JP5421350B2 - 改良ソレノイドバルブを備えた吸気バルブの可変駆動システムを有する内燃エンジン、および同エンジン用ソレノイドバルブ - Google Patents

改良ソレノイドバルブを備えた吸気バルブの可変駆動システムを有する内燃エンジン、および同エンジン用ソレノイドバルブ Download PDF

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Description

本発明は、下記構成を備えたタイプの内燃エンジンに関する。
・燃焼チャンバ。
・前記燃焼チャンバに接続された、少なくとも1つの吸気通路および少なくとも1つの排気通路。
・前記吸気通路および前記排気通路に取り付けられた吸気バルブおよび排気バルブ。各バルブには、バルブを閉鎖位置に押し付ける個々の戻りバネが設けられる。
・個々のタペットを介して、吸気バルブを駆動するためのカムシャフト。
・各吸気バルブは、バルブのタペットに接続されたポンプピストンに面した加圧流体チャンバを含む流体圧手段によって、各タペットによって、各戻りバネの動作に抗して制御される。
・閉鎖状態と開放状態との間で制御可能なソレノイドバルブ。前記ソレノイドバルブは、吸気バルブをタペットから分離し、個々の戻りバネによって吸気バルブを迅速に閉鎖する目的で、前記加圧流体チャンバを排出チャネルと連通させる。
・1つ又はそれ以上のエンジン動作パラメータに従って、吸気バルブの開放時期、及び/又は閉鎖時期、及び/又は上昇を変化させるように前記ソレノイドバルブを制御するための電子制御手段。
前記ソレイドバルブは、下記構成を備える。
・円筒状の内部空洞を有するバルブ本体であって、前記加圧流体チャンバと連通する少なくとも1つの吸入開口が、前記本体を放射状に貫通し前記円筒状空洞と接続し、少なくとも1つの排出開口がバルブ本体の端部表面に接続する前記円筒状空洞の端部によって規定されるようにしたバルブ本体。
・前記バルブ本体、または前記バルブ本体に固定された環状エレメントに形成された弁座。前記弁座は、前記円筒空洞と同心の環状エッジによって規定される。
・前記弁座と共に動作する部分および、バルブ本体の前記円筒状空洞の内部において、第1位置と第2位置との間をスライド可能に搭載された円筒形本体を有するバルブエレメント(105)。第1位置では、前記部分が前記弁座と接触して、前記吸入開口と前記排出開口との連通を阻止する。第2位置では、前記部分が前記弁座から離れて、前記吸入開口と前記排出開口との連通を確立する。
・バルブエレメントを前記第1位置および前記第2位置の一方に向けて戻すためのバネ手段。バルブエレメントを他方の位置に向けて移動するように作動可能な電磁石。
・バルブの本体に搭載されたソレノイドを含む前記電磁石。ソレノイドによって制御され、バルブエレメントと連動する可動アンカー。
・該バルブエレメントの本体は、その外表面において、略円錐形状で互いに対向する円錐形を持つ第1および第2の表面部分を有する。両表面は、前記吸入開口から伝達される圧力に曝されており、それによってバルブエレメント(105)は流体圧的にバランスがとれている。
このタイプのエンジンは、出願人の欧州特許出願に係る文献EP-A-2 017 439に記載されている。
(先行技術)
本出願人は、長年、エンジンの吸気バルブの可変作動システムを備えた内燃エンジンを開発しており、「MULTIAIR」の商標で販売している。出願人は、上述のタイプのシステムを備えたエンジンに関する様々な特許や特許出願を有している。
添付図面の図1は、本出願人の有する欧州特許EP 0 803 642 B1に記述されているように、「MULTIAIR」システムを備えたエンジンの断面図を示している。
図1を参照して、図示したエンジンは、シリンダヘッド1を含む多気筒エンジン、例えば直列4気筒エンジンを示す。ヘッド1は、各シリンダごとに、ヘッド1のベース面3によって形成された空洞2を含む。空洞2は、燃焼チャンバを規定し、2つの吸気通路4、5および2つの排気通路6が接続される。2つの吸気通路4、5と燃焼チャンバ2との連通は、2つの吸気バルブ7によって制御される。吸気バルブ7は、従来のマッシュルーム型であり、それぞれヘッド1本体内にスライド可能に搭載されたステム8を備える。
各バルブ7は、ヘッド1の内側表面とバルブの端部保持キャップ10との間に介在するバネ9によって、閉鎖位置に戻される。2つの排気通路6と燃焼チャンバとの連通も従来型の2つのバルブ70によって制御され、バルブ70には、閉鎖位置に戻すためのバネ9が取り付けられる。
各吸気バルブの開口は、以下に記述するように、カムシャフト11によって制御される。カムシャフト11は、ヘッド1の支持機構の内部にある軸12周りに回転可能に搭載され、吸気バルブ7の駆動のための複数のカム14を含む。
吸気バルブ7を制御する各カム14は、タペット16のプレート15と共に動く。タペット16は、軸17に沿ってスライド可能に搭載されており、軸17は、言及した従来技術文献で説明した例の場合、バルブ7の軸に対して約90度に配向している。プレート15は、取り付けられたばねによって、カム14に当接しながら戻る。タペット16は、予め組み立てられたアセンブリ20の本体19に保持されたブッシング18内にスライド可能に搭載される。アセンブリ20は、後述するように、吸気バルブの駆動に関連する全ての電気装置および流体圧装置を組み込んでいる。
ポンプピストン16は、推力をバルブ7のステム8に伝達可能であり、ポンプピストン16に面する圧力チャンパCの中に存在する加圧流体(好ましくは、エンジン潤滑サーキットからの油)および、サブアセンブリ20の本体に支持されたブッシング22からなる円筒本体の中にスライド可能に搭載されたピストン21を用いて、弾性手段9の動作に反してバルブの開放を行う。
