音響の発生などの演出を含む所定の出力態様処理をさせる制御を行う副制御部(「サブ基板」とも呼ばれる)である。副制御部40bは、CPU、ROM、RAM及び液晶表示装置LCDに表示する画像を生成するVDP(ビデオディスプレイプロセッサ)を含む。副制御部40bからの出力信号は、ランプ制御部44、音響制御部46及び可動体制御部47などの周辺基板へ送られる。また、副制御部40bは、遊技者が操作する演出ボタンESWから信号を受け付ける(図1において、演出ボタンESWの表示は省略している)。
44は、遊技盤10あるいは遊技機筐体に設けられたランプ・電飾52aなどを点灯制御するための電飾制御部である。
46は、遊技盤10あるいは遊技機筐体に設けられたスピーカ52bを通じて効果音・音声を発生させる音響制御部である。
47は、遊技盤10に設けられた可動体52cを制御する可動体制御部である。
可動体52cとは、遊技盤10上に打ち出された遊技球の落下動作に変化を与える障害物であって、副制御部40bの処理によって状態が変化するものである(図3において可動体52cの表示は省略している)。可動体52cは、例えば、通常状態とこれと異なる状態の2つを相互に行き来するものである。可動体とは、例えば、平板状、円柱状、円盤状、凹凸を有する歯車状、等のものである。なお、図示しないが可動体52cを駆動するための動力部を備える。可動体制御部47は、実際には、当該動力部を駆動する。動力部は、例えば、モータ、ソレノイドなどの電力又は磁力を用いた駆動装置又は駆動源を備えた制御装置などである。
液晶表示装置LCD及びランプ・電飾52a、スピーカ52b、可動体52cは、遊技者の視覚や聴覚に訴える演出を行うための演出デバイスである。また、ランプ制御部44、音響制御部46、可動体制御部47は、前記デバイスを駆動制御するデバイスであり、その内部に演出処理用のICを内蔵している。副制御部40bに内蔵されるVDPも駆動制御用のデバイスである。以下の説明において、液晶表示装置LCDなどの上記演出デバイスを駆動制御する、ランプ制御部44、音響制御部46、可動体制御部47及びVDPを演出デバイス制御部と呼ぶことにする(なお、演出デバイスと演出制御デバイスと併せて指すときに「演出デバイス」という用語を用いることがある)。なお、ランプ制御部44、音響制御部46、可動体制御部47を、VDPのように副制御部40bに内蔵してもよい。
演出ボタンESWは、遊技者によって押下操作されるものであり、押下することで液晶表示装置LCDに表示される演出画像の態様を変化させ、遊技者に対して遊技への参加意識を高めるとともに、興趣を高めるようにしたものである。例えば、演出ボタンESWの操作に連動して液晶表示装置LCDに表示される演出画像を選択することができる。
副制御部40bは、前述のようにCPU、ROM、RAM及びVDPを含む。複数のビット(配線)からなる図示しないBUSに、CPU(処理部)、ROM(不揮発性記憶部、メモリ)、RAM(読み出し及び書き込み可能な記憶部、メモリ)、VDP及び図示しないI/O(入出力装置)が接続されている。副制御部40bで実行される遊技に係る処理は、ROMに予め記憶されたプログラムに従ってCPUが動作することで実行される。CPUは、処理を行う際に各種データをRAMに記憶させ、必要に応じて読み出し、処理を行い、必要に応じて再度記憶する、といった処理を行う。RAMはバッテリバックアップを受けていることがあり、この場合は電源断の間でもその記憶内容は保持されている。
副制御部40bは、主制御部40から演出コマンドを受信し、これに基づき液晶表示装置LCD、ランプ・電飾52a、スピーカ52b、可動体52c、演出ボタンESWなどの制御を行うものである。
図5は、VDPの構造の概略図である。VDPは、CPUとのインタフェースI/F、CPUからのコマンドに従い画像を描画する描画エンジンE1、描画した画像を記憶するビデオメモリVRAM、及び、ビデオメモリVRAMに記憶された画像を読み出して液晶表示装置LCDへ送る表示エンジンE2を備える。これらの各要素は、内部のバスBUSに接続され、相互にデータを読み書きできるようになっている。インタフェースI/Fは、CPUからコマンドなどのデータを受けるとともに、表示エンジンE2などからの割り込み信号をCPUへ出力することもできる。このVDPは、例えば、XGAサイズの解像度(1024×768ピクセルの解像度)で毎秒60フレームの描画及び表示が可能である。
毎秒60フレーム(=60fps)で描画及び表示する場合、1フレームの時間は16.67msである。これをフレーム時間と記すことにする。また、2つの連続するフレームをVフレームと呼ぶことにする。フレーム×2=Vフレーム×1である。Vフレームの時間は33.33msであり、その画像更新レート(更新周波数)は30fpsである。フレーム、Vフレームは、表示の単位及び処理の単位であるが、以下の説明においては、当該フレーム、Vフレームにおけるデータ、処理結果(描画された画像)、液晶表示装置LCDに表示された画像を意味することがある。例えば、Vフレーム1などのように数字(符号)が付されている場合は、特定のVフレームを示すと共にこれに対応する描画データ、画像データ、表示データを意味することがある。
液晶表示装置LCDの制御は、描画データ(液晶表示装置に対するコマンド、動画デコード情報などを含む)の保存、描画データに基づく描画実行、描画された画像の表示実行の3段階で行われる。すなわち、CPUがVDPへ描画データを送り、VDPの描画エンジンE1が描画を実行し、表示エンジンE2が液晶表示装置LDCでの画像表示を行う。この3段階の処理はそれぞれ並列(独立)に実行される。画像表示までに3段階を要するため、ある画像が表示されているタイミング(Vフレーム)において、描画実行は次のVフレームで表示されるべき画像を描画し、描画データの保存は次の次のVフレームで表示されるべき画像を保存していることになる。その様子を図6に示す。
描画データの保存、描画実行、及び、表示実行は、ひとつのVフレームについて1回の周期で実行判定がなされる。言い換えれば、描画データの保存(第1処理)、描画実行(第2処理)、表示実行(第3処理)は、それぞれVフレームを単位として実行される(正確には、Vフレームに含まれるフレーム単位で処理が行われる、例えば、Vフレーム更新中にデータ入力があった場合、Vフレームの2つのフレームの一方において入力されたデータに係る描画データの保存、描画実行、表示実行が行われる)。したがって、本遊技機の液晶表示装置LCDの更新周波数は30fpsである。なお、これは原則であって、fpsは処理状況に応じて変化し得る。
描画データを保存してからその表示を実行するまでには、2つのVフレームに相当する時間を要する。例えば、図6では、符号T1で書き込んだ描画データは、それよりもVフレーム2つ分遅れた符号T3において表示される。ただし、描画データの保存、描画実行、表示実行はそれぞれ並列に実行されるため、液晶表示装置LCDの画像はVフレーム単位で更新される。図6の例では、表示に関して、符号T3、T4、・・・についてVフレーム1、Vフレーム2、・・・のように更新されている。
