JP5422282B2 - 画像形成装置および画像情報保存方法 - Google Patents

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本発明は、画像形成装置および画像情報保存方法に関するものである。
複合機には、文書から画像読み取りにより得られた画像データをハードディスクドライブなどにおける文書ボックスに格納して保存しておき、後で、文書ボックスから画像データを読み出して文書の印刷などを行うことができるボックス機能を有しているものがある(例えば特許文献1参照)。
特開2006−202197号公報
このようなボックス機能では、画像読み取り時にユーザにより設定された読取条件に適合した画像データが生成され、文書ボックスに保存される。そして、文書ボックスに格納された画像データが、文書の印刷などの出力時にはそのまま使用される。
また、文書の印刷などの出力時にも、ユーザにより条件設定が可能である。したがって、文書ボックスからの画像データ出力時にユーザにより設定された出力条件が読取条件と異なる場合には、文書ボックスに保存されている画像データは、出力条件に適合するように編集された後に出力される。
このため、文書ボックスへの保存時に適用される読取条件に適合させるための編集と、文書ボックスからの出力時に適用される出力条件に適合させるための編集という、2回の編集が画像データに対して行われることが多い。
このように、画像データに対して編集が複数回行われると、その都度、画像が劣化してしまう。また、読取条件に適合した画像データで保存されるため、例えば、読み取られたカラー画像がモノクロ画像へ編集してから画像データが保存されている場合には、その画像データに基づきカラー画像を出力することはできない。このように、文書ボックスからの出力時に再編集が制約されることもある。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、ボックス機能を使用する際の画像劣化および再編集の制約を軽減することが可能な画像形成装置および画像情報保存方法を得ることを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明では以下のようにした。
本発明に係る画像形成装置は、原稿から画像を読み取り所定のデフォルト読取条件に適合した基本画像データを生成する画像読取手段と、ユーザにより指定される画像読み取り時の読取条件設定を特定する読取条件特定手段と、基本画像データに対する画像出力時の出力条件設定を特定する出力条件特定手段と、基本画像データに対応する読取条件設定および出力条件設定から、その基本画像データの編集内容を決定する編集内容決定手段と、編集内容決定手段により決定された編集内容でその基本画像データを編集し出力画像データを生成する画像編集手段と、基本画像データおよび読取条件設定を関連付けて保存画像情報として格納するか、その保存画像情報に対応する出力画像データを格納する情報格納手段と、保存画像情報および出力画像データのいずれか一方を、情報格納手段に格納させるデータとして選択する選択手段とを備える。そして、編集内容決定手段は、上述の編集内容として、基本画像データから出力画像データを生成する際の、変更すべき条件項目とその条件項目についての変更量を特定する。その際、絶対値が指定される条件項目については、デフォルト読取条件と出力条件設定での値との差違がその変更量として特定され、相対値が指定される条件項目については、その条件項目についての読取条件設定での値と出力条件設定での値とを合成してその変更量が特定される。
これにより、読み取られた画像が出力画像データとして格納された場合、保存画像情報に比べ、情報格納手段に格納されるデータの量が少なくなり、一方、読み取られた画像が保存画像情報として格納された場合、出力時の編集の際に、読取条件に適用させるための編集を行っていない画像データを使用することで、ボックス機能を使用する際の画像劣化および再編集の制約を軽減することができる。
また、本発明に係る画像形成装置は、上記の画像形成装置に加え、次のようにしてもよい。この場合、画像形成装置は、選択手段により選択された保存画像情報または出力画像データを情報格納手段に格納させる制御手段を備える。そして、選択手段は、画像読取手段により原稿から画像が読み取られるときに、保存画像情報および出力画像データのいずれか一方を、情報格納手段に格納させるデータとして選択する。制御手段は、画像読取手段により原稿から画像が読み取られるときに、選択手段により選択されたデータを情報格納手段に格納させる。
これにより、画像読み取り時に出力条件設定が確定している場合には、読み取られた画像を出力画像データとして格納することで、保存画像情報に比べ、情報格納手段に格納されるデータの量を少なくすることができる。
また、本発明に係る画像形成装置は、上記の画像形成装置のいずれかに加え、次のようにしてもよい。この場合、情報格納手段は、1または複数の文書ボックスを含む。そして、選択手段は、データ格納先に設定されている文書ボックスに応じて、保存画像情報および出力画像データのいずれか一方を選択する。
これにより、ある文書ボックスについてその文書ボックスに格納される画像について出力条件設定が確定している場合には、自動的に、読み取られた画像を出力画像データとして格納することができ、情報格納手段に格納されるデータの量を少なくすることができる。
また、本発明に係る画像形成装置は、上記の画像形成装置のいずれかに加え、次のようにしてもよい。この場合、画像形成装置は、選択手段により選択された保存画像情報または出力画像データを情報格納手段に格納させる制御手段を備える。そして、制御手段は、情報格納手段に格納されている保存画像情報について選択手段により出力画像データが選択された場合、その保存画像情報を情報格納手段から読み出し、編集内容決定手段および画像編集手段によりその保存画像情報から出力画像データを生成させ、その保存画像情報を情報格納手段から削除し、生成された出力画像データを情報格納手段に格納させる。