更に図1に示す手法として、各吸気バルブ7と連結した加圧流体チャンバCは、ソレノイドバルブ24を通して排出チャネル23と連通するように配置できる。ソレノイドバルブ24は、ここで説明する機能に適合した公知のタイプのものでよく、例えば、アクセルの位置やエンジン回転数などのエンジンの動作パラメータを示す信号Sの関数として、符号25で図示した電子的制御手段により制御される。
ソレノイドバルブ24が開くと、チャンバCはチャネル23と連通し、よってチャンバC中に存在する加圧流体が該チャネルへ流入し、そして吸気バルブ7からカム14のデカプリングおよびそれぞれのタペット16のデカプリングが得られ、それによって吸気バルブ7は、戻りバネ9の動作の下で閉鎖位置に急速に戻るようになっている。従って、チャンバCおよび排気チャネル23の連通を制御することによって、各バルブ7の開放時間および行程(travel)を自在に変化させることができる。
種々のソレノイドバルブ24の排出チャネル23は、圧力アキュムレータ27と連通した同じ長手方向のチャネル26に接続される。これらのうちの1つだけが図1で観察できる。
ブッシング18と関連した全てのタペット16、ブッシング22と関連したピストン21、ソレノイドバルブ24、および個々のチャネル23、26は、エンジン組み立ての速さと容易さという利点で、上述した予め組み立てられたアセンブリ20の本体19によって保持され確保される。
各シリンダと関連した排気バルブ70は、図1に示した実施形態では、従来どおり、個々のタペット29を介して個々のカムシャフト28によって制御される。言及した従来技術文献の場合でも、排気バルブを制御する流体圧駆動システムの応用が一般には排除されていない。
更に図1を参照すると、ブッシング22の内部に規定され、ピストン21に面した可変容量チャンバ(図1ではその最小容量状態を示しており、ピストン21がその上端停止位置にある)は、ブッシング22の端壁に形成された開口30を介して加圧流体チャンバCと連通している。こうした開口30は、ピストン21の突端31(end nose)と係合しており、バルブが閉鎖位置に接近している閉鎖中の段階においてバルブ7の動作の流体圧制動を提供する。可変容量チャンバ内の油が、突端31とそれと係合する開口壁30との間に存在する隙間を通って加圧流体チャンバCの中に強制的に流れ込むためである。開口30による連通に加えて、加圧流体チャンバCおよびピストン21の可変容量チャンバは、ピストン21の本体内に確保され、逆止弁32により制御された内部流路を介して互いに連通する。逆止弁32は、加圧チャンバCからピストン21の可変容量チャンバへの流体の通過のみを許容する。
図1に示した公知のエンジンの通常動作の際、ソレノイドバルブ24が加圧流体チャンバCと排出チャネル23との連通を排除している場合、前記チャンバ内に存在する油は、カム14によって与えられたポンプピストンの動きを、バルブ7の開口を制御するピストン21に伝達する。バルブの開放動作の最初の段階において、チャンバCから来る流体は、逆止弁32を通過し、ピストン21の管状の内部空洞に位置し可変容量チャンバと連通する追加の流路を通過して、ピストン21の可変容量チャンバへ達する。ピストン21の最初の変位後、突端31は開口30から出る。それに従って、チャンバCから来た流体は、開口30を通って可変容量チャンバへの中に直接に入り込むことができ、そしてフリーになる。
前述のようにバルブを閉鎖する反対の動作において、最終段階、例えば、ソレノイドバルブ24を開放し、バルブ7が閉鎖位置へ即座に復帰した後に、突端31が開口30へ入り、バルブの流体圧制動を生じさせ、バルブ本体の弁座への衝撃を回避している。
上述したシステムにおいて、ソレノイドバルブが有効な場合、エンジンのバルブはカムの動作に追従する(フルリフト)。ソレノイドバルブを無効(開放)にすることによって、流体圧チャンバが空になり、各戻りバネの動作に従ってエンジンのバルブ閉鎖が達成され、バルブの早期の閉鎖が得られる。同様に、ソレノイドバルブの開放を遅延させることによって、バルブの遅延開放が得られる。一方、関連するカムが推進している間にソレノイドバルブを有効化および無効化することによって、バルブの遅延開放と早期開放との組合せが得られる。本出願人の欧州特許出願EP 1 726 790 A1の教示に従う代替手段によれば、各吸気バルブが、「マルチリフト」モード、すなわち、2回以上繰り返される開放および閉鎖の「サブサイクル」によって制御可能である。各サブサイクルにおいて、吸気バルブは開放し、そして完全に閉鎖する。電子制御ユニットは、1つ又はそれ以上のエンジン動作パラメータの関数として、吸気バルブの開放瞬間および/または閉鎖瞬間および/または上昇についての変化を得ることができる。このことによって、いかなる動作状況下においても、エンジンの効率を最大にし、燃料消費を低減できる。
添付図面の図2および図3は、MULTIAIRシステムにおいて使用されている公知のソレノイドバルブ(EP-A-2 017 439に記載)の態様および概略図を示している。
図2を参照して、全体を参照番号100で示すソレノイドバルブは、4つの放射状流路102(図ではそのうち2つが見える)を持つ略管状の本体101を備え、流路102は、管状本体101の内部空間101aと接続される。リング103は、その端部エッジとともに、バルブエレメント105に対する弁座104を規定しており、こうした空間内に搭載される。バルブエレメント105は、吸入口i(エンジンのバルブを駆動するシステムの加圧流体チャンバと連通する)と連通する4つの流路102と、本体101の内部空洞の排出口端部106との間の連通を制御することを意図しており、排出口端部106は、排出チャネルと連通する排出口uを構成する。