図7に、発明の実施の形態に係る演出コマンドから演出デバイスそれぞれのコマンド読み出しまでに係る装置のブロック図を示す。図7の各要素は、例えば、副制御部40bに内蔵されている。具体的には、バッファはメモリ(レジスタあるいはRAM)で実現され、他の処理部は、副制御部40bのCPUが所定のプログラムに従って動作することで実現される(ICなどのハードウエアで実現するようにしてもよい)。なお、図7では、演出デバイスがA乃至Cの3つの場合を示しているが、これは例示であることは言うまでもない。演出デバイスは2つ以上であればよい。
CBuffは、制御部40から受けた演出コマンドを一時的に格納するバッファである。40cは、バッファCBuffから上記コマンドを読み出し、これに従って複数の演出デバイスを制御するためのコマンドをそれぞれ生成してバッファに書き込むコマンド生成書込部である。BuffA〜BuffCは、複数の演出デバイスそれぞれに設けられたバッファである。BuffAはサウンド装置用のバッファ、BuffCは液晶表示装置用バッファ、BuffBは、他の演出デバイスB用のバッファである。
CRe−A〜CRe−Cは、バッファBuffA〜BuffCから所定のタイミング、具体的には書き込まれたタイミングから予め指定された遅延時間だけ経過したタイミングでコマンドを読み出すコマンド読出部である。コマンド読出部CRe−A〜CRe−Cは、それぞれ遅延量を任意に設定することができる。具体的には、任意の周期、例えばフレーム(前述のVフレームに相当)を単位として遅延量を設定することができる。n=0であれば遅延させずに直ちに読み出すことを意味し、バッファにコマンドが書き込まれたら、その直後にコマンドは読み出される。n=2であれば、2周期、例えば2フレームだけ遅れてコマンドは読み出される。以下の説明では、上記周期としてフレームを用いるが、これはあくまで一例である。
コマンド読出部CRe−Aで読み出されたコマンドは音響制御部46へ送られる。コマンド読出部CRe−Cで読み出されたコマンドはVDPへ送られる。コマンド読出部CRe−Bで読み出されたコマンドは、例えば、ランプ制御部44又は可動体制御部47などへ送られる。
図8は、図7の装置、特にコマンドバッファCBuff、コマンド生成書込部40c、バッファBuffA〜BuffCにおいて実行される処理フローチャートである。
S1:コマンド(演出コマンドを含む)を制御部40から受信する。
S2:受信したコマンドをコマンドバッファに格納する。
副制御部40bのCPUは、制御部40からコマンドを受信すると、当該コマンドをコマンドバッファCBuffに書き込む。
そして、コマンド生成書込部40c(副制御部40bのCPU)は、S3〜S5の処理を実行する。
S3:コマンドバッファから演出コマンドを取り出す。
S4:演出指示用コマンドの内容を解析し、その結果に基づきデバイス毎にデバイス制御用コマンド(以下、「コマンド」)を生成する。
制御部40から受ける演出コマンドは、どのような演出を行うかを指示するものであり、演出デバイスを直接制御するものではない。そこで、コマンド生成書込部40cが演出コマンドを解析し、デバイス毎のコマンドを生成する。例えば、演出指示用コマンドが液晶表示装置LCDに大当たりの画像を表示し、ランプなどを点滅させ、大音量のファンファーレを流すものであれば、液晶表示装置用コマンドとして大当たり画像表示コマンドを、サウンド装置用コマンドとしてファンファーレの発生コマンドを、ランプ制御部用コマンドとしてランプの点滅コマンドを生成する。
S5:デバイス制御用コマンドを各デバイス用バッファに格納する。
上記例では、大当たり画像表示コマンドをバッファBuffCに格納し、ファンファーレの発生コマンドをバッファBuffAに格納し、ランプの点滅コマンドをバッファBuffBに格納する。
図9は、図7の装置、特にコマンド読出部CRe−A〜CRe−Cにおいて実行される処理フローチャートである。
S10:所定の周期(読出周期)を単位として読み出しを行うように設定する。
所定の周期として、上述のようにフレームを採用する。コマンド読出部CRe−A〜CRe−Cの全部について同じ周期を設定する。
S11:読出周期を単位とする遅延時間を設定する。
例えば、2フレーム分遅延させるときは遅延時間n=2と設定し、書き込みの直後に読み出すように設定するときは遅延時間n=0と設定する。コマンド読出部CRe−A〜CRe−Cそれぞれについて独立に設定することができる。遅延時間をどのように設定するかについては、後述する。
S12:設定された遅延時間が経過したかどうか判断する。
コマンド読出部CRe−A〜CRe−Cそれぞれについて独立に判断する。遅延時間が経過したコマンド読出部については(YES)、S13とS14の処理を実行する。
S13:遅延時間が経過したコマンドに関して、そのバッファからデバイス制御用のコマンドを読み出す。
そして、読み出したコマンドを、各演出デバイスへ送る。
S14:各演出デバイスは、受けたデバイス制御用コマンドに基づき所定の処理を実行する。
図8及び図9の処理により、演出用の各デバイスにおいて、コマンドを受けてから演出開始までの時間差に応じて遅延処理を行うことができ、これにより、複数の演出デバイスによる演出を同期させることができる。
このことを、図10を参照して説明を加える。図10(a)は本発明の実施の形態に係る遊技機でのタイミングチャート、同図(b)は従来の遊技機でのタイミングチャートである。
従来は、制御部40から受けた演出指示用コマンドを解析し、各演出デバイスそれぞれのコマンドを生成したら、直ちにそれらを各演出デバイスへ送っていた。すると、同図(b)のように各演出デバイスは同時刻t1にコマンドを受信したとしても、図示するように各演出デバイスの準備処理に要する時間(コマンドを受けてから実際に演出を開始するまでの時間)TA、TB、TCはそれぞれ異なるから、実際の演出開始のタイミングt3a、t3b、t3cがばらばらになってしまう(t3a<t3b<t3c、最も早い演出デバイスと最も遅い演出デバイスでは、時間差Tが生じる)。図10の例では、最も時間を要するデバイスは液晶表示装置である(言い換えれば、最遅の演出デバイス制御部はVDPである)。
これに対し、本発明の実施の形態によれば、同図(a)に示すように、遅延時間を設定するので、各演出デバイスの演出開始のタイミングはいずれもt3となり、同期をとることができる。すなわち、コマンド受信から演出の開始までの準備処理に要する時間(コマンドを受けてから遊技者に対して実際に演出が開始されるまでの時間)に最も時間を要するデバイス(最遅の演出デバイス制御部)を基準として、演出デバイスごとに「(特定の演出デバイスの遅延時間(遅延量))+(特定の演出デバイスでの準備処理時間)=(各演出デバイスのうちで最長の準備処理時間)」となるように設定する。同図の例では、演出デバイスAの遅延時間はTWA、演出デバイスBの遅延時間はTWBである。図10(a)では、3つの演出デバイスが時刻t3において同時に演出を開始しており、演出デバイス間の時間差Tはゼロである。
図11は、遅延の単位としてフレームを採用し、遅延量nを0と2に設定した場合に、コマンドがどのように遅延するかを示す具体例である。図11は遅延量が固定のもの(自動遅延型)を示す。
図11は、8フレーム分のタイミングチャートを示す。各フレームは4つの内部周期(サブフレーム)に分けられている。コマンドの書き込み及び読み出しはサブフレームを単位として行われる。1段目はひとつのフレーム及びその番号を示し、2段目の数字は任意のひとつのサブフレームを示すための符号である。例えば、P11は第1フレームの最初のサブフレームを示し、P14は同フレームの最後のサブフレームを示す。以下、同様にP84まで示している。なお、図11では、表示を簡略化するために「P」を省略している。