これにより、保存画像情報として情報格納手段に一旦格納された画像について後で出力条件設定が確定したときに、保存画像情報を出力画像データに変換することができ、保存画像情報に比べ、情報格納手段に格納されるデータの量を少なくすることができる。
また、本発明に係る画像形成装置は、上記の画像形成装置のいずれかに加え、次のようにしてもよい。この場合、情報格納手段は、保存画像情報が複数格納されている文書ボックスを含む。そして、選択手段は、文書ボックスについて選択手段により出力画像データが選択された場合、その文書ボックスに格納されているすべての保存画像情報を情報格納手段から読み出し、編集内容決定手段および画像編集手段によりその保存画像情報から出力画像データを生成させ、その保存画像情報をその文書ボックスから削除し、生成された出力画像データをその文書ボックスに格納させる。
これにより、文書ボックスに格納されている画像について出力条件設定が確定したときに、その文書ボックス内の保存画像情報を出力画像データに一括して変換することができ、保存画像情報に比べ、情報格納手段に格納されるデータの量を少なくすることができる。
また、本発明に係る画像形成装置は、上記の画像形成装置のいずれかに加え、次のようにしてもよい。この場合、読取条件設定は、カラー設定、解像度設定および画質設定のうちの少なくとも1つを含む。
また、本発明に係る画像形成装置は、上記の画像形成装置のいずれかに加え、次のようにしてもよい。この場合、デフォルト読取条件のうち、カラー設定についてはカラーが指定される。
これにより、ユーザにより設定された読取条件がモノクロであっても、出力条件におけるカラー設定にカラーを設定することができ、カラーの画像データを出力することができる。
また、本発明に係る画像形成装置は、上記の画像形成装置のいずれかに加え、次のようにしてもよい。この場合、デフォルト読取条件のうち、解像度設定については、原稿サイズに拘わらず一定の標準解像度が指定される。
これにより、ユーザにより設定された読取条件が標準解像度より低い低解像度であっても、出力条件における解像度設定に高解像度を設定することができ、高解像度の画像データを出力することができる。
本発明に係る画像保存方法は、原稿から画像を読み取り所定のデフォルト読取条件に適合した基本画像データを生成するステップと、ユーザにより指定される画像読み取り時の読取条件設定を特定するステップと、基本画像データおよび読取条件設定を含む保存画像情報並びにその保存画像情報から生成される出力画像データのいずれか一方を、所定の記録媒体に格納するデータとして選択するステップと、所定の記録媒体に格納するデータとして出力画像データが選択された場合に、基本画像データに対する画像出力時の出力条件設定を特定するステップと、所定の記録媒体に格納するデータとして出力画像データが選択された場合に、読取条件設定および出力条件設定から、基本画像データの編集内容を決定する編集内容決定ステップと、所定の記録媒体に格納するデータとして出力画像データが選択された場合に、決定された編集内容でその基本画像データを編集し出力画像データを生成するステップと、所定の記録媒体に格納するデータとして選択された保存画像情報および出力画像データのいずれか一方を所定の記録媒体に格納するステップとを備える。そして、編集内容決定ステップにおいて、上述の編集内容として、基本画像データから出力画像データを生成する際の、変更すべき条件項目とその条件項目についての変更量を特定する。その際、絶対値が指定される条件項目については、デフォルト読取条件と出力条件設定での値との差違がその変更量として特定され、相対値が指定される条件項目については、その条件項目についての読取条件設定での値と出力条件設定での値とを合成してその変更量が特定される。
これにより、読み取られた画像が出力画像データとして格納された場合、保存画像情報に比べ、情報格納手段に格納されるデータの量が少なくなり、一方、読み取られた画像が保存画像情報として格納された場合、出力時の編集の際に、読取条件に適用させるための編集を行っていない画像データを使用することで、ボックス機能を使用する際の画像劣化および再編集の制約を軽減することができる。
本発明によれば、ボックス機能を使用する際の画像劣化および再編集の制約を軽減することが可能な画像形成装置および画像情報保存方法を得ることができる。
本発明の実施の形態1に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。 図1に示す画像形成装置によるボックス機能における各種処理を示す図である。 図1に示す画像形成装置によるボックス保存処理を説明するフローチャートである。 図1に示す画像形成装置によるボックスプレビュー処理を説明するフローチャートである。 図1に示す画像形成装置によるボックス出力処理を説明するフローチャートである。 実施の形態1における、文書ボックス内の保存画像情報から出力画像データへのデータ変換処理を示す図である。 図1に示す画像形成装置において表示される文書ボックスリストの一例を示す図である。 図1に示す画像形成装置において表示される文書リストの一例を示す図である。 実施の形態2に係る画像形成装置において、ボックス保存時の文書ボックスの選択画面の一例を示す図である。 実施の形態2に係る画像形成装置において表示される入力画面の一例を示す図である。
以下、図に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。図1において、画像読取部1は、自動原稿給紙装置により給紙されてきた原稿またはユーザにより載置された原稿の片面または両面に対して光を照射しその反射光等を受光して原稿の画像を読み取り画像データとして出力する装置である。
また、印刷部2は、画像読取部1により生成された画像データおよび文書ボックス11に格納されている画像データに基づき文書画像を印刷する装置である。