バルブエレメント105は、筒状本体を有し、通常は、吸入口iと排出口uとの間の開放状態に対応した上昇端停止位置(図2に示される)に、バルブエレメント105と、バルブ本体に固定されたサポートディスク108との間に介在する螺旋バネ107によって維持されている。上述の上昇端停止位置において、バルブエレメントは、ブッシング109の端部に当接しており、ブッシング109は、ブッシング101の空間の上端に固定された筒状本体110間の固定位置にロックされる。磁気回路の一部を含む筒状本体110は、筒状本体101から軸方向に突き出た部分を有し、その周りにソレノイドバルブのソレノイド111が搭載される。ソレノイドは、4つの軸方向溝112a(図ではそのうち2つのみを示す)を備えた略円筒形本体を有する可動アンカー112の動きを制御する。磁気回路は、磁心120(すなわち、ソレノイド111を収納する金属体)および本体101の上側部分によって完成する。推進エレメント113は、管状ロッドの形状をなし、筒状本体110およびブッシング109によって設けられ、その下端部は、通常、螺旋バネ114によってバルブエレメント105と接触した状態に維持される。螺旋バネ114は、軸方向に、可動アンカー112と、および、周りにコイル111が嵌め込まれたキャップ118(筒状本体110に固定される)と一体になったカバー115との間に介在すしており、可動アンカー112と接続される。
前述の構造は、図3に例示するように、バネ107は、通常、バルブを開放状態に維持し、バルブエレメント105を押して、その上昇端停止位置においてブッシング109の端部に当接させ、バルブエレメント105は弁座104から距離Hだけ離れている。同時に、バネ114は、通常、推力エレメント113が連結した可動アンカー112を、推力エレメント113とバルブエレメント105との接触位置に維持する。このような状態において、図2で見えるように、可動アンカー112および筒状本体110は、互いに僅かに離れた対向端面を有する。ソレノイド111が励磁されると、バネ107の動作に反して、バルブエレメント105と弁座104とが接触するまで可動アンカーが下降し、そして、吸入口iおよび排出口uの間の連通を確実に閉鎖する。このような動きは、静止状態において可動アンカー112および筒状体110の対向面の間に存在する空間によって可能になる。
更に図2を参照すると、バネ116がリング103と封止リング117との間に介在している。リング103は筒状本体101に固定され、弁座を規定する。また、封止リング117は、バルブエレメント105の周りに配設され、筒状本体110の下端表面に保持され固定される。従って、バネ116は、バルブエレメント105または可動アンカー112の動きによる影響を受けない。
添付図面の図4は、図2に示すタイプのソレノイドバルブの詳細を具体的に示している。この図において、図3と同じ参照番号を使用しており、バルブエレメント105の詳細が図示されている。バルブエレメント105は、円筒形空間106と同軸で、バルブの本体101に固定されたリング103上に形成された環状エッジ104によって規定された弁座と共に動作する。図4はまた、封止リング117の具体的な実施形態を示している。封止リング117は、プラスチック材料で製作され、バネ116によってエレメント110の端部に接触する位置に保持され、バルブエレメント105の外表面とスライド接触する内側エッジを有する。
図4のバルブエレメント105の外表面には、第1円錐部C1および第2円錐部C2がある。第1円錐部C1は、バルブエレメント105の端部を含み、弁座104と共に動作する。第2円錐部C2は、C1に対し反対向きの円錐形をしており、円錐部の端に行くにつれ直径が小さくなり、バルブエレメント105上部の円筒形表面に接続し、封止リング117内側エッジとスライド接触をする。円錐部C1の外径は、弁座を構成する環状エッジ104の直径(図4AではD2で示す)よりも大きい。図4Aにおいて、バルブエレメント105の円筒外表面とスライド接触をするリング117の環状内側エッジの直径は、D1で示している。
このような公知の手法では、2つのパラメータD1およびD2は、互いに実質上同じであることが理想的である。このような状態において、円錐表面C1,C2は、両方とも吸入開口102によって連通した流体圧力に曝されているため、バルブエレメント105は流体圧力的にバランスさせることができ、即ち、ソレノイド111およびバネ107,114によって発生する力に支配されるだけになる。換言すると、ソレノイド111が、閉鎖位置に向かうバルブエレメント105の動作を制御する場合、バネ107,114に起因する力および、バルブエレメント105と、プラスチック材料で形成された封止リング117との間の摩擦に打ち勝つことが要求されるだけである。
前述のソレノイドにおいて、ソレノイドバルブの動作は、ソレノイドバルブの総動作寿命の間は厳密に一定であり続けるが、実質的に次のような理由による。
なによりもまず、プラスチック材料で形成された封止リング117は、摩擦力を引き起こす。この摩擦力は、予測不可能な値であり、とりわけ、ソレノイドバルブの総動作寿命の間変動する。これらはいずれも、流体の温度変化(封止リング117の弾性を決定する)および、リング117が受ける磨耗に起因する。このような摩擦力の変動は、ソレノイドバルブの種々の挙動に反映される。前述のタイプのシステムにおいては、エンジンの吸入バルブが、常に正確かつ所定の方法によって制御されるのを確保するためには、むしろ、ソレノイドバルブが常に同じ動作特性を維持することが必須である。