3段のタイミングチャートのうち上段のものは、コマンド生成書込部40cが行うコマンド書込処理を示す。中段のn=0のケースは、コマンド読出部CRe−Cによる液晶表示装置LCDすなわちVDP用のコマンド読み出しを示す。下段のn=2のケースは、コマンド読出部CRe−Aによる音響制御部(サウンド装置)46用のコマンドの読み出しを示す。ここで、VDPとサウンドの準備処理の時間の差(図10(b)の符号T)は、2フレーム分であるとする。
図11から分かるように、遅延なしの場合(n=0)は、書き込まれた当該フレームにおいてコマンドが読み出されているが、遅延ありの場合(n=2)は、書き込まれた次の次のフレームにおいてコマンドが読み出されている。例えば、1フレームのサブフレームP12、P13でコマンド1及び2が書き込まれ、遅延無しの場合は、それらがサブフレームP13、P14で読み出されるのに対し、遅延有りの場合は、それらがフレーム3のサブフレームP31、P32で読み出される。
フレーム3のサブフレームP33、P34で書き込まれたコマンド4及び5は、遅延無しの場合、3フレームのサブフレームP34、4フレームのサブフレームP41でそれぞれ読み出される。読み出しタイミングの関係で、同じフレーム3で書き込まれたコマンド4及び5は、フレーム3と4に跨って読み出されている。これに対し、遅延有りの場合は同じフレームで書き込まれた複数のコマンドをフレームを跨いで読み出すことはない。このことから、フレームを跨いでコマンドを読み出すことを防止する必要があるときは、遅延を有りとしておくとよい。
図12は、遅延の単位としてフレームを使用し、遅延量nをフレームごとに指定した場合に、コマンドがどのように遅延するかを示す具体例である。図11は遅延量が可変のもの(指定遅延型)を示す。
3段のタイミングチャートの上段と中段は、図11と同じである。下段は指定されたタイミングでコマンドを読み出すもの(指定遅延型)を示す。以下、もっぱら下段のタイミングチャートについて説明を加える。
図12の例では、最初のサブフレームP11、P21、・・・において遅延量を指定している。図9のフローチャートで言えば、S11の処理に対応する。この遅延量で指定されたタイミングでコマンドを読み出している。例えば、1フレーム目ではn=0であるので、フレーム1で書き込まれたコマンド1及び2は、当該フレームにて読み出されている。3フレーム目ではn=2、4フレーム目ではn=1であるので、3フレーム目で書き込まれたコマンド4及び5と、4フレーム目で書き込まれたコマンド6及び7は、いずれも5フレーム目で読み出されている。
上述した自動遅延型及び指定遅延型のコマンド書込及び読出処理は、図8及び図9の処理をCPUが実行することで実現できる。その実装の一例として、公知のリングバッファを採用することができる。
リングバッファとは、バッファを環状で管理、運用する制御手法及びこれにより実現されるバッファのことである。リングバッファは、ある一定の領域のメモリを確保しておき、その範囲内を「環」であるように扱う。例えば、当該「環」を一方方向に回るものとするとともに、リードポインタ(読み出し用のポインタ)とライトポインタ(書き込み用のポインタ)を変数として用意する。リングバッファに書き込むと、ライトポインタが進む。リードポインタは、ライトポインタの示す位置まで読み出すことができる。またライトポインタは、リードポインタを通り越すことは出来ない。書き込みは、現在のライトポインタからバッファに書きはじめる。書いたらライトポインタを一つ進めるが、それがリードポインタと一致する場合はバッファが一杯であるので、書くことはできない。読み出しは、リードポインタから順次読み出す。ライトポインタと一致した時点で全てを読み終えたとして終了する。ライトポインタ、リードポインタ、いずれもバッファの最後まで至った場合は、先頭のアドレスに戻す。これが、概念的にあたかも環であるかのようにして処理されるゆえんである。リングバッファによれば、「実際の領域」と「二つのポインタ変数」のみで、溢れることの無いバッファ管理が実現できる。
なお、ポインタ(pointer)とは、つぎにアクセスすべきレコードの番地を保持する命令あるいはそのためのメモリの領域やレジスタのことである。ポインタが進むとは、ポインタの内容を更新して次の番地を示すようになることである。
しかし、公知のリングバッファのリードポインタとライトポインタをそのまま用いたのでは、上記自動遅延型や指定遅延型のような所定の遅延を行ってコマンドを読み出すということはできない。
そこで、本発明の実施の形態では、図13の構造のポインタを用意する。図13は自動遅延型のポインタを示す。例えば、図13(a)のように、ライトポインタ、遅延要素、リードポインタ、前回読出位置ポインタの4つを並べたものを用意する。これらは、例えばメモリで実現される。各要素はバッファのアドレス(内容)を記憶しており、所定の周期で(例えばフレームごとに)順次左から右へ移動していく。この動作については、後に詳しく説明する。図13(a)は遅延量n=2の例を示す。遅延量をn=1とするときは遅延要素を取り除き、遅延量をn=3とするときは遅延要素を2つ並べる。n=4、5、・・・についても同様である。
図13(a)のポインタは、例えば同図(b)のようはハードウエアでも実現できる。同図(b)のLATCH1、LATCH2はDタイプのフリップフロップであり、それぞれ同図(a)の遅延要素、リードポインタに相当する。LATCH1、LATCH2のクロック端子CLKには同じフレーム信号が入力されているので、フレームが切り替わるごとに、ライトポインタの示すアドレス(内容)は、LATCH1、LATCH2へと順次移ることになる。同図(b)ではライトポインタと前回位置読出ポインタの表示は省略しているが、これらも同様にDタイプのフリップフロップで実現できる。なお、ライトポインタのフリップフロップのクロック端子CLKには、副制御部40bのCPUによるコマンドの書き込み信号あるいはこれに相当する信号が入力され、前回位置読出ポインタのフリップフロップのクロック端子CLKには、同じくコマンドの読み出し信号あるいはこれに相当する信号が入力される。
なお、遅延無し(n=0)の場合のポインタは、図14のようになる。遅延要素がなく、ライトポインタの内容が直ちにリードポインタに反映される。この場合、副制御部40bのCPUは、リードポインタが動いたことを把握すると(リードポインタの内容と前回読出位置ポインタに内容が一致しなくなると)、すぐにコマンドを読み出す。もっとも、遅延無しであれば、メモリにコマンドを格納する領域を予め定めておき、書き込まれたコマンドを直ちに読み出せば足り、わざわざリングバッファを用意することもない。
なお、リングバッファ(図17(a)参照)そのものは、図7のバッファBuffA〜BuffCに相当し、図13及び図14のポインタは、図7のコマンド生成書込部40c又はコマンド読出部CRe−A〜CRe−Cのいずれかに含まれると考えてよい。例えば、ライトポインタをコマンド生成書込部40cに設け、その他のポインタをコマンド読出部CRe−A〜CRe−Cに設ける。あるいは、図13及び図14のポインタの全部をコマンド読出部CRe−A〜CRe−Cそれぞれに設けるようにしてもよい。この場合は、バッファにコマンドを書き込んだ位置をコマンド生成書込部40cから受けて、これをライトポインタに格納する。コマンド生成書込部40cは、バッファBuffA〜BuffCそれぞれに対応する複数のライトポインタを備えているものとする。