また、通信部3は、電話回線、コンピュータネットワークなどを介してホスト装置などとデータ通信を行う装置である。例えば、通信部3は、画像データをそのホスト装置などに送信する。通信部3は、例えばネットワークインタフェースカード、モデムなどを有する。
また、操作パネル部4は、図示せぬ表示装置および入力装置を備え、ユーザインタフェースを実現する装置である。表示装置としては、液晶ディスプレイなどのディスプレイなどが使用される。入力装置としては、キースイッチ、表示装置の画面上に配置された透明なタッチパネルなどが使用される。例えば、ボタンなどの操作部の画像が表示装置により表示され、その操作部に対する操作がタッチパネルにより検出される。この操作パネル部4の入力装置により、画像読み取り時の読取条件の設定操作が検出される。
また、情報格納部5は、画像読取部1により生成された画像データなどを格納する装置である。情報格納部5では、記憶領域が文書ボックス11として確保され、文書ボックス11内に画像データが格納される。情報格納部5としては、ハードディスクドライブなどといった、読み書き可能な記録媒体を駆動する装置が使用される。
情報格納部5は、ボックス保存機能により生成された、基本画像データ21、編集情報22、およびサムネイル画像データ23を1組の保存画像情報として格納する。
基本画像データ21は、画像読取部1により生成された画像データであって、デフォルト読取条件に適合した画像データである。デフォルト読取条件は、例えば、カラー設定、解像度設定および画質設定についてのデフォルト値の組み合わせである。具体的には、例えば、カラー設定のデフォルト値は「カラー」とされ、解像度設定のデフォルト値は600dpi(dot per inch)とされ、画質設定のデフォルト値は「高」とされる。
編集情報22は、ユーザにより指定される画像読み取り時の読取条件設定である。読み取り条件設定は、ユーザにより指定された、例えばカラー設定、解像度設定および画質設定の組み合わせである。
サムネイル画像データ23は、基本画像データ21に編集情報22を適用し所定の低解像度に縮小することで生成された画像データである。
また、画像編集部6は、画像データの色数、解像度、画質、データフォーマットなどを変更することで新たな画像データを生成する処理部である。画像編集部6は、基本画像データ21から、サムネイル画像データ23、プレビュー画像データ、出力画像データなどを生成する。
また、制御部7は、操作パネル部4の入力装置に対するユーザ操作などに従って、画像読取部1、印刷部2、通信部3、操作パネル部4、情報格納部5および画像編集部6を制御する処理部である。制御部7は、原稿読み取り時に、操作パネル部4の入力装置により検出された設定操作に基づき読取条件設定を特定する。また、制御部7は、基本画像データ21の出力時に、操作パネル部4の入力装置により検出された設定操作に基づき出力条件設定を特定する。また、制御部7は、出力対象の基本画像データ21に関連付けられている読取条件設定、および出力条件設定に基づいて、その基本画像データ21から出力画像データを生成するための編集内容を決定する。
なお、画像編集部6および制御部7は、例えば、コンピュータプログラムを実行するコンピュータ、デジタルシグナルプロセッサなどにより実現される。
この画像形成装置において、画像読取部1は画像読取手段の一例であり、情報格納部5は情報格納手段の一例であり、画像編集部6は画像編集手段の一例であり、制御部7は読取条件特定手段、制御手段、出力条件特定手段、編集内容決定手段および選択手段の一例である。
次に、上記装置の動作について説明する。
図2は、図1に示す画像形成装置によるボックス機能における各種処理を示す図である。ボックス機能には、主に、(1)ボックス保存、(2)ボックスプレビュー、(3)ボックス出力という3つの処理がある。
以下、各処理について説明する。
(1)ボックス保存
ボックス保存は、画像読取部1により読み取られた画像を、ユーザにより指定された読取条件設定とともに、保存画像情報31として文書ボックス11に保存する処理である。操作パネル部4に対するユーザ操作により、ボックス保存が選択されると、ボックス保存処理が実行される。
図3は、図1に示す画像形成装置によるボックス保存処理を説明するフローチャートである。以下、図3を参照して、ボックス保存処理について説明する。
ボックス保存では、まず、ユーザにより読取条件が指定される。読取条件には、カラー、解像度、画質などの条件が含まれる。例えば、操作パネル部4の表示装置に各条件項目について選択肢リストが表示され、その中から、ユーザは、操作パネル部4の入力装置を操作し、所望の値を選択する。この選択操作は、操作パネル部4により検出され、制御部7に通知される。そして、制御部7は、その選択操作に基づき、ユーザによる読取条件設定を特定する(ステップS1)。この読取条件設定は、図示せぬRAMなどに一時的に編集情報22として記憶される。
ユーザにより読取条件が指定された後、画像読み取りのための操作が操作パネル部4に対して行われる。この操作は、操作パネル部4の入力装置により検出され、制御部7に通知される。制御部7は、その操作に対応して、画像読取部1を制御し、原稿の画像を読み取らせる(ステップS2)。これにより、画像読取部1は、原稿の画像を読み取り、デフォルト読取条件で基本画像データ21を生成する(ステップS3)。この基本画像データ21は、図示せぬRAMなどに一時的に記憶される。
そして、制御部7は、その基本画像データ21および編集情報22からサムネイル画像データ23を生成し、その基本画像データ21、編集情報22およびサムネイル画像データ23を1組の保存画像情報31として、ユーザにより指定された文書ボックス11に格納する(ステップS4)。