もう1つの不具合は、プラスチック材料で形成されたリング117によって得られる封止性に関するもので、漏出量が変動することにあり、これは如何しても影響する。こうした漏出量は、流体の温度条件(ひいては、その粘度)、および、プラスチック材料で形成されたリングの磨耗状態の両方に強く依存する。実際、動作の際、後者は、エレメント105の表面に沿って広がる傾向があり、結果として破損のリスクをもたらし、リング117に対して作用する高い圧力に起因して、大幅かつ予想不可能な漏出量の増加につながることになる。
さらに、前述の構造および配置は、ソレノイドバルブの種々の要素の設計公差連鎖(design tolerance chain)に起因して、エレメント105(および個々の封止表面C1)の軸と、エレメント103によって得られる弁座104の軸との間の不完全な同軸性を生じさせることがある。たとえ、場合によっては、エレメント105と個々のガイド110との間の放射状隙間によって部分的に補償されるとしても、この非同軸性は、エレメント105の静的不確定の状態に導くことがある。そのため、もはや弁座104とは完全に連結できず、この連結の流体封止機能を損なうことになる。この問題は、たとえ表面C1が球状キャップの形状を有するように製作されていても存続する。高価になるが、この手法によって表面C1は、弁座104に対して部分的な自己センタリングを行うが、エレメント105の軸とエレメント103の軸との間の相違が所定の値を上回る場合、問題を解決するのに充分ではない。
しかし、バルブの動作原理により、流体がエレメント105に作用する圧力は、軸方向の合計で実質的にゼロとなる(バランスしたバルブエレメント)。特に、図4Aに示すように、直径の値D1,D2が一致する場合に、このような状態が起こる。
閉鎖位置(ソレノイドが有効である場合に対応する)にある場合のバルブエレメント105について検討する。バルブエレメント105をこの位置に維持するために、電磁石は、バネ107が作用する力、および、直径D2,D1間で規定される表面において、吸入開口102から連通する流体圧力に支配される圧力の合計を打ち勝つことが必要である。明らかなように、直径D2が直径D1よりも大きい場合、全体圧力はバネ107に対抗し、それ故電磁石の動作は促進される。しかし、これによって、ソレノイドの励起が終わった場合、バルブの開放遅延が生ずる(極端な場合、D2がD1よりも大幅に大きい場合、ソレノイドの励起が終わっても封止エレメント105が上昇せず、流れが遮断されてしまう)。反対に、直径D2が直径D1よりも小さい場合、全体圧力はバネ107の動作に対応し、それ故電磁石の動作に対抗する。この場合、ソレノイドの励起が終わるとバルブが早期開放が生ずる。しかし、D2がD1よりも大幅に小さいといった極端な場合、電磁石の力がバルブエレメント105を閉鎖位置に位置決めするのに不十分であろう。
バルブの寿命の間、表面104の不可避な消耗に起因して、直径D2は大きくなる傾向にあり、これが前述のような問題につながることがある。図2に示す既知の手法においては、エレメント103を特に硬質材料で形成することによって対処している。しかしながら、前記リングの組み立てや検査は不利益となることがあり、圧力嵌めによるその位置決めは表面104の歪みをもたらすことがあり、しかしながら、このようなことがリング103をバルブ本体101の内部に位置決めする前に起こる。
最後に、吸気バルブを個々のタペットから迅速に切り離して、そして個々の戻りバネによって吸気バルブを迅速に閉鎖するように、ソレノイドバルブ24の介在時間を減少させるためには、前記ソレノイドバルブ24の最大流量を増加させる必要が生じる。エレメント105が許容される最大限の上昇と関連する封止直径D1(≒D2)は、エレメント105と、対応する弁座104との間の流体の流路表面を規定し、よってソレノイドバルブ24を横断できる最大流量の観点でソレノイドバルブの性能を規定する。最大上昇が電磁石によって規定されるならば、ソレノイドバルブの性能が増加するためには、影響を及ぼす唯一のパラメータは封止直径D1(≒D2)である。一方、吸入開口102から流入する最大圧力が同じ値であることを考慮すると、封止直径D1(≒D2)が増加に伴って、前述した流体圧のアンバランスの増加が比例して起こり、それ故、バルブの機能不良の確率が高くなる。
(発明の目的)
本発明の目的は、本発明の冒頭で示したタイプの吸気バルブの可変駆動のためのシステムを備えたエンジン用の改良ソレノイドバルブを提供することであり、これによりソレノイドバルブの総動作寿命を通じて正確で信頼性があり、均等な動作を確保している。さらに本発明の目的は、先行技術に係るソレノイドバルブの性能を流量の観点で改善することである。
また、本発明の他の目的は、比較的簡単で安価な構造を有するソレノイドバルブを用いて、そのような問題を解決することである。
(発明の概要)
こうした目的を達成するために、本発明は、本明細書の冒頭に示した特徴を有するエンジンを提供することを狙いとし、エンジンは更に次のような特徴を有する。
・前記バルブエレメントの本体は、前記バルブ本体の円筒形空洞の内部にスライド可能に直接搭載され、封止リングを使用しない。
・バルブエレメント本体の前記第1のおよび第2の円錐表面部は、バルブエレメント本体の円筒形外表面に形成される円周溝の、軸方向の対向端部によって規定される。前記円錐表面部の一方は、弁座と共に動作するバルブエレメントの上述した部分を構成する。他方の円錐表面部は、弁座を規定する前記環状エッジの直径とほぼ一致する外径を有する。
上述の特徴によって、一方では、公知の手法で提供されていた、封止リングで発生する摩擦力の変動性から派生する不確定要素を取り除くという利点が得られる。他方では、ソレノイドバルブの総動作寿命を通じてバルブエレメントの静的不確定という上述した問題に起因した非閉鎖というリスクを取り除くことができる。前述のように、図2や図4に示した公知のソレノイドバルブの場合、バルブエレメントは、バルブ本体101に固定された分離エレメント(図2のエレメント110)の内部にスライド可能に搭載されている。本発明の場合、バルブエレメントは、バルブ本体の円筒形空洞の内部にスライド可能に直接搭載され、それ故、ソレノイドバルブの様々な要素の設計公差連鎖に起因した不正確可能性を低減できる。