図15は、リングバッファへのコマンド書き込みフローチャートである。図15は自動遅延型のポインタの処理を示す。
S21:ライトポインタをひとつ進める。
ライトポインタは前回コマンドを書き込んだバッファのアドレスを保持しているから、これに+1して次の新しいアドレスに移動する。なお、ライトポインタが次回コマンドを書き込むべきアドレスを保持するようにしてもよい。両者はライトポインタの定義の違いだけでありその基本的な動作について違いはない。どちらを採用してもよい(リードポインタも同様)。
S22:ライトポインタの示す位置にコマンドを書き込む。
ライトポインタをコマンド読出部CRe−A〜CRe−Cそれぞれに設けている場合は、コマンド生成書込部40cが持つライトポインタ(書き込み位置情報)を、対応するコマンド読出部CRe−A〜CRe−Cのライトポインタへ転送(コピー)する。例えば、コマンド生成書込部40cが液晶表示装置用コマンドを生成しバッファBuffCに書き込んだ場合は、コマンド読出部CRe−Cのライトポインタへ転送する。あるいは、コマンド読出部CRe−A〜CRe−Cが、コマンド生成書込部40cのライトポインタを参照するようにしてもよい。
S23:他に書き込むコマンドがあれば(YES)、S21とS22を繰り返す。無ければ図15の処理を終了する。
図16は、リングバッファからのコマンド読み出しフローチャートである。この処理は、フレームを単位として行うものである。図16は自動遅延型のポインタの処理を示す。
S31:新しいフレーム(周期)に入ったら(S30でYES)、ポインタの遅延要素の内容を隣のリードポインタに移すとともに、ライトポインタの内容を隣の遅延要素に移す。
これにより、図13(a)において内容が右側へひとつ移ることになる。
S31は、第1ポインタ内容転送処理である。
S32:リードポインタと前回読出位置ポインタを比較する(比較処理)。
両者が不一致であれば(S33でYES)、リードポインタが移動してコマンドを読み出すべきフレームに到達したことを意味するから、S34及びS35の処理を実行する。両者が一致していれば(S33でNO)、リードポインタが変化せずコマンドを読み出すべきフレームに到達していないから、S30の処理に戻る。
S34:リードポインタに従ってバッファからコマンドを読み出す(読出処理)。
S35:リードポインタの内容を前回読出位置ポインタへ移す。
S35は、第2ポインタ内容転送処理である。
そして、S30の処理に戻る。
図17を参照して、図15及び図16の処理の具体例を説明する。図17は、図11に対応する例であり、リングバッファとポインタの関係を示したものである。説明の便宜上、リングバッファは10個のバッファ(メモリ、格納領域)をもち、それらのアドレスはA0〜A9であるとする。符号Rはリードポインタの内容の指すバッファを示す矢印であり、符号Wはライトポインタの内容の指すバッファを示す矢印である。実線の四角は書き込まれたコマンドを示し、点線は読み出されたコマンドを示す(点線で囲まれたバッファの内容は不要になったことを意味する)。また、符号P14、・・・は、図11のサブフレームである。
図17(a)は初期状態を示す。ライトポインタW及びリードポインタRはいずれもアドレスA0のバッファを示している。
同図(b)は図11のサブフレームP14での状態を示す。コマンド1及び2が書き込まれたのでライトポインタWは2つ先のA2に移動している。サブフレームP14では、図13のライトポインタ、遅延要素、リードポインタ、前回読出位置ポインタの内容は、それぞれA2、A0、A0、A0である(初期値としてそれぞれにA0が設定されていたとする)。リードポインタの内容=前回読出位置ポインタであるから、コマンドの読み出しは行われない(図16のS33でNO)。
同図(c)はサブフレームP24での状態を示す。さらに、コマンド3が書き込まれたのでライトポインタWはA3に移動している。サブフレームP24では、ライトポインタ、遅延要素、リードポインタ、前回読出位置ポインタの内容は、それぞれA3、A2、A0、A0である。リードポインタの内容=前回読出位置ポインタであるから、コマンドの読み出しは行われない(図16のS33でNO)。
同図(d)はサブフレームP34での状態を示す。さらに、コマンド4及び5が書き込まれたのでライトポインタWはA5に移動している。サブフレームP34では、ライトポインタ、遅延要素、リードポインタ、前回読出位置ポインタの内容は、それぞれA5、A3、A2、A0である。リードポインタの内容≠前回読出位置ポインタであるから、前回読出位置ポインタの内容の示すA0からリードポインタの内容の示すA2までの内容、すなわちA1及びA2に格納されたコマンドの読み出しが行われる(図16のS33でYES)。コマンドの読み出しと同時に、前回読出位置ポインタにリードポインタの内容=A2が設定される。
同図(e)はサブフレームP44での状態を示す。さらに、コマンド6及び7が書き込まれたのでライトポインタWはA7に移動している。サブフレームP44では、ライトポインタ、遅延要素、リードポインタ、前回読出位置ポインタの内容は、それぞれA7、A5、A3、A2である。リードポインタの内容≠前回読出位置ポインタであるから、前回読出位置ポインタの内容の示すA2からリードポインタの内容の示すA3までの内容、すなわちA3に格納されたコマンドの読み出しが行われる(図16のS33でYES)。コマンドの読み出しと同時に、前回読出位置ポインタにリードポインタの内容=A3が設定される。
同図(f)はサブフレームP54での状態を示す。コマンドは書き込まれないのでライトポインタWは移動しない(=A7)。サブフレームP54では、ライトポインタ、遅延要素、リードポインタ、前回読出位置ポインタの内容は、それぞれA7、A7、A5、A3である。リードポインタの内容≠前回読出位置ポインタであるから、前回読出位置ポインタの内容の示すA3からリードポインタの内容の示すA5までの内容、すなわちA4及びA5に格納されたコマンドの読み出しが行われる(図16のS33でYES)。コマンドの読み出しと同時に、前回読出位置ポインタにリードポインタの内容=A5が設定される。
同図(g)はサブフレームP64での状態を示す。さらに、コマンド8及び9が書き込まれたのでライトポインタWはA9に移動している。サブフレームP64では、ライトポインタ、遅延要素、リードポインタ、前回読出位置ポインタの内容は、それぞれA9、A7、A7、A5である。リードポインタの内容≠前回読出位置ポインタであるから、前回読出位置ポインタの内容の示すA5からリードポインタの内容の示すA7までの内容、すなわちA6及びA7に格納されたコマンドの読み出しが行われる(図16のS33でYES)。コマンドの読み出しと同時に、前回読出位置ポインタにリードポインタの内容=A7が設定される。
7フレーム目ではコマンドの書き込み及び読み出しいずれも行われないので、その状態は同図(g)と同じである。P74では、ライトポインタ、遅延要素、リードポインタ、前回読出位置ポインタの内容は、それぞれA9、A9、A7、A7である。