つまり、この実施の形態1のボックス保存では、ユーザにより指定された読取条件が反映されていない画像データ(つまり、基本画像データ21)と、ユーザにより指定された読取条件(つまり、編集情報22)とが関連付けられて、1つの保存画像情報31として文書ボックス11に格納される。これにより、ユーザの意図した読み取り画像は、1つの保存画像情報31として保存されている。
(2)ボックスプレビュー
ボックスプレビューは、文書ボックス11内の保存画像情報31からプレビュー画像データを生成しそのプレビュー画像データに基づく画像を表示する処理である。操作パネル部4に対するユーザ操作により、ボックスプレビューが選択されると、ボックスプレビュー処理が実行される。
図4は、図1に示す画像形成装置によるボックスプレビュー処理を説明するフローチャートである。以下、図4を参照して、ボックスプレビュー処理について説明する。
ボックスプレビューでは、まず、文書ボックス11内の保存画像情報31のリストが操作パネル部4に表示され、操作パネル部4に対するユーザ操作によりプレビュー対象の保存画像情報31が選択される。その際、リストにおける各保存画像情報31として、サムネイル画像データ23に基づくサムネイル画像、編集情報22などが表示される。ユーザによる選択操作は、操作パネル部4により検出され、制御部7に通知される。そして、制御部7は、その選択操作に基づき、プレビュー対象である保存画像情報31を特定する(ステップS11)。
プレビュー対象を特定すると、制御部7は、その保存画像情報31の基本画像データ21および編集情報22を文書ボックス11から読み出す(ステップS12)。この基本画像データ21および編集情報22は、図示せぬRAMなどに一時的に記憶される。
次に、制御部7は、プレビュー画像データの生成を画像編集部6に実行させる(ステップS13)。画像編集部6は、その基本画像データ21に対して編集情報22を適用して所定の解像度でプレビュー画像データを生成する。例えば、基本画像データ21のカラー設定が「カラー」であり、編集情報22におけるカラー設定が「モノクロ」である場合には、画像編集部6は、基本画像データ21内のカラー情報を破棄して、モノクロのプレビュー画像データを生成する。生成されたプレビュー画像データは、図示せぬRAMなどに一時的に記憶される。
そして、制御部7は、操作パネル部4を制御して、プレビュー画像データに基づき、ユーザにより指定された保存画像情報31のプレビュー画像を操作パネル部4の表示装置に表示させる(ステップS14)。
つまり、この実施の形態1のボックスプレビューでは、プレビュー時に、画像読み取り時にユーザにより指定された読取条件が基本画像データ21に適用される。このように、プレビュー時にはユーザにより指定された読取条件が適用されたプレビュー画像が表示されるため、ユーザにより指定された読取条件が適用されていない基本画像データ21が文書ボックス11に格納されていることがユーザに意識されずに済む。
(3)ボックス出力
ボックス出力は、文書ボックス11内の保存画像情報31から出力画像データを生成し出力する処理である。操作パネル部4に対するユーザ操作により、ボックス出力が選択されると、ボックス出力処理が実行される。ボックス出力としては、ボックス印刷、ボックス送信などがある。ボックス印刷では、出力先が印刷部2となり、出力画像データに基づき原稿画像が印刷される。ボックス送信では、出力先が通信部3となり、出力画像データが電子メール、FTP(File Transfer Protocol)、ファクシミリ送信などの所定の通信プロトコルに基づいて外部へ送信される。
図5は、図1に示す画像形成装置によるボックス出力処理を説明するフローチャートである。以下、図5を参照して、ボックス出力処理について説明する。
ボックス出力では、まず、文書ボックス11内の保存画像情報31のリストが操作パネル部4に表示され、操作パネル部4に対するユーザ操作により出力対象の保存画像情報31が選択される。その際、リストにおける各保存画像情報31として、サムネイル画像データ23に基づくサムネイル画像、編集情報22などが表示される。ユーザによる選択操作は、操作パネル部4により検出され、制御部7に通知される。そして、制御部7は、その選択操作に基づき、出力対象である保存画像情報31を特定する(ステップS21)。
出力対象を特定すると、制御部7は、その保存画像情報31の編集情報22を文書ボックス11から読み出し、操作パネル部4に表示させる(ステップS22)。
ここで、ユーザにより出力条件が指定される。出力条件には、カラー、解像度、画質などの条件が含まれる。例えば、操作パネル部4の表示装置に各条件項目について選択肢リストが表示され、その中から、ユーザは、操作パネル部4の入力装置を操作し、所望の値を選択する。この選択操作は、操作パネル部4により検出され、制御部7に通知される。そして、制御部7は、その選択操作に基づき、ユーザによる出力条件設定を特定する(ステップS24)。この出力条件設定は、図示せぬRAMなどに一時的に記憶される。
次に、制御部7は、編集情報22および出力条件設定から、基本画像データ21から出力画像データを生成する際の、変更すべき条件項目とその変更量(以下、出力編集情報という)を特定する(ステップS25)。この出力編集情報は、図示せぬRAMなどに一時的に記憶される。
このとき、絶対値が指定される条件項目については、デフォルト読取条件と出力条件設定での値との差違が変更量として特定される。例えば、デフォルト読取条件の解像度が600dpiであり、読取条件設定(編集情報22)の解像度が300dpiであり、出力条件設定の解像度が600dpiである場合には、解像度は変更されない(つまり、変更量はゼロとされる)。また、例えば、デフォルト読取条件のカラー設定がカラーであり、読取条件設定(編集情報22)のカラー設定がカラーであり、出力条件設定のカラー設定がモノクロである場合には、画像データのカラーは変更される。