封止リングの除去により、そこから発生する摩擦力の予測不可能性や変動性に起因した前述の不具合を克服する。本発明に係るソレノイドバルブにおいて、封止性は、「ダイナミック」封止、即ち、バルブエレメントとバルブ本体の円筒形空洞との間に存在する隙間を所定の最小値まで単に低減することによって得られる。さらに、バルブエレメントがバルブ本体の空洞内部にスライド可能に搭載されていること、およびバルブエレメントの外表面の2つの円錐表面部分が、バルブエレメントの外表面に設けられた円周溝の、軸方向の対向端部によって規定されることによって、このような円錐表面部を単一の機械加工作業(研磨)によって提供でき、また、互いに連結されるエレメントの軸間の誤差をもたらす製造誤差のリスクを最小限に低減できる。
さらに、バルブエレメントと個々の弁座(D2)との連結によって規定される封止直径が磨耗によって増加する傾向を克服するために、本発明の場合でも、特に硬質材料で形成されたリングに封止弁座を設けることが可能である(こうした目的で熱処理を施してもよい)。しかしながら、上述の公知技術と比べて、本発明における前記リングの位置は単純化されていることが言えよう。
さらに、後で詳細に判るように、本発明の場合、弁座表面と、バルブエレメントがスライド可能に搭載された円筒形表面とを、同じ機械加工作業によって同時に提供できる可能性により、弁座の真円度および、バルブエレメントがスライド可能に搭載される円筒形表面との同心性を確保できる。
したがって、本発明による手法では、ソレノイドバルブの総動作寿命を通じてソレノイドバルブの変動特性の可能性のある全ての原因が減少し除去される。本発明によるソレノイドバルブはまた、簡単で安価に製造できる。それによって、封止直径D1,D2、即ち、ソレノイドバルブの性能を増加できる。
別個に考えると、前述のソレノイドバルブはまた、本発明の1つの装置を形成する。
本発明の更なる特徴および利点は、添付の図面の参照に従った記述から明らかとなるが、添付の図面は単なる非限定的な例に過ぎない。
前述のように、本出願人の欧州特許出願に係る文献EP-A-2 017 439に記載されているタイプの、先行技術についての内燃エンジンの断面図である。 前述のように、本出願人の欧州特許出願に係る文献EP-A-2 017 439に記載されているタイプの、先行技術についてのソレノイドバルブの断面図である。 同様に上述のように、図2のソレノイドバルブの概略図である。 上述のように、先行技術の一部の具体的な実施形態における、図2のソレノイドバルブの詳細拡大図である。 同様に上述のように、図4の詳細拡大図を示す。 通常開放タイプの、本発明に係るソレノイドバルブの第1実施形態を示す。 通常開放タイプの、本発明に係るソレノイドバルブの第2実施形態を示す。 通常閉鎖タイプの、本発明に係るソレノイドバルブのその他の実施形態を示す。
本発明は、エンジンの吸気バルブの可変動作のためのMULTIAIRシステムを有する上述のタイプの内燃エンジンであって、前述の新たな特徴を有するソレノイドバルブを備える内燃エンジンを提供することを目的とする。
本発明はまた、内燃エンジンの吸気バルブの可変動作のためのMULTIAIRシステム、または、2ウェイ(1つの吸入口と1つの排出口)ソレノイドバルブの応用および、ソレノイドバルブの総動作寿命を通じて正確かつ一定な動作特性が有用となり得る他のシステムに用いるのに適切な、別個に考えられるこうしたソレノイドバルブを提供することを目的とする。
添付図面の図1〜図4については、既に述べている。図5〜図7において、図2〜図4のものと対応する部分は、同じ参照番号を用いて示している。
図5は、本発明に係るソレノイドバルブの第1実施形態を示す。この図を参照すると、上述の公知の手法と比べて第1に考慮すべき相違点は、バルブエレメント105がバルブの円筒形空洞101aの内部にスライド可能に直接搭載されており、図2のエレメント110のように、このような空洞内に搭載されたエレメントが介在していないという点である。
図2に示す公知の手法と比べて第2に考慮すべき相違点は、バルブエレメント105の本体が、図2および図4のリング117のタイプの封止リングを設置することなく、空洞101a内部にスライド可能に搭載されているという点である。封止リングの排除は、ダイナミック封止が適用された、即ち、バルブエレメント105とバルブ本体の円筒形空洞101aとの間の隙間を最小限に低減したことによって可能になる。
図2に示す公知の手法と比べて、本発明のソレノイドバルブのさらに考慮すべき相違点は、この場合、バルブエレメント105の2つの円錐表面部C1,C2は、本体105の円筒形外表面に形成された円周溝Nの対向端部によって規定されることである。図5に示す手法においては、上側の円錐表面部C1は、円筒形空洞101aに隣接し、本体101内部に設けられた位置に規定された弁座104と共に動作する。
また、図5の場合において、バネ107がバルブエレメント105を開放位置に維持しており、その場合、円錐表面部C1は弁座104から離れている。ソレノイド111が有効になると、可動アンカー112がエレメント110に対して下向きに移動し、ステム113を移動して、バルブエレメント105を閉鎖位置に向けて押す。閉鎖位置において、円錐表面部C1は弁座104と接触する。