同図(h)はサブフレームP84での状態を示す。コマンドは書き込まれないのでライトポインタWは移動しない。サブフレームP74では、ライトポインタ、遅延要素、リードポインタ、前回読出位置ポインタの内容は、それぞれA9、A9、A9、A7である。リードポインタの内容≠前回読出位置ポインタであるから、前回読出位置ポインタの内容の示すA7からリードポインタの内容の示すA9までの内容、すなわちA8及びA9に格納されたコマンドの読み出しが行われる(図16のS33でYES)。コマンドの読み出しと同時に、前回読出位置ポインタにリードポインタの内容=A9が設定される。したがって、ライトポインタ、遅延要素、リードポインタ、前回読出位置ポインタの内容は、それぞれA9、A9、A9、A9である。
次に指定遅延型のポインタの処理について説明する。
図18は、リングバッファへのコマンド書き込みフローチャートである。
S21:ライトポインタをひとつ進める。
S22:ライトポインタの示す位置にコマンドを書き込む。
S22b:書き込んだコマンドの読み出し遅延量を設定する。
例えば、図17のリングバッファに並べて(対応付けて)、同じようなバッファを設け、これに遅延量を書き込む。図17(b)の例では、アドレスA1、A2の位置のコマンド1、2にそれぞれ対応付けて、遅延量n=2、n=2と設定する。なお、この場合は、図13(a)の遅延要素及び前回読出位置ポインタは不要である。
S22c:読み出し遅延量を調べる。
設定した遅延量がゼロであれば(YES)、書き込んだフレームにおいて直ちにコマンドを読み出す。その後、S23の処理を行う。図12の2段目の例の「遅延なし」に相当する。設定した遅延量がゼロでなければ(NO)、S23の処理を行う。
S23:他に書き込むコマンドがあれば(YES)、S21とS22を繰り返す。無ければ図18の処理を終了する。
なお、図18では、先に、ライトポインタの示す位置にコマンドを書き込み(同図S22)、その後に、書き込んだコマンドの読み出し遅延量を設定していた(同図22b)。
しかし、コマンドの書き込みに時間を要するから、その際に時間が進み遅延量が減少するケースが考えられる。この点を考慮して読み出しのフレームを正確に指定するためには、先に遅延量を決めてからコマンドをバッファへ書き込むようにすることが好ましい。つまり、図18のS22bとS22の順番を反対にするとよい。この場合において、S22bの処理の後にフレームが切り替わったら(つまり新しいフレームに入ったら)、設定した遅延量を減少させるようにする(図19及びその説明参照)。
図19は、リングバッファからのコマンド読み出しフローチャートである。
S31b:新しいフレーム(周期)に入ったら(S30でYES)、図18のS22bで設定した遅延量から1を引く。
S32b:読み出し遅延量を調べる。
読み出し遅延量がゼロなったら(YES)、S34の処理を行う。設定した遅延量がゼロでなければ(NO)、S30の処理に戻る。
S34:リードポインタに従ってバッファからコマンドを読み出す。
そして、S30の処理に戻る。
図20を参照して、図18及び図19の処理の具体例を説明する。図20は、図12に対応する例であり、リングバッファとポインタの関係を示したものである。ひとつのアドレスに対応するリングバッファには、ひとつのコマンドとこの指定遅延量が書き込まれるものとする。例えば、図中のバッファに1/0とあるとき、「1」はコマンドの番号、「0」は指定遅延量を意味する。なお、フレームを単位としてコマンドの読み書きをおこなっているから、ひとつのフレームに書き込まれた複数のコマンドをひとつのブロックとして扱うこともできる。この場合、指定遅延量は最初に書き込まれたコマンドに対応付けて書き込めば足り、それ以外のコマンドについて遅延量を指定する必要はない。
図20(a)は初期状態を示す。ライトポインタW及びリードポインタRはいずれもアドレスA0のバッファを示している。
同図(b)は図12のサブフレームP14での状態を示す。コマンド1及び2が書き込まれたのでライトポインタWは2つ先のA2に移動している。このフレームにおける指定遅延量はゼロであるので、アドレスA1の内容は1/0、A2の内容は2/0となっている。指定遅延量がゼロの時は当該コマンドが直ちに読み出される。例えば、リードポインタの示す内容を調べ、その指定遅延量がゼロであれば当該コマンドを読み出す。そして、リードポインタを一つ進める。これをリードポインタがライトポインタに一致するまで続ける。前述のように、リードポインタがライトポインタを追い越すことはない。読み出しの結果、同図(b)のアドレスA1、A2の内容は点線で示されている。
同図(c)はサブフレームP24での状態を示す。さらに、コマンド3が書き込まれたのでライトポインタWはA3に移動している。コマンド3の指定遅延量は2であるので、コマンドの読み出しは行われない。
同図(d)はサブフレームP34での状態を示す。さらに、コマンド4及び5が書き込まれたのでライトポインタWはA5に移動している。コマンド4及び5の指定遅延量は2である。なお、フレームが新しくなるとき(周期を更新したとき)、リードポインタとライトポインタの間(両端を含む)に存在するコマンドの指定遅延量を1だけ減少させるので、コマンド3の指定遅延量は1になっている。コマンド3〜5の読み出しは行われない。
同図(e)はサブフレームP44での状態を示す。さらに、コマンド6及び7が書き込まれたのでライトポインタWはA7に移動している。コマンド6及び7の指定遅延量は1である。コマンド4及び5の指定遅延量は1になっている。コマンド3の指定遅延量が0になったので、リードポインタはアドレスA3に移動してコマンド3は読み出される。リードポインタは指定遅延量が0になったアドレスに順次移動していき、指定遅延量が0でなくなったら一つ前に戻って停止する。
同図(f)はサブフレームP54での状態を示す。コマンドは書き込まれないのでライトポインタWは移動しない(=A7)。フレーム更新に伴い、コマンド4〜7の指定遅延量はいずれもゼロになっている。そこでまず、リードポインタの示すコマンド4を読み出す。リードポインタをひとつ進める。これらの手順を繰り返してコマンド4〜7を読み出す。リードポインタがライトポインタに一致するか又は指定遅延量がゼロでないコマンドに行き当たったとき、処理を停止する。後者の場合、停止の際にリードポインタをひとつ戻す(同図(e)参照)。なお、上述のように複数のコマンドをフレームごとにブロック化している場合は、リードポインタの示すコマンドの指定遅延量がゼロのときに読み出しを開始し、指定遅延量が書き込まれていないコマンドも読み出し、指定遅延量が書き込まれており、かつ、当該指定遅延量がゼロでないコマンドに行き当たったとき、読み出しを停止する。なお、停止の際にリードポインタをひとつ戻す。
同図(g)はサブフレームP64での状態を示す。さらに、コマンド8及び9が書き込まれたのでライトポインタWはA9に移動している。このフレームにおける指定遅延量はゼロであるので、コマンド8及び9は直ちに読み出される。