また、このとき、相対値が指定される条件項目については、編集情報22での値と出力条件設定での値とを合成して変更量が特定される。例えば、デフォルト読取条件での拡大/縮小設定が100パーセントであり、読取条件設定(編集情報22)での拡大/縮小設定が50パーセントであり、出力条件設定での拡大/縮小設定が200パーセントである場合には、基本画像データ21から出力画像データを生成する際の拡大/縮小設定は100パーセント(=50パーセント×200パーセント)とされる。このため、出力画像データ生成時に、拡大/縮小は行われない。また、例えば、デフォルト読取条件での拡大/縮小設定が100パーセントであり、読取条件設定(編集情報22)での拡大/縮小設定が50パーセントであり、出力条件設定での拡大/縮小設定が100パーセントである場合には、基本画像データ21から出力画像データを生成する際の拡大/縮小設定は50パーセント(=50パーセント×100パーセント)とされる。このため、出力画像データ生成時に、50パーセントの縮小処理が行われる。なお、縮小処理では、画像データの画素を間引くことで新たな画像データが生成される。また、拡大処理では、画像データの画素を補間して挿入することで新たな画像データが生成される。
制御部7は、上述のようにして出力編集情報を特定すると、出力画像データ41の生成を画像編集部6に実行させる(ステップS26)。画像編集部6は、その基本画像データ21に対して、出力編集情報を適用して出力画像データ41を生成する。この出力画像データ41は、図示せぬRAMなどに一時的に記憶される。
そして、制御部7は、生成された出力画像データ41を出力する(ステップS27)。このとき、ボックス印刷の場合、出力画像データ41が印刷部2に出力され、印刷部2により原稿画像が印刷される。また、ボックス送信の場合、出力画像データ41が通信部3に出力され、通信部3により出力画像データ41が外部へ送信される。

つまり、この実施の形態1のボックス出力では、出力時に、画像読み取り時にユーザにより指定された読取条件および出力条件が考慮された出力編集情報が生成され基本画像データ21に適用される。すなわち、出力時に読取条件および出力条件が一括して適用される。このように、読取条件および出力条件が適用された画像データが出力されるため、ユーザにより指定された読取条件が適用されていない基本画像データ21が文書ボックス11に格納されていることがユーザに意識されずに済む。
以上のようにして、(1)ボックス保存、(2)ボックスプレビューおよび(3)ボックス出力が行われる。
さらに、この実施の形態1では、図6に示すように、文書ボックス11に格納されている保存画像情報31を、上述の出力画像データ41に変換して、その保存画像情報31の代わりにその文書ボックス11に格納させることができる。
その際、ユーザにより、保存画像情報31または文書ボックス11が選択され、選択された保存画像情報31、または選択された文書ボックス11内のすべての保存画像情報31から出力画像データ41が、上述のようにして生成される。つまり、まず、制御部7が、出力条件設定を特定し、指定された保存画像情報31を情報格納部5から読み出して、保存画像情報31における編集情報22および特定した出力条件設定から出力編集情報を特定し、出力画像データの生成を画像編集部6に実行させる。
そして、制御部7は、元の保存画像情報31を文書ボックス11から削除して、その代わりとして、出力画像データ41を文書ボックス11に格納する。なお、このとき、制御部7は、サムネイル画像データ23は削除せずに、出力画像データ41に関連付けて文書ボックス11に格納しておく。
例えば、ユーザが所定の操作を行うと、制御部7は、操作パネル部4の表示装置に、文書ボックスリストを表示させる。文書ボックスリストは、この装置に登録されている1または複数の文書ボックスのリストである。
図7は、図1に示す画像形成装置において表示される文書ボックスリストの一例を示す図である。図7に示す文書ボックスリストでは、各文書ボックスについて、文書ボックスの名称および編集情報の適用状態が表示される。編集情報の適用状態は、その文書ボックス内に保存されているデータが、編集情報22および出力条件設定が適用されたデータであるか否か(つまり、保存画像情報31および出力画像データ41のいずれが保存されているか)を示す。編集情報の適用状態が「未」である場合には、その文書ボックス内では、各画像が保存画像情報31または出力画像データのいずれで保存されていてもよく、編集情報の適用状態が「済」である場合には、その文書ボックス内では、すべての画像が出力画像データ41として保存されている。
また、文書ボックスリストと同一画面内には、「開く」ボタンと「編集適用」ボタンが表示される。操作パネル部4の入力装置がユーザにより操作され、いずれかの文書ボックスが選択され、「開く」ボタンが押下されると、その文書ボックス内に保存されている画像(つまり、文書)のリストが表示される。図8は、図1に示す画像形成装置において表示される文書リストの一例を示す図である。図8に示す文書リストでは、文書の名称および編集情報の適用状態が表示される。編集情報の適用状態は、その文書のデータが、編集情報22および出力条件設定が適用されたデータであるか否か(つまり、保存画像情報31および出力画像データ41のいずれであるか)を示す。編集情報の適用状態が「未」である場合には、その文書について保存画像情報31が保存されており、編集情報の適用状態が「済」である場合には、その文書について出力画像データ41が保存されている。また、文書リストと同一画面内には、「編集適用」ボタンが表示される。
そして、操作パネル部4の入力装置がユーザにより操作され、文書ボックスリストから、編集情報の適用状態が「未」であるいずれかの文書ボックスが選択され、「編集適用」ボタンが押下されると、その文書ボックス内の保存画像情報31が上述のようにして出力画像データ41に変換され、保存画像情報31の代わりに出力画像データ41が保存される。そして、その文書ボックスについての編集情報の適用状態が「済」とされるとともに、文書ボックス内のすべての文書についての編集情報の適用状態が「済」とされる。出力画像データ41のデータ量は、基本画像データ21のデータ量以下となるため、これにより、情報格納部5の空き容量が増加する。