明らかなように、円錐表面部C1,C2の双方は、吸入開口102から連通する流体圧に曝される。従って、円錐表面部C2の外径が、弁座104を規定する環状エッジの直径と同一である場合、バルブエレメント105は完全にバランスして、ソレノイドは、バネ107,118の合計の力に打ち勝つことが要求されるだけである(エレメント105,101aのダイナミック封止を規定する円筒形表面の間には最小の摩擦成分が存在する。図2の手法の弾性リング117に関して発生するものとは対照的である。この場合、バルブの寿命を通じて摩擦成分はより小さく安定している)。
前述したバルブエレメント105の構造に起因して、円錐表面部C1,C2は、単一の機械加工作業によって得られ、これにより円周溝Nが形成される。このことは、機械加工精度を容易に確保して、バルブエレメントのバランス状態を確保している。
図5を参照すると、バルブエレメントがその開放位置にある場合(図に示す)、吸入口102から来る加圧流体は、円周溝Nによって規定されるチャンバを通って、エレメント110の端面で得られる流路110a,110bを通って、そして、開口105aを通って排出口106に到達する。開口105aは、バルブエレメント105の上端に設けられ、バルブエレメント105本体の内部円筒形空洞に接続される。内部円筒形空洞は、その下端部においてソレノイドバルブの排出口106と接続される。
上述のように、図5のソレノイドバルブの特有の配置および構造によって、弁座104に対する可動エレメント105の完全な閉鎖および封止状態が確保される。プラスチック材料で形成された封止リングの排除により、バルブエレメントについてこうした封止リングによって発生する摩擦力、および、とりわけ、磨耗に起因した経時的なこうした摩擦力の変動の予測不可能性に関連する不具合が克服される。また、封止リングの排除により、ソレノイドバルブの動作の安定性および頑丈さの利点に対する漏出増加のリスクを排除している。
従って、本発明に係るソレノイドバルブにおいて、その総動作寿命を通じてソレノイドバルブの動作均一性が確保される。これは、エンジンの吸気バルブの開放時期および閉鎖時期を正確かつ所定の方法で制御することを目的とした、本発明に係るエンジンの本質的な特徴である。
図6は、本発明のソレノイドバルブの第2実施形態を示し、ここでは、バルブエレメント105は、前方部においてソレノイド111の端部に面した円盤状の可動アンカー112と直接接続している。ソレノイド111は、バルブ本体101の拡大端部に封止リング111bの介在によって固定された円筒ケーシング111aの内部に搭載された環状部材によって支持されている。この場合、バルブエレメント105が可動アンカー112と直接接続していることを考慮すると、推進エレメント113は設けられておらず、それゆえ、そこに連結するバネ118も排除されている。代わりに、ここではソレノイド111を支持する本体の空洞内部に収納され、バルブエレメント105を下向きに移動させようとする(図6参照)バネ107が設けられる。そのため、この場合、弁座104と共に動作する円錐表面部C1は、円周溝Nの下端(図を参照)に形成されたものである。実際、ソレノイドバルブは、図6に見られるように、通常は開放しており、ソレノイドの励起が終わると、ソレノイドバルブの開放状態になる。このとき、円錐表面部C1は弁座104から離れており、吸入口102は、バルブ本体101の内部円筒形空洞101aの下端に形成された排出口106と直接連通する。
図2の公知の手法において、電磁石はドライ環境にあり、即ち、流体から隔離されている。このことは、コストを要し、ソレノイド111の巻線の効率低下をもたらす。可動アンカー112とコア120の間に放射状の隙間が必然的に設けられることにより、ソレノイドの効率損失を引き起こすからである。図6の手法では、代わりに、非磁性の隙間は、可動アンカー112と、対向するソレノイド111の端面との間の軸方向距離に対応したものだけであり、ゆえに、ソレノイドが生成した磁場をより効率的に利用することができる。
図7の実施形態は、図6の実施形態と同様に、バルブエレメント105が可動アンカー112と直接接続された配置である。こうした可動アンカー112は、ソレノイド111およびコア120の下端表面に面する円盤形状である。図6の手法との相違点は、図7のソレノイドバルブは、ノーマルクローズタイプである点である。
この場合、弁座104は、本体101内部に位置決めされたリング103に設けられる。該リングを挿入する目的は、弁座104の材料と、円筒本体101の材料とを異ならせる可能性があることである。この手法によって、電磁的特性(円筒本体101は磁気回路の一部である)に依存する円筒本体101の材料の最適化が可能になるとともに、これによりリング103の材料の最適化が可能になり、エレメント105と接触することを考慮すると、特に磨耗耐性がある硬質材料を選択できる(実際、良好な強磁性特性を持つ材料は、通常は磨耗耐性が乏しい)。
本体101の中にリング103を圧力嵌めした後、リング103および管状本体101のアセンブリは、リング103で規定される弁座104と円筒形表面101aとの同心性が確保されるように(即ち、直径D1≒D2となるように)研磨が可能である。
従って、バルブ本体101と同時に機械加工される硬質材料製のリング103における表面104の位置決めにより、動的なバランスおよび直径D1≒D2の一致が確保される。
従って、リング103で規定される弁座104と共に動作する円錐表面部C1は、円周溝Nの上端に形成されたものである。それ故、バネ107は、通常、円錐表面部C1を弁座104に接触するように維持するとともに、ソレノイド111の励磁により、可動アンカーの上昇112(図を参照)およびソレノイドバルブの開放を生じさせる。こうした開放状態において、吸入開口102から来た加圧流体は、溝Nで規定される円周チャンバの中を通り、可動エレメント105の周囲および上方に形成された流路110a,110bを通り、バルブエレメント105の上端に形成された軸方向の流路105aを通って排出開口106に到達する。