図20の例では、リングバッファの各要素に遅延量を持っている(言い換えればメモリを消費している)が、本発明の実施の形態はこれに限定されない。例えば、リングバッファ以外(メモリ、レジスタなど)で遅延量を保持するようにしてもよい。図21は、リングバッファとポインタ、及び遅延量の関係を示したものである。リングバッファに未読み出しのコマンドが存在するときに、遅延量が設定される。なお、同図の例では「0」は遅延量が無いことともに、未読み出しのコマンドが存在しないことも意味する。フレームを単位としてコマンドの読み書きをおこなっているから、ひとつのフレームに書き込まれた複数のコマンドをひとつのブロックとして扱い、ブロックごとに遅延量を保持するものとする。
図21の動作は図20の場合と同じであるので、その説明は省略する。
発明の実施の形態によれば、複数の演出デバイスに対応して設けられた複数のバッファにコマンドそれぞれ書き込み、前記複数のバッファからコマンドを読み出す際に、演出用の各デバイスにおいて、コマンドを受けてから演出開始までの時間差に応じて遅延処理を行うことにより、複数の演出デバイスによる演出を同期させることができるようになった。これにより、副制御部にて行っている演出をそれぞれ同期させることができ、遊技者の興味を損なうことなく遊技を行うことが可能となる。
以上の説明では、液晶表示装置と音響(サウンド)の関係を例に取り説明しているが、発明の実施の形態は、コマンド制御型のICを備える演出デバイスに適用が可能である。
また、発明の実施の形態に係るリングバッファは、物理的に多段化する必要がなく、一次元のバッファで済む。したがって、多段バッファを使用する場合に比べて、データ保存領域のサイズを縮小することが出来る。ちなみに、バッファを遅延単位ごとに別々のリングバッファとして作成すること(リングバッファの二次元化)が考えられる。しかし、このやり方では、より多くの保存領域を確保しなければならない。また、遅延時間に差が広がるほど、バッファ数を増加しなければならないという問題もある。発明の実施の形態では、リングバッファのデータ保持領域を一次元としているので、そのような問題は生じない。
上記説明では、処理の周期としてフレームを採用していたが、これに限定されない。演出デバイスは、一定周期毎に制御用コマンドをリングバッファから取り出し、内容に沿った内部処理を開始する。一定周期とは演出構築に区切りを置きやすい周期であり、映像分野ではフレームレートなどの周期を採用することが多いが、無論、制御側に都合の良い単位を選択することが最良の周期となる。発明の実施の形態に係るリングバッファでは、データを書き込むことはどのタイミングでも可能であるが、リングバッファの読み出しに関しては、特定の周期を超えなくては取り出せない仕組みとなっている。特定の単位して、自動遅延型と指定遅延型について既に説明した。改めて説明すると、自動遅延型とは、一定周期間隔でコマンドの書き込みをブロック化し、n回分の遅延後にそのブロック単位でデータを引き出せる構造であり、指定遅延型とは、使用者がコマンドのブロック単位を指定(ブロックの終点を任意に設定)し、n回分の遅延後にそのブロック単位でデータを引き出せる構造である。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
40 制御部
40b 副制御部
40c コマンド生成書込部
44 ランプ制御部(演出デバイス制御部)
46 音響制御部(演出デバイス制御部)
47 可動体制御部(演出デバイス制御部)
52a ランプ・電飾(演出デバイス)
52b スピーカ(演出デバイス)
52c 可動体(演出デバイス)
LCD 液晶表示装置(演出デバイス)
VDP ビデオディスプレイプロセッサ(演出デバイス制御部)
LCD 液晶表示装置
ESW 演出スイッチ
E1 描画エンジン
E2 表示エンジン
CBuff コマンドバッファ
BuffA〜BuffC 演出デバイスA〜C用バッファ
CRe−A〜CRe−C コマンド読出部

Claims (5)

  1. 少なくとも液晶表示装置とスピーカとを含む複数の演出デバイスと、少なくとも前記液晶表示装置を制御するビデオディスプレイプロセッサ(以下「VDP」)及び前記スピーカを制御する音響制御部と、内部抽選処理を含む遊技に係る制御及び演出に係る制御を実行するとともに演出コマンドを生成する制御部と、前記制御部から受けた前記演出コマンドに基づき演出に係る処理を実行する副制御部と、を備える遊技機において、
    前記VDPを制御するためのコマンドを格納する液晶表示装置用バッファと、
    前記音響制御部を制御するためのコマンドを格納するサウンド装置用バッファと、
    前記制御部で生成した前記演出コマンドに基づき前記VDP及び前記音響制御部の前記コマンドを生成して前記液晶表示装置用バッファ及び前記サウンド装置用バッファにそれぞれ書き込むコマンド生成書込部と、
    前記液晶表示装置用バッファに格納された前記コマンドを読み出して前記VDPへ送る液晶表示装置用コマンド読出部と、
    前記サウンド装置用バッファに格納された前記コマンドを読み出して前記音響制御部へ送るサウンド装置用コマンド読出部と、を備え、
    前記コマンド生成書込部は、前記液晶表示装置の画面の描画及び表示に係るフレームを単位として前記液晶表示装置用バッファ及び前記サウンド装置用バッファに前記コマンドを書き込み、
    前記液晶表示装置用コマンド読出部は、前記コマンド生成書込部により前記コマンドが書き込まれたとき、前記液晶表示装置用バッファから前記コマンドを読み出し、
    読み出された前記コマンドを前記VDPへ送り、予め定められた演出を実行させ、
    前記サウンド装置用コマンド読出部は、前記フレームを単位として遅延時間を設定し、
    前記コマンド生成書込部による前記コマンドの書き込みから前記遅延時間に応じた前記フレームであるかどうか判断し、
    前記遅延時間に応じた前記フレームでないときは待ち、
    前記遅延時間に応じた前記フレームであるときは前記サウンド装置用バッファから前記コマンド生成書込部により書き込まれた前記コマンドを読み出し、
    読み出された前記コマンドを前記音響制御部へ送り、予め定められた演出を実行させ、
    前記遅延時間は、前記フレームを基準として、前記音響制御部による演出の開始が、前記VDPの演出の開始に一致するように定められていることを特徴とする遊技機。
  2. 複数の演出デバイスと、前記複数の演出デバイスをそれぞれ制御する複数の演出デバイス制御部と、内部抽選処理を含む遊技に係る制御及び演出に係る制御を実行するとともに前記複数の演出デバイスを制御するための演出コマンドを生成する制御部と、前記制御部から受けた前記演出コマンドに基づき演出に係る処理を実行する副制御部と、を備える遊技機において、
    前記複数の演出デバイスにそれぞれ対応して設けられ、前記複数の演出デバイス制御部を制御するためのコマンドをそれぞれ格納する複数のバッファと、
    前記制御部で生成した前記演出コマンドに基づき前記複数の演出デバイスごとに前記コマンドを生成して前記複数のバッファにそれぞれ書き込むコマンド生成書込部と、
    前記複数のバッファそれぞれに格納された前記コマンドを読み出して前記複数の演出デバイス制御部へそれぞれ送る複数のコマンド読出部と、を備え、
    前記コマンド生成書込部及び前記複数のコマンド読出部は、予め定められた周期を単位として前記複数のバッファに前記コマンドを書き込むとともにその読み出しを行い、