また、操作パネル部4の入力装置がユーザにより操作され、文書リストから、編集情報の適用状態が「未」であるいずれかの文書が選択され、「編集適用」ボタンが押下されると、その文書の保存画像情報31が上述のようにして出力画像データ41に変換され、その保存画像情報31の代わりに出力画像データ41が保存される。そして、その文書についての編集情報の適用状態が「済」とされる。
その後、ボックス出力のとき、ある文書(画像)として保存画像情報31が保存されている場合には、上述のようにして、保存画像情報31および出力条件設定から出力画像データ41が生成され、その出力画像データ41が出力される。
一方、ボックス出力のとき、ある文書(画像)として出力画像データ41が保存されている場合には、その出力画像データ41がそのまま出力される。
以上のように、上記実施の形態1によれば、画像読取部1は、原稿から画像を読み取りデフォルト読取条件に適合した基本画像データ21を生成する。制御部7は、ユーザにより指定される画像読み取り時の読取条件設定を特定する。また、制御部7は、ユーザ操作などに基づいて、保存画像情報および出力画像データのいずれか一方を、情報格納部5に格納させるデータとして選択する。制御部7は、画像出力時の出力条件設定を特定し、基本画像データ21に関連付けられている読取条件設定および出力条件設定から、その基本画像データ21の編集内容を決定する。そして、画像編集部6は、決定された編集内容でその基本画像データ21を編集し出力画像データを生成する。そして、情報格納部5は、各文書について、保存画像情報31および出力画像データ41のいずれか一方のみを格納する。
これにより、読み取られた画像が出力画像データ41として格納された場合、保存画像情報31に比べ、情報格納部5に格納されるデータの量が少なくなり、一方、読み取られた画像が保存画像情報31として格納された場合、出力時の編集の際に、読取条件に適用させるための編集を行っていない画像データを使用することで、ボックス機能を使用する際の画像劣化および再編集の制約を軽減することができる。
また、上記実施の形態1によれば、制御部7は、情報格納部5に格納されている保存画像情報31を情報格納部5から読み出し、その保存画像情報31から出力画像データ41を生成させ、その保存画像情報31を情報格納部5から削除し、生成された出力画像データ41を情報格納部5に格納させる。
これにより、保存画像情報31として情報格納部5に一旦格納された画像について後で出力条件設定が確定したときに、保存画像情報31を出力画像データ41に変換することができ、保存画像情報31に比べ、情報格納部5に格納されるデータの量を少なくすることができる。
実施の形態2.
実施の形態2では、画像形成装置が、実施の形態1と同様の機能を有するとともに、画像読み取り時に、情報格納部5に保存する画像(文書)のデータ形式を、保存画像情報31および出力画像データ41から選択し、そのデータ形式で、画像(文書)のデータを情報格納部5に格納させる。
なお、実施の形態2に係る画像形成装置の構成は、実施の形態1のものと同様であるので、その説明を省略する。ただし、実施の形態2では、ボックス保存時に、制御部7は、以下のように動作する。
実施の形態2では、ボックス保存の際、まず、文書ボックスリストが操作パネル部4の表示装置に表示され、操作パネル部4の入力装置に対するユーザ操作に従って、データ格納先の文書ボックス11が選択される。
図9は、実施の形態2に係る画像形成装置において、ボックス保存時の文書ボックスの選択画面の一例を示す図である。図9に示す選択画面には、文書ボックスリスト、「文書保存」ボタン、および「編集適用切換」ボタンが表示される。この文書ボックスリストには、各文書ボックスの名称および編集情報の適用設定が含まれる。編集情報の適用設定は、画像(文書)が保存画像情報31および出力画像データ41のいずれとしてその文書ボックスに保存されるかを示す。編集情報の適用設定が「適用する」である場合には、画像(文書)が出力画像データ41として保存され、編集情報の適用設定が「適用しない」である場合には、画像(文書)が保存画像情報31として保存される。
「文書保存」ボタンが押下されると、文書ボックスリストにおいてその時点で選択されている文書ボックスが、データ格納先に設定される。
また、「編集適用切換」ボタンが押下されると、文書ボックスリストにおいてその時点で選択されている文書ボックスについての編集情報の適用設定を示す属性データの値が、「適用する」から「適用しない」へ、あるいは「適用しない」から「適用する」へ切り換わる。
その後、制御部7は、編集情報および出力条件設定を適用させるか否かを選択する。つまり、制御部7は、ボックス保存の際に、保存画像情報31および出力画像データ41のいずれを保存するかを選択する。その際、制御部7は、ユーザ操作またはデータ格納先の文書ボックス11に基づいて、保存画像情報31および出力画像データ41のいずれかを選択する。
ユーザ操作に基づいて保存画像情報31および出力画像データ41のいずれかを選択する場合には、制御部7は、操作パネル部4の表示装置に、ユーザの選択操作を促す入力画面を表示させ、操作パネル部4の入力装置に対するユーザ操作に従って、保存画像情報31および出力画像データ41のいずれかを選択する。図10は、実施の形態2に係る画像形成装置において表示される入力画面の一例を示す図である。図10に示す入力画面では、メッセージ「画像に編集情報を適用してから保存しますか?」とともに、「はい」ボタンと「いいえ」ボタンが表示される。そして、「はい」ボタンが押下されると、出力画像データ41が選択され、「いいえ」ボタンが押下されると、保存画像情報31が選択される。