また、図6および図7の実施形態の場合、流体圧学的にバランスの取れたバルブエレメントが得られ、その動作がソレノイドバルブの寿命期間の変動に影響されないというより高い利点が維持される。
明らかに、本発明の原理に対する先入観なしに、説明および図示したものに関して、本発明の保護範囲から逸脱することなく、構成ま詳細や実施形態については幅広く変更してもよい。特に、リング103中に設けられる弁座104は、図5および図6に示す図面にも適用できる。
さらに、ここで説明した内容は、弁座104と係合するエレメント105の表面が球状キャップを有し、弁座104が円錐台形状である場合であっても適用される。

Claims (14)

  1. ・燃焼チャンバと、
    ・前記燃焼チャンバに接続された、少なくとも1つの吸気通路(4)および少なくとも1つの排気通路(6)と、
    ・前記吸気通路(4)および前記排気通路(6)に取り付けられた吸気バルブ(7)および排気バルブ(70)であって、バルブを閉鎖位置へ押す個々の戻りバネ(9)がそれぞれ設けられた吸気バルブ(7)および排気バルブ(70)と、
    ・個々のタペット(15)を介して、吸気バルブ(7)を駆動させるためのカムシャフト(11)とを備え、
    ・各吸気バルブ(7)は、バルブのタペット(15)に接続するポンプピストン(16)に面した加圧流体チャンバ(C)を含む流体圧手段によって、各タペット(15)によって前記戻りバネ(9)の動作に抗して制御されるようにした内燃エンジンであって、
    前記内燃エンジンは、
    ・閉鎖状態と開放状態との間で制御可能なソレノイドバルブ(24)であって、吸気バルブをタペット(15)から分離し、個々の戻りバネ(9)によって吸気バルブを迅速に閉鎖させる目的で、前記加圧流体チャンバ(C)を排出チャネル(23)と連通させるソレノイドバルブ(24)と、
    ・1つ又はそれ以上のエンジン動作パラメータに従って、吸気バルブの開放時期、及び/又は閉鎖時期、及び/又は上昇を変化させるように前記ソレノイドバルブ(24)を制御するための電子制御手段(25)と、をさらに備え、
    前記ソレイドバルブ(24)は、
    ・円筒状の内部空洞(101a)を有するバルブ本体(101)であって、前記加圧流体チャンバ(C)と連通する少なくとも1つの吸入開口(102)が、前記本体(101)を放射状に貫通し前記円筒状空洞(101a)と接続し、少なくとも1つの排出開口(106)がバルブ本体(101)の端部表面に接続する前記円筒状空洞(101a)の端部によって規定されるようにしたバルブ本体(101)と、
    ・前記バルブ本体(101)、または前記バルブ本体に固定された環状エレメント(103)に形成された弁座(104)であって、前記円筒形空洞と同心の環状エッジによって規定される弁座(104)と、
    ・前記弁座(104)と共に動作する部分(105a)および、バルブ本体(101)の前記円筒状空洞(101a)の内部において、第1位置と第2位置との間をスライド可能に搭載された円筒形本体を有するバルブエレメント(105)であって、第1位置では、前記部分(105a)が前記弁座(104)と接触して、前記吸入開口(102)と前記排出開口(106)との連通を阻止し、第2位置では、前記部分(105a)が前記弁座(104)から離れて、前記吸入開口(102)と前記排出開口(106)との連通を確立するようにしたバルブエレメント(105)と、
    ・バルブエレメント(105)を前記第1位置および前記第2位置の一方に向けて戻すためのバネ手段(107)と、バルブエレメント(105)を他方の位置に向けて移動するように作動可能な電磁石と、
    ・バルブの本体(101)に搭載されたソレノイド(111)を含む前記電磁石と、ソレノイドによって制御され、バルブエレメント(105)と連動する可動アンカー(112)と、を備え、
    ・該バルブエレメント(105)の本体は、その外表面において、略円錐形状で互いに対向する円錐形を持つ第1および第2の表面部分(C1、C2)を有し、両方の表面部分は前記吸入開口から伝達される圧力に曝されており、それによってバルブエレメント(105)は流体圧的にバランスがとれており、即ち、前記ソレノイドおよび前記弾性手段(107)の動作に影響されるだけであり、
    ・前記バルブエレメント(105)の本体は、封止リングを使用することなく、前記バルブ本体の円筒形空洞(101a)の内部にスライド可能に直接搭載されており、
    ・バルブエレメント(105)本体の前記第1および第2の表面部分は、バルブエレメント(105)本体の円筒形外表面に形成された円周溝の、軸方向の対向端部によって規定され、前記円錐表面部の一方(C1)は、弁座(104)と共に動作するバルブエレメント(105)の前記部分を構成し、他方の円錐表面部(C2)は、弁座(104)を規定する前記環状エッジの直径とほぼ一致する外径を有することを特徴とする、内燃エンジン。
  2. 前記バネ手段(107)は、バルブエレメント(105)を、その通常開放位置に向けて押すことを特徴とする請求項1記載のエンジン。
  3. 前記電磁石の可動アンカー(112)には、バルブエレメント(105)から分離して、前記バネ手段(107)の動作に抗してバルブエレメント(105)を閉鎖位置に押すための推進エレメント(113)が設けられることを特徴とする請求項2記載のエンジン。
  4. 前記バルブエレメント(105)は、前記可動アンカー(112)と剛性接続され、
    前記可動アンカー(112)は、その前部で前記ソレノイド(111)の端部に面する円盤形状であることを特徴とする請求項2記載のエンジン。