    前記複数のコマンド読出部は、それぞれ、前記周期を単位として遅延時間を設定し、
    前記コマンド生成書込部による前記コマンドの書き込みから前記遅延時間が経過したかどうか判断し、
    前記遅延時間が経過していないときはその経過を待ち、
    前記遅延時間が経過したときは前記複数のバッファから前記コマンド生成書込部により書き込まれた前記コマンドをそれぞれ読み出し、
    読み出された前記コマンドを前記複数の演出デバイス制御部へそれぞれ送り、予め定められた演出を実行させ、
    前記遅延時間は、前記複数の演出デバイス制御部のうちで前記コマンドの受信から演出の開始までの準備処理に最も時間を要する最遅の演出デバイス制御部を基準として、他の演出デバイス制御部による演出の開始が、前記最遅の演出デバイス制御部の演出の開始に一致するように定められ、
    前記複数のバッファは、それぞれ、一次元のメモリであって、その最後と最初がつながった環状のメモリとして扱われるリングバッファを含み、
    前記コマンド生成書込部は、前記リングバッファの書き込み用のポインタであるライトポインタを含み、
    前記複数のコマンド読出部は、それぞれ、読み出し用のポインタであるリードポインタと、前記ライトポインタの内容を受けるとともに予め定められたタイミングで前記内容を前記リードポインタへ送る遅延要素と、前記リングバッファの前回読み出した位置を示す前回読出位置ポインタとを含み、
    前記遅延要素は、前記遅延時間に対応するタイミングで前記内容を前記リードポインタへ送るものであり、
    前記コマンド生成書込部は、前記ライトポインタを進め、前記ライトポインタに従って前記複数のバッファの少なくともひとつに前記コマンドを書き込み、
    前記複数のコマンド読出部は、前記周期に従って、前記遅延要素の内容を前記リードポインタに移すとともに、前記ライトポインタの内容を前記遅延要素に移す第1ポインタ内容転送処理と、
    前記リードポインタと前回読出位置ポインタを比較する比較処理と、
    両者が不一致のとき、前記リードポインタに従って前記リングバッファから前記コマンドを読み出す読出処理と、
    前記リードポインタの内容を前回読出位置ポインタへ移す第2ポインタ内容転送処理と、を実行し、
    前記比較処理の結果で両者が一致しているとき、前記第1ポインタ内容転送処理と前記比較処理を繰り返す、ことを特徴とする遊技機。
  3. 複数の演出デバイスと、前記複数の演出デバイスをそれぞれ制御する複数の演出デバイス制御部と、内部抽選処理を含む遊技に係る制御及び演出に係る制御を実行するとともに前記複数の演出デバイスを制御するための演出コマンドを生成する制御部と、前記制御部から受けた前記演出コマンドに基づき演出に係る処理を実行する副制御部と、を備える遊技機において、
    前記複数の演出デバイスにそれぞれ対応して設けられ、前記複数の演出デバイス制御部を制御するためのコマンドをそれぞれ格納する複数のバッファと、
    前記制御部で生成した前記演出コマンドに基づき前記複数の演出デバイスごとに前記コマンドを生成して前記複数のバッファにそれぞれ書き込むコマンド生成書込部と、
    前記複数のバッファそれぞれに格納された前記コマンドを読み出して前記複数の演出デバイス制御部へそれぞれ送る複数のコマンド読出部と、を備え、
    前記コマンド生成書込部及び前記複数のコマンド読出部は、予め定められた周期を単位として前記複数のバッファに前記コマンドを書き込むとともにその読み出しを行い、
    前記複数のコマンド読出部は、それぞれ、前記周期を単位として遅延時間を設定し、
    前記コマンド生成書込部による前記コマンドの書き込みから前記遅延時間が経過したかどうか判断し、
    前記遅延時間が経過していないときはその経過を待ち、
    前記遅延時間が経過したときは前記複数のバッファから前記コマンド生成書込部により書き込まれた前記コマンドをそれぞれ読み出し、
    読み出された前記コマンドを前記複数の演出デバイス制御部へそれぞれ送り、予め定められた演出を実行させ、
    前記遅延時間は、前記複数の演出デバイス制御部のうちで前記コマンドの受信から演出の開始までの準備処理に最も時間を要する最遅の演出デバイス制御部を基準として、他の演出デバイス制御部による演出の開始が、前記最遅の演出デバイス制御部の演出の開始に一致するように定められ、
    前記複数のバッファは、それぞれ、一次元のメモリであって、その最後と最初がつながった環状のメモリとして扱われるリングバッファを含み、
    前記コマンド生成書込部は、前記リングバッファの書き込み用のポインタであるライトポインタを含み、
    前記複数のコマンド読出部は、それぞれ、読み出し用のポインタであるリードポインタを含み、
    前記コマンド生成書込部は、前記ライトポインタを進め、前記ライトポインタに従って前記複数のバッファの少なくともひとつに前記コマンドを書き込むとともに、書き込んだ前記コマンドに対応する遅延量を書き込み、
    前記遅延量は、前記遅延時間に対応するものであり、
    前記複数のコマンド読出部は、前記周期に応じて前記遅延量を減少させ、前記遅延量が予め定められた値になったとき、前記リードポインタを前記遅延量が予め定められた値になった前記リングバッファの位置へ移し、
    前記リードポインタに従って前記コマンドを前記リングバッファから読み出す、ことを特徴とする遊技機。
  4. 前記コマンド生成書込部は、前記遅延量がゼロのとき、書き込んだ前記コマンドの位置に前記リードポインタを移動させ、前記複数のコマンド読出部に前記コマンドを前記リングバッファから直ちに読み出させることを特徴とする請求項3記載の遊技機。
  5. 前記複数の演出デバイス制御部それぞれの前記準備処理に要する時間とそれぞれの前記遅延時間との和が前記最遅の演出デバイス制御部の前記準備処理に要する時間と同じであることを特徴とする請求項乃至請求項4いずれかに記載の遊技機。
JP2009219659A 2009-09-24 2009-09-24 遊技機 Expired - Fee Related JP5422321B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009219659A JP5422321B2 (ja) 2009-09-24 2009-09-24 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009219659A JP5422321B2 (ja) 2009-09-24 2009-09-24 遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011067286A JP2011067286A (ja) 2011-04-07
JP5422321B2 true JP5422321B2 (ja) 2014-02-19

Family

ID=44013239

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009219659A Expired - Fee Related JP5422321B2 (ja) 2009-09-24 2009-09-24 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5422321B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019042577A (ja) * 2018-12-20 2019-03-22 株式会社大一商会 遊技機