また、データ格納先の文書ボックス11に応じて保存画像情報31および出力画像データ41のいずれかを選択する場合には、文書ボックス11に対して、保存画像情報31および出力画像データ41のいずれで画像(文書)を保存するかを示す属性データ(つまり、編集情報の適用設定を示す属性データ)が設けられ、制御部7は、その属性データの値に応じて、保存画像情報31および出力画像データ41のいずれかを選択する。各文書ボックス11についてのその属性データの値は、操作パネル部4に対するユーザ操作に基づいて設定される。
そして、ボックス保存において保存画像情報31を保存する場合には、上述のようにして、制御部7は、保存画像情報31を、指定された文書ボックス11に格納させる。
一方、ボックス保存において出力画像データ41を保存する場合には、上述のようにして、制御部7は、保存画像情報31(つまり、基本画像データ21および編集情報22)および出力条件設定に従って、画像編集部6に、出力画像データ41を生成させ、生成された出力画像データ41を、指定された文書ボックス11に格納させる。
なお、実施の形態2に係る画像形成装置のその他の動作については、実施の形態1のものと同様であるので、その説明を省略する。
以上のように、上記実施の形態2によれば、画像読取部1により原稿から画像が読み取られるときに、制御部7は、保存画像情報31および出力画像データ41のいずれか一方を、情報格納部5に格納させるデータとして選択し、選択したデータを情報格納部5に格納させる。
これにより、画像読み取り時に出力条件設定が確定している場合には、読み取られた画像を出力画像データ41として格納することで、保存画像情報31に比べ、情報格納部5に格納されるデータの量を少なくすることができる。
なお、上述の各実施の形態は、本発明の好適な例であるが、本発明は、これらに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の変形、変更が可能である。
例えば、上記各実施の形態において、保存画像情報31にサムネイル画像データ23を含めないようにしてもよい。
また、上記各実施の形態においてはプレビュー画像データをボックスプレビュー時に生成しているが、プレビュー画像データをサムネイル画像データ23と同様に生成し、保存画像情報31に予め含めておき、ボックスプレビュー時に使用するようにしてもよい。その場合、プレビュー画像データをサムネイル画像データ23として使用するようにしてもよい。
また、上記各実施の形態において、ユーザにより、文書ボックス11に保存されている画像(つまり、保存画像情報31による画像)を変更可能としてもよい。その場合、以下のような、保存画像編集処理が実行される。例えば、プレビュー画像が表示された後、変更後の条件設定(カラー設定、解像度設定など)がユーザにより入力される。その入力操作が操作パネル部4により検出され、制御部7に通知される。制御部7は、その条件設定で編集情報22を更新する。そして、画像編集部6は、更新後の編集情報22を使用してプレビュー画像データを再生成する。制御部7は、その再生成されたプレビュー画像を操作パネル部4の表示装置に表示させる。このように、保存画像編集処理では、文書ボックス11に格納されている画像が編集される。その際、ユーザによる設定変更に応じて、基本画像データ21は変更されずに編集情報22が変更される。このようにすることで、画像データ出力時になるまで何回保存画像編集処理が実行されても、保存されている基本画像データ21は編集されないため、画像データの編集回数が出力時の1回となり、画像劣化および再編集の制約を軽減することができる。
また、上記各実施の形態において、各条件設定において画像のトリミングを指定可能としてもよい。その場合、基本画像データ21はトリミングされずに、トリミング情報(トリミング位置およびトリミング量)が編集情報22に含められる。そして、出力時およびプレビュー時に、そのトリミング情報が反映されたプレビュー画像データおよび出力画像データが生成される。この場合、例えば、読取条件設定においてトリミングが指定されていても、出力条件設定においてトリミングを解除することで、オリジナルのサイズの画像データを出力することができる。
また、上記実施の形態1において、通信部3とデータ通信可能なホスト装置との間で通信回線を確立し、制御部7は、その通信回線を介してそのホスト装置のドライバ、ユーティリティなどと通信し、操作パネル部4の代わりに、ホスト装置の表示装置(ディスプレイなど)および入力装置(キーボード、マウスなど)を利用して、ユーザ操作を受け付け、そのユーザ操作に従って、保存画像情報31からの出力画像データ41への変換を行うようにしてもよい。その場合、例えば図7および図8に示す画面がホスト装置の表示装置に表示され、ホスト装置の入力装置に対するユーザ操作の情報がその通信回線を介して制御部7に受信される。
本発明は、例えば、コピー機能、ファクシミリ機能などを備えた複合機に適用可能である。
1 画像読取部(画像読取手段)
5 情報格納部(情報格納手段,所定の記録媒体)
6 画像編集部(画像編集手段)
7 制御部(読取条件特定手段,制御手段,出力条件特定手段,編集内容決定手段,選択手段)
11 文書ボックス
21 基本画像データ
31 保存画像情報
41 出力画像データ

Claims (9)

  1. 原稿から画像を読み取り所定のデフォルト読取条件に適合した基本画像データを生成する画像読取手段と、
    ユーザにより指定される画像読み取り時の読取条件設定を特定する読取条件特定手段と、
    前記基本画像データに対する画像出力時の出力条件設定を特定する出力条件特定手段と、
    前記基本画像データに対応する前記読取条件設定および前記出力条件設定から、その基本画像データの編集内容を決定する編集内容決定手段と、
    前記編集内容決定手段により決定された編集内容でその基本画像データを編集し出力画像データを生成する画像編集手段と、
    前記基本画像データおよび前記読取条件設定を関連付けて保存画像情報として格納するか、その保存画像情報に対応する前記出力画像データを格納する情報格納手段と、
    前記保存画像情報および前記出力画像データのいずれか一方を、前記情報格納手段に格納させるデータとして選択する選択手段と、
    を備え
    前記編集内容決定手段は、前記編集内容として、前記基本画像データから前記出力画像データを生成する際の、変更すべき条件項目とその条件項目についての変更量を特定し、
    絶対値が指定される前記条件項目については、前記デフォルト読取条件と前記出力条件設定での値との差違が前記変更量として特定され、
    相対値が指定される前記条件項目については、その条件項目についての前記読取条件設定での値と前記出力条件設定での値とを合成して前記変更量が特定されること、
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 前記選択手段により選択された前記保存画像情報または前記出力画像データを前記情報格納手段に格納させる制御手段を備え、
    前記選択手段は、前記画像読取手段により原稿から画像が読み取られるときに、前記保存画像情報および前記出力画像データのいずれか一方を、前記情報格納手段に格納させるデータとして選択し、
    前記制御手段は、前記画像読取手段により原稿から画像が読み取られるときに、前記選択手段により選択されたデータを前記情報格納手段に格納させること、
    を特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記情報格納手段は、1または複数の文書ボックスを含み、
    前記選択手段は、データ格納先に設定されている文書ボックスに応じて、前記保存画像情報および前記出力画像データのいずれか一方を選択すること、
    を特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記選択手段により選択された前記保存画像情報または前記出力画像データを前記情報格納手段に格納させる制御手段を備え、
    前記制御手段は、前記情報格納手段に格納されている前記保存画像情報について前記選択手段により前記出力画像データが選択された場合、その保存画像情報を前記情報格納手段から読み出し、前記編集内容決定手段および前記画像編集手段によりその保存画像情報から前記出力画像データを生成させ、その保存画像情報を前記情報格納手段から削除し、生成された前記出力画像データを前記情報格納手段に格納させること、
    を特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. 前記情報格納手段は、前記保存画像情報が複数格納されている文書ボックスを含み、
    前記選択手段は、前記文書ボックスについて前記選択手段により前記出力画像データが選択された場合、その文書ボックスに格納されているすべての保存画像情報を前記情報格納手段から読み出し、前記編集内容決定手段および前記画像編集手段によりその保存画像情報から前記出力画像データを生成させ、その保存画像情報をその文書ボックスから削除し、生成された前記出力画像データをその文書ボックスに格納させること、
    を特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  6. 前記読取条件設定は、カラー設定、解像度設定および画質設定のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  7. 前記デフォルト読取条件のうち、カラー設定についてはカラーが指定されることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  8. 前記デフォルト読取条件のうち、解像度設定については、原稿サイズに拘わらず一定の標準解像度が指定されることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  9. 原稿から画像を読み取り所定のデフォルト読取条件に適合した基本画像データを生成するステップと、
    ユーザにより指定される画像読み取り時の読取条件設定を特定するステップと、
    前記基本画像データおよび前記読取条件設定を含む保存画像情報並びにその保存画像情報から生成される出力画像データのいずれか一方を、所定の記録媒体に格納するデータとして選択するステップと、
    所定の記録媒体に格納するデータとして前記出力画像データが選択された場合に、前記基本画像データに対する画像出力時の出力条件設定を特定するステップと、
    所定の記録媒体に格納するデータとして前記出力画像データが選択された場合に、前記読取条件設定および前記出力条件設定から、前記基本画像データの編集内容を決定する編集内容決定ステップと、
    所定の記録媒体に格納するデータとして前記出力画像データが選択された場合に、決定された前記編集内容でその基本画像データを編集し前記出力画像データを生成するステップと、
    所定の記録媒体に格納するデータとして選択された前記保存画像情報および前記出力画像データのいずれか一方を前記所定の記録媒体に格納するステップと、
    を備え、
    前記編集内容決定ステップにおいて、前記編集内容として、前記基本画像データから前記出力画像データを生成する際の、変更すべき条件項目とその条件項目についての変更量を特定し、
    絶対値が指定される前記条件項目については、前記デフォルト読取条件と前記出力条件設定での値との差違が前記変更量として特定され、
    相対値が指定される前記条件項目については、その条件項目についての前記読取条件設定での値と前記出力条件設定での値とを合成して前記変更量が特定されること、
    を特徴とする画像情報保存方法。
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