  5. 前記バネ手段(107)は、バルブエレメント(105)をその閉鎖位置に向けて押しており、
    前記バルブエレメント(105)は、前記可動アンカー(112)と剛性接続され、
    前記可動アンカー(112)は、その前部で前記ソレノイド(111)の端部に面する円盤形状であることを特徴とする請求項1記載のエンジン。
  6. 前記弁座(104)は、バルブ本体(101)と剛性接続したリング(103)に設けられ、前記リングは硬質材料によって形成され、前記本体(101)は高透磁率材料によって形成されることを特徴とする請求項1記載のエンジン。
  7. 前記リング(103)は、圧力嵌めまたは溶接によってバルブ本体(101)と剛性接続され、
    リング(103)およびバルブ本体(101)のアセンブリは、弁座(104)と、バルブエレメントがスライド可能に搭載されたバルブ本体の内部表面(101a)との間の同心性を確保するように同時に研磨されていることを特徴とする請求項6記載のエンジン。
  8. ・円筒状の内部空洞(101a)を有するバルブ本体(101)であって、前記加圧流体チャンバ(C)と連通する少なくとも1つの吸入開口(102)が、前記本体(101)を放射状に貫通し前記円筒状空洞(101a)と接続し、少なくとも1つの排出開口(106)が、バルブ本体(101)の端部表面に接続する前記円筒状空洞(101a)の端部によって規定されるようにしたバルブ本体(101)と、
    ・前記バルブ本体(101)、または前記バルブ本体に固定された環状エレメント(103)に形成された弁座(104)であって、前記円筒形空洞と同心の環状エッジによって規定される前記弁座(104)と、
    ・前記弁座(104)と共に動作する部分(105a)および、バルブ本体(101)の前記円筒状空洞(101a)の内部において、第1位置と第2位置との間をスライド可能に搭載された円筒形本体を有するバルブエレメント(105)であって、第1位置では、前記部分(105a)が前記弁座(104)と接触して、前記吸入開口(102)と前記排出開口(106)との連通を阻止し、第2位置では、前記部分(105a)が前記弁座(104)から離れて、前記吸入開口(102)と前記排出開口(106)との連通を確立するようにしたバルブエレメント(105)と、
    ・バルブエレメント(105)を前記第1位置および前記第2位置の一方に向けて戻すためのバネ手段(107)と、バルブエレメント(105)を他方の位置に向けて移動するように作動可能な電磁石と、
    ・バルブの本体(101)に搭載されたソレノイド(111)を含む前記電磁石と、ソレノイドによって制御され、バルブエレメント(105)と連動する可動アンカー(112)と、を備えるソレノイドバルブであって、
    ・該バルブエレメント(105)の本体は、その外表面において、略円錐形状で互いに対向する円錐形を持つ第1および第2の表面部分(C1、C2)を有し、両方の表面部分は前記吸入開口から伝達される圧力に曝されており、それによってバルブエレメント(105)は流体圧的にバランスがとれており、即ち、前記ソレノイドおよび前記弾性手段(107)の動作に影響されるだけであり、
    ・前記バルブエレメント(105)の本体は、封止リングを使用することなく、前記バルブ本体の円筒形空洞(101a)の内部にスライド可能に直接搭載されており、
    ・バルブエレメント(105)本体の前記第1および第2の表面部分は、バルブエレメント(105)本体の円筒形外表面に形成された円周溝の、軸方向の対向端部によって規定され、前記円錐表面部の一方(C1)は、弁座(104)と共に動作するバルブエレメント(105)の前記部分を構成し、他方の円錐表面部(C2)は、弁座(104)を規定する前記環状エッジの直径とほぼ一致する外径を有することを特徴とする、ソレノイドバルブ。
  9. 前記バネ手段(107)は、バルブエレメント(105)を、その通常開放位置に向けて押すことを特徴とする請求項8記載のソレノイドバルブ。
  10. 前記電磁石の可動アンカー(112)には、バルブエレメント(105)から分離して、前記バネ手段(107)の動作に抗してバルブエレメント(105)を閉鎖位置に押すための推進エレメント(113)が設けられることを特徴とする請求項9記載のソレノイドバルブ。
  11. 前記バルブエレメント(105)は、前記可動アンカー(112)と剛性接続され、
    前記可動アンカー(112)は、その前部で前記ソレノイド(111)の端部に面する円盤形状であることを特徴とする請求項9記載のソレノイドバルブ。
  12. 前記バネ手段(107)は、バルブエレメント(105)をその閉鎖位置に向けて押しており、
    前記バルブエレメント(105)は、前記可動アンカー(112)と剛性接続され、
    前記可動アンカー(112)は、その前部で前記ソレノイド(111)の端部に面する円盤形状であることを特徴とする請求項8記載のソレノイドバルブ。
  13. 前記弁座(104)は、バルブ本体(101)と剛性接続したリング(103)に設けられ、前記リングは硬質材料によって形成され、前記本体(101)は高透磁率材料によって形成されることを特徴とする請求項8記載のソレノイドバルブ。
  14. 前記リング(103)は、圧力嵌めまたは溶接によってバルブ本体(101)と剛性接続され、
    リング(103)およびバルブ本体(101)のアセンブリは、弁座(104)と、バルブエレメントがスライド可能に搭載されたバルブ本体の内部表面(101a)との間の同心性を確保するように同時に研磨されていることを特徴とする請求項13記載のソレノイドバルブ。
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