JP2019042576A (ja) * 2018-12-20 2019-03-22 株式会社大一商会 遊技機
JP2019042578A (ja) * 2018-12-20 2019-03-22 株式会社大一商会 遊技機
JP2019058816A (ja) * 2019-01-28 2019-04-18 株式会社大一商会 遊技機

Families Citing this family (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4991954B1 (ja) * 2011-07-25 2012-08-08 株式会社大都技研 遊技台
JP5938671B2 (ja) * 2011-09-16 2016-06-22 株式会社ソフイア 遊技機
JP5757503B2 (ja) * 2011-10-31 2015-07-29 サミー株式会社 遊技機
JP5339483B2 (ja) * 2011-10-31 2013-11-13 サミー株式会社 遊技機
JP5424277B2 (ja) * 2011-10-31 2014-02-26 サミー株式会社 遊技機
JP5477916B2 (ja) * 2011-10-31 2014-04-23 サミー株式会社 遊技機
JP5424276B2 (ja) * 2011-10-31 2014-02-26 サミー株式会社 遊技機
JP5561741B2 (ja) * 2011-10-31 2014-07-30 サミー株式会社 遊技機
JP2013022449A (ja) * 2012-05-07 2013-02-04 Daito Giken:Kk 遊技台
JP5953550B2 (ja) * 2012-08-24 2016-07-20 株式会社オリンピア 遊技機
JP5953551B2 (ja) * 2012-08-24 2016-07-20 株式会社オリンピア 遊技機
JP5953552B2 (ja) * 2012-08-24 2016-07-20 株式会社オリンピア 遊技機
JP6176600B2 (ja) * 2012-10-10 2017-08-09 株式会社オリンピア 遊技機
JP6210495B2 (ja) * 2014-04-10 2017-10-11 株式会社オリンピア 遊技機
JP2016010642A (ja) * 2014-06-30 2016-01-21 株式会社大一商会 遊技機
JP6332858B2 (ja) * 2014-08-29 2018-05-30 株式会社大一商会 遊技機
JP5990762B2 (ja) * 2014-09-05 2016-09-14 株式会社オリンピア 遊技機
JP2016193092A (ja) * 2015-03-31 2016-11-17 株式会社大一商会 遊技機
JP6095179B2 (ja) * 2015-08-31 2017-03-15 株式会社オリンピア 遊技機
JP6233852B2 (ja) * 2015-08-31 2017-11-22 株式会社オリンピア 遊技機
JP6307185B2 (ja) * 2017-01-31 2018-04-04 株式会社オリンピア 遊技機
JP6560785B2 (ja) * 2018-04-23 2019-08-14 株式会社大一商会 遊技機
JP6824344B2 (ja) * 2019-08-29 2021-02-03 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5205762B2 (ja) * 2007-01-12 2013-06-05 ヤマハ株式会社 音源回路

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019042577A (ja) * 2018-12-20 2019-03-22 株式会社大一商会 遊技機
JP2019042576A (ja) * 2018-12-20 2019-03-22 株式会社大一商会 遊技機
JP2019042578A (ja) * 2018-12-20 2019-03-22 株式会社大一商会 遊技機
JP2019058816A (ja) * 2019-01-28 2019-04-18 株式会社大一商会 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011067286A (ja) 2011-04-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5422321B2 (ja) 遊技機
JP6553839B2 (ja) 遊技機
JP5506578B2 (ja) 遊技機
JP5368256B2 (ja) 遊技機
JP5669469B2 (ja) 遊技機
JP2008061751A (ja) 遊技機及びシミュレーションプログラム
JP5280255B2 (ja) 制御装置、演出制御基板、遊技機、制御方法およびプログラム
JP5351666B2 (ja) 遊技機
JP5944560B2 (ja) 遊技機
JP4954640B2 (ja) 遊技機
JP4954641B2 (ja) 遊技機
JP5762589B2 (ja) 遊技機
JP2017136344A (ja) 遊技機
JP2016129730A (ja) 遊技機
JP5351680B2 (ja) 遊技機
JP4468340B2 (ja) 遊技機およびその制御方法
JP6557188B2 (ja) 遊技機
JP2021069621A (ja) 遊技機
JP6474357B2 (ja) 遊技機
JP2017217518A (ja) 遊技機
JP2005074130A (ja) 遊技機
JP6444904B2 (ja) 遊技機
JP4173214B2 (ja) 遊技機
JP2014223362A (ja) 遊技機
JP2005102712A (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120607

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130807

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130809

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131002

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131105

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131125

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5422321

